JP2000341192A - 優先制御機能付き時分割多重アクセス無線通信方式 - Google Patents

優先制御機能付き時分割多重アクセス無線通信方式

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JP2000341192A
JP2000341192A JP15055399A JP15055399A JP2000341192A JP 2000341192 A JP2000341192 A JP 2000341192A JP 15055399 A JP15055399 A JP 15055399A JP 15055399 A JP15055399 A JP 15055399A JP 2000341192 A JP2000341192 A JP 2000341192A
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Yukari Kokubu
ゆかり 国府
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基準局と複数の端末局とから構成されるデマン
ドアサイメント方式の時分割多重アクセス無線通信方式
において、タイムスロットの割り当てを、より一層効率
的にかつ効果的に行う無線通信方式を得る。 【解決手段】端末局からタイムスロットの割り当て要求
を基準局が受信した場合、基準局は要求元端末局の優先
順位と割り当てルールを参照して、優先順位の高い端末
局に優先的にタイムスロットを割り当てる無線通信方式
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は優先制御機能付き時
分割多重アクセス無線通信方式に関し、特に端末局から
の回線割り当て要求に基づき基準局にてタイムスロット
を割り当てるデマンドアサイメント方式の無線通信方式
であって、タイムスロットの割り当てに際して端末局の
優先順位に応じた優先制御を行うことを特徴とする優先
制御機能付き時分割多重アクセス無線通信方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、無線回線などを使用した時分
割多重アクセス(TDMA:TimeDivision
Multiple Access)無線通信方式とし
ては、複数の端末局からの回線割り当て要求に基づい
て、基準局にて各端末局にタイムスロットを割り当てる
デマンドアサイメント方式のTDMA無線通信方式が知
られている。
【0003】TDMA無線通信方式では、信号の送受信
の基本周期となる一定時間長のフレームを定め、このフ
レームの中をいくつかのタイムスロットに分割し、各端
末局はそれぞれ異なるタイムスロットを使用することに
よって相手局と通信を行う。
【0004】そして、従来のデマンドアサイメント方式
によるタイムスロットの割り当て方式としては、図11
に示すような2つの割り当て方式が知られている。
【0005】図11の(イ)は、要求スロット数割り当
て方式であり、要求が生じる度に必要な数だけのタイム
スロットを割り当てる方式である。すなわち、タイムス
ロットの割り当てを受けることが必要となった端末局
は、必要とする数だけのタイムスロットの割り当てを基
準局に要求する。図11(イ)に示した例では、端末局
に5スロット分のデータが発生したため、5スロットの
割り当て要求を基準局に送信する。要求を満たすことが
可能であれば基準局は5スロット割り当て通知を端末局
に返送し、端末局は割り当て通知に指定されたタイムス
ロットにデータを乗せ、5スロットだけの送信を実行す
る。その後、端末局に4スロット分のデータが発生する
と、端末局は4スロットの割り当て要求を基準局に再度
送信し、基準局からの4スロット割り当て通知を受けた
後、4スロット分のデータを指定されたタイムスロット
に乗せて送信する。このように、図11(イ)の要求ス
ロット数割り当て方式は、送信すべきデータが端末局内
に蓄積される度にタイムスロットの割り当て要求が出さ
れるため、各端末局がタイムスロットを専有する時間は
必要最低限であり、通信資源であるタイムスロットの使
用効率が良いという利点を有している。
【0006】図11の(ロ)は、周期的スロット割り当
て方式であり、要求が生じるとフレーム周期に繰り返し
てタイムスロットを割り当てる方式である。すなわち、
タイムスロットの割り当てを受けることが必要となった
端末局は、まずタイムスロットの割り当て開始の要求を
基準局に送信し、基準局がフレーム周期に繰り返しのタ
イムスロットを割り当てると、端末局はフレーム内の指
定されたタイムスロットにデータを乗せて送信を繰り返
し、送信データが終了して使用しないスロットが一定時
間連続した場合にタイムスロットの割り当てを解放する
制御を行う方式である。図11(ロ)に示した例では、
端末局に5スロット分のデータが発生したため、タイム
スロットの割り当て開始要求を基準局に送信する。基準
局から1フレーム内に1スロットを割り当てた旨の1ス
ロット/フレームの割り当て通知を受けた端末局は、1
フレームに1スロット分のデータを乗せて5フレームの
送信を行う。この間に4スロット分のデータが新たに発
生した場合であっても、端末局は割り当て要求を再度送
信することはせず、5フレームの送信に続けて4フレー
ムの送信を行う。その後、端末局内に送信すべきデータ
が無くなったため、端末局がタイムスロットの割り当て
解放要求を基準局に送信し、基準局からの解放通知を受
信すると、それまで割り当てられていたタイムスロット
が解放される。このように、図11(ロ)の周期的スロ
ット割り当て方式は、送信すべきデータが発生し続ける
間は連続してタイムスロットが割り当てられているた
め、送信データの遅延が小さいという利点を有してい
る。また、タイムスロットの割り当てを要求する回数も
少なくてすむため、他の端末局と割り当て要求が競合す
る割合も小さいという利点も有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のデマンドアサイメント方式によるTDMA無線通信方
式のタイムスロット割り当て方式は、以下のような欠点
を有している。
【0008】まず、図11(イ)の要求スロット数割り
当て方式は、送信データが端末局内に蓄積されてからタ
イムスロットの割り当て要求が出されるため、送信デー
タの送信開始までに時間がかかり、送信の遅延が大きく
なるという欠点を有している。また、タイムスロットの
割り当て要求の送信は、通常、複数の端末局が基準局に
対してランダムアクセスで行うため、複数の端末局から
の要求が競合して衝突し、要求がなかなか受け入れられ
ない場合も多くなるという欠点を有している。
【0009】また、図11(ロ)の周期的スロット割り
当て方式では、1つの端末局が割り当てられたタイムス
ロットを専有する時間が長くなり、フレーム中のタイム
スロットが全て割り当て済みの場合には、タイムスロッ
トの割り当てを受けられない端末局が発生し易いという
欠点を有しており、割り当てを得られない端末局の通信
開始までの待ち時間が長くなるという欠点を有してい
る。
【0010】本発明の目的は、上述した従来のタイムス
ロット割り当て方式の欠点を除去することにあり、その
実現形態としては、端末局相互間に優先順位を付し、優
先順位の高い端末局には優先的にタイムスロットを割り
当てる優先制御機能付き時分割多重アクセス無線通信方
式を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の優先制御機能付
き時分割多重アクセス無線通信方式は、基準局と複数の
端末局とから構成されるデマンドアサイメント方式の時
分割多重アクセス無線通信方式において、前記基準局と
前記複数の端末局との間の通信は、前記基準局から前記
端末局方向の複数の下り回線と、前記端末局から前記基
準局方向の複数の上り回線を使用して行われ、前記下り
回線の信号は、一定時間長のフレームに時分割されて送
信され、前記フレームの先頭にはフレーム同期パターン
を有し、前記フレーム同期パターンに続いてデータを収
容するための複数のデータスロットを有し、前記上り回
線の信号は、前記下り回線のフレームと同一時間長のフ
レームに時分割されて送信され、前記上り回線のフレー
ムの先頭には複数のタイムスロットに時分割された割り
当て要求領域を有し、前記割り当て要求領域に続いてデ
ータを収容するための複数のデータスロットに時分割さ
れたデータスロット領域を有し、前記端末局は、前記基
準局に向けてデータ送信の必要性が生じた場合に、前記
上り回線の前記データスロット領域の割り当てを得るた
めにタイムスロット割り当て要求を送出する第1のリソ
ース割り当て制御部を備え、前記基準局は、前記端末局
から前記タイムスロット割り当て要求を受信した場合
に、前記上り回線の前記データスロット領域の前記デー
タスロットの割り当てを、前記端末局の優先順位と割り
当てルールに従って行う第2のリソース割り当て制御部
を備える、ことを特徴とする。
【0012】また、前記端末局は、前記基準局との通信
を行う第1の無線送受信装置と、前記第1の無線送受信
装置によって受信された前記下り回線の信号を復調する
第1のDEMと、前記第1のDEMの出力を復号する第
1のデコーダとを備え、また、前記第1のデコーダの出
力である前記下り回線の信号から前記フレーム同期パタ
ーンと前記データスロットとを分離する第1の分離部と
を備え、また、第1のデータ再構成部と、地上通信網な
どとのインターフェースを制御する第1のプロトコルI
/F制御部と、第1のパケット化部と、第1のリソース
割り当て制御部と、第1の多重部と、第1の同期制御部
と、送信制御部と、前記送信制御部の出力を符号化する
第1のエンコーダと、前記第1のエンコーダの出力を変
調する第1のMODとを備え、前記第1の分離部は、前
記フレーム同期パターンを前記第1の同期制御部へ出力
し、前記第1の分離部はまた、前記データスロットから
データを抽出して前記第1のデータ再構成部へ出力する
と共に、前記データスロットの中から前記基準局からの
割り当て通知を抽出して前記第1のリソース割り当て制
御部へ出力し、前記第1のデータ再構成部は、前記第1
の分離部から受信した前記データを前記地上通信網で処
理可能な信号形式に復元して前記第1のプロトコルI/
F制御部に出力し、前記第1のプロトコルI/F制御部
は前記第1のデータ再構成部の出力を前記地上通信網な
どに送信し、一方、前記第1のプロトコルI/F制御部
は前記地上通信網などから前記基準局への送信データを
受信して前記第1のパケット化部に出力し、前記第1の
パケット化部は前記送信データを無線回線で送受信され
るパケット形式のデータに変換して前記第1の多重部に
出力し、前記第1のリソース割り当て制御部は、前記第
1の分離部から前記基準局からの割り当て通知を受信し
て、前記基準局へのデータ送信のための前記上り回線の
データスロットの割り当てを管理する機能を有し、前記
第1のパケット化部に前記パケット形式のデータが蓄積
され、なおかつ自端末局に割り当てられた前記上り回線
のデータスロットがまだ無いか、または不足している場
合に、前記基準局に対するタイムスロット割り当て要求
のメッセージを作成して前記第1の多重部あるいは前記
送信制御部に出力し、同時に前記第1のリソース割り当
て制御部は、前記基準局からの割り当て通知を受信して
自端末局に割り当てられた前記上り回線のデータスロッ
トの番号を保持し、また、前記基準局からの割り当て通
知に新たな周波数の割り当てが含まれている場合には、
復調器としての前記第1のDEMおよび変調器としての
前記第1のMODに新しい割り当て周波数を設定する機
能を有し、前記第1のパケット化部からの出力である前
記送信データと、前記第1のリソース割り当て制御部か
らの出力である前記タイムスロット割り当て要求のメッ
セージは、前記第1の多重部で多重されて前記送信制御
部に出力され、前記第1の同期制御部は、前記第1の分
離部で分離された前記フレーム同期パターンに基づいて
前記基準局とのフレーム同期を取り、また自端末局の送
信同期を確立し、前記送信制御部は、自端末局が前記第
1のプロトコルI/F制御部から受信した前記基準局へ
の送信データや、あるいは自端末局の前記第1のリソー
ス割り当て制御部が出力する前記タイムスロット割り当
て要求のメッセージを、前記基準局へ送信するために前
記上り回線のフレームの形式に組み立てる機能を有し、
従って前記送信制御部は、前記第1の同期制御部が確立
した前記送信同期に基づき、前記基準局への送信データ
を前記上り回線のフレームの形式に組み立てる場合は、
前記第1の多重部からの出力を前記上り回線のフレーム
の自端末局に割り当てられた前記上り回線のデータスロ
ットの番号の位置に挿入することにより、あるいはまた
前記タイムスロット割り当て要求のメッセージを前記上
り回線のフレームの形式に組み立てる場合は、前記タイ
ムスロット割り当て要求のメッセージを前記上り回線の
割り当て要求領域のタイムスロットの位置をランダムに
選択して選択したタイムスロットに挿入することによ
り、前記上り回線のフレームを組み立て、これを前記第
1のエンコーダに出力して符号化し、次に前記第1のM
ODで変調して、前記第1の無線送受信装置から前記上
り回線へ送信する、ことを特徴とする。
【0013】さらに、前記基準局は、地上通信網とのイ
ンターフェースを制御する第2のプロトコルI/F制御
部と、前記第2のプロトコルI/F制御部から受信した
データを、無線回線で送受信されるパケット形式のデー
タに変換する第2のパケット化部と、それぞれのパケッ
トを宛先端末局に送信するために宛先端末局が使用する
下り回線に振り分けるルータを備え、また、自基準局の
配下の端末局が使用する周波数情報を保持する第2のリ
ソース割り当て制御部を備え、前記ルータは前記第2の
リソース割り当て制御部が保持している端末局の使用周
波数情報を参照し、前記第2のリソース割り当て制御部
は、自基準局の配下の端末局からタイムスロット割り当
て要求を受信した場合に上り回線のデータスロットの割
り当て制御を行う機能を有し、割り当てを要求した端末
局に対する割り当て通知を作成し、また前記第2のリソ
ース割り当て制御部は、下り回線及び上り回線の混雑状
態を監視し、輻輳と判断される場合にはこれを緩和する
ために端末局が使用する周波数を決定し、あるいは変更
して新たな周波数を端末局に通知する機能も有し、自基
準局と配下の端末局におけるフレーム同期を取るための
基準信号を出力する第2の同期制御部を備え、前記第2
の同期制御部は自基準局内の基準クロックを供給すると
共に、前記フレーム同期パターンを作成し、また、自基
準局が使用する下り回線毎に第2の多重部と、符号器と
しての第2のエンコーダと、変調器としての第2のMO
Dを備え、さらに、自基準局の配下の端末局との通信を
行う第2の無線送受信装置を備え、前記第2の多重部
は、前記ルータの出力である前記パケットと、前記第2
のリソース割り当て制御部の出力である前記割り当て通
知と、前記第2の同期制御部の出力である前記フレーム
同期パターンとを時分割多重して、前記第2のエンコー
ダに出力し、前記第2のエンコーダはこれを符号化して
前記第2のMODに出力し、前記第2のMODはこれを
変調して前記第2の無線送受信装置に出力し、前記第2
の無線送受信装置はこれを端末局に向けて送信し、一
方、自基準局が使用する上り回線毎に復調器としての第
2のDEMと、復号器としての第2のデコーダと、第2
の分離部とを備え、前記第2の分離部の出力を多重する
第3の多重部と、前記第3の多重部の出力を再構成する
第2のデータ再構成部を備え、前記第2の無線送受信装
置が前記上り回線からの信号を受信すると、これを前記
第2のDEMで復調し、次にこれを前記第2のデコーダ
で復号して前記第2の分離部に出力し、前記第2の分離
部は、前記第2のデコーダの出力である前記上り回線の
信号から、端末局から送出されたタイムスロット割り当
て要求のメッセージとデータとを分離し、前記タイムス
ロット割り当て要求のメッセージを前記第2のリソース
割り当て制御部に出力し、前記データを前記第3の多重
部に出力し、前記第3の多重部は、全ての上り回線から
の前記データを多重して前記第2のデータ再構成部に出
力し、前記第2のデータ再構成部はこれを前記地上通信
網で処理可能な信号形式に変換して前記第2のプロトコ
ルI/F制御部に出力し、前記第2のプロトコルI/F
制御部はこれを前記地上通信網へ送信し、また、自基準
局の配下に新たに加入する端末局の優先順位を登録した
り、すでに登録されている端末局の前記優先順位を変更
するための外部制御端末を備え、前記外部制御端末から
入力された前記優先順位に関する情報は、全て前記第2
のリソース割り当て制御部に保持される、ことを特徴と
する。
【0014】また、前記端末局の要部である前記第1の
リソース割り当て制御部は、タイムスロット割り当て要
求送信部と、データスロット番号記憶部と、割り当て通
知処理部と、割り当て周波数設定部とを備え、前記タイ
ムスロット割り当て要求送信部は、前記第1のパケット
化部に送信データが蓄積された状態で、前記データスロ
ット番号記憶部を参照し、自端末局に割り当てられた上
り回線のデータスロットがまだ無いか、または不足して
いる場合に前記基準局に対するタイムスロット割り当て
要求のメッセージを作成し、これを前記送信制御部に出
力し、タイムスロットの追加割り当て要求を行う場合
は、前記タイムスロット割り当て要求のメッセージを前
記第1の多重部に出力し、また、前記基準局からの割り
当て通知を前記第1の分離部から得た場合には、前記割
り当て通知処理部は自端末局に割り当てられた上り回線
のデータスロット番号を前記データスロット番号記憶部
に記憶し、前記基準局からの割り当て通知に新たな周波
数の割り当てが含まれている場合には、前記割り当て通
知処理部は新しい割り当て周波数を復調器としての前記
第1のDEMと変調器としての前記第1のMODに設定
するためこれを前記割り当て周波数設定部に出力する、
ことを特徴とする。
【0015】さらに、前記基準局の要部である前記第2
のリソース割り当て制御部は、周波数管理部と、周波数
情報記憶部と、回線監視部とを備え、前記周波数管理部
は自基準局の配下の端末局の使用周波数を管理し、配下
の端末局が使用している周波数の情報を前記周波数情報
記憶部に記憶し、また、前記周波数管理部は、自基準局
の上り回線及び下り回線の混雑状況を監視する前記回線
監視部から得られる情報を元に、輻輳と判断される場合
にはこれを緩和するために端末局が使用する周波数を変
更するなどして、新たな周波数を端末局に通知するため
これを前記第2の多重部に送出すると共に、新たな周波
数を前記周波数情報記憶部に記憶し直し、前記周波数情
報記憶部に記憶された周波数情報は、前記ルータによっ
て参照され、また、タイムスロット割り当て制御部と、
タイムスロット割り当てルール記憶部と、端末局優先順
位記憶部とを備え、前記第2の分離部が分離して出力す
る端末局からのタイムスロット割り当て要求のメッセー
ジを受信した場合には、前記タイムスロット割り当て制
御部は前記タイムスロット割り当てルール記憶部に記憶
されているルール、及び、前記端末局優先順位記憶部に
記憶されている端末局の優先順位を参照して、上り回線
のデータスロットの割り当てを決定し、割り当てを要求
した端末局に対する割り当て通知を作成し、これを前記
第2の多重部に送出する、ことを特徴とする。
【0016】また、前記基準局の要部である前記外部制
御端末は、タイムスロット割り当てルール入力部と、端
末局優先順位入力部とを備え、前記タイムスロット割り
当てルール入力部からタイムスロットを端末局に割り当
てる際に使用されるルールを入力されると、これを前記
タイムスロット割り当てルール記憶部に設定しあるいは
変更し、前記端末局優先順位入力部は、端末局の優先順
位の設定あるいは変更入力を可能とするためのものであ
り、設定あるいは変更された優先順位を前記端末局優先
順位記憶部に設定する、ことを特徴とする。
【0017】さらに、前記基準局の要部である前記第2
のリソース割り当て制御部の前記タイムスロット割り当
て制御部の実行するタイムスロット割り当て動作は、端
末局からのタイムスロット割り当て要求のメッセージを
前記基準局が受信すると(ステップS1)、前記基準局
は、要求されたタイムスロット数が未だ端末局に割り当
てられていない空きデータスロット数より小さいか又は
等しいかを判定し(ステップS2)、要求されたタイム
スロット数が空きデータスロット数よりも小さいか又は
等しい場合は、要求された数のデータスロットを割り当
て(ステップS3)、割り当てたデータスロット番号を
通知するため端末局に対し割り当て通知を送信し(ステ
ップS4)、ステップS2の判定の結果、要求されたタ
イムスロット数が空きデータスロット数よりも大きい場
合は、要求元端末局の優先順位情報を取得し(ステップ
S5)、次のステップS6で、タイムスロットの追加要
求か否かを判定し、追加要求であれば、要求元端末局に
は既に1つ以上のデータスロットが割り当てられている
が、それが不足してきたための追加要求であるので、先
ず要求元端末局の優先順位がデータスロットの追加を許
容されたものであるかを判定し(ステップS7)、許容
されていればステップS8に進み、許容されていなけれ
ばステップS12に進み、また、ステップS6で追加要
求でなければ、要求元端末局にはデータスロットが1つ
も割り当てられておらず新規にタイムスロットの割り当
てを要求してきた状態であるので、ステップS8に進
み、ステップS8では、既にデータスロットを割り当て
られている他の端末局の中に、データスロットを削減可
能な端末局が有るか否かを判定し、削減可能な端末局が
有れば、当該端末局に対しデータスロットの割り当て削
減要求を送信し(ステップS9)、当該端末局から削減
確認のメッセージを受信(ステップS10)した後、当
該端末局に割り当てられていたデータスロットを解放し
て空きデータスロットとし(ステップS11)、ステッ
プS2に戻り、ステップS8でデータスロットを削減可
能な端末局が無ければ、割り当て可能なデータスロット
が無いため割り当てビジーを要求元端末局に対して送信
し(ステップS12)、タイムスロット割り当て動作を
終了する、ことを特徴とする。
【0018】また、基準局と複数の端末局とから構成さ
れるデマンドアサイメント方式の時分割多重アクセス無
線通信方式において、前記基準局と前記複数の端末局と
の間の通信は、通信用人工衛星を介して行われ、かつ、
前記基準局から前記端末局方向の複数の下り回線と、前
記端末局から前記基準局方向の複数の上り回線を使用し
て行われ、前記下り回線の信号は、一定時間長のフレー
ムに時分割されて送信され、前記フレームの先頭にはフ
レーム同期パターンを有し、前記フレーム同期パターン
に続いてデータを収容するための複数のデータスロット
を有し、前記上り回線の信号は、前記下り回線のフレー
ムと同一時間長のフレームに時分割されて送信され、前
記上り回線のフレームの先頭には複数のタイムスロット
に時分割された割り当て要求領域を有し、前記割り当て
要求領域に続いてデータを収容するための複数のデータ
スロットに時分割されたデータスロット領域を有し、前
記端末局は、前記基準局に向けてデータ送信の必要性が
生じた場合に、前記上り回線の前記データスロット領域
の割り当てを得るためにタイムスロット割り当て要求を
送出する第1のリソース割り当て制御部を備え、前記基
準局は、前記端末局から前記タイムスロット割り当て要
求を受信した場合に、前記上り回線の前記データスロッ
ト領域の前記データスロットの割り当てを、前記端末局
の優先順位と割り当てルールに従って行う第2のリソー
ス割り当て制御部を備える、ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明の優先制御機能付き時分割
多重アクセス無線通信方式の第1の実施の形態を示すシ
ステム構成図である。
【0021】図1に示す本実施の形態は、1つの基準局
Aと複数の端末局T1〜T11から構成され、基準局A
と端末局とは、時分割多重アクセス(TDMA)方式で
無線通信を行う。基準局Aは、指向性のある複数のアン
テナを備え、それぞれのアンテナがカバーする複数の通
信ゾーンすなわち通信ゾーンB1と通信ゾーンB2を有
している。各端末局は、端末局の設置されている地理的
な位置によってそれぞれ1つの通信ゾーンに属し、図1
の例では、端末局T1〜T7が通信ゾーンB1に属し、
端末局T8〜T11が通信ゾーンB2に属している。基
準局Aと1つの通信ゾーンに属する複数の端末局との通
信は、基準局Aから端末局方向の複数の下り回線と、端
末局から基準局A方向の複数の上り回線を介して行わ
れ、図1の例では、基準局Aから端末局T1〜T7方向
の複数の下り回線C1、端末局T1〜T7から基準局A
方向の複数の上り回線D1、及び、基準局Aから端末局
T8〜T11方向の複数の下り回線C2、端末局T8〜
T11から基準局A方向の複数の上り回線D2を介して
行われる。また、基準局Aと1つの通信ゾーンに属する
複数の端末局との通信は、複数の周波数すなわち複数の
回線を使用して行うことができ、あるいは1つの周波数
すなわち1つの回線だけを使用して行うこともできる。
上り回線の1つの周波数を複数の端末局が共用する場合
は、デマンドアサイメント方式によって当該上り回線を
共用する。
【0022】尚、図1の本実施の形態は、本発明のシス
テム構成の基本単位だけを図示したものであり、複数の
基準局を地上通信網で接続することにより、異なる基準
局の配下に属する端末局間での通信も可能である。
【0023】図2は、基準局と端末局との間の無線回線
の信号フォーマットを示す図である。
【0024】図2(a)は、基準局から端末局へ送信さ
れる下り回線信号フォーマットである。下り回線の信号
は一定時間長のフレームに時分割されて送信される。フ
レームの先頭はフレーム同期パターンであり、これを受
信する端末局がフレーム同期を取ることを可能とするも
のである。フレーム同期パターンの後ろには、基準局か
ら端末局へ送信されるデータを収容するためのデータス
ロットがn個続いている(nは整数である)。基準局か
ら端末局へ送信されるデータは、本システムを使用して
いるユーザが送信しようとしている実際のユーザデータ
であってもよいし、本システムの局間で送信される制御
データであってもよい。各端末局は、下り回線上に送出
される全てのフレームの全てのデータスロットを受信す
るが、各データには宛先端末局IDが付加されているの
で、各端末局はこの宛先端末局IDを識別し、自局宛の
データだけを自局内に取り込む。
【0025】図2(b)は、端末局から基準局へ送信さ
れる上り回線信号フォーマットである。上り回線の信号
も一定時間長のフレームに時分割されて送信される。こ
こで、上り回線のフレームの時間長は、図2(a)に示
した下り回線のフレームの時間長と同一である。図2
(b)の上り回線のフレームは、割り当て要求領域とデ
ータスロット領域の2つに分けられている。フレームの
先頭の割り当て要求領域は、端末局から基準局に向けて
送出されるタイムスロット割り当て要求のメッセージだ
けを収容するタイムスロットから構成される。割り当て
要求領域の後ろのデータスロット領域は、端末局から基
準局へ送信される実際のユーザデータあるいは制御デー
タを収容するm個のデータスロットから構成されている
(mは整数である)。データスロット領域の各データス
ロットは、基準局からそのスロットの使用を割り当てら
れた端末局のみが使用できる。例えば、データスロット
i(1≦i≦m)を割り当てられた端末局は、毎フレー
ムのデータスロットiを使用することができる。また、
割り当て要求領域とデータスロット領域を構成するタイ
ムスロットの長さはそれぞれ一定時間長でなければなら
ないが、割り当て要求領域のスロット長はデータスロッ
ト領域のスロット長に比べて短くても良い。
【0026】次に、図3を参照して本発明の基準局Aの
構成について説明する。
【0027】図3は、本発明の基準局の構成を示すブロ
ック図である。
【0028】図3において、基準局は、インターネット
(Internet)やATM(Asynchrono
us Transfer Mode)網あるいはその他
の公衆網のような地上通信網とのインターフェースを制
御するプロトコルI/F制御部1と、プロトコルI/F
制御部1から受信したデータを、無線回線で送受信され
るパケット形式のデータに変換するパケット化部2と、
それぞれのパケットを宛先端末局に送信するために宛先
端末局が使用する下り回線に振り分けるルータ3を備え
る。
【0029】また基準局は、基準局の配下の端末局が使
用する周波数情報を保持するリソース割り当て制御部4
を備え、ルータ3はリソース割り当て制御部4が保持し
ている端末局の使用周波数情報を参照する。リソース割
り当て制御部4は、配下の端末局の使用周波数を管理す
ると共に、端末局からタイムスロットの割り当てを要求
された場合に上り回線のデータスロットの割り当て制御
も行う。またリソース割り当て制御部4は、各端末局の
優先順位を保持し、タイムスロットの割り当てを要求す
る端末局の優先順位と、すでにデータスロットを割り当
てられている端末局の優先順位を参照し、定められたル
ールに従って上り回線のデータスロットの割り当てを決
定し、割り当てを要求した端末局に対する割り当て通知
を作成する。リソース割り当て制御部4が作成する割り
当て通知は、プロトコルI/F制御部1から受信したデ
ータと同様のパケット形式にされて下り回線のデータス
ロットに乗せて送出される。またリソース割り当て制御
部4は、下り回線及び上り回線の混雑状態を監視し、輻
輳と判断される場合にはこれを緩和するために端末局が
使用する周波数を決定し、あるいは変更して新たな周波
数を端末局に通知する機能も有する。
【0030】さらに基準局は、自局と自局の配下の端末
局におけるフレーム同期を取るための基準信号を出力す
る同期制御部5を備え、同期制御部5は基準局内の基準
クロックを供給すると共に、端末局がフレーム同期を取
るために基準となるフレーム同期パターンを作成し出力
する。
【0031】また基準局は、基準局が使用する下り回線
毎に多重部6、符号器としてのエンコーダ7、変調器と
してのMOD8を備える。さらに基準局は、各通信ゾー
ンをカバーする無線送受信装置9を備える。多重部6は
ルータ3の出力であるデータパケットと、リソース割り
当て制御部4の出力である割り当て通知と、同期制御部
5の出力であるフレーム同期パターンとを時分割多重
し、多重部6の出力はエンコーダ7とMOD8を介し
て、各通信ゾーンをカバーする無線送受信装置9から送
信される。
【0032】一方、基準局は、基準局が使用する上り回
線毎に復調器としてのDEM10、復号器としてのデコ
ーダ11、分離部12を備え、分離部12の出力を多重
する多重部13、多重部13の出力を再構成するデータ
再構成部14を備える。無線送受信装置9によって受信
された上り回線からの信号は、DEM10で復調され、
デコーダ11で復号された後、分離部12に出力され
る。分離部12は、受信した上り回線の信号から、端末
局から送出されたタイムスロット割り当て要求のメッセ
ージとデータパケットとを分離し、タイムスロット割り
当て要求のメッセージをリソース割り当て制御部4に出
力し、データパケットを多重部13に出力する。多重部
13は、全ての上り回線からのデータパケットを多重
し、多重されたデータパケットは、データ再構成部14
において地上通信網で処理可能な信号形式に変換された
後、プロトコルI/F制御部1を介して地上通信網へ送
信される。
【0033】また基準局は、基準局の配下に新たに加入
する端末局の優先順位を登録したり、すでに登録されて
いる端末局の優先順位を変更するために、外部制御端末
15を備える。外部制御端末15から入力された優先順
位に関する情報は、全てリソース割り当て制御部4に保
持される。
【0034】各端末局に対して優先順位を与えるにあた
っては、各端末局にて発生するデータ量の多寡、端末局
毎のデータ送信の最大遅延時間や遅延揺らぎ等に代表さ
れるQoS(Quality of Service:
サービス品質)要求の違い、あるいは回線使用料金の高
低等を考慮して優先順位を与えることにより、各端末局
毎のデータのスループットの加減を制御することが可能
となる。
【0035】次に、図4を参照して本発明の端末局の構
成について説明する。
【0036】図4は、本発明の端末局の構成を示すブロ
ック図である。
【0037】図4において、端末局は、基準局との通信
を行う無線送受信装置16と、無線送受信装置16によ
って受信された下り回線の信号を復調するDEM17
と、DEM17の出力を復号するデコーダ18とを備
え、また、デコーダ18の出力である下り回線の信号か
らフレーム同期パターンとデータスロットとを分離する
分離部19とを備える。
【0038】また端末局は、データ再構成部20と、地
上通信網などとのインターフェースを制御するプロトコ
ルI/F制御部21とを備える。
【0039】分離部19は、フレーム同期パターンを同
期制御部25へ出力し、分離部19はまた、データスロ
ットからデータを抽出してデータ再構成部20へ出力す
ると共に、データスロットの中から基準局からの割り当
て通知を抽出してリソース割り当て制御部23へ出力す
る。データ再構成部20は、下り回線から受信したデー
タを地上通信網で処理可能な信号形式に復元して、プロ
トコルI/F制御部21に出力する。プロトコルI/F
制御部21は、地上通信網とのインターフェースを制御
し、あるいは又地上通信網ではなく端末と直接接続され
る場合もある。
【0040】さらに端末局は、プロトコルI/F制御部
21から入力したデータを無線回線で送受信されるパケ
ット形式のデータに変換するパケット化部22を備え
る。
【0041】また端末局は、基準局へのデータ送信のた
めの上り回線のデータスロットの割り当てを管理するリ
ソース割り当て制御部23を備える。リソース割り当て
制御部23は、パケット化部22に送信データが蓄積さ
れ、なおかつ自端末局に割り当てられた上り回線のデー
タスロットがまだ無いか、または不足している場合に、
基準局に対するタイムスロット割り当て要求のメッセー
ジを作成する。同時にリソース割り当て制御部23は、
基準局からの割り当て通知を受信し、自端末局に割り当
てられた上り回線のデータスロットの番号を保持する。
また、基準局からの割り当て通知に新たな周波数の割り
当てが含まれている場合には、リソース割り当て制御部
23は、復調器としてのDEM17および変調器として
のMOD28に新しい割り当て周波数を設定する機能も
有している。
【0042】さらに端末局は、基準局へのデータ送信の
ため、多重部24、同期制御部25、送信制御部26、
符号器としてのエンコーダ27及び変調器としてのMO
D28を備える。
【0043】すでに1つ以上の上り回線のデータスロッ
トが割り当てられている端末局の場合は、パケット化部
22からの出力である送信データと、リソース割り当て
制御部23からの出力であるタイムスロット割り当て要
求のメッセージは、多重部24で多重される。一方、ま
だ1つの上り回線のデータスロットも割り当てられてい
ない端末局の場合は、リソース割り当て制御部23から
送信制御部26へ直接タイムスロット割り当て要求のメ
ッセージが出力される。
【0044】同期制御部25は、分離部19で分離され
たフレーム同期パターンに基づいて基準局とのフレーム
同期を取り、また自端末局の送信同期を確立する。
【0045】次の送信制御部26は、プロトコルI/F
制御部21から受信した基準局への送信データや、ある
いは自端末局のリソース割り当て制御部23が出力する
タイムスロット割り当て要求のメッセージを、基準局へ
送信するために上り回線のフレームの形式に組み立てる
機能を有する。従って送信制御部26は、同期制御部2
5が確立した送信同期に基づき、基準局への送信データ
を上り回線のフレームの形式に組み立てる場合は、多重
部24からの出力を上り回線のフレームの自端末局に割
り当てられているデータスロットの番号の位置に挿入
し、あるいはまたリソース割り当て制御部23が出力す
るタイムスロット割り当て要求のメッセージを上り回線
のフレームの形式に組み立てる場合は、タイムスロット
割り当て要求のメッセージを上り回線の割り当て要求領
域のタイムスロットの位置をランダムに選択して選択し
たタイムスロットに挿入し、上り回線のフレームを組み
立てる。
【0046】送信制御部26の出力は、エンコーダ27
で符号化され、MOD28で変調されて無線送受信装置
16から上り回線へ送信される。
【0047】尚、上述した、上り回線の割り当て要求領
域のタイムスロットをランダムに選択して割り当て要求
のメッセージを送出する方式は、TDMAを採用するシ
ステムでは一般的に使用されているスロットアロハ方式
であり、スロットアロハ方式を使用することにより複数
の端末局からの割り当て要求が競合して衝突する割合が
非常に少なくなる。
【0048】次に、図5を参照して本発明の基準局の要
部であるリソース割り当て制御部4及び外部制御端末1
5の詳細な構成について説明する。
【0049】図5は、本発明の基準局のリソース割り当
て制御部及び外部制御端末の要部の構成を示すブロック
図である。
【0050】なお、図5において、図3に示す基準局の
構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を
付し、その説明を省略する。
【0051】図5において、リソース割り当て制御部4
は、周波数管理部31、周波数情報記憶部32、回線監
視部33を備え、周波数管理部31は自基準局の配下の
端末局の使用周波数を管理し、配下の端末局が使用して
いる周波数の情報を周波数情報記憶部32に記憶する。
また、周波数管理部31は、自基準局の上り回線及び下
り回線の混雑状況を監視する回線監視部33から得られ
る情報を元に、輻輳と判断される場合にはこれを緩和す
るために端末局が使用する周波数を変更するなどして、
新たな周波数を端末局に通知するためこれを多重部6に
送出すると共に、新たな周波数を周波数情報記憶部32
に記憶し直す。周波数情報記憶部32に記憶された周波
数情報は、データパケットを宛先端末局に振り分けるル
ータ3によって参照される。
【0052】また、リソース割り当て制御部4は、タイ
ムスロット割り当て制御部34、タイムスロット割り当
てルール記憶部35、端末局優先順位記憶部36を備
え、分離部12が分離して出力する端末局からのタイム
スロット割り当て要求のメッセージを受信した場合に
は、タイムスロット割り当て制御部34はタイムスロッ
ト割り当てルール記憶部35に記憶されているルール、
及び、端末局優先順位記憶部36に記憶されている端末
局の優先順位を参照して、上り回線のデータスロットの
割り当てを決定し、割り当てを要求した端末局に対する
割り当て通知を作成し、これを多重部6に送出する。
【0053】また、図5において、外部制御端末15は
タイムスロット割り当てルール入力部37と端末局優先
順位入力部38を備え、タイムスロット割り当てルール
入力部37からタイムスロットを端末局に割り当てる際
に使用されるルールを入力されると、これをタイムスロ
ット割り当てルール記憶部35に設定しあるいは変更す
る。
【0054】端末局優先順位入力部38は、端末局の優
先順位の設定あるいは変更入力を可能とするためのもの
であり、設定あるいは変更された優先順位を端末局優先
順位記憶部36に設定する。
【0055】次に、図6を参照して本発明の端末局の要
部であるリソース割り当て制御部23の詳細な構成につ
いて説明する。
【0056】図6は、本発明の端末局のリソース割り当
て制御部の要部の構成を示すブロック図である。
【0057】なお、図6において、図4に示す端末局の
構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を
付し、その説明を省略する。
【0058】図6において、端末局のリソース割り当て
制御部23は、タイムスロット割り当て要求送信部4
1、データスロット番号記憶部42、割り当て通知処理
部43、割り当て周波数設定部44を備える。
【0059】タイムスロット割り当て要求送信部41
は、パケット化部22に送信データが蓄積された状態
で、データスロット番号記憶部42を参照し、自端末局
に割り当てられた上り回線のデータスロットがまだ無い
か、または不足している場合に基準局に対するタイムス
ロット割り当て要求のメッセージを作成し、これを送信
制御部26に送出する。タイムスロットの追加割り当て
要求を行う場合は、タイムスロット割り当て要求のメッ
セージを多重部24に送出する。
【0060】また、基準局からの割り当て通知を分離部
19から得た場合には、割り当て通知処理部43は自端
末局に割り当てられた上り回線のデータスロット番号を
データスロット番号記憶部42に記憶する。基準局から
の割り当て通知に新たな周波数の割り当てが含まれてい
る場合には、割り当て通知処理部43は新しい割り当て
周波数を復調器DEM17と変調器MOD28に設定す
るためこれを割り当て周波数設定部44に送出する。
【0061】次に、図7を参照して本発明のタイムスロ
ット割り当て方式について説明する。
【0062】図7は、本発明のタイムスロット割り当て
動作を説明するフローチャートである。
【0063】図7に示したタイムスロット割り当て動作
は、図3に示した基準局のリソース割り当て制御部4に
おいて実行され、より詳細には、図5に示したタイムス
ロット割り当て制御部34において実行される。
【0064】図7において、端末局からのタイムスロッ
ト割り当て要求のメッセージを基準局が受信すると(S
1)、基準局は、要求されたタイムスロット数が未だ端
末局に割り当てられていない空きデータスロット数より
小さいか又は等しいかを判定する(S2)。要求された
タイムスロット数が空きデータスロット数よりも小さい
か又は等しい場合は(S2のyes)、要求された数の
データスロットを割り当て(S3)、割り当てたデータ
スロット番号を通知するため端末局に対し割り当て通知
を送信する(S4)。
【0065】ステップS2の判定の結果、要求されたタ
イムスロット数が空きデータスロット数よりも大きい場
合は(S2のno)、要求元端末局の優先順位情報を取
得し(S5)、以下の処理を優先順位に従って行う。
【0066】ステップS6で、タイムスロットの追加要
求か否かを判定し、追加要求であれば(S6のye
s)、要求元端末局には既に1つ以上のデータスロット
が割り当てられているが、それが不足してきたための追
加要求であるので、先ず要求元端末局の優先順位がデー
タスロットの追加を許容されたものであるかを判定し
(S7)、許容されていればステップS8に進み、許容
されていなければステップS12に進む。又、ステップ
S6で追加要求でなければ(S6のno)、要求元端末
局にはデータスロットが1つも割り当てられておらず新
規にタイムスロットの割り当てを要求してきた状態であ
るので、ステップS8に進む。
【0067】ステップS8では、既にデータスロットを
割り当てられている他の端末局の中に、データスロット
を削減可能な端末局が有るか否かを判定し(S8)、削
減可能な端末局が有れば(S8のyes)、当該端末局
に対しデータスロットの割り当て削減要求を送信し(S
9)、当該端末局から削減確認のメッセージを受信(S
10)した後、当該端末局に割り当てられていたデータ
スロットを解放して空きデータスロットとし(S1
1)、ステップS2に戻る。
【0068】ステップS8でデータスロットを削減可能
な端末局が無ければ(S8のno)、ステップS12に
進み、割り当て可能なデータスロットが無いため割り当
てビジーを要求元端末局に対して送信し(S12)、タ
イムスロット割り当て動作を終了する。
【0069】次に、図8及び図9を参照して本実施の形
態の動作をより詳細に説明する。
【0070】図8は、本発明における上り回線のデータ
スロットの割り当て動作の一例を示す図である。
【0071】図8の例は、基準局Aと2つの端末局T
1、T2が有り、端末局T1の優先順位は端末局T2の
優先順位よりも低い場合を例示している。また、端末局
はT1、T2共に上り回線のデータスロットが1つも割
り当てられていない状態から始まるものとしている。
【0072】図8において、まずシーケンスaで、端末
局T1に送信すべきデータが発生し、端末局T1から基
準局Aに対してタイムスロット割り当て要求のメッセー
ジが送信される。これを受信した基準局Aは、端末局T
1に対して上り回線のデータスロットを割り当て、割り
当てたデータスロット番号を通知するために、割り当て
通知を送信する。端末局T1は割り当て通知を受信した
後、通知されたデータスロットにデータを乗せてデータ
の送信を開始する。
【0073】次に、シーケンスbで、端末局T1の送信
データの量が増加し、割り当てデータスロットの追加が
必要となったため、端末局T1からタイムスロットの追
加要求のメッセージが送信される。タイムスロットの追
加要求のメッセージは、上り回線の割り当て要求領域の
タイムスロットではなく、すでに端末局T1に割り当て
られているデータスロットを使用して送出される。基準
局Aは、端末局T1の優先順位を参照し、端末局T1が
割り当てデータスロットの追加を許容された優先順位に
ある場合には、データスロットの追加を行い、追加割り
当てされたデータスロット番号を端末局T1に通知する
ため、追加割り当て通知を送信する。この時、端末局T
1の優先順位を参照した結果、割り当てデータスロット
の追加が許容されていない場合や、割り当てられるデー
タスロットの空きが残っていない場合には、基準局Aは
データスロットの追加は行わず、割り当てビジーを端末
局T1へ通知する。端末局T1は追加割り当て通知を受
信した後、追加されたデータスロットも使用してデータ
の送信を継続する。
【0074】シーケンスcでは、端末局T1よりも高い
優先順位を持つ端末局T2に、送信すべきデータが発生
し、端末局T2からタイムスロット割り当て要求のメッ
セージが基準局Aに対して送信される。これを受信した
基準局Aは、端末局T2に対して上り回線のデータスロ
ットを新たに割り当てるが、データスロットに空きが残
っていない場合は、優先順位の低い端末局T1に割り当
てられているデータスロットが削減される。端末局T1
とT2の優先順位の関係によって、端末局T1に割り当
てたデータスロットが全て削除される場合と、一部だけ
が削減される場合とがある。この時、基準局Aは、まず
端末局T1に対し、現在割り当てているデータスロット
の割り当て削減要求を送信し、端末局T1からの削減確
認を受信した後、端末局T2へデータスロットを割り当
て、割り当てたデータスロット番号を通知するために、
割り当て通知を端末局T2へ送信する。端末局T2は割
り当て通知を受信した後、通知されたデータスロットに
データを乗せてデータの送信を開始する。
【0075】シーケンスdでは、端末局T2のデータが
終了したため、上り回線のデータスロットの割り当てが
不要となり、端末局T2からデータスロットの解放要求
が基準局Aへ送信され、基準局Aはこのデータスロット
を解放して解放確認を端末局T2に送信した後、このデ
ータスロットを空きデータスロットとして扱う。
【0076】図9は、本発明におけるタイムスロット割
り当ての優先制御の一例を示す図である。
【0077】図9の例は、基準局Aと7つの端末局T1
〜T7が有り、端末局T1〜T7の優先順位は、端末局
T7が最高優先順位の1を持ち、以下、端末局T6は優
先順位2、端末局T4は優先順位3、端末局T5は優先
順位4、端末局T1、T2、T3は最低優先順位の優先
順位5を持つ場合を例示している。この優先順位に関す
る情報は、基準局Aのリソース割り当て制御部4が保持
している。
【0078】ここで、上記5つの優先順位の間に以下の
ルールを設けるものとする。 ルール1:優先順位5(最低優先順位)の端末局は、上
り回線の1フレームあたり、1データスロットのみの割
り当てを得ることができる。 ルール2:優先順位4及び3の端末局は、割り当てデー
タスロット数ゼロの状態から最初に割り当てられるデー
タスロット数は1フレームあたり1データスロットのみ
であるが、発生するデータ量に応じて、割り当てデータ
スロット数の追加を要求することができる。 ルール3:優先順位2の端末局は、割り当てデータスロ
ット数ゼロの状態から、1フレームあたり2データスロ
ットの割り当てを得ることができる。その後さらに、割
り当てデータスロット数の追加を要求することができ
る。 ルール4:優先順位1(最高優先順位)の端末局は、割
り当てデータスロット数ゼロの状態から、1フレームあ
たり3データスロットの割り当てを得ることができる。
その後さらに、割り当てデータスロット数の追加を要求
することができる。また、空きデータスロットが残って
いない場合は、優先順位の低い端末局の割り当てデータ
スロットを削る。この場合、優先順位の低い端末局の割
り当てデータスロットはゼロまで削られることもある。 ルール5:すでに端末局に割り当てられているデータス
ロットを削減する場合、より低い優先順位の端末局の割
り当て分から順番に削る。同一優先順位の端末局間で
は、現在の割り当てデータスロット数が多い方から削
る。 ルール6:新しく割り当てを要求する端末局の優先順位
が、優先順位2以下である(最高優先順位ではない)場
合、低い優先順位の端末局から割り当て済みのデータス
ロット数を削減する制御においてもゼロまでは削らな
い。即ち、少なくとも1フレームあたり1データスロッ
トの割り当ては残す。
【0079】このルールの元でのタイムスロット割り当
ての優先制御の一例を図9を参照して説明する。
【0080】図9において、ステータス1は、全てのデ
ータスロットが空き(F)の状態で、まだいずれの端末
局もデータスロットの割り当てを得ていない状態を示
す。
【0081】続くステータス2は、端末局T1〜T5か
らタイムスロット割り当て要求が送信され、それぞれ1
フレームあたり1データスロットの割り当てを受けた状
態である。この時、1フレームあたり3つの空きデータ
スロットが残っているため、優先順位の高低にかかわら
ず、5つの端末局は全て割り当てを受けることができ
る。
【0082】ステータス3は、優先順位3の端末局T4
と優先順位4の端末局T5が、それぞれタイムスロット
割り当ての追加を要求し、1データスロットずつの追加
割り当てを得た状態である。
【0083】次にステータス4では、優先順位2の端末
局T6からのタイムスロット割り当て要求が送出された
ものとする。優先順位2の端末局には、1フレームあた
り2データスロットを割り当てなければならないが、ス
テータス3の状態で空きデータスロットはデータスロッ
ト8番の1つのみであるため、端末局T1〜T5のいず
れかから割り当て済みのデータスロットを削る必要があ
る。最も優先順位が低いのは端末局T1、T2、T3で
あるが、この3局に割り当てられているデータスロット
数は1つずつであるため、ルール6に依りこれを削るこ
とはできない。よって、次に優先順位が低く、かつ2つ
のデータスロットを割り当てられている端末局T5への
割り当てデータスロットの内、データスロット7番を削
減し、これを端末局T6に割り当てる。
【0084】さらにステータス5で、優先順位1を持つ
端末局T7からのタイムスロット割り当て要求が送出さ
れたものとする。優先順位1の端末局からの割り当て要
求は、低い優先順位の端末局の割り当てをゼロまで削減
することを許容されるため、最低優先順位の端末局T
1、T2、T3の割り当てをゼロまで削除し、端末局T
7にデータスロット1番〜3番の3データスロットを割
り当てる。
【0085】ステータス6は、端末局T6でのデータ発
生が終了し、端末局T6からの解放要求によって、デー
タスロット7番と8番が解放され、空き(F)状態に戻
った場合を示している。
【0086】最後のステータス7では、ステータス5で
割り当てデータスロットをすべて削除された端末局T1
とT3から、タイムスロット割り当て要求が再度送信さ
れたため、空きデータスロットの7番と8番をそれぞれ
割り当てている。
【0087】次に、図10を参照して、本発明の第2の
実施の形態について説明する。
【0088】図10は、本発明の優先制御機能付き時分
割多重アクセス無線通信方式の第2の実施の形態を示す
システム構成図である。
【0089】図10に示す第2の実施の形態は、1つの
基準局A1と複数の端末局T21〜T26から構成さ
れ、基準局A1と端末局とは、人工衛星Eを介して時分
割多重アクセス(TDMA)方式で無線通信を行う。そ
して、基準局A1と端末局T21〜T26との間の通信
は、図1に示した第1の実施の形態と同様であり、各端
末局は、端末局の設置されている地理的な位置によって
1つの通信ゾーンB3に属し、基準局A1から端末局方
向の複数の下り回線C3と、端末局から基準局A1方向
の複数の上り回線D3を介して行われる。また、基準局
A1と複数の端末局との通信は、複数の周波数すなわち
複数の回線を使用して行うことができ、あるいは1つの
周波数すなわち1つの回線だけを使用して行うこともで
きる。上り回線の1つの周波数を複数の端末局が共用す
る場合は、デマンドアサイメント方式によって当該上り
回線を共用する。
【0090】尚、図10の第2の実施の形態は、本発明
のシステム構成の基本単位だけを図示したものであり、
複数の基準局を地上通信網で接続することにより、異な
る基準局の配下に属する端末局間での通信も可能であ
る。
【0091】以上述べた通り、図10の本発明の第2の
実施の形態は、基準局と端末局との通信に人工衛星を介
するところだけが図1に示した第1の実施の形態と異な
るところであり、この他の無線回線の信号フォーマット
及び基準局あるいは端末局の構成は、第1の実施の形態
をそのまま適用することが可能である。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の優先制御
機能付き時分割多重アクセス無線通信方式は、優先順位
の高い端末局には要求のあるたびに優先的にタイムスロ
ットを割り当てることができるので、端末局の通信開始
までの待ち時間が短くなり、データ送信の遅延が非常に
小さくなるという効果を有している。
【0093】また、各端末局毎に端末局のQoS要求等
の特性を考慮した優先順位付けを行うことができるの
で、各端末局毎のスループットの加減を制御することが
可能となり、実際のデータトラフィックに柔軟に適応し
た無線通信方式を実現することができるという効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の優先制御機能付き時分割多重アクセス
無線通信方式の第1の実施の形態を示すシステム構成図
である。
【図2】基準局と端末局との間の無線回線の信号フォー
マットを示す図である。
【図3】本発明の基準局の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の端末局の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の基準局のリソース割り当て制御部及び
外部制御端末の要部の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の端末局のリソース割り当て制御部の要
部の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明のタイムスロット割り当て動作を説明す
るフローチャートである。
【図8】本発明における上り回線のデータスロットの割
り当て動作の一例を示す図である。
【図9】本発明におけるタイムスロット割り当ての優先
制御の一例を示す図である。
【図10】本発明の優先制御機能付き時分割多重アクセ
ス無線通信方式の第2の実施の形態を示すシステム構成
図である。
【図11】従来のデマンドアサイメント方式によるタイ
ムスロットの割り当て方式である。
【符号の説明】
A、A1 基準局 B1、B2、B3 通信ゾーン C1、C2、C3 下り回線 D1、D2、D3 上り回線 E 人工衛星 T1〜T11 端末局 T21〜T26 端末局 1 プロトコルI/F制御部 2 パケット化部 3 ルータ 4 リソース割り当て制御部 5 同期制御部 6 多重部 7 エンコーダ 8 MOD 9 無線送受信装置 10 DEM 11 デコーダ 12 分離部 13 多重部 14 データ再構成部 15 外部制御端末 16 無線送受信装置 17 DEM 18 デコーダ 19 分離部 20 データ再構成部 21 プロトコルI/F制御部 22 パケット化部 23 リソース割り当て制御部 24 多重部 25 同期制御部 26 送信制御部 27 エンコーダ 28 MOD 31 周波数管理部 32 周波数情報記憶部 33 回線監視部 34 タイムスロット割り当て制御部 35 タイムスロット割り当てルール記憶部 36 端末局優先順位記憶部 37 タイムスロット割り当てルール入力部 38 端末局優先順位入力部 41 タイムスロット割り当て要求送信部 42 データスロット番号記憶部 43 割り当て通知処理部 44 割り当て周波数設定部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準局と複数の端末局とから構成される
    デマンドアサイメント方式の時分割多重アクセス(TD
    MA:Time Division Multiple
    Access)無線通信方式において、前記基準局と
    前記複数の端末局との間の通信は、前記基準局から前記
    端末局方向の複数の下り回線と、前記端末局から前記基
    準局方向の複数の上り回線を使用して行われ、前記下り
    回線の信号は、一定時間長のフレームに時分割されて送
    信され、前記フレームの先頭にはフレーム同期パターン
    を有し、前記フレーム同期パターンに続いてデータを収
    容するための複数のデータスロットを有し、前記上り回
    線の信号は、前記下り回線のフレームと同一時間長のフ
    レームに時分割されて送信され、前記上り回線のフレー
    ムの先頭には複数のタイムスロットに時分割された割り
    当て要求領域を有し、前記割り当て要求領域に続いてデ
    ータを収容するための複数のデータスロットに時分割さ
    れたデータスロット領域を有し、前記端末局は、前記基
    準局に向けてデータ送信の必要性が生じた場合に、前記
    上り回線の前記データスロット領域の割り当てを得るた
    めにタイムスロット割り当て要求を送出する第1のリソ
    ース割り当て制御部を備え、前記基準局は、前記端末局
    から前記タイムスロット割り当て要求を受信した場合
    に、前記上り回線の前記データスロット領域の前記デー
    タスロットの割り当てを、前記端末局の優先順位と割り
    当てルールに従って行う第2のリソース割り当て制御部
    を備える、ことを特徴とする優先制御機能付き時分割多
    重アクセス無線通信方式。
  2. 【請求項2】 基準局と複数の端末局とから構成される
    デマンドアサイメント方式の時分割多重アクセス無線通
    信方式において、前記基準局から前記端末局方向の通信
    は、複数の下り回線を使用して行われ、前記下り回線の
    信号は、一定時間長のフレームに時分割されて送信さ
    れ、前記フレームの先頭にはフレーム同期パターンを有
    し、前記フレーム同期パターンに続いてデータを収容す
    るための複数のデータスロットを有し、前記端末局から
    前記基準局方向の通信は、複数の上り回線を使用して行
    われ、前記上り回線の信号は、一定時間長のフレームに
    時分割されて送信され、前記上り回線のフレームの先頭
    には複数のタイムスロットに時分割された割り当て要求
    領域を有し、前記割り当て要求領域に続いてデータを収
    容するための複数のデータスロットに時分割されたデー
    タスロット領域を有し、前記端末局は、前記基準局との
    通信を行う第1の無線送受信装置と、前記第1の無線送
    受信装置によって受信された前記下り回線の信号を復調
    する第1のDEMと、前記第1のDEMの出力を復号す
    る第1のデコーダとを備え、また、前記第1のデコーダ
    の出力である前記下り回線の信号から前記フレーム同期
    パターンと前記データスロットとを分離する第1の分離
    部とを備え、また、第1のデータ再構成部と、地上通信
    網などとのインターフェースを制御する第1のプロトコ
    ルI/F制御部と、第1のパケット化部と、第1のリソ
    ース割り当て制御部と、第1の多重部と、第1の同期制
    御部と、送信制御部と、前記送信制御部の出力を符号化
    する第1のエンコーダと、前記第1のエンコーダの出力
    を変調する第1のMODとを備え、前記第1の分離部
    は、前記フレーム同期パターンを前記第1の同期制御部
    へ出力し、前記第1の分離部はまた、前記データスロッ
    トからデータを抽出して前記第1のデータ再構成部へ出
    力すると共に、前記データスロットの中から前記基準局
    からの割り当て通知を抽出して前記第1のリソース割り
    当て制御部へ出力し、前記第1のデータ再構成部は、前
    記第1の分離部から受信した前記データを前記地上通信
    網で処理可能な信号形式に復元して前記第1のプロトコ
    ルI/F制御部に出力し、前記第1のプロトコルI/F
    制御部は前記第1のデータ再構成部の出力を前記地上通
    信網などに送信し、一方、前記第1のプロトコルI/F
    制御部は前記地上通信網などから前記基準局への送信デ
    ータを受信して前記第1のパケット化部に出力し、前記
    第1のパケット化部は前記送信データを無線回線で送受
    信されるパケット形式のデータに変換して前記第1の多
    重部に出力し、前記第1のリソース割り当て制御部は、
    前記第1の分離部から前記基準局からの割り当て通知を
    受信して、前記基準局へのデータ送信のための前記上り
    回線のデータスロットの割り当てを管理する機能を有
    し、前記第1のパケット化部に前記パケット形式のデー
    タが蓄積され、なおかつ自端末局に割り当てられた前記
    上り回線のデータスロットがまだ無いか、または不足し
    ている場合に、前記基準局に対するタイムスロット割り
    当て要求のメッセージを作成して前記第1の多重部ある
    いは前記送信制御部に出力し、同時に前記第1のリソー
    ス割り当て制御部は、前記基準局からの割り当て通知を
    受信して自端末局に割り当てられた前記上り回線のデー
    タスロットの番号を保持し、また、前記基準局からの割
    り当て通知に新たな周波数の割り当てが含まれている場
    合には、復調器としての前記第1のDEMおよび変調器
    としての前記第1のMODに新しい割り当て周波数を設
    定する機能を有し、前記第1のパケット化部からの出力
    である前記送信データと、前記第1のリソース割り当て
    制御部からの出力である前記タイムスロット割り当て要
    求のメッセージは、前記第1の多重部で多重されて前記
    送信制御部に出力され、前記第1の同期制御部は、前記
    第1の分離部で分離された前記フレーム同期パターンに
    基づいて前記基準局とのフレーム同期を取り、また自端
    末局の送信同期を確立し、前記送信制御部は、自端末局
    が前記第1のプロトコルI/F制御部から受信した前記
    基準局への送信データや、あるいは自端末局の前記第1
    のリソース割り当て制御部が出力する前記タイムスロッ
    ト割り当て要求のメッセージを、前記基準局へ送信する
    ために前記上り回線のフレームの形式に組み立てる機能
    を有し、従って前記送信制御部は、前記第1の同期制御
    部が確立した前記送信同期に基づき、前記基準局への送
    信データを前記上り回線のフレームの形式に組み立てる
    場合は、前記第1の多重部からの出力を前記上り回線の
    フレームの自端末局に割り当てられた前記上り回線のデ
    ータスロットの番号の位置に挿入することにより、ある
    いはまた前記タイムスロット割り当て要求のメッセージ
    を前記上り回線のフレームの形式に組み立てる場合は、
    前記タイムスロット割り当て要求のメッセージを前記上
    り回線の割り当て要求領域のタイムスロットの位置をラ
    ンダムに選択して選択したタイムスロットに挿入するこ
    とにより、前記上り回線のフレームを組み立て、これを
    前記第1のエンコーダに出力して符号化し、次に前記第
    1のMODで変調して、前記第1の無線送受信装置から
    前記上り回線へ送信する、ことを特徴とする優先制御機
    能付き時分割多重アクセス無線通信方式。
  3. 【請求項3】 基準局と複数の端末局とから構成される
    デマンドアサイメント方式の時分割多重アクセス無線通
    信方式において、前記基準局から前記端末局方向の通信
    は、複数の下り回線を使用して行われ、前記下り回線の
    信号は、一定時間長のフレームに時分割されて送信さ
    れ、前記フレームの先頭にはフレーム同期パターンを有
    し、前記フレーム同期パターンに続いてデータを収容す
    るための複数のデータスロットを有し、前記端末局から
    前記基準局方向の通信は、複数の上り回線を使用して行
    われ、前記上り回線の信号は、一定時間長のフレームに
    時分割されて送信され、前記上り回線のフレームの先頭
    には複数のタイムスロットに時分割された割り当て要求
    領域を有し、前記割り当て要求領域に続いてデータを収
    容するための複数のデータスロットに時分割されたデー
    タスロット領域を有し、前記基準局は、地上通信網との
    インターフェースを制御する第2のプロトコルI/F制
    御部と、前記第2のプロトコルI/F制御部から受信し
    たデータを、無線回線で送受信されるパケット形式のデ
    ータに変換する第2のパケット化部と、それぞれのパケ
    ットを宛先端末局に送信するために宛先端末局が使用す
    る下り回線に振り分けるルータを備え、また、自基準局
    の配下の端末局が使用する周波数情報を保持する第2の
    リソース割り当て制御部を備え、前記ルータは前記第2
    のリソース割り当て制御部が保持している端末局の使用
    周波数情報を参照し、前記第2のリソース割り当て制御
    部は、自基準局の配下の端末局からタイムスロット割り
    当て要求を受信した場合に上り回線のデータスロットの
    割り当て制御を行う機能を有し、割り当てを要求した端
    末局に対する割り当て通知を作成し、また前記第2のリ
    ソース割り当て制御部は、下り回線及び上り回線の混雑
    状態を監視し、輻輳と判断される場合にはこれを緩和す
    るために端末局が使用する周波数を決定し、あるいは変
    更して新たな周波数を端末局に通知する機能も有し、自
    基準局と配下の端末局におけるフレーム同期を取るため
    の基準信号を出力する第2の同期制御部を備え、前記第
    2の同期制御部は自基準局内の基準クロックを供給する
    と共に、前記フレーム同期パターンを作成し、また、自
    基準局が使用する下り回線毎に第2の多重部と、符号器
    としての第2のエンコーダと、変調器としての第2のM
    ODを備え、さらに、自基準局の配下の端末局との通信
    を行う第2の無線送受信装置を備え、前記第2の多重部
    は、前記ルータの出力である前記パケットと、前記第2
    のリソース割り当て制御部の出力である前記割り当て通
    知と、前記第2の同期制御部の出力である前記フレーム
    同期パターンとを時分割多重して、前記第2のエンコー
    ダに出力し、前記第2のエンコーダはこれを符号化して
    前記第2のMODに出力し、前記第2のMODはこれを
    変調して前記第2の無線送受信装置に出力し、前記第2
    の無線送受信装置はこれを端末局に向けて送信し、一
    方、自基準局が使用する上り回線毎に復調器としての第
    2のDEMと、復号器としての第2のデコーダと、第2
    の分離部とを備え、前記第2の分離部の出力を多重する
    第3の多重部と、前記第3の多重部の出力を再構成する
    第2のデータ再構成部を備え、前記第2の無線送受信装
    置が前記上り回線からの信号を受信すると、これを前記
    第2のDEMで復調し、次にこれを前記第2のデコーダ
    で復号して前記第2の分離部に出力し、前記第2の分離
    部は、前記第2のデコーダの出力である前記上り回線の
    信号から、端末局から送出されたタイムスロット割り当
    て要求のメッセージとデータとを分離し、前記タイムス
    ロット割り当て要求のメッセージを前記第2のリソース
    割り当て制御部に出力し、前記データを前記第3の多重
    部に出力し、前記第3の多重部は、全ての上り回線から
    の前記データを多重して前記第2のデータ再構成部に出
    力し、前記第2のデータ再構成部はこれを前記地上通信
    網で処理可能な信号形式に変換して前記第2のプロトコ
    ルI/F制御部に出力し、前記第2のプロトコルI/F
    制御部はこれを前記地上通信網へ送信し、また、自基準
    局の配下に新たに加入する端末局の優先順位を登録した
    り、すでに登録されている端末局の前記優先順位を変更
    するための外部制御端末を備え、前記外部制御端末から
    入力された前記優先順位に関する情報は、全て前記第2
    のリソース割り当て制御部に保持される、ことを特徴と
    する優先制御機能付き時分割多重アクセス無線通信方
    式。
  4. 【請求項4】 前記端末局の要部である前記第1のリソ
    ース割り当て制御部は、タイムスロット割り当て要求送
    信部と、データスロット番号記憶部と、割り当て通知処
    理部と、割り当て周波数設定部とを備え、前記タイムス
    ロット割り当て要求送信部は、前記第1のパケット化部
    に送信データが蓄積された状態で、前記データスロット
    番号記憶部を参照し、自端末局に割り当てられた上り回
    線のデータスロットがまだ無いか、または不足している
    場合に前記基準局に対するタイムスロット割り当て要求
    のメッセージを作成し、これを前記送信制御部に出力
    し、タイムスロットの追加割り当て要求を行う場合は、
    前記タイムスロット割り当て要求のメッセージを前記第
    1の多重部に出力し、また、前記基準局からの割り当て
    通知を前記第1の分離部から得た場合には、前記割り当
    て通知処理部は自端末局に割り当てられた上り回線のデ
    ータスロット番号を前記データスロット番号記憶部に記
    憶し、前記基準局からの割り当て通知に新たな周波数の
    割り当てが含まれている場合には、前記割り当て通知処
    理部は新しい割り当て周波数を復調器としての前記第1
    のDEMと変調器としての前記第1のMODに設定する
    ためこれを前記割り当て周波数設定部に出力する、こと
    を特徴とする請求項2に記載の優先制御機能付き時分割
    多重アクセス無線通信方式。
  5. 【請求項5】 前記基準局の要部である前記第2のリソ
    ース割り当て制御部は、周波数管理部と、周波数情報記
    憶部と、回線監視部とを備え、前記周波数管理部は自基
    準局の配下の端末局の使用周波数を管理し、配下の端末
    局が使用している周波数の情報を前記周波数情報記憶部
    に記憶し、また、前記周波数管理部は、自基準局の上り
    回線及び下り回線の混雑状況を監視する前記回線監視部
    から得られる情報を元に、輻輳と判断される場合にはこ
    れを緩和するために端末局が使用する周波数を変更する
    などして、新たな周波数を端末局に通知するためこれを
    前記第2の多重部に送出すると共に、新たな周波数を前
    記周波数情報記憶部に記憶し直し、前記周波数情報記憶
    部に記憶された周波数情報は、前記ルータによって参照
    され、また、タイムスロット割り当て制御部と、タイム
    スロット割り当てルール記憶部と、端末局優先順位記憶
    部とを備え、前記第2の分離部が分離して出力する端末
    局からのタイムスロット割り当て要求のメッセージを受
    信した場合には、前記タイムスロット割り当て制御部は
    前記タイムスロット割り当てルール記憶部に記憶されて
    いるルール、及び、前記端末局優先順位記憶部に記憶さ
    れている端末局の優先順位を参照して、上り回線のデー
    タスロットの割り当てを決定し、割り当てを要求した端
    末局に対する割り当て通知を作成し、これを前記第2の
    多重部に送出する、ことを特徴とする請求項3に記載の
    優先制御機能付き時分割多重アクセス無線通信方式。
  6. 【請求項6】 前記基準局の要部である前記外部制御端
    末は、タイムスロット割り当てルール入力部と、端末局
    優先順位入力部とを備え、前記タイムスロット割り当て
    ルール入力部からタイムスロットを端末局に割り当てる
    際に使用されるルールを入力されると、これを前記タイ
    ムスロット割り当てルール記憶部に設定しあるいは変更
    し、前記端末局優先順位入力部は、端末局の優先順位の
    設定あるいは変更入力を可能とするためのものであり、
    設定あるいは変更された優先順位を前記端末局優先順位
    記憶部に設定する、ことを特徴とする請求項3に記載の
    優先制御機能付き時分割多重アクセス無線通信方式。
  7. 【請求項7】 前記基準局の要部である前記第2のリソ
    ース割り当て制御部の前記タイムスロット割り当て制御
    部の実行するタイムスロット割り当て動作は、端末局か
    らのタイムスロット割り当て要求のメッセージを前記基
    準局が受信すると(ステップS1)、前記基準局は、要
    求されたタイムスロット数が未だ端末局に割り当てられ
    ていない空きデータスロット数より小さいか又は等しい
    かを判定し(ステップS2)、要求されたタイムスロッ
    ト数が空きデータスロット数よりも小さいか又は等しい
    場合は、要求された数のデータスロットを割り当て(ス
    テップS3)、割り当てたデータスロット番号を通知す
    るため端末局に対し割り当て通知を送信し(ステップS
    4)、ステップS2の判定の結果、要求されたタイムス
    ロット数が空きデータスロット数よりも大きい場合は、
    要求元端末局の優先順位情報を取得し(ステップS
    5)、次のステップS6で、タイムスロットの追加要求
    か否かを判定し、追加要求であれば、要求元端末局には
    既に1つ以上のデータスロットが割り当てられている
    が、それが不足してきたための追加要求であるので、先
    ず要求元端末局の優先順位がデータスロットの追加を許
    容されたものであるかを判定し(ステップS7)、許容
    されていればステップS8に進み、許容されていなけれ
    ばステップS12に進み、また、ステップS6で追加要
    求でなければ、要求元端末局にはデータスロットが1つ
    も割り当てられておらず新規にタイムスロットの割り当
    てを要求してきた状態であるので、ステップS8に進
    み、ステップS8では、既にデータスロットを割り当て
    られている他の端末局の中に、データスロットを削減可
    能な端末局が有るか否かを判定し、削減可能な端末局が
    有れば、当該端末局に対しデータスロットの割り当て削
    減要求を送信し(ステップS9)、当該端末局から削減
    確認のメッセージを受信(ステップS10)した後、当
    該端末局に割り当てられていたデータスロットを解放し
    て空きデータスロットとし(ステップS11)、ステッ
    プS2に戻り、ステップS8でデータスロットを削減可
    能な端末局が無ければ、割り当て可能なデータスロット
    が無いため割り当てビジーを要求元端末局に対して送信
    し(ステップS12)、タイムスロット割り当て動作を
    終了する、ことを特徴とする請求項3に記載の優先制御
    機能付き時分割多重アクセス無線通信方式。
  8. 【請求項8】 基準局と複数の端末局とから構成される
    デマンドアサイメント方式の時分割多重アクセス無線通
    信方式において、前記基準局と前記複数の端末局との間
    の通信は、通信用人工衛星を介して行われ、かつ、前記
    基準局から前記端末局方向の複数の下り回線と、前記端
    末局から前記基準局方向の複数の上り回線を使用して行
    われ、前記下り回線の信号は、一定時間長のフレームに
    時分割されて送信され、前記フレームの先頭にはフレー
    ム同期パターンを有し、前記フレーム同期パターンに続
    いてデータを収容するための複数のデータスロットを有
    し、前記上り回線の信号は、前記下り回線のフレームと
    同一時間長のフレームに時分割されて送信され、前記上
    り回線のフレームの先頭には複数のタイムスロットに時
    分割された割り当て要求領域を有し、前記割り当て要求
    領域に続いてデータを収容するための複数のデータスロ
    ットに時分割されたデータスロット領域を有し、前記端
    末局は、前記基準局に向けてデータ送信の必要性が生じ
    た場合に、前記上り回線の前記データスロット領域の割
    り当てを得るためにタイムスロット割り当て要求を送出
    する第1のリソース割り当て制御部を備え、前記基準局
    は、前記端末局から前記タイムスロット割り当て要求を
    受信した場合に、前記上り回線の前記データスロット領
    域の前記データスロットの割り当てを、前記端末局の優
    先順位と割り当てルールに従って行う第2のリソース割
    り当て制御部を備える、ことを特徴とする優先制御機能
    付き時分割多重アクセス無線通信方式。
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