JP2000320762A - コルゲート管の接続構造 - Google Patents

コルゲート管の接続構造

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JP2000320762A
JP2000320762A JP11126596A JP12659699A JP2000320762A JP 2000320762 A JP2000320762 A JP 2000320762A JP 11126596 A JP11126596 A JP 11126596A JP 12659699 A JP12659699 A JP 12659699A JP 2000320762 A JP2000320762 A JP 2000320762A
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pipe
corrugated
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Hirotaka Suzuki
広隆 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、コルゲート管をカラー部材に抜け止
めすると共にがたつきのないように接続することを課題
とする。 【解決手段】 カラー部材４の内周所定箇所に環状凹溝
６を設け、該カラー部材４に挿入されるコルゲート管
１，１の所定箇所の凹部３と該カラー部材４の環状凹溝
６とを合わせ、その間に断面Ｓ字形状の係止リング９を
介在させ、該係止リング９の内外周板バネ部１０，１０
を該ラー部材４の環状凹溝６と該管１の凹部３との間に
係合して突っ張った状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電線、通信
線、光ファイバー等のケーブル類を地中に埋設する場合
に保護管として用いられるコルゲート管の接続構造に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、図４および図５に示すように光フ
ァイバー、通信ケーブル等のケーブル類を保護する保護
管(1) は、凸環部(2) と凹溝部(3) とが交互に配列され
ているコルゲート状の可撓管であって、このような保護
管(1,1) の一対は管継手(14)によって接続される。該保
護管(1) の接続端部の凹溝部(3) にはゴム製のパッキン
リング(19)が装着されており、該保護管(1) は該パッキ
ンリング(19)の摩擦力によって管継手(14)内に固定され
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】上記従来の管接続構
造では、管の固定がパッキンリング(19)の摩擦力のみに
頼っているから固定力が充分でなく、管継手(14)から保
護管(1) が抜け易いという問題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、カラー部材(4) の内周所
定箇所に環状凹溝(6) を設け、該カラー部材(4) に挿入
されるコルゲート管(1) の所定箇所の凹部(3) と該カラ
ー部材(4) の環状凹溝(6) とを合わせ、その間に断面Ｓ
字形状の係止リング(9) を介在させたコルゲート管(1)
の接続構造を提供する。更に本発明は該カラー部材(4)
は左右両端に開口部(5) を有し、更に左右一対の環状凹
溝(6) が設けられ、該カラー部材(4) の左右開口部(5)
からは一対のコルゲート管(1) を挿入し、該一対のコル
ゲート管(1) の所定箇所の凹部(3) と該カラー部材(4)
の環状凹溝(6) とをそれぞれ合わせ、その間に断面Ｓ字
形状の係止リング(9) をそれぞれ介在させたコルゲート
管(1) の接続構造も提供する。
【０００５】
【作用】断面Ｓ字形状の係止リング(9) の外周板バネ部
(10)はカラー部材(4) の環状凹溝(6) に弾性変形によっ
て係合し、内周板バネ部(10)は該カラー部材(4) に挿入
されているコルゲート管(1) の凸部(2) 間の凹部(3) に
弾性変形によって係合する。したがって該コルゲート管
(1) は該カラー部材(4) から抜出すことなく挿着され
る。そして該係止リング(9) の内外周板バネ部(10,10)
が、カラー部材(4) の環状凹溝(6) とコルゲート管(1)
の凹部(3) との間に突っ張った状態となるから、該係止
リング(9) はカラー部材(4) とコルゲート管(1) との間
においてがたつきが生じない。
【０００６】
【実施例】本発明を図１および図２に示す一実施例によ
って説明すれば、コルゲート管(1) は外周に凸部(2) と
凹部(3) とが交互に形成されており、該カラー部材(4)
は円筒状であって左右両端開口部(5,5) はベルマウス状
に拡径され、内周中央部には左右一対の環状凹溝(6,6)
が形成され、その外周にはそれに対応して凸環部(7,7)
が形成され、該凸環部(7,7) の外側には複数のリブ(8,
8) が補強のために形成されている。該管(1) の挿入端
から一番目の凹部(3) には係止リング(9) が装着され
る。該係止リング(9) はＣリングであって断面Ｓ字形状
を有し、外周と内周には板バネ部(10,10) が設けられて
いる。更に該管(1) の挿入端から二番目の凹部(3) には
ゴム輪(11)が装着される。
【０００７】このような管(1,1) をカラー部材(4) の左
右開口部(5,5) から挿入する。該開口部(5,5) はベルマ
ウス状に拡径されているから、該管(1,1) の挿入時の位
置合わせが容易になる。また開いた状態（自然状態）の
係止リング(9) も該ベルマウス状開口部(5,5) にガイド
されて閉じ方向に円滑に弾性変形する。該管(1,1) は該
カラー部材(4) に挿入された状態で、係止リング(9) が
カラー部材(4) の環状凹溝(6,6) の位置で弾性的に開き
方向に復元変形し、更に該係止リング(9) の内外周板バ
ネ部(10,10) が弾性的に開き方向に復元変形して、外周
板バネ部(10)は該カラー部材(4) の環状凹溝(6,6) に係
合し、内周板バネ部(10)は該管(1) の凹部(3) に係合す
る。
【０００８】この状態で該係止リング(9) の内外周板バ
ネ部(10,10) はカラー部材(4) の環状凹溝(6) と管(1)
の凹部(3) との間に突っ張ってカラー部材(4) の環状凹
溝(6) の内周とコルゲート管(1) の凹部(3) との外周に
それぞれ圧接した状態となり、がたつきを生ずることな
く管(1,1) の抜け止めを行なう。そしてゴム輪(11)はカ
ラー部材(4) と管(1) との間の気密性を維持する。
【０００９】本実施例以外、図３に示すようにカラー部
材(4) の凸環部(7) の補強用リブ(8) は該凸環部(7) の
内外両側に設けられてもよい。更に本発明のカラー部材
(4)は一対の管(1,1) を接続するために使用されるもの
以外、例えば一方のコルゲート管(1) の端部に設けられ
てもよいし、またマンホール等のケーブル導入口に取付
けられてもよい。
【００１０】
【発明の効果】本発明ではカラーとコルゲート管とをが
たつきなく確実に抜け止めを行なって接続することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
図１および図２は本発明の一実施例を示すものである。
【図１】接続部分解斜視図
【図２】接続部側断面図
【図３】カラー部材の他の実施例の側面図 図４および図５従来例を示すものである。
【図４】接続部分解斜視図
【図５】接続部分側断面図
【符号の説明】
1 コルゲート管 2 凸部 3 凹部 4 カラー部材 5 開口部 6 環状凹溝 9 係止リング 10 板バネ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】カラー部材の内周所定箇所に環状凹溝を設
    け、該カラー部材に挿入されるコルゲート管の所定箇所
    の凹部と該カラー部材の環状凹溝とを合わせ、その間に
    断面Ｓ字形状の係止リングを介在させたことを特徴とす
    るコルゲート管の接続構造
  2. 【請求項２】該カラー部材は左右両端に開口部を有し、
    更に左右一対の環状凹溝が設けられ、該カラー部材の左
    右開口部からは一対のコルゲート管を挿入し、該一対の
    コルゲート管の所定箇所の凹部と該カラー部材の環状凹
    溝とをそれぞれ合わせ、その間に断面Ｓ字形状の係止リ
    ングをそれぞれ介在させた請求項１に記載のコルゲート
    管の接続構造
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