JP2000339420A - Id情報非接触通信システム - Google Patents

Id情報非接触通信システム

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JP2000339420A
JP2000339420A JP11146753A JP14675399A JP2000339420A JP 2000339420 A JP2000339420 A JP 2000339420A JP 11146753 A JP11146753 A JP 11146753A JP 14675399 A JP14675399 A JP 14675399A JP 2000339420 A JP2000339420 A JP 2000339420A
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collation
data carrier
scanner
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JP11146753A
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Hiroshi Takeda
浩志 武田
Tomoki Takazoe
智樹 高添
Yutaka Maeda
豊 前田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データキャリアに格納されたID情報を特定
のスキャナでのみ読み取り可能にして高いセキュリティ
を得ることができるID情報非接触通信システムを提供
する。 【解決手段】 ID情報を格納するデータキャリア1
と、データキャリア1と非接触で通信し、データキャリ
ア1から送信されたID情報を受信するスキャナとを具
備する非接触ID情報通信システムに関する。スキャナ
2から送信されデータキャリア1で受信された照合デー
タと、データキャリア1に記憶されている照合データと
を照合して、両照合データが一致した後に、データキャ
リア1からID情報が送信されるようにする。データキ
ャリア1に記憶されている照合データと一致する照合デ
ータを持つ特定のスキャナでのみID情報を読み取るこ
とができ、不特定のスキャナでデータキャリア1のID
情報が読み取られて不正使用されることを防ぐことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ID情報を格納す
るデータキャリアからID情報をスキャナで非接触で読
み取るためのID情報非接触通信システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】非接触IDタグなど非接触型のデータキ
ャリアはメモリーとループ状のアンテナを内蔵して形成
されるものであり、例えば商品に取り付けてその商品を
識別するために使用されている。ここで、データキャリ
アのメモリーに格納されているID情報はアンテナから
送信することができるようにしてあり、アンテナから送
信されたID情報をスキャナで受信して読み取ることが
できるようにしてある。このID情報の送信・受信は、
電源を有しない非接触ICカードの場合と同じ原理で行
なわれるようになっている。すなわち、スキャナからは
微弱な電波で呼び出しが行なわれるようになっており、
この電波で誘導電磁界が形成されている。そして誘導電
磁界内にデータキャリアのアンテナが位置する程度に、
スキャナをデータキャリアに近接させると、データキャ
リアのアンテナに電磁誘導で起電力が発生し、この起電
力を電源として、データキャリアのメモリーに書き込ま
れているID情報をアンテナから送信することができる
ものであり、このように送信されたID情報をスキャナ
で受信して読み取ることができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この非接触型のデータ
キャリアにあって、データキャリアに格納されたID情
報が任意のスキャナで読み取り可能であると、悪意の第
三者が自己が所有するスキャナでID情報を読み取り、
これを複製して、悪用されるおそれがあり、セキュリテ
ィに問題を有するものであった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、データキャリアに格納されたID情報を特定のス
キャナでのみ読み取り可能にして高いセキュリティを得
ることができるID情報非接触通信システムを提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ID情報非接触通信システムは、ID情報を格納するデ
ータキャリア1と、データキャリア1と非接触で通信
し、データキャリア1から送信されたID情報を受信す
るスキャナ2とを具備する非接触ID情報通信システム
において、スキャナ2から送信されデータキャリア1で
受信された照合データと、データキャリア1に記憶され
ている照合データとを照合して、両照合データが一致し
た後に、データキャリア1からID情報が送信されるよ
うにして成ることを特徴とするものである。
【0006】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、照合データの照合不一致回数が所定回数に達する
と、データキャリア1とスキャナ2との間の通信が遮断
されるようにして成ることを特徴とするものである。
【0007】また請求項3の発明は、請求項1におい
て、照合データの照合不一致回数が所定回数に達する
と、データキャリア1に格納されているID情報が消去
されるようにして成ることを特徴とするものである。
【0008】また請求項4の発明は、請求項1乃至3に
おいて、照合データはスキャナ2で暗号化してデータキ
ャリア1に送信されるようにして成ることを特徴とする
ものである。
【0009】また請求項5の発明は、請求項4におい
て、照合データを暗号化する暗号化方法は書き換えて更
新可能であることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0011】データキャリア1はICチップ5及びアン
テナ6を具備して形成されるものであり、図3の実施の
形態では、半導体パッケージ7にデータキャリア1を一
体的に取り付けるようにしてある。半導体パッケージ7
は、ROMチップなどで形成されるメモリー8をアルミ
ナ等の基体10の上に搭載すると共に基体10にリード
フレームで形成される端子11を設け、メモリー8及び
端子11の基部を覆って基体10の上に蓋体12を取り
付けることによって形成してある。メモリー8にはCP
Uを作動させる各種のプログラムやデータが格納してあ
り、メモリー8はボンディングワイヤー13によって端
子11に接続してある。
【0012】そしてこの半導体パッケージ7の蓋体12
の上にはCOB(Chip On Board)14上に搭載したI
Cチップ5が実装してあり、さらにコイル状に形成した
アンテナ6がICチップ5を囲むように蓋体12の上に
実装してある。ICチップ5はCOB14にボンディン
グワイヤー13で接続してあると共にアンテナ6はCO
B14にボンディングワイヤー13で接続してあり、C
OB14を介してICチップ5とアンテナ6を接続して
ある。このICチップ5とアンテナ6を覆うように蓋体
12の上に蓋体15を取り付けることによって、ICチ
ップ5とアンテナ6を蓋体15で覆って形成されるデー
タキャリア1を半導体パッケージ7の上に一体的に設け
ることができるものである。
【0013】ICチップ5は図1(a)に示すように演
算制御部17と変復調部18とメモリー19からなるも
のであり、演算制御部17は変復調部18を介してアン
テナ6に接続されている。メモリー19は演算制御部1
7に接続されており、図1(b)に示すようにメモリー
19内にはID情報記憶部20と照合データ記憶部21
が形成されている。ID情報記憶部20には上記の半導
体パッケージ7に固有のID情報が格納してあり、また
照合データ記憶部21にはアクセスキーなどの照合デー
タが記憶させてある。演算制御部17には照合データ読
み取り部22、照合データ照合部23、ID情報処理部
24が形成してあって、照合データ照合部23はメモリ
ー19の照合データ記憶部21に接続してあり、照合デ
ータ読み取り部22は照合データ照合部23に接続して
ある。またID情報処理部24は照合データ照合部23
に接続してあると共にメモリー19のID情報記憶部2
0に接続してある。照合データ読み取り部22とID情
報処理部24はそれぞれ変復調部18を介してアンテナ
6に接続してある。
【0014】スキャナ2はICチップ27やアンテナ2
8をケーシング内に内蔵して形成されるものである。I
Cチップ27は図2に示すように演算制御部29と変復
調部30とメモリー31からなるものであり、演算制御
部29は変復調部30を介してアンテナ28に接続され
ている。メモリー31は演算制御部29に接続されてお
り、アクセスキーなど照合データが記憶させてある。
【0015】しかして、上記の図3に示す半導体パッケ
ージ7は、例えばパチンコ台に組み込んで使用されるも
のであり、半導体パッケージ7内のメモリー8に格納し
たプログラム及びデータに基づいてパチンコ台のCPU
を作動させることによって、適正な玉出し率でパチンコ
台が稼動されるようになっている。ここで、正規のメモ
リー8を搭載した上記の半導体パッケージ7をパチンコ
台から取り外して不正なメモリー8を搭載した半導体パ
ッケージ7に取り換えることによって、パチンコ台の玉
出し率を変えることができるが、目視検査でこのような
不正を確認することは難しい。
【0016】そこで上記のように半導体パッケージ7に
データキャリア1が一体的に設けてあり、データキャリ
ア1に内蔵されているICチップ5に格納されているI
D情報をスキャナー2によって非接触で読み取り、読み
取ったID情報を照合することによって、半導体パッケ
ージ7が正規のものか不正なものかを検出し、容易に不
正を発見することができるようにしたものである。すな
わち、データキャリア1のICチップ5に格納されてい
るID情報は正規のメモリー8を搭載した半導体パッケ
ージ7に固有のものであり、スキャナー2で読み取られ
たID情報がその半導体パッケージ7に固有のものであ
れば、不正な交換はなされていないと確認することがで
き、またスキャナー2で読み取られたID情報がその半
導体パッケージ7に固有のものでない場合や、スキャナ
ー2でID情報を受信することができない場合には、不
正なパッケージと交換されていることを発見することが
できるものである。
【0017】ここで、データキャリア1に格納されてい
るID情報をスキャナ2によって非接触で読み取るのは
次のようにして行なわれる。まずスキャナ2のアンテナ
28から送信した電磁波がデータキャリア1のアンテナ
6で受信されると、このアンテナ6に電磁誘導で起電力
が発生し、この起電力を電源としてICチップ5が動作
し、メモリー19に格納されたID情報がアンテナ6か
ら送信される。データキャリア1のアンテナ6から送信
されたID情報はスキャナ2のアンテナ28で受信さ
れ、ICチップ27の演算制御部29で解析されてメモ
リー31に一時格納された後、パーソナルコンピュータ
等の端末機に転送されるようになっている。
【0018】上記のようにデータキャリア1に格納され
ているID情報をスキャナ2によって読み取るにあたっ
て、任意のスキャナ2でID情報が読み取り可能である
と、セキュリティの上で問題がある。そこで、スキャナ
2のアンテナ28から送信された電磁波がデータキャリ
ア1のアンテナ6で受信されてこのアンテナ6に電磁誘
導で起電力が発生し、データキャリア1のICチップ5
が動作を開始すると同時に、スキャナ2のICチップ2
7の演算制御部29が作動してメモリー31に記憶され
ている照合データがアンテナ28から送信されるように
なっている。この照合データがデータキャリア1のアン
テナ6で受信されると、データキャリア1のICチップ
5の演算制御部17の照合データ読み取り部22で照合
データが読み取られ、照合データ照合部23に入力され
る。一方、データキャリア1のICチップ5が動作を開
始すると同時にメモリー19の照合データ記憶部21に
記憶されている照合データが照合データ照合部23に入
力されており、スキャナ2から送信されてデータキャリ
ア1で受信された照合データとデータキャリア1に記憶
されているこの照合データとが照合される。そして照合
データ照合部23における照合データの照合が一致する
と、照合データ照合部23から一致確認信号がID情報
処理部24に送られ、メモリー19のID情報記憶部2
0に格納されているID情報がID情報処理部24によ
る制御によって、アンテナ6から送信される。また照合
データ照合部23における照合データの照合が一致しな
いときには、照合データ照合部23から一致確認信号が
ID情報処理部24に送られないので、メモリー19の
ID情報記憶部20に格納されているID情報はアンテ
ナ6から送信されない。
【0019】このように、データキャリア1に記憶され
ている照合データと一致する照合データを持っていない
スキャナ2を用いてID情報を読もうとしても、データ
キャリア1からはID情報は送信されないので、ID情
報を読み取ることができないものであり、データキャリ
ア1に記憶されている照合データと一致する照合データ
を持つ特定のスキャナ2でのみID情報を読み取ること
が可能になるものである。
【0020】上記のようにしてデータキャリア1に記憶
されている照合データと一致する照合データを持ってい
ないスキャナ2ではID情報を読み取ることができない
が、スキャナ2から任意の照合データを繰り返し何回も
送信しているうちに、データキャリア1に記憶されてい
る照合データと偶然一致する可能性があり、このときに
はデータキャリア1に格納されているID情報が不正に
読み取られるおそれがある。
【0021】そこで、図4の実施の形態では、データキ
ャリア1の演算制御部17に照合回数カウント部33及
び通信制御部34が設けてあり、この照合回数カウント
部33を照合データ照合部23と通信制御部34の間に
接続すると共に、通信制御部34を変復調部18を介し
てアンテナ6に接続してある。また照合データ読み取り
部22とID情報処理部24はそれぞれ通信制御部34
に接続してある。その他の構成は図1〜図3のものと同
じである。
【0022】このものでは、スキャナ2から送信された
照合データがデータキャリア1のICチップ5の演算制
御部17の照合データ読み取り部22で読み取られ、照
合データ照合部23でこの照合データとデータキャリア
1に記憶されている照合データとが照合される際に、照
合データが一致しないときには、照合データ照合部23
から不一致確認信号が照合回数カウント部33に送られ
る。このように不一致確認信号が照合回数カウント部3
3に送られると、照合回数カウント部33で不一致確認
信号の入力回数が積算され、照合不一致の回数がカウン
トされる。そして、スキャナ2からデータキャリア1に
記憶されている照合データと異なる照合データが何回も
送信され、照合不一致の回数が所定の設定された回数に
達すると、通信遮断信号が照合回数カウント部33から
通信制御部34に送られる。このように通信遮断信号が
照合回数カウント部33から通信制御部34に送られる
と、通信制御部34の働きでデータキャリア1の送受信
を不能にして、データキャリア1とスキャナ2との間の
通信が遮断されるようになっている。
【0023】このように、スキャナ2から任意の照合デ
ータを繰り返し何回も送信し、照合不一致の回数が所定
回数に達すると、データキャリア1とスキャナ2との間
の通信が遮断されるものであり、スキャナ2から任意の
照合データを繰り返し何回も送信しているうちに照合デ
ータが偶然一致するような可能性を小さくし、データキ
ャリア1に記憶されている照合データと一致する照合デ
ータを持っている正規のスキャナ2以外のスキャナ2
で、データキャリア1に格納されているID情報が不正
に読み取られることを確実に防ぐことができるものであ
る。
【0024】また図5の実施の形態では、データキャリ
ア1の演算制御部17に照合回数カウント部33及びメ
モリー消去実行部35を設け、この照合回数カウント部
33を照合データ照合部23とメモリー消去実行部35
の間に接続してある。またメモリー消去実行部35はメ
モリー19のID情報記憶部20と照合データ記憶部2
1にそれぞれ接続してある。その他の構成は図1〜図3
のものと同じである。
【0025】このものでは、図4の場合と同様に、スキ
ャナ2からデータキャリア1に記憶されている照合デー
タと異なる照合データが何回も送信され、照合不一致の
回数が所定の設定された回数に達すると、メモリー消去
信号が照合回数カウント部33からメモリー消去実行部
35に送られる。そして、メモリー消去信号が照合回数
カウント部33からメモリー消去実行部35に送られる
と、メモリー消去実行部35の働きで、メモリー19の
ID情報記憶部20に格納されているID情報や照合デ
ータ記憶部21に記憶されている照合データが、メモリ
ー19から消去されるようになっている。
【0026】このように、スキャナ2から任意の照合デ
ータを繰り返し何回も送信し、照合不一致の回数が所定
回数に達すると、データキャリア1のメモリー19から
ID情報や照合データが消去されるものであり、スキャ
ナ2から任意の照合データを繰り返し何回も送信してい
るうちに照合データが偶然一致するようになっても、こ
のときにはメモリー19からID情報が消去されてお
り、データキャリア1に記憶されている照合データと一
致する照合データを持っている正規のスキャナ2以外の
スキャナ2で、データキャリア1に格納されているID
情報が不正に読み取られることを確実に防ぐことができ
るものである。
【0027】また、データキャリア1に記憶されている
照合データが不正に読み取られて盗まれた場合には、こ
の盗んだ照合データを用いることによって、正規のスキ
ャナ2以外のスキャナ2からでもデータキャリア1に格
納されているID情報を読み取ることが可能になるもの
であり、上記の各方法でID情報が不正に読み取られる
ことを防ぐことはできない。
【0028】そこで図6の実施の形態では、照合データ
を暗号化することによって、照合データが盗まれても、
この照合データではデータキャリア1に格納されている
ID情報を読み取ることができないようにしてある。す
なわち、図6(a)のように、スキャナ2のメモリー3
1には照合データが記憶される照合データ記憶部37の
他に、暗号化ルールが記憶される暗号化ルール記憶部3
8が形成してある。この照合データ記憶部37と暗号化
ルール記憶部38は演算制御部29の暗号化処理部39
に接続してある。一方、図6(b)のように、データキ
ャリア1のメモリー19には上記の暗号化ルールに対応
した復号化ルールが記憶される復号化ルール記憶部40
が形成してあり、復号化ルール記憶部40は演算制御部
17に形成した複合化処理部41に接続してある。この
復号化処理部41は照合データ読み取り部22と照合デ
ータ照合部23との間に接続してある。その他の構成は
図1〜図3のものと同じである。
【0029】そして、スキャナ2から照合データを送信
するにあたっては、まずメモリー31の照合データ記憶
部37から照合データが暗号化処理部39に入力され
る。このとき、暗号化処理部39は暗号化ルール記憶部
38から入力される暗号化ルールのプログラムに基づい
て作動しており、この暗号化ルールに従って照合データ
は暗号化される。この暗号化された照合データは変復調
部30を介してアンテナ28から送信される。スキャナ
2から送信された暗号化された照合データがデータキャ
リア1のアンテナ6で受信されると、変復調部18を介
して照合データ読み取り部22に入力されて読み取られ
る。照合データ読み取り部22で読み取られるのは暗号
化された状態の照合データである。次にこの暗号化され
た照合データは復号化処理部41に入力される。このと
き、復号化処理部41は復号化ルール記憶部40から入
力される復号化ルールのプログラムに基づいて作動して
おり、この復号化ルールに従って暗号化された照合デー
タは復号化され、スキャナ2の照合データ記憶部37に
記憶されている照合データに戻る。このように復号化さ
れた照合データは照合データ照合部23に入力され、メ
モリー19の照合データ記憶部21に記憶されている照
合データと照合される。そして照合が一致すると、照合
データ照合部23から一致確認信号がID情報処理部2
4に送られ、ID情報記憶部20に格納されているID
情報がID情報処理部24による制御によって、アンテ
ナ6から送信され、このID情報をスキャナ2で読み取
ることができるものである。
【0030】ここで、データキャリア1に記憶されてい
る照合データやスキャナ2に記憶されている照合データ
を不正に読み取って盗み、この盗んだ照合データをスキ
ャナ2から送信して、データキャリア1からID情報を
不正に読み取る試みがなされた場合、スキャナ2から送
信されデータキャリア1で受信された照合データは、デ
ータキャリア1の復号化処理部で復号化処理を受けるこ
とになり、照合データは複合化ルールに従って他の照合
データに変換されてしまうことになる。この変換された
照合データは照合データ記憶部21に記憶されている照
合データと一致しないので、照合データ照合部23から
一致確認信号がID情報処理部24に送られることがな
く、データキャリア1からID情報は送信されない。こ
のように、照合データが盗まれても、ID情報が不正に
読み取られることを防ぐことができるものである。
【0031】図7の実施の形態では、スキャナ2の演算
制御部29に暗号化ルール書き換え部42が形成してあ
り、暗号化ルール書き換え部42はメモリー31の暗号
化ルール記憶部38に接続してあると共にRS232C
などの通信部43に接続してある。またデータキャリア
1の演算処理部17に復号化ルール書き換え部44が形
成してあり、復号化ルール書き換え部44はメモリー1
9の復号化ルール記憶部40に接続してあると共にRS
232Cなどの通信部45に接続してある。その他の構
成は図6のものと同じである。
【0032】そしてこのものでは、パーソナルコンピュ
ータなどをマスター機46として用い、このマスター機
46を通信部43によってスキャナ2に接続し、暗号化
ルール書き換え部42を作動させて暗号化ルール記憶部
38に記憶される暗号化ルールを書き換えることができ
るようにしてあり、またマスター機46を通信部45に
よってデータキャリア1に接続し、復号化ルール書き換
え部44を作動させて復号化ルール記憶部40に記憶さ
れる復号化ルールを書き換えることができるようにして
ある。このように、スキャナ2の暗号化ルールを定期的
に書き換えると共にデータキャリア1の復号化ルールを
暗号化ルールに対応するものに定期的に書き換えて更新
することによって、暗号化ルールを盗まれても、盗まれ
たときには暗号化ルールは更新されているようにするこ
とができるものであり、この盗んだ暗号化ルールを用い
てID情報を不正に読み取ることができないようにする
ことができ、セキュリティレベルをさらに高めることが
できるものである。
【0033】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係るI
D情報非接触通信システムは、ID情報を格納するデー
タキャリアと、データキャリアと非接触で通信し、デー
タキャリアから送信されたID情報を受信するスキャナ
とを具備する非接触ID情報通信システムにおいて、ス
キャナから送信されデータキャリアで受信された照合デ
ータと、データキャリアに記憶されている照合データと
を照合して、両照合データが一致した後に、データキャ
リアからID情報が送信されるようにしたので、データ
キャリアに記憶されている照合データと一致する照合デ
ータを持つ特定のスキャナでのみID情報を読み取るこ
とができるものであり、不特定のスキャナでデータキャ
リアのID情報が読み取られて不正使用されることを防
ぐことができ、高いセキュリティを得ることができるも
のである。
【0034】また請求項2の発明は、照合データの照合
不一致回数が所定回数に達すると、データキャリアとス
キャナとの間の通信が遮断されるようにしたので、スキ
ャナから任意の照合データを繰り返し何回も送信してい
るうちに照合データが偶然一致する可能性があるが、こ
のときには既にデータキャリアからID情報が発信され
ないようにしておくことができ、セキュリティレベルを
高めることができるものである。
【0035】また請求項3の発明は、照合データの照合
不一致回数が所定回数に達すると、データキャリアに格
納されているID情報が消去されるようにしたので、ス
キャナから任意の照合データを繰り返し何回も送信して
いるうちに照合データが偶然一致する可能性があるが、
このときには既にデータキャリアからID情報が発信さ
れないようにしておくことができ、セキュリティレベル
を高めることができるものである。
【0036】また請求項4の発明は、照合データはスキ
ャナで暗号化してデータキャリアに送信されるようにし
たので、照合データを盗まれても暗号化できないスキャ
ナではデータキャリアのID情報を読み取ることができ
ないようにすることができ、セキュリティレベルをさら
に高めることができるものである。
【0037】また請求項5の発明は、照合データを暗号
化する暗号化方法は書き換えて更新可能であるので、暗
号化方法が盗まれても、更新された暗号化方法を有しな
いスキャナではデータキャリアのID情報を読み取るこ
とができないようにすることができ、セキュリティレベ
ルをさらに一層高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、
(a)はデータキャリアの回路構成を示すブロック図、
(b)はその詳細図である。
【図2】同上の実施の形態におけるスキャナの回路構成
を示すブロック図である。
【図3】同上の実施の形態に使用する半導体パッケージ
とデータキャリアを示すものであり、(a)は断面図、
(b)一部省略した斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の他の一例におけるデータ
キャリアの回路構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態の他の一例におけるデータ
キャリアの回路構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態の他の一例を示すものであ
り、(a)はスキャナの回路構成を示すブロック図、
(b)はデータキャリアの回路構成を示すブロック図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態の他の一例を示すものであ
り、(a)はスキャナの回路構成を示すブロック図、
(b)はデータキャリアの回路構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 データキャリア 2 スキャナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 豊 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5B058 CA17 KA33 KA35 YA01 5J104 AA01 AA07 AA34 AA46 KA01 NA02 NA05 NA35 NA36 NA38 NA42 5K012 AB02 AC06 AC09 AC11 BA02 BA07 9A001 BB03 BB04 CC05 EE02 EE03 EE04 LL03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ID情報を格納するデータキャリアと、
    データキャリアと非接触で通信し、データキャリアから
    送信されたID情報を受信するスキャナとを具備する非
    接触ID情報通信システムにおいて、スキャナから送信
    されデータキャリアで受信された照合データと、データ
    キャリアに記憶されている照合データとを照合して、両
    照合データが一致した後に、データキャリアからID情
    報が送信されるようにして成ることを特徴とするID情
    報非接触通信システム。
  2. 【請求項2】 照合データの照合不一致回数が所定回数
    に達すると、データキャリアとスキャナとの間の通信が
    遮断されるようにして成ることを特徴とする請求項1に
    記載のID情報非接触通信システム。
  3. 【請求項3】 照合データの照合不一致回数が所定回数
    に達すると、データキャリアに格納されているID情報
    が消去されるようにして成ることを特徴とする請求項1
    に記載のID情報非接触通信システム。
  4. 【請求項4】 照合データはスキャナで暗号化してデー
    タキャリアに送信されるようにして成ることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載のID情報非接触通
    信システム。
  5. 【請求項5】 照合データを暗号化する暗号化方法は書
    き換えて更新可能であることを特徴とする請求項4に記
    載のID情報非接触通信システム。
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