JP2000338135A - 指針式計器 - Google Patents

指針式計器

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JP2000338135A
JP2000338135A JP11149147A JP14914799A JP2000338135A JP 2000338135 A JP2000338135 A JP 2000338135A JP 11149147 A JP11149147 A JP 11149147A JP 14914799 A JP14914799 A JP 14914799A JP 2000338135 A JP2000338135 A JP 2000338135A
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Japan
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pointer
power supply
drive signal
cross
rotor magnet
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JP11149147A
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Koichi Sato
浩一 佐藤
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト低減を達成しながらも、商品性を維持
し得る指針式計器を提供する。 【解決手段】 交差コイルx,y中に指針軸41を有す
るロータ磁石42を配置してなる交差コイル式計器4
と、ロータ磁石42に応動するように指針軸41に連結
される指針44と、キースイッチ(電源スイッチ)6を
介して電源7から電源供給されると共に被測定量に基づ
く入力信号としてセンサ8からの回転数に応じたパルス
信号を処理して交差コイルx,yに駆動信号を出力し指
針44を動作させる制御手段3とを備え、指針44は3
60度回動可能に構成され、また、制御手段3は、キー
スイッチ6を通じての電源供給が遮断されると、それま
で指針44が指示していた任意の指示位置もしくはその
近傍で駆動信号の出力を停止し、再び電源供給が開始さ
れると、センサ8からの入力信号となる回転数に応じた
駆動信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車載計器に
おける速度計や回転計、またその他の計器類に使用され
る指針式計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の指針式計器は、例えば自動車や
自動二輪車といった車両、水上バイクや雪上バイクとい
った移動体に搭載され、計器盤となる表示板上において
回動する指針によって車両または移動体の走行(移動)
速度やエンジン回転数等を示すものである。
【0003】このような指針式計器における指針の駆動
源としては、交差コイル中に指針軸を有するロータ磁石
を配置し、その指針軸の先端に指針を連結した所謂交差
コイル式計器が多く適用されている。
【0004】交差コイル型計器は、センサ等からの被測
定量に基づく入力信号を処理してコイルに所定の駆動信
号を出力し、被測定量に応じた指針の角度運動を実行さ
せる制御手段により駆動される。
【0005】この制御手段は、例えばイグニッションス
イッチ,キースイッチ等の電源スイッチを介してバッテ
リーやオルタネータ(発電機)等の車体側電源と接続さ
れており、電源スイッチのオンに伴う電源供給により、
指針を指示動作させるための駆動信号を出力する。この
ため、電源スイッチのオフによって制御手段に対する電
源供給が遮断されると、それまで指針が指示していた振
れ角(指示)位置で交差コイルへの駆動信号も出力され
なくなり、その結果、指針はその位置で制御手段による
駆動力が得られず、所定位置に戻らなくなることがあ
る。
【0006】このような事情から、この種の指針式計器
においては、電源供給の遮断後であっても指針を所定位
置に戻す手段として、例えば特開平9−196971号
公報に記載のごとく、指針軸にゼンマイ型の戻しバネを
設けるものや、例えば特開平4−62481号公報に記
載のごとく、バックアップコンデンサによる手段が知ら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ごとき戻しバネやバックアップコンデンサの使用は、構
成部品が増加してコスト高を招くという問題がある。ま
た近年、この種の指針式計器にあっては、それ自体の軽
量化要請や搭載スペースにおける占有率縮小化に伴う薄
型化要請があるが、バックアップコンデンサや戻しバネ
の使用は指針式計器の軽量化や薄型化を阻害する原因と
なる。
【0008】そこで本発明は、このような問題点に着目
し、コスト低減を達成しながらも、商品性を維持でき、
また軽量化、薄型化を達成し得る指針式計器を提供する
ことを主な目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、交差コイル中に指針軸を有するロータ磁石
を配置してなる交差コイル式計器と、前記ロータ磁石に
応動するように前記指針軸に連結される指針と、電源よ
り電源供給されると共に被測定量に基づく入力信号を処
理して前記交差コイルに駆動信号を出力し前記指針を動
作させる制御手段とを備え、前記指針は360度回動可
能に構成され、前記制御手段は前記電源供給が遮断され
るとそれまで前記指針が指示していた任意の指示位置も
しくはその近傍で前記駆動信号の出力を停止し、再び前
記電源供給が開始されると前記被測定量に応じた前記駆
動信号を出力することを特徴とする。
【0010】また、前記制御手段は前記電源供給の再開
時に初期値となる前記駆動信号を出力した後に、前記被
測定量に応じた前記駆動信号を出力することを特徴とす
る。
【0011】また、前記初期値となる駆動信号が前記指
針を所定の指示角分動作させるに相当する電気指示角信
号からなることを特徴とする。
【0012】また、前記指針、前記ロータ磁石、前記指
針軸のうち少なくとも一つに、前記電源供給の遮断後に
前記指針を一定の範囲内に位置させる重心調整手段を設
けたことを特徴とする。
【0013】また、前記交差コイル式計器は前記電源供
給の遮断後に前記指針を一定の範囲内に位置させるよう
に前記ロータ磁石を吸引する磁石を有することを特徴と
する。
【0014】また、少なくとも前記指針の指示対象とな
る指標部を有する表示板を備え、前記表示板に、前記電
源遮断後における前記指針の位置を示す表示部を形成し
たことを特徴とする。
【0015】また、少なくとも前記指針の指示対象とな
る指標部を有する表示板を備え、前記表示板の前方に前
記電源供給遮断後における前記指針を隠蔽する被覆部材
を設けたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
による指針式計器を雪上バイク用タコメータに適用した
場合を例として、本発明の実施形態を説明する。
【0017】図1は全体構成を示すブロック図、図2は
交差コイル式計器を示す断面図、図3は電源スイッチ
「オフ」後の指針位置を示す平面図、図4は電源スイッ
チ「オン」後の指針位置を示す平面図、図5は指針指示
角(指針の動作)と電気指示角信号(駆動信号出力)の
関係を示す図である。
【0018】本実施例における指針式計器は、図1に示
すように、制御部1と駆動処理部2とからなる制御手段
3と、交差コイル式計器4とで構成されている。
【0019】制御部1は、マイクロコンピュータ(マイ
コン)からなるもので、制御プログラムを実行するCP
U、制御プログラムを記憶するROM、演算処理された
データを一時的に記憶するRAM、外部からの信号を入
力するインターフェイス(I/F)、これらCPU、R
OM、RAM、インターフェイスのそれぞれを接続する
バスを含み、レギュレータ5及びキースイッチ(電源ス
イッチ)6を介して車体側発電機(オルタネータ)から
なる電源7に接続される。
【0020】電源7にて生成される発生電圧は、レギュ
レータ5によって駆動電圧5Vに変換されて制御部1に
供給され、また運転者によるキースイッチ6のオン・オ
フによって制御部1(制御手段3)への電源供給が切替
可能に構成されている。
【0021】また制御部1には、車体側に設置されたト
ランスミッションの出力軸の回転を検出し、所定のパル
ス信号を出力するセンサ8が接続され、このセンサ8か
らのパルス信号(被測定量に基づく入力信号)が入力さ
れると、制御部1はそのパルス周期を演算し、このパル
ス周期を後述する文字板の指示位置に換算して、後述す
る指針の前記文字板上における指示角度データを求め、
この指示角度データを後段の駆動処理部2に出力する。
【0022】駆動処理部2は、前記指示角度データに応
じた交差コイルx,y(後述)の通電量データを記憶し
たROM部、各ROM部の出力値をそれぞれのアナログ
量に変換するD/A変換部、前記アナログ量に対応した
駆動電圧を交差コイルx,yに通電する駆動出力部をそ
れぞれ含んで構成され、制御部1からの指示角度データ
は、この駆動処理部2によって所定の駆動信号(通常、
sin,cosの基本波形にて変化する電圧信号)に変
換され、交差コイル式計器(交差コイルx,y)4に出
力されるものである。
【0023】交差コイル式計器4は、図2に詳しく示す
ように、指針軸41を有するロータ磁石42を交差コイ
ルx,y中に配置してなるもので、中空形状のボビンフ
レーム43を通じてロータ磁石42を収納・軸支すると
共に一対のコイルx(SIN側),y(COS側)でな
る交差コイルx,yが巻回されており、この交差コイル
x,yに制御部1からの駆動信号が供給されると、交差
コイルx,yに被測定量に応じた合成磁界が形成され、
この合成磁界によりロータ磁石42が角度運動するよう
に構成されている。
【0024】ボビンフレーム43より突出する指針軸4
1の先端には、ロータ磁石42に応動するように指針4
4が連結され、この指針44とボビンフレーム43との
間には、計器盤となる表示板45が設けられ、この表示
板45上には目盛や数字等の回転数表示をなす指標部4
6(図3,図4参照)が印刷形成されており、この指標
部46をロータ磁石42の角度運動に応動する指針44
が指示することによって、測定量となる回転数を指示す
るようになっており、本実施形態では、指針44、ロー
タ磁石42,指針軸41でなる可動系の運動を機械的に
停止させるストッパ等の手段が設けられておらず、指針
44は360度回動可能に設けられている。なお図2
中、参照符号47は、交差コイル式計器4に導通接続さ
れる回路基板であり、この回路基板47にここでは図示
しない制御手段3が実装されている。
【0025】次に図3から図5を用いて、本実施形態の
動作を説明する。
【0026】運転者がキースイッチ6を「オン」してエ
ンジンを始動させると、電源7による発電が行われれ、
これによりレギュレータ5を通じた制御部1(制御手段
3)への電源供給が行われる。このような電源「オン」
状態において制御手段3は、センサ8からの入力信号を
前述のごとく処理して被測定量に応じた駆動信号を交差
コイル式計器4(交差コイルx、y)に供給し、これに
より交差コイル式計器4は、指針44により回転数指示
を行う。
【0027】そこで、例えば図3に示す指針44の指示
位置(「4」なる指標部46と「5」なる指標部46と
の略中間(指示角=180度))で、運転者がキースイ
ッチ6を「オフ」してエンジンを停止した場合(電源
「オフ」状態)、キースイッチ6の「オフ」に伴って制
御手段3への電源供給が遮断されるため、制御部1及び
駆動処理部2からなる制御手段3は、その作動を停止
し、交差コイル式計器4への駆動信号供給も行われなく
なる。
【0028】すると、交差コイル式計器4は、電源供給
遮断直前まで指針44が指示していた指示位置(「4」
なる指標部46と「5」なる指標部46との略中間、も
しくはその近傍位置)で指針44の駆動を停止し、指針
44はその位置に留まった状態となる。なお前記近傍位
置とは例えば交差コイル式計器4における可動部の慣性
モーメント等を考慮した指示位置である。
【0029】このような電源「オフ」状態から、運転者
がキースイッチ6を「オン」してエンジンを始動させる
と、制御手段3に再び電源供給が開始され、これを受け
て制御手段3を構成する制御部1及び駆動処理部2が作
動する。
【0030】このように制御手段3への電源供給が再開
されると、制御手段3はまず、初期値となる所定の駆動
信号を出力した後に、続いてセンサ8からの入力信号に
応じた駆動信号を出力するように予め設定(プログラミ
ング)されており、具体的には、図5に示すように、電
源「オン」により制御手段3は、初期値として電気指示
角「0度」に対応する駆動信号を交差コイルx,yに出
力し、その後、センサ8からの入力信号に応じた通常の
駆動信号を交差コイルx,yに出力する。
【0031】制御手段3より初期値となる駆動信号が出
力されると、指針44は、図4に示すように、図3に示
した指示位置から電気指示角0度に対応する「0」なる
指標部46位置(ここでは説明を簡単にするために電気
指示角=機械指示角とした)に向けて回動する。
【0032】この場合、本実施形態では前述のごとく、
指針44が360度回動可能に設けられているため、指
針44の回動方向は、時計方向または反時計方向の何れ
かとなり、電源「オフ」時に指針44が指示角180度
−α、例えば「4」なる指標部46位置にあった場合、
指針44は制御部1の初期値出力に応じて反時計方向に
回動し、指針44が指示角180度+α、例えば「5」
なる指標部46にあった場合、指針44は時計方向に回
動する。
【0033】なお図3に示すごとく、指針44が反重力
方向を向いている場合は、初期値出力に伴う指針44の
初期動作が若干遅れることがあり、図5に示した指針4
4の動作特性は、この点を考慮した特性となっている。
【0034】このように、初期値となる駆動信号が出力
された後、センサ8からの入力信号に応じた通常の駆動
信号が交差コイルx,yに出力されると、指針44は、
その駆動信号出力に序々に追従し、例えばエンジンのア
イドリング時であれば、そのアイドリング状態における
回転数を指示する(図4,図5参照)。
【0035】以上のように本実施形態による指針式計器
は、交差コイルx,y中に指針軸41を有するロータ磁
石42を配置してなる交差コイル式計器4と、ロータ磁
石42に応動するように指針軸41に連結される指針4
4と、キースイッチ(電源スイッチ)6を介して電源7
から電源供給されると共に被測定量に基づく入力信号と
してセンサ8からの回転数に応じたパルス信号を処理し
て交差コイルx,yに駆動信号を出力し指針44を動作
させる制御手段3とを備え、指針44は360度回動可
能に構成され、制御手段3は、キースイッチ6を通じて
の電源供給が遮断されると、それまで指針44が指示し
ていた任意の指示位置もしくはその近傍で駆動信号の出
力を停止し、再び電源供給が開始されると、センサ8か
らの入力信号となる回転数に応じた駆動信号を出力する
ことにより、電源供給の遮断(電源「オフ」)から電源
供給の開始(電源「オン」)への移行によって、指針4
4を制御手段3に追従させて指針44を正常動作させる
ことができ、これにより例えば戻しバネやバックアップ
コンデンサといった、指針44を正常動作させるべく付
加される特別部品を省略でき、コスト削減や軽量化、薄
型化を達成しながらも、商品性を維持することができ
る。
【0036】なお本実施形態では、電源供給の再開時
に、制御手段3が初期値となる駆動信号を出力した後、
センサ8からの入力信号となる回転数に応じた駆動信号
を出力して指針44を制御手段3に追従させるようにし
ているが、電源供給の再開時に初期値となる駆動信号を
出力せずに、センサ8からの入力信号となる回転数に応
じた駆動信号を出力するよう構成してもよい。また初期
値を出力するメリットとしては、電源供給の再開時に必
ず一定の値を出力することで、制御手段3に対する指針
44の追従動作を確実なものとすることができる点があ
げられる。
【0037】図6は、本発明の第2実施形態を示し、本
実施形態では制御手段3が電源供給の再開時に、初期値
として指針44を所定の指示角分、例えば60度動作さ
せるに相当する電気指示角信号を出力する場合を示して
いる。
【0038】この電気指示角信号は、本実施形態では初
期値となる電気指示角度60度から序々に0度まで減少
する初期動作信号からなり、この初期動作信号が交差コ
イルx,yに出力されると、指針44は、図3に示した
略180度の指示位置から、初期値である電気指示角6
0度出力に応じて素早く時計方向もしくは反時計方向に
回動した後、電気指示角0度に対応する「0」なる指標
部46位置に向けて回動する。その後は、センサ8から
の入力信号に応じた指示を行う。
【0039】以上のように、制御手段3が初期値とし
て、指針44を所定の指示角分(例えば60度)動作さ
せるに相当する電気指示角信号を出力するよう構成した
ことにより、例えば図3に示した指針44の指示位置の
ように、指針44の指示角が反重力方向を向いている場
合であっても、指針44を制御手段3に対し迅速に追従
させることができ、これにより商品性を高めることがで
きる。
【0040】なお、本実施形態では初期値を電気指示角
=60度に設定したが、初期値となる電気指示角信号
は、指針44をその不安定な指示位置から確実に脱出さ
せるべく、所望の指示角度分、振らせるに足りる角度で
あれば、任意の角度設定が可能である。
【0041】図7は、本発明の第3実施形態を示すもの
で、本実施形態では、指針軸41を中心とする指針44
の前後における重量バランスを、先端が重くなるように
調整し、これにより指針44に重心調整手段を設けると
共に、表示板45に電源供給の遮断後の指針44の位置
を示す表示部450を形成したものである。
【0042】このように構成することにより、例えば図
3に示す指針44の指示位置で電源供給が遮断され、制
御手段3の作動が停止された場合であっても、指針44
は、その自重により表示板45上の一定の範囲内となる
表示部450位置に復帰するため、電源供給の遮断後で
あっても、指針44を所定位置(一定の範囲内)に位置
させることができ、商品性を高めることができる。
【0043】また表示板45に電源遮断後の指針44位
置を示す表示部450を形成したことにより、電源遮断
後の指針44位置を運転者に確実に知らせることがで
き、これによっても商品性を高めることができる。
【0044】なお、制御手段3への電源供給の開始時に
は、前述第1,第2実施形態同様、制御手段3は初期値
となる駆動信号を出力した後、センサ8からの入力信号
に応じた通常の駆動信号を出力するよう構成されてお
り、従って駆動信号の初期値が電気指示角=0度の場合
であれば、指針44は、電源遮断時の指針44位置とな
る表示部450位置から、一端、電気指示角0度を指示
するか、あるいは電気指示角0度側に振れた後、センサ
8からの入力信号に応じた通常の指示を行う(例えばア
イドリング時であればそのアイドリング状態における回
転数を指示する)が、必ずしも制御手段3を前述第1,
第2実施形態のごとく設定しなくともよい。すなわち、
電源供給の開始時にセンサ8からの入力信号に応じた通
常の駆動信号を出力するよう構成してもよく、このよう
に構成すれば、電源供給の開始に伴い指針44は電源遮
断時の指針44位置となる表示部450位置から、セン
サ8入力に応じた所定の回転数を指示する。
【0045】なお、本実施形態では、指針軸41を中心
とした指針44の前後バランスを先端側が重くなるよう
に構成して重心調整手段を設けたが、重心調整手段とし
ては、電源供給遮断時に表示板45上の一定の範囲内に
指針44を位置させることができれば、指針44をバラ
ンス調整する以外にも、例えば指針軸の適宜箇所に専用
の重りを設けたり、あるいはロータ磁石42に重心調整
手段を設けてよいし、ボビンフレーム43等の適宜箇所
にロータ磁石42を吸引する専用の磁石を設けてもよ
い。
【0046】また本実施形態では、表示板45に電源遮
断時の指針44位置(範囲)を示す表示部450を形成
したが、第4実施例として図8に示すように、表示板4
5の前方に電源供給遮断後における指針44位置に応じ
て被覆部材48を設け、この被覆部材48により、前記
重心調整手段または専用の磁石の作用で所定位置(範
囲)に位置することになる指針44を隠蔽するように設
けてもよい。
【0047】なお前述各実施形態では、雪上バイクから
なるバッテリーを持たない移動体に本発明を適用した
が、バッテリーを有する移動体もしくは車両に本発明を
適用してもよい。この場合、バッテリーが電源となると
共にイグニッションスイッチが電源スイッチとなる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、交差コイル中に指針軸を有す
るロータ磁石を配置してなる交差コイル式計器と、前記
ロータ磁石に応動するように前記指針軸に連結される指
針と、電源より電源供給されると共に被測定量に基づく
入力信号を処理して前記交差コイルに駆動信号を出力し
前記指針を動作させる制御手段とを備え、前記指針は3
60度回動可能に構成され、前記制御手段は前記電源供
給が遮断されるとそれまで前記指針が指示していた任意
の指示位置もしくはその近傍で前記駆動信号の出力を停
止し、再び前記電源供給が開始されると前記被測定量に
応じた前記駆動信号を出力することにより、コスト低減
を達成しながらも、商品性を維持し得る指針式計器を提
供できる。
【0049】また、本発明は、前記制御手段が前記電源
供給の再開時に初期値となる前記駆動信号を出力した後
に、前記被測定量に応じた前記駆動信号を出力すること
により、指針の追従確実性を高めることができる。
【0050】また、本発明は、前記初期値となる駆動信
号が前記指針を所定の指示角分動作させるに相当する電
気指示角信号からなることにより、商品性を高めること
ができる。
【0051】また、本発明は、前記指針、前記ロータ磁
石、前記指針軸のうち少なくとも一つに、前記電源供給
の遮断後に前記指針を一定の範囲内に位置させる重心調
整手段を設けたことにより、商品性を高めることができ
る。
【0052】また、本発明は、前記交差コイル式計器が
前記電源供給の遮断後に前記指針を一定の範囲内に位置
させるように前記ロータ磁石を吸引する磁石を有するこ
とにより、商品性を高めることができる。
【0053】また、本発明は、少なくとも前記指針の指
示対象となる指標部を有する表示板を備え、前記表示板
に、前記電源遮断後における前記指針の位置を示す表示
部を形成したことにより、商品性を高めることができ
る。
【0054】また、本発明は、少なくとも前記指針の指
示対象となる指標部を有する表示板を備え、前記表示板
の前方に前記電源供給遮断後における前記指針を隠蔽す
る被覆部材を設けたことにより、商品性を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における全体構成を示す
ブロック図。
【図2】同上実施形態における交差コイル式計器を示す
断面図。
【図3】同上実施形態における電源スイッチ「オフ」後
の指針位置を示す平面図。
【図4】同上実施形態における電源スイッチ「オン」後
の指針位置を示す平面図。
【図5】同上実施形態における指針指示角(指針の動
作)と電気指示角信号(駆動信号出力)の関係を示す
図。
【図6】本発明の第2実施形態を示す指針指示角(指針
の動作)と電気指示角信号(駆動信号出力)の関係を示
す図。
【図7】本発明の第3実施形態を示す正面図。
【図8】本発明の第4実施形態を示す正面図。
【符号の説明】
1 制御部 2 駆動処理部 3 制御手段 4 交差コイル式計器 5 レギュレータ 6 キースイッチ(電源スイッチ) 7 電源 8 センサ 41 指針軸 42 ロータ磁石 43 ボビンフレーム 44 指針 45 表示板 x,y 交差コイル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差コイル中に指針軸を有するロータ磁
    石を配置してなる交差コイル式計器と、前記ロータ磁石
    に応動するように前記指針軸に連結される指針と、電源
    より電源供給されると共に被測定量に基づく入力信号を
    処理して前記交差コイルに駆動信号を出力し前記指針を
    動作させる制御手段とを備え、前記指針は360度回動
    可能に構成され、前記制御手段は前記電源供給が遮断さ
    れるとそれまで前記指針が指示していた任意の指示位置
    もしくはその近傍で前記駆動信号の出力を停止し、再び
    前記電源供給が開始されると前記被測定量に応じた前記
    駆動信号を出力することを特徴とする指針式計器。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記電源供給の再開時に
    初期値となる前記駆動信号を出力した後に、前記被測定
    量に応じた前記駆動信号を出力することを特徴とする請
    求項1記載の指針式計器。
  3. 【請求項3】 前記初期値となる駆動信号が前記指針を
    所定の指示角分動作させるに相当する電気指示角信号か
    らなることを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載
    の指針式計器。
  4. 【請求項4】 前記指針、前記ロータ磁石、前記指針軸
    のうち少なくとも一つに、前記電源供給の遮断後に前記
    指針を一定の範囲内に位置させる重心調整手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1から請求項3記載の指針式計
    器。
  5. 【請求項5】 前記交差コイル式計器は前記電源供給の
    遮断後に前記指針を一定の範囲内に位置させるように前
    記ロータ磁石を吸引する磁石を有することを特徴とする
    請求項1から請求項3記載の指針式計器。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記指針の指示対象となる指
    標部を有する表示板を備え、前記表示板に、前記電源遮
    断後における前記指針の位置を示す表示部を形成したこ
    とを特徴とする請求項4もしくは請求項5記載の指針式
    計器。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記指針の指示対象となる指
    標部を有する表示板を備え、前記表示板の前方に前記電
    源供給遮断後における前記指針を隠蔽する被覆部材を設
    けたことを特徴とする請求項4から請求項6記載の指針
    式計器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101769095B1 (ko) * 2016-01-06 2017-08-17 주식회사 운영 가동코일형 지시계를 이용한 디멘드 미터

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