JP2000341041A - 発振器及びその製造方法 - Google Patents

発振器及びその製造方法

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JP2000341041A
JP2000341041A JP11145957A JP14595799A JP2000341041A JP 2000341041 A JP2000341041 A JP 2000341041A JP 11145957 A JP11145957 A JP 11145957A JP 14595799 A JP14595799 A JP 14595799A JP 2000341041 A JP2000341041 A JP 2000341041A
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package
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piezoelectric vibrator
oscillator
ball
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JP11145957A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ono
位 小野
Shigemitsu Watanabe
重光 渡辺
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電振動子片の変位を回避し、薄型の発振器
を実現する。また、分解生成ガス等の発生を回避し、信
頼性の高い発振器を実現する。 【解決手段】 パッケージ2内のパッケージ電極2a上
にAu等の金属を材料とする接続電極6を形成し、この
接続電極6と圧電振動子片3の圧電振動子電極7とを接
合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子機器の
クロック源等として用いられる発振器及びその製造方法
に関し、特に、板状の形状を有する圧電振動子片をパッ
ケージ内部で片持支持又は両持支持する構造を有する発
振器及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器のクロック源等として用いられ
る発振器として、例えば図2に示すようなパッケージ構
造の発振器が知られている。図2に示す発振器10は、
箱状の形状を有するパッケージ11と、このパッケージ
11内に収納された圧電振動子片12及びICチップ1
3から構成されている。なお、図2(a)は、パッケー
ジ11の蓋体16及び圧電振動子片12の一部を切り欠
いて示す斜視図であり、図2(b)は、発振器10の側
断面図である。
【0003】この図2に示すように、圧電振動子片12
は、板状の形状を有し、パッケージ11内において片持
支持されている。すなわち、圧電振動子片12の固定端
12a側は、有機系の導電性接着剤14によりパッケー
ジ11に接着固定されており、他方の浮遊端12bは、
固定されないまま浮遊している。
【0004】また、圧電振動子片12には、圧電振動子
電極15が形成されており、パッケージ11の内部には
この圧電振動子電極15に対応するパッケージ電極11
aが形成されている。この圧電振動子電極15とパッケ
ージ電極11aとは、上述した導電性接着剤14を介し
て電気的に接続されている。
【0005】また、パッケージ底面には、ICチップ1
3に形成された電極に対応するIC用パッケージ電極1
1bが設けられており、ICの電極とパッケージ側のI
C用パッケージ電極11bとは、ワイヤを介して電気的
に接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したパッケージ構
造の発振器10の製造工程において、圧電振動子片12
の固定端12aを導電性接着剤14によりパッケージ1
1内部に接着した後、この導電性接着剤14の硬化を原
因とする収縮、縮合により、圧電振動子片12の浮遊端
12bに浮き上がり又は沈み込みが生じることがある。
したがって、このような圧電振動子片12の変位を見込
んで、設計段階でパッケージ11に一定のクリアランス
を設ける必要があった。このようなクリアランスは、発
振器10本体の薄型化を阻害する要因となっていた。
【0007】また、この発振器10においては、上述の
ように、圧電振動子片12とパッケージ11との接着に
有機系の導電性接着剤14を用いているため、分解生成
ガス等が発生しやすく、これにより励振阻害が生じ、発
振器10の特性が劣化するという問題もあった。
【0008】そこで、本発明は上述の課題に鑑み、圧電
振動子片の変位を回避することにより、パッケージにお
けるクリアランスの必要性を無くし、薄型化を実現した
発振器及びその製造方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、分解生成ガスの発生を回避すること
により高度に安定した特性を有する発振器及びその製造
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る発振器は、箱状の形状を有し、内部
にパッケージ電極が形成されたパッケージと、このパッ
ケージに収納され、上記パッケージ電極に電気的に接続
される圧電振動子電極を有する圧電振動子片とを備え、
ボール状の接続電極を介して上記パッケージ電極と上記
圧電振動子電極とを接続する。このボール状の接続電極
は、好ましくは、Au系の金属からなり、該接続電極と
上記圧電振動子電極とは、超音波法、熱圧着法、併用法
のいずれかにより拡散接合されている。
【0010】さらに、本発明に係る発振器は、上記パッ
ケージ内に収納され、片面に複数のIC電極が設けられ
たICチップを備えるとともに、上記パッケージ内部底
面には、上記IC電極に対応する複数のIC用パッケー
ジ電極が設けられ、上記IC電極と上記IC用パッケー
ジ電極とは、Au系金属からなるボール状の接続電極を
介して電気的に接続されている。
【0011】また、本発明に係る発振器の製造方法は、
箱状のパッケージ内部に設けられたパッケージ電極上に
Au系金属を材料とするボール状の接続電極を形成する
工程と、圧電振動子片の一端部に形成された圧電振動子
電極と上記接続電極とを超音波法、熱圧着法、併用法の
いずれかにより拡散接合する工程とを有する。
【0012】本発明に係る発振器及びその製造方法によ
れば、製造工程における圧電振動子片の浮き上がりや沈
み込みが回避され、したがって、パッケージに一定のク
リアランスを設ける必要がなくなり、薄型の発振器が実
現される。また、本発明に係る発振器及びその製造方法
においては、無機系の材料のみを用い、分解生成ガス等
の発生が回避され、高度に安定した特性を有する発振器
が実現される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る発振器及びそ
の製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】本発明の実施の形態として示す発振器1
は、図1に示すように、箱状の形状を有するパッケージ
2と、このパッケージ2内に収納されるとともに、後述
するように、パッケージ2内部で片持支持されている板
状の形状を有する圧電振動子片3と、後述するようにパ
ッケージ2の内部底面に表面実装されたICチップ4と
を備える。なお、図1(a)は、パッケージ2の蓋体5
及び圧電振動子片3の一部を切り欠いて示す斜視図であ
り、図1(b)は、発振器1の側断面図である。
【0015】パッケージ2の内部には、段部が設けられ
ており、この段部の表面には、圧電振動子片用パッケー
ジ電極2aが設けられている。圧電振動子片用パッケー
ジ電極2aの上には、Au系の金属を材料とするボール
状の接続電極6が形成されている。一方、圧電振動子片
3には、圧電振動子電極7が形成されており、この圧電
振動子電極7は、接続電極6上に載置されるとともに、
超音波法、熱圧着法、併用法のいずれかの手法により、
接続電極6に拡散接合されている。これにより、圧電振
動子片3の固定端3aは、パッケージ2に固定され、す
なわち、圧電振動子片3は、パッケージ2内において片
持支持されている。
【0016】なお、この実施の形態においては、圧電振
動子片3の浮遊端3bの底面とパッケージ2との間に接
続電極6と同じ材料からなるダミーボール9を設け、こ
れにより圧電振動子片3を水平に保持することを容易に
している。このような、ダミーボール9は、特に設けな
くてもよい。あるいは、さらにこのダミーボール9圧電
振動子片3とを接合し、圧電振動子片3を両持支持する
構造としてもよい。また、この実施の形態においては、
接続電極6をパッケージ電極2a上に形成しているが、
逆に、圧電振動子電極7側に設けてもよい。
【0017】このように、接続電極6を介して圧電振動
子電極7と圧電振動子片用パッケージ電極2aとを電気
的に接続する構成とすることにより、従来の導電性接着
剤の硬化による圧電振動子片の浮遊端3b浮き上がりや
沈み込みなどの変位を回避することができる。したがっ
て、パッケージ2の蓋体5と圧電振動子片3との間に一
定のクリアランスを設ける必要がなくなり、発振器1の
薄型化を実現することができる。
【0018】さらに、この実施の形態として示す発振器
1においては、上述のように、ICチップ4をパッケー
ジ2の底面に表面実装する構成としている。すなわち、
ICチップ4のパッケージ2の底面に対向する面には、
複数のIC電極4aが設けられており、パッケージ2の
底面には、このIC電極4aに対応する複数のIC用パ
ッケージ電極2bが設けられている。これらIC電極4
aとIC用パッケージ電極2bとは、IC用パッケージ
電極2b上に形成されたAu系の金属を材料とするボー
ル状の接続電極8を介して電気的に接続されている。な
お、接続電極8とIC電極4aとは、超音波法、熱圧着
法、併用法のいずれかの手法により拡散接合されてい
る。
【0019】このような手法により、ICチップ4をパ
ッケージ2の底面に薄く表面実装することができ、した
がって、発振器1を薄型に形成することができる。
【0020】また、本実施の形態においては、有機系の
導電性接着剤等を用いることなく、無機系の材料のみを
用いて発振器1を構成しているため、分解生成ガスの発
生等を回避することができ、高度な安定性を有する発振
器が実現される。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る発振器及びその製造方法に
よれば、導電性接着剤を用いることなく、例えばAu等
を材料とするボール状の接続電極を介してパッケージの
パッケージ電極と圧電振動子片の圧電振動子電極とを電
気的に接続するため、圧電振動子片の変位を見込んでパ
ッケージにクリアランスを設ける必要がなくなり、薄型
の発振器を製造することができる。また、有機系の材料
を用いず、無機系の材料のみから発振器を構成すること
により、分解生成ガス等の発生を回避することができ、
したがって、高度な安定性を有する信頼性の高い発振器
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である発振器の一部切り欠
き斜視図及び断面図である。
【図2】従来の発振器の一部切り欠き斜視図及び断面図
である。
【符号の説明】
1 発振器 2 パッケージ 2a 圧電振動子片用パッケージ電極 2b ICチップ用パッケージ電極 3 圧電振動子片 3a 固定端 3b 浮遊端 4 ICチップ 4a IC電極 5 蓋体 6 接続電極 7 圧電振動子電極 8 接続電極 9 ダミーボール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状の形状を有し、内部にパッケージ電
    極が形成されたパッケージと、このパッケージに収納さ
    れ、上記パッケージ電極に電気的に接続される圧電振動
    子電極を有する圧電振動子片とを備える発振器におい
    て、 上記パッケージ電極と上記圧電振動子電極とは、ボール
    状の接続電極を介して接続されていることを特徴とする
    発振器。
  2. 【請求項2】 上記接続電極は、Au系の金属からな
    り、該接続電極と上記圧電振動子電極とは、超音波法、
    熱圧着法、併用法のいずれかにより拡散接合されている
    ことを特徴とする請求項1記載の発振器。
  3. 【請求項3】 上記パッケージ内に収納され、片面に複
    数のIC電極が設けられたICチップを備えるととも
    に、上記パッケージ内部底面には、上記IC電極に対応
    する複数のIC用パッケージ電極が設けられ、上記IC
    電極と上記IC用パッケージ電極とは、Au系金属から
    なるボール状の接続電極を介して電気的に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の発振器。
  4. 【請求項4】 箱状のパッケージ内部に設けられたパッ
    ケージ電極上にAu系金属を材料とするボール状の接続
    電極を形成する工程と、 圧電振動子片の一端部に形成された圧電振動子電極と上
    記接続電極とを超音波法、熱圧着法、併用法のいずれか
    により拡散接合する工程とを有する発振器の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記パッケージ内部底面に設けられた複
    数のIC用パッケージ電極上にAu系金属からなるボー
    ル状の接続電極を形成する工程と、 上記ボール状の接続電極とICチップの片面に設けられ
    た複数のIC電極とを超音波法、熱圧着法、併用法のい
    ずれかにより拡散接合する工程とを有する請求項4記載
    の発振器の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130123A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Daishinku Corp 圧電振動デバイス
JP2010187326A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Seiko Instruments Inc 圧電振動子の製造方法、圧電振動子および発振器
CN104247260A (zh) * 2012-05-10 2014-12-24 株式会社大真空 压电器件

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