JP2000314254A - 2枚扉を使用した特定物通過監視装置 - Google Patents

2枚扉を使用した特定物通過監視装置

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JP2000314254A
JP2000314254A JP11124297A JP12429799A JP2000314254A JP 2000314254 A JP2000314254 A JP 2000314254A JP 11124297 A JP11124297 A JP 11124297A JP 12429799 A JP12429799 A JP 12429799A JP 2000314254 A JP2000314254 A JP 2000314254A
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door
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JP11124297A
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English (en)
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Hideji Iwamoto
秀治 岩本
Yoshihiro Yamaguchi
佳宏 山口
Toshiyuki Yamamoto
敏之 山本
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IS CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の人物に対して特定物の搬出又は搬入を
限定して許可することが可能な2枚扉を使用した特定物
通過監視装置を提供する。 【解決手段】 セキュリティ領域100の出入口には、
2枚扉式の入退室許可装置4が設けられている。2枚扉
式入退室許可装置4には、2人以上が同時に通過するこ
とを阻止するために、1人のみが存在可能であることを
前提として2枚扉の間に所定の空間が設けられ、その2
枚扉空間内には2枚扉式入退室許可装置4を経て運ばれ
る特定物の通過を検出するための検出センサ(検出部)
2が備えられ、それら2枚扉式入退室許可装置4及び検
出センサ2により特定物通過監視装置1が構成されてい
る。2枚扉式入退室許可装置4により通過する人物(個
人)が識別され、検出センサ2により通過する物(特定
物)が識別されて、その個人が、その特定物を搬出又は
搬入可能かをそれぞれ対応付けて監視し、2枚扉の通過
を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金銭又はこ
れに類似のものを保管ないし製造する室、コンピュータ
室、データ保管室、情報管理室、機器管理室、研究所等
のセキュリティ機能を必要とする建物において、特に金
銭又はこれに類似のもの(特定物)の搬出又は搬入を監
視する特定物通過監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セキュリティ機能を必要とする建物に対
しては、様々なセキュリティシステムが導入され、その
秘密情報、重要物品等が管理されている。例えば、ID
ナンバーあるいはIDカードにより照合を行い、建物内
への出入りを管理・規制している。このような従来のセ
キュリティシステムにおいては、セキュリティ機能が必
ずしも高いとは言えない。例えば、既設のセキュリティ
システムの甘さをついた、IDナンバー、カード盗難・
貸与による非許可者の建物への侵入が発生する場合があ
る。
【0003】このような問題に対応して、特に機密領域
(建物)内へ入退室する場合、指紋等の生体的な個人情
報を予め登録し、その登録された者(許可者)のみが入
退室できるようにしたシステムがある。これにより、上
記のようなIDナンバー、カード盗難・貸与による不正
侵入を防止するとともに、誰が何時入退室したかという
情報を管理することが可能となっている。
【0004】一方、建物内への人間の出入りを規制する
上記システムの他に、重要物品等の特定物に被検出部を
設けて、その被検出部を建物の出入口に設けられた検出
部によって検出し、特定物の持出しを管理・規制するセ
キュリティシステム、すなわち特定物通過監視装置があ
る。これにより、重要物品等の盗難を防止するととも
に、特定物が何時持ち出されたかという情報を管理する
ことも可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような管理体制においては、入室規制システムは人物
を、特定物通過監視装置は特定物を各々特定し管理する
ことが可能であるが、誰がどの特定物を持ち出したかを
対応付けて特定することができない。よって、特定の人
物に対して特定物の持出しを許可することができないと
いう問題がある。
【0006】本発明の課題は、建物内からの特定物の搬
出又は搬入の事実を、その特定物を搬出又は搬入する人
物とを対応付けて監視し、例えば特定の人物に対して特
定物の持出しを限定して許可することが可能な特定物通
過監視装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明の2枚扉を使用した特定物通
過監視装置は、閉ざされた所定の領域の出入口に設けら
れ、2人以上が同時に通過することを阻止するために、
1人のみが存在可能であることを前提とした所定の空間
を隔てて配置された2枚扉と、その2枚扉間に設けられ
て、その2枚扉内の空間に入った1人の指紋、網膜、キ
ー、カード、体重センサ等の本人照合装置の1種又は2
種以上の組み合わせにより、前記2枚扉の前記空間内で
1人の本人照合を行う本人照合システムと、前記本人照
合が適格である旨の信号に基づいて2枚扉を選択的に解
錠する解錠手段とを含み、前記2枚扉を本人照合の後に
1人ずつ順次通過させる2枚扉式入退室許可装置と、そ
の2枚扉式入退室許可装置を経て運ばれる特定物の通過
を監視するために、その特定物に設けられた所定の被検
出部を前記2枚扉間の空間で検出する検出部と、その検
出部によって前記特定物が検出された場合は、その特定
物の通過を阻止又はその事実を記憶する等の所定の対応
処理を行う検出対応処理手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0008】このような特定物通過監視装置は、2枚扉
式入退室許可装置の本人照合システムにより2枚扉の空
間内で1人のみの本人照合が行われるため、確実に1人
の通過を管理して許可者との同伴入室等による非許可者
(照合登録されていない通過不許可者)の入退室を事実
上不可能なものとすることができ、入退室許可者であれ
ば本人照合によりその個人を特定することができる。そ
して、その特定された通過者が特定物を運ぼうとした場
合、特定物の通過を検出部により2枚扉間の空間で監視
(特定)することができるため、人と物の通過をそれぞ
れ対応して特定することが可能となる。また、上記のよ
うな特定物通過監視装置においては検出対応処理手段に
より特定物の通過を阻止又はその事実を記憶する等の所
定の対応処理を行うものとされているため、ある人物に
対してある特定物の領域内からの持出し、あるいは領域
内への持込みを許可又は禁止することができ、また、そ
の事実を記憶することで、誰によって何が持ち出された
か、あるいは持ち込まれたかが確認できるようになる。
このような特定物通過監視装置により重要物品、秘密情
報保持媒体等の特定物の管理が徹底されるようになる。
【0009】また、上記課題を解決するために、本発明
の2枚扉を使用した特定物通過監視装置(請求項2)
は、請求項1と同様の2枚扉式入退室許可装置及び検出
部と、その検出部によって特定物が検出された場合は、
搬出又は搬入される特定物の情報と、それを誰が搬出又
は搬入したかの情報とを記憶する搬出又は搬入履歴記憶
手段とを含むことを特徴とする。
【0010】この場合、搬出又は搬入履歴記憶手段によ
り誰が何を搬出又は搬入したかを確認することができる
ようになるため、建物内の特定物の管理が徹底されるよ
うになる。また、搬出又は搬入履歴記憶手段には、その
通過された時間も併せて記憶しておけば、何時誰が何を
搬出又は搬入したかが分かるようになる。
【0011】上記2種類の構成において、検出部は2枚
扉内に配置するのがよく、例えば被検出部として個々に
異なる情報を出力可能なIDカード(ID情報出力手
段)を特定物に付し、検出部(ID情報読取り手段)に
よりその情報を非接触式で検出することで特定物を個々
に判別することが可能である(非接触式検出手段)。具
体的には、例えば被検出部として高周波の電磁波を受け
て特定のビットパターン信号を出力可能なICを埋め込
んだIDカードを特定物に付し、検出部としてその信号
を読みとり可能な受信部を設けることにより特定物を検
出することができる。なお、この場合、高周波の電磁波
を発生させる電磁波発生体(検出情報発信手段)を2枚
扉内に設けることが必要である。さらに、例えば検出部
に金属探知器等の危険物検出手段を用いれば、金属体等
で構成された危険物を持ち込ませることを禁止すること
も可能である。
【0012】さらに、検出部を2枚扉内に設けたため
に、入退室の際の2枚扉の開閉順(2枚の扉のうちどち
らが先に開けられたか)により、必然的に入退室のいず
れであるか、すなわち搬入又は搬出のいずれかを特定す
ることができる。一方、搬出(搬入)許可物と搬出(搬
入)非許可物とを、それに付する被検出部によって区別
できるため、持出し(持込み)の必要がある場合の便宜
を図りながら、持出し(持込み)禁止のセキュリティを
確保することができ、特定の人物に対して特定物の持出
し(持込み)を限定して許可することができるようにな
る。なお、識別された個人が、識別された特定物を搬出
(又は搬入)することが不可と判断された場合には、2
枚扉のもう一方側の扉(2枚扉内に入室するために開け
た扉とは異なる方の扉)が非解錠になり、警報装置等が
作動するようにすることもできる(非許可物検出対応処
理手段)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づき説明する。図1は、本発明の2枚
扉(2枚ドア)を使用した特定物通過監視装置の一実施
例を示す概略図である。図に示したセキュリティ領域1
00の出入口には、2枚扉式の入退室許可装置4が設け
られている。2枚扉式入退室許可装置4には、2人以上
が同時に通過することを阻止するために、1人のみが存
在可能であることを前提として2枚扉の間に所定の空間
が設けられ、その2枚扉空間内には2枚扉式入退室許可
装置4を経て運ばれる特定物の通過を検出するための検
出センサ(検出部)2が備えられ、それら2枚扉式入退
室許可装置4及び検出センサ2により特定物通過監視装
置1が構成されている。なお、検出センサ2は、2枚扉
空間内の側面に備えられ、持ち込まれた特定物を空間内
の任意の場所において検出可能とされている。
【0014】図2は、上記特定物通過監視装置1のシス
テム構成ブロック図を示しており、特定物通過監視装置
1は制御部10により制御される。制御部10は、CP
U10a、ROM10b、RAM10c及びI/Oイン
ターフェース10dを備え、ROM10bには、2枚扉
式入退室許可装置4の2枚ドア内部に設けられた本人照
合装置(個人識別機3、重量センサ11)による本人照
合の結果と検出センサ2からの検出情報とを受けて、電
気錠15,17の開閉等の命令を2枚扉式入退室許可装
置4に対して行うアプリケーションのプログラム(A
P)と、そのアプリケーションを動作させるためのオペ
レーションシステムのプログラム(OS)とが備えられ
ている。RAM10cには、入退室管理手段の記憶部と
して、入退室できる許可者のデータ(場合によっては非
許可者のデータ)等を記憶する入退室管理データメモリ
10e、特定物通過許可データ記憶手段として、1又は
2以上の種類の特定物と、その特定物を持出し(持込
み)可能な人物及び/又は持出し(持込み)できない人
物のデータとを互い関連付けて記憶する搬出入許可デー
タメモリ10f、搬出又は搬入履歴記憶手段として、上
記特定物がいつ誰によって持ち出されたか(又は持ち込
まれたか)を記憶する搬出入履歴メモリ10gがそれぞ
れ確保されている。この制御部10は上記I/Oインタ
ーフェース10dを介して外部の2枚ドア制御ボード1
3、個人識別機3、重量センサ11等と接続されてい
る。
【0015】2枚扉式入退室許可装置4において、領域
100内への入室に際して2枚ドアの下位側(一般には
入口側)のゲートにはテンキーユニット(単にテンキ
ーともいう)14及び電気錠15が設けられ、上位側
(一般には出口側)のゲートにはテンキー16及び電
気錠17が設けられている。また、2枚ドアボックス内
の空間には、本人照合装置として2枚扉に入った1人の
個人を特定・識別する個人識別機3と、体重を測定する
重量センサ11と、制御部10からの信号を受けて電気
錠15,17等を開閉する2枚ドア制御ボード13とが
設けられている。
【0016】制御部10からの「ドア解錠」等の命令
は、2枚扉式入退室許可装置4の2枚ドア制御ボード1
3に送信され、2枚ドア制御ボード13はドライバとし
て各電気錠15,17、表示装置29,31,32,3
4等の駆動を司る。なお、2枚ドア内への入室は、テン
キー14,16へIDナンバーをキー入力することによ
り行われる。また、テンキー14,16及び検出センサ
2は、本実施例においては2枚ドア制御ボード13を介
して制御部10と接続されているが、制御部10に直接
接続し、キー照合結果、検出結果を直接制御部10へ送
信することも可能である。
【0017】上述の搬出入許可データメモリ10fは、
セキュリティ領域100内外にある各特定物について、
誰が搬出又は搬入可能であるかどうかを予め記憶する特
定物通過許可データ記憶手段として機能し、CPU10
a及びこれによって読み出されるROM10bのOS、
APのプログラムは検出センサ2からの特定物の検出情
報と本人照合装置により識別された個人情報とを受け
て、特定物通過許可データ記憶手段を参照しつつ特定物
の通過を阻止するか否か(又は阻止はしないが通報した
り履歴をとる等)の処理を行う検出対応処理手段として
機能し、さらに搬出入履歴メモリ10gは、本人照合装
置により識別された個人情報を参照して特定物の搬出又
は搬入を誰が行ったかの履歴を記憶する搬出又は搬入履
歴記憶手段として機能する。
【0018】一方、制御部10には中央制御部9が接続
されており、中央制御部9により、図示しないその他の
特定物通過監視装置(例えば異なるフロアの特定物通過
監視装置等)とともに統括制御されている。中央制御部
9には、例えば、各特定物通過監視装置の許可データ等
の有効期限、あるいは使用履歴等の情報が入力されてお
り、各特定物通過監視装置の使用に関する全ての情報を
管理している。具体的には、前記特定物通過許可データ
は中央制御部9において登録され、制御部10の特定物
通過許可データ記憶手段に配信される構成とされてい
る。なお、搬出又は搬入履歴記憶手段等を中央制御部9
に設けることも可能である。逆に中央制御部9を設ける
ことなくすべての登録・制御を、各入退室許可装置4ご
と1対1で設けられた制御部10によって、又は複数の
グループに分けられた入退室許可装置4のグループごと
に設けられた制御部9によって行うことも可能である。
【0019】以下、特定物通過監視装置1の具体的な構
成について説明する。図3に示すように、2枚扉式入退
室許可装置4は、2枚ドアのゲート入口近傍にテンキ
ー14が設けられており、ID番号をキー入力すること
によりゲートの電気錠15が解錠され、2枚ドア空間
内に進入できる。なお、キー入力による照合の可否を表
示するための表示装置29がゲート入口近傍に設けら
れており、2枚扉式入退室許可装置4における全ての装
置は、ドライバとしての2枚ドア制御ボード13により
駆動され、ACコンセント37等の電源を駆動源として
いる。なお、図面上ゲート,に付した「ゲート
()入室用」及び「ゲート()退室用」とは、セ
キュリティ領域100に対する入室用及び退室用を表す
ものである。
【0020】セキュリティボックス内(2枚ドア空間
内)には、検出センサ2及び個人識別機3が備え付けら
れており、空間内の床には重量センサ11が設けられて
いる。また、各2枚ドアのセキュリティボックス内側に
は表示装置31,32が設けられており、電気錠の開閉
(照合可否)を示すものとされている。さらに、解錠ス
イッチ30,33も設けられており、2枚ドアの通過を
不可と判定された場合等に、セキュリティボックス内に
入室した側のドアから、自主的にセキュリティボックス
外へ退室することができるようになっている。
【0021】また、2枚ドアのゲートのセキュリティ
領域100側にはテンキー16が設けられており、セキ
ュリティ領域100からの退室時には、そのキー入力に
よりゲートの電気錠17が解錠され、2枚ドア空間内
に進入できる。さらに、キー入力による照合の可否を表
示するための表示装置34がゲート近傍に設けられて
いる。
【0022】なお、音声ボード28は、各表示装置とと
もに各種メッセージを音声により通過者に知らせるため
のものであり、制御部10からの命令に基づき、2枚ド
ア制御ボード13により駆動される。
【0023】上記個人識別機3については生体識別機、
例えば図4に示すような指紋を照合する指紋識別ユニッ
ト20、あるいは図5に示すような網膜照合装置12を
用いることができる。指紋識別ユニット20は、テンキ
ー23と指紋識別機22とを備え、通過者Aはテンキー
23によりキーを入力し、かつ指紋識別機22の指紋検
知部21に指を当てて指紋の入力を行う。テンキー23
を備えるのは、個人の指紋情報が個人のID番号と対応
付けて記憶されているからであり、テンキー23により
ID番号が入力されると、そのID番号に対応する指紋
情報が比較の一方(登録されている指紋情報)として認
識され、実際に入力された指紋情報を他方として、双方
の比較(一致判断)が行われる。また、網膜識別機12
は、テンキー12bにID番号をキー入力し、かつ網膜
検知部12aに入室希望者が自分の瞳を近づけてその網
膜を検知させる構成となっている。この場合のテンキー
12bも、個人の網膜情報が個人のID番号と対応付け
て記憶されているからであり、テンキー12bによりI
D番号が入力されると、そのID番号に対応する網膜情
報が比較の一方(登録されている網膜情報)として認識
され、実際に入力された網膜情報を他方として、双方の
比較(一致判断)が行われる。
【0024】ここで、指紋及び網膜の照合方法について
は公知技術であるがその内容を簡単に説明する。指紋識
別に関しては様々な方法があり、例えば特徴点抽出法を
採用することができる。特徴点抽出法は、まず、人間に
は通常200個程度あるといわれている指紋の端点、分
岐点といった特徴点を指紋画像から抽出し、その画像デ
ータを記憶する。特徴点の抽出方法は、スキャンされた
画像をデジタル線の点列で捕らえ、このような点列の画
素を細線化することで行われる。すなわち、点列の連結
数を算出し、例えば連結数が0の場合、孤立点(雑音)
として消去可能で、連結数が1の場合、特徴点の端点と
して抽出し、連結数が3の場合、特徴点の分岐点とし
て、その周辺画素を抽出する。なお、連結数が2の場
合、連結線(特徴点でない)であり特徴点として抽出さ
れず、連結数が4以上の場合、交点であり特徴点として
抽出されない。このような方法で画像データが各特徴点
毎に記憶される。一方、入力された画像に対しても同様
の特徴点抽出を行い、その中から複数(例えば8個)の
特徴点を抽出し、記憶されている画像データの特徴点と
一致するか否かを判定する。その判定方法は、ある特徴
点(例えば分岐点)において、記憶されている登録画像
データと、入力された分岐点の入力画像データとが特定
のアルゴリズムにより比較され、しきい値(例えば全画
素数のうちの80%)以上の一致画素数を有していれば
特徴点一致と判定する。そして、入力された画像から抽
出した複数(例えば8個)の特徴点のうち、一定値(例
えば3個)以上が特徴点一致と判定された場合に、指紋
照合一致としている。なお、特徴点抽出法においては、
200個程度の特徴点のうち例えば12個程度以上が一
致していれば照合一致としてよいといわれている。
【0025】また、網膜の照合方法は、まず、例えばパ
ルス偏重された直流(例えば5Vくらい)の白熱タング
ステンランプにより光を発生させ、目の瞳を中心にして
所定のリード角(例えば10.3度程度)で回転する螺
旋状の近赤外線を円柱状に作る。この弱い光が虹彩を通
過し、各個人により異なる網膜の血管パターンにより反
射され、また吸収される。同一の発光経路に戻ってきた
反射光はビームスプリッタにあたり、検出器に向かい、
検出器において分析処理され、網膜パターンデータの基
本となるアナログシグナルになる。信号検出装置はアナ
ログシグナルをA/Dコンバータに送り、そこでシグナ
ルがデジタル化され例えば96バイトの画素データに処
理されてファイルに記憶される。なお、登録時にはより
確実な再現性を期すため例えば5回の測定を行い、その
平均値が登録データとなる。登録後の読取作業が同様に
行われると、A/Dコンバータはデジタルシグナルを比
較器に送り、特別にプログラムされた検索アルゴリズム
が、不揮発のメモリに記憶されている登録データと識別
時の入力データとが一致しているかを調べる。実際に
は、例えば入力された入力データと記憶されている登録
データとが、しきい値(例えば全画素数のうちの80
%)以上の一致画素数を有していれば網膜照合一致と判
定する。このような網膜識別機においては、例えば96
バイトの少ないメモリでデータが保有されているため、
個人識別時の誤認率は極めて低く、約100万回に1回
以下の高精度である。このように、網膜による個人識別
は、不安定要素が低い上、生体的特徴が目の中に保持さ
れて外部から見えないため、偽造、紛失、盗難などの問
題からも解消される。
【0026】一方、特定物には、検出センサ2により特
定物が検出可能なように、被検出部が取り付けられてい
る。例えば図6に示すように、特定物6として例えば機
密書類ファイルに被検出部としてICカード5を取り付
けた構成が採用されている。この場合、検出センサ(検
出手段)2としては、図7に示すように、2枚ドア内部
の壁に設けられた電磁波発信部70と、ICカード5か
らのID信号を受信する受信部71とにより構成された
無線式の非接触センサとされている。この場合、発信部
70と受信部71が同一位置で一体的に組み込まれても
よい。
【0027】このような構成の検出手段においては、例
えば図8に示すように、2枚ドア内部の壁に設けられた
電磁波発信部70から発信された電磁波は、ICカード
5に埋め込まれた受信部6aにより受信される。受信部
6aは電磁誘導されるIC回路により構成されており、
電磁波を受けたIC回路からは起電力が発生し、IC回
路に電流が流れるものとされている。この電流は検波部
6bにより検波され、検波された電流はID発生ロジッ
クにより特定物毎に異なるパルス波形の電流に変調さ
れ、さらにそのパルス波形の電流は回路内のID信号発
生部6dにより同調のパルス波形電磁波とされ外部に発
信される。この発信されたパルス波形電磁波を2枚ドア
内部の壁に設けられた電磁波受信部71(検出センサ
2)が受けて、パルス波形電磁波の違いにより個々の特
定物を識別可能としている。ここで、アナログ信号の波
形の検出で特定物の種類を識別してもよいし、アナログ
信号をデジタル変換し、「0,1」の組合せによる一種
のバーコード的な暗号(0,1の設定の配列)により特
定物の種類を設定してもよい。
【0028】次に、上記特定物通過監視装置1の通過手
順について、図10〜図13に示すフローチャートに基
づいて説明する。なお、通過許可者(登録者)は、テン
キー14,16、個人識別機3及び制御部10に、キー
(ID番号)、指紋、網膜、体重範囲等の個人データ
を、予め登録・記憶させてあるものとし、特定物通過許
可データも、制御部10の特定物通過許可データ記憶手
段(搬出入許可データメモリ10e)に予め登録されて
いるものとする。
【0029】まず、セキュリティ領域100への入室の
際の通過手順を、図10及び図11のフローチャート、
さらに図9の説明図を参照しつつ説明する。S1におい
て、2枚ドアのゲート入口近傍に設けられたテンキー
14にキー(ID番号)を入力すると、登録ID番号と
の照合が行われ(S2)、照合不一致の場合、S3でエラ
ーメッセージされ、ゲートは非解錠のままである。照
合一致の場合、S4でゲートが解錠され、2枚ドアの
セキュリティボックス内へ入室することができる(S
5)。
【0030】入室後、ゲートが施錠され(S6)、S7
で個人識別機3に指紋あるいは網膜が入力される。S8
において登録されている指紋あるいは網膜との照合が行
われ、照合不一致の場合、S9でエラーメッセージさ
れ、ゲートが解錠されないとともに、再照合を促すメ
ッセージが示されるか、ゲートが解錠され、セキュリ
ティボックス内からの退室を促すメッセージが表示装置
及び音声で示される。照合一致の場合、S10に進み、制
御部10は登録データの中から個人を識別し、S11にお
いて重量センサ11により測定された体重と、S10で識
別された個人の登録体重範囲との照合が行われる(S1
2)。体重照合不一致の場合、S9でエラーメッセージさ
れ、照合一致の場合、S13に進む。なお、この場合、照
合不一致とは2人以上による同伴入室等により起こるも
のである。
【0031】S13において検出センサ2による特定物の
検出確認が行われ、特定物の検出がなければ、S15にお
いてゲートが解錠されセキュリティ領域100への入
室が許可される。一方、特定物が検出された場合、S14
の特定物通過監視処理(検出対応処理手段)が行われ
る。
【0032】特定物通過監視処理は、図11に示すよ
うなプロセスにより行われる。まず、S141において、
その特定物がセキュリティ領域100へ搬入許可されて
いるものであるかが確認される。具体的には、制御部1
0の搬出入許可データ10fに登録されているデータを
参照して確認されるものであり、搬入不許可である場合
は、S142でエラーメッセージされゲートは解錠され
ず、ゲートが解錠され2枚ドア空間内からの退室が音
声により促される。
【0033】一方、特定物が搬入許可物である場合は、
S143に進み、S10で識別した個人がその特定物をセキ
ュリティ領域100へ搬入可能であるかの確認が行われ
る。搬入不許可の場合、S142で上記同様エラーメッセ
ージが行われ、搬入許可の場合はS144に進み、特定物
の搬入履歴を個人と対応させて制御部10の搬出入履歴
メモリ10gに記憶して特定物通過監視処理が完了す
る。その後、図10のS15に進み、ゲートが解錠され
セキュリティ領域100への入室が許可される。
【0034】なお、このような搬入に関する特定物通過
監視装置は、例えば2つのセキュリティ領域間におい
て、片方の領域からもう一方の領域への重要物品等の特
定物の搬入を管理する際に特に有効である。
【0035】次に、セキュリティ領域100からの退室
に際しては、図12及び図13のフローチャート、さら
に図9に示す説明図(通過者Aは逆向きとなる)を参照
しつつ説明する。S50において、2枚扉式入退室許可装
置4のゲート近傍に設けられたテンキー16へのキー
入力によりゲートが解錠され(S51)、セキュリティ
ボックス(2枚ドア)内への進入が許可される(S5
2)。なお、セキュリティ領域100からの退室の場合
は、この例ではID番号の照合は行われないものとされ
ているが、これを行うようにしてもよい。
【0036】進入と同時にゲートは施錠され(S5
3)、S54において上記入室時と同様、通過者Aにより
セキュリティボックス内の個人識別機3により指紋ある
いは網膜等の生体的特徴の照合が行われる。照合結果は
制御部10に送信され、制御部10は登録データの中か
ら個人を識別し(S55)、S56において重量センサ11
により測定された体重と、S55で識別された個人の登録
体重範囲との照合を行う(S57)。体重照合不一致の場
合、S58でエラーメッセージされ、照合一致の場合、S
59に進む。
【0037】S59において検出センサ2による特定物の
検出確認が行われ、特定物の検出がなければ、S61にお
いてゲートが解錠されセキュリティ領域100からの
退室が許可される。一方、特定物が検出された場合、S
60の特定物通過監視処理(検出対応処理手段)が行わ
れる。
【0038】特定物通過監視処理は、図13に示すよ
うに上記特定物通過監視処理とほぼ同様なプロセスに
より行われる。まず、S601において、検出された特定
物がセキュリティ領域100外へ搬出許可されているも
のであるかが確認される。具体的には、制御部10の特
定物通過許可データ記憶手段(搬出入許可データメモリ
10e)に登録されているデータを参照して確認される
ものであり、搬出不許可である場合は、S602でエラー
メッセージされゲートは解錠されない。
【0039】一方、特定物が搬出許可物である場合は、
S603に進み、S55で識別した個人がその特定物をセキ
ュリティ領域100外へ搬出可能であるかの確認が行わ
れる。搬出不許可の場合、S602で上記同様エラーメッ
セージが行われ、搬出許可の場合はS604に進み、特定
物の搬出履歴を個人と対応させて制御部10の搬出履歴
記憶手段に記憶して特定物通過監視処理が完了する。
その後、図12のS61に進み、ゲートが解錠されセキ
ュリティ領域100からの退室が許可される。
【0040】以上のような構成の2枚扉を使用した特定
物通過監視装置1は、2枚扉式入退室許可装置4を含ん
で構成されているために、入退室の際の2枚扉の開閉順
により、検出された特定物が搬入されるのか、あるいは
搬出されるのかを即座に特定することができる。
【0041】また、入退室を許可されている各個人ごと
に特定物の通過許可データを制御部10の搬出入許可デ
ータメモリ10eに記憶するとともに、2枚扉式入退室
許可装置4により確実に1人を識別し、その1人に対し
て搬出入許可データメモリ10eを参照しつつ特定物通
過監視処理を行うため、特定の人物に対して特定物の持
出しを限定して許可することができるようになる。さら
に、持ち出された特定物の搬出入の監視も行われるた
め、その返却を管理することもできるようになってい
る。
【0042】なお、検出センサ2は、本実施例において
は2枚ドア空間内部の側面の1箇所に設け、空間内の任
意の場所に持ち込まれた特定物を無線式(非接触式)で
検出できるものとされているが、その設置場所について
は制限はなく、通過者に視覚的に確認できない位置、形
態で取り付けるのがよく、例えば、2枚ドア空間内部の
天井、床、周囲等に設置することが可能である。
【0043】また、検出手段としての検出部、被検出部
についても、本実施例に示した被検出部からの応答を検
出する構成に限定されるものではなく、個々の特定物を
各々に特定できるものであればよい。例えば、被検出部
を各特定物ごとに異なる電磁波、超音波等の信号を自ら
発信する信号発信体とし、その発信された信号を検出部
で読み取る構成等も採用することが可能である。その場
合の被検出部は、信号発信部を駆動する電源(例えば小
型電池、ソーラーバッテリー等)を有するものを用いれ
ばよい。また、特定物が1種類に限られているような場
合は、特定物の種類に応じた互いに異なる信号を被検出
部から得る必要はなく、例えば赤外線等の一定の電磁波
を自ら出力する、又は図8に示したような電磁波等に基
づく励起信号を出力する被検出部であってもよい。
【0044】また、上述の図11のS141、S143
のステップに分けるのではなく、あるいは図13のステ
ップS601、S603に分けるのではなく、ある特定
物Xと入退室希望者Bとの組合せに基づいて、その者B
のXを伴っての入退室が許されるかどうかを判断するこ
ともできる。例えば、特定物Xについては、これを搬入
・搬出できる者がA,Bのみ、特定物Yについては、同
様に対象者D,Eについてのみその搬入・搬出が許可さ
れているとすれば、搬出入許可データメモリ10fに
は、例えばX−A、X−B、Y−D、Y−E等という組
合せの許可データを予め記憶(登録)しておき、特定物
通過監視処理においては、人物識別と特定物識別との検
出された組合せデータ(例えばX−A、X−C、Y−A
等)と、上述の予め記憶されている組合せデータとを比
較し、両者の一致、不一致で特定物を所持した特定者の
通過を阻止又は許容するようにしてもよい。
【0045】なお、特定物の検知と、その特定物の所持
者の搬出入が許されているかどうかの照合とに基づい
て、当該所持者の入退室自体を規制することなしに、単
にその履歴をメモリに記憶するだけの処理でもよい。こ
の場合は、2枚扉式入退室許可装置4は、予め入退室が
許されている登録者と、実際の通過者との同一性を識別
し、その同一性が認められる場合は、前述の特定物の所
持とは関係なく入退室を許可するが、通過者が特定物を
持ち出した(持ち込んだ)ことは本人の知らないところ
でその履歴が記憶されるため、後に管理者がこれをチェ
ックして、不正が行われているかどうかを監視すること
ができる。このような処理を図11又は図13を援用し
て説明すれば、S141、S142、S143の処理、
又はS601、S602、S603の各処理は省略さ
れ、検出された特定物をその通過者と関連付けて記憶す
る処理に結合される。あるいは、S142、S602は
省略する一方、S141、S143の判別の少なくとも
いずれかがNO、又はS601、S603の判断の少な
くともいずれかがNOである場合だけ、S144又はS
604の処理を行って、特定物の搬入履歴を個人と対応
させてメモリに記憶することもできる。この場合は、不
正又は疑義のある場合の履歴がとられることとなる。
【0046】また、以上の説明では、2枚扉式入退室許
可装置4を通過する者の意思とは無関係に(知られるこ
とのないように)、その通過者の所持する特定物を検知
し、それによって入退室を阻止したり、特定物の搬出入
の履歴を記憶したりするものであったが、通過者の意思
に基づいて特定物を検知することも可能である。例え
ば、特定物の被検出部としてバーコード等を付与し、こ
れを2枚扉式入退室許可装置4を通過しようとする者が
バーコード等に読み取らせ、それにより制御部で特定物
の情報と、これを所持して通過しようとする通過者の情
報とを照合して、入退室を規制したり、その検出物の搬
出入の履歴をその通過者個人と関連付けて記憶してお
く。その場合は、不正の監視という意味合いより、特定
物の流れのチェック、あるいは特定物の返却期限等のチ
ェックなどに利用できる。
【0047】なお、特定物としては、図6に例示したも
の以外にも、例えば機密データを記録した磁気ディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク等の重要記録媒体、金
銭的価値を有するプリペードカード、ICカード等の電
子マネー的なものをはじめ、様々なものが対象となり得
ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2枚扉を使用した特定物通過監視装置
の一実施例を示す概略図。
【図2】図1の特定物通過監視装置のシステム構成を示
すブロック図。
【図3】2枚扉式入退室許可装置の通過要領の概略を示
す説明図。
【図4】指紋識別ユニットの一例を示す全体図。
【図5】網膜識別機の一例を示す全体図。
【図6】被検出部を取り付けた特定物の一実施例を示す
斜視図。
【図7】検出センサの構成を説明するための模式図。
【図8】特定物の検出機構を示すブロック図。
【図9】特定物通過監視装置の構成を示すブロック図。
【図10】特定物通過監視装置による入室プロセスを示
すフローチャート。
【図11】特定物通過監視処理のプロセスを示すフロ
ーチャート。
【図12】特定物通過監視装置による退室プロセスを示
すフローチャート。
【図13】特定物通過監視処理のプロセスを示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 特定物通過管理装置 2 検出センサ(検出部) 3 個人識別機(本人照合装置) 4 2枚扉式入退室許可装置 5 被検出部 6 特定物 10 制御部(検出対応処理手段、搬出又は搬入履歴記
憶手段、特定物通過許可データ記憶手段) 11 重量センサ 12 網膜識別機 13 2枚ドア制御ボード 20 指紋識別ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA12 BB04 BB05 BB09 CC11 DD01 DD03 DD08 DD09 EE03 EE11 EE12 FF06 FF08 FF11 FF13 FF18 FF43 FF44

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉ざされた所定の領域の出入口に設けら
    れ、2人以上が同時に通過することを阻止するために、
    1人のみが存在可能であることを前提とした所定の空間
    を隔てて配置された2枚扉と、その2枚扉間に設けられ
    て、その2枚扉内の空間に入った1人の指紋、網膜、キ
    ー、カード、体重センサ等の本人照合装置の1種又は2
    種以上の組み合わせにより、前記2枚扉の前記空間内で
    1人の本人照合を行う本人照合システムと、前記本人照
    合が適格である旨の信号に基づいて2枚扉を選択的に解
    錠する解錠手段とを含み、前記2枚扉を本人照合の後に
    1人ずつ順次通過させる2枚扉式入退室許可装置と:そ
    の2枚扉式入退室許可装置を経て運ばれる特定物の通過
    を監視するために、その特定物に設けられた所定の被検
    出部を前記2枚扉間の空間で検出する検出部と:その検
    出部によって前記特定物が検出された場合は、その特定
    物の通過を阻止又はその事実を記憶する等の所定の対応
    処理を行う検出対応処理手段と:を含むことを特徴とす
    る2枚扉を使用した特定物通過監視装置。
  2. 【請求項2】 閉ざされた所定の領域の出入口に設けら
    れ、2人以上が同時に通過することを阻止するために、
    1人のみが存在可能であることを前提とした所定の空間
    を隔てて配置された2枚扉と、その2枚扉間に設けられ
    て、その2枚扉内の空間に入った1人の指紋、網膜、キ
    ー、カード、体重センサ等の本人照合装置の1種又は2
    種以上の組み合わせにより、前記2枚扉の前記空間内で
    1人の本人照合を行う本人照合システムと、前記本人照
    合が適格である旨の信号に基づいて2枚扉を選択的に解
    錠する解錠手段とを含み、本人照合の後に前記2枚扉を
    1人ずつ順次通過させる2枚扉式入退室許可装置と:そ
    の2枚扉式入退室許可装置を経て運ばれる特定物の通過
    を監視するために、その特定物に設けられた所定の被検
    出部を前記2枚扉間の空間で検出する検出部と:その検
    出部によって前記特定物が検出された場合は、搬出又は
    搬入される特定物の情報と、それを誰が搬出又は搬入し
    たかの情報とを記憶する搬出又は搬入履歴記憶手段と:
    を含むことを特徴とする2枚扉を使用した特定物通過監
    視装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023526A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Mitsubishi Electric Corp 入退室管理装置
KR101855494B1 (ko) * 2017-09-28 2018-06-25 한국아이디정보주식회사 모바일 장치를 이용한 도어 시스템 및 방법

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