JP2000328732A - 連続樋 - Google Patents
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- JP2000328732A JP2000328732A JP11140354A JP14035499A JP2000328732A JP 2000328732 A JP2000328732 A JP 2000328732A JP 11140354 A JP11140354 A JP 11140354A JP 14035499 A JP14035499 A JP 14035499A JP 2000328732 A JP2000328732 A JP 2000328732A
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- gutter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 樋の温度変化による伸縮を吸収できるととも
に、各樋における排水管の数を増やすことなく、雨水の
オーバーフローを確実に防止することができる連続樋を
提供することを目的としている。 【解決手段】 複数の樋11、…が連続した状態に並ん
で配置され、接続部18において、樋11、11の端壁
部14、14が接続されている。水を流通させる通路と
して、管21が、隣り合う端壁部14、14を橋渡しす
るように設けられている。また、隣り合う端壁部14、
14の上部を覆うように、チャンネル状の溝形鋼23が
設けられている。ここで、端壁部14と端壁部14の間
と、それぞれの端壁部14、14の上部の先端と溝形鋼
23のほぼ垂直な内面との間とには、大きな遊びを有す
るように充分な間隔があけられている。
に、各樋における排水管の数を増やすことなく、雨水の
オーバーフローを確実に防止することができる連続樋を
提供することを目的としている。 【解決手段】 複数の樋11、…が連続した状態に並ん
で配置され、接続部18において、樋11、11の端壁
部14、14が接続されている。水を流通させる通路と
して、管21が、隣り合う端壁部14、14を橋渡しす
るように設けられている。また、隣り合う端壁部14、
14の上部を覆うように、チャンネル状の溝形鋼23が
設けられている。ここで、端壁部14と端壁部14の間
と、それぞれの端壁部14、14の上部の先端と溝形鋼
23のほぼ垂直な内面との間とには、大きな遊びを有す
るように充分な間隔があけられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱樋等の樋として
用いられ、かつ、複数の樋を並べて使用する連続樋に関
する。
用いられ、かつ、複数の樋を並べて使用する連続樋に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホール等の大きな建築物の大き
な屋根には、例えば、屋根傾斜方向に直交する方向に沿
って、屋根の一端部から他端部に渡る長尺な箱樋が設け
られている。従来、上記箱樋は、図3に示すように、帯
状の長尺な底部31と、底部31の左右に設けられた側
壁部32と、両端部に設けられた端壁部33、33とか
ら長い箱状に形成されている。
な屋根には、例えば、屋根傾斜方向に直交する方向に沿
って、屋根の一端部から他端部に渡る長尺な箱樋が設け
られている。従来、上記箱樋は、図3に示すように、帯
状の長尺な底部31と、底部31の左右に設けられた側
壁部32と、両端部に設けられた端壁部33、33とか
ら長い箱状に形成されている。
【0003】そして、底部31には、例えば、左右両端
部に排水口34、34が形成され、底部31の排水口3
4、34の部分には、それぞれ排水管35、35が接続
されている。また、底部31の両端部に排水口34、3
4があることから、底部31には、中央が高く、左右両
端部が低くなるように水勾配が設けられている。なお、
排水口34、34を複数設けることにより、一つの排水
口34もしくは排水管35がつまった場合でも、箱樋内
の水を排水することができる。すなわち、一方の排水口
34側からの排水ができなくなった状態においては、一
方の排水口34側の水位が底部31の最も高い中央部よ
り高くなった時点で、底部の中央部を越えて水が他方の
排水口34側に流れ、他方の排水口34から排水される
ことになる。
部に排水口34、34が形成され、底部31の排水口3
4、34の部分には、それぞれ排水管35、35が接続
されている。また、底部31の両端部に排水口34、3
4があることから、底部31には、中央が高く、左右両
端部が低くなるように水勾配が設けられている。なお、
排水口34、34を複数設けることにより、一つの排水
口34もしくは排水管35がつまった場合でも、箱樋内
の水を排水することができる。すなわち、一方の排水口
34側からの排水ができなくなった状態においては、一
方の排水口34側の水位が底部31の最も高い中央部よ
り高くなった時点で、底部の中央部を越えて水が他方の
排水口34側に流れ、他方の排水口34から排水される
ことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大きな屋根
に形成される箱樋は、例えば、薄い鋼板からなるととも
に、その長さが長く、温度変化により伸縮する度合いが
大きいという問題点があった。
に形成される箱樋は、例えば、薄い鋼板からなるととも
に、その長さが長く、温度変化により伸縮する度合いが
大きいという問題点があった。
【0005】また、上記問題点を解消するために、箱樋
を複数の樋に分割して箱樋の長さを短くするとともに、
各分割部分である樋同士の間に間隔をあけ、各樋の端部
をある程度動けるようにしておき、各樋同士の間の部分
で、各樋の伸縮を吸収できるようにすることが考えられ
る。この場合には、少なくとも、各樋毎に一つの排水口
が必要となるが、各樋に排水口が一つしかなければ、一
つの排水口がつまった場合に、その排水口が設けられた
樋において、雨水がオーバーフローする可能性がある。
一方、各樋毎に二つ以上の排水口を形成するものとした
場合には、各樋毎に複数の排水管が必要な煩雑な構成と
なる。従って、このような構成とすると、設計時に排水
管の配置を決めるのに手間がかかるとともに、施工時に
も煩雑な作業が必要となり、箱樋にかかるコストが高く
なる。
を複数の樋に分割して箱樋の長さを短くするとともに、
各分割部分である樋同士の間に間隔をあけ、各樋の端部
をある程度動けるようにしておき、各樋同士の間の部分
で、各樋の伸縮を吸収できるようにすることが考えられ
る。この場合には、少なくとも、各樋毎に一つの排水口
が必要となるが、各樋に排水口が一つしかなければ、一
つの排水口がつまった場合に、その排水口が設けられた
樋において、雨水がオーバーフローする可能性がある。
一方、各樋毎に二つ以上の排水口を形成するものとした
場合には、各樋毎に複数の排水管が必要な煩雑な構成と
なる。従って、このような構成とすると、設計時に排水
管の配置を決めるのに手間がかかるとともに、施工時に
も煩雑な作業が必要となり、箱樋にかかるコストが高く
なる。
【0006】そこで、本発明は、複数の樋に分割するこ
とで温度変化による伸縮を吸収できるとともに、各樋に
おける排水管の数を増やすことなく、雨水のオーバーフ
ローを確実に防止することができる連続樋を提供するこ
とを目的としている。
とで温度変化による伸縮を吸収できるとともに、各樋に
おける排水管の数を増やすことなく、雨水のオーバーフ
ローを確実に防止することができる連続樋を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、連続樋(10)であって、複数
の樋(11)がほぼ連続した状態に並んで配置されると
ともに、隣り合う前記樋同士の間にそれぞれ間隔があけ
られ、かつ、隣り合う前記樋同士の間で互いに水を流通
させる通路(例えば管21)が設けられていることを特
徴としている。
請求項1記載の発明は、連続樋(10)であって、複数
の樋(11)がほぼ連続した状態に並んで配置されると
ともに、隣り合う前記樋同士の間にそれぞれ間隔があけ
られ、かつ、隣り合う前記樋同士の間で互いに水を流通
させる通路(例えば管21)が設けられていることを特
徴としている。
【0008】ここで、水を流通させる通路としては、例
えば、各種金属や樹脂からなる管が挙げられる。また、
管は、剛性を有するものであっても、ホースのように可
撓性や柔軟性を有するものであっても良いし、材質自体
が硬いものであっても、蛇腹状やその他の形状によりフ
レキシブルなものとされたものでも良い。
えば、各種金属や樹脂からなる管が挙げられる。また、
管は、剛性を有するものであっても、ホースのように可
撓性や柔軟性を有するものであっても良いし、材質自体
が硬いものであっても、蛇腹状やその他の形状によりフ
レキシブルなものとされたものでも良い。
【0009】請求項1記載の発明によれば、複数の樋が
ほぼ連続した状態に並んで配置されるとともに、隣り合
う前記樋同士の間にそれぞれ間隔があけられているの
で、温度が上昇して各樋が伸びた場合に、上記間隔の分
だけ各樋が伸びる余裕があり、温度上昇により樋が伸び
た際に、樋が湾曲したりするのを防止することができ
る。すなわち、上記間隔により樋の温度変化による伸縮
を吸収できるので、大きな屋根の一端部から他端部まで
の長い距離に渡って箱樋を設けても、温度変化による不
都合が生じるのを防止することができる。
ほぼ連続した状態に並んで配置されるとともに、隣り合
う前記樋同士の間にそれぞれ間隔があけられているの
で、温度が上昇して各樋が伸びた場合に、上記間隔の分
だけ各樋が伸びる余裕があり、温度上昇により樋が伸び
た際に、樋が湾曲したりするのを防止することができ
る。すなわち、上記間隔により樋の温度変化による伸縮
を吸収できるので、大きな屋根の一端部から他端部まで
の長い距離に渡って箱樋を設けても、温度変化による不
都合が生じるのを防止することができる。
【0010】また、隣り合う前記樋同士の間で互いに水
を流通させる通路が設けられているので、例えば、複数
の樋のうちの一つの樋の排水口、もしくは排水管がつま
った場合に、その排水口もしくは排水管が設けられた樋
の水位が前記通路と同じ高さになった時点で、水が前記
通路を流通して前記樋の隣りの樋に流れて隣りの樋から
排水されることになり、雨水のオーバーフローを確実に
防止することができる。また、上述のように排水口や排
水管がつまっても雨水のオーバーフローを確実に防止で
きるため、前記樋毎に二つ以上の排水口及び排水管を形
成する必要がなくなる。従って、各樋当たりの排水口及
び排水管の数を一つとすることができるので、各樋当た
りに複数の排水口及び排水管を設けた場合に比較して設
計時および施工時における煩雑な手間・作業が不必要と
なり、かつ、低コスト化が図れる。
を流通させる通路が設けられているので、例えば、複数
の樋のうちの一つの樋の排水口、もしくは排水管がつま
った場合に、その排水口もしくは排水管が設けられた樋
の水位が前記通路と同じ高さになった時点で、水が前記
通路を流通して前記樋の隣りの樋に流れて隣りの樋から
排水されることになり、雨水のオーバーフローを確実に
防止することができる。また、上述のように排水口や排
水管がつまっても雨水のオーバーフローを確実に防止で
きるため、前記樋毎に二つ以上の排水口及び排水管を形
成する必要がなくなる。従って、各樋当たりの排水口及
び排水管の数を一つとすることができるので、各樋当た
りに複数の排水口及び排水管を設けた場合に比較して設
計時および施工時における煩雑な手間・作業が不必要と
なり、かつ、低コスト化が図れる。
【0011】請求項2記載の発明は請求項1記載の連続
樋であって、隣り合う前記樋の端部(例えば端壁部1
4)同士が、該端部のある程度の移動を許容する状態で
互いに接続されていることを特徴としている。
樋であって、隣り合う前記樋の端部(例えば端壁部1
4)同士が、該端部のある程度の移動を許容する状態で
互いに接続されていることを特徴としている。
【0012】ここで、樋同士を接続する方法としては、
特に限定されるものではないが、各種のエキスパンショ
ンジョイントを用いることができる。また、例えば、柔
軟性や弾性や可撓性等を有する部材で、樋同士を接続す
るものとしても良いし、大きな遊びを有する状態で樋同
士を接合するものとしても良い。また、樋同士を接続す
る部材が、樋同士の間隔の上部を覆うように設けられる
とともに、前記部材上に降り注いだり、流入したりする
雨水を前記部材により接続された樋に流入させられるよ
うになっていることが好ましい。
特に限定されるものではないが、各種のエキスパンショ
ンジョイントを用いることができる。また、例えば、柔
軟性や弾性や可撓性等を有する部材で、樋同士を接続す
るものとしても良いし、大きな遊びを有する状態で樋同
士を接合するものとしても良い。また、樋同士を接続す
る部材が、樋同士の間隔の上部を覆うように設けられる
とともに、前記部材上に降り注いだり、流入したりする
雨水を前記部材により接続された樋に流入させられるよ
うになっていることが好ましい。
【0013】請求項2記載の発明によれば、隣り合う前
記樋の端部同士が、該端部のある程度の移動を許容する
状態で互いに接続されているので、樋を屋根に固定する
手段の一つとして樋同士を接続するものとしても、前記
樋同士の間の部分で上述のように前記樋それぞれの伸縮
を吸収できる。なお、樋同士を接続する部材が、樋同士
の間隔の上部を覆うように設けられるとともに、前記部
材上に降り注いだり、流入したりする雨水を前記部材に
より接続された樋に流入させられるような構成となって
いれば、前記樋同士の間に雨水が侵入するのを防止する
ことができる。
記樋の端部同士が、該端部のある程度の移動を許容する
状態で互いに接続されているので、樋を屋根に固定する
手段の一つとして樋同士を接続するものとしても、前記
樋同士の間の部分で上述のように前記樋それぞれの伸縮
を吸収できる。なお、樋同士を接続する部材が、樋同士
の間隔の上部を覆うように設けられるとともに、前記部
材上に降り注いだり、流入したりする雨水を前記部材に
より接続された樋に流入させられるような構成となって
いれば、前記樋同士の間に雨水が侵入するのを防止する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る連続樋の実
施の形態例を図1と図2に基づいて説明する。図1は連
続樋を示す概略断面図、図2は隣り合う樋の端部間の要
部断面図である。なお、本発明の実施の形態の連続樋
は、ホール等の大きな建築物の大きな屋根に、屋根傾斜
方向に直交する方向に沿って、屋根の一端部から他端部
に渡るように配置される長尺な箱樋に、本発明を応用し
たものである。
施の形態例を図1と図2に基づいて説明する。図1は連
続樋を示す概略断面図、図2は隣り合う樋の端部間の要
部断面図である。なお、本発明の実施の形態の連続樋
は、ホール等の大きな建築物の大きな屋根に、屋根傾斜
方向に直交する方向に沿って、屋根の一端部から他端部
に渡るように配置される長尺な箱樋に、本発明を応用し
たものである。
【0015】図1及び図2に示すように、この実施の形
態例の連続樋10(箱樋)は、複数の樋11、11…が
ほぼ連続した状態に並んで配置されるとともに、隣り合
う前記樋11、11…同士の間にそれぞれ間隔があけら
れ、かつ、隣り合う前記樋11、11…同士の間で互い
に水を流通させる通路が設けられているものである。
態例の連続樋10(箱樋)は、複数の樋11、11…が
ほぼ連続した状態に並んで配置されるとともに、隣り合
う前記樋11、11…同士の間にそれぞれ間隔があけら
れ、かつ、隣り合う前記樋11、11…同士の間で互い
に水を流通させる通路が設けられているものである。
【0016】すなわち、連続樋10においては、複数の
樋11、11…が一列に並べられた状態となっており、
この一列の複数の樋が、一つの長尺な箱樋として機能す
るようになっている。樋11、11…は、図1に示され
るように、帯状の長尺な底部12、12…と、底部1
2、12…の左右に設けられた側壁部13、13…と、
両端部に設けられた端壁部14、14…とを用いて、上
部が開放されるように、長い箱状に形成されている。さ
らに、底部12、12…には、例えば、排水口15、1
5…が一つずつ設けられ、底部12、12…の排水口1
5、15…の部分には、それぞれ排水管16、16…が
接続されている。ここで、連続樋10の側面側から見て
左側に位置する二つの排水管16、16は、一つの排水
管17に互いに合流し、また、同様に連続樋10の側面
側から見て右側に位置する二つの排水管16、16も、
一つの排水管17に互いに合流している。なお、排水管
16、16を合流させないものとしても良い。そして、
底部12、12…には、排水口15、15…が接続され
ている部分が最も低くなるように水勾配が設けられてい
る。
樋11、11…が一列に並べられた状態となっており、
この一列の複数の樋が、一つの長尺な箱樋として機能す
るようになっている。樋11、11…は、図1に示され
るように、帯状の長尺な底部12、12…と、底部1
2、12…の左右に設けられた側壁部13、13…と、
両端部に設けられた端壁部14、14…とを用いて、上
部が開放されるように、長い箱状に形成されている。さ
らに、底部12、12…には、例えば、排水口15、1
5…が一つずつ設けられ、底部12、12…の排水口1
5、15…の部分には、それぞれ排水管16、16…が
接続されている。ここで、連続樋10の側面側から見て
左側に位置する二つの排水管16、16は、一つの排水
管17に互いに合流し、また、同様に連続樋10の側面
側から見て右側に位置する二つの排水管16、16も、
一つの排水管17に互いに合流している。なお、排水管
16、16を合流させないものとしても良い。そして、
底部12、12…には、排水口15、15…が接続され
ている部分が最も低くなるように水勾配が設けられてい
る。
【0017】四つの樋11、11…を連続して配置した
際の、左右二つずつの隣り合う樋11、11同士の接続
部18、18においては、図2に示されるように、隣り
合う樋11と樋11の間で互いに水を流通させる通路と
して、例えば、管21が、隣り合う端壁部14、14を
橋渡しするように設けられている。なお、中央部で隣り
合う二つの樋11、11同士の接続部19には、管21
が配置されていない。ここで、管21は、接続部18側
の、互いに隣り合う樋11、11のそれぞれの端部の端
壁部14、14を、それぞれ貫通した状態で配置されて
いる。そして、管21が隣り合う樋11、11の内部を
互いに連通した状態となっている。また、管21の高さ
位置は、端壁部14、14の上端より低い位置に配置さ
れており、排水口15や排水管16がつまって樋11内
の雨水の水位が端壁部14の上端の高さに至る前に、雨
水が管21を通って隣りの樋11に流出できるようにな
っている。また、管21は、端壁部14、14と溶接等
により接合されるとともに、接合部22、22にシール
材を用いてシールされている。
際の、左右二つずつの隣り合う樋11、11同士の接続
部18、18においては、図2に示されるように、隣り
合う樋11と樋11の間で互いに水を流通させる通路と
して、例えば、管21が、隣り合う端壁部14、14を
橋渡しするように設けられている。なお、中央部で隣り
合う二つの樋11、11同士の接続部19には、管21
が配置されていない。ここで、管21は、接続部18側
の、互いに隣り合う樋11、11のそれぞれの端部の端
壁部14、14を、それぞれ貫通した状態で配置されて
いる。そして、管21が隣り合う樋11、11の内部を
互いに連通した状態となっている。また、管21の高さ
位置は、端壁部14、14の上端より低い位置に配置さ
れており、排水口15や排水管16がつまって樋11内
の雨水の水位が端壁部14の上端の高さに至る前に、雨
水が管21を通って隣りの樋11に流出できるようにな
っている。また、管21は、端壁部14、14と溶接等
により接合されるとともに、接合部22、22にシール
材を用いてシールされている。
【0018】また、樋11、11同士の前記接続部1
8、18においては、樋11、11同士が管21によっ
て接続されるとともに、隣り合う樋11、11の端壁部
14、14の上端部同士が後述するように接続されてい
る。また、中央部の二つの樋の接続部19においても、
端壁部14、14の上端部同士が後述するように接続さ
れている。図2に示されるように、樋11、11同士の
接続部18(19)に配置された二つのほぼ垂直な端壁
部14、14の上部が、ほぼ水平となるように樋11、
11の内側に向けて折れ曲がっている。そして、隣り合
う端壁部14、14の上部を覆うように、チャンネル状
の溝形鋼23が設けられている。そして、溝型鋼23に
より隣り合う樋11、11のそれぞれの端壁部14が離
れる方向に移動するのが規制されている。ここで、端壁
部14と端壁部14との間と、それぞれの端壁部14、
14の上部の先端と溝形鋼23のほぼ垂直な内面との間
とには、大きな遊びを有するように充分な間隔があけら
れている。従って、この状態で、隣り合う端壁部14、
14同士は、該端壁部14、14の上部の先端が溝型鋼
23の内面に当たるまで、互いに離れるように移動可能
となっているとともに、隣り合う端壁部14、14同士
が当接するまで互いに近づくように移動可能となってい
る。これにより、接続部18(19)において隣り合う
端壁部14、14同士が当接するまで、樋11の温度上
昇による伸びを接続部18で吸収できるとともに、端壁
部14の折り曲げられた上部の先端が溝型鋼23の内面
に当接するまで、樋11の温度降下による縮みを接続部
18(19)で吸収することができる。また、このよう
な接続においては、互いに接続された樋11、11のう
ちの一方の樋11の振動等の動きを他方の樋11に伝達
しないような構造となっており、接続されるそれぞれの
樋11、11の端壁部14、14と溝型鋼23とからな
る接続部分が一種のエキスパンションジョイントとなっ
ている。
8、18においては、樋11、11同士が管21によっ
て接続されるとともに、隣り合う樋11、11の端壁部
14、14の上端部同士が後述するように接続されてい
る。また、中央部の二つの樋の接続部19においても、
端壁部14、14の上端部同士が後述するように接続さ
れている。図2に示されるように、樋11、11同士の
接続部18(19)に配置された二つのほぼ垂直な端壁
部14、14の上部が、ほぼ水平となるように樋11、
11の内側に向けて折れ曲がっている。そして、隣り合
う端壁部14、14の上部を覆うように、チャンネル状
の溝形鋼23が設けられている。そして、溝型鋼23に
より隣り合う樋11、11のそれぞれの端壁部14が離
れる方向に移動するのが規制されている。ここで、端壁
部14と端壁部14との間と、それぞれの端壁部14、
14の上部の先端と溝形鋼23のほぼ垂直な内面との間
とには、大きな遊びを有するように充分な間隔があけら
れている。従って、この状態で、隣り合う端壁部14、
14同士は、該端壁部14、14の上部の先端が溝型鋼
23の内面に当たるまで、互いに離れるように移動可能
となっているとともに、隣り合う端壁部14、14同士
が当接するまで互いに近づくように移動可能となってい
る。これにより、接続部18(19)において隣り合う
端壁部14、14同士が当接するまで、樋11の温度上
昇による伸びを接続部18で吸収できるとともに、端壁
部14の折り曲げられた上部の先端が溝型鋼23の内面
に当接するまで、樋11の温度降下による縮みを接続部
18(19)で吸収することができる。また、このよう
な接続においては、互いに接続された樋11、11のう
ちの一方の樋11の振動等の動きを他方の樋11に伝達
しないような構造となっており、接続されるそれぞれの
樋11、11の端壁部14、14と溝型鋼23とからな
る接続部分が一種のエキスパンションジョイントとなっ
ている。
【0019】なお、管21と端壁部14、14とは、接
合部22、22…において、溶接等により接合されてい
て、固定された状態になっているが、端壁部14、14
の接合部22、22から少し離れた部分は、例えば、端
壁部14、14が鋼材で形成されている場合に、ある程
度の柔軟性を持った状態、すなわち、弾性変形可能な状
態となっている。従って、管21が溶接された部分以外
は、隣り合う前記樋11、11の端壁部14、14が、
お互いにある程度の移動を許容された状態で接続されて
いる。従って、温度上昇により樋11の長さが伸びた場
合に、例えば、端壁部14が弾性変形して、管21との
接合部22を除く部分が互いに近づいた状態となって、
樋11の伸びを吸収し、樋11全体が曲がってしまうよ
うな状態を防止できるようになっている。
合部22、22…において、溶接等により接合されてい
て、固定された状態になっているが、端壁部14、14
の接合部22、22から少し離れた部分は、例えば、端
壁部14、14が鋼材で形成されている場合に、ある程
度の柔軟性を持った状態、すなわち、弾性変形可能な状
態となっている。従って、管21が溶接された部分以外
は、隣り合う前記樋11、11の端壁部14、14が、
お互いにある程度の移動を許容された状態で接続されて
いる。従って、温度上昇により樋11の長さが伸びた場
合に、例えば、端壁部14が弾性変形して、管21との
接合部22を除く部分が互いに近づいた状態となって、
樋11の伸びを吸収し、樋11全体が曲がってしまうよ
うな状態を防止できるようになっている。
【0020】また、管21が接合されているのは、右端
の樋11とその隣りの樋11との接続部18と、左端の
樋11とその隣りの樋11との接続部18とであり、中
央の二つの樋11、11同士の接続部19には、管21
が配置されていない状態となっている。従って、管21
が配置された接続部18において、管21が固定的に接
合されていることにより、樋11の温度変化による伸縮
を吸収しきれなかった場合、極端に言えば、管21で接
合された二つの樋11を一体のものとして考えた場合で
も、中央の接続部19においては、管21が配置されて
いないことにより、上述のように、端壁部14、14同
士が当接するまで、樋11の伸びを吸収することがで
き、かつ、溝型鋼23の内面に端壁部14の折り曲げら
れた上部の先端が当接するまで、樋11の縮みを吸収す
ることができる。すなわち、連続樋10の中央部の樋1
1、11同士の接続部19においては、樋11の接続さ
れる端部が、管21によって移動を規制されることな
く、上述の溝型鋼23を用いた接合部分の遊びの範囲で
移動できるようになっている。
の樋11とその隣りの樋11との接続部18と、左端の
樋11とその隣りの樋11との接続部18とであり、中
央の二つの樋11、11同士の接続部19には、管21
が配置されていない状態となっている。従って、管21
が配置された接続部18において、管21が固定的に接
合されていることにより、樋11の温度変化による伸縮
を吸収しきれなかった場合、極端に言えば、管21で接
合された二つの樋11を一体のものとして考えた場合で
も、中央の接続部19においては、管21が配置されて
いないことにより、上述のように、端壁部14、14同
士が当接するまで、樋11の伸びを吸収することがで
き、かつ、溝型鋼23の内面に端壁部14の折り曲げら
れた上部の先端が当接するまで、樋11の縮みを吸収す
ることができる。すなわち、連続樋10の中央部の樋1
1、11同士の接続部19においては、樋11の接続さ
れる端部が、管21によって移動を規制されることな
く、上述の溝型鋼23を用いた接合部分の遊びの範囲で
移動できるようになっている。
【0021】また、中央部の樋11、11同士の接続部
19において、二つの樋11、11が管21により連通
されていなくとも、四つの樋11、11…は、それぞ
れ、他の一つの樋11と管21により連通された状態と
なっているので、どれか一つの樋11において、排水口
15もしくは排水管16がつまっても、管21を用いて
雨水を隣りの樋11に流せるようになっている。また、
上記溝型鋼23は、樋11、11同士の接続部18、1
9を覆うように配置されており、溝型鋼23の上に流入
もしくは降った雨水は、溝型鋼23の左右の樋11、1
1に流入されるようになっている。従って、溝型鋼23
を配置することにより、樋11、11同士の接続部にお
いて、樋11、11同士の間に間隔をあけるようにして
も、樋11、11同士の間隔に雨水が流入するのを防止
できるようになっている。
19において、二つの樋11、11が管21により連通
されていなくとも、四つの樋11、11…は、それぞ
れ、他の一つの樋11と管21により連通された状態と
なっているので、どれか一つの樋11において、排水口
15もしくは排水管16がつまっても、管21を用いて
雨水を隣りの樋11に流せるようになっている。また、
上記溝型鋼23は、樋11、11同士の接続部18、1
9を覆うように配置されており、溝型鋼23の上に流入
もしくは降った雨水は、溝型鋼23の左右の樋11、1
1に流入されるようになっている。従って、溝型鋼23
を配置することにより、樋11、11同士の接続部にお
いて、樋11、11同士の間に間隔をあけるようにして
も、樋11、11同士の間隔に雨水が流入するのを防止
できるようになっている。
【0022】このように、本発明に係る連続樋10によ
れば、樋11、11…が連続した状態に並んで配置され
るとともに、隣り合う前記樋11、11…の端壁部1
4、14…同士の間にそれぞれ間隔があけられているの
で、温度が上昇して樋11、11…が伸びた場合に、上
記間隔の分だけ樋11、11…が伸びる余裕があり、温
度上昇により樋11、11…が伸びた際に、樋11、1
1…が湾曲したりするのを防止することができる。すな
わち、上記間隔により樋11、11…の温度変化による
伸縮を吸収できるので、大きな屋根の一端部から他端部
までの長い距離に渡って箱樋を設けても、温度変化によ
る不都合が生じるのを防止できる。ここで、管21と端
壁部14、14とは、接合部22、22…において、溶
接等により接合されていて、固定された状態になってい
るが、端壁部14、14の接合部22、22…から少し
離れた部分は、上述のように、ある程度の柔軟性を持っ
た状態になっている。すなわち、隣り合う前記樋11、
11の端壁部14、14が、お互いにある程度の移動を
許容された状態で接続されている。したがって、樋1
1、11を建築物に固定する手段の一つとして樋11、
11同士を接続するものとしても、隣り合う樋11、1
1の間にあけられている間隔によって、樋11、11の
温度変化による伸縮を吸収できる。
れば、樋11、11…が連続した状態に並んで配置され
るとともに、隣り合う前記樋11、11…の端壁部1
4、14…同士の間にそれぞれ間隔があけられているの
で、温度が上昇して樋11、11…が伸びた場合に、上
記間隔の分だけ樋11、11…が伸びる余裕があり、温
度上昇により樋11、11…が伸びた際に、樋11、1
1…が湾曲したりするのを防止することができる。すな
わち、上記間隔により樋11、11…の温度変化による
伸縮を吸収できるので、大きな屋根の一端部から他端部
までの長い距離に渡って箱樋を設けても、温度変化によ
る不都合が生じるのを防止できる。ここで、管21と端
壁部14、14とは、接合部22、22…において、溶
接等により接合されていて、固定された状態になってい
るが、端壁部14、14の接合部22、22…から少し
離れた部分は、上述のように、ある程度の柔軟性を持っ
た状態になっている。すなわち、隣り合う前記樋11、
11の端壁部14、14が、お互いにある程度の移動を
許容された状態で接続されている。したがって、樋1
1、11を建築物に固定する手段の一つとして樋11、
11同士を接続するものとしても、隣り合う樋11、1
1の間にあけられている間隔によって、樋11、11の
温度変化による伸縮を吸収できる。
【0023】また、隣り合う樋11、11…同士の間
に、管21が設けられているので、連続樋10の側面側
から見て、例えば、一番左に位置する排水口15、もし
くは、排水管16がつまった場合に、連続樋10の側面
側から見て一番左に位置する樋11の水位が、連続樋1
0の側面側から見て左から二番目に位置する樋11との
あいだに設けられた管21と同じ高さになった時点で、
水が前記管21を流通して連続樋の側面側から見て左か
ら二番目に位置する樋11に流れて排水されることにな
る。したがって、雨水のオーバーフローを確実に防止す
ることができる。また、上述のように、一つの樋11に
設けられた排水口15や排水管16がつまっても雨水の
オーバーフローを確実に防止できるので、一つの排水口
15および排水管16がつまった場合に雨水のオーバー
フローを防止する目的で樋11、11…毎に二つ以上の
排水口15、15…および排水管16、16…を設ける
必要がなくなる。したがって、樋11、11…それぞれ
の排水口15および排水管16の数を一つとすることが
できるので、樋11、11…それぞれに複数の排水口1
5、15…および排水管16、16…を設けた場合に比
較して設計時および施工時における煩雑な手間・作業が
不必要となり、かつ、低コスト化が図れる。
に、管21が設けられているので、連続樋10の側面側
から見て、例えば、一番左に位置する排水口15、もし
くは、排水管16がつまった場合に、連続樋10の側面
側から見て一番左に位置する樋11の水位が、連続樋1
0の側面側から見て左から二番目に位置する樋11との
あいだに設けられた管21と同じ高さになった時点で、
水が前記管21を流通して連続樋の側面側から見て左か
ら二番目に位置する樋11に流れて排水されることにな
る。したがって、雨水のオーバーフローを確実に防止す
ることができる。また、上述のように、一つの樋11に
設けられた排水口15や排水管16がつまっても雨水の
オーバーフローを確実に防止できるので、一つの排水口
15および排水管16がつまった場合に雨水のオーバー
フローを防止する目的で樋11、11…毎に二つ以上の
排水口15、15…および排水管16、16…を設ける
必要がなくなる。したがって、樋11、11…それぞれ
の排水口15および排水管16の数を一つとすることが
できるので、樋11、11…それぞれに複数の排水口1
5、15…および排水管16、16…を設けた場合に比
較して設計時および施工時における煩雑な手間・作業が
不必要となり、かつ、低コスト化が図れる。
【0024】さらに、樋11、11を接続する溝形鋼2
3が、樋11、11の間隔の上部を覆うように設けられ
るとともに、前記溝形鋼23の上に降り注いだり流入し
たりする雨水を、前記溝形鋼23により接続された樋1
1、11に流入させられるような構成となっていれば、
前記樋11、11同士の間に雨水が侵入するのを防止す
ることができる。
3が、樋11、11の間隔の上部を覆うように設けられ
るとともに、前記溝形鋼23の上に降り注いだり流入し
たりする雨水を、前記溝形鋼23により接続された樋1
1、11に流入させられるような構成となっていれば、
前記樋11、11同士の間に雨水が侵入するのを防止す
ることができる。
【0025】なお、水を流通させる通路として、管21
を例に挙げたが、隣り合う樋11と樋11との間で水を
流通させることができる部材であれば、管21以外のも
のであってもよい。また、管21は、剛性を有するもの
であっても、ホースのように可撓性や柔軟性を有するも
のであっても良いし、管21の材質自体が硬いものであ
っても、蛇腹状やその他の形状によりフレキシブルなも
のとされたものでも良い。このように、管21を変形可
能なものとすれば、樋11の端部の管21との接続もあ
る程度の移動を許容された状態となり、より確実に温度
変化による樋11の伸縮を吸収することができる。
を例に挙げたが、隣り合う樋11と樋11との間で水を
流通させることができる部材であれば、管21以外のも
のであってもよい。また、管21は、剛性を有するもの
であっても、ホースのように可撓性や柔軟性を有するも
のであっても良いし、管21の材質自体が硬いものであ
っても、蛇腹状やその他の形状によりフレキシブルなも
のとされたものでも良い。このように、管21を変形可
能なものとすれば、樋11の端部の管21との接続もあ
る程度の移動を許容された状態となり、より確実に温度
変化による樋11の伸縮を吸収することができる。
【0026】また、樋11、11同士を接続する方法と
しては、特に限定されるものではないが、各種のエキス
パンションジョイントを用いることができる。また、例
えば、柔軟性や弾性や可撓性等を有する部材で、樋1
1、11同士を接続するものとしても良いし、上述の場
合と同様に大きな遊びを有する状態で樋11、11同士
を接続するものとしても良い。また、上述のように樋1
1、11同士を接続する部材が、樋11、11同士の間
隔の上部を覆うように設けられるとともに、前記部材状
に降り注いだり、流入したりする雨水を前記部材により
接続された樋11、11に流入させられるようになって
いることが好ましい。また、図1における接続部19に
おいては、水を流通させる通路が、例えば変形可能な管
ならば、水を流通される通路を設けるものとしても良
い。なお、隣り合う樋11、11…それぞれの間に設け
られた間隔は、温度上昇による樋11の伸びを充分に吸
収できるだけの幅があることが望ましい。
しては、特に限定されるものではないが、各種のエキス
パンションジョイントを用いることができる。また、例
えば、柔軟性や弾性や可撓性等を有する部材で、樋1
1、11同士を接続するものとしても良いし、上述の場
合と同様に大きな遊びを有する状態で樋11、11同士
を接続するものとしても良い。また、上述のように樋1
1、11同士を接続する部材が、樋11、11同士の間
隔の上部を覆うように設けられるとともに、前記部材状
に降り注いだり、流入したりする雨水を前記部材により
接続された樋11、11に流入させられるようになって
いることが好ましい。また、図1における接続部19に
おいては、水を流通させる通路が、例えば変形可能な管
ならば、水を流通される通路を設けるものとしても良
い。なお、隣り合う樋11、11…それぞれの間に設け
られた間隔は、温度上昇による樋11の伸びを充分に吸
収できるだけの幅があることが望ましい。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る連続樋によれ
ば、複数の樋がほぼ連続した状態に並んで配置されると
ともに、隣り合う前記樋同士の間にそれぞれ間隔があけ
られているので、温度上昇により各樋が伸びた場合に、
上記間隔により樋の温度変化による伸縮を吸収できる。
また、隣り合う前記樋同士の間で互いに水を流通させる
通路が設けられているので、上述のように、雨水のオー
バーフローを確実に防止することができる。さらに、こ
の効果により、各樋毎における排水管の数を二つ以上に
増やす必要がなくなるので、設計時および施工時におけ
る煩雑な手間・作業が不必要となり、かつ、低コスト化
が図れる。
ば、複数の樋がほぼ連続した状態に並んで配置されると
ともに、隣り合う前記樋同士の間にそれぞれ間隔があけ
られているので、温度上昇により各樋が伸びた場合に、
上記間隔により樋の温度変化による伸縮を吸収できる。
また、隣り合う前記樋同士の間で互いに水を流通させる
通路が設けられているので、上述のように、雨水のオー
バーフローを確実に防止することができる。さらに、こ
の効果により、各樋毎における排水管の数を二つ以上に
増やす必要がなくなるので、設計時および施工時におけ
る煩雑な手間・作業が不必要となり、かつ、低コスト化
が図れる。
【0028】請求項2記載の発明に係る連続樋によれ
ば、隣り合う前記樋の端部同士が、該端部のある程度の
移動を許容する状態で互いに接続されているので、前記
樋同士の間の部分で前記樋それぞれの伸縮を吸収でき
る。
ば、隣り合う前記樋の端部同士が、該端部のある程度の
移動を許容する状態で互いに接続されているので、前記
樋同士の間の部分で前記樋それぞれの伸縮を吸収でき
る。
【図1】本発明を適用した実施の形態例としての連続樋
の構造を示す概略断面図である。
の構造を示す概略断面図である。
【図2】本発明を適用した実施の形態例としての連続樋
の構造を示すもので、隣り合う樋の端部間の要部断面図
である。
の構造を示すもので、隣り合う樋の端部間の要部断面図
である。
【図3】従来の樋の一例を示した断面図である。
10 連続樋 11 樋 14 端壁部(端部) 18 接続部 19 接続部 21 管(水を流通させる通路)
Claims (2)
- 【請求項1】複数の樋がほぼ連続した状態に並んで配置
されるとともに、 隣り合う前記樋同士の間にそれぞれ間隔があけられ、 かつ、隣り合う前記樋同士の間で互いに水を流通させる
通路が設けられていることを特徴とする連続樋。 - 【請求項2】請求項1記載の連続樋において、 隣り合う前記樋の端部同士が、該端部のある程度の移動
を許容する状態で互いに接続されていることを特徴とす
る連続樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11140354A JP2000328732A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 連続樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11140354A JP2000328732A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 連続樋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000328732A true JP2000328732A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15266885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11140354A Pending JP2000328732A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 連続樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000328732A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002339497A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Bunka Shutter Co Ltd | ルーフ装置 |
-
1999
- 1999-05-20 JP JP11140354A patent/JP2000328732A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002339497A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Bunka Shutter Co Ltd | ルーフ装置 |
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