JP2000341322A - ストリーム型情報配信装置 - Google Patents
ストリーム型情報配信装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クライアント側での受信品質情報に基づい
て、サーバ側においてクライアント側の再バッファリン
グ率を推定する。 【解決手段】 映像音声配信プログラム１０は、クライ
アント７からのアクセスに従って、所定のプロトコル
（ＵＤＰまたはＴＣＰ）で蓄積していた映像・音声デー
タを送信する。品質データ受信・収集機能１１は、クラ
イアント７での再生終了後に送信されてくる品質データ
（受信パケット数、損失パケット数、遅延パケット数、
再送要求パケット数、平均スループット）を受信する。
再バッファリング率推定機能１２は、上記品質データを
用いて、所定の演算式に従って、再バッファリング率
（％）を推定する。送信制御機能１３は、推定した再バ
ッファリング率が所定の値以下になるように、映像音声
配信プログラム１０を制御する。
て、サーバ側においてクライアント側の再バッファリン
グ率を推定する。 【解決手段】 映像音声配信プログラム１０は、クライ
アント７からのアクセスに従って、所定のプロトコル
（ＵＤＰまたはＴＣＰ）で蓄積していた映像・音声デー
タを送信する。品質データ受信・収集機能１１は、クラ
イアント７での再生終了後に送信されてくる品質データ
（受信パケット数、損失パケット数、遅延パケット数、
再送要求パケット数、平均スループット）を受信する。
再バッファリング率推定機能１２は、上記品質データを
用いて、所定の演算式に従って、再バッファリング率
（％）を推定する。送信制御機能１３は、推定した再バ
ッファリング率が所定の値以下になるように、映像音声
配信プログラム１０を制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像・音声などを
配信するストリーム型情報配信アプリケーションに係る
ストリーム型情報配信装置に関する。
配信するストリーム型情報配信アプリケーションに係る
ストリーム型情報配信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、インターネットなどのネットワー
ク上では、映像・音声などを配信するストリーム型情報
配信アプリケーションを用いたストリーム型情報配信サ
ービスが提供されている。従来より、ストリーム型情報
配信サービスにおいては、クライアント側の再生状況を
配信サーバ側のサーバログに残す機能を持つストリーム
型情報配信アプリケーションが知られている。ストリー
ム型情報配信サービスにおいては、クライアント側での
映像・音声データの再生が途切れることなく、円滑に行
われるようにするために、クライアント側での再生状況
を把握することが重要である。
ク上では、映像・音声などを配信するストリーム型情報
配信アプリケーションを用いたストリーム型情報配信サ
ービスが提供されている。従来より、ストリーム型情報
配信サービスにおいては、クライアント側の再生状況を
配信サーバ側のサーバログに残す機能を持つストリーム
型情報配信アプリケーションが知られている。ストリー
ム型情報配信サービスにおいては、クライアント側での
映像・音声データの再生が途切れることなく、円滑に行
われるようにするために、クライアント側での再生状況
を把握することが重要である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クライアン
ト側での再生状況を劣化させる現象の１つに、「再バッ
ファリング待ち」現象がある。再バッファリング待ちと
は、映像・音声データをクライアント側で再生している
途中で、クライアント側端末のバッファにバッファリン
グし直すために、再生が数秒間中断してしまう現象であ
る。これは、クライアントユーザから見たとき、再生時
の品質劣化が最も大きい現象であると考えられる。この
再バッファリング待ちの割合を計測した値が再バッファ
リング率である。しかしながら、サーバ側でクライアン
ト側の品質を把握しようとする際、取得したい情報であ
るが、再バッファリング率をクライアント側で計測する
ことは、非常に困難であるという問題がある。
ト側での再生状況を劣化させる現象の１つに、「再バッ
ファリング待ち」現象がある。再バッファリング待ちと
は、映像・音声データをクライアント側で再生している
途中で、クライアント側端末のバッファにバッファリン
グし直すために、再生が数秒間中断してしまう現象であ
る。これは、クライアントユーザから見たとき、再生時
の品質劣化が最も大きい現象であると考えられる。この
再バッファリング待ちの割合を計測した値が再バッファ
リング率である。しかしながら、サーバ側でクライアン
ト側の品質を把握しようとする際、取得したい情報であ
るが、再バッファリング率をクライアント側で計測する
ことは、非常に困難であるという問題がある。
【０００４】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、ストリーム型情報配信システムにおいて、クラ
イアント側での受信品質情報に基づいて、サーバ側にお
いて、クライアント側の再バッファリング率を推定する
ことができるストリーム型情報配信装置を提供すること
を目的とする。
もので、ストリーム型情報配信システムにおいて、クラ
イアント側での受信品質情報に基づいて、サーバ側にお
いて、クライアント側の再バッファリング率を推定する
ことができるストリーム型情報配信装置を提供すること
を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項１記載の発明では、クライアント側で
受信しながら再生するための情報を配信するストリーム
型情報配信装置において、前記情報を前記クライアント
側に配信する配信手段と、前記情報を受信・再生後にク
ライアント側から送信されてくる品質情報を受信する受
信手段と、前記受信手段により受信した品質情報に基づ
いて、前記クライアント側の再バッファリング率を推定
する品質推定手段とを具備することを特徴とする。
るために、請求項１記載の発明では、クライアント側で
受信しながら再生するための情報を配信するストリーム
型情報配信装置において、前記情報を前記クライアント
側に配信する配信手段と、前記情報を受信・再生後にク
ライアント側から送信されてくる品質情報を受信する受
信手段と、前記受信手段により受信した品質情報に基づ
いて、前記クライアント側の再バッファリング率を推定
する品質推定手段とを具備することを特徴とする。
【０００６】また、請求項２記載の発明では、請求項１
記載のストリーム型情報配信装置において、前記品質推
定手段により推定された再バッファリング率が所定の値
以下になるように、前記配信手段を制御する送信制御手
段を具備することを特徴とする。
記載のストリーム型情報配信装置において、前記品質推
定手段により推定された再バッファリング率が所定の値
以下になるように、前記配信手段を制御する送信制御手
段を具備することを特徴とする。
【０００７】また、請求項３記載の発明では、請求項１
または２記載のストリーム型情報配信装置において、前
記品質推定手段は、映像音声データの転送プロトコルが
ＵＤＰの場合、前記品質情報を（ａ）受信パケット数
（個）、（ｂ）損失パケット数（個）、（ｃ）遅延パケ
ット数（個）、（ｄ）再送要求パケット数（個）とし、
α１を定数とした場合、前記クライアント側での再バッ
ファリング率（％）を、α１×｛（（ｂ）＋（ｃ））／
（（ａ）＋（ｂ）＋（ｃ））×１００｝で推定すること
を特徴する。
または２記載のストリーム型情報配信装置において、前
記品質推定手段は、映像音声データの転送プロトコルが
ＵＤＰの場合、前記品質情報を（ａ）受信パケット数
（個）、（ｂ）損失パケット数（個）、（ｃ）遅延パケ
ット数（個）、（ｄ）再送要求パケット数（個）とし、
α１を定数とした場合、前記クライアント側での再バッ
ファリング率（％）を、α１×｛（（ｂ）＋（ｃ））／
（（ａ）＋（ｂ）＋（ｃ））×１００｝で推定すること
を特徴する。
【０００８】また、請求項４記載の発明では、請求項１
または２記載のストリーム型情報配信装置において、前
記品質推定手段は、映像音声データの転送プロトコルが
ＵＤＰの場合、前記品質情報を（ａ）受信パケット数
（個）、（ｂ）損失パケット数（個）、（ｃ）遅延パケ
ット数（個）、（ｄ）再送要求パケット数（個）とし、
α２を定数とした場合、前記クライアント側での再バッ
ファリング率（％）を、α２×｛（ｄ）／（（ａ）＋
（ｂ）＋（ｃ））×１００｝で推定することを特徴す
る。
または２記載のストリーム型情報配信装置において、前
記品質推定手段は、映像音声データの転送プロトコルが
ＵＤＰの場合、前記品質情報を（ａ）受信パケット数
（個）、（ｂ）損失パケット数（個）、（ｃ）遅延パケ
ット数（個）、（ｄ）再送要求パケット数（個）とし、
α２を定数とした場合、前記クライアント側での再バッ
ファリング率（％）を、α２×｛（ｄ）／（（ａ）＋
（ｂ）＋（ｃ））×１００｝で推定することを特徴す
る。
【０００９】また、請求項５記載の発明では、請求項３
または４記載のストリーム型情報配信装置において、前
記定数α１、α２は、既存のストリーム型情報配信アプ
リケーションを繰り返し使用した実験のサンプルを元に
決定することを特徴とする。
または４記載のストリーム型情報配信装置において、前
記定数α１、α２は、既存のストリーム型情報配信アプ
リケーションを繰り返し使用した実験のサンプルを元に
決定することを特徴とする。
【００１０】また、請求項６記載の発明では、請求項１
または２記載のストリーム型情報配信装置において、前
記品質推定手段は、映像音声データの転送プロトコルが
ＴＣＰの場合、前記品質情報を（ｅ）平均スループット
（ｂｐｓ）、α３およびα４を定数とした場合、α３＋
α４×（ｅ）で推定することを特徴する。
または２記載のストリーム型情報配信装置において、前
記品質推定手段は、映像音声データの転送プロトコルが
ＴＣＰの場合、前記品質情報を（ｅ）平均スループット
（ｂｐｓ）、α３およびα４を定数とした場合、α３＋
α４×（ｅ）で推定することを特徴する。
【００１１】また、請求項７記載の発明では、請求項６
記載のストリーム型情報配信装置において、前記定数α
３、α４は、既存のストリーム型情報配信アプリケーシ
ョンを繰り返し使用した実験のサンプルを元に決定する
ことを特徴とする。
記載のストリーム型情報配信装置において、前記定数α
３、α４は、既存のストリーム型情報配信アプリケーシ
ョンを繰り返し使用した実験のサンプルを元に決定する
ことを特徴とする。
【００１２】この発明では、配信手段により、前記情報
を前記クライアント側に配信し、受信手段により、前記
情報を受信・再生後にクライアント側から送信されてく
る品質情報を受信する。そして、品質推定手段により、
前記受信手段により受信した品質情報に基づいて、前記
クライアント側の再バッファリング率を推定する。した
がって、受信側で再バッファリング率を計測することな
く、サーバ側で再バッファリング率を推定することが可
能となる。また、クライアント側のアプリケーションに
おいて、再バッファリング率を計測する機能が不要とな
る。
を前記クライアント側に配信し、受信手段により、前記
情報を受信・再生後にクライアント側から送信されてく
る品質情報を受信する。そして、品質推定手段により、
前記受信手段により受信した品質情報に基づいて、前記
クライアント側の再バッファリング率を推定する。した
がって、受信側で再バッファリング率を計測することな
く、サーバ側で再バッファリング率を推定することが可
能となる。また、クライアント側のアプリケーションに
おいて、再バッファリング率を計測する機能が不要とな
る。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 Ａ．実施形態の構成 図１は、ストリーム型情報配信システムの構成を示すブ
ロック図である。図において、カメラ１やＡＶ機器２
は、映像・音声データを記録する。エンコーダ３は、記
録された映像・音声データをエンコードする。配信サー
バ４は、エンコードされた映像・音声データを蓄積し、
クライアントからアクセスされると、クライアントから
の要求に従った映像・音声データを送信する。配信サー
バ４は、後述する品質推定装置５を備えている。クライ
アント７，７，…は、ネットワーク（ローカルエリアネ
ットワーク、インターネット、ＩＳＰ １、中継サー
バ）６を経由して配信サーバ４にアクセスし、配信サー
バ４から送信されてくる映像・音声データを受信しなが
ら再生する。また、クライアント７，７，…は、再生終
了後、後述する品質データを配信サーバ４に送信する。
の形態を説明する。 Ａ．実施形態の構成 図１は、ストリーム型情報配信システムの構成を示すブ
ロック図である。図において、カメラ１やＡＶ機器２
は、映像・音声データを記録する。エンコーダ３は、記
録された映像・音声データをエンコードする。配信サー
バ４は、エンコードされた映像・音声データを蓄積し、
クライアントからアクセスされると、クライアントから
の要求に従った映像・音声データを送信する。配信サー
バ４は、後述する品質推定装置５を備えている。クライ
アント７，７，…は、ネットワーク（ローカルエリアネ
ットワーク、インターネット、ＩＳＰ １、中継サー
バ）６を経由して配信サーバ４にアクセスし、配信サー
バ４から送信されてくる映像・音声データを受信しなが
ら再生する。また、クライアント７，７，…は、再生終
了後、後述する品質データを配信サーバ４に送信する。
【００１４】図２は、本発明の実施形態による、サーバ
側およびクライアント側の情報端末の通信機能に係る構
成を示すブロック図である。図において、配信サーバ４
は、映像音声配信プログラム１０、品質データ受信・収
集機能１１、再バッファリング率推定機能１２および送
信制御機能１３を備える。映像音声配信プログラム１０
は、クライアント７からのアクセスに従って、所定のプ
ロトコル（ＵＤＰ：User Datagram ProtocolまたはＴＣ
Ｐ：Transmission Control Protocol）で蓄積していた
映像・音声データを送信する。また、品質データ受信・
収集機能１１は、クライアント７での再生終了後に送信
されてくる品質データを受信し、配信サーバログを残
す。再バッファリング率推定機能１２は、上記品質デー
タを用いて、後述する演算式に従って、再バッファリン
グ率（％）を推定する。送信制御機能１３は、推定した
再バッファリング率が所定の値以下になるように、映像
音声配信プログラム１０を制御する。
側およびクライアント側の情報端末の通信機能に係る構
成を示すブロック図である。図において、配信サーバ４
は、映像音声配信プログラム１０、品質データ受信・収
集機能１１、再バッファリング率推定機能１２および送
信制御機能１３を備える。映像音声配信プログラム１０
は、クライアント７からのアクセスに従って、所定のプ
ロトコル（ＵＤＰ：User Datagram ProtocolまたはＴＣ
Ｐ：Transmission Control Protocol）で蓄積していた
映像・音声データを送信する。また、品質データ受信・
収集機能１１は、クライアント７での再生終了後に送信
されてくる品質データを受信し、配信サーバログを残
す。再バッファリング率推定機能１２は、上記品質デー
タを用いて、後述する演算式に従って、再バッファリン
グ率（％）を推定する。送信制御機能１３は、推定した
再バッファリング率が所定の値以下になるように、映像
音声配信プログラム１０を制御する。
【００１５】また、クライアント７は、映像音声受信プ
ログラム２０および品質データ計測・送信機能２１を備
える。映像音声受信プログラム２０は、配信サーバ４が
送信してくる映像・音声データを受信しながら再生す
る。品質データ計測・送信機能２１は、映像・音声デー
タの受信・再生において、通信回線の品質を示す品質情
報を計測し、映像・音声データの再生終了後、品質デー
タとして、少なくとも、図３に示す（ａ）受信パケット
数（個）、（ｂ）損失パケット数（個）、（ｃ）遅延パ
ケット数（個）、（ｄ）再送要求パケット数（個）、
（ｅ）平均スループット（bit／sec＝ｂｐｓ）を、配信
サーバ４に送信する。
ログラム２０および品質データ計測・送信機能２１を備
える。映像音声受信プログラム２０は、配信サーバ４が
送信してくる映像・音声データを受信しながら再生す
る。品質データ計測・送信機能２１は、映像・音声デー
タの受信・再生において、通信回線の品質を示す品質情
報を計測し、映像・音声データの再生終了後、品質デー
タとして、少なくとも、図３に示す（ａ）受信パケット
数（個）、（ｂ）損失パケット数（個）、（ｃ）遅延パ
ケット数（個）、（ｄ）再送要求パケット数（個）、
（ｅ）平均スループット（bit／sec＝ｂｐｓ）を、配信
サーバ４に送信する。
【００１６】上述した再バッファリング率推定機能１２
は、映像音声データを送信するときのプロトコルがＵＤ
Ｐの場合には、図３に示す品質データを用いて、クライ
アント７側での再バッファリング率（％）を、 α１×｛（（ｂ）＋（ｃ））／（（ａ）＋（ｂ）＋
（ｃ））×１００｝
は、映像音声データを送信するときのプロトコルがＵＤ
Ｐの場合には、図３に示す品質データを用いて、クライ
アント７側での再バッファリング率（％）を、 α１×｛（（ｂ）＋（ｃ））／（（ａ）＋（ｂ）＋
（ｃ））×１００｝
【００１７】または、 α２×｛（ｄ）／（（ａ）＋（ｂ）＋（ｃ））×１０
０｝ という推定式を用いて推定する。なお、上記の推定式の
定数パラメータα１、α２は、既存のストリーム型情報
配信アプリケーションを繰り返し使用した実験のサンプ
ルを元に決定する。本実施形態では、α１＝０．８４、
α２＝０．６４となる。
０｝ という推定式を用いて推定する。なお、上記の推定式の
定数パラメータα１、α２は、既存のストリーム型情報
配信アプリケーションを繰り返し使用した実験のサンプ
ルを元に決定する。本実施形態では、α１＝０．８４、
α２＝０．６４となる。
【００１８】一方、映像音声データを配信するときのプ
ロトコルがＴＣＰの場合には、クライアント側での再バ
ッファリング率（％）を、 α３＋α４×（ｅ） という推定式を用いて推定する。なお、上記推定式の定
数パラメータα３、α４は、既存のストリーム型情報配
信アプリケーションを繰り返し使用した実験のサンプル
を元に決定する。本実施形態では、α３＝−４１．６
４、α４＝０．８０となる。
ロトコルがＴＣＰの場合には、クライアント側での再バ
ッファリング率（％）を、 α３＋α４×（ｅ） という推定式を用いて推定する。なお、上記推定式の定
数パラメータα３、α４は、既存のストリーム型情報配
信アプリケーションを繰り返し使用した実験のサンプル
を元に決定する。本実施形態では、α３＝−４１．６
４、α４＝０．８０となる。
【００１９】Ｂ．実施形態の動作 次に、本実施形態の動作について詳細に説明する。クラ
イアント７，７，…は、ネットワーク（ローカルエリア
ネットワーク、インターネット、ＩＳＰ １、中継サー
バ）６を経由して配信サーバ４にアクセスする。配信サ
ーバ４は、クライアント７からのアクセスに従って、映
像音声配信プログラム１０により、所定のプロトコル
（ＵＤＰまたはＴＣＰ）で蓄積していた映像・音声デー
タをクライアント７に送信する。クライアント７は、映
像音声受信プログラム２０により、配信サーバ４が送信
してくる映像・音声データを受信しながら再生する。
イアント７，７，…は、ネットワーク（ローカルエリア
ネットワーク、インターネット、ＩＳＰ １、中継サー
バ）６を経由して配信サーバ４にアクセスする。配信サ
ーバ４は、クライアント７からのアクセスに従って、映
像音声配信プログラム１０により、所定のプロトコル
（ＵＤＰまたはＴＣＰ）で蓄積していた映像・音声デー
タをクライアント７に送信する。クライアント７は、映
像音声受信プログラム２０により、配信サーバ４が送信
してくる映像・音声データを受信しながら再生する。
【００２０】このとき、品質データ計測・送信機能２１
により、映像・音声データの受信・再生において、通信
回線の品質を示す品質情報を計測する。そして、品質デ
ータ計測・送信機能２１は、映像・音声データの再生終
了後、品質データとして、少なくとも、図３に示す
（ａ）受信パケット数（個）、（ｂ）損失パケット数
（個）、（ｃ）遅延パケット数（個）、（ｄ）再送要求
パケット数（個）、（ｅ）平均スループット（ｂｐｓ）
を、配信サーバ４に送信する。
により、映像・音声データの受信・再生において、通信
回線の品質を示す品質情報を計測する。そして、品質デ
ータ計測・送信機能２１は、映像・音声データの再生終
了後、品質データとして、少なくとも、図３に示す
（ａ）受信パケット数（個）、（ｂ）損失パケット数
（個）、（ｃ）遅延パケット数（個）、（ｄ）再送要求
パケット数（個）、（ｅ）平均スループット（ｂｐｓ）
を、配信サーバ４に送信する。
【００２１】配信サーバ４では、品質データ受信・収集
機能１１により、上記品質データを受信し、再バッファ
リング率推定機能１２により、該品質データを用いて、
前述した演算式に従って、再バッファリング率（％）を
推定する。これら品質データ（（ａ）〜（ｅ））や再バ
ッファリング率（ｆ）は、図４に示す配信サーバログと
して残す。さらに、送信制御機能１３により、次回の映
像・音声データの配信時に、推定した再バッファリング
率が所定の値以下になるように、映像音声配信プログラ
ム１０を制御する。
機能１１により、上記品質データを受信し、再バッファ
リング率推定機能１２により、該品質データを用いて、
前述した演算式に従って、再バッファリング率（％）を
推定する。これら品質データ（（ａ）〜（ｅ））や再バ
ッファリング率（ｆ）は、図４に示す配信サーバログと
して残す。さらに、送信制御機能１３により、次回の映
像・音声データの配信時に、推定した再バッファリング
率が所定の値以下になるように、映像音声配信プログラ
ム１０を制御する。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前記情報を受信・再生後にクライアント側から送信され
てくる品質情報を受信し、品質推定手段により、前記受
信手段により受信した品質情報に基づいて、前記クライ
アント側の再バッファリング率を推定するようにしたの
で、受信側で再バッファリング率を計測することなく、
サーバ側で再バッファリング率を推定することができる
という利点が得られる。サーバ管理者は、クライアント
ユーザの受信品質を知ることができ、サーバ管理やサー
ビスにフィードバックすることができるという利点が得
られる。
前記情報を受信・再生後にクライアント側から送信され
てくる品質情報を受信し、品質推定手段により、前記受
信手段により受信した品質情報に基づいて、前記クライ
アント側の再バッファリング率を推定するようにしたの
で、受信側で再バッファリング率を計測することなく、
サーバ側で再バッファリング率を推定することができる
という利点が得られる。サーバ管理者は、クライアント
ユーザの受信品質を知ることができ、サーバ管理やサー
ビスにフィードバックすることができるという利点が得
られる。
【図１】 ストリーム型情報配信システムの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図２】 サーバ側およびクライアント側の情報端末の
通信機能に係る構成を示すブロック図である。
通信機能に係る構成を示すブロック図である。
【図３】 クライアント側の再バッファリング率を推定
するために用いるサーバログ項目を示す概念図である。
するために用いるサーバログ項目を示す概念図である。
【図４】 既存のストリーム型情報配信アプリケーショ
ンのサーバログに残る項目を示す概念図である。
ンのサーバログに残る項目を示す概念図である。
４ 配信サーバ ７ クライアント １０ 映像音声配信プログラム（配信手段） １１ 品質データ受信・収集機能（受信手段） １２ 再バッファリング率推定機能（品質推定手段） １３ 送信制御機能（送信制御手段） ２０ 映像音声配信プログラム ２１ 品質データ計測・送信機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B089 GA11 HB02 HB10 JA33 JB06 KA12 KC48 5K030 HA08 HB21 JT10 LA01 LD12 LE17 MB01 MC07 9A001 BB04 CC02 CC06 CC08 HH15 HH23 JJ12 JJ25 JJ27 KK37 KK56
Claims (7)
- 【請求項１】 クライアント側で受信しながら再生する
ための情報を配信するストリーム型情報配信装置におい
て、 前記情報を前記クライアント側に配信する配信手段と、 前記情報を受信・再生後にクライアント側から送信され
てくる品質情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した品質情報に基づいて、前記
クライアント側の再バッファリング率を推定する品質推
定手段とを具備することを特徴とするストリーム型情報
配信装置。 - 【請求項２】 前記品質推定手段により推定された再バ
ッファリング率が所定の値以下になるように、前記配信
手段を制御する送信制御手段を具備することを特徴とす
る請求項１記載のストリーム型情報配信装置。 - 【請求項３】 前記品質推定手段は、 映像音声データの転送プロトコルがＵＤＰの場合、前記
品質情報を（ａ）受信パケット数（個）、（ｂ）損失パ
ケット数（個）、（ｃ）遅延パケット数（個）、（ｄ）
再送要求パケット数（個）とし、α１を定数とした場
合、前記クライアント側での再バッファリング率（％）
を、 α１×｛（（ｂ）＋（ｃ））／（（ａ）＋（ｂ）＋
（ｃ））×１００｝ で推定することを特徴する請求項１または２記載のスト
リーム型情報配信装置。 - 【請求項４】 前記品質推定手段は、 映像音声データの転送プロトコルがＵＤＰの場合、前記
品質情報を（ａ）受信パケット数（個）、（ｂ）損失パ
ケット数（個）、（ｃ）遅延パケット数（個）、（ｄ）
再送要求パケット数（個）とし、α２を定数とした場
合、前記クライアント側での再バッファリング率（％）
を、 α２×｛（ｄ）／（（ａ）＋（ｂ）＋（ｃ））×１０
０｝ で推定することを特徴する請求項１または２記載のスト
リーム型情報配信装置。 - 【請求項５】 前記定数α１、α２は、既存のストリー
ム型情報配信アプリケーションを繰り返し使用した実験
のサンプルを元に決定することを特徴とする請求項３ま
たは４記載のストリーム型情報配信装置。 - 【請求項６】 前記品質推定手段は、 映像音声データの転送プロトコルがＴＣＰの場合、前記
品質情報を（ｅ）平均スループット（ｂｐｓ）、α３お
よびα４を定数とした場合、 α３＋α４×（ｅ） で推定することを特徴する請求項１または２記載のスト
リーム型情報配信装置。 - 【請求項７】 前記定数α３、α４は、既存のストリー
ム型情報配信アプリケーションを繰り返し使用した実験
のサンプルを元に決定することを特徴とする請求項６記
載のストリーム型情報配信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14567999A JP2000341322A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | ストリーム型情報配信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14567999A JP2000341322A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | ストリーム型情報配信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000341322A true JP2000341322A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15390591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14567999A Pending JP2000341322A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | ストリーム型情報配信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000341322A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-05-25 JP JP14567999A patent/JP2000341322A/ja active Pending
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| Date | Code | Title | Description |
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