JP2000314402A - 圧電素子の液圧拡大アクチュエーター - Google Patents

圧電素子の液圧拡大アクチュエーター

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JP2000314402A
JP2000314402A JP2000184999A JP2000184999A JP2000314402A JP 2000314402 A JP2000314402 A JP 2000314402A JP 2000184999 A JP2000184999 A JP 2000184999A JP 2000184999 A JP2000184999 A JP 2000184999A JP 2000314402 A JP2000314402 A JP 2000314402A
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chamber
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fixed
pipe
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Kinya Ishikawa
勤也 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電素子の変位量を、本液圧拡大アクチュエ
ーターにより拡大した作動量を得る。 【構成】 与圧室5と、この横内断面積より小なる受圧
室9を連結管10で連通し液体16を封入し、圧電素子
29aの変位で与圧室5を縮小し、液体16を受圧室9
に圧入させてピストンロッド7を拡大した往作動させ、
圧電素子29bの変位をコネクター24aで伝達して与
圧室5を拡張し、受圧室9の液体16を吸引しピストン
ロッド7を復作動させる。与圧室5と同一形状の補正圧
室23に補正管20を固着し液体16を封入した温度補
正器25を備え、ピストンロッド7の設定位置が周囲温
度の変化の影響を受けること無くし、流量調整管15の
バルブ14a、14bで液体16の流量を制御し、ピス
トンロッド7の往復作動速さを調節し、更なる手段をも
って確実な往復作動力を得、併せてこれらの活用手段を
も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層圧電素子の微少変
位を液体を媒体として拡大した変位に変換する液圧拡大
アクチュエーターとその活用に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この分野の圧電素子拡大アクチュ
エーターとしては、例えば、特開平4−258501号
公報等に開示されてるように、電圧を加えて圧電素子を
変位させ、その変位を二つのピストンの面積の比で拡大
し、かつ二つのピストンの間に、小断面積のピストンと
同断面積のピストンを更に二個をシリンダーに配設し、
リザーブタンクと各々のピストン間の油室とを複数のポ
ートで連通して、圧電素子を複数回に亘って伸縮変位さ
せれば、作動ピストンに大きな変位出力が得られるよう
に構成されている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、この圧
電アクチュエーターにあっては、シリンダー内の二個の
シリンダーに形成された連絡路と各ポートとの合致性に
困難性があり、連絡路と各ポートの加工も困難があり、
作動ピストンを押し戻すのにバネを使用しているので、
圧電素子の出力の効率が低下し、また、周囲温度の変化
によるオイルの膨張、収縮により作動ピストンの設定位
置が変化する。さらに、作動ピストンの作動速度は、圧
電素子の変位と、二つのピストンの面積の比で拡大した
作動量に比例して相対的に速くなり、作動ピストンの所
要の作動速度を得られない問題点があった。さらにま
た、どのように活用されるかも不明であった。
【0004】本発明のは、上述の事情に鑑みて、その目
的とするところは、圧電素子の出力を効率よく利用し、
比較的簡単な方法で、大きな変位出力を得られ、周囲温
度の変化により作動ピストンの設定位置が変化すること
なく、また、作動部の往復の作動速度を、各々調整する
ことができる圧電素子の液圧拡大アクチュエーターを得
ることを目的とし、さらに、本液圧拡大アクチュエータ
ーの活用手段についても提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の圧電素子の液圧拡大アクチュエーターにお
いては、シリンダーにOリングを組み付けたピストンを
挿入して与圧室を構成するか、ベローズの両開口部の各
々にプレートを固着して与圧室を構成する。この与圧室
の横内断面積、或いは、有効面積より小さい横内断面
積、或いは、有効面積の液圧シリンダーと与圧室とを連
結管で連通し、この連結管に流量調整管を設けて接続し
た機器の適当な箇所に設けた枝管から液体を注入し充満
して枝管の開口端を固着する。後記する理由により、上
記した与圧室と同一形状、同一工法により補正圧室を構
成し、上記した連結管と同材質、同内外径、ほぼ同長さ
の補正管の一端を補正圧室に固着し、この補正管の一方
の開口端から、前記液体と同質の液体を同量注入して充
満し、この開口端を溶接等で封止して構成する温度補正
器を設け、液圧シリンダーのピストンロッドの設定位置
が周囲温度の変化で液体の膨張、収縮による影響を受け
ることのないようにする。なお、前記補正圧室の外底面
に断熱材を固着し、さらに、前記した補正圧室に断熱材
を介して圧電素子か、圧電素子と線膨張係数が同等の部
材を固着して構成した温度補正器は補正精度を高めるの
に効果的である。なお、上記した補正管は出来るかぎり
連結管の近傍に設置するのが効果的である。これら圧電
素子と与圧室と温度補正器の補正圧室とをフレームとホ
ルダーに取り付けて駆動部とし、液圧シリンダーを作動
部として、圧電素子の変位を与圧室と液圧シリンダーの
横内断面積比により液圧シリンダーのピストンロッドを
拡大した往、復作動をさせ、流量調整管に設置するバル
ブにより液圧シリンダーのピストンロッドの往、復作動
の速さの調整ができる圧電素子の液圧拡大アクチュエー
ターに三つの手段があり、これらの手段と液圧拡大アク
チュエーターの活用手段は下記のようである。
【0006】目的を達成するための第一の手段として、
ピストンロッドを拡大した往、復作動をさせるために、
往、復作動用圧電素子で与圧室を往復作動させる手段が
ある。復作動用圧電素子で与圧室を復作動させるのにコ
ネクターを設置する。このコネクターには複数の形状が
あり、まず、軸形状のコネクターについて記すと、与圧
室のシリンダーを軸受付にし、Oリングを組み込んだコ
ネクターを軸受孔に挿入し、コネクターの端部をピスト
ンの内底部に固着するか、与圧室のベローズの一方のプ
レートを軸受付にし、Oリングを組み込んだコネクター
を軸受孔に挿入し、コネクターの端部を他方のプレート
の内底部に固着するか、コネクターを軸受孔に挿入して
コネクターの端部をプレートの内底部に固着し、コネク
ターの他端部にシールベローズの一開口部を固着し、シ
ールベローズの他開口部を軸受付プレートに固着して与
圧室を構成する。なお、このコネクターの外部端面は後
記するフレームの上梁面より張り出した長さにし、断熱
材を固着するのが効果的である。
【0007】次に、与圧室を跨ぐ門形状のコネクターに
ついて記すと、後記するフレームの上梁を貫き、ベロー
ズと二枚のプレートで構成された与圧室の往作動用圧電
素子側のプレートにフランジを設けて、門形状のコネク
ターの脚部を固着して与圧室を用意する。また門形状の
コネクターの梁の復作動用圧電素子側には断熱材を固着
するのが効果的である。
【0008】さらに、平板に直角に二枚の部材を有する
形状のコネクターについて記すと、平板の端部に後記す
るホルダーのシャフトと同数のベアリングを取り付け、
このシャフトにガイドされる構造とし、平板に直角の二
枚の部材の先端を与圧室の外底面に断熱材を介して固着
した与圧室を用意する。また、この与圧室の外底面の圧
電素子が接する部分にも断熱材を固着し、コネクターの
平板にも断熱材を固着しておくのが効果的である。
【0009】次に、液圧シリンダーについて記すと、シ
リンダーカバーとピストンロッドで形成された受圧室を
有する液圧シリンダーか、上記した与圧室の横内断面積
より小なる有効面積のベローズの一端にピストンロッド
を固着し、他端に連結管を固着して受圧室とし、これら
をシリンダーカバーで覆って構成された液圧シリンダー
を設ける。適当な長さの連結管の一端を上記した与圧室
のシリンダーまたはプレートの固着し、他端を液圧シリ
ンダーのシリンダーカバーに固着し連通する。この連結
管の適当な箇所に二個の分岐・合流管を設け、この分岐
・合流管の各々にバルブと逆止め弁とを設置した流量調
整管を設ける。一回路はピストンロッドの往作動用に、
他の一回路を復作動用とする。なお、前記したベローズ
に適度の反発力を持たせると圧電素子の変位に与圧室が
追随するため、ピストンロッドの位置の保持手段にな
る。
【0010】さらにまた、フレームと、このフレーム内
を円滑に滑動できるホルダーとを用意し、上記した、与
圧室と往、復作動用の圧電素子と温度補正器の補正圧室
とを取り付けて駆動部を設置するのであるが、フレーム
とホルダーには、与圧室と補正圧室とを直列に配置する
形体と、並列に配置する形体とがある。
【0011】まず、与圧室と補正圧室とを直列に取り付
ける形体のフレームとホルダーの形状は、側面が二面
体、四面体、或いは円筒形等の側面体と上梁と中梁と下
梁とでフレームを構成し、このフレームの上梁、中梁の
各々に複数個のベアリングを、フレームの中心線に対し
て等分の位置に固着し、これらのベアリングに貫通させ
た複数本のシャフトに、上板と中板と下板とを各々固着
してホルダーを構成し、ホルダーがフレーム内を円滑に
滑動できるようにしておく。なお、コネクターの形状に
よって機器の取り付け位置や方向を異にする。
【0012】軸形状のコネクターの与圧室と、与圧室を
跨ぐ門形状のコネクターの与圧室のフレームとホルダー
では、フレームの梁とホルダーの板とは上板、上梁、中
板、中梁、下板、下梁の順に配置し、上板に復作動用の
圧電素子を、上梁には与圧室を、中板には往作動用の圧
電素子を、中梁には補正圧室を与圧室と同姿勢に各々取
り付け、下板を補正圧室の外底面に断熱材を介して固着
する。なお、往作動用の圧電素子の作動側は与圧室の外
底面に断熱材を介して密着させる。また、復作動用の圧
電素子と与圧室のコネクターの梁の断熱材とは、往作動
用の圧電素子の変位量と同量の間隔を設ける。
【0013】平板に直角に二枚の部材を有する形状のコ
ネクターを有する与圧室を取り付けるフレームとホルダ
ーの梁と板とは、a)上梁、上板、中梁、平板に直角に
二枚の部材を有する形状のコネクターの二枚の部材に貫
かれる下板、下梁の順に配置するか、b)上梁、上板、
中梁、コネクターの二枚の部材に貫かれる中板と下板、
下梁の順に配置する。a)配置のフレームとホルダー
は、上梁に補正圧室を取り付け、上板を補正圧室の外底
面の断熱材にを介して固着する。中梁に与圧室を補正圧
室と同姿勢に取り付け、下板の与圧室底面側に往作動用
の圧電素子を固着し、この圧電素子の他面は与圧室の外
底面に断熱材を介して密着させる。下板の反対面に復作
動用の圧電素子を固着する。この圧電素子の他面とコネ
クターの平板に固着した断熱材とは、往作動用の圧電素
子の変位量と同量の間隔を設ける。b)配置のフレーム
とホルダーは、a)配置と同様に、上梁に補正圧室を取
り付け、上板を補正圧室の外底面に断熱材を介して固着
する。中梁に与圧室を補正圧室と同姿勢に取り付け、下
板の与圧室底面側に往作動用の圧電素子を固着し、この
圧電素子の他面は中板を貫き与圧室の外底面に断熱材を
介して密着させる。中板に復作動用の圧電素子を固着す
る。この圧電素子は下板を貫いて、中板のコネクターの
平板面側に固着する。さらに、圧電素子の他面とコネク
ターの平板に固着した断熱材とは往作動用の圧電素子の
変位量と同量の間隔を設ける。このb)配置のフレーム
は、往、復作動用の圧電素子を平行に設置するので、上
記した他のフレームに比べ長さを短縮できる利点があ
る。
【0014】次に、与圧室と補正圧室とを並列に取り付
ける形体のフレームとホルダーの形状について記すと、
複数の側面体と上梁と下梁とで構成する長方形箱のフレ
ームを設ける。フレームの側面体の内側に複数のベアリ
ングを取り付けておく。さらに、このフレームの内側に
位置し、矩形桝の両側面に長さが異なる翼状の板を各一
ないしは二枚設け、前記したベアリングに複数本のシャ
フトを挿入し、このシャフトの各々の端部に前記した板
を固着して構成するホルダーを設け、ホルダーがフレー
ム内を滑動できるようにしておく。
【0015】上記した、フレームの上梁に、ホルダーの
矩形桝の中心に位置するように与圧室の連結管側を取り
付ける。往作動用の圧電素子はホルダーの矩形桝の下辺
に固着し、圧電素子の他面は与圧室のピストン、或い
は、プレートの外底面に断熱材を介して密着させる。さ
らに、復作動用の圧電素子を矩形桝の上辺に固着する。
なお、復作動用の圧電素子と与圧室のコネクターに固着
した断熱材とは、往作動用の圧電素子の変位量と同量の
間隔を設ける。さらに、フレームの上梁に補正圧室を与
圧室と同姿勢にして並列に取り付け、補正圧室の外底面
の断熱材を介してホルダーの長い方の翼状の下板を固着
する。さらにまた、上記した何れの形体に於ても温度補
正装置の補正管は可能な限り連結管の近傍に設置するの
が効果的である。
【0016】上記した構成の第一の手段の液圧拡大アク
チュエーターの、往作動用の圧電素子に電圧を加えた変
位で断熱材を介して与圧室を縮小して液圧を発生させ、
液圧シリンダーの受圧室は与圧室の有効面積と受圧室と
の横内断面積の比に反比例し、ピストンロッドは拡大し
た変位の往作動手段を有する。復作動用の圧電素子に電
圧を加えた変位をコネクターで伝達して縮小した与圧室
を拡張し、受圧室の液体を吸引して、受圧室を縮小さ
せ、ピストンロッドを復作動をさせる戻し手段を有す
る。また、圧電素子に加える電圧の調整により、ピスト
ンロッドを任意の位置に設定できる。
【0017】さらに、往、復作動用の圧電素子に加える
電圧の和が最大駆動電圧であるように維持して二電圧を
変化させて加えると、与圧室は二つの圧電素子に拘束さ
れながら伸縮し、この伸縮に受圧室も追随させられるの
でピストンロッドは外力に影響されることなく往復作動
し、かつ、任意の位置に設定できる手段を有する。ま
た、二つの圧電素子に加える電圧の和が最大駆動電圧で
あるように調整して電圧を維持して二つの圧電素子に加
えると、与圧室は二つの圧電素子に押られピストンロッ
ドの位置の保持手段になり、ピストンロッドの設定位置
は外力に影響されることがない。また、上記した、何れ
のコネクター形状のものでも、往作動用、或いは、復作
動用の圧電素子に加える電圧の調整で変位量を加減し、
ピストンロッドの往作動量、或いは、復作動量を調節し
て任意の作動位置を設定することもできる。
【0018】上記した流量調整管は連結管に二本の分
岐、合流する管を設置し、一管には与圧室に近い箇所に
バルブを、液圧シリンダーに近い箇所に逆止め弁を液圧
シリンダー側にのみ通じるように設置してピストンロッ
ドの往作動用とし、他の管には液圧シリンダーに近い箇
所にバルブを、与圧室に近い箇所に逆止め弁を与圧室側
にのみ通じるように設置してピストンロッドの復作動用
とする。往作動用の圧電素子に電圧を加えた変位によ
り、与圧室を縮小して生じる連結管内の液体の流れは、
復作動用管の逆止め弁が働いて、往作動用管にのみ流
れ、往作動用管のバルブの弁開度調整によりピストンロ
ッドの往作動の速さを調節することができる。反対に、
復作動用の圧電素子に電圧を加えた変位により、与圧室
を拡張して生じる連結管内の液体の流れは、往作動用管
の逆止め弁が働いて復作動用管にのみに流れるので、復
作動用管のバルブの弁開度調整によりピストンロッドの
復作動の速さを調節することができる。
【0019】または、ピストンロッドの戻し手段と併せ
て、ピストンロッドの位置の保持手段として、与圧室
か、受圧室に相応の反発力を有するスプリングを設ける
か、与圧室か、受圧室を相応の反発力を有するベローズ
で構成することで、往作動用の圧電素子に電圧を除く
か、電圧を下げると、前記したスプリングまたはベロー
ズの反発力により与圧室のピストン、或いは、プレート
を押し戻し、与圧室を拡張させて吸引力を発生させ受圧
室内の液体を吸引し、ピストンロッドを復作動させる戻
し手段とし、併せて、ピストンロッドの位置の保持手段
とする。
【0020】目的を達成するための第二の手段として、
第一の手段で記したのと同じ伸縮自在な与圧室と、この
与圧室の横内断面積、或いは、有効面積に対し、小なる
横内断面積のシリンダーカバーとピストンロッドからな
りシール材で二室に仕切られ二受圧室で構成された液圧
シリンダーとの間に4ポートの電磁切換弁を置き、与圧
室に固着した連結管を分岐し、各々を電磁切換弁を経由
して液圧シリンダーのシリンダーカバーに設けた2ポー
トに連結管を各々固着する。分岐した一方を液体圧送用
の連結管とし、与圧室に近い方から順にバルブと、液圧
シリンダーにのみ通じる逆止め弁とを設置する。他方を
液体戻し用の連結管とし、液圧シリンダーに近い方から
順に動力操作バルブか与圧室側にのみ通じる逆止め弁
と、さらに、与圧室側にのみ通じる逆止め弁を設置し、
この逆止め弁と動力操作バルブか逆止め弁との間に分岐
管を設置し、切換・流量調整管とする。分岐管の末端は
液体を適量入れたフィルターを有するドレーンポートの
液面下に埋没させる。また、液体圧送用の連結管の逆止
め弁と電磁切換弁との間に分岐管を設け、この分岐管に
安全弁を取り付け、この安全弁の出口はドレーンポート
への分岐管に接続するのがよい。また、この第二の手段
の液圧拡大アクチュエーターの補正圧室のシリンダー、
または、プレートに固着する補正管は二分した連結管の
合計長さとほぼ同じ長さか、二分した連結管と同様に二
分するかして温度補正器を構成してもよい。
【0021】上記した、第二の手段の液圧拡大アクチュ
エーターの、与圧室と圧電素子、温度補正器の補正圧室
を取り付け、これらの機器を円滑に機能させるために、
フレームとホルダーとを設置する。第二の手段のフレー
ムは、第一の手段で記したフレームと相似であり、この
フレームの上梁、中梁の各々に複数個のベアリングを、
フレームの中心線に対して等分の位置に固着し、これら
のベアリングに貫通させた複数本のシャフトに、上板と
下板とを各々固着してホルダーを構成し、ホルダーがフ
レーム内を円滑に滑動できるようにしておく。フレーム
の梁とホルダーの板とは、上梁、上板、中梁、下板、下
梁の順に配置する。上梁には与圧室を、中板には圧電素
子を固着し、圧電素子の他面は与圧室の外底面に断熱材
を介して固着する。中梁には補正圧室を与圧室と同姿勢
に各々固着する。さらに、下板は補正圧室の外底面に断
熱材を介して固着する。或いは、上梁に補正圧室を、中
板に補正圧室の外底面に断熱材を介して固着し、中梁に
与圧室を、下板に圧電素子を各々固着してもよい。な
お、圧電素子と与圧室の外底面にも断熱材を固着するの
が効果的である。
【0022】上記した構成の第二の手段の液圧拡大アク
チュエーターには、さらに、作動設定器とピストン位置
メモリー、作動方向・変位量計算機、作動制御処理と電
圧変換処理とを備え、これらは、電磁切換弁、動力操作
バルブを操作し、圧電素子に加える電圧を加減する。こ
れらにより、前回に圧電素子に加えられた電圧からピス
トンロッドの作動位置を記憶させる。新たな作動設定器
からの信号に対してピストンロッドの作動方向を判断さ
せ、電磁切換弁の切換え要否の指令を出し、次に、動力
操作バルブに開弁指令をし、さらに、変位量計算をして
圧電素子に新たな作動設定器の信号に対応した量の電圧
を加えるように電圧変換処理に指示する。これにより、
前回位置と新たな作動量との差の電圧を圧電素子に加え
る。これにより与圧室は縮小し、二受圧室の一方に液体
は圧送されので拡張し、他方の受圧室内の液体は電磁切
換弁、動力操作バルブ、連結管、分岐管を通ってドレン
ポートに排出させられ、受圧室は縮小させられ、ピスト
ンロッドは作動設定器からの信号に対応した位置に作動
する。電圧変換処理からの指令が終了すると圧電素子は
原状に服し与圧室は拡張して吸引力を発生し、ドレーン
ポート内の液体を吸引する。
【0023】或いは、上記した動力操作バルブに開弁指
令後、ピストン位置メモリー、作動方向・変位量計算
機、作動制御処理で、新たな作動設定器の信号に対応し
た変位量計算をさせ、所要の回数の電圧を「入」「切」
するように電圧変換処理に指示し、電圧変換処理から圧
電素子に所要の回数の「入」「切」した電圧を加えて与
圧室を脈動せさ、分岐した連結管に設置した二個の逆止
め弁の働きで往復ポンプと同様の作動をさせて、液体圧
送用の連結管から二受圧室の一方に液体を脈送して拡張
され、他方の受圧室は縮小し液体は電磁切換弁、動力操
作バルブ、液体戻し用の連結管、分岐管を通ってドレー
ンポートに吐出し、この液体は再び与圧室に吸引され、
ピストンロッドは作動設定器からの信号に対応した位置
に作動する。この様に、与圧室を脈動せさると与圧室と
受圧室との横内断面積の差を大きくしなくても、ピスト
ンロッドは大きな作動力が得られる。また、これら第二
の手段は圧電素子に電圧を除いて原状に復帰して収縮
し、与圧室を拡張して液体を吸引するに際し、ドレンポ
ートの液体を吸引するのみであるから、収縮時に圧電素
子に加わる応力負担が小さいことが特徴である。
【0024】ピストンロッド作動後は、電磁切換弁側の
動力操作バルブを閉弁させ、与圧室側の動力操作バルブ
を開弁させて、圧電素子に加えた電圧を除く。電圧を除
くと圧電素子は原状に復帰するため、圧電素子に断熱材
を介して固着する与圧室は拡張し吸引力を発生してドレ
ンポートから液体を吸引する。与圧室が液体を吸引し終
わると動力操作バルブを閉弁させて、次の作動設定器か
らの信号に備える。このように機器を配置し操作するの
で、ピストンロッドを設定した位置は外力による影響を
受けず位置の保持手段となる。
【0025】また、切換・流量調整管に設置したバルブ
の弁開度調整によりピストンロッドの作動の速さを調節
することができ、さらに、安全弁は与圧室から液圧シリ
ンダーに過度な圧力が加わるのを防止するのと、液体圧
送用の連結管の逆止め弁と動力操作バルブとの間の液体
が周囲温度の上昇により膨張した場合の逃がし弁として
有効である。この第二の手段の液圧シリンダーは、第一
の手段に記した液圧シリンダーに比べ、より確実な復作
動力を得られる。
【0026】目的を達成するための第三の手段として、
上記した与圧室を二組用意し、各々の与圧室の外底部に
断熱材を固着する。一方、両端にOリングを取り付けた
シリンダーカバーが両側にロッドを有するピストンで仕
切られた二受圧室を有する液圧シリンダーか、ベローズ
の一方の開口端にピストンロッドを固着し、他の開口端
に連結管の一端を固着したものを、ロッド側にOリング
を取り付けたシリンダーカバーに組み込み、シリンダー
カバーのヘッド側と前記した連結管とを固着して、ベロ
ーズ内側の受圧室とベローズの外面とシリンダーカバー
との間でなる受圧室とを有する液圧シリンダーを用意す
る。上記した二個の与圧室と液圧シリンダーの二受圧室
とを各々連結管で接続して連通する。各々の連結管の枝
管から液体を注入し、枝管の先端を固着して封入する。
ヘッド側の連結管に固着した与圧室が往作動用となり、
ロッド側の連結管に固着した与圧室が復作動用となる。
上記したピストン方式の液圧シリンダーとベローズ方式
の液圧シリンダーとは二室の受圧室の内断面積が等し
い。なお、各々の連結管の適当な位置にバイパス管を設
け、例えば、各々の本管にバルブを、各々のバイパス管
に与圧室にのみ通じる逆止め弁とを設置し流量調整管と
するのがよい。
【0027】上記した、第三の手段の液圧拡大アクチュ
エーターの、二個の与圧室と二個の圧電素子、温度補正
器の補正圧室を取り付け、これらの機器を円滑に機能さ
せるために、フレームとホルダーとを設置する。このフ
レームとホルダーには、二個の与圧室と補正圧室とを直
列に取り付ける方式と、二個の与圧室を並列に取り付け
る方式とがある。
【0028】上記した機器を直列に取り付ける方式のフ
レームとホルダーとは以下のようである。即ち、側面が
複数の側面体と上梁、中上梁、中下梁、下梁でフレーム
を構成し、このフレームの上梁、中上梁、中下梁の各々
に複数のベアリングを、フレームの中心線に対して等分
の位置に固着し、これらのベアリングに貫通させた複数
本のシャフトに、上板、中板、下板を各々固着してホル
ダーを構成し、フレーム内をホルダーが円滑に滑動でき
るようにしておく。フレームの梁とホルダーの板とは、
上梁、上板、中上梁、中板、中下梁、下板、下梁の順に
配置し、上梁には往作動用の与圧室を、上板には往作動
用の圧電素子を、中上梁には復作動用の与圧室を、中板
には復作動用の圧電素子を、中下梁には補正圧室を二個
の与圧室と同姿勢に各々固着する。或いは、上梁に補正
圧室を、上板に補正圧室の外底面の断熱材を固着し、中
上梁に往作動用の圧電素子を、中板には往作動用の圧電
素子を、中下梁には復作動用の与圧室を、下板に復作動
用の圧電素子を各々固着してもよい。なお、液圧シリン
ダーのピストンロッドを偏らせ、例えば、往作動する状
態にした場合、往作動用の与圧室と往作動用の圧電素子
とは密着し、復作動用の与圧室の外底面の断熱材と復作
動用の圧電素子との間は往作動用の圧電素子の変位量と
同量の間隔を設ける。
【0029】上記した機器の二個の与圧室を並列に取り
付けるフレームとホルダーの形状は第二の手段で記した
フレームとホルダーと相似で、従って、フレームの梁と
ホルダーの板とは、上梁、上板、中梁、下板、下梁の順
に配置する。各機器の取り付けは、フレームの上梁には
二個の与圧室をフレームの中心線に対称の位置に取り付
け、中板には二個の圧電素子を各々の与圧室の中心位置
に固着する。中梁には補正圧室をフレームの中心線上に
与圧室と同姿勢に固着するのが効果的である。さらに、
下板を補正圧室の外底面に断熱材を介して固着する。或
いは、上梁に補正圧室をフレームの中心線上に固着し、
上板を補正圧室の外底面に断熱材を介して固着し、さら
に、中梁に二個の与圧室をフレームの中心線に対称の位
置に取り付け、下板には二個の圧電素子を各々の与圧室
の中心位置に固着してもよい。上記したいずれの取り付
け方式でも、直列に取り付ける方式で記したと同様に、
液圧シリンダーのピストンロッドを偏らせ、例えば、往
作動する状態にして、往作動用の与圧室と往作動用の圧
電素子とは密着し、復作動用の与圧室と復作動用の圧電
素子との間は、往作動用の圧電素子の変位量と同量の間
隔を設ける。
【0030】上記した構成の第三の手段の液圧拡大アク
チュエーターの、往作動用の圧電素子に電圧を加え往作
動用の与圧室を縮小して液圧を発生させ、二室に分かれ
た受圧室のヘッド側の受圧室は与圧室と受圧室との横内
断面積、或いは、有効面積の比に反比例した長さの拡張
をし、復作動用の受圧室は縮小させられ、ピストンロッ
ドは拡大した往作動をする。縮小させられた復作動用の
受圧室の液体は復作動用の与圧室に流入し、復作動用の
与圧室の外底面の断熱材と復作動用の圧電素子とは密着
する。上記とは逆に、復作動用の圧電素子に電圧を加え
るとピストンロッドは拡大した復作動をする。また、圧
電素子に加える電圧の調整により、ピストンロッドを任
意の位置に設定でき、さらに、二個の圧電素子に加える
電圧の和が最大駆動電圧であるように調整して加える
と、二個の受圧室は加圧されピストンロッドの位置の保
持手段となる。さらにまた、二個の圧電素子に加える電
圧の和が最大駆動電圧であるように維持して二電圧を変
化させて加えると、二個の与圧室は同時に縮小または拡
張し、二受圧室に伝達するので、ピストンロッドは外力
に影響されることなく往復作動ができ、かつ、任意の位
置に設定できる。また、各々の連結管に設置したバルブ
の弁開度調整によりピストンロッドの往、復作動の速さ
を個々に調節ができる。この第三の手段の液圧シリンダ
ーは第二の手段に記した液圧シリンダーに比べ、往、復
作動力が同等であり、液体の給排される量も同じである
ため機器の条件設定が容易である。
【0031】上記した三つの手段の各々の長所を活か
し、例えば、第一手段の駆動部と、第二手段の切換・流
量調整管と、第三手段で記した二室の受圧室の内断面積
が等しい液圧シリンダーとを組合せることも効果的であ
る。
【0032】上記した、三つの手段に用いた温度補正器
を設置する理由は、与圧室と連結管と受圧室とに封入し
た液体は、周囲の温度変化により膨張、或いは、収縮し
て体積変化を生じ、与圧室と受圧室を拡張、或いは、縮
小させ、ピストンロッドの設定位置が変動する。この位
置変動を避けるために温度補正器を設置する。即ち、温
度補正器に封入した液体も、与圧室と連結管と受圧室と
に封入した液体と同量の体積変化をするが、この体積変
化は補正圧室のみが伸縮し、断熱材を介して固着したホ
ルダーを移動させる。従って、ホルダーに固着した往、
復作動用の圧電素子も連動して、与圧室は補正圧室と同
量、同方向の伸縮をし、ピストンロッドの設定位置の変
動を避けられる。さらに、補正圧室に断熱材を介して圧
電素子を設置することにより、温度変化によるピストン
ロッドの設定位置の精度を高めることができる。
【0033】また、上記した、三つの手段に用いた、与
圧室の外底面とコネクターと圧電素子間と補正圧室の外
底面とに設置した断熱材は、圧電素子が作動時に発する
熱が与圧室に伝わり、液体の体積変化を生じ、受圧室を
伸縮させ、ピストンロッドの設定位置の変動するのを防
止し、或いは、フレームとホルダーとから熱が与圧室と
補正圧室とに不均等に伝わって液体が体積変化を生じ、
与圧室と補正圧室とに伸縮の差が生じることがないよう
に、与圧室と補正圧室との環境条件を同一にするために
断熱材を使用するのが効果的である。
【0034】上記した何れの手段も、圧電素子を複数
個、与圧室に対して並列に使用した場合は、ピストンロ
ッドの作動力は複数倍になり、圧電素子を複数個、与圧
室に対して直列に使用した場合は、ピストンロッドの作
動量は複数倍になり、圧電素子を複数個、与圧室に対し
て、並列及び直列に使用した場合はピストンロッドの作
動力及び作動量共に複数倍にすることができる。従っ
て、上記した構成で分かるように、作動量の倍増を図る
に際し、フレームとホルダーの変更は要するが、液圧シ
リンダーの変更は小規模で済む。
【0035】本発明の圧電素子の液圧拡大アクチュエー
ターの連結管を複数個に分岐し、各々の分岐管に液圧シ
リンダーを接続し、同時に複数個のピストンロッドの作
動をすることができる。液体の流量調整管は分岐した個
々の連結管に設置するのがよい。また、補正管も分岐し
た連結管と同様に分岐し、各々を分岐した連結管の近傍
に配置するのが効果的である。
【0036】本発明の圧電素子の液圧拡大アクチュエー
ターの活用手段として、液圧シリンダーをバルブに取り
付け、ピストンロッドを弁棒に固着し弁体が操作される
動力操作バルブをパイプに設置し、液圧拡大アクチュエ
ーターの圧電素子に加える電圧を加減することにより、
与圧室を伸縮させて生じる液圧により液圧シリンダーの
ピストンロッドを作動させ、弁体の開閉、開度を操作し
てパイプを流れる流体の流量を制御することができる。
さらに、アクチュエターと電圧源とを所要の長さのリー
ド線で接続して電圧を加減するか、電圧の加減を無線操
作することに依ってバルブの遠隔操作が可能である。
【0037】本発明の圧電素子の液圧拡大アクチュエー
ターの活用手段として、液圧シリンダーをバルブに取り
付け、ピストンロッドを弁棒に固着し弁体が操作される
動力操作バルブとし、このバルブを取り付けたパイプの
流体の流量を流量検出器で検出し流量計に表示させる。
さらに、等分目盛り流量調節器と液圧拡大アクチュエタ
ーの圧電素子との間に、弁体の設定位置と流量の特性と
の関数を演算するバルブ流量特性、演算処理を設置し、
流量計を目視しながら等分目盛り流量調節器で流量調整
する。等分目盛り流量調節器で流量調整しても、弁体は
演算処理により流量特性に対する関数比例の作動をする
ので流量調整作業を容易にする。
【0038】本発明の圧電素子の液圧拡大アクチュエー
ターの活用手段として、液圧シリンダーをバルブに取り
付け、ピストンロッドを弁棒に固着し弁体が操作される
動力操作バルブを二組用意し、内一組のバルブを低温流
体と高温流体とが合流するパイプの低温側か高温側の何
れかに設置し、低温流体と高温流体とが合流し混合した
パイプに温度検出器を設置し、設定器と接続して検出温
度と設定値との比較値を温度→電圧変換処理に伝達す
る。温度→電圧変換処理により一組の液圧拡大アクチュ
エーターの圧電素子に必要な電圧を加え、与圧室を伸縮
させて生じる液圧により液圧シリンダーのピストンロッ
ドを作動させて弁体を操作し、低温流体、或いは、高温
流体の流量を加減して、設定した温度の流体を得る。他
の第二組のバルブを上記した温度検出器の下流側のパイ
プに取り付け、混合温度流体内に流量検出器を設置し、
設定器と接続して検出流量と設定値との比較値を流量→
電圧変換処理に伝達する。流量→電圧変換処理により液
圧拡大アクチュエーターの圧電素子に必要な電圧を加え
て、与圧室を伸縮させて生じる液圧により液圧シリンダ
ーの受圧室を拡大伸縮させ、ピストンロッドを作動させ
て弁体を操作し、混合流体の流量を加減して設定した流
量を得る。これら二組の動力操作バルブにより適温で適
量の流体を得ることができる。
【0039】本発明の圧電素子の液圧拡大アクチュエー
ターの活用手段として、冷温液発生機からポンプで吐出
され、送風機を備える熱交換器を配備し、再び冷温液発
生機に戻る循環液管パイプに、液圧シリンダーをバルブ
に取り付け、ピストンロッドに弁棒を固着して弁体が操
作される動力操作バルブを熱交換器の近傍に設置する。
前記した循環液パイプに設置した送風機を備える熱交換
器から放熱される冷風又は温風により変化する雰囲気温
度を、適当な箇所に温度検出器と設定器とを設置し、検
出した雰囲気温度と設定値との比較値を冷←→温切換器
付、温度→電圧変換処理に伝達する。温度→電圧変換処
理により液圧拡大アクチュエーターの圧電素子に必要な
電圧を加えて与圧室を伸縮させて生じる液圧により液圧
シリンダーのピストンロッドを作動させ、バルブの弁体
を作動させ循環液の流量を調整し、熱交換器から放熱さ
れる冷風又は温風を加減して、上記した設定器で設定し
た温度の雰囲気を得る。上記した温度→電圧変換処理と
圧電素子との間にバルブ特性・熱交換器特性演算処理を
設置することが、雰囲気温度を速やかに設定値に近ずけ
るのに効果的である。
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0041】図1は、本発明の第一の手段の一実施例を
示している。図1の実施例では、軸受1axを有するシ
リンダー1aにOリング3を組付けたピストン2aを嵌
合し、Oリング4を組付けたコネクター24aをシリン
ダー1aの軸受1axに挿入し、コネクター24aの先
端をピストン2aの内底面に固着して与圧室5を構成し
ている。一方、Oリング6を組付けたピストンロッド7
をシリンダーカバー8に挿入し、ピストンロッド7が軸
受孔8aを摺動する受圧室9を有する液圧シリンダー1
1を構成している。連結管10の一端は与圧室5のシリ
ンダー1aに固着し、他の一端はシリンダーカバー8の
貫通孔8bに固着して、与圧室5と受圧室9とを連通し
ている。なお、与圧室5の内断面積に対して、受圧室9
は小なる内断面積で構成している。また、与圧室5のピ
ストン2aの外底面に断熱材17aを固着し、コネクタ
ー24aは、後記するフレーム26の上梁26aから突
き出る長さにし、このコネクター24aの端面に断熱材
17bを固着している。
【0042】また、図1の実施例では、上記した連結管
10に、枝管30、分岐・合流管12a、12bを設
け、分岐・合流管12aには調整バルブ13aと逆止め
弁14aとを設置し、分岐・合流管12bには調整バル
ブ13bと逆止め弁14bとを設置して流量調整管15
を構成している。枝管30の開口部30aから液体16
を注入し充満した後、開口部30aを固着している。
【0043】さらに、図1の実施例では、与圧室5を構
成したのと同形状の、軸受1bxを有するシリンダー1
b、ピストン2b、コネクター24b、Oリング3、O
リング4とで、与圧室5と同じ工法で補正圧室23を構
成し、連結管10と同材質、同内外径、同長さの補正管
20の一端を補正圧室23のシリンダー1bに固着し、
他端の開口部20aから液体16を注入し充満した後、
開口部20aを固着して温度補正装置25を構成してい
る。また、補正圧室23のピストン2bの外底面に断熱
材17cを固着している。なお、補正管20は可能な限
り連結管10の近傍に配置している。
【0044】同じく、図1の実施例では、フレーム26
を、上梁26a、中梁26b、下梁26c、及び、四個
の側面体26dで構成し、このフレーム26の中心線に
対称に、上梁26aと中梁26bとに各二個、合計四個
のベアリング27を固着し、このベアリング27に挿入
した二本のシャフト28dに上板28a、中板28b、
下板28cを固着してホルダー28を構成し、このホル
ダー28はフレーム26内を滑動できるようにし、上板
28a、上梁26a、中板28b、中枠26b、下板2
8c、下梁26cの順に配置している。
【0045】さらに、図1の実施例では、上記したフレ
ーム26とホルダー28との各部分に、以下の各機器を
取り付けている。即ち、上梁26aには与圧室5のシリ
ンダー1aを固着している。中板28bに圧電素子29
aを固着し、圧電素子29aの他面は与圧室5のピスト
ン2aの外底面に固着した断熱材17aに接触させてい
る。上板28aには圧電素子29bを固着し、圧電素子
29bと断熱材17bとは、圧電素子29aの変位量と
同量の間隔αを設けている。中梁26bには補正圧室2
3のシリンダー1bを固着し、下板28cは補正圧室2
3のピストン2bの外底面の断熱材17cに固着してい
る。また、中梁26bとコネクター24bとの間隔、及
び、下梁26cと下板28cとの間隔は、本液圧拡大ア
クチュエーターが使用される周囲の温度範囲から、封入
した液体16の膨張量を勘案し、さらに、余裕のある間
隔を設定して駆動部211を構成している。
【0046】同じく、図1の実施例では、圧電素子29
aに電圧を加えると圧電素子29aは最大αだけ変位
し、断熱材17aを介してピストン2aに伝達され与圧
室5は縮小し、液体16は受圧室9へ圧送されて受圧室
9は拡張しピストンロッド7は矢印Aの方向へ、与圧室
5と受圧室9との内断面積の比に反比例した拡大した往
作動をする。また、圧電素子29aに加えた電圧を除く
と圧電素子29aは原状に復帰し与圧室5のピストン2
aの断熱材17aとの間に間隔が生じる。圧電素子29
bに電圧を加えて変位させると断熱材17bを介してコ
ネクター24aを通じてピストン2aを押し戻し、与圧
室5は拡張し吸引力を発生して受圧室9の液体16を吸
引して受圧室9を縮小させ、ピストンロッド7は矢印B
方向へ、圧電素子29bの変位量に対して与圧室5と受
圧室9との内断面積の比に反比例した拡大した復作動を
する。
【0047】また、図1の実施例では、圧電素子29
a、29bに加える電圧の和が最大駆動電圧であるよう
にして、圧電素子29a、29bに同時に加えると与圧
室5は圧電素子29aの変位と、圧電素子29bの変位
でコネクター24aを通じてピストン2aは押えられ、
ピストンロッド7の位置の保持手段になり、さらに、圧
電素子29a、29bに加える電圧の和が最大駆動電圧
であるように維持して電圧を変化させて加えると、圧電
素子29a、29bに与圧室5は押えられて伸縮するの
で、ピストンロッド7は外力に影響されることなく往復
作動ができ、かつ、任意の位置に設定できる。
【0048】さらに、図1の実施例では、圧電素子29
aに電圧を加えて変位させると、与圧室5は縮小し液体
16は受圧室9へ圧送される際に、連結管10内の液体
16は逆止め弁14bの働きによって、分岐・合流管1
2aを矢印C方向に流れる。バルブ13aの開度を調整
することによって、流量を制御し、ピストンロッド7が
矢印A方向の往作動する速さを調節できる。圧電素子2
9aに加えた電圧を除き、圧電素子29bに電圧を加え
て変位させると、与圧室5は原状へ拡張をして吸引力を
発生し、受圧室9の液体16を吸引して、前記とは反対
に、連結管10内の液体16は逆止め弁14aの働きに
よって、分岐・合流管12bを矢印D方向に流れ、バル
ブ13bの開度を調整することによって流量を制御し、
ピストンロッド7が矢印B方向の復作動する速さを調節
できる。
【0049】図2は、本発明の第一の手段の一実施例を
示している。図2の実施例では、軸受21axを有する
プレート21aをベローズ33aの一方の開口部に固着
し、プレート32aをベローズ33aの他方の開口部に
固着し、Oリング4を組付けたコネクター24aをプレ
ート21aの軸受21xに挿入して、先端をプレート3
2aに固着して与圧室35を構成している。連結管10
の一端は与圧室55のプレート21aに固着し、他端は
図1に示したのと同じ液圧シリンダー11のシリンダー
カバー8の貫通孔8bに固着して、与圧室35と受圧室
9とを連通している。なお、与圧室35のプレート32
aの外底面に断熱材17aを固着し、また、コネクター
24aは、後記するフレーム26の上梁26aから突き
出る長さにし、このコネクター24aの端面に断熱材1
7bを固着している。
【0050】また、図2の実施例では、与圧室35を構
成したのと同形状の、軸受21bxを有するプレート2
1b、ベローズ33b、プレート32b、Oリング4を
取り付けたコネクター24bとで、与圧室35を構成し
たのと同じ工法で補正圧室43を構成する。さらに、連
結管10と同材質、同内外径、同長さの補正管20の一
端を補正圧室43のプレート21bに固着し、他端の開
口部20aから液体16を注入し充満した後、開口部2
0aを固着して温度補正器45を構成している。なお、
補正圧室43のプレート32bの外底面に断熱材17c
を固着している。
【0051】さらに、図2の実施例では、図1と同様の
フレーム26とホルダー28との各部分に、以下の各機
器を取り付けている。即ち、上梁26aには与圧室35
のプレート21aを固着している。中板28bに圧電素
子29aを固着し、圧電素子29aの他の面は与圧室3
5のプレート32aの外底面に固着した断熱材17aに
密着させている。中梁26bには補正圧室43のプレー
ト21bを固着し、下板28cは補正圧室43のプレー
ト32bの外底面の断熱材17cに固着して駆動部21
2を構成している。上記の説明を除いて図1の実施例と
同様である。
【0052】図3は、本発明の第一の手段の一実施例を
示している。図3の実施例では、軸受21axを有する
プレート21aをベローズ33aの一方の開口部に固着
し、プレート32aをベローズ33aの他の一方の開口
部に固着し、コネクター34aをプレート21aの軸受
21xに挿入し、先端をプレート32aの内底部に固着
し、シールベローズ22aの一方の開口部をプレート2
1aに固着し、他方の開口部をコネクター34aの端部
外周に固着して与圧室55を構成している。一方、与圧
室55のベローズ33aの有効面積に対して、小なる有
効面積のベローズ36の一方の開口部にピストンロッド
37を固着し、ベローズ36の他方の開口部に連結管1
0の一端を固着して受圧室19を構成し、これらをシリ
ンダーカバー18で覆い、シリンダーカバー18の軸受
18aはピストンロッド37が摺動し、貫通孔18bに
は連結管10を固着して構成された液圧シリンダー41
を設け、連結管10の他端を与圧室55のプレート21
aに固着し、与圧室55と受圧室19とを連通してい
る。
【0053】また、図3の実施例では、与圧室55を構
成したと同じ、プレート21b、ベローズ33b、プレ
ート32b、コネクター34b、シールベローズ22b
とで与圧室55を構成したのと同じ工法で補正圧室63
を構成し、補正管20の一端を補正圧室63のプレート
21に固着し、他端の開口部20aから液体16を注入
し充満した後、開口部20aを固着して温度補正器65
を構成している。なお、補正圧室63のプレート32b
の外底面に断熱材17cを固着している。
【0054】さらに、図3の実施例では、図1と同様の
フレーム26とホルダー28との各部分に、以下の各機
器を取り付けている。即ち、上梁26aには与圧室55
のプレート21aを固着している。中板28bに圧電素
子29aを固着し、圧電素子29aの他の面は与圧室5
5のプレート32aの外底面に固着した断熱材17aに
密着させている。中梁26bには補正圧室63のプレー
ト21bを固着し、下板28cは補正圧室63のプレー
ト32bの外底面の断熱材17cに固着して駆動部21
2を構成している。なお、シールベローズ22aに適度
の反発力を持たせれば受圧室19は圧力を発生し、与圧
室55に伝達され圧電素子29aの変位に追随するので
ピストンロッド37の戻し手段と位置の保持手段にな
る。上記の説明を除いて図1の実施例と同様である。
【0055】図4は、本発明の第一の手段の一実施例を
示している。また、図5は図4に示すX−X矢視の横断
面図である。図4と図5の実施例では、プレート31a
をベローズ33aの一方の開口部に固着し、フランジ4
2axを有するプレート42aをベローズ33aの他の
一方の開口部に固着して与圧室75を構成している。与
圧室75を跨ぐ門形状のコネクター44aの脚部44a
yはフランジ42axに固着している。連結管10の一
端は与圧室75のプレート31aに固着し、他端は図4
に示すように液圧シリンダー11のシリンダーカバー8
の貫通孔8bに固着して、与圧室75と受圧室9とを連
通している。なお、与圧室75のプレート42aの外底
面に断熱材17aを固着している。さらに、コネクター
44aの梁44axに断熱材17bを固着している。
【0056】また、図4と図5の実施例では、与圧室7
5を構成したのと同形状のプレート31b、ベローズ3
3b、プレート42b、コネクター44bとで与圧室7
5を構成したのと同じ工法で補正圧室83を構成し、補
正管20の一端を補正圧室83のプレート31bに固着
し、他端の開口部20aから液体16を注入し充満した
後、開口部20aを固着して温度補正器85を構成して
いる。なお、補正圧室83のプレート42bの外底面に
断熱材17cを固着している。
【0057】同じく、図4と図5の実施例では、フレー
ム46とホルダー48とは、図1に示したフレーム26
とホルダー28とは図面の符号が異にするが相似であ
る。従って、フレーム46とホルダー48との各部分に
は、以下の各機器を取り付けている。即ち、フレーム4
6の上梁46aには与圧室75のプレート31aを固着
している。コネクター44aの脚部44ayはフレーム
46の上梁46aを貫いてフランジ42axに固着し、
コネクター44aの梁44axとフレーム46の上梁4
6aとは充分な間隔を保つようにしてある。中板58b
に圧電素子29aを固着し、圧電素子29aの他の面は
与圧室75のプレート42aの外底面に固着した断熱材
17aに密着させている。上板48aには圧電素子29
bを固着している。中梁46bには補正圧室83のプレ
ート31bを固着し、補正圧室83のコネクター44b
の脚部44byはフレーム46の中梁46bを貫いてフ
ランジ42bxに固着しいる。下板48cは補正圧室8
3のプレート42bの外底面の断熱材17cに固着して
いる。また、中梁46bとコネクター44bの梁44b
xとの間隔、及び、下梁46cと下板48cとの間隔
は、本液圧拡大アクチュエーターが使用される周囲の温
度範囲から、封入した液体16の膨張量を勘案し、さら
に、余裕のある間隔を設定して駆動部214を構成して
いる。上記した説明を除いて図1の実施例と同様であ
る。
【0058】図6は、本発明の第一の手段の一実施例を
示している。図6の実施例では、プレート31aをベロ
ーズ33aの一方の開口部に固着し、プレート32aを
ベローズ33aの他方の開口部に固着して与圧室95を
構成し、与圧室95のプレート32aの外底面に断熱材
17aと断熱材17dを二個固着している。また、コネ
クター54は平板54aに直角に二枚の部材54bとで
構成され、平板54aの両端各々にベアリング27を取
り付けてある。二枚の部材54bの端部の各々を二個の
断熱材17dの各々に固着している。また、平板54a
に断熱材17bを固着している。連結管10の一端を与
圧室95のプレート31aに固着し、他端は図1に示し
たのと同じ、液圧シリンダー11のシリンダーカバー8
の貫通孔8bに固着して、与圧室95と受圧室9とを連
通している。
【0059】また、図6の実施例では、与圧室95を構
成したのと同形状の、プレート31b、ベローズ33
b、プレート32bとで、与圧室95を構成したのと同
じ工法で補正圧室103を構成し、補正圧室103のプ
レート31bに補正管20の一端を固着し、他端の開口
部20aから液体16を注入し、開口部20aを固着し
温度補正器105を構成している。補正圧室103のプ
レート32bの外底面に断熱材17cを固着している。
【0060】さらに、図6の実施例では、フレーム56
を、上梁56a、中梁56b、下梁56c、及び、四個
の側面体56dで構成し、このフレーム56の中心線に
対称に、上梁56aと中梁56bとに各二個、合計四個
のベアリング27を固着し、このベアリング27に挿入
した二本のシャフト58dに上板58a、下板58bを
固着して、フレーム56内を滑動できるようにしたホル
ダー58を設置している。図6に示すように、上梁56
a、上板58a、中梁56b、下板58b、下梁56c
の順に配置している。
【0061】さらにまた、図6の実施例では、上記した
フレーム56とホルダー58との各部分に、以下の各機
器を取り付けている。即ち、上梁56aには補正圧室1
03のプレート31bを固着し、上板58aは補正圧室
103のプレート32bの外底面の断熱材17cに固着
している。中梁56bに与圧室95のプレート31aを
固着し、コネクター54の平板54aの両端に取り付け
たベアリング27に二本のシャフト58dを挿入して、
コネクター54がシャフト58dにガイドされて滑動で
きるようにしている。下板58bに圧電素子29aを固
着し、下板58bの簿面に圧電素子29bを固着し、コ
ネクター54の二枚の部材54bが貫通している。圧電
素子29aの他面を与圧室95の断熱材17aに密着さ
せ、圧電素子29bとコネクター54の平板54aの断
熱材17bとは、圧電素子29aの変位量と同量の間隔
αを設けて、駆動部221を構成している。上記した説
明を除いて図1の実施例と同様である。
【0062】図7は、本発明の第一の手段の一実施例を
示している。図7の実施例では、図4の実施例に示した
のと同様の、与圧室75のプレート42aの外底面に断
熱材17aとプレート42aのフランジ42axに断熱
材17dを二個固着している。また、コネクター64は
図6に示したコネクター54と相似で、平板64aに直
角に二枚の部材64bと平板64aの両端各々にベアリ
ング27を固着して構成され、二枚の部材64bの端部
の各々を二個の断熱材17dの各々に固着している。ま
た、コネクター64の平板64aに断熱材17bを固着
している。さらに、連結管10の一端を与圧室75のプ
レート31aに固着し、他端は図1に示したのと同じ液
圧シリンダー11のシリンダーカバー8の貫通孔8bに
固着して、与圧室75と受圧室9とを連通している。ま
た、図7の実施例では、図4の実施例に示したのと同様
の、補正圧室83と補正管20とで構成し、補正圧室8
3の外底面に断熱材17cを固着した温度補正器85を
設置している。
【0063】さらに、図7の実施例では、フレーム66
を、上梁66a、中梁66b、下梁66c、及び、四個
の側面体66dで構成し、このフレーム66の中心線に
対称に、上梁66aと中梁66bとに各二個、合計四個
のベアリング27を固着し、このベアリング27に挿入
した二本のシャフト68dに上板68a、中板68b、
下板68cを固着してホルダー68を構成し、このホル
ダー68はフレーム66内を滑動できるようにしてい
る。図7に示すように、上梁66a、上板68a、中梁
66b、中板68b、下板68c、下梁66cの順に配
置している。
【0064】さらにまた、図7の実施例では、上記した
フレーム66とホルダー68との各部分に、以下の各機
器を取り付けて駆動部222としている。即ち、上梁6
6aには補正圧室83のプレート31bを固着し、上板
68aは補正圧室83のプレート31bの外底面の断熱
材17cに固着している。中梁66bに与圧室75のプ
レート31aを固着し、コネクター64の平板64aの
両端のベアリング27に二本のシャフト68dを挿入し
ている。下板68cに圧電素子29aを固着し、中板6
8bに圧電素子29bを圧電素子29aとは反対方向に
固着し、コネクター64の二枚の部材64bが中板68
bと下板68cを貫通している。圧電素子29aの他面
を与圧室75の断熱材17aに密着させ、圧電素子29
bとコネクター64の平板64aの断熱材17cとは、
圧電素子29aの変位量と同量の間隔αを設けて、駆動
部222を構成している。上記した駆動部222の構成
により、図7の実施例は、図1から図6までの実施例に
対し、駆動部を図面上で示す縦方向の寸法を短縮してい
る。上記した説明を除いて図1の実施例と同様である。
【0065】図8は、本発明の第一の手段の一実施例を
示している。図8の実施例では、軸受21axを有する
プレート21aにベローズ33aの一方の開口部に固着
し、スプリング86aを装着し、プレート52aをベロ
ーズ33aの他の一方の開口部に固着し、Oリング4を
組付けたコネクター24aをプレート21aの軸受21
axに挿入しコネクター24aの先端をプレート52a
の内底部に固着して与圧室115を構成している。連結
管10の一端は与圧室115のプレート21aに固着
し、他端は図1に示したのと同じ液圧シリンダー11の
シリンダーカバー8の貫通孔8bに固着して、与圧室1
15と受圧室9とを連通している。
【0066】また、図8においては、与圧室115を構
成したのと同形状の、プレート21b、ベローズ33
b、スプリング86b、プレート52bとで、与圧室1
15を構成したのと同じ工法で補正圧室123を構成
し、補正管20の一端を補正圧室123のプレート21
bに固着し、他端の開口部20aから液体16を注入し
充満した後、開口部20aを固着し温度補正装置125
を構成している。なお、補正圧室123のプレート52
bの外底面に断熱材17cを固着している。
【0067】図8の実施例では、圧電素子29aに加え
た電圧を減じると、圧電素子29aは縮小し、電圧を除
くと圧電素子29aは原状に復帰する。与圧室115は
スプリング86aの反発力によりプレート52aを通
じ、圧電素子29aの変位に追随して伸張し圧電素子2
9aに密着する。従って、受圧室9は追随して縮小し、
圧電素子29bに電圧を加えなくてもピストンロッド7
の戻し手段にもなり位置の保持手段にもなる。上記した
説明を除いて図1の実施例と同様である。
【0068】図9は、本発明の第一の手段の一実施例を
示している。図9の実施例では、図2に示した実施例と
同じ、プレート32aの外底面に断熱材17aを固着し
た与圧室35と液圧シリンダー11とを流量調整管15
を有する連結管10で連通し、同じく、プレート32b
の外底面に断熱材17cを固着した補正圧室43と補正
管20とで構成した温度補正器45を設置している。
【0069】さらに、図9の実施例では、フレーム76
を上枠76aと下枠76bと二側面枠76cで構成し、
二側面枠76cの各々にベアリング127を固着して長
方形の桝形のフレーム76を構成している。二個のベア
リング127に二本のシャフト78dを挿入し、各々の
シャフト78dの両端に矩形桝78aの側面から張り出
させた上板78bと下板78cと上平板78eと下平板
78fを固着してホルダー78を構成している。ホルダ
ー78はベアリング127にガイドされ、フレーム76
内を滑動できるようにしている。
【0070】さらにまた、図9の実施例では、フレーム
76とホルダー78との各部分に、以下の各機器を取り
付けている。即ち、ホルダー78の矩形桝78aの中心
線上に与圧室35の中心線を合わせ、フレーム76の上
梁76aに与圧室35のプレート21aを固着してい
る。ホルダー78の矩形桝78aの下辺に圧電素子29
aを固着し、かつ、圧電素子29aの他の面を与圧室3
5のプレート32aの外底面に固着した断熱材17aに
密着させている。ホルダー78の矩形桝78aの上辺に
圧電素子29bを固着し、圧電素子29bの他の面と断
熱材17bとは、圧電素子29aの変位量と同量の間隔
αを設けている。フレーム76の上枠76aに与圧室4
3のプレート21bを与圧室35と同姿勢に並列に固着
している。ホルダー78の下平板78fは補正圧室43
のプレート32bの外底面の断熱材17cに固着してい
る。従って、ホルダー78と受圧室43とは断熱材17
cを介して連結し、上記した組合せで駆動部230を構
成している。上記した説明を除いて図1の実施例と同様
である。
【0071】図10は、本発明の第二の手段の一実施例
を示している。即ち、図6に示した実施例と同じ、プレ
ート32aの外底面に断熱材17aを固着した与圧室9
5と、Oリング6を取り付けたピストンロッド7をシリ
ンダーカバー80に挿入し、軸受孔80aにOリング6
を取り付けてピストンロッド7が摺動するようにして、
受圧室9aと受圧室9bとを有する液圧シリンダー51
とを連結管10の一端を与圧室95のプレート31aに
固着し、連結管10を分岐して液体圧送用の連結管10
a、液体戻し用の連結管10bとし、各々の末端を受圧
室9aと受圧室9bとに固着している。
【0072】さらに、連結管10aにバルブ13と逆止
め弁14aを設置し、連結管10bに逆止め弁14bと
動力操作バルブ39を設置している。また連結管10b
の逆止め弁14bと動力操作バルブ39の間に分岐管1
0cを設け、この分岐管10cの先端は、液体16が適
量入りフィルター49を有するドレーンポート50の液
面下に埋没させている。さらに、逆止め弁14aの液圧
シリンダー51側の連結管10aに安全弁47を取り付
け、安全弁47の排出側は連結管10cに接続させてい
る。さらに、連結管10a、10bに電磁切換弁40を
接続し、連結管10aの先端はシリンダーカバー80の
貫通孔80bに固着し、連結管10bの先端はシリンダ
ーカバー80の貫通孔80cに固着して、与圧室95と
受圧室19a、19bとを連通し、切換・流量調整管5
3としている。上記の連通した、与圧室95、受圧室9
a、9b、連結管10、10a、10b、分岐管10
c、バルブ13、逆止め弁14a、14b、動力操作バ
ルブ40、安全弁47の管路内に液体16を充満してい
る。また、安全弁47は動力操作バルブ39が閉止状態
にも関わらず与圧室95から過度に加圧されるか、動力
操作バルブ39が閉止状態時に、逆止め弁14aから受
圧室9aと動力操作バルブ39から受圧室9bとの間の
液体16が温度上昇による膨張に対し働くように設置し
ている。
【0073】同じく、図10の実施例では、図1に示す
のと同様のフレーム26の四個のベアリング27に挿入
した二本のシャフト88dに上板88aと下板88bと
を固着してホルダー88を構成し、このホルダー88は
フレーム26内を滑動できるようにしている。図10に
示すように、上梁26a、上板88a、中梁26b、下
板88b、下梁26cの順に配置してある。さらに、フ
レーム26の上梁26aには与圧室95のプレート31
aを固着する。ホルダー88の上板88aに圧電素子2
9を固着し、圧電素子29の他の面を与圧室95の外底
面に断熱材17aを介して固着している。中梁26bに
は、図6に示したのと同じ、補正圧室103に補正管2
0を固着して構成した温度補正器105の補正圧室10
3のプレート31aを固着し、下板88bは補正圧室1
03の外底面の断熱材17bに固着して、駆動部241
を構成している。
【0074】さらに、図10の実施例では、作動設定器
60からの信号に対して、ピストン位置メモリー、作動
方向・変位量計算機、作動制御処理61により変位量計
算をして、電磁切換弁40に作動方向の切換え要否の指
令をし、動力操作バルブ40に開、閉の指令を出し、さ
らに、作動設定器60からの信号に対応した電圧を圧電
素子29に加える電圧変換処理62を備えている。
【0075】上記のように図10に示すように構成した
装置により、例えば、作動設定器60が新たにピストン
ロッド7の作動位置を往方向(矢印Aの方向)に初期状
態から75%作動するように要求したとする。前回のピ
ストンロッド7の作動位置が矢印Aの方向に25%移動
していたとする、ピストン位置メモリー、作動方向・変
位量計算機、作動制御処理61により電磁切換弁40の
ソレノイド40aを作動させ、同時に、動力操作バルブ
39に開指令を出し、圧電素子29が50%変位するよ
うに調整した電圧を圧電素子29に加えるように電圧変
換処理62に指示する。与圧室95は50%縮小し、液
体16は矢印イの方向へ流れ、受圧室9aは拡張し、ピ
ストンロッド7はA方向に初期状態から75%の位置に
作動する。受圧室9bは縮小し(ソレノイド40bが作
動指令を受けた場合は受圧室9bが拡張し、受圧室9a
が縮小し、ピストンロッド7はB方向に作動する。)、
縮小した分量の液体16が矢印ロの方向へ流れドレンポ
ート50に吐出する。次に、動力操作バルブ39に閉指
令を出して、圧電素子29への電圧を除くと与圧室95
は原状に復帰する吸引力により、逆止め弁14aは閉、
逆止め弁14bは開となり、ドレンポート50から分岐
管10c液体16が矢印ハの方向へ流れて吸引し、与圧
室95には液体16が充満する。図1に於て記したと同
じく、ピストンロッド7は、圧電素子29の変位量に対
して与圧室95と受圧室9a、9bとの内断面積の比に
反比例した拡大した作動をする。なお、バルブ13の弁
開度を調整することによりピストンロッド7の作動の速
さを調節できる。
【0076】上記した、ピストンロッド7を作動させる
指示の際に、電圧変換処理62からの電圧を「入」
「切」を回繰り返して圧電素子29に加えるように設定
して与圧室95を脈動させてもよい。与圧室95を脈動
させると、逆止め弁14aと逆止め弁14bとの働きで
脈動ポンプの働きをする。即ち、与圧室95が縮小時は
液体16を受圧室9a(ソレノイド40bが作動した場
合は受圧室9b)に圧送し、受圧室9b(ソレノイド4
0bが作動した場合は受圧室9a)は縮小して液体16
を分岐管10cドレンポート50に吐出する。反対に与
圧室95が拡張時はドレンポート50の液体16を分岐
管10cを通じて吸引する動作を繰り返す。また、与圧
室95と受圧室9a、9bとの横内断面積の差を大きく
せずともピストンロッド7に大きな作動力が得られ、上
記した第一の手段で示した液体シリンダー11に比べピ
ストンロッド7の復作動力が吸引力によらない計算した
作動力が得られる。
【0077】図11は、本発明の第二の手段の一実施例
を示している。図11の実施例では、即ち、図6に示し
た実施例と同じ、プレート32aの外底面に断熱材17
aを固着した与圧室95と、温度補正器105の外底部
に断熱材17cを介してさらに圧電素子29cを固着し
て温度補正器125としている。また、フレーム96と
ホルダー98とは、図10に示したフレーム26とホル
ダー88とは図面の符号が異なることを除いて相似であ
る。従って、ホルダー98の下板98bに圧電素子29
cの他の端面を固着して駆動部242し、圧電素子の温
度膨張量をも補正するようにし、周囲温度の変化による
ピストンロッド7の設定位置への影響をより小さくする
ようにしている。また、図10に示した連結管10bの
動力操作バルブ39を逆止め弁14cにして簡素化し、
切換・流量調整管153としている。従って、作動設定
器60からの信号に対して、ピストン位置メモリー、作
動方向・変位量計算機、作動制御処理61による動力操
作バルブへの開、閉の指令は不要であることを除いて、
図10の説明と同様である。
【0078】図12は、本発明の第三の手段の一実施例
を示している。図12の実施例では、図6に示す与圧室
95を二個を直列に設置し、与圧室95a、与圧室95
bとし、一方、両端にOリング6を組付けたシリンダー
カバー82に、Oリング57を組付けたピストンロッド
47を挿入して受圧室59aと受圧室59bとを有する
液圧シリンダー71を構成している。連結管10aの一
端を与圧室95aのプレート31aに固着し、他の一端
をシリンダーカバー82の貫通孔82aに固着し、与圧
室95aと受圧室59aとを各々連通させ、同様に、連
結管10bの一端を与圧室95bのプレート31bに固
着し、他の一端をシリンダーカバー82の貫通孔82b
に固着し、与圧室95bと受圧室59bとを連通させ、
液体16を各々の枝管30の開口端30aから注入し、
開口端30aを固着して封入している。液体16の封入
量は、ピストンロッド47を往作動の初期位置にし、与
圧室95aは拡張状態にし、与圧室95bは圧電素子2
9aの変位量分の縮小状態にして、各々の枝管30の開
口端30aから注入し、充満した量にしてある。
【0079】また、図12の実施例では、連結管10a
に調整バルブ13aとバイパス管70aに逆止め弁14
aを設置し流量調整管15aとし、連結管10bに調整
バルブ13bとバイパス管70bに逆止め弁14bを設
置し流量調整管15bとし、ピストンロッド47の作動
速さを調節できるようにしている。なお、逆止め弁14
aは液体16が受圧室59aに向かって流れる時に働
き、液体16が与圧室95aに向かって流れる時は開放
状態になるようにしてある。連結管10b側の流量調整
管15bも同様である。
【0080】また、図12の実施例では、図6に示した
と同様の補正圧室103を設置し、連結管10a、10
bと同材質、同内外径、同長さの補正管20の一端を補
正圧室103のプレート31bに固着し、補正管20の
開口部20aから液体16を注入し充満した後、開口部
20aを固着して温度補正器105を構成している。な
お、補正圧室103のプレート32cの外底面に断熱材
17cを固着している。
【0081】さらに、図12の実施例では、フレーム1
06を、上梁106a、上中梁106b、下中梁106
c、下梁106dと側面体106eとで構成し、このフ
レーム106の中心線に対称に、上梁106a、上中梁
106b、下中梁106cとに各二個、合計六個のベア
リング27を固着し、このベアリング27に挿入した二
本のシャフト108dに上板108a、中板108b、
下板108cを固着してホルダー108を構成し、この
ホルダー108はフレーム106内を滑動できるように
ている。図12に示すように、上梁106a、上板10
8a、上中梁106b、中板108b、下中梁106
c、下板108c、下梁106dの順に配置している。
【0082】さらに、図12の実施例では、上記したフ
レーム106とホルダー108との各部分に、以下の各
機器を取り付けている。予め、液圧シリンダー71のピ
ストンロッド47を往作動の初期位置にし、従って与圧
室95aは圧電素子の原状態の伸張状態にし、与圧室9
5bは圧電素子の最大変位量の縮小状態にして、上梁1
06aには与圧室95aのプレート31aを固着してい
る。上板108aに圧電素子29aを固着し、圧電素子
29aの他面を与圧室95aの外底面に固着した断熱材
17aに密着させている。上中梁106bには与圧室9
5bのプレート31bを固着している。中板108bに
は圧電素子29bを固着し、圧電素子29bの他面を与
圧室35bの外底面に固着した断熱材17bとは、圧電
素子29aの変位量と同量の間隔αを設けている。下中
梁106cには補正圧室103のプレート31cを固着
し、下板108cは補正圧室103の外底面の断熱材1
7cに固着している。また、下梁106dと下板108
cとの間隔は、本液圧拡大アクチュエーターが使用され
る周囲の温度範囲から、封入した液体の膨張係数による
膨張量を勘案し、加えて余裕のある間隔を設定して駆動
部250としている。
【0083】上記のように構成した図12の実施例の圧
電素子29aに電圧を加えると圧電素子29aは変位
し、与圧室95aは縮小し、液体16は受圧室59aへ
圧送され、受圧室39aは拡張してピストンロッド47
は矢印Aの方向へ、与圧室95aと受圧室59aとの内
断面積の比に反比例した拡大した往作動をする。一方、
受圧室59bは縮小し、液体16は与圧室95bに流入
し、与圧室95bは拡張して圧電素子29bに接近、ま
たは、接触する。一方、圧電素子29bに電圧を加える
と圧電素子29bは変位し、与圧室95bは縮小し、液
体16は受圧室59bへ圧送され、受圧室59bは拡張
してピストンロッド47は矢印Bの方向へ、与圧室95
bと受圧室59bとの内断面積の比に反比例した拡大し
た復作動をする。一方、受圧室59aは縮小し、液体1
6は与圧室95aに流入し、与圧室95aは拡張して圧
電素子29aに接近、または、接触する。
【0084】同様に図12に示される圧電素子29a、
29bに加える電圧の和が最大駆動電圧であるようにし
て、圧電素子29a、29bに同時に加えると与圧室9
5aと与圧室95bとで発生する液圧が受圧室59aと
受圧室59bに伝わり、ピストンロッド47は押えら
れ、ピストンロッド47の位置の保持手段になり、さら
にまた、圧電素子29a、29bに加える電圧の和が最
大駆動電圧であるように維持して二電圧を変化させて加
えると、与圧室95aと与圧室95bとは共に伸縮する
ので、ピストンロッド47は外力に影響されることなく
往復作動ができ、かつ、任意の位置に設定できる。
【0085】図13は、本発明の第三の手段の一実施例
を示している。図13の実施例では、図12に示された
実施例と同様の与圧室35a、与圧室35bをフレーム
116に並列に設置している。一方、ベローズ36の一
方の開口端にピストンロッド37を固着し、他の開口端
に連結管10aの一端を固着したものを、シリンダーカ
バー84に組み込み、軸受孔84aにOリング6を取り
付けてピストンロッド37が摺動するようにし、シリン
ダーカバー84の貫通孔84bに連結管10aを固着し
て受圧室69aと受圧室69bとを有する液圧シリンダ
ー81を構成している。連結管10aの他端を与圧室3
5aのプレート31aに固着して受圧室69aと連通し
ている。連結管10bの一端を与圧室35bのプレート
31bに固着し、他端をシリンダーカバー84の貫通孔
84cに固着して与圧室35bと受圧室69bとを連通
している。各々の枝管30から液体16を注入し、枝管
30の先端30aを固着して封入している。
【0086】また、図13の実施例では、図6に示した
と同様の補正圧室103を設置し、連結管10a、10
bと同材質、同内外径、同長さの補正管20の一端を補
正圧室103のプレート31bに固着し、補正管20の
開口部20aから液体16を注入し充満した後、開口部
20aを固着して温度補正器105を構成している。な
お、補正圧室103のプレート32bの外底面に断熱材
17cを固着している。
【0087】さらに、図13の実施例では、フレーム1
16を、上梁116a、中梁116b、下梁116cと
側面体116dとで構成し、このフレーム116の中心
線に対称に、上梁116a、中梁116bとに各二個、
合計四個のベアリング27を固着し、このベアリング2
7に挿入した二本のシャフト118dに上板118a、
下板108bを固着してホルダー118構成し、このホ
ルダー118はフレーム116内を滑動できるようにて
いる。図13に示すように、上梁116a、上板118
a、中梁116b、下板118b、下梁116cの順に
配置している。
【0088】さらに、図13の実施例では、上記したフ
レーム116とホルダー118との各部分に、以下の各
機器を取り付けている。予め、液圧シリンダー81のピ
ストンロッド37を往作動の初期位置にし、与圧室95
aは拡張状態にし、与圧室95bは圧電素子29aの変
位量分の縮小状態にして、各々の枝管30の開口端30
aから注入し充満し、上梁116a与圧室95aのプレ
ート31aと与圧室95bのプレート31bとをフレー
ム116の中心線に対照の位置に固着している。上板1
18aに圧電素子29aを固着し、圧電素子29aの他
の面を与圧室95aの外底面に固着した断熱材17aに
密着させている。同じく、上板118aに圧電素子29
bを固着し、圧電素子29bの他の面を与圧室95bの
外底面に固着した断熱材17bとは圧電素子29aの変
位量と同量の間隔αを設けている。中梁116bには補
正圧室103のプレート31cをフレーム116の中心
線上に固着し、下板118bは補正圧室103の外底面
の断熱材17cに固着して駆動部260としている。上
記した説明を除いて図12の実施例と同様である。
【0089】図14は、本発明の一実施例を示してい
る。図14の実施例では、図2の実施例に示した第一の
手段の駆動部212の与圧室35と、図10の実施例に
示した第二の手段の切換・流量調整管53を有する連結
管10、10a、10bと、図12の実施例に示した第
三の手段の液圧シリンダー71の受圧室59a、59b
とを連通した実施例を示している。与圧室35と受圧室
59a、59bと電磁切換弁40と動力操作バルブ39
と圧電素子29a、29bの制御は図10の実施例に記
した方法に準じたものてある。
【0090】図15は、本発明の一実施例を示してい
る。図15の実施例では、図1に示した実施例と同様の
与圧室5と、受圧室9を有する液圧シリンダー11とを
連結管10で連通し液体16を封入した装置と、補正圧
室23と連結管20を固着して液体16を封入して構成
される温度補正器25と、圧電素子29aと圧電素子2
9bとを各々四個使用し、各二個を直列に固着して一組
とし、各二組とを用意し、さらに、図1に示したフレー
ム26とホルダー28とは符号が異なることを除いて相
似のフレーム126とホルダー128を使用している。
【0091】図15に示すフレーム126とホルダー1
28に各機器を取り付けている。即ち、フレーム126
の上梁126aに与圧室5のシリンダー1aを固着し、
中板128bに圧電素子29aの二組をフレーム126
の中心線に並列に配置して固着し、二組の他の面を与圧
室5の外底面に固着した断熱材17aに密着させてい
る。上板128aには圧電素子29bの二組をフレーム
126の中心線に並列に配置して固着し、二組の他の面
と断熱材17bとは、圧電素子29aの二個の変位量と
同量の間隔αを設けている。中梁126bには補正圧室
23のシリンダー1bを固着し、下板128cは補正圧
室23のピストン2bの外底面の断熱材17cに固着し
ている。また、中梁126bとコネクター24bとの間
隔、及び、下梁126cと下板128cとの間隔は、本
液圧拡大アクチュエーターが使用される周囲の温度範囲
から、封入した液体16の膨張量を勘案し、さらに、余
裕のある間隔を設定して駆動部217としている。従っ
て、上記した図14に示す実施例により、圧電素子29
a、圧電素子29bに電圧を加えるとピストンロッド7
の作動量と作動力とは倍増する。上記した説明を除いて
図1の実施例と同様である。
【0092】図16に示す実施例では、本発明の圧電素
子の液圧拡大アクチュエーターの単数の駆動部で複数の
液圧シリンダーを作動させている。即ち、駆動部212
の与圧室35のプレート21aに一端を固着した連結管
10を任意の位置で分岐し、連結管10a、10bと
し、連結管10aの先端を液圧シリンダー11aのシリ
ンダーケース8aに固着し、かつ、中間に流量調整管1
5aを設置し、同様に、連結管10bの先端を液圧シリ
ンダー11bのシリンダーケース8bに固着し、かつ、
中間に流量調整管15bを設置して、枝管30の開口端
30aから液体16を注入し、開口端30aを固着して
いる。従って、補正圧室43のプレート21bに一端を
固着した補正管20も連結管10と同位置で分岐し、補
正管201、202とし、補正管201は連結管10a
と同長さにし、補正管202は連結管10bと同長さに
して、補正管201、または、補正管202の開口端か
ら液体16を注入し開口端を固着している。なお、補正
管201は連結管10aの、補正管202は連結管10
bの近傍に各々配置している。さらに、図16の実施例
では、圧電素子29a、圧電素子29bに電圧を加えた
変位を与圧室35に伝えて、ピストンロッド7a、ピス
トンロッド7bを同時に往復作動させることができるこ
とを除いて図1に示される実施例と同様である。
【0093】図17に示される実施例では、本発明の圧
電素子の液圧拡大アクチュエーターの一活用手段を示し
ている。即ち、液圧シリンダー11を、弁箱72、弁体
73、弁棒74、Oリング38からなるバルブ77にジ
ョイント87によりに組付け、ピストンロッド7の先端
を弁棒73に固着して動力作動バルブとしている。バル
ブ77をパイプ67に取り付け、パイプ67を流れる流
体79を、圧電素子29a、29bに加える電圧の「入
り」、「切り」、或いは、電圧の増減により、これに対
応した動きを与圧室5と受圧室9を有する液圧シリンダ
ー11のピストンロッド7に連なる弁体73に伝達し、
バルブ77の弁体73の開閉操作、或いは、開度の増減
をして流体79の流量を制御するものである。
【0094】図18に示される実施例では、本発明の圧
電素子の液圧拡大アクチュエーターの一活用手段を示し
ている。即ち、液圧シリンダー11を、図17に示され
る実施例と同様に、バルブ77にジョイント87により
に組付け、ピストンロッド7の先端を弁棒73に固着し
ている。さらに、パイプ67内に流量検出器89を設置
し、流体79の流量を流量計90で表示させている。一
般に流量は弁体の等間隔の位置変化に対して数分の1乗
の曲線変化をすることは周知されている。図18の実施
例では、流量変更に際し、流量計90を目視して、等分
目盛り流量調整器91で調整しても、バルブ流量特性演
算処理92により、弁体の位置と流量特性とを演算処理
させた相応の電圧を圧電素子29a、29bに加えるよ
うにし、これに対応した動きを与圧室5と受圧室9を有
する液圧シリンダー11のピストンロッド7に連なる弁
体73に伝達し、バルブ77の弁体73の開度の増減を
して流体79の流量を制御するので、等分目盛り流量調
整器91で設定した流体79の流量を得られる。
【0095】図19に示される実施例では、本発明の圧
電素子の液圧拡大アクチュエーターのの一活用手段を示
している。即ち、液圧シリンダーにバルブを組付けたも
のを二組使用している。パイプ67は流入パイプ93を
有し、二組の内の一組の液圧シリンダー11を取り付け
たバルブ77は流入パイプ93より上流側のパイプ67
に設置している。図19の実施例では、パイプ67の上
流側からの低温流体94を流し、流入パイプ93から高
温流体97を流入させ、低温流体94と高温流体97と
が合流した混合温度流体99中に温度検出器100を設
置している。温度検出器100で検出した温度と、設定
器101での設定値との比較値を温度→電圧変換処理1
02に伝え、温度→電圧変換処理102で処理した電圧
を圧電素子29a、29bに加える。従って、与圧室5
と受圧室9とはこれに対応した作動をし、この作動は液
圧シリンダー11のピストンロッド7に連なる弁体72
に伝達され、設定器101で設定した設定値に合致した
温度の混合温度流体99が得られるように低温流体94
の流量を調整する。
【0096】さらに、図19の実施例では、他の一組の
液圧シリンダー11’を取り付けたバルブ77’は流入
パイプ93より下流側のパイプ67に設置し、バルブ7
7’の近傍に流量検出器111を設置している。検出し
た流量と設定器112での設定値との比較値を流量→電
圧変換処理113に伝え、流量→電圧変換処理113で
処理した電圧を圧電素子29a’、29b’に加える。
従って、与圧室5’と受圧室9’とはこれに対応した作
動をし、この作動は液圧シリンダー11’のピストンロ
ッド7’に連なる弁体72’に伝達され、設定器111
で設定した流量の混合温度流体99が得られるように調
整する。上記した二組の圧電素子の液圧拡大アクチュエ
ーターを取り付けたバルブ77、77’により適温で適
量の液体を得られる。
【0097】図20に示される実施例では、本発明の圧
電素子の液圧拡大アクチュエーターのの一活用手段を示
している。即ち、液圧シリンダー11を取り付けたバル
ブ77を、冷温液発生機104とポンプ107と送風機
109を有する熱交換器114とを連結する循環パイプ
117に、循環液119の流量を制御するように循環パ
イプ117中に設置している。送風機109により熱交
換器114から放熱されて醸し出される雰囲気内に温度
検出器121を設置し、検出した雰囲気温度と温度設定
器122での設定値との比較値を冷→温切換器付、温度
→電圧変換処理123に伝え、温度数値を電圧に処理
し、さらに、この電圧をバルブ特性・熱交換器特性演算
処理124でバルブ77の弁開度と循環液119の流量
変化の特性と、流量変化に対する放熱特性を演算させた
電圧にし圧電素子29a、29bに加えるようにしてい
る。与圧室5、受圧室9にこの電圧に対応した作動をさ
せ、この作動は液圧シリンダー11のピストンロッド7
に連なる弁体73に伝達し、循環液119の流量を制御
して、送風機109により熱交換器114から放熱され
て醸し出される雰囲気温度を温度設定器122で設定し
た値に合致するようにする。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、変位拡大
手段としての液圧拡大アクチュエーターとして、以下に
記載されるような効果を奏する。
【0099】従来技術では、電気エネルギーを機械的直
線運動エネルギーに変換する駆動装置の一つとして、電
磁石が挙げられるが、これは許容負荷電圧は即最大行程
であり、最大行程内での任意の位置の行程を得ることは
できない。その他の直線運動の駆動装置としてはサーボ
モーター、ステップモーター等が挙げられるが、これら
は何れも回転運動を直線運動に変換する機構が必要であ
り、任意の位置設定は可能であるが、モーターの駆動制
御装置が複雑で費用を要する制御機器を必要としてい
た。
【0100】これらに対して、横内断面積の異なる与圧
室と受圧室とをピストンとシリンダーとで構成するか、
密封したベローズで構成するかして、与圧室と受圧室と
を連結管で連通して、封入した液体を圧力媒体として、
圧電素子が有する圧電縦効果の機械的直線運動を拡大作
動させるので、構造は簡単である。また、フレームおよ
びホルダーに取り付けられた与圧室と圧電素子および温
度補正器で構成される駆動部と液圧シリンダーとは連結
管が介在はしているが分離した形体であるため、液圧シ
リンダーの近傍は、小規模の容積で使用することが可能
となり、かつ出力、変位量の変更も主として駆動部で行
なわれ、液圧シリンダーの変更は小規模で済む柔軟性が
ある。さらに、本発明では、モーター使用の装置のよう
に火花放電はないので安全である。このように、電気的
エネルギーを機械的直線運動エネルギーに容易に変換可
能なアクチュエーターを提供でき、工業的価値は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施例
を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の部
分は配管図法により図示している。
【図2】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施例
を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の部
分は配管図法により図示している。
【図3】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施例
を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の部
分は配管図法により図示している。
【図4】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施例
を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の部
分は配管図法により図示している。
【図5】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施例
を示す、図4の実施例に示すX−X矢視図の横断面図で
ある。
【図6】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施例
を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の部
分は配管図法により図示している。
【図7】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施例
を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の部
分は配管図法により図示している。
【図8】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施例
を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の部
分は配管図法により図示している。
【図9】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施例
を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の部
分は配管図法により図示している。
【図10】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施
例を示す縦断面図である。なお、連結管の切換・流量調
整管の部分は配管図法により、併せて、制御回路の略図
を示している。
【図11】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施
例を示す縦断面図である。なお、連結管の切換・流量調
整管の部分は配管図法により、併せて、制御回路の略図
を示している。
【図12】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施
例を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の
部分は配管図法により図示している。
【図13】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施
例を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の
部分は配管図法により図示している。
【図14】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施
例を示す縦断面図である。なお、連結管の切換・流量調
整管の部分は配管図法により図示している。
【図15】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施
例を示す立面図およびフレームの側面体の一部を切断
し、与圧室と液圧シリンダーと連結管と補正圧室との一
部を切断図で示している。
【図16】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施
例を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の
部分は配管図法により図示している。
【図17】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施
例を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の
部分は配管図法により図示している。
【図18】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施
例を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の
部分は配管図法により、併せて、制御回路の略図を示し
ている。
【図19】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施
例を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の
部分は配管図法により、併せて、制御回路の略図を示し
ている。
【図20】圧電素子の液圧拡大アクチュエーターの実施
例を示す縦断面図である。なお、連結管の流量調整管の
部分は配管図法により、循環液管とこれに接続する機器
は略図で示している。
【符号の説明】
5、35、55、75、95、115 与圧室 10 連結管 11、41、51、71、81 液圧アクチュエーター 15 流量調整管 16 液体 20 補正管 23、43、63、83、103、123、補正圧室 24、34、44、54、64 コネクター 25、45、65、85、105、125、温度補正器 26、46、56、66、76、96、106、11
6、126 フレーム 28、48、58、68、78、88、98、108、
118、128ホルダー 29a、29b、29c 圧電素子 53 切換・流量調整管 211、212、213、214、215、217、2
21、222、230、341、242、250、26
0 駆動部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与圧室とこの有効面積に対し小なる横内
    断面積の受圧室でなる液圧シリンダーとを連結管を固着
    して連通し、与圧室から受圧室に圧電素子の変位を伝え
    る圧電素子の液圧拡大アクチュエーターにおいて、前記
    与圧室と前記与圧室を縮小させる圧電素子と前記与圧室
    をコネクター介して拡張させる圧電素子と補正圧室に補
    正管を固着し、あるいは前記圧電素子と同等の圧電素子
    か前記圧電素子と線膨張係数が同等の部材を前記補正圧
    室に固着してなる温度補正器の前記補正圧室とをフレー
    ムと該フレーム内を滑動できるホルダーとに固着した駆
    動部と、前記液圧シリンダーと、前記連結管の一部を分
    岐・合流管とし各々の管にバルブと逆止め弁を設置した
    流量調整管と、で構成することを特徴とする圧電素子の
    液圧拡大アクチュエーター。
  2. 【請求項2】 与圧室とこの有効面積に対し小なる横内
    断面積の受圧室でなる液圧シリンダーとを連結管を固着
    して連通し、与圧室から受圧室に圧電素子の変位を伝え
    る圧電素子の液圧拡大アクチュエーターにおいて、前記
    与圧室と前記与圧室を伸縮させる圧電素子と補正圧室に
    補正管を固着し、あるいは前記圧電素子と同等の圧電素
    子か前記圧電素子と線膨張係数が同等の部材を前記補正
    圧室に固着してなる温度補正器の前記補正圧室とをフレ
    ームと該フレーム内を滑動できるホルダーとに固着した
    駆動部と、二受圧室を有する液圧シリンダーと、前記連
    結管を分岐し末端は電磁切換弁を経由して前記二受圧室
    に固着され、分岐した一方の連結管にバルブと逆止め弁
    と安全弁とを、他方の連結管に逆止め弁と動力操作バル
    ブあるいは逆止め弁とを、前記逆止め弁と動力操作バル
    ブあるいは逆止め弁との間に分岐管を設置し、この末端
    がフィルターを有するドレンポートの液体に埋没するよ
    うにした切換・流量調整管と、作動設定器と、ピストン
    位置メモリー・作動方向、変位量計算機・作動制御処理
    と、電圧変換処理と、で構成することを特徴とする圧電
    素子の液圧拡大アクチュエーター。
  3. 【請求項3】 与圧室とこの有効面積に対し小なる横内
    断面積の受圧室でなる液圧シリンダーとを連結管を固着
    して連通し、与圧室から受圧室に圧電素子の変位を伝え
    る圧電素子の液圧拡大アクチュエーターにおいて、二個
    の与圧室と二個の圧電素子と補正圧室に補正管を固着
    し、あるいは前記圧電素子と同等の圧電素子か前記圧電
    素子と線膨張係数が同等の部材を前記補正圧室に固着し
    てなる温度補正器の前記補正圧室とをフレームと該フレ
    ーム内を滑動できるホルダーとに固着した駆動部と、二
    受圧室を有する液圧シリンダーと、前記二個の与圧室と
    前記二受圧室とを各々を連通する二連結管の各々の一部
    にバイパス管を設置し該バイパス管の部分に各々バルブ
    と逆止め弁を設置した流量調整管と、で構成することを
    特徴とする圧電素子の液圧拡大アクチュエーター。
  4. 【請求項4】 圧電素子を複数個を並列に、または直列
    に、さらに並列と直列に組合せて使用することができる
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の圧電素子の
    液圧拡大アクチュエーター。
  5. 【請求項5】 与圧室と複数個の液圧シリンダーとを分
    岐した連結管で連通し、複数個の液圧シリンダーの作動
    ができることを特徴とする請求項1、2又は3記載の圧
    電素子の液圧拡大アクチュエーター。
  6. 【請求項6】 液圧シリンダーを取り付けたバルブをパ
    イプに設置し、圧電素子に加える電圧の調整で、前記バ
    ルブの弁体の開閉、開度を操作してパイプを流れる流体
    の流量を調節することを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の圧電素子の液圧拡大アクチュエーター。
  7. 【請求項7】 液圧シリンダーを取り付けたバルブをパ
    イプに設置し、圧電素子に加える電圧の調整で前記バル
    ブの弁体の開閉、開度を操作することを特徴とし、遠隔
    域でも前記バルブ操作ができることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の圧電素子の液圧拡大アクチュエータ
    ー。
  8. 【請求項8】 液圧シリンダーを取り付けたバルブをパ
    イプに設置し、等分目盛り流量調整器とバルブ流量特性
    演算処理とで流量調整することを特徴とする請求項1、
    2又は3記載の圧電素子の液圧拡大アクチュエーター。
  9. 【請求項9】 異なる温度の流体が合流するパイプの何
    れかに一組の液圧シリンダーを取り付けたバルブを設置
    し、混合温度流体中に温度検出器を設置し設定器との比
    較温度を電圧変換処理し、高温流体又は低温流体の流量
    を制御することを特徴とし、他の一組の液圧シリンダー
    を取り付けたバルブを混合温度流体のパイプに設置し、
    前記混合温度流体中に流量検出器を設置し設定器との比
    較流量を電圧変換処理し、流量制御することを特徴とす
    るする請求項1、2又は3記載の圧電素子の液圧拡大ア
    クチュエーター。
  10. 【請求項10】 冷温発生機を経てポンプにより循環し
    熱交換器を設置する循環パイプに液圧シリンダーを取り
    付けたバルブを設置し、前記熱交換器からの放熱による
    雰囲気温度を検出し設定器との比較温度を冷←→温切換
    付、電圧変換処理し、バルブ特性・熱交換器特性演算処
    理により前記バルブに循環液の流量を制御させることを
    特徴とする請求項1、2又は3記載の圧電素子の液圧拡
    大アクチュエーター。
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