JP2000322493A - 電子商取引システム及び電子商取引方法 - Google Patents

電子商取引システム及び電子商取引方法

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JP2000322493A
JP2000322493A JP12887499A JP12887499A JP2000322493A JP 2000322493 A JP2000322493 A JP 2000322493A JP 12887499 A JP12887499 A JP 12887499A JP 12887499 A JP12887499 A JP 12887499A JP 2000322493 A JP2000322493 A JP 2000322493A
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virtual
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Mitsugi Sonoda
貢 園田
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードの不正使用の防止、利用者のプラ
イバシーの保護、電子マネーの偽造の防止を図ることが
できる電子商取引システム及び電子商取引方法を提供す
る。 【解決手段】 消費者Aの指紋情報の正否を認証する認
証回路を有するICカード31と、認証された指紋情報
に基づき仮想銀行Bに電子マネーの発行を依頼し、発行
された電子マネーを用いて仮想商店Cに商品購入を依頼
するコンピュータ21の制御手段212と、指紋情報を
照合して電子マネーを消費者Aに発行し、入金依頼に基
づき仮想商店Cの口座に入金を行う仮想システム22の
制御手段222と、電子マネーの受領に基づき消費者A
に商品発送を行い、仮想銀行Bに入金依頼を行う仮想シ
ステム23の制御手段232とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子商取引システ
ム及び電子商取引方法に関し、特に、予め指紋情報が登
録されたICカードを使用し、インターネット上で電子
商取引を行う場合に好適な電子商取引システム及び電子
商取引方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット上での電子メール
の送受信や情報の検索等が急速に普及しており、また電
子商取引も発展が期待されている。電子商取引は、イン
ターネットを利用して企業と消費者(企業と企業)間や
販売会社と消費者間をネットワークで結合し、オンライ
ンによる商取引を可能とするものである。
【0003】また、インターネットの普及に伴い、イン
ターネット上での電子商取引により商品購入は国内の企
業からのみならず、海外の企業からも行えるようになっ
てきており、産直販売等を中間介在を除去できて経済効
率を向上することができる。一方、従来からICカード
を用いた個人認証システムが各種開発されているが、こ
の種の個人認証システムをインターネット上の電子商取
引に応用することも期待されている。
【0004】上記のICカードを用いた個人認証システ
ムに関する従来例としては、例えば特開平2−1738
69号公報に記載の技術が提案されている。同公報は、
不正行為を確実に防止可能なICカードを用いた個人認
証を目的としたものであり、マイクロコンピュータ、メ
モリを含む電子回路を搭載し、個人認証を必要とする業
務における使用者を特定できる情報が電気信号として記
憶された個人認証用のICカードと、前記ICカードに
対して特定情報の読出しを行う個人認証情報読出手段と
を備えたことを特徴とするICカードを用いた個人認証
システムが開示されている。
【0005】また、上記の個人認証に関する他の従来例
としては、例えば特開平10−187976号公報に記
載の技術が提案されている。同公報は、認証精度の向上
を目的としたものであり、本人の指紋特徴点データと前
記本人が所持するICカードに格納された指紋特徴点デ
ータと予め本人が登録しデータベースに格納された指紋
特徴点データとを相互に比較し、これら三種の比較結果
に基づいて前記本人を認証することを特徴とする個人認
証装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例においては次のような問題点があった。
【0007】上述したようにインターネットが広がるに
つれ、インターネット上での電子商取引により商品購入
は国内の店や会社からのみならず、海外からも行えるよ
うになったが、その反面、“なりすまし”などの不正使
用や商品取引上での詐欺事件が発生しており、これらが
電子商取引や電子マネーの浸透を妨げている。これら
は、インターネット上での個人や店の認証ができないこ
とが原因の一つと考えられる。指紋認証チップが実用化
(商品化)される見通しがついた現在、その技術を利用
し新たな認証方法を確立することにより、電子商取引の
安全性を高める必要がある。
【0008】また、上述した各種公報に記載された従来
例の如く、ICカードを用いた個人認証システムや指紋
の特徴点データを利用した個人認証装置のような個人認
証に関する単独の技術は従来から各種提案されている
が、ICカードと指紋照合を利用した個人認証を電子商
取引に応用したシステムは開発されていないという課題
があり、これを実現する技術が要望されている。
【0009】本発明の目的は、ICカードの不正使用の
防止、利用者のプライバシーの保護、電子マネーの偽造
の防止を図ることができる電子商取引システム及び電子
商取引方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、インターネッ
ト上の仮想銀行から発行された電子マネーにより消費者
が仮想商店から商品購入を行う電子商取引システムにお
いて、前記消費者の指紋情報の正否を認証する認証手段
と、認証された前記指紋情報に基づき前記仮想銀行に前
記電子マネーの発行を依頼し、発行された前記電子マネ
ーを用いて前記仮想商店に商品購入を依頼する消費者側
制御手段と、前記指紋情報を照合して前記電子マネーを
前記消費者に発行し、入金依頼に基づき前記仮想商店の
口座に入金を行う仮想銀行側制御手段と、前記電子マネ
ーの受領に基づき前記消費者に商品発送を行い、前記仮
想銀行に入金依頼を行う仮想商店側制御手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0011】また、本発明は、インターネット上の仮想
銀行から発行された電子マネーにより消費者が仮想商店
から商品購入を行う電子商取引方法において、前記消費
者の指紋の正否を認証し、認証された指紋情報に基づき
前記消費者から前記仮想銀行に前記電子マネーの発行を
依頼し、前記仮想銀行は前記指紋情報が正規のものであ
る場合に前記電子マネーを前記消費者に発行し、前記消
費者は前記仮想銀行から発行された前記電子マネーに基
づき前記仮想商店に商品購入を依頼し、前記仮想商店は
前記電子マネーの受領に基づき前記消費者に商品発送を
行い、前記仮想商店は前記仮想銀行に入金依頼を行い、
前記仮想銀行は前記入金依頼に基づき前記仮想商店の口
座に入金を行うことを特徴とする。
【0012】また、本発明の電子商取引システムは、図
2及び図3を参照しつつ説明すれば、インターネット上
の仮想銀行(図2の22)から発行された電子マネーに
より消費者(図2の21)が仮想商店(図2の23)か
ら商品購入を行う電子商取引システムにおいて、前記消
費者の指紋情報の正否を認証する認証手段(図3の3
1)と、認証された前記指紋情報に基づき前記仮想銀行
に前記電子マネーの発行を依頼し、発行された前記電子
マネーを用いて前記仮想商店に商品購入を依頼する消費
者側制御手段(図2の212)と、前記指紋情報を照合
して前記電子マネーを前記消費者に発行し、入金依頼に
基づき前記仮想商店の口座に入金を行う仮想銀行側制御
手段と(図2の222)、前記電子マネーの受領に基づ
き前記消費者に商品発送を行い、前記仮想銀行に入金依
頼を行う仮想商店側制御手段(図2の232)とを具備
している。
【0013】[作用]本発明の電子商取引システムは、
ICカードを利用した指紋による認証を行うように制御
している。このため、インターネット上での本人以外の
なりすましといった不正使用を防止することができる。
また、メールを送信する場合は暗号化を行うように制御
している。このため、インターネット上での盗聴といっ
た行為などから利用者のプライバシーを保護することが
できる。また、電子マネーの発行時には同時に電子マネ
ーの証明書を発行するように制御している。このため、
電子マネーの偽造を防止することができる。更に、電子
透かしとしての暗証番号とカード内に記憶された暗証番
号と消費者が入力した暗証番号と指紋情報との照合に基
づき認証を行うように制御している。このため、ICカ
ードの不正使用を確実に防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】[本実施形態]次に、本発明の実
施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】(1)構成の説明 図1は本発明の実施形態の電子商取引システムの構成例
を示す概念図である。図1において、本発明の実施形態
の電子商取引システムは、消費者A、仮想銀行B、仮想
商店Cから構成されている。消費者Aは仮想銀行Bに対
し電子マネーの発行を依頼し、仮想商店Cに対し商品購
入を依頼する。仮想銀行Bは依頼に基づき消費者Aに対
し電子マネーを発行し、依頼に基づき仮想商店Cの口座
に入金する。仮想商店Cは仮想銀行Bに対し電子マネー
の入金を依頼し、依頼に基づき消費者Aに対し商品を発
送する。
【0016】本発明の実施形態では、消費者Aと仮想銀
行Bと仮想商店Cのなかで、特に消費者Aと仮想銀行B
間での電子マネー発行の際の消費者個人の認証におい
て、予めICカード(下記図3参照)内の記憶手段に登
録されている指紋情報と入力された指紋情報とが一致す
るか否かを判定し、インターネットにおける電子商取引
の安全性を高めるものである。指紋情報には、人差し指
に限らず特定の指の指紋や全部の指の指紋から傷のない
複数指の指紋として、秘密性と認証性をアップすること
ができ、また、指紋情報としては、指紋の特徴点を集合
したデータとベクトルデータ等を用いてデータとするこ
とができる。
【0017】図2は本発明の実施形態の電子商取引シス
テムの構成例を示す機能ブロック図である。図2におい
て、本発明の実施形態の電子商取引システムは、消費者
Aが所持するコンピュータ(パーソナルコンピュータ)
21、仮想銀行Bに相当する仮想システム22、仮想商
店Cに相当する仮想システム23、後述のICカードを
読み取る読取手段24から構成されている。消費者Aの
コンピュータ21は、通信手段211、制御手段21
2、記憶手段213を具備し、仮想銀行Bに相当する仮
想システム22は、通信手段221、制御手段222、
指紋情報記憶手段223、口座情報記憶手段224から
論理的に構成され、仮想商店Cに相当する仮想システム
23は、通信手段231、制御手段232、記憶手段2
33から論理的に構成されている。尚、図2では本実施
形態に必須の構成要素のみを図示している。
【0018】消費者Aのコンピュータ21において、通
信手段211は、仮想銀行Bに相当する仮想システム2
2の通信手段221、仮想商店Cに相当する仮想システ
ム23の通信手段231と通信を行う。制御手段212
は、通信手段211を介してインターネットにアクセス
する機能(ブラウズ機能、インターネットプロトコル、
及び暗号/復号機能を持った電子メール等のソフトウェ
ア)を有する。記憶手段213には、登録済指紋情報が
記憶される。
【0019】読取手段24(カードリーダ)は、消費者
Aの所にコンピュータ21と共に併設されており、IC
カードを挿入するカード挿入口、後述する他の実施形態
で説明する暗証No等を入力するためのテンキー等を備
えている。本実施形態では、指紋情報の認証は後述する
ようにICカードの指紋認証チップ内の認証回路で行
い、認証回路から認証情報をコンピュータ21の制御手
段212へ転送する。尚、本実施形態では読取手段24
をコンピュータ21に併設する場合を例に上げている
が、これに限定されず、読取手段24をコンピュータ2
1に内蔵することも可能である。
【0020】仮想銀行Bに相当する仮想システム22に
おいて、通信手段221は、消費者Aのコンピュータ2
1の通信手段211、仮想商店Cに相当する仮想システ
ム23の通信手段231と通信を行う。制御手段222
は、通信手段221を介してインターネットにアクセス
する機能、口座からの引き落とし機能、入金機能、指紋
照合機能、受け取った電子マネーの正当性を検査できる
機能を有する。指紋情報記憶手段223には、消費者A
の指紋照合に用いる指紋情報が記憶される。口座情報記
憶手段224には、電子商取引を行うための口座情報
(プリペイド口座)が記憶される。
【0021】仮想商店Cに相当する仮想システム23に
おいて、通信手段231は、消費者Aのコンピュータ2
1の通信手段211、仮想銀行Bに相当する仮想システ
ム22の通信手段221と通信を行う。制御手段232
は、通信手段231を介してインターネットにアクセス
する機能を有する。記憶手段233には、各消費者との
商取引情報が記憶される。
【0022】図3は本発明の実施形態の電子商取引シス
テムで使用するICカードの構成例を示す説明図であ
る。ICカード31は、コネクタ付きの接触式又はコネ
クタなしの非接触式のいずれでもよいが、内部にはCP
Uチップやメモリチップ、入出力チップ等を備えて、一
般的な認証用ID番号や暗号番号等をメモリ領域に格納
しており、さらに指紋読み取りセンサ及び認証回路を有
する指紋認証チップ32を備えている。指紋認証チップ
32は、個人の指紋情報を記憶すると共に、所定箇所の
チップに触れることによる指紋読み取り/認証機能を有
している。なお、図3には基本的に通常の人差し指の指
紋を読みとるようにしているが、この指紋を読みとる指
は10指中いずれでも、仮想銀行に登録した指紋の指で
あればよく、1指でも複数指の指紋であってもよい。
【0023】(2)動作の説明 次に、本発明の実施形態の動作について図1〜図4を参
照して詳細に説明する。図4は本発明の実施形態の電子
商取引システムにおける電子マネー発行依頼処理、電子
マネー発行処理、商品購入依頼処理、電子マネー入金依
頼処理、口座入金処理の流れを示すフローチャートであ
る。以下、図1の(I)電子マネー発行依頼〜(V)口
座入金と図4のa.電子マネー発行依頼〜e.口座入金と
を対比させながら各処理について説明する。
【0024】先ず(I)電子マネー発行依頼について説
明する。
【0025】(I)電子マネー発行依頼は、消費者Aが
仮想銀行Bに対し電子マネーの発行を依頼するものであ
る(図4のフローa.電子マネー発行依頼処理)。
【0026】(1)消費者Aはコンピュータ21のキー
ボード/マウスを操作し、発行依頼文の作成を指示す
る。これにより、コンピュータ21の制御手段212は
発行依頼文を作成する(ステップS401)。
【0027】(2)次に、消費者AはICカード31の
指紋認証チップ32に指を触れることで指紋入力を行う
(ステップS402)。ICカード31の指紋認証チッ
プ32から入力された指紋情報は、予めICカード31
の指紋認証チップ32の認証回路に登録されている内容
と一致しているか否かについて認証回路で判定が行われ
(ステップS403)、入力指紋情報と登録指紋情報が
不一致の場合は、再度読み取りが可能とする。入力指紋
情報と登録指紋情報が一致した場合は、登録済指紋情報
が消費者Aのコンピュータ21の記憶手段213に記憶
される(ステップS404)。
【0028】(3)次に、消費者Aのコンピュータ21
の制御手段212は上記作成した発行依頼文に上記登録
済指紋情報とした指紋情報を添付し(ステップS40
5)、デジタル署名(消費者Aの秘密キー)を行う(ス
テップS406)。
【0029】(4)次に、消費者Aのコンピュータ21
の制御手段212は暗号化を行い(メーラ機能)(ステ
ップS406)、通信手段211を介して仮想銀行Bに
相当する仮想システム22に対しメールを送付する。
【0030】次に(II)電子マネー発行について説明す
る。
【0031】(II)電子マネー発行は、仮想銀行Bが消
費者Aからの依頼に対し指紋照合を行い電子マネーを発
行するものである(図4のフローb.電子マネー発行処
理)。
【0032】(1)仮想銀行Bに相当する仮想システム
22の制御手段222は、通信手段221を介して消費
者Aのコンピュータ21からメールを受け取ると復号化
(メーラ機能)を行い(ステップS411)、消費者A
の公開キーによってデジタル署名を復号し(ステップS
412)、データ改ざんがないことを確認する。ここ
で、デジタル署名は、公開鍵方式をとり、秘密鍵で伝送
系を暗号化して、復号化するときに公開鍵を用いる方式
を実行するが、これと逆の関係としてもよい。
【0033】(2)次に、仮想銀行Bに相当する仮想シ
ステム22の制御手段222は、メールに添付された指
紋情報と仮想銀行内部で指紋情報記憶手段223に保持
している指紋情報とを照合し(ステップS413)、消
費者Aの指紋情報と仮想銀行Bの保持指紋情報が一致し
た場合には、口座情報記憶手段224を参照し、消費者
Aの口座の残高確認を行い、依頼金額の引き落としを行
う(ステップS414)。仮想システム22の制御手段
222は、消費者指紋情報と仮想銀行保持指紋情報が不
一致の場合には、その旨を通信手段221を介して消費
者Aに通知し(ステップS451)、以降の処理は行わ
ない。
【0034】(3)次に、仮想銀行Bに相当する仮想シ
ステム22の制御手段222は、引き落とした金額は電
子マネーとして証明書を添付し(ステップS415)、
通信手段221を介して消費者Aのコンピュータ21に
メール送付する。仮想システム22の制御手段222
は、メールについては上記(I)と同様にデジタル署名
と暗号化を行う(ステップS416)。電子マネー証明
書には偽造を防ぐために一意の番号を付与する。
【0035】次に(III)商品購入依頼について説明す
る。
【0036】(III)商品購入依頼は、消費者Aが仮想
銀行Bから受け取った証明書付き電子マネーを購入依頼
文に添付し仮想商店Cに対し送るものである(図4のフ
ローc.商品購入依頼処理)。
【0037】(1)消費者Aのコンピュータ21の制御
手段212は、通信手段211を介して仮想銀行Bに相
当する仮想システム22からメールを受け取ると復号化
(メーラ機能)を行い、仮想銀行Bの公開キーによって
デジタル署名を復号し、データ改ざんがないことを確認
する。
【0038】(2)次に、消費者Aのコンピュータ21
の制御手段212は、仮想銀行Bからのメールに添付さ
れた証明書付き電子マネーを確認し、更に購入依頼文を
作成し(ステップS421)、通信手段211を介し仮
想商店Cに相当する仮想システム23に対して購入依頼
文に上記電子マネーを添付し、購入依頼を行う(ステッ
プS422)。コンピュータ21の制御手段212は、
メールについては上記(I)と同様にデジタル署名と暗
号化を行う(ステップS423)。
【0039】次に(IV)電子マネー入金依頼について説
明する。
【0040】(IV)電子マネー入金依頼は、仮想商店C
が消費者Aから受け取った証明書付き電子マネーにて購
入依頼商品の発送及び仮想銀行Bに対し入金依頼を行う
ものである(図4のフローd.電子マネー入金依頼処
理)。
【0041】(1)仮想商店Cに相当する仮想システム
23の制御手段232は、通信手段231を介して消費
者Aのコンピュータ21からメールを受け取ると復号化
(メーラ機能)を行い(ステップS431)、消費者A
の公開キーによってデジタル署名を復号し、データ改ざ
んがないことを確認する。
【0042】(2)次に、仮想商店Cに相当する仮想シ
ステム23の制御手段232は、購入依頼書と添付され
た証明書付き電子マネーを確認し、消費者Aに対し商品
の発送を行うよう指令する(ステップS432)。
【0043】(3)次に、仮想商店Cに相当する仮想シ
ステム23の制御手段232は、入金依頼文を作成し
(ステップS433)、通信手段231を介して仮想銀
行Bにに対し入金依頼を行うメールに証明書付き電子マ
ネーを添付して仮想銀行Bに送信し(ステップS43
4)、上記(I)と同様にデジタル署名と暗号化を行う
(ステップS435)。
【0044】次に(V)口座入金について説明する。
【0045】(V)口座入金は、仮想銀行Bが仮想商店
Cから受け取った入金依頼より電子マネーの正当性を検
査し口座に入金するものである(図4のフローd.電子
マネー入金依頼処理)。
【0046】(1)仮想銀行Bに相当する仮想システム
22の制御手段222は、通信手段221を介して仮想
商店Cからメールを受け取ると復号化(メーラ機能)を
行い(ステップS441)、仮想商店Cの公開キーによ
ってデジタル署名を復号し、データ改ざんがないことを
確認する。
【0047】(2)次に、仮想銀行Bに相当する仮想シ
ステム22の制御手段222は、電子マネーの証明書の
内容を検査する(ステップS442)。消費者Aへの電
子マネーの発行の際に付与された番号が入金依頼のあっ
た電子マネーの証明書の番号と一致することを検査し、
付与番号が証明書番号と一致した場合は、仮想商店Cの
口座に入金する(ステップS443)。
【0048】本発明の実施形態によれば、ICカード3
1を利用した指紋による認証を行うことにより、インタ
ーネット上での本人以外のなりすましといった不正使用
を防止することができる。また、暗号化を行うことによ
り、インターネット上での盗聴といった行為などから利
用者のプライバシーを保護することができる。また、電
子マネーの証明書を発行することにより、電子マネーの
偽造を防止することができる。
【0049】[他の実施形態]上述した本発明の実施形
態ではICカード31の内部に装填した指紋認証チップ
32に指紋情報を登録する構成としたが、指紋認証チッ
プ32に登録する指紋情報にwatermark(電子透かし)
として暗証Noを特定のスペクトラムで挿入しておき、
ICカード31内の暗証Noと、上記のwatermarkの暗
証Noと、カード所持者が読取手段24のテンキーから
入力した暗証Noとの照合をそれぞれ行うようにすれ
ば、3重チェックを実現することができる。更に、上述
した指紋情報と指紋読み取り手段で読み取った指紋情報
との照合と併用すれば、4重チェックを実現することも
できる。これにより、ICカード31の不正使用を確実
に防止することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ICカードを利用した指紋による認証を行うことによ
り、インターネット上での本人以外の「なりすまし」と
いった不正使用を防止することができる。また同時に、
商取引にメールを送信する場合は、暗号化を行うことに
より、インターネット上での盗聴といった行為などから
利用者のプライバシーを保護することができる。
【0051】また、電子マネーの発行時には同時に電子
マネーの証明書を発行することにより、電子マネーの偽
造を防止することができる。更に、電子透かしとしての
暗証番号とカード内に記憶された暗証番号と消費者が入
力した暗証番号と指紋情報との照合に基づき認証をデジ
タル信号処理により行うことで、ICカードの不正使用
を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電子商取引システムの構成
例を示す概念図である。
【図2】本発明の実施形態の電子商取引システムの構成
例を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施形態の電子商取引システムで使用
するICカードの構成例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態の電子商取引システムにおけ
る電子マネー発行依頼〜口座入金の流れを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
21 コンピュータ 22、23 仮想システム 211、221、231 通信手段 212、222、232 制御手段 213、233 記憶手段 223 指紋情報記憶手段 224 口座情報記憶手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット上の仮想銀行から発行さ
    れた電子マネーにより消費者が仮想商店から商品購入を
    行う電子商取引システムにおいて、 前記消費者の指紋情報の正否を認証する認証手段と、認
    証された前記指紋情報に基づき前記仮想銀行に前記電子
    マネーの発行を依頼し、発行された前記電子マネーを用
    いて前記仮想商店に商品購入を依頼する消費者側制御手
    段と、前記指紋情報を予め登録済みの指紋情報と照合し
    て前記電子マネーを前記消費者に発行し、入金依頼に基
    づき前記仮想商店の口座に入金を行う仮想銀行側制御手
    段と、前記電子マネーの受領に基づき前記消費者に商品
    発送を行い、前記仮想銀行に入金依頼を行う仮想商店側
    制御手段とを具備することを特徴とする電子商取引シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記消費者側制御手段は、前記認証手段
    で認証された指紋情報をメールに添付して前記仮想銀行
    に前記電子マネーの発行を依頼し、前記仮想銀行から発
    行された前記電子マネーをメールに添付して前記仮想商
    店に商品購入を依頼し、前記仮想銀行側制御手段は、前
    記消費者から前記メールと共に送信された前記指紋情報
    と仮想銀行側登録指紋情報とを照合し一致した場合に前
    記電子マネーを前記消費者に発行し、前記仮想商店から
    メールと共に送信された前記電子マネーに基づき前記仮
    想商店の口座に入金を行い、前記仮想商店側制御手段
    は、前記消費者から前記メールと共に送信された前記電
    子マネーに基づき商品発送を行い、前記仮想銀行に前記
    電子マネーをメールに添付して入金依頼を行うことを特
    徴とする請求項1に記載の電子商取引システム。
  3. 【請求項3】 前記認証手段は、指の接触により指紋を
    読み取る指紋読取機能と、予め指紋情報を登録する指紋
    情報登録機能と、前記読み取った指紋情報と前記登録指
    紋情報との一致の有無を判定する認証機能を有するIC
    カードであることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    電子商取引システム。
  4. 【請求項4】 前記消費者側制御手段と、前記仮想銀行
    側制御手段と、前記仮想商店側制御手段とは、送信メー
    ルを暗号化する機能及び受信メールを復号化する機能を
    有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子商
    取引システム。
  5. 【請求項5】 前記仮想銀行側制御手段は、前記消費者
    に対する前記電子マネーの発行時に電子マネー証明書を
    添付することを特徴とする請求項1、2、4の何れかに
    記載の電子商取引システム。
  6. 【請求項6】 前記認証手段としての前記ICカード
    は、カード本体に暗証番号が電子透かしとして形成され
    ており、前記電子透かしとしての前記暗証番号とカード
    内に記憶された暗証番号と前記消費者が入力した暗証番
    号と前記指紋情報との照合に基づき前記認証を行うこと
    が可能であることを特徴とする請求項3に記載の電子商
    取引システム。
  7. 【請求項7】 インターネット上の仮想銀行から発行さ
    れた電子マネーにより消費者が仮想商店から商品購入を
    行う電子商取引方法において、 前記消費者の指紋の正否を認証し、認証された指紋情報
    に基づき前記消費者から前記仮想銀行に前記電子マネー
    の発行を依頼し、前記仮想銀行は前記指紋情報が正規の
    ものである場合に前記電子マネーを前記消費者に発行
    し、前記消費者は前記仮想銀行から発行された前記電子
    マネーに基づき前記仮想商店に商品購入を依頼し、前記
    仮想商店は前記電子マネーの受領に基づき前記消費者に
    商品発送を行い、前記仮想商店は前記仮想銀行に入金依
    頼を行い、前記仮想銀行は前記入金依頼に基づき前記仮
    想商店の口座に入金を行うことを特徴とする電子商取引
    方法。
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