JP2000323481A - アルミニウム化学気相蒸着を利用した集積回路の金属配線製造方法 - Google Patents

アルミニウム化学気相蒸着を利用した集積回路の金属配線製造方法

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JP2000323481A
JP2000323481A JP27501099A JP27501099A JP2000323481A JP 2000323481 A JP2000323481 A JP 2000323481A JP 27501099 A JP27501099 A JP 27501099A JP 27501099 A JP27501099 A JP 27501099A JP 2000323481 A JP2000323481 A JP 2000323481A
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Mee-Yong Yoon
美 英 尹
Sang-In Lee
相 忍 李
Hyoonshaku Rin
▲ひょおん▼ 錫 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は半導体集積回路において、金属配線
の製造方法に関し、特に化学気相蒸着方式を利用したア
ルミニウム膜配線製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明のアルミニウム化学気相蒸着方式
は、メチルピロリジンアレイン(1−methylpyrrolidine
alane; MPA)プリカーソルを用いて80〜300℃範囲
の蒸着温度および0.1〜10.0Torrの蒸着条件
のもとでアルミニウム膜を形成する。このような本発明
によるMPAプリカーソルを用いたアルミニウム膜形成
技術は、低温においても100Å/sec以上の速い蒸
着速度でアルミニウム膜を蒸着可能にし、1500Å以
上の厚さのアルミニウム膜に対しても良好な表面現状を
得ることができる故に、0.3μm以下の大きさ持つた
コンタクトホールに対してボイド(void)のないアルミ
ニウム膜で充填埋立することにより、好ましいステップ
カバレージ(step coverage)特性を持つ金属配線装置
を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
金属配線装置の製造方法に関する。特に、化学気相蒸着
方式を利用したアルミニウム金属配線製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体製造業界では、半導体チップ動作
速度を増大させて単位面積当情報貯蔵能力を増加させる
ために、半導体集積回路工程に適用する最小線幅長さは
絶え間なく縮小されている。
【0003】これにより、半導体ウエハ上に集積化され
るトランジスタを含めて、能動および受動素子などの大
きさがサブハーフマイクロン(sub-half-micrometer)
以下に縮小されている。
【0004】さらに、チップ集積度を高めるため、電荷
貯蔵キャパシタ装置などをビットライン(bit line)上
部へ形成するスタック形3次元素子構造が半導体製造工
程で適用することにより、金属配線のコンタクトホール
の上下段差が急激に高まっている。その結果コンタクト
ホールの縦横比(aspect ratio)がさらに増加してい
る。
【0005】したがって、従来方法による物理的蒸着
(physical vapor deposition;PVD)工程だけで
は、良好なコンタクトホールを導電物質で充填埋立する
ことは不可能である。
【0006】物理的蒸着方式は金属蒸気(metal vapo
r)をウエハ表面で凝集(condense)させて金属を形成
する故に、コンタクトホールの縦横比が大きな場合にお
いて、幾何学的投影効果(shadow effect)に因り良質
のステップカバレージ(step coverage)を持ったコン
タクトホールの埋立は期待できなくなる。
【0007】すなわち、スパッタリング(sputtering)
または蒸着(evaporation)などの物理的蒸着方式は高
真空のもとで行われる工程であり、原子の平均自由移動
距離(mean free path)と吸着係数(sticking coeffic
ient)が大きくなるため、可視距離にある領域(line o
f sight)だけ金属は蒸着され、表面適用蒸着(conform
al deposition)ができなくなる。
【0008】このような問題を解決するため化学気相蒸
着(chemical vapor deposition)が使用され、化学気
相蒸着は0.1〜760Torrで進行するため、平均
自由移動距離が短かく、吸着係数は低くなる。
【0009】即ち、化学気相蒸着においてプリカーソル
(precursor)はウエハ表面に到達するまでに多くの衝
突を受けるため、表面での吸着係数が低くなり、金属表
面での拡散(surface diffusion)による前述の物理的
蒸着方式と比較すれば、表面適応力(surface conforma
l capability)の優れた金属蒸着を期待することができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】半導体基板上に製造さ
れた素子などを互に電気的接続をさせるための金属配線
工程において、タングステン化学気相蒸着工程は、大き
な縦横比のコンタクトホールを充填埋立するための方法
として使われてきた。
【0011】しかし、タングステンはアルミニウムに比
べて比抵抗(〜5.6Ωcm)が大きく、後続工程段階
においてエッチバック(etch back)または化学物理研
磨(chemical mechanical polishing;CMP)を要求
する短所があるので、高集積半導体工程において比抵抗
が小さいアルミニウム化学気相蒸着工程開発の必要性が
ますます擡頭されつつある。
【0012】現在、アルミニウム化学気相蒸着では、解
決すべき課題としては、蒸着の厚さが厚くなる程表面形
状が不良になり、良好なコンタクト埋立(contact fill
ing)は容易でないという問題点がある。
【0013】ところで、蒸着されたアルミニウムの表面
形状は、下地膜の状態と化学気相蒸着時に使用されるプ
リカーソル及び蒸着条件によって影響を受けることにな
る。
【0014】現在まで開発されたアルミニウム化学気相
蒸着をするためのプリカーソル(precursor)として
は、トリイソブチルアルミニウム(triisobuthylalumin
um;TIBA)、トリメチルアルミニウム(trimethyla
luminum;TMA)、ジメチルエチルアルミニウムハイ
ドライド(dimethylethylaluminum hydrideDMA
H)、ジメチルエチルアミンアレイン(dimethylethyla
minealane;DMEAA)などがあり、表1はこれらプ
リカーソルの特性をT.Kodas、M.Hampte
n-Smithらが執筆した著書"The Chemis
try of Metal CVD"(1994年VC
H出版社発行)の第57ページに収録された表を引用し
て表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】表1に表されているアルミニウム化学気相
蒸着用プリカーソルの中で現在最も多く使用されている
ものは、ジメチルアルミニウムハイドライド(DMA
H)及びジメチルエチルアミンアレイン(DMEAA)
である。
【0017】図1は、従来技術によるジメチルエチルア
ミンアレイン(DMEAA)の構造式を表わす。
【0018】従来のDMEAAを利用したアルミニウム
化学気相蒸着工程に関する技術は米国特許第4,92
3,717号に開示されており、発明者ウエイン エル
グラドフエルタ(wayne L, Gladfelter)は80%以
上の反射率を持つた鏡と同様(mirror-like)な薄膜を
形成する技術を提供している。
【0019】しかし、米国特許第4,923,717号
で開示されたDMEAAプリカーソルを利用したアルミ
ニウム化学気相蒸着技術は、優れた表面形状を表わすア
ルミニウム膜の厚さが非常に薄く(800Å以下)、さ
らに、蒸着速度も非常に遅いという問題点を有するた
め、半導体量産工程においての適用は難しい点がある。
【0020】また、従来技術によるDMEAAプリカー
ソルは、図1に示されるように、α−α’を境界として
窒素原子とアルミニウム原子との間の化学結合が容易に
破れる問題点がある。
【0021】その結果、従来技術ではDMEAAプリカ
ーソルから分離されたAlH3がクラスター(cluster)
形態で存在しており、リアクターへ供給されるガス管あ
るいはリアクター内部に塊の形態で附着していながら、
アルミニウム膜成長中あるいは成長されたアルミニウム
膜の表面へ粒子(particle)として、落下する問題点が
発生する。
【0022】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の第
1目的は、縦横比が大きなコンタクトホールに対し、充
填埋立能力が良好なアルミニウム膜配線装置の製造方法
を提供することにある。
【0023】本発明の第2目的は、上記第1目的に加え
て、表面形状は良好で蒸着速度が速いアルミニウム膜配
線装置の製造方法を提供することにある。
【0024】本発明の第3目的は、上記第1目的に加え
て、コンタクトホールの埋立能力は良好であり、低温に
おいても蒸着が可能なアルミニウム膜配線装置の製造方
法を提供することにある。
【0025】本発明の第4目的は、上記第1目的に加え
て、ステップカバレージが良好で、コンタクトプラグ埋
立能力も良好なアルミニウム膜配線装置の製造方法を提
供することにある。
【0026】
【発明の実施の形態】上記の目的を達成するため、本発
明は半導体基板上の構造物上面にメチルピロリジンアレ
イン(1−methyl pyrrolidine alane;MPA)で構成
されたメタル有機物プリカーソルを使用し、アルミニウ
ム膜を形成する化学気相蒸着方法を提供する。
【0027】以下、本発明による化学気相蒸着方式を利
用したアルミニウム金属配線装置の製造方法を、添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0028】図2は、本発明の実施例に従い、メチルピ
ロリジンアレイン(1−methyl pyrrolidine alane;M
PA)の構造式を表す図である。
【0029】化学気相蒸着方式でアルミニウム膜を形成
するため、プリカーソル(precursor)を備えるための
特性は次の如くである。
【0030】すなわち、300℃以下の低温で蒸着可能
なるようにし、常温(300°K)常圧で安定的なプリ
カーソルでなければならない。
【0031】なお、プリカーソルで使用する場合、安全
度を高める必要があり、100Å/sec以上の高い蒸
着速度を持つことが要求される。
【0032】また、5N即ち99.999%以上の純度
を持たせることと、ソースデリバリ(delivery)が容易
でなければならない。
【0033】このような観点で、従来技術によるプリカ
ーソルでDMAH及びDMEAAと本発明に従うMPA
プリカーソルの特性を表2の比較表で示す。
【0034】
【表2】
【0035】本発明によるアルミニウム膜化学気相蒸着
方法は、MPAプリカーソルのリアクター内へ流入する
ため、バブリングシステム(bubbling system)方式、
蒸気状態(vapor phase)MFC(mass flow controlle
r)方式、直接液体流入(DLI; direct liquid inje
ction)、またはLDS(liquid delivery system)な
どの方式が使用できる。
【0036】このとき、運送ガス(carrier gas)また
は希釈ガス(dilution gas)として、アルゴン(A
r)、窒素(N2)、ヘリウム(He)などの不活性気
体あるいは水素(H2)ガスを使用することができる。
【0037】表2において、本発明によるアルミニウム
化学気相蒸着方法として、水素ガスを使用する場合の実
施例を表している。
【0038】本発明によるMPAプリカーソルは、従来
技術であるDMEAAまたはDMAHの場合に比べて、
蒸着温度は比較的に低く、蒸着速度は100Å/sec
で非常に速い。
【0039】また、従来技術によるDMEAAプリカー
ソルの場合、蒸着速度は20Å/secで非常に遅く、
または不安定な短所もあり、DMAHプリカーソルの場
合は、バブリング方式のプリカーソル流入が不可能なる
問題点がある。
【0040】本発明による良好な実施例にしたがい、M
PAプリカーソルを利用してシヤワヘッド(showerhea
d)が装着された垂直タイプの冷壁CVDリアクター(v
ertical-type cold wall CVD reactor)からアルミニウ
ム膜を蒸着することができる。
【0041】MPAプリカーソルを利用した化学気相蒸
着アルミニウムの基礎特性評価のための下地膜で、チタ
ニウムナイトライト(TiN)/チタニウム(Ti)/
シリコン基板を使用することができる。
【0042】本発明の好ましい実施例にしたがい、MP
Aプリカーソルを利用した最適のアルミニウム膜蒸着条
件を従来技術によるDMEAA蒸着条件と比較し、表3
に示した。
【0043】
【表3】
【0044】従来技術によるDMEAAをプリカーソル
で使用する場合、運送ガスを水素またはアルゴンガスで
使用しても、比抵抗、蒸着速度、反射率などの特性にお
いて大きな差異は見つからないが、本発明によるMPA
プリカーソルの場合、運送ガスの種類に従い著しい差を
表している。
【0045】本発明による水素ガスを利用し、MPAプ
リカーソルでアルミニウム膜を蒸着する場合、約10〜
100Å/sec程度の比較的高い蒸着率を得ることが
できる反面、アルゴンガスを利用して、蒸着する場合
は、約10Å/sec程度の遅い蒸着速度でアルミニウ
ム膜を得ることができる。
【0046】アルミニウム膜を金属配線工程に適用する
場合、蒸着初期には好ましい表面形状を保つために遅い
蒸着速度で化学気相蒸着を行いながら、ますます速い蒸
着速度でアルミニウム膜を蒸着することができる。
【0047】すなわち、本発明による好ましい実施例と
して、アルミニウム膜成長初期段階では、遅い蒸着速度
で進行しながら第2段階では速い蒸着速度でアルミニウ
ム膜を形成することができる。
【0048】このとき、初期には約10Å/sec以下
の蒸着速度でアルミニウム膜を形成し、第2段階では約
10〜100Å/secの蒸着速度でアルミニウム膜を
形成することができる。
【0049】また、本発明による好ましい実施例として
第1段階では不活性気体などの第1ガスを利用したが、
第2段階では、水素ガスなどの第2ガスを利用してMP
Aプリカーソルを流入させることにより良質のアルミニ
ウム膜を速い時間内に蒸着させることができる。
【0050】本発明による好ましい実施例として、MP
Aプリカーソルを水素運送ガスまたは水素希釈ガスとし
て使用して化学気相蒸着を行う場合、150℃以下の低
温蒸着は可能なるが、アルゴンガスを使用する場合は、
最適の蒸着温度を200℃以上にすることができる。
【0051】参考として、従来技術によるDMEAAプ
リカーソルの場合は、ガスの種類とは関係なしに120
〜150℃で最適の蒸着条件を得ることができる。
【0052】本発明による好ましい実施例として、MP
Aプリカーソルを使用しながら水素ガスを利用してCV
D蒸着を行う場合、従来技術による実験結果とは異なる
低温(150℃)においても速い蒸着速度(100Å/
sec)を得ることが可能であり、厚い厚差(1500
Å)であっても優れた表面形状を保つことができる。
【0053】表3で示した本発明の好ましい実施例にし
たがい形成されたアルミニウム膜は、厚さが1500Å
なる場合でも優れた表面形状を表わすので、100%ス
テップカバレージを仮定すれば0.3μm以下の大きさ
のコンタクトホールに対し良好な充填埋立(filling)
能力を持つことができる。
【0054】図3は、本発明の実施例によるMPAプリ
カーソルを利用し、アルミニウムを化学気相蒸着する場
合、蒸着速度の蒸着温度に対する依存性を示すグラフで
ある。
【0055】
【外1】
【0056】たがいMPAプリカーソルを水素運送ガス
として利用し、化学気相蒸着をする場合の蒸着速度を示
している。
【0057】更に、本発明の好ましい実施例によるアル
ゴンガスを使用し、MPA化学気相蒸着を行う場合の蒸
着速度と蒸着温度との関係303を●で示す。
【0058】一方、従来技術に伴うDMEAAプリカー
ソルを使用する場合の蒸着速度データ302を▲で示し
た。
【0059】図4と図5は、本発明の好ましい実施例に
伴ってMPAプリカーソルを利用し、120℃蒸着温度
で1500Å厚さのアルミニウム膜を蒸着させた場合の
試片を各々表面と断面を撮影したSEMの写真である。
【0060】図4と図5で表わしたアルミニウム膜試片
の場合、反射率は214%を表しており、これはスパッ
タ(sputter)方式で形成したアルミニウム膜と類似な
水準の表面形状を表している。
【0061】本発明の好ましい実施例によるアルミニウ
ム膜の化学気相蒸着方法は、互に異なる2種のプリカー
ソルを使用し、アルミニウム膜を形成することができ
る。
【0062】例えば、化学気相蒸着の第1段階として、
本発明によるMPAプリカーソルを利用し、アルミニウ
ム膜は蒸着可能であり、続いて第2段階化学気相蒸着の
ためにDMAH,DMEAAプリカーソルなどの第2メ
タル有機物プリカーソルを使用することができる。
【0063】本発明によるまた他の好ましい実施例とし
て、第1段階アルミニウム膜化学気相蒸着のためにDM
AH,DMEAAプリカーソルなどの第1メタル有機物
プリカーソルを使用し、後続する第2段階化学気相蒸着
のため、本発明によるMPAプリカーソルを使用するこ
とができる。
【0064】更に、本発明による好ましい実施例とし
て、第1段階はMPAプリカーソルなどの第3メタル有
機物プリカーソルを使用してアルミニウム膜を化学気相
蒸着し、続いてスパッタリング方式でその上面へアルミ
ニウム膜を形成することができる。
【0065】微細線幅と大きい縦横比を持つコンタクト
ホールを良好なステップカバレージと表面形状を持つア
ルミニウム膜で埋立するため、第1段階としてMPAプ
リカーソルを使用して第1次アルミニウム膜を化学気相
蒸着し、スパッタリング方式で第2次アルミニウム膜を
沈積させた後、高温熱処理リフロー工程を進行すること
ができる。
【0066】この時、アルミニウム膜の平坦化のための
高温熱処理リフロー(reflow)工程は、350〜500
℃の温度範囲で30〜180秒間進行することができ
る。
【0067】本発明によるまた他の好ましい実施例とし
て、第1次アルミニウム膜でMPAプリカーソルを使用
した化学気相蒸着段階の後、高温(300〜500℃)
または、低圧(0.1〜2mTorr)スパッタリング
方式の第2次アルミニウム膜を沈積することにより、良
好なる埋立能力を持ちながら、高い蒸着率でアルミニウ
ム配線工程を進行することができる。
【0068】また、良質のアルミニウム膜を化学気相蒸
着方式で形成するために、3種類のプリカーソルを利用
してアルミニウム膜を形成することができる。
【0069】図6は、本発明による実施例を示す図であ
る。
【0070】図6を参照すれば、アルミニウムコンタク
トを形成するために、シリコン膜500上部へ形成され
たコンタクトホールにバリヤー層(barrier layer)で
チタニウム膜501及びチタニウムナイトライト502
を形成する。
【0071】更に、上記バリヤー層としてTa、Ta/
TaN、Tiなどを利用して構成することもでき、Ti
膜のみを利用してバリヤー層を形成することができる。
【0072】続いて、本発明による化学気相蒸着方法に
よりアルミニウム膜503を蒸着し、物理蒸着(physic
al vapor deposition)方式のアルミニウム膜504は
リフロー工程を経て形成することができる。
【0073】前記の内容は後記する発明の特許請求範囲
をもっと良く理解できるように、この発明の特徴と技術
的長所をわずか幅広く概説した。
【0074】この発明の特許請求の範囲を構成する附加
的な特徴と長所などは以上にて詳述した。
【0075】開示されたこの発明の概念と実施例は、こ
の発明と類似な目的を行うために、他の構造の設計また
は修正の基本として手早く使用できることが当該技術分
野における熟練者などにより確認されるべきである。
【0076】また、この発明で開示された発明の概念と
実施例は、この発明の同一目的を遂行するため、異なる
構造に修正または設計するための基礎として、当該技術
分野の熟練者などにより使用されるであろう。
【0077】更に、当該技術分野の熟練者による、その
ような修正または変更した等価構造は、特許請求の範囲
で記述した発明の思想と範囲をはずれない限度内で多様
な変化、置換及び変更も可能とする。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明に従うアルミニウム
膜配線装置及び製造方法は、従来のアルミニウム化学気
相蒸着方式が持つ問題点を解決する発明として、本発明
はMPAプリカーソルを水素またはアルゴンを使用して
80〜300℃の低温でアルミニウムを蒸着することに
より100Å/sec以上の速い蒸着速度を得ることが
でき、1500Å以上の厚さでも良好な表面形状を持つ
アルミニウム膜を形成することができる。
【0079】更に、本発明によるMPA-CVDアルミ
ニウム膜は1500Å以上の厚さについても良好な表面
形状を表すために、0.3μm以下の大きさを持つたコ
ンタクトホールをボイト形成が無い良好な充填埋立は可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるDMEAAプリカーソルの化学
構造式を示す図である。
【図2】本発明によるMPAの化学構造式を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施例による蒸着速度と蒸着温度との
関係を示す図である。
【図4】蒸着されたアルミニウム膜試料の表面について
のSEM写真である。
【図5】蒸着されたアルミニウム膜試料の断面について
のSEM写真である。
【図6】本発明方法で得られた金属配線装置の一断面を
示す図である。
【符号の説明】
500…シリコン膜 501…チタニウム膜 502…チタニウムナイトライト 503…アルミニウム膜 504…アルミニウム膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 ▲ひょおん▼ 錫 大韓民国京畿道龍仁市器興邑農書里7−1 番地 月桂樹棟804号 Fターム(参考) 4K030 AA11 AA16 AA17 AA18 BA02 BB13 EA01 HA01 JA01 JA09 JA10 JA12 LA15 4M104 BB02 BB14 BB17 DD45 FF17 FF18 FF22 HH13 5F033 HH08 HH18 HH21 HH32 HH33 JJ08 JJ18 JJ21 JJ32 JJ33 MM05 MM08 NN06 NN07 PP02 PP06 PP11 PP15 PP18 PP33 QQ73 QQ75 WW00 WW03 WW05 XX02

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の構造物上部にアルミニウ
    ム配線を製造する方法において、上記構造物の表面をメ
    チルピロリジンアレイン(1−methyl pyrrolidine alan
    e;MPA)で構成されたメタル有機物プリカーソルを使
    用し、化学気相蒸着方法でアルミニウム膜を形成するこ
    とを特徴とする金属配線製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記化学気相蒸着ア
    ルミニウム膜を形成する金属配線製造方法は、蒸着温度
    を80〜300℃で維持することを特徴とする金属配線
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記化学気相蒸着ア
    ルミニウム膜を形成する金属配線製造方法は、上記メチ
    ルピロリジンアレインプリカーソルをバブリング方式、
    蒸気状態(vapor phase)、MFC(mass flow control
    ler)方式、直接液体注入(DLI; direct liquid in
    jection)、及び液体デリバリシステム(liquid delive
    ry system)よりなる群から選ばれた少なくとも一つの
    方法でリアクターへ供給することを特徴とする金属配線
    製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、上記化学気相蒸着ア
    ルミニウム膜を形成する金属配線製造方法は、運送ガス
    または希釈ガスとして、水素(H2)、アルゴン(A
    r)、ヘリウム(He)、窒素(N2)よりなる群から
    選ばれた少なくとも一つを使用することを特徴とする金
    属配線製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1において、上記化学気相蒸着ア
    ルミニウム膜を形成する金属配線製造方法は、蒸着圧力
    を0.1〜10Torrで行うことを特徴とする金属配
    線製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1において、上記化学気相蒸着ア
    ルミニウム膜を形成する金属配線製造方法は、上記メチ
    ルピロリジンアレインプリカーソルソースの貯蔵容器の
    温度を20℃以上で維持することを特徴とする金属配線
    製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1において、上記化学気相蒸着ア
    ルミニウム膜を形成する金属配線製造方法は、第1ガス
    を使用して蒸着する段階と;第2ガスを使用して蒸着す
    る段階とで構成したことを特徴とする金属配線製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、上記第1ガスは、不
    活性ガスを含む金属配線製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7において、上記第2ガスは、水
    素ガスを含む金属配線製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1において、上記化学気相蒸着
    アルミニウム膜を形成する金属配線製造方法は、10Å
    /sec以下の蒸着速度で蒸着する第1段階と;10〜
    100Å/secの蒸着速度で蒸着する第2段階とで構
    成されたことを特徴とする金属配線製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1において、上記化学気相蒸着
    アルミニウム膜を形成する金属配線製造方法は、上記メ
    チルピロリジンアレインで構成されたメタル有機物プリ
    カーソルを使用し、化学気相蒸着方法で第1アルミニウ
    ム膜を形成する段階と;上記第1アルミニウム膜上部へ
    第2メタル有機物プリカーソルを使用し、第2アルミニ
    ウム膜を形成する段階とを具備することを特徴とする金
    属配線製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、上記第2メタル
    有機物プリカーソルは、ジメチルアルミニウムハイドラ
    イド(DMAH)であることを特徴とする金属配線製造
    方法。
  13. 【請求項13】 請求項11において、上記第2メタル
    有機物プリカーソルは、ジメチルエチルアミンアレイン
    (DMEAA)であることを特徴とする金属配線製造方
    法。
  14. 【請求項14】 半導体基板上の構造物上部に化学気相
    蒸着アルミニウム膜を形成する金属配線製造方法におい
    て、上記構造物上部に第1メタル有機物プリカーソルを
    使用し、第1アルミニウム膜を形成する段階と;上記第
    1アルミニウム膜上部にメチルピロリジンアレイン(M
    PA)プリカーソルを使用し、第2アルミニウム膜を形
    成する段階とを具備することを特徴とする金属配線製造
    方法。
  15. 【請求項15】 請求項14において、上記第1メタル
    有機物プリカーソルはジメチルアルミニウムハイドライ
    ド(DMAH)であることを特徴とする金属配線製造方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項14において、上記第1メタル
    有機物プリカーソルはジメチルエチルアミンアレイン
    (DMEAA)であることを特徴とする金属配線製造方
    法。
  17. 【請求項17】 半導体基板上の構造物上部にアルミニ
    ウム膜を形成する金属配線製造方法において、上記構造
    物表面上部に第3メタル有機物プリカーソルを使用し、
    化学気相蒸着方式で第1アルミニウム膜を形成する段階
    と;上記第1アルミニウム膜上部に物理蒸着方式で第2
    アルミニウム膜を形成する段階とを含む金属配線製造方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項17において、上記第3メタル
    有機物プリカーソルはメチルピロリジンアレイン(MP
    A)であり、上記第2アルミニウム膜を形成する段階は
    スパッタリング方式で第2アルミニウム膜を沈積する段
    階と;350〜500℃の温度下で30〜180秒の
    間、リフロー工程を行う段階とを含む金属配線製造方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項17において、上記第3メタル
    有機物プリカーソルはメチルピロリジンアレイン(MP
    A)であり、上記第2アルミニウム膜を形成する段階は
    350〜500℃温度下の高温スパッタリング方式また
    は0.1〜2mTorrの低圧スパッタリング方式中の
    ある一つであることを特徴とする金属配線製造方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7098339B2 (en) 2005-01-18 2006-08-29 Praxair Technology, Inc. Processes for the production of organometallic compounds
WO2014027861A1 (en) * 2012-08-15 2014-02-20 Up Chemical Co., Ltd. Aluminum precursor composition

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