JP2000333581A - 害虫検知装置 - Google Patents

害虫検知装置

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JP2000333581A
JP2000333581A JP11145575A JP14557599A JP2000333581A JP 2000333581 A JP2000333581 A JP 2000333581A JP 11145575 A JP11145575 A JP 11145575A JP 14557599 A JP14557599 A JP 14557599A JP 2000333581 A JP2000333581 A JP 2000333581A
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Japan
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electric shock
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counting
detection device
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Hatsuo Onoda
初男 小野田
Hideaki Takaoka
秀明 高岡
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Kawasaki Kiko Co Ltd
Original Assignee
Kawasaki Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の害虫を誘引して計数する害虫検知装置
であって、計数の信頼性を高めるとともに給電エネルギ
の節減を図った害虫検知装置を提供する。 【解決手段】 器体(2)、誘引剤(18)、電撃手段
(電撃殺虫部20)、計数手段(計数部42)、印字手
段(プリンタ58)等を備え、器体内に誘引された特定
の害虫(5)を計数し、電撃することにより再度の計数
を阻止する構成とし、特定害虫の計数値の信頼性を高め
るとともに、計数手段や電撃手段への給電をプログラム
化し、その節減をも実現している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茶を栽培する圃場
等で発生する飛翔性害虫を検知する害虫検知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】茶葉の生産及び収穫量を高める上で、チ
ャノコカクモンハマキ、チャハマキ、チャノホソガ等の
害虫の発生状況を予測することは、適時に殺虫剤を散布
し、又は生葉の刈り取りを行う上で極めて重要である。
時期を逸すると、殺虫剤散布が無駄になり、また、害虫
から生葉を防護することができない。従来、性フェロモ
ン剤の使用により害虫の発生状況を監視する装置が提案
されており、例えば、特許第2686507号「鱗支目
その他の飛翔性害虫の自動計数印字式フェロモントラッ
プ」や実開昭59−105878号「電撃殺虫器」があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、害虫の発生
消長を知るには、特定の害虫のみを選択して検知し、そ
れを計数する必要がある。また、圃場で害虫の検知や捕
獲した害虫を電気を用いて殺す場合、給電エネルギに限
界がある。また、計数のために殺傷した害虫は、管理者
が定期的に廃棄等の処理をする必要がある。また、電撃
等の方法を用いても、殺虫効果が不充分である場合に
は、計数後の害虫を再度計測し、計測値の信頼性を損な
うおそれがある。
【0004】そこで、本発明は、特定の害虫を誘引して
計数する害虫検知装置であって、計数の信頼性を高める
とともに給電エネルギの節減を図った害虫検知装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の害虫検知装置
は、器体(2)、誘引剤(18)、電撃手段(電撃殺虫
部20)、計数手段(計数部42)、印字手段(プリン
タ58)等を備え、器体内に誘引された特定の害虫
(5)を計数し、電撃することにより再度の計数を阻止
する構成とし、特定害虫の計数値の信頼性を高めるとと
もに、計数手段や電撃手段への給電をプログラム化し、
その節減をも実現している。
【0006】請求項1に係る本発明は、圃場に設置され
る器体(2)と、この器体内に設置されて特定の害虫を
前記器体内に誘引させる誘引剤(18)と、この誘引剤
で誘引されて前記器体内に進入した前記害虫に電撃を与
える電撃手段(電撃殺虫部20)と、前記器体に進入し
た前記害虫を計数する計数手段(計数部42)とを備え
たことを特徴とする。
【0007】茶畑等の圃場に器体が設置され、この器体
内には誘引剤、電撃手段及び計数手段が備えられ、誘引
剤で誘引された特定の害虫は、計数手段によって計数さ
れる。即ち、電撃手段による電撃前又は電撃後の害虫を
計数する。この計数値は、特定害虫が発生する予測デー
タとして使用できる。
【0008】請求項2に係る本発明は、前記誘引剤に特
定の害虫を誘引する集合フェロモン又は性フェロモンを
用いたことを特徴とする。即ち、性フェロモンは、子孫
を残すために不可欠な性行動を支配する極めて重要なフ
ェロモンであり、チャノコカクモンハマキ、チャハマ
キ、チャノホソガ等の害虫に対する誘引剤としての性フ
ェロモンがあり、誘引剤には、この性フェロモン剤又は
集合フェロモン剤を使用することができ、その使用によ
り誘引すべき害虫の雄又は雌を効率良く器体内に誘引す
ることができる。
【0009】請求項3に係る本発明は、前記器体を覆う
ルーフと、このルーフの下面側に設けられ、外気と前記
器体内の空気を通流させる通気ダクトとを備えて、前記
誘引剤を外気に分散させることを特徴とする。即ち、通
気ダクトにより外気と器体内の空気との自然通流が促進
され、ルーフ内から外気に誘引剤を効率よく分散させる
ことができる。
【0010】請求項4に係る本発明は、前記計数手段に
前記害虫に加えられる電撃を検知する検知手段(検知部
44)を設けたことを特徴とする。即ち、計数手段に
は、害虫そのものを計数する方法があるが、電撃時に音
や電撃パルス等の電気的に検知可能な情報が得られるの
で、検知手段では、これらの情報を検知し、その検知出
力を計数して間接的に害虫を計数することができる。
【0011】請求項5に係る本発明は、前記計数手段に
電撃前又は電撃後の前記害虫を光学的に検知する検知手
段(検知部44)を設けたことを特徴とする。即ち、光
学的に検知する検知手段は、害虫が光を遮ることを光学
的に検知することにより、害虫の通過を計数することが
できる。そこで、電撃前又は電撃後の何れかのタイミン
グ又は位置から害虫の通過を捉えて検知手段により検知
し、その検知出力から害虫を計数することができる。
【0012】請求項6に係る本発明は、前記器体の近傍
への人体の到来又は前記器体と人体の接触を検知して前
記電撃手段への給電を停止させる安全手段(ガード部1
2)を備えたことを特徴とする。即ち、人体が発生する
熱線等により人体が器体に近づいたことを検知できる。
また、器体を金属体で構成すれば、その器体に人体が接
触したとき、それを電気的に検知することができる。そ
こで、人体が器体に近づき又は接触したとき、それを検
知して電撃手段への給電を停止すれば、高圧感電等から
人体を防護することができる。
【0013】請求項7に係る本発明は、前記電撃手段又
は前記計数手段の給電手段に、商用電源、蓄電池、太陽
電池を使用し、前記電撃手段には給電電圧を昇圧して使
用することを特徴とする。即ち、電撃手段又は計数手段
を駆動するための電気的エネルギには商用電源を使用す
ることができるが、省電力化を図る上で、又は、商用電
源が給電し難い箇所では、蓄電池や太陽電池を使用で
き、太陽電池の使用では、省電力化を図ることができ
る。
【0014】請求項8に係る本発明は、前記電撃手段又
は前記計数手段の給電手段は、常時給電又は任意のパタ
ーンからなる断続的給電であることを特徴とする。即
ち、電撃手段や計数手段に常時給電又は断続的給電を行
うことができ、断続的給電では、害虫が到来する時間に
対応して給電する等、任意のパターンで給電することが
できる。その結果、給電エネルギの節減又は安全性を高
めることができる。
【0015】請求項9に係る本発明は、前記計数手段が
計数した計数値を蓄積する記憶手段(データロガー4
8)と、この記憶手段に蓄積した計数値を遠隔地に伝送
する伝送手段(データ伝送装置50)とを備えたことを
特徴とする。即ち、計数手段が計数した害虫の計数値を
記憶手段に記憶、蓄積させ、その計測値は伝送手段によ
って管理者側に伝送することができる。記憶手段は、デ
ータロガー等で構成でき、伝送手段には、無線、有線等
の通信手段を用いることができる。通信手段としては、
公衆電話回線の使用により安価な伝送システムを構成で
きる。
【0016】請求項10に係る本発明は、前記計数手段
が計数した計数値を表示する表示手段(表示器56)を
備えたことを特徴とする。即ち、計数値を表示すること
により、害虫発生の状況をその表示から容易に把握する
ことができる。
【0017】請求項11に係る本発明は、前記計数手段
が計数した計数値を印字する印字手段(プリンタ58)
を備えたことを特徴とする。即ち、計数値を印字するこ
とにより、害虫発生の状況を容易に把握することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
形態を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の害虫検知装置の第1の実
施形態を示している。この害虫検知装置には、円筒状又
は角筒状を成す器体2が設けられ、この器体2は、図示
しない複数の脚を以て圃場内に立設される。この器体2
の上部には、着脱可能なルーフ4が設けられており、こ
のルーフ4は器体2の側面部側に突出する庇を有してお
り、雨や露から器体2の側面部の濡れを防止している。
この器体2の上部側には害虫5を集める集虫部6が設け
られ、この集虫部6には、ルーフ4と平行する傾斜面か
らなる遮蔽部材8を設けてルーフ4と遮蔽部材8との間
に通気ダクト10が形成されている。通気ダクト10は
器体2の壁面から突出しているルーフ4によって雨や露
の流入から防護されているとともに、通気ダクト10の
開口部には誤って挿入される人体の指等を防護する安全
手段としてガード部12が設けられている。
【0020】ルーフ4の中心下部には、支持部16によ
って支持された誘引剤18が設けられ、その下部には害
虫5の動きを止める電撃手段である電撃殺虫部20が設
置されている。この電撃殺虫部20は、遮蔽部材8の一
体又は別体からなる保護筒22で包囲されているととも
に、誘引剤18及び電撃殺虫部20の上部側を包囲する
防護手段としてのガード部24が設けられている。
【0021】保護筒22は、その中間部から径小化さ
れ、その下端部には害虫5を捕集する捕集部26が着脱
可能に設けられている。この捕集部26に捕集された害
虫5の死骸は、管理者によって任意に処理される。
【0022】そして、器体2の下方には、制御部28、
電源部30及び表示部32が設置されている。制御部2
8は給電や表示を制御し、電源部30は電撃殺虫部20
への高圧給電等を行い、この電撃殺虫部20を通して計
数する害虫5の計数値を表示部32に表示する。
【0023】また、集虫部6は、図2に示すように、特
定の害虫5を選択的に集めるため、特定の害虫5に対し
て有効な誘引剤18を使用し、これを外気に拡散させ、
その誘引剤18を的確に害虫5に知らせる必要がある。
害虫5と誘引剤18は、誘引物質の濃度差ではなく、誘
引物質のプライム(分子レベルでの塊)を関知してプラ
イムの飛来する方向に進む性質がある。そこで、通気ダ
クト10は、気流が直線的に通過する構造が有効である
が、雨の進入阻止や安全性を高める必要から、ルーフ4
と遮蔽部材8とを平行に配置させ、通気性と安全性とを
高めたダクト構造を採用している。矢印A、Bは通気ダ
クト10内の気流の通過を示している。
【0024】また、ルーフ4は、図3に示すように、電
撃殺虫部20に人体が直接触れることがないように、高
度な安全性を確保するため、機械的な障害物としての網
等からなるガード部12、24からなる二重ガード構造
を採用している。また、ルーフ4の開閉や、器体2やル
ーフ4に設けた図示していない扉の開閉を検知するスイ
ッチ等からなるセンサ34、ガード部24に手等の人体
の一部が触れた場合にはそれを接触抵抗や電気容量の変
化で検知するセンサ36を設け、センサ34、36の検
知出力S1 、S2 を以て電撃殺虫部20への給電阻止を
行う等して安全性を高めることができる。
【0025】次に、図4は図1に示した害虫検知装置の
具体的な構成を示し、図1と同一部分には同一符号を付
してある。電撃殺虫部20には給電手段である電源部3
0の高圧電源38から高電圧が加えられている。この高
圧電源38は、低圧電源40からの低電圧を高圧化して
取り出し、電撃殺虫部20に供給する。この低圧電源4
0には、例えば、蓄電池、太陽電池による蓄電池への充
電や商用電源のような外部電源を使用でき、また、高圧
電源38は低圧直流電源から交流若しくは高周波に変換
して高エネルギを電撃殺虫部20に供給する。例えば、
高圧電源38は、低圧電源40からエネルギ供給を受
け、スイッチングレギュレータ等で高圧化して高電圧を
取り出す構成とすることができる。
【0026】この電撃殺虫部20で電撃を受けて動きが
止められた害虫5を計数する手段として計数部42が設
けられている。この計数部42は、電撃殺虫部20と一
体又は別体で構成され、検知部44と計数回路46とを
以て構成され、これら検知部44及び計数回路46には
低圧電源40から給電されている。検知部44は、電撃
殺虫部20による殺虫時に発生する電撃音や電撃パルス
の発生を検知する。そこで、計数回路46は、この検知
部44が発生する検知出力を受け、害虫5の計数値を表
す出力を発生する。この計数出力は制御部28に加えら
れている。
【0027】制御部28は、制御装置47、データロガ
ー48、データ伝送装置50等で構成されている。制御
装置47は、例えば、マイクロコンピュータで構成する
ことができ、演算制御部であるCPU、記憶手段である
ROM、RAM等で構成され、任意の時間設定を行う時
間設定部52を備えている。また、データロガー48
は、データの記憶手段であって、計数回路46から害虫
5の計数出力が加えられ、その計数値を蓄積する。デー
タ伝送装置50は、その計数値を公衆電話回線等を通じ
て管理者側のデータ処理装置に伝送する手段である。な
お、制御装置47には、雨や気温等の気象状況を検知す
る気象検知装置51等から検知信号を加えて、その気象
状況等の各種の情報を制御に活用することが可能であ
る。気象検知装置51は、雨量計、湿度計、温度計等の
気象データを検出する機器で構成することができる。
【0028】そして、制御装置47には、ルーフ4が外
されたことを検知するセンサ34、人体の接触を検知す
るセンサ36からの検知出力S1 、S2 が加えられてい
る。また、制御装置47から電源部30の低圧電源40
に対して給電、給電停止を制御する制御出力が加えられ
ている。
【0029】また、制御装置47の制御出力は、表示手
段である表示部32に加えられ、その表示出力は映像表
示手段である表示器56に加えられるとともに、印字表
示出力が印字手段であるプリンタ58に加えられてい
る。
【0030】次に、動作を説明すると、誘引剤18で誘
引された害虫5が通気ダクト10を通して器体2内に進
入すると、その害虫5は誘引剤18に向かって通気ダク
ト10を移動して電撃殺虫部20に至る。即ち、誘引剤
18に特定の害虫5に作用する性フェロモン又は集合フ
ェロモンを使用することにより、特定の害虫5を集める
ことができる。
【0031】電撃殺虫部20では、高電圧が加えられて
いるので、到来した害虫5は電撃を受け、計数部42の
検知部44にその電撃が検知され、計数回路46に計数
される。害虫5に高電圧が加えられ、そのショックで殺
傷し、その際に流れる電流や変化する電圧で害虫5を計
数することができる。高電圧によるショックで殺傷した
害虫5は再び計数されることがなく、計数精度が向上す
る。
【0032】この場合、計数回路46に計数され、その
計数値はデータロガー48に格納されるとともに、この
データロガー48から制御装置47に加えられる。その
結果、害虫5の計数値は一定時間毎若しくは外部からの
要求に応じて出力されて表示部32に加えられる。表示
部32では、表示器56に表示されるとともに、必要に
応じ又は同時にプリンタ58によって紙等に印字され
る。また、害虫5の計数値はデータロガー48に蓄積さ
れ、データ伝送装置50により公衆電話回線等を通じて
管理者側のデータ処理装置に伝送される。
【0033】したがって、管理者は表示器56に表示さ
れた計数値又はプリンタ58の印字された計数値から、
圃場において害虫5の発生消長を即座に知ることができ
る。また、管理者はデータ伝送装置50を通じて伝送さ
れた計数値をパーソナルコンピュータの表示器やプリン
タを通して知ることができ、その計数値から遠隔地にお
いて害虫5の発生の消長を知ることができる。
【0034】また、電撃殺虫部20の電撃で死滅した害
虫5は、袋・皿等の脱着可能な収納器具からなる捕集部
26に溜められる。捕集部26に溜められた死骸として
の害虫5は、ルーフ4の開閉や器体2等に設けた扉の開
閉により、圃場等に廃棄することができる。このため、
水を用いた従来方式の殺傷方式のように、水の補給等の
手間はなく、捕集した虫の腐敗による悪臭の発生がな
い。
【0035】このようなルーフ4の開閉はセンサ34で
検出され、また、ガード部24への人体の接触はセンサ
36によって検知され、その検知出力S1 、S2 は制御
装置47に加えられる。このとき、制御装置47は安全
制御出力として低圧電源40の給電を停止させ、高圧電
源38の給電を解除させる。この結果、作業者は、高圧
による感電の危険性から防護される。
【0036】ところで、電撃殺虫部20の給電手段であ
る高圧電源38は、例えば、図5に示すように、低圧電
源40から加えられる低電圧をインバータ60を用いて
交流に変換し、その交流を高圧トランス等の変圧手段6
2を用いて高電圧に変圧し、これを電撃殺虫部20の電
極64に加えるようにする。変圧手段62に使用する高
圧トランスは、インバータ60で得られる周波数が高い
程容積を小さくできるので、対象とする害虫5に応じて
変圧手段62に供給するインバータ60からの周波数を
適当な値に調整すればよい。
【0037】また、電極64は、害虫5を介在した放電
時のスパークによる高熱に耐え、放電による死骸化した
害虫5の落下の邪魔にならず、しかも、ゴミ等の異物が
付着しない構造とする必要がある。例えば、図6に示す
ように、電極64は、2つのステンレス等の金属からな
る板状の2つの電極体64A、64Bで構成され、帯状
の支持部66から一定の間隔で突出する複数のリボン6
8を垂下し、一方の電極体64A側のリボン68を中間
部で折り曲げることにより、電極体64A、64Bのリ
ボン68間に間隔を設定する形態とすることができる。
この場合、支持部66を直線状に維持すれば平板状電
極、支持部66を円形に湾曲させれば円筒状電極とする
ことができる。平板状電極とすれば、電撃殺虫部20を
偏平化することができ、また、円筒状電極とすれば、電
撃殺虫部20をコンパクト化することができる。
【0038】そして、計数部42は、電撃殺虫部20及
び高圧電源38とともに構成することができる。例え
ば、図7に示すように、高圧電源38は、変圧手段62
としての高圧トランスを設け、その出力側に電解コンデ
ンサ70を接続し、その出力側に電極64を接続して電
撃殺虫部20が構成される。そして、変圧手段62の低
圧側即ち、高圧トランスの一次側回路には、電極64の
放電時に変圧手段62に流れる電流を検出する検知部4
4が設けられている。即ち、この検知部44にカレント
トランス74を設置し、このカレントトランス74の出
力側に計数回路46を接続すれば、電撃殺虫時に流れる
インパルス状の電流変化を単位として計数回路46を以
て計数することができ、殺害した害虫5の計数を行うこ
とができる。
【0039】ところで、制御装置47による給電制御に
は、第一に計数した値を保持したり、積算等の給電制
御、第二に電撃殺虫部20に対する省エネルギ制御があ
る。この省エネルギ制御は、例えば次のような制御パタ
ーンがある。
【0040】a.電撃殺虫部20への給電、即ち、エネ
ルギ供給を特定害虫の行動パターンに応じて時間的制御
(例えば一定時間のみ)を行う。 b.特定害虫の行動パターンに応じて気象的制御(例え
ば降雨時に特定害虫は行動しない為供給を中止)する。 c.電撃殺虫部20にはエネルギの間欠供給を行い、害
虫計数時に必要エネルギを追加供給する。 d.エネルギの間欠制御では暦日制御を行う。例えば、
地域に応じて3月1日〜11月30日の間、追加給電を
行う。害虫の行動パターンによれば、12月〜2月の間
は行動しないことが確認されており、この間は給電停止
とする。
【0041】これらa〜dを選択的又は組み合わせた給
電パターンを構成する。この場合、時間設定部52で
は、所望の時間設定を行うことができる。このような省
エネルギ制御を行うことにより、常時給電に比較して大
幅な省エネルギ効果が期待できる。
【0042】そこで、図8及び図9は、給電制御が可能
な制御装置47の構成例を示している。図8を参照する
と、制御装置47はマイクロコンピュータで構成されて
おり、各種演算や制御を司る手段としてCPU80が設
けられている。このCPU80には発振手段としての発
振子82が接続されており、CPU80の動作周波数は
この発振子82の発振周波数が基準となる。このCPU
80には、記憶手段としてEPROM84、シリアルE
EPROM86が接続されるとともに、データ入力手段
としてキーマトリックス回路88が接続され、このキー
マトリックス回路88には時間設定部52(図4)を構
成するディップスイッチ(DIP−SW)90が接続さ
れている。
【0043】また、CPU80には、タイマ設定手段と
してリアルタイムクロック(RTC)回路92、CPU
スリープモード解除に用いるタイマカウント回路94等
が接続されている。
【0044】そして、CPU80にデータロガー48を
接続するための手段として端子96、98、電源出力回
路100、DAコンバータ102、カプラ分離回路10
4等が設けられている。DAコンバータ102は、CP
U80のDAコンバータ入出力ポートに接続され、ま
た、カプラ分離回路104は、CPU80のデータロガ
ー入出力ポートに接続される。押しボタンスイッチ等を
接続する外部入力端子106からの入力はカプラ分離回
路108を通してAND回路110に加えられ、AND
回路110の出力はカプラ分離回路104の出力とAN
D回路112で論理積が取られ、その出力がCPU80
の外部割込み入力となる。
【0045】次に、図9を参照すれば、電源入力端子1
14には駆動電源としての太陽電池116又は蓄電池等
が接続され、この電源入力はスイッチ118を介して定
電圧充電回路120に加えられる。この定電圧充電回路
120の出力は、分離手段であるダイオード121及び
スイッチ122を介して変圧手段であるDC−DCコン
バータ124、126に加えられる。DC−DCコンバ
ータ124の出力側にはプリンタON−OFF回路12
8が設けられ、このプリンタON−OFF回路128の
スイッチング出力はプリンタインターフェイス130に
加えられている。プリンタON−OFF回路128に
は、CPU80からプリンタ電源切換信号が加えられて
おり、プリンタインターフェイス130はプリンタ58
を接続するための手段であって、入力端子132にはプ
リンタ58が接続される。
【0046】また、CPU80から出力されるインバー
タ電流制御信号は保護回路134に加えられており、こ
の保護回路134にはリレー136の励磁コイル138
が接続されているとともに、そのリレー接点140側の
閉回路142に流れる電流を検出するカレントトランス
144が接続されている。閉回路142にはインバータ
装置(高圧電源38)がインバータ電源端子146、1
48を通して接続される。保護回路134にはガード入
力端子150が設けられている。また、カプラ分離回路
152は、入力端子154に加えられるインバータ60
からのパルス信号をCPU80側に取り込むための手段
である。
【0047】次に、図10は、高圧電源38の具体的な
構成例を示している。この高圧電源38はインバータ回
路で構成されており、入力端子160、162にはリミ
ットスイッチ164が接続され、入力端子166は図9
に示すインバータ電源端子146と共通に接続されてい
る。入力端子160に加えられた入力信号はインバータ
コントローラ168に加えられ、その制御出力はインバ
ータ60に加えられる。インバータ60は直流入力を交
流に変換する。インバータコントローラ168及びイン
バータ60には、インバータ電流監視回路170が接続
され、電流変化を検出し、その変化をパルス信号として
出力端子172から取り出すことができる。このパルス
出力は図9に示した入力端子154に加えられる。
【0048】そして、インバータ60の出力側には変圧
手段62としてトランスが接続され、その変圧出力、即
ち、高電圧が電極64に加えられる。
【0049】次に、図11ないし図13に示す動作プロ
グラムを参照して動作を説明する。図11は、メイン動
作プログラムを示し、電源スイッチの投入で制御部2
8、即ち、CPU80に給電が開始され、このメイン動
作プログラムが開始する。ステップS1では、CPU8
0の起動/終了時間の読取りを行う。この起動/終了時
間は、DIP−SW90を以て予め設定しておき、例え
ば、「1」がONの場合には17:00に開始、「2」
がONの場合には18:00に開始・・・「5」がON
の場合には9:00に終了等のように設定し、起動/終
了時間の読取りはDIP−SW90に選択的に設定され
たスイッチのON、OFFが読み取られる。
【0050】ステップS2ではタイマ設定を行う。即
ち、現在の時刻をRTC92から読み取る。この場合、
実際の時間の到来で割込み動作が開始される。
【0051】このタイマ設定には、例えば、次のような
パターンがある。a.起動時間に達していないが、終了
時間を過ぎている場合には、起動時間に加電制御開始プ
ログラムが起動するようにRTC92に設定する。b.
それ以外には、加電制御開始プログラムを設定する。
【0052】このようにして起動時刻に加電制御プログ
ラムを開始し、終了時刻で給電が停止する。因みに、加
電制御プログラムが可動していない場合、CPU80も
スリープ状態(休止状態)にして置き、このようにする
ことで、CPU80での消費電力を低く抑えることがで
きる。実験では、CPU80での消費電流が、通常動作
で90mAであるのに対し、スリープ時には40.5m
Aに低減されることが確認されている。
【0053】そして、ステップS3では稼動時間(時
刻)が到来したか否かを判定し、稼動時間が到来したと
き、ステップS4に移行してエネルギ供給制御をオン状
態にする。また、稼動時間でないとき、ステップS5に
移行し、終了時間か否かを判定する。終了時間が到来し
たとき、ステップS6にエネルギ供給制御をオフ状態に
し、そのエネルギ供給制御を停止し、また、終了時間が
到来していないとき、ステップS3に戻ってエネルギ供
給制御状態を継続することになる。
【0054】また、図12は、エネルギ制御プログラム
を示す。このエネルギ制御プログラムが開始し、ステッ
プS11では、CPU80の加電/休止時間の読取りを
行う。この加電/休止時間は、DIP−SW90を以て
予め設定しておき、この加電/休止時間の読取りはDI
P−SW90に選択的に設定されたスイッチのON、O
FFが読み取られる。
【0055】ステップS12ではタイマ設定を行う。即
ち、現在の時刻をRTC92から読み取る。この場合、
実際の時間の到来で割込み動作が開始され、ステップS
13で加電オンに移行する。
【0056】ステップS14では害虫5の検知があるか
否かを検知し、その検知があったとき、ステップS15
に移行し、その計数とともに、加電時間の延長を行い、
ステップS19に飛び越し動作をする。
【0057】ところで、ステップS15における害虫5
の計数、加電時間の延長プログラムでは、インバータ6
0の電流をインバータ電流監視回路170で監視してお
り、一定以上の電流が流れたとき、それは電極64の害
虫5の殺傷による放電を表し、インバータ電流監視回路
170の出力がカプラ分離回路152を通してCPU8
0に取り込まれる。このとき、CPU80はパルスが加
えられ、その1つのパルス入力を以て害虫一頭と計数す
る。
【0058】また、加電時間の延長は、例えば100m
sの割込みタイマの割込み先が加電オフとなっているの
を加電延長のプログラムに変え、そこで、100msの
割込みタイマを加電オフプログラムの方に設定すること
により、通常の加電時間100msに新たな100ms
が加わり、200msの加電時間に変更される。この結
果、加電時間の延長が実現する。
【0059】ステップS14で、害虫検知が得られなか
った場合、ステップS16に移行して気象条件を参照す
る。この気象条件は気象検知装置51から取り込み、例
えば、一定値以上の降雨量、一定値以上の湿度又は一定
値以下の湿度が検出されたら気象条件復旧プログラムを
起動し、ステップS17に移行して気象条件が回復する
まで加電を中止し、気象条件が回復したとき、ステップ
S13に移行して加電を開始する。
【0060】気象条件に問題がなければ、ステップS1
8に移行して加電時間の経過を監視し、予め設定した所
定の加電時間が経過するまでステップS14、S16、
S18を繰り返し、所定の加電時間が経過した後、ステ
ップS19に移行して加電を停止し、ステップS20に
移行する。ステップS20では、予め設定した休止時間
の経過を監視し、所定の休止時間が経過した後、ステッ
プS13に移行して加電を開始する。
【0061】以上のように、このエネルギ制御では、予
め設定した加電時間と休止時間とを交互に繰り返すこと
により、不要な給電を防止し、省電力化を図っている。
【0062】ところで、加電/休止時間の設定は、図1
3に示すように、ステップS21で加電オン出力を取り
込み、ステップS22でRTC92に例えば100ms
後に割込み設定をする。ステップS23では、殺虫カウ
ント等の検出、その他の処理を行う。これに対応してス
テップS24では、割込み検出を行い、ステップS25
に移行して加電オフ出力を取り込む。ステップS26で
RTC92に例えば900ms後に割込み設定をし、ス
テップS27では、CPU80のスリープ状態とする。
このとき、ステップS28で割込み検出を行い、ステッ
プS21に戻る。この結果、予め設定した加電時間と休
止時間とを交互に繰り返すことができ、省電力化が図ら
れる。
【0063】次に、図14は、害虫検知装置における電
撃部、集虫部等の具体的な実施形態を示している。
【0064】円筒形の器体2の上部には碗状を成すルー
フ4が着脱可能に取り付けられ、ルーフ4の下面側に碍
子180を以て安全手段であるコイル状を成す防護ワイ
ヤ182が取り付けられている。器体2の上部には、通
気ダクト10とともに、その頂部からホッパー部184
が形成されている。ルーフ4の下面側には誘引剤18が
支持ワイヤ186を以て垂下されている。この場合、誘
引剤18は、ルーフ4を開閉させることなく、ルーフ4
の頂部に設けた開孔を通して交換することができる。
【0065】ホッパー部184の終端部側には、器体2
の内部に張設した電撃ステイ188で支持された碍子1
90の上部に電撃殺虫部20が形成されている。
【0066】このような構成とすれば、通気ダクト10
に進入した害虫5は、誘引剤18に誘われて電撃殺虫部
20の上方に移動して電撃を受けて殺傷され、その電撃
の検知により計数される。
【0067】また、防護ワイヤ182によって電撃殺虫
部20の上部側が包囲されているので、作業者が誤って
電撃殺虫部20に触れることがない。
【0068】次に、図15は害虫検知装置の計数部42
の他の実施形態を示している。検知部44は、電撃を直
接検知することなく、電撃前又は電撃後の害虫5を対峙
させた発光素子192及び受光素子194の間を通過さ
せて検知し、その検知出力を計数回路46で計数するよ
うにしてもよい。
【0069】次に、図16は害虫検知装置の計数部42
の他の構成例を示している。図7に示す構成例では、電
極64の放電時に変圧手段62に流れるパルス電流を変
圧手段62の低圧側で検出したが、高圧側のライン72
に検知部44を設置してもよく、この検知部44にカレ
ントトランス74を設置し、このカレントトランス74
の出力側に計数回路46を接続すれば、電撃殺虫時に流
れるインパルス状の電流変化を単位として計数回路46
を以て計数でき、同様に、害虫5の計数を行うことがで
きる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a.誘引剤により特定の害虫のみを器体内に誘引して計
数し、かつ、電撃手段でその害虫を殺傷するので、害虫
の動きを封じることができ、一度計数した害虫を再び計
数することがなく、計数の信頼性を高めることができ
る。しかも、計数し殺傷した害虫は任意に廃棄すること
ができ、蓄積する必要がないので、腐敗臭の発生を防止
できる。 b.性フェロモン又は集合フェロモンの使用で特定の害
虫を選択して誘引し、それを計数することができるの
で、その計数値から発生消長を容易に知ることができ
る。 c.人体の到来や接触時に電撃手段に対する給電を停止
するので、高電圧から人体を防護でき、安全性を高める
ことができる。 d.計数手段や電撃手段に対する給電形態を常時給電、
断続的給電、特定のパターン給電等のプログラム化した
ので、給電エネルギの節減を図ることができる。 e.害虫の計数値は表示手段や印字手段で知ることがで
き、その発生消長を容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の害虫検知装置の第1の実施形態を示す
図である。
【図2】集虫部の構成を示す図である。
【図3】集虫部の構成を示す図である。
【図4】図1に示した害虫検知装置の制御系統を示すブ
ロック図である。
【図5】電撃殺虫部及び電源部の構成例を示すブロック
図である。
【図6】電極の具体的な構成を示す図である。
【図7】電撃殺虫部、高圧電源及び計数部の具体的な構
成例を示す回路図である。
【図8】制御装置の具体的な構成例を示す回路図であ
る。
【図9】制御装置の具体的な構成例を示す回路図であ
る。
【図10】電撃殺虫部及び電源部の構成例を示す回路図
である。
【図11】制御プログラムを示すフローチャートであ
る。
【図12】エネルギ供給制御プログラムを示すフローチ
ャートである。
【図13】エネルギ供給制御プログラムを示すフローチ
ャートである。
【図14】害虫検知装置における殺虫電撃部及び集虫部
等の具体的な実施形態を示す図である。
【図15】本発明の害虫検知装置の計数部の他の実施形
態を示すブロック図である。
【図16】本発明の害虫検知装置の計数部の他の構成例
を示す回路図である。
【符号の説明】
2 器体 4 ルーフ 5 害虫 12 ガード部(安全手段) 18 誘引剤 20 電撃殺虫部(電撃手段) 32 表示部(表示手段) 42 計数部(計数手段) 44 検知部(検知手段) 47 制御装置(制御手段) 48 データロガー(記憶手段) 50 データ伝送装置(伝送手段) 56 表示器(表示手段) 58 プリンタ(印字手段)
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月26日(1999.5.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場に設置される器体と、 この器体内に設置されて特定の害虫を前記器体内に誘引
    させる誘引剤と、 この誘引剤で誘引されて前記器体内に進入した前記害虫
    に電撃を与える電撃手段と、 前記器体に進入した前記害虫を計数する計数手段と、 を備えたことを特徴とする害虫検知装置。
  2. 【請求項2】 前記誘引剤に特定の害虫を誘引する集合
    フェロモン又は性フェロモンを用いたことを特徴とする
    請求項1記載の害虫検知装置。
  3. 【請求項3】 前記器体を覆うルーフと、 このルーフの下面側に設けられ、外気と前記器体内の空
    気を通流させる通気ダクトと、 を備えて、前記誘引剤を外気に分散させることを特徴と
    する請求項1記載の害虫検知装置。
  4. 【請求項4】 前記計数手段に前記害虫に加えられる電
    撃を検知する検知手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の害虫検知装置。
  5. 【請求項5】 前記計数手段に電撃前又は電撃後の前記
    害虫を光学的に検知する検知手段を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の害虫検知装置。
  6. 【請求項6】 前記器体の近傍への人体の到来又は前記
    器体と人体の接触を検知して前記電撃手段への給電を停
    止させる安全手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の害虫検知装置。
  7. 【請求項7】 前記電撃手段又は前記計数手段の給電手
    段に、商用電源、蓄電池、太陽電池を使用し、前記電撃
    手段には給電電圧を昇圧して使用することを特徴とする
    請求項1記載の害虫検知装置。
  8. 【請求項8】 前記電撃手段又は前記計数手段の給電手
    段は、常時給電又は任意のパターンからなる断続的給電
    であることを特徴とする請求項1記載の害虫検知装置。
  9. 【請求項9】 前記計数手段が計数した計数値を蓄積す
    る記憶手段と、 この記憶手段に蓄積した計数値を遠隔地に伝送する伝送
    手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の害虫検知装
    置。
  10. 【請求項10】 前記計数手段が計数した計数値を表示
    する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    害虫検知装置。
  11. 【請求項11】 前記計数手段が計数した計数値を印字
    する印字手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    害虫検知装置。
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