JP2000316970A - 自動制御式ポータブル点滴装置 - Google Patents

自動制御式ポータブル点滴装置

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JP2000316970A
JP2000316970A JP11129251A JP12925199A JP2000316970A JP 2000316970 A JP2000316970 A JP 2000316970A JP 11129251 A JP11129251 A JP 11129251A JP 12925199 A JP12925199 A JP 12925199A JP 2000316970 A JP2000316970 A JP 2000316970A
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bag
pressure
pressurizing
air
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Wataru Yoshioka
濟 吉岡
Ryosuke Honma
亮介 本間
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MEDICOS HIRATA KK
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    • A61M5/365Air detectors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全且つ確実に実質的に一定の輸液滴下速度
が得られる自動制御式ポータブル点滴装置を提供する。 【解決手段】 自動制御式ポータブル点滴装置は、(a)
輸液バッグ3を収容する加圧バッグ11と、(b) 加圧バッ
グ11に加圧用空気を供給する空気ポンプ24と、(c) 加圧
バッグ11内の圧力を検出する圧力センサ22と、(d) 輸液
の滴下量をカウントするために点滴筒6に設けられたド
ロップカウンター61と、(e) 輸液量を調節するために輸
液管5に設けられたクランプ装置8と、(f) 圧力センサ
22の出力及び/又はドロップカウンター61の出力を入力
して、空気ポンプ24及び/又はクランプ装置8を制御す
る信号を発生する制御装置30とを有し、加圧バッグ11内
の圧力Pと基準圧力P0 との比較及び測定した滴下カウ
ント数Nと基準カウント数N 0 との比較を制御装置30に
より行い、P<P0 及び/又はN<N0 の場合には、空
気ポンプ24の作動及び/又はクランプ装置8の開放を行
い、P≧P0 及び/又はN≧N0 の場合には、空気ポン
プ24の停止及び/又はクランプ装置8の締め付けを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベットから離れる
時に輸液バッグをハンガーから取り外して移動自在に保
持することができる自動制御式ポータブル点滴装置に関
し、特に輸液の注入量を安全かつ確実に実質的に一定に
維持することができる自動制御式ポータブル点滴装置に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
輸液バッグはハンガーに吊り下げられ、内部の点滴液は
重力によって患者の体内へ輸液されている。そして患者
がベットから離れるときは輸液バッグをハンガーに吊り
下げた状態で移動しなければならない。そのため体の自
由度が制限され、しばしば闘病生活を苦痛にする原因の
1つとなっている。
【0003】このような事情下において、患者が自由に
持ち運びできる点滴装置として、ネットの両側端部が固
着された加圧バッグと、加圧バッグに加圧用空気を送給
するための手動式空気ポンプとを有し、加圧バッグとシ
ート部材との間に輸液バッグを装入した後で、加圧バッ
グを膨らませることにより、輸液バッグを押圧して輸液
を滴下させるようになっているポータブル点滴装置が提
案され、市販されている。しかしながら、このポータブ
ル点滴装置では加圧用空気の送給を手動により行なうの
で、面倒であるのみならず加圧バッグ内の圧力が大きく
変動し、実質的に一定の輸液滴下速度を得ることができ
ないという欠点がある。
【0004】従って本発明の目的は、安全且つ確実に実
質的に一定の輸液滴下速度が得られる自動制御式ポータ
ブル点滴装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、輸液バッグを保持する加圧バッ
グ手段に自動的に加圧用空気を送給する空気ポンプを具
備し、加圧バッグ内の空気圧及び/又は輸液滴下速度に
より加圧用空気の送給量及び/又は滴下速度を制御する
ことにより、自動的に安全且つ確実に実質的に一定の輸
液量を滴下することができることを発見し、本発明を完
成した。
【0006】本発明の第一の自動制御式ポータブル点滴
装置は、(a) 輸液バッグを収容するとともに輸液を流出
させるために前記輸液バッグを加圧するための加圧バッ
グ手段と、(b) 前記加圧バッグ手段に加圧用空気を供給
する空気ポンプと、(c) 前記加圧バッグ手段内の圧力を
検出する圧力センサと、(d) 前記圧力センサの出力に応
じて、前記空気ポンプから前記加圧バックに供給する空
気の量を制御する制御装置とを有し、前記制御装置によ
り前記加圧バッグ手段内の圧力を基準圧力と比較し、前
記加圧バッグ手段内の圧力が基準圧力より低い場合に前
記空気ポンプを作動させ、もって前記加圧バッグ手段を
加圧することにより、前記輸液の滴下速度を実質的に一
定に保持することを特徴とする。
【0007】本発明の第二の自動制御式ポータブル点滴
装置は、(a) 輸液バッグを収容するとともに輸液を流出
させるために前記輸液バッグを加圧するための加圧バッ
グ手段と、(b) 前記加圧バッグ手段に加圧用空気を供給
する空気ポンプと、(c) 輸液の滴下量をカウントするた
めに点滴筒に設けられたドロップカウンターと、(d)前
記ドロップカウンターの出力に応じて、前記空気ポンプ
から前記加圧バックに供給する空気の量を制御する制御
装置とを有し、測定した滴下カウント数を基準カウント
数と比較し、滴下カウント数が基準カウント数より低い
場合に前記空気ポンプを作動させ、もって前記加圧バッ
グ手段を加圧することにより、前記輸液の滴下速度を実
質的に一定に保持することを特徴とする。
【0008】本発明の第三の自動制御式ポータブル点滴
装置は、(a) 輸液バッグを収容するとともに輸液を流出
させるために前記輸液バッグを加圧するための加圧バッ
グ手段と、(b) 前記加圧バッグ手段に加圧用空気を供給
する空気ポンプと、(c) 輸液の滴下量をカウントするた
めに点滴筒に設けられたドロップカウンターと、(d)輸
液量を調節するために輸液管に設けられたクランプ装置
と、(e) 前記ドロップカウンターの出力に応じて前記ク
ランプ装置を制御する制御装置とを有し、前記ドロップ
カウンターにより測定した滴下カウント数を基準カウン
ト数と比較し、滴下カウント数が基準カウント数より多
いか少ない場合に滴下速度を低下又は増大させる方向に
前記クランプ装置を作動させ、もって前記輸液の滴下速
度を実質的に一定に保持することを特徴とする。
【0009】本発明の好ましい実施態様による自動制御
式ポータブル点滴装置は、(a) 輸液バッグを収容すると
ともに輸液を流出させるために前記輸液バッグを加圧す
るための加圧バッグ手段と、(b) 前記加圧バッグ手段に
加圧用空気を供給する空気ポンプと、(c) 前記加圧バッ
グ手段内の圧力を検出する圧力センサと、(d) 輸液の滴
下量をカウントするために点滴筒に設けられたドロップ
カウンターと、(e) 輸液量を調節するために輸液管に設
けられたクランプ装置と、(f) 前記圧力センサの出力及
び/又は前記ドロップカウンターの出力を入力して、前
記空気ポンプ及び/又は前記クランプ装置を制御する信
号を発生する制御装置とを有し、前記加圧バッグ手段内
の圧力と基準圧力との比較及び測定した滴下カウント数
と基準カウント数との比較を前記制御装置により行い、
前記加圧バッグ手段内の圧力が基準圧力より低い場合及
び/又は測定した滴下カウント数が基準カウント数より
少ない場合には、前記空気ポンプの作動及び/又は前記
クランプ装置の開放を行い、前記加圧バッグ手段内の圧
力が基準圧力以上の場合及び/又は測定した滴下カウン
ト数が基準カウント数以上の場合には、前記空気ポンプ
の停止及び/又は前記クランプ装置の締め付けを行い、
もって前記輸液の滴下速度を実質的に一定に保持するこ
とを特徴とする。
【0010】本発明の別の好ましい実施態様において
は、輸液管に気泡センサが設けられているとともに、空
気管に安全弁が設けられており、気泡センサ及び安全弁
はいずれも制御装置に接続されており、気泡センサが輸
液中の気泡を検出したとき、安全弁が開放されるように
なっている。
【0011】本発明のさらに別の好ましい実施態様にお
いては、輸液管に気泡センサ及びクランプ装置が設けら
れており、気泡センサ及びクランプ装置はいずれも制御
装置に接続されており、気泡センサが輸液中の気泡を検
出したとき、クランプ装置が輸液管を閉じるようになっ
ている。
【0012】本発明のさらに別の好ましい実施態様にお
いては、輸液管に気泡センサ及びクランプ装置が設けら
れているとともに、空気管に安全弁が設けられており、
気泡センサ、クランプ装置及び安全弁はいずれも制御装
置に接続されており、気泡センサが輸液中の気泡を検出
したとき、安全弁が開放されるとともに、クランプ装置
が輸液管を閉じるようになっている。
【0013】本発明のさらに別の好ましい実施態様にお
いては、加圧バッグ手段内に圧力異常が発生したときに
空気ポンプが停止して安全弁が開き、警報及び/又はラ
ンプの点灯により異常を知らせるようになっている。
【0014】本発明のさらに別の好ましい実施態様にお
いては、加圧バッグ手段は加圧バッグと、加圧バッグに
両側端部が固着されたシート部材とを有し、輸液バッグ
は加圧バッグとシート部材との間に装入されるようにな
っており、加圧バッグには所定圧力を超える圧力を開放
する機械的安全弁を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】[1] 自動制御式ポータブル点滴装
置の構造 図1及び図2は、本発明の好ましい実施例による自動制
御式ポータブル点滴装置の全体構成を示す。輸液バッグ
3の下端の栓1aには輸液管5が接続しており、輸液管
5には上から順に点滴筒6、気泡センサ7、クランプ装
置8及び輸液針10が設けられている。点滴筒6の両側に
はドロップカウンター61が設けられている。また輸液バ
ッグ3を保持する加圧バッグ手段1は、膨張自在な加圧
バッグ11と、加圧バッグ11のほぼ両側端部11a、11bに
両側端が固定されたシート部材12とからなる。加圧バッ
ク11には空気管20が接続されており、空気管20には圧力
センサ22、安全弁23及び空気ポンプ24が設けられてい
る。ドロップカウンター61、気泡センサ7及び圧力セン
サ22の出力は制御装置30に入力され、クランプ装置8、
安全弁23及び空気ポンプ24は制御装置30の出力により駆
動される。
【0016】図2に示すように、膨張していない状態で
は加圧バッグ11の幅はシート部材12の幅より僅かに長い
ので、加圧バッグ11とシート部材12との間に輸液バッグ
3を入れる隙間13ができる。加圧バッグ11は膨張自在で
あればいかなる材質で形成されていても良いが、膨張時
に輸液バッグ3に大きな加圧力を及ぼすために、延伸し
ない材質により形成するのが好ましい。このような材質
として織布で補強されたプラスチックシートが好まし
く、プラスチックシートを袋状にヒートシールにするこ
とにより加圧バッグ11に形成することができる。シート
部材12は、加圧バッグ11のほぼ両側端部11a、11bに強
固に固定されるとともに隙間13に入れた輸液バッグ3内
の点滴液が見えるように、ネット、目の粗いメッシュ状
の織布又は透明プラスチックフィルム等により形成する
のが好ましい。
【0017】加圧バッグ11の容量は輸液バッグ3の容量
に応じて設定する。通常の輸液バッグ3の容量は500 m
l、1000ml及び3000mlであるので、それに対応したサイ
ズの加圧バッグ11を用意するのが好ましい。
【0018】加圧バッグ11の下端には空気注入口11cが
設けられており、空気注入口11cに空気管20が気密状態
で接続している。空気管20自体は可撓性、気密性及び耐
圧性を有していればゴム管でもプラスチック管でも良
い。空気管20の先端には、圧力付与装置として、モータ
を具備した空気ポンプ24が取り付けられており、空気ポ
ンプ24にはバッテリー等の電源26が接続している。空気
ポンプ24は小型軽量化のためにダイヤフラムコンプレッ
サー式のものが好ましい。
【0019】空気管20の途中には安全弁23が設けられて
いる。安全弁23自体は圧力指示手段を具備しており、系
内の圧力を確認することができるようになっている。患
者の最大血圧が300 mmHg以下となるように安全弁23によ
り系内の圧力を調整するのが好ましい。安全弁23は制御
装置30に接続されており、加圧バッグ11の圧力及び/又
はドロップカウンター61の滴下カウント数に応じて開放
されるようになっている。なお図示していないが、空気
管20に安全弁23のバックアップ用装置として切り換え弁
を設けても良い。なお制御装置30としては、市販のマイ
コンを使用することができる。
【0020】輸液バッグ3自体は現在広く使用されてい
るものでよい。輸液バッグ3の下端に設けられた栓3a
に気密状態で取り付けられた輸液管5には、点滴筒6、
気泡センサ7、クランプ装置8及び輸液針10が設けられ
ている。なお輸液管5には、輸液中に気泡が入るのを防
止するために、空気抜き手段(図示せず)を取り付けて
も良い。
【0021】図2に示すように、加圧バッグ11とシート
部材12との隙間13に輸液バッグ3を入れ、加圧バッグ11
を膨張させると、輸液バッグ3は加圧バッグ11及びシー
ト部材12からほぼ均一に押圧される。この加圧力により
輸液バッグ3内の点滴液は輸液バッグ3から実質的に一
定の流量で押し出され、輸液管5を経て輸液針10より患
者の体内に注入される。
【0022】図3はクランプ装置の一例を概略的に示
す。クランプ装置8は、輸液管5を押圧してその中を流
れる輸液の量を調節するクランプ手段81と、クランプ手
段81を駆動するためのモータ82と、モータ82とクランプ
手段81との間に取り付けられた減速手段83とを有する。
モータ82は制御装置30に接続されており、制御装置30の
命令信号に応じて正逆いずれかの方向に回転し、輸液管
5を押圧又は開放する方向にクランプ手段81を駆動す
る。なお本発明に使用するクランプ装置8はこのような
押圧式に限定されず、ロータリー式でも良い。
【0023】点滴筒6に設けられるドロップカウンター
61は、例えば発光ダイオード等の発光部とフォトトラン
ジスター等の受光部とからなる光学センサーからなり、
発光部と受光部との間に輸液が滴下するようにセットさ
れる。輸液が滴下すると光は遮られ、受光部はそれを検
知する。光が遮蔽された回数をカウントすることによ
り、滴下カウント数Nを求めることができる。
【0024】気泡センサ7は輸液管5内を流れる輸液中
に気泡が存在するか否かを検知する。気泡センサ7自体
はドロップカウンター61と同様に、発光部と受光部から
なり、その間を通過する気泡を検知する構造で良い。気
泡センサ7が気泡を検知すると、制御装置30に信号が送
られ、制御装置30はクランプ装置8を閉鎖する信号を発
する。それとともに、空気ポンプ24を停止する信号を発
しても良い。
【0025】加圧バッグ11には、付加的に機械的安全弁
11aを設けても良い。機械的安全弁11aは、加圧バッグ
11内の圧力があるレベル、例えば300 mmHg(患者の最大
血圧に相当)に達すると、機械的に開放するような構造
を有する。そのために機械的安全弁11aは、例えばスプ
リングで一定の押圧力を受けている弁部材を有する構造
とすれば良い。
【0026】[2]輸液滴下速度の制御方法 (A) 第一の態様(加圧バックの圧力制御) 図4に示すように、この態様の制御方式は、(1) 輸液の
所定の滴下速度を与える加圧バッグ3内の圧力を予め基
準圧力P0 として求め、(2) 圧力センサ22が検出した加
圧バッグ11内の圧力Pのデータを制御装置30に送給し、
(3) 制御装置30により検出圧力値Pと基準圧力P0 とを
比較し、検出圧力値Pが基準圧力P0 より低いときには
駆動信号を空気ポンプ24に送給し、検出圧力値Pが基準
圧力P0より高いときには停止信号を空気ポンプ24に送
給することからなる。以下各工程について詳述する。
【0027】(1) 基準圧力の決定 一定の滴下速度を得るのに必要な加圧バッグ11内の圧力
(基準圧力P0 )は、一般に加圧バッグ11及び輸液バッ
グ3の大きさ及び形状、シート部材12の大きさ及び弾
性、輸液バッグ3の内の輸液の残量等に依存する。従っ
て、基準圧力P0は点滴装置に固有のパラメータであ
る。そのため、輸液の所定の滴下速度が得られる圧力を
予め実測して圧力の経時変化を求め、それを基準圧力P
0 とする。得られた基準圧力P0 は同一タイプのポータ
ブル点滴装置全般に適用可能であるので、それぞれのポ
ータブル点滴装置の制御装置30のメモリーに予め記憶し
ておく。
【0028】(2) 加圧バッグ内の圧力の検出 加圧バッグ11内の圧力Pを空気管20の途中に設けた圧力
センサ22により検出する。検出した圧力Pのデータを制
御装置30に入力する。
【0029】(3) 圧力Pと基準圧力P0 との比較 制御装置30により検出圧力値Pと基準圧力P0 とを比較
する。検出圧力値Pが基準圧力P0 より低いときには、
輸液バッグ3への押圧力が不十分であるので、駆動信号
を空気ポンプ24に出力し、空気ポンプ24より加圧用空気
を加圧バッグ11に送給する。その結果、加圧バッグ11は
膨張し、輸液バッグ3への押圧力が増大する。検出圧力
値Pが基準圧力P0 を超えると、加圧バッグ11の膨張が
過剰になり、輸液の滴下速度が早くなりすぎる。そのた
め制御装置30は停止信号を空気ポンプ24に出力し、空気
ポンプ24を停止させる。
【0030】このように加圧バッグ11内の圧力Pをでき
るだけ基準圧力P0 と近似させることにより、輸液の滴
下速度を実質的に一定に保持する。なお実用的には圧力
Pと基準圧力P0 とを完全に一致させることは困難であ
るので、PとP0 との差ΔPが所定の値に達した時に、
空気ポンプ24の作動又は停止信号を出すようにすれば良
い。また空気管20に安全弁23を設け、P−P0 ≧ΔPと
なった時に安全弁23を開放するようにすれば、加圧バッ
グ11内の圧力Pの調整はより安全かつ精確になる。
【0031】加圧バッグ11内の圧力Pを制御することに
より輸液の流量を制御する方式では、一般にレスポンス
が遅いので、圧力Pの変動幅が比較的大きくなる傾向が
ある。しかしながら、実験の結果、圧力Pの変動幅が大
きくても、輸液の流量の変動幅は比較的小さく、実用上
は問題にならないことが分かった。
【0032】(B) 第二の態様(滴下カウント数による加
圧バッグ内の圧力の制御) 図5に示すように、この態様の制御方式は、(1) 所定時
間Tにおける輸液の望ましい滴下カウント数N0 を予め
決定して、制御装置30のメモリーに記憶しておき、(2)
所定時間Tにおける輸液の滴下量を点滴筒6に設けられ
たドロップカウンター61によりカウントし、(3) 測定し
た滴下カウント数Nを基準カウント数N 0 と比較し、滴
下カウント数Nが基準カウント数N0 より低い場合に空
気ポンプを作動させることからなる。以下各工程につい
て詳述する。
【0033】(1) 基準カウント数の決定 所定の時間T(例えば30秒間)内における輸液の滴下カ
ウント数を輸液の種類、点滴筒6のサイズ及び形状、患
者の状態等に応じて予め決めておき、制御装置30のメモ
リーに基準カウント数N0 として記憶する。
【0034】(2) 輸液の滴下カウント数の測定 ドロップカウンター61により所定の時間T内における輸
液の滴下数をカウントし、滴下カウント数Nとして制御
装置30に入力する。
【0035】(3) 測定した滴下カウント数と基準カウン
ト数との比較 制御装置30に入力された滴下カウント数Nを基準カウン
ト数N0 と比較し、滴下カウント数Nが基準カウント数
0 より少ない場合に空気ポンプ24を作動させる。空気
ポンプ24の作動により加圧バッグ11が膨張し、輸液バッ
グ3への押圧力が増大すると、輸液の滴下量が多くなる
ので、輸液の滴下数は実質的に一定に保持される。なお
実用的には滴下カウント数Nと基準カウント数N0 とを
完全に一致させることは困難であるので、NとN0 との
差ΔNが所定の値に達した時に、空気ポンプ24の作動又
は停止信号を出すようにすれば良い。また空気管20に安
全弁23を設け、N−N0 ≧ΔNとなった時に安全弁23を
開放するようにすれば、加圧バッグ11内の圧力P及び滴
下カウント数Nの調整はより迅速になる。
【0036】(C) 第三の態様(滴下カウント数によるク
ランプ装置を通過する輸液の流速の制御) 図6に示すように、この態様の制御方式は、(1) 所定時
間Tにおける輸液の望ましい滴下カウント数N0 を予め
決定して、制御装置30のメモリーに記憶しておき、(2)
所定時間Tにおける輸液の滴下量を点滴筒6に設けられ
たドロップカウンター61によりカウントし、(3) 測定し
た滴下カウント数Nを基準カウント数N 0 と比較し、滴
下カウント数Nが基準カウント数N0 より多いか少ない
場合にクランプ装置8を滴下速度を低下又は増大させる
方向に作動させることからなる。以下各工程について詳
述する。
【0037】(1) 基準カウント数の決定及び輸液の滴下
カウント数の測定 第二の態様と同様に、所定の時間T内における輸液の滴
下カウント数N0 を制御装置30のメモリーに記憶し、ま
たドロップカウンター61により測定した所定の時間T内
における輸液の滴下カウント数Nを制御装置30に入力す
る。
【0038】(2) 測定した滴下カウント数と基準カウン
ト数との比較 滴下カウント数Nを基準カウント数N0 と比較し、滴下
カウント数Nが基準カウント数N0 より多い場合にはク
ランプ装置8のクランプ手段81を押圧して、輸液管5の
開口度を小さくし、また少ない場合にはクランプ装置8
のクランプ手段81を引っ込めて、輸液管5の開口度を小
さくする。このように滴下カウント数Nに応じてクラン
プ装置8を開閉することにより輸液量を制御する方式で
は、輸液量を比較的精確に制御できるという利点があ
る。またこの態様でも、空気管20に安全弁23を設け、N
−N0 ≧ΔNとなった時に安全弁23を開放するようにす
れば、加圧バッグ11内の圧力P及び滴下カウント数Nの
調整はより安全かつ精確になる。
【0039】(D) その他の態様 以上の態様の他に、圧力センサ22、ドロップカウンター
61及びクランプ装置8を組合せることにより、圧力セン
サ22の出力及び/又はドロップカウンター61の出力を入
力して、空気ポンプ24及び/又はクランプ装置8を制御
する方式が可能である。また空気管20に設けた安全弁23
を利用するとさらに多くの制御方式が可能である。それ
らの具体例は、例えば以下の通りである。 (イ) 圧力センサ22で検出した圧力Pにより、空気ポンプ
24及び安全弁23をともに制御する方式。 (ロ) 圧力センサ22で検出した圧力Pにより、クランプ装
置8及び安全弁23をともに制御する方式。 (ハ) ドロップカウンター61で検出した滴下カウント数N
により、空気ポンプ24及びクランプ装置8をともに制御
する方式。 (ニ) ドロップカウンター61で検出した滴下カウント数N
により、安全弁23及びクランプ装置8をともに制御する
方式。 (ホ) ドロップカウンター61で検出した滴下カウント数N
により、空気ポンプ24、安全弁23及びクランプ装置8を
ともに制御する方式。 (ヘ) 圧力センサ22で検出した圧力P及びドロップカウン
ター61で検出した滴下カウント数Nにより、空気ポンプ
24及びクランプ装置8をともに制御する方式。 (ト) 圧力センサ22で検出した圧力P及びドロップカウン
ター61で検出した滴下カウント数Nにより、空気ポンプ
24、安全弁23及びクランプ装置8をともに制御する方
式。 これらの制御方式は例示であり、これらに限定されるも
のではない。
【0040】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0041】実施例1 加圧バッグ内の圧力の制御方式 図1に示す自動制御式ポータブル点滴装置を使用し、図
4に示す制御方式により、加圧バッグ手段11内の圧力を
調節した。使用した各部材のサイズは以下の通りであ
る。 加圧バッグ:500 cm3 圧力センサ:Trasducer Control Unit TCB-100 (Millar
社) 輸液セット:TS-A450CK (テルモ(株)製,1cc=15
滴) 輸液:ハルトマンS注「小林」(小林製薬工業(株)
製,500ml )
【0042】加圧バッグ11内の圧力調整幅を50〜80mmHg
とし、加圧バッグ11内の圧力変動と輸液滴下量の変動と
を測定した。結果を図7に示す。またこの圧力制御方式
による積算輸液滴下量の経時変化を図8に示す。なお図
8は圧力制御なしの場合の積算輸液滴下量の経時変化も
併せて示す。
【0043】図7から明らかなように、加圧バッグ11内
の圧力変動に応じて輸液滴下量も変動するが、変動サイ
クルが約10分と短いため、全注入時間(例えば2時間)
の範囲では輸液滴下量の変動は問題にならない。また図
8から明らかなように、圧力制御がある場合には積算輸
液滴下量は時間とともに直線的に増大するが、圧力制御
がない場合には積算輸液滴下量の増加率は次第に減少す
る。
【0044】比較例1 実施例1と同じポータブル点滴装置を使用し、加圧バッ
グ11内の初期圧力170mmHg に設定し、圧力調整を行なわ
ずに、加圧バッグ11内の圧力及び輸液滴下量の経時変化
を測定した。結果を図9に示す。図9から明らかなよう
に、初期圧力のみでは輸液の滴下速度は次第に低下す
る。
【0045】
【発明の効果】以上の通り、本発明の自動制御式ポータ
ブル点滴装置は、ハンガーに吊り下げて重力により点滴
液を滴下させる代わりに、輸液バッグに一定の圧力を付
加することにより輸液を一定の流量で押し出すととも
に、輸液の流量は常に実質的に一定に制御されている。
そのため、点滴を受けている患者はベットから離れる時
の不便を解消することができる。また輸液バッグ自体は
従来のものをそのまま使用できるので、新たにかかるコ
ストが僅少であるとともに、ベットにいる時にはハンガ
ーに吊り下げればバッテリーを切ることができ、経済的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動制御式ポータブル点滴装置の全
体構造を示す概略図である。
【図2】 図1のA−A断面図であり、(a) は膨張した
加圧バッグとシート部材との間に挿入された輸液バッグ
が押圧されている状態を示し、(b) は収縮した加圧バッ
グとシート部材との間に輸液バッグを挿入すべき空間が
ある状態を示す。
【図3】 本発明の自動制御式ポータブル点滴装置に使
用するクランプ装置の例を示す概略図である。
【図4】 本発明の第一の態様による自動制御式ポータ
ブル点滴装置の制御方式を示す概略図及びフローチャー
トである。
【図5】 本発明の第二の態様による自動制御式ポータ
ブル点滴装置の制御方式を示す概略図及びフローチャー
トである。
【図6】 本発明の第三の態様による自動制御式ポータ
ブル点滴装置の制御方式を示す概略図及びフローチャー
トである。
【図7】 本発明の圧力制御方式による加圧バッグ内の
圧力及び輸液の流量の経時変化を示すグラフである。
【図8】 本発明の圧力制御方式を行なった場合と行な
わない場合においてそれぞれ輸液の積算流量を示すグラ
フである。
【図9】 初期加圧のみの場合における加圧バッグ内の
圧力及び輸液の流量の経時変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1・・・・加圧バッグ手段 11・ ・加圧バッグ 12・・・シート部材 3・・・・輸液バッグ 5・・・・輸液管 6・・・・点滴筒 61・・・ドロップカウンター 7・・・・気泡センサ 8・・・・クランプ装置 81・・・クランプ手段 82・・・モータ 83・・・減速手段 10・・・・輸液針 20・・・・空気管 22・・・・圧力センサ 23・・・・安全弁 24・・・・空気ポンプ 26・・・・電源 30・・・・制御装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 輸液バッグを収容するとともに輸液
    を流出させるために前記輸液バッグを加圧するための加
    圧バッグ手段と、(b) 前記加圧バッグ手段に加圧用空気
    を供給する空気ポンプと、(c) 前記加圧バッグ手段内の
    圧力を検出する圧力センサと、(d) 前記圧力センサの出
    力に応じて、前記空気ポンプから前記加圧バックに供給
    する空気の量を制御する制御装置とを有し、前記制御装
    置により前記加圧バッグ手段内の圧力を基準圧力と比較
    し、前記加圧バッグ手段内の圧力が基準圧力より低い場
    合に前記空気ポンプを作動させ、もって前記加圧バッグ
    手段を加圧することにより、前記輸液の滴下速度を実質
    的に一定に保持することを特徴とする自動制御式ポータ
    ブル点滴装置。
  2. 【請求項2】 (a) 輸液バッグを収容するとともに輸液
    を流出させるために前記輸液バッグを加圧するための加
    圧バッグ手段と、(b) 前記加圧バッグ手段に加圧用空気
    を供給する空気ポンプと、(c) 輸液の滴下量をカウント
    するために点滴筒に設けられたドロップカウンターと、
    (d) 前記ドロップカウンターの出力に応じて、前記空気
    ポンプから前記加圧バックに供給する空気の量を制御す
    る制御装置とを有し、測定した滴下カウント数を基準カ
    ウント数と比較し、滴下カウント数が基準カウント数よ
    り低い場合に前記空気ポンプを作動させ、もって前記加
    圧バッグ手段を加圧することにより、前記輸液の滴下速
    度を実質的に一定に保持することを特徴とする自動制御
    式ポータブル点滴装置。
  3. 【請求項3】 (a) 輸液バッグを収容するとともに輸液
    を流出させるために前記輸液バッグを加圧するための加
    圧バッグ手段と、(b) 前記加圧バッグ手段に加圧用空気
    を供給する空気ポンプと、(c) 輸液の滴下量をカウント
    するために点滴筒に設けられたドロップカウンターと、
    (d) 輸液量を調節するために輸液管に設けられたクラン
    プ装置と、(e) 前記ドロップカウンターの出力に応じて
    前記クランプ装置を制御する制御装置とを有し、前記ド
    ロップカウンターにより測定した滴下カウント数を基準
    カウント数と比較し、滴下カウント数が基準カウント数
    より多いか少ない場合に滴下速度を低下又は増大させる
    方向に前記クランプ装置を作動させ、もって前記輸液の
    滴下速度を実質的に一定に保持することを特徴とする自
    動制御式ポータブル点滴装置。
  4. 【請求項4】 (a) 輸液バッグを収容するとともに輸液
    を流出させるために前記輸液バッグを加圧するための加
    圧バッグ手段と、(b) 前記加圧バッグ手段に加圧用空気
    を供給する空気ポンプと、(c) 前記加圧バッグ手段内の
    圧力を検出する圧力センサと、(d) 輸液の滴下量をカウ
    ントするために点滴筒に設けられたドロップカウンター
    と、(e) 輸液量を調節するために輸液管に設けられたク
    ランプ装置と、(f) 前記圧力センサの出力及び/又は前
    記ドロップカウンターの出力を入力して、前記空気ポン
    プ及び/又は前記クランプ装置を制御する信号を発生す
    る制御装置とを有し、前記加圧バッグ手段内の圧力と基
    準圧力との比較及び測定した滴下カウント数と基準カウ
    ント数との比較を前記制御装置により行い、前記加圧バ
    ッグ手段内の圧力が基準圧力より低い場合及び/又は測
    定した滴下カウント数が基準カウント数より少ない場合
    には、前記空気ポンプの作動及び/又は前記クランプ装
    置の開放を行い、前記加圧バッグ手段内の圧力が基準圧
    力以上の場合及び/又は測定した滴下カウント数が基準
    カウント数以上の場合には、前記空気ポンプの停止及び
    /又は前記クランプ装置の締め付けを行うことを特徴と
    する自動制御式ポータブル点滴装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の自動制
    御式ポータブル点滴装置において、前記輸液管に気泡セ
    ンサが設けられているとともに、前記空気管に安全弁が
    設けられており、前記気泡センサ及び前記安全弁はいず
    れも前記制御装置に接続されており、前記気泡センサが
    輸液中の気泡を検出したとき、前記安全弁が開放される
    ようになっていることを特徴とする自動制御式ポータブ
    ル点滴装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の自動制
    御式ポータブル点滴装置において、前記輸液管に気泡セ
    ンサ及びクランプ装置が設けられており、前記気泡セン
    サ及び前記クランプ装置はいずれも前記制御装置に接続
    されており、前記気泡センサが輸液中の気泡を検出した
    とき、前記クランプ装置が前記輸液管を閉じるようにな
    っていることを特徴とする自動制御式ポータブル点滴装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の自動制
    御式ポータブル点滴装置において、前記輸液管に気泡セ
    ンサ及びクランプ装置が設けられているとともに、前記
    空気管に安全弁が設けられており、前記気泡センサ、前
    記クランプ装置及び前記安全弁はいずれも前記制御装置
    に接続されており、前記気泡センサが輸液中の気泡を検
    出したとき、前記安全弁が開放されるとともに、前記ク
    ランプ装置が前記輸液管を閉じるようになっていること
    を特徴とする自動制御式ポータブル点滴装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の自動制
    御式ポータブル点滴装置において、前記加圧バッグ手段
    内に圧力異常が発生したときに前記空気ポンプが停止し
    て安全弁が開き、警報及び/又はランプの点灯により異
    常を知らせるようになっていることを特徴とする自動制
    御式ポータブル点滴装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の自動制
    御式ポータブル点滴装置において、前記加圧バッグ手段
    は加圧バッグと、前記加圧バッグに両側端部が固着され
    たシート部材とを有し、前記輸液バッグは前記加圧バッ
    グと前記シート部材との間に装入されるようになってお
    り、前記加圧バッグには所定圧力を超える圧力を開放す
    る機械的安全弁を有することを特徴とする自動制御式ポ
    ータブル点滴装置。
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