JP2000322018A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000322018A
JP2000322018A JP11128090A JP12809099A JP2000322018A JP 2000322018 A JP2000322018 A JP 2000322018A JP 11128090 A JP11128090 A JP 11128090A JP 12809099 A JP12809099 A JP 12809099A JP 2000322018 A JP2000322018 A JP 2000322018A
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Yasukuni Yamane
康邦 山根
Hisao Okada
久夫 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のマトリクス型表示装置では、全画面を
表示するのに必要なバンド幅のインタフェースを用いな
いと、全表示画素を有効に生かした表示が行えなかっ
た。 【解決手段】 表示画面の複数の領域が独立に駆動され
るように信号線駆動回路及び走査線駆動回路が配置され
たマトリクス型表示装置において、外部から入力される
表示信号を蓄積する表示メモリと、前記表示メモリへ前
記表示信号の書込みを行うか否かをフレーム単位で指定
する手段と、前記表示信号と前記表示メモリから読み出
される信号によって前記複数の領域への表示を行う表示
タイミング制御回路を備えることにより、従来必要であ
ったバンド幅より狭いバンド幅でインタフェース可能な
表示装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示装置に関し、さ
らに詳しくは、従来必要であったバンド幅よりも低いバ
ンド幅でインタフェースされるマトリクス型表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ技術の進展とともに、ヒュ
ーマンインタフェースのキーデバイスとして表示装置の
重要性が高まっており、パーソナルコンピュータやワー
ドプロセッサを初めとして様々な分野で幅広く使用され
ている。特に、文章の確認や編集を伴うアプリケーショ
ンにおいては、画面の一覧性が重要な要素であり、例え
ばパーソナルコンピュータ用表示装置では、640×4
80画素、800×600画素、1024×768画
素、1600×1200画素と、高精細化ないしは表示
画素数の増加が進みつつある。
【0003】一般のリフレッシュ型の表示装置では、静
止画表示の場合であっても、フリッカ(ちらつき)を避
けるため、60Hz以上のフレーム周波数でフレーム毎
に表示データを更新している。したがって、表示装置の
画素数が増加するとインタフェースに必要なバンド幅
(単位時間当たりの情報量)は増加する。例えば、フレ
ーム周波数が60HzでRGB各8ビットの階調を持つ
表示装置の場合、640×480画素では約430Mb
psのバンド幅が必要であり、1280×1024画素
では1800Mbps程度のバンド幅が必要となる。
【0004】一方、近年、CRT(Cathode R
ay Tube)の置換えや新しい応用分野の拡大に向
けて、フラットパネル構造のマトリクス型表示装置の開
発が活発化し、急速に普及が進みつつある。液晶表示装
置はその代表格であり、軽量、薄型、低消費電力等の携
帯性に関わる性能に優れているばかりでなく、高精細化
の点でもCRTに比べて有利である。例えば、最近、2
0型前後の画面サイズで、2560×2048画素や3
200×2400画素のカラー液晶表示装置の試作が行
われている。
【0005】マトリクス型表示装置の代表例として、表
示用画素を選択するためのスイッチング素子としてTF
T(Thin Film Transistor)を用
いたアクティブマトリクス型液晶表示装置について以下
に説明する。
【0006】図7に従来の表示装置の構成を示す。ここ
で、電源回路や透過型の表示方式の場合に必要なバック
ライト系は省略されており、図示されていない。この表
示装置は、液晶パネル101と各画素に電位を与えるた
めの信号線駆動回路102及び走査線駆動回路103を
備えている。また、信号線駆動回路及び走査線駆動回路
は、それぞれタイミング制御回路104に接続されてい
る。外部から、画像信号DATA、同期信号SYNC、
クロック信号CLK等が入力され、毎秒60枚〜100
枚程度のフレーム周期で画像が書込まれる。
【0007】画像信号DATAとしてはデジタル信号と
アナログ信号とがあり、前者はコンピュータ機器に、後
者は映像機器に使用されるのが一般的である。デジタル
信号の場合には表示色数やインタフェース形式に応じて
信号線数が変わる。図7はデジタル信号の場合を示して
いる。クロック信号CLKは画素単位の転送タイミング
を示す高速なクロック信号である。尚、雑音対策や信号
線数の低減のために、機器間の信号形態としてLVDS
(Low Voltage Differential
Signaling)等の信号技術が用いられる場合
もあるが、レシーバ回路を通した後は画像信号DATA
が一般的なデジタル信号である場合と同様に扱える。
【0008】タイミング制御回路104においては、入
力された同期信号SYNC及びクロック信号CLKに基
づいて各回路部102、103に必要なタイミング信号
が生成される。
【0009】上記液晶パネル101は、基本的に、ガラ
ス基板等からなる2枚の基板で液晶層を挟み込んだ構造
を有しており、一方の基板上に画素アレイが形成されて
いる。この画素アレイは、信号線駆動回路102及び走
査線駆動回路103により駆動される。
【0010】液晶パネル101の表示は、各画素への電
圧印加により液晶分子の配向状態を変化させ、入射光に
対して旋光、干渉、散乱、吸収等の光学的変調を加える
ことによって行われる。一般には、ガラス基板の両側に
偏光軸を直交させた一対の偏光板を貼り合わせ、ネマテ
ィック液晶を一対の基板間で90°捩れて配列させたT
N(Twisted Nematic)モードが広く用
いられている。
【0011】図8は、上記液晶表示装置における画素ア
レイ部と信号線駆動回路及び走査線駆動回路をより詳し
く表した図である。
【0012】この液晶パネル101は多数の走査線(又
はゲートライン)SL1〜SLm及び多数の信号線(又
はソースライン)DL1〜DLnが互いに交差するよう
に設けられ、隣接する2本の走査線と隣接する2本の信
号線とで区切られた領域に画素(画素電極)がマトリク
ス状に設けられている。
【0013】信号線駆動回路には、画像信号DATA、
クロック信号CLOCK1、スタート信号START1
等が入力され、走査線駆動回路にはクロック信号CLO
K2、スタート信号START2等が入力されて画素ア
レイを駆動するようになっている。
【0014】図9は各画素の構成を示した図である。
【0015】各画素にはスイッチング素子としての薄膜
トランジスタSWと、液晶容量CL及び補助容量CSが
設けられている。ここで、補助容量CSは液晶誘電率の
異方性、画素TFTのリーク電流、画素TFTのゲート
・ソース間の寄生容量等に起因する画素電位の変動の影
響を抑制するために設けられている。この補助容量CS
の一方の電極及び液晶容量CLの一方の電極は、画素T
FT(SW)を介して信号線DLjに接続され、画素T
FT(SW)のゲートは走査線SLiに接続されてい
る。液晶容量CLの一方の電極に対向する他方の電極
(対向共通電極)は液晶層を挟む他方の基板に形成さ
れ、補助容量CSの他方の電極は全画素に共通の共通電
極又は隣接する走査線に接続されている。さらに、信号
線DLjは上述の信号線駆動回路102に接続され、走
査線SLiは走査線駆動回路103に接続されている。
【0016】走査線駆動回路103は、走査線を順次走
査して各走査線に接続されている画素TFTのゲートに
20〜30V程度の電圧を必要期間だけ印加する機能を
有している。
【0017】信号線駆動回路102は入力されたデータ
信号を1水平期間に渡って順次サンプリング・保持し、
さらにD/A変換を行って必要なタイミングで信号線上
にアナログ信号として出力する。そして、走査線駆動回
路103により走査線がアクティブ状態になると画素T
FTが導通状態になって、信号線上に出力された信号が
画素に書込まれる。画素に書込まれた電荷は1フレーム
期間保持されて表示状態が維持される。尚、ここでの説
明は省略するが、液晶表示装置の場合、液晶層に直流電
圧を印加すると電気化学反応によって素子が劣化するの
で、長寿命化を図るために印加電圧の極性を周期的に反
転させる交流駆動(反転駆動)を行う必要がある。
【0018】以上、アクティブマトリクス型液晶表示装
置を例にとって説明したが、マトリクス型表示装置の場
合、CRTの場合と異なり、表示画面を構成する各画素
の位置は固定されている。したがって、マトリクス型表
示装置において画素数とフレーム周波数が与えられる
と、全画面の表示を行うのに必要なバンド幅は必然的に
決まる。したがって、通常のインタフェースでは、同じ
バンド幅の画像信号を外部から入力するのが一般的であ
る。例外的には、液晶モニタ等において、全画面の表示
を行うのに必要なバンド幅より狭いバンド幅の画像信号
が入力された場合の対応として、画面の一部の領域にの
み表示する方法や、画面全体に拡大表示する方法が実施
されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ニーズとシーズがうま
くマッチして表示装置の高精細化や表示画素数の増加が
進んでいるが、上記従来例では、これに伴って表示装置
とのインタフェースに必要なバンド幅は広くなる。その
結果、コンピュータ側のフレームメモリやインタフェー
ス回路の負担が重くなってしまう。したがって、特殊な
高精細の表示フォーマット全てにホスト側で対応する事
は、大きなコストアップ要因となる。また、逆に、特定
の表示フォーマット出力機能しか持たないコンピュータ
機器を用いて、より高精細な表示を行うことは、従来は
考慮されていなかった。
【0020】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、従来必要であったバン
ド幅より狭いバンド幅でインタフェース可能なマトリク
ス型表示装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の表示装置は、表示画面の複数の領域が独立に駆動され
るように配置された信号線駆動回路及び走査線駆動回路
を備えたマトリクス型表示装置であって、外部から入力
される画像信号を蓄積する表示メモリと、前記表示メモ
リに前記表示信号の書込みを行うか否かをフレーム単位
で指定する書込み指示手段と、前記画像信号と前記表示
メモリから読み出される信号によって前記複数の領域へ
の表示を行うタイミング制御を行う表示タイミング制御
回路を備えることを特徴とする。
【0022】本発明の請求項2に記載の表示装置は、前
記書込み指示手段への制御信号として、外部から入力さ
れる画像信号の非表示期間部分を用いて供給されること
を特徴とする。
【0023】本発明の請求項3に記載の表示装置は、さ
らに前記画像信号及び前記表示メモリから読み出される
信号によって表示される領域をフレーム単位で切替える
切替え手段を備えることを特徴とする。
【0024】本発明の請求項4に記載の表示装置は、前
記切替え手段への制御信号として、外部から入力される
画像信号の非表示期間部分を用いて供給されることを特
徴とする。
【0025】本発明の請求項5に記載の表示装置は、前
記複数の領域がそれぞれ表示画面の略1/2であること
を特徴とする。
【0026】本発明の請求項6に記載の表示装置は、前
記表示メモリへ前記画像信号の書込みが行われるフレー
ムにおいて、前記画像信号を表示するための走査が行わ
れないことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。
【0028】(実施形態1)図1は本実施形態のマトリ
クス型液晶表示装置の構成を示す概略図である。
【0029】この表示装置は、表示用画素を選択するた
めのスイッチング素子としてTFTを用いたアクティブ
マトリクス型の液晶パネル1、信号線駆動回路2、3、
走査線駆動回路4、5、表示タイミング制御回路6、表
示メモリ7、書込み指示回路8、電源回路(図示せず)
等を備え、外部から画像信号、同期信号、クロック信号
等の表示に関わる信号が入力されるようになっている。
透過型の表示方式の場合は、バックライトやバックライ
ト用電源等がさらに付加される。
【0030】液晶パネル1の表示画面は、信号線駆動回
路2及び走査線駆動回路4によって駆動される表示領域
Aと、信号線駆動回路3及び走査線駆動回路5によって
駆動される表示領域Bとで構成される。液晶パネル1の
表示領域Aは、従来の液晶表示装置と同様に、外部から
入力される画像信号に基づいて表示が行われる。また、
液晶パネル1の表示領域Bは、表示メモリ7から読み出
された信号に基づいて表示が行われる。
【0031】以下に、この液晶表示装置の構成と動作に
ついて、さらに詳しく説明する。
【0032】この液晶表示装置において、外部から入力
される画像信号は、例えば18ビットのデジタル信号で
あり、RGBの各色が6ビットで構成される。この場
合、信号駆動回路2及び3として、6ビットのデジタル
ドライバLSIが用いられ、液晶パネル1には各色64
階調の表示が行われる。
【0033】入力された18ビットの画像信号R0〜R
5、G0〜G5、B0〜B5は、信号駆動回路2及び表
示メモリ7に送られる。
【0034】表示メモリ7に送られた18ビットの画像
信号は、書込み指示回路8からの制御信号に応じて、書
込み指示のあるフレームでは表示メモリ7に書込まれ、
書込み指示のないフレームでは表示メモリ7に書込まれ
ない。
【0035】液晶パネル1の基本構成は、図8及び図9
に示した従来の液晶表示装置と同様な構成である。画素
構成は、例えば640×960画素構成(各画素はRG
Bの3ドット構成)で、いわゆるVGAフォーマットを
縦に並べた構成となっている。上部の表示領域Aは64
0×480画素構成であり、信号線駆動回路2及び走査
線駆動回路4によって駆動される。一方、下部の表示領
域Bも640×480画素構成であり、信号線駆動回路
3及び走査線駆動回路5によって駆動される。
【0036】信号駆動回路2及び3は、先に述べたよう
に6ビットのデジタルドライバLSIであり、従来の液
晶表示装置と同様のものを用いることができる。例え
ば、320出力のドライバLSIであれば、それぞれ6
個で構成される。
【0037】また、走査線駆動回路4及び5も、従来の
液晶表示装置と同様に、一般的なゲートドライバLSI
を用いることができる。例えば、240出力のドライバ
LSIであれば、それぞれ2個で構成される。
【0038】表示タイミング制御回路6は、表示領域A
に対しては図7で説明した従来のタイミング制御回路1
04とほぼ同様の働きをする。すなわち、入力される同
期信号Vsync、Hsync及びクロック信号CLK
を基に、信号線駆動回路2へのスタート信号、クロック
信号、極性反転信号等を生成する。また、走査線駆動回
路4へのスタート信号、クロック信号等を生成する。
【0039】一方、表示タイミング制御回路6の表示領
域Bに対する働きは、表示メモリ7から読み出された信
号に基づいて表示を行う以外は、表示領域Aの場合と同
様である。すなわち、入力される同期信号Vsync、
Hsync及びクロック信号CLKを基に、信号線駆動
回路3へのスタート信号、クロック信号、極性反転信号
等と、走査線駆動回路5へのスタート信号、クロック信
号等を生成する。また、表示タイミング制御回路6に
は、表示メモリ7から順次信号を読み出すためのアドレ
ス生成回路が組み込まれている。尚、画像信号と比べて
表示メモリ7から読み出される信号はアクセス時間分の
遅れを生ずるため、信号線駆動回路3へ送るスタート信
号は、信号線駆動回路2へ送るスタート信号より1〜2
クロック分だけ遅らせる必要がある。走査線駆動回路5
は、走査線駆動回路4と同じタイミングで駆動すればよ
い。
【0040】図2は、表示タイミング制御回路6に組み
込まれたアドレス生成回路の基本的な回路構成と表示メ
モリ7との接続関係を示す図である。このアドレス生成
回路の主要部はカウンタ回路で構成されており、カウン
タ21によって有効表示期間中のクロック信号CLKが
カウントされ、表示メモリ7をアクセスするためのアド
レス信号が生成される。このアドレス信号はカウンタ2
1の出力端子Q1〜Q19から出力され、表示メモリ7
のアドレス入力端子A0〜A18に入力される。このア
ドレス信号の数は、本実施形態の場合19ビット(64
0×480ワード分)であり、表示メモリ7へ画像信号
が書込まれる際にも用いられる。
【0041】表示メモリ7は、通常のDRAMやSRA
MのメモリLSIを使用することができる。使用するメ
モリLSIのアクセス速度が、1画素の表示レートに比
べて十分早い場合、1画素当りの転送期間にリード/ラ
イトが可能となる。したがって、必要な表示メモリの容
量は、640×480×6×3ビットあればよい。一
方、使用するメモリLSIのアクセス速度が、1画素の
表示レートと同等レベルの場合、読み出し用メモリと書
込み用メモリを交互に入れ替える2重バッファ法等の手
法が必要となり、必要な表示メモリの容量は2倍にな
る。
【0042】書込み指示回路8は、各フレームにおい
て、表示メモリ7への書込みを行うか否かを設定するた
めのものである。図3は、書込み指示回路8の構成例を
示した図である。図3において、垂直同期信号Vsyn
cの立ち上がり時の表示データの特定ビットの状態を検
出し、そのフレームに書込みを行うか否かを指示でき
る。図3では、画像信号の中のB0信号を用いる例を示
している。書込み指示回路8の実現方法としては他にも
様々な方法が考えられる。例えば、USBやRS−23
2C等の別のインタフェースを用いる方法であっても、
垂直同期信号を利用してフレーム毎の同期が取れるよう
になっていれば何ら差し支えない。
【0043】表示メモリ7へ画像信号が書込まれるフレ
ームにおいては、画像信号に基づいて表示される領域に
もこの情報が書込まれることになるが、そのフレームだ
け走査を止めることによって、表示への悪影響を抑える
ことができる。この走査を止めるタイミングは、書込み
指示回路8の内部状態から検出可能であり、表示タイミ
ング制御回路6を通して容易に実現できる。アクティブ
マトリクス型液晶表示装置の場合、各画素に前フレーム
の情報が保持されるので、1フレーム分だけ走査が行わ
れなかったことによる表示への影響は極めて小さい。
【0044】以上、表示装置の表示画素数が640×9
60画素の場合を例にとって実施形態1について説明し
たが、本発明が表示画素数の多少によって制約されるこ
とはない。例えば、表示装置の表示画素数が800×1
200画素や1024×1536画素の場合であって
も、独立に駆動できる表示領域をそれぞれ800×60
0画素及び1024×768画素として、全く同様に適
用できる。
【0045】また、独立に駆動できる表示領域であるA
領域とB領域の位置関係は、本実施形態の場合と逆であ
ってもよい。
【0046】さらに、本実施形態では、独立に駆動でき
る表示領域である表示領域Aと表示領域Bの画素数が等
しい場合について説明したが、表示領域Bの画素数が表
示領域Aの画素数と必ずしも一致する必要はなく、表示
メモリから読み出される信号に基づいて表示される領域
の画素数が、外部からの表示信号に基づいて表示される
領域の画素数を越えなければよい。例えば、本実施形態
の場合、全画面の表示画素数が640×720画素で表
示領域Bの画素数が640×240画素、あるいは、全
画面の表示画素数が640×640画素で表示領域Bの
画素数が640×160画素等であってもよい。
【0047】尚、本実施形態ではアクティブマトリクス
型液晶表示装置を例にとって説明を行ったが、PDP等
の他のマトリクス型表示装置にも同様に適用できること
は勿論のことである。
【0048】(実施形態2)本実施形態2における基本
的な回路構成は上記実施形態1と同様であるが、実施形
態1では液晶パネルの表示領域が縦方向に拡張されるの
に対し、実施形態2では液晶パネルの表示領域が横方向
に拡張される。
【0049】図4は、実施形態2のマトリクス型液晶表
示装置の構成を示す概略図である。基本的な回路構成や
動作は、実施形態1の場合と全く同じであるので説明を
省略する。本実施形態2においては、液晶パネル41は
横長となっており、走査線は表示領域Aと表示領域Bの
境界で分断されている。したがって、表示領域Aは信号
線駆動回路42及び走査線駆動回路44によって、また
表示領域Bは信号線駆動回路43及び走査線駆動回路4
5によってそれぞれ独立に駆動される。
【0050】液晶パネル41の画素構成は、例えば12
80×480画素構成で、VGAフォーマットを横に並
べた構成となっている。表示領域A及びBは、ともに6
40×480画素の構成である。
【0051】本実施形態2においても、先に説明した実
施形態1の場合と同様に表示画素数の多少に制約される
ことはない。例えば、表示装置の表示画素数が1600
×600画素や2048×768画素の場合であって
も、独立に駆動できる表示領域をそれぞれ800×60
0画素及び1024×768画素として、全く同様に適
用できる。
【0052】また、独立に駆動できる表示領域である表
示領域Aと表示領域Bの位置関係は、本実施形態と逆で
あってもよい。
【0053】さらに、表示領域Aの画素数と表示領域B
の画素数が必ずしも一致する必要はなく、表示メモリか
ら読み出される信号に基づいて表示される領域の画素数
が、外部からの画像信号に基づいて表示される領域の画
素数を越えなければよい。
【0054】また、PDP等の他のマトリクス型表示装
置にも同様に適用できる。
【0055】(実施形態3)本実施形態3では、表示領
域を切替えるための回路が実施形態2に付加された構成
となっており、外部から入力される画像信号に基づいて
表示される領域と、表示メモリから読み出される信号に
基づいて表示される領域とを切替えることができる。表
示領域Aと表示領域Bは同じ画素数であり、例えば、6
40×480画素構成である。。
【0056】図5は、実施形態3のマトリクス型液晶表
示装置の構成を示す概略図である。表示領域切替えに関
係する回路(マルチプレクサ60、61及び切替え指示
回路59)以外の回路構成や動作は、実施形態2の場合
と同じであるので説明を省略する。
【0057】図6は表示領域切替えのためのマルチプレ
クサ60の信号の接続関係を示した図である。マルチプ
レクサ60の選択信号として、切替え指示回路59の出
力信号S1が入力される。マルチプレクサ60は、この
選択信号S1に基づき、入力される画像信号R0〜R
5、G0〜G5、B0〜B5と表示メモリから読み出さ
れた信号RM0〜RM5、GM0〜GM5、BM0〜B
M5を選択して、いずれか一方を出力する働きをする。
この実施形態では、S1=0で前者が、S1=1で後者
が選択される。マルチプレクサ60の出力端子Y0〜Y
17からの出力は、信号線駆動回路52に送られる。マ
ルチプレクサ61の動作も同様であるが、選択信号とし
てS2が入力され、出力は信号線駆動回路53に送られ
る。
【0058】切替え指示回路59には、書込み指示回路
58と同様の回路が用いられる。すなわち、先に図3を
用いて説明したように、垂直同期信号の立ち上がり時の
表示データの特定ビットの状態を検出する回路を適用す
ることができる。例えば、画像信号のB1を選択信号S
1の設定に、B2を選択信号S2の設定に用いればよ
い。これにより、切替え指示を、フレーム単位で設定す
ることができる。勿論、USBやRS−232C等の他
のインタフェースを用いる方法であってもよい。
【0059】尚、選択信号S1及びS2の状態に対応し
て、表示タイミング制御回路56からそれぞれ信号線駆
動回路52及び53へ送るタイミング信号も切替える必
要がある。
【0060】尚、本実施形態3においても、アクティブ
マトリクス型液晶表示装置だけでなく、PDP等の他の
マトリクス型表示装置にも同様に適用できることは勿論
のことである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画素数の多いマトリクス型表示装置に対して、従来必要
であったバンド幅より狭いバンド幅の表示インタフェー
スを用いて表示を行うことが可能となる。したがって、
本発明の表示装置が特殊な画素構成であっても、接続可
能な機器があまり制限されることはない。
【0062】また、本発明の表示装置では、全画面を動
画表示することはできないが、全画面を1秒間に数回書
換えることは支障なく行えるため、多くの用途で問題な
く使用できる。すなわち、表示画素数の多い表示装置を
用いた一般のアプリケーションでは全画面を頻繁に書換
える必要がほとんどないため、実用上支障のない表示を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の液晶表示装置の概略構成を示す図
である。
【図2】実施形態1の液晶表示装置における表示タイミ
ング制御回路のアドレス生成回路部の基本構成と表示メ
モリとの接続関係を示す図である。
【図3】実施形態1の液晶表示装置における書込み指示
回路の一部の構成を抜粋した図である。
【図4】実施形態2の液晶表示装置の概略構成を示す図
である。
【図5】実施形態3の液晶表示装置の概略構成を示す図
である。
【図6】実施形態3の液晶表示装置におけるマルチプレ
クサの信号接続の関係を示す図である。
【図7】従来の液晶表示装置の概略構成を示す図であ
る。
【図8】液晶表示装置の画素アレイ部と駆動回路の構成
を示す図である。
【図9】液晶パネルの画素の構成を示す図である。
【符号の説明】
1、41、51、101 液晶パネル 2、3、42、43、52、53、102 信号線駆動
回路 4、5、44、45、54、55、103 走査線駆動
回路 6、46、56 表示タイミング制御回路 7、47、57 表示メモリ 8、48、58 書込み指示回路 59 切替え指示回路 60、61 マルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA06 NA44 NB16 NB23 NC15 NC16 ND47 ND49 ND52 NF05 5C006 AF01 BB14 BC16 BF02 BF16 FA48 5C080 AA05 AA10 BB06 DD22 FF13 JJ02 JJ03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面の複数の領域が独立に駆動され
    るように配置された信号線駆動回路及び走査線駆動回路
    を備えたマトリクス型表示装置において、 外部から入力される画像信号を蓄積する表示メモリと、
    前記表示メモリへ前記画像信号の書込みを行うか否かを
    フレーム単位で指定する書込み指示手段と、前記画像信
    号と前記表示メモリから読み出される信号に基づいて前
    記複数の領域への表示を行う表示タイミング制御回路を
    備えることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記書込み指示手段の制御信号が、前記
    外部から入力される画像信号の非表示期間部分を用いて
    供給されることを特徴とする請求項1に記載の表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像信号及び前記表示メモリから読
    み出される信号に基づいて表示される領域をフレーム単
    位で切替える切替え手段を備えることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記切替え手段の制御信号が、前記外部
    から入力される画像信号の非表示期間部分を用いて供給
    されることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の領域はそれぞれ表示画面の略
    1/2であることを特徴とする請求項1から請求項4の
    いずれかに記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示メモリへ前記表示信号の書込み
    が行われるフレームにおいて、前記画像信号を表示する
    ための走査が行われないことを特徴とする請求項1から
    請求項5のいずれかに記載の表示装置。
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