JP2000322399A - 保守スケジュール決定方式 - Google Patents

保守スケジュール決定方式

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JP2000322399A
JP2000322399A JP11130727A JP13072799A JP2000322399A JP 2000322399 A JP2000322399 A JP 2000322399A JP 11130727 A JP11130727 A JP 11130727A JP 13072799 A JP13072799 A JP 13072799A JP 2000322399 A JP2000322399 A JP 2000322399A
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Kazuhiko Kuramochi
和彦 倉持
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の分散されたシステム(保守対象システ
ム)の保守スケジュールを統一的に決定する保守スケジ
ュール決定方式を提供する。 【解決手段】 複数の保守対象システムによりネットワ
ークを介して通知された保守を必要とする保守対象部品
とこの保守対象部品の障害レベルと要求する保守実施期
限とを含む保守要求情報が保存される保守要求保存手段
と、複数の保守対象システムの保守を実行する優先度を
示す保守対象システム情報が予め保存された保守対象シ
ステム情報保存手段と、上記保守要求保存手段に保存さ
れた保守要求情報と上記保守対象システム情報保存手段
に保存された保守対象システム情報とに基づいて上記複
数の保守対象システムの保守対象部品を保守する保守ス
ケジュールを決定する保守用計算手段と、を備えること
により、複数の分散されたシステムの効率的な保守スケ
ジュールの決定が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、分散されて配置
された複数のシステムの保守を行なうための保守スケジ
ュールの決定方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、24時間連続運転が必要なシステ
ムにおいては、突然のシステムダウンを防止するため障
害が発生する前に保守を行なう予防保守が一般的に行な
われている。この予防保守では、保守作業の実施スケジ
ュールを効率的に決定することが課題となっている。
【0003】例えば、特開平1―260549号公報に
記載の「保守スケジュール作成方式」では、計算機シス
テムに対して過去に保守作業を実施した履歴情報や、計
算機システムにおいて発生したエラーロギング機能を備
えることにより、保守時にこのエラーロギング情報を分
析して保守の緊急度を算出しその保守スケジュールを決
定する方式が提案されている。
【0004】また、特開平3―242529号公報に記
載の「保守支援評価装置」では、システムの保守に必要
な特定パラメータを収集し、過去の保守実績データから
部品の劣化状態を推定評価することにより予防保守を必
要とする部品の保守周期を決定する方式が提案されてい
る。
【0005】さらに、特開平4―127247に記載の
「予防保守支援システム」では、システムの統計障害情
報を蓄積し、蓄積した統計障害情報をもとに消耗部品や
劣化部品を推定して交換部品の手配、保守実施計画、保
守員派遣手続きを行なうシステムが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の保
守スケジュール決定方式では、単一のシステムに対して
保守スケジュールの決定を行なうものである。そのた
め、巨大なシステムなどで分散された複数のシステムに
おいてその保守スケジュールを統一的に決定するのに問
題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、複数の分散されたシステムに
おいて保守スケジュールを統一的に決定することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、以下の要
素を備えたものである。 (a)構成部品の保守の必要性を判断し、保守を必要と
する保守対象部品とこの保守対象部品の障害レベルと要
求する保守実施期限とを含む保守要求情報を通知する複
数の保守対象システム; (b)上記複数の保守対象システムとネットワークを介
して接続され、以下の要素を有する保守スケジュール決
定システム; (b1)上記複数の保守対象システムにより通知された
上記保守要求情報が保存された保守要求保存手段; (b2)上記複数の保守対象システムの保守を実行する
優先度を示す保守対象システム情報が予め保存された保
守対象システム情報保存手段; (b3)上記保守要求保存手段に保存された保守要求情
報と上記保守対象システム情報保存手段に保存された保
守対象システム情報とに基づいて上記複数の保守対象シ
ステムの保守対象部品を保守する保守スケジュールを決
定する保守用計算手段。
【0009】第2の発明は、上記複数の保守対象システ
ムの保守を他の保守対象システムの運転と同時に実行で
きるか否かを判断させる上記他の保守対象システムの運
転情報が保存された関連システム情報保存手段を有する
保守スケジュール決定システムと、上記関連システム情
報保存手段に保存された他の保守対象システムの運転情
報に基づいて、上記複数の保守対象システムの保守対象
部品の保守を上記他の保守対象システムの運転と同時に
実行するか否かを決定する保守用計算手段とを備えたも
のである。
【0010】第3の発明は、上記保守対象システムの保
守対象部品を保守することによる効果と保守対象部品を
保守するための保守コストとを保存する保守要求保存手
段と、上記保守要求保存手段に保存された上記保守効果
に基づいて上記複数の保守対象システムの保守対象部品
の保守の順番を設定し、又上記保守要求保存手段に保存
された上記保守コストに基づいて予算内で実行可能な上
記保守対象部品の保守を選択する保守用計算手段とを備
えたものである。
【0011】第4の発明は、一定期間の保守により上記
保守対象部品と交換可能な保守用部品の制限数が保存さ
れた保守部品使用計画保存手段を有する保守スケジュー
ル決定システムと、上記保守部品使用計画保存手段に保
存された保守用部品の制限数に基づいて、上記複数の保
守対象システムの保守対象部品の交換数を決定する保守
用計算手段とを備えたものである。
【0012】第5の発明は、上記複数の保守対象システ
ムの保守対象部品と交換される上記保守用部品の製造年
月毎の在庫数が保存される部品在庫数保存手段を有する
保守スケジュール決定システムと、上記保守部品使用計
画保存手段に保存された保守対象部品の制限数に対応し
た数の上記保守用部品の出庫数を、上記部品在庫数保存
手段に保存された保守用部品の製造年月毎の在庫数から
それぞれ任意の割合で選択する保守用計算手段とを備え
たものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図を参照して説明する。図1は、実施の
形態1の保守スケジュール決定方式の構成図である。図
1において、1は保守作業の対象となる保守対象分散シ
ステム、2は保守対象分散システム1の保守スケジュー
ルを決定する保守スケジュール決定システムである。1
1〜13は保守対象分散システム1内の保守作業の対象
となる計算機システムなどの保守対象システム、21は
保守対象システム情報保存部、22は保守要求リスト、
23は保守スケジュール表である。なお、保守対象シス
テム11〜13とスケジュール決定システム2の間は、
ネットワーク3により接続され、スケジュール決定シス
テム2は保守対象システム11〜13からの情報を入手
することができる。
【0014】図2は、保守対象システム情報保存部21
に保存された保守対象システム情報の説明図である。保
守対象システム情報保存部21には、保守対象分散シス
テム1を構成する保守対象システム11〜13の保守作
業の優先度と保守対象システム11〜13に関連する関
連システムの情報とを含む保守対象システム情報30が
保存される。例えば、ここでは、エントリ31は保守対
象システム11(システムA)の保守優先度は1であ
り、保守対象システム11(システムA)に関連するシ
ステムはシステム12(システムB)及びシステム13
(システムN)であることを示している。
【0015】図3は、保守要求リスト22に保存された
保守要求情報の説明図である。保守要求リスト22に
は、保守対象システム11〜13により保守が必要と判
断され、ネットワーク3を経由して保守用計算機24に
通知された保守要求情報35が保存される。例えば、こ
こでは、エントリ36は、保守対象システム11(シス
テムA)において保守部品、即ち保守の対象となる保守
対象部品であるディスクドライブが障害レベル1の障害
を検知しており、○月×日までに交換が必要と判断され
たことを示している。
【0016】図4は、保守スケジュール表23に保存さ
れた保守スケジュールの説明図である。保守スケジュー
ル表23には、保守スケジュール決定システム2により
決定された保守対象分散システム1の保守対象システム
11〜13の保守スケジュール40が登録される。例え
ば、ここでは、エントリ41は、保守対象システム11
(システムA)のディスク2本を、○月×日に保守を行
なうとよいということが保守スケジュール決定システム
2により判断されたことになる。
【0017】次に、保守スケジュール決定システム2が
保守対象分散システム1の保守対象システム11〜13
の保守スケジュールを決定する動作を説明する。まず、
保守対象分散システム1の基本的な情報として、保守対
象分散システム1を構成する保守対象システム11〜1
3の、(1)同時に保守を実施する必要が出た場合の保
守の優先度である保守優先度と、(2)保守作業を行な
うとこの保守作業を行う保守対象システムに影響を与え
る関連システムを含む保守対象システム情報30と、を
保守対象システム情報21に保存しておく。
【0018】図2の保守対象システム情報30の例で
は、保守対象システム11(システムA)が最も保守優
先度が高く、続いて保守対象システム12(システム
B)、・・・、保守対象システム13(システムN)の
順番となる。また、保守対象システム11(システム
A)は、関連システムとして保守対象システム12(シ
ステムB)、保守対象システム13(システムN)が登
録されており、保守対象システム11(システムA)の
保守を実施する際に同時に保守対象システム12(シス
テムB)や保守対象システム13(システムN)の保守
を実施するのは危険であるということを示す。
【0019】次に、保守対象分散システム情報1を構成
する保守対象システム11〜13は、システム稼働中に
各々のシステムにおいて保守を必要とする部品を判断
し、ネットワーク3を経由して保守用計算機24に通知
する。その通知する内容は、図3に示すように保守対象
部品と、保守対象部品の現在の障害レベルと、保守対象
システムが要求しているいつまでに保守を行うかを示す
保守実施期限とから構成される保守要求情報35であ
る。この通知された保守要求情報35は保守用計算機2
4が随時、保守要求リスト22に保存する。
【0020】保守用計算機24は、保守要求リスト22
に保存された保守要求情報35の各エントリの障害レベ
ルと、保守対象システム情報保存部21に保存された保
守対象システム11〜13の保守作業の優先度とに基づ
いて保守対象システム11〜13の保守緊急度を計算す
る。そして、その緊急度をもとに保守対象システム11
〜13の保守スケジュールを決定する。その際、保守対
象システム情報保存部21に保存されている関連システ
ムの情報を参照し、同時に保守を行なうことが可能かど
うかを判定し、同時に行なうことができる保守作業を同
一スケジュールに設定する。このように設定されたスケ
ジュールを保守スケジュール表23に登録する。
【0021】以上のように本実施の形態によれば、保守
用計算機24が、保守要求リスト22に保存された保守
対象システム11〜13のそれぞれの保守対象部品の障
害レベルと、保守対象システム情報保存部21に保存さ
れた保守対象システム11〜13の保守作業の優先度と
に基づいて保守対象システム11〜13の保守スケジュ
ールを決定することにより、複数の分散されたシステム
の効率的な保守スケジュールの決定が可能になる。
【0022】実施の形態2.図5は、実施の形態2の保
守スケジュール決定システム2の構成図であり、図1と
同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。図
5において、25は保守対象分散システムの動作に影響
を与える関連システムの運転情報45が保存される関連
システム情報保存部である。
【0023】図6は、関連システム情報保存部25に保
存された関連システムの運転情報45、即ちイベント情
報の一例を示した説明図である。ここでは、○月×日に
停電があること、続いて×月○日にシステムZの片系が
停止すること、また、◎月△日にシステムYが停止する
予定であることが示されている。
【0024】本実施の形態では実施の形態1と同様に、
保守対象システム11〜13の各々がシステム稼働中に
保守を必要とする部品を判断し、ネットワーク3を経由
して保守用計算機24に保守要求情報35を通知し、保
守用計算機24は保守要求リスト22にこの保守要求情
報35を保存する。
【0025】次に、保守用計算機24は、保守要求リス
ト22に保存された保守要求情報35のエントリを参照
し、エントリの障害レベルと、保守対象システム情報2
1に登録されている保守対象システムの保守優先度をも
とに保守対象システム11〜13の保守緊急度を計算す
る。その後、保守分散対象システム21に保存されてい
る関連システムの情報を参照することによりスケジュー
ルを決定する。
【0026】具体的には、実施の形態1の処理に加え、
停電のような同時に保守作業を実施するとよいイベント
に保守スケジュールを合わせる。また、システムYが停
止のようなシステムに不安定な要素を与えるイベントが
行われる日には保守を行なわないというような判断を追
加することになる。これにより、各システムの保守スケ
ジュールを決定し、保守スケジュール表23に登録す
る。
【0027】以上のように本実施の形態によれば、保守
用計算機24は、保守分散対象システム21に保存され
ている関連システムの運転情報45を参照することによ
り、関連する他の保守対象システムの運転状況も踏まえ
て、複数の分散されたシステムの効率的な保守スケジュ
ールの決定が可能になる。
【0028】実施の形態3.図7は、実施の形態3の保守
要求リスト22に保存された保守要求情報50の説明図
である。保守要求リスト22は、保守対象システム11
〜13の保守対象部品を保守するための保守コストと保
守を実施することによる保守効果のエントリが、実施の
形態1で説明した保守要求情報35に追加保存されたも
のである。
【0029】本実施の形態では、保守スケジュールを決
定する際に、まず保守効果をもとに保守実施の順番を設
定し、さらに保守予算内で実施できる(保守コストの合
計が保守予算内になる)保守作業を選択する。その後、
この保守実施の順番と保守予算内で実施できる保守作業
をスケジュール決定のアイテムとして、実施の形態1で
説明したスケジュール決定のアイテムと併せて保守対象
システム11〜13の保守スケジュールを決定する。
【0030】以上のように本実施の形態によれば、保守
用計算機24が保守要求リスト22に保存されている保
守対象部品を保守するための保守コストと、保守を実施
することによる保守効果と、を含む保守要求情報50を
保守対象システム11〜13の保守スケジュールを決定
するアイテムとして利用するので、予防保守に一定内の
予算があるような場合に効率的な保守作業を行なうこと
ができる。
【0031】実施の形態4.図8は、保守部品計画リスト
に保存された保守用部品情報の説明図である。保守部品
計画リストは、保守スケジュール決定システム2に追加
して構成されたもので、一定期間の保守作業で保守対象
システム11〜13の保守対象部品と交換できる保守用
部品の使用制限数を含む保守用部品情報60が保存され
る。例えば、図8の例では、○月の保守でディスクドラ
イブ数は10本まで、×月の保守でテープドライブは5本
まで交換可能であることを表わしている。
【0032】本実施の形態において、保守用計算機24
は保守要求リスト22から保守スケジュール表23を作
成する際に、保守部品計画リストに保存された保守用部
品情報60を参照し、保守用部品情報60の部品の制限
数以内になるように保守作業(保守対象部品の交換)を
選択し、保守対象システム11〜13の保守スケジュー
ルを決定する。これは、保守対象分散システム1に対し
て一度の保守作業により交換する部品数を一定数以内に
制限することにより、部品の初期不良による保守失敗を
引き起こす確率を減らすことや、特定の時期に部品の交
換が集中することを防ぐことを目的とする。
【0033】以上のように本実施の形態によれば、保守
用計算機24が保守部品計画リストに保存された保守用
部品情報60の部品の制限数以内になるように保守作業
を選択し、保守対象システム11〜13の保守スケジュ
ールを決定するので、一定期間に用いられる保守部品数
を一定数に押さえることができる。また、一定数の部品
を交換することにより、特定の時期に保守対象部品の交
換が集中するという状況になる確率を減らすことができ
る。また、一定数の部品を在庫すればよいため在庫コス
トを押さえることができる。さらに、保守用部品に故障
などがあった場合にも、交換される保守対象部品に制限
があるため保守対象システム11〜13に与える影響も
少なくすることができる。
【0034】実施の形態5.図9は、部品在庫リスト(図
示せず)に保存された保守用部品在庫数情報70と部品
出庫及び手配計画表(図示せず)に保存された部品出庫
手配情報80の説明図である。ここで、部品在庫リスト
は、保守スケジュール決定システム2内に追加して構成
されたもので、保守対象部品と交換する保守用部品をそ
の製造年月毎に分類した在庫数である保守用部品在庫数
情報70が保存されたものである。また、部品出庫及び
手配計画表は、保守スケジュール決定システム2内に追
加して構成されたもので、本実施の形態により作成され
る保守スケジュールに基づき保守を行なう際に必要とな
る部品の出庫数と補充する部品数である部品出庫手配情
報80が保存されたものである。
【0035】本実施の形態においては、上記実施の形態
により決定した保守スケジュールにより必要となる保守
用部品数(保守対象部品と変更する保守用部品保守部品
の数)に対し、保守用計算機24は部品在庫リストに保
存された保守用部品在庫数情報70を参照することによ
り各製造年月毎の在庫部品数をチェックし、製造年月別
に部品を特定の割合で出庫するように出庫部品数を決定
し、部品出庫および手配計画表に部品出庫手配情報80
として保存する。また、保守作業により消費した部品を
手配するために必要数を部品出庫および手配計画表に保
存する。その後、部品在庫リストの保守用部品の在庫数
を消費した数だけ減らすことにより部品在庫リストを更
新する。
【0036】以上のように本実施の形態によれば、保守
交換を行なう保守用部品を部品在庫リストに保管された
保守用部品在庫数情報70の製造年月毎の在庫数から任
意の割合で選んで、使用することにより、特定の製造年
月の保守用部品が集中して使用されることがないので、
特定の製造年月の部品が故障や障害を多数発生させるこ
とが後から判ったような場合でも、その影響を少なくす
ることができる。また、その故障を多数発生させる製造
年月に製造された部品を保守に用いないようにすること
が可能である。
【0037】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0038】第1の発明では、複数の保守対象システム
のそれぞれの保守対象部品の障害レベルと複数の保守対
象システムが保守を実行する優先度とに基づいて複数の
保守対象システムの保守スケジュールを決定することに
より、複数の保守対象システムの保守優先度と保守対象
部品の障害レベルとに合わせた保守スケジュールを決め
ることができるので、複数の分散されたシステムの効率
的な保守スケジュールの決定が可能になる。
【0039】第2の発明では、複数の保守対象システム
の保守対象部品の保守を他の保守対象システムの運転と
同時に実行するか否かを決定することすることにより、
他の保守対象システムの運転状況も踏まえて保守スケジ
ュールを決めることができるので、複数の分散されたシ
ステムの効率的な保守スケジュールの決定が可能にな
る。
【0040】第3の発明では、複数の保守対象システム
の保守対象部品を保守することによる効果と保守対象部
品を保守するための保守コストに基づいて保守スケジュ
ールを決定することにより、保守効果と保守コストに合
わせた保守スケジュールを決めることができるので、効
率的な保守作業を行なうことができる。
【0041】第4の発明では、一定期間の保守により複
数の保守対象システムの保守対象部品と交換可能な保守
用部品の制限数に基づいて複数の保守対象システムの保
守対象部品の交換数を決定することにより、一定期間に
用いられる保守部品数を一定数に押さえることができる
ので、特定の時期に保守対象部品の交換が集中すること
を防止することができる。
【0042】第5の発明では、一定期間の保守で上記保
守対象部品と交換される保守用部品の制限数に対応した
数の保守用部品の出庫数を、複数の保守対象システムの
保守対象部品と交換される上記保守用部品の製造年月毎
の在庫数からそれぞれ任意の割合で選択することによ
り、特定の製造年月の保守用部品が集中して使用される
ことがないので、特定の製造年月の部品が故障や障害を
多数発生させることが判ったような場合でも、その影響
を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の保守スケジュール決定方式の
構成図。
【図2】 実施の形態1における保守対象システム情報
保存部21に保存された保守対象システム情報30の説
明図。
【図3】 実施の形態1における保守要求リスト22に
保存された保守要求情報35の説明図。
【図4】 実施の形態1における保守スケジュール表2
3に保存された保守スケジュール40の説明図。
【図5】 実施の形態2の保守スケジュール決定システ
ム2の構成図。
【図6】 実施の形態2における関連システム情報保存
部25に保存された関連システムの運転情報45の説明
図。
【図7】 実施の形態3における保守要求リスト22に
保存された保守要求情報50の説明図。
【図8】 実施の形態4における保守部品計画リストに
保存された保守用部品情報60の説明図。
【図9】 実施の形態5における保守用部品在庫数情報
70と部品出庫手配情報80の説明図。
【符号の説明】
1 保守対象分散システム、2 保守スケジュール決定
システム、3 ネットワーク、11 保守対象システム
A、12 保守対象システムB、13 保守対象システ
ムC、21 保守対象システム情報保存部、22 保守
要求リスト、23 保守スケジュール表。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を備えた保守スケジュール決
    定方式。 (a)構成部品の保守の必要性を判断し、保守を必要と
    する保守対象部品とこの保守対象部品の障害レベルと要
    求する保守実施期限とを含む保守要求情報を通知する複
    数の保守対象システム; (b)上記複数の保守対象システムとネットワークを介
    して接続され、以下の要素を有する保守スケジュール決
    定システム; (b1)上記複数の保守対象システムにより通知された
    上記保守要求情報が保存された保守要求保存手段; (b2)上記複数の保守対象システムの保守を実行する
    優先度を示す保守対象システム情報が予め保存された保
    守対象システム情報保存手段; (b3)上記保守要求保存手段に保存された保守要求情
    報と上記保守対象システム情報保存手段に保存された保
    守対象システム情報とに基づいて上記複数の保守対象シ
    ステムの保守対象部品を保守する保守スケジュールを決
    定する保守用計算手段。
  2. 【請求項2】 上記保守スケジュール決定システムは、
    上記複数の保守対象システムの保守を他の保守対象シス
    テムの運転と同時に実行できるか否かを判断させる上記
    他の保守対象システムの運転情報が保存された関連シス
    テム情報保存手段を有し、 上記保守用計算手段は、上記関連システム情報保存手段
    に保存された他の保守対象システムの運転情報に基づい
    て、上記複数の保守対象システムの保守対象部品の保守
    を上記他の保守対象システムの運転と同時に実行するか
    否かを決定することを特徴とする請求項1記載の保守ス
    ケジュール決定方式。
  3. 【請求項3】 上記保守要求保存手段は、上記保守対象
    システムの保守対象部品を保守することによる効果と保
    守対象部品を保守するための保守コストとを保存し、 上記保守用計算手段は、上記保守要求保存手段に保存さ
    れた上記保守効果に基づいて上記複数の保守対象システ
    ムの保守対象部品の保守の順番を設定し、又上記保守要
    求保存手段に保存された上記保守コストに基づいて予算
    内で実行可能な上記保守対象部品の保守を選択すること
    を特徴とする請求項1記載の保守スケジュール決定方
    式。
  4. 【請求項4】 上記保守スケジュール決定システムは、
    一定期間の保守により上記保守対象部品と交換可能な保
    守用部品の制限数が保存された保守部品使用計画保存手
    段を有し、 上記保守用計算手段は、上記保守部品使用計画保存手段
    に保存された保守用部品の制限数に基づいて、上記複数
    の保守対象システムの保守対象部品の交換数を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の保守スケジュール決定
    方式。
  5. 【請求項5】 上記保守スケジュール決定システムは、
    上記複数の保守対象システムの保守対象部品と交換され
    る上記保守用部品の製造年月毎の在庫数が保存される部
    品在庫数保存手段を有し、 上記保守用計算手段は、上記保守部品使用計画保存手段
    に保存された保守対象部品の制限数に対応した数の上記
    保守用部品の出庫数を、上記部品在庫数保存手段に保存
    された保守用部品の製造年月毎の在庫数からそれぞれ任
    意の割合で選択することを特徴とする請求項4記載の保
    守スケジュール決定方式。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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