JP2000341962A - 3レベル電力変換装置 - Google Patents

3レベル電力変換装置

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JP2000341962A JP11148410A JP14841099A JP2000341962A JP 2000341962 A JP2000341962 A JP 2000341962A JP 11148410 A JP11148410 A JP 11148410A JP 14841099 A JP14841099 A JP 14841099A JP 2000341962 A JP2000341962 A JP 2000341962A
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signal
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    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
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    • H02M7/483Converters with outputs that each can have more than two voltages levels
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スイッチング素子のオン/オフの状態に異常パ
ターンの状態が発生しても、スイッチング素子の破損を
防止すること。 【解決手段】直流電源9と、各相で4個のスイッチング
素子1〜4、これを駆動するゲート信号を制御信号を基
に発生するゲート駆動回路11〜14からなるゲート回路15
を備えた3レベル電力変換回路と、スイッチング素子1
〜4のゲート指令信号を基にオン/オフの制御信号を発
生する制御回路10と、制御回路側10に設けられ、スイッ
チング素子1〜4のゲート指令信号をコード変換して制
御信号を発生する符号化回路22と、ゲート回路15側に設
けられ、符号化された制御信号をデコードしてゲート駆
動回路11〜14に出力する復号化回路21と、復号化回路21
からの出力信号の立上がりを遅延させてスイッチング素
子1〜4のデッドタイムを確保してゲート駆動回路11〜
14に出力するデッドタイム回路17〜20とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電源から供給
される直流電力を交流電力に変換する3レベル電力変換
装置に係り、特に3レベル電力変換回路のスイッチング
素子のオン/オフの状態に異常パターンの状態が発生し
ても、スイッチング素子に過大な電流が流れたり、過大
な電圧が印加されたりすることを防止できるようにした
3レベル電力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電力系統の分野においては、
直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換して
負荷に供給する3レベル電力変換装置が、多く用いられ
てきている。
【0003】図11は、この種の従来の3レベル電力変
換装置の構成例を示すブロック図である。
【0004】図11において、直流電源9は、互いに直
列接続された2組のコンデンサ7,8の接続点を中性点
Cとして直流電圧を出力する。
【0005】3レベル電力変換回路は、各相で4個のス
イッチング素子としての絶縁ゲート形トランジスタ(以
下、IGBTと略称する)1,2,3,4と、4個のI
GBT1,2,3,4と各コンデンサ7,8の接続点と
の間に図示のように互いに直列接続された2組のダイオ
ード5,6と、4個のIGBT1,2,3,4を駆動す
るゲート信号を制御信号に基づいて発生するゲート駆動
回路11,12,13,14からなるゲート回路15と
から構成され、直流電源9から供給される直流電力を交
流電力に変換して、図示しない誘導電動機等の負荷に供
給する。
【0006】制御回路10は、4個のIGBT1,2,
3,4のゲート指令信号Q1,Q2,Q3,Q4に基づ
いて、4個のIGBT1,2,3,4のオン/オフの制
御信号P1,P2,P3,P4を発生し、信号線(電線
あるいは光ケーブル等が使用されることが多い)16を
介して、ゲート回路15のゲート駆動回路11,12,
13,14に伝達する。
【0007】制御回路10側には、信号遅延回路17,
18,19,20からなるデッドタイムを設けている。
【0008】この信号遅延回路17,18,19,20
は、4個のIGBT1,2,3,4のゲート指令信号Q
1,Q2,Q3,Q4を入力とし、この入力信号の立上
がりを遅延させて4個のIGBT1,2,3,4のデッ
ドタイムを確保し、上記制御信号P1,P2,P3,P
4を発生する。
【0009】なお、図11では、1相分のみについて示
しているが、これらを2組または3組使用して単相また
は三相構成とし、直流電力を変換して図示しない負荷に
交流電力を供給することが一般的である。
【0010】かかる装置の動作は、例えば“特開平9−
182461号公報”等によって周知であるので、ここ
ではその詳細な説明を省略する。
【0011】また、スイッチング素子としてIGBTを
用いているが、これに限らず、バイポーラトランジス
タ,ゲートターンオフサイリスタ等の他のスイッチング
素子を用いた場合にも、その動作は同様である。
【0012】さらに、図11では、直流電力を交流電力
に変換するインバータ装置の例について示しているが、
交流電力を直流電力に変換するコンバータ装置の場合に
ついても、その動作は同様である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
3レベル電力変換装置において、4個のIGBT1,
2,3,4のオン/オフの制御信号の状態としては、図
12に示すように、 16(=24 )通りの組合せがあ
る。
【0014】そして、これらの制御信号は、16通り全
ての状態が許容されるわけではなく、図12における正
常/異常欄の図示○印のパターン(正常パターン)しか
許容されないのは、よく知られていることである。
【0015】図12において、パターン0はIGBT
1,2,3,4が全てオフしている状態(全オフ)、パ
ターン3は直流電源9の正極が出力に接続されている状
態(P)、パターン6は直流電源9の負極が出力に接続
されている状態(N)、パターンCは直流電源9の中点
Cが出力に接続されている状態(C)であり、以上は正
常なパターンである。
【0016】そして、これら以外の異常パターンの組合
せが発生した場合には、直流電源9またはコンデンサ
7,8の短絡による過電流、あるいは特定のIGBTへ
の過電圧の印加が発生し、IGBT1,2,3,4の一
部または全部が破損してしまうことになる。
【0017】例えば、図12におけるパターン7では、
コンデンサ7がIGBT1→IGBT2→IGBT3→
ダイオード6のパスで短絡して、これらに過大な電流が
流れる。
【0018】同様に、パターンFでは、直流電源9がI
GBT1→IGBT2→IGBT3→IGBT4のパス
で短絡して、これらに過大な電流が流れる。
【0019】一方、パターンDでは、IGBT1,IG
BT3,IGBT4の3個のIGBTが点孤するため、
残った1個のIGBT2に直流電源9の電圧が印加され
て、このIGBT2に過大な電圧が印加されてしまう。
【0020】そして、これらの結果、IGBT1,2,
3,4の一部または全部が破損に至る可能性がある。
【0021】本来、制御回路10は、図12に示すよう
な正常パターンのゲート指令信号Q1,Q2,Q3,Q
4(それぞれIGBT1,2,3,4に対応)に基づい
て、4個のIGBT1,2,3,4のオン/オフの制御
信号P1,P2,P3,P4を発生するが、例えば制御
回路10からゲート回路15に制御信号P1,P2,P
3,P4を伝達する信号線16に、電気的なノイズが重
畳してゲート回路15で誤信号を受信したような場合に
は、図12に示す正常パターン信号以外の組合わせ(異
常パターン)が発生してしまう。
【0022】また、制御回路10からゲート回路15へ
の信号線16が断線したり、信号線16を中継する図示
しないコネクタ等に接触不良が発生したような場合に
も、同様に異常パターンが発生してしまうことになる。
【0023】さらに、制御回路10内の図示しない部品
に不良等が発生したような場合にも、制御回路10から
異常パターンを発生してしまうことも考えられる。
【0024】一方、3レベル電力変換装置では、IGB
T1,2,3,4等の半導体素子の動作遅れ時間によっ
て短絡状態が発生しないように、信号遅延回路17,1
8,19,20からなるデットタイム回路によって点孤
信号を遅らせる、いわゆるデッドタイムと呼ばれる遅延
期間を設けているのが一般的であり、これが図12にお
けるパターン2,4にそれぞれ相当している。
【0025】このパターン2,4は、パターンを切換え
る時の過渡的な状態であり、連続して保持する状態では
ないのが一般的である。
【0026】また、3レベル電力変換装置の場合、IG
BT1とIGBT3が排他的、IGBT2とIGBT4
が排他的な関係にあり、例えばIGBT1がオフしてか
らIGBT3がオンするまでの間に遅延時間(デッドタ
イム)を挿入し(他の組合せにつても同様)、信号遅延
回路17,18,19,20の遅延時間は同一レベルに
設定している。
【0027】なお、このデッドタイムに関しては周知の
事象であるので、ここではその詳細な説明を省略する。
【0028】しかしながら、ゲート指令信号Q1,Q
2,Q3,Q4が正常パターンであっても、信号遅延回
路17,18,19,20等を構成する図示しない部品
の動作時間等に差があると、結果的に異常パターンの状
態を発生してしまうことがある。
【0029】例えば、信号遅延回路17の遅れ時間が、
信号遅延回路18の遅れ時間よりも短いような場合、図
13に示すように、パターン0(全オフ)からパターン
3(P)に移行する時に、信号遅延回路17の信号遅延
時間と信号遅延回路18の信号遅延時間との時間差の
間、異常パターン1の状態が発生してしまうことにな
る。
【0030】本発明の目的は、3レベル電力変換回路の
スイッチング素子のオン/オフの状態に異常パターンの
状態が発生しても、スイッチング素子に過大な電流が流
れたり、過大な電圧が印加されたりしないようにして、
スイッチング素子の破損を防止することが可能な極めて
信頼性の高い3レベル電力変換装置を提供することにあ
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、互いに直列接続された2組のコンデンサの接続点
を中性点として直流電圧を出力する直流電源と、各相で
4個のスイッチング素子と、当該4個のスイッチング素
子を駆動するゲート信号を制御信号に基づいて発生する
ゲート駆動回路からなるゲート回路とを備え、直流電源
から供給される直流電力を交流電力に変換する3レベル
電力変換回路と、各相4個のスイッチング素子のゲート
指令信号に基づいて、当該各相4個のスイッチング素子
のオン/オフの制御信号を発生し、信号線を介してゲー
ト回路に伝達する制御回路とを備えて構成される3レベ
ル電力変換装置において、請求項1の発明では、制御回
路側に設けられ、各相4個のスイッチング素子のゲート
指令信号をコード変換して制御信号を発生する符号化回
路と、ゲート回路側に設けられ、符号化回路からの制御
信号をデコードしてゲート駆動回路に出力する復号化回
路と、復号化回路とゲート駆動回路との間に設けられ、
復号化回路からの出力信号を入力とし、当該入力信号の
立上がりを遅延させて各相4個のスイッチング素子のデ
ッドタイムを確保しゲート駆動回路に出力するデッドタ
イム回路とを備えている。
【0032】従って、請求項1の発明の3レベル電力変
換装置においては、各相4個のスイッチング素子のゲー
ト指令信号を、制御回路側に設けた符号化回路でコード
変換して制御信号を発生し、信号線を通してゲート回路
側に伝達し、ゲート回路側に設けた復号化回路でこの制
御信号をデコードし、さらにデッドタイム回路で各相4
個のスイッチング素子のデッドタイムを確保してゲート
駆動回路に出力することにより、各相4個のスイッチン
グ素子のゲート指令信号の正常パターンはそのまま正常
にゲート指令信号に逆変換され、その他の本来あるべき
ではない異常パターンは、符号化回路および復号化回路
によって除去され、最終的に各相4個のスイッチング素
子には正常パターンしか伝達されない。
【0033】これにより、たとえ制御回路内の部品の不
良等によって、各相4個のスイッチング素子のゲート指
令信号で異常パターンが発生しても、各相4個のスイッ
チング素子に異常パターンが伝達されることはなくな
る。
【0034】また、信号線に電気的ノイズが重畳して制
御信号が誤動作しても、同様に各相4個のスイッチング
素子に異常パターンが伝達されることはない。
【0035】さらに、信号線が断線した場合にも、同様
に各相4個のスイッチング素子に異常パターンが伝達さ
れることはない。
【0036】よって、3レベル電力変換回路のスイッチ
ング素子のオン/オフの状態に異常パターンの状態が発
生しても、スイッチング素子に過大な電流が流れたり、
過大な電圧が印加されたりしないようにして、スイッチ
ング素子の破損を防止することができる。
【0037】また、請求項2の発明では、ゲート回路側
に、制御回路からの各相4個のスイッチング素子のオン
/オフの制御信号を入力とし、当該入力信号の立上がり
を遅延させて各相4個のスイッチング素子のデッドタイ
ムを確保しゲート駆動回路に出力するデッドタイム回路
を備えている。
【0038】従って、請求項2の発明の3レベル電力変
換装置においては、各相4個のスイッチング素子のデッ
ドタイムを確保するデッドタイム回路を、ゲート回路側
に設けることにより、デッドタイム回路を構成する各信
号遅延回路の遅延時間以内の時間幅の瞬時電気的ノイズ
が信号線に重畳しても、これによる単発的な異常パター
ンの発生を防止することができる。
【0039】一方、請求項3の発明では、互いに直列接
続された2組のコンデンサの接続点を中性点として直流
電圧を出力する直流電源と、各相で4個のスイッチング
素子と、当該4個のスイッチング素子を駆動するゲート
信号を制御信号に基づいて発生するゲート駆動回路から
なるゲート回路とを備え、直流電源から供給される直流
電力を交流電力に変換する3レベル電力変換回路と、各
相4個のスイッチング素子のゲート指令信号に基づい
て、当該各相4個のスイッチング素子のオン/オフの制
御信号を発生し、信号線を介してゲート回路に伝達する
制御回路と、制御回路側に設けられ、各相4個のスイッ
チング素子のゲート指令信号を入力とし、当該入力信号
の立上がりを遅延させて各相4個のスイッチング素子の
デッドタイムを確保し、制御信号を発生するデッドタイ
ム回路とを備えて構成される3レベル電力変換装置にお
いて、各相4個のスイッチング素子のデッドタイムを、
当該スイッチング素子毎に差を持たせて設定している。
【0040】従って、請求項3の発明の3レベル電力変
換装置においては、各相4個のスイッチング素子のデッ
ドタイムを、スイッチング素子毎に差を持たせて設定す
ることにより、デッドタイム回路を構成する各信号遅延
回路の構成部品の定数のバラツキ,温度変化等による信
号遅延時間の変動をなくして、あるパターンから他のパ
ターンに切換った時でも、異常パターンの発生を防止す
ることができる。
【0041】また、請求項4の発明では、上記請求項1
または請求項2の発明の3レベル電力変換装置におい
て、各相4個のスイッチング素子のデッドタイムを、当
該スイッチング素子毎に差を持たせて設定するようにし
ている。
【0042】従って、請求項4の発明の3レベル電力変
換装置においては、上記請求項1または請求項2の発明
と同様の作用を奏するのに加えて、スイッチング素子毎
に差を持たせて設定することにより、デッドタイム回路
を構成する各信号遅延回路の構成部品の定数のバラツ
キ,温度変化等による信号遅延時間の変動をなくして、
あるパターンから他のパターンに切換った時でも、異常
パターンの発生を防止することができる。
【0043】一方、請求項5の発明では、互いに直列接
続された2組のコンデンサの接続点を中性点として直流
電圧を出力する直流電源と、各相で4個のスイッチング
素子と、当該4個のスイッチング素子を駆動するゲート
信号を制御信号に基づいて発生するゲート駆動回路から
なるゲート回路とを備え、直流電源から供給される直流
電力を交流電力に変換する3レベル電力変換回路と、各
相4個のスイッチング素子のゲート指令信号に基づい
て、当該各相4個のスイッチング素子のオン/オフの制
御信号を発生し、信号線を介してゲート回路に伝達する
制御回路とを備えて構成される3レベル電力変換装置に
おいて、ゲート回路側に、各相4個のスイッチング素子
がオンまたはオフしている期間の最小時間を確保する最
小時間確保回路を備えている。
【0044】従って、請求項5の発明の3レベル電力変
換装置においては、各相4個のスイッチング素子がオン
またはオフしている期間の最小時間を確保する最小時間
確保回路を、ゲート回路側に設けることにより、スイッ
チング素子のオン/オフの時間の制約を確保して、スイ
ッチング素子の破損を防止することができる。
【0045】また、請求項6の発明では、上記請求項1
または請求項2の発明の3レベル電力変換装置におい
て、ゲート回路側に、各相4個のスイッチング素子がオ
ンまたはオフしている期間の最小時間を確保する最小時
間確保回路を備えている。
【0046】従って、請求項6の発明の3レベル電力変
換装置においては、上記請求項1または請求項2の発明
と同様の作用を奏するのに加えて、ゲート回路側に設け
ることにより、スイッチング素子のオン/オフの時間の
制約を確保して、スイッチング素子の破損を防止するこ
とができる。
【0047】
【発明の実施の形態】まず、本発明の基本的な考え方に
ついて説明する。
【0048】本発明では、制御回路から出力する各相4
個のスイッチング素子のゲート指令信号を、制御回路側
でコード変換して制御信号を発生し、信号線を通してゲ
ート回路側に伝達し、このゲート回路側で制御信号をデ
コードしてゲート駆動回路の各ゲート指令信号に復元す
るものである。
【0049】すなわち、制御回路側からゲート回路側に
伝達する制御信号は、各相4個のスイッチング素子に対
応して4本あるが、デッドタイムのような過渡的な状態
を除くと、前記図12に示したように、3レベル電力変
換装置では出力状態はパターン0(全オフ)、パターン
3(P)、パターン6(C)、パターンC(N)の4種
類しかなく、制御信号としては2本あれば必要十分であ
る。
【0050】すなわち、2本の制御信号の状態の組合せ
は(0,0),(0,1),(1,0),(1,1)の
4種類であり、これを上記P,N,C,全オフの4つの
状態に割当てることにより、3レベル電力変換装置とし
て、制御回路から各相4個のスイッチング素子へ情報を
正確に伝達することができる。
【0051】なお、2本の制御信号の状態とP,N,
C,全オフとの割当の制約はない。
【0052】また、上記デッドタイムは、ゲート回路側
においてデコードした後に付加することで確保すること
ができる。
【0053】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0054】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態による3レベル電力変換装置の構成例を示すブロック
図であり、図11と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0055】すなわち、本実施の形態の3レベル電力変
換装置は、図1に示すように、前記図11における制御
回路10側にコード回路22を付加すると共に、ゲート
回路15側にデコード回路21を付加し、さらに信号遅
延回路17,18,19,20からなるデッドタイム回
路を、制御回路10側ではなく、ゲート回路15側にお
けるデコード回路21とゲート駆動回路11,12,1
3,14との間に設けた構成としている。
【0056】コード回路22は、前記各相4個のIGB
T1,2,3,4のゲート指令信号Q1,Q2,Q3,
Q4をコード変換して、制御信号x,yを発生し、信号
線16aを介してデコード回路21へ伝達する。
【0057】デコード回路21は、コード回路22から
の制御信号x,yをデコードして、ゲート指令信号q
1,q2,q3,q4をゲート駆動回路11,12,1
3,14に出力する。
【0058】信号遅延回路17,18,19,20から
なるデッドタイム回路は、デコード回路21からの出力
信号を入力とし、この入力信号の立上がりを遅延させて
各相4個のIGBT1,2,3,4のデッドタイムを確
保し、ゲート駆動回路11,12,13,14に出力す
る。
【0059】図2は、上記コード回路22およびデコー
ド回路21の構成例を示すブロック図である。
【0060】すなわち、本実施の形態では、図2に示す
ように、各相4個のIGBT1,2,3,4のゲート指
令信号Q1,Q2,Q3,Q4を、コード回路22でコ
ード変換して2本の制御信号x=Q2,y=Q3となる
ように変換し、この制御信号x,yを信号線16aを介
して伝達し、ノット回路NOTおよびアンド回路AND
から図示のように構成されるデコード回路21でデコー
ドして、4本のゲート指令信号q1,q2,q3,q4
に逆変換するようにしている。
【0061】次に、以上のように構成した本実施の形態
の3レベル電力変換装置の作用について、図3を用いて
説明する。
【0062】図1において、各相4個のIGBT1,
2,3,4のゲート指令信号Q1,Q2,Q3,Q4
は、コード回路22を通して2本の制御信号x,yに変
換され、信号線16aを介してゲート回路15に伝達さ
れる。
【0063】ゲート回路15では、この制御信号x,y
が、デコード回路21によって各相4個のIGBT1,
2,3,4のゲート指令信号q1,q2,q3,q4に
逆変換される。
【0064】さらに、このゲート指令信号q1,q2,
q3,q4は、信号遅延回路17,18,19,20か
らなるデッドタイム回路によってデッドタイムが確保さ
れて、ゲート駆動回路11,12,13,14に与えら
れる。
【0065】図3は、上記コード回路22およびデコー
ド回路21による信号変換表を示す図である。
【0066】すなわち、図3に示すように、ゲート指令
信号Q1,Q2,Q3,Q4の正常パターン0,3,
6,Cは、そのまま正常にゲート指令信号q1,q2,
q3,q4に逆変換され、その他の本来あるべきではな
い異常パターンは、コード回路22およびデコード回路
21によって除去され、最終的に各相4個のIGBT
1,2,3,4には、正常パターンしか伝達されない。
【0067】これにより、たとえ制御回路10の内の部
品の不良等によって、各相4個のIGBT1,2,3,
4のゲート指令信号Q1,Q2,Q3,Q4で異常パタ
ーンが発生しても、IGBT1,2,3,4に異常パタ
ーンが伝達されることはなくなる。
【0068】また、信号線16aに電気的ノイズが重畳
して制御信号xまたはyが誤動作しても、同様に各相4
個のIGBT1,2,3,4に異常パターンが伝達され
ることはない。
【0069】さらに、信号線16aが断線した場合に
も、同様に各相4個のIGBT1,2,3,4に異常パ
ターンが伝達されることはない。
【0070】上述したように、本実施の形態の3レベル
電力変換装置では、各相4個のIGBT1,2,3,4
のゲート指令信号Q1,Q2,Q3,Q4を、制御回路
10側に設けたコード回路22でコード変換して2本の
制御信号x,yを発生し、信号線16aを通してゲート
回路15側に伝達し、ゲート回路15側に設けたデコー
ド回路21でこの制御信号x,yをデコードし、さらに
デッドタイム回路で各相4個のIGBT1,2,3,4
のデッドタイムを確保してゲート駆動回路11,12,
13,14に出力するようにしているので、3レベル電
力変換回路のIGBT1,2,3,4のオン/オフの状
態に異常パターンの状態が発生しても、IGBT1,
2,3,4に過大な電流が流れたり、過大な電圧が印加
されたりしないようにして、IGBT1,2,3,4の
破損を防止することが可能となり、極めて信頼性の高い
3レベル電力変換装置を得ることができる。
【0071】(第2の実施の形態)図4は、本実施の形
態による3レベル電力変換装置におけるコード回路およ
びデコード回路の構成例を示すブロック図であり、図2
と同一要素には同一符号を付して示している。
【0072】すなわち、本実施の形態では、図4に示す
ように、各相4個のIGBT1,2,3,4の全てをオ
フさせる全オフ信号z=GBを発生する機能を前記制御
回路10に追加し、各相4個のIGBT1,2,3,4
のゲート指令信号Q1,Q2,Q3,Q4を、コード回
路22でコード変換して2本の制御信号x=Q1,y=
Q4となるように変換し、この制御信号x,yおよび全
オフ信号zの3本の信号を信号線16bを介して伝達
し、ノット回路NOTおよびアンド回路ANDから図示
のように構成されるデコード回路21でデコードして、
4本のゲート指令信号q1,q2,q3,q4に逆変換
するようにしている。
【0073】次に、以上のように構成したコード回路2
2およびデコード回路21を備えた本実施の形態の3レ
ベル電力変換装置においては、各相4個のIGBT1,
2,3,4のゲート指令信号Q1,Q2,Q3,Q4=
0(全オフ)になっても、IGBT1,2,3,4の全
てがオフしないため、全オフの時には、GB=1として
各相4個のIGBT1,2,3,4を全てオフさせる。
【0074】図5は、上記コード回路22およびデコー
ド回路21による信号変換表を示す図である。
【0075】上述したように、本実施の形態の3レベル
電力変換装置でも、前述した第1の実施の形態の場合と
同様の作用効果を得ることが可能である。
【0076】(第3の実施の形態)図6は、本実施の形
態による3レベル電力変換装置におけるコード回路およ
びデコード回路の構成例を示すブロック図であり、図2
と同一要素には同一符号を付して示している。
【0077】すなわち、本実施の形態では、図6に示す
ように、各相4個のIGBT1,2,3,4のゲート指
令信号Q1,Q2,Q3,Q4を、コード回路22では
そのまま4本の信号として信号線16cを介して伝達
し、アンド回路ANDから図示のように構成されるデコ
ード回路21でデコードして、4本のゲート指令信号q
1,q2,q3,q4に逆変換するようにしている。
【0078】次に、以上のように構成したコード回路2
2およびデコード回路21を備えた本実施の形態の3レ
ベル電力変換装置においては、ゲート指令信号Q1,Q
2,Q3,Q4の正常パターン0,3,6,Cは、その
まま正常に伝達されてゲート指令信号q1,q2,q
3,q4に逆変換される。
【0079】一方、信号線16cに電気的ノイズが重畳
して誤動作した場合、異常パターン1,5,8,9,
A,B,Dは、コード回路22およびデコード回路21
によって除去され、最終的に各相4個のIGBT1,
2,3,4には、正常パターンしか伝達されない。
【0080】図7は、上記コード回路22およびデコー
ド回路21による信号変換表を示す図である。
【0081】上述したように、本実施の形態の3レベル
電力変換装置でも、前述した第1の実施の形態の場合と
同様の作用効果を得ることが可能である。
【0082】(第4の実施の形態)図8は、本実施の形
態による3レベル電力変換装置におけるコード回路およ
びデコード回路の構成例を示すブロック図であり、図2
と同一要素には同一符号を付して示している。
【0083】すなわち、本実施の形態では、図8に示す
ように、各相4個のIGBT1,2,3,4のゲート指
令信号Q1,Q2,Q3,Q4を、コード回路22では
そのまま4本の信号として信号線16cを介して伝達
し、デコード回路21でも逆変換は行なわず、そのまま
4本の信号として通し、ゲート駆動回路11,12,1
3,14に与えるようにしている。
【0084】次に、以上のように構成したコード回路2
2およびデコード回路21を備えた本実施の形態の3レ
ベル電力変換装置においては、ゲート指令信号Q1,Q
2,Q3,Q4の連続的な異常パターンに対しての防止
効果はないが、デッドタイム回路をゲート回路15側に
設けていることにより、信号遅延回路17,18,1
9,20からなるデッドタイム回路の遅延時間以内の時
間幅の瞬時電気的ノイズが信号線16cに重畳しても、
これによる単発的な異常パターンの発生を防止すること
ができる。
【0085】上述したように、本実施の形態の3レベル
電力変換装置では、デッドタイム回路をゲート回路15
側に設けるようにしているので、前述した第1の実施の
形態の場合とほぼ同様の作用効果を得ることが可能であ
る。
【0086】なお、本実施の形態は、前述した従来の3
レベル電力変換装置と適宜組合わせて実施することもで
きる。
【0087】(第5の実施の形態)本実施の形態の3レ
ベル電力変換装置は、図11に示す前述した従来の3レ
ベル電力変換装置において、各相4個のIGBT1,
2,3,4のデッドタイムを、このIGBT1,2,
3,4毎に差を持たせて設定するようにしている。
【0088】ここでは、一例として、図9に示すよう
に、デッドタイム回路を構成する各信号遅延回路17,
18,19,20の図示しない構成部品の定数のバラツ
キ、温度変化等による信号遅延時間の変動を考慮した信
号遅延回路17の遅れ時間最小値を、信号遅延回路18
の遅れ時間最大値よりも長くするようにしている。
【0089】次に、以上のように構成した本実施の形態
の3レベル電力変換装置においては、例えばパターン0
からパターン3に切換った時でも、図9に示すように、
異常パターンの発生を防止することができる。
【0090】上述したように、本実施の形態の3レベル
電力変換装置では、各相4個のIGBT1,2,3,4
のデッドタイムを、IGBT1,2,3,4毎に差を持
たせて設定するようにしているので、デッドタイム回路
を構成する各信号遅延回路17,18,19,20の構
成部品の定数のバラツキ、温度変化等による信号遅延時
間の変動をなくして、あるパターンから他のパターンに
切換った時でも、異常パターンの発生を防止することが
可能となる。
【0091】これにより、前述した第1の実施の形態の
場合とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0092】なお、本実施の形態は、前述した前記第1
乃至第4の実施の形態の3レベル電力変換装置と適宜組
合わせて実施することもできる。
【0093】(第6の実施の形態)図10は、本実施の
形態による3レベル電力変換装置の構成例を示すブロッ
ク図であり、図1と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0094】すなわち、本実施の形態の3レベル電力変
換装置は、図10に示すように、3レベル電力変換変換
回路の各相4個のスイッチング素子として、前記図1に
おけるIGBT1,2,3,4に代えてGTOサイリス
タ24,25,26,27を用い、このサイリスタGT
O24,25,26,27に、抵抗28,29,30,
31が並列接続されたダイオード32,33,34,3
5とコンデンサ36,37,38,39との直列回路を
並列に接続し、さらに信号遅延回路17,18,19,
20からなるデッドタイム回路とゲート駆動回路11,
12,13,14との間に、最小時間確保回路23を設
けた構成としている。
【0095】最小時間確保回路23は、各相4個のGT
Oサイリスタ24,25,26,27がオンまたはオフ
している期間の最小時間を確保する。
【0096】次に、以上のように構成した本実施の形態
の3レベル電力変換装置においては、各相4個のGTO
サイリスタ24,25,26,27がオンまたはオフし
ている期間の最小時間を確保する最小時間確保回路23
を、ゲート回路15側に設けていることにより、GTO
サイリスタ24,25,26,27のオン/オフの時間
の制約を確保して、GTOサイリスタ24,25,2
6,27の破損を防止することができる。
【0097】上述したように、本実施の形態の3レベル
電力変換装置では、各相4個のGTOサイリスタ24,
25,26,27がオンまたはオフしている期間の最小
時間を確保する最小時間確保回路23を、ゲート回路1
5側に設けるようにしているので、GTOサイリスタ2
4,25,26,27のオン/オフの時間の制約を確保
して、GTOサイリスタ24,25,26,27の破損
を防止することが可能となる。
【0098】なお、本実施の形態は、前述した従来の3
レベル電力変換装置と適宜組合わせて実施することもで
きる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の3レベル
電力変換装置によれば、制御回路の異常、信号線への電
気的ノイズによる誤動作、信号線の断線等による誤動
作,デッドタイムのバラツキ等により発生する異常パタ
ーンの状態に対して、これに伴なう3レベル電力変換回
路のスイッチング素子への過電流、過電圧の印加をなく
して、スイッチング素子の破損を確実に防止することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による3レベル電力変換装置の第1の実
施の形態を示すブロック図。
【図2】同第1の実施の形態の3レベル電力変換装置に
おけるコード回路およびデコード回路の構成例を示すブ
ロック図。
【図3】同第1の実施の形態の3レベル電力変換装置に
おけるコード回路およびデコード回路の作用を説明する
ための図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の3レベル電力変換
装置におけるコード回路およびデコード回路の構成例を
示すブロック図。
【図5】同第2の実施の形態の3レベル電力変換装置に
おけるコード回路およびデコード回路の作用を説明する
ための図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の3レベル電力変換
装置におけるコード回路およびデコード回路の構成例を
示すブロック図。
【図7】同第3の実施の形態の3レベル電力変換装置に
おけるコード回路およびデコード回路の作用を説明する
ための図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の3レベル電力変換
装置におけるコード回路およびデコード回路の構成例を
示すブロック図。
【図9】本発明の第5の実施の形態の3レベル電力変換
装置における作用を説明するための図。
【図10】本発明による3レベル電力変換装置の第6の
実施の形態を示すブロック図。
【図11】従来の3レベル電力変換装置の構成例を示す
ブロック図。
【図12】従来の3レベル電力変換装置の作用を説明す
るための図。
【図13】従来の3レベル電力変換装置の作用を説明す
るための図。
【符号の説明】
1,2,3,4…IGBT、 5,6…ダイオード、 7,8…コンデンサ、 9…直流電源、 10…制御回路、 11,12,13,14…ゲート駆動回路、 15…ゲート回路、 16,16a,16b,16c…信号線、 17,18,19,20…信号遅延回路、 21…デコード回路、 22…コード回路、 23…最小時間確保回路、 24,25,26,27…GTOサイリスタ、 28,29,30,31…抵抗、 32,33,34,35…ダイオード、 36,37,38,39…コンデンサ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直列接続された2組のコンデンサ
    の接続点を中性点として直流電圧を出力する直流電源
    と、 各相で4個のスイッチング素子と、当該4個のスイッチ
    ング素子を駆動するゲート信号を制御信号に基づいて発
    生するゲート駆動回路からなるゲート回路とを備え、前
    記直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換す
    る3レベル電力変換回路と、 前記各相4個のスイッチング素子のゲート指令信号に基
    づいて、当該各相4個のスイッチング素子のオン/オフ
    の制御信号を発生し、信号線を介して前記ゲート回路に
    伝達する制御回路と、 を備えて構成される3レベル電力変換装置において、 前記制御回路側に設けられ、前記各相4個のスイッチン
    グ素子のゲート指令信号をコード変換して前記制御信号
    を発生する符号化回路と、 前記ゲート回路側に設けられ、前記符号化回路からの制
    御信号をデコードして前記ゲート駆動回路に出力する復
    号化回路と、 前記復号化回路と前記ゲート駆動回路との間に設けら
    れ、前記復号化回路からの出力信号を入力とし、当該入
    力信号の立上がりを遅延させて前記各相4個のスイッチ
    ング素子のデッドタイムを確保し前記ゲート駆動回路に
    出力するデッドタイム回路と、 を備えて成ることを特徴とする3レベル電力変換装置。
  2. 【請求項2】 互いに直列接続された2組のコンデンサ
    の接続点を中性点として直流電圧を出力する直流電源
    と、 各相で4個のスイッチング素子と、当該4個のスイッチ
    ング素子を駆動するゲート信号を制御信号に基づいて発
    生するゲート駆動回路からなるゲート回路とを備え、前
    記直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換す
    る3レベル電力変換回路と、 前記各相4個のスイッチング素子のゲート指令信号に基
    づいて、当該各相4個のスイッチング素子のオン/オフ
    の制御信号を発生し、信号線を介して前記ゲート回路に
    伝達する制御回路と、 を備えて構成される3レベル電力変換装置において、 前記ゲート回路側に、前記制御回路からの各相4個のス
    イッチング素子のオン/オフの制御信号を入力とし、当
    該入力信号の立上がりを遅延させて前記各相4個のスイ
    ッチング素子のデッドタイムを確保し前記ゲート駆動回
    路に出力するデッドタイム回路を備えて成ることを特徴
    とする3レベル電力変換装置。
  3. 【請求項3】 互いに直列接続された2組のコンデンサ
    の接続点を中性点として直流電圧を出力する直流電源
    と、 各相で4個のスイッチング素子と、当該4個のスイッチ
    ング素子を駆動するゲート信号を制御信号に基づいて発
    生するゲート駆動回路からなるゲート回路とを備え、前
    記直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換す
    る3レベル電力変換回路と、 前記各相4個のスイッチング素子のゲート指令信号に基
    づいて、当該各相4個のスイッチング素子のオン/オフ
    の制御信号を発生し、信号線を介して前記ゲート回路に
    伝達する制御回路と、 前記制御回路側に設けられ、前記各相4個のスイッチン
    グ素子のゲート指令信号を入力とし、当該入力信号の立
    上がりを遅延させて前記各相4個のスイッチング素子の
    デッドタイムを確保し、前記制御信号を発生するデッド
    タイム回路と、 を備えて構成される3レベル電力変換装置において、前
    記各相4個のスイッチング素子のデッドタイムを、当該
    スイッチング素子毎に差を持たせて設定するようにした
    ことを特徴とする3レベル電力変換装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1または請求項2に記載の3
    レベル電力変換装置において、 前記各相4個のスイッチング素子のデッドタイムを、当
    該スイッチング素子毎に差を持たせて設定するようにし
    たことを特徴とする3レベル電力変換装置。
  5. 【請求項5】 互いに直列接続された2組のコンデンサ
    の接続点を中性点として直流電圧を出力する直流電源
    と、 各相で4個のスイッチング素子と、当該4個のスイッチ
    ング素子を駆動するゲート信号を制御信号に基づいて発
    生するゲート駆動回路からなるゲート回路とを備え、前
    記直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換す
    る3レベル電力変換回路と、 前記各相4個のスイッチング素子のゲート指令信号に基
    づいて、当該各相4個のスイッチング素子のオン/オフ
    の制御信号を発生し、信号線を介して前記ゲート回路に
    伝達する制御回路と、 を備えて構成される3レベル電力変換装置において、 前記ゲート回路側に、前記各相4個のスイッチング素子
    がオンまたはオフしている期間の最小時間を確保する最
    小時間確保回路を備えて成ることを特徴とする3レベル
    電力変換装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1または請求項2に記載の3
    レベル電力変換装置において、 前記ゲート回路側に、前記各相4個のスイッチング素子
    がオンまたはオフしている期間の最小時間を確保する最
    小時間確保回路を備えて成ることを特徴とする3レベル
    電力変換装置。
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