JP2000332856A - 非対称ディジタル加入者線通信装置 - Google Patents

非対称ディジタル加入者線通信装置

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JP2000332856A
JP2000332856A JP11136674A JP13667499A JP2000332856A JP 2000332856 A JP2000332856 A JP 2000332856A JP 11136674 A JP11136674 A JP 11136674A JP 13667499 A JP13667499 A JP 13667499A JP 2000332856 A JP2000332856 A JP 2000332856A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期信号に同期して互いに隣接回線上を送受
信される信号同士の干渉による影響を速やかに除去する
ADSL通信装置を提供する。 【解決手段】 ATU−C40では、TCM−ISDN
信号と同期させてADSL通信を行うためにTCM−I
SDN同期信号供給装置41から同期信号受信部53を
介して分配されるTCM−ISDN同期信号の供給断状
態を検出するクロック断検出部561を設け、クロック
断検出部561によってTCM−ISDN同期信号の供
給断状態が検出されたときには、従来から線路試験用に
備えられていた回線切替スイッチであるLCS581
よびLTS591の切替制御により、ATU−R351
ADSL終端装置551を接続する電話回線382を瞬時
に切断して、ADSL通信を即座に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非対称ディジタル加
入者線通信装置に係わり、例えば中央局に設置され総合
サービスディジタル網電話回線に近接する電話回線を利
用する非対称ディジタル加入者線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】総合サービスディジタル網(Integrated
Services Digital Network:以下、ISDNと略
す。)は、電話や、ファクシミリといった複数の異なる
通信サービスを総合的に扱うディジタル網である。この
ISDN網は、従来のアナログ加入者網に代わる加入者
網として実用化されている。ISDN網システムで送受
されるISDN信号は、既存の電話回線を利用して、時
間圧縮多重(Time Compression Multiplexing:以下、
TCMと略す。)伝送方式で、局と端末との間で送受信
される。TCM伝送方式は、1つの回線上で、局からの
信号を受信した端末がその応答という形で局に対して信
号を送出することで、信号フレーム構成上送信および受
信フレームの送受信タイミングが重ならないようにし
て、信号の送受信を行う。
【0003】近年、通信技術やデータ処理技術が急速に
進歩している。このような技術背景のもと、広帯域の通
信網に接続されない一般家庭においても、ビデオ・オン
・デマンド(Video On Demand:VOD)やインターネ
ット等の通信サービスに対する要望が高まっている。そ
こで、このようなマルチメディアの通信サービスを実現
する技術として、非対称ディジタル加入者線(Asymmetr
ic Digital Subscriber Line:以下、ADSLと略
す。)技術がある。ADSL技術は、国際電気通信連合
電気通信標準化部門(International Telecommunicatio
n Union-Telecommunication sector:ITU−T)勧告
G.992.2ANNEX Cで規定されたADSL信
号により、既存の電話回線を利用して、上り方向と下り
方向で異なる通信情報量を有する通信サービスを提供す
ることができる。
【0004】図4はこのようなADSL技術を適用した
ADSL通信装置を有するADSLシステムの構成の概
要を表わしたものである。すなわち、網内の交換機に接
続されている中央局10は、複数の電話回線111〜1
Nを介して、それぞれISDN端末あるいはADSL
端末が接続されている。ここでは、中央局10に、電話
回線111を介してISDN端末12が、電話回線11N
を介してADSL端末13が、それぞれ接続されている
ものとする。中央局10は、図示しないADSL通信装
置を有しており、電話回線ごとに接続されたADSL端
末との間でADSL信号の送受信を行う。
【0005】中央局10とISDN端末12との間は、
TCM伝送方式で所定のISDN信号が送受されてい
る。以下では、TCM伝送方式によるISDN信号をT
CM−ISDN信号という。中央局10からISDN端
末12に対するTCM−ISDN信号がフレーム構成さ
れた下りフレーム14が電話回線111に送出される
と、これを受信したISDN端末12は下りフレーム1
4に応答する形で、ISDN端末12から中央局端末1
0に対するTCM−ISDN信号がフレーム構成された
上りフレーム15が電話回線111に送出される。電話
回線111上に送出された下りフレーム14の中央局1
0からISDN端末12への送信時間と、電話回線11
1上に送出された上りフレーム15のISDN端末12
から中央局10への送信時間とは等しい。さらに、下り
フレーム14および上りフレーム15で伝送される通信
情報量も等しい。
【0006】中央局10とADSL端末13との間は、
ITU−T勧告G.992.2ANNEX Cで規定さ
れたADSL信号が送受されている。このADSL信号
は、周波数分割された上りフレームおよび下りフレーム
が全二重伝送方式で送受信される。このようなADSL
信号が送出される電話回線11Nは、半二重伝送方式で
上りフレームと下りフレームの送受信切替が行われる電
話回線111等と近接して配置されるため、他の半二重
伝送方式で電話回線上を送受信される切替タイミングに
応じた漏話の影響を受ける。そこで、上述したADSL
通信では、近端漏話の状況に合わせて通信情報量を変更
することができるようになっている。すなわち、中央局
10からISDN端末12への下りフレーム14が送信
されているときには、ADSL端末13にとって遠方の
送信側である中央局10からの送信信号が減衰すること
から、ADSL端末13における下りフレーム14の漏
話による影響は、ISDN端末12が上りフレーム15
を送信したときの漏話の影響より小さい。そこで、中央
局10は、ISDN端末12に対する下りフレーム14
の送信タイミングに合わせて、通信情報量の多い下りフ
レーム16(下りA)のADSL信号を送信して、通信
エラーの発生が極めて少ないときにできるだけ多くの通
信情報を送信する。また、中央局10は、ADSL端末
13にとって近端漏話の影響を受けやすいISDN端末
12からの上りフレーム15の受信タイミングに合わせ
て、通信情報量の少ない下りフレーム17(下りB)の
ADSL信号を送信することで、できるだけ通信エラー
の発生を抑える。同様に、中央局10からISDN端末
12への下りフレーム14が送信されているときには、
中央局10にとっては同じ装置内の近いISDN信号送
信部からの干渉が大きく、ISDN端末12が上りフレ
ーム15を送信したときの漏話の影響よりはるかに大き
い。そこで、ADSL端末13では、中央局10にとっ
て近端漏話の影響を受けやすいISDN端末12に対す
る下りフレーム14の送信タイミングに合わせて、通信
情報量の少ない上りフレーム18(上りB)のADSL
信号を送信する。また、ADSL端末13は、ISDN
端末12からの上りフレーム15の受信タイミングに合
わせて、通信情報量の多い上りフレーム19(上りA)
のADSL信号を送信することで、できるだけ通信エラ
ーの発生を抑える。
【0007】図5はこのようなTCM−ISDN信号お
よびADSL信号の通信帯域の関係を表わしたものであ
る。ここでは、横軸に周波数、縦軸に信号強度を示して
いる。TCM−ISDN信号20は、アナログ電話信号
21が0Hzから4kHzまでの通信帯域を有するのに
対して、0Hzから320kHz付近までの周波数帯域
を有する。ADSL信号は、複数のサブキャリアによっ
て0Hzから550kHz付近までの周波数帯域を有
し、低周波帯域のサブキャリアであるADSL上り信号
22と、高周波帯域のサブキャリアであるADSL下り
信号23とから構成されている。これらサブキャリア
は、例えばADSL信号やADSL端末が中央局からの
送信信号に同期して応答するための同期信号等が割り当
てられている。このように、TCM−ISDN信号20
とADSL上り信号22およびADSL下り信号23と
は、重複する周波数帯域が存在している。実際には、こ
れらTCM−ISDN信号20が送受される電話回線と
ADSL上り信号22および下り信号23が送受される
電話回線とは近接して配置されるため、互いの回線間の
干渉による隣接回線の干渉による信号の減衰やノイズの
影響等が存在する。そのため、電話回線111〜11
Nは、より対線(twisted-pair wire)で構成し、このよ
うな回線間の干渉による減衰やノイズの影響を抑えるこ
とが行われている。
【0008】しかし、中央局10と各端末との間の送受
信号が、同期化され、より対線で構成された電話回線上
を伝送された場合であっても、各回線が近接して配置さ
れることによる他の回線との干渉による送受信号の減衰
やノイズの影響を完全に除去することができない。例え
ば、下りフレームを受信しているときには、本来受信す
る上りフレーム信号以外にも、ADSL信号が伝送され
る隣接回線の伝送信号の影響によるノイズなどが混入す
る。特に、ISDN端末12が下りフレーム14を受信
しているときには、ADSL端末13は近端漏話による
影響を大きく受けることになる。そこで、中央局10で
は、DBM(Dual Bit Map)方式により、このような隣
接回線からの影響を最小限に抑えている。
【0009】ADSL信号は、各フレームが直交振幅変
調(Quadrature Amplitude Modulation:以下、QAM
と略す。)方式により変調されて伝送されている。DB
M方式は、上述したような潜在的なノイズの影響を最小
限に抑えるため、QAM方式でシンボル配置を変更する
ことで、送信パターンを変更している。この変更タイミ
ングは、電話回線上に送出された上りフレームのISD
N端末から中央局10への送信時間と、電話回線上に送
出された下りフレームの中央局10からISDN端末へ
の送信時間とに同期している。すなわち、各フレームの
送信時間に同期して、QAM方式における上りおよび下
りフレームの送信パターンを変更する。これにより、A
DSL端末13または中央局10における近端漏話雑音
発生時の受信信号容量を小さくすることができ、潜在的
な隣接回線からの影響による伝送誤りの発生を抑えるこ
とができるようになる。
【0010】中央局10では、TCM−ISDN信号の
同期信号を用いることで、ADSL信号をTCM−IS
DN信号と同期させている。またADSL端末13で
は、中央局10からQAM方式により変調されたADS
L信号の1つのサブキャリアに割り当てられた同期信号
に基づいて、ADSL端末13から中央局10への応答
信号を送出することで、TCM−ISDN信号と同期さ
せている。
【0011】このような隣接回線からの影響を抑えるA
DSLシステムに関する技術として、例えば特開平9−
275387号公報「柔軟なADSL送信機、これを利
用する中央局およびその方法」および特開平9−321
809号公報「柔軟なADSL受信機、これを利用する
中央局およびその方法」には、以下のような技術が開示
されている。すなわち、遠隔のADSL端末からISD
N信号の周波数成分と重複あるいは干渉しないように、
補間回路でADSL信号をISDN信号の周波数成分よ
り高い周波数成分に修正する。そして、例えば中央局で
はデシメータの高域通過フィルタで、受信した低域のI
SDN信号を減衰させ、さらにダウンサンプラでシフト
バックあるいはダウンサンプルすることで、元の帯域の
ADSL信号に変換し戻している。このようなADSL
送信機および受信機により、ISDN信号とADSL信
号を干渉させることなく、電話回線を同時に利用できる
ようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来提案された特開平9−275387号公報および
特開平9−321809号公報に開示された技術を適用
したADSL通信装置では、例えばEC(Echo Cancell
er)−ISDN通信のように0Hzから80kHz付近
までの狭帯域の周波数帯域を想定しており、0Hzから
320kHz付近までの周波数帯域を有する広帯域のT
CM−ISDN通信では、信号の重複あるいは干渉を回
避することができないという問題がある。そこで、同期
用基準クロックを必要とするDBM方式によるADSL
通信技術の適用が考えられる。しかし、TCM−ISD
N信号の送受信タイミングを決定する同期用基準クロッ
クが何らかの原因で供給されなくなった場合には、やは
りADSL信号がTCM−ISDN信号に同期できなく
なる。これは、TCM−ISDN信号が、隣接回線上を
伝送される非同期なADSL信号による干渉を受けるこ
とを意味する。したがって、同期用基準クロック信号が
供給されているときには隣接回線からの影響を最小限に
抑えることができるDBM方式のADSL通信技術を適
用した従来のADSL通信装置は、この非同期のADS
L信号によって影響を受けた状態でTCM−ISDN信
号の伝送が行われ、ISDN網に対して悪影響を及ぼす
という問題がある。
【0013】そこで本発明の目的は、同期信号に同期し
て互いに隣接回線上を送受信される信号同士の干渉によ
る影響を速やかに除去するADSL通信装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)通信端末と、(ロ)所定の同期信号に同期し
て第1の回線を送受信される第1の通信信号との間で伝
送信号が干渉される第2の回線を介して通信端末と同期
信号に同期して非対称ディジタル加入者線通信を行う信
号終端手段と、(ハ)同期信号の停止あるいは供給断状
態を検出する同期信号断検出手段と、(ニ)この同期信
号断検出手段によって同期信号の停止あるいは供給断状
態が検出されたときには非対称ディジタル加入者線通信
を停止させる通信停止手段とを非対称ディジタル加入者
線通信装置に具備させる。
【0015】すなわち請求項1記載の発明では、所定の
同期信号に同期して第1の通信信号が送受信される第1
の回線に対して近接して配置されその伝送信号が第1の
通信信号との間で干渉される第2の回線を介して、通信
端末と信号終端手段との間でこの同期信号に同期した非
対称ディジタル加入者線通信を行わせる一方で、同期信
号断検出手段により同期信号の停止あるいは供給断状態
を検出させるようにした。そして、この同期信号断検出
手段でこの同期信号の停止あるいは供給断状態が検出さ
れたときには、通信端末と信号終端手段との間で行われ
る非対称ディジタル加入者線通信を停止させるようにし
た。これにより、従来では何らかの原因で同期信号の停
止あるいは断状態によって隣接回線同士の伝送信号の干
渉によって影響される通信信号の品質を低下させること
を回避することができるようになる。
【0016】請求項2記載の発明では、(イ)通信端末
と、(ロ)所定の同期信号に同期して第1の回線を送受
信される第1の通信信号との間で伝送信号が干渉される
第2の回線を介して通信端末と同期信号に同期して非対
称ディジタル加入者線通信を行う信号終端手段と、
(ハ)通信端末とこの信号終端手段の間に挿入され通信
端末と信号終端手段との間の回線接続を切断する回線切
替手段と、(ニ)同期信号の停止あるいは供給断状態を
検出する同期信号断検出手段と、(ホ)この同期信号断
検出手段によって同期信号の停止あるいは供給断状態が
検出されたときには回線切替手段によって通信端末と信
号終端手段との間の回線接続を切断することによって非
対称ディジタル加入者線通信を停止させる通信停止手段
とを非対称ディジタル加入者線通信装置に具備させる。
【0017】すなわち請求項2記載の発明では、所定の
同期信号に同期して第1の通信信号が送受信される第1
の回線に対して近接して配置されその伝送信号が第1の
通信信号との間で干渉される第2の回線を介して、通信
端末と信号終端手段との間でこの同期信号に同期した非
対称ディジタル加入者線通信を行わせる一方で、同期信
号断検出手段により同期信号の停止あるいは供給断状態
を検出させるようにした。また、通信端末と信号終端手
段との間には回線切替手段が挿入されており、通信端末
と信号終端手段との間の回線接続を切断できるようにし
ている。同期信号断検出手段でこの同期信号の停止ある
いは供給断状態が検出されたときには、この回線切替手
段により通信端末と信号終端手段との間の回線接続を切
断することによって、即座に両者間で行われる非対称デ
ィジタル加入者線通信を停止させるようにした。これに
より、同期信号の停止あるいは供給断状態を検出したと
きには、瞬時の回線接続を切断することができるように
なる。そして、同期信号の停止あるいは供給断に伴う両
回線の通信信号の品質低下による信頼性の低下を速やか
に回避することができる。
【0018】請求項3記載の発明では、(イ)通信端末
と、(ロ)所定の同期信号に同期して第1の回線を送受
信される第1の通信信号との間で伝送信号が干渉される
第2の回線を介して通信端末と同期信号に同期して非対
称ディジタル加入者線通信を行う信号終端手段と、
(ハ)通信端末とこの信号終端手段の間に挿入され通信
端末と信号終端手段との間の回線接続を切断する回線切
替手段と、(ニ)第2の回線の回線状態を試験する線路
試験手段と、(ホ)この線路試験手段と通信端末との間
に挿入され回線接続手段とは排他的に回線接続を切断す
る線路切替手段と、(ヘ)同期信号の停止あるいは供給
断状態を検出する同期信号断検出手段と、(ト)この同
期信号断検出手段によって同期信号の停止あるいは供給
断状態が検出されたときには回線切替手段によって通信
端末と信号終端手段との間の回線接続を切断することに
よって非対称ディジタル加入者線通信を停止させるとと
もに、線路切替手段によって通信端末と線路試験手段と
の間の回線を接続させる通信停止手段とを非対称ディジ
タル加入者線通信装置に具備させる。
【0019】すなわち請求項3記載の発明では、所定の
同期信号に同期して第1の通信信号が送受信される第1
の回線に対して近接して配置されその伝送信号が第1の
通信信号との間で干渉される第2の回線を介して、通信
端末と信号終端手段との間でこの同期信号に同期した非
対称ディジタル加入者線通信を行わせる一方で、同期信
号断検出手段により同期信号の停止あるいは供給断状態
を検出させるようにした。また、通信端末と信号終端手
段との間には回線切替手段が挿入されており、通信端末
と信号終端手段との間の回線接続を切断できるようにし
ている。さらに第2の回線の回線状態を試験する線路試
験手段と、第2の回線との間に線路切替手段とを設け、
回線切替手段の回線接続の切断制御とは排他的に回線接
続を行わせている。同期信号断検出手段でこの同期信号
の停止あるいは供給断状態が検出されたときには、この
回線切替手段により通信端末と信号終端手段との間の回
線接続を切断するとともに、線路切替手段により第2の
回線と線路試験手段との間の回線を接続させている。こ
れにより、従来は単なる回線の線路試験用に設けられて
いた線路試験手段を用いて、同期信号の停止あるいは供
給断状態を検出したときには、即座に通信端末と信号終
端手段との間で行われる非対称ディジタル加入者線通信
を停止させることができ、通信装置で必須とされる線路
試験手段の流用により装置の簡素化を図ることができ
る。
【0020】請求項4記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載の非対称ディジタル加入者線通信装置で、第1
の回線は同期信号に同期して時間圧縮多重伝送方式によ
り送受信され、第1の通信信号は総合サービスディジタ
ル網信号であることを特徴としている。
【0021】すなわち請求項4記載の発明では、第1の
回線は同期信号に同期して時間圧縮多重伝送方式による
総合サービスディジタル網信号により送受信されるた
め、送信および受信信号の切替が頻繁に行われ、この切
替タイミングに応じた非対称ディジタル加入者線通信を
行う従来の加入者網へ適用することができる。
【0022】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
非対称ディジタル加入者線通信装置で、信号終端手段は
非同期転送モードセルと非対称ディジタル加入者線信号
との間で変換を行い第2の回線を介して通信端末との間
で非対称ディジタル加入者線通信を行うことを特徴とし
ている。
【0023】すなわち請求項5記載の発明では、信号終
端手段に非同期転送モードセルとの変換を行わせること
で、従来の加入者網における総合ディジタルサービス網
信号が送受信される回線を利用して、広帯域網を対象と
する通信とVODやインターネットを利用する通信シス
テムへ適用することができるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】
【0025】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例におけるADSL
通信装置を適用したADSLシステムの構成の概要を表
わしたものである。本実施例におけるADSLシステム
は、ISDN網30および非同期転送モード(Asynchro
nous Transfer Mode:以下、ATMと略す。)セル単位
にデータ転送が行われる広帯域網31における網内交換
機に接続されている中央局32を備えている。中央局3
2は、電話伝送路33を介して、TCM−ISDN網終
端装置(Network Termination:以下、NTと略す。)
34と複数の遠隔設置ADSL通信装置(ADSL Transce
iver Unit-Remote terminal end:以下、ATU−Rと
略す。)とが接続されている。このADSLシステム
は、ITU−T勧告G.991.2ANNEX Cまた
はITU−T勧告G.992.2ANNEX Cで規定
されているTCM−ISDN信号の同期用信号を用い
る。これにより、TCM−ISDN信号とADSL信号
との間の干渉等による相互影響を小さくすることができ
る。
【0027】中央局32は、ISDN網30の網内信号
を終端するインタフェース機能を有するISDN交換機
36と、広帯域網31との間でATMセルの送受信を行
うためのインタフェース機能を有するATM交換機37
とを備えている。さらに中央局32は、電話伝送路33
のうちの電話回線381を介してNT34との間で送受
信されるTCM−ISDN信号を終端するTCM−IS
DN線路終端装置(Line Termination:以下、LTと略
す。)39と、電話伝送路33のうちの電話回線3
2、383を介してATU−R351、352との間で送
受信されるADSL信号を終端する中央局設置ADSL
通信装置(ADSL Transceiver Unit-Centralterminal en
d:以下、ATU−Cと略する。)40とを備えてい
る。LT39は、ISDN交換機36を介してISDN
網30に接続されている。ATU−C40は、ATM交
換機37を介して広帯域網31に接続されている。ま
た、TCM−ISDN同期信号供給装置41には、図示
しない同期信号生成装置によって生成された精度の高い
同期信号が入力されている。LT39およびATU−C
40には、このTCM−ISDN同期信号供給装置41
よってTCM−ISDN同期信号が供給されている。
【0028】さらに中央局32は、ATU−C40に接
続された保守運用端末42を備えており、管理者の操作
によってATU−C40の各種設定を行うことができる
ようになっている。また、中央局32は、電話伝送路3
3を構成する複数の電話回線を引き込み、各電話回線の
状態を試験するための線路試験器43も備えている。
【0029】このような構成のADSLシステムで、電
話回線381を介してNT34とTCM−ISDN信号
の送受信が行われているLT39は、TCM−ISDN
同期信号供給装置41によって供給されるTCM−IS
DN同期信号に同期して、TCM−ISDN信号と第1
の中央局内信号との変換を行う。この第1の中央局内信
号は、ISDN網30に接続されているISDN交換機
36によってISDN網内信号に変換される。また、電
話回線382、383を介してATU−R351、352
ADSL信号の送受信が行われているATU−C40
は、ATM交換機37から受信したATMセルをATU
−R351へ出力するATMセルとATU−R352へ出
力するATMセルとに分離し、TCM−ISDN同期信
号供給装置41によって供給されるTCM−ISDN同
期信号に同期するDBM方式のADSL信号で対向する
ATU−R351、352に送信する。また、ATU−C
40は、対向するATU−R351、352から受信した
ADSL信号を終端しATMセルを所定の物理レイヤの
フォーマット変換してATM交換機37に出力する。A
TM交換機37では、このATMセルを広帯域網31に
出力する。保守運用端末42からは、管理者の操作等に
よって、ATU−C40の各種設定や、ATU−C40
に接続されている電話回線を線路試験器43に引き込み
電話回線の試験を行うか否か等の設定が行われる。線路
試験器43は、保守運用端末42によって指示された電
話回線の抵抗値や容量値を測定して電話回線の状態を試
験することができるようになっている。この試験結果
は、保守運用端末42に表示され、管理者がその内容を
確認することができる。
【0030】ところで、本実施例におけるATU−C4
0は、TCM−ISDN同期信号供給装置41から供給
されるTCM−ISDN同期信号の停止や、供給断状態
などのTCM−ISDN同期信号供給停止を検出するこ
とができるようになっている。そして、ATU−C40
に供給されるべきTCM−ISDN同期信号の供給停止
が検出されたとき、速やかにATU−C40とATU−
R351、352間で送受信されるADSL信号を停止さ
せる。すなわち、TCM−ISDN同期信号の供給停止
によってTCM−ISDN信号に対してADSL信号が
非同期となるが、ADSL信号自身を停止させることに
よって隣接回線を送受信される例えばNT34とLT3
9との間のTCM−ISDN信号が干渉されることによ
る影響を除去することができる。これにより、ISDN
網に対して影響を及ぼさないようにすることができる。
【0031】以下では、このようなTCM−ISDN同
期信号の供給停止を検出して速やかにADSL信号の送
信を停止するTU−C40の構成要部について説明す
る。
【0032】図2は図1に示した本実施例におけるAT
U−C40の構成要部を表わしたものである。ATU−
C40は、中央局内各部とのインタフェースを行う共通
部と、ATU−C40に接続されるATU−Rごとに設
けられた回線対応部とを備えている。ATU−Rごとに
設けられた複数の回線対応部は、それぞれ同一構成であ
る。本実施例におけるATU−C40では、共通部50
を、ATU−R351、352に対応する回線対応部51
1、512とを有している。共通部50は、多重分離部5
2と、同期信号受信部53と、主制御部54とを備えて
いる。
【0033】多重分離部52は、ATM交換機37に接
続され、ATM交換機37を介して広帯域網31からA
TU−C40に接続される各ATU−Rに対するATM
セルを受信する。多重分離部52は、広帯域網内の各端
末固有に割り当てられたアドレスに対応する転送経路情
報を格納する図示しないテーブルを予め備えている。こ
の転送経路情報は、多重分離部52から中央局内におけ
る送信先が指定されている。すなわち、ATM交換機3
7から受信したATMセルのヘッダ部に記入された送信
先アドレスを参照して、その送信先として指定されたA
TU−Rに対応する回線対応部に対してATMセルを出
力する。一方、多重分離部52は、各ATU−Rに対応
する回線対応部から受信したATMセルを、上述したテ
ーブルを参照してATM交換機37に出力する。ATM
交換機37では、このATMセルを広帯域網31に出力
する。同期信号受信部53は、TCM−ISDN同期信
号供給装置41から供給されたTCM−ISDN同期信
号を各ATU−Rに対応する回線対応部すべてに対し
て、基準タイミングとして分配する。主制御部54は、
保守運用端末42を介して管理者によって指示された内
容を解読して、これに対応する制御信号を各回線対応部
に供給する。
【0034】回線対応部511は、多重分離部52に接
続されたADSL信号終端部551と、同期信号受信部
53から分配されたTCM−ISDN同期信号の供給断
状態を検出するクロック断検出部561と、主制御部5
4からの制御信号に応じて回線対応部各部を制御する個
別制御部571と、ATU−R351に接続される電話回
線382とADSL信号終端部551とを接続する回線接
続スイッチ(Line Connect Switch:以下、LCSと略
す。)581と、電話回線382と線路試験器43とを接
続する線路試験引込スイッチ(Line Test Switch:以
下、LTSと略す。)591とを備えている。
【0035】ADSL信号終端部551は、同期信号受
信部53から分配されたTCM−ISDN同期信号に同
期して、多重分離部52から供給された通信データをA
DSL信号に変換して電話回線382を介してATU−
R351に送出する。また、ADSL信号終端部55
1は、ATU−R351から電話回線382を介して受信
したADSL信号を受信し、同期信号受信部53から分
配されたTCM−ISDN同期信号に同期して、多重分
離部52に対してATU−R351からの通信データと
して送出する。
【0036】個別制御部571は、ADSL信号終端部
551の終端制御を行う。また、個別制御部571は、主
制御部54からの制御信号を受信してLCS581およ
びLTS591を制御する。LCS581およびLTS5
1は、それぞれリレースイッチであり、回線の接続お
よび切断を瞬時に行うことができる。これらは従来から
電話回線の線路試験用に設けられている切替スイッチで
ある。そして、保守運用端末42から通常のADSL通
信指示がされたときには、LCS581により電話回線
382とADSL終端部551とを接続するとともに、L
TS591により電話回線382と線路試験器43とを切
断する。また、保守運用端末42から線路試験の指示が
されたときには、LCS581により電話回線382とA
DSL終端部551とを切断するとともに、LTS591
により電話回線382と線路試験器43とを接続する。
この線路試験が指示されたときには、各回線対応部のL
TSのうち試験対象の電話回線のLTSのみが接続され
るように主制御部54が排他制御を行う。そして、線路
試験器43によっていずれか1回線の抵抗値および容量
値などが測定され、その測定結果が保守運用端末42で
確認することができるようになっている。
【0037】さらにクロック断検出部561は、同期信
号受信部53によって分配されるTCM−ISDN同期
信号の供給断状態を検出する。このクロック断検出部5
1は、同期信号受信部53から供給されるTCM−I
SDN同期信号の停止を検出する。この検出結果は、個
別制御部571に通知される。個別制御部571は、この
検出結果に基づいて、速やかにATU−C40とATU
−R351、352間で送受信されるADSL信号を停止
させる。
【0038】図3は回線対応部511の個別制御部571
の制御内容の概要を表わしたものである。すなわち個別
制御部571は、TCM−ISDN同期信号の供給断状
態をクロック断検出部561からのクロック断検出通知
があるか否かを判別することによって監視する(ステッ
プS60)。そして、クロック断検出部561からクロ
ック断検出通知があると判別されたとき(ステップS6
0:Y)、LCS58 1に対して開放指示、LTS591
に対しても開放指示を出力する(ステップS61)。す
なわち、個別制御部571は、クロック断検出部561
このTCM−ISDN同期信号の供給断状態が検出され
たことが通知されたときには、LCS581に対して通
常のADSL通信時には接続されていた電話回線382
とADSL信号終端部551の切断と、LTS591に対
して通常のADSL通信時には開放されていた電話回線
382と線路試験器43の切断とを指示する。ステップ
S61でLCS581およびLTS591に対してスイッ
チ制御を行った後は、再びクロック断検出通知の監視を
行う(リターン)。
【0039】ステップS60で、クロック断検出部56
1からクロック断検出通知がないと判別されたとき(ス
テップS60:N)、主制御部54から線路試験指示が
あるか否かを判別する(ステップS62)。主制御部5
4から線路試験指示があると判別されたとき(ステップ
S62:Y)には、LCS581に対して開放指示、L
TS591に対しては接続指示を出力する(ステップS
63)。これにより、ATU−R351に接続されてい
る電話回線382は、ADSL信号終端部551ではなく
線路試験器43に接続される。一方、ステップS62
で、主制御部54から線路試験指示がないと判別された
とき(ステップS62:N)には、LCS581に対し
て接続指示、LTS591に対しては開放指示を出力す
る(ステップS64)。これにより、ATU−R351
に接続されている電話回線382は、ADSL信号終端
部551に接続され、ATU−R351との間でADSL
通信が行われ、ADSL信号終端部551によるADS
L信号の終端を行わせる。その後、再びクロック断検出
通知の監視を行う(リターン)。この後は、主制御部5
4によって線路試験器43が制御され、所定の線路試験
が行われる。回線対応部512は、回線対応部511と同
一構成のため説明を省略する。
【0040】このように本実施例におけるADSL通信
装置であるATU−C40では、TCM−ISDN信号
と同期させてADSL通信を行うためにTCM−ISD
N同期信号供給装置41から同期信号受信部53を介し
て分配されるTCM−ISDN同期信号の供給断状態を
検出するクロック断検出部561を設けた。クロック断
検出部561によってTCM−ISDN同期信号の供給
断状態が検出されたときには、従来から線路試験用に備
えられていた回線切替スイッチであるLCS581およ
びLTS591の切替制御により、ATU−R351とA
DSL終端装置551を接続する電話回線382を瞬時に
切断して、ADSL通信を即座に停止させるようにし
た。TCM−ISDN同期信号の供給断状態によりTC
M−ISDN信号とADSL信号とが互いに非同期状態
になったときは、ともに受信信号の信頼性を低下させる
ことになるため、TCM−ISDN信号に対して非同期
のADSL信号による影響は、できるだけ早く取り除く
ことが望ましい。したがって、本実施例におけるATU
−C40によれば、速やかにATU−C40とATU−
R351、352間で送受信されるADSL信号を停止さ
せることができる。そして、TCM−ISDN同期信号
の供給停止によって生ずるTCM−ISDN信号に対し
て非同期のADSL信号が、隣接回線を送受信される例
えばNT34とLT39との間のTCM−ISDN信号
が干渉されることによる影響を除去し、ISDN網に対
して影響を及ぼさないようにすることができるようにな
る。
【0041】なお本実施例におけるADSL通信装置で
は、TCM−ISDN同期信号の供給断状態を検出した
ときは瞬時に線路試験器に回線の接続を切り替えるよう
にしたが、これに限定されるものではない。TCM−I
SDN同期信号の供給断状態が検出されたときに、でき
るだけ早くADSL通信を停止させることができれば、
それだけTCM−ISDN信号に対して影響を及ぼさな
いようにすることができるようになる。
【0042】なお本実施例におけるADSL通信装置で
は、回線対応部ごとにクロック断検出部を設けていた
が、これに限定されるものではない。例えば共通部にク
ロック断検出部を設けることで、各回線対応部にクロッ
ク断検出部設ける必要がなくなるのでADSL通信装置
を小型化することができる。
【0043】なお本実施例では電話回線を介した中央局
設置ADSL通信装置と遠隔設置ADSL通信装置との
間のADSL信号について説明したが、これに限定され
るものではない。電話回線を利用したTCM−ISDN
信号と同期した通信が必要な通信方式に適用することが
できる。
【0044】なお本実施例におけるADSL通信装置で
は、隣接回線上を伝送されるTCM−ISDN信号に対
して干渉しないようにADSL通信を停止させていた
が、これに限定されるものではない。互いの回線同士が
同期して通信される通信システムに適用することができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、従来では何らかの原因で同期信号の停止ある
いは断状態によって隣接回線同士の伝送信号の干渉によ
って影響される通信信号の品質を低下させることを回避
することができるようになる。
【0046】また請求項2記載の発明によれば、同期信
号の停止あるいは供給断状態を検出したときには、瞬時
の回線接続を切断することができるようになる。そし
て、同期信号の停止あるいは供給断に伴う両回線の通信
信号の品質低下による信頼性の低下を速やかに回避する
ことができる。
【0047】さらに請求項3記載の発明によれば、従来
は単なる回線の線路試験用に設けられていた線路試験手
段を用いて、同期信号の停止あるいは供給断状態を検出
したときには、即座に通信端末と信号終端手段との間で
行われる非対称ディジタル加入者線通信を停止させるこ
とができ、通信装置で必須とされる線路試験手段の流用
により装置の簡素化を図ることができる。
【0048】さらにまた請求項4記載の発明によれば、
第1の回線は同期信号に同期して時間圧縮多重伝送方式
による総合サービスディジタル網信号により送受信され
るため、送信および受信信号の切替が頻繁に行われ、こ
の切替タイミングに応じた非対称ディジタル加入者線通
信を行う従来の加入者網へ適用することができる。
【0049】さらに請求項5記載の発明によれば、信号
終端手段に非同期転送モードセルとの変換を行わせるこ
とで、従来の加入者網における総合ディジタルサービス
網信号が送受信される回線を利用して、広帯域網を対象
とする通信とVODやインターネットを利用する通信シ
ステムへ適用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるADSL通信装置を適用した
ADSLシステムの構成の概要を示すブロック図であ
る。
【図2】本実施例におけるATU−Cの構成要部を示す
ブロック図である。
【図3】本実施例における個別制御部の制御内容の概要
を示す流れ図である。
【図4】従来のADSL通信装置を有するADSLシス
テムの構成の概要を示す説明図である。
【図5】TCM−ISDN信号とADSL信号の通信帯
域の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
30 ISDN網 31 広帯域網 32 中央局 33 電話伝送路 34 NT 351、352 ATU−R 36 ISDN交換機 37 ATM交換機 381〜383 電話回線 39 LT 40 ATU−C 41 TCM−ISDN同期信号供給装置 42 保守運用端末 43 線路試験器 50 共通部 511、512 回線対応部 52 多重分離部 53 同期信号受信部 54 主制御部 551、552 ADSL信号終端部 561、562 クロック断検出部 571、572 個別制御部 581、582 LCS 591、592 LTS
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/22 H04L 11/02 Z 5K051 11/00 303 13/00 307A 5K101 9A001 Fターム(参考) 5K019 AA07 AC09 BA52 BB59 EA27 5K022 AA01 AA30 AA42 FF00 5K030 GA11 HA10 HB15 HB21 HB29 HC04 JA08 JL08 JT01 JT02 KA21 LA15 MA05 MB08 MD01 5K034 AA05 CC02 CC05 DD01 DD06 EE13 FF09 FF13 HH61 KK02 LL02 PP02 TT01 TT02 5K035 AA03 BB01 BB04 CC06 CC08 CC10 DD01 EE10 LL01 LL18 5K051 AA04 CC04 DD13 HH01 HH26 LL02 5K101 LL03 TT01 VV04 VV06 9A001 BB01 BB04 CC04 CC07 EE02 HH34 JJ19 JJ20 JJ25 JJ35 KK31 KK37 KK42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末と、 所定の同期信号に同期して第1の回線を送受信される第
    1の通信信号との間で伝送信号が干渉される第2の回線
    を介して前記通信端末と前記同期信号に同期して非対称
    ディジタル加入者線通信を行う信号終端手段と、 前記同期信号の停止あるいは供給断状態を検出する同期
    信号断検出手段と、 この同期信号断検出手段によって前記同期信号の停止あ
    るいは供給断状態が検出されたときには前記非対称ディ
    ジタル加入者線通信を停止させる通信停止手段とを具備
    することを特徴とする非対称ディジタル加入者線通信装
    置。
  2. 【請求項2】 通信端末と、 所定の同期信号に同期して第1の回線を送受信される第
    1の通信信号との間で伝送信号が干渉される第2の回線
    を介して前記通信端末と前記同期信号に同期して非対称
    ディジタル加入者線通信を行う信号終端手段と、 前記通信端末とこの信号終端手段の間に挿入され前記通
    信端末と前記信号終端手段との間の回線接続を切断する
    回線切替手段と、 前記同期信号の停止あるいは供給断状態を検出する同期
    信号断検出手段と、 この同期信号断検出手段によって前記同期信号の停止あ
    るいは供給断状態が検出されたときには前記回線切替手
    段によって前記通信端末と前記信号終端手段との間の回
    線接続を切断することによって前記非対称ディジタル加
    入者線通信を停止させる通信停止手段とを具備すること
    を特徴とする非対称ディジタル加入者線通信装置。
  3. 【請求項3】 通信端末と、 所定の同期信号に同期して第1の回線を送受信される第
    1の通信信号との間で伝送信号が干渉される第2の回線
    を介して前記通信端末と前記同期信号に同期して非対称
    ディジタル加入者線通信を行う信号終端手段と、 前記通信端末とこの信号終端手段の間に挿入され前記通
    信端末と前記信号終端手段との間の回線接続を切断する
    回線切替手段と、 前記第2の回線の回線状態を試験する線路試験手段と、 この線路試験手段と前記通信端末との間に挿入され前記
    回線接続手段とは排他的に回線接続を切断する線路切替
    手段と、 前記同期信号の停止あるいは供給断状態を検出する同期
    信号断検出手段と、 この同期信号断検出手段によって前記同期信号の停止あ
    るいは供給断状態が検出されたときには前記回線切替手
    段によって前記通信端末と前記信号終端手段との間の回
    線接続を切断することによって前記非対称ディジタル加
    入者線通信を停止させるとともに、前記線路切替手段に
    よって前記通信端末と前記線路試験手段との間の回線を
    接続させる通信停止手段とを具備することを特徴とする
    非対称ディジタル加入者線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の回線は前記同期信号に同期し
    て時間圧縮多重伝送方式により送受信され、前記第1の
    通信信号は総合サービスディジタル網信号であることを
    特徴とする請求項1〜請求項3記載の非対称ディジタル
    加入者線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記信号終端手段は非同期転送モードセ
    ルと前記非対称ディジタル加入者線信号との間で変換を
    行い前記第2の回線を介して前記通信端末との間で非対
    称ディジタル加入者線通信を行うことを特徴とする請求
    項4記載の非対称ディジタル加入者線通信装置。
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