JP2000324155A - マルチキャスト通信システム - Google Patents

マルチキャスト通信システム

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JP2000324155A
JP2000324155A JP13372199A JP13372199A JP2000324155A JP 2000324155 A JP2000324155 A JP 2000324155A JP 13372199 A JP13372199 A JP 13372199A JP 13372199 A JP13372199 A JP 13372199A JP 2000324155 A JP2000324155 A JP 2000324155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数のユーザに誤りなく確実にデータをマルチ
キャスト送信する場合、送達確認或は再送制御にかかる
送信ホストへの負荷が、軽減できなくなり配信に多大な
時間を要する。またネットワーク回線の部分的な不具合
やトラヒック輻輳が発生して、DVMRPやMOSPFによって作
成されたマルチキャストツリーの一部が不通になること
により、データ配送が不可能になる、あるいは伝送時間
が長大化する等システム全体に悪影響が及ぶ。 【解決手段】マルチキャストデータを送信するホストが
ネットワークの状況に応じて、正常受信のホストを指名
し該指名のホストを含むホストグループを新たに1つ以
上生成あるいは既存のホストグループの構成を変更し、
該指名のホストに該指名のホストが所属する新たな或は
変更した該ホストグループに対する通信処理の一部を行
わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを用
いてデータの配信を行うためのマルチキャスト通信シス
テムの大規模化、高信頼化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現在特定の複数宛先にデータを配信でき
るマルチキャスト通信に関係する技術として、IETF(Int
ernet Engineering Task Force)にてIGMP(Internet G
roup Management Protocol:RFC2236)がIPレベルの標
準として成立している。またマルチキャスト用のアドレ
スの使い方はRFC2356で開示されている。IGMPはマルチ
キャストルータが、マルチキャストデータを効率よく転
送できるように所属するローカルネットワークに該当す
るマルチキャストグループのメンバが存在するか否かを
把握するためのプロトコルである。またIETFのドラフト
レベルではルーティングプロトコルとして、世界規模の
マルチキャスト仮想実験ネットワークのMBONE向けにDVM
RP(Distance Vector Multicast Routing Protocol)及び
MOSPF(Multicast Open Shortest First)がある。どちら
もマルチキャストデータ転送に関するツリーを作成する
ものである。上記技術は、マルチキャストデータの転送
を効率よく行わせるためのものである。
【0003】マルチキャストの大規模化に関しては、近
年のインタネットのインフラ整備と共に爆発的に利用者
が増加している現状においては、マルチキャストサービ
スに大規模化にも対処できるスケーラビリティを有する
ことが非常に重要となっている。このような状況におい
て、マルチキャスト伝送媒体として親和性が非常に高い
無線回線が着目されつつある。地上波デジタル通信網、
移動体通信網、衛星通信網が次第に整いつつある。特に
広域・高速性を有する衛星回線は大規模マルチキャスト
通信に対処する有力な基盤として注目されている。この
特徴を利用して、本社から広域分散する支社に対しての
社内放送、教育TV放送、画像のダウンロードシステムな
ど、放送型のサービスとして実用化されている。また放
送波の隙間を利用したデータ配信サービスが家庭にまで
浸透しつつある。
【0004】マルチキャストデータの高信頼化技術とし
て、データの中に誤り訂正符号を加えるものと、再送制
御を行うものがある。再送制御は最も高い信頼性を得る
ことができるため、ファイル配信、プログラムダウンロ
ード、バージョンアップ、企業データの配信には送達確
認による再送制御が採用されている。再送制御技術には
基本となるGO-Back-N方式とSelective Repeat方式があ
る。文献1(藤部、小林、中山著「マルチメディア衛星
通信における高信頼マルチキャスト通信方式の課題と提
案」(信学技報SAT96−127、1997−01)に
は、これらを組合せたり修正した方式も開示されてい
る。さらに再送制御を加えたマルチキャストシステムの
システムスループットの向上を図る方式にも以下に示す
ように、送信制御、送達確認制御及び再送制御のタイミ
ングにより分離される、様々なものがある。
【0005】送信制御の終了後に送達確認及び再送制
御を行う方法、例えば、文献2(城下、高橋、他3名著
「高信頼マルチキャスト通信プロトコル(RMTP)の各種ネ
ットワークへの適用性」(信学技報SSE95−19
6,1996−03)で開示されているRMTP)参照。
【0006】送信制御と送達確認を並行に行い、一通
りデータを送信したあとに再送制御を行う方法、例えば
文献3(米StarBurst社の MFTP;White Paper「An
Efficient,Scalable Method for Distributing Inform
ation Using IP Multicast」)、や文献4
(米Mentat社のXTP4.0;江口著「TCP/IPから見
たXTPプロトコル」雑誌Bit Vol.28No4,1996−
04)参照。
【0007】送信制御、送達確認及び再送制御を並行
に行う方法(文献2参照)がある。いずれもIPあるいはU
DPのをベースに行っている。また、送達確認及び再送制
御の送信ホストへの負荷を軽減するために、文献5(
B.N.Levine他1名著「A comparison of known Classes
of Reliable Multicast Protocols」ICNP1996−Oct,Co
lumbus Ohio)には、送達確認或は再送制御タイミング
を時間的に分散させること、正常受信していない送達確
認のみ通知する方法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】例えばインタネットを
利用している数万を越える契約ユーザにゲームソフトな
どのソフトウエアを配信するサービスのように、おびた
だしい数のユーザに誤りなく確実にデータをマルチキャ
スト送信する場合、上記送達確認と再送制御を採用する
ことが重要となる。特に回線品質が高くない無線回線を
利用する際には必須の手段である。このような場合ユー
ザ数が莫大になると、送達確認或は再送制御にかかる送
信ホストへの負荷が、時間的分散などの工夫にかかわら
ず軽減できなくなり配信に多大な時間を要することにな
る。またネットワークの一部の回線の不具合やトラヒッ
ク輻輳が発生する等で、DVMRPやMOSPFによって作成され
たマルチキャストツリーの一部が不通になりデータ配送
が不可能あるいは伝送時間の長大化等システム全体に悪
影響を及ぼすおそれがある。
【0009】本発明の目的は、上記課題を解決し多数の
ユーザに確実にデータを送信することができる、大規模
なマルチキャスト通信システムを提供することである。
具体的には、(1)送達確認と再送制御にかかる送信ホ
ストの負荷を分散すること、(2)トラヒック輻輳やデ
ータ伝送の滞りを回避すること、(3)ルータ等のネッ
トワーク資源の消費を抑えること、が可能なマルチキャ
スト通信方法とそれを用いたマルチキャスト通信システ
ムと、当該システムを構築するために必要な、個々の通
信装置や、計算機上にこれらの通信装置を実現するプロ
グラムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、マルチキャストデータを送信するホス
トが、ネットワークの状況に応じて、ホストグループ
(マルチキャストグループともいう)の構成を動的に制御
することを特徴とする。他の観点では、送信ホストから
マルチキャストグループを構成するホストまでの経路、
つまりマルチキャストツリーを動的に再構成することを
特徴とする。一般的にツリーを構成するのは、経路制御
機能をもったネットワークノードです。具体的には、ル
ータであったり、gatewayでも、通常のPCでも経路制御
機能があれば構わない。
【0011】制御の方法として、正常に受信したホスト
を含むように、ホストグループを構成する(例えば、新
たに1つ以上生成するかまたは既存のホストグループの
構成を変更する)ことを特徴とする。さらに、該正常に
受信したホストに、該ホストが所属する新たに生成した
または変更したホストグループ内に対する通信処理の一
部を行わせることを特徴とする。他の観点として、正常
に受信したホストを新たな送信ホストとして、マルチキ
ャストツリーを再構築することを特徴とする。さらに、
本発明のマルチキャスト通信システムにおける、前記指
名されたホストは、受信したデータ送達確認を送信ホス
トに送る手段と、正常に受信できなかったデータの再送
を要求する手段とを備えることを特徴とする。
【0012】本発明のマルチキャスト通信システムによ
れば、送信ホストの負荷を分散でき大規模なマルチキャ
ストシステムを実現することが可能になる。また一部の
不具合状況にしたがって、ホストグループを再構成し、
前記指名ホストに処理を移すことでトラヒック輻輳、デ
ータ伝送の滞りを回避することが可能になる。すなわ
ち、高信頼化を担う再送制御処理を効率化することがで
き、システム効率の低下を防ぐことが可能になる。ま
た、本発明は、複数のホスト間の経路に無線回線、特に
衛星回線を利用することを特徴とするものである。再構
成したホストグループをルータ等のネットワークノード
を介さずに無線(衛星)回線で直接接続で構成させるこ
とにより、送達確認或は再送制御等の通信処理による影
響を他のネットワークへ及ぼさないこと、他のネットワ
ークからも影響受けないことが可能になり、通信処理の
効率化とシステム効率の低下防止が可能になる。
【0013】また、本発明は、送信正常に受信できなか
ったデータの再送を要求するシステムにおいて、指名ホ
ストが新たに生成した或は変更した該ホストグループに
マルチキャストで再送を行わせることを特徴とする。ま
た、本発明に用いる通信処理装置は、ネットワークを構
成するノード間で、再構成したホストグループの定義情
報を通知する手段を備え、前記再構成したホストグルー
プに閉じた通信処理を行うことを特徴とする。また、本
発明に用いる通信処理装置は、新たにあるいは変更した
ホストグループを構成するホストとのネットワークコス
トが最小となるような正常受信ホストを選択する手段を
備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図にしたがって本発明を用
いた実施例を説明する。図1は本発明の概要を説明する
システム構成図である。システムは複数のネットワーク
120〜127、これらネットワーク間を接続する複数
のルータ130〜134及びネットワーク120〜12
7とルータ130〜134からなるネットワークに接続
するホスト100及び150〜163からなる。同図で
はホスト100が配信するマルチキャストデータを有す
る送信ホストを示し、ホスト150〜163は、該マル
チキャストデータを受け取るマルチキャストグループを
構成していることを示している。グループ170及びグ
ループ171は本発明にて新たに生成されるホストグル
ープを示す。ここでは、ホスト100がマルチキャスト
データ101を複数のフレームに分割しこのマルチキャ
ストグループのマルチキャストグループアドレスを宛先
アドレスとして、マルチキャストグループに所属するホ
スト150〜163に送達確認と再送制御をもちいて高
信頼に配信する場合を例として説明する。
【0015】この場合、ホスト100は送信したフレー
ムに対してホスト150〜163から送達確認通知を受
け取り、ホスト150〜163おのおのに対してフレー
ム単位で未受信と正常受信の状態管理を行う。ここでは
ホスト152、153、154、160、162、16
3を、未受信フレームが有り再送を要求する旨の通知を
行ったホスト(以降、未受信ホストと呼ぶ)と仮定し、そ
の他のホストはすべてのフレームを正常受信したホスト
(以降、正常ホストと呼ぶ)と仮定する。この送達確認通
知結果を基に、ホスト100は正常受信ホストを含め未
受信通知を行ったホスト152、153、154、16
0、162、163から新たにホストグループを定義す
る。
【0016】この図では未受信ホストまでのトータルネ
ットワークコストが小さくなるような方針で、正常ホス
トとしてホスト159及び151を指名し、それぞれを
含む2つの新たなホストグループ170と171を定義
している。ホストグループ170は指名されたホスト
(以降、指名ホストと呼ぶ)159、未受信ホスト16
0、162、163で構成し、ホストグループ171は
指名ホスト151、未受信ホスト152、153、15
4で構成する。
【0017】ホスト100は、定義した新たなホストグ
ループにそれぞれ新たなマルチキャストアドレスを付与
しグループの定義情報と共に制御データとして、再送開
始までにマルチキャストデータのフレーム送信と並行し
て送信し、ホスト150〜163に通知する。
【0018】前記定義情報に関わるホスト151、15
2、153、154、159、160、162、163
はそれぞれ通知された定義情報を受信する。ホスト15
1はホストグループ171、ホスト159はホストグル
ープ170の指名ホストであることを認識する。
【0019】指名ホスト151、159は、それぞれホ
ストグループ171、ホストグループ170の再送制御
のマスタとなり、ホストグループ171及び170それ
ぞれ付与されたマルチキャストアドレスを付けて必要な
フレーム180及び181を再送する。再送制御が終了
するとその旨をホスト100へ通知する。
【0020】このように受信状況及びトラヒック状況に
応じて、再送のために必要なホストグループを指名ホス
トともに一時的に定義して再送制御をローカルで行うこ
とで再送処理を分散し、大規模な高信頼マルチキャスト
サービスへ対処が可能となる。またローカルに閉じた通
信処理を行うことで、ホスト100から再送する場合に
比べ、未受信ホストから遠いネットワーク或はルータ等
のネットワーク資源の消費を抑えること、すなわち、再
送フレームのトラヒック増加による悪影響を抑えること
ができる。
【0021】次に図2を用いて、広域・同報性を有し大
規模なマルチキャスト通信に非常に有効な伝送媒体であ
る衛星回線を利用する場合の実施例を説明する。図2に
おいて、200は通信衛星、210、220〜234は
衛星回線にデータを変換し送受信を行う地球局装置、2
11、240〜247及び290〜295はそれぞれ地
球局装置220〜234に接続しデータの処理を行うホ
ストを示す。ここでは、マルチキャストデータを有する
ホスト211が、地球局装置210、通信衛星200を
介して衛星回線212にてマルチキャストグループ25
0を構成するホスト240〜247及び290〜295
にマルチキャストデータを配信する場合を説明する。
【0022】上記と同様にデータをフレームに分割して
マルチキャストグループ250のグループアドレスを付
して同報する。マルチキャストグループ250の構成ホ
ストは送達確認をホスト211にユニキャストで返信す
る。この送達確認を基にホスト240〜247及び29
0〜295の受信状態を把握して、新たなホストグルー
プ270と280を定義する。ここでは、未受信ホスト
がホスト290〜295であり、これら以外のホストは
正常ホストである。指名ホストは正常ホスト246及び
247である。ホストグループの定義は、受信状況をみ
て以下の基準で行うことが考えられる。
【0023】(1)フレーム未受信率が同一(定義は後
述する)のホストを同一グループとする (2)フレーム未受信パターンが同一(定義は後述す
る)のホストを同一グループとする (3)同一の地域のホストを同一グループとする 指名ホストの選択は、出来るだけ上記生成したホストグ
ループに物理的に近いことを基準とする等が考えられ
る。
【0024】指名ホスト246はホストグループ270
を、指名ホスト247はホストグループ280の再送制
御を担う。指名ホスト246は再送フレーム271を、
指名ホスト247は再送フレーム281を、通信衛星2
00を介してそれぞれのホストグループ270及び28
0の未受信ホストへ送信する。以下では上記従来の技術
にて示している、送信制御と送達確認を並行に行い一通
りデータを送信したあとに再送制御を行う方法での実施
例を説明する。
【0025】図3に本実施例でのシーケンスを示す。図
3(1)は送信制御と送達確認を並行に行うシーケンス
を、図3(2)は再送制御のシーケンス例を示す。図3
(1)ではホスト240、290、295がマルチキャ
ストでデータを受信しているところを示している。30
1〜309はマルチキャストデータのフレームを、6フ
レームで1つのブロックを定義している。ブロック毎に
受信したホストが未受信のみの送達確認を行っている。
受信したホストがそれぞれブロック終了毎にタイマーを
作動させランダム時間経過後に送達確認を送信してい
る。
【0026】なお、並行に行うとは、マルチキャストデ
ータを、例えばフレーム単位で受信しながら同時にこれ
まで受信したデータフレームに対する受信状況(送達確
認)を送ることを意味している。受信状況を送るタイミ
ングは採用する送達確認方法に従って任意に選択できる
ものである。例えば、ウインドウサイズ分ごとに送達確
認するとか、ある受信データ量ごとに送達確認する等の
方法が可能である。また、送信制御とは、再送も含めて
マルチキャストデータを送信することである。送達確認
とは、マルチキャストデータに対する受信状況を送信側
に通達することで、マルチキャストデータに対する正常
受信かエラー受信かを送信側が認識することである。
【0027】未受信フレームがあることを通知するNA
CK(X,Y)フレームにおけるXはホストの識別子
を、Yは未受信フレーム番号で未受信フレームを通知す
る。図ではホスト290はフレーム番号2のフレームが
未受信であることを、ホスト295はフレーム番号6と
7が未受信であることを通知している。図3(2)で
は、(1)のシーケンスが一通り終了し、ホスト211
が受信状況から新たにホストグループ270及び280
を生成し、そのうちホストグループ280における指名
ホスト247からホスト295へマルチキャストでフレ
ーム6及び7の再送を実施している様子を示している。
【0028】図4は、図3のシーケンスを実行する主要
な装置の構成例を示したものである。この図において、
通信衛星と送受信を行う地球局装置210、235、2
27には、それぞれ本発明を実行する通信処理装置40
0が接続されている。さらに前記通信処理装置にはそれ
ぞれ、ホスト211、295、247が接続されてい
る。もちろん通信処理装置はホストの中で実現すること
も可能であるが、発明説明を明確にするために分離し
た。ホスト247はこの例では指名ホストとなるもので
ある。
【0029】図5は図3のマルチキャスト手順を実行す
る通信処理装置400の構成を示すブロック図である。
CPU500は、マルチキャスト通信制御等の各種の通
信処理プログラムをROM510から呼び出して実行す
る。RAM520は、受信状態管理表など本発明実施の
上で参照される情報を一時保存する制御情報記憶手段で
ある。I/F回路530は地球局装置との接続を行い入
出力バッファ560に一時的に入出力データを記憶す
る。I/F回路540はホストとの接続を行い入出力バ
ッファ570で一時的に入出力データを記憶する。
【0030】I/F回路550は他のネットワークとの
接続を行い入出力バッファ580で一時的に入出力デー
タを記憶する。CPU500は入出力バッファを監視し
ている。これにより、接続するホストあるいはネットワ
ークからのデータを入出力バッファを介して通信する。
ここでは一般的なインタネットプロトコルであるTCP
/IP(Transmission Control Protocol /Internet Pr
otocol)でホスト或はネットワークと通信する場合で説
明する。また地球局装置とはIPベースの上に、マルチ
キャスト用の下記に説明するプロトコルを実施する。
【0031】図6はIETFで標準化されておりインタ
ネット等で利用されているIPパケット600を示す。
IPパケット600は通常20バイトのIPヘッダ部と
IPデータ部620からなる。マルチキャストデータは
このIPデータ部620で運ばれる。通信処理装置40
0はホスト或はネットワークで図6のフォーマットでや
り取りするデータを入出力バッファに蓄え、IPデータ
620を取り出し、フレームサイズに分割し、新たに制
御情報を加え再度IPパケット化を行いI/F回路53
0へ出力する。
【0032】図7は上記I/F回路530を介して衛星
回線へ送信するために再度組み立てられたIPパケット
700のフォーマットを示す。IPパケット700は標
準の20バイトのIPヘッダ部710とIPデータ部7
20からなり、IPデータ部720には通信処理装置4
00で作成したフレームセグメント770が格納され
る。IPデータ部720はフレームヘッダ部730とフ
レームデータ部750からなる。フレームデータ部75
0にはユーザデータ或は制御情報が格納される。
【0033】フレームヘッダ部730はユーザデータ/
制御データの識別を行うデータフレームと制御フレーム
を示すフレームタイプ731、送信元ポート番号73
2、宛先ポート番号733、フレームシーケンス番号7
34、ブロックの開始と終了のためブロック識別子73
5、マルチキャストアプリケーションを識別するIPマ
ルチキャストアドレス736、フレームが正常に到着し
たことを確認するチェックサム737からなる。制御フ
レームには、例えば、後述するようにマルチキャストデ
ータを送信する側から送るホストグループ定義のための
フレームや受信する側の送達確認通知等、今回の発明に
関わる制御情報を伝達するフレームである。データフレ
ームは、マルチキャストデータを送信するためのフレー
ムである。
【0034】まず、マルチキャストデータの送信元とな
るホスト211に接続する通信処理装置400のデータ
送信処理手順を図5〜図7を利用して図8のフローチャ
ートで説明する。ステップ801で入出力バッファ57
0のIPパケット600をチェックして、ステップ80
2でIPマルチキャストデータであるかをIPヘッダの
宛先IPアドレスで判断する。インタネット標準の仕様
では、クラスDのIPアドレスをマルチキャスト用に定
義しており、先頭4ビットが「1110」(10進法で
は224)となっている。
【0035】図2では、マルチキャストグループ250
用にマルチキャストアドレスが割当てられている。この
マルチキャストアドレスは、標準ではクラスDのうちパ
ブリックに割り当てられている224.0.1.0〜23
8.255.255.255のいづれかである。或は1つ
の団体で閉じている場合だと、ローカルに割り当てられ
ている239.0.0.0〜239.255.255.255
が利用できる。ステップ802で通常のユニキャストI
Pアドレスであると入出力バッファ570のIPパケッ
トをステップ809で取り出してそのままステップ80
8で入出力バッファ560へ送信する。
【0036】ステップ802でマルチキャストデータで
あると判断すると、ステップ803でIPパケット60
0を取り出してデカプセルする。ステップ804でデカ
プセル後のIPデータ620をフレームに分割する。必
ずしも1つのIPデータからフレームを作成するわけで
はなく、複数IPデータで1つのフレームを構成するこ
ともある。ステップ805でフレームヘッダの作成を行
う。フレームヘッダは図7で示したが、フレームタイプ
731をユーザデータタイプとし、ホスト211から受
け継いだ送信元ポート番号732、宛先ポート番号73
3、そしてシーケンス番号734は分割したフレーム番
号を付する。ブロック番号735は先頭及び終わりのフ
レームに付する。
【0037】IPマルチキャストアドレス736は、今
回のマルチキャストアプリケーションを識別するため、
前記IPマルチキャストアドレスを付ける。ステップ8
06でステップ804でのフレームデータにステップ8
05のフレームヘッダからをフレームを組み立て、ステ
ップ807でステップ803でデカプセル化後のIPヘ
ッダ610でステップ806のフレームをカプセル化し
て、ステップ808で入出力バッファ560へ送信す
る。以上がデータ送信処理の動作である。なおここで
は、通信制御装置400がホストのIPマルチキャスト
及びIPアドレスを管理しているものとして説明してい
る。
【0038】次に送信するホスト211に接続する通信
処理装置400の受信処理手順を説明するがその前に使
用する制御フレームについて示しておく。図9はマルチ
キャストデータを受信するマルチキャストグループ25
0を構成するホスト240〜247及び290〜295
の通信処理装置400が衛星回線を介して返す未受信送
達確認のフレーム(NACKフレームと呼ぶ)の制御情
報900である。NACKフレームは図7で説明したフ
レームヘッダ730のフレームタイプが制御データのN
ACK通知であることの識別子を付けた制御フレームで
あり、フレームデータ部750には図9で示す未受信の
フレームシーケンス番号の先頭と末尾をペアにしたもの
である。
【0039】図10は送信側通信処理装置400が受信
側の通信処理装置400へ送る制御フレームであるホス
トグループ通知フレームのフレームデータ部750の制
御情報1000を示す。制御情報1000は1つのホス
トグループ毎にホストグループのIPマルチキャストア
ドレス1001、指名ホストのIPアドレス1002、
構成するホストのIPアドレス1003、1004、及
びこのホストグループ1010の構成において未受信フ
レームのシーケンス番号の先頭1005及び末尾100
6からなる。ここで新たに割当てるIPマルチキャスト
アドレスはプライベートに割当てるローカルなものであ
る。従ってローカルに割り当てられている239.19
2.0.0〜239.251.255.255の中から割当
てる。
【0040】上記制御情報1000は、定義されたホス
トグループ構成に基づくものであり、送信ホストがこの
ホストグループ構成定義情報を保存する。また、指名ホ
ストにおいても、任された新たなホストグループに係わ
る構成定義情報たとえばホストIPアドレスを同様の情報
として保存する。さらに各構成ホストにおいても、指名
ホストIPアドレスを保存する。
【0041】図11は、マルチキャスト送信側の通信処
理装置400がRAM520で管理する受信状態管理表
1100を示す。受信状態管理表1100は受信のホス
トID1101と未受信フレーム番号1102からな
り、通信処理装置毎で未受信フレーム番号が管理されて
いる。以上のフレームを利用して、図12で送信側の通
信処理装置400の受信処理手順を説明する。
【0042】ここで、前述のフレーム未受信率、フレー
ム未受信パターンについて本発明における定義を例示す
る。
【0043】各受信ホストのフレームの未受信率は、例
えば、データの全フレーム数を dtとすると、 フレーム未受信率=ホストの未受信フレーム数/dt で定義される。未受信フレーム数は、図11の表を基に
受信ホスト毎にカウントする。ホスト290であれば、
A-F-1からA-F-Nの数を累計したものになる。フレーム未
受信率があらかじめ設定した誤差の範囲内に収まる場合
に「フレーム未受信率が等しい」と定義する。
【0044】フレーム未受信のパターンは、図11でま
とめてある各受信ホストの未受信フレームのうち、他の
ホストと比較してフレーム番号が一致する率を算出した
もので以下のように定義する。以下の式は、ホスト290
をホスト291と比較した一致率を示す。この一致率があ
らかじめ設定した範囲内に収まる場合を「フレーム未受
信パターンが同じ」とみなす。
【0045】一致率(ホスト290→ホスト291)=ホスト29
1とフレーム番号が一致した数/ホスト290のフレーム未
受信数 図12のステップ1201でNACKフレームを格納す
るIPパケットを受信すると、IPヘッダ610の送信
IPアドレス711と図9で示す未受信フレーム番号を
読み取り、ステップ1202で受信状態管理表1100
を更新する。図3のシーケンスでは、ホスト290から
未受信フレーム先頭番号=未受信フレーム末尾番号=2
のNACKフレームが、ホスト295からは未受信フレ
ーム先頭番号=6、未受信フレーム末尾番号=7のNA
CKフレームを受信していることを示す。
【0046】ステップ1203で新たなホストグループ
定義通知を行うタイミングか否かを判断する。判断の方
法としてはいろいろな場合が想定されるが、例えばマ
ルチキャストデータの送信が全て完了する数ブロック前
をタイミングとして定期的に通知する、マルチキャス
トデータ送信完了後タイミングで数回通知する等があ
る。未受信フレーム数が規定以上に多いホストグループ
の場合には天候等による回線品質の低下の可能性がある
ため一定の時間後に再送するように指示する。指名ホス
トへのホストグループ定義通知を行うタイミングでなけ
ればステップ1201へ戻る。
【0047】ステップ1204で、受信状態管理表11
00から、前記で示したホストグループ定義基準に従っ
てグループ構成ホスト及び指名ホストを決定する。
【0048】図2では新たなホストグループ270が指
名ホスト246、未受信ホスト290〜292で、ホス
トグループ280が指名ホスト247、未受信ホスト2
93〜295で構成定義したものである。ステップ12
05ではこの定義をもとに、ホストグループ通知フレー
ムのフレームデータ部750の制御情報1000を作成
しマルチキャストグループ250のIPマルチキャスト
アドレスを宛先IPアドレスとしたIPヘッダでカプセ
ル化する。ステップ1206でこのIPカプセル化した
制御フレームを入出力バッファ560へ送信する。
【0049】図13は通信処理装置400のRAM52
0で管理しているアプリケーション毎のIPマルチキャ
スト対応表を示したものである。これによりアプリケー
ション毎のホストグループを管理している。ここでは3
つのマルチキャストを利用するアプリケーション毎のI
Pマルチキャスト対応表1300、1310、1320
である。
【0050】図14はプライベートIPマルチキャスト
管理表1400を示したものである。この表は例えば企
業が利用する場合であれば、企業内に1つこの表を管理
するマスタサーバを立ち上げて管理していくものであ
る。プライベートIPマルチキャスト管理表1400へ
必要なホストは登録してプライベートIPマルチキャス
トを取得する。利用できるプライベートIPマルチキャ
ストは、IETFでローカルに割り当てられている23
9.192.0.0〜239.251.255.255を利用
する。プライベートIPマルチキャスト管理表1400
は取得元のホストIPアドレスが記載されている。未使
用だと0.0.0.0となっている。
【0051】図15でマルチキャストグループ250を
構成するホストのうち、指名ホストとなるホスト246
及びホスト247に接続する通信処理装置400の処理
手順を説明する。ここでは特に指名ホストとして特有の
手順のみについて記す。
【0052】ステップ1500でを入出力バッファ56
0からホストグループ通知フレームを格納するIPパケ
ットを受信すると、ステップ1501で自ホストのIP
アドレスが指名ホストとして記されているかを判断す
る。記されてなければ終了。ステップ1502で指名ホ
ストであることを認識すると再送タイミングであるかを
判断する。再送タイミングにもマルチキャストシステム
によって決定される。図3のシーケンスでは再送タイミ
ングは送信のホストから与えられる。再送タイミングで
なければステップ1500へ戻る。
【0053】ステップ1503でホストグループ通知フ
レームで指示された再送のフレームを自ホストが新たに
担当するホストグループのプライベートIPマルチキャ
ストアドレスをIPヘッダ610の宛先IPアドレス7
12に、自ホストIPアドレスを送信元IPアドレス7
11にして、IP化して再送する。図3のホストグルー
プ280の指名ホスト247だとフレーム6及び7を再
送する。
【0054】ステップ1504で所属するホストグルー
プの未受信ホストからのNACKフレームを受信したか
否かを判断する。受信しなければステップ1505でマ
ルチキャストデータの送信ホストに向けて再送完了フレ
ーム1600を作成し、IPヘッダ610の送信元IP
アドレスに自ホストIPアドレスを、宛先IPアドレス
には送信ホスト211のIPアドレスにしてIP化して
入出力バッファ560へ送信する。ここで再送完了フレ
ーム1600は図16に示すとおりである。フレームタ
イプ731を再送完了フレームタイプに、フレームデー
タ部750の制御情報として所属するプライベートIP
マルチキャストアドレス1610を、それ以降に完了し
た再送フレームのシーケンス番号の先頭1620と末尾
1621を格納したものある。
【0055】図17に未受信ホストの通信処理装置40
0の処理手順を示す。ここでは特にNACKフレームを
送信した以降の手順について記す。ステップ1701で
ホストグループ通知フレームを受信すると、ステップ1
702で該ホストグループ通知フレームの制御情報10
00をチェックして、受信ホストIPアドレス1002
に自ホストのIPアドレスを探して、指定された所属の
プライベートIPマルチキャストアドレス1001及び
指名ホストのIPアドレスをRAM520に記憶する。
【0056】ステップ1703で受信した再送フレーム
が自ホストの未受信マルチキャストフレームであるかを
判断し、未受信マルチキャストフレームでなければ待ち
状態となる。ステップ1704で正常に再送フレームを
受信していれば終了となるが、正常受信してなければス
テップ1705でNACKフレームの制御情報900に
未受信フレームシーケンス番号の先頭910と末尾92
0をセットしてIPパケット化する。IPヘッダの宛先
IPアドレスには再送元の指名ホストIPアドレスをセ
ットして入出力バッファ560に送信する。
【0057】他の実施例として、送信制御の終了後に送
達確認及び再送制御を行う方法でマルチキャストを行う
方法も考えられる。この方法では、送達確認通知をマル
チキャストデータの送信後に行うことから、マルチキャ
ストデータを受信するホストの通信処理装置400の送
達確認通知のタイミングを変更することで実現され、本
発明に関わる処理としては同じである。
【0058】第3の実施例として、図18で示すように
送信制御、送達確認及び再送制御を並行に行う方法につ
いて説明する。この場合は、一通りのマルチキャストデ
ータの送信を完了しなくてもNACKフレームに対する
再送を行うことから、通信処理装置400の処理手順が
次のように異なる。
【0059】まずマルチキャストデータを送信するホス
ト211の通信処理装置400のホストグループ通知フ
レームの送信がより頻繁に行われる。さらに該ホストグ
ループ通知フレームタイミング毎にホストグループが異
なることがある。このため該ホストグループ通知フレー
ムにてホストグループの動的変更が行われる。つまり、
前回の該ホストグループ通知フレームの通知から今回の
該ホストグループ通知フレーム通知のあいだに受信する
NACKの状況が大きく変化する際にホストグループの
構成変更が発生し、図12で示したステップ1203の
判断が前記と異なる。これに伴い指名ホストとなる受信
ホストにおいても所属するホストグループ変更が図15
で説明した処理で頻繁に行われる。受信ホストにおいて
も所属するホストグループ及び指名ホストの変更が図1
7で示した処理で頻繁に行われるようになる。受信ホス
ト側の本発明に関わる通信処理装置400の基本処理手
順に変更はない。
【0060】次に指名ホストが予め決められ、送達確認
及び再送制御を指名ホストに実施させる場合のマルチキ
ャストシステムの実施例について説明する。図19にシ
ステム構成を示す。この図において、送信ホスト190
0は衛星通信用の地球局装置1901907を介してマ
ルチキャストグループ1902を構成するホスト191
0、1920、1930、1940、1950、196
0、1970、1990へマルチキャストデータを送信
する。予めホストグループ1903、1904、190
5が定義されている。ホストグループ1903は、ホス
ト1920、1940、1950からなりホスト194
0が指名ホストである。ホストグループ1904は、ホ
スト1910、1930、1960からなりホスト19
10が指名ホストである。ホストグループ1905は、
ホスト1970、1980、1990からなりホスト1
990が指名ホストである。
【0061】各指名ホストは、所属するホストグループ
の他のホストからの送達確認通知を集計して、送信ホス
ト1900へ各ホストグループの受信状態を通知する。
例えば指名ホスト1940はホストグループ1903の
ホスト1920、1950の送達確認通知を受取り集計
して、受信集計フレームとしてホスト1900へ送る。
【0062】図20に受信集計フレームの制御情報20
00のフォーマットを示す。制御情報はホストグループ
ID2010、受信ホストIPアドレス2020及び該
受信ホストの未受信フレームシーケンス番号の先頭20
30及び末尾2040からなる。送信ホスト1900は
マルチキャストデータの送信を完了し各指名ホストから
送られた受信集計フレームから受信状態管理表1100
を作成する。この後システムは再送制御動作に移行す
る。
【0063】つぎに、未受信ホストとしてホスト192
0とホスト1930を想定して、受信状態管理表110
0に基づいて現状のホストグループの構成を変更して再
送制御を指名ホストに実施させる例を説明する。図19
で、送信ホストはホスト1910を指名ホストに選び、
未受信ホスト1920及び1930でホストグループ1
906を定義し、ホストグループ通知フレーム1000
で通知する。指名ホストに選ばれたホスト1910は、
新たなホストグループ1906用のプライベートIPマ
ルチキャストアドレスで再送制御を行い完了すると図1
6で示した制御情報の再送完了フレームを送信ホスト1
900へ送信する。
【0064】本実施例のように再送制御時に動的にホス
トグループを変更することで、受信正常ホストは未受信
ホストの影響を受けずにマルチキャストデータの受信が
可能となる。必要なホストのみで新たにホストグループ
を構成することで再送処理を効率化が図れる。
【0065】次に本発明を地上回線に適用する場合の実
現構成について説明する。図1で説明したように地上で
は衛星回線と異なりマルチキャストデータを配信するた
めにはマルチキャストツリー上の複数のネットワークを
通過しなくてはならない。ツリーの構成要素であるネッ
トワークノードは具体的には、ルータ、gateway、また
は経路制御機能をもった計算機などが相当し、通常ネッ
トワークノードとしてルータが用いられている。これら
のルータから構成されるネットワークにおいて、マルチ
キャストを実施する場合インタネットでは従来の技術で
説明したようにIGMP、DVMRPやMOSPFが利
用されている。
【0066】これらの技術をもとに本発明の動的なマル
チキャストを実現するために、図21で示すようなIG
MPメッセージを拡張したフォーマットの制御情報をマ
ルチキャスト対応のルータ間でやり取りさせる。図21
にIGMPメッセージの未使用領域にサブタイプ213
0を設けホストグループ通知メッセージの識別子を入れ
た例を示す。チェックサム2140の後にパブリックな
IPマルチキャストアドレス2150と該IPマルチキ
ャストアドレス2150のなかで一時的に動的に定義す
るプライベートIPマルチキャストアドレス2160と
指名ホストIPアドレス2170及びプライベートIP
マルチキャストアドレス2160で構成するホストのI
Pアドレス2180、2190で構成される。
【0067】図22にルータ2200の構成を示す。C
PU2210は、ROM2220のルーティング処理ソ
フトを実行し、RAM2230のルーティングテーブル
を参照しながら、受信したIPパケットを、インタフェ
ース回路2240、2250、2260のうち、IPパ
ケットを受信したインタフェース以外に送出する。
【0068】図23で本発明に係わるルータの処理手順
を説明する。ステップ2301でホストグループ通知メ
ッセージ2100の受信を行うと、ステップ2302で
プライベートIPマルチキャストグループを構成する指
名ホストIPアドレス2170、ホストIPアドレス2
180、2190をチェックする。ステップ2303
で、自ルータのルーティングテーブルを参照して配下に
ある1つのインタフェースのネットワークに、プライベ
ートIPマルチキャストグループを構成するホストが全
て接続されているか否かを判断する。全て接続されてい
ればステップ2304にて、受信したホストグループ通
知メッセージ2100を接続されているネットワークへ
のインタフェースへ送出する。そうでなければステップ
2305で、自ルータのルーティングテーブルヘプライ
ベートIPマルチキャストアドレス及び構成ホストを登
録して、ステップ2306で指名ルータ及び構成ホスト
へのインタフェースに該受信したホストグループ通知メ
ッセージ2100を送出する。図23の動作により、指
名ホストの担当のプライベートIPマルチキャストグル
ープの中だけでプライベートIPマルチキャストアドレ
スによる通信処理が行われる。
【0069】次に受信ホストが移動しても動的にホスト
グループを変更させることで容易にマルチキャストデー
タを受信させる実施例について説明する。このようにホ
スト移動が伴う場合には衛星回線のような広域をカバー
する無線回線が非常に有利となるが、図1の地上回線で
も対応可能である。ここでは図24にて衛星回線を利用
するマルチキャストシステムの受信ホストが他の地球局
装置の配下に移動したときの動作を説明する。
【0070】この図では、送信ホスト2402が、通信
処理装置2400、地球局装置2401、衛星回線24
80を経て、マルチキャストグループ2470を構成す
る受信ホスト2412、2413、2422、242
3、2424、2432、2433にマルチキャストデ
ータを送信する例を示す。受信ホスト2412、241
3は通信処理装置400に、受信ホスト2422、24
23、2424は通信処理装置400に、受信ホスト2
432、2433は通信処理装置400に、それぞれLA
N(Local Area Network)2419によって接続されてい
る。地球局装置2420配下の受信ホスト2423が地
球局装置2440配下のLAN2441へ移動する場
合、通信処理装置2400は以下のように動的にマルチ
キャストグループ構成を変更する。
【0071】すなわち、移動するホスト2423は、通
信処理装置2440の配下に移動すると、図7で説明し
た制御フレームの一つである移動通知フレームをLAN2
449から通信処理装置400と衛星回線2490を介
した送信ホスト2402の通信処理装置400へ通知す
る。移動通知フレームのフレームデータ部750には制
御情報としてユニークな自ホストID(MAC[Media Access
Control]アドレスでも可能)、新たに割付けられたホ
ストIPアドレスが格納されている。ホストIPアドレスが
パブリックなものであれば、ユニークな自ホストIDとし
て利用することもできる。この該移動通知フレームを受
信した受信ホスト2423の通信処理装置400は新た
にルーティングテーブルのネットワーク構成テーブルに
受信ホスト2423のIPアドレスを追加する。
【0072】また送信ホスト2402側の通信処理装置
400は該移動通知フレームを受信すると、これまでの
マルチキャストグループ2470の構成ホストへのデー
タ配信を持続させるため、これまでのマルチキャストグ
ループ2460を変更して、地球局2441への衛星回
線2490の接続を含むようにマルチキャストグループ
2460を定義する。この新たな定義は図13で示した
IPマルチキャスト対応表の受信ホストIPアドレスを更新
することでなされる。このように衛星回線のような無線
回線を利用すると、受信ホストが移動しても移動先まで
のネットワークコストを増加させないで新たなマルチキ
ャストグループを定義できるため、移動体に容易に対応
できる。
【0073】上記実施例は、衛星通信網を前提に説明し
たが、その他のマルチキャスト伝送媒体である地上波デ
ジタル通信網、移動体通信網にも適用可能である。
【0074】以上のように、本発明によれば、送信ホス
トの負荷を分散でき大規模なマルチキャストシステムの
実現が可能になる。また一部の不具合状況にしたがっ
て、ホストグループを再構成し、前記ホストグループに
属する指名ホストに任すことでトラヒック輻輳、データ
伝送の滞りを回避することが可能になる。
【0075】また、再構成したホストグループをルータ
等のネットワークノードを介さずに無線(衛星)回線で
直接接続で構成させることが可能になる。また、送達確
認或は再送制御等の通信処理による影響を他のネットワ
ークへ及ぼさないこと、他のネットワークからも影響受
けないことが可能になり、通信処理の効率化とシステム
効率の低下防止が可能になる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、(1)
送信ホストの負荷を分散して大規模なマルチキャストシ
ステムを実現できる、(2)トラヒック輻輳やデータ伝
送の滞りを回避することができる、(3)ルータ等のネ
ットワーク資源の消費を抑えることができる、(4)通
信処理の効率向上とシステム効率の低下防止を防ぐこと
ができる、という効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明するシステム構成図であ
る。
【図2】本発明を衛星回線を利用したネットワークに適
用した実施例の概要を説明する図である。
【図3】本発明の衛星回線利用による具体的実施例を示
すシーケンス図である。
【図4】図3のシーケンスを実行するシステム構成例を
示す図である。
【図5】本発明を実行する通信処理装置の構成図であ
る。
【図6】IETFで標準化されているIPパケットのフ
ォーマット図である。
【図7】本発明の実施例で用いるフレームのフォーマッ
ト図である。
【図8】実施例のマルチキャストデータを送信するホス
トの通信処理装置の送信処理手順を説明するフロー図で
ある。
【図9】未受信フレームを通知するNACKフレームの
制御情報フォーマット図である。
【図10】新たなホストグループの通知を行うホストグ
ループ通知フレームの制御情報フォーマット図である。
【図11】送信ホストに接続する通信処理装置が管理す
る受信状態管理表である。
【図12】送信ホストに接続する通信処理装置のホスト
グループ定義及び通知の処理手順を説明するフロー図で
ある。
【図13】送信ホストが管理するIPマルチキャスト対
応表である。
【図14】プライベートIPマルチキャストアドレス管
理表である。
【図15】指名ホストに接続する通信処理装置の本発明
に係わる処理手順を説明する図である。
【図16】図3の実施例で利用する再送完了フレームの
制御情報フォーマット図である。
【図17】未受信ホストに接続する通信処理装置の再送
制御に係わる処理手順を説明する図である。
【図18】衛星回線利用する具体的実施例を示すシーケ
ンス図である。
【図19】本発明のホストグループを変更する実施例を
説明する図である。
【図20】図19の実施例で使用する受信集計フレーム
の制御情報フォーマット図である。
【図21】ルータ間で本発明を実現するためのやり取り
するホストグループメッセージフォーマット図である。
【図22】ルータの構成図である。
【図23】本発明に係わるルータの処理手順を説明する
図である。
【図24】本発明を移動ホストに適用したときの実施例
を説明する図である。
【符号の説明】
100…送信ホスト、 151,159…指名ホスト、 130,131,132,133,134…ルータ、 152,153,154,160,162,163…未
受信ホスト、 200…通信衛星、 170,171,270,280…プライベートIPマ
ルチキャストグループ、 210,227,235…地球局装置、 400…通信処理装置。
フロントページの続き (72)発明者 松井 進 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5K030 GA08 GA13 HC01 HC09 HD03 JL02 KA01 LA01 LD06 LE03 5K033 AA02 AA03 AA09 BA04 CB03 CB13 DA05 DA18 DA19 DB14 9A001 CC02 CC03 CC06 JJ12 JJ25 KK56 KZ60

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークに接続する複数のホストから
    なり、1つのホストから、複数の他のホストからなるホ
    ストグループへデータを送信するマルチキャスト通信シ
    ステムにおいて、 ネットワークの状況及び受信ホストの移動状況に応じて
    前記ホストグループの構成を動的に制御する手段を備え
    たことを特徴とするマルチキャスト通信システム。
  2. 【請求項2】上記請求項1のマルチキャスト通信システ
    ムにおいて、 前記データを送信するホストは、前記ホストグループ内
    の正常受信したホストのなかから一部を指名して、通信
    処理の一部を該指名したホストに行わせる手段を備える
    ことを特徴とするマルチキャスト通信システム。
  3. 【請求項3】ネットワークに接続する複数のホストから
    なり、1つのホストから、複数の他のホストからなるホ
    ストグループへデータを送信するマルチキャスト通信シ
    ステムにおいて、 前記データを送信するホストは、ネットワークの状況及
    び受信ホストの移動状況に応じて前記ホストグループ内
    の正常受信したホストを指名する手段と、 該指名のホストを含むホストグループを新たに生成ある
    いは既存のホストグループの構成を変更する手段と、該
    指名のホストに該指名のホストが所属する新たな或は変
    更した該ホストグループに対する通信処理の一部を行わ
    せる手段とを備えることを特徴とするマルチキャスト通
    信システム。
  4. 【請求項4】上記請求項3のマルチキャスト通信システ
    ムにおいて、前記指名されたホストは、 受信したデータ送達確認を送信ホストに送る手段と、 正常に受信できなかったデータの再送を要求する手段と
    を備えることを特徴とするマルチキャスト通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】上記請求項4のマルチキャスト通信システ
    ムにおいて、前記ネットワークに無線回線を用いること
    を特徴とするマルチキャスト通信システム。
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