JP2000331435A - 情報記録媒体及び誤り検出方法 - Google Patents

情報記録媒体及び誤り検出方法

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JP2000331435A
JP2000331435A JP2000073787A JP2000073787A JP2000331435A JP 2000331435 A JP2000331435 A JP 2000331435A JP 2000073787 A JP2000073787 A JP 2000073787A JP 2000073787 A JP2000073787 A JP 2000073787A JP 2000331435 A JP2000331435 A JP 2000331435A
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Osamu Ishizaki
修 石崎
Shigeo Fujitani
茂夫 藤谷
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接トラックからのクロストークの影響が殆
どない誤り検出符号を備える情報記録媒体及び新規な誤
り検出方法を提供する。 【解決手段】 プリフォーマット情報に含まれる誤り検
出符号の各ビットE〜Eを、セクタ番号を構成する
各ビットS〜Sとトラック番号を構成する各ビット
〜Tとをそれぞれ分割して構成した複数のデータ
列のパリティチェックビットとして生成する。得られた
誤り検出符号を隣接するトラック間で比較すると、それ
らの符号間距離は常に1になっている。これにより所望
のトラックの誤り検出符号を読み出したときに、その両
側のトラックの誤り検出符号からクロストークが発生す
ることは実質的になくなる。それゆえ狭トラックピッチ
化された媒体であってもアドレスデータの誤りを確実に
且つ正確に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、アドレス番号の誤
りを検出するための誤り検出符号をプリフォーマット情
報として備える情報記録媒体に関し、更に詳細には、隣
接トラックの誤り検出符号の再生信号のクロストークを
低減し、各トラックのアドレス番号の誤り検出及びアド
レス情報の読み取りを確実に行うことが可能な情報記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア時代の到来により、音声
や動画像などの大量のデータを取り扱うことが可能な情
報記録媒体として光ディスクが知られている。光ディス
クには、通常、内周側(または外周側)から順次番号が
付されたトラックが同心円状または渦巻き状に形成され
ている。それぞれのトラックは、図3に示したように、
セクタと呼ばれる複数の領域に分割され、セクタ毎に情
報の記録再生が行われる。
【0003】各セクタの先頭には、同図に示したよう
に、主に、セクタマーク、VFO、アドレスマーク、ア
ドレスデータ及びCRC(Cyclic Redundancy Check:
巡回冗長検査)コードから構成されるプリフォーマット
情報がプリピットとして形成されている。このプリピッ
トを読み出すことによってアドレス情報を取得し、取得
したアドレス情報に基づいて、各セクタのデータ領域に
情報を記録したり、データ領域の情報を読み出す。セク
タマークは、セクタの先頭であることを示すデータパタ
ーンであり、VFO(Variable Frequency Oscillato
r)は、その直後に位置するアドレスデータを読み出す
際のタイミングを調整するためのコードパターンであ
る。アドレスマークは、アドレスデータの開始位置を示
すコードパターンであり、アドレスデータには、読み出
されるセクタが属するトラックのトラック番号とセクタ
番号とを示すデータが記録されている。CRCコード
は、直前に読み出されたアドレスデータが正しいかどう
かを瞬時に検出するための誤り検出符号であり、トラッ
ク番号とセクタ番号とに基づいて生成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、情報
記録媒体の大容量化のために、トラックピッチを狭くし
てトラック幅方向の記録密度を高めた光記録媒体やラン
ドとグルーブの両方をトラックとして利用して記録密度
を高めた光記録媒体(以下、ランドグルーブ型光記録媒
体と称する)が提案されている。しかしながら、各セク
タのプリピットはディスク半径方向で隣接しているため
に、トラックピッチを狭くしたり、ランドとグルーブの
両方をトラックとして使用すると、隣のトラックのプリ
ピットとの距離が近くなる。このため、所望のトラック
のプリピットを読み出そうとした場合に、その両側のト
ラックのプリピットからの信号漏れ、すなわちクロスト
ークが発生することがあった。
【0005】特に、プリフォーマット情報のうちCRC
コードは、トラック番号及びセクタ番号に基づいて生成
されるため、読み出そうとしているn番目のトラックの
CRCコードと、そのトラックに隣接するn+1及びn
−1番目のトラックのCRCコードとは全く異なったデ
ータ列となる。このためクロストークの影響を受けやす
いという問題があった。誤りを検出するためのCRCコ
ードがクロストークの影響により正しく読み出せない
と、その前に読み出されたアドレスデータが正確である
かどうかを正しく検出することができなくなる。すなわ
ち、アドレスデータが正しく読み出されていたとして
も、それが誤りであると判断されてしまう恐れがあっ
た。したがって、隣接トラックからのクロストークは、
アドレスデータの誤りを検出する上で極めて深刻な問題
であった。
【0006】また、上述のランドグルーブ型光記録媒体
においては、ランドとグルーブの両方にアドレス情報を
含んだIDデータやセクタマークが記録されている。そ
のため、ランドまたはグルーブのどちらか一方(例えば
ランド)の情報を読み出した際に、それと隣接する他方
(グルーブ)からクロストークが発生し、ランドのアド
レス情報を正確に読み出すことが困難であった。
【0007】かかる問題を解決するために、特開平8−
339540号公報では、セクタの先頭を示すセクタマ
ークと、IDデータ部と、ピットのないスペースとから
なる領域をセクタID部とし、かかるセクタID部の構
成を、グルーブの場合はランドのIDデータの領域と隣
接する領域にスペースが位置するようにし、且つランド
の場合はグルーブのIDデータの領域と隣接する領域に
スペースが位置するようにしたランドグルーブ記録用の
光記録媒体を開示している。すなわち、グルーブ側のセ
クタID部を、セクタマーク、スペース、IDデータ部
の順で構成し、ランド側のセクタID部を、セクタマー
ク、IDデータ部、スペースの順で構成している。ここ
で、IDデータ部は、VFO、アドレスマーク、アドレ
スデータ及びCRCコードからなるデータ列である。
【0008】しかしながら、かかる光記録媒体は、VF
O、アドレスマーク、アドレスデータ、CRCコードに
相当する領域のスペースを設けているため、そのスペー
ス分だけ媒体の記録容量が制限されてしまうという不都
合があった。かかる不都合は、前述の高密度記録化とい
う要求にそぐわない。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題及び不都合
を解決及び解消するためになされたものであり、本発明
の第1の目的は、隣接するトラックからのクロストーク
による影響を低減した新規な誤り検出符号をプリフォー
マット情報として有する情報記録媒体を提供することに
ある。
【0010】本発明の第2の目的は、隣接するトラック
からのクロストークによる影響を低減するとともに、更
なる大容量化を実現することが可能な情報記録媒体を提
供することにある。
【0011】本発明の第3の目的は、隣接するトラック
からのクロストークによる影響を殆ど受けることなく、
アドレス情報の誤りを確実に検出することが可能な新規
な誤り検出方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に従
えば、トラックを区分するセクタ内に、当該セクタの番
地を示すアドレスデータと当該アドレスデータの誤りを
検出するための誤り検出符号とをマークとして備える情
報記録媒体において、隣接するトラックにおいて誤り検
出符号の符号間距離が常に1となるように誤り検出符号
を構成したことを特徴とする情報記録媒体が提供され
る。
【0013】本発明の情報記録媒体は、アドレスデータ
の誤りを検出するための誤り検出符号の符号間距離が互
いに隣接するトラック間で常に1になるように誤り検出
符号を構成している。すなわち、互いに隣接するトラッ
クのそれぞれの誤り検出符号を比較したときに、反転し
ているビット数が1個だけになるように誤り検出符号を
構成している。したがって、互いに隣接するトラックの
うちの一方のトラックの誤り検出符号を読み出すとき
に、他方のトラックからの信号漏れ(クロストーク)の
発生する可能性のある箇所は1箇所だけとなるので、ク
ロストークの影響は最小限に抑制される。それゆえ、狭
トラックピッチ化された情報記録媒体であっても、確実
に誤り検出符号を読み出すことができ、アドレスデータ
の誤りの検出を確実に行うことが可能となる。本明細書
において、用語「マーク」とは、物理的または化学的な
形状、物性または構造の変化に伴って形成されるあらゆ
るマークを包含する概念であり、例えば、基板上に穴と
して形成される任意の形状のピットや、磁性膜上に磁化
の向きに応じて形成される磁気マーク、相変化膜上に結
晶質−非晶質の相変化に基づいて形成されるマーク、有
機色素膜上に熱や光等による形状または物性変化に基づ
いて形成されるマークなどを含む。
【0014】本発明において、隣接するトラック間で符
号間距離が常に1になるような誤り検出符号は、例え
ば、セクタ番号とグレーコード化されたトラック番号と
に基づいてパリティチェック用のチェックビットを複数
生成し、このチェックビットを用いて構成することによ
って得ることができる。以下に例を挙げて具体的に説明
するが、この方法に限定されるものではない。
【0015】まず、トラック番号の各ビットをT、T
、・・・、Tn−1、Tで表し、セクタ番号を示す
データ列の各ビットをS、S、・・・、Sm−1
で表す(ただし、m<nとする)。ここで、ビット
データとして表されたトラック番号は後述する方法に従
ってグレーコード化されているものとする。誤り検出符
号の各ビットを下位側からE、E、・・・・、E
m−1、Eとすると、各ビットはそれぞれ図7に示し
たように表される。ここで、説明を簡単にするために、
誤り検出符号のビット数はセクタ番号のビット数と同じ
にしたが、それに限定されず任意のビット数にしてもよ
い。図7中、Pはパリティチェック用のチェックビット
を示す。偶数パリティチェックの場合にはデータ列に含
まれる”1”の総数が常に偶数になるように”1”また
は”0”の符号を付与する。一方、奇数パリティチェッ
クの場合には”1”の総数が常に奇数になるように、”
1”または”0”の符号を付与する。こうして得られる
誤り検出符号は、隣接するトラック同士で互いに符号列
を比較したときに符号間距離が1となっている。トラッ
ク番号及びセクタ番号からなるアドレスデータの誤りを
検出するには、アドレスデータと誤り検出符号とからな
るデータ列に含まれている1の総和が偶数か奇数かで判
断することができる。すなわち、偶数パリティチェック
にした場合は、アドレスデータと誤り検出符号からなる
データ列を読み出したときに、そのデータ列中の”1”
の総和が偶数になるならばアドレスデータに誤りは存在
せず、”1”の総和が奇数になるならばアドレスデータ
に誤りが存在するということがわかる。
【0016】ここで、トラック番号のグレーコード化に
ついて説明する。グレーコード化とは、連続するデータ
列において、n−1番目のデータ列とn番目のデータ列
とを比較したとき、及びn番目のデータ列とn+1番目
のデータ列とを比較したときに、両データ列中の異なる
ビットの数が1になるように、すなわち符号間距離が1
になるようにそれぞれのデータ列を変換し、且つ変換さ
れた後のn−1番目のデータ列とn+1番目のデータ列
とが互いに異なるデータ列になることである。トラック
番号のグレーコード変換は例えば以下に示すようにすれ
ばよい。
【0017】所望のトラック番号をnビットの2進数で
表し、その各ビットをt、tn− 、tn−2、・・
・t、tで表すと、グレーコード変換された後の符
号の各ビットg、gn−1、gn−2、・・・g
は次式で表される。
【0018】g=tm+1^t (ここで、m=
1、2、・・・、n−1であり、^は排他的論理和を示
す) g=t
【0019】すなわち、nビット中の最下位ビットt
(第1ビット)とその1つ上位のビットt(第2ビッ
ト)の排他的論理和をとり、得られた値をグレーコード
変換された後の符号の最下位ビットg(第1ビット)
とする。次いで、nビット中の第2ビットtとその1
つ上位の第3ビットtとの排他的論理和をとり、得ら
れた値をグレーコード変換された後の符号の第2ビット
とする。以下同様にして、nビット中の第n−1ビ
ットtn−1とその1つ上位の第nビットtとの排他
的論理和をとり、得られた値をグレーコード変換された
後の符号の第n−1ビットgn−1とする。そして、グ
レーコード変換された後の符号の最上位ビットg
は、グレーコード変換前の最上位ビットtと同符号の
ビットを付加する。このようにして全てのトラック番号
について順次変換された符号は、隣接するトラック間で
符号間距離が1となっている。隣接するトラック間にお
いて、グレーコード変換されたトラック番号を比較する
と異なるビット数は1個であり、上述した誤り検出符号
のみならず、トラック番号についてもクロストークの影
響を低減することができ、確実にトラック番号を読み出
すことができる。
【0020】本発明の第2の態様に従えば、トラックを
区分するセクタ内に、セクタの先頭を示すセクタマーク
と、データの読み込みのタイミングを調整するためのV
FOと、アドレスデータの読み出し開始位置を示すアド
レスマークと、セクタの番地を示すアドレスデータと、
当該アドレスデータの誤りを検出するためのCRCコー
ドとから構成されるプリフォーマット信号をマークとし
て備える情報記録媒体において、隣接するトラックのC
RCコード同士が互いに隣接しないように、一方のトラ
ックのCRCコードの直前及び他方のトラックのCRC
コードの直後にそれぞれブランクデータを設けたことを
特徴とする情報記録媒体が提供される。
【0021】本発明の情報記録媒体は、図12に示すよ
うに、隣接するトラック0とトラック1(またはトラッ
ク1とトラック2)において、CRCコードの領域が互
いにオフセットするように、トラック0のCRCコード
の直後とトラック1のCRCコードの直前とにそれぞれ
ブランクデータを設けている。これにより、記録容量を
殆ど損なうことなく、隣接トラックのプリピットからの
クロストークの発生を低減することができる。本発明で
は、特開平8−339540に記載のフォーマットとは
異なり、CRCコードの前後にだけブランクデータを設
ければ足りる。以下にその理由について説明する。
【0022】情報記録媒体に予め形成されるプリピット
のうち、CRCコードは、従来技術の欄に記載したよう
に、トラック番号とセクタ番号とに基づいて生成される
ため、隣のトラックのCRCコードと全く異なったデー
タ列になり、クロストークの影響を受けやすい。一方、
プリピットに形成される他のデータ、例えば、セクタマ
ークやVFO、アドレスマークは、全てのセクタで同一
のデータ列である。このため、クロストークの影響は受
けにくい。また、アドレスデータのうちセクタ番号は、
トラック幅方向で隣接するセクタ(ディスク状記録媒体
では周方向同一位置にあるセクタ)では同一であるの
で、これも同様にクロストークの影響を受けにくい。そ
こで本発明者らは、かかる点に着目し、クロストークの
影響を受けやすいCRCコードについて、その前または
後にCRCデータと同じ長さを有するブランクデータを
設けて、隣接するトラック間でCRCコード同士が隣接
しないようにブランクデータによりCRCコードをオフ
セットさせている。例えば、トラック番号が奇数(また
は偶数)となるトラックにおいてはCRCコードの直後
にブランクデータを設け、トラック番号が偶数(または
奇数)となるトラックにおいてはCRCコードの直前に
ブランクデータを設ける。これによりCRCコードは両
側のトラックのブランクデータで挟まれ、CRCコード
を読み出すときに隣のトラックのCRCコードからの信
号漏れ(クロストーク)が発生することはない。したが
って、確実にCRCコードを読み出すことができるの
で、アドレスデータの誤りの検出を確実に行うことが可
能となる。また、ブランクデータは、CRCコードと同
じ長さであるので記録容量を実質的に損なうことがな
い。
【0023】本発明において、ブランクデータは、マー
クが形成されていない領域または連続したマークが形成
されている領域で構成することができる。これにより、
隣接トラックのプリピットから信号漏れが生じたとして
も、この漏れ信号の値は変化せず常に一定であるため、
所望のトラックのCRCコードからの再生信号の読み取
りに影響はない。
【0024】また、本発明の第2の態様の情報記録媒体
において、トラック番号はグレーコード変換されること
が好ましい。トラック番号のグレーコード変換の方法に
ついては前述したグレーコード化の方法を適用すること
ができる。トラック番号をグレーコード変換することに
より、隣接トラックのトラック番号に対してビットの異
なる位置を1箇所、すなわち両側の隣接トラックに関し
て2箇所にすることができる。よってクロストークの発
生する箇所が少なくなり、確実にトラック番号を読み出
すことができる。
【0025】本発明の第3の態様に従えば、トラックの
位置を示すトラック番号とセクタの位置を示すセクタ番
号とを含むアドレス情報の誤りを検出するための誤り検
出方法において、上記トラック番号をグレーコードに変
換し、グレーコードに変換されたトラック番号と上記セ
クタ番号とを分割することによって得られる複数のデー
タ群から、隣接トラックにおいて符号間距離が1になる
ように、それぞれパリティチェックビットを生成し、当
該パリティチェックビットを用いてアドレス情報の誤り
を検出することを特徴とする誤り検出方法が提供され
る。
【0026】本発明の誤り検出方法においては、例え
ば、グレーコード化されたトラック番号を16ビットの
ビット列T・・・T1516で表し、セクタ番
号を4ビットのビット列Sで表したとき
に、これらのビット列の各ビットを分配して図8に示す
ような複数のデータ群A〜Aを生成する。このと
き、上記データ群A〜Aに限らず、図9に示したよ
うなB〜BやC〜C 、D〜Dなどのデータ
群であってもよい。そして、生成した各データ群A
から偶数パリティまたは奇数パリティのチェックビ
ットをそれぞれ作成して、これらのチェックビットを用
いて誤り検出用の符号を生成する。このように生成した
誤り検出符号は、隣接するトラックにおいて互いに符号
間距離が常に1となっている。したがって、所望のトラ
ックの誤り検出符号を読み出したときに、そのトラック
に隣接する両隣のトラックからのクロストークの影響は
低減される。
【0027】本発明の誤り検出方法においても、トラッ
ク番号のグレーコード変換の方法については前述したグ
レーコード化の方法を適用することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を用いて詳細に説明するが、本発明はそれらに限定さ
れるものではない。
【0029】
【実施例1】本実施例では、図2の上方に示したような
両面記録タイプの光磁気ディスク100を製造した。光
磁気ディスク100は、図2の下方に示したように、基
板1の両面上に、それぞれ、バッファ層2、AlTi反
射層3、SiN誘電体層4、光磁気膜5、SiN誘電体
層6、水素含有カーボン保護膜7及び潤滑剤層8を順次
積層した構造を有する。基板1は、プリピットデータに
対応する凹凸パターンが形成されたスタンパを射出成形
用金型に装着して、金型内に溶融したポリカーボネート
樹脂を射出充填することによって製造した。得られた基
板1の両面には、トラックピッチ0.5μm、溝幅20
0nm、溝深さ80nmの案内溝がスパイラル状に形成
されており、この案内溝がトラックとして使用される。
【0030】かかるトラックは複数のセクタに分割され
ており、各セクタの先頭には、図1に示すような、セク
タマーク11、VFO12、アドレスマーク16、アド
レスデータ17、誤り検出符号15から構成されたプリ
ピットデータ20が形成されている。アドレスデータ1
7には、グレーコード変換されたトラックデータ13
と、セクタの位置を示すセクタデータ14とが含まれて
いる。トラックデータ13は16ビットのデータ列であ
り、セクタデータ14は4ビットのデータ列である。誤
り検出符号15は、以下に示すようにして生成した。ト
ラックデータ13の各ビットをT、T、・・・、T
n−1、Tで表し、セクタデータ14の各ビットをS
、S、S、Sで表す。これらトラックデータ及
びセクタデータの各ビットから誤り検出符号の各ビット
、E、E、Eをそれぞれ、 E=P(S16) E=P(S1015) E=P(S1114) E=P(S1213) として生成した。ここでPは、偶数パリティのチェック
ビットを示し、括弧内のデータ列に含まれる1の総和が
常に偶数になるように1または0の符号を付与した。図
4に、プリピットデータの一部として、トラック番号
(10進数)が10000〜10020のトラックに記
録されるトラックデータ、セクタデータ、誤り検出符号
のデータ列の一例を示す。図4のデータからわかるよう
に、隣接するトラックの誤り検出符号同士においては、
その符号間距離が1になっている。
【0031】つぎに、かかる構成のプリピットデータ2
0が形成された基板1の両面に、スパッタリング装置
(図示しない)を用いて、SiN誘電体からなるバッフ
ァ層2を膜厚20nmで、AlTiからなる反射層3を
膜厚80nmで、SiN誘電体層4を膜厚2nmで、T
bFeCoからなる光磁気膜5を膜厚20nmで、Si
N誘電体層6を膜厚80nmで、水素含有カーボン保護
膜7を膜厚10nmで順次成膜した。次いで、保護膜7
上に商品名Fomblin Z−DOLよりなる潤滑剤
層8を膜厚が2nmになるようにスピンコーターにより
塗布した。こうして図2に示す構造を有する光磁気ディ
スク100を作製した。
【0032】次いで、図10に示すような固定光学系P
1及び移動光学系P2を有する記録再生装置を用いて、
作製した光磁気ディスク100の記録再生を行う。この
記録再生装置は、移動光学系P2に固体イマージョンレ
ンズ200を搭載した浮上型ヘッドを備える。このよう
な固体イマージョンレンズを搭載した浮上型ヘッドを有
する記録再生装置は既に知られており、例えば特開平8
−266369号公報を参照することができる。図10
において、レーザ光源57から射出されたレーザ光は、
レンズ58、プリズム59a、59b、ビームスプリッ
タ60を通過し、ミラー70、69で反射された後、対
物レンズ71に入射し、さらに固体イマージョンレンズ
200で集光されて固体イマージョンレンズ200の底
面に焦点を結ぶ。固体イマージョンレンズ200の底面
から滲み出した光は光磁気ディスク100の記録層に達
して記録信号に応じた磁気マークを形成する。なお、記
録の際、光磁気ディスク100には記録用磁界が印加さ
れており、光変調方式、磁界変調方式、光磁界変調方式
のいずれの方式でも記録は可能である。
【0033】再生時に、光磁気ディスク100からの反
射光は、ミラー69、70で反射された後、ビームスプ
リッタ60で反射されてビームスプリッタ61で2つの
ビームスプリッタ64、65に向かう光に分割される。
ビームスプリッタ65に入射した反射光はさらにそこで
分割されてフォーカシング検出用検出器68cとトラッ
キング信号検出用検出器68dにそれぞれ入射する。ま
た、1/2波長板63及びレンズ67を通過してビーム
スプリッタ64に入射した反射光は、互いに直交する偏
光成分の光を検出する光検出器68a、68bに入射
し、再生信号を検出する。光磁気ディスクに形成された
プリピットからのプリピット信号は、光検出器68a,
68bで検出された後、図11に示す検出回路111の
加算器81に出力される。検出回路111は、光検出器
68a及び68bからの信号を加算する加算器81、光
検出器68a及び68bからの信号を減算する減算器8
2、加算器81からの出力を安定化させるためのAGC
(Automatic Gain Control:自動利得制御)アンプ8
3、AGCアンプ83からの出力をデジタル変換する二
値化信号処理器84、二値化信号処理器84からの2値
化信号をクロックに同期させてプリピットデータ列に復
元するためのデコーダ85とから主に構成されている。
加算器81に入力された検出器68a及び68bからの
信号は、AGCアンプ83によりその振幅が安定化され
た後、二値化信号処理器84にてデジタル信号に復元さ
れる。復元されたデジタル信号のデータ列からセクタマ
ーク検出器86にてセクタパターンが検出される。プリ
ピット信号のうち、VFOパターンから得られたデジタ
ル信号からクロック生成器87により再生クロックが生
成され、生成された再生クロックと、トラック番号、セ
クタ番号及び誤り検出符号のそれぞれのデジタル信号と
からトラック番号、セクタ番号及び誤り検出符号がそれ
ぞれ復元される。
【0034】図10及び図11に示した記録再生装置に
光磁気ディスク100を装填し、プリピットからの再生
信号を検出して、アドレスデータ及びセクタデータが正
確にデコード(復号化)されているかどうか(デコード
正解率)について調べた。結果を図6のグラフに示す。
ここで、デコード正解率は、本発明の誤り検出符号によ
り判別した。なお図6のグラフには比較のために従来の
誤り検出符号の一種であるCRCコード(図5参照)を
有する光磁気ディスクのデコード正解率を示した。図6
のグラフ中、横軸(X/Tp)は、トラック幅方向にお
けるトラック中心位置からの変位(X)であり、トラッ
クピッチ(Tp)に対する変位量で表した。
【0035】図6のグラフから明らかなように、本発明
の光磁気ディスクにおいてはデコード正解率が向上して
いる。このことから、アドレス情報及び誤り検出符号が
正しく読み出されていることがわかる。また、トラック
中心位置からトラック幅方向にずれた位置で読み出して
も高い正解率が得られており、トラックオフセットマー
ジンが広がっていることがわかる。
【0036】
【実施例2】本実施例では、基板として、図12に示す
ような、セクタマーク11、VFO12、アドレスデー
タ17、CRCコード18及びブランクデータ16から
構成されたプリピットデータ20がトラックの各セクタ
の先頭に形成されている基板を用いた以外は、実施例1
と同様にして両面記録タイプの光磁気ディスクを製造し
た。ここで、アドレスデータ17には、グレーコード変
換されたトラックデータ13と、セクタの位置を示すセ
クタデータ14とが含まれている。図13には、プリピ
ットデータ20の一部として、トラック番号(10進
数)が10000〜10020のトラックに記録される
トラックデータ、セクタデータ、CRCコード及びブラ
ンクデータのデータ列を示す。トラックデータは16ビ
ットのデータ列で記録し、セクタデータは4ビットのデ
ータ列で記録した。CRCコードは、トラックデータと
セクタデータとからなる情報データを所定の多項式D
(X)で表し、この多項式D(X)を生成多項式G
(X)=X+X+1で除算した余りRとして得られ
る。誤りを検出するには、余りR(CRCコード)と多
項式D(X)を含めたデータを再度、生成多項式G
(X)で除算する。このとき剰余が0であれば、すなわ
ち割り切れれば誤りは存在せず、剰余が0でなければ、
すなわち割り切れなければ誤りが存在することになる。
ブランクデータは、連続した記録情報のデータ列であ
り、CRCコードと同じ長さに相当するように、すなわ
ち4ビット長(1111)で形成した。また、トラック
番号が偶数の場合は、CRCコード及びブランクデータ
の順になるように構成し、トラック番号が奇数の場合
は、ブランクデータ及びCRCコードの順になるように
構成した。
【0037】つぎに、実施例1と同様に、図10及び1
1に示す記録再生装置に光磁気ディスクを装填し、プリ
ピットからの再生信号を検出して、アドレスデータ及び
セクタデータが正確にデコード(復号化)されているか
どうか(デコード正解率)について調べた。結果を図1
5のグラフに示す。ここで、デコード正解率はCRCコ
ードにより判別した。なお図15のグラフには比較のた
めに、ブランクデータを設けないプリピットデータ(図
14参照)を有する光磁気ディスクのデコード正解率を
示した。図15のグラフ中、横軸は、トラック幅方向に
おけるトラック中心位置からの変位であり、トラックピ
ッチ(Tp)に対する変位量で表した。
【0038】図15のグラフから明らかなように、本発
明の光磁気ディスクにおいてはデコード正解率が向上し
ている。このことから、アドレス情報及びCRCコード
が正しく読み出されていることがわかる。また、トラッ
ク中心位置からトラック幅方向にずれた位置で読み出し
ても高い正解率が得られており、トラックオフセットマ
ージンが広がっていることがわかる。
【0039】
【実施例3】本実施例では、図10に示した記録再生装
置において、浮上型ヘッドに搭載されている対物レンズ
71と固体イマージョンレンズ200とを組み合わせて
構成されたレンズをNA0.8及び0.95の対物レン
ズに変更し、浮上型ヘッドの浮上量を約1μmにした以
外は、図10に示した記録再生装置と同一の構成を有す
る記録再生装置を用いて、実施例1及び2で作製した光
磁気ディスクのアドレスデータ及びセクタデータのデコ
ード正解率について調べた。かかる構成の記録再生装置
を用いても実施例1及び2の光磁気ディスクはデコード
正解率が向上していることが確認された。
【0040】
【実施例4】本実施例では、本発明に従う情報記録媒体
の一例として、アドレスデータや誤り検出符号などを含
むプリフォーマット情報を磁気マークとして備える光磁
気記録媒体を作製した。そして、かかる光磁気記録媒体
を、磁気抵抗素子を搭載した浮上型ヘッドを備える記録
再生装置に装填してアドレスデータ及びセクタデータが
正確にデコード(復号化)されているかどうか(デコー
ド正解率)について調べた。
【0041】まず、磁気抵抗素子を搭載した浮上型ヘッ
ドを備える記録再生装置について説明する。図16に、
かかる記録再生装置の概略構成図を示す。
【0042】〔記録再生ヘッド〕図16において、記録
再生ヘッド102は、記録時に用いる絞り込みレンズ1
09やソリッドイマージョンレンズ(SIL)110等
の光学系、記録時に磁界を印加するコイル104及び再
生用の磁気ヘッド105を備える。これらはスイングア
ーム141の先端に取付けられたスライダ103に搭載
されている。光磁気記録媒体143は円盤形状を有して
おり、図示しない回転モータによって回転可能である。
光磁気記録媒体143の詳細については後述する。光磁
気記録媒体143を回転させると、光磁気記録媒体14
3とスライダ103との間に空気が入り込み、空気流に
よりスライダ103が光磁気記録媒体143上を浮上す
る。このときの浮上力と、スイングアーム141の付勢
力(スイングアームが光磁気記録媒体143にスライダ
103を押しつける力)とをつり合わせることによっ
て、スライダ103を光磁気記録媒体143から一定量
だけ浮上させることができる。本実施例では、浮上量が
約30nmになるように設定した。レーザ光源としては
半導体レーザ106を用い、波長λ=660nmとし
た。
【0043】〔光磁気記録媒体及び管理情報の記録〕光
磁気記録媒体143は、図21に示したように、平坦な
基板1上に記録層101、保護層162及び潤滑剤層1
63が順次積層された構造を有する。記録層101は、
情報が磁化の向きとして記録される層であり、従来から
用いられている光磁気記録媒体の記録層と同様に垂直磁
化を有する磁性材料、例えばTbFeCoを用いること
ができる。保護層162は、記録層101を摩耗や腐食
から保護するための層であり、例えばSiNを用いて構
成することができる。潤滑剤層163は、光磁気記録媒
体143上でヘッドの走行耐久性を確保するための層で
あり、例えばパーフルオロポリエーテルを用いることが
できる。なお、本発明においては、記録層101は、面
内磁化層及び垂直磁化層の何れも使用し得る。
【0044】図20に、光磁気記録媒体143を記録面
側から見た概略平面図を示す。光磁気記録媒体143に
は、位置決め領域501とデータ記憶領域502が形成
されている。位置決め領域501にはデータ記憶領域を
管理するための情報と、光スポット512や磁気ヘッド
513の位置制御を行うための情報とを、記録再生前に
記録しておく。具体的には、情報を記録あるいは再生す
る前に、位置決め領域501内の同期領域503に同期
パターン515を記録し、トラックコード領域505に
トラックコード開始パターン516とトラックコード5
17を記録し、トラックサーボ領域506にサーボパタ
ーン507〜510を予め書き込んでおく。トラックコ
ード517には、図4に示すようなトラック番号、トラ
ックデータ、セクタデータ、誤り検出符号のデータ列が
含まれ、誤り検出符号は実施例1と同様にして生成され
る。図4には、トラックコードの一部として、10進数
で表したときのトラック番号10000〜10020ま
でのトラックに記録されるデータ列を示した。上記パタ
ーンは従来から磁気ディスク装置で用いられているサー
ボライタでヘッド位置を精度良く管理しながら、従来の
光ディスク装置で用いられている光磁界変調方式に従っ
て記録した。書き込みを終えた位置決め領域501の概
観を図20の下方に示した。
【0045】ここで、光スポット512や磁気ヘッド5
13が任意の位置にあっても、同期領域503とトラッ
クコード領域505に書き込まれたパターンを検出でき
るように、これら領域に書き込まれるパターンの幅(情
報トラック511の延在方向と垂直な方向における幅)
を、トラック間隔と略等しくなるように調整する。ま
た、トラックサーボ領域506に書き込むサーボパター
ン507〜510の幅はトラック間隔よりも小さくなる
ように調整する。これは、使用する磁気ヘッド513の
磁気抵抗効果素子の幅(情報トラック511の延在方向
と垂直な方向における幅)が情報トラック511の間隔
よりも小さいためで、サーボパターン507〜510の
幅を磁気ヘッド513の幅にほぼ等しく、あるいは磁気
ヘッド513の幅よりも小さくすることで、磁気ヘッド
513によってトラック誤差信号を生成する場合の不感
帯を無くすことができる。このサーボパターン507〜
510の幅と磁気ヘッド513の幅との関係は従来の磁
気ディスク装置と同様である。本実施例では0.4μm
幅の磁気ヘッド513を用いたので、サーボパターン5
07〜510の幅もほぼ0.4μmに調整した。但し、
サーボパターン507〜510を記録するときには、位
置決め領域501に記録される他のパターンを記録する
ときのレーザパワーよりも小さくし設定し、サーボパタ
ーン507〜510の幅が磁気ヘッド513の幅にほぼ
等しくなるように制御した。
【0046】〔光ヘッドの位置決め装置〕次に、上記手
段によって位置決め領域501に記録されたパターンに
基づいて、光スポット512を情報トラック511に追
従させる装置(第1位置決め装置)について説明する。
【0047】光磁気記録媒体を記録再生するための従来
の光ディスク装置では、記録された磁気マークからの反
射光の偏光面が入射時の偏光面に対してθkだけ回転す
る現象と、記録された磁気マーク以外からの反射光の偏
光面が入射時の偏光面に対して−θkだけ回転する現象
とを利用して情報を再生していた。この偏光面の回転角
θkはカー回転角と呼ばれ、磁気光学効果の一つであ
る。偏光面の回転を検出する光学系は、従来と同様に、
図16に示すウォラストンプリズム111と集光レンズ
112、光検出器113及び114で構成される。検出
器113は光電変換を行って光磁気信号115を出力す
る。一方、検出器114は同様に光電変換を行って光磁
気信号116を出力する。差分器117はこれら光磁気
信号115と光磁気信号116の差分である光磁気信号
118を生成する。このように生成された光磁気信号1
18は偏光面の回転角θkあるいは−θkに対応して振
幅が変化するため、従来の光ディスク装置ではこの光磁
気信号118を用いて、記録された情報を再生してい
た。
【0048】一方、本実施例の記録再生装置では、従来
情報の再生に用いていた光磁気信号118からトラック
追従誤差信号を生成する。そして、このトラック追従誤
差信号に基づいて図20に示すように光スポット512
を情報トラック511へ追従させる。ヘッドのトラック
追従誤差信号を正確に生成するためには、図20に示し
た位置決め領域501に記録された各パターンを精度良
く検出する必要がある。光磁気記録媒体143は図示し
ない回転モータによってほぼ一定の回転数で回転してい
るが、回転モータのワウフラッタがあるので、回転速度
が僅かながら時間的に変動してしまう。したがって、位
置決め領域501に記録されたパターンを精度良く検出
するためには、光磁気記録媒体143の回転に同期した
同期信号133を生成して、この同期信号133に基づ
いて位置決め領域501に記録されたパターンを検出し
なければならない。同期信号133を生成するために
は、位置決め領域501に記録されたパターンのエッジ
位置を検出して、光磁気記録媒体143の回転に同期し
た目標信号を作り、同期信号133をこの目標信号に同
期させる。
【0049】図16中の記録時同期パルス生成回路12
5は、この目標信号を生成する回路であり、図18に詳
細に示したように2値化回路350、エッジ位置検出回
路352、同期信号引込位置検出回路303からなる。
図18中の情報マークの模式図は、図20に示した同期
パターン515とトラックコード開始パターン516と
サーボパターン507〜510である。図18の下方に
示した信号波形は、光スポット512が追従軌跡208
を移動するときに記録時同期パルス生成回路125で生
成される信号のタイミングチャートである。まず、偏光
面の回転角θkあるいは−θkに応じて振幅が変動する
光磁気信号118は、2値化回路によって図中の破線の
スライスレベルで2値化され、2値化信号351に変換
される。エッジ位置検出回路352は2値化信号351
に基づいて、記録時同期パルス126を出力する。この
記録時同期パルス126に含まれるパルスの立ち上がり
エッジは2値化信号351の立ち上がり或いは立ち下が
りエッジ位置にほぼ一致し、この記録時同期パルス12
6に基づいて同期信号133を生成する。同期パターン
515とトラックコード開始パターン516の幅はトラ
ック間隔にほぼ等しいので、光ヘッド512の追従軌跡
208が情報トラック511と一致しているかいないか
に係わらず、記録時同期パルス126では同期パターン
515とトラックコード開始パターン516のエッジ位
置でパルスの立ち上がりエッジが出現する。同期信号引
込位置検出回路303は、記録時同期パルス126のパ
ルス系列においてパルスが存在しない間隔を常に観測し
ており、パルス不在の間隔が略nTとなると光スポット
512が消去領域504を通過したと判断し、さらに光
磁気記録媒体143の回転が進んで次に光スポット51
2が同期領域503に存在する間だけレベルが”H”と
なるような記録時同期引込ゲート信号127を出力す
る。但し、パルス不在の間隔が略nTとなる間隔は、同
期パターン515とトラックコード開始パターン516
の間隔でしか現われないように、予め光磁気記録媒体1
43の記録フォーマットを定めておいた。
【0050】図16を参照して、情報記録時には図示し
ない上位制御装置が記録再生ゲート信号142をレベ
ル”H”として出力し、このときマルチプレクサ128
は、記録時には記録時同期パルス126を同期パルス1
29として出力し、記録時同期引込ゲート信号127を
同期引込ゲート信号130として出力する。
【0051】同期信号133を生成する手段としては従
来から用いられている同期信号生成回路(PLL回路)
131を用いた。PLL回路131は、同期引込ゲート
信号130のレベルが”H”となる間だけ、すなわち、
図18において光スポット512が同期領域503内に
存在する時だけ同期信号132の立ち上がりエッジが同
期パルス129の立ち上がりエッジと一致するようにフ
ィードバックをかけ、同期信号132を光磁気記録媒体
143の回転に同期させる。PLL回路131から出力
される同期信号133は、同期信号132の”H”と”
L”を反転させて生成したものであり、同期信号133
もまた光磁気記録媒体143の回転に同期する。このよ
うに生成された同期信号133の立ち上がりエッジは、
図18に示したように光磁気信号118のピーク位置に
略一致する。
【0052】一方、図16においてマルチプレクサ13
4は記録再生ゲート信号142が”H”、すなわち情報
の記録時には同期信号133をサンプルクロック135
として出力する。また、マルチプレクサ136は記録再
生ゲート信号142が”H”の時には光磁気信号118
を再生信号137として出力する。
【0053】トラッキング誤差生成回路138は再生信
号137とサンプルクロック135に基づいて、すなわ
ち光磁気信号118と同期信号133に基づいてトラッ
キング誤差信号139を生成する。このトラッキング誤
差生成回路138は従来と同様の回路を用いることが可
能であり、以下で簡単にトラッキング誤差信号の生成原
理を説明する。
【0054】図18に示したように同期信号133の立
ち上がりエッジは、光磁気信号118のピーク位置に略
一致する。したがって、トラッキング誤差生成回路13
8はサンプルクロック135の立ち上がりエッジで順次
再生信号137をサンプルし、サーボパターン507と
508、あるいは509と510の再生信号のピーク振
幅を算出する。これらピーク振幅の値が求まると、トラ
ッキング誤差信号139はサーボパターン507と50
8のピーク振幅の差分、あるいは509と510のピー
ク振幅の差分として計算される。
【0055】図19はこのようにして求められたトラッ
ク追従誤差信号を模式的に示す図であり、光スポット5
12が情報トラック511に沿う方向に対して垂直な方
向(図中のy軸)に沿って移動する場合、サーボパター
ン507の再生信号137のピーク振幅値はピーク振幅
波形400に示したように変化する。同様にして、50
8、509、510の再生信号137のピーク振幅値
は、各々ピーク振幅波形401、403、404に示し
たように変化する。このときトラッキング誤差信号13
9は、ピーク振幅波形400と401の差分としてトラ
ッキング誤差波形402(レベルは任意スケール)に示
したようになるか、またはピーク振幅波形403と40
4の差分としてトラッキング誤差波形405(レベルは
任意スケール)に示したようになる。トラッキング誤差
信号139としてトラッキング誤差波形402か405
のどちらを採用するかは、トラッキング誤差生成回路1
38が決定する。例えばトラックサーボ領域506の前
にあるトラックコード517の検出結果に基づいて、偶
数番目の情報トラックならばトラッキング誤差波形40
2を採用し、奇数番目の情報トラックならばトラッキン
グ誤差波形405を採用する。
【0056】図16を参照し、上記手段によってトラッ
キング誤差信号139が生成されると、従来と同様に、
アクチュエータ140が、トラッキング誤差信号139
が小さくなるように、スイングアーム141の先端に取
付けられている記録再生ヘッド102の位置制御を行
う。
【0057】〔磁気ヘッドの位置決め装置〕次に位置決
め領域501に記録されたパターンに基づいて、磁気ヘ
ッド105を情報トラック511に追従させる装置(第
2位置決め装置)について述べる。磁気ヘッド105を
追従させる場合には、磁気ヘッド105で位置決め領域
501に記録された各パターンを再生し、その結果得ら
れる磁気再生信号119に基づいて磁気ヘッド105の
位置制御を行う。プリアンプ120は先に述べた光磁気
信号118の振幅と磁気再生信号119の振幅が同じ程
度になるように磁気再生信号119の振幅を増幅し、増
幅化磁気再生信号121として出力する。再生時同期パ
ルス生成回路122は光スポット512の位置制御と同
様に、増幅化磁気再生信号121に基づいてPLL回路
131から出力される同期信号132を光磁気記録媒体
の回転に同期させるための目標信号を生成する。位置決
め領域501に記録されたパターンを光スポット512
で再生した場合と、磁気ヘッド105で再生した場合で
は得られる信号波形が異なる。そのため、パターンのエ
ッジに対応した目標信号を生成するためには、それぞれ
個別の同期パルス生成回路が必要になる。
【0058】図17に、再生時同期パルス生成回路12
2の詳細な構成図を示す。再生時同期パルス生成回路1
22は、微分回路300、ゼロクロス位置検出回路30
2及び同期信号引込位置検出回路303を備える。図1
7中の情報マークの模式図は、図20に示した同期パタ
ーン515とトラックコード開始パターン516とサー
ボパターン507〜510であり、その下方の信号波形
は磁気ヘッド513が追従軌跡206を移動するとき
に、再生時同期パルス生成回路122で生成される信号
のタイミングチャートである。図17中に示したように
増幅化磁気再生信号121では各パターンのエッジ位置
でパルス状の波形が得られるので、微分回路300で増
幅化磁気再生信号121を微分し、エッジ位置でゼロク
ロスするような微分信号301を生成する。ゼロクロス
位置検出回路302は微分信号301のゼロクロス位置
を抽出し、再生時同期パルス123を生成する。この再
生時同期パルス123に含まれるパルスの立ち上がりエ
ッジは微分信号301のゼロクロス位置にほぼ一致す
る。また、磁気ヘッド513の追従軌跡206が情報ト
ラック511と一致しているかいないかに係わらず、再
生時同期パルス123では同期パターン515とトラッ
クコード開始パターン516のエッジ位置でパルスの立
ち上がりエッジが出現する。同期信号引込位置検出回路
303は、先に示した記録時同期パルス生成回路125
に含まれるものと全く同一であり、同様に磁気ヘッド5
13が同期領域503に存在する間だけレベルが”H”
となるような再生時同期引込ゲート信号124を出力す
る。
【0059】一方、情報再生時には、図示しない上位制
御装置が、図16において記録再生ゲート信号142を
レベル”L”として出力し、このときマルチプレクサ1
28は、再生時同期パルス123を同期パルス129と
して出力し、再生時同期引込ゲート信号124を同期引
込ゲート信号130として出力する。
【0060】先に示したようにPLL回路131は、同
期引込ゲート信号130のレベルが”H”となる間だ
け、すなわち、磁気ヘッド513が同期領域503内に
存在する時だけ同期信号132の立ち上がりエッジが同
期パルス129の立ち上がりエッジと一致するようにフ
ィードバックをかけ、同期信号132を光磁気記録媒体
143の回転に同期させる。
【0061】マルチプレクサ134は記録再生ゲート信
号142が”L”、すなわち情報の再生時には同期信号
132をサンプルクロック135として出力する。一
方、マルチプレクサ136は記録再生ゲート信号142
が”L”の時には増幅化磁気再生信号121を再生信号
137として出力する。
【0062】トラッキング誤差生成回路138の動作に
ついては記録時と全く同様である。図19に示したよう
に磁気ヘッド513が情報トラック511に沿う方向に
対して垂直な方向(図中のy軸)に沿って移動する場合
でも、トラッキング誤差信号139は光スポット512
がy軸に沿って移動する場合に得られるトラッキング誤
差波形402や405とほぼ等しくなる。
【0063】上記手段によってトラッキング誤差信号1
39が生成されると、従来と同様にトラッキング誤差信
号139が小さくなるようにアクチュエータ140がス
イングアーム141の先端に取付けられている記録再生
ヘッド102の位置制御を行い、磁気ヘッド513の位
置決めを行う。
【0064】次いで、磁気ヘッド513により、アドレ
スデータや誤り検出符号などを含むトラックコードから
再生信号を検出してデコード正解率を調べた。本実施例
の記録媒体のように、トラックコードを含むフォーマッ
ト情報が磁気マークで記録されている場合であっても、
デコード正解率が向上していることを確認できた。
【0065】なお、第1制御信号発生装置は、上述の構
成において、主に、記録時同期パルス生成回路、マルチ
プレクサ、PLL回路及びトラッキング誤差生成回路か
ら構成される。また、第2制御信号発生装置は、主に、
再生時同時パルス生成回路、マルチプレクサ、PLL回
路及びトラッキング誤差生成回路から構成される。
【0066】以上、本発明の情報記録媒体及び記録再生
装置について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では、情報記録媒体と
して磁性層に垂直磁化膜を用いた情報記録媒体を用いた
が、本発明は磁性層に面内磁化膜を用いた情報記録媒体
にも適用可能である。
【0067】また、本発明の情報記録媒体は光磁気ディ
スクに限定されず、相変化型の光記録媒体や有機色素を
記録層に有する追記型の光記録媒体、再生専用光記録媒
体、ランドグルーブ記録用の光記録媒体など任意の光記
録媒体に適用することができる。また、磁気的に記録再
生する磁気ディスクにも適用可能である。
【0068】また、上記実施例1とは別の誤り検出符号
の例として、各ビットが、 E=P(S16) E=P(S1015) E=P(S1114) E=P(S1213) のような誤り検出符号を生成することもできる。
【0069】また、上記実施例2では、ブランクデータ
として、連続した記録情報列「1111」を形成した
が、「0000」のような記録情報のない領域を用いて
構成してもよい。また、プリピットデータとして、上述
のセクタマーク、VFO、アドレスデータ、CRCコー
ド及びブランクデータのほかに、例えば、ディスクの表
面か裏面かを示す面番号が含まれていてもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明の第1の態様に従う情報記録媒体
は、アドレスデータの誤りを検出するための誤り検出符
号を、隣接するトラック間で常に符号間距離が1になる
ように構成して、クロストークが発生し得る箇所を最小
限に抑えている。したがって、大容量化のためにトラッ
ク間隔を狭くした媒体であっても、プリピットとして形
成されているアドレス情報や誤り検出符号などのプリフ
ォーマット情報をクロストークの影響を殆ど受けること
なく確実に読み出すことができる。
【0071】本発明の第2の態様に従う情報記録媒体
は、隣接するトラックのうちの一方のトラックにおいて
はCRCコードの直前にブランクを設け、他方のトラッ
クにおいてはCRCコードの直後にブランクデータを設
けて、それぞれのトラックのCRCコードを互いにオフ
セットさせているので、隣接トラックのプリピットから
再生される再生信号のクロストークが低減される。した
がって、大容量化のためにトラック間隔を狭くした媒体
であっても、プリピットとして形成されているアドレス
情報やCRCコードなどのプリフォーマット情報を確実
に読み出すことができる。
【0072】本発明の第1及び第2の態様の情報記録媒
体は、更なる狭トラックピッチ化を実現する光記録媒
体、特に固体イマージョンレンズを搭載したヘッドスラ
イダーをディスク上で浮上させて記録再生を行うタイプ
の光記録媒体に極めて好適である。
【0073】本発明の誤り検出方法によれば、隣接する
トラック間で常に符号間距離が1になるような誤り検出
符号を生成することができるので、クロストークの発生
を最小限に抑制でき、アドレス情報の誤り検出を確実に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様に従う情報記録媒体のプリ
ピットの構成を模式的に示す図である。
【図2】実施例1で製造した本発明に従う光磁気ディス
クの断面構造を模式的に示す図である。
【図3】トラックとセクタの構成を説明するための図で
ある。
【図4】実施例1で製造した光磁気ディスクに形成され
るプリピットデータのトラック番号が10000〜10
020のデータ例である。
【図5】誤り検出としてCRCコードを用いたときのプ
リピットデータの一例であり、トラック番号が1000
0〜10020のデータ例である。
【図6】実施例1で製造した光磁気ディスクにおいて、
トラック中心位置からの変位に対するデコード正解率を
示すグラフである。
【図7】本発明に従う誤り検出符号の各ビットの構成を
説明するための図である。
【図8】トラックデータとセクタデータの各ビットを選
択して得られる、誤り検出用の符号を生成するためのデ
ータ群の一例である。
【図9】トラックデータとセクタデータの各ビットを選
択して得られる、誤り検出用の符号を生成するためのデ
ータ群の図8とは別の例である。
【図10】固体イマージョンレンズを搭載した浮上型ヘ
ッドを備える記録再生装置の光学系の構成を模式的に示
す図である。
【図11】図10に示す記録再生装置のプリピット信号
を検出する回路の構成を模式的に示した図である。
【図12】本発明の第2の態様に従う情報記録媒体のプ
リピットの構成を模式的に示す図である。
【図13】実施例2において製造した光磁気ディスクの
プリピットデータの一例であり、トラック番号が100
00〜10020のデータ例である。
【図14】ブランクデータを設けないプリピットデータ
の一例であり、トラック番号が10000〜10020
のデータ例である。
【図15】実施例2で製造した光磁気ディスクのトラッ
ク中心位置からの変位に対するデコード正解率を示すグ
ラフである。
【図16】実施例4の記録再生装置の構成を概略的に示
す図である。
【図17】再生時同期パルス生成回路の構成と、情報記
録媒体に形成されている管理情報マーク群の模式図と、
かかるマーク群を磁気ヘッドを用いて再生したときの再
生信号を示す図である。
【図18】記録時同期パルス生成回路の構成と、情報記
録媒体に形成されている管理情報マーク群の模式図と、
かかるマーク群を光ヘッドを用いて再生したときの再生
信号を示す図である。
【図19】光ヘッド及び磁気ヘッドを用いたトラッキン
グ誤差信号の生成について説明するための図である。
【図20】実施例4で作製した情報記録媒体の平面図及
び位置決め領域に形成されている磁気マークパターンを
示す図である。
【図21】実施例4で製造した情報記録媒体の概略断面
図である。
【符号の説明】
1 基板 2 バッファ層 3 反射膜AlTi 4、6 SiN誘電体層 5 光磁気膜 7 保護膜 8 潤滑剤層 13 トラックデータ 14 セクタデータ 15 誤り検出符号 16 ブランクデータ 17 アドレスデータ 18 CRCコード 20 プリピットデータ 100 光磁気ディスク 101 記録膜 102 記録再生ヘッド 103 スライダ 104 記録用磁気コイル 105 再生用磁気ヘッド 110 固体イマージョンレンズ 143 光磁気記録媒体 501 位置決め領域 502 データ記憶領域 505 トラックコード領域 507〜510 サーボパターン 511 情報トラック 515 同期パターン 516 トラックコード開始パターン 517 トラックコード 518 データパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/007 G11B 7/007 7/12 7/12 20/18 532 20/18 532B 570 570G 572 572C 574 574H H03M 13/09 H03M 13/09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックを区分するセクタ内に、当該セ
    クタの番地を示すアドレスデータと当該アドレスデータ
    の誤りを検出するための誤り検出符号とをマークとして
    備える情報記録媒体において、 隣接するトラックにおいて誤り検出符号の符号間距離が
    常に1となるように誤り検出符号を構成したことを特徴
    とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記アドレスデータは、セクタ番号とグ
    レーコード化されたトラック番号とを含み、上記誤り検
    出符号が、セクタ番号とグレーコード化されたトラック
    番号とに基づいて生成される複数のパリティチェックビ
    ットを用いて構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記パリティチェックビットは、グレー
    コードに変換されたトラック番号のビット列及びセクタ
    番号のビット列から複数個のビットを選択することによ
    り生成される複数のデータ群からそれぞれ生成したチェ
    ックビットであることを特徴とする請求項1または2に
    記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 トラックを区分するセクタ内に、セクタ
    の先頭を示すセクタマークと、データの読み込みのタイ
    ミングを調整するためのVFOと、アドレスデータの読
    み出し開始位置を示すアドレスマークと、セクタの番地
    を示すアドレスデータと、当該アドレスデータの誤りを
    検出するためのCRCコードとから構成されるプリフォ
    ーマット信号をマークとして備える情報記録媒体におい
    て、隣接するトラックのCRCコード同士が互いに隣接
    しないように、一方のトラックのCRCコードの直前及
    び他方のトラックのCRCコードの直後にそれぞれブラ
    ンクデータを設けたことを特徴とする情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 上記ブランクデータは、CRCコードと
    ほぼ同じ長さを有することを特徴とする請求項4に記載
    の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 上記アドレスデータは、当該アドレスデ
    ータが属するトラックの位置を表すトラック番号を含
    み、当該トラック番号がグレーコード変換されて記録さ
    れていることを特徴とする請求項4または5に記載の情
    報記録媒体。
  7. 【請求項7】 隣接するトラックにおける一方のトラッ
    クのセクタマーク、VFO、アドレスマーク及びアドレ
    スデータが、他方のトラックのセクタマーク、VFO、
    アドレスマーク及びアドレスデータにそれぞれ隣接して
    いることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記
    載の情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 上記マークが、基板上に形成されたピッ
    ト、磁性膜上に磁化方向に基づいて形成された磁気マー
    ク、相変化材料の結晶質と非晶質の結晶構造の違いに基
    づいて形成されたマーク及び有機色素膜の化学的変化に
    より形成されたマークからなる群から選択されたマーク
    であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に
    記載の情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 固体イマージョンレンズを備えた浮上型
    ヘッドを用いて記録再生されることを特徴とする請求項
    1〜8のいずれか一項に記載の情報記録媒体。
  10. 【請求項10】 NAが0.8以上0.95以下の対物
    レンズを備えた浮上型ヘッドを用いて記録再生されるこ
    とを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の情
    報記録媒体。
  11. 【請求項11】 光及び外部磁界が適用されて情報が記
    録され、磁気抵抗効果素子を備える浮上型ヘッドを用い
    て情報が再生されることを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれか一項に記載の情報記録媒体。
  12. 【請求項12】 トラックの位置を示すトラック番号と
    セクタの位置を示すセクタ番号とを含むアドレス情報の
    誤りを検出するための誤り検出方法において、 上記トラック番号をグレーコードに変換し、グレーコー
    ドに変換されたトラック番号と上記セクタ番号とを分割
    することによって得られる複数のデータ群から、隣接ト
    ラックにおいて符号間距離が1になるように、それぞれ
    パリティチェックビットを生成し、当該パリティチェッ
    クビットを用いてアドレス情報の誤りを検出することを
    特徴とする誤り検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100647831B1 (ko) 2004-03-09 2006-11-23 티아크 가부시키가이샤 광 디스크 장치 및 광 디스크

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