JP2000322249A - オブジェクト比較システム - Google Patents

オブジェクト比較システム

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JP2000322249A
JP2000322249A JP11134581A JP13458199A JP2000322249A JP 2000322249 A JP2000322249 A JP 2000322249A JP 11134581 A JP11134581 A JP 11134581A JP 13458199 A JP13458199 A JP 13458199A JP 2000322249 A JP2000322249 A JP 2000322249A
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Hiromichi Toyama
弘道 外山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オブジェクトの比較結果を、特別の表示ソフ
トを用いることなく種々の複雑な表示形態で表示するこ
とを可能とするオブジェクト比較システムを提供するこ
と。 【解決手段】 このオブジェクト比較システムは、複数
のオブジェクトを相互に比較する比較手段と、比較結果
をHTMLデータとして出力する手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のオブジェク
トを比較し、比較結果を出力する比較システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、大量のプログラムソース或いはテ
キストファイルの内容を削除・追加・変更等した場合
に、新旧のファイル内容を比較していずれの箇所が改変
されたかを表示する比較ソフトウエアがあった。
【0003】このような比較ソフトウエアは、大量のソ
フトウェアを構成するプログラム中の年月日パラメータ
を修正しなければならない2000年問題に関連して、
修正前後のプログラムを比較し、修正個所や修正内容を
正確に把握するために必要性が高まっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
比較ソフトウェアには、以下のような問題点があった。
【0005】1.比較結果を理解し易いように表示する
場合に、特別性の表示用ソフトを作成し、この表示用ソ
フトを比較ソフトに組み込んでおく必要がある。しか
も、この表示用ソフトの開発は、要求される表示形態が
複雑に成るにつれて著しく煩雑になる。また、前記特別
性の表示用ソフトは、種々のハードウエアに対応できる
ように高い移植性を持つように設計しなければならな
い。
【0006】2.また、前記特別性の表示用ソフトを作
成した場合には、この表示用ソフトのための操作マニュ
アル等も別個に作成する必要がある。
【0007】3.更に、前記特性の表示用ソフトにより
前記比較結果を表示する場合、ユーザは、前記操作マニ
ュアル等により前記表示用ソフトの操作を理解し習熟し
なければならない。
【0008】4.また、比較結果を印刷するための特別
性の印刷用ソフトウエアを作成し、これを前記比較ソフ
トに組み込んでおく必要がある。
【0009】本発明の目的は、前記種々の問題点を解決
することができるオブジェクト比較システムを提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のオブジェクト比
較システムは、前記種々の問題点を解決するために、比
較結果をHTMLデータとして出力する。
【0011】本発明のオブジェクト比較システムによれ
ば、比較結果はHTMLデータとして出力される。従っ
て、前記種々の問題点は容易に解決される。理由は以下
のとおりである。すなわち、 1.本発明によれば、比較結果はHTMLデータとして
出力される。一方、最近の通常のパーソナルコンピュー
タ(以下、PCと略称する。)には、前記HTMLデー
タを表示するための種々のブラウザが設けてある。従っ
て、前記比較結果をHTMLデータで出力することによ
り、前記比較結果を、前記各PCに備え付けのブラウザ
を用いて(特別性の表示用ソフトを使用することなく)
容易に表示することができる。
【0012】前記比較結果をHTMLデータで出力する
ことにより、所望の表示形態が複雑になった場合にも、
当該所望の形態で容易に比較結果を表示することができ
る。たとえば、修正部分についての概略情報と詳細情報
とを、共に理解し易いように表示する場合には、これら
の情報を階層的に表示することが考えられる。この場
合、比較結果に基づいて、概略情報を表示するHTML
データと詳細情報を表示するHTMLデータを作成する
とともに、概略情報HTMLデータ及び・又は詳細情報
HTMLデータの適宜の要素に、アンカータグ(<A…>
…</A>)を付け、当該各データ間を相互に参照可能と
することにより、前記修正部分を更に容易に理解するこ
とができる。
【0013】また、前記HTMLデータは、ハードウェ
アに依存しないため、ハードウェアに対応する移植性に
ついて対策を講ずる必要がない。
【0014】2.前記比較結果についてのHTMLデー
タは、ユーザの使用するPCに設けた任意のブラウザに
より表示される。従って、ユーザは自分の使い慣れたブ
ラウザを操作することにより、前記比較結果を容易に表
示することができる。また、前記の如く特別性の表示用
ソフトは不要となるため、これに伴う操作マニュアルの
作成も不要となる。
【0015】3.また比較結果の印刷も、HTML形式
データとして出力することにより、前記ブラウザ等の既
存のツールを利用して容易に行うことができる。
【0016】本発明の好適な態様によれば、更に、以下
の利益が得られる。
【0017】テキスト以外の図形、動画、音声等を比較
し、その比較結果を表示する場合には、例えば、各図形
等のデータの新旧サイズ及びデータ更新日を表示すると
ともに、HTML形式により新旧の図形・動画・音声を
そのまま画面上に表示する。これにより、前記図形等を
比較するための複雑な比較エンジンがなくても、前記図
形等の比較を簡易に行うことができる。
【0018】大量のプログラム等を複数の担当者で分担
して修正しすると共に修正部分の比較結果を生成する場
合において、各担当者の名前を有するデータベースを生
成し、この各担当者名と、各担当者が分担する部分の比
較結果を表すHTMLデータとをリンクすることができ
る。これにより、各担当者は、他の担当者の担当部分の
修正を容易・迅速に参照しながら自己の担当部分の修正
を行うことができる。
【0019】また、本発明は、ファイルを収納するフォ
ルダを比較しこれらのフォルダ間における相違箇所を検
出する比較手段と、前記相違箇所を階層的に表示するた
めの表示データを作成する表示データ作成手段とを有す
ることを特徴とするフォルダ比較システムを含む。
【0020】このシステムによれば、ファイルを収納し
たフォルダを比較し検出された相違箇所を階層的に表示
することができる。従って、例えば、始めにフォルダ間
における相違箇所の個数やファイル名等を表示し、表示
範囲を徐々に絞り込むようにして相違箇所を特定するこ
とができる。よって、本システムによれば、フォルダ間
における相違箇所の個数や位置、分布を階層的に閲覧す
ることが可能となり、比較するフォルダ間における変更
内容を容易に把握することができる。
【0021】前記フォルダ比較システムにおいて、前記
表示データ作成手段は、該フォルダ間における相違箇所
の有無、個数若しくは内容又は相違箇所に係るファイル
名等の情報を一覧表示するためのインデックス表示デー
タを作成する手段を有するのが好ましい。
【0022】前記フォルダ比較システムにおいて、前記
表示データ作成手段は、前記相違箇所のみを抽出して表
示するための概要表示データを作成する手段を有するこ
とが好ましい。
【0023】前記フォルダ比較システムにおいて、前記
表示データ作成手段は、修正個所の数等を表示するため
のインデックス表示データを作成する手段と、修正部分
のみを示すための概要表示データを作成する手段と、修
正部分の詳細を示すための詳細表示データを作成する手
段と、を有するのが好ましい。ここにインデックス表示
データ・概要表示データ・詳細表示データはHTML形
式データであるのが好ましい。またこの場合、前記各デ
ータ(或いはファイル)の所望の要素にアンカータグの
如きリンク用タグを付するとともに、該リンク用タグ内
で参照データ名(或いは参照ファイル名)等を指定する
ことにより、当該所望の要素と参照データ(或いは参照
ファイル)等とを相互にリンクすることが好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】(フォルダ比較システム100の
全体構成)本発明の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。図1は、本実施形態に係るフォルダ比較
システム100の概略構成図を示すものである。なお、
本実施形態に係るフォルダ比較システム100は、イン
ターネットやLAN等の通信ネットワークに接続され得
るものである。
【0025】図1に示すように、フォルダ比較システム
100は、本システムに対してデータ等の入出力を行う
入出力デバイス4と、本システムによる処理の結果等を
表示するディスプレイ5と、データや実行プログラム等
のデータを保存するハードディスク6と、種々の演算処
理を行うプロセッサ7と、データを一時的に記憶するメ
モリ11と、これらの各部を接続するバス12とから構
成されている。なお、これらの各装置は、必ずしも同一
の装置内に設けられる必要はなく、ネットワーク上に存
在する端末コンピュータやサーバに分散されて配置され
るものであってもよい。
【0026】前記入出力デバイス4は、修正前ファイル
8や修正後ファイル9の入力やHTMLファイル10の
出力などの他、様々なデータ等の入出力を行うものであ
り、具体的には、フロッピーディスクドライブやCD−
ROMドライブ、ハードディスクドライブ等、一般的に
用いられているデバイスを用いることができる。
【0027】前記ハードディスク6は、本システムに内
蔵或いは外付けされるものであり、入出力デバイス4か
ら入力されたデータやプロセッサ7による演算処理の結
果を保存するものである。なお、本実施形態におけるハ
ードディスク6には、修正前のファイル8が格納される
フォルダ61と、修正後ファイル9が格納されるフォル
ダ62とが設けられている。
【0028】前記メモリ11は、入出力デバイス4やハ
ードディスク6から読み込まれたデータや、プロセッサ
7による演算結果を一時的に記憶するものである。ま
た、バス12は、各装置間相互のデータの送受を行うた
めのものであり、外部インターフェース(図示せず)を
介して通信ネットワークに接続されている。
【0029】前記プロセッサ7は、CPUやメモリその
他の周辺装置によって構成される通常のハードウェアで
ある。特に、本実施形態においてこのプロセッサ7は、
後述するフォルダ比較プログラムを起動することによっ
て、比較処理部1と、HTMLファイル作成部2と、H
TMLファイル表示部3の機能を実現するものである。
【0030】前記比較処理部1は、フォルダ61,62
内に収納されたファイルを比較し、これらフォルダ6
1,62内における相違箇所を検出するものであり、本
実施形態では、この比較処理を、ファイルを0個又は1
以上含むフォルダ単位で一括して行う機能を有する。ま
た、本実施形態に係る比較処理部1は、比較処理の結果
として、検出した相違箇所の内容(削除、追加、変更)
や位置(例えば、プログラムカウンタ)、個数等を記述
した内部テーブルを作成する。
【0031】また、この比較処理部1は、本実施形態で
は、修正前後において移動したデータを検出する機能を
備えている。具体的には、比較処理部1は、削除された
データと追加されたデータとを比較し、これらのデータ
内容が同一か或いは近似しているときには、当該データ
は修正の前後において移動したものであると判定する。
すなわち、同一であるときには単純に移動したものと判
定し、近似しているときには移動されるとともにデータ
内容の変更があったと判定する。
【0032】前記HTMLファイル作成部2は、階層的
に特定した相違箇所に関する情報について、各階層毎に
表示用データを形成し、これら表示用データの関連箇所
にリンク情報を付するものである。なお、本実施形態で
は、この表示用データとして、HTML形式ファイルを
用いる。
【0033】前記HTMLファイル表示部3は、比較処
理部1が検出した相違箇所を、ディスプレイ5等を介し
て、階層的に特定して表示するものであり、フォルダ内
に含まれるファイルの相違箇所を一覧表示する機能をも
有する。なお、本実施形態では、このHTMLファイル
表示部3は、HTML形式のファイルに付されたリンク
情報に従って、各階層のHTMLファイルを順次表示す
る。
【0034】なお、本実施形態では、これら比較処理部
1、HTMLファイル作成部2及びHTMLファイル表
示部3をプロセッサ7によってソフトウェア的に実現す
ることを前提としているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、これら各部1〜3のそれぞれの機能を有
する専用チップを設けて、各機能をハードウェア的に実
現するようにしてもよい。
【0035】(フォルダ比較システム100の動作)以
上の構成を有するフォルダ比較システム100の動作に
ついて以下に説明する。なお、ここでは修正前ファイル
8、修正後ファイル9を一旦ハードディスク6に保存
し、それを読み出してメモリ11上に記憶させてプロセ
ッサ7により処理する場合を前提として説明する。
【0036】先ず、修正前ファイル8を入出力デバイス
4を介してハードディスク6のフォルダ61に保存す
る。一方、修正後ファイル9も入出力デバイス4を介し
てハードディスク6のフォルダ62に保存する。なお、
本実施形態では、修正前ファイル8として6つのファイ
ル「html1.html,html2.html,text1.txt,text2.txt,
text3.txt,text5.txt」を保存する。また、これらのフ
ァイルと各々比較される修正後ファイル9には、修正前
のファイル名と同一のファイル名が付されている。
【0037】その後、比較処理を実行する。このとき、
ハードディスク6に保存された修正前後のファイル8,
9を読み出してメモリ11に一旦記憶させ、プロセッサ
7とメモリ11との間で適宜必要なデータを送受しつ
つ、プロセッサ7において処理を行う。
【0038】なお、修正前後のファイル8,9の読み出
しは、本実施形態では、フォルダを指定することにより
行う。すなわち、比較処理部1は、複数のファイルを一
括して処理する機能を有することから、フォルダ単位で
比較対象を指定することによって、フォルダ内に含まれ
ている複数のファイルを一括して処理することができ
る。ここでは、ユーザの操作によってフォルダ61,6
2を指定する。なお、フォルダの比較処理は、本実施形
態では、各フォルダ61,62に含まれる同一のファイ
ル名のファイル同士を比較し、相違箇所を検出する。こ
のとき、フォルダ61,62内にファイルが全くない場
合でも処理を行うことができる。この場合には、表示の
際にファイルがフォルダ内に含まれていない旨を通知す
るようにしてもよい。
【0039】さらに、この比較処理の際、削除、追加又
は更新された箇所を抽出するとともに、削除及び追加に
係る部分のデータ内容を比較し、これらが同一か又は近
似しているときには、当該データは修正の前後において
移動したデータであることをも判定する。
【0040】その後、比較処理部1における比較処理が
終了すると、比較処理部1は処理結果として内部テーブ
ルを出力する。この内部テーブルは、メモリ11やハー
ドディスク6に保存するようにしてもよく、さらには必
要に応じて入出力デバイス4やディスプレイ5若しくは
ネットワークを介して外部に出力することもできる。
【0041】次いで、HTMLファイル作成部2によっ
て、この内部テーブルに記述された情報に基づいてHT
MLファイルを作成する。このHTMLファイル作成部
2は、修正個所の数等を表示するためのインデックス表
示データを作成する手段と、修正部分のみを示すための
概要表示データを作成する手段と、修正部分の詳細に示
すための詳細表示データを作成する手段と、を有する。
従って、このファイル作成部2によれば、インデックス
用ファイル(インデックス表示データ)と、修正ファイ
ルの概要を示す概要表示用ファイル(概要表示データ)
と、ファイルの内容を詳細に示す詳細表示用ファイル
(詳細表示データ)の3階層が作成される。
【0042】図2は、前記ファイル作成部2により作成
されたHTMLファイルの一例を示す。図2に示すよう
に、このファイルによれば、適宜の表示内容に対応する
テキストに種々のタグを付することにより、当該テキス
トを種々の態様(例えば、色づけ、下線、フォント選
択、テーブル表示等)で表示することができる。また、
任意のテキスト等にアンカータグを付するとともに、ア
ンカータグ内で参照ファイル名等を指定することによ
り、当該任意のテキストと参照ファイル等とを相互に容
易にリンクすることができる。
【0043】このように作成されたHTMLファイル
は、前述した内部テーブルと同様に、メモリ11やハー
ドディスク6に保存したり、入出力デバイス4やディス
プレイ5若しくはネットワークを介して外部に出力する
ことができる。
【0044】その後、ユーザの要求に応じてHTMLフ
ァイル表示部3は、作成されたHTMLファイルをディ
スプレイ5等に表示させる。図3〜図5は、ディスプレ
イ5等に表示されたHTMLファイルの一例を示すもの
である。
【0045】図3は、本実施形態に係る前記インデック
スファイルの一例を示すものである。同図に示すよう
に、インデックス用ファイルは、フォルダ内に含まれる
複数のファイルについての修正箇所の内容を示すウイン
ドウ13aと、ファイル名を表示するウインドウ13b
と、新旧全体のライン数、及び修正があったライン数を
内容別に表示するウインドウ13cとから概略構成され
る。例えば、同図に示すように、html1.htmlについて
は、追加箇所が1個、削除箇所が2個、更新箇所が6個
あり、ライン数は全体として1ライン減っていることを
示している。なお、フォルダ内にファイルが含まれてい
ない場合や修正個所が皆無の場合にはその旨を表示する
ようにする。
【0046】そして、このインデックスファイルは、ウ
インドウ13a、bにリンク情報が付されており、例え
ばマウス等によってカーソルをこれらのウインドウ上に
移動させクリック等をすることによって、下位の表示用
ファイルにリンクできるようになっている。詳述する
と、ウインドウ13aには、概要表示用ファイルにリン
クするためのリンク情報が付されており、また、ウイン
ドウ13bには詳細表示用ファイルにリンクするための
リンク情報が付されている。
【0047】図4は、前記概要表示用ファイルの一例と
して「text2.txt」の変更点を示すものである。同図に
示すように、概要表示用ファイルは、ファイル単位で修
正個所の内容とファイル内のデータとを一覧表示するも
のであり、修正個所のみが一覧表示される。
【0048】また、同図において、追加された箇所につ
いては「ADD」を表示するとともに追加されたデータ
内容を表示し、削除された箇所については「Del」を
表示するとともに削除されたデータの内容を表示し、変
更された箇所については「REP」と表示するとともに
修正前後のデータ内容を具体的に表示する。この変更さ
れた箇所の表示については、ユーザの注意を喚起するた
めに修正前のデータ内容に「OLD」が表示される。
【0049】なお、図中"[ ]"内に示される数字は、
左側が旧ファイル内におけるリスト番号であり、右側が
新ファイル内におけるリスト番号を意味するものであ
る。ただし、追加された箇所に関しては旧ファイル内の
リスト番号が存在しないため新ファイル内におけるリス
ト番号のみが表示され、削除された箇所に関しては新フ
ァイル内のリスト番号が存在しないため旧ファイル内に
おけるリスト番号のみが表示される。
【0050】さらに、本実施形態に係る概要表示用ファ
イルでは、新旧のファイルにおいて移動された箇所につ
いても表示される。具体的には、移動に係る箇所の移動
前の位置には「mDel」が表示されるとともに移動前
の状態のデータ内容が表示され、移動後の位置には
「m」が表示されるとともに移動後の状態のデータ内容
が表示される。また、この移動に係る箇所が移動の前後
においてデータ内容に変更があった場合には、移動後の
位置に「mREP」及び移動後のデータ内容が表示され
るとともに、その直後の行に移動する前の状態のデータ
内容が表示される。この移動する前のデータ内容には、
この表示が変更前の状態である旨を明示すべく「OL
D」が表示される。
【0051】また、この概要表示用ファイルには下位の
詳細表示用ファイルに関連づけがなされており、上記
「ADD」等の記号をカーソルなどで指定することによ
って、その修正に係る部分についての詳細を表示させる
ことができる。例えば、図4中の2行目にある"REP
7「 8」"を指定した場合、詳細表示用ファイルで
ある「text2.txt」の8ライン目を先頭に表示させるよ
うにすることができる。
【0052】図5は、前記詳細表示用ファイルの一例を
示すものである。同図に示すように、詳細表示用ファイ
ルは、ファイル内のデータを全て表示するものであり、
概要表示用ファイルの一覧表示と関連づけされることに
よって、修正個所に係る部分をその前後の部分と併せて
表示する。なお、本実施形態に係る詳細表示用ファイル
では、同図に示すように、修正後のライン間に、修正前
のラインが挿入されて表示され、新旧の比較が容易にで
きるようになっている。
【0053】なお図5に於いて修正(訂正・追加・削
除)された部分には、その部分を明瞭に示すための色・
下線等の種々の修飾が付されている。これらの修飾の指
令は、HTML形式に於いては適宜のタグを当該修正個
所に付することにより容易に行うことができる。
【0054】さらに、本実施形態に係る詳細表示用ファ
イルにも、新旧のファイル間で移動された箇所につい
て、上述した概要表示用ファイルと同様に、「mDe
l」、「m」及び「mREP」が表示される。そしてこ
れらの文字にはリンク情報が付されており、移動前後の
リスト間で関連づけがなされ、この文字をクリック等す
ることによって、例えば画面スクロール等により、移動
に係るリスト間で画面が切り替わるようになっている。
これによってユーザは、クリック等の簡単な操作で移動
前後のデータ内容を容易に比較することができる。
【0055】このような本実施形態に係るフォルダ比較
システム100によれば、ファイルを収納するフォルダ
を比較して検出された修正箇所を、インデックス表示、
概要表示及び詳細表示の3階層によって表示させること
ができるため、例えば、始めにフォルダ間の修正箇所が
あったファイル名を確認し、次いで表示範囲を徐々に絞
り込むようにして修正箇所を調べることができる。従っ
て、このフォルダ比較システム100によれば、フォル
ダ間における修正箇所のファイル名や、ファイル内おけ
る位置、複数ファイルにわたる修正個所の分布を階層的
に閲覧することが可能となる。
【0056】なお、本実施形態においては、修正個所の
表示についてインデックス、概要及び詳細表示の3階層
としたが本発明はこれに限定されるものではない。すな
わち、絞り込み表示の条件や範囲をさらに細分化して、
階層表示の階層を増加させることができる。例えば、プ
ログラムソースを比較する場合には、分岐処理部にフラ
グを設けこのフラグ間毎に表示させたり、サブルーチン
等が存在する場合にはこのサブルーチン単位で階層表示
させるようにしてもよい。
【0057】(フォルダ比較プログラム)上記構成及び
動作のフォルダ比較システム100は、所定のコンピュ
ータ言語で作成されたフォルダ比較プログラムを、汎用
コンピュータで実行することによって実現することがで
きる。以下に、かかるフォルダ比較プログラムについて
以下に説明する。図6は、フォルダ比較プログラムの動
作処理を示すフロチャート図である。
【0058】先ず、フォルダ比較プログラムが開始され
ると(S101)、ユーザに対して比較処理の対象とな
るファイルを含むフォルダを指定を要求する(S10
2)。このとき、指定されるフォルダ内には複数のファ
イルが含まれていてもよいし、ファイルが全く含まれて
いなくてもよい。
【0059】次いで、比較処理を実行する(S10
3)。このとき、複数のファイルがフォルダ内に含まれ
ているときは、フォルダ間において同一名のファイル同
士を比較する。また、上述した手法によって移動に係る
箇所を判定する。そして、比較処理が終了した後、比較
結果を記述した内部テーブルを作成する(S104)。
このとき、必要に応じてこの内部テーブルを出力するた
めのステップを設けるようにしてもよい。
【0060】その後、内部テーブル等の比較結果に基づ
いて上述したようなリンク情報を有するHTMLファイ
ルを作成した後(S105)、このHTMLファイルを
出力する(S106)。通常、この作成されたHTML
ファイルは、ハードディスク6に対して出力してこれに
保存するようにするが、必要に応じて入出力デバイスや
ネットワークを介して外部に出力するようにしてもよ
い。このHTMLファイルの出力が終了した後、プログ
ラムを終了する(S107)。
【0061】そして、このようにして作成されたHTM
Lファイルは、周知のブラウザソフトで閲覧することが
できる。図7は、そのブラウザソフトにより閲覧の動作
について説明するフローチャート図である。
【0062】同図に示すように、ユーザの要求に応じて
HTMLファイルの閲覧を開始すると(S201)、先
ず、閲覧するHTMLファイルの指定を要求する(S2
02)。この指定に応じてハードディスク6や入出力デ
バイス4からインデックス用ファイルを読み込み、これ
をディスプレイ5に表示する(S203)。
【0063】その後、ユーザに対してより詳細な表示を
要求するか否かの指示についての入力を待ち(S20
4)、詳細な表示を要求する場合には、下位のHTML
ファイルを読み出して表示させる(S205)。さら
に、詳細な表示を要求するか否かの指示についての入力
を待ち(S206)、要求するようであればさらに下位
のHTMLファイルを表示する(S205)。
【0064】S204又はS206においてユーザが詳
細表示を要求しない場合、若しくはユーザが閲覧の終了
を要求する場合には、プログラムを終了させる(S20
7)。
【0065】以上説明したフォルダ比較プログラムによ
れば、特別な専用装置を必要とすることなく、汎用コン
ピュータを用いて、容易に新旧のファイルを比較し、そ
の比較結果をHTMLファイルとして出力させることが
できる。また、このHTMLファイルは一般に普及して
いる既存のブラウザソフトを用いて閲覧することが可能
であるため、閲覧のためのソフトウェアを特別に開発す
る必要がない。さらに、HTMLファイル形式は広く普
及しているため、既存のネットワークを通じて配布或い
は公開することが可能であり、複数の端末機を用いてプ
ログラム等の開発をしている場合などには、プログラム
の変更に関する情報の有効利用を図ることができ、プロ
グラムの開発作業の支援を容易に実現することができ
る。
【0066】なお本発明は、以上の実施形態に限定され
ることなく他の実施形態でも使用できる。
【0067】例えば、本発明のシステムによれば、テキ
スト以外の図形・動画・音声等を比較しその比較結果を
表示することもできる。この場合、図形等を比較するた
めの比較エンジンが無い場合には、各図形等の新旧デー
タサイズ及びデータ更新日を表示するとともに、新旧の
図形・動画・音声データをHTML形式により画面上に
そのまま並列して表示する。これにより、図形等を比較
するための複雑な比較エンジンがなくても前記図形等の
修正個所を簡易に判断することができる。図形の修正の
有無は前記データサイズの変動或いはデータ更新日の表
示から分かり、一旦変動が有ると判断された場合には、
図形データの修正個所は、肉眼で識別できるからであ
る。なお、この場合において、前記図形データ等はGI
F、JPEG等の種々のフォーマットにより表現される
が、HTML形式を使用することにより、何れのフォー
マットの図形データをも容易に表示装置上に表示するこ
とができる。
【0068】なお、以上説明したフォルダ比較プログラ
ムは、図8に示すような、汎用コンピュータ15で読み
取り可能な記録媒体16〜19に記録することができ
る。具体的には、同図に示すような、フロッピーディス
ク16やカセットテープ19等の磁気記録媒体、若しく
はCD−ROM17等の光ディスクの他、RAMカード
18などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記
録することができる。
【0069】また、本発明において、上記コンピュータ
読み取り可能な記録媒体には、例えば、インターネット
上に分散配置され、ホームページの閲覧サービスやアプ
リケーションのダウンロードサービスを提供するサーバ
が有するハードディスク等の記録媒体も含まれる。
【0070】そして、このようなフォルダ比較プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によ
れば、前記比較結果の出力・閲覧を可能とするプログラ
ムの保存或いは運搬等を簡便に行うことができる。
【0071】さらに、上述したフォルダ比較プログラム
は、所定の方式によりエンコードしてデジタル信号に変
換し、インターネットやイントラネット等の通信ネット
ワークを介して配布することができる。そしてこのデジ
タル信号をネットワークを介してダウンロードし、汎用
のコンピュータ等にインストールすることによって上述
したフォルダ比較システムを実現することができる。
【0072】なお、本発明に於いて比較手段により比較
されるオブジェクトは、フォルダ、ファイル等を含む。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明のオブジェク
ト比較システムによれば、比較結果をHTMLデータで
出力することにより、前記比較結果を、特別性の表示用
ソフトを搭載することなく容易に表示することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフォルダ比較システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に於いて生成されたHTML
ファイルの一例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態においてディスプレイに表示
されたインデックス用ファイルの一例を示す説明図であ
る。
【図4】本発明の実施形態においてディスプレイに表示
された概要表示用ファイルの一例を示す説明図である。
【図5】本発明の実施形態においてディスプレイに表示
された詳細表示用ファイルの一例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施形態に係るフォルダ比較プログラ
ムの動作を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の実施形態に係る表示用ファイルの閲覧
処理の手順を示すフローチャート図である。
【図8】本発明の実施形態に係る比較プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1…比較処理部、2…HTMLファイル作成部、3…H
TMLファイル表示部 4…入出力デバイス、5…ディスプレイ、6…ハードデ
ィスク、61,62…フォルダ、7…プロセッサ、8…
修正前ファイル 9…修正後ファイル、10…HTMLファイル、11…
メモリ 13…(表示された)インデックスファイル、13a,
13b,13c…ウインドウ、15…汎用コンピュータ 16…フロッピーディスク、17…CD−ROM、18
…RAMカード 19…カセットテープ、100…フォルダ比較システム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のオブジェクトを相互に比較する比
    較手段と、比較結果をHTMLデータとして出力する手
    段とを有するオブジェクト比較システム。
JP11134581A 1999-05-14 1999-05-14 オブジェクト比較システム Pending JP2000322249A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101213843B1 (ko) 2004-08-27 2012-12-20 마이크로소프트 코포레이션 원활한 객체 비교 시스템 및 방법

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