JP2000316229A - ヒンジ部配線構造 - Google Patents
ヒンジ部配線構造Info
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- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
Abstract
る。 【解決手段】 ヒンジユニット3のプロテクタ4、5を
ヒンジ軸6により連結する。プロテクタ4、5には導電
性のボルト7、8と導電性のナット9、10をインサー
ト成形によりそれぞれ固定する。電線11、12をヒン
ジ軸6の外周に隙間を空けて巻回し、コイル部11a、
12aを設ける。電線11の一端は端子13を介してボ
ルト7に接続し、電線11の他端は端子14を介してナ
ット9に接続する。電線12の一端は端子15を介して
ボルト9に接続し、電線12の他端は端子16を介して
ナット10に接続する。コイル部11a、12aの内側
には、コイル部11a、11bを外方に付勢するうず巻
ばね17、18をそれぞれ配置する。
Description
ディとドアを連結するヒンジ部を介して配線するヒンジ
部配線構造に関するものである。
ける電気的結線は、ヒンジ部とは別個の位置に配線した
電線束によりなされ、この電線束にはドアの開閉を許容
するための余長が与えられている。
平2−97830号公報における配線構造においては、
ワイヤハーネスがヒンジ部を通して配索されている。こ
の場合に、ボディとドアにプロテクタがそれぞれ配設さ
れていると共に、双方のプロテクタの筒状回転軸は、ボ
ディとドアを回転可能に連結するヒンジ軸に嵌挿されて
いる。また、双方のプロテクタの内部には、ボディから
配索されたワイヤハーネスがヒンジ軸の周囲にコイル状
に配置され、ワイヤハーネスの先端部はドア側に配索さ
れている。
の従来例においてはボディとドアに配線用の貫通孔がそ
れぞれ設けられているので、ボディとドアの強度が貫通
孔の影響を受け易い。また、電線束がボディとドアの間
に露出されているため、美感上好ましくない上に外力の
影響を受け易い。
がヒンジ軸の周囲にコイル状に配置されているため、ド
アが大きく開かれた場合にワイヤハーネスが大きく引き
出され、ワイヤハーネスの戻りが困難になるという問題
点がある。
信頼性と美感に優れたヒンジ部配線構造を提供すること
にある。
の本発明に係るヒンジ部配線構造は、本体と回動体を連
結したヒンジ軸の外周に電線を巻回し、前記ヒンジ軸と
前記電線の間に前記電線を外方に付勢する弾性部材を配
置したことを特徴とする。
回動体を連結したヒンジ軸に導電性とばね性を有するブ
ズバーを巻回し、該ブスバーに電流を流すようにしたこ
とを特徴とする。
詳細に説明する。図1は第1の実施例の縦断面図であ
り、例えば自動車のハッチバックのボディパネル1にド
アパネル2がヒンジユニット3を介して連結されてお
り、ドアパネル2は例えばガラス製とされている。図2
はヒンジユニット3の背面図であり、ヒンジユニット3
にはボディパネル1に固定される第1のプロテクタ4
と、ドアパネル2に固定される第2のプロテクタ5とが
備えられ、これらのプロテクタ4、5はヒンジ軸6によ
り回動自在に連結されている。これらのプロテクタ4、
5は電気絶縁性を有する合成樹脂材料から成形されてい
る。
ルト7、8がインサート成形等により固定され、第2の
プロテクタ5には一対の導電性のナット9、10がイン
サート成形等により固定されている。一方のボルト7と
一方のナット9はワイヤハーネスの電源回路を構成する
電線11により電気的に接続され、他方のボルト8と他
方のナット10はワイヤハーネスの接地回路を構成する
電線12により電気的に接続されている。
a、12aがそれぞれ形成され、これらのコイル部11
a、12aはヒンジ軸6の外周に隙間を空けて巻回され
ている。電線11の一端は端子13を介してボルト7に
接続され、電線11の他端は端子14を介してナット9
に接続されている。電線12の一端は端子15を介して
ボルト8に接続され、電線12の他端は端子16を介し
てナット10に接続されている。なお、コイル部11
a、12aは1巻きとして図示したが、複数巻きでもよ
いことは云うまでもない。
a、12aには、プロテクタ4、5の十分な相対回動を
許容する径が与えられている。また、コイル部11a、
12aの内側には、コイル部11a、11bを外方に付
勢するためのうず巻ばね17、18(17は図示せず)
がそれぞれ配置されている。そして、プロテクタ4、5
の背部には絶縁性のパネル19、20が装着されてい
る。
式図であり、第1のプロテクタ4のボルト7、8にはボ
ディパネル1側の電線31、32が端子33、34を介
してそれぞれ接続され、第2のプロテクタ5のナット
9、10にはドアパネル2側の電線35、36が端子3
7、38を介してそれぞれ接続されている。
のプロテクタ4のボルト7には絶縁ブッシュ39が嵌着
され、プレート19の表面にはパッキン40が配置され
ている。電線11の端子13と電線31の端子33と
は、ボルト7に螺合されたナット41によりボディパネ
ル1に固定されている。図5に示すように、電線12の
端子15と電線32の端子34は、ボルト8に螺合され
たナット42によりボディパネル1に固定されている。
そして、図1に示すように第2のプロテクタ5のプレー
ト20の背面にもパッキン43が配置され、電線11、
12の端子14、16と電線35、36の端子37、3
8とは、ナット9、10に螺合されたボルト44、45
によりドアパネル2に固定されている。
る状態では、電線11、12に加わる張力が最も減少
し、うず巻ばね17、18は広がった状態で電線11、
12のコイル部11a、12aを外方に付勢する。一
方、ドアパネル2が開いた場合には、電線11、12の
端子14、16側がドアパネル2に追従し、コイル部1
1a、12aが縮径する。これにより、うず巻ばね1
7、18が縮径すると共に、それらの弾発力がコイル部
11a、12aを外方に付勢する。
17、18が電線11、12のコイル部11a、12a
を外方に常に付勢しているので、ドアパネル2を大きく
開いて閉じた場合でも電線11、12が確実に戻り、か
つ振動や摩擦による電線11、12の劣化もなくなり、
信頼性が向上する。また、従来のグロメットが不要とな
る上に、電線11、12の形状が常に整然としており、
かつ電線11、12をプロテクタ4、5の内部に配置し
たので、美感が向上する。
従来のような貫通孔を設けないので、ボディパネル1と
ドアパネル2の強度が向上する。また、電線11、12
を外方に付勢しているためコイル部11a、12aの巻
数が従来よりも少なく、ワイヤハーネスの余長が減少し
て軽量化とコストダウンが可能となる。更に、貫通孔に
電線11、12を挿通する従来の煩わしい作業が不要と
なる上に、ヒンジユニット3をボディパネル1又はドア
パネル2に予め組み付けておくことが可能であるので、
ドアパネル2のボディパネル1への組立作業性が向上す
る。
ンジユニット3’の背面図であり、第1の実施例の電線
11、12の代りに導電性とばね性を有するブスバ5
1、52がヒンジ軸6を巻回するように配置され、第1
の実施例のうず巻ばね17、18は省かれている。ブス
バ51、52にもプロテクタ4、5の十分な相対回動を
許容するコイル部51a、52aが設けられている。な
お、ブスバ51、52の外表面に絶縁処理が施されてい
ない場合には、ヒンジ軸6の少なくとも表面は絶縁体に
より覆う必要がある。
実施例の電線35、36に代えてフラットケーブル5
3、54が採用され、フラットケーブル53、54には
端子55、56が圧着されている。そして、図9に示す
ようにフラットケーブル51の導体51b、52b(5
1bは図示せず)とフラットケーブル53、54の端子
55、56とは、第1の実施例と同様にドアパネル2に
固定されている。
と同様な効果が得られ、ドアパネル2が開かれた場合に
は、ブスバー51、52はヒンジ軸6に巻回した部分の
径を減少することにより引き出され、ドアパネル2が閉
まると、ブスバー51、52はそのばね性により巻回部
の径が拡大して引き込まれる。
部配線構造はヒンジユニット3、3’として説明した
が、ボディパネル1とドアパネル2をヒンジ軸6により
直接連結した場合に適用できることは云うまでもない。
また、ドアパネル2はハッチバックドアでガラス製とし
たが、サイドドアで金属製であってもよい。また、うず
巻ばね17、18は他の弾性部材、例えばゴムであって
も支障はない。
部配線構造では、弾性部材がヒンジ軸に巻回した電線を
外方に付勢しているので、電線の戻りが容易になると共
に、電線が振動や摩擦によって劣化することもなく、信
頼性が向上する。また、電線の形状が常に整然としてい
る上に、従来の通孔が不要であるので、美感が向上す
る。そして、電線をプロテクタの内部に配索すれば、美
感は更に向上する。
性とばね性を有するブスバがヒンジ軸に巻回されている
ので、ブスバーの戻りが容易になると共に信頼性が向上
する。また、ブスバは第1のプロテクタと第2のプロテ
クタの内部に配置すれば、美感が向上する。
Claims (5)
- 【請求項1】 本体と回動体を連結したヒンジ軸の外周
に電線を巻回し、前記ヒンジ軸と前記電線の間に前記電
線を外方に付勢する弾性部材を配置したことを特徴とす
るヒンジ部配線構造。 - 【請求項2】 前記弾性部材はうず巻ばねとした請求項
1に記載のヒンジ部配線構造。 - 【請求項3】 本体と回動体を連結したヒンジ軸に導電
性とばね性を有するブズバーを巻回し、該ブスバーに電
流を流すようにしたことを特徴とするヒンジ部配線構
造。 - 【請求項4】 前記本体に固定可能な第1のプロテクタ
と、前記回動体に固定可能な第2のプロテクタとを有
し、前記第1のプロテクタと前記第2のプロテクタを前
記ヒンジ軸により連結した請求項1又は3に記載のヒン
ジ部配線構造。 - 【請求項5】 前記第1のプロテクタは前記電線の接続
手段であり前記本体への固定手段となる第1のねじ部
と、前記第2のプロテクタは前記電線の接続手段であり
前記回動体への固定手段となる第2のねじ部とを有する
請求項4に記載のヒンジ部配線構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12130099A JP2000316229A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | ヒンジ部配線構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12130099A JP2000316229A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | ヒンジ部配線構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000316229A true JP2000316229A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14807853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12130099A Pending JP2000316229A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | ヒンジ部配線構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000316229A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8927868B2 (en) | 2008-04-25 | 2015-01-06 | Ultra Electronics Limited | Routing of cables |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP12130099A patent/JP2000316229A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8927868B2 (en) | 2008-04-25 | 2015-01-06 | Ultra Electronics Limited | Routing of cables |
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