JP2000311105A - コンピュータおよびデータ同期方法 - Google Patents

コンピュータおよびデータ同期方法

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JP2000311105A
JP2000311105A JP11121691A JP12169199A JP2000311105A JP 2000311105 A JP2000311105 A JP 2000311105A JP 11121691 A JP11121691 A JP 11121691A JP 12169199 A JP12169199 A JP 12169199A JP 2000311105 A JP2000311105 A JP 2000311105A
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JP11121691A
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Yoshimi Tachibana
芳美 橘
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同期対象の資源それぞれが異なる場所に点在し
ている場合でもそれら資源の同期を2台のコンピュータ
間で確実に行えるようにする。 【解決手段】シンクロプログラム111の設定部201
は同期対象の各データをアイテムとして管理し、各アイ
テム毎にホストデータパスとリモートデータパスが定義
された管理ファイル203を作成する。実行部202
は、アイテム毎にホストデータパスとリモートデータパ
スを取得し、それらパス情報に従って各データ毎に2台
のコンピュータ間で同期処理を行う。データ毎に個別に
パスを指定することにより、同期対象のデータそれぞれ
が異なる場所に点在している場合でもそれらデータの同
期を2台のコンピュータ間で確実に行うことが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は相手先のコンピュー
タとの間でデータの同期処理を行うための機能を有する
コンピュータおよびそのデータ同期方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯可能なモバイル型のパーソナ
ルコンピュータの普及により、オフィスや自宅では据え
置き型のパーソナルコンピュータを使用し、外出時には
携帯型のモバイルパーソナルコンピュータを使用すると
いう利用形態が増え始めている。この場合、それら2台
のコンピュータ間では、データの整合性を確保するため
のデータの同期処理を行うことが必要となってくる。
【0003】手作業でデータの同期を行うには、2台の
パーソナルコンピュータ間でファイルの更新日付やサイ
ズを比較して、必要な(新しい)ファイルデータを一方
から他方にコピーすることになる。比較するファイルの
数が多い場合、とても手間がかかる作業であり、ミスも
多くなる。
【0004】そこで、最近では、データ同期のためのソ
フトウェアツールの開発が進められている。この種のソ
フトウェアツールとしては、Microsoft社による“ブリ
ーフケース”や、Puma Technology社の“IntelliSync”
などが知られている。これらソフトウェアツールを用い
ることにより、ユーザは自らファイル更新日付の比較な
どを行うことなく、容易にデータの同期を行うことがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
ツールでは、同期対象の資源を全てある特定の場所に格
納しておくことを基本としており、同期処理対象のファ
イルそれぞれが互いに異なる場所に点在したままでは、
それらファイルの同期処理を行うことは困難であった。
通常、ファイルはその種類や用途毎に異なるディレクト
リやドライブに分類して記録しておくことが多いため、
同期のためにのみそのファイルの場所を変えることはユ
ーザにとっては非常に不便である。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、同期対象の資源それぞれが異なる場所に点
在している場合でもそれら資源の同期を2台のコンピュ
ータ間で確実に行うことができるコンピュータおよびデ
ータ同期方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、相手先コンピュータとの間でデータの同
期処理を行うコンピュータにおいて、同期処理対象の各
資源毎に前記相手先のコンピュータの資源をアクセスす
るためのリモートデータパスと本コンピュータ上の資源
をアクセスするためのホストデータパスとを設定するこ
とにより、前記各資源毎に前記ホストデータパスおよび
前記リモートデータパスが定義された同期管理情報を作
成する手段と、前記同期管理情報を参照して前記同期処
理対象の各資源のホストデータパスおよびリモートデー
タパスを検出し、それらホストデータパスおよびリモー
トデータパスに従って、前記各資源の同期処理を実行す
る同期手段とを具備することを特徴とする。
【0008】このコンピュータにおいては、同期対象の
資源毎にホストデータパスとリモートデータパスを定義
することができ、それらホストデータパスとリモートデ
ータパスに従って2台のコンピュータ間のデータの同期
が行われる。したがって、2台のコンピュータのどちら
においても資源の存在場所は制限されず、同期対象の資
源それぞれが異なる場所に点在している場合でもそれら
資源の同期を2台のコンピュータ間で確実に行うことが
できる。
【0009】また、本発明は、前記リモートデータパス
が設定されたとき、その設定されたリモートデータパス
で指定された相手先の記憶装置からデバイス情報を取得
して前記管理データ上に登録する手段と、前記同期手段
による同期処理時に、前記リモートデータパスで指定さ
れた相手先の記憶装置からデバイス情報を再度取得し、
その取得したデバイス情報と前記同期管理情報上に登録
されているデバイス情報との一致の有無に基づいて、前
記同期手段による同期処理の実行を許可または禁止する
手段とをさらに具備することを特徴とする。
【0010】このように、リモートデータパスの設定時
と同期処理の開始時にデバイス情報を取得して、それら
の一致の有無をチェックすることにより、相手先コンピ
ュータのデータが本当に指定された同期対象のデータで
あるか否かを確認することができるようになり、誤った
同期処理の実行を未然に防止することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0012】まず、図1を参照して、本発明の一実施形
態に係るデータ同期処理方法の原理について説明する。
本実施形態のデータ同期処理方法は2台のパーソナルコ
ンピュータ11,12の間で、データを簡単にシンクロ
(同期)させるために用いられる。ここでは、2台のパ
ーソナルコンピュータ11,12をそれぞれホストマシ
ンとリモートマシンと定義し、ホスト側のパーソナルコ
ンピュータ(A)11にのみ、シンクロ用のソフトウェ
アであるシンクロプログラム111を実装する。パーソ
ナルコンピュータ11,12のどちらがモバイルPCで
あってもよい。
【0013】ホスト側のパーソナルコンピュータ(A)
11からリモート側のパーソナルコンピュータ(B)1
2の資源が論理ドライブとして見えれば、その間でのシ
ンクロ処理は可能である。図1は、パーソナルコンピュ
ータ(A)11とパーソナルコンピュータ(B)12が
ネットワーク接続された状態で、パーソナルコンピュー
タ(B)12のディスクドライブがネットワークドライ
ブとして共有設定されており、そのディスクドライブを
パーソナルコンピュータ(A)11の論理ドライブ
(D:)として割り当てた例である。
【0014】ホスト側のパーソナルコンピュータ(A)
11のディスクドライブ(D:)上のファイルとリモート
側のパーソナルコンピュータ(B)12のディスクドラ
イブ上のファイルとの間の同期を行う場合には、シンク
ロプログラム111は、論理ドライブ(D:)を通してパ
ーソナルコンピュータ(B)12のファイルにアクセス
する。もちろん、リモート側のパーソナルコンピュータ
(B)12のファイルをフロッピーディスク、MO、フ
ラッシュメモリなどの媒体を介してパーソナルコンピュ
ータ(A)11にセットすれば、シンクロプログラム1
11は、その媒体を介してパーソナルコンピュータ
(B)12のファイルをアクセスすることになる。
【0015】本実施形態では、シンクロ処理はアイテム
という基本単位で管理されている。アイテムは同期処理
対象の資源(ファイルやフォルダ)を意味し、このアイ
テムには、ホスト側のデータの場所を示す絶対パスから
構成されるホストデータパス(ex:C:\Document)、リ
モート側のデータの場所を示す絶対パスから構成される
リモートデータパス(ex:D:\Doc)、シンクロ処理の内
容(コピー/移動)および方向(リモートからホスト、
ホストからリモート)、などの情報が含まれる。ユーザ
は、同期処理対象の資源毎にアイテムを作成しそれを実
行することにより、データがどこに存在している場合で
も定型のシンクロ処理を簡単に行うことができる。
【0016】図2には、シンクロプログラム11の基本
構成が示されている。
【0017】シンクロプログラム11は、図示のよう
に、設定部201、実行部202、および管理ファイル
203から構成されている。
【0018】設定部:設定部201はユーザインタフェ
ースを提供する部分であり、ユーザの操作に応じてアイ
テム作成処理(追加・削除)およびシンクロ実行情報の
通知などを行う。設定部201によるユーザインタフェ
ース画面の一例を図3に示す。アイテムは階層構造によ
って管理されており、複数のアイテムを一個のジョブと
して管理することもできる。図3の画面上で「アイテム
の追加」のアイコンをクリックすると、あらたに同期の
対象とすべき資源に対するアイテム設定が可能となり、
ホストデータパスおよびリモートデータパスなどの情報
を入力するためのダイアログが表示され、そのダイアロ
グ上でユーザは必要な情報を入力することができる。設
定部201は、ユーザからの入力情報に従ってホスト側
のコンピュータ11の資源をアクセスするためのホスト
データパスとリモート側のコンピュータ12の資源をア
クセスするためのリモートデータパスなどを管理ファイ
ル203上に書き込むことにより、新たなアイテムを作
成する。
【0019】実行部:実行部202は設定部201で作
成されたアイテムのシンクロ処理を実行するモジュール
であり、設定部201からのシンクロ実行情報で指定さ
れたアイテムに対応する管理情報を管理ファイル203
から取得し、その取得した情報に従ってシンクロ処理を
実行する。
【0020】管理ファイル:管理ファイル203はユー
ザが作成したアイテムの管理情報であり、ここには、前
述したように、各資源毎にホストデータパスおよびリモ
ートデータパスなどの情報が定義される。この管理ファ
イル203上の管理情報の具体的な構造については図5
で後述する。
【0021】次に、図2および図4のフローチャートを
参照して、シンクロプログラム11によって実行される
全体の処理の流れを説明する。
【0022】(1) ユーザ アイテム作成:ユーザは、設
定部201によって提供されるインターフェイス画面上
で必要な情報を入力して、シンクロの処理単位であるア
イテムを作成する(ステップS101)。
【0023】(2) 設定部 管理ファイルにアイテム作
成:設定部201は、ユーザからの入力情報を基にアイ
テム情報を作成し、管理ファイル203に保存する(ス
テップS102)。管理ファイル203には、図5のよ
うに、各アイテム毎に、「アイテム名」、「ホストデバ
イス情報」、「ホストデータのパス」、「リモートデバ
イス情報」、「リモートデータのパス」、「シンクロ処
理」、「シンクロ方向」、「前回シンクロ日時」などの
情報が定義されている。ここで、「ホストデバイス情
報」および「リモートデバイス情報」は、「ホストデー
タのパス」および「リモートデータのパス」でそれぞれ
指定されたホストの記憶装置およびリモートの記憶装置
のデバイス情報である。デバイス情報には、以下の情報
が含まれている。
【0024】・パス名 ・デバイスタイプ ・ボリュームラベル ・シリアル番号名 ・ネットワーク名 この「デバイス情報」は、互いのコンピュータのデータ
が本当に指定された同期対象のデータが格納された記憶
装置同士であるか否かを確認するために用いられる。ま
た、「シンクロ処理」には、「コピー」、「上書きコピ
ー」、「移動」、「上書き移動」などの同期処理の内容
が記述されている。
【0025】(3) ユーザ アイテムのシンクロ実行指
定:同期処理を行う場合には、ユーザは、シンクロプロ
グラム11を起動し、設定部201によって表示される
リストからシンクロを実行すべきアイテムを選択した
後、シンクロ実行の指示を行う(ステップS103)。
【0026】(4) 設定部 実行部にシンクロ情報を渡
す:設定部201は、ユーザが指定したアイテムの情報
から図6のようなシンクロ実行情報(シンクロ情報)を
生成し、そのシンクロ実行情報を実行部202に渡して
シンクロ実行を指示する(ステップS104)。シンク
ロ実行情報は、図6に示されているように、ユーザによ
ってシンクロ実行が指示されたアイテム数情報とアイテ
ム名とから構成されている。
【0027】(5) 実行部 アイテム情報の取得:実行部
202は、管理ファイル202を参照して、シンクロ実
行情報で指定された各アイテム名に対応する管理情報そ
れぞれをその管理ファイル202から読み込む(ステッ
プS105)。
【0028】(6) 実行部 アイテムのシンクロ実行:実
行部202は、管理ファイル202から取得した管理情
報を用いて各アイテム毎にホスト側のパーソナルコンピ
ュータ(A)11のデータとリモート側のパーソナルコ
ンピュータ(B)12のデータとの間でシンクロ処理を
実行する(ステップS106)。
【0029】次に、図7のフローチャートを参照して、
上述の(2)のアイテム設定処理にて行われるデバイス情
報取得処理の手順について具体的に説明する。
【0030】ユーザによってホストデータパスおよびリ
モートデータパスが設定されると、設定部201は、そ
のパス情報を取得して(ステップS111)、ホストデ
ータパスおよびリモートデータパスでそれぞれ指定され
た記憶装置の調査を開始する。すなわち、まず、リモー
トデータパスで指定されたリモート側のパーソナルコン
ピュータ(B)12側の記憶装置がネットワークドライ
ブであるか、ネットワークを介さずにホストコンピュー
タ(A)11に周辺装置として接続して使用可能なロー
カル記憶装置であるかが、リモートデータパスのパス名
から判断される(ステップS112)。
【0031】リモートコンピュータ(B)12側のデー
タをMO、フロッピーディスクなどの媒体を介してホス
トコンピュータ(A)11側のデータと同期させる場合
には、ローカル記憶装置であると判断される。この場
合、設定部201は、リモートデータパスに従ってロー
カル記憶装置をアクセスし、ボリュームラベル、および
シリアル番号などを取得し(ステップS113)、それ
を当該アイテムのリモートデバイス情報として管理ファ
イル203に書き込む(ステップS115)。
【0032】一方、リモート側のパーソナルコンピュー
タ(B)12のハードディスクドライブ上のデータをホ
スト側のパーソナルコンピュータ(A)11側の論理ド
ライブとして割り当てて、ホスト側のパーソナルコンピ
ュータ(A)11側のデータと同期させる場合には、リ
モート側のパーソナルコンピュータ(B)12のハード
ディスクドライブは、ネットワークドライブであると判
断される。この場合、設定部201は、リモートデータ
パスに従ってリモート側のパーソナルコンピュータ
(B)12のハードディスクドライブをアクセスし、ボ
リュームラベル、シリアル番号を取得すると共に、ネッ
トワーク名を取得し(ステップS114)、それらを当
該アイテムのリモートデバイス情報として管理ファイル
203に書き込む(ステップS115)。
【0033】なお、ホストデータパスで指定されたホス
ト側のパーソナルコンピュータ(A)11側の記憶装置
についても、同様にしてデバイス情報の取得及び管理フ
ァイル203への書き込みが行われる。このようにし
て、アイテム毎にホストデータパスおよびリモートデー
タパスで指定された記憶装置に関するデバイス情報の取
得が行われる。
【0034】次に、図8のフローチャートを参照して、
(6) のシンクロ処理内で実行されるデバイス情報チェッ
ク処理の具体的な手順について説明する。
【0035】実行部202は、実際にシンクロ処理の実
行を開始する前に、パス情報およびデバイス情報を用い
てシンクロ対象のアイテムが存在する記憶装置をチェッ
クする。すなわち、実行部202は、まず、リモートデ
ータバスで指定されるリモート側の記憶装置が存在する
か否かを調べる(ステップS121)。存在しない場合
には、その時点でシンクロ処理は中止される。存在する
場合には、実行部202は、リモートデータパスからリ
モート側のデータをアクセスするための記憶装置のタイ
プ(ネットワークドライブ、ローカル記憶装置)を調べ
る(ステップS122)。
【0036】ローカル記憶装置の場合には、実行部20
2は、指定されたローカル記憶装置にメディアが存在す
るか否かをチェックし(ステップS124)、存在する
場合には、そのローカル記憶装置のメディアからボリュ
ームラベルおよびシリアル番号を再度取得し、管理ファ
イル203の該当するデバイス情報で指定されるボリュ
ームラベルおよびシリアル番号との一致の有無をそれぞ
れ検出する(ステップS126,S127)。ボリュー
ムラベルおよびシリアル番号のいずれか一方でも不一致
の場合には、その時点でシンクロ処理は中止される。ボ
リュームラベルおよびシリアル番号の双方がデバイス情
報のそれらと一致した場合は、実行部202は、シンク
ロ処理内容及び方向に従ってシンクロ処理を実行する
(ステップS128)。
【0037】ネットワークドライブの場合には、実行部
202は、まず、管理ファイル203の該当するデバイ
ス情報で指定されるネットワーク名を取得し、現在接続
されているネットワーク名との一致の有無を調べる(ス
テップS125)。ネットワーク名が不一致の場合はそ
の時点でシンクロ処理は中止される。一致した場合は、
実行部202は、今度は、ネットワークドライブからボ
リュームラベルおよびシリアル番号を再度取得し、管理
ファイル203の該当するデバイス情報で指定されるボ
リュームラベルおよびシリアル番号との一致の有無をそ
れぞれ検出する(ステップS126,S127)。ボリ
ュームラベルおよびシリアル番号のいずれか一方でも不
一致の場合には、その時点でシンクロ処理は中止され
る。ボリュームラベルおよびシリアル番号の双方がデバ
イス情報のそれらと一致した場合は、実行部202は、
シンクロ処理内容及び方向に従ってシンクロ処理を実行
する(ステップS128)。
【0038】なお、ホストデータパスで指定されたホス
ト側のパーソナルコンピュータ(A)11側の記憶装置
についても、同様にしてその記憶装置からのデバイス情
報の取得と、管理ファイル203に記憶されているデバ
イス情報との比較が行われる。このようにして、アイテ
ム毎にホスト側およびリモート側双方の記憶装置の正当
性の確認が行われ、これにより誤ったシンクロ処理の実
行などを未然に防止することができる。
【0039】次に、シンクロプログラム111のシンク
ロ取り消し機能について説明する。
【0040】このシンクロ取り消し機能は、直前のシン
クロ処理を取り消し、元の状態に戻すものであり、誤っ
て、シンクロを実行した場合などに利用される。この機
能は、シンクロアイテムの中で、1ファイルでもシンク
ロが成立していた場合に実行することができる。
【0041】(取り消し機能のための準備)シンクロ取
り消し機能を実現するために、シンクロプログラム11
1は、上書き、または削除されるファイルのバックアッ
プファイルを作成すると共に、シンクロ処理の履歴をと
る。シンクロ処理の履歴情報はアイテムのシンクロ処理
が実行される度に作成され、どのようなシンクロ処理が
行われたかが履歴として残される。
【0042】シンクロに伴ってファイルの上書きや削除
が発生すると、それらのファイルはバックアップ領域に
コピーされる。バックアップ領域は、名前の衝突を避け
るため一定の規則で作成される。シンクロ処理が実行さ
れると、そのシンクロ処理中のファイルに対する処理に
対して、履歴ファイルに履歴情報が残される。履歴情報
は、図9のように、各シンクロ処理毎に、そのシンクロ
処理で処理されたコピーまたは移動元のファイル名情報
と、コピーまたは移動先のファイル名情報と、バックア
ップファイル名情報とから構成される。これらファイル
名情報は絶対パスで与えられる。
【0043】シンクロの実行処理の内容とファイルのバ
ックアップ処理との関係を図10に示す。図10のよう
に、シンクロ処理の内容が「上書きをともなうコピー」
の場合には「上書きされるファイルのバックアップ」が
行われ、「上書きをともなう移動」の場合には「上書き
されるファイルのバックアップ」、「削除」の場合には
「削除されるファイルのバックアップ」が実行される。
また、「上書きをともなわないコピー」、「上書きをと
もなわない移動」の場合には、実質的なファイル更新は
無いので、バックアップファイルの作成は行われない。
【0044】次に、図11のフローチャートを参照し
て、シンクロ取り消し処理の具体的な手順について説明
する。
【0045】ユーザによってシンクロ取り消しが指定さ
れると、シンクロプログラム111は、まず、履歴情報
を読み込み(ステップS131)、履歴情報の後ろから
順にバックアップファイルを用いてファイルをシンクロ
実行前の状態にを戻す。すなわち、シンクロプログラム
111は、まず、実行されたシンクロ処理の内容を履歴
情報から調べる(ステップS132〜S136)。「上
書きコピー」の場合には(ステップS132のYE
S)、シンクロプログラム111は、バックアップファ
イルをコピー先ファイルに上書きした後、バックアップ
ファイルを削除する(ステップS137)。「コピー」
の場合には(ステップS133のYES)、シンクロプ
ログラム111は、コピー先ファイルを削除する(ステ
ップS138)。「上書き移動」の場合には(ステップ
S134のYES)、シンクロプログラム111は、ま
ず、移動先ファイルを移動元ファイルに上書きし、次い
でバックアップファイルを移動先ファイルに上書きした
後、バックアップファイルの削除を行う(ステップS1
39)。「移動」の場合には(ステップS135のYE
S)、シンクロプログラム111は、移動先ファイルを
移動元ファイルに上書きした後、移動先ファイルを削除
する(ステップS140)。「削除」の場合には(ステ
ップS136のYES)、バックアップファイルを削除
元ファイルにコピーする(ステップS141)。以上の
処理は、履歴情報に含まれている全てのシンクロ履歴に
対する処理が終了するまで繰り返し実行される(ステッ
プS142)。
【0046】以上のように、本実施形態においては、同
期対象の資源毎にホストデータパスとリモートデータパ
スを定義し、それらホストデータパスとリモートデータ
パスに従って2台のコンピュータ11,12間のデータ
の同期が行われるので、2台のコンピュータ11,12
のどちらにおいても資源の存在場所は制限されず、同期
対象の資源それぞれが異なる場所に点在している場合で
もそれら資源の同期を2台のコンピュータ11,12間
で確実に行うことができる。また、リモートデータパス
の設定時とシンクロ処理の開始時にデバイス情報をチェ
ックすることにより、リモート側のコンピュータ12の
データが本当に指定された同期対象のデータであるか否
かを確認することができるようになり、誤った同期処理
の実行を未然に防止することが可能となる。
【0047】なお、本実施形態のシンクロプログラム1
11は記録媒体を通じて様々なコンピュータに導入する
ことができ、シンクロプログラム111を導入しさえす
れば本実施形態と同様の効果を容易に得ることが可能と
なる。また、シンクロプログラム111は、前述したよ
うに双方向のシンクロ処理を実行できるので、シンクロ
対象となる他方のコンピュータについてはどのような構
成のものであっても良い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同期対象の資源それぞれが異なる場所に点在している場
合でもそれら資源の同期を2台のコンピュータ間で確実
に行うことが可能となる。特に、同期対象のデータをア
クセスするための記憶装置をデバイス情報を用いてチェ
ックする事により、誤ったデータ同期処理の実行を未然
に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ同期処理方法
を適用したシステム構成を説明するための図。
【図2】同実施形態で用いられるシンクロプログラムの
基本構成を説明するための図。
【図3】同実施形態で用いられるユーザインターフェイ
ス画面の一例を示す図。
【図4】同実施形態で用いられるシンクロプログラムに
よって実行される全体の処理の流れを説明するためのフ
ローチャート。
【図5】同実施形態で用いられるアイテム管理情報の構
造を説明するための図。
【図6】同実施形態で用いられるシンクロ実行情報の構
造を示す図。
【図7】同実施形態で用いられるデバイス情報取得処理
の手順を説明するためのフローチャート。
【図8】同実施形態で用いられるデバイス情報チェック
処理の手順を説明するためのフローチャート。
【図9】同実施形態で用いられるシンクロ属性情報の内
容を示す図。
【図10】同実施形態におけるシンクロ処理の内容とフ
ァイルバックアップ処理との関係を示す図。
【図11】同実施形態におけるシンクロ取り消し処理の
手順を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
11…ホスト側のパーソナルコンピュータ 12…リモート側のパーソナルコンピュータ 111…シンクロプログラム 201…設定部 202…実行部 203…管理ファイル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手先コンピュータとの間でデータの同
    期処理を行うコンピュータにおいて、 同期処理対象の各資源毎に前記相手先のコンピュータの
    資源をアクセスするためのリモートデータパスと本コン
    ピュータ上の資源をアクセスするためのホストデータパ
    スとを設定することにより、前記各資源毎に前記ホスト
    データパスおよび前記リモートデータパスが定義された
    同期管理情報を作成する手段と、 前記同期管理情報を参照して前記同期処理対象の各資源
    のホストデータパスおよびリモートデータパスを検出
    し、それらホストデータパスおよびリモートデータパス
    に従って、前記各資源の同期処理を実行する同期手段と
    を具備することを特徴とするコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記リモートデータパスが設定されたと
    き、その設定されたリモートデータパスで指定された相
    手先の記憶装置からデバイス情報を取得して前記管理デ
    ータ上に登録する手段と、 前記同期手段による同期処理時に、前記リモートデータ
    パスで指定された相手先の記憶装置からデバイス情報を
    再度取得し、その取得したデバイス情報と前記同期管理
    情報上に登録されているデバイス情報との一致の有無に
    基づいて、前記同期手段による同期処理の実行を許可ま
    たは禁止する手段とをさらに具備することを特徴とする
    請求項1記載のコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記同期処理対象の各資源毎に同期処理
    の内容及び方向を設定して前記同期管理情報上に登録す
    る手段をさらに具備し、 前記同期手段は、各資源毎に前記管理情報に定義されて
    いる同期処理の内容及び方向に従って同期処理を実行す
    ることを特徴とする請求項1記載のコンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記同期手段による同期処理の実行に先
    だって、その同期処理によって更新される資源のバック
    アップデータを作成する手段をさらに具備し、 前記同期手段による同期処理によって更新された資源の
    内容を更新前の状態に復元できるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータ。
  5. 【請求項5】 ホスト側のコンピュータと同期処理対象
    となるリモート側のコンピュータとの間でデータの同期
    処理を行うためのデータ同期処理方法であって、 前記ホスト側のコンピュータ上で実行され、同期処理対
    象の各資源毎に前記ホスト側のコンピュータ上の資源を
    アクセスするためのホストデータパスと前記リモート側
    のコンピュータの資源をアクセスするためのリモートデ
    ータパスを設定することにより、前記各資源毎に前記ホ
    ストデータパスおよび前記リモートデータパスが定義さ
    れた同期管理情報を前記ホスト側のコンピュータ上に作
    成するステップと、 前記ホスト側のコンピュータ上で実行され、前記同期管
    理情報を参照して前記同期処理対象の各資源のホストデ
    ータパスおよびリモートデータパスを検出し、それらホ
    ストデータパスおよびリモートデータパスに従って、前
    記リモート側のコンピュータとの間で前記各資源の同期
    処理を実行するステップとを具備することを特徴とする
    データ同期処理方法。
  6. 【請求項6】 前記ホスト側のコンピュータ上で実行さ
    れ、前記リモートデータパスが設定されたとき、その設
    定されたリモートデータパスで指定されたリモート側コ
    ンピュータの記憶装置からデバイス情報を取得して前記
    管理データ上に登録するステップと、 前記ホスト側のコンピュータ上で実行され、前記同期処
    理時に、前記リモートデータパスで指定されたリモート
    側コンピュータの記憶装置からデバイス情報を再度取得
    し、その取得したデバイス情報と前記同期管理情報上に
    登録されているデバイス情報との一致の有無に基づい
    て、前記同期処理の実行を許可または禁止するステップ
    とをさらに具備することを特徴とする請求項5記載の同
    期処理方法。
  7. 【請求項7】 ホスト側のコンピュータと同期処理対象
    となるリモート側のコンピュータとの間でデータの同期
    処理を行うために前記ホスト側のコンピュータ上で実行
    されるコンピュータプログラムが記録された記録媒体で
    あって、 前記コンピュータプログラムは、 同期処理対象の各資源毎に前記ホスト側のコンピュータ
    上の資源をアクセスするためのホストデータパスと前記
    リモート側のコンピュータの資源をアクセスするための
    リモートデータパスを設定することにより、前記各資源
    毎に前記ホストデータパスおよび前記リモートデータパ
    スが定義された同期管理情報を前記ホスト側のコンピュ
    ータ上に作成する手順と、 前記同期管理情報を参照して前記同期処理対象の各資源
    のホストデータパスおよびリモートデータパスを検出
    し、それらホストデータパスおよびリモートデータパス
    に従って、前記リモート側のコンピュータとの間で前記
    各資源の同期処理を実行する手順とを具備することを特
    徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記コンピュータプログラムは、 前記リモートデータパスが設定されたとき、その設定さ
    れたリモートデータパスで指定されたリモート側コンピ
    ュータの記憶装置からデバイス情報を取得して前記管理
    データ上に登録する手順と、 前記同期処理時に、前記リモートデータパスで指定され
    たリモート側コンピュータの記憶装置からデバイス情報
    を再度取得し、その取得したデバイス情報と前記同期管
    理情報上に登録されているデバイス情報との一致の有無
    に基づいて、前記同期処理の実行を許可または禁止する
    手順とをさらに具備することを特徴とする請求項7記載
    の記録媒体。
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JP2008165328A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Brother Ind Ltd データ同期システム、取得端末、提供端末、取得プログラム及び提供プログラム

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