JP2000311739A - 分岐接触子および分岐接触子を備えた分岐装置 - Google Patents

分岐接触子および分岐接触子を備えた分岐装置

Info

Publication number
JP2000311739A
JP2000311739A JP11115362A JP11536299A JP2000311739A JP 2000311739 A JP2000311739 A JP 2000311739A JP 11115362 A JP11115362 A JP 11115362A JP 11536299 A JP11536299 A JP 11536299A JP 2000311739 A JP2000311739 A JP 2000311739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
plate
contact plate
housing
branch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11115362A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Yoshida
康祐 吉田
Makoto Fukushi
誠 福士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Priority to JP11115362A priority Critical patent/JP2000311739A/ja
Publication of JP2000311739A publication Critical patent/JP2000311739A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 外部からの力により全体として変形しずらい
分岐接触子を提供する。 【解決手段】 両端に「雌型」に対応する接触部を備え
た一対の接触板状要素と、これら接触板状要素の中間部
分を互いに接続する接続部位とを具備し、各接触板状要
素が形成する面が接続部位の長手軸線に対して略垂直に
構成し、接触子を全体として平坦な部材としないこと等
に全体強度の向上を図る。又、複数のケーブルを保持し
た一つのケーブル接続コネクタを複数のケーブルを保持
した複数のケーブル接続コネクタに接続できる分岐装置
にすることで、一連の信号群を一括して複数のケーブル
接続コネクタに分岐することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一本のケーブルを多
数本のケーブルに分岐接続するための分岐接触子に関
し、又このような分岐接触子を複数個備えた分岐装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平7−263096号公報に
開示されているように一本のケーブルを多数本のケーブ
ルに分岐接続するための分岐接続子が公知である。この
公知の分岐接続子は両端に接触部を備えた一対の接触板
状要素と、これら接触板状要素を互いに接続する接続部
位とを具備する。これら一対の接触板状要素および接続
部位はそれぞれが形成する面が同一平面上に位置するよ
うに接続されている。又、接触部は全てピン状の雄型か
ら構成されている。
【0003】また上記特開平7−263096号公報に
は上記分岐接触子を複数個備えた分岐装置が開示されて
いる。この分岐装置は複数のケーブルを収容した一つの
コネクタを複数のケーブルを保持した他の一つのコネク
タに接続するためのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように特開平
7−263096号公報に開示されている分岐接触子の
接触板状要素および接続部位は同一平面上に位置する。
即ち分岐接触子は平坦な構造を有する。このためこの分
岐接触子はその面に対して垂直方向の力に弱い。これは
他のコネクタとの挿抜時、分岐接触子に加えられた応力
に対して応力分散のための何らの「遊び」もないため、
各接触部からの応力を直接に受けざるを得ないからであ
る。又、接触部が雄のピンタイプであることに起因して
コネクタ挿抜時の挿抜力をピン曲りを起こす方向にまと
もに受けやすい。従って例えばケーブル接続コネクタの
接触子を分岐接触子に対して複数回挿抜するとこの分岐
接触子は分岐接触子が形成する面に対して垂直方向に曲
がり易いとの不具合がある。
【0005】また上記特開平7−263096号公報に
開示されている分岐装置は一つのケーブル接続コネクタ
を他の一つのケーブル接続コネクタに接続するものであ
り、従って一つのケーブル接続コネクタを複数のケーブ
ル接続コネクタに分岐接続することはできない。即ちこ
の分岐装置は一つのケーブル接続コネクタからの一連の
信号群を他の複数のケーブル接続コネクタに分岐して伝
送するのには適さないコネクタである。
【0006】上記課題に鑑み、本発明の目的は外部から
の力では全体として変形しずらい分岐接触子を提供する
ことにある。また本発明の他の目的は複数のケーブルを
保持した一つのケーブル接続コネクタを複数のケーブル
を保持した複数のケーブル接続コネクタに接続できる分
岐装置とすることで一連の信号群を一括して複数のケー
ブル接続コネクタに分岐することを可能とする装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に一番目の発明によれば両端に接触部を備えた一対の接
触板状要素と、これら接触板状要素の中間部分を互いに
接続する接続部位とを具備し、各接触板状要素が形成す
る面が前記接続部位の長手軸線に対して略垂直である。
これによれば各接触板状要素が形成する面と接続部位の
長手軸線とは同一平面上にはない。又、当該接触部は雌
型から構成されている。
【0008】上記課題を解決するために二番目の発明に
よれば複数のケーブルを列で備えた複数のケーブル接続
コネクタを互いに接続することにより一つのケーブル接
続コネクタを残りの複数のケーブル接続コネクタに分岐
するための分岐装置において、前記ケーブル接続コネク
タ内のケーブルと同数の分岐接触子と、これら分岐接触
子を収容するためのハウジングとを具備し、前記分岐接
触子が両端に接触部を備えた一対の接触板状要素と、こ
れら接触板状要素の中間部分を互いに接続する接続部位
とを有し、これら分岐接触子は各接続部位が前記ケーブ
ル接続コネクタ内のケーブル列の方向に対して略垂直な
方向を向くように前記ハウジング内に収容される。
【0009】三番目の発明によれば二番目の発明におい
て前記分岐接触子の一対の接触板状要素がそれぞれ形成
する面が互いに前記接続部位の長手軸線に対して垂直で
ある。四番目の発明によれば二番目の発明において前記
ハウジングは前記ケーブル接続コネクタに対する接続面
を有する一対のハウジング半体からなり、前記分岐接触
子はこれらハウジング半体間に収容される。
【0010】 〔発明の詳細な説明〕以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は本発明の分岐装置の分岐接触子
(以下、接触子)1を示している。本実施例の接触子1
は一対の板状で細長い略矩形の接触板状要素2,3を有
する。一方の接触板状要素2はその両端に接触部2a,
2bを有する。また他方の接触板状要素3もその両端に
接触部3a,3bを有する。一方の接触板状要素2の両
接触部2a,2b間の部分、即ち接触板状要素2の中間
部分2cは他方の接触板状要素3の両接触部3a,3b
間の部分、即ち接触板状要素3の中間部分3cに板状で
細長い略矩形の接続板状要素4を介して接続される。即
ちこれら接触板状要素2,3はこれらの中間部分におい
て接続部位としての接続板状要素4を介して互いに連結
される。
【0011】図1に示したように本発明の接触子1では
一方の接触板状要素2が形成する面、即ちこの接触板状
要素2を含む平面が他方の接触板状要素3が形成する
面、即ちこの接触板状要素3を含む平面と略平行であっ
て且つ同一平面上にはない。また接触子1の接続板状要
素4が形成する面、即ちこの接続板状要素4を含む平面
は接触板状要素2,3がそれぞれ形成する平面に対して
垂直であって接触板状要素2,3の長手方向に沿って延
びる。このように本発明では接触板状要素2,3および
接続板状要素4が同一平面上には位置していないため接
触子1は全体として平坦ではない。
【0012】これによれば本発明の接触子1はその全体
強度が向上せしめられ、且つ各接触部における外部から
の応力は略矩形の接続板状要素を介するのでそれぞれ分
散されやすく、一方、本発明の接触子はその接触部がソ
ケットに対応する「雌型」であることに起因してコネク
タ挿板時の挿板力を接触部の突出片(2d,2e,3
d,3e)で受けることになるので加えられる応力はこ
れまたそれぞれに分散される。その結果、全体として変
形しずらい。よってこのことは例えば後述するように複
数のコネクタを分岐接続するためにコネクタを本発明の
分岐装置に挿入した際における接触子の変形、そしてこ
の変形に起因する分岐装置の故障を防止するという観点
から好ましい。
【0013】さらに図を用いて本発明を説明すると図1
に示したように接触板状要素2,3の各接触部2a,2
b,3a,3bはそれぞれ接触板状要素2,3が形成す
る平面から突出する突出片2d,2e,3d,3eを有
する。即ち一方の接触板状要素2の一方の接触部2aは
突出片2dを有し、この突出片2dは他方の接触板状要
素3から離れる方向へと突出する。また一方の接触板状
要素2の他方の接触部2bは突出片2eを有し、この突
出片2eは他方の接触板状要素3に近づく方向へと突出
する。さらに他方の接触板状要素3の一方の接触部3a
は突出片3dを有し、この突出片3dは一方の接触板状
要素2に近づくように突出する。また他方の接触板状要
素3の他方の接触部3bは突出片3eを有し、この突出
片3eは一方の接触板状要素2から離れるように突出す
る。これら突出片は各突出片を支持する接触板状要素に
向かって近づくように変位可能であり、後述するように
分岐接続すべきコネクタの接続部に実質的に接触する部
分に相当する。尚、これら突出片は接触板状要素を構成
する材料の一部を切り出して形成される。
【0014】また図1に示したように各接触板状要素
2,3の接触部2a,2b,3a,3bと中間部分2
c,3cとの間から接触板状要素が形成する平面に沿っ
て圧入片2f,2g,3f,3gが延びている。即ち一
方の接触板状要素2の一方の接触部2aと中間部分2c
との間からは圧入片2fが、そして他方の接触部2bを
中間部分2cとの間からは圧入片2gが当該接触板状要
素2が形成する平面に沿って突出する。また他方の接触
板状要素3の一方の接触部3aと中間部分3cとの間か
らは圧入片3fが、そして他方の接触部3bと中間部分
3cとの間からは圧入片3gが当該接触板状要素3が形
成する平面に沿って突出する。これら圧入片は後述する
分岐装置のハウジング内に接触子を収容する時にハウジ
ングに接触子を圧入するのに用いられる。
【0015】尚、接触子1を作製する材料としては銅合
金、例えばベリリウム銅合金、リン青銅等があり、接触
部2a,2b,3a,3bは金メッキ処理が施される。
また本実施例における接触部には突出片2d,2e,3
d,3eが形成されているが、この突出片の代わりに選
択可能な形態として本実施例の接触板状要素を二枚の互
いに離間した平行な接触板状要素から構成し、これら接
触板状要素から互いに向かって突出する本実施例と同様
の突出片を採用してもよい。この場合、後に詳述するコ
ネクタの接触部がこれら突出片間に挿入され、電気的に
接続される。さらに本実施例の突出片の代わりに選択可
能な形態として一枚の接触板状要素をその端部近傍にて
分岐し、音叉状とした形態を採用してもよい。この場
合、コネクタ接続部はこれら分岐せしめられた部分間に
挿入され、電気的に接続される。
【0016】次に図2および図3を参照して本発明の分
岐装置を詳細に説明する。本発明の分岐装置5は組み立
て式であり、図3に示したように一対のハウジング半体
6a,6bと本実施例では四つの接触子1とを具備す
る。図2はこれらハウジング半体6a,6bと接触子1
とが組み立てられた状態を示している。尚、本発明の分
岐装置のハウジング6は一対のハウジング半体6a,6
bにより形成される。
【0017】接触子1は互いに平行に並んだ状態でハウ
ジング6内に収容される。即ち接触子1はこれら接触子
1の一方の接触板状要素2が形成する面が同一平面上に
あると共にこれら接触板状要素2の長手軸線が互いに平
行であり、これら接触子1の他方の接触板状要素3が形
成する面が同一平面上にあると共にこれら接触板状要素
3の長手軸線が互いに平行であるようにハウジング6内
に収容される。
【0018】次に本発明のハウジングについて説明す
る。上述したように本実施例のハウジング6は一対のハ
ウジング半体6a,6bからなり、これらハウジング半
体6a,6bは同一の構成を有する。ハウジング半体6
a,6bの形状は略直方体であり、その内部にはその背
面10a,10bから接触子1を収容するための接触子
用収容空間7が形成される。この収容空間7は本実施例
では三枚の仕切り板7により四つの収容室9に分割され
ている。四つの接触子1はこれら収容室9にそれぞれ収
容される。このように本実施例では各接触子1が仕切り
板7により仕切られているのでハウジング内における接
触子1同志の接触が防止される。
【0019】さらにハウジング6a,6bの内部にはそ
の正面11a,11bからコネクタを収容するためのコ
ネクタ用収容空間12が形成される。この収容空間12
は図5に示したケーブル接続コネクタ14のピン15を
挿入するための本実施例では八つの挿入口13が形成さ
れる。図5に示したように接続すべきケーブル接続コネ
クタ14は分岐装置の接触子の接触部に接続される四つ
のピン15を有し、これらピン15は互いに整列せしめ
られ、列をなしている。またこれらピン15はそれぞれ
対応するケーブル16にケーブル接続コネクタ14内に
おいて接続されている。再び図4を参照すると本実施例
の挿入口13はそれぞれ図7の挿入口13を有する一対
の挿入口列16,17としてコネクタ用収容空間12内
に配置される。各挿入口列16,17内において四つの
挿入口13はケーブル接続コネクタ14のピン15に対
応して一列に配置されている。即ちこれら挿入口列1
6,17に互いに平行に配置されている。
【0020】ところでハウジング半体6a,6bの背面
10の一縁部のコーナーにはその背面10から略垂直方
向へ突出する一対の係止部分18が設けられる。またハ
ウジング半体6a,6bの背面10の他方の縁部のコー
ナーには対応する係止部分18を収容するための係止開
口19が形成される。係止部分18は対応の係止開口1
9に係合し、ハウジング半体6a,6b同志を係止す
る。
【0021】またハウジング半体6a,6bの一つの側
面20にはその略中央部から背面10と正面11との間
で延びる側面20の一辺まで延びる取付け部21が設け
られる。取付け部21は略正六角形の断面形状を有し、
その軸線に沿って延びる、ネジ収容口22を備える。本
実施例ではこのネジ収容口22にネジ(図示せず)を挿
入し、分岐装置5を別のプレート(図示せず)に取り付
けることができる。さらにハウジング半体6a,6bの
一つの側面20にはその略中央部から取付け部21とは
逆方向へ背面10と正面11との間で延びる側面20の
一辺まで延びる溝23が形成される。溝23は三角形の
断面形状を有する。
【0022】またハウジング半体6a,6bの他の一つ
の側面24にはその略中央部から背面10と正面11と
の間の側面24の一辺まで延びる収容溝25が形成され
る。収容溝25は五角形の断面形状を有する。さらにハ
ウジング半体6a,6bの他の一つの側面24にはその
略中央部から背面10と正面11との間の側面24の一
辺まで収容溝25とは逆方向へ延びる溝26が形成され
る。溝26は略半円形の断面形状を有する。
【0023】一つの分岐装置5の取付け部21が他の一
つの分岐装置5の収容溝25に収容されるように複数の
分岐装置5を並んで配置することにより、これら分岐装
置5の側面同志が接触せしめられるため、複数の分岐装
置5を最小限のスペースで並んで配置することができ
る。また一つの分岐装置5の取付け部21が他の一つの
分岐装置5の収容溝25に収容されるように複数の分岐
装置5を配置した時には一つの分岐装置5の溝23と他
の一つの分岐装置5の溝25とが対面して位置し、これ
ら溝23,26間には空間が形成される。この空間はネ
ジ収容口22に整列している。従ってこの空間を介して
ネジ収容口22内にネジ(図示せず)を通し、分岐装置
5を別のプレート(図示せず)に取り付けることができ
る。
【0024】ところで特に図2を参照すると本実施例で
はコネクタ用収容空間12内には各挿入口列16,17
の両側に一組の案内溝27a,27b,28a,28b
が形成される。一方、図5を参照すると本実施例ではケ
ーブル接続コネクタ14の側面にはそれぞれ案内溝27
a,28aおよび27b,28bに対応する案内突起2
9a,29bが設けられる。従ってケーブル接続コネク
タ14がコネクタ用収容空間12内に収容される時には
案内突起29aが案内溝27aまたは28aにより案内
され、案内突起29bが案内溝27bまたは28bによ
り案内される。尚、一組の案内溝27a,27bおよび
28a,28bのうち一方の案内溝27a,28aの幅
は他方の案内溝27b,28bの幅より広い。またこれ
に対応して一方の案内突起29aの幅は他方の案内突起
29bの幅より狭い。従って本実施例のケーブル接続コ
ネクタ14は分岐装置5に対して常に予め定められた関
係でもって接続される。
【0025】以上、説明したように本実施例の分岐装置
を構成することにより一つの送信用のケーブル接続コネ
クタ14を他の三つの受信用のケーブル接続コネクタ1
4に同時に分岐接続することができる。即ち例えば一つ
のケーブル接続コネクタ14が或る制御装置に接続さ
れ、異なる四つの制御信号を送信するために用いられ、
他の三つのケーブル接続コネクタ14が或る三つの被制
御装置に接続され、それぞれが異なる四つの信号を制御
装置から受信し、被制御装置に送信するために用いられ
る場合、送信用の一つのケーブル接続コネクタ14の各
ピン15は分岐装置5内の各接触子1を介して受信用の
他のケーブル接続コネクタ14の対応するピン15に同
時に接続される。
【0026】また上述したように各ケーブル接続コネク
タ14が分岐装置5に対して予め定められた関係でもっ
て接続されるように案内溝および案内突起が構成されて
いるので各ケーブル接続コネクタ14を正確かつ簡単に
分岐装置5に接続することができる。さらに図5に示し
たようにケーブル接続コネクタ14はその両側に係止突
起35a,35bを有すると共に係止解除レバー36
a,36bを有する。係止突起35a,35bは分岐装
置の案内溝内に設けられた係止溝(図示せず)に係合す
ることによりケーブル接続コネクタ14を分岐装置内に
保持する。一方、係止解除レバー36a,36bは互い
に近づくように押圧されるとケーブル接続コネクタ14
の係合突起35a,35bを分岐装置の係合溝から解除
し、これによりケーブル接続コネクタ14を分岐装置5
から取り外すことができる。
【0027】尚、本実施例においてハウジング6の材質
としては工業用プラスチック、例えばPBT、PCT、
ナイロン66を採用することができる。また本実施例で
はコネクタ用収容空間12の奥行き、即ち案内溝27
a,27b,28a,28bの奥行き長さが比較的長い
ため、ケーブル接続コネクタ挿入後における分岐装置5
に対するケーブル接続コネクタ14のガタつきが小さ
い。
【0028】また本実施例では挿入せしめられる部品、
即ちケーブル接続コネクタ14の接続部分がピンであ
り、受け入れる部品、即ち分岐装置5の接続部分が挿入
口13を介した接触子1の突出片2d,2e,3d,3
eである。即ち挿入せしめられる部品が雄型の部品であ
り、受け入れる部品が雌型の部品である。一般的には雄
型部品を雌型部品に繰り返し挿抜すると雄型部品のほう
が早期に変形し、場合によっては雄型部品を交換する必
要が生じる。本実施例の接触子1はハウジング6内に完
全に収容されるタイプであるのでケーブル接続コネクタ
14のピンのほうが分岐装置5の接触子1よりも容易に
交換可能である。従って本実施例によれば交換を必要と
する可能性が高い雄型部品が比較的交換し易いピンであ
るので交換すべき部品を容易に交換することができる。
【0029】尚、本実施例では分岐装置5のケーブル接
続コネクタ14に接続される四つの挿入口列16,17
は雌型部品であるが必要に応じてその一部に雄型部品を
有する場合があっても良い。次に本実施例の分岐装置の
組立方法を説明する。図1を参照すると接触子1の接続
板状要素4は接触板状要素2,3の中央から一方の接触
部2a,3a側にずれている。そして本実施例では接続
板状要素4に比較的近い側の接触部2a,3aを初めに
一方のハウジング半体6aの対応する収容室9内に挿入
する。ここで収容室9内には接触子1の圧入片2f,2
g,3f,3gが係合するための係合部(図示せず)が
形成されており、各接触子1を収容室9内にさらに挿入
することにより接触子1の圧入片2f,2g,3f,3
gが対応する係合部に係合する。即ち本実施例では接触
子1はハウジング半体6aに圧入される。この時、接続
板状要素4は一方の接触部2a,3a側に接続板状要素
4の中央からずれているので、接続板状要素4もまた収
容室9内に完全に収容される。
【0030】次いで接触子1の他方の接触部2b,3b
を他方のハウジング半体6bの収容室9に挿入しつつ両
ハウジング半体6a,6bの背面10を近づける。最後
にハウジング半体6a,6bの係止部分18が対応する
係止開口19内に係止されるまで両ハウジング半体6
a,6bの背面10を近づけ、本実施例の分岐装置5の
組み立てが完了する。この時、接触子1の接続板状要素
4は一方のハウジング半体6aの収容室9内に完全に収
容されているのでハウジング半体6a,6bを組み立て
る際に接続板状要素4がハウジング半体6a,6b間に
挟まれることが防止される。
【0031】このように本実施例では接触子1の接触部
2a,2b,3a,3bをハウジング半体6a,6b間
から外方へそれぞれ突出させることにより接触子1をハ
ウジング半体6a,6bに取り付けている。従って本実
施例によれば接触子を簡単にハウジングに取り付けるこ
とができ、且つ接触子がハウジングから離脱することが
防止される。
【0032】尚、上述したように本実施例の両ハウジン
グ半体は同一形状である。このためハウジング半体を作
製するためには一種類の金型を必要とするのみである。
従ってハウジング半体の製造コストが低減される。また
本実施例の接触子の他に図6に示したような接触子を採
用することもできる。
【0033】また本実施例の接触子は二つの接触板状要
素2,3を有するが、これは本発明を制限するものでは
なく、図7に示したように接触子が三つの接触板状要素
30,31,32を有していてもよい。この場合にはそ
れぞれ三つの挿入口列を備えたハウジング半体が用いら
れ、これにより組み立てられた分岐装置は一つのコネク
タを五つのコネクタに分岐することができる。尚、ここ
では一つの接触板状要素30の一方の長手縁部30hが
それに対応する別の一つの接触板状要素31の長手縁部
31hに接続板状要素33により接続され、この別の一
つの接触板状要素31の他方の長手縁部31iがそれに
対応する更に別の一つの接触板状要素32の長手縁部3
2iに接続板状要素34により接続される。
【0034】また上述した全ての実施例の接続板状要素
は板状で細長い略矩形の部材であるが、これは棒状の接
続部位でもよい。この場合にはこの棒状の接続部位はそ
の長手軸線が各接触板状要素が形成する平面に対して略
垂直となるように接触板状要素に接続される。
【0035】
【発明の効果】一番目の発明によれば各接触板状要素が
形成する面と接続部位の長手軸線とが同一平面上にはな
い。このように接触子を全体として平坦な部材としない
こと等により接触子の全体強度が向上せしめられる。従
って本発明の接触子はその変形に起因する故障に強い。
【0036】二番目から四番目の発明によれば接触子の
接続部位がケーブル接続コネクタ内のケーブル列に対し
て略垂直に配置されるように接触子がハウジング内に収
容されている。このため一つのケーブル接続コネクタの
各ケーブルを残りのケーブル接続コネクタの対応するケ
ーブルに接触子を介して接続できるので複数のケーブル
を備えたケーブル接続コネクタを同様の複数のケーブル
接続コネクタに同時に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接触子の斜視図である。
【図2】本発明の分岐装置の斜視図である。
【図3】本発明の分岐装置の分解斜視図である。
【図4】本発明のハウジング半体の正面図である。
【図5】本発明に関連するケーブル接続コネクタの斜視
図である。
【図6】本発明の別の実施例の接触子の斜視図である。
【図7】本発明の更に別の実施例の接触子の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…接触子 2…接触板状要素 4…接続板状要素 5…分岐装置 6a,6b…ハウジング半体 14…ケーブル接続コネクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に接触部を備えた一組の接触板状要
    素と、これら一組の接触板状要素の中間部分を互いに接
    続する接続部位とを具備し、各接触板状要素が形成する
    面が前記接続部位の長手軸線に対して略垂直であるとと
    もに当該接触部が雌型から構成されていることを特徴と
    する分岐接触子。
  2. 【請求項2】 複数のケーブルを列で備えた複数のケー
    ブル接続コネクタを互いに接続することにより一つのケ
    ーブル接続コネクタを残りの複数のケーブル接続コネク
    タに分岐するための分岐装置において、前記ケーブル接
    続コネクタ内のケーブルと同数の分岐接触子と、これら
    分岐接触子を収容するためのハウジングとを具備し、前
    記分岐接触子が両端に接触部を備えた一組の接触板状要
    素と、これら一組の接触板状要素の中間部分を互いに接
    続する接続部位とを有し、これら分岐接触子は各接続部
    位が前記ケーブル接続コネクタ内のケーブル列の方向に
    対して略垂直な方向を向くように前記ハウジング内に収
    容されることを特徴とする分岐装置。
  3. 【請求項3】 前記分岐接触子の一組の接触板状要素が
    それぞれ形成する面が互いに前記接続部位の長手軸線に
    対して垂直であることを特徴とする請求項2に記載の分
    岐装置。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングは前記ケーブル接続コネ
    クタに対する接続面を有する一対のハウジング半体から
    なり、前記分岐接触子はこれらハウジング半体間に収容
    されることを特徴とする請求項2に記載の分岐装置。
JP11115362A 1999-04-22 1999-04-22 分岐接触子および分岐接触子を備えた分岐装置 Pending JP2000311739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11115362A JP2000311739A (ja) 1999-04-22 1999-04-22 分岐接触子および分岐接触子を備えた分岐装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11115362A JP2000311739A (ja) 1999-04-22 1999-04-22 分岐接触子および分岐接触子を備えた分岐装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000311739A true JP2000311739A (ja) 2000-11-07

Family

ID=14660657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11115362A Pending JP2000311739A (ja) 1999-04-22 1999-04-22 分岐接触子および分岐接触子を備えた分岐装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000311739A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007242559A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Yazaki Corp ジョイントコネクタ
JP2011243304A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ
CN114556718A (zh) * 2019-10-23 2022-05-27 株式会社自动网络技术研究所 分支用连接器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007242559A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Yazaki Corp ジョイントコネクタ
JP4727464B2 (ja) * 2006-03-10 2011-07-20 矢崎総業株式会社 ジョイントコネクタ
JP2011243304A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ
CN114556718A (zh) * 2019-10-23 2022-05-27 株式会社自动网络技术研究所 分支用连接器
CN114556718B (zh) * 2019-10-23 2024-03-08 株式会社自动网络技术研究所 分支用连接器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5535513A (en) Method for making surface mountable connectors
US7736182B2 (en) High speed electrical connector having improved housing
US7445452B1 (en) Electrical interconnection system having magnetic retention device
US5046960A (en) High density connector system
US5584728A (en) Modular connector assembly with variably positioned units
EP0561642B1 (en) Electrical connector
US7824187B1 (en) High density connector
US6022246A (en) Arrangement for preventing mis-mating of connector assembly
US20160141817A1 (en) Power connector assembly
US7766664B2 (en) Power connector and power connector assembly with contact protection mechanism
US11133615B2 (en) Electrical connector assembly
JP3647951B2 (ja) 一対の嵌合コンタクトおよび電気コネクタ組立体
US7234951B2 (en) Electrical connector with protective cover for post header
US6942504B2 (en) Connector
CN111525307B (zh) 用于电路板的双连接器组件
US5951306A (en) Modular connector assembly
EP0862805B1 (en) Electrical connector with lead positioning comb
US6123586A (en) Modular connector
EP3467946A1 (en) Surface mounting type connector
CN111817067A (zh) 电连接器、电连接器组件、电设备和电互连系统
US20220077624A1 (en) Printed circuit board plug connector
US9455533B1 (en) Electrical connector having wafer sub-assemblies
US6551116B1 (en) Electrical connector having dielectric spacer
JP2000311739A (ja) 分岐接触子および分岐接触子を備えた分岐装置
US20230006392A1 (en) Connection strip and method of manufacturing the connection strip

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060926