JP2000343536A - 免震装置の外皮形成方法 - Google Patents
免震装置の外皮形成方法Info
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Abstract
に優れた被覆層を容易かつ効率的に形成する。 【解決手段】 型10の中に、型10の内周面と免震装
置本体1の外周面との間に所定のスペースSをあけて免
震装置本体1を配置し、このスペースSに被覆材となる
液状材料Gを注入して硬化させることにより、免震装置
本体1の外周に被覆層を形成する免震装置の外皮形成方
法。型10に液状材料Gの注入孔15と排気孔14とが
設けられており、液状材料Gを注入孔15から注入する
ときに排気孔14を介して型10内を排気する。
Description
方法に係り、特に免震装置本体の外周に内部の保護性能
や外観に優れた被覆層を容易かつ効率的に形成する方法
に関する。
「内層ゴム」と称す。)とを交互に積層した積層構造を
有する免震ゴムが、地震時に要求される防振性、吸振性
等を満たす支承部材として実用に供されるようになって
きている。
性、難燃性等を付与する目的で、その外周に被覆層を形
成することが行われている。
されている。 板状のゴムを免震ゴムの外周に巻き付ける。 硬質板を配置した型内に内層ゴム及び被覆ゴムを注
入して加硫一体成形する。 硬質板とゴム層との積層体を型内に配置して、型の
内周面と積層体の外周面との間のスペースに液状ゴムを
注入して硬化させる(特許第2844078号)。
来の被覆層の形成方法のうち、の方法では板状ゴムの
巻き付けに手間がかかり、しかも形成された被覆層の密
着性が悪いという欠点がある。
れ、材料や成形条件の多様化を図ることができない。
り空気が巻き込まれたり、型内での注入スペースでの液
状ゴムの流れが悪いために、形成された被覆層の外観や
保護効果に劣るといった欠点がある。
装置本体の外周に内部の保護性能や外観に優れた被覆層
を容易かつ効率的に形成する免震装置の外皮形成方法を
提供することを目的とする。
形成方法は、型の中に、該型の内周面と免震装置本体の
外周面との間に所定のスペースをあけて該免震装置本体
を配置し、該スペースに被覆材となる液状材料を注入し
て硬化させることにより、免震装置本体の外周に被覆層
を形成する免震装置の外皮形成方法であって、該型に液
状材料注入孔と排気孔とが設けられており、液状材料を
該注入孔から注入するときに該排気孔を介して型内を排
気することを特徴とする。
内を排気するため、液状材料への空気の巻き込みが防止
されると共に、液状材料が型内で円滑に流動し、良好な
被覆層を形成することができる。
ようにして行うことができる。 排気孔に真空ポンプを接続して排気する。 免震装置本体を内部に配置した型を槽内に配置し、
この槽内を排気することにより排気孔を介して型内を排
気する。
次のようなものが挙げられる。 (1) 胴部、底部及び天蓋部を備え、免震装置本体の底
面を型の底部に当接させ、免震装置本体の上面を型の天
蓋部に当接させるようにしたもの。 (2) 免震装置本体が上端及び下端にそれぞれ側外方に
張り出すフランジを有する場合において、筒胴形状の型
で、型の上端面を免震装置本体の上側のフランジの下面
に当接させ、型の下端面を免震装置本体の下側のフラン
ジの上面に当接させるようにしたもの。
シリコーンゴム、液状ポリサルファイドゴム又は液状ポ
リイソブチレン等の液状ゴムが好ましい。
施の形態を詳細に説明する。
の形態を示す断面図である。図3は本発明で用いる型の
実施の形態を示す断面図である。
って、複数の硬質板2と内層ゴム3とが交互に積層さ
れ、上下の端面にフランジ4,4が設けられている。
本体1が胴部11、底部12及び天蓋部13を有する型
10内に、免震装置本体1の下部フランジ4の底面を型
10の底部12に当接させ、免震装置本体1の上部フラ
ンジ4の上面を型10の天蓋部13に当接させて配置さ
れている。この免震装置本体1の外周面と型10の内周
面との間には、被覆層形成用のスペースSが設けられて
いる。
設けられ、下部には液状ゴムの注入孔15が設けられて
いる。
装置16が接続され、注入孔15に液状ゴムの注入装置
17が接続されており、注入装置17により注入孔15
から液状ゴムを型10内のスペースSに注入するに際し
て、排気孔14を介して真空装置16の真空ポンプによ
り型内の空気を吸引する。
状ゴムは空気を巻き込むことなく、型10内のスペース
Sを円滑に流動し、図1(b)に示す如く、該スペース
Sを充満させる。液状ゴムGをスペースSに充満させた
後は、当該液状ゴムGの硬化方法に従って硬化させ、そ
の後脱型することにより免震装置の外皮を形成すること
ができる。
置した型10を真空槽20内に配置し、この真空槽20
内を真空槽20の排気孔21により真空ポンプ(図示せ
ず)で真空引きすることにより、型10の排気孔14を
介して型10内を排気するようにし、真空槽20の注入
孔22と型10の注入孔15とを注入管23で連絡し、
真空槽20の注入孔22、注入管23を経て液状ゴムを
型10内に注入するようにしたものであり、この方法で
も、液状ゴムの注入に当り、真空槽20内を真空引きす
ることにより、空気を巻き込むことなく円滑に注入する
ことができるようになる。
上下のフランジ4,4の側外方への張り出し幅が小さい
ものであるが、このフランジが側外方へ比較的大きく張
り出したものもある。このような免震装置本体の場合に
は、筒胴形状の型を用いて、容易な構成で容易に外皮形
成を行うことができる。
であって、図3に示す免震装置本体1Aは、複数の硬質
板2と内層ゴム3とが積層されてなる積層体の上下端面
に、側外方に比較的大きく張り出したフランジ4A,4
Aが設けられたものである。この免震装置本体1Aに対
して、筒胴形状の型30が、その上端面を免震装置本体
1Aの上側のフランジ4Aの下面に当接させ、下端面を
下側のフランジ4Aの上面に当接させるようにして取り
付けられている。
入孔32が設けられており、この排気孔31、注入孔3
2に、図1に示す如く、それぞれ真空装置と注入装置を
取り付けることにより、或いはこの型30を取り付けた
免震装置本体1Aを図2に示す如く、真空槽内に配置す
ることにより、同様に液状ゴムの注入と共に排気を行っ
て、良好な外皮形成を行うことができる。
は、液状シリコーンゴム、液状ポリサルファイドゴム又
は液状ポリイソブチレン等の液状ゴムを好適に用いるこ
とができる。
震装置本体の外表面は液状ゴムとの接着性を向上させる
ために、プライマー処理を施しておくことが好ましい。
び注入孔は必ずしも1個ずつである必要はなく、いずれ
か一方或いは双方が2個以上設けられていても良い。い
ずれの場合においても、排気孔は型の上部に、注入孔は
型の下部に設けることが好ましい。
り具体的に説明する。
((株)ブリヂストン製「プライマーD」)を塗布して
型内に配置し、型内を真空装置で排気しつつ、注入孔か
ら液状シリコーンゴム((株)ブリヂストン製「ペタム
2000M」の主材と硬化剤とを100:6(重量比)
で自動撹拌機により撹拌したもの)を注入し、常温硬化
させた。
て観察したところ、空気層もなく均一で良好な外観を呈
していた。
実施例1と同様にして外皮の形成を行ったところ、形成
された外皮は流れ不良による欠陥があり、また切断面に
は空気層が存在した。
外皮形成方法によれば、免震装置本体の外周に内部の保
護性能や外観に優れた被覆層を容易かつ効率的に形成す
ることができる。
を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
型の異なる実施の形態を示す断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 型の中に、該型の内周面と免震装置本体
の外周面との間に所定のスペースをあけて該免震装置本
体を配置し、 該スペースに被覆材となる液状材料を注入して硬化させ
ることにより、免震装置本体の外周に被覆層を形成する
免震装置の外皮形成方法であって、 該型に液状材料注入孔と排気孔とが設けられており、液
状材料を該注入孔から注入するときに該排気孔を介して
型内を排気する免震装置の外皮形成方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記排気孔に真空ポ
ンプを接続して排気を行うことを特徴とする免震装置の
外皮形成方法。 - 【請求項3】 請求項1において、前記免震装置本体を
内部に配置した型が槽内に配置され、該槽内が排気され
ることにより前記排気孔を介して該型内からの排気が行
われることを特徴とする免震装置の外皮形成方法。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
て、該型は胴部、底部及び天蓋部を備えており、 前記免震装置本体の底面を該底部に当接させ、該免震装
置本体の上面を該天蓋部に当接させることを特徴とする
免震装置の外皮形成方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
て、前記免震装置本体は上端及び下端にそれぞれ側外方
に張り出すフランジを備えており、 前記型は筒胴形状のものであり、該型の上端面を上側の
該フランジの下面に当接させ、該型の下端面を下側の該
フランジの上面に当接させることを特徴とする免震装置
の外皮形成方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
て、前記液状材料が液状ゴムであることを特徴とする免
震装置の外皮形成方法。 - 【請求項7】 請求項6において、該液状ゴムが液状シ
リコーンゴム、液状ポリサルファイドゴム又は液状ポリ
イソブチレンであることを特徴とする免震装置の外皮形
成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16274599A JP4250810B2 (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 免震装置の外皮形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000343536A true JP2000343536A (ja) | 2000-12-12 |
JP4250810B2 JP4250810B2 (ja) | 2009-04-08 |
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Family Applications (1)
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JP16274599A Expired - Fee Related JP4250810B2 (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 免震装置の外皮形成方法 |
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JP (1) | JP4250810B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016512178A (ja) * | 2013-03-17 | 2016-04-25 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | シール成形システム及び方法 |
CN113459362A (zh) * | 2021-07-02 | 2021-10-01 | 和利时(苏州)自控技术有限公司 | 一种真空注胶成型工艺方法 |
-
1999
- 1999-06-09 JP JP16274599A patent/JP4250810B2/ja not_active Expired - Fee Related
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