JP2000317398A - 音声および低周波振動発生用振動アクチュエータ - Google Patents

音声および低周波振動発生用振動アクチュエータ

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JP2000317398A
JP2000317398A JP2000106671A JP2000106671A JP2000317398A JP 2000317398 A JP2000317398 A JP 2000317398A JP 2000106671 A JP2000106671 A JP 2000106671A JP 2000106671 A JP2000106671 A JP 2000106671A JP 2000317398 A JP2000317398 A JP 2000317398A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯用電話機における着信報知および受話器
として最適な、小型で、しかも不要音の発生を抑えた、
音声および低周波振動発生用振動アクチュエータを提供
する。 【解決手段】 ボイスコイル形の電気音響変換器におい
て、コイルの振動する部分を電話機のカバー等の固定し
た部分に弾性材を介して接着し、磁気回路をカバー等の
固定した部分に弾性材を介して支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用電話機等に
内装され信号着信時の呼び出しのための音声を発する電
気音響変換器に低周波の振動を出力できるようにして、
振動によっても呼び出しを知らしめるために利用する電
気振動変換器、すなわち、音声および低周波振動発生用
振動アクチュエータであり、特に小型で軽量にする目的
でペイジャー用振動アクチュエータとして用いることが
できる。
【0002】
【従来の技術】従来のペイジャー用振動アクチュエータ
は、ペイジャー用振動モータや振動発生アクチュエータ
とも称せられ、小型で薄く、低消費電力で振動を発生で
き、安価であることが必要である。しかし振動発生のみ
を目的とするために、当然ながら音声で呼び出しをした
り、会話音を発することができない。従って、着信情報
や音声発生のために少なくとも2個以上の装置部品が必
要になる。また多く使用されているペイジャー用振動モ
ータは、比較的大きい質量を回転させるために起動電力
消費が大きい。さらに回転させる構成のために部品点数
が多くなったり、信頼性や精度管理に問題がある。直流
電流を用いる理由で電流切り替え用の刷子を持つため、
大きな電磁ノイズを発生したり、回転に際して動作不良
を起こすこともあり、また小型、扁平化にも限界を有す
る。
【0003】図18は従来最も普通に使用されているペ
イジャー用振動モータを示すものである。円筒形のコア
レスロータで構成された駆動モータ61で駆動されるシ
ャフト62を介してカウンタウェイト63が回転し、振
れ回り振動を発生させる。当然ながら振動以外の音声を
発生することはできない。駆動モータ61は曲面形状の
永久磁石、および円筒形状のコアレスロータで形成さ
れ、また回転駆動力を得るには複数の磁極を形成する必
要があり、細い径の駆動モータ61を実現するためには
精度管理や製作コストで限界がある
【0004】図19は円筒形のペイジャー用振動モータ
の振動の状態を示すものである。駆動モータ61による
回転で、カウンタウェイト63は回転中心64の周りで
振れ回る。振動の方向はあらゆる方向に発生するため、
ペイジャー用振動モータの固定の仕方によっては有効に
振動が外部に伝わらない方向もあり、また振れ回りモー
メントは駆動モータ61の回転スピードの2乗に比例す
るため駆動力が必要で省電力化の限界がある。
【0005】図20は従来の扁平形のコアレスロータで
構成されたペイジャー用振動モータ65の内部を示す斜
視図である。回転軸68に重心を偏心させた円板状の巻
線コイル66を設け、薄板状の永久磁石67との間で回
転駆動力を発生させる。駆動電流は刷子69から供給さ
れる。円筒状のものと異なり、カウンタウェイトのかわ
りに、重心を偏心させた巻線コイル66を利用して、回
転の際に振動が発生する。当然ながら音声を出すことは
できない。また20mm以下の外径で数mm以下の扁平
な形状にすることは難しい。
【0006】図21は扁平状のペイジャー用振動モータ
の最も有効な振動の状態を示したもので、振動中心軸7
0に対して軸方向の回転状態がペイジャー用振動モータ
本体の71、72、73で示される。この他に軸方向の
厚さ振動や、軸に直角方向の径の振動があるが、この扁
平形のペイジャー用振動モータの固定の仕方によっては
外部への振動発生にはあまり寄与しないことが多い。こ
のことは巻線コイルに印加した駆動電流が外部への振動
エネルギーとして有効に利用されてないことを意味す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のペイジャー用振
動アクチュエータでは振動を発生させることはできる
が、音声を発生させることができなかった。また起動電
力を必ずしも小さくできず、外形寸法を小さくするには
かなり無理があり、また回転動作不良も起きやすいもの
もあったり、大きな電磁ノイズを発生する。
【0008】本発明は振動と音声を発生させることがで
き、駆動電流を有効に振動エネルギーに変換できる音声
および低周波振動発生用振動アクチュエータ、特に受話
器にも使用できるペイジャー用振動アクチュエータを得
ることを目的とし、低いコストで作りやすく、小型で扁
平化しやすく、動作不良の少ない音声および低周波振動
発生用振動アクチュエータを提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、永久磁石とヨークとで環状磁気ギャップ
を備えた磁気回路を構成し、該磁気ギャップにコイルを
配置し、該コイルに振動体を取り付けて、該コイルに交
流電気信号を流して該振動体と磁気回路とに相対的な振
動を行わせる電気振動変換器をカバーに取り付けてなる
振動アクチュエータにおいて、前記コイルを、弾性材を
介して前記カバーに固定するとともに前記磁気回路へダ
ンパーにより弾性的に支持し、前記磁気回路を前記カバ
ーに柔軟な構成物にて柔軟に支持し、前記交流信号が音
声周波数より低周波の信号であるとき、前記相対的な振
動は前記カバーに伝達され、前記交流振動が高周波であ
る音声周波数のとき、前記相対的振動により前記振動体
が振動して音声を発することを特徴とする音声および低
周波振動発生用振動アクチュエータである。
【0010】前記柔軟な構成物は、前記カバーに取り付
けられた環状の軟らかい弾性材からなる係止部とするの
が良く、該係止部に前記磁気回路のヨーク頂部が係止さ
れる。
【0011】前記柔軟な構成物は、磁気回路の外周に延
在する管状ゴムとすると良い。この場合、該磁気回路の
ヨーク頂部が該管状ゴムを介して前記カバーの支持部に
係止される。
【0012】また、前記柔軟な構成物は、磁気回路の外
周に延在する環状の軟らかい弾性材で構成すると良い。
その場合、該磁気回路のヨーク頂部が該環状の軟らかい
弾性材を介して前記カバーの支持部に係止される。
【0013】他の好ましい手段として、前記柔軟な構成
物は、磁気回路の外周に延在する環状の蛇腹状のゴムで
あり、該磁気回路のヨーク頂部が該環状の蛇腹状のゴム
を介して前記カバーの支持部に係止される。
【0014】更に他の好ましい例としては、前記柔軟な
構成物は、磁気回路の外面を覆いながら前記カバーに固
定された薄いゴムからなる。
【0015】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例をもと
に図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明によるペイジャー用振動アク
チュエータの実施例の1例を示すもので、音声を発生す
るムービングコイル型の電気音響変換器の駆動原理を用
いている。振動体1はドーム状に成形され、振動時に屈
曲しにくくし、良い音声を発生できるものにしている。
振動体1とコイル3の中心位置と上下の位置を支持する
ため、上下方向に比較的柔らかく変位できるダンパ7に
接着される。ボビン9は上部で内側に直角に曲げ成形す
ることにより、振動体1とダンパ7との接着を強固にで
き、円環状衝突部である円環状平坦部8ができる。この
円環状平坦部8と衝突部2を弾性材15を間に介して接
着する。
【0017】磁気回路は中央に孔13の開いた柱状で厚
さ方向に着磁された永久磁石である磁石4の片方の磁極
に円板状磁性体のプレート6を接着し、他方の磁極には
成形加工された磁性板のヨーク5を接着して構成され
る。ヨーク5とプレート6の間にはコイル3やボビン9
が上下に動く円環状のギャップが形成され、磁束密度の
大きい空間になる。
【0018】音声の場合は数百ヘルツから3キロヘルツ
と周波数が高く、比較的大きい駆動電流がコイル3に入
っても振動体1の変位量が比較的小さく、接着された柔
らかい弾性材15の厚さ方向変化で対応できる。数10
ヘルツの低周波数で駆動する場合は、振動体1等の変位
は大きくなるべきだが、振動を衝突部2に生じさせるの
はコイル3による瞬時的な上方向の変位によるため、衝
突部2と円環状平坦部8を柔らかい弾性材15を介して
接着しても振動発生を抑制することはない。
【0019】衝突部2に衝突する円環状衝突部である円
環状平坦部8は構造的に丈夫で平均的に衝突する。衝突
で生じた振動は支持梁12を伝わり、外周部10からさ
らに外部に伝搬していく。振動体1やダンパ7が低周波
数で振動するときの空気の背圧を上げないために、プレ
ート6には中央の孔13が、さらにヨーク5には複数の
孔14が設けるとよい。断面構造は図2で示される。
【0020】信号着信を知らせる音声や相手の会話音を
発生する場合は、振動体1の数百ヘルツから3キロヘル
ツの振動で実現し、着信信号を振動で知らせる場合に
は、数10ヘルツで振動体1を駆動し、衝突部2との衝
突振動を外部に伝える。この時の振動方向は上下方向の
みで、効率的に振動エネルギーを外部に取りだすことが
できる。また衝突時に音の発生を押さえ、衝突の衝撃を
和らげ破損しにくくするため、弾性材15を介し衝突部
2と円環状平坦部8を接着するとよい。
【0021】さらに外部に発生させる振動を大きくする
ため、本発明の実施例の1例である断面図の図3で示す
ように、コイル20以外のヨーク18を含む磁気回路を
衝突カバー27に衝突させるか、磁気回路との反発力を
有効に生かしてコイル20の円環状平坦部23での衝突
力を大きくすることが有効になる。当然ながら、円環状
平坦部23は衝突カバー27と弾性材25を介して接着
されている。
【0022】そのためにはヨーク18を含む磁気回路が
ある程度変位できるように柔軟に支持する必要がある。
図3の実施例では、支持ゴム29で磁気回路のヨーク1
8周辺のヨーク頂部28の平坦な部分を支持する。上の
薄いゴムの一端30で衝突カバー27に接着し、下の薄
いゴムの他端31でヨーク頂部28の下を覆う。上下の
薄いゴムの両端は円環状に構成し、複数の独立した幅の
あまり大きくない支持ゴム29で連結する。支持ゴム2
9と前記上下両端の円環状の薄いゴムとは一体成形で作
るのが適当である。
【0023】図4は本発明の実施例である図3のコイル
20に駆動電流が流され、円環状平坦部23が弾性材2
5を押さえて縮小させた状態を示す。この時、同時にヨ
ーク頂部28を支持する支持ゴムは伸びてヨーク18、
磁石16およびプレート17からなる磁気回路は下に移
動し、ヨーク頂部28は衝突カバー27から離れた状態
になる。この状態は衝突振動を衝突カバー27に伝えた
状態を示す場合か、または、以下に述べるような駆動電
流に極性を持たせた状態の場合を示す。
【0024】なお、図5は、図3で示した本発明の実施
例のヨーク18を含む磁気回路を柔軟に支持する構成を
上下ほぼ逆にしてみた斜視図である。ヨーク頂部28を
挟む円環状の薄いゴムの一端30は衝突カバーに接着さ
れ、円環状の薄いゴムの他端31は支持ゴム29が伸び
の力を受けると、支持ゴム29に近い部分ほど大きく外
周方向に変位し、結果、支持ゴム29が大きく伸びたこ
とと等価のものになる。円環状の薄いゴムの他端31の
複数の支持ゴム29から中間の位置にヨーク頂部28と
接着すると位置決めに効果がある。スリット32からは
電極線を取り出す。
【0025】駆動電流に極性を持たせる例を図6で示
す。図3の磁石16と逆方向で衝突カバー27の方向に
主として駆動する力がコイル20に生じるように、ほぼ
片方の極性の交流電流を用いることが有効である。この
極性の向きは磁石の着磁方向やコイルの巻き方によって
電流の向きが一義的に決まり、この電流の向きに合致す
る極性を選択することになる。図6の破線の方形波電流
34はBの値がCの値より大きく、Bの方の極性を主と
している。実線の方形波電流33はAと零の間の片方の
極性のみになっている。
【0026】駆動電流に極性がない場合、図3の実施例
でコイル20に衝突カバー27の方向の駆動力を受ける
電流が流れた場合のみ、ヨーク18を含む磁気回路が反
対の方向に変位して図4で示すようなヨーク頂部28が
衝突カバー27から離れた状態になる。当然ながらコイ
ル20と円環状平坦部23は弾性材25を介して衝突カ
バー27に接着されているため、弾性材25を膨張変形
させても離れることはなく、また、駆動交流電流が逆極
性になった場合、その過程でヨーク頂部28は衝突カバ
ー27に衝突することになる。この時、衝突時の不要音
の抑制が必要になる。また下の弾性材26は省くことも
可能になる。
【0027】駆動電流が図6の方形波電流33で示すよ
うに片側のみの極性を有してある程度電流値Aが大きい
場合、常時ヨーク頂部28は衝突カバー27から離れた
状態が維持される。例えば図6のAの値を200ミリア
ンペアにした場合、比較的柔らかい支持ゴム29で支持
すると、衝突カバー27からみてヨーク18を含む磁気
回路が上向きでも下向きでも1ミリメートル余ほど浮い
た状態を維持したまま数十ヘルツでプラス、マイナス
0.1ミリメートル程の振幅で振動する。
【0028】この場合、ヨーク頂部28は衝突カバー2
7に衝突しないため、弾性材を全周あるいは一部に介し
てもよいが、不要音の対策を必ずしもする必要がない。
また、コイル20および振動体24とヨーク18を含む
磁気回路との間の相対的な振動は、カバー27とヨーク
頂部28との間の支持ゴム29を介した結合状態を静止
状態に維持されていると見なすと、コイル20および振
動体24の相対的振動のみがコイル20と一体化した円
環状平坦部23から弾性材25を介してのみ衝突カバー
27に伝わることになる。すなわち、コイル20および
振動体24とヨーク18を含む磁気回路との間の相対的
な振動は弾性材25および支持ゴム29を介してカバー
27へ伝達される。図6の方形波電流33の立ち上がり
時に、コイル20はヨーク18を含む磁気回路との反作
用が加算されて大きな振動力を衝突カバー27に与える
ことになり、振動発生レベルが大きくなる。さらに駆動
電流の極性が全部偏っていて最大ピーク電流値が大きい
方がコイル20の駆動力および磁気回路との反作用によ
る衝突力が大きく、またヨーク頂部28の衝突による不
要音の対策に悩まされることが少なくなる。
【0029】図6の片方のみの極性の方形波電流33の
ように、立ち上がりが急峻な駆動電流が図3の実施例の
コイル20に印加された場合、急激な駆動力や磁気回路
からの反作用力による変化が起きるため、振動体24等
の瞬時的な機械的変形ストレスが大きく、高い周波数成
分を多く含む衝突音とは異なる不要音がかなりのレベル
で発生する。この不要音の発生は、台形波の場合は傾斜
部を緩くするほど不要音が小さく、SIN波や三角波で
はさらに低くなる。しかし傾斜を緩くし過ぎると振動レ
ベルも低いものになる。
【0030】台形波も方形波の立ち上がりと立ち下がり
の傾斜を緩和した波形に類似するが、図7の破線の方形
波35の場合は、積分回路に通すことにより、立ち上が
り曲線36と立ち下がり曲線37のように波形の傾斜を
緩和することができる。立ち上がり曲線36の場合、飽
和レベルAに達するまでの時間を1周期の6分の1以下
の曲線の傾斜にするだけで高い周波数成分の不要音をほ
とんど問題ないレベルに押さえることができる。当然な
がら、立ち下がり曲線37の形は立ち上がり曲線36と
反転類似したものになる。ちなみに周波数が80Hzの
場合には、時定数1.5ミリ秒ほどで不要音が実用レベ
ルで無視できた。回路構成のブロック図は図8で示すよ
うに、方形波発信回路38の後に積分回路39と電圧電
流変換回路40で構成すればよい。
【0031】どの駆動電流の波形の場合でも、図3の実
施例のように、コイル20と一体化した円環状平坦部2
3が弾性材25を介して衝突カバー27に接着されてい
る場合は、接着せずに円環状平坦部23が弾性材25か
ら離れることもある場合に比較して、弾性材25の材質
選定をあまり問わず、柔軟であれば不要音の発生レベル
は低い。当然のことであるが振動発生レベルを低くする
ことはない。音声は数百ヘルツ近傍の低域音に多少の低
下があるが、弾性材25を柔軟にすることによって低い
周波数の出力もでる。高い周波数の音はむしろ高めに出
る。その理由は、振動体24だけでなく樹脂板の衝突カ
バー27の一部も追随して振動するからである。
【0032】本発明の実施例である図3で示した、円環
状平坦部23を柔らかい弾性材25を介して衝突カバー
27に接着して、コイル20の駆動力と、またヨーク1
8を含む磁気回路がある程度変位できるように柔軟な構
造物により柔軟に支持する構成によりコイル20への反
発力を加えて振動のレベルを上げる、すなわち、コイル
20および振動体24とヨーク18を含む磁気回路との
間の相対的な振動を弾性材25および柔軟な構造物を介
してカバー27へ伝達し、同時に不要な衝突音を下げる
概念を実現する他の4つの実施例を図9、図10、図1
1および図12を以下で示す。
【0033】図9は他の実施例の断面図で、磁気回路の
最外周部のヨーク頂部28の裏面平坦部に管状ゴム41
を介して支持部42で支持する。支持部42自身は衝突
カバー27に固定されるため、ヨーク18を含む磁気回
路は上下に比較的柔軟に変位できる。支持部は円環状に
して衝突カバー27に接着するとよい。
【0034】図10はまた他の実施例の断面図で、やは
り磁気回路の最外周部のヨーク頂部28の裏面平坦部に
蛇腹状に成形した蛇腹状ゴム44で押さえ、ヨーク18
の外周部と支持部45で支持する。結果、ヨーク18を
含む磁気回路は上下に柔軟に変位できる。
【0035】図11はまた他の実施例の断面図で、磁気
回路の最外周部のヨーク頂部28の裏面平坦部に管状の
柔らかい弾性材46を当て、支持部45でやはりヨーク
18を含む磁気回路を柔軟に支持する。
【0036】図12の他の実施例は少し構成は異なる
が、ゴム47で磁気回路のヨーク18の底部をゴム底部
49で押さえ、ゴム端部48や50で衝突カバー27に
接着する。磁石16、プレート17およびヨーク18か
らなる磁気回路はゴム47で上下に変位可能に支持され
る。
【0037】図9、図10及び図11のように、支持部
42や支持部45で磁気回路のヨーク頂部28の裏面平
坦部を柔軟な構造や材料で支持すると、落下時や急激な
加速度が加わった場合に比較的重い磁気回路がはずれた
り、衝突カバー27に接着されたコイル20を柔軟に支
持するダンパ21を破壊することなく機能を維持するこ
とができる。
【0038】図3と図12の実施例の場合は、衝突カバ
ー27からゴム等の柔らかく磁気回路を支える近傍に上
記のような支持部が設けられていないが、磁気回路の最
外周部の支持ゴム29やゴム47のすぐ外側に、図示し
てないが、さほど高くない円環状あるいは複数の柱状の
支持部を設けると、特に横方向の急激な加速度変化に対
して耐久性を有することになる。
【0039】図13は本発明の実施例の断面図である
が、上記までの実施例と少し異なり、コイル20以外の
磁気回路の最外周部のヨーク頂部51は厚さ方向に比較
的柔らかい弾性材52を介して衝突カバー27に接着さ
れている。ただし、コイル20と一体化した円環状平坦
部23は弾性材25を介して衝突カバー27に接着され
ていることは本発明の全ての実施例と同じく変わりはな
い。
【0040】図13のコイル20に図7で示されるよう
な片側に極性を有する駆動電流が印加されて衝突カバー
27方向の駆動力が生じた場合、図14の断面図で示す
ように、円環状平坦部23やボビン19やコイル20を
支持するダンパ21は水平方向から変位して弾性材25
は圧縮変形される。またヨーク18を含む磁気回路が衝
突カバー27から遠ざかるために弾性材52は膨張変形
する。既に述べたように、片側に主に極性を有し電流の
ピーク値が大きい場合は、直流のバイアス電流が印加さ
れたことと等価になるため、磁気回路は弾性材52の膨
張変形張力との平衡状態を中心として駆動周波数で変位
する。コイル20の駆動力と磁気回路からの反作用がコ
イル20の弾性材25を介しての衝突カバー27への衝
突による振動発生のもととなる。
【0041】すべての本発明の実施例において、例えば
図1ではダンパ7が、図3、図9、図10、図11、図
12および図13ではダンパ21が使用されていた。特
にダンパ21のような構造の目的はコイル20や振動体
24の磁気回路に対する中心方向および上下方向の位置
決めであるが、さらに一層、上下方向に対する変位の柔
らかさを有しつつ、中心方向へ硬く支持することを目的
としていた。そのために振動体を接着してない本発明に
使用するアクチュエータの斜視図である図16で示すよ
うに、樹脂材料で成形し幅が1mm程と狭く、厚さにお
いて0.2mm程の薄いダンパ21を複数スパイラル状
に設ける。その際に、コイル20の内側に設けることで
全体の径を小さくできる。さらに、コイル20を接着な
どで固定する円環状平坦部23とダンパ21を樹脂の一
体成形で形成するとよい。ボビン19を有する場合は、
このボビン19もダンパ21と一緒に成形するとよい。
ダンパ21は磁石16やプレート17の孔でダンパ支持
部22で位置決めされる。
【0042】図15の本発明の実施例ではコイル53、
円環状平坦部54やボビン55を支持し、位置決めする
ダンパは使用されていない。振動体56、円環状平坦部
54やボビン55の一体成形したものを弾性材25を介
して衝突カバー27に接着して位置決めし、ヨーク18
を含む磁気回路をヨーク頂部51で弾性材52を介して
衝突カバー27に接着して位置決めした場合は、ダンパ
で相互の中心決めや上下の位置決めが特に必要でなくな
る。コイル53と磁石16やプレート17からなる磁気
回路は空間を介して相互に力をやりとりするからであ
る。このダンパのない構成は図3、図9、図10、図1
1や図12などの実施例においても可能である。
【0043】なお、図16で示すように、ヨーク57を
複数の薄い磁性材の板を重ね、また複数のスリット58
を設けて加圧成形することによりプレート17に対向す
る円環状の垂直壁面を精度良く深くすることが容易にな
る。図示してないが、磁束を流すヨーク57の底部の大
部分と円環側面部の枚数を多くし、ヨーク頂部59は枚
数を少なくして成形することで磁気回路としての目的を
犠牲にせず、全体の重量を低減することができる。
【0044】ちなみに振動を大きくし衝突時の不要音の
発生を抑制するために、本発明のようにコイル等の振動
する部分を衝突する部分に弾性材を介して接着し、磁気
回路のヨークを柔軟に支持する方法と異なり、本発明に
到る過渡的段階の例を示す。図17で示すように、円環
状平坦部23を弾性材60に接着せず、また磁石16、
プレート17やヨーク18からなる磁気回路を支持部2
6で衝突カバー27で固定した場合、衝突時の不要音の
抑制に苦労する。特に、弾性材60の選定と、その長期
信頼性を維持することに問題がある。そして、ヨーク1
8を含む磁気回路の変位ができないことによる柔軟な支
持構造による弾性エネルギーの蓄積によるコイル20へ
の反作用による力が期待できず、結果、コイル20と一
体化した円環状平坦部23の弾性材を介した衝突カバー
27への衝突による振動はあまり大きくならないことを
追記しておく。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0046】振動板を取り付けたコイルは弾性材を介し
てカバーに接着されているために比較的容易に衝突時の
不要な音を抑制できる。本発明の不要音のレベルは低く
できるばかりでなく、従来のペイジャー用振動モータに
ある高い周波数成分の音は少ない。
【0047】さらにヨーク等の磁気回路が比較的容易に
上下方向に動くことができるように磁気回路をゴム等で
柔軟にカバーに支持することで、ゴム等に蓄積させた弾
性エネルギーをコイルに反作用力を与え、大きい振動を
発生させることができる。
【0048】駆動電流に極性を持たせコイルが衝突方向
に押されて弾性材に常時密着した状態になっていること
が弾性材に接着させたことと矛盾せず接着部を剥離する
力は駆動時にはたらくことはほとんどない。さらに極性
を持たせた駆動電流をコイルに流すことによって、その
反発力でカバーに柔軟に支持されたヨークや磁石等から
なる磁気回路がカバーから離れた状態で維持され、駆動
電流の周波数と電流値によって決まった振幅の運動を
し、駆動電流立ち上がり時にその反作用力をコイルに与
えるためコイルの大きい振動を生じさせることができ
る。
【0049】結果、従来のペイジャー用振動モータに比
較しても大きい振動を発生させることができる。また振
動音に摺動に伴う高い周波数の振動を含まず、自由に選
択できる駆動電流の周波数は低く単一であるため、体感
で認識しやすい周波数を選択できる。ただし、共振周波
数近傍は避けた方が信頼性が高い。
【0050】またこの駆動電流の時、磁気回路は殆どカ
バーに衝突しないため、衝突時に発生する不要音を抑制
するための弾性材の選定や厚みや材料信頼性確保で苦労
せず、外部からの加速度が大きく変化した時や、非駆動
時の対策を簡単するだけでよい。
【0051】以上の結果、本発明はコイルもヨークも上
下方向のみに動き、振動エネルギーを効果的に伝搬させ
ることができ、振動エネルギーを有効に取りだすことが
できる。また、起動電力も比較的に小さいため、電力消
費を少なくすることができる。
【0052】また、当然ながら駆動電流は交流であり、
従来の直流電流駆動のペイジャー用振動モータのように
接点の切り換えを必要としないため電磁ノイズが発生し
ない。これは携帯電話にノイズフィルターを必要とせ
ず、また外部の機器に誤動作を誘発することがない。
【0053】また、ダンパが内側に配置された本発明の
場合、駆動コイルの径が大きく、駆動力が大きいわりに
は外径寸法を小さくすることができる。また、厚さは6
mmほどで、振動発生と音声発声の兼用している場合の
厚さとしては許容できる可能性が高い。
【0054】さらに、組立作業や精度管理が簡単にな
り、従来あったような回転する部分がないため、刷子や
軸受け部分がなく、全体の部品数が少なくて済む。また
電気接点の位置によって回転起動しないような欠点はな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のペイジャー用振動アクチュエータの斜
視図である。
【図2】図1の実施例の断面図である。
【図3】本発明の他の実施例の断面図である。
【図4】図3の実施例の電流駆動時の断面図である。
【図5】図3の実施例を逆にした斜視図である。
【図6】本発明に使用する駆動電流の例を示す図であ
る。
【図7】本発明に使用する他の駆動電流の例を示す図で
ある。
【図8】図7で示した駆動電流を発生させる回路ブロッ
ク図である。
【図9】本発明の他の実施例の断面図である。
【図10】本発明の他の実施例の断面図である。
【図11】本発明の他の実施例の断面図である。
【図12】本発明の他の実施例の断面図である。
【図13】本発明の他の実施例の断面図である。
【図14】図13の実施例の電流駆動時の断面図であ
る。
【図15】本発明の他の実施例の断面図である。
【図16】本発明に使用するアクチュエータの一部切り
欠け斜視図である。
【図17】本発明以前の1実施例の断面図である。
【図18】従来の円筒型のペイジャー用振動モータの斜
視図である。
【図19】図18の従来例の振動状態の説明図である。
【図20】従来の扁平型のペイジャー用振動モータの内
部の斜視図である。
【図21】図20の従来例の振動状態の説明図である。
【符号の説明】 1、24、56 振動体 2 衝突部 3、20、53 コイル 4、16 磁石 5、18、57 ヨーク 6、17 プレート 7、21 ダンパ 8、23、54 円環状平坦部 9、19、55 ボビン 10 支持枠 11 固定枠 12 支持梁 13、14 孔 15、25、26、43、46、52、60 弾性材 22 ダンパ支持部 27 衝突カバー 28、51、59 ヨーク頂部 29 支持ゴム 30 ゴムの一端 31 ゴムの他端 32、58 スリット 33、34、35 方形波電流 36 立ち上がり曲線 37 立ち下がり曲線 38 方形波発信回路 39 積分回路 40 電圧電流変換回路 41 管状ゴム 42、45 支持部 44 蛇腹状ゴム 47 ゴム 48、50 ゴム端部 49 ゴム底部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石とヨークとで環状磁気ギャップ
    を備えた磁気回路を構成し、該磁気ギャップにコイルを
    配置し、該コイルに振動体を取り付けて、該コイルに交
    流電気信号を流して該振動体と磁気回路とに相対的な振
    動を行わせる電気振動変換器をカバーに取り付けてなる
    振動アクチュエータにおいて、前記コイルを、弾性材を
    介して前記カバーに固定するとともに前記磁気回路へダ
    ンパーにより弾性的に支持し、前記磁気回路を前記カバ
    ーに柔軟な構成物にて柔軟に支持し、前記交流信号が音
    声周波数より低周波の信号であるとき、前記相対的な振
    動は前記カバーに伝達され、前記交流振動が高周波であ
    る音声周波数のとき、前記相対的振動により前記振動体
    が振動して音声を発することを特徴とする音声および低
    周波振動発生用振動アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記柔軟な構成物は、前記カバーに取り
    付けられた環状の軟らかい弾性材からなる係止部であ
    り、該係止部に前記磁気回路のヨーク頂部が係止されて
    いることを特徴とする請求項1の音声および低周波振動
    発生用振動アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記柔軟な構成物は、磁気回路の外周に
    延在する管状ゴムであり、該磁気回路のヨーク頂部が該
    管状ゴムを介して前記カバーの支持部に係止されている
    ことを特徴とする請求項1の音声および低周波振動発生
    用振動アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記柔軟な構成物は、磁気回路の外周に
    延在する環状の軟らかい弾性材であり、該磁気回路のヨ
    ーク頂部が該環状の軟らかい弾性材を介して前記カバー
    の支持部に係止されていることを特徴とする請求項1の
    音声および低周波振動発生用振動アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記柔軟な構成物は、磁気回路の外周に
    延在する環状の蛇腹状のゴムであり、該磁気回路のヨー
    ク頂部が該環状の蛇腹状のゴムを介して前記カバーの支
    持部に係止されていることを特徴とする請求項1の音声
    および低周波振動発生用振動アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記柔軟な構成物は、磁気回路の外面を
    覆いながら前記カバーに固定された薄いゴムからなるこ
    とを特徴とする請求項1の音声および低周波振動発生用
    振動アクチュエータ。
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WO2014041612A1 (ja) * 2012-09-11 2014-03-20 パイオニア株式会社 振動発生装置及び該振動発生装置を用いた電子機器

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