JP2000316711A - 皮剥き器 - Google Patents

皮剥き器

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JP2000316711A
JP2000316711A JP2000062313A JP2000062313A JP2000316711A JP 2000316711 A JP2000316711 A JP 2000316711A JP 2000062313 A JP2000062313 A JP 2000062313A JP 2000062313 A JP2000062313 A JP 2000062313A JP 2000316711 A JP2000316711 A JP 2000316711A
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peeler
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JP2000062313A
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Yumiko Hirano
由美子 平野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は危険な操作を必要とせず、山菜の葉
柄の皮を迅速且つ確実に剥くことが可能な皮剥き器を提
供することにある。 【解決手段】 山菜の葉柄10を挿通する筒体1の上部
周方向に、内方に付勢を保有して前記山菜の葉柄10の
上部を挾持するためのバネ片2を間隔Gを保って複数立
設し、前記筒体1の外側に各バネ片2に対応するハンド
ル3をそれぞれ枢着し、各ハンドル3の先には前記各バ
ネ片2上端を乗り越えて内側に入り込む爪片5を備える
と共に、該各ハンドル3に該爪片5が内向きの付勢を付
与する付勢部材8を備え、前記ハンドル3操作によって
前記爪片5に掛止されるバネ片2が外側に広がるように
したことを特徴とする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、おもに山菜の葉柄
の皮を剥くために使用する皮剥き器に関する。
【0002】
【従来の技術】フキやズイキ、ヨシナなどの山菜は丈の
長い葉柄を備えており、これらの山菜は、おもに前記葉
柄を食するものが多かった。この際、前記葉柄は硬い皮
に覆われており、前記葉柄を食する場合には、従来、手
で直接皮を剥いたり、あるいは包丁やナイフを使って皮
を削るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記葉
柄を覆っている皮を手で剥くことは非常に面倒であり、
しかも、葉柄の数量が多い場合にはその皮を剥くのに大
変な手間がかかっていた。また、葉柄の皮を包丁やナイ
フを使用して削ることは、危険性が伴うと共に、葉柄の
実の部分をも切除する心配があり、安全性と精度に欠け
る問題点があった。
【0004】本発明は、危険な操作を必要とせず、山菜
の葉柄の皮を迅速且つ確実に剥くことが可能な皮剥き器
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明によれば、山菜の
葉柄を挿通する筒体の上部周方向に、内方に付勢を保有
して前記山菜の葉柄の上部を挾持するためのバネ片を間
隔を保って複数立設し、前記筒体の外側に各バネ片に対
応するハンドルをそれぞれ枢着し、各ハンドルの先には
前記各バネ片上端を乗り越えて内側に入り込む爪片を備
えると共に、該各ハンドルに該爪片が内向きの付勢を付
与する付勢部材を備え、前記ハンドル操作によって前記
爪片に掛止されるバネ片が外側に広がるようにしたこと
を特徴とする。
【0006】ここで、筒体とは円筒状のものに限定され
るものではない。また、ハンドルの先とは、該ハンドル
が作動する側を意味するものである。さらに、前記バネ
片を立設する数は、葉柄を挾持可能であれば特に限定す
るものではない。そして、バネ片の素材は、弾性を有す
ることはもちろん、頻繁な使用に耐え得る耐久性や耐磨
耗性を兼備したものであればよく、具体的には、樹脂あ
るいはゴム、アルミニウム合金などで形成することが望
ましい。また、付勢部材とは、具体的に、コイルスプリ
ングや板ばねを意味するものである。さらに、バネ片と
筒体とは、別体であってもよいし、または一体成形して
もよい。
【0007】このように形成すると、筒体内に山菜の葉
柄を挿入した際、各バネ片の挾持により山菜の葉柄が前
記筒体内に保持されることとなる。さらに、各ハンドル
を操作することで、当該各ハンドルの各爪片が筒体の外
方に開き、各爪片が対応する各バネ片にそれぞれ引っ掛
かることとなる。この際、爪片とバネ片との間に山菜の
葉柄の皮が挾持され、皮が挾持されたまま前記葉柄を上
方側に引っ張ることにより、皮が葉柄の長手方向に沿っ
て順次剥かれていくこととなる。
【0008】また、請求項2記載の発明のように、前記
各ハンドルの先に上下に貫通する点検孔を設ければ、皮
剥き器の使用後に、バネ片と爪片との挾持箇所などに残
留した葉柄の皮を前記点検孔から覗き込んで確認するこ
とが可能となり、さらに、この点検孔に楊子や針などを
挿入することが可能となるから、容易に残留した皮を取
り除くことができる。ここで、点検孔の形状及び設ける
位置は、バネ片の上端部を目で確認できればよいから、
形状については特に限定するものではなく、また、点検
孔を設ける位置においても、残留した葉柄の皮の確認と
除去とを支障なく行える位置であれば特に限定するもの
ではない。
【0009】さらに、請求項3記載の発明は、支持体の
片面側に、山菜の葉柄の一端側への食い込みが可能な山
折り状に折曲するカッターが備えてあれば、この皮剥き
器を使用する際に、山菜の葉柄の実と皮との間に、前記
カッターが折曲した箇所を中心に食い込むので、僅かな
力でスムーズに皮を剥くことが可能となる。ここで、支
持体とは、使用者が保持しやすい形態をなすとともに、
カッターが折曲形状を保ちながら強固に取付けておける
全ての技術的手段である。また、カッターが山折り状に
折曲がっているのは、山菜の葉柄の皮と実との継目部分
に沿って前記カッターが食い込むためである。
【0010】また、請求項4記載の発明は、山菜の葉柄
を挿通する筒体の上部周方向に、内方に付勢を保有して
前記山菜の葉柄の上部を挟持するためのバネ片を間隔を
保って複数立設し、前記各バネ片のうち、対向配置する
一方の各バネ片により前記筒体内に挿通した山菜の葉柄
を保持するとともに、他方に対向配置する各バネ片の先
には、一方の各バネ片よりも上方位置において、筒体上
部の上下に内方側の一部分が重なった状態で当接する支
持部材をそれぞれに備え、さらに、前記各支持部材の重
なり合う箇所には、それぞれが相反する方向に折曲して
交差するとともに、刃面が下方に向けて突出するカッタ
ーが設けてあることを特徴とする。
【0011】ここで、各バネ片の筒体からの立設は、同
一形態のバネ片同士がそれぞれ対向配置してあれば、立
設するバネ片の間隔や本数は特に限定するものではな
い。また、支持部材とは、該支持部材に設けてある前記
カッターが、筒体内を挿通する山菜の葉柄の一端面に対
し、常に刃面を食い込ませることが可能な位置を保てる
全ての技術的手段を含んでいる。さらに、カッターの形
状がそれぞれ相反する方向に折曲しているとは、各カッ
ター間に上下方向に挿通する間隔が形成されればよく、
この間隔の形成により、前記カッターにより皮が剥かれ
た葉柄の実を取り出すことが可能となる。
【0012】このように形成すると、筒体の下端側に山
菜の葉柄を挿入した際に、まず、葉柄が一方の対向配置
する各バネ片を外方に押し開くので、その応力により前
記葉柄が一方の各バネ片により保持される。さらに、こ
の葉柄を筒体の上方に引き上げることで、他方の対向配
置する各バネ片が付勢力に逆らって外方に押し広げられ
るとともに、各バネ片に備わるカッターの刃面が葉柄の
実と皮との間部分に沿って全周に亘って食い込み、葉柄
の実から皮をスムーズに且つ効率よく剥き取ることが可
能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の皮剥き器を図面に
基づいて具体的に説明する。図1乃至図3に示すよう
に、本発明の第1実施形態の皮剥き器は、彎曲形状のバ
ネ片2を筒体1の軸心線外面側上部の周方向に沿って等
間隔を保つ3箇所に、それぞれが上方側に至るに従って
狭まるように立設し、前記筒体1の外面側における前記
各バネ片2との対応する位置に、下方に突出する爪片5
が前記バネ片2上端を乗り越えて内面側に入り込むハン
ドル3を、前記筒体1の外面側に設けた軸部7によりそ
れぞれ開閉可能に枢着し、当該各ハンドル3における前
記軸部7を介した下方側にそれぞれ握り部6を設け、該
各握り部6に、前記爪片5を内方向に付勢するコイルス
プリング8を固着したものである。
【0014】筒体1に立設するバネ片2は、彎曲形状を
成すことにより、前記筒体1に立設した際、各バネ片2
上端部間の間隔Gの広さよりも太い径のものから、前記
筒体1の内径より小さな径の葉柄10に対応し、前記間
隔Gに葉柄10を挿入した場合に、前記各バネ片2の上
部側が軸心線外方に開くように変形し、葉柄10を挾持
することが可能となる。また、前記バネ片2は使用時の
頻繁な変形に耐え得る素材であることが望ましく、具体
的には、弾性変形が大きく、且つ耐久性と耐磨耗性を兼
備した素材、例えば、硬質ゴムあるいは樹脂、アルミニ
ウム合金などの素材で形成することが望ましい。
【0015】また、バネ片2が配置される位置は、前記
筒体1の軸心線外面側の周方向に沿って等間隔を保つ3
箇所に立設されており、さらに、前記各バネ片2を立設
する際は、筒筒体1の前記外面側上部にネジやビス、あ
るいはリベットなどで強固に固定してある。また、前記
バネ片2を立設する数は、前記筒体1の少なくとも2箇
所以上に設けてあれば、特に限定するものではないが、
バネ片2を筒体1の5箇所以上に立設した場合には、そ
れに対応する前記ハンドル3の数も増加させる必要があ
るので、本皮剥き器の製造コストが増加すると共に、操
作が煩雑になり、あまり望ましいものとはいえない。
尚、バネ片2と筒体1とは、上記のように別体に形成す
ることも可能であるし、後述するが、一体成形で形成す
ることも可能である。
【0016】ハンドル3の爪片5は、該ハンドル3の先
から下方に突出しており、この爪片5は上述した各バネ
片2間の間隔Gに、当該各バネ片2の上端縁よりも下方
位置まで突出することとなる。このことから、ハンドル
3の操作を行った際、爪片5が筒体1の軸心線から外方
に開いて前記バネ片2の上端部内面側に引っ掛かり、該
各爪片5に押圧された各バネ片2の上部側が、それぞれ
外方に反るように変形することとなる。この際、各バネ
片2には変形する方向と相反する方向に応力が働き、前
記間隔Gに挿入される葉柄10に押圧力が加わることと
なり、この押圧力により該葉柄10を保持することが可
能となる。
【0017】また、前記爪片5は、下方側に向かうに従
って尖った形状となるように傾斜部11が設けてある。
さらに、前記各コイルスプリング8の付勢により、各爪
片5がそれぞれ筒体1の軸心線に向かって閉じる方向に
作動し、前記間隔Gにおける各保持片2との対面可能な
位置で各爪片5が接することとなる。この際、各爪片5
の接面12は当該各爪片5の下端に至るまで120°の
角面に形成してあり、各爪片5が密接な状態で接するこ
とになる。そして、各爪片5が付勢により接した状態と
なっても、前記傾斜部11により、各爪片5の形状は下
方側に至るに従い尖った形状を成すから、葉柄10の上
端面への差込みが可能となる。このように形成すること
で、葉柄10の一端面側に差込まれた各爪片5がハンド
ル3の操作により、前記葉柄10上端部の実を削りなが
ら筒体1の軸心線から外側に向けてそれぞれ開き、各爪
片5が前記各バネ片2の上端部内面側に葉柄10の皮を
挾持した状態で接することとなる。
【0018】また、図4と図5に示すように、本皮剥き
器は、前記バネ片2と前記ハンドル3とを筒体1の4箇
所に備えることも可能である(第2実施形態)。この場
合、バネ片2とハンドル3は筒体1の周方向に沿って9
0°間隔にそれぞれ設けてあり、さらに、各爪片5の接
面12においても90°の角面に形成されている。尚、
各爪片5を付勢しているコイルスプリング8は、図示の
ように板ばね8を使用してもよく、本皮剥き器の使用の
際、操作に支障なく爪片5を筒体1の軸心線に向けて付
勢するものであれば特に限定するものではない。
【0019】次に、図6(イ)(ロ)(ハ)(ニ)に基
づいて本皮剥き器の実際の使用を説明する。尚、ここで
使用する皮剥き器は上述した図4のものを使用してい
る。 (イ)筒体1の下方側の開口部9に、葉柄10の長手方
向の一端側を挿入し、各バネ片2により葉柄10を挾持
すると共に、付勢部材8によってケース体1の軸心線で
接した状態にある各爪片5に、前記葉柄10の上端面を
差込み、皮剥き器に葉柄10を保持する。 (ロ)各ハンドル3の握り部6をそれぞれ閉じる操作を
行い、各爪片5をバネ片2に接するまで開き、葉柄10
の皮を前記爪片5とバネ片2によって挾持する。 (ハ)皮剥き器に保持された葉柄10を手で引き上げる
ことで、該葉柄10の皮が爪片5とバネ片2との挾持箇
所に引っ張られることとなり、そのまま葉柄10を引き
上げて順次皮を剥いていく。 (ニ)前記のように皮を剥いて実が露出した状態の葉柄
10を、皮剥き器から取り出した後、ハンドル3の握り
部6を操作して爪片5を僅かに閉じ、バネ片2と前記爪
片5とを離して、葉柄10の皮を本皮剥き器から取り出
す手順からなっている。このような手順を経ることによ
って、葉柄10から皮がスムーズに剥かれることとな
り、前記葉柄10の皮を剥く煩わしさが解消されるだけ
でなく、作業の際に危険な操作を伴うこともない。
【0020】また、図7及び図8に示すものは、本発明
の第3実施形態を示すものであり、本皮剥き器は、バネ
片2と筒体1とを一体成形したものである。この場合、
本皮剥き器を構成する部品の数が少なくなり、商品とし
ての生産性が向上すると共に、前記皮剥き器の外観状の
体裁も良好となる。さらに、図9と図10のように、ハ
ンドル3の上端部を上下に貫通する点検孔13を設ける
ことも可能である(第4実施形態)。このように形成す
ると、万一、葉柄10の皮の切れ端などが皮剥き器から
離脱せずにハンドル3の爪片5やバネ片2の内面側など
に付着して残留した場合においても、この点検孔13を
覗き込めば一目で皮の切れ端を確認することが可能とな
り、さらに、前記点検孔13に針や楊子などを差し入れ
れば、残留した皮の取り出しも容易となる。尚、前記点
検孔13は図示のものに限らず、本皮剥き器の第1乃至
第3実施形態においても設けることが可能である。
【0021】さらに、図11に示すものは、本発明の第
5実施形態を示すものであり、本皮剥き器は、断面形状
が半円弧状をなす彎曲片14の裏面側先端部に前記彎曲
に沿って山折り状に折曲するカッター15を固着したも
のである。この場合、本実施形態の皮剥き器の使用は、
図12のように、山菜の葉柄10の一端面に前記カッタ
ー15の刃面24を当接し、そのまま、前記葉柄10に
沿って本皮剥き器を引き下げることで、前記刃面24が
山菜の葉柄10の皮に引っ掛かるとともに、この葉柄1
0の実の部分から皮を剥き取ることが可能となる。尚、
前記彎局片14とカッター15の折曲する頂部とが固着
してあっても、カッター15の彎曲片14への取付強度
が増すためによいが、図示にあるように、間隔が形成し
てあれば、カッター15により剥き取られた皮が、前記
間隔を通って彎曲片14の上方側に円滑に抜け出すこと
となる。
【0022】また、図13に示すものは、本発明の第6
実施形態を示すもので、本実施形態の皮剥き器は、前記
した第5実施形態の構成の皮剥き器を応用するものであ
り、以下に、本皮剥き器の構成ならびに使用を詳細に説
明する。まず、本皮剥き器の構成は、板状のバネ片1
7,18,19,20を筒体16の外周面上部側におい
て、該筒体16の周方向に沿って90°間隔を保つ4箇
所に、それぞれが上方側に至るに従って狭まるように立
設し、さらに、この4枚の各バネ片17,18,19,
20のうち、対向配置する2枚の第1バネ片17と第2
バネ片18は、他のバネ片19,20に比べて短尺に形
成してあるとともに、前記各バネ片17,18上方側の
先部がそれぞれ相反する方向に反り返っている。一方、
前記筒体16の挿通空間を介して対向する第3バネ片1
9と第4バネ片20の先部の対向面側には、それぞれに
リング状フレーム21,21がバネ片19,20の前記
対向面25,25を始点としてバネ片19,20と交差
方向に突出し、さらに、各リング状フレーム21,21
の内周面には、ヘの字型に折曲するカッター22が該カ
ッター22の折曲箇所が交差する状態で備えてある。
【0023】そして、前記各リング状フレーム21,2
1の配置関係を更に詳細に説明すると、図14に示すよ
うに、筒体16に対向配置する4枚の各バネ片17,1
8,19,20が、それぞれ前記筒体16の軸心線に向
かう付勢力を保有することで、前記第3バネ片19と第
4バネ片20に固着している各リング状フレーム21,
1の内周面側同士が当接し、これにより、各リング状フ
レーム21,21が前記筒体16の軸心線の上方側延長
線上において、内方側の一部分同士が上下に重なった状
態で配置される。これに伴い、各リング状フレーム2
1,21に固着しているカッター22の折曲る頂部近傍
も上下に重なり合う状態で交差するとともに、各カッタ
ー22,22間には、図13のような、前記筒体16の
上下方向に挿通した方形の間隔が形成される。
【0024】上記構成の皮剥き器を実際に使用する場合
には、まず、前記間隔26を中心にして山菜の葉柄10
を各カッター22,22に向けて筒体16内に挿通す
る。この際、第1バネ片17と第2バネ片18との間に
は山菜の葉柄10が挿通するので、各バネ片17,18
は山菜の葉柄10の挿通により筒体16の外方に押し拡
げられて変形し、さらに、各バネ片17,18には変形
する方向と相反する方向に応力が働くことになる。これ
により、山菜の葉柄10が第1バネ片17と第2バネ片
18によってしっかりと保持されることとなる。
【0025】次いで、前記のように位置決めされた状態
にある山菜の葉柄10の上端面に、各カッター22の刃
面23が四方を囲むように食い込み、さらに、図15の
ように、山菜の葉柄10を本皮剥き器から引き上げる
と、第3バネ片19と第4バネ片20の各上端部が、山
菜の葉柄10により付勢力に逆らって外方に押し拡げら
れるとともに、前記各カッター22も外方に移動するこ
ととなる。そして、外方に移動した各刃面23が山菜の
葉柄10の皮28に引っ掛かり、さらに、山菜の葉柄1
0を引き上げることで、カッター22に引っ掛かった皮
28が山菜の葉柄10の実27からスムーズに剥き取ら
れる。尚、筒体16の外周面には、使用者が持ちやすい
ように、合成樹脂やゴムなどで形成するカバー29を固
着することが望ましい。
【0026】
【発明の効果】本発明のうち請求項1記載の発明によれ
ば、山菜の葉柄の太さにかかわらず、該葉柄の皮を剥く
ことができると共に、危険な操作が伴わないから、葉柄
の皮を安全且つ確実に剥くことが可能となる。
【0027】また、請求項2記載の発明によれば、皮剥
き器の使用後に内部に残留した葉柄の皮を外から確認及
び除去することが容易であるから、常に皮剥き器を清潔
な状態に保つことが可能となる。
【0028】本発明のうち、請求項3記載の発明によれ
ば、山菜の葉柄の太さに関わらず、該葉柄の皮を剥くこ
とができるのは勿論、部品点数が少なく、製造コストの
大幅な削減をはかることが可能となる。
【0029】本発明のうち、請求項4記載の発明によれ
ば、山菜の葉柄の皮を正確に剥き取ることが可能である
とともに、一層迅速且つ安全に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す皮剥き器である。
【図2】図1の皮剥き器の側面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す平面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】(イ)(ロ)(ハ)(ニ)本皮剥き器の使用を
示す説明図である。
【図7】本発明の第3実施形態を示す平面図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】本発明の第4実施形態を示す平面図である。
【図10】図9のD−D線断面図である。
【図11】本発明の第5実施形態を示す斜視図である。
【図12】図11の使用を示す説明図である。
【図13】本発明の第6実施形態を示す平面図である。
【図14】図13のE−E線断面図である。
【図15】第6実施形態の使用を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,16筒体 2,17,18,19,20 バネ片 3 ハンドル 5 爪片 8 付勢部材(コイルスプリング、板ばね) 10 葉柄 13 点検孔 14 彎曲片(支持体) 15,22 カッター 21 リング状フレーム(支持部材) 23 刃面 26,G 間隔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山菜の葉柄(10)を挿通する筒体
    (1)の上部周方向に、内方に付勢を保有して前記山菜
    の葉柄(10)の上部を挾持するためのバネ片(2)を
    間隔(G)を保って複数立設し、前記筒体(1)の外側
    に各バネ片(2)に対応するハンドル(3)をそれぞれ
    枢着し、各ハンドル(3)の先には前記各バネ片(2)
    上端を乗り越えて内側に入り込む爪片(5)を備えると
    共に、該各ハンドル(3)に該爪片(5)が内向きの付
    勢を付与する付勢部材(8)を備え、前記ハンドル
    (3)操作によって前記爪片(5)に掛止されるバネ片
    (2)が外側に広がるようにしたことを特徴とする皮剥
    き器。
  2. 【請求項2】 前記各ハンドル(3)の先に上下に貫通
    する点検孔(13)を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の皮剥き器。
  3. 【請求項3】 支持体(14)の片面側に、山菜の葉柄
    (10)の一端側への食い込みが可能な山折り状に折曲
    するカッター(15)が備えてあることを特徴とする皮
    剥き器。
  4. 【請求項4】 山菜の葉柄(10)を挿通する筒体(1
    6)の上部周方向に、内方に付勢を保有して前記山菜の
    葉柄(10)の上部を挟持するためのバネ片(17,1
    8,19,20)を間隔を保って複数立設し、前記各バ
    ネ片(17,18,19,20)のうち、対向配置する
    一方の各バネ片(17,18)により前記筒体(16)
    内に挿通した山菜の葉柄(10)を保持するとともに、
    他方に対向配置する各バネ片(19,20)の先には、
    一方の各バネ片(17,18)よりも上方位置におい
    て、筒体(16)上部の上下に内方側の一部分が重なっ
    た状態で当接する支持部材(21,21)をそれぞれに
    備え、さらに、前記各支持部材(21,21)の重なり
    合う箇所には、それぞれが相反する方向に折曲して交差
    するとともに、刃面(22)が下方に向けて突出するカ
    ッター(23)が設けてあることを特徴とする皮剥き
    器。
JP2000062313A 1999-03-09 2000-03-07 皮剥き器 Pending JP2000316711A (ja)

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JP2000062313A JP2000316711A (ja) 1999-03-09 2000-03-07 皮剥き器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011103849A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Pacific Software Development Co Ltd イタドリの皮剥装置

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