JP2000343251A - 摩擦攪拌接合設備および構造体の製作方法 - Google Patents

摩擦攪拌接合設備および構造体の製作方法

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一成 福寄
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昌邦 江角
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    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/122Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
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Abstract

(57)【要約】 【課題】摩擦攪拌接合装置に過大な荷重が発生しないよ
うにすることにある 【解決手段】摩擦攪拌接合設備の走行体には2本のガー
ダ321、322がある。ガーダ321の一方の側面に
は摩擦攪拌接合装置330を吊下げている。摩擦攪拌接
合装置330は下端に回転工具340を有する。ガーダ
321の他の側面には被接合部材を押さえる装置350
を有する。他のガーダ322の側面には被接合部材を押
さえる装置360を有する。装置360は摩擦攪拌接合
装置330を向いた面の反対側の面から吊下げている。
装置350、360は下端に被接合部材を押えローラ3
58、368を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は摩擦攪拌接合装置お
よび接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】摩擦攪拌接合方法は、接合部に挿入した
丸棒(回転工具という。)を回転させながら接合線に沿
って移動させ、接合部を発熱、軟化させ、塑性流動さ
せ、固相接合する方法である。回転工具は、接合部の挿
入する小径部と、外部に位置する大径部とからなる。小
径部と大径部は同軸である。小径部と大径部との境は接
合部に若干挿入されている。回転工具は接合の進行方向
に対して、後方に傾斜させている。
【0003】これは特開平09−309164号公報
(EP0797043A2)に示されている。
【0004】鉄道車両の車体は複数の押し出し形材を摩
擦攪拌接合して構成している。押し出し形材の長手方向
を車体の長手方向に向けている。押し出し形材の幅方向
を車体の周方向に沿って並べている。この摩擦攪拌接合
設備は、複数の押し出し形材を載せるベッドと、押し出
し形材の長手方向に沿って走行する走行体と、走行体か
ら吊り下げられ、昇降自在な摩擦攪拌装置とからなる。
摩擦攪拌接合装置は回転工具と押し出し形材を押さえる
ローラを有する。
【0005】これは特開平11−90655号公報に示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】摩擦攪拌接合がアーク
溶接と異なる点は、回転工具の挿入によって被接合部材
に大きな荷重が作用することである。この荷重は主とし
て回転工具の挿入方向(軸心の方向)に作用する。この
ため、この挿入力の反力が回転工具、摩擦攪拌接合装置
を介して、走行体のガーダに作用する。
【0007】また、摩擦攪拌接合装置はローラを介して
押し出し形材を押すので、その反力も作用する。
【0008】摩擦攪拌接合装置は、昇降自在であり、ま
た走行体のガーダに対して走行自在である。このため、
昇降や走行の部分を大きくしなければならい。また、昇
降や走行は木目細かな移動が必要であるが、これが困難
になる。
【0009】本発明の目的は、摩擦攪拌接合装置に過大
な荷重が発生しないようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数の被接
合部材を載せるベッドの上方を走行する走行体と、該走
行体のガーダから吊下げられ、前記ガーダに沿って走行
自在で、かつ昇降自在であり、下端に回転工具を設置し
た摩擦攪拌接合装置と、前記摩擦攪拌接合装置とは別に
前記ガーダから吊下げられ、前記ガーダに沿って走行自
在で、かつ昇降自在であり、被接合部材に接触するロー
ラを下端に設置しており、前記摩擦攪拌接合装置の走行
方向の線上に位置させることのできる押さえ装置と、か
らなる摩擦攪拌接合設備を構成することによって達成で
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1から図7
により説明する。図4は被接合部材を押さえるローラ装
置関係を除いて示している。構造体として車両の例であ
る。
【0012】車体は、側面を構成する側構体201、屋
根を構成する屋根構体202、床を構成する台枠20
3、長手方向の端部を構成する妻構体204からなる。
側構体201、屋根構体202、台枠203は、それぞ
れ複数の押し出し形材を接合して構成している。押し出
し形材の長手方向を車体の長手方向にしている。押し出
し形材はアルミニウム合金製である。
【0013】側構体201は、押し出し形材10、2
0、30、40からなる。押し出し形材20、30の中
に窓210がある。側構体201の出入り口220は押
し出し形材10、20、30、40の中にある。出入り
口220には、押し出し形材10、20、30、40を
接合した後、枠を溶接することが多い。窓210も同様
である。出入り口220の押し出し形材10、20、3
0は途中を切断している。
【0014】この側構体201は4つの押し出し形材か
らなるが、中空の押し出し形材の場合はさらに多数の押
し出し形材から構成される。また、窓210は3つの押
し出し形材で構成されることがある。この場合、中央の
押し出し形材は途中を切断したものになる。
【0015】側構体201の押し出し形材の構成につい
て説明する。ここでは押し出し形材20、30について
説明する。他の形材10、40も同様である。押し出し
形材20、30は中空形材である。中空形材20、30
は、2枚の面板21、22、31、32と、両者を接続
するものであってトラス状に配置した複数のリブ23、
33と、中空形材の幅方向の端部(接合部)において2
つの面板を接続する支え板24、34と、からなる。
【0016】面板21、22、31、32の幅方向の端
部(接合部)には面板の外側に突出する凸部25、35
を有する。中空形材30の幅方向の端部には相手方の中
空形材20に向けて突出する突出片36、36がある。
突出片36、36は中空形材20の面板21、22の間
に入っている。中空形材20の面板21、22の端部が
突出片36、36に載る。突出片36は回転工具340
の挿入力を支える座になる。
【0017】凸部25と凸部35の幅は同一である。凸
部25に対向する凸部35の端面は支え板34の板厚の
幅内にある。2つの凸部25、35の中心に摩擦攪拌接
合装置330の回転工具340の回転軸心を位置させ
る。
【0018】側構体201を構成する押し出し形材1
0、20、30、40は摩擦攪拌接合設備300のベッ
ド310に載せられ、固定されている。複数の押し出し
形材(被接合部材)の上方を走行体320が走行する。
走行体320はベッド310の両側のレール329を走
行する。走行体320は脚の上部に2列のガーダ32
1、322を有する。
【0019】ガーダ321からは3つの摩擦攪拌接合装
置330を吊下げている。摩擦攪拌接合装置330は下
端に接合用の回転工具340を有する。装置330は2
列のガーダ321と322の間から吊下げられている。
ガーダ321の一方の側面には装置330が走行する複
数のレール331がある。装置330は、レール331
を走行する走行体333と、その駆動手段と、走行体3
33に設置され、鉛直方向に昇降する昇降体335と、
その駆動手段と、回転工具340を回転させるための電
動機336と、とからなる。ガーダ321、322の縦
断面積はガーダ321の方が大きい。
【0020】回転工具340、電動機336は昇降体3
35の下端に水平軸を中心として回転する座337に設
置している。座337には接合部を検出する光学センサ
338を設置している。座337の回転軸は走行体22
0の走行方向に沿っている。座337は電動機で回転す
る。座337が回転することによって、回転工具34
0、センサ338は接合部に直交する。
【0021】光学センサ338は凸部25、35の頂ま
での距離を検出して、回転工具340の挿入量を所定に
する。また、センサ338は2つの凸部25、35の幅
を検出して、その中央に回転工具340の軸心を一致さ
せる。
【0022】それぞれの摩擦攪拌接合装置330は、ガ
ーダ321に沿った走行、回転工具340の昇降、座3
37の回転、回転工具340の回転が単独でできる。
【0023】回転工具340の進行方向の前後にはをロ
ーラ358、368を介して押し出し形材20、30押
さえる装置350、360がある。押さえ装置350、
360は摩擦攪拌接合装置330と同数ある。押さえ装
置350、360は、ガーダ321、322に沿った走
行、回転工具340の昇降が単独でできる。下端のロー
ラ358、368は回転自在である。
【0024】押さえ装置350はガーダ321の他方の
側面(走行体320の走行方向の上流側の面)から吊下
げられている。押さえ装置は350は下面側に傾斜した
面のレール351に沿って走行する。走行体は353傾
斜している。これによってローラ358は回転工具34
0に近接する。
【0025】押さえ装置360はガーダ322の一方の
側面(走行体320の走行方向の下流側の面)から鉛直
方向に吊り下げられている。ガーダ322は小さいの
で、ローラ368は回転工具340に近接する。
【0026】ガーダ321の上面および他方の側面の傾
斜面には装置350が走行する複数のレール351があ
る。ガーダ322の上面および側面には装置360が走
行するレール361がある。装置350、360はレー
ル351、361を走行する走行体353、363と、
その駆動手段と、走行体353、363に設置され、昇
降する昇降体355、365と、その駆動手段と、ロー
ラ358、368と、からなる。
【0027】昇降体355、365の下端には水平な部
材355b、365bを設け、その先端にローラ358、
368を設置している。これによって、ローラ358、
368は回転工具340に近接する。
【0028】ローラ358、368は水平部材355
b、355bの先端に水平軸を中心として回転する座3
57、367に設置している。座357、367の回転
軸は走行体220の走行方向に沿っている。座357、
367は電動機で回転する。座357、367が回転す
ることによって、ローラ358、368は接合部に直交
する。
【0029】ローラ358、368は弾性支持装置35
9、369を介して座357、367に設置している。
弾性支持装置359、369はスプリングや空気ばね等
である。
【0030】それぞれの押さえ装置350、360は、
ガーダ321、322に沿った走行、ローラ358、3
68の昇降、座357、367の回転が単独でできる。
【0031】次に、押し出し形材について説明する。窓
210が設けられる押し出し形材20、30には予め窓
の位置に実質的に窓の形状の開口(切り欠き)を設けて
いる。これは押し出し形材20、30を切削して設け
る。
【0032】出入り口220が設けられる押し出し形材
10、20、30は切断されて、出入り口の間隔で配置
される。出入り口220の上端を構成する押し出し形材
40には予め実質的に出入り口の形状の開口(切り欠
き)を設けている。これは押し出し形材40を切削して
設ける。
【0033】窓210の切り欠きについて説明する。押
し出し形材20、30の接合部は、窓210内に接合線
の始端、終端を有するようにしている。このため、接合
線の近傍の押し出し形材20、30は窓210内に突出
する片28、38、29、39を残して切削している。
片28、38、29、39の幅は支え板24、34、凸
部25、35を有する大きさである。
【0034】出入り口220を構成する切り欠きも同様
である。押し出し形材10、20、30、40のそれぞ
れに片を残して切削している。なお、側構体201の長
手方向の両端にもそれぞれ前記片を有する。
【0035】中空形材10、20、30、40はベッド
310に載せられて、ベッド310に治具で固定されて
いる。固定したならば、中空形材10、20、30、4
0の突き合わせ部の凸部25、35を接合線に沿って間
欠的にアーク溶接によって仮止めする。接合線の始端、
終端の片28、38、29、39の最端部はアーク溶接
によって仮止めする。Wは仮止め溶接を示している。特
に、始端の仮止め溶接Wは、凸部25、35の上面と、
中空形材の長手方向の最端部の面に行っている。この最
端部の面の仮止め溶接Wの範囲は凸部25、35の上面
から突出片36までの範囲である。仮止め溶接WはV形
開先を設けないで、すなわち、I形開先で行っている。
【0036】この状態で、それぞれの摩擦攪拌接合装置
330の回転工具340を中空形材10、20、30、
40の接合線の上方に位置させる。車体のように接合線
が傾斜した位置にある場合は座337を傾斜させて回転
工具340、センサ338を接合部に直交させる。押さ
え装置350、360のローラの位置も同様に合わせ
る。
【0037】中空形材の長手方向の一端から摩擦攪拌接
合を開始する。接合線の開始端の片の凸部25、35に
それぞれの回転工具340を回転させながら下降させ、
挿入する。挿入位置は片の端部の仮止め溶接Wの位置よ
りも接合線の終端側である。挿入位置は図6の回転工具
340Aの位置P4であるといえる。押さえ装置35
0、360のローラ358、368は中空形材を押さえ
る位置に下降する。
【0038】回転工具340の小径部341の先端は突
出片36の上面に達するまで挿入する。回転工具340
の大径部342の最下端の位置は面板21、31(2
2、32)の外面と凸部25、35の頂との間である。
回転工具340の軸心の位置は2つの凸部25、35の
間である。小径部341と大径部342の軸心は同一で
ある。小径部はねじである。
【0039】所定深さに挿入したならば、摩擦攪拌接合
装置330を有する走行体320を他端に向けて走行を
開始させ、摩擦攪拌接合を行う。
【0040】所定深さに挿入したならば、複数の摩擦攪
拌接合装置330を有する走行体320を他端に向けて
走行を開始させ、摩擦攪拌接合を行う。センサ338に
よって2つの凸部の中心に回転工具340の軸心を一致
するように、走行体333を移動させる。これによっ
て、押さえ装置350、360を移動させることができ
る。ローラ358、368は凸部を押さえる。ローラ3
58、368の幅は2つの凸部の幅よりも十分に大き
い。ローラ358、368は凸部の上面の仮止め溶接W
を乗り越える。これは弾性支持装置359、369によ
ってローラ358、368を後退させて行う。
【0041】次に、窓210や出入り口220の周辺の
摩擦攪拌接合装置330の動作を図6によって説明す
る。ここでは窓210を対象とする。窓210がある接
合線の回転工具340を「340A」とし、窓210の
ない接合線の回転工具340を「340B」とする。回
転工具340A、340Bは同一線上にある。回転工具
340A、340Bは図1において左から右に移動す
る。
【0042】押し出し形材の端部からの摩擦攪拌接合が
進行して、回転工具340A、340Bが窓210の片
28、38の位置P1に達したら、回転工具340Aを
回転させながら、回転工具340Aを中空形材に対して
後退させる。すなわち、回転工具340Aを上昇させ
る。走行(移動)は継続している。このため、回転工具
340Aは徐々に上昇する。摩擦攪拌接合後、片28、
38は切断する。このため、位置P1が片28、29よ
りも上流側にある場合は接合深さが強度の点で問題のな
い位置とする。位置P1は走行体320の走行量によっ
て求める。位置P1は予め定めておく。
【0043】窓210のない位置の回転工具340Bは
上昇させない。回転工具340Bは移動を継続してお
り、摩擦攪拌接合を継続している。
【0044】このように走行しながら回転工具340A
を上昇させるので、回転工具340A、340Bの走行
を停止しないで、回転工具340Aを中空形材20、3
0から抜くことができるので、接合のための時間を短縮
できる。
【0045】回転工具340Aが所定位置まで上昇する
(位置P2)と、回転工具340Aの回転を停止させ
る。回転工具340Aの上昇位置は凸部25、35と干
渉しない十分な高さ位置である。回転工具340Aの小
径部341が凸部25、35から抜かれる(退避)こと
によって摩擦攪拌接合は停止する。
【0046】回転工具340A、340Bが窓210の
他端、すなわち、接合部の開始端の片29、39内に達
すると、回転工具340Aを回転させながら下降させ、
所定深さまで挿入する。片29、39への回転工具34
0Aの挿入位置P4は仮止め溶接部Wよりも内側(下流
側)である。
【0047】回転工具340Aは下降と走行を行ってい
るので、接合深さが徐々に深くなる。回転工具340A
の挿入量が所定になると、下降を停止する(位置P
5)。これによって、定常の深さの摩擦攪拌接合が行わ
れることになる。この挿入量が定常になる位置P5は片
29、39内にする。接合後、片29、39を切断する
ためである。光学センサによって回転工具340Aの挿
入量は所定に制御される。
【0048】このように走行しながら回転工具340A
を下降させるので、回転工具340A、340Bの走行
を停止しないで、回転工具340Aを中空形材20、3
0に挿入するので、接合のための時間を短縮できる。
【0049】片29、39の端部の仮止め溶接部Wより
も内側を回転工具240Aの挿入位置としているので、
仮止め溶接を切断することがなく、接合線の間隔が大き
く広がることがない。このため、良好な接合を行うこと
ができる。
【0050】回転工具340の挿入位置(接合線の始
端)の2つの部材の間隔は拡大しやすいが、凸部25、
35の上面を仮止め溶接するのみでなく、片29、39
の端部を厚さ方向にも仮止め溶接している。このため、
始端を強固に結合できる。このため、始端が拡大するこ
とを容易に防止できるものである。
【0051】なお、中空形材20、30の端部、すなわ
ち、回転工具340A、340Bの最初の挿入位置にも
片29、39があり、その仮止め溶接W、回転工具34
0A、340Bの挿入位置も前記回転工具340Bの場
合と同様である。このため、中空形材の上面のみを仮止
め溶接Wする場合に比べて、片の長さを短くできる。こ
のため、中空形材の長さを短くできるものである。
【0052】次の窓210の場合も同様である。また、
出入り口220における回転工具340の上昇、下降も
同様である。なお、全ての回転工具340は同一線上に
ある必要はない。
【0053】このようにして他端まで接合したら、複数
の中空形材からなる構造体を反転させ、前記と同様に摩
擦攪拌接合を行う。車体の外面側の凸部は切削して、面
板と同一面にする。
【0054】図8の実施例は、7つの中空形材10、2
0、30、40、50、60、70によって1つの側構
体201を製作する場合である。回転工具340、34
0、340は1つおきの接合線に配置される。押さえ装
置350、460は回転工具340に対応した位置にあ
る。まず、中空形材10と20、30と40、50と6
0の接合線を接合する。次に、中空形材20と30、4
0と50、60と70の接合線を接合する。
【0055】これによれば、接合線を1つおきに接合す
るので、摩擦攪拌接合装置330の間隔を大きくでき
る。このため、摩擦攪拌接合装置330を強度的に十分
な大きさにできる。
【0056】これによれば、接合線を1つおきに接合す
るので、摩擦攪拌接合装置330の間隔を大きくでき
る。このため、摩擦攪拌接合装置330を強度的に十分
な大きさにできる。
【0057】本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の
各請求項に記載の文言あるいは課題を解決するための手
段の項に記載の文言に限定されず、当業者がそれから容
易に置き換えられる範囲にも及ぶものである。
【0058】
【発明の効果】本発明 本発明によれば、摩擦攪拌接合装置と押さえ装置とを分
離して設置したので、摩擦攪拌接合装置の走行体等に過
大な荷重が発生せず、良好な接合ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の摩擦攪拌接合設備の走行方
向に沿った縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の3−3線の断面図である。
【図4】図1の摩擦攪拌接合設備の斜視図である。
【図5】被接合部材の要部の縦断面図である。
【図6】本発明の一実施例の動作説明図である。
【図7】鉄道車両の車体の斜視図である。
【図8】本発明の一実施例の接合の説明図である。
【符号の説明】
10、20、30、40、50、60、70:中空形
材、201:側構体、202:屋根構体、203:台
枠、210:窓、300:摩擦攪拌接合設備、320:
走行体、330:摩擦攪拌接合装置、340、340
A、340B:回転工具、350、360:押さえ装
置、358、368:ローラ、359、369:弾性支
持装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江角 昌邦 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内 (72)発明者 矢野 健 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内 Fターム(参考) 3F202 AA05 BA02 BA05 3F203 CA07 DA02 4E067 BM00 CA04 EA00 EB00 EC00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の被接合部材を載せるベッドの上方を
    走行する走行体と、 該走行体のガーダから吊下げられ、前記ガーダに沿って
    走行自在で、かつ昇降自在であり、下端に回転工具を設
    置した摩擦攪拌接合装置と、 前記摩擦攪拌接合装置とは別に前記ガーダから吊下げら
    れ、前記ガーダに沿って走行自在で、かつ昇降自在であ
    り、被接合部材に接触するローラを下端に設置してお
    り、前記摩擦攪拌接合装置の走行方向の線上に位置させ
    ることのできる押さえ装置と、 からなる摩擦攪拌接合設備。
  2. 【請求項2】請求項1の摩擦攪拌接合設備において、前
    記摩擦攪拌接合装置は前記ガーダの一方の側面から吊り
    下げられており、前記押さえ装置は前記ガーダの他方の
    側面から吊り下げられていること、を特徴とする摩擦攪
    拌接合設備。
  3. 【請求項3】請求項1の摩擦攪拌接合設備において、前
    記ガーダは2本あり、 前記摩擦攪拌接合装置は第1の前記ガーダから吊り下げ
    られており、 前記押さえ装置は第2の前記ガーダから吊り下げられて
    いること、 を特徴とする摩擦攪拌接合設備。
  4. 【請求項4】請求項3の摩擦攪拌接合設備において、前
    記摩擦攪拌接合装置は、前記第1のガーダと前記第2の
    ガーダとの間から吊り下げられており、 前記押さえ装置は、前記摩擦攪拌接合装置に向いた面と
    は反対側の面から吊り下げられていること、 を特徴とする摩擦攪拌接合設備。
  5. 【請求項5】請求項4の摩擦攪拌接合設備において、第
    2の押さえ装置があり、該第2の押さえ装置は前記摩擦
    攪拌接合装置に向いて面とは反対側の前記第1のガーダ
    の面から吊り下げられていること、を特徴とする摩擦攪
    拌接合設備。
  6. 【請求項6】請求項1の摩擦攪拌接合設備において、前
    記ローラは前記押さえ装置に対して弾性支持しているこ
    と、を特徴とする摩擦攪拌接合設備。
  7. 【請求項7】複数の被接合部材を並べ、 前記被接合部材の複数の接合線に対して1つおきの接合
    線に複数の摩擦攪拌接合装置を対応させて、摩擦攪拌接
    合を行い、 次に、未接合の接合線に対して1つおきの接合線に前記
    複数の摩擦攪拌接合装置を対応させて、摩擦攪拌接合を
    行うこと、 を特徴とする構造体の製作方法。
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