JP2000327450A - コンクリート打設方法 - Google Patents

コンクリート打設方法

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JP2000327450A
JP2000327450A JP11132003A JP13200399A JP2000327450A JP 2000327450 A JP2000327450 A JP 2000327450A JP 11132003 A JP11132003 A JP 11132003A JP 13200399 A JP13200399 A JP 13200399A JP 2000327450 A JP2000327450 A JP 2000327450A
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concrete
temperature
heat
casting
heat supply
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Kenji Nagura
健二 名倉
Masamitsu Eto
正満 江渡
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/02Selection of the hardening environment
    • C04B40/0263Hardening promoted by a rise in temperature
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/34Non-shrinking or non-cracking materials
    • C04B2111/343Crack resistant materials

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート打設方法において、温度ひび割
れのより確実な制御および防止を行うこと。 【解決手段】 コンクリートに生じる温度ひび割れを制
御してコンクリートを打設する方法であって、コンクリ
ート打設領域にパイプを配管してコンクリートを打設し
これを養生する養生工程を備え、該養生工程は、前記コ
ンクリートの打設による温度上昇後の温度降下時に、前
記パイプに給熱媒体を流通させてコンクリートに熱を供
給し、温度降下を抑制する熱供給工程を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートに生
じる温度ひび割れを制御してコンクリートを打設する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、コンクリートはその硬化
の過程でセメントの水和熱に起因する温度上昇・降下に
よる体積変化が拘束されることにより、温度ひび割れが
発生するおそれがある。このような温度ひび割れはダム
等のマスコンクリートにおいて顕著に生じる可能性があ
る。
【0003】例えば、地下連続壁コンクリートの場合、
図4に示すように、先行エレメント1のコンクリートを
打ち込み後、その間に後行エレメント2のコンクリート
を打ち込んで地下連続壁3を構築するが、後行エレメン
ト2のコンクリート温度降下時の体積変化が先行エレメ
ント1に拘束されることにより、温度ひび割れ4が発生
する。この温度ひび割れ4は、部材を貫通するため、漏
水4aや鉄筋の腐食などの機能性や耐久性に有害な影響
を及ぼす場合が多い。
【0004】この温度ひび割れ発生のメカニズムを詳細
に説明すると、コンクリートは、図5に示すように、上
記のように打ち込み後にセメントの水和反応による発熱
で温度上昇し、水和反応が完了すると温度降下する。こ
の温度変化に伴い、コンクリートの体積は温度上昇時に
膨張し、温度降下時には収縮する。しかし、先行コンク
リート構造体(先行エレメント1)は、すでに水和反応
が完了しているため、このような体積変化は起きない。
よって、後行コンクリート構造体(後行エレメント2)
には、図6に示すように、膨張時に圧縮応力、収縮時に
引張応力が作用し、この引張応力がコンクリートの引張
強度を超えた場合に、温度ひび割れが発生する(図6中
のXの時点でひび割れ発生)。なお、図6において、実
線Aは応力の履歴を示し、二点鎖線Bはコンクリート引
張強度を示している。
【0005】従来、後行コンクリート構造体の温度ひび
割れを制御・防止する対策には種々の方法があるが、そ
のひとつに「パイプクーリング工法」がある。この方法
は、図7に示すように、コンクリート5内部に直径1.
5インチ程度の管6を所定の間隔で配置し、この中に通
水して水和熱と熱交換してコンクリート5の温度上昇を
小さくすることで、体積変化も小さくして温度ひび割れ
を制御するものである。この方法は、例えば、コンクリ
ートダムや長尺吊り橋のアンカレイジの温度ひび割れ対
策等に適用されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法には、以下のような課題が残されている。すな
わち、パイプクーリングの主目的は、コンクリート温度
のピークを下げたり、安定温度(年平均気温)に下げる
ことであるが、コンクリート温度降下時の温度が高い領
域でパイプクーリングを実施すると、温度降下速度が速
すぎて、温度ひび割れを誘発してしまう可能性があるこ
と、コンクリート温度に対して通水温度が低すぎると管
周りを局部的に冷却することにより、温度ひび割れが発
生してしまうこと等の不都合が生じるおそれがあった。
【0007】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、温度ひび割れのより確実な制御および防止を行う
ことができるコンクリート打設方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、以下の構成を採用した。すなわち、請求
項1記載のコンクリート打設方法では、コンクリートに
生じる温度ひび割れを制御してコンクリートを打設する
方法であって、コンクリート打設領域にパイプを配管し
てコンクリートを打設しこれを養生する養生工程を備
え、該養生工程は、前記コンクリートの打設による温度
上昇後の温度降下時に、前記パイプに給熱媒体を流通さ
せてコンクリートに熱を供給し、温度降下を抑制する熱
供給工程を備えている技術が採用される。
【0009】このコンクリート打設方法では、養生工程
が、コンクリートの打設による温度上昇後の温度降下時
に、パイプに給熱媒体を流通させてコンクリートに熱を
供給し、温度降下を抑制する熱供給工程を備えているの
で、給熱媒体からコンクリートに与える熱量を調整する
ことにより、温度降下量が小さくなるように制御でき温
度ひび割れの発生を抑えることができる。
【0010】請求項2記載のコンクリート打設方法で
は、前記熱供給工程は、前記コンクリートの温度を測定
しながら該温度に基づいて前記給熱媒体の温度または流
量の少なくとも一方を調整する技術が採用される。
【0011】このコンクリート打設方法では、熱供給工
程において、コンクリートの温度を測定しながら該温度
に基づいて給熱媒体の温度または流量の少なくとも一方
を調整するので、実測したコンクリートの温度に応じて
熱を供給することにより、温度降下をより高精度に制御
することができる。
【0012】請求項3記載のコンクリート打設方法で
は、前記養生工程は、前記熱供給工程の前にコンクリー
トの打設による温度上昇時に、前記パイプに吸熱媒体を
流通させてコンクリートの熱を吸収させ、温度上昇を抑
制する熱吸収工程を備えている技術が採用される。
【0013】このコンクリート打設方法では、養生工程
が、熱供給工程の前にコンクリートの打設による温度上
昇時に、パイプに吸熱媒体を流通させてコンクリートの
熱を吸収させ、温度上昇を抑制する熱吸収工程を備えて
いるので、コンクリート打設直後の温度上昇を抑えるこ
とができるとともに、熱供給工程において給熱媒体の温
度を低くすることができる。
【0014】請求項4記載のコンクリート打設方法で
は、前記給熱媒体は温水であるとともに、前記吸熱媒体
は冷水である技術が採用される。
【0015】このコンクリート打設方法では、給熱媒体
が温水であるとともに、吸熱媒体が冷水であるので、媒
体として水を採用することにより、安価かつ取扱いが容
易となる。
【0016】請求項5記載のコンクリート打設方法で
は、第1のコンクリート打設領域に第1のコンクリート
を打設しこれを養生する第1の工程と、該第1の工程後
に前記第1のコンクリート打設領域に隣接する第2のコ
ンクリート打設領域に第2のコンクリートを打設しこれ
を養生する第2の工程とを備え、該第2の工程は、請求
項1から3のいずれかに記載のコンクリート打設方法に
より行う技術が採用される。
【0017】このコンクリート打設方法では、第2の工
程が請求項1から3のいずれかに記載のコンクリート打
設方法により行われるので、温度の高い第2のコンクリ
ートから温度の低い状態になっている第1のコンクリー
トへ熱が伝導するとともに、第2のコンクリートにおけ
る温度降下が小さくなり、引張応力による温度ひび割れ
の誘発を抑制することができる。
【0018】請求項6記載のコンクリート打設方法で
は、前記第2の工程は、前記第1のコンクリートと前記
第2のコンクリートとの部材厚が同じときに、第1のコ
ンクリートと第2のコンクリートとが同じ温度になった
時点で前記給熱媒体の流通を停止する技術が採用され
る。
【0019】このコンクリート打設方法では、第2の工
程において、第1のコンクリートと第2のコンクリート
との部材厚が同じときに、第1のコンクリートと第2の
コンクリートとが同じ温度になった時点で給熱媒体の流
通を停止するので、例えば、地下連続壁のように先行コ
ンクリート構造体と後行コンクリート構造体との部材厚
が同一であれば、互いの温度降下(収縮)速度が同じに
なり、体積変化を拘束するものはなくなり、引張応力が
大幅に低減される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンクリート
打設方法の一実施形態を、図1から図3を参照しながら
説明する。図1において、符号10は地下連続壁、11
は先行コンクリート構造体、12は後行コンクリート構
造体、13はパイプである。
【0021】本実施形態のコンクリート打設方法は、図
1に示すように、地下連続壁10の打継ぎ面を介して互
いに隣接して配置された先行コンクリート構造体11と
後行コンクリート構造体12とを有するコンクリート構
造物の打設方法であって、その温度ひび割れの発生を防
止するものである。
【0022】〔先行コンクリートの打設・養生〕まず、
地下連続壁10における先行コンクリート構造体11の
打設領域(第1のコンクリート打設領域)にコンクリー
ト(第1のコンクリート)を打設するとともに養生させ
て先行コンクリート構造体11を形成する。
【0023】〔後行コンクリートの打設〕次に、先行コ
ンクリート構造体11に隣接した後行コンクリート構造
体12の打設領域(第2のコンクリート打設領域)にパ
イプ13を配管し、さらにコンクリート(第2のコンク
リート)を打設する。
【0024】〔後行コンクリートの養生〕 「熱吸収工程」打設直後は、水和熱によりコンクリート
の温度が上昇するが、この間は、パイプ13に冷水(吸
熱媒体)を通水し、冷水によってコンクリートの熱を吸
収して温度上昇を抑制する。すなわち、このようなパイ
プクーリングによって、コンクリートの温度上昇量が小
さくなり、図2に示すように、コンクリートのピーク温
度を低くすることができる。
【0025】また、打設したコンクリートには、温度セ
ンサ(図示略)が設置され、該温度センサでコンクリー
トの温度を逐次測定しながら、該温度に基づいてパイプ
13に通水する冷水の温度または流量の少なくとも一方
を調整するように設定されている。なお、図2におい
て、実線C1は後行コンクリート構造体12の温度履
歴、実線C2は先行コンクリート構造体11の温度履
歴、点線Dは無対策の場合のコンクリート温度履歴を示
している。
【0026】「熱供給工程」水和反応が完了すると、コ
ンクリートの温度が降下するが、温度が降下し始めたと
きにパイプ13への通水を冷水から温水に切り換え、該
温水によりコンクリートに適切な熱量を与えてコンクリ
ートの温度降下を抑制・制御する。すなわち、後行コン
クリート構造体12のみに適切に配置したパイプ13内
に通水(パイプ径、間隔、通水量および通水温度等を適
切に設定)することにより、後行コンクリート構造体1
2の引張応力が温度ひび割れを誘発しないように、パイ
プウォーミングを行って、温度降下を制御(計測管理)
する。なお、温水の温度または流量の少なくとも一方
は、温度センサで測定されたコンクリートの温度に基づ
いて、該温度の変化に追従させるように適宜調整され
る。
【0027】「自然放熱工程」後行コンクリート構造体
12に熱を供給することにより、温度の高い後行コンク
リート構造体12から温度の低い状態になっている先行
コンクリート構造体11へ熱が伝導し、ある時点で先行
コンクリート構造体11と後行コンクリート構造体12
との温度差がなくなる。このとき、パイプ13の温水の
通水を停止し、自然な放熱によって温度降下させる。な
お、地下連続壁10は土中の安定した環境で構築され
る。
【0028】すなわち、本実施形態の地下連続壁10で
は、先行コンクリート構造体11と後行コンクリート構
造体12との部材厚が同一であるので、互いに温度が同
じになった時点で後行コンクリート構造体12への熱供
給を停止しても、温度降下(収縮)速度は同じであるた
め、体積変化を拘束するものはなくなり、図3に示すよ
うに、引張応力が大幅に低減されることから、温度ひび
割れも防止することができる。なお、図3において、実
線Eは本実施形態の場合のコンクリート応力履歴、点線
Fは無対策の場合のコンクリート応力履歴、一点鎖線G
はコンクリート引張強度を示している。
【0029】なお、本発明は、次のような実施形態をも
含むものである。 (1)上記実施形態では、パイプに冷水・温水を通水し
たが、他の吸熱媒体・給熱媒体を用いても構わない。例
えば、媒体として油、冷風や温風等を採用してもよい。 (2)また、先行コンクリート構造体と後行コンクリー
ト構造体との部材厚等が異なり、温度降下速度が異なる
場合には、温水の温度や部材表面の養生のグレードを適
切に制御(計測管理)することにより、引張応力を制御
することができる。
【0030】(3)吸熱工程としてパイプに冷水を通水
してコンクリートの冷却を行ったが、この工程を行わず
に自然な温度上昇をさせても構わない。なお、上述した
ように、温度上昇時にパイプクーリングを行えば、ピー
ク温度を下げることができ、給熱工程における温水の温
度が比較的低くてよいことから、経済的なメリットがあ
る。 (4)上記実施形態では、地下連続壁に適用したが、一
般的な他のマスコンクリートの温度ひび割れ防止にも適
用することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)請求項1記載のコンクリート打設方法によれば、
養生工程が、コンクリートの打設による温度上昇後の温
度降下時に、パイプに給熱媒体を流通させてコンクリー
トに熱を供給し、温度降下を抑制する熱供給工程を備え
ているので、温度ひび割れを誘発しないように温度降下
量を適切に小さく制御することが簡易かつ安価で可能に
なる。したがって、温度ひび割れを確実に制御・防止す
ることができ、温度ひび割れによる漏水や鉄筋の腐食等
を容易に防ぐことができる。
【0032】(2)請求項2記載のコンクリート打設方
法によれば、熱供給工程において、コンクリートの温度
を測定しながら該温度に基づいて給熱媒体の温度または
流量の少なくとも一方を調整するので、実測したコンク
リートの温度に応じて熱を供給することにより、温度降
下をより高精度に制御することができる。
【0033】(3)請求項3記載のコンクリート打設方
法によれば、養生工程が、熱供給工程の前にコンクリー
トの打設による温度上昇時に、パイプに吸熱媒体を流通
させてコンクリートの熱を吸収させ、温度上昇を抑制す
る熱吸収工程を備えているので、コンクリート打設直後
の温度上昇を抑えて、熱供給工程における給熱媒体の温
度を低くすることができ、給熱媒体にかかるコストを低
減することができる。
【0034】(4)請求項4記載のコンクリート打設方
法によれば、給熱媒体が温水であるとともに、吸熱媒体
が冷水であるので、媒体として水を採用することによ
り、取扱いが容易であるとともに、冷水・温水を製造・
供給する装置およびパイプからなる設備だけの簡便な構
成で実現でき、より低コスト化を図ることができる。
【0035】(5)請求項5記載のコンクリート打設方
法によれば、第2の工程が請求項1から3のいずれかに
記載のコンクリート打設方法により行われるので、第2
のコンクリートにおける温度降下が小さくなり、引張応
力による温度ひび割れの誘発を抑制することができる。
【0036】(6)請求項6記載のコンクリート打設方
法によれば、第2の工程において、第1のコンクリート
と第2のコンクリートとの部材厚が同じときに、第1の
コンクリートと第2のコンクリートとが同じ温度になっ
た時点で給熱媒体の流通を停止するので、互いの温度降
下速度が同じになり、体積変化を拘束するものはなくな
り、引張応力が大幅に低減されるとともに温度ひび割れ
も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンクリート打設方法の一実施
形態における地下連続壁を示す概略斜視図である。
【図2】 本発明に係るコンクリート打設方法の一実施
形態における材齢に対するコンクリート温度の履歴を示
すグラフ図である。
【図3】 本発明に係るコンクリート打設方法の一実施
形態における材齢に対するコンクリート引張強度および
コンクリート応力の履歴を示すグラフ図である。
【図4】 本発明に係るコンクリート打設方法の従来例
における地下連続壁を示す概略斜視図である。
【図5】 本発明に係るコンクリート打設方法の従来例
における無対策の場合の材齢に対するコンクリート温度
の履歴を示すグラフ図である。
【図6】 本発明に係るコンクリート打設方法の従来例
における無対策の場合の材齢に対するコンクリート引張
強度およびコンクリート応力の履歴を示すグラフ図であ
る。
【図7】 本発明に係るコンクリート打設方法の従来例
におけるパイプの敷設状況を示す正面図である。
【符号の説明】
10 地下連続壁 11 先行コンクリート構造体 12 後行コンクリート構造体 13 パイプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートに生じる温度ひび割れを制
    御してコンクリートを打設する方法であって、 コンクリート打設領域にパイプを配管してコンクリート
    を打設しこれを養生する養生工程を備え、 該養生工程は、前記コンクリートの打設による温度上昇
    後の温度降下時に、前記パイプに給熱媒体を流通させて
    コンクリートに熱を供給し、温度降下を抑制する熱供給
    工程を備えていることを特徴とするコンクリート打設方
    法。
  2. 【請求項2】 前記熱供給工程は、前記コンクリートの
    温度を測定しながら該温度に基づいて前記給熱媒体の温
    度または流量の少なくとも一方を調整することを特徴と
    する請求項1記載のコンクリート打設方法。
  3. 【請求項3】 前記養生工程は、前記熱供給工程の前に
    前記コンクリートの打設による温度上昇時に、前記パイ
    プに吸熱媒体を流通させてコンクリートの熱を吸収さ
    せ、温度上昇を抑制する熱吸収工程を備えていることを
    特徴とする請求項1または2記載のコンクリート打設方
    法。
  4. 【請求項4】 前記給熱媒体は温水であるとともに、前
    記吸熱媒体は冷水であることを特徴とする請求項3記載
    のコンクリート打設方法。
  5. 【請求項5】 第1のコンクリート打設領域に第1のコ
    ンクリートを打設しこれを養生する第1の工程と、 該第1の工程後に前記第1のコンクリート打設領域に隣
    接する第2のコンクリート打設領域に第2のコンクリー
    トを打設しこれを養生する第2の工程とを備え、 該第2の工程は、請求項1から4のいずれかに記載のコ
    ンクリート打設方法により行うことを特徴とするコンク
    リート打設方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の工程は、前記第1のコンクリ
    ートと前記第2のコンクリートとの部材厚が同じとき
    に、第1のコンクリートと第2のコンクリートとが同じ
    温度になった時点で前記給熱媒体の流通を停止すること
    を特徴とする請求項5記載のコンクリート打設方法。
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Cited By (6)

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