JP2000315884A - 電磁波伝導部材とこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

電磁波伝導部材とこれを用いた液晶表示装置

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JP2000315884A
JP2000315884A JP11121531A JP12153199A JP2000315884A JP 2000315884 A JP2000315884 A JP 2000315884A JP 11121531 A JP11121531 A JP 11121531A JP 12153199 A JP12153199 A JP 12153199A JP 2000315884 A JP2000315884 A JP 2000315884A
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electromagnetic wave
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English (en)
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Sunao Hirashiro
直 平城
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ成分を簡易的な手段で効率的に抑制す
る電磁波伝導部材とこれを用いた液晶表示装置の提供。 【解決手段】 電磁波伝導部材を導電材と磁性材と弾性
材、或いは、導電材と磁性材と発泡材との混合にて成形
すると共に、これらの電磁波伝導部材を回路基板の適所
に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等の
高周波ノイズを発生する装置において、その回路基板等
から放射・伝導するノイズ成分を簡易的な手段で効率的
に抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の技術を図7、図8に基づい
て説明する。従来、例えば、図7示すように、特開平9
−23083号公報に記載された液晶表示装置の回路基
板のシグナルグランドと金属フレームのグランドとの接
合による高周波ノイズ成分の漏洩・除去は、金属系スポ
ンジ或いはゴム又は金属タイプのガスケット等を用いて
行われており、その他の機器でも同様な方法、若しく
は、例えば、図8に示すように、特開平6−26592
2号公報に掲載のものでは、磁性材等を組み合わせた高
周波特性を保有する部材を用いている。
【0003】図7及び図8中の符号1は回路基板、1a
はグランドパット、2は金属フレーム、3はグランドパ
ット1aと金属フレーム2とを電磁的に結合するため、
導電ゴム等で構成された従来型の電磁波伝導部材として
の金属製ガスケット、4はグランドパット1aと金属フ
レーム2とを電磁的に結合するため、金属スペーサと磁
性体とで構成された従来型の別の電磁波伝導部材として
の抵抗シートである。
【0004】しかし、前者においては、広範囲の周波数
帯域をグランドと低インピーダンスとで接合するため、
周波数によっては逆に増加する場合がある。他方、後者
においては、ネジ等の構造を必要とする外、金属スペー
サ部や磁性材との組み合わせ構造によっては取付構造が
制約される。又、現在市販されている磁性材混合のゴム
シート等は、主に磁性材の電波吸収損失を期待するもの
であるから、基板部電磁波の金属筐体等への伝導を期待
することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解消し、液晶表示装置等の電磁波放射抑制のために用い
られる対策部品として、構造が簡単で取付が容易な手段
の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、導電
材と磁性材と弾性材との混合であることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、導電材と磁性材と発泡
材との混合であることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の電磁波伝導部材が回路基板のグランドパットとフレー
ムグランドとの間に配置されたことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項2の電磁波伝導
部材が回路基板のグランドパットと装置の筐体との間に
配置されたことを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、回路基板に設けられた
複数のグランドパットとフレームグランドとの間に、請
求項1の電磁波伝導部材と導電性ガスケットとを配置し
たことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、実施の形態
1を液晶表示装置を例にして図1及び図2に基づいて説
明する。図1は液晶表示装置の横断面図、図2は電磁波
伝導部材5Aの部分拡大図である。図1及び図2中の符
号1は液晶表示装置の回路基板であり、電磁波ノイズを
発生及び伝導・放射する高周波回路を持つ。1aはその
回路基板1に設けられたグランドパット、2はその回路
基板1を電磁的にシールドし、安定グランドを供給する
金属フレームである。
【0012】上記の電磁波伝導部材5は、上記の回路基
板1と金属フレーム2とを電磁的に有効に結合するた
め、両者の好適な位置に配置されている。この電磁波伝
導部材5は、磁性材5aと、導電材5bと、磁性材5a
と導電材5bとを一体化するための弾性材5cとを主成
分とし、これらを適当に練り合わせて混合し、適当に成
形したものである。これに用いる弾性材5cとしては、
例えば、合成ゴムやウレタンフォームが適当である。
【0013】実施の形態2.次に、実施の形態2を図3
乃び図4に基づいて説明する。図3は液晶表示装置の横
断面図、図4は電磁波伝導部材6の部分拡大図である。
尚、図1及び図2と同じ符号は、同一若しくは同等の部
分を示すものであるから、その説明を省略する。図中の
6は、グランドパット1aと金属フレーム2とを電磁的
に有効に結合するため、好適な位置に配置された電磁波
伝導部材である。
【0014】上記の電磁波伝導部材6は、発砲材6aと
磁性材6bと導電材6cとを主成分とし、これらを適当
に練り合わせて混合し、所望の形態に成形したもので、
比較的粒子の大きい発砲材6aの表面に、比較的粒子の
小さい磁性材6bや導電材6cが塗布されたように付着
した状態となるよう構成されている。これに用いる発砲
材6aとしては、例えば、スチロール樹脂等の粒子を用
いる。尚、図3中の符号7は、回路基板1のグランドパ
ット1a以外の導電部分と金属フレーム2とが電磁波伝
導部材6を介して接合しないように回路基板1を覆い、
グランドパット1aの部分のみに開口部が設けられた絶
縁シートである。
【0015】次に、実施の形態3を図5に基づいて説明
する。図5は液晶表示装置の背面図である。この実施の
形態3では、本発明の電磁波伝導部材5を、液晶表示装
置の回路基板1のグランドパット1aとフレームグラン
ド2との間や、回路基板1のグランドパット1aと装置
(液晶表示装置)の筐体との間等、ノイズ発生源に近い
装置内の適当な場所に配置した例である。又、図示され
ていないが、上記の電磁波伝導部材5と導電性ガスケッ
トとを、上記回路基板1に設けられた複数のグランドパ
ット1aとフレームグランド2との間に配置してもよ
い。尚、液晶表示装置を固定収納するための筐体とは、
例えば、金属製筐体や金属物質を表面に施したプラスチ
ック製筐体等である。
【0016】本発明に係る電磁波伝導部材及びこれを用
いた液晶表示装置は、上記各実施の形態に示すように構
成されたものであって、当該装置等の回路基板1内で
は、ノーマルモード或いはコモンモードで広帯域に跨る
電磁波ノイズが発生し、特に、グランド系を流れるコモ
ンモードノイズに関係する電磁波伝導部材の周波数特性
は、これらの装置の電磁放射及び抑制に重大な影響を及
ぼすことが多い。特に液晶表示装置の回路基板1では、
一般的に発生しやすい周波数が大凡100から300M
Hzであり、液晶表示装置自身から放射される周波数は
ほぼ200MHzから300MHzになることが多い。
そこで、回路基板1のシグナルグランドが安定している
場合において、図7及び図8で説明した従来型の電磁波
伝導部材3、4により金属フレーム2へグランド接合し
た時、回路基板1と金属フレーム2と間のインピーダン
ス特性は、大凡図6の3、4に示すようになる。
【0017】図6は、従来例及び本発明の電磁波伝導部
材で予測されるインピーダンス特性を示したものであ
る。以下、図6に基づいて説明する。従来型の電磁波伝
導部材3(4)では、200MHzから300MHzの
液晶表示装置自身から発生するノイズが、電磁波伝導部
材3のほぼ全帯域に渡る低インピーダンス特性により、
金属フレーム2へ伝導し易くなり、放射ノイズが抑制さ
れる。
【0018】しかし、100MHz近辺及び300MH
zから400MHz以上でシステム側のコモンモードに
係わるノイズが存在する場合には、逆に、グランドから
のノイズを回路基板1で拾い、グランド接合以前よりも
ノイズが増大する場合がある。又、図8に示した従来型
の抵抗シート4がない場合には、磁性体の効果が比較的
大きいため、高周波帯域では回路基板1と金属フレーム
2とが分離し、システム側の電磁波ノイズの影響も受け
ない代わりに、液晶表示装置の回路基板1で発生した電
磁波ノイズも伝導し難い結果となる。更に、低周波では
図7に示した従来型の場合と同様にシステム側の電磁波
ノイズの影響を受け易い。
【0019】図8に示した従来型の抵抗シート4がある
場合においては、低周波的に分離可能なことから、低周
波でのシステム側電磁波ノイズには比較的効果を示すと
思われるが、抵抗シート4がない場合と同様に、取付部
の構造が複雑で大型化する他、接合部の形状や構造に制
約がでる。しかし、本発明による上記実施の形態1及び
2の電磁波伝導部材(5,6)では、磁性材(5a、6
b)と導電材(5b、6c)とが混合されているため、
当該電磁波伝導部材(5、6)のインピーダンス特性は
図6に示すようになる。
【0020】つまり、直流抵抗は従来型の電磁波伝導部
材より大きくなることが予測され、比較的低周波の10
0MHz近辺では、回路基板1と金属フレーム2との間
のインピーダンスが高くなり、システム側の電磁波ノイ
ズが回路基板1側へ伝導することが少なくなる。又、大
凡200MHzから300MHzでは、回路基板1と金
属フレーム2との間で比較的高周波電流が流れやすくな
り、回路基板1で発生した電磁波ノイズは、金属フレー
ム2からシステム側へと流れて放射が抑制される。又、
300MHzから400MHz以上については、従来型
の電磁波伝導部材に対して、磁性材(5a)の効果によ
り、比較的インピーダンスが増加するため、システム側
の電磁波ノイズの影響が少なくなる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電磁波伝導部
材が磁性材と導電材との混合とし、弾性材で一体化して
成形した構成であるため、回路基板等から放射・伝導す
るノイズ成分を簡易的な手段で効率的に抑制することが
できる。しかも、本発明の電磁波伝導部材は任意の形状
に比較的容易に成形できる上、成形後の構造が簡単であ
り、既存の取付構造にも制約を受けることがない。
【0022】請求項2の発明によれば、電磁波伝導部材
が発泡材を含んだ構成であるため、当該電磁波伝導部材
を、回路基板1の所要領域、例えば基板背面のほぼ全域
に施すことにより、金属フレームとの高周波的な接合が
請求項1の発明の場合よりも良好とすることができ、液
晶表示装置の回路基板等から発生する電磁波ノイズを金
属フレーム2に流れ易くすることができ、ノイズ成分を
簡易的な手段で効率的に抑制することができる。
【0023】請求項3乃至5の発明によれば、回路基板
内の電磁波分布に応じて、本発明の電磁波伝導部材を、
所要の場所、例えばノイズ発生源に近い場所等に配置す
ることにより、効果的に電磁波ノイズの放射を抑制する
ことができ、多様な放射パターンに対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 液晶表示装置の横断面図である。
【図2】 電磁波伝導部材5Aの部分拡大図である。
【図3】 液晶表示装置の横断面図である。
【図4】 電磁波伝導部材5Bの部分拡大図である。
【図5】 液晶表示装置の背面図である。
【図6】 従来型及び本発明の電磁波伝導部材で予測さ
れるインピーダンス特性を示す図である。
【図7】 従来型の電磁波伝導部材を示す横断面図であ
る。
【図8】 別の従来例の電磁波伝導部材を示す横断面図
である。
【符号の説明】
1 回路基板、1a グランドパット、2 フレーム、
5、6 電磁波伝導部材、5a 磁性材,5b 導電
材,5c 弾性材、6a 発砲材、6b 磁性材、6c
導電材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電材と磁性材と弾性材との混合である
    ことを特徴とする電磁波伝導部材。
  2. 【請求項2】 導電材と磁性材と発泡材との混合である
    ことを特徴とする電磁波伝導部材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の電磁波伝導部材
    が回路基板のグランドパットとフレームグランドとの間
    に配置されたことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の電磁波伝導部材が回路基板の
    グランドパットと装置の筐体との間に配置されたことを
    特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 回路基板に設けられた複数のグランドパ
    ットとフレームグランドとの間に、請求項1の電磁波伝
    導部材と導電性ガスケットとを配置したことを特徴とす
    る液晶表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7911807B2 (en) 2006-12-11 2011-03-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Display device and method thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7911807B2 (en) 2006-12-11 2011-03-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Display device and method thereof

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