JP2000341443A - Isdnにおける電力供給装置 - Google Patents

Isdnにおける電力供給装置

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JP2000341443A
JP2000341443A JP11151277A JP15127799A JP2000341443A JP 2000341443 A JP2000341443 A JP 2000341443A JP 11151277 A JP11151277 A JP 11151277A JP 15127799 A JP15127799 A JP 15127799A JP 2000341443 A JP2000341443 A JP 2000341443A
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power
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constant voltage
bus
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Noritaka Yamanaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線終端装置の中には、電力供給をしていな
いものや電力供給能力が定められた値に満たないものが
あり、一方ISDN用自動検針用装置などは屋外に設置
されるのが普通であるので、色々な回線終端装置に対応
するために電力供給装置が必要とされる。ところが、従
来回線終端装置の電力供給能力に関わらず、端末側に電
力を供給しており、回線終端装置の電力供給能力が充分
な場合には、必要でない商用電源を消費してしまう。 【解決手段】 回線終端装置側からファントム給電され
ているかどうかを判別する給電有無判別部17と、定電
圧電源部13の出力をファントム給電するかしないかの
電力供給スイッチ14とを設け回線終端装置からの電源
と商用電源から作った電源とを切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDN基本イン
タフェースのバスに接続される端末装置に、バスを介し
て電力を供給するISDNにおける電力供給装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のISDN基本インタフェースのバ
スに電力を供給する電力供給装置111は、図1に示す
ように、加入者回線4に接続された回線終端装置(以下
「DSU」という)2からの電力供給の有無に関わら
ず、商用電源5から定電圧電源部13により作った定電
圧電源を上記DSU2と端末装置間を接続するバス3に
設けた上り用パルストランス11および下りパルストラ
ンス12の端末装置側へ供給するのみであり、サージに
対する対策や電源供給状態の表示等を行っていない。図
中15および16は上記DSU2側のバス3および端末
装置側のバスに接続する端子A,Bである。
【0003】また、図12に示すように、従来の電力供
給装置121はDSU2側に電圧検出部122が設けら
れ、電圧がある場合にはスイッチ123により定電圧電
源部13からの出力を供給し、ない場合には、供給しな
い。このような構成では、常時電圧の供給が必要とされ
る自動検針用端末装置等には使用できない。
【0004】また、特開平5−37678公報では、I
SDN基本インタフェースのバスを直流的に絶縁し、D
SUからの信号を中継する下り用トランスおよびDSU
への信号を中継する上り用トランスとを有するトランス
回路と、商用電源を所定の直流電源に変換し、上記トラ
ンス回路を介して上記バスの終点側にファントム給電す
る給電手段と、所定の電力を蓄積し、商用電源の停止時
に代わりに電力を提供するようにした構成が提案されて
いる。
【0005】DSUが端末装置側へ給電する給電方法に
ついては、「TTC標準 JT−I430 ISDN基
本ユーザ・網インタフェースレイヤ1仕様」により定め
られているが、給電を行うことは必須条件ではないため
に、DSUの中には、電力供給をしていないものや電力
供給能力が定められた値に満たないものがある。
【0006】一方、電文式ガスメータや電文式水道メー
タの遠隔自動検針システムなどに用いられるISDN用
自動検針用端末装置等は屋外に設置されるのが普通であ
るが、商用電源を電源とすることは、製品の設計や工事
性の問題で容易ではない。そこで、色々なDSUに対応
するためにバスへの電力供給装置が必要になる。
【0007】従来の技術では、DSUによるバスへの電
力供給能力に関わらず、定電圧電源部を設け、設定電圧
電源部より端末側に常時電力の供給を行っている。その
ため、DSUの電力供給能力が充分な場合には、必要で
ない商用電源を消費することになるという問題があっ
た。
【0008】また、従来の技術では、DSUからの電力
の供給がないときには、端末側には電力の供給を行わな
いので、自動検針システムのように常にガズメータや接
点機器の状態を監視するような端末機器には不向きであ
るという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような問題を解決
するため、本発明のISDNにおける電力供給装置は、
ISDN基本インタフェースのバスを直流的に絶縁し、
回線終端装置からのパルス信号を中継する下り用パルス
トランスと、前記回線終端装置へのパルス信号を中継す
る上り用パルストランスとで構成される信号中継部と、
商用電源を所定の定電圧電源に変換し、前記バスの端末
装置側にファントム給電する手段を設けたISDNにお
ける電力供給装置において、回線終端装置側からファン
トム給電されているかいないかを判別する給電有無判別
部と、前記定電圧電源の出力をファントム給電するかし
ないかを切り換える電力供給切換スイッチとを設けてい
る。
【0010】この構成によると、給電有無判別部により
加入者回線から回線終端装置を介し、更にバス及び信号
中継部を介して端末装置側へ給電が行われているか否か
を検出することができるので、その検出結果に基づき、
商用電源より定電圧を得る定電圧電源部の出力を電力供
給切換スイッチにより選択的にバスにファントム給電す
ることができる。
【0011】また、本発明のISDNにおける電力供給
装置は、ISDN基本インタフェースのバスを直流的に
絶縁し、回線終端装置からのパルス信号を中継する下り
用パルストランスと、前記回線終端装置へのパルス信号
を中継する上り用パルストランスとで構成される信号中
継部と、商用電源を所定の定電圧電源に変換し、前記バ
スの端末装置側にファントム給電する手段を設けたIS
DNにおける電力供給装置において、回線終端装置側の
ファントム給電能力を測定する給電能力測定部と、前記
定電圧電源の出力をファントム給電するかしないかを切
り換える電力供給切換スイッチとを設けている。
【0012】この構成によると、加入者回線から回線終
端部を介し、更にバス及び信号中継部を介して端末装置
側へ給電される給電能力を給電能力測定部により測定す
るので接続する全端末装置の数あるいは負荷容量に応じ
て、商用電源より定電圧を得る定電圧電源の出力を電力
供給スイッチにより選択的にバスを介し端末装置側へフ
ァントム給電することができる。
【0013】また、本発明のISDNにおける電力供給
装置は、上記電力供給装置において、前記給電有無判別
部および前記給電能力測定部から得られた結果を表示す
る表示手段を設けている。
【0014】この構成によると、加入者回線から回線終
端部を介し、更にバス及び信号中継部を介して端末装置
側へ給電される電力の有無あるいは給電能力を給電有無
判別部あるいは給電能力測定部で検出し、その検出結果
を表示部に表示するので、接続できる端末装置の数を簡
単に確認することができ、接続しようとする端末装置の
数に応じて、商用電源より定電圧を得る定電圧電源部の
出力を電力供給切換スイッチにより選択的にバスを介し
端末装置側へファントム給電することができる。
【0015】また、本発明のISDNにおける電力供給
装置は上記ISDNにおける電力供給装置において、前
記給電有無判別部および前記給電能力測定部からの指示
で商用電源から作った定電圧電源による電力と回線終端
装置側から得られる電力のいずれを端末装置側に供給す
るかを選択する供給電力選択部を設け、端末装置側に供
給する電力を自動的に切り換えるようにしている。
【0016】この構成によると、給電有無判別部及び給
電能力測定部での判別及び測定結果により、供給電力選
択部が商用電源から作った定電圧電源による電力と加入
者回線より回線終端装置を介して供給される電力のいず
れを端末装置側へ供給するかを選択するので、加入者回
線からの給電の有無及び給電能力に応じて端末装置側へ
の電力の供給を自動的に商用電源からの電力供給に切り
換えることができる。
【0017】また、本発明のISDNにおける電力供給
装置は、ISDN基本インタフェースのバスを直流的に
絶縁し、回線終端装置からのパルス信号を前記バスを介
して受信する第1の下り用パルストランスと、前記バス
を介し回線終端装置へパルス信号を送信する第1の上り
用パルストランスと、端末装置側からのパルス信号を受
信する第2の上り用パルストランスと、前記端末装置側
へパルス信号を送信する第2の下り用パルストランス
と、前記第1と第2のパルストランス間および前記第1
と第2の下り用パルストランスの間に設けたパルス信号
の波形整形を行う第1および第2の整形回路と、商用電
源より所定の定電圧を得る定電圧源と、回線終端装置側
からのファントム給電を検出する検出部と、該検出部の
検出結果に基づき、端末装置側への給電を回線終端装置
側からのファントム給電による電力により行うか前記定
電圧源からの電力により行うかを選択する供給電力選択
部とを設けている。
【0018】この構成によると、ファントム給電を行う
ためのパルストランスとして、回線終端装置と端末装置
間のバスの途中にパルス信号を中継する第1及び第2の
上り用及び下り用パルストランスを設け、上り用と下り
用の第1と第2のパルストランス間に整形回路を設けて
いるので、ファントム給電を行う場合のパルストランス
でのパルス信号の減衰や波形の乱れを整形し、通信エラ
ーのない安定した通信を行わせることができ、バスから
端末装置へのファントム給電を通信エラーを生じさせず
に加入者回線からの電力と商用電源からの電力に適宜切
り換えることができる。
【0019】また、本発明のISDNにおける電力供給
装置は、回線終端装置と端末装置間を直接接続するIS
DN基本インタフェースのバスと、前記回線終端装置か
ら前記バスへの給電を検出する検出部と、商用電源より
所定の定電圧を得る定電圧源と、前記検出部の検出結果
に基づき回線終端装置より給電される電力と前記定電圧
源より得られる電力とを前記バス以外の給電回路を介し
て端末装置側に選択的に給電する供給電力選択部を設け
ている。
【0020】この構成によると、給電有無判別部は、加
入者回線から回線終端装置とバスを介し、直接端末装置
に供給される給電の有無を判別する。そして、この判別
結果に基づき、供給電力選択部は上記バス以外の専用の
給電回路を介して、定電圧電源部からの定電圧を端末装
置に供給する。従って定電圧電源部により商用電源より
生成した定電圧は、バスにファントム給電されることが
ないので、給電用のパルストランスを使用する必要がな
くなり、信号の減衰や波形歪が生じることによる通信エ
ラーを減少させることができ、また信号線を使わず給電
するので、負荷の大きな端末装置にも使用することがで
きる。
【0021】また、本発明のISDNにおける電力供給
装置は、請求項1及至6に記載するISDNにおける電
力供給装置において、前記バスの各ラインに接続するサ
ージ吸収部と、該サージ吸収部を接地する接地端子を設
けることを特徴とする。
【0022】この構成によると、バスの各ラインにサー
ジ吸収部を設けているので、商用電源にノイズあるいは
雷によるサージ電圧が生じた場合や、信号線からのノイ
ズの侵入があった場合にも、サージ吸収部がこれを吸収
することができ、信号線に大きな影響を与えて誤動作が
起こるのを防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1及至図
10を参照して説明する。本発明は、DSUから供給さ
れる電力により動作するINDNの端末装置に用いられ
るものであり、例えば、ガスメータや水道メータなどの
電文式メータをバスからの供給電力で遠隔検針する自動
検針用端末装置に用いた場合の実施形態について説明す
る。
【0024】図8はISDNにおける自動検針システム
の構成を示す図であり、図9は自動検針用端末装置の回
路ブロック図である。自動検針用端末装置88は、バス
3に接続され、該バス3からのファントム給電による電
力を電源部91で直流定電圧に変換し、この変換した直
流定電圧を回路の各部に供給している。そして、この自
動検針用端末装置88には、電文式メータ89が接続さ
れている。また、上記のバス3には、端末装置としての
端末側のターミナルアダプタ(TA)84が接続され、
ユーザが電話機87、FAX86やパソコン85を接続
して利用できるようにしている。基本インタフェースの
場合、バス3には8台までの端末装置が接続できること
になっている。
【0025】〈実施形態1〉本発明の第1の実施形態を
図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形
態の概略構成図である。一端がISDNの加入者回線4
に接続されたDSU2からのバス3には信号と電源電圧
が重畳されている。端子A15にDSU2からのバス3
が接続され端子B16に端末装置(図示せず)が接続さ
れる。
【0026】11は、端末装置(図示せず)からDSU
2への上り信号を中継する上り用パルストランスであ
り、12はDSU2から端末装置への下り信号を中継す
る下り用パルストランスである。17は上記上り用及び
下り用パルストランスのDSU2側に接続され、DSU
2側から端末装置側にファントム給電されているか否か
を判別する給電有無判別部であり、18は上記給電有無
判別部17に接続され、該給電有無判別17の判別結果
を表示する給電有無表示部である。
【0027】従って、給電有無判別部17は、端末装置
を接続したとき、DSU2からの供給電力が端末装置に
供給されているか否かを判別し、その判別結果を給電有
無表示部18に表示する。従って、ユーザー(この場合
は工事者)は、給電有無表示部18の表示により、この
端末装置には、電力供給装置1が必要かそうでないかを
認識することができる。電力供給装置1が必要でなけれ
ばこの電力供給装置1を取り外し、バス3に直接端末装
置を接続するかあるいは、電力供給切換スイッチ14を
オフにして定電圧電源部13で商用電源5より生成した
直流定電圧を端末装置側へ供給しないようにする。電源
供給装置1が必要な場合は、電力供給切換スイッチ14
をオンにして端末装置側へ定電圧電源部13により商用
電源5より生成した直流定電圧を供給する。
【0028】〈実施形態2〉本発明の第2の実施形態を
図2を用いて詳細に説明する。図2は、本発明の第2の
実施形態の概略構成図であり、図1に対応する部分には
同一符号を付し説明を省略する。図8において点線で示
すように、複数台の自動検針用端末装置88、88、・
・・をバス3に接続する場合、上記第1の実施形態で示
す給電有無判別部17では、何台分の自動検針用端末装
置88を接続できる能力があるか判断することができな
い。この第2の実施形態では、図2に示すように所定の
自動検針用端末装置88が何台接続できる能力があるか
を測定する給電能力測定部19を設け、その結果を接続
可能台数表示部20に数字で表示する。
【0029】従って、ユーザー(この場合は工事者)
は、まず本装置を取り付け、DSU2の給電能力を測定
する。この結果、バス3に何台の自動検針用端末装置8
8が定電圧電源13なしに接続することが可能であるこ
とを知ることができる。接続を予定している自動検針用
端末装置88の台数分の給電能力がない場合には電力供
給切換スイッチ14をオンにして、定電圧電源部13で
商用電源5より生成した直流定電圧を端末装置側へ供給
する。
【0030】〈実施形態3〉本発明の第3の実施の形態
を、図3を用いて詳細に説明する。図3は、本発明の第
3の実施形態を示す概略構成図であり、図1及び図2に
対応する部分には同一符号を付し説明を省略する。図8
に示す自動検針用端末装置88は、ガスメータや水道メ
ータなどの電文式メータ89や警報器などの接点機器を
接続しており、常時これらの電文式メータ89や接点機
器を監視している必要があるため、安定した電力供給が
必要とされる。
【0031】図3の供給電力選択部21は、給電有無判
別部17の出力により、端末装置への電源の供給をDS
U2から直接行うか、商用電源5による定電圧電源部1
3からの出力に切り換えるかを自動的に選択するスイッ
チ機能を持つ回路である。すなわち、給電有無判別部1
7の判別結果が「有」の時は、DSU2からの電力を端
末装置側に供給し、給電有無判別部17の判別結果が
「無」の場合は、定電圧電源部13からの商用電源5よ
り生成した直流定電圧を端末装置側に供給するようにす
る。このような構成により、DSU2がバス3への直流
電圧の供給を行わない構成の場合はもちろんのこと回線
トラブルや配線替えの場合など、DSU2からの電力供
給がなくなった場合でも安定して自動検針用端末装置8
8に電力の供給を行わせることができる。
【0032】〈実施形態4〉本発明の第4の実施の形態
を、図4を用いて詳細に説明する。第4は、本発明の第
4の実施形態を示す概略構成図であり、図1及至図3に
対応する部分には同一符号を付し、説明を省略する。図
8に示す自動検針用端末装置88は、ガスメータや水道
メータなどの電文式メータ89や警報器などの接点機器
を接続しており、常時これらの電文式メータ89や接点
機器を監視している必要があるため、安定した電力供給
が必要とされる。
【0033】供給電力選択部21は、給電能力測定19
の出力により端末装置への電源の供給をDSU2から直
接行うか、商用電源5による定電圧電源部13からの出
力に切り換えるかを自動的に選択するスイッチ機能を持
つ回路である。すなわち、給電能力測定部19での測定
結果が、電力供給装置1に接続された複数台の自動検針
用端末装置88に対して、給電能力「有」の時は、DS
U2からの電力を端末装置側に供給し、給電能力測定部
19の測定結果が「無」の場合は、定電圧電源部13か
らの商用電源5より生成した直流定電圧を端末装置側に
供給するようにする。
【0034】このような構成によりDSU2がバス3へ
の直流電圧の供給を行わない構成の場合はもちろんのこ
と回線トラブルや配線替えの場合など、DSU2からの
電力供給がなくなった場合でも安定して自動検針用端末
装置88に電力の供給を行わせることができる。
【0035】〈実施形態5〉本発明の第5の実施形態を
図5を用いて詳細に説明する。図5は、本発明の第5の
実施形態を示す概略構成図であり、図3に対応する部分
には同一符号を付し、説明を省略する。パルス信号は、
パルストランスを通過すると減衰や波形が歪み、通信エ
ラーの原因になることがある。
【0036】そこで、DSU2からのパルス信号を受信
する下り信号受信用パルストランス22、DSUへパル
ス信号を送信する上り信号送信用パルストランス23、
端末装置側からのパルス信号を受信する上り信号受信用
パルストランス24、端末装置側へパルス信号を送信す
る下り信号送信用パルストランス25と下りおよび上り
の各々のパルストランスの間にバスに整合できるように
下り用マッチング回路部26と上り用マッチング回路部
27を設ける。マッチング回路部はパルス信号の整形回
路であり、上り下りのユニットで構成され、入力された
パルスを規定の信号に増幅、波形整形し、バスへのイン
ピーダンスマッチングを行い、出力する機能を持つ。こ
れにより、通信エラーのない安定した通信が得られる。
【0037】〈実施形態6〉本発明の第6の実施形態
を、図6と図10を用いて詳細に説明する。図6は、本
発明の第6の実施形態を示す概略構成図であり、図5に
対応する部分には同一符号を付し、説明を省略する。パ
ルス信号は、パルストランスを通過すると減衰や歪みな
どで波形が乱れ、通信エラーの原因となることがある。
そこで、バス3の信号線はパルストランスを介さず通過
させ、別の電源端子28と専用の給電線を使用して、電
力を供給する。これにより、確実な電力の供給と通信を
実現する。この場合、図10の自動検針用端末装置の回
路ブロック図に示す自動検針用端末装置88の電源部9
1はバス3からのファントム給電もしくは別の配線から
の給電いずれでも動作できるようになっている。
【0038】この実施形態によると、信号線を使用せず
に給電を行うので、負荷の大きな端末装置にも対応でき
る。ファントム給電を行う場合は、パルストランスの中
点から電源を注入したり取り出したりするので、巻線の
影響がでてパルストランスにより電流が制限されるが、
この実施形態ではこのような問題はない。
【0039】〈実施形態7〉本発明の第7の実施形態を
図7を用いて詳細に説明する。 従来の技術では、商用
電源にノイズや雷サージが侵入してきた場合、信号線に
大きな影響を与えたり、逆に信号線からの侵入に対して
も他の商用電源で動作する機器に影響を及ぼすことがあ
る。
【0040】図7は、本発明の第7の実施形態を示す概
略構成図であり、図3に対応する部分には同一符号を付
し、説明を省略する。この実施形態ではサージ吸収部2
9とアース端子30を設け、アース端子を接地すること
により商用電源からと信号線からの侵入ノイズやサージ
を吸収し、機器の誤動作や故障に対する改善をはかるこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の電力供給装置は上記のように構
成するため、DSUの供給電力で自動検針用等の端末装
置が充分に動作可能か否かを判別することができるた
め、商用電源からの電力供給を必要に応じて、選択的に
行わせることができ、不必要な電力の消費を減らすこと
ができて、安定した電力供給が実現できる。また、回線
トラブルや配線替えの場合など、DSUからの電力供給
がなくなった場合でも安定して自動検針用等の端末装置
に電力供給を行わせることができる。また、端末装置と
して、ガスメータや水道メータなどを接続した自動検針
装置に用いる場合は、常時これらのメータや接点機器を
監視する必要があるが、このような端末装置に対して常
時安定した電力供給を行わせることができる。
【0042】また、パルストランスによる信号の減衰や
波形の乱れを整形することによりエラーのより少ない通
信が実現でき、ファントム給電を行う場合にも信頼性の
高い通信が実現できる。
【0043】また、ファントム給電を行わずに給電する
ので、負荷の大きな端末装置にも対応できる。
【0044】また、上記の効果に加え、サージ吸収部と
アース端子を設け、アース端子を接地するようにしてい
るので、商用電源からと信号線からの侵入ノイズやサー
ジを吸収し、機器の誤動作や故障に対する改善を図るこ
とができ、装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の回路構成図であ
る。
【図2】 本発明の第2の実施形態の回路構成図であ
る。
【図3】 本発明の第3の実施形態の回路構成図であ
る。
【図4】 本発明の第4の実施形態の回路構成図であ
る。
【図5】 本発明の第5の実施形態の回路構成図であ
る。
【図6】 本発明の第6の実施形態の回路構成図であ
る。
【図7】 本発明の第7の実施形態の回路構成図であ
る。
【図8】 本発明によるISDNを用いた自動検針シス
テムの構成図である。
【図9】 本発明の回路構成のブロック図である。
【図10】本発明の回路構成のブロック図である。
【図11】従来例の概略構成図である。
【図12】従来例の岡の概略構成図である。
【符号の説明】
1 電力供給装置 2 DSU 3 バス 4 加入者回線 5 商用電源 11、12パルストランス 13 定電圧電源部 14 電力供給切換スイッチ 15 端子A 16 端子B 17 給電有無判別部 18 給電有無表示部 19 給電能力測定部 20 接続可能台数表示部 21 供給電力選択部 22 下り信号受信用パルストランス 23 上り信号送信用パルストランス 24 上り信号受信用パルストランス 25 下り信号送信用パルストランス 26 下り用マッチング回路部 27 上り用マッチング回路部 28 電源端子 29 サージ吸収部 30 アース端子 81 センターコンピュータ 82 センター用ターミナルアダプタ 83 ISDN回線網 84 端末側ターミナルアダプタ 85 ユーザのパーソナルコンピュータ 86 ファクシミリ装置 87 電話機 88 自動検針用端末装置 89 電文式メータ 91 電源部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN基本インタフェースのバスを直
    流的に絶縁し、回線終端装置からのパルス信号を中継す
    る下り用パルストランスと、前記回線終端装置へのパル
    ス信号を中継する上り用パルストランスとで構成される
    信号中継部と、商用電源を所定の定電圧電源に変換し、
    前記バスの端末装置側にファントム給電する手段を設け
    たISDNにおける電力供給装置において、 回線終端装置側からファントム給電されているかいない
    かを判別する給電有無判別部と、前記定電圧電源の出力
    をファントム給電するかしないかを切り換える電力供給
    切換スイッチとを設けたことを特徴とするISDNにお
    ける電力供給装置。
  2. 【請求項2】 ISDN基本インタフェースのバスを直
    流的に絶縁し、回線終端装置からのパルス信号を中継す
    る下り用パルストランスと、前記回線終端装置へのパル
    ス信号を中継する上り用パルストランスとで構成される
    信号中継部と、商用電源を所定の定電圧電源に変換し、
    前記バスの端末装置側にファントム給電する手段を設け
    たISDNにおける電力供給装置において、 回線終端装置側のファントム給電能力を測定する給電能
    力測定部と、前記定電圧電源の出力をファントム給電す
    るかしないかを切り換える電力供給切換スイッチとを設
    けたことを特徴とするISDNにおける電力供給装置。
  3. 【請求項3】 前記給電有無判別部および前記給電能力
    測定部から得られた結果を表示する表示手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のISDN
    における電力供給装置。
  4. 【請求項4】 前記給電有無判別部および前記給電能力
    測定部からの指示で商用電源から作った定電圧電源によ
    る電力と回線終端装置側から得られる電力のいずれかを
    端末装置側に供給するかを選択する供給電力選択部を設
    け、端末装置側に供給する電力を自動的に切り換えるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のISDNにおける電力供給装置。
  5. 【請求項5】 ISDN基本インタフェースのバスを直
    流的に絶縁し、回線終端装置からのパルス信号を前記バ
    スを介して受信する第1の下り用パルストランスと、前
    記バスを介し、回線終端装置へパルス信号を送信する第
    1の上り用パルストランスと、端末装置側からのパルス
    信号を受信する第2の上り用パルストランスと、前記端
    末装置側へパルス信号を送信する第2の下り用パルスト
    ランスと、前記第1と第2の上り用パルストランス間お
    よび前記第1と第2の下り用パルストランスの間に設け
    た波形整形を行う第1および第2の整形回路と、商用電
    源より所定の定電圧を得る定電圧源と、回線終端装置側
    からのファントム給電を検出する検出部と、該検出部の
    検出結果に基づき端末装置側への給電を回線終端装置側
    からのファントム給電による電力により行うか前記定電
    圧源からの電力により行うかを選択する供給電力選択部
    とを設けたことを特徴とするISDNにおける電力供給
    装置。
  6. 【請求項6】 回線終端装置と端末装置間を直接接続す
    るISDN基本インタフェースのバスと、前記回線終端
    装置から前記バスへの給電を検出する検出部と、 商用電源より所定の定電圧を得る定電圧源と、前記検出
    部の検出結果に基づき、回線終端装置より給電される電
    力と前記定電圧源より得られる電力とを前記バス以外の
    給電回路を介して端末装置側に選択的に給電する供給電
    力選択部を設けたことを特徴とするISDNにおける電
    力供給装置。
  7. 【請求項7】 前記バスの各ラインに接続するサージ吸
    収部と、該サージ吸収部を接地する接地端子を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のIS
    DNにおける電力供給装置。
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