JP2000331077A - 電子印鑑システムおよび印影・押印の本人証明方法 - Google Patents

電子印鑑システムおよび印影・押印の本人証明方法

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JP2000331077A JP13924499A JP13924499A JP2000331077A JP 2000331077 A JP2000331077 A JP 2000331077A JP 13924499 A JP13924499 A JP 13924499A JP 13924499 A JP13924499 A JP 13924499A JP 2000331077 A JP2000331077 A JP 2000331077A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、現在の日本の官庁業務に不可欠な
印影の表示および印影付き文書の印字を同時に可能にす
るとともに、承認者本人が本人の印鑑で押印したことを
電子的に証明する印影の本人証明および押印の本人証明
を実現する電子印鑑システムおよび印影・押印の本人証
明方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 電子印影からメッセージダイジェスト
(MD)を生成する手段と、当該電子印影から生成した
メッセージダイジェスト(MD)を電子透かし技術を用
いて当該電子印影自身に重畳する手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子透かし技術を
利用して本人証明を埋め込む電子印鑑技術に係り、特に
現在の日本の官庁業務に不可欠な印影の表示および印影
付き文書の印字を同時に可能にするとともに、承認者本
人が本人の印鑑で押印したことを電子的に証明する印影
の本人証明および押印の本人証明を実現する電子印鑑シ
ステムおよび印影・押印の本人証明方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを利用したマルチメディア
情報処理技術の進展により、いわゆるディジタル著作物
の保護の重要性が増してきている。ディジタル著作物の
保護のため、著作物の不正利用を防止する手段として、
電子透かしの技術がある(参考文献:日経エレクトロニ
クス「『電子透かし』がマルチメディア時代を守る」,
no.683,1997,2−24,p.99−p.1
24、日経BP社)。
【0003】このようなディジタル画像に著作者や利用
者等の電子透かし情報を埋め込んだり、読み出したりす
るための電子透かしの従来技術としては、例えば、特開
平11−41453号公報(第1従来技術)に記載のも
のがある。すなわち、第1従来技術は、電子透かし情報
を埋め込んだディジタル画像に対して切り貼りによる編
集が行われても、埋め込んだ電子透かし情報を確実にか
つ比較的迅速に読み出すことができるようにすることを
目的とするものであって、ディジタル画像に電子透かし
情報を埋め込む処理およびディジタル画像から電子透か
し情報を読み出す処理を行う電子透かし埋め込み読み出
し処理方法において、ディジタル画像に電子透かし情報
を埋め込む際に、電子透かし情報が埋め込まれていない
原画像を解析し、画像中のオブジェクトを抽出する過程
と、オブジェクトと電子透かし情報を埋め込むブロック
とが、ある規則に従った位置関係となるように、電子透
かし情報を埋め込むブロックの位置を決定する過程と、
ブロックに電子透かし情報を埋め込む過程とを有すると
ともに、ディジタル画像から電子透かし情報を読み出す
際に、電子透かし情報が埋め込まれたディジタル画像の
少なくとも一部を含む画像を解析し、画像中のオブジェ
クトを抽出する過程と、オブジェクトと電子透かし情報
を読み出すブロックとが、ある規則に従った位置関係と
なるように、電子透かし情報を読み出すブロックの位置
を決定する過程と、ブロックから電子透かし情報を読み
出す過程とを有する電子透かし埋め込み読み出し処理方
法である。このような電子透かし埋め込み読み出し処理
方法によれば、電子透かし情報が埋め込まれているディ
ジタル画像に対して切り貼りによる編集が行われても、
埋め込まれた電子透かし情報を特定の位置から確実に読
み出すことができようになる。また、電子透かし情報を
均一な背景などの不必要な部分には埋め込むことなく、
画像として特徴のある実際に著作物としての保護が必要
な部分にだけ埋め込むことができるといった効果が開示
されている。
【0004】また他の従来技術としては、例えば、特許
第2762909号公報(第2従来技術)に記載のもの
がある。すなわち、第2従来技術は、署名者の署名画像
を入力する手段と、署名対象文書を入力する手段と、署
名者の秘密情報を入力する手段と、署名対象文書をハッ
シュ化してハッシュ値を生成する手段と、ハッシュ値を
用いて署名画像を変換する手段と、変換された署名画像
を秘密情報を用いて変換して署名文を生成する手段と、
署名文を出力する手段とを具備し、署名文を入力する手
段と、署名者の公開情報を入力する手段と、署名対象文
書を入力する手段と、公開情報を用いて署名文を変換す
る手段と、署名対象文書をハッシュ化してハッシュ値を
生成する手段と、ハッシュ値を用いて、変換された署名
文をさらに変換して署名画像を生成する手段と、署名画
像を出力する手段とを具備する電子署名装置である。こ
のような電子署名装置によれば、署名者だけが作成で
き、対象文書以外の文書に流用困難で署名検証結果を画
像として確認する電子署名が実現され、検証者は容易に
正当性を確認できる上に、印刷する場合にも有効である
といった効果が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】官庁の決裁業務では、
ある文書が承認されたことを示すために、承認者の印鑑
(紙への押印)が用いられている。最近では、文書の電
子化とグループウェアのワークフロー機能の利用等によ
り、電子的な決裁処理を行うことも可能になっており、
上記従来技術に示したように、承認者の印影(電子印
鑑)を表示できるものもある。しかしながら、上記従来
技術には以下に掲げる問題点があった。まず第1の問題
点は、上記従来技術における電子印鑑が本当にその人
(本人)の印鑑であることを証明する仕組み、すなわ
ち、印影の本人証明技術が無いことである。そして第2
の問題点は、押印をした人が本当にその人(本人)であ
ることを証明する仕組み、すなわち、押印の本人証明技
術が無いことである。
【0006】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、現在の日本の官庁
業務に不可欠な印影の表示および印影付き文書の印字を
同時に可能にするとともに、承認者本人が本人の印鑑で
押印したことを電子的に証明する印影の本人証明および
押印の本人証明を実現する電子印鑑システムおよび印影
・押印の本人証明方法を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
要旨は、現在の日本の官庁業務に不可欠な印影の表示お
よび印影付き文書の印字を同時に可能にするとともに、
承認者本人が本人の印鑑で押印したことを電子的に証明
する印影の本人証明および押印の本人証明を実現する電
子印鑑システムであって、電子印影からメッセージダイ
ジェストを生成する手段と、当該電子印影から生成した
メッセージダイジェストを電子透かし技術を用いて当該
電子印影自身に重畳する手段とを有することを特徴とす
る電子印鑑システムに存する。また請求項2に記載の発
明の要旨は、サーバ側に印影イメージファイルを格納す
る印影ファイル記憶手段と、所定のWebページ記述言
語形式の承認対象文書を格納する承認対象文書記憶手段
と、当該所定のWebページ記述言語形式のスタイル定
義のデータを格納するスタイル定義記憶手段と、印影表
示を実行するための印影表示アプレットを備え、前記サ
ーバと所定通信プロトコルで接続可能なクライアント側
に印影をアプレットで表示するブラウザを備えているこ
とを特徴とする請求項1に記載の電子印鑑システムに存
する。また請求項3に記載の発明の要旨は、サーバ側に
印影イメージファイルを格納する印影ファイル記憶手段
と、XML形式の承認対象文書を格納する承認対象文書
記憶手段と、XML形式のスタイル定義のデータを格納
するスタイル定義記憶手段と、印影表示を実行するため
の印影表示アプレットを備え、前記サーバと所定通信プ
ロトコルで接続可能なクライアント側に印影をアプレッ
トで表示するブラウザを備えていることを特徴とする請
求項1に記載の電子印鑑システムに存する。また請求項
4に記載の発明の要旨は、現在の日本の官庁業務に不可
欠な印影の表示および印影付き文書の印字を同時に可能
にするとともに、承認者本人が本人の印鑑で押印したこ
とを電子的に証明する印影の本人証明および押印の本人
証明を実現する印影・押印の本人証明方法であって、電
子印影からメッセージダイジェストを生成する工程と、
当該電子印影から生成したメッセージダイジェストを電
子透かし技術を用いて当該電子印影自身に重畳する工程
とを有することを特徴とする印影・押印の本人証明方法
に存する。また請求項5に記載の発明の要旨は、サーバ
側に印影イメージファイルを格納する印影ファイル記憶
工程と、所定のWebページ記述言語形式の承認対象文
書を格納する承認対象文書記憶工程と、当該所定のWe
bページ記述言語形式のスタイル定義のデータを格納す
るスタイル定義記憶工程と、アプレットを用いて印影表
示を実行する印影表示工程を備え、前記サーバと所定通
信プロトコルで接続可能なクライアント側に印影をアプ
レットで表示する工程を備えていることを特徴とする請
求項4に記載の印影・押印の本人証明方法に存する。ま
た請求項6に記載の発明の要旨は、サーバ側に印影イメ
ージファイルを格納する印影ファイル記憶工程と、XM
L形式の承認対象文書を格納する承認対象文書記憶工程
と、XML形式のスタイル定義のデータを格納するスタ
イル定義記憶工程と、印影表示を実行するための印影表
示アプレット工程を備え、前記サーバと所定通信プロト
コルで接続可能なクライアント側に印影をアプレットで
表示する工程を備えていることを特徴とする請求項4に
記載の印影・押印の本人証明方法に存する。また請求項
7に記載の発明の要旨は、前記サーバ側で承認者の前記
印影イメージファイルを作成する第1工程と、前記第1
工程で作成した前記印影イメージファイルから改竄防止
用のハッシュ値を生成する第2工程と、前記第2工程で
作成したハッシュ値に対して否認性の保証を行うため
に、自分の秘密鍵で署名を実行する第3工程と、印影自
体の本人証明のために、電子透かし技術により署名を前
記印影イメージファイルに埋め込む第4工程を有するこ
とを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の
印影・押印の本人証明方法に存する。また請求項8に記
載の発明の要旨は、前記サーバ側で前記XML形式の承
認対象文書に印影を埋め込む場合、前記XML形式の承
認対象文書からハッシュ値を前記第2工程で生成し、ハ
ッシュ値の暗号化を前記第3工程で実行し、文書の改竄
防止と文書確認の否認性の保証のために、前記XML形
式の承認対象文書の署名文を前記第4工程で印影自体の
署名部分に埋め込む工程を有することを特徴とする請求
項7に記載の印影・押印の本人証明方法に存する。また
請求項9に記載の発明の要旨は、前記クライアント側
で、前記印影イメージファイルから前記承認対象文書の
前記印影自体の署名部分を抽出・分離し、承認者の公開
鍵で前記メッセージダイジェストを復号化してハッシュ
値を生成する第5工程と、前記承認対象文書から所定の
検証範囲を取り出してハッシュ値を生成する第6工程
と、前記第5工程で抽出したハッシュ値と前記第6工程
で抽出したハッシュ値とを比較する第7工程を有するこ
とを特徴とする請求項4乃至8のいずれか一項に記載の
印影・押印の本人証明方法に存する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に示す各実施の形態の特徴
は、電子印影から生成したメッセージダイジェストを、
電子透かし技術により印影自身に持たせることにある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明
する。
【0009】(第1の実施の形態)まず、図面に基づき
第1の実施の形態を説明する。図5は本発明の第1の実
施の形態にかかる電子印鑑システム100を説明するた
めのシステム構成図である。図5において、12は印影
イメージファイル、16はXML形式の承認対象文書、
18は印影、20は印影自体の署名部分、22は文章の
署名文、50はサーバ、52は印影ファイル記憶手段、
54は承認対象文書記憶手段、56はスタイル定義記憶
手段、58は印影表示アプレット、60はクライアン
ト、70はアプレット、100は電子印鑑システムを示
している。図5を参照すると、本実施の形態の電子印鑑
システム100は、サーバ50側に印影イメージファイ
ル12を格納する印影ファイル記憶手段52と、XML
形式の承認対象文書16(XML文書)を格納する承認
対象文書記憶手段54と、XML形式のスタイル定義の
データを格納するスタイル定義記憶手段56と、印影表
示を実行するためのアプレット(印影表示アプレット5
8)を備え、サーバ50とHTTP(HyperTex
t Transfer Protocol)で接続可能
なクライアント60側は印影をアプレット70で表示す
るブラウザを備えている。
【0010】次に電子印鑑システム100の動作(印影
・押印の本人証明方法)について説明する。図1は通常
行われているメッセージダイジェストの作成プロセスを
説明するための工程図、図2は文書に印影18に埋め込
む処理を説明するための工程図である。図2を参照する
と、まず最初に、発信者側(サーバ50側)でスキャナ
等を利用して承認者の印影イメージファイル12を作成
する。続いて、作成した印影イメージファイル12から
改竄防止用のハッシュ値(メッセージダイジェスト)を
生成する(ステップS12)。通常行われているメッセ
ージダイジェストの作成プロセスを図1に示す。続い
て、ステップS12で作成したハッシュ値に対して否認
性の保証を行うために、自分の秘密鍵で署名(暗号化)
を実行する(ステップS13:デジタル署名処理)。続
いて、印影18自体の本人証明のために、電子透かし技
術により署名を印影イメージファイル12に埋め込む
(ステップS14:印影18自体の本人証明処理)。
【0011】次に、図2、図8を用いて受信者側の処理
について説明する 図8はハッシュ値の比較処理を説明
するための工程図である。一方、受信者側では、図2に
示すように、印影イメージファイル12から印影自体の
署名部分20を抽出・分離するとともに、承認者の公開
鍵で復号化する(ステップS21)。続いて、ステップ
S21で印影自体の署名部分20を分離した後の印影イ
メージファイル12からハッシュ値(メッセージダイジ
ェスト)を生成する(ステップS22)。ステップS2
1で生成したハッシュ値およびステップ22で生成した
ハッシュ値は、図8にも示すように、後述するステップ
S23で文書改竄検知と本人押印を確認するために用い
る。次に、ステップS21で復号化したハッシュ値とス
テップS22で生成したハッシュ値を比較する。もし発
信者側から受信者側への途中で改鼠行為があった場合
(図中「改鼠行為」と表示)、ステップS23で比較し
た2つのハッシュ値は一致せず、改鼠が判明することと
なる(図中「改鼠検出」と表示)。
【0012】図3は印影イメージファイル12からハッ
シュ値を生成して印影自体の署名部分20として埋め込
む処理を説明するための工程図である。図2、3を参照
すると、例えば、発信者側(サーバ50側)で印影18
に印影自体の署名部分20を埋め込む場合、印影18の
印影イメージファイル12からハッシュ値を生成し(ス
テップS12)、ハッシュ値の暗号化を実行し(ステッ
プS13:デジタル署名処理)、文書の改竄防止と文書
確認の否認性の保証のために、印影自体の署名部分20
として埋め込む(ステップS14:印影18自体の本人
証明処理)。
【0013】図4は印影イメージファイル12からハッ
シュ値を生成して印影自体の署名部分20として埋め込
む処理に加えて、XML形式の承認対象文書16(XM
L文書)の署名文22を印影18に埋め込む処理を説明
するための工程図である。印影イメージファイル12か
らハッシュ値を生成して印影自体の署名部分20として
埋め込む処理については、図3と同様であるので、説明
を省略する。図2,4を参照すると、例えば、発信者側
(サーバ50側)でXML形式の承認対象文書16(X
ML文書)の署名文22を印影18に埋め込む場合、X
ML形式の承認対象文書16(XML文書)のハッシュ
生成・検証範囲からハッシュ値を生成し(ステップS1
2’)、ハッシュ値の暗号化を実行し(ステップS1
3’:デジタル署名処理)、文書の改竄防止と文書確認
の否認性の保証のために、XML形式の承認対象文書1
6(XML文書)の署名文22として印影18に埋め込
む(ステップS14’:印影18自体の本人証明処
理)。
【0014】次に、図4、図6及び図7を参照してアプ
レット70(図5参照)の処理の概要を説明する。図6
は図4の印影イメージファイル12からハッシュ値を生
成する処理を説明するための工程図、図7は図4に示す
検証範囲を取り出してハッシュ値を生成する処理を説明
するための工程図である。図4,6を参照すると、受信
者側(クライアント60側)では、まず最初に、印影イ
メージファイル12からXML形式の承認対象文書16
(XML文書)の署名文22を抽出・分離し、承認者の
公開鍵でメッセージダイジェストを復号化してハッシュ
値を生成する(ステップS21’)。なお、この場合、
印影イメージファイル12のどこの部分に署名が格納さ
れているかをアプレット70が知っている必要がある。
後述するが、ステップS21’で生成したハッシュ値お
よびステップ22’で生成したハッシュ値は、後述する
ステップS23’で文書改竄検知と本人押印を確認する
ために用いる。
【0015】続いて、図4,7に示すように、XML形
式の承認対象文書16(XML文書)から検証範囲を取
り出してハッシュ値を生成する(ステップS22’)。
【0016】続いて、ステップS21’で抽出したハッ
シュ値とステップS22’で抽出したハッシュ値と比較
する(ステップS23’)。これにより、本人の印影1
8であること、および押印されている当該印影18が改
竄されていないことが確認できる。
【0017】本実施の形態では、印影イメージ表示を一
般的に<IMG>タグで表示している。以下に、HTM
L(Hyper Text Markup Langu
age)の例を示す。
【0018】<TABLE> <TR> <TD>承認印</TD> </TR> <TR> <TD><IMG SRC=”./Images/st
amp/uemu001.gif”BORDER=0>
</TD> </TR> </TABLE>
【0019】本実施の形態では、印影18をアプレット
70で表示している。承認者の印影18のイメージをア
プレット70で表示し、当該印影18のイメージに対し
て、マウスクリック等のイベントを発生させると、印影
18が持つ印影証明、押印証明の情報が表示される。以
下に、その例を示す。
【0020】<TABLE> <TR> <TD>承認印</TD> </TR> <TR> <TD> <APPLET CODE=”DispInkan.c
lass” WIDTH=40 HEIGHT=60> <PARAM NAME=”image_file_n
ame”? VALUE=”./Images/sta
mp/uemu001.gif”> </APPLET> </TD> </TR> <TABLE>
【0021】以上説明したように第1の実施の形態によ
れば、以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、
官庁業務になじみやすい現用の印影18を用いつつ、ブ
ラウザ上で印影18の本人証明および押印の本人証明を
確認できることである。そして第2の効果は、ネットワ
ークを流れるデータに対して改竄、成りすまし等の不正
行為が行われた場合であっても、このような不正行為が
行われていないということを通信の終点であるブラウザ
上の印影18で視覚的に確認できることである。
【0022】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態を説明する。なお、第1の実施の形態において既に
記述したものと同一の部分については、同一符号を付
し、重複した説明は省略する。本実施の形態では、単に
スキャナで読み取った印影18のイメージをHTMLで
表示して電子印鑑の表示を実行することに代えて、当該
印影イメージに印影18の本人証明や押印の本人証明に
有効な情報を、スキャナで読み取った印影18のイメー
ジに重畳させる点に特徴を有している。なお、印鑑自体
の証明情報を自身に持つという考え方は、印鑑にとどま
らず、写真等の画像、音声情報にも適用可能である(自
分が作成した画像データ、音声データ等)。以上説明し
たように第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0023】なお、本発明が上記各実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態
は適宜変更され得ることは明らかである。また上記構成
部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定され
ず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にす
ることができる。また、各図において、同一構成要素に
は同一符号を付している。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、官
庁業務になじみやすい現用の印影を用いつつ、ブラウザ
上で印影の本人証明および押印の本人証明を確認できる
ことである。そして第2の効果は、ネットワークを流れ
るデータに対して改竄、成りすまし等の不正行為が行わ
れた場合であっても、このような不正行為が行われてい
ないということを通信の終点であるブラウザ上の印影で
視覚的に確認できることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常行われているメッセージダイジェストの作
成プロセスを説明するための工程図である。
【図2】文書に印影に埋め込む処理を説明するための工
程図である。
【図3】印影イメージファイルからハッシュ値を生成し
て印影自体の署名部分として埋め込む処理を説明するた
めの工程図である。
【図4】XML形式の承認対象文書に印影に埋め込む処
理を説明するための工程図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかる電子印鑑シ
ステムを説明するためのシステム構成図である。
【図6】図4の印影イメージファイルからハッシュ値を
生成する処理を説明するための工程図である。
【図7】図4に示す検証範囲を取り出してハッシュ値を
生成する処理を説明するための工程図である。
【図8】ハッシュ値の比較処理を説明するための工程図
である。
【符号の説明】
12…印影イメージファイル 16…XML形式の承認対象文書 18…印影 20…印影自体の署名部分 22…XML形式の承認対象文書の署名文 50…サーバ 52…印影ファイル記憶手段 54…承認対象文書記憶手段 56…スタイル定義記憶手段 58…印影表示アプレット 60…クライアント 70…アプレット 100…電子印鑑システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA05 EE03 EE05 EE09 FF03 FF04 GG10 5B057 CE08 CG07 5C076 AA14 BA06 5J104 AA08 AA14 LA05 NA12 PA09 9A001 CC03 DD15 EE03 HH28 JJ25 JJ26 JJ27 KK61 LL03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在の日本の官庁業務に不可欠な印影の
    表示および印影付き文書の印字を同時に可能にするとと
    もに、承認者本人が本人の印鑑で押印したことを電子的
    に証明する印影の本人証明および押印の本人証明を実現
    する電子印鑑システムであって、 電子印影からメッセージダイジェストを生成する手段
    と、当該電子印影から生成したメッセージダイジェスト
    を電子透かし技術を用いて当該電子印影自身に重畳する
    手段とを有することを特徴とする電子印鑑システム。
  2. 【請求項2】 サーバ側に印影イメージファイルを格納
    する印影ファイル記憶手段と、所定のWebページ記述
    言語形式の承認対象文書を格納する承認対象文書記憶手
    段と、当該所定のWebページ記述言語形式のスタイル
    定義のデータを格納するスタイル定義記憶手段と、印影
    表示を実行するための印影表示アプレットを備え、 前記サーバと所定通信プロトコルで接続可能なクライア
    ント側に印影をアプレットで表示するブラウザを備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載の電子印鑑システ
    ム。
  3. 【請求項3】 サーバ側に印影イメージファイルを格納
    する印影ファイル記憶手段と、XML形式の承認対象文
    書を格納する承認対象文書記憶手段と、XML形式のス
    タイル定義のデータを格納するスタイル定義記憶手段
    と、印影表示を実行するための印影表示アプレットを備
    え、 前記サーバと所定通信プロトコルで接続可能なクライア
    ント側に印影をアプレットで表示するブラウザを備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載の電子印鑑システ
    ム。
  4. 【請求項4】 現在の日本の官庁業務に不可欠な印影の
    表示および印影付き文書の印字を同時に可能にするとと
    もに、承認者本人が本人の印鑑で押印したことを電子的
    に証明する印影の本人証明および押印の本人証明を実現
    する印影・押印の本人証明方法であって、 電子印影からメッセージダイジェストを生成する工程
    と、当該電子印影から生成したメッセージダイジェスト
    を電子透かし技術を用いて当該電子印影自身に重畳する
    工程とを有することを特徴とする印影・押印の本人証明
    方法。
  5. 【請求項5】 サーバ側に印影イメージファイルを格納
    する印影ファイル記憶工程と、所定のWebページ記述
    言語形式の承認対象文書を格納する承認対象文書記憶工
    程と、当該所定のWebページ記述言語形式のスタイル
    定義のデータを格納するスタイル定義記憶工程と、アプ
    レットを用いて印影表示を実行する印影表示工程を備
    え、 前記サーバと所定通信プロトコルで接続可能なクライア
    ント側に印影をアプレットで表示する工程を備えている
    ことを特徴とする請求項4に記載の印影・押印の本人証
    明方法。
  6. 【請求項6】 サーバ側に印影イメージファイルを格納
    する印影ファイル記憶工程と、XML形式の承認対象文
    書を格納する承認対象文書記憶工程と、XML形式のス
    タイル定義のデータを格納するスタイル定義記憶工程
    と、印影表示を実行するための印影表示アプレット工程
    を備え、 前記サーバと所定通信プロトコルで接続可能なクライア
    ント側に印影をアプレットで表示する工程を備えている
    ことを特徴とする請求項4に記載の印影・押印の本人証
    明方法。
  7. 【請求項7】 前記サーバ側で承認者の前記印影イメー
    ジファイルを作成する第1工程と、 前記第1工程で作成した前記印影イメージファイルから
    改竄防止用のハッシュ値を生成する第2工程と、 前記第2工程で作成したハッシュ値に対して否認性の保
    証を行うために、自分の秘密鍵で署名を実行する第3工
    程と、 印影自体の本人証明のために、電子透かし技術により署
    名を前記印影イメージファイルに埋め込む第4工程を有
    することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に
    記載の印影・押印の本人証明方法。
  8. 【請求項8】 前記サーバ側で前記XML形式の承認対
    象文書に印影を埋め込む場合、前記XML形式の承認対
    象文書からハッシュ値を前記第2工程で生成し、ハッシ
    ュ値の暗号化を前記第3工程で実行し、文書の改竄防止
    と文書確認の否認性の保証のために、前記XML形式の
    承認対象文書の署名文を前記第4工程で印影自体の署名
    部分に埋め込む工程を有することを特徴とする請求項7
    に記載の印影・押印の本人証明方法。
  9. 【請求項9】 前記クライアント側で、前記印影イメー
    ジファイルから前記承認対象文書の前記印影自体の署名
    部分を抽出・分離し、承認者の公開鍵で前記メッセージ
    ダイジェストを復号化してハッシュ値を生成する第5工
    程と、 前記承認対象文書から所定の検証範囲を取り出してハッ
    シュ値を生成する第6工程と、 前記第5工程で抽出したハッシュ値と前記第6工程で抽
    出したハッシュ値とを比較する第7工程を有することを
    特徴とする請求項4乃至8のいずれか一項に記載の印影
    ・押印の本人証明方法。
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