JP2000332779A - Atmセル同期回路 - Google Patents

Atmセル同期回路

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JP2000332779A
JP2000332779A JP11137553A JP13755399A JP2000332779A JP 2000332779 A JP2000332779 A JP 2000332779A JP 11137553 A JP11137553 A JP 11137553A JP 13755399 A JP13755399 A JP 13755399A JP 2000332779 A JP2000332779 A JP 2000332779A
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signal
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data
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JP11137553A
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Ryusuke Kawano
龍介 川野
Koyo Yamakoshi
公洋 山越
Naoaki Yamanaka
直明 山中
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 瞬時にセル同期を確立することができるAT
Mセル同期回路を実現する。設計が容易なATMセル同
期回路を実現する。動作時の温度管理が容易なATMセ
ル同期回路を実現する。 【解決手段】 クロック信号をマンチェスタ符号に重畳
して送信し、受信側ではこのクロック信号をマンチェス
タ符号から抽出し、ATMセル同期に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はATM(Asynchronous Tr
ansfer Mode:非同期転送モード)に利用する。本発明は
セルの位相同期に利用する。特に、バースト的にセル位
相が揺らいで到着するATMセルを瞬時にシステムクロ
ックに同期させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビット位相同期回路を図8を参照
して説明する。図8は従来のPLL(Phase Locked Loo
p)回路を用いたビット位相同期回路の構成を示す図で
ある。図8に示すように、従来のビット位相同期はPL
L回路を用い、伝送データから信号成分を抽出してそれ
に同期したクロック信号を抽出し、データをリタイミン
グすることにより行われている。
【0003】このようなPLL技術は、古くから確立さ
れた技術であり、正確に周波数追尾を行なうものであ
る。図8に示すように、PLL回路は、位相検出器(P
D)、低域濾波器(LPF)、電圧制御発振器(VC
O)から構成される閉ループサーボ機構である。PLL
の動作は、まず入出力間の位相差を比較し、その誤差信
号で電圧制御発振器を制御する。もし、電圧制御発振器
の出力または入力基準信号のどちらかに位相変化が起こ
ると、位相検出器で両者の位相の変化方向と大きさを検
出し、この位相変化は低域濾波器で直流誤差電圧とな
り、電圧制御発振器の発振周波数が、この直流誤差電圧
により変化し、再び同期状態に引き込む。このようにし
て位相誤差をなくすようにループは動作し、位相差が零
になると低域濾波器の出力は一定となりfoとfiとが
一致して安定状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなPLL方式は、同期が確立するまでに数十μsec
程度の時間を要し、瞬時にセル同期を必要とするアプリ
ケーションでは使用できないという大きな問題点があ
る。またPLL方式は、同期確立にかかる時間が一般の
デジタル回路に比べて著しく長いため、現在の計算機能
力では設計時に1週間以上の時間を費やしている。さら
に、PLL回路はアナログ動作中のフィードバック動作
が構成素子温度の影響を受け易く、実装上温度管理を厳
しくしなければならない問題があり、装置の簡略化を妨
げている。
【0005】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、瞬時にセル同期を確立することができるAT
Mセル同期回路を提供することを目的とする。本発明
は、設計が容易なATMセル同期回路を提供することを
目的とする。本発明は、動作時の温度管理が容易なAT
Mセル同期回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はATMセル同期
回路であって、本発明の特徴とするところは、NRZ(N
one Return to Zero)信号およびクロック信号を入力し
マンチェスタ符号信号を出力する第一の排他的論理和回
路を含む送信部と、このマンチェスタ符号信号およびこ
のマンチェスタ符号信号を遅延させた信号を入力とする
排他的否定論理和回路と、この排他的否定論理和回路の
出力をクロック入力とし前記マンチェスタ符号信号を遅
延させた信号を入力データとするD−FF(フリップフ
ロップ)回路と、このD−FF回路の出力および前記マ
ンチェスタ符号信号を遅延させた信号を入力し再生され
た前記送信部のクロック信号を出力する第二の排他的論
理和回路とを含む受信部とを備えたところにある。
【0007】このように、クロック信号をマンチェスタ
符号に重畳して送信し、受信側ではこのクロック信号を
マンチェスタ符号から抽出して用いることにより、従来
のPLLを用いる場合と比較して、クロック再生に要す
る時間をきわめて短くすることができる。したがって、
瞬時に同期を確立することが要求されるATMセル同期
回路に最適なクロック再生を行うことができる。
【0008】前記送信部は、前記第一の排他的論理和回
路に入力されるNRZ信号のデータ先頭にワード同期パ
ターンを挿入する手段を含み、前記受信部は、このワー
ド同期パターンにしたがって受信データのデータ先頭を
検出する手段を含み、この検出する手段は、前記第二の
排他的論理和回路から出力される再生された前記送信部
のクロック信号にしたがって前記ワード同期パターンを
検出する手段を含む構成とすることが望ましい。
【0009】このように、本発明のマンチェスタ符号に
よる再生クロック信号を用いることにより、ワード同期
パターンの抽出を瞬時に行うことができるため、ATM
セル同期もまた瞬時に行うことができる。
【0010】前記送信部は、入力されるNRZ信号を1
/2N(Nは自然数)に分離する手段と、この分離する
手段により分離された2N個のNRZ信号のデータ先頭
にワード同期パターンをそれぞれ挿入する手段と、この
2N個のNRZ信号がそれぞれ入力される2N個の前記
第一の排他的論理和回路とを含み、前記受信部は、この
ワード同期パターンにしたがって並列に受信した2N個
の受信データのデータ先頭をそれぞれ検出する手段を含
み、この検出する手段は、前記第二の排他的論理和回路
から出力される再生された前記送信部のクロック信号に
したがって前記ワード同期パターンを検出する手段を含
む構成とすることもできる。
【0011】このように、一つの入力データを1/2N
に分離して並列伝送し、受信側でこれを合成することに
より、送信部と受信部との間の伝送速度を低減させるこ
とができる。また、送受信に用いるクロック信号周波数
も低減させることができる。特に、マンチェスタ符号を
用いる伝送は、マンチェスタ符号化を行う前のNRZ信
号の2倍の伝送速度を必要とするので、このように伝送
速度を低減させる構成を用いることはハードウェアの負
担を軽減させる上で有効である。
【0012】また、別の構成として、前記送信部は、前
記第一の排他的論理和回路に入力されるNRZ信号にそ
のデータ先頭を論理的に検出するための8B10B符号
化を施す手段を含み、前記受信部は、この8B10B符
号を復号し受信データのデータ先頭を検出する手段を含
み、この検出する手段は、前記第二の排他的論理和回路
から出力される再生された前記送信部のクロック信号に
したがって前記8B10B符号を復号する手段を含む構
成とすることもできる。
【0013】このように、本発明のマンチェスタ符号に
よる再生クロック信号を用いることにより、8B10B
符号の復号を瞬時に行うことができるため、ATMセル
同期もまた瞬時に行うことができる。
【0014】前記送信部は、入力されるNRZ信号を1
/2Nに分離する手段と、この分離する手段により分離
された2N個のNRZ信号にそのデータ先頭を論理的に
検出するための8B10B符号化をそれぞれ施す手段
と、この2N個のNRZ信号がそれぞれ入力される2N
個の前記第一の排他的論理和回路とを含み、前記受信部
は、この8B10B符号を復号し並列に受信した2N個
の受信データのデータ先頭をそれぞれ検出する手段を含
み、この検出する手段は、前記第二の排他的論理和回路
から出力される再生された前記送信部のクロック信号に
したがって前記8B10B符号を復号する手段を含む構
成とすることもできる。
【0015】前述したように、一つの入力データを1/
2Nに分離して並列伝送し、受信側でこれを合成するこ
とにより、送信部と受信部との間の伝送速度を低減させ
ることができる。また、送受信に用いるクロック信号周
波数も低減させることができる。特に、マンチェスタ符
号を用いる伝送は、マンチェスタ符号化を行う前のNR
Z信号の2倍の伝送速度を必要とするので、このように
伝送速度を低減させる構成を用いることはハードウェア
の負担を軽減させる上で有効である。
【0016】前記検出する手段により検出された2N個
のデータ先頭について相互の遅延を補償する手段を備え
る構成とすることもできる。
【0017】これにより、並列伝送を用いた場合の並列
信号間の遅延バラツキを補償することができる。したが
って、システム設計における配線等長化などの遅延バラ
ツキ抑制に係わる労力を削減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のクロック信号再生部の実
施例について図1および図2を参照して説明する。図1
はクロック信号再生部の要部ブロック構成図である。図
2は、図1に示すクロック信号再生部の主要部の動作を
示すタイムチャートである。
【0019】本発明はATMセル同期回路であって、本
発明の特徴とするところは、図1に示すように、NRZ
信号およびクロック信号CK(S)を入力しマンチェス
タ符号信号を出力する第一の排他的論理和回路(EXO
R)1を含む送信部Tと、このマンチェスタ符号信号D
(I)およびこのマンチェスタ符号信号D(I)を遅延
回路2により遅延させた信号D(1)を入力とする排他
的否定論理和回路(EXNOR)6と、この排他的否定
論理和回路6の出力をクロック信号入力とし信号D1を
入力データとするD−FF回路4と、このD−FF回路
4の出力およびマンチェスタ符号信号D(I)を遅延回
路3により遅延させた信号D2を入力し再生された送信
部Tのクロック信号を出力する第二の排他的論理和回路
(EXOR)5とを含む受信部Rとを備えたところにあ
る。なお、以降、図1に示す受信部Rの構成をクロック
信号再生部50として説明する。
【0020】次に、本発明のクロック信号再生部50の
動作を説明する。送信部Tでは、排他的論理和回路(E
XOR)1により、NRZ信号にクロック信号CK
(S)を掛け合わせることにより、マンチェスタ符号化
された送信信号D(O)を送信する。
【0021】一方、クロック信号再生部50に入力され
たマンチェスタ符号化された入力信号D(I)は、遅延
回路2によりその入力信号から1周期だけ遅延された入
力信号D1とともに排他的否定論理和回路(EXNO
R)6に入力される。排他的否定論理和回路6では、入
力信号D1およびD(I)の排他的論理和をとったのち
その反転信号をD−FF回路4のクロック端子CKへ入
力する。D−FF回路4のデータ端子Dには遅延回路2
により遅延された入力信号D1が入力される。このとき
D−FF回路4の出力端子OUTにマンチェスタ符号か
ら復号されたNRZ信号が出力される。排他的論理和回
路5は、この出力信号OUTと、入力信号D(I)を遅
廷回路3によって遅延した入力信号D2との排他的論理
和をとり、これをマンチェスタ符号化された入力信号D
(I)から抽出した再生された送信部Tのクロック信号
CK(R)として出力する。
【0022】このように、本発明のクロック信号再生部
50によれば、マンチェスタ符号化されて伝送された入
力信号をNRZ信号に復号すると同時に、マンチェスタ
符号信号がバースト的に到着しても常にこの復号された
NRZ信号に同期した再生クロック信号を抽出すること
が可能となる。
【0023】(第一実施例)上記本発明のクロック信号
再生部50を用いたATMセル同期回路の第一実施例を
図3を参照して説明する。図3は本発明第一実施例のA
TMセル同期回路の要部ブロック構成図である。
【0024】本発明第一実施例のATMセル同期回路
は、図3に示すように、送信部Tは、排他的論理和回路
1に入力されるNRZ信号のデータ先頭にワード同期パ
ターンを挿入する手段としてのワード同期パターン挿入
回路20を含み、受信部Rは、このワード同期パターン
にしたがって受信データのデータ先頭を検出する手段と
してのワード同期回路30を含み、このワード同期回路
30は、クロック信号再生部50の排他的論理和回路5
から出力される再生された送信部Tのクロック信号にし
たがって前記ワード同期パターンを検出する。
【0025】次に、本発明第一実施例のATMセル同期
回路の動作を説明する。図1で示したクロック信号再生
部50を図3中のハッチをつけた部分で用いる。本発明
第一実施例は、送信部Tで、ワード同期パターン挿入回
路20により、入力データとしてのNRZ信号のデータ
先頭に受信部RでATMセル先頭を特定するためのワー
ド同期パターンを挿入する。以降の動作は図1で示した
送信部Tの動作と同様である。
【0026】受信部Rでは、図3中のクロック信号再生
部50によって出力される受信データとしてのNRZ信
号および再生クロック信号をD−FF回路7で一旦波形
整形した後、分周器8により分周された再生クロック信
号の分周クロック信号を用いて分離器(DEMUX)9
により分離し、さらに、この分周クロック信号を書き込
みクロック信号としてエラスティックメモリ10に受信
データを書き込んだ後、分周器11により分周された受
信側システムクロック信号の分周クロック信号を読み出
しクロック信号としてワード同期回路30によりエラス
ティックメモリ10から受信データを読み出し、この受
信データ中に挿入されたワード同期パターンを検出し、
ATMセル先頭を特定した後、多重器(MUX)12に
より受信データを多重して出力する。なお、この回路の
利用方法として点線Aで示すインタフェースで切って点
線Aより右側の部分を削除して使用してもよい。
【0027】本発明第一実施例によれば、エラスティッ
クメモリ10への書き込みクロック信号は、送信されて
きたマンチェスタ符号に重畳されていたものを抽出した
ものを用いているため、マンチェスタ符号がバースト的
に到着しても書き込みに失敗することがないため、PL
L回路を用いずに瞬時のATMセル同期が可能になる。
【0028】(第二実施例)本発明第二実施例のATM
セル同期回路を図4を参照して説明する。図4は本発明
第二実施例のATMセル同期回路の要部ブロック構成図
である。
【0029】本発明第二実施例のATMセル同期回路
は、図4に示すように、送信部Tは、排他的論理和回路
1に入力されるNRZ信号にそのデータ先頭を論理的に
検出するための8B10B符号化を施す手段としての8
B10B符号化回路21を含み、受信部Rは、この8B
10B符号を復号し受信データのデータ先頭を検出する
手段としての8B10B復号回路31を含み、この8B
10B復号回路31は、クロック信号再生部50の排他
的論理和回路5から出力される再生された送信部Tのク
ロック信号にしたがって前記8B10B符号を復号す
る。
【0030】次に、本発明第二実施例のATMセル同期
回路の動作を説明する。本発明のクロック信号再生部5
0を図4中のハッチを付けた部分で用いる。第二実施例
では、送信部Tで、8B10B符号化回路21により、
入力データに対し、受信部RでATMセル先頭を特定す
るための8B10B符号化を施す。以降の動作は図1に
示す送信部Tの動作と同様である。
【0031】受信部Rでは、第一実施例で示したものと
同様の動作により復号およびクロック信号乗せ変えを行
なう。第一実施例との違いは、ワード同期の替わりに8
B10B復号回路31を用いることによって送信部から
送られてきたATMセルのセル先頭を検知したのち多重
器(MUX)12によりデータを多重して出力する。な
お、この回路の利用方法として点線Aで示すインタフェ
ースで切って点線Aより右側の部分を削除してもよい。
【0032】本発明第二実施例によれば、エラスティッ
クメモリ10への書き込みクロック信号は、送信されて
きたマンチェスタ符号に重畳されていたものを抽出した
ものを用いているため、マンチェスタ符号がバースト的
に到着しても書き込みに失敗することがないため、PL
L回路を用いずに瞬時のATMセル同期が可能になる。
第一実施例と基本的動作は同じであり、8B10B符
号を用いることによりペイロード中に如何なるパターン
が現れても、誤ってセル先頭と認識する誤動作を防ぐこ
とが可能となる。
【0033】(第三実施例)本発明第三実施例のATM
セル同期回路を図5を参照して説明する。図5は本発明
第三実施例のATMセル同期回路の要部ブロック構成図
である。
【0034】本発明第三実施例のATMセル同期回路
は、図4に示すように、送信部Tは、入力されるNRZ
信号を1/2に分離する手段としての分離器60と、こ
の分離器60により分離された2個のNRZ信号のデー
タ先頭にワード同期パターンをそれぞれ挿入する手段と
してのワード同期パターン挿入回路20−1および20
−2と、この2個のNRZ信号がそれぞれ入力される2
個の排他的論理和回路1とを含み、受信部Rは、このワ
ード同期パターンにしたがって並列に受信した2個の受
信データのデータ先頭をそれぞれ検出する手段としての
ワード同期回路30−1および30−2を含み、このワ
ード同期回路30−1および30−2は、クロック信号
再生部50の排他的論理和回路5から出力される再生さ
れた送信部Tのクロック信号にしたがって前記ワード同
期パターンを検出する。
【0035】次に、本発明第三実施例のATMセル同期
回路の動作を説明する。本発明第一および第二実旋例に
示したマンチェスタ符号を用いる伝送は、マンチェスタ
符号化を行なう前のNRZ信号の2倍の伝送速度を必要
とするため、ハードウェアの負担が大きくなる。そこ
で、第三実施例は伝送する際にデータを分離することに
より伝送速度を1/2に低減して伝送し、受信部Rでデ
ータを多重することにより再び速度を上げる。ワード同
期回路30−1および30−2の出力の際に、data
AおよびdataBのそれぞれのデータ先頭を示す位置
にフレームを同時に出力する。なお、この回路の利用方
法として点線Aで示すインタフェースで切って点線Aよ
り右側の部分を削除して使用してもよい。
【0036】本発明第三実施例によれば、送信部Tから
受信部Rへの信号伝送時に速度を1/2に落とすため、
送受信回路の性能によって伝送速度が制約されることを
防ぐことが可能になる。
【0037】(第四実施例)本発明第四実施例を図6を
参照して説明する。図6は本発明第四実施例のATMセ
ル同期回路の要部ブロック構成図である。
【0038】本発明第四実施例のATMセル同期回路
は、図6に示すように、送信部Tは、入力されるNRZ
信号を1/2に分離する手段としての分離器60と、こ
の分離器60により分離された2個のNRZ信号にその
データ先頭を論理的に検出するための8B10B符号化
をそれぞれ施す手段としての8B10B符号化回路21
−1および21−2と、この2個のNRZ信号がそれぞ
れ入力される2個の排他的論理和回路1とを含み、受信
部Rは、この8B10B符号を復号し並列に受信した2
個の受信データのデータ先頭をそれぞれ検出する手段と
しての8B10B復号回路31−1および31−2を含
み、この8B10B復号回路31−1および31−2
は、クロック信号再生部50の排他的論理和回路5から
出力される再生された送信部Tのクロック信号にしたが
って前記8B10B符号を復号する。
【0039】次に、本発明第四実施例のATMセル同期
回路の動作を説明する。基本的考え方は、第三実施例に
同じであるが、dataAおよびdataBのデータ先
頭を知るためにワード同期回路30−1および30−2
の代わりに8B10B符号化回路21−1および21−
2、8B10B復号回路31−1および31−2を設け
る。8B10B復号回路31−1および31−2の出力
の際に、dataAおよびdataBのそれぞれのデー
タ先頭を示す位置にフレームを同時に出力する。なお、
この回路の利用方法として点線Aで示すインタフェース
で切って点線Aより右側の部分を削除して使用してもよ
い。
【0040】本発明第四実施例によれば、第三実施例と
同様に送信部Tから受信部Rへの信号伝送時に速度を1
/2に落とすため、送受信回路の性能によって伝送速度
が制約されることを防ぐことが可能になる。
【0041】(第五実施例)本発明第五実施例を図7を
参照して説明する。図7は本発明第五実施例の要部ブロ
ック構成図である。
【0042】本発明第五実施例のATMセル同期回路
は、図7に示すように、8B10B復号回路31−1お
よび31−2により検出された2個のデータ先頭につい
て相互の遅延を補償する手段としてのシフトレジスタ4
0−1および40−2を備えている。図7に示す8B1
0B復号回路31−1および31−2に替えて、図5に
示すワード同期回路30−1および30−2を用いても
同様に構成することができる。
【0043】次に、本発明第五実施例の動作を説明す
る。第三実施例または第四実施例に示したATMセル同
期回路は、送信部Tと受信部Rの伝送に複数の信号線を
用いるためその信号線の遅延バラツキが大きい場合の補
正を施す。ここでは、第四実施例に対して補正を施す場
合の例を示す。8B10B復号回路31−1および31
−2から出力されるdataAおよびdataBの先頭
を示すフレーム(#1、#2)の遅延時間をカウンタ
(#1、#2)によりカウントし、そこに遅延差がある
場合は、8B10B復号回路31−1または31−2の
出力信号をシフトレジスタ40−1および40−2によ
って遅延させ、多重器(MUX)12の直前でdata
AおよびdataBを揃える。
【0044】本発明第五実施例によれば、マンチェスタ
符号信号の送受信を並列伝送を用いた場合の並列信号間
の遅延バラツキを補償することが可能であり、システム
設計における配線等長化などの遅廷バラツキ抑制に係わ
る労力を削減することが可能になる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
瞬時にセル同期を確立することができるATMセル同期
回路を実現することができる。設計が容易なATMセル
同期回路を実現することができる。動作時の温度管理が
容易なATMセル同期回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクロック信号再生部の要部ブロック構
成図。
【図2】本発明のクロック信号再生部の要部動作を示す
タイムチャート。
【図3】本発明第一実施例のATMセル同期回路の要部
ブロック構成図。
【図4】本発明第二実施例のATMセル同期回路の要部
ブロック構成図。
【図5】本発明第三実施例のATMセル同期回路の要部
ブロック構成図。
【図6】本発明第四実施例のATMセル同期回路の要部
ブロック構成図。
【図7】本発明第五実施例のATMセル同期回路の要部
ブロック構成図。
【図8】従来のPLL回路の動作を説明するための図。
【符号の説明】
1、5 排他的論理和回路 2、3 遅延回路 4、7 D−FF回路 6 排他的否定論理和回路 8、11 分周器 9、60 分離器 10 エラスティックメモリ 12 多重器 20、20−1、20−2 ワード同期パターン挿入回
路 30、30−1、30−2 ワード同期回路 21、21−1、21−2 8B10B符号化回路 31、31−1、31−2 8B10B復号回路 40−1、40−2 シフトレジスタ 50 クロック信号再生部 R 受信部 T 送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 直明 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5J056 AA03 AA39 BB02 BB28 CC14 5K030 GA01 HB15 HB29 KA21 5K047 AA02 BB16 FF02 FF05 FF17 HH12 HH43 JJ02 MM28 MM53

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NRZ(None Return to Zero)信号およ
    びクロック信号を入力しマンチェスタ符号信号を出力す
    る第一の排他的論理和回路を含む送信部と、 このマンチェスタ符号信号およびこのマンチェスタ符号
    信号を遅延させた信号を入力とする排他的否定論理和回
    路と、この排他的否定論理和回路の出力をクロック入力
    とし前記マンチェスタ符号信号を遅延させた信号を入力
    データとするD−FF(フリップフロップ)回路と、こ
    のD−FF回路の出力および前記マンチェスタ符号信号
    を遅延させた信号を入力し再生された前記送信部のクロ
    ック信号を出力する第二の排他的論理和回路とを含む受
    信部とを備えたことを特徴とするATMセル同期回路。
  2. 【請求項2】 前記送信部は、前記第一の排他的論理和
    回路に入力されるNRZ信号のデータ先頭にワード同期
    パターンを挿入する手段を含み、 前記受信部は、このワード同期パターンにしたがって受
    信データのデータ先頭を検出する手段を含み、 この検出する手段は、前記第二の排他的論理和回路から
    出力される再生された前記送信部のクロック信号にした
    がって前記ワード同期パターンを検出する手段を含む請
    求項1記載のATMセル同期回路。
  3. 【請求項3】 前記送信部は、入力されるNRZ信号を
    1/2N(Nは自然数)に分離する手段と、この分離す
    る手段により分離された2N個のNRZ信号のデータ先
    頭にワード同期パターンをそれぞれ挿入する手段と、こ
    の2N個のNRZ信号がそれぞれ入力される2N個の前
    記第一の排他的論理和回路とを含み、 前記受信部は、このワード同期パターンにしたがって並
    列に受信した2N個の受信データのデータ先頭をそれぞ
    れ検出する手段を含み、 この検出する手段は、前記第二の排他的論理和回路から
    出力される再生された前記送信部のクロック信号にした
    がって前記ワード同期パターンを検出する手段を含む請
    求項1記載のATMセル同期回路。
  4. 【請求項4】 前記送信部は、前記第一の排他的論理和
    回路に入力されるNRZ信号にそのデータ先頭を論理的
    に検出するための8B10B符号化を施す手段を含み、 前記受信部は、この8B10B符号を復号し受信データ
    のデータ先頭を検出する手段を含み、 この検出する手段は、前記第二の排他的論理和回路から
    出力される再生された前記送信部のクロック信号にした
    がって前記8B10B符号を復号する手段を含む請求項
    1記載のATMセル同期回路。
  5. 【請求項5】 前記送信部は、入力されるNRZ信号を
    1/2Nに分離する手段と、この分離する手段により分
    離された2N個のNRZ信号にそのデータ先頭を論理的
    に検出するための8B10B符号化をそれぞれ施す手段
    と、この2N個のNRZ信号がそれぞれ入力される2N
    個の前記第一の排他的論理和回路とを含み、 前記受信部は、この8B10B符号を復号し並列に受信
    した2N個の受信データのデータ先頭をそれぞれ検出す
    る手段を含み、 この検出する手段は、前記第二の排他的論理和回路から
    出力される再生された前記送信部のクロック信号にした
    がって前記8B10B符号を復号する手段を含む請求項
    1記載のATMセル同期回路。
  6. 【請求項6】 前記検出する手段により検出された2N
    個のデータ先頭について相互の遅延を補償する手段を備
    えた請求項3または5記載のATMセル同期回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002198940A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Advantest Corp 集積回路実装基板における信号伝送方法、集積回路実装基板及び半導体試験装置

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