JP2000341776A - 遠隔制御装置 - Google Patents

遠隔制御装置

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JP2000341776A
JP2000341776A JP11145750A JP14575099A JP2000341776A JP 2000341776 A JP2000341776 A JP 2000341776A JP 11145750 A JP11145750 A JP 11145750A JP 14575099 A JP14575099 A JP 14575099A JP 2000341776 A JP2000341776 A JP 2000341776A
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JP
Japan
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signal
controlled device
voice
remote control
unit
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JP11145750A
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Inventor
Takayoshi Yamamoto
隆禎 山本
Reisuke Sato
令介 佐藤
Yasushi Hayashi
恭史 林
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量で汎用性の高い遠隔制御装置を提供
すること。 【解決手段】 遠隔制御装置の送信部10は、被制御機
器を動作すべく使用者によりマイク11から入力された
音声に基づく音声信号のレベルをレベル検出器12で検
出し、音声信号が所定レベル以上の時にスイッチ回路1
3をONして音声信号を混合器14に供給し、被制御機
器を特定するための被制御機器識別信号でパルス変調さ
れたパルス変調信号と混合し、FM変調器19でFM変
調した後、赤外線駆動部20からリモコン信号の形態で
被識別制御信号と音声信号を送信するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、離れた場所から複数の
機器を操作する、または操作される遠隔制御機器に関す
るものであり、特に被制御機器識別信号と音声信号とを
同時に送信する、または受信するようにした遠隔制御機
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、遠隔制御装置、いわゆるリモ
コンは、離れた場所から複数の家電製品や音響機器の動
作を制御する装置として知られている。例えば、家電製
品や音響機器を操作する場合、VTRにはVTR用のリ
モコンが、DVDプレーヤにはDVDプレーヤ用のリモ
コンが、TV受像機にはTV受像機用リモコンがあるの
で、所望の家電製品や音響機器を操作する場合は、これ
らの機器の専用リモコンを操作することで、夫々の機器
の動作を制御することができる。しかし、リモコンで操
作できる機器が家庭内に増えると、当然リモコンの数が
増えてしまい、専用リモコンを探すのに手間が掛かり非
能率的であると共に、各メーカ毎に操作釦の名称が異な
る等扱いが煩雑である。
【0003】一方、学習リモコンは、周知のように専用
リモコンの特定の操作釦を操作し、専用リモコンから発
射されるリモコン信号を学習リモコンで読み取り、これ
を学習リモコンの操作釦に振り分けて記憶させること
で、複数の機器の操作を1つの学習リモコンで行うよう
にしたものである。しかし、学習リモコンは、複数の機
器の複数の操作釦を1つのリモコンで行うようにしたの
で、専用リモコンよりも操作釦が増え、却って操作性が
悪化すると共に記憶させた操作釦の位置が不明になると
操作ができなくなると云う問題が生じる。そこで、上述
したリモコンの操作性を改善する方法として、音声によ
り機器を制御する方法が種々提案されている。
【0004】例えば、音声で機器を制御する方法の一例
として特開平5−268676号公報に開示されている
音声リモコンについて、図6を用いて説明する。図6に
おいて、音声リモコンは、音声入力手段51と、音声認
識手段52と、制御手段53と、手操作入力手段54
と、リモコン送信部55とで構成されている。音声入力
手段51により入力された音声信号は、音声認識手段5
2に供給される。音声認識手段52は、供給される音声
信号を例えば周波数スペクトラム化し、特徴パターンに
変換する。そしてこの特徴パターンと、予め図示しない
記録部に記憶されている標準パターンとを照合し、特徴
パターンと標準パターンとの間に類似性が認められた時
は、記録部に記憶されている標準パターンに対応するリ
モコンコードを制御手段53を介して、リモコン送信部
55に供給し、リモコンコードを送信する。
【0005】上記音声リモコンは、音声認識手段51に
より、入力される音声信号を一旦音声認識手段52で音
声認識し、この結果をリモコンコードに変換して出力す
るようにしているので、例えばVTR用の音声リモコン
において、使用者が「再生」と音声入力すると、VTR
の再生動作を示すリモコンコードが送出され、これを受
信したVTRは再生動作を開始する。
【0006】また、特開平5−14974号公報におい
て、無線で音声信号を送信し、受信器側で音声認識する
図7に示す音声認識遠隔制御装置が開示されている。図
7において、音声認識遠隔制御装置は、送信機能を有す
るワイヤレスマイクロホン61a、61bと、アンテナ
62a、62bと、ワイヤレスマイクロホン61a、6
1bの電波をアンテナ62a、62bを通じて受信する
ワイヤレスマイク受信部63a、63bと、音声認識制
御(以下SCRと記す)ユニット64と、壁掛けアンプ
65と、壁掛けカセットデッキ66とで構成されてい
る。尚、壁掛けアンプ65は、ワイヤレスマイク受信部
63a、63bと、SCRユニット64と、混合器67
と、電力増幅器68が内蔵されており、その出力はスピ
ーカ69へ入力される構成となっている。
【0007】また、音声認識遠隔制御装置は、ワイヤレ
スマイク受信部63a、63bを2チャンネル分搭載
し、SCRユニット64に先押優性回路を設けたので、
例えば二人の使用者がSCRモードスイッチを同時に操
作した場合は、先にSCRモードスイッチを操作した使
用者のワイヤレスマイクロホン61a、61bが優性さ
れるように構成されている。
【0008】上記音声認識遠隔制御装置は、通常、ワイ
ヤレスマイクロホン61a、61bからの音声はスピー
カ69による拡声モードになっており、これをSCRモ
ードにするには、使用者によるワイヤレスマイクロホン
61a、61bの図示しないSCRモードスイッチを押
すことでワイヤレスマイク受信部63a、63bの音声
出力がSCRモード側に切り替わるように構成されてい
る。SCRモードスイッチは上記SCRモードに切り替
わるまで押し続ける。次に、使用者により認識単語とし
て、例えば「再生」と発声すると、SCRユニット64
には、「再生」と言う音声信号が入力され、音声認識回
路により解析され、認識単語に合った出力結果をカセッ
トデッキ66に出力する。またこれと同時にその認識結
果に合った合成音をスピーカ69から出力する。する
と、カセットデッキ66は、「再生」を認識し、再生動
作を開始する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記図6に示した音声
リモコンは、送信部側で音声信号を音声認識し、この結
果をリモコンコードに変換して出力するようにしている
ので、必要最低限の操作釦があれば良く送信部の操作性
は向上する。しかし、上述したように音声認識手段は、
入力される音声を周波数スペクトラム化し、特徴パター
ンに変換する技術と、辞書登録した膨大な音声標準パタ
ーンを記憶する大容量のメモリが必要となり、これらを
送信部側に用いることは、小型軽量及び汎用性の見地か
ら適さないと云う問題が生じる。また、送信部と制御さ
れる機器とが1対1の関係にある上記専用リモコンと何
ら変わらない。
【0010】また、上記図7に示した音声認識遠隔制御
装置は、ワイヤレスマイクロホンで音声信号を送信し、
受信部側で音声信号を音声認識するようにしているの
で、送信部側の小型軽量及び汎用性の条件を満たしてい
る。しかし、送信部側から音声信号を送信するようにし
たリモコン機器の場合は、家庭内に複数の音声リモコン
対応の機器が配置された場合は、制御しようとした機器
で無いにも係らず複数の機器が同時に動作する可能性が
ある。また、メーカが異なる場合であっても、メーカ毎
に機器を制御する言葉が異なることが考えられる。例え
ば、A社の音声リモコンは、再生動作を終了させるのに
「停止」と入力するのに対し、B社は、「ストップ」と
入力する。このように、メーカ毎に機器を制御する言葉
が異なる場合は、使用者が不用意に発した言葉で機器が
動作したり、視聴しているTV受像機からの「停止」や
「ストップ」の言葉で機器が誤動作する可能性がある。
【0011】本発明は、上述した問題点に鑑みて成され
たものであり、その目的は、小型軽量で汎用性の高い送
信部と、送信された音声信号を音声認識し、認識結果に
基づき正確に被制御機器の動作を制御する受信部とで構
成する遠隔制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明に係る遠隔制御装置は、被制
御機器の動作を制御すべく使用者により入力された音声
に基づいた音声信号と、被制御機器を特定する被制御機
器識別信号とを送信するように構成する。
【0013】また、請求項2に記載の発明に係る遠隔制
御装置は、被制御機器の動作を制御すべく発信された音
声信号と、被制御機器識別信号とを受信する受信手段
と、受信手段により受信された音声信号を認識する音声
認識手段と、受信手段により受信された被制御機器識別
信号と音声識別手段による認識結果に基づき機器の制御
を行う制御部とを備えて構成する。
【0014】また、請求項3に記載の発明に係る遠隔制
御装置は、被制御機器の動作を制御すべく使用者により
入力された音声に基づいた音声信号と、被制御機器を特
定する被制御機器識別信号とを送信する送信手段と、送
信手段により送信された音声信号と被制御機器識別信号
とを受信する受信手段と、受信手段により受信された音
声信号を認識する音声認識手段と、受信手段により受信
された被制御機器識別信号と音声認識手段による認識結
果に基づき機器の制御を行う制御部とを備えて構成す
る。
【0015】また、請求項4に記載の発明に係る遠隔制
御装置は、請求項1乃至3に記載の遠隔制御装置であっ
て、被制御機器識別信号は、複数の機器製造者のうちの
1を識別するための信号であることを特徴とする。
【0016】また、請求項5に記載の発明に係る遠隔制
御装置は、請求項1乃至3に記載の遠隔制御装置であっ
て、被制御機器識別信号は、複数の機器のうちの1つを
識別するための信号であることを特徴とする。
【0017】また、請求項6に記載の発明に係る遠隔制
御装置は、請求項1乃至3に記載の遠隔制御装置であっ
て、被制御機器識別信号は、複数の製造者別機器のうち
の1を識別するための信号であることを特徴とする。
【0018】本発明の遠隔制御装置は、被制御機器を動
作すべく使用者により入力された音声に基づいた音声信
号と被制御機器を識別する被制御機器識別信号とを送信
手段により送信し、送信された音声信号と被制御機器識
別信号とを受信手段により受信し、受信した音声信号を
音声認識手段により音声認識することにより、制御部を
介して被制御機器識別信号で被制御機器の特定が行わ
れ、認識結果に基づいて被制御機器の動作を制御するこ
とが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態による
遠隔制御装置の送信部10を構成する要部ブロック図で
ある。また、図2(a)は、送信部10の概略構造図で
ある。図1及び図2を用いて送信部10の構成及び機能
を説明する。
【0020】遠隔制御装置の送信部10は、音声を電気
信号に変換するマイク11と、マイク11から出力され
る音声信号のレベルを検出するレベル検出器12と、音
声信号をON/OFFするスイッチ回路13と、混合器
14と、識別コード(詳細は後述する)の搬送波周波数
を発振する発振器15と、パルス変調器16と、送信部
10の一連の動作を制御するCPU17と、後述する複
数の操作釦180を配した操作部18と、FM変調器1
9と、送信手段である赤外線駆動部20と、CPU17
の動作プログラム等が記憶されたROM21と、予め操
作釦180毎に登録される機器製造者或は被制御機器を
表す被制御機器識別信号である識別コードを記憶するR
AM22とで構成している。
【0021】マイク11は、指向性が高く音声周波数だ
けを通過させる狭帯域特性のものが用いられ、通常はO
N状態にあり、使用者の音声及び周囲の音を検出し、次
段のレベル検出器12に供給する。レベル検出器12
は、マイク11から供給される音のレベル(振幅)の大
小を判定することで使用者の音声だけを抽出する回路で
あり、所定の閾値が設定されている。レベル検出器12
は、マイク11から供給される音が上記閾値より小さい
場合は、CPU17に対して何ら信号を出力しないが、
マイク11から供給される音が上記閾値よりも大きい場
合は、CPU17に対してON信号を出力する。CPU
17は、レベル検出器12からON信号が供給される
と、スイッチ回路13をON状態(導通状態)にする。
スイッチ回路13がON状態になると、レベル検出器1
2から出力される音声信号は、スイッチ回路13を介し
て混合器14に供給される。
【0022】一方、発振器15は、CPU17からの制
御信号に基づき、例えば38kHzの搬送波周波数を発
振し、パルス変調器16に出力する。パルス変調器16
は、CPU17から供給される識別コードで搬送波周波
数をパルス変調し、パルス変調信号を混合器14に供給
する。混合器14は、上記音声信号とパルス変調信号を
重畳した複合信号の形態で次段のFM変調器19に供給
する。FM変調器19は、複合信号をFM変調した後、
赤外線駆動部20に供給する。赤外線駆動部20は、F
M変調器19から供給されるFM信号で図示せぬ赤外線
発光素子を駆動し、赤外線を送出する。
【0023】次に、操作釦180に識別コードを登録方
法を説明する。上記識別コードは、被制御機器識別信号
のことであり、機器製造者であるメーカ毎、或は被制御
機器毎に設定されるが、ここではメーカ名と被制御機器
を同時に示すメーカ別被制御機器を識別コードとして以
下説明する。かかる識別コードは、使用者または送信部
10の製造者により予め操作部18の各操作釦180に
登録するものであり、メーカ別被制御機器を登録する方
法を図2を用いて説明する。尚、図2(a)は送信部1
0の外観を、図2(b)はメーカ名と被制御機器を関連
付けた識別コードの対照表を、図2(c)は操作部18
の一部拡大図を示している。
【0024】送信部10は、マイク11と操作部18と
赤外線駆動部20が、図2(a)に示すように配置され
ている。操作部18は、識別コードの登録と、登録した
識別コードを選択するための複数の操作釦180と、登
録する際に用いられる登録釦「*」と、登録した内容を
確定する確定釦「#」がマトリクス状に配置されてい
る。また、マイク11は、送信部10の赤外線駆動部2
0と反対側の外周縁部に設けられ、使用者が操作釦18
0を操作する際に、使用者の口元に向くように配置され
ている。
【0025】使用者は、識別コードを操作釦180に登
録するに際し、図2(b)に示す対照表を用いて行う。
この対照表は、メーカ名のコードを“1”から“9”ま
での一桁の数字で表し、被制御機器のコードを“1”か
ら“9”までの二桁の数字で表すことで、所定のメーカ
別被制御機器を三桁の識別コード(表中点線枠内)で特
定している。例えば、A社を示すコードを“1”、A社
のVTR1を示すコードを“12”とすると、A社のV
TR1を特定する識別コードは“112”となる。同様
に、B社を示すコードを“2”、B社のTV1を示すコ
ードを“45”とすると、B社のTV1を特定する識別
コードは“245”となる。尚、A社或はB社等のメー
カ名は、使用者により自由に設定される。また、同一メ
ーカの同一機能の機器が複数ある場合に備えて例えばV
TR1、VTR2等としたが、メーカ別被制御機器と識
別コードとの関係は、使用者により設定するようにして
も良い。
【0026】そこで、例えばA社(メーカ名)のVTR
1(被制御機器)を「1」の操作釦180に登録する場
合は、「1」の操作釦180を押下した後、登録釦
「*」を押下し、A社のVTR1を表す識別コード“1
12”に対応する「1」、「1」、「2」の操作釦18
0を押下した後、確定釦「#」を押下することで登録作
業が終了する。また、同様に、B社のTV1を例えば
「4」の操作釦180に登録する場合は、「4」及び登
録釦「*」を押下した後、B社のTV1を表す識別コー
ド“245”に対応する「2」、「4」、「5」を押下
した後、確定釦「#」を押下することで登録作業が終了
する。尚、各操作釦180に識別コードを登録する際
に、例えば図2(c)に示すように1行目をA社専用の
操作釦180に選定、2行目をB社専用の操作釦180
に選定するなどして、メーカ毎に操作釦180の位置を
区分けして登録することで、メーカ別被制御機器の選択
が容易になる。
【0027】使用者により登録作業が行われると、例え
ば「1」の操作釦180が押下されると、「1」の操作
釦180に対応する選択コードがCPU17に出力され
る。そして、「1」の操作に続いて登録釦「*」が押下
されると、CPU17は使用者による登録作業であると
判断し、登録釦「*」の次に押下させる操作釦180の
番号を識別コードと認識すると共に、確定釦「#」が押
下されたことを検出すると、上記選択コードと識別コー
ドとを関連付けてRAM22に記憶する。これにより登
録作業が終了する。CPU17は、使用者によりメーカ
別被制御機器を選択するため操作釦180が押下される
と、押下された操作釦180の選択コードに対応する識
別コードをRAM22から読み出しパルス変調器16に
出力する。以上が操作釦180に識別コードを登録し、
選択する方法の説明である。
【0028】次に、送信部10全体の動作を図3に示す
動作フローに基づき説明する。尚、この動作フローは予
めROM21に記憶されている動作プログラムであり、
操作部18の操作で以下の動作が実行される。また、操
作部10の各操作釦180には既に識別コードが登録さ
れているものとして、以下に説明する。
【0029】先ず、ステップS1において、CPU17
は操作部18の操作釦180が操作されたか否かを常時
監視し、操作釦180が操作されない場合(NO)は、
これ以降の動作を終了する。ステップS1において、C
PU17は操作釦180が操作されたことを検出(YE
S)するとステップS2に移行する。ステップS2にお
いて、CPU17は発振器15及びFM変調器19を動
作させ、ステップS3に移行する。ステップS3におい
て、CPU17は操作された操作釦180の選択コード
をRAM22に記憶し、ステップS4に移行する。
【0030】次で、ステップS4において、CPU17
はマイク11から出力される音声信号が所定の振幅以上
であるか否かをレベル検出器12から供給されるON信
号に基づき監視する。CPU17は、レベル検出器12
からON信号が供給されない場合(NO)は、ステップ
S8に移行する。ステップS8において、CPU17
は、CPU17内部の図示しないカウンタを動作させ
る。カウンタは、上記操作釦180が操作された後、所
定時間(例えば5秒程度)の経過が有ったか否かを計数
するために設けたので、CPU17はカウンタが予め設
定された所定時間の経過が有ったか否かを監視する。ス
テップS8において、CPU17はカウンタの計数値が
所定時間に至らないと判断した場合(NO)は、ステッ
プS4に移行し、上記同様に音声信号が所定の振幅以上
であるか否かをレベル検出器12から供給されるON信
号に基づき監視する。
【0031】また、ステップS8において、CPU17
はカウンタの計数値が所定時間を経過したと判断した場
合(YES)は、ステップS7に移行する。ステップS
7において、CPU17は発振器15及びFM変調器1
9をOFFすると共に、RAM22に記憶されている選
択コードをクリアした後、一連の動作を終了する。尚、
ステップS7において、FM変調器19をOFFする理
由は、音声信号が入力されない場合に送信部10からの
信号の出力を停止させるためである。
【0032】上記、ステップS4において、CPU17
はレベル検出器12からON信号が供給された場合(Y
ES)は、ステップS5に移行し、スイッチ回路13を
ONする。ステップS5において、スイッチ回路13が
ONすると、マイク11で検出された音声信号は、レベ
ル検出器12及びスイッチ回路13を介して混合器14
に供給される。CPU17はレベル検出器12からON
信号を得ると、上記操作された操作釦180の選択コー
ドに対応する識別コードをRAM22から読み出し、パ
ルス変調器16に供給する。ステップS6において、混
合器14はパルス変調器16から供給される識別コード
でパルス変調されたパルス変調信号とスイッチ回路13
を介して供給される音声信号を重畳した複合信号の形態
でFM変調器19に供給する。FM変調器19は複合信
号をFM変調した後、赤外線駆動部20に供給する。赤
外線駆動部20はFM信号により赤外線発光素子を駆動
し、赤外線を発射した後、ステップS7に移行する。ス
テップS7において、CPU17は発振器15及びFM
変調器19をOFFすると共に、RAM22に記憶され
ている選択コードをクリアした後、一連の動作を終了す
る。上記動作フローは、動作終了後にCPU17の図示
しない内部クロックに基づき、所定のタイミング(例え
ば0.5秒)でスタートする。
【0033】次に、図4を用いて本発明の実施形態によ
る遠隔制御装置の受信部30の構成及び機能を説明す
る。遠隔制御装置の受信部30は、受信手段である赤外
線受光部31と、FM復調器32と、38kHzの搬送
波周波数を抽出するBPF(帯域通過フィルタ)33
と、パルス復調器34と、CPU35と、ROM36
と、RAM37と、音声信号を抽出するLPF(低域通
過フィルタ)38と、レベル検出器39と、スイッチ回
路40と、音声認識手段である音声認識部41と、制御
部42とで構成している。
【0034】赤外線受光部31は、送信部10から発射
された赤外線を受光し、光−電気変換してFM復調器3
2に供給する。FM復調器32は、赤外線受光部31か
ら出力されるFM信号を復調し、複合信号を次段のBP
F33とLPF37に供給する。BPF33は、複合信
号の中から、識別コードでパルス変調されたパルス変調
信号を抽出し、パルス復調器34に供給する。パルス復
調器34は、パルス変調信号を復調して得られた識別コ
ードをCPU35に供給する。CPU35は、パルス復
調器34から供給される識別コードが自身の被制御機器
を示す識別コードの場合は、その識別コードをRAM3
7に記憶する。また、識別コードが自身の被制御機器を
示す識別コードでない場合は、初期状態を維持する。
【0035】一方、FM復調器32から出力される複合
信号は、LPF37で音声信号だけが抽出され、レベル
検出器39に供給される。レベル検出器12は、LPF
38から供給される音声信号と赤外線受光部31が検出
したFM性雑音とを区別するために設けられた音声信号
の大小を判定する回路であり、所定の閾値が設定されて
いる。レベル検出器12は、LPF38から供給される
音声信号が上記閾値より小さい場合は、CPU35に対
して何ら信号を出力しないが、音声信号が上記閾値より
も大きい場合は、CPU35に対してON信号を出力す
る。CPU35は、上記パルス復調器34から供給され
た識別コードが自身の被制御機器を示す識別コードであ
り、且つレベル検出器39からON信号が供給される
と、スイッチ回路40をONにする。スイッチ回路40
がON状態になると、レベル検出器39から出力される
音声信号は、スイッチ回路40を介して音声認識部41
に供給される。
【0036】音声認識部40は、スイッチ回路39を介
して供給される音声信号を例えば周波数スペクトラム化
し、特徴パターンに変換してCPU35に供給する。C
PU35は特徴パターンと予めROM36に記憶されて
いる標準パターンと照合し、特徴パターンと標準パター
ンとの間に類似性が認められた時は、ROM36に記録
されている標準パターンに対応する被制御機器の動作を
制御するリモコンコードを制御部41から出力する。
【0037】次に、受信部30全体の動作を図5に示す
動作フローに基づき説明する。尚、この動作フローは予
めROM36に記憶されている動作プログラムであり、
赤外線受光部31から出力されるFM信号をFM復調器
32で復調し、復調された複合信号からBPF33を介
してパルス変調信号を抽出し、パルス復調器34で復調
された識別コードをCPU35が検出した時点からの動
作を以下に説明する。
【0038】先ず、ステップS20において、CPU3
5は、パルス復調器34から供給される識別コードが自
身の被制御機器を示す識別コードであるか否かを常時監
視し、識別コードでない場合(NO)は、これ以降の動
作を終了する。ステップS20において、CPU35は
識別コードが自身の被制御機器を示す識別コードである
と判断した場合(YES)は、ステップS21に移行す
る。ステップS21において、CPU35は音声認識部
41と制御部42をONにすると共に、上記識別コード
をRAM37に記憶した後、ステップS22に移行す
る。ステップ22において、CPU35はLPF38か
ら出力される音声信号が所定の振幅以上であるか否かを
検出するレベル検出器12から供給されるON信号に基
づき監視する。CPU35はレベル検出器39からON
信号が供給されない場合(NO)は、ステップS27に
移行する。
【0039】ステップS27において、CPU35は送
信部10と同様にカウンタを動作させ、カウンタが予め
設定された所定時間の経過が有ったか否かを監視する。
ステップS27において、CPU17はカウンタの計数
値が所定時間に至らないと判断した場合(NO)は、ス
テップS22に移行し、上記同様に音声信号が所定の振
幅以上であるか否かをレベル検出器12から供給される
ON信号に基づき監視する。ステップS27において、
CPU35は所定時間経過したと判断した場合(YE
S)は、ステップS26に移行する。ステップS26に
おいて、CPU35は音声認識部41及び制御部42を
OFFすると共に、RAM37に記憶されている上記識
別コードをクリアした後、一連の動作を終了する。
【0040】上記ステップS22において、CPU35
はレベル検出器39からON信号が供給された場合(Y
ES)は、ステップS23に移行し、スイッチ回路40
をONにする。LPF38で抽出された音声信号は、レ
ベル検出器39及びスイッチ回路40を介して音声認識
部41に供給される。ステップS24において、音声認
識部41は音声信号を例えば周波数スペクトラム化し、
特徴パターンに変換してCPU35に供給した後、ステ
ップS25に移行する。ステップS25において、CP
U35は特徴パターンと予めROM36に記憶されてい
る標準パターンと照合し、特徴パターンと標準パターン
との間に類似性が認められた時は、ROM36に記録さ
れている標準パターンに対応するリモコンコードを制御
部41を介して出力した後、ステップS26に移行す
る。ステップS26において、CPU35は音声認識部
41及び制御部42をOFFすると共に、RAM37に
記憶されている上記識別コードをクリアした後、一連の
動作を終了する。上記動作フローは、動作終了後にCP
U35の図示しない内部クロックに基づき、所定のタイ
ミング(例えば0.5秒)でスタートする。
【0041】本発明の遠隔制御装置は、例えばメーカ及
び被制御機器の一方または双方を特定する被制御機器識
別信号と被制御機器の動作を制御する音声信号を送信す
る送信部と、受信した被制御機器識別信号と音声信号を
音声認識手段で音声認識しその認識結果に基づき制御部
から機器を制御する受信部とで構成しているので、使用
者により送信部が操作されると、受信した被制御機器選
別信号が複数の制御機器の中で自身の被制御機器を特定
する信号であると認めた制御機器だけが、音声認識手段
を動作させ、受信した音声信号に基づき制御機器にリモ
コンコードを送出し、制御機器の動作が制御される。つ
まり、被制御機器識別信号に該当する制御機器だけが音
声信号に従った制御機器の制御が行われる。従って、家
庭内に複数の家電製品や音響機器が配置された場所にお
いても1つの送信部、即ち1つのリモコンで全ての機器
の制御が可能となる。
【0042】また、本発明の遠隔制御装置は、受信部側
に音声認識手段を設けているので、音声認識の精度を向
上させることが自由にできる。例えば、制御機器の再生
動作を終了する言葉として、「停止」や「ストップ」等
や、制御機器の再生動作を開始する言葉として、「再
生」や「スタート」等、使用者が制御機器の動作を制御
する際に用いるであろうと思われる多くの言葉をを予め
辞書登録することにより、メーカ毎に異なる言葉が使わ
れたとしても誤動作することがない。従って、例えば、
使用者が操作釦を操作し、「停止」と発音した後に再び
「ストップ」と発音した場合においても上記所定時間内
であれば受信部側で共に制御機器の再生動作を終了する
言葉として認識される。つまり、送信部側は数世代に渡
って同じ機能のリモコン送信機として使用できるし、受
信部側は音声認識技術の発展に伴い常に最新鋭の制御機
器とすることができる。
【0043】尚、本発明の遠隔制御装置の送信部10
は、被制御機器識別信号と音声信号を赤外線駆動部20
により赤外線信号で送信するように説明したが、FM信
号の形態で送信しても良く、送信の形態に限定されな
い。また、被制御機器識別信号は、メーカ名と被制御機
器を同時に示すメーカ別被制御機器を特定するコードと
して説明したが、メーカ名を特定したものであっても良
いし、被制御機器を特定するものであっても良い。例え
ばメーカ名を被制御機器識別信号とした場合は、被制御
機器を特定する言葉と被制御機器を制御する言葉で構成
する音声信号を送出すれば良い。同様に被制御機器を被
制御機器識別信号とした場合は、メーカ名を特定する言
葉と被制御機器を制御する言葉で構成する音声信号を送
出すれば良い。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、遠隔制御装置の送信部
は、被制御機器識別信号を登録する際に必要となる操作
釦があれば良く、登録後はその操作釦により被制御機器
識別信号が送信されるので、必要最低限の操作釦で構成
することができる。また、被制御機器の動作を制御する
信号は、音声信号のままで送信するようにしたので、被
制御機器の動作を制御する操作釦が不要となると共に、
送信側に音声認識手段を設ける必要が無く、小型軽量で
汎用性の高い送信部で構成できる。また、音声認識手段
を受信部側に設けたので、音声認識技術の発展に伴い常
に音声認識の精度の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による遠隔制御装置の送信部
の要部ブロック図。
【図2】本発明の実施形態による遠隔制御装置の送信部
の機能を説明するための図。
【図3】本発明の実施形態による遠隔制御装置の送信部
の動作フローを示す図。
【図4】本発明の実施形態による遠隔制御装置の受信部
の要部ブロック図。
【図5】本発明の実施形態による遠隔制御装置の受信部
の動作フローを示す図。
【図6】従来例における音声リモコン機能を説明する
図。
【図7】従来例における音声認識遠隔制御装置を説明す
る図。
【符号の説明】
10・・・送信部 11・・・マイク 12・・・レベル検出器 13・・・スイッチ回路 14・・・混合器 15・・・発振器 16・・・パルス変調器 17・・・CPU 18・・・操作部 19・・・FM変調器 20・・・赤外線駆動部 21・・・ROM 22・・・RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K048 AA03 AA04 BA02 CA11 DA02 DB04 EB02 EB14 FC01 HA04 HA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御機器の動作を制御すべく使用者に
    より入力された音声に基づいた音声信号と、 前記被制御機器を特定する被制御機器識別信号と、を送
    信することを特徴とする遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】 被制御機器の動作を制御すべく発信され
    た音声信号と、被制御機器識別信号とを受信する受信手
    段と、 前記受信手段により受信された前記音声信号を認識する
    音声認識手段と、 前記受信手段により受信された前記被制御機器識別信号
    と前記音声識別手段による認識結果に基づき機器の制御
    を行う制御部とを備えたことを特徴とする遠隔制御装
    置。
  3. 【請求項3】 被制御機器の動作を制御すべく使用者に
    より入力された音声に基づいた音声信号と、前記被制御
    機器を特定する被制御機器識別信号とを送信する送信手
    段と、 前記送信手段により送信された前記音声信号と前記被制
    御機器識別信号とを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記音声信号を認識する
    音声認識手段と、 前記受信手段により受信された前記被制御機器識別信号
    と前記音声認識手段による認識結果に基づき機器の制御
    を行う制御部とを備えたことを特徴とする遠隔制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記被制御機器識別信号は、複数の機器
    製造者のうちの1を識別するための信号であることを特
    徴とする請求項1乃至3に記載の遠隔制御装置。
  5. 【請求項5】 前記被制御機器識別信号は、複数の機器
    のうちの1つを識別するための信号であることを特徴と
    する請求項1乃至3に記載の遠隔制御装置。
  6. 【請求項6】 前記被制御機器識別信号は、複数の製造
    者別機器のうちの1を識別するための信号であることを
    特徴とする請求項1乃至3に記載の遠隔制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112419693A (zh) * 2020-11-03 2021-02-26 深圳Tcl新技术有限公司 设备控制方法、装置、显示设备及计算机可读存储介质

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112419693A (zh) * 2020-11-03 2021-02-26 深圳Tcl新技术有限公司 设备控制方法、装置、显示设备及计算机可读存储介质
CN112419693B (zh) * 2020-11-03 2023-05-12 深圳Tcl新技术有限公司 设备控制方法、装置、显示设备及计算机可读存储介质

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