JP2000325251A - シャワーヘッド - Google Patents
シャワーヘッドInfo
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- JP2000325251A JP2000325251A JP2000057761A JP2000057761A JP2000325251A JP 2000325251 A JP2000325251 A JP 2000325251A JP 2000057761 A JP2000057761 A JP 2000057761A JP 2000057761 A JP2000057761 A JP 2000057761A JP 2000325251 A JP2000325251 A JP 2000325251A
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- JP
- Japan
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- holes
- sprinkling
- hole
- water
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、従来にない散水部で空気を混入させ
る構成を示そうとするものである。 【解決手段】複数の穴を持つ一次散水部とその散水部の
穴数と同数でその穴径よりも大きな穴径の穴を持つ二次
散水部の２つの散水部を持ち、この２つの散水部の境界
面に空気が充填されるような空隙を設けることで空気混
入部を形成するようにした。
る構成を示そうとするものである。 【解決手段】複数の穴を持つ一次散水部とその散水部の
穴数と同数でその穴径よりも大きな穴径の穴を持つ二次
散水部の２つの散水部を持ち、この２つの散水部の境界
面に空気が充填されるような空隙を設けることで空気混
入部を形成するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はシャワーヘッドに係
り、特に空気を混入させ使用感を向上させるシャワーヘ
ッドに関する。
り、特に空気を混入させ使用感を向上させるシャワーヘ
ッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、散水部において空気を湯水に混入
するシャワーヘッドはみられないが、類似のものとして
は、実用新案登録番号第２５４８６３５号や特開平９−
１８７３９１号に見られるように、シャワーヘッド本体
内の通水部において、エジェクター効果により空気を吸
い込むものがある。これらの構造は図９に示すようにシ
ャワーヘッド本体１１１内に絞り部１１２と空気吸入口
１１３が設置されるものである。
するシャワーヘッドはみられないが、類似のものとして
は、実用新案登録番号第２５４８６３５号や特開平９−
１８７３９１号に見られるように、シャワーヘッド本体
内の通水部において、エジェクター効果により空気を吸
い込むものがある。これらの構造は図９に示すようにシ
ャワーヘッド本体１１１内に絞り部１１２と空気吸入口
１１３が設置されるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来は見ら
れなかったシャワーヘッドの散水部で空気を混入させる
構成を示したものであり、本発明の目的は、非常に簡易
な構造で制作が容易な、空気混入シャワーヘッドの散水
部で空気が湯水に混入できることを可能にした装置を提
供することにある。
れなかったシャワーヘッドの散水部で空気を混入させる
構成を示したものであり、本発明の目的は、非常に簡易
な構造で制作が容易な、空気混入シャワーヘッドの散水
部で空気が湯水に混入できることを可能にした装置を提
供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この請求項１記載の空気
混入シャワーヘッドの発明は、湯水に空気を混入するた
めの空気混入部を備えたシャワーヘッドにおいて、複数
の穴を持つ一次散水部とその散水部の穴数と同数でその
穴径よりも大きな穴径の穴を持つ二次散水部の２つの散
水部を持ち、この２つの散水部の境界面に空隙を設ける
ことで湯水に空気が混入されるようにしたことである。
混入シャワーヘッドの発明は、湯水に空気を混入するた
めの空気混入部を備えたシャワーヘッドにおいて、複数
の穴を持つ一次散水部とその散水部の穴数と同数でその
穴径よりも大きな穴径の穴を持つ二次散水部の２つの散
水部を持ち、この２つの散水部の境界面に空隙を設ける
ことで湯水に空気が混入されるようにしたことである。
【０００５】この発明では、２つの散水部の境界面で負
圧を形成させ、その境界部に空気を導通させることで空
気を湯水に混入させることが可能となるので、空気混合
部を非常に簡易な構造とすることができる。
圧を形成させ、その境界部に空気を導通させることで空
気を湯水に混入させることが可能となるので、空気混合
部を非常に簡易な構造とすることができる。
【０００６】この請求項２記載の発明は、請求項１記載
の発明において、前記一次散水部の穴もしくはより大き
な穴径の穴を持つ二次散水部の穴に、散水角度を設定す
る構造を持たせたことである。
の発明において、前記一次散水部の穴もしくはより大き
な穴径の穴を持つ二次散水部の穴に、散水角度を設定す
る構造を持たせたことである。
【０００７】この発明では、散水部と散水角度を設定す
る部品を兼用できるので、別途散水角度を設定するため
の部品を必要とせず、非常に簡易な構造とすることがで
きる。また、２つの散水部の角度を調整することで混入
される空気の量を調整することができる。
る部品を兼用できるので、別途散水角度を設定するため
の部品を必要とせず、非常に簡易な構造とすることがで
きる。また、２つの散水部の角度を調整することで混入
される空気の量を調整することができる。
【０００８】この請求項３記載の発明は、請求項1記載
の発明において、散水角度を設定するための構造を、前
記２つの散水部とは別に設けたことである。この発明で
は、前記２つの散水部の穴は互いにすべて平行にできる
ため、散水部の製作を非常に容易にすることができる。
の発明において、散水角度を設定するための構造を、前
記２つの散水部とは別に設けたことである。この発明で
は、前記２つの散水部の穴は互いにすべて平行にできる
ため、散水部の製作を非常に容易にすることができる。
【０００９】この請求項４記載の発明は、請求項１から
３記載の発明において、シャワーヘッド内の圧力を調整
するための圧力調整機構を備えたことである。この発明
では、圧力調整機構を備えているため、構造上散水部の
圧力損失が大きくなる場合や、各家庭において水栓への
給水圧力が高い場合でも、必要以上にシャワーヘッド内
の圧力が上がらず、安全を確保できる。この請求項５記
載の発明は、圧力を調整するための圧力調整機構を弾性
を備えた材料で成形されたパッキンとしたことである。
この発明では、圧力調整機構部がパッキンのため、連結
部の外部への止水性効果も兼ね備えることができ、さら
にある程度の流量まではその通水抵抗に対し、弾性によ
る変形により、圧力損失を低く維持でき、それ以上変形
できないある流量以上からは飛躍的に圧力損失が増加す
るという効果が期待できる。
３記載の発明において、シャワーヘッド内の圧力を調整
するための圧力調整機構を備えたことである。この発明
では、圧力調整機構を備えているため、構造上散水部の
圧力損失が大きくなる場合や、各家庭において水栓への
給水圧力が高い場合でも、必要以上にシャワーヘッド内
の圧力が上がらず、安全を確保できる。この請求項５記
載の発明は、圧力を調整するための圧力調整機構を弾性
を備えた材料で成形されたパッキンとしたことである。
この発明では、圧力調整機構部がパッキンのため、連結
部の外部への止水性効果も兼ね備えることができ、さら
にある程度の流量まではその通水抵抗に対し、弾性によ
る変形により、圧力損失を低く維持でき、それ以上変形
できないある流量以上からは飛躍的に圧力損失が増加す
るという効果が期待できる。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１に本空気混入シャワーヘッド
散水部の断面図を示す。シャワーヘッド１に備えられて
いる散水部２が、複数の穴３を持つ一次散水部４と、一
次散水部４の穴数と同数でその穴径よりも大きな穴径の
穴５を持つ二次散水部６を備え、一次散水部４と二次散
水部６の境界面には外部と連通した空隙７が形成されて
おり、さらに二次散水部６の穴５には適当な角度がつけ
られている構成とする。一次散水部４とシャワーヘッド
本体１１１の間にはパッキン１４が配置され、一次散水
部４、二次散水部６およびパッキン１４はビス１３によ
りシャワーヘッド本体１１１に固定される構成とする。
散水部の断面図を示す。シャワーヘッド１に備えられて
いる散水部２が、複数の穴３を持つ一次散水部４と、一
次散水部４の穴数と同数でその穴径よりも大きな穴径の
穴５を持つ二次散水部６を備え、一次散水部４と二次散
水部６の境界面には外部と連通した空隙７が形成されて
おり、さらに二次散水部６の穴５には適当な角度がつけ
られている構成とする。一次散水部４とシャワーヘッド
本体１１１の間にはパッキン１４が配置され、一次散水
部４、二次散水部６およびパッキン１４はビス１３によ
りシャワーヘッド本体１１１に固定される構成とする。
【００１１】本例では、一次散水部４の穴３は０．５ｍ
ｍから１ｍｍ程度の穴径とし、二次散水部６の穴５は穴
３よりも０．１ｍｍから１ｍｍ程度大きい穴径を備えた
ものとし、空隙７は１ｍｍ程度以下の隙間で構成される
ものとする。または、穴３と穴５の穴径は穴３から吐水
された湯水が穴５内を十分に満たすことができる関係で
あれば任意でよい。または、隙間７は穴３から吐水され
た湯水が穴５内に導通される限りにおいて任意の幅でよ
い。または、一次散水部４と二次散水部６は穴３と穴５
の位置を一致させるための嵌合部８を持つ構成としても
よい。
ｍから１ｍｍ程度の穴径とし、二次散水部６の穴５は穴
３よりも０．１ｍｍから１ｍｍ程度大きい穴径を備えた
ものとし、空隙７は１ｍｍ程度以下の隙間で構成される
ものとする。または、穴３と穴５の穴径は穴３から吐水
された湯水が穴５内を十分に満たすことができる関係で
あれば任意でよい。または、隙間７は穴３から吐水され
た湯水が穴５内に導通される限りにおいて任意の幅でよ
い。または、一次散水部４と二次散水部６は穴３と穴５
の位置を一致させるための嵌合部８を持つ構成としても
よい。
【００１２】または、一次散水部４と二次散水部６は一
体で成形される構成としてもよい。さらに、一次散水板
４の穴３に適当な角度がつけられている構成としてもよ
い。さらに、前記一次散水部４の上流側穴端３ａはテー
パを持つ構成としてもよい。
体で成形される構成としてもよい。さらに、一次散水板
４の穴３に適当な角度がつけられている構成としてもよ
い。さらに、前記一次散水部４の上流側穴端３ａはテー
パを持つ構成としてもよい。
【００１３】さらに、前記二次散水部６の一次散水部４
に向かう面６ａにある穴５の穴端５ａはテーパを持つ構
成としてもよい。
に向かう面６ａにある穴５の穴端５ａはテーパを持つ構
成としてもよい。
【００１４】図１において一次散水部４と二次散水部６
は嵌合部８により、穴３と穴５の位置を一致させるよう
に配置されている。シャワーヘッド本体１１１内を流れ
る湯水は、一次散水部４の穴３にて絞られ流速を増し、
二次散水部６の穴５内へ吐水される。吐水された湯水は
膨張しながら穴５内へ導通され、穴５内を満たしながら
吐水される。そして湯水が穴５内を満たすことにより、
空隙７より空気が巻き込まれる。空気を混入された湯水
は、みかけ上の体積を増加させることで、流速をある程
度維持しながら、穴５に設けられた角度によって、適当
な吐水角度をもって散水される。散水された湯水は、あ
る程度維持された流速による刺激感と空気を混入された
ことによる柔らかさを兼ね備えた散水となる。また、一
次散水部４の穴３の穴径と二次散水部６の穴５の穴径の
差を変えることで空気の巻き込み量を変えることがで
き、さらには穴５の長さを変えることによっても空気の
巻き込み量を変えることができる。
は嵌合部８により、穴３と穴５の位置を一致させるよう
に配置されている。シャワーヘッド本体１１１内を流れ
る湯水は、一次散水部４の穴３にて絞られ流速を増し、
二次散水部６の穴５内へ吐水される。吐水された湯水は
膨張しながら穴５内へ導通され、穴５内を満たしながら
吐水される。そして湯水が穴５内を満たすことにより、
空隙７より空気が巻き込まれる。空気を混入された湯水
は、みかけ上の体積を増加させることで、流速をある程
度維持しながら、穴５に設けられた角度によって、適当
な吐水角度をもって散水される。散水された湯水は、あ
る程度維持された流速による刺激感と空気を混入された
ことによる柔らかさを兼ね備えた散水となる。また、一
次散水部４の穴３の穴径と二次散水部６の穴５の穴径の
差を変えることで空気の巻き込み量を変えることがで
き、さらには穴５の長さを変えることによっても空気の
巻き込み量を変えることができる。
【００１５】さらに、一次散水部４の穴３と二次散水部
６の穴５の角度を調整することで、穴３より吐水された
湯水が穴５へ導通される際の湯水の乱れ具合を調整で
き、空気巻き込み量を調整できる。さらに、一次散水部
４の上流側穴端３ａにテーパを設けることで絞り時の湯
水の流れはより円滑になる。さらに、二次散水部６の一
次散水部４に向かう面６ａ側の穴端５ａにテーパを設け
ることで、一次散水部４の穴３より吐水される水の二次
散水部６の穴５内への導通がより円滑になる。
６の穴５の角度を調整することで、穴３より吐水された
湯水が穴５へ導通される際の湯水の乱れ具合を調整で
き、空気巻き込み量を調整できる。さらに、一次散水部
４の上流側穴端３ａにテーパを設けることで絞り時の湯
水の流れはより円滑になる。さらに、二次散水部６の一
次散水部４に向かう面６ａ側の穴端５ａにテーパを設け
ることで、一次散水部４の穴３より吐水される水の二次
散水部６の穴５内への導通がより円滑になる。
【００１６】図２に本発明の二次散水部が空気導通溝を
持ち、さらに広がりのある散水を実現するための三次散
水部を持った実施例を示す。また、図３は本二次散水部
を一次散水部側から見た正面図である。本例では一次散
水部４と二次散水部６は密着され、前記二次散水部６の
一次散水部４側の面６ａには穴５に連通し、かつ外部と
も連通している溝６ｂが形成され、二次散水部６の下流
側には適当な角度をもった穴９を持つ三次散水部１０が
連接された構成とする。
持ち、さらに広がりのある散水を実現するための三次散
水部を持った実施例を示す。また、図３は本二次散水部
を一次散水部側から見た正面図である。本例では一次散
水部４と二次散水部６は密着され、前記二次散水部６の
一次散水部４側の面６ａには穴５に連通し、かつ外部と
も連通している溝６ｂが形成され、二次散水部６の下流
側には適当な角度をもった穴９を持つ三次散水部１０が
連接された構成とする。
【００１７】図２において、穴３より吐水された湯水は
外部と連通された溝６ｂより空気を巻込みながら穴５に
導通され、さらに三次散水部１０にて適当な吐水角度を
もって散水される。
外部と連通された溝６ｂより空気を巻込みながら穴５に
導通され、さらに三次散水部１０にて適当な吐水角度を
もって散水される。
【００１８】図４に本発明の二次散水部が円筒部を持つ
実施例を示す。また、図５は本実施例の一次散水部４を
二次散水部６側から見た正面図である。本例では二次散
水部６は各穴５を内円とする円筒部１１および各円筒部
１１を連結する連結部１２および外部と連通した空隙７
で構成され、さらに円筒部１１の端１１ａ部には溝１１
ｂが設けられた構成とする。また穴５は二次散水部６内
で適当な角度を付与される構成とする。
実施例を示す。また、図５は本実施例の一次散水部４を
二次散水部６側から見た正面図である。本例では二次散
水部６は各穴５を内円とする円筒部１１および各円筒部
１１を連結する連結部１２および外部と連通した空隙７
で構成され、さらに円筒部１１の端１１ａ部には溝１１
ｂが設けられた構成とする。また穴５は二次散水部６内
で適当な角度を付与される構成とする。
【００１９】さらに穴３の二次散水部６側穴端に、前記
円筒部端１１が勘合するような凹部３ｂを設けた構成と
してもよい。
円筒部端１１が勘合するような凹部３ｂを設けた構成と
してもよい。
【００２０】さらに凹部３ｂに空隙７と連通する空隙３
ｃを設けた構成としてもよい。図４において、一次散水
部４と二次散水部６は円筒部１１と凹部３ｂにより、穴
３と穴５の位置が一致するように連接され、穴３より吐
水された湯水は空隙７および空隙３ｃおよび溝１１ｂの
経路により空気を巻込みながら穴５に導通され、さらに
適当な角度を付与されて散水される。図６に本発明の圧
力調整機構をシャワーホース根元に備えた実施例を示
す。図７は本実施例のシャワーホース根元付近の断面図
の例であり、図８および図９は本実施例で使用する圧力
調整機構の例である。図６および図７において、水栓は
給水管と接続される給水脚２０、カラン・シャワー吐水
を切り替える切替ハンドルや吐水温度を調整する温度調
整ハンドルを備えた水栓本体２１、カラン吐水を行うた
めのスパウト２２、シャワー吐水を行うためのシャワー
通水口２３などから構成される。軟質樹脂で成形された
シャワーホース２５の水栓取付け側にはねじ加工が施さ
れたシャワー連結金具２４およびシャワー連結金具２４
の抜け防止部材２６が取り付けられており、シャワー通
水口２３に施されたねじ部とシャワー連結金具２４のね
じ部が、圧力調整機構としてのパッキン３０を間に挟む
形で取り付けられる構成とする。または、ここで使用さ
れる水栓はシャワー吐水を実現できる水栓であれば任意
のものでよい。または、シャワーホース２５は金属管ま
たは樹脂硬質管であってもよい。図８において、パッキ
ン３０は弾性を備えた材料で成形され、その中央に抜け
防止部材２６の内径よりも小さな穴３１を備えた構成と
する。または、パッキン３０は図９のように穴３１の周
囲にスリット３２を備えた構成としてもよい。または、
パッキン３０は硬質材料で成形されてもよい。図７にお
いて、湯水はシャワー通水口２３、パッキン３０、抜け
防止部材２６、シャワーホース２５の順に通過していく
が、パッキン３０に設けられた穴３１により圧力損失が
発生する。この圧力損失は通過する湯水の流量が少ない
ときは小さいが、流量が多くなるに従い次第に増加す
る。すなわち、流量が多くシャワーヘッド内の圧力が高
くなる場合においては、パッキン３０の圧力損失も大き
くなり、シャワーヘッド内の圧力上昇を鈍らせる効果を
発揮する。さらに、弾性を備えた材料でパッキン３０を
構成することで、シャワーホース連結部の外部への止水
性効果も兼ね備えることができる。さらにある程度の流
量まではその通水抵抗に対し、弾性による変形により通
水部である穴３１が拡大し、圧力損失を低く維持し、そ
れ以上変形できないある流量以上からは飛躍的に圧力損
失が増加するという効果も期待できる。図９のパッキン
３０では穴３１の周囲にスリット３２を設けたので、穴
３１が拡大しやすく、前述の効果がより強く期待でき
る。すなわち、湯水の吐水量が少なくシャワーヘッド内
の圧力が低い時には圧力損失を低くおさえ、シャワーヘ
ッド内の圧力が高く危険になる流量の時には圧力損失を
飛躍的に増加させて、シャワーヘッド内の圧力上昇を防
ぐ圧力調整機構を実現できる。または、本パッキンをシ
ャワーヘッド本体とシャワーホースの連結部に配置し、
かつシャワーホース内の圧力が上がらないようにするた
めの水抜き栓を備える構成としてもよい。または、圧力
調整機構はシャワーホース内の圧力を検知し動作する圧
力調整弁であってもよい。
ｃを設けた構成としてもよい。図４において、一次散水
部４と二次散水部６は円筒部１１と凹部３ｂにより、穴
３と穴５の位置が一致するように連接され、穴３より吐
水された湯水は空隙７および空隙３ｃおよび溝１１ｂの
経路により空気を巻込みながら穴５に導通され、さらに
適当な角度を付与されて散水される。図６に本発明の圧
力調整機構をシャワーホース根元に備えた実施例を示
す。図７は本実施例のシャワーホース根元付近の断面図
の例であり、図８および図９は本実施例で使用する圧力
調整機構の例である。図６および図７において、水栓は
給水管と接続される給水脚２０、カラン・シャワー吐水
を切り替える切替ハンドルや吐水温度を調整する温度調
整ハンドルを備えた水栓本体２１、カラン吐水を行うた
めのスパウト２２、シャワー吐水を行うためのシャワー
通水口２３などから構成される。軟質樹脂で成形された
シャワーホース２５の水栓取付け側にはねじ加工が施さ
れたシャワー連結金具２４およびシャワー連結金具２４
の抜け防止部材２６が取り付けられており、シャワー通
水口２３に施されたねじ部とシャワー連結金具２４のね
じ部が、圧力調整機構としてのパッキン３０を間に挟む
形で取り付けられる構成とする。または、ここで使用さ
れる水栓はシャワー吐水を実現できる水栓であれば任意
のものでよい。または、シャワーホース２５は金属管ま
たは樹脂硬質管であってもよい。図８において、パッキ
ン３０は弾性を備えた材料で成形され、その中央に抜け
防止部材２６の内径よりも小さな穴３１を備えた構成と
する。または、パッキン３０は図９のように穴３１の周
囲にスリット３２を備えた構成としてもよい。または、
パッキン３０は硬質材料で成形されてもよい。図７にお
いて、湯水はシャワー通水口２３、パッキン３０、抜け
防止部材２６、シャワーホース２５の順に通過していく
が、パッキン３０に設けられた穴３１により圧力損失が
発生する。この圧力損失は通過する湯水の流量が少ない
ときは小さいが、流量が多くなるに従い次第に増加す
る。すなわち、流量が多くシャワーヘッド内の圧力が高
くなる場合においては、パッキン３０の圧力損失も大き
くなり、シャワーヘッド内の圧力上昇を鈍らせる効果を
発揮する。さらに、弾性を備えた材料でパッキン３０を
構成することで、シャワーホース連結部の外部への止水
性効果も兼ね備えることができる。さらにある程度の流
量まではその通水抵抗に対し、弾性による変形により通
水部である穴３１が拡大し、圧力損失を低く維持し、そ
れ以上変形できないある流量以上からは飛躍的に圧力損
失が増加するという効果も期待できる。図９のパッキン
３０では穴３１の周囲にスリット３２を設けたので、穴
３１が拡大しやすく、前述の効果がより強く期待でき
る。すなわち、湯水の吐水量が少なくシャワーヘッド内
の圧力が低い時には圧力損失を低くおさえ、シャワーヘ
ッド内の圧力が高く危険になる流量の時には圧力損失を
飛躍的に増加させて、シャワーヘッド内の圧力上昇を防
ぐ圧力調整機構を実現できる。または、本パッキンをシ
ャワーヘッド本体とシャワーホースの連結部に配置し、
かつシャワーホース内の圧力が上がらないようにするた
めの水抜き栓を備える構成としてもよい。または、圧力
調整機構はシャワーホース内の圧力を検知し動作する圧
力調整弁であってもよい。
【００２１】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項１では、２つの散水部の境界面で負圧を形
成させ、その境界部に空気を導通させることで空気を湯
水に混入させることが可能となるので、空気混合部を非
常に簡易な構造とすることができる。
する。請求項１では、２つの散水部の境界面で負圧を形
成させ、その境界部に空気を導通させることで空気を湯
水に混入させることが可能となるので、空気混合部を非
常に簡易な構造とすることができる。
【００２２】請求項２では、散水部と散水角度を設定す
る部品を兼用できるので、別途散水角度を設定するため
の部品を必要とせず、非常に簡易な構造とすることがで
きる。また、２つの散水部の角度を調整することで混入
される空気の量を調整することができる。
る部品を兼用できるので、別途散水角度を設定するため
の部品を必要とせず、非常に簡易な構造とすることがで
きる。また、２つの散水部の角度を調整することで混入
される空気の量を調整することができる。
【００２３】請求項３では、２つの散水部の穴は互いに
すべて平行にできるため、散水部の製作を非常に容易に
することができる。請求項４では、シャワーヘッド内の
圧力を調整するための圧力調整機構を備えているため、
構造上散水部の圧力損失が大きくなる場合や、各家庭に
おいて水栓への給水圧力が高い場合でも、必要以上にシ
ャワーヘッド内の圧力が上がらず、安全を確保できる。
請求項５では、圧力を調整するための圧力調整機構を弾
性を備えた材料で成形されたパッキンとしたので、連結
部の外部への止水性効果も兼ね備えることができ、さら
にある程度の流量まではその通水抵抗に対し、弾性によ
る変形により圧力損失を低く維持でき、それ以上変形で
きないある流量以上からは飛躍的に圧力損失が増加する
という効果が期待できる。
すべて平行にできるため、散水部の製作を非常に容易に
することができる。請求項４では、シャワーヘッド内の
圧力を調整するための圧力調整機構を備えているため、
構造上散水部の圧力損失が大きくなる場合や、各家庭に
おいて水栓への給水圧力が高い場合でも、必要以上にシ
ャワーヘッド内の圧力が上がらず、安全を確保できる。
請求項５では、圧力を調整するための圧力調整機構を弾
性を備えた材料で成形されたパッキンとしたので、連結
部の外部への止水性効果も兼ね備えることができ、さら
にある程度の流量まではその通水抵抗に対し、弾性によ
る変形により圧力損失を低く維持でき、それ以上変形で
きないある流量以上からは飛躍的に圧力損失が増加する
という効果が期待できる。
【図１】本空気混入シャワーヘッドの断面図
【図２】本空気混入シャワーヘッドの三次散水部を備え
た例
た例
【図３】図２における二次散水部の正面図の例
【図４】本空気混入シャワーヘッドの二次散水部が円筒
で構成された例
で構成された例
【図５】図４における一次散水部の正面図の例
【図６】本空気混入シャワーの圧力調整機構を水栓部に
備えた例
備えた例
【図７】図６における圧力調整機構部の断面図の例
【図８】図６におけるパッキンの例
【図９】図６におけるパッキンの例
【図１０】従来技術：通水部においてエジェクター効果
により空気を吸い込む例
により空気を吸い込む例
１ ：シャワーヘッド ２ ：散水部 ３ ：一次散水部穴 ３ａ ：一次散水部上流側穴端 ３ｂ ：一次散水部凹部 ３ｃ ：空隙 ４ ：一次散水部 ５ ：二次散水部穴 ５ａ ：二次散水部穴端 ６ ：二次散水部 ６ａ ：二次散水部面（一次側） ６ｂ ：二次散水部溝 ７ ：空隙 ８ ：嵌合部 ９ ：三次散水部穴 １０ ：三次散水部 １１ ：円筒部 １１ａ ：円筒部端 １１ｂ ：溝 １２ ：連結部 １３ ：ビス １４ ：パッキン ２０ ：給水脚 ２１ ：水栓本体 ２２ ：スパウト ２３ ：シャワー通水口 ２４ ：シャワー連結金具 ２５ ：シャワーホース ２６ ：抜け防止部材 ３０ ：パッキン ３１ ：穴 ３２ ：スリット １１１ ：シャワーヘッド本体 １１２ ：絞り部 １１３ ：空気吸入口
Claims (5)
- 【請求項１】 湯水に空気を混入するための空気混入
部を備えたシャワーヘッドにおいて、複数の穴を持つ一
次散水部とその散水部の穴数と同数でその穴径よりも大
きな穴径の穴を持つ二次散水部の２つの散水部を持ち、
この２つの散水部の境界面に空気が充填されるような空
隙を設けることを特徴とするシャワーヘッド。 - 【請求項２】 前記一次散水部の穴もしくはより大き
な穴径の穴を持つ二次散水部の穴に、散水角度を設定す
る構造を持つことを特徴とする請求項１記載のシャワー
ヘッド。 - 【請求項３】 散水角度を設定するための構造を、前
記２つの散水部とは別に設けたことを特徴とする請求項
１記載のシャワーヘッド。 - 【請求項４】 シャワーヘッド内の圧力を調整するた
めの圧力調整機構を備えたことを特徴とする請求項１か
ら３記載のシャワーヘッド。 - 【請求項５】 圧力を調整するための圧力調整機構を
弾性を備えた材料で成形されたパッキンとしたことを特
徴とする請求項４記載のシャワーヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000057761A JP2000325251A (ja) | 1999-03-18 | 2000-03-02 | シャワーヘッド |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7440699 | 1999-03-18 | ||
| JP11-74406 | 1999-03-18 | ||
| JP2000057761A JP2000325251A (ja) | 1999-03-18 | 2000-03-02 | シャワーヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000325251A true JP2000325251A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=26415551
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000057761A Pending JP2000325251A (ja) | 1999-03-18 | 2000-03-02 | シャワーヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000325251A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2000
- 2000-03-02 JP JP2000057761A patent/JP2000325251A/ja active Pending
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