JP2000313913A - 多重コヒーレントジェットランス - Google Patents

多重コヒーレントジェットランス

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JP2000313913A JP2000096901A JP2000096901A JP2000313913A JP 2000313913 A JP2000313913 A JP 2000313913A JP 2000096901 A JP2000096901 A JP 2000096901A JP 2000096901 A JP2000096901 A JP 2000096901A JP 2000313913 A JP2000313913 A JP 2000313913A
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
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    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/32Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid using a mixture of gaseous fuel and pure oxygen or oxygen-enriched air
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    • F23D14/20Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone
    • F23D14/22Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone with separate air and gas feed ducts, e.g. with ducts running parallel or crossing each other

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一のランスを使用して互いに接近した複数
のコヒーレントガスジェットを形成する方法を提供す
る。 【解決手段】 ランスに設けた対応する複数のノズルか
ら複数のガスジェットを噴出させ、そしてその複数のガ
スジェットの周囲に火炎エンベロープを形成する。ガス
ジェットはそれらの長さにわたって別個のままであり合
体しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、ガスの
流れに関する。本発明は、単一のランスから1つよりも
多くのガス流れが別個の状態を維持しながら互いに接近
して長い距離にわたって流れるようにすることを可能に
するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスの流れを確立又は形成することがし
ばしば望まれる。例えば、ガスの流れは、幾つかの理由
のうちの1つ又はそれ以上のために液体中に注入される
場合がある。反応性ガスを液体中に注入して液体中の1
つ以上の成分と反応させること、例えば、酸素を溶融鉄
中に注入してその溶融鉄中の炭素と反応させて鉄を脱炭
し、且つ熱を溶融鉄に与えることができる。また、酸素
を銅、鉛及び亜鉛のような他の溶融金属中に精錬又は精
製目的で注入し、又は水性液体若しくは炭化水素液体中
に注入して酸化反応を実施することができる。例えば、
液体全体にわたる良好な温度分布又は良好な成分分布を
促進させるために、不活性ガスのような非酸化性ガスを
液体中に注入して液体を撹拌することができる。
【0003】しばしば、ガス流れを超音波速度のような
高速度で長い距離にわたって流動させることが望ましい
場合がある。これは、ガス流れを火炎エンベロープで包
囲することによって行なうことができる。火炎エンベロ
ープは周囲ガスがガス流れ中に吸引されるのを防止し、
そしてこれは、ガス流れ速度のいかなる有意の低下も又
はガス流れの直径の有意の減少も伴わずに長い距離にわ
たって流れることができるコヒーレントガス流れの形成
をもたらす。
【0004】操作において1つよりも多くのガス流れを
使用することが望ましい場合が多い。このガスはガス流
れの全部について同じであってよく、又はガス流れの1
つ若しくはそれ以上について異なるガスを使用すること
もできる。例えば、電気アーク炉又は塩基性酸素炉の応
用例では、酸素を溶融金属中に単一の位置におけるより
も2つ又はそれ以上の位置において注入することが好ま
しい場合が多い。その上、電気アーク炉の応用例では、
溶融金属へのガス注入のために1つ以上のガス流れを、
更に、炉容器のヘッド空間に後燃焼のために酸素を供給
するために1つ上のガス流れを使用することが望ましい
場合がある。
【0005】かかる多重ガス流れの応用例においてガス
流れもコヒーレント性であることが望まれるときには、
これは、これまでは、各ガス流れに対して別個の注入ラ
ンスを使用しこれによってガス流れの各々に対して相当
する火炎エンベロープ用のガス流れ及び流体を供給する
ことによって達成されてきた。多重ランスを使用するか
かる装置系は多重コヒーレントガス流れを効率的に提供
するけれども、それは、使用するのがコスト高になり且
つ困難である。これらの問題は、個々のランスの数が増
加するにつれて増加する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、単一の噴射ランスを使用するだけで済む多重コヒー
レントガスジェット(multiple coherent gas jet )の
形成法及び装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明の概要 ここに、本発明によれば、上記の目的及び他の目的(こ
れらは、当業者には本発明の開示の通読時に明らかにな
るであろう)が達成される。
【0008】本発明の1つの面は、単一ランスから多重
コヒーレントガスジェットを形成する方法において、
(A)端部を有するランスに複数のノズルを備え、ここ
で該ノズルの各々はノズルからガスを噴出させるための
出口開口を有するものとし、(B)各ノズル出口開口か
らガスをジェットの形で送り出して複数のガスジェット
を形成し、ここで各ガスジェットはノズル出口開口から
流れ出るようにし、(C)ランスの端部から燃料及び酸
化剤を少なくとも1つの流れで送り出し、そして該燃料
を該酸化剤と共に燃焼させて複数のガスジェットの周囲
に火炎エンベロープを形成し、そして(D)各ガスジェ
ットの流れを該ガスジェットの長さにわたって別個に維
持する、ことを含む多重コヒーレントガスジェットの形
成法、である。
【0009】本発明の他の面は、多重コヒーレントガス
ジェットを形成するためのランスにおいて、(A)入口
開口及び出口開口を有する複数のノズルを備えた端面を
有するランス、(B)各ノズル入口開口はガスの源と連
通し、そして各ノズル出口開口はランス端部の作用面に
配置されること、(C)ランス端面にあって複数のノズ
ル入口開口を包囲する少なくとも1つの噴出手段、及び
(D)ランス端面から伸びる外延部であって、複数のノ
ズル出口開口及び噴出手段の各々と連通する容積を形成
する外延部、を含むランス、である。
【0010】本発明のもう1つの他の面は、単一ランス
から多重コヒーレントガスジェットを形成する方法にお
いて、(A)端部を有するランスに複数のノズルを備
え、ここで該ノズルの各々はノズルからガスを噴出させ
るための出口開口を有するものとし、(B)各ノズル出
口開口からガスをジェットの形で送り出して複数のガス
ジェットを形成し、ここで各ジェットはノズル出口開口
から流れ出るようにし、(C)ランスの端部から燃料を
少なくとも1つの流れで複数のガスジェットの周囲に送
り出し、そして該燃料を燃料流れ中に連行された空気と
共に燃焼させて複数のガスジェットの周囲に火炎エンベ
ロープを形成し、そして(D)各ガスジェットの流れを
該ガスジェットの長さにわたって別個に維持する、こと
を含む多重コヒーレントガスジェットの形成法、であ
る。
【0011】本明細書において用語「環状」を使用する
ときには、それは、リングの形状にあることを意味す
る。
【0012】本明細書において用語「火炎エンベロー
プ」を使用するときには、それは、少なくとも1つの他
のガス流れを同軸方向で包囲する燃焼流れを意味する。
【0013】本明細書においてガスジェットを説明する
ときに用語「長さ」を使用するときには、それは、ガス
がガスジェットの意図する衝撃点に噴射されるところの
ノズルからの距離を意味する。
【0014】本明細書においてガスジェットを説明する
ときに用語「別個の」を使用するときには、それは、他
のガスジェットと有意には相互作用しないことを意味す
る。
【0015】本明細書にいて用語「含有される酸素流
量」を使用するときには、それは、酸化剤流量に酸化剤
中の酸素%を掛けて100で割ったものを意味する。例
えば、10,000CFH純酸素は10,000CFH
の含有酸素を有し、そして10,000CFH空気は約
2,100の含有酸素を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】発明の具体的な説明 ここで、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
図面における参照数字は、共通の部材に対しては同じで
ある。先ず、図1及び2を説明すると、ランス1は、複
数のノズル3を収容する端部又は先端部2を有する。図
1は、ノズルがそれぞれ先細/末広ノズルであるところ
の本発明の好ましい具体例を例示するものである。ノズ
ル3の各々は、入口開口4及び出口開口5を有する。好
ましくは、これらの図面に示されるように、ノズルの出
口開口は円形状であるけれども、楕円形ノズル開口のよ
うな多の形状を採用することもできる。入口開口4はそ
れぞれ、ガスの源と連通している。図1に例示される具
体例では、入口開口4の全部が同じガス源と連通してい
るが、その源はランス1内のガス通路6である。他の具
体例として、入口開口4のうちの1つ又はそれ以上が他
のガス源と連通することができよう。ノズルの全部に同
じ組成を有するガスを供給することができ、又はノズル
のうちの1つ又はそれ以上に異なるガスを供給すること
ができる。実際に、ノズルの各々に異なるガスを供給す
ることができる。本発明の実施においてノズルから噴射
させるために使用することができるガスとしては、空
気、酸素、窒素、アルゴン、二酸化炭素、水素、ヘリウ
ム、ガス状炭化水素、他のガス状燃料、及びこれらの1
種又はそれ上を含む混合物を挙げることができる。
【0017】ガスジェットは、ランスからの噴出時に任
意の角度で出ることができる。図面には、本発明のある
種の好ましい具体例が示されている。図1〜3を説明す
ると、ノズルは、ランスの端部においてそれらの中心線
がランスの中心線と平行になるように配置することがで
きる。図1に示されるように、ノズルは、ランスの端部
においてそれらの中心線がランスの中心線に対して外向
きの角度Aをつけて配置される。角度Aは60度まで又
はそれ以上であってよく、そして好ましくは0〜30
度、最も好ましくは0〜15度の範囲内である。好まし
くは、ノズルの喉の直径は0.25〜3インチの範囲内
であり、そして出口開口5の直径は0.3〜4インチの
範囲内である。好ましくは、ノズルの中心線は、ランス
端部2の作用面7の上に直径Dを有する円を描く。好ま
しくは、Dは少なくとも0.4インチでせいぜい10イ
ンチであり、そして最も好ましくは0.5〜8インチの
範囲内である。
【0018】所望ならば、ノズルは、1つ以上のジェッ
トがランスからランスの中心線に対して内向きの角度で
噴出されるように配置されることができる。
【0019】ガスは、ノズルの出口開口5の各々から、
好ましくは超音波速度でそして一般には500〜10,
000ft/秒(fps)の範囲内の速度で噴出され、
しかして複数のガスジェットが形成され、そして各々の
ガスジェットはノズルの出口開口から外向きに流れる。
【0020】また、ランス端部は、ノズルから少なくと
も1つのガス流れを好ましくは複数のガスジェットの周
囲で同心方向に送り出すために少なくとも1つの噴出手
段好ましくは管状噴出手段を有する。噴出手段から出る
ガス流れは任意の効果的な形状であってよく、そして複
数のガスジェットを完全に包囲して流れる必要はない。
1つの管状噴出手段を採用するときには、同心状のガス
流れは、燃料と酸化剤との混合物からなるのが好まし
い。本発明の1つの具体例では、噴出手段は燃料だけを
供給することができ、そして燃料と共に燃焼して火炎エ
ンベロープを形成するのに要求される酸化剤は燃料流れ
中に連行された空気から生じることができる。好ましく
は、図1及び2に示されるように、ランス端部は、ラン
スからそれぞれ燃料及び酸化剤を2つの同心流れで送り
出すために第一環状噴出手段8及び第二環状噴出手段9
を有する。燃料は、メタン、プロパン、ブチレン、天然
ガス、水素、コークス炉ガス、又は油のような任意の流
体燃料であってよい。酸化剤は、空気、又は空気の酸素
濃度を超えた酸素濃度を有する流体であってよい。好ま
しくは、酸化剤は、少なくとも30モル%最も好ましく
は少なくとも50モル%の酸素濃度を有する流体であ
る。好ましくは、燃料は第一環状噴出手段を経て供給さ
れ、そして酸素がノズルから噴出されるガスである場合
には酸化剤は第二環状噴出手段を経て供給される。ノズ
ルから不活性ガスが噴出される場合には、好ましくは、
酸化剤は第一環状噴出手段を経て供給され、そして燃料
は第二環状噴出手段を経て供給される。所望ならば、燃
料及び酸化剤は、3つの環状噴出手段を使用して供給さ
れることができ、かくして酸化剤は内部及び外部環状噴
出手段から供給され、そして燃料は中央環状噴出手段か
ら供給されることができる。環状噴出手段の片方又は両
方がランス作用面7上に燃料又は酸化剤を噴出させる連
続リング開口を形成することができるけれども、図2に
示されるように、第一及び第二環状噴出手段の両方が燃
料及び酸化剤の2つの同心流れを噴出させる一連の別個
の開口、例えば、丸穴を形成するのが好ましい。噴出手
段は、ガスジェットを完全に包囲して燃料及び酸化剤を
供給する必要はない。
【0021】ランス端部の作用面にある第一環状噴出手
段は複数のノズル出口開口を囲んでリングを形成し、そ
してランス端面にある第二環状噴出手段は第一噴出手段
を囲んでリングを形成する。第一及び第二環状噴出手段
から放出された燃料及び酸化剤は、燃焼して複数のガス
ジェットの周囲に火炎エンベロープを形成する。燃料及
び酸化剤を噴出させるエンベロープがその混合物を自己
発火させるのに十分なだけ熱くない場合には、燃焼を開
始させるのに別個の点火源が要求される。好ましくは、
火炎エンベロープは、ガスジェットの各々の速度よりも
低い速度でそして一般には100〜1000fpsの範
囲内の速度で移動する。
【0022】図3は、コヒーレントガスジェット20を
包囲する火炎エンベロープの横断面を示す。ランス作用
面の近くには、図3において火炎エンベロープ21によ
って示されるように、コヒーレントガスジェットの全部
が火炎エンベロープ内に収納されている単一の火炎エン
ベロープが存在する。ランスの設計及び操作条件に依存
して、ランス作用面よりも更に下流側では、コヒーレン
トガスジェットの全部が内部に収容された単一の火炎エ
ンベロープ及び/又はコヒーレントガスジェットの各々
を包囲する個々の火炎エンベロープを観察することがで
きる。図3には、例示の目的で、燃焼する流れ21及び
22によって表わされるかかる個々の火炎エンベロープ
が示されている。
【0023】好ましくは、図2に示されるように、ラン
ス端面7から一般には0.5〜6インチの範囲内の長さ
を有する外延部10が伸びて容積11を形成しており、
これに複数のノズル出口開口5、第一環状噴出手段8及
び第二環状噴出手段9の各々が連通し、そしてその内部
で複数のガスジェット及び複数のガスジェットを包囲す
る火炎エンベロープの各々が初期において形成する。外
延部10によって形成される容積11は、ガス流れ並び
に燃料及び酸化剤をランス端部2からのそれらの流出時
に直ちに保護し、かくして各ガスジェットに対してコヒ
ーレント性を得るのを助ける働きをする保護帯域を形成
する。この保護帯域は、ガスジェットの周囲でそしてあ
る場合には個々の各ガスジェットの周囲で燃料及び酸化
剤を循環させるのを誘発する。かくして、たとえ燃料及
び酸化剤が初期においてガスジェットを完全に包囲して
容積11に供給されないとしても、保護帯域内での燃料
及び酸化剤の循環は、各ガスジェットに対してコヒーレ
ント性を得るように1つ又はそれ以上の有効な火炎エン
ベロープが形成されるのを確実にする働きをする。
【0024】各ガスジェットの流れは、かかるガスジェ
ットがその目標に達するまでガスジェットの全長にわた
ってランス1のノズル出口開口から送り出される他のガ
スジェットの全部の流れとは別個のままである。かかる
目標は、例えば、溶融金属若しくは水性液体のような液
体プールの表面であってよく、又は固体状目標若しくは
ガスジェットが相互作用する他のガスジェットのような
ガス状目標であってもよい。これは、従来のガスジェッ
トが同じランスから噴出されるときに起こることとは著
しく対照をなす。このような従来のガスジェットの場合
には、ジェットは迅速に合流し又は一緒に流れて単一の
ガスジェットを形成する。ガスジェットは、少なくとも
10個のノズル出口直径典型的には少なくとも20個の
ノズル出口直径の距離にわたってそして一般には20〜
100個のノズル出口直径の範囲内の距離にわたって別
個のままである。
【0025】ノズルから送り出されるガスジェットの全
流量が増加するにつれて、火炎エンベロープを形成する
ために噴出手段から送り出される燃料及び酸化剤の全流
量も増加するが、しかしガスジェット流量の増加よりは
少ない速度で増加する。ノズルから送り出されるガスジ
ェットの全流量が20,000〜100,000CFH
の範囲内であるときには、火炎エンベロープを形成する
燃料の全流量は2〜15ミリオンBTU/時間(MMB
TU/hr)の範囲内であるのが好ましく、そして火炎
エンベロープを形成する酸化剤中の含有酸素の全流量は
2,000〜15,000CFHの範囲内であるのが好
ましい。ノズルから送り出されるガスジェットの全流量
が400,000〜2,000,000CFHの範囲内
であるときには、火炎エンベロープを形成する燃料の全
流量は10〜70MMBTU/hrの範囲内であるのが
好ましく、そして火炎エンベロープを形成する酸化剤中
の含有酸素の全流量は10,000〜70,000CF
Hの範囲内であるのが好ましい。
【0026】本発明の有効性を例証するために、図1〜
3に例示されるものと同様の本発明の具体例を使用しそ
してノズルから送り出されるガスとして酸素を使用して
試験を実施した。この試験及び結果を以下に説明し、そ
して比較試験の結果と一緒に図4に示す。これらの試験
は例示又は比較目的のために報告されるものであって、
いかなる点においても本発明を限定しようとするもので
はない。
【0027】ランス軸を包囲する円の周囲に4個のノズ
ルを設置した。各ノズルは、先細/末広ノズルであっ
て、それぞれ0.27及び0.39インチの喉直径及び
出口直径を有していた。円直径は(D)は3/4インチ
であった。コヒーレントガスジェットとランス軸との間
の角度(A)は0度であり、そして各ジェットの周辺は
隣接ジェットの周辺から0.14インチの間隔を置かれ
ていた。火炎エンベロープ用の天然ガス及び酸化剤を2
つの穴リング、即ち、天然ガス用の内側リング(2イン
チ直径の円に0.154インチ直径の16個の穴)及び
酸化剤用の外側リング(2 3/4インチ直径の円に0.1
99インチ直径の16個の穴)を介して供給した。この
場合に、酸化剤は、約99.5モル%の酸素濃度を有す
る市販純酸素であった。ランスの端部には外延部(3 1
/2インチ直径、2インチ長さ)を付設してガスの再循環
を提供し、かくして火炎を安定化した。
【0028】ノズルから送り出される主酸素に対して1
50psigの供給圧を使用して試験を実施した。ノズ
ルの直ぐ上流側でのその圧力において、各ノズルを通る
酸素の流量はすべての4つのノズルで40,000CF
Hの全流量について10,000立方フィート/時間
(CFH)であった。ノズル出口におけるコヒーレント
ガスジェットの計算された出口温度、速度及びマッチ数
(Mach Number)は、それぞれ、−193°
F、1700fps及びマッチ2.23であった。内側
及び外側の穴リングへの天然ガス及び酸素流量は、それ
ぞれ、5,000及び6,000CFHであった。
【0029】4つの別個のコヒーレントガスジェットを
視覚的に観察したが、各ジェット間に明確な相互作用は
全くなかった。ノズル面から18、24及び30インチ
のところで行なった図1に示される如き面B−Bでのピ
トー管による測定から計算した速度を図4において曲線
A、B及びCとして示す。
【0030】緊密に接近した状態にある通常のガスジェ
ットでは、連行によってジェットが一緒に引かれて、図
4で曲線Dによって示されるように単一のジェットを形
成する。この曲線は、4つのガスジェットの周囲に火炎
エンベロープを形成せずに上記の試験を反復したときに
得られた結果を示す。曲線Dに示されるピトー管による
測定は、ノズル面から10.25インチのところで行な
われた。この連行は、ここに開示した本発明の試験で
は、たとえコヒーレントガスジェットが共に極めて密接
しているとしても起こらなかった。これは、特に4つの
コヒーレントガスジェットがランス軸に対して平行であ
り且つ各ジェットの周辺が隣接ジェットの周辺から1/
4インチ未満離れている場合に極めて顕著であった。各
ジェットは、あたかもそれが遊離空間においてノズル面
からかなりの距離の間コヒーレント性のままである単一
ジェットであるが如く動作した。多重コヒーレントガス
ジェットに対して火炎エンベロープを提供する極めて効
果的な手段は、コヒーレントガスジェットの全部を包囲
する2つの穴リング(天然ガス及び酸素用)によるもの
である。この配置は、ノズルの近くでガス循環を生じる
外延部と一緒になって、各コヒーレントガスジェットの
周囲で均一な火炎をもたらす。
【0031】図5は、図1に示されるものと同様の本発
明の他の具体例で得られた結果を例示するが、但し、こ
の具体例では2個のノズルが使用された。各ノズル開口
はランス軸から5度の外向き角度で配置され、そしてそ
れらのノズル開口の中心線間の距離は0.875インチ
であった。20,000CFHの流量の酸素が各ノズル
を通過し、そしてノズル出口ではノズル出口の周囲間の
隔離は0.32インチであった。天然ガス及び二次酸素
は、それぞれ、穴の2つの環状リングから5,000及
び4000CFHで流れ出た。2つの別個のコヒーレン
トガスジェットが形成され、そして18インチ(曲線
E)及び24インチ(曲線F)における速度プロファイ
ルを図5に示す。2つのジェット間に干渉は全くなく、
そして各ジェットはそれがあたかも自由空間において単
一ジェットである如く動作した。
【0032】図6は、図7に横断面図で示される本発明
の他の具体例で得られた結果を例示する。この具体例で
は、ランス端部は、2つの穴又は出口開口を持つ2個の
ノズルを有し、そしてその穴の中心線間の距離は0.7
25インチであった。第一ノズルは30,000CFH
酸素用に設計され、そしてその軸はランス軸と平行であ
った。第二ノズルは10,000CFH酸素用に設計さ
れ、そしてその軸はランス軸から外向きに5度の角をな
していた。出口において、隣接する穴の周囲間の離間は
0.20インチであった。穴のリング(図示されていな
い)への天然ガス及び二次酸素は、それぞれ、5,00
0及び4,000CFHであった。2つの先細/末広ノ
ズルを通る流量は3倍ほど異なっていた。ランス作用面
から30、34及び38インチにおける速度プロファイ
ルを図6に曲線G、H及びIとして示す。高流量ジェッ
ト(30,000CFH酸素)では、そのプロファイル
は、ノズル面からの距離の範囲にわたって本質上同じで
あった。コヒーレントガスジェットは、ランス軸に対し
て平行のままであった。予測されるように、低流量ジェ
ット(10,000CFH酸素)は、ランス面から30
インチ超えたところでそのコヒーレント性を失い始め
た。ピークの位置は、ジェットがランス軸から外向きに
約5.5度の角をなしていたことを示す。この値は、ラ
ンス作用面における5度の角のものと接近していた。2
つのジェット間に明らかな干渉はなかった。これらの結
果は、多重穴コヒーレントガスジェットランスで可能な
融通性を例示する。例えば、単一の多重ノズルランスを
使用して酸素吹込(ランシング)及び後燃焼の両方用の
酸素が可能になる。1つのジェットは酸素吹込のために
溶融浴に向けることができ、これに対してそれよりも小
さいなジェットは後燃焼のために浴の上方に向けられ
る。これはすべて、多重コヒーレントガスジェットラン
スを使用して達成することができる。
【0033】塩基性酸素炉の操作において使用される本
発明の1つの特に好ましい具体例では、3〜6個のガス
ジェットが互いに末広角度で且つそれぞれ超音波速度で
使用され、この場合に各ジェットは同じガス組成を有
し、そして火炎エンベロープは複数のガスジェットの周
囲で燃料及び酸化剤の2つの同心流れを使用して形成さ
れる。
【0034】ある種の好ましい具体例に関して本発明を
詳細に説明したけれども、当業者には、本発明の精神及
び特許請求の範囲内に本発明の他の具体例が包含されて
いることが認識されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施において使用することができるラ
ンスの端部又は先端部の1つの好ましい具体例の横断面
図である。
【図2】図1に示されるランス端部の頭部の図であっ
て、ランスの端部又は先端部の作用面を示す。
【図3】図1に示されるランス端部の動作状態での横断
面図である。
【図4】本発明を使用して得られる試験結果をいくつか
の比較結果と共に示すグラフである。
【図5】本発明を使用して得られる試験結果をいくつか
の比較結果と共に示すグラフである。
【図6】図7に部分横断面図で示される本発明の具体例
を使用して得られる試験結果を示すグラフである。
【図7】本発明のランスの1つの具体例の部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1:ランス 2:端部 3:ノズル 4:入口開口 5:出口開口 6:ガス通路 7:作用面 8:第一環状噴出手段 9:第二環状噴出手段 10:外延部 11:容積
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22B 19/32 C22B 19/32 (72)発明者 デニス・ロバート・ファレンコプフ アメリカ合衆国コネティカット州ベセル、 コートランド・ドライブ17 (72)発明者 リチャード・トマス・セメンザ アメリカ合衆国ニューヨーク州シュラブ・ オーク、デイトン・レイン1202 (72)発明者 プラビン・チャンドラ・マトゥル アメリカ合衆国ニューヨーク州ブロンク ス、ウエイン・アベニュー3450、アパート メント161 (72)発明者 ウィリアム・ジョン・マホーニー アメリカ合衆国ニューヨーク州ストーニ ー・ポイント、イースト・メイン・ストリ ート15 ナンバー2ビー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一ランスから多重コヒーレントガスジ
    ェットを形成する方法において、 (A)端部を有するランスに複数のノズルを備え、ここ
    で該ノズルの各々はノズルからガスを噴出させるための
    出口開口を有するものとし、 (B)各ノズル出口開口からガスをジェットの形で送り
    出して複数のガスジェットを形成し、ここで各ガスジェ
    ットはノズル出口開口から流れ出るようにし、 (C)ランスの端部から燃料及び酸化剤を少なくとも1
    つの流れで送り出し、そして該燃料を該酸化剤と共に燃
    焼させて複数のガスジェットの周囲に火炎エンベロープ
    を形成し、そして (D)各ガスジェットの流れを該ガスジェットの長さに
    わたって別個に維持する、ことを含む多重コヒーレント
    ガスジェットの形成法。
  2. 【請求項2】 少なくとも2つのガスジェットが末広形
    の流れで流れる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つのガスジェットが平行形
    の流れで流れる請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 燃料及び酸化剤が、複数のガスジェット
    を包囲してランスの端部から2つの同心流れでそれぞれ
    送り出される請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 各ガスジェットが超音波速度を有する請
    求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 ガスジェットのうちの少なくとも1つが
    酸素を含む請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 3〜6個のガスジェットが形成され、該
    ガスジェットの各々は他のガスジェットに対して末広角
    において超音波速度で流れ、且つ他のガスジェットの各
    々と同じガス組成を有し、そして複数のガスジェットの
    周囲でランス端面から燃料及び酸化剤を2つの同心流れ
    で送り出すことによって火炎エンベロープが形成される
    請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 多重コヒーレントガスジェットを形成す
    るためのランスにおいて、 (A)入口開口及び出口開口を有する複数のノズルを備
    えた端面を有するランス、 (B)各ノズル入口開口はガスの源と連通し、そして各
    ノズル出口開口はランス端部の作用面に配置されるこ
    と、 (C)ランス端面にあって複数のノズル入口開口を包囲
    する少なくとも1つの噴出手段、及び (D)ランス端面から伸びる外延部であって、複数のノ
    ズル出口開口及び噴出手段の各々と連通する容積を形成
    する外延部、を含むランス。
  9. 【請求項9】 噴出手段が、ランスの端面にあって複数
    のノズル出口開口を包囲する第一環状噴出手段と、ラン
    スの端面にあってその第一環状噴出手段を包囲する第二
    環状噴出手段とを含む請求項8記載のランス。
  10. 【請求項10】 単一ランスから多重コヒーレントガス
    ジェットを形成する方法において、 (A)端部を有するランスに複数のノズルを備え、ここ
    で該ノズルの各々はノズルからガスを噴出させるための
    出口開口を有するものとし、 (B)各ノズル出口開口からガスをジェットの形で送り
    出して複数のガスジェットを形成し、ここで各ジェット
    はノズル出口開口から流れ出るようにし、 (C)ランスの端部から燃料を少なくとも1つの流れで
    複数のガスジェットの周囲に送り出し、そして該燃料を
    燃料流れ中に連行された空気と共に燃焼させて複数のガ
    スジェットの周囲に火炎エンベロープを形成し、そして (D)各ガスジェットの流れを該ガスジェットの長さに
    わたって別個に維持する、ことを含む多重コヒーレント
    ガスジェットの形成法。
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