JP2000324521A - 光パスクロスコネクト装置 - Google Patents

光パスクロスコネクト装置

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JP2000324521A
JP2000324521A JP11127880A JP12788099A JP2000324521A JP 2000324521 A JP2000324521 A JP 2000324521A JP 11127880 A JP11127880 A JP 11127880A JP 12788099 A JP12788099 A JP 12788099A JP 2000324521 A JP2000324521 A JP 2000324521A
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卓二 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は複数(k)本の波長多重されない光信
号の入・出力伝送路を収容して,入力伝送路の信号を指
定された出力伝送路へクロスコネクトしてパスを形成す
るマトリクス型の光スイッチを備えた光パスクロスコネ
クト装置に関し,光クロスコネクトのノードに設ける再
生器の数を減らして,装置の小型化及び低コスト化を実
現できることを目的とする。 【解決手段】光スイッチはその出力側と入力側に入・出
力伝送路とは別にそれぞれ一定の複数個(i,i<k)
の線路を付加した(k+i)×(k+i)の構成とし,
付加された出力側と入力側の各線路の間に前記再生器を
設ける。再生器を使用するパスを形成する時に入力伝送
路から前記再生器へ接続して再生器から所望の出力伝送
路への接続路を形成するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ネットワークを構
築するための光パスクロスコネクト装置に関する。
【0002】情報の高速化,大容量化に伴いネットワー
ク及び伝送システムの広帯域化・大容量化が要求されて
いる。その一実現手段として光技術を用いた光ネットワ
ークの構築が望まれている。そして,光ネットワークを
構築する上で核となるのが光パスクロスコネクト装置で
ある。
【0003】
【従来の技術】図18は光パスクロスコネクトシステム
と光ネットワークの構成例を示す。図中,80は光アン
プ,81は局間の信号伝送を行う局間光伝送路,82は
多数の光伝送路からの入力光と多数の出力光のスイッチ
ングを行う光パスクロスコネクト装置(光XCで表
す),83は局内の信号伝送を行う局内光伝送路,84
は電気信号の形態で多数の入力と出力間のスイッチング
を行う電気クロスコネクト,85は各クロスコネクトの
制御を行うオペレーションシステムである。
【0004】光パスクロスコネクト装置(光XC)82
は複数の入・出力側の局間の光伝送路81を収容し,入
力光伝送路から入ってきた光信号を所望の出力光伝送路
へルーチングする装置である。光パスクロスコネクト装
置(光XC)82の局間伝送路には長距離の場合は光ア
ンプ80が挿入され,局内の光伝送路83を介して他の
通信装置,例えば図18の場合は電気クロスコネクト8
4と接続される。これらの光XC82や,電気クロスコ
ネクト84はオペレーションシステム85により制御さ
れる。
【0005】図19に光クロスコネクトを用いた光ネッ
トワークの構成例を示し,この例では,光パスクロスコ
ネクト装置1〜光パスクロスコネクト装置6の6つの光
パスクロスコネクト装置(光XC)82が,それぞれ局
内光伝送路83と局間光伝送路81と接続されてネット
ワークを構成している。
【0006】光クロスコネクトの構成はできれば光信号
を電気に変換することなく実現できることがハード量を
少なくする点で望ましいが,伝送距離や通過ノード数の
増加に伴い,光アンプで発生する雑音(自然放出光)
や,他チャネルからのクロストークが累積し,光信号波
形の劣化(すなわちエラーレートの劣化)を引き起こす
ことになる。従って信号の劣化を防ぐために信号の再生
器をノード内に配置する必要がある。
【0007】図20は従来の光クロスコネクトシステム
の構成である。図20の(1) は波長多重無しの場合,(2)
は波長多重有りの場合の各構成を示す。波長多重無しの
場合は,光クロスコネクト(光XC)82は局間光伝送
路81または局内光伝送路83から入力される光信号を
所望の出力側の局間光伝送路または局内光伝送路にルー
チングする。光クロスコネクト(光XC)82では時分
割による処理(タイムスロットまたはセル単位での処
理)では無く,空間分割によるスイッチングが行われ
る。これに対し, トラヒックの増加に応じて,多数の信
号の伝送を可能にする波長多重(WDM:Wavelength D
ivision Multiplex)技術が導入され,図20の(2) のよ
うに局間光伝送路81に波長多重光信号が流れることに
なり,光クロスコネクト(光XC)82では波長単位で
のスイッチングが行われる。
【0008】図21は従来の波長多重無しの場合の光ス
イッチの構成であり,図21の(a),(b) において,82
0は光スイッチ(光SW)であり,上記図20の(1) に
示す光クロスコネクト(光XC)82を構成する。光ク
ロスコネクトは波長多重無しで構成する場合は,図21
の(a) の構成により実現できるが, 中継が多くなると雑
音が累積して伝送特性が劣化する。これに対処するため
図21の(b) に示すように光スイッチの出力側に再生器
86を設ける構成が用いられる。但し,再生器86は光
・電気変換により電気信号に変換されて波形が整形され
て再び電気・光変換されて,光信号波形の劣化を防いで
いる。
【0009】図22のA.は提案されている光空間スイ
ッチの構成例(特公平6−66982号公報参照),
B.は大規模光スイッチの一般的な構成例である。
【0010】上記特公平6−66982号公報に記載さ
れた光空間スイッチ(以下,光スイッチという)は,2
入力2出力の光基本スイッチをn×nのマトリクス状に
配置したもので,図22のA.にはn=4の例を示し,
4入力4出力の構成例である。この場合,4つの光信号
入力(Input) I1〜I4が4段のスイッチエレメント
(SE)を経由して4つの光信号出力(Output)O1〜O
4に接続されている。光スイッチを構成するスイッチエ
レメント(SE)は, 4×4=16個で構成され,外部
からの制御信号(図示省略)により2つの状態が選択さ
れ,その中の1つの状態は,左上から右下へまたは左下
から右上へクロス(Cross)方向に接続する状態であり,
他の状態は左上から右上または左下から右下へバー(Ba
r)方向に接続する状態である。この光スイッチにおい
て,入力I1からの信号を出力O2へスイッチングする
場合,初段のSE11,2段目のSE22はクロス接
続,3段目のSE33がバー接続,4段目のSE42が
クロス接続に切替えられる。
【0011】このA.に示す光空間スイッチを使用し
て,各段を複数個設けて複数段により上記図21に示す
ような大規模の入力,出力間の光スイッチを構成するこ
とができる。
【0012】上記図21の場合は,波長多重無しの場合
の光スイッチであるが,波長多重型の光クロスコネクト
には,ノード内で波長を変換しない方式(波長固定型)
と必要に応じて波長を変換する方式(波長変換型)があ
り,それぞれの構成を図23,図24により説明する。
【0013】図23は従来の波長固定型波長多重光クロ
スコネクトの構成例である。図中,87は波長多重の光
信号を各波長別の信号に分波する分波器,88は複数の
異なる波長の光信号を合波する合波器であり,図23の
(a) は再生器無しの場合,(b)は再生器有りの場合であ
る。そして, 図23の(a),(b) に示す光スイッチ(光S
W)820と前後に設けられた分波器87,合波器88
等を含めた構成が上記図20の(2) に示す光クロスコネ
クト(光XC)82に対応する。
【0014】図23の(a) の場合,k個の波長多重(λ
1〜λn)の光信号はk個の分波器87のそれぞれで各
波長に分波され,各波長の信号に対応して設けられたn
個の光スイッチ(光SW)820に入力される。各光ス
イッチ(光SW)820はk×k(入力線がk個と出力
線がk個)の構造を備え,各光スイッチ(光SW)82
0を制御することで,それぞれ入力する信号の波長はそ
のままで所望の出力側にルーチングされ,n個の各光ス
イッチ(光SW)820からのk個の信号はそれぞれ分
離されたk個設けられた合波器88に入力される。
【0015】合波器88はそれぞれ異なる波長のn個の
信号を合波(波長多重)して出力する。図23の(b) の
場合は,(a)の構成に対して各波長に対応して設けられた
光スイッチ(光SW)820のそれぞれk個の出力を再
生器86で再生して合波器88に入力するようにしたも
のである。なお,各光スイッチ(光SW)820毎に設
けられた再生器86の出力波長は各光スイッチ(光S
W)に応じて固定されている。
【0016】図24は従来の波長変換型光クロスコネク
トの構成例を示す。図中,821はnk×nkの光スイ
ッチ(光SW),87,88は上記図23と同様に分波
器,合波器を表し,89は波長変換素子である。図24
の(a) は再生器無しの場合,(b)は再生器有りの場合であ
る。また,図24の(a),(b) に示す構成が上記図20の
(2) に示す光クロスコネクト(光XC)82に対応す
る。
【0017】図24の(a) において,各波長別のk個の
波長多重(λ1〜λn)の光信号はk個の分波器87の
それぞれでλ1〜λnの各波長に分波され,各分波器8
7からの分波出力は,nk×nkの光スイッチ(光S
W)821において,スイッチングされて各方路の出力
に対応して設けられた合波器88へ入力する。この時,
合波器88は同じ波長の信号は合波できないため,光ス
イッチ(光SW)821から同じ出方路に対応して設け
られた合波器88で異なる波長の信号が入力されるよう
に,光の波長を変換する波長変換素子89が必要とな
り,所望の出力伝送路の所望の波長に変換するよう光ス
イッチ(光SW)821を制御する。しかし,従来の技
術では波長変換素子には,信号の再生機能まで備えてい
ない。そのため,図24の(b) に示す構成のように, 波
長変換素子の機能を備えた再生器86を用いるようにし
た。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記した図24の構成
では,(a) に示すように波長変換素子を用いると波形の
再生ができないという欠点がある。これに対応するため
の(b) の構成に示すように再生器を用いると,伝送特性
が良くなる反面,コストが高くなり,装置が大きくなる
等の問題が生じる。また,入力光信号の伝送フォーマッ
ト・速度に依存しない再生器が要求されるため(光ネッ
トワークでは多種多様な伝送フォーマット,速度の信号
を収容するため)技術的に難しいという問題があった。
【0019】光信号をノード内で再生しない場合は,そ
の伝送特性は中継するノード数に比例して劣化する。一
方,中継ノード数はパスを形成する送受信ノードによっ
て異なる。すなわち,図25は上記図19に示す光ネッ
トワーク構成の例について,送受信光クロスコネクト
(光XCで表す)と中継ノード数の関係を示す。この図
25では光XC1〜光XC6のそれぞれを送信側ノード
として,互いに異なる光XC1〜光XC6を受信側ノー
ドとしてパスを形成した時の,各パス経路の中継ノード
数を表し,例えば,光XC1から光XC2へのパスでは
中継ノード数は無い(0)であるのに対し,光XC1か
ら光XC4へのパスでは中継ノード数は2台となる。
【0020】もし,中継ノード数が1台までは再生しな
くとも伝送特性上許容できるとすると,中継ノード数が
2台になるパスに対してだけ中継ノードのどこかで再生
すればよい。上記図25の例に示す各パスの中で,中継
ノード無しのパス数は14個,中継ノード数が1のパス
数は12個で中継ノード数が2のパス数は4個である。
【0021】従来の再生器を用いた図21の(b),図23
の(b),図24の(b) のような構成では再生器を光信号の
全チャンネル分に対して用意している。すなわち,中継
ノード数に関係なく,全チャンネルに対して各ノードで
光信号を再生しており,多数の再生器が必要となりコス
トが高くなっていた。
【0022】本発明は光クロスコネクトのノードに設け
る再生器の数を減らして,装置の小型化及び低コスト化
を実現できる光クロスコネクトを提供することを目的と
する。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために,再生を必要とするパスに対する光信号の
みを再生器に入力することを原理とし,そのための光ク
ロスコネクト(光XC)の構成を実現するものである。
【0024】図1は本発明の波長多重が無い場合の第1
の原理構成を示し,図2は本発明の波長多重が無い場合
の第2の原理構成を示す。図1において,1aはk個の
伝送路の入力端子とk個の伝送路の出力端子及び再生器
からのi個(i<k)の入力端子と再生器へのi個の出
力端子を備えた(k+i)×(k+i)のマトリクス型
の光空間スイッチ(単に,以下単に光スイッチとい
う),2はi個設けられた再生器,3aは入力伝送路,
3bは出力伝送路,4aは光スイッチ1aから再生器2
への入力路,4bは再生器2から光スイッチ1aへ入力
する出力路である。また,図2において,1bはk×k
の光スイッチ,2,3a,3bは図1の同じ符号の各部
と同じであり,5aは1×2(1入力2出力)の分離手
段(スイッチまたは光カプラ),5bは2×1(2入力
1出力)の合成手段(スイッチSWまたは光カプラ),
6aはk×iのスイッチ(SW),6bはi×kのスイ
ッチ(SW)である。
【0025】図1の構成では,k個の入力伝送路3aか
らは同じ波長(例えばλ0 )の信号が入力される。これ
らの入力伝送路3aは通信の利用者から要求されたパス
を形成するために光スイッチ1aのクロスコネクトによ
るスイッチングが行われて出力伝送路3bへ出力され
る。この時,形成されるパスが,何個の中継ノードを経
由するか判別し,伝送特性が劣化する中継ノード数(例
えば,中継ノードが2個以上の場合)に達するパスの場
合は,入力伝送路3aからi個の再生器2の中の空きの
一つの再生器2を選択して,光スイッチ1aからその再
生器2への経路4aに至る第1の経路を形成するようス
イッチングが行われると共に,選択された再生器2から
の再生出力を経路4bから希望する出力伝送路3bへス
イッチングして第2の経路を形成するよう光スイッチ1
aを図示省略された制御部により制御する。これによ
り,k個の入出力の伝送路に対し,k個より少ないi個
の再生器2を設けることにより従来の各伝送路に対して
再生器2を設けるよりコストを低減することができる。
【0026】図2の構成では,k個の入力伝送路3aの
信号はそれぞれ1×2の分離手段5aにおいて2つの線
路30aと31aに分岐し,光スイッチ1bと再生器2
へのk×iのスイッチ6aに入力する。スイッチ6aの
出力は再生器2へ入力し,再生器2の出力はi×kのス
イッチ6bへ入力して,スイッチ6bからのk個の出力
は光スイッチ1bからのk個の出力の対応する位置同士
の2つの信号が2×1の結合手段5bで一方の入力が出
力伝送路3bへ出力される。
【0027】図3は本発明の波長多重時の波長固定型の
第1の原理構成を示し,図4は本発明の波長多重時の波
長固定型の第2の原理構成を示す。図3,図4には上記
図23に示す波長多重の波長固定型のシステムにおける
各分波器87からの複数の波長(λ1 〜λn)の出力から
同じ波長同士のk個の信号が入力される構成の一つが示
されている。
【0028】図3において,1cは(k+m)×(k+
m)の光スイッチ(但し,k>m),2はm個設けられ
た再生器,7aは分波器から同じ波長同士の信号が入力
するm個の線路,7bは光スイッチ1cから異なるk個
の合波器へ出力する同じ波長の信号を発生するk個の線
路,8aは光スイッチ1cから出力されて再生器2へ入
力するm個の線路,8bは再生器2から出力された光ス
イッチ1cへ入力されるm個の線路である。また,図4
において,1dはk×kの光スイッチ,5aは1×2の
分離手段,5bは2×1の合成手段,6cはk×mのス
イッチ,6dはm×kのスイッチ,7a,7bは図3の
同じ符号と同じである。70a,71aは分離手段5a
で分離された2つの信号が発生する線路,70b,71
bは合成手段5bへ入力する信号が発生する線路であ
る。
【0029】図3の構成では,光スイッチ1cにk個の
分波器からは同じ波長同士の信号が線路7aから入力さ
れる。これらの線路7aは通信の利用者から要求された
パスを形成するために光スイッチ1cのクロスコネクト
によるスイッチングが行われて線路7bへ出力される。
この時,形成されるパスが,何個の中継ノードを経由す
るか判別し,伝送特性が劣化する中継ノード数に達する
パスの場合は,線路7aからm個の再生器2の中の空き
の一つの再生器2を選択して,光スイッチ1cからその
再生器2への線路8aに至る第1の経路を形成するよう
スイッチングが行われると共に,選択された再生器2か
らの再生出力を線路8bから合波器(図示省略)の線路
7bへスイッチングして第2の経路を形成するよう光ス
イッチ1cを図示省略された制御部により制御する。こ
れにより,k個の入出力の線路7aに対し,k個より少
ないm個の再生器2を設けることにより従来の各伝送路
に対して再生器2を設けるよりコストを低減することが
できる。
【0030】図4の構成では,k個の同じ波長同士の線
路7aの信号はそれぞれ1×2の分離手段5aにおいて
2つの線路70aと71aに分岐し,光スイッチ1dと
再生器2へのk×mのスイッチ6cに入力する。スイッ
チ6cのm個の出力は再生器2へ入力し,再生器2の出
力はm×kのスイッチ6dへ入力して,スイッチ6dか
らのk個の信号出力の線路71bは光スイッチ1dから
のk個の信号出力の線路70bの対応する位置同士の2
つの信号が2×1の結合手段5bで結合されて一方の入
力が線路7bへ出力される。
【0031】図5は本発明の波長多重時の波長変換型の
第1の原理構成を示し,図6は本発明の波長多重時の波
長変換型の第2の原理構成を示す。図5,図6には上記
図24に示す波長多重の波長変換型のシステムにおける
k個の各分波器87から発生する複数(n個)の波長
(λ1 〜λn)の信号出力の全て,即ち合計n×k個の信
号が入力される構成が示されている。
【0032】図5において,1eは(nk+j)×(n
k+j)の光スイッチ(但し,nk>j),2はj個設
けられた再生器,7aは分波器から全波長の信号が入力
するnk個の線路,7bは光スイッチ1eから全ての合
波器へ出力するnk個の線路,8aは光スイッチ1eか
ら出力されて再生器2へ入力するj個の線路,8bは再
生器2から出力された光スイッチ1eへ入力されるj個
の線路である。また,図6において,2,5a,5b,
7a,7b,70a,70b,71a,71bの各符号
は上記図4の同じ符号の各部と同様であり,1fはnk
×nkの光スイッチ,6eはnk×jのスイッチ,6f
はj×nkのスイッチである。
【0033】図5の構成では,光スイッチ1eにk個の
分波器からそれぞれn個の波長λ1〜λn の信号が発生
して,合計してnk個の信号が各線路7aから入力され
る。これらの線路7aは通信の利用者から要求されたパ
スを形成するために光スイッチ1eのクロスコネクトに
よるスイッチングが行われて線路7bへ出力されるが,
この時形成されるパスが,何個の中継ノードを経由する
か判別し,伝送特性が劣化する中継ノード数に達するパ
スの場合は,線路7aからj個の再生器2の中の空きの
一つの再生器2を選択して,光スイッチ1eからその再
生器2への線路8aに至る第1の経路を形成するようス
イッチングが行われると共に,選択された再生器2から
の再生出力を線路8bから合波器(図示省略)の線路7
bへスイッチングして第2の経路を形成するよう光スイ
ッチ1eを図示省略された制御部により制御する。これ
により,nk個の入出力の線路7aに対し,nk個より
少ないj個の再生器2を設けるだけで従来の各伝送路に
対して再生器2を設けるよりコストを低減することがで
きる。
【0034】図6の構成では,k個の各分波器からのn
個の波長の信号が発生し,合計nk個の全波長分の線路
7aの信号はそれぞれ1×2の分離手段5aにおいて2
つの線路70aと71aに分岐し,光スイッチ1fと再
生器2へのnk×jのスイッチ6eに入力する。スイッ
チ6eのj個の出力は再生器2へ入力し,再生器2の出
力はj×nkのスイッチ6fへ入力して,スイッチ6f
からのnk個の信号出力の線路71bは光スイッチ1f
からのnk個の信号出力の線路70bの対応する位置同
士の2つの信号が2×1の結合手段5bで結合されて一
方の入力が線路7bへ出力される。
【0035】
【発明の実施の形態】図7は波長多重が無い場合の実施
例1の構成を示す。この実施例1の構成は,上記図1に
示す原理構成に対応し,図中,1a,2,3a,3b,
4a,4bの各符号は上記図1の同一符号と同じ各部を
表し,1aは(k+i)×(k+i)の光スイッチ(但
し,i<k),2はi個設けられた再生器,3aは入力
伝送路,3bは出力伝送路,4aは光スイッチ1aから
再生器2への入力路,4bは再生器2から光スイッチ1
aへ入力する出力路である。そして,10aはネットワ
ーク全体の制御を行うオペレーションシステム(図示省
略)からの制御を受けて図7に示すクロスコネクトシス
テムの光スイッチ1aを制御する制御回路,11aは制
御回路10aの制御により光スイッチ1aを駆動してク
ロスコネクトのパスを形成する駆動回路である。
【0036】図8は図7に示す実施例の動作シーケンス
である。利用者からのパス接続の要求を受け取ったネッ
トワークのオペレーションシステムは,要求されたパス
を形成するための判断処理を行って,関連する各クロス
コネクトシステムに対してパス設定信号を送出する。こ
のパス設定信号の中には入力光リンク番号,出力光リン
ク番号,中継ノード数が含まれる。なお,中継ノード数
は再生器で再生されると一旦クリアされる(図8のS
1)。制御回路(図7の10a)でこのパス設定信号を
受信すると,内容を解析して(k+i)×(k+i)の
光スイッチ(図7の1a)の制御ポイントを生成し(図
8のS2),その制御ポイントを制御するための光スイ
ッチ制御信号を発生して駆動回路(図7の11a)に送
出する(図8のS3)。
【0037】駆動回路がこの光スイッチ制御信号を受信
すると(図8のS4),光スイッチ駆動信号を生成して
光スイッチに送出する(同S5)。なお,光スイッチ
は,上記図22のA.に示すような従来の構成を用いる
ことができる。
【0038】図9は波長多重が無い場合の実施例2の構
成を示す。この実施例2の構成は,上記図2に示す原理
構成に対応し,図中,1b,2,3a,3b,5a,5
b,6a,6bの各符号は上記図2の同一符号と同じ各
部を表し,主要な構成要素である1bはk×kの光スイ
ッチ,5aは1×2(1入力2出力)のスイッチ(また
は光カプラ),5bは2×1(2入力1出力)のスイッ
チ(または光カプラ)を表し,その他の説明は省略す
る。また,10bはネットワーク全体の制御を行うオペ
レーションシステム(図示省略)からの制御を受けて図
9に示すクロスコネクトシステムの光スイッチ1b,5
a,5b,6a,6bを制御する制御回路,11bは制
御回路10bの制御により光スイッチ1b,5a,5
b,6a,6bを駆動してクロスコネクトのパスを形成
する駆動回路である。
【0039】図10は図9に示す実施例の動作シーケン
スである。上記図8と同様に,ネットワークのオペレー
ションシステムが利用者からのパス接続の要求を受け取
ると,要求されたパスを形成するための判断処理を行
い,関連する各クロスコネクトシステムに対してパス設
定信号を送出する。このパス設定信号の中には入力光リ
ンク番号,出力光リンク番号,中継ノード数が含まれる
(図10のS1)。なお,中継ノード数は再生器で再生
されると一旦クリアされる。制御回路(図9の10b)
でこのパス設定信号を受信して内容を解析し,k×kの
光スイッチ(図9の1b)の制御ポイントと,k×iの
スイッチ(図9の6a)の制御ポイント及びi×kのス
イッチ(図9の6b)の制御ポイント,更に1×2スイ
ッチ(図9の5a)及び2×1スイッチ(図9の5b)
の制御ポイントを生成し(図10のS2),これらの制
御ポイントを制御するための光スイッチ制御信号を対応
するスイッチの駆動回路(図9の11b)に送出する
(図10のS3)。
【0040】駆動回路はこの光スイッチ制御信号を受信
すると(図10のS4),光スイッチ駆動信号を生成し
て光スイッチ(図9の1b)と各スイッチ(図9の6
a,6b,5a,5b)に送出する(同S5)。なお,
各光スイッチは,上記図22のA.に示すような従来の
光空間スイッチを用いることができる。
【0041】図11は波長多重の場合で波長変換型の実
施例1の構成を示す。この波長変換型の実施例1の構成
は,上記図5に示す原理構成に対応し,波長多重のk個
の伝送路の光信号をそれぞれの分波器で分波してそれぞ
れn個の異なる波長の信号が発生して,合計nk個の信
号が入力され,nk個の信号が出力される。図11中,
1e,2,7a,7b,8a,8bの各符号は上記図5
の同一符号と同じ各部を表し,主要な構成要素である1
eは(nk+j)×(nk+j)の光スイッチで,2は
j個設けられた再生器であり,その他の符号の説明は省
略する。
【0042】また,10eはネットワーク全体の制御を
行うオペレーションシステム(図示省略)からの制御を
受けてクロスコネクトシステムの光スイッチ1eを制御
する制御回路,11eは制御回路10eの制御により光
スイッチ1eを駆動してクロスコネクトのパスを形成す
る駆動回路である。
【0043】図12は図11に示す実施例の動作シーケ
ンスである。上記図8,図10と同様に,ネットワーク
のオペレーションシステムが利用者からのパス接続の要
求を受け取ると,要求されたパスを形成するための判断
処理を行い,関連する各クロスコネクトシステムに対し
てパス設定信号を送出する。このパス設定信号の中には
入力光リンク番号,出力光リンク番号,入力波長値,出
力波長値,中継ノード数が含まれる(図12のS1)。
なお,中継ノード数は再生器で再生されると一旦クリア
される。制御回路(図11の10e)でこのパス設定信
号を受信して内容を解析し,(nk+j)×(nk+
j)の光スイッチ(図11の1e)の制御ポイントを生
成する(図12のS2)。
【0044】更にこの制御ポイントを制御するための光
スイッチ制御信号をスイッチの駆動回路(図11の11
e)に送出する(図12のS3)。駆動回路はこの光ス
イッチ制御信号を受信すると(図12のS4),光スイ
ッチ駆動信号を生成して光スイッチ(図11の1e)に
送出する(同S5)。この図12に示す実施例の光スイ
ッチ1eも,上記図22のA.に示すような従来の光空
間スイッチを用いることができる。
【0045】図13は波長多重の場合で波長変換型の実
施例2の構成を示す。この波長変換型の実施例2の構成
は,上記図6に示す原理構成に対応し,図中,1f,
2,5a,5b,6e,6f,7a,7bの各符号は上
記図6の同一符号と同じ各部を表し,主要な構成要素で
ある1fはnk×nkの光スイッチ,2は再生器,5a
は1×2(1入力2出力)のスイッチ(または光カプ
ラ),5bは2×1(2入力1出力)のスイッチ(また
は光カプラ),6eはnk×jのスイッチ,6fはj×
nkのスイッチを表し,その他の説明は省略する。ま
た,10fはネットワーク全体の制御を行うオペレーシ
ョンシステム(図示省略)からの制御を受けて図13に
示すクロスコネクトシステムの光スイッチ1f,5a,
5b,6e,6fを制御する制御回路,11fは制御回
路10fの制御により光スイッチ1f,5a,5b,6
e,6fを駆動してクロスコネクトのパスを形成する駆
動回路である。
【0046】図14は図13に示す実施例の動作シーケ
ンスである。上記図10,図12と同様に,ネットワー
クのオペレーションシステムが利用者からのパス接続の
要求を受け取ると,要求されたパスを形成するための判
断処理を行い,関連する各クロスコネクトシステムに対
してパス設定信号を送出する。このパス設定信号の中に
は入力光リンク番号,出力光リンク番号,入力波長値,
出力波長値,中継ノード数が含まれる(図14のS
1)。
【0047】なお,中継ノード数は再生器で再生される
と一旦クリアされる。制御回路(図13の10f)でこ
のパス設定信号を受信して内容を解析し,nk×nkの
光スイッチ(図13の1f)の制御ポイント,nk×j
のスイッチ(図13の6e)の制御ポイント,j×nk
のスイッチ(図13の6f)の制御ポイント,1×2の
スイッチ(図13の5a)と2×1のスイッチ(図13
の5b)の制御ポイントを生成し(図14のS2),そ
の制御ポイントを制御するための光スイッチ制御信号を
発生して駆動回路(図13の11f)に送出する(図1
4のS3)。駆動回路がこの光スイッチ制御信号を受信
すると(図14のS4),光スイッチ駆動信号を生成し
て光スイッチに送出する(同S5)。なお,光スイッチ
は,上記図22のA.に示すような従来の構成を用いる
ことができる。
【0048】なお,上記図3,図4に示す波長多重の場
合で波長固定型の原理構成に対応する各実施例の構成と
動作シーケンスについて図示されていないが,波長多重
された信号が発生する伝送路から複数(k個)の分波器
で分波された複数の各波長(λ1 〜λn)の信号の中で,
同じ波長同士のk個の信号が各光スイッチ(図3の1
c,図4の1d)に入力されると,上記図7,図9に示
す構成と同様の構成(制御回路と駆動回路を備える)に
より,それぞれ図8,図10に示す動作シーケンスと同
様に動作する。
【0049】次に本発明による具体的構成における動作
例を示す。図15は本発明の波長多重が無い場合の構成
における動作例であり,図15のA.は上記図1の原理
構成(図7の実施例の構成)に対応する具体例における
動作例であり,各符号は図1及び図7の同じ符号の各部
と同じ要素を表し説明を省略する。但し,この構成で
は,伝送路3a,3bの個数が4個(k=4)の場合
で,光スイッチ1aは4×4(4入力4出力)の構成で
あり,再生器2が2個(i=2)設けられ,再生器2へ
の伝送路4a,4bが2個設けられている。この動作例
では光信号の伝送経路を矢印を付した太線により示さ
れ,光入力の伝送路3aの第1番(最上段)の信号(λ
0(A))は再生器2への2番目の伝送路4aとスイッチン
グされ,再生器2を介して2番目の伝送路4bから光ス
イッチ1aの光出力の4番目の伝送路3bへスイッチン
グされる。
【0050】また,図15のB.は上記図2の原理構成
(図9の実施例の構成)に対応する具体例における動作
例であり,各符号は図2及び図9の同じ符号の各部と同
じ要素を表し,説明を省略する。この場合も,上記図1
5のA.と同様にk=4,i=2の場合に相当し,光ス
イッチ1bは4×4(4入力4出力)の構成を備え,ス
イッチ6aは4×2,スイッチ6bは2×4の例であ
る。
【0051】この動作例でも光信号の伝送経路を矢印を
付した太線により示され,光入力の伝送路3aの第1番
(最上段)の信号(λ0(A))は1×2のスイッチ5aで
スイッチ6aへの伝送路に切替えられ,再生器2を通っ
てスイッチ6bで第4番目(最下段)に切替えられて,
2×1のスイッチ5bを介して第4番目の出力側の伝送
路3bへ出力される。また,光入力の伝送路3aの4番
目は再生器2を必要としない例であり,4×4の光スイ
ッチ1bを通って第1番目(最上段)の出力線へ切替え
られ2×1のスイッチ5bから対応する第1番目の出力
側の伝送路3bへ出力される。
【0052】図16は本発明の波長多重が有る場合の波
長固定型の構成における動作例であり,図16のA.は
上記図3の原理構成に対応する具体例における動作例で
あり,B.は上記図4の原理構成に対応する具体例にお
ける動作例である。
【0053】図16のA.において,各符号は図3の同
じ符号の各部と同じ要素を表し説明を省略する。但し,
この構成では,分波器からの同じ波長(この例ではλ1
とする)同士の線路7aと出力側の線路7bの個数が4
個(k=4)で,再生器2の個数が2(m=2)の場合
で,光スイッチ1cは6×6(6入力6出力)の構成で
あり,再生器2への伝送路8a,8bも2個設けられて
いる。この動作例でも光信号の伝送経路は矢印を付した
太線により示され,波長λ1 の第1番目(最上段)の入
力側の線路7aの信号(λ1 (A))は光スイッチ1cで再
生器2への2番目の伝送路8aへ切替えられ,再生器2
の出力側の伝送路8bから光スイッチ1cへ入力されて
ここで第4番目(最下段)の出力側の線路7bへ出力さ
れる。また,第4番の入力側の線路7aの信号は,再生
器を使用する必要がないため,光スイッチ1cで第1番
目の出力側の線路7aへ出力される。
【0054】図16のB.の場合,各符号は図4の同じ
符号の各部と同じ要素を表し,説明を省略する。但し,
この構成でも,k=4,m=2であり,光スイッチ1d
は4×4であり,スイッチ6cは4×2,スイッチ6d
は2×4の例である。この動作例では,第1番(最上
段)の波長(λ1 )の入力側の線路7aからの信号(λ
1 (A))は1×2のスイッチ5aでスイッチ6c側の伝送
路へ切替えられ,再生器2を通ってスイッチ6dで第4
番目(最下段)に切替えられて,2×1のスイッチ5b
を介して第4番目の出力側の線路7bへ出力される。ま
た,光入力の線路7aの4番目は再生器2を必要としな
い例であり,4×4の光スイッチ1dを通って第1番目
(最上段)の出力線へ切替えられ2×1のスイッチ5b
から対応する第1番目の出力側の伝送路3bへ出力され
る。
【0055】図17は本発明の波長多重が有る場合の波
長変換型の構成における動作例であり,図17のA.は
上記図5の原理構成(図11の実施例の構成)に対応す
る具体例における動作例であり,B.は上記図6の原理
構成(図13の実施例の構成)に対応する具体例におけ
る動作例である。
【0056】図17のA.において,各符号は図5の同
じ符号の各部と同じ要素を表し説明を省略する。但し,
この構成では,分波器が4個(k=4),波長がλ1 〜
λ3の3個(n=3),再生器が6個(j=6)の場合
で,光スイッチ1eは18×18(18=nk+j)の
構成である。この動作例でも光信号の伝送経路は矢印を
付した太線により示され,第1番目(最上段)の入力側
の線路7aの波長λ1の信号の(λ1 (A))は光スイッチ
1eで再生器2への2番目の伝送路8aへ切替えられ,
再生器2において再生と波長変換により波長λ0 に変換
されて伝送路8bから光スイッチ1eへ入力されてここ
で第4番目(最下段)の出力側の線路7bへ波長λ0(A)
として出力される。また,第4番の入力側の線路7aの
波長λ1の信号の(λ1 (B))信号は,再生器を使用する
必要がないため,光スイッチ1eで第1番目の出力側の
線路7aへ出力される。
【0057】図17のB.の場合,各符号は図6の同じ
符号の各部と同じ要素を表し,説明を省略する。但し,
この構成でも,k=4(分波器の個数),n=3(波長
の個数),j=6(再生器の個数)で,光スイッチ1f
は12×12であり,スイッチ6aは12×6,スイッ
チ6bは6×12の例である。この動作例では,第1番
(最上段)の波長λ1 の入力側の線路7aからの信号
(λ1 (A))は1×2のスイッチ5aでスイッチ6a側の
伝送路へ切替えられ,スイッチ6aで最上段の再生器2
へ切替えられ,再生器2で再生と波長変換が行われて,
波長λ0(A)となってスイッチ6bへ入力され,ここで第
4番目(最下段)に切替えられて,2×1のスイッチ5
bを介して第12番目の出力側の線路7bへ出力され
る。また,光入力の波長λ3 の入力側の12番目の線路
7aからの信号(λ3 (B))は再生器2を必要としない例
であり,12×12の光スイッチ1fを通って第1番目
(最上段)の出力側の伝送路へ切替えられ2×1のスイ
ッチ5bから対応する第1番目の出力側の伝送路3bへ
出力される。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば,光ネットワークを構築
するための光パスクロスコネクト装置において再生を必
要とするパスに対してのみ再生器に光信号を入力できる
構成を実現することができ,全チャネル分の再生器を各
クロスコネクトノードに用意する必要が無く,装置の小
型化・低コスト化を可能とすることができ,光伝送シス
テムの性能向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波長多重が無い場合の第1の原理構成
を示す図である。
【図2】本発明の波長多重が無い場合の第2の原理構成
を示す図である。
【図3】本発明の波長多重時の波長固定型の第1の原理
構成を示す図である。
【図4】本発明の波長多重時の波長固定型の第2の原理
構成を示す図である。
【図5】本発明の波長多重時の波長変換型の第1の原理
構成を示す図である。
【図6】本発明の波長多重時の波長変換型の第2の原理
構成を示す図である。
【図7】波長多重が無い場合の実施例1の構成を示す図
である。
【図8】図7に示す実施例の動作シーケンスを示す図で
ある。
【図9】波長多重が無い場合の実施例2の構成を示す図
である。
【図10】図9に示す実施例の動作シーケンスを示す図
である。
【図11】波長多重の場合で波長変換型の実施例1の構
成を示す図である。
【図12】図11に示す実施例の動作シーケンスを示す
図である。
【図13】波長多重の場合で波長変換型の実施例2の構
成を示す図である。
【図14】図13に示す実施例の動作シーケンスを示す
図である。
【図15】本発明の波長多重が無い場合の構成における
動作例を示す図である。
【図16】本発明の波長多重が有る場合の波長固定型の
構成における動作例を示す図である。
【図17】本発明の波長多重が有る場合の波長変換型の
構成における動作例を示す図である。
【図18】光パスクロスコネクトシステムと光ネットワ
ークの構成例を示す図である。
【図19】光クロスコネクトを用いた光ネットワークの
構成例を示す図である。
【図20】従来の光クロスコネクトシステムの構成を示
す図である。
【図21】従来の波長多重無しの場合の光スイッチの構
成を示す図である。
【図22】光空間スイッチの構成を示す図である。
【図23】従来の波長固定型波長多重光クロスコネクト
の構成例を示す図である。
【図24】従来の波長変換型光クロスコネクトの構成例
を示す図である。
【図25】図19の例における送受信光クロスコネクト
と中継ノード数の関係を示す図である。
【符号の説明】
1a (k+i)×(k+i)の光スイッチ 2 再生器 3a 入力伝送路 3b 出力伝送路 4a 再生器2への入力路 4b 再生器2からの出力路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 一郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 前田 卓二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 津山 功 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 Fターム(参考) 5K002 BA04 BA05 BA06 DA02 DA13 FA01 5K069 AA16 BA09 CB04 CB10 DB07 DB33 DB58 EA24 EA25 EA26 EA28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数(k)本の波長多重されない光信号
    の入・出力伝送路を収容して,入力伝送路の信号を指定
    された出力伝送路へクロスコネクトしてパスを形成する
    マトリクス型の光スイッチを備えた光パスクロスコネク
    ト装置において,前記光スイッチはその出力側と入力側
    に前記入・出力伝送路とは別にそれぞれ一定の複数個
    (i,i<k)の線路を付加した(k+i)×(k+
    i)の構成とし,前記付加された出力側と入力側の各線
    路の間に前記再生器を設け,再生器を使用するパスを形
    成する時に入力伝送路から前記再生器へ接続して再生器
    から所望の出力伝送路への接続路を形成することを特徴
    とする光パスクロスコネクト装置。
  2. 【請求項2】 複数(k)本の波長多重されない光信号
    の入・出力伝送路を収容して,入力伝送路の信号を指定
    された出力伝送路へクロスコネクトしてパスを形成する
    k×kの光スイッチを備えた光パスクロスコネクト装置
    において,前記光スイッチの各入力伝送路の信号が入力
    され一方を前記光スイッチへ入力し,他方を複数個
    (i)の再生器の一つに接続可能なk×iのスイッチへ
    入力する1×2のスイッチと,前記光スイッチからの出
    力または前記再生器を通ってi×kのスイッチを介して
    出力された信号の出力の何れかが選択されて前記光スイ
    ッチの各出力伝送路に発生する2×1のスイッチとを備
    え,再生器を使用するパスを形成する時に入力伝送路か
    ら前記再生器へ接続して再生器から所望の出力伝送路へ
    の接続路を形成することを特徴とする光パスクロスコネ
    クト装置。
  3. 【請求項3】 複数(k)本の波長多重(多重数n)さ
    れた光信号の入・出力伝送路を収容し,入力伝送路毎に
    設けた光信号を波長別に分波する分波器と,各波長別の
    光信号が入力されてクロスコネクトを行うマトリクス型
    の光スイッチと,出力伝送路毎に設けられ各光スイッチ
    からの異なる波長の信号を合波する合波器とを備えた波
    長固定型の光パスクロスコネクト装置において,各波長
    毎の前記光スイッチは,その出力側と入力側に前記各光
    信号の入・出力の線路とは別にそれぞれ複数個(m,m
    <n)の線路を付加して(k+m)×(k+m)の構成
    とし,前記付加された入力側と出力側の線路の間に再生
    器を設け,再生器を使用するパスを形成する時に入力伝
    送路から前記再生器へ接続して再生器から所望の出力伝
    送路への接続路を形成することを特徴とする光パスクロ
    スコネクト装置。
  4. 【請求項4】 複数(k)本の波長多重(多重数n)さ
    れた光信号の入・出力伝送路を収容し,入力伝送路毎に
    設けた光信号を波長別に分波する分波器と,各波長別の
    光信号が入力されてクロスコネクトを行う光スイッチ
    と,出力伝送路毎に設けられ各光スイッチからの異なる
    波長の光信号を合波する合波器とを備えた波長固定型の
    光パスクロスコネクト装置において,前記光スイッチへ
    入力された波長別の信号が入力され,一方を前記光スイ
    ッチへ入力し,他方を複数個(m)の再生器の一つに接
    続可能なk×mのスイッチへ入力する1×2のスイッチ
    と,前記光スイッチからの出力または前記再生器を通っ
    てm×kのスイッチを介して出力された信号の出力の何
    れかが選択されて前記光スイッチの各出力側の信号線路
    に発生する2×1のスイッチとを備え,再生器を使用す
    るパスを形成する時に入力伝送路から前記再生器へ接続
    して再生器から所望の出力伝送路への接続路を形成する
    ことを特徴とする光パスクロスコネクト装置。
  5. 【請求項5】 複数(k)本の波長多重(多重数n)さ
    れた光信号を波長別(λ1 〜λn)に分波する分波器と,
    各分波器からの各波長別の全て(nk)の光信号が入力
    されてクロスコネクトを行うマトリクス型の光スイッチ
    と,光スイッチからの各波長の信号を所定の波長に変換
    する波長変換素子と,波長変換素子からの光信号を合波
    して各出力伝送路へ出力する合波器とを備えた波長変換
    型の光パスクロスコネクト装置において,前記光スイッ
    チは,その出力側と入力側に前記の全ての光信号の入・
    出力の線路とは別にそれぞれ複数個(j,j<nk)の
    線路を付加して(j+nk)×(j+nk)の構成と
    し,前記付加された入力側と出力側の線路の間に再生器
    を設け,再生器を使用するパスを形成する時に入力伝送
    路から前記再生器へ接続して再生器から所望の出力伝送
    路への接続路を形成することを特徴とする光パスクロス
    コネクト装置。
  6. 【請求項6】 複数(k)本の波長多重(多重数n)さ
    れた光信号を波長別(λ1 〜λn)に分波する分波器と,
    各分波器からの各波長別の全て(nk)の光信号が入力
    されてクロスコネクトを行うnk×nkのマトリクス型
    の光スイッチと,光スイッチからの各波長の信号を所定
    の波長に変換する波長変換素子と,波長変換素子からの
    光信号を合波して各出力伝送路へ出力する合波器とを備
    えた波長変換型の光パスクロスコネクト装置において,
    前記光スイッチへ入力された全て(nk)の光信号が入
    力され,一方を前記光スイッチへ入力し,他方を複数個
    (j,j<nk)の再生器の一つに接続可能なnk×j
    のスイッチへ入力する1×2のスイッチと,前記光スイ
    ッチからの出力または前記再生器を通ってj×nkのス
    イッチを介して出力された信号の出力の何れかが選択さ
    れて前記光スイッチの各出力側の信号線路に発生する2
    ×1のスイッチとを備え,再生器を使用するパスを形成
    する時に入力伝送路から前記再生器へ接続して再生器か
    ら所望の出力伝送路への接続路を形成することを特徴と
    する光パスクロスコネクト装置。
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