JP2000309573A - 2−メルカプトカルボン酸誘導体 - Google Patents

2−メルカプトカルボン酸誘導体

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JP2000309573A
JP2000309573A JP2000045282A JP2000045282A JP2000309573A JP 2000309573 A JP2000309573 A JP 2000309573A JP 2000045282 A JP2000045282 A JP 2000045282A JP 2000045282 A JP2000045282 A JP 2000045282A JP 2000309573 A JP2000309573 A JP 2000309573A
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substituents
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JP2000045282A
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Hiroshi Kurobe
博 黒部
Tetsuji Nunosawa
哲二 布沢
Tomokatsu Sugawara
智且 菅原
Yukie Moriguchi
幸栄 森口
Takeshi Endo
武 遠藤
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Fuji Chemical Industries Co Ltd
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Fuji Chemical Industries Co Ltd
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な2−メルカプトカルボン酸誘導体及び
該化合物からなる血糖低下剤ならびに脂質低下剤を提供
する。 【解決手段】 一般式(I) 【化1】 [式中、Aはフェニル基等を示し、Xは結合手等を示
し、W及びYはそれぞれ独立してアルキレン基等を示
し、Rは水素原子等を示す。]で表される2−メルカプ
トカルボン酸誘導体若しくはその薬理上許容されるエス
テル類又はそれらの薬理上許容される塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な2-メルカ
プトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容される
エステル類又はそれらの薬理学上許容される塩、及びそ
の合成中間体として用いるチアゾリジン-2,4-ジオン
誘導体に関する。
【0002】また、本発明は、優れたインスリン抵抗性
改善作用、血糖低下作用、脂質低下作用、抗炎症作用、
免疫調節作用、過酸化脂質生成抑制作用、PPAR活性
化作用を有する2-メルカプトカルボン酸誘導体若しく
はその薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬理
学上許容される塩、及びその合成中間体として用いるチ
アゾリジン-2,4-ジオン誘導体に関する。
【0003】更に、本発明は、上記2-メルカプトカル
ボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステル
類又はそれらの薬理学上許容される塩、及びその合成中
間体として用いるチアゾリジン-2,4-ジオン誘導体を
有効成分として含有する糖尿病、高脂血症、肥満症、耐
糖能不全、脂肪肝、糖尿病合併症(例えば、網膜症、腎
症、神経症、冠動脈疾患等である。)、動脈硬化症、心
血管性疾患(例えば、虚血性心疾患等である。)、アテ
ローム性動脈硬化症又は虚血性心疾患により惹起される
細胞損傷(例えば、脳卒中により惹起される脳損傷等で
ある。)、炎症性疾患(例えば、骨関節炎、疼痛、発
熱、リウマチ性関節炎、炎症性腸炎、自己免疫疾患、膵
炎等である。)の疾病等の予防剤及び/又は治療剤(好
適には糖尿病若しくは高脂血症の予防剤及び/又は治療
剤である。)に関する。
【0004】更に、本発明は上記化合物を有効成分とし
て含有する上記疾病の予防剤若しくは治療剤、上記化合
物を有効成分として含有する上記疾病の予防若しくは治
療のための組成物、上記疾病の予防若しくは治療のため
の医薬を製造するための上記化合物の使用、又は上記化
合物の薬理的な有効量を温血動物(好適には人間であ
る。)に投与する上記疾病の予防若しくは治療方法に関
する。
【0005】
【従来の技術】従来から糖尿病の治療剤としては、ビグ
アナイド系化合物及びスルホニルウレア系化合物が用い
られてきている。しかし、ビグアナイド系化合物はアシ
ドーシスを引き起こすため現在は殆ど用いられていな
い。また、スルホニルウレア系化合物は血糖低下作用は
強力であるが、重篤な低血糖をしばしば引き起こし、使
用上の注意を払う必要がある。そこで、副作用の少ない
糖尿病の治療剤が望まれていた。
【0006】本発明者らはこのような欠点のない糖尿病
治療薬を探索するについて2-メルカプトカルボン酸誘
導体に着目し、鋭意研究した。2-メルカプトカルボン
酸誘導体については、例えば、以下に述べる化合物及び
その薬理作用が報告されている。 (1)J. Biol. Chem., 260(12), pp.7337-7342 (1985)
には、2-メルカプトプロピオン酸が弱い作用の脂肪酸
酸化の阻害作用を示すことが記載されている。 (2)Am. J. Physiol., 250, pp.1003-1006 (1986) に
は、メルカプト酢酸をラット腹腔内に投与すると、投与
後1時間後のラットの血糖値には変化がないことが報告
されている。 (3)Eur. J. Clin. Pharmacol., 31, pp.119-121 (19
86)には、2-メルカプトプロピオン酸はチオラの代謝産
物であるが作用には目立ったものがないと記載されてい
る。 (4)Physiol. Behav., 57(4), pp.759-764 (1995) に
は、メルカプト酢酸をラットの静脈内投与すると、投与
後1時間後のラットの血糖値が上昇することが記載され
ている。 (5)J. Med. Chem., 39(20), pp.3897-3907 (1996)に
はα-アルキルチオエーテルカルボン酸が血糖低下作用
を示すことが記載されている。 (6)特開平6-65024には、チオエーテルカルボ
ン酸誘導体を皮膚、毛、及び爪、特に皮膚に局所塗布す
るための化粧品組成物として用いる方法が開示されてお
り、 (7)J. Org. Chem., 50(19), pp.3676-3678 (1985)、
及び (8)Int. J. Cosmet. Sci., 15(4), pp.163-173 (199
3)には、同じくチオエーテルカルボン酸が皮膚活性剤と
して用いた記載がある。
【0007】しかしながら(1)乃至(8)の文献には
本発明の化合物である2-メルカプトカルボン酸誘導体
の記載はなく、また、(1)乃至(4)及び(6)乃至
(8)の文献には上記化合物を血糖低下剤、脂質低下剤
として使用する記載はない。
【0008】また、 (9)WO92/17435には、チオエーテルカルボ
ン酸誘導体が糖尿病、糖尿病前期、特に成人発症型糖尿
病の治療剤として有用との記載がある。 (10)特開昭63-174948には、チオエーテル
カルボン酸誘導体が糖尿病、糖尿病前期、特に異質糖尿
病、及び脂質代謝疾患の治療剤として有用である旨、並
びにトリグリセリド及びコレステロ-ル値低下作用を有
する旨の記載がある。 (11)WO98/28254には、チオエーテルプロ
ピオン酸誘導体が血糖降下作用及び脂質低下作用を有す
ることが記載されている。 (12)WO96/19466には、チオールカルボン
酸誘導体がロダニン誘導体の合成中間体として、及び炎
症性腸疾患の治療剤として有用である旨が記載されてい
る。 (13)特表平5-507920にはチオエーテルカル
ボン酸誘導体が血糖低下剤として有用である旨が記載さ
れている。 (14)特表平7-505647には、アルキルチオカ
ルボン酸がII型糖尿病の治療薬として有用である旨が記
載されている。
【0009】しかしながら(9)乃至(14)の文献に
は、2-置換プロピオン酸等の炭素数が3以下である比
較的短鎖のカルボン酸誘導体、又は2-アリールチオ若
しくは2-アルキルチオカルボン酸誘導体しか記載され
ておらず、本発明の化合物であるところの2位にメルカ
プト基を持ち、かつ比較的長鎖のカルボン酸誘導体に関
する記載はない。なお、本発明の新規な2-メルカプト
カルボン酸誘導体の製造に際しては、合成中間体として
チアゾリジンジオン化合物を経由する方法が主に採られ
る。
【0010】チアゾリジンジオン化合物は、例えば(1
5)WO97/47612、(16)特開平8-104
688、(17)特開平9-100280、(18)特
開平9-136877、(19)特開平10-18246
1、(20)特開平9-176163、(21)特開平
9-25273、(22)特開平9-235284、(2
3)特開平8-157473、(24)特開平8-208
648、(25)特開平7-173158、(26)特
開平6-247945、(27)特開平7-30985
2、(28)特開平6-9629、(29)特開平5-2
13913、(30)特開平1-272574、(3
1)特開平1-272573、(32)特開昭64-13
088、(33)特開昭63-230689、(34)
特開昭64-56675、(35)特開昭59-4847
1、(36)特開昭58-118577、(37)特開
昭56-97277、(38)特開昭55-64586、
(39)特開昭55-22636、(40)WO98/
42691に記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、長年に
亘り様々な生理活性を有する化合物の探索を目的として
実験を続けてきた結果、新規な構造を有する2-メルカ
プトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容される
エステル類又はそれらの薬理学上許容される塩、及びそ
の合成中間体として用いるチアゾリジン-2,4-ジオン
誘導体が、優れたインスリン抵抗性改善作用、血糖低下
作用、脂質低下作用、抗炎症作用、免疫調節作用、過酸
化脂質生成抑制作用、PPAR活性化作用を有している
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】本発明の他の目的は、上記2-メルカプト
カルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエス
テル類又はそれらの薬理学上許容される塩、及びその合
成中間体として用いるチアゾリジン-2,4-ジオン誘導
体を有効成分として含有する糖尿病、高脂血症、肥満
症、耐糖能不全、脂肪肝、糖尿病合併症(例えば、網膜
症、腎症、神経症、冠動脈疾患等である。)、動脈硬化
症、心血管性疾患(例えば、虚血性心疾患等であ
る。)、アテローム性動脈硬化症又は虚血性心疾患によ
り惹起される細胞損傷(例えば、脳卒中により惹起され
る脳損傷等である。)、炎症性疾患(例えば、骨関節
炎、疼痛、発熱、リウマチ性関節炎、炎症性腸炎、自己
免疫疾患、膵炎等である。)等の疾病(特に糖尿病及び
高脂血症)の予防剤及び/又は治療剤を提供することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究した結果、本発明の下記一般
式(I)で示される化合物が優れた血糖低下作用、脂質低
下作用等を示すことを見出して、本発明を完成した。
【0014】すなわち、本発明は、一般式(I)
【0015】
【化2】 [式中、AはC6-C10アリール基(後述する置換分αを1乃
至3個有していてもよい。)又は複素芳香環基(後述する
置換分αを1乃至3個有していてもよい。)を示す。
【0016】Xは結合手、酸素原子、硫黄原子,又は-N
H-基を示す。
【0017】W及びYは、それぞれ独立して結合手又は
C1-C20アルキレン基を示す。
【0018】但し、-W-X-Y-基はメチレン基を示さな
い。
【0019】Rは水素原子、C1-C6アルカノイル基、又
はC7-C11アリールアミノカルボニル基(アリール上に後
述する置換分βを1乃至3個有していてもよい。)を示
す。
【0020】置換分αは、(i)C1-C20アルキル基(後述す
る置換分βを1乃至3個有していてもよい。)、(ii)C2-
C20不飽和炭化水素基(後述する置換分βを1乃至3個有
していてもよい。)、(iii)C1-C10アルコキシ基、(iv)ハ
ロゲン原子、(v)水酸基、(vi)C6-C10アリール基(後述す
る置換分βを1乃至3個有していてもよい。)、(vii)単
環式複素芳香環基(後述する置換分βを1乃至3個有し
ていてもよい。)、(viii)C7-C16アラルキル基(アリール
上に後述する置換分βを1乃至3個有していてもよく、
アルキル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
い。)、(ix)C7-C16アリールカルボニルアルキル基(アリ
ール上に後述する置換分βを1乃至3個有していてもよ
い。)、(x)C6-C10アリールオキシ基(後述する置換分β
を1乃至3個有していてもよい。)、(xi)C4-C12シクロ
アルキルアルキルオキシ基、(xii)C7-C16アラルキルオ
キシ基(アリール上に後述する置換分βを1乃至3個有
していてもよく、アルキル上に置換分として水酸基を1
個有していてもよい。)、(xiii)C7-C16アリールカルボ
ニルアルキルオキシ基(アリール上に後述する置換分β
を1乃至3個有していてもよい。)、(xiv)単環式複素芳
香環C1-C6アルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に後述
する置換分βを1乃至3個有していてもよく、アルキル
上に置換分として水酸基を1個有していてもよい。)、
(xv)単環式複素芳香環C1-C6カルボニルアルキルオキシ
基(単環式複素芳香環上に後述する置換分βを1乃至3
個有していてもよい。)、(xvi)C7-C16アリールオキシア
ルキル基(アリール上に後述する置換分βを1乃至3個
有していてもよい。)、(xvii)C8-C2 2アラルキルオキシ
アルキル基(アリール上に後述する置換分βを1乃至3
個有していてもよい。)、又は(xviii)C2-C11カルボキシ
アルコキシ基を示す。
【0021】置換分βは、(i)C1-C6アルキル基、(ii)C1
-C6アルコキシ基、(iii)C1-C6アルキルチオ基、(iv)ハ
ロゲン原子、(v)C1-C4アルキレンジオキシ基、(vi)ニト
ロ基、(vii)シアノ基、(viii)C1-C6アルカノイル基、(i
x)カルバモイル基、(x)C2-C7アルコキシカルボニルアミ
ノ基、又は(xi)フェニル基を示す。]で表される2-メル
カプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容され
るエステル類又はそれらの薬理学上許容される塩、に関
する。
【0022】更に、本発明は前記一般式(I)を有する2-
メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容
されるエステル類又はそれらの薬理学上許容される塩及
びその合成中間体並びにその用途に関する。本出願明細
書において、「アリール」とは、芳香族炭化水素の環に結
合する水素原子が1個離脱して生ずる1価の基をいう。
【0023】「複素芳香環」とは、酸素原子、窒素原子及
び硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子を1乃
至3個有する単環式若しくは多環式の芳香族性を有する
複素環基をいう。
【0024】「アルキレン」とは、直鎖状若しくは分枝鎖
状の脂肪族炭化水素の炭素原子から水素原子2個が失わ
れて生ずる2価の基をいう。
【0025】「アルカノイル基」とは、脂肪族カルボン酸
(蟻酸を含む。)からOH基をとりはずして生ずる1価の基
をいう。
【0026】「アリールアミノカルボニル」とは、カルバ
モイル(H2NCO-)の窒素原子上の水素原子が前述したアリ
ールにより置換された1価の基をいう。
【0027】「アルキル」とは、直鎖状若しくは分枝鎖状
の脂肪族炭化水素から水素1原子が失われて生ずる1価
の基をいう。
【0028】「不飽和炭化水素基」とは、直鎖状若しくは
分枝鎖状の炭素-炭素不飽和結合(>C=C<、-C≡C-)を含む
炭化水素基をいう。
【0029】「アルコキシ基」とは、直鎖状若しくは分枝
鎖状のアルコール類の水酸基の水素原子が失われて生ず
る1価の基をいう。
【0030】「単環式複素芳香環基」とは、酸素原子、窒
素原子及び硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原
子を1乃至3個有する5若しくは6員単環式の芳香族性
を有する複素環基をいう。
【0031】「アラルキル」とは、前述したアルキル基の
水素1原子が前述したアリール基で置換された1価の基
をいう。
【0032】「アラルキルカルボニル」とは、前述したア
ラルキルのアルキル部分の末端炭素がオキソ基により置
換された1価の基をいう。
【0033】「アリールオキシ」とは、前述したアリール
に酸素原子が結合した1価の基をいう。
【0034】「シクロアルキルアルキルオキシ」とは、前
述したアルキル基の水素1原子が3乃至6員シクロアル
キルにより置換され、更にアルキル部分の末端炭素に酸
素原子が結合した1価の基をいう。
【0035】「アラルキルオキシ」とは、前述したアラル
キルのアルキル部分の末端炭素に酸素原子が結合した1
価の基をいう。
【0036】「アリールカルボニルアルキルオキシ」と
は、前述したアラルキルのアルキル部分の最もアリール
部分に近い炭素原子がオキソ基により置換され、更にア
ルキル部分の末端炭素に酸素原子が結合した1価の基を
いう。
【0037】「アリールカルボニルアルキルオキシ」と
は、前述したアラルキルオキシのアルキル部分の最もア
リール部分に近い炭素原子がオキソ基により置換された
1価の基をいう。
【0038】「単環式複素芳香環アルキルオキシ」とは、
前述したアルキル基の水素1原子が前述した単環式複素
芳香環によち置換され、更にアルキル部分の末端炭素に
酸素原子が結合した1価の基をいう。
【0039】「単環式複素芳香環カルボニルアルキルオ
キシ」とは、前述した単環式複素芳香環アルキルオキシ
のアルキル部分の炭素原子のうち最も単環式複素芳香環
に近いものがオキソ基により置換された1価の基をい
う。
【0040】「アリールオキシアルキル」とは、前述した
アルキル基の水素1原子が前述したアリールオキシによ
り置換された1価の基をいう。
【0041】「アラルキルオキシアルキル」とは、前述し
たアルキルの水素1原子が前述したアラルキルオキシに
より置換された1価の基をいう。
【0042】「カルボキシアルコキシ」とは、前述したア
ルコキシの水素1原子がカルボキシル(-COOH)により置
換された1価の基をいう。
【0043】「アルキルチオ基」とは、直鎖状若しくは分
枝鎖状のチオール類のチオール基の硫黄原子が失われて
生ずる1価の基である。
【0044】「アルキレンジオキシ基」とは、直鎖状若し
くは分枝鎖状のアルキレンの両端に酸素原子が置換した
2価の基をいう。
【0045】「アルコキシカルボニルアミノ」とは、カル
ボニルアミノ(-CONH-)のカルボニル炭素にアルコキシが
置換した1価の基をいう。
【0046】「Cm-Cn」とは、炭素数m乃至n個を有す
る、という意である。例えば、「C1-C6カルボニルアルキ
ル」とは、炭素数1乃至6個を有するカルボニルアルキ
ル、即ち、カルボニル又はカルボニルに炭素数1乃至5
個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキルが結合し
た基をいう。AがC6-C10アリール基(後述する置換分α
を1乃至3個有していてもよい。)を示す場合、「C6-
C10」及び「アリール」とは前述したものと同義であり、
「置換分αを1乃至3個有していてもよい」とは置換分α
を有さないか若しくは置換分αを同一又は異なって1乃
至3個有することをいう。当該アリール部分としては、
例えばフェニル又はナフチルを挙げることができ、好適
にはフェニルである。
【0047】Aが複素芳香環基(後述する置換分αを1
乃至3個有していてもよい。)を示す場合、「複素芳香
環」及び「置換分αを1乃至3個有していてもよい」とは
前述したものと同義である。当該複素芳香環部分として
は、例えばチエニル、フリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピリジル、ピリダジ
ニル、ピリミジニル、若しくはピラジニルのような単環
式複素芳香環基;又はベンゾフリル、イソベンゾフリ
ル、2,3-ジヒドロベンゾフリル、クロメニル、キサンテ
ニル、フェノキサチイニル、インドリジニル、イソイン
ドリル、インドリル、インダゾリル、プリニル、キノリ
ジニル、イソキノリル、キノリル、フタラジニル、ナフ
チリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、カルバゾ
リル、カルボリニル、アクリジニル、若しくはイソイン
ドリニルのような縮合複素芳香環基を挙げることがで
き、好適には単環式複素芳香環基であり、更に好適には
ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式複素芳香環基
であり、最適にはチエニル、フリル、チアゾリル、ピリ
ジル、又はベンゾフラニルである。
【0048】W及びYがそれぞれ独立してC1-C20アルキ
レン基を示す場合、「C1-C20」及び「アルキレン」とは前述
したものと同義である。当該C1-C20アルキレン基として
は、例えばメチレン、メチルメチレン、エチレン、プロ
ピレン、トリメチレン、テトラメチレン、メチルトリメ
チレン、メチルプロピレン、ジメチルエチレン、ペンタ
メチレン、メチルテトラメチレン、ジメチルトリメチレ
ン、ヘキサメチレン、メチルペンタメチレン、ジメチル
テトラメチレン、ヘプタメチレン、メチルヘキサメチレ
ン、エチルペンタメチレン、オクタメチレン、メチルヘ
プタメチレン、エチルヘキサメチレン、メチルペンタメ
チレン、ノナメチレン、メチルオクタメチレン、エチル
ヘプタメチレン、デカメチレン、メチルノナメチレン、
エチルオクタメチレン、ジエチルヘキサメチレン、ウン
デカメチレン、メチルデカメチレン、エチルノナメチレ
ン、ジメチルノナメチレン、プロピルオクタメチレン、
ドデカメチレン、メチルウンデカメチレン、エチルデカ
メチレン、プロピルノナメチレン、ジエチルオクタメチ
レン、トリデカメチレン、メチルドデカメチレン、エチ
ルウンデカメチレン、プロピルデカメチレン、ペンチル
オクタメチレン、テトラデカメチレン、メチルトリデカ
メチレン、エチルドデカメチレン、プロピルウンデカメ
チレン、ブチルデカメチレン、ペンチルノナメチレン、
ペンタデカメチレン、メチルテトラデカメチレン、エチ
ルトリデカメチレン、プロピルドデカメチレン、ペンチ
ルデカメチレン、ヘキサデカメチレン、メチルペンタデ
カメチレン、エチルテトラデカメチレン、プロピルトリ
デカメチレン、ブチルドデカメチレン、ヘプタデカメチ
レン、メチルヘキサデカメチレン、エチルペンタデカメ
チレン、プロピルテトラデカメチレン、ペンチルドデカ
メチレン、オクタデカメチレン、メチルヘプタデカメチ
レン、プロピルペンタデカメチレン、ノナデカメチレ
ン、メチルオクタデカメチレン、エチルヘプタデカメチ
レン、アイコサメチレン、メチルノナデカメチレン、又
はエチルオクタデカメチレンを挙げることができ、好適
にはC1-C15アルキレン基であり、更に好適にはC1-C10
ルキレン基であり、更に好適にはC1-C8アルキレン基で
あり、最適にはC1-C6アルキレン基である。また、直鎖
状アルキレン基と分枝鎖状アルキレン基では、直鎖状ア
ルキレン基が好適である。
【0049】RがC1-C6アルカノイル基を示す場合、「C1
-C6」及び「アルカノイル基」とは前述したものと同義であ
る。当該C1-C6アルカノイル基としては、例えばホルミ
ル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、s-ブチリル、t-ブチリル、又はペンテノイルを挙
げることができ、好適にはC2-C5アルカノイル基であ
り、更に好適にはC2-C3アルカノイル基であり、最適に
はアセチルである。
【0050】RがC7-C11アリールアミノカルボニル基
(アリール上に後述する置換分βを1乃至3個有してい
てもよい。)を示す場合、「C7-C11」及び「アリールアミノ
カルボニル」とは前述したものと同義であり、「置換分β
を1乃至3個有していてもよい」とは置換分βを有さな
いか若しくは置換分βを同一又は異なって1乃至3個有
することをいう。当該アリールアミノカルボニル部分と
しては、例えばフェニルアミノカルボニル、又はナフチ
ルアミノカルボニルを挙げることができ、好適にはフェ
ニルアミノカルボニルである。
【0051】置換分αがC1-C20アルキル基(後述する置
換分βを1乃至3個有していてもよい。)を示す場合、
「C1-C20」、「アルキル」及び「置換分βを1乃至3個有し
ていてもよい」とは前述したものと同義である。当該C1-
C20アルキル部分としては、例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、s-ブチル、t-ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシ
ル、イソヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシ
ル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オク
タデシル、ノナデシル、又はアイコシルを挙げることが
でき、好適にはC1-C10アルキル基であり、更に好適には
C1-C6アルキル基であり、更に好適にはC1-C4アルキル基
であり、最適にはC1-C2アルキル基である。
【0052】置換分αがC2-C20不飽和炭化水素基(後述
する置換分βを1乃至3個有していてもよい。)を示す
場合、「C2-C20」、「不飽和炭化水素基」及び「置換分βを
1乃至3個有していてもよい」とは前述したものと同義
である。当該C2-C20不飽和炭化水素部分としては、例え
ばエテニル、エチニル、プロペニル、メチルプロペニ
ル、エチルプロペニル、プロピニル、ブテニル、メチル
ブテニル、エチルブテニル、ブチニル、ペンテニル、メ
チルペンテニル、ペンチニル、ヘキセニル、イソヘキセ
ニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、
ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセ
ニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニ
ル、オクタデセニル、リノリル、リノレニル、ノナデセ
ニル、又はアイコセニルを挙げることができ、好適には
1個の二重結合を有するC2-C10不飽和炭化水素基であ
り、更に好適には1個の二重結合を有するC2-C6不飽和
炭化水素基であり、最適には1個の二重結合を有するC2
-C4不飽和炭化水素基である。
【0053】置換分αがC1-C10アルコキシ基を示す場
合、「C1-C10」及び「アルコキシ基」とは前述したものと同
義である。当該C1-C10アルコキシ基としては、例えばメ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブト
キシ、イソブトキシ、s-ブトキシ、t-ブトキシ、ペン
トキシ、イソペントキシ、メチルブトキシ、ネオペント
キシ、ヘキシルオキシ、メチルペントキシ、ジメチルブ
トキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、ノニルオキ
シ、又はデシルオキシを挙げることができ、好適にはC1
-C8アルコキシ基であり、更に好適にはC1-C6アルコキシ
基であり、更に好適にはC1-C4アルコキシ基であり、最
適にはC1-C2アルコキシ基である。
【0054】置換分αがハロゲン原子を示す場合、当該
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子、又はヨウ素原子を挙げることができ、好適にはフッ
素原子、塩素原子、又は臭素原子であり、更に好適には
フッ素原子、又は塩素原子であり、最適には塩素原子で
ある。
【0055】置換分αがC6-C10アリール基(後述する置
換分βを1乃至3個有していてもよい。)を示す場合、
「C6-C10」、「アリール」及び「置換分βを1乃至3個有し
ていてもよい」とは前述したものと同義である。当該C6-
C10アリール部分としては、例えばフェニル又はナフチ
ルを挙げることができ、好適にはフェニルである。
【0056】置換分αが単環式複素芳香環基(後述する
置換分βを1乃至3個有していてもよい。)を示す場
合、「単環式複素芳香環基」及び「置換分βを1乃至3個
有していてもよい」とは前述したものと同義である。当
該単環式複素芳香環部分としては、例えばチエニル、フ
リル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキ
サゾリル、イソチアゾリル、フラザニル、ピラゾリル、
オキソピラゾリル、トリアゾリル、トリアゾロニル、テ
トラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、
ピラジニル又はトリアジニルを挙げることができ、好適
にはヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式複素芳香
環基であり、最適にはチエニル、フリル、ピロリル、オ
キサゾリル、又はピリジルである。
【0057】置換分αがC7-C16アラルキル基(アリール
上に後述する置換分βを1乃至3個有していてもよく、
アルキル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
い。)を示す場合、「C7-C16」、「アラルキル」及び「置換分
βを1乃至3個有していてもよい」とは前述したものと
同義であり、「置換分として水酸基を1個有していても
よい」とは置換分として水酸基を有さないか若しくは水
酸基を1個有することをいう。当該アラルキル部分とし
ては、例えばベンジル、ナフチルメチル、フェネチル、
ナフチルエチル、フェニルプロピル、ナフチルプロピ
ル、フェニルブチル、ナフチルブチル、フェニルペンチ
ル、ナフチルペンチル、フェニルヘキシル、又はナフチ
ルヘキシルを挙げることができ、好適にはC1-C6アルキ
ルを有するフェニルアルキル基であり、更に好適にはC1
-C2アルキルを有するフェニルアルキル基である。
【0058】置換分αがC7-C16アラルキルカルボニル基
(アリール上に後述する置換分βを1乃至3個有してい
てもよい。)を示す場合、「C7-C16」、「アラルキルカルボ
ニル」及び「置換分βを1乃至3個有していてもよい」と
は前述したものと同義である。当該アラルキルカルボニ
ル部分としては、例えばベンゾイル、ベンジルカルボニ
ル、フェネチルカルボニル、3-フェニルプロピルカルボ
ニル、5-フェニルペンチルカルボニル、ナフチルカルボ
ニル、ナフチルメチルカルボニル、又は3-ナフチルプロ
ピルカルボニルを挙げることができ、好適にはフェニル
C1-C6アルキルカルボニル基であり、更に好適にはフェ
ニルC1-C4アルキルカルボニル基であり、最適にはベン
ゾイル若しくはベンジルカルボニルである。
【0059】置換分αがC6-C10アリールオキシ基(後述
する置換分βを1乃至3個有していてもよい。)を示す
場合、「C6-C10」、「アリールオキシ」及び「置換分βを1
乃至3個有していてもよい」とは前述したものと同義で
ある。当該C6-C10アリールオキシ部分としては、例えば
フェノキシ、又はナフチルオキシを挙げることができ、
好適にはフェノキシである。
【0060】置換分αがC4-C12シクロアルキルアルキル
オキシ基を示す場合、「C4-C12」及び「シクロアルキルア
ルキルオキシ」とは前述したものと同義である。当該C4-
C12シクロアルキルアルキルオキシ基としては、例えば
シクロプロピルメトキシ、シクロブチルメトキシ、シク
ロペンチルメトキシ、シクロヘキシルメトキシ、シクロ
プロピルエトキシ、シクロブチルエトキシ、シクロペン
チルエトキシ、シクロヘキシルエトキシ、シクロブチル
プロポキシ、シクロヘキシルプロポキシ、シクロヘキシ
ルブトキシ、又はシクロヘキシルヘキシルオキシを挙げ
ることができ、好適にはC5-C12シクロアルキルアルキル
オキシ基であり、更に好適にはC6-C10シクロアルキルア
ルキルオキシ基であり、最適にはC6-C8シクロアルキル
アルキルオキシ基である。
【0061】置換分αがC7-C16アラルキルオキシ基(ア
リール上に後述する置換分βを1乃至3個有していても
よく、アルキル上に置換分として水酸基を1個有してい
てもよい。)を示す場合、「C7-C16」、「アラルキルオキ
シ」、「置換分βを1乃至3個有していてもよい」及び「置
換分として水酸基を1個有していてもよい」とは前述し
たものと同義である。当該アラルキルオキシ部分として
は、例えばベンジルオキシ、フェネチルオキシ、フェニ
ルプロポキシ、フェニルブトキシ、フェニルペントキ
シ、フェニルヘキシルオキシ、ナフチルメトキシ、ナフ
チルエトキシ、ナフチルプロポキシ、ナフチルブトキ
シ、ナフチルペントキシ、又はナフチルヘキシルオキシ
を挙げることができ、好適にはフェニルC1-C6アルキル
オキシ基であり、更に好適にはフェニルC1-C4アルキル
オキシ基であり、最適にはフェニルC1-C2アルキルオキ
シ基である。
【0062】置換分αがC7-C16アリールカルボニルアル
キルオキシ基(アリール上に後述する置換分βを1乃至
3個有していてもよい。)を示す場合、「C7-C16」、「アリ
ールカルボニルアルキルオキシ」及び「置換分βを1乃至
3個有していてもよい」とは前述したものと同義であ
る。当該アリールカルボニルアルキルオキシ部分として
は、例えばベンゾイルオキシ、フェナシルオキシ、3-フ
ェニル-3-オキソプロポキシ、又は4-フェニル-4-オキソ
ブトキシを挙げることができ、好適にはフェニルC1-C6
カルボニルアルキルオキシ基であり、更に好適にはフェ
ニルC1-C4カルボニルアルキルオキシ基であり、最適に
はベンゾイルオキシ若しくはフェナシルオキシである。
【0063】置換分αが単環式複素芳香環C1-C6アルキ
ルオキシ基(単環式複素芳香環上に後述する置換分βを
1乃至3個有していてもよく、アルキル上に置換分とし
て水酸基を1個有していてもよい。)を示す場合、「単環
式複素芳香環アルキルオキシ」、「C1-C6」、置換分βを1
乃至3個有していてもよい」及び「置換分として水酸基を
1個有していてもよい」とは前述したものと同義であ
る。当該単環式複素芳香環C1-C6アルキルオキシ部分と
しては、例えばピリジルメトキシ、ピリジルエトキシ、
ピリジルプロポキシ、ピリジルブトキシ、ピリジルペン
トキシ、ピリジルヘキシルオキシ、ピリミジニルメトキ
シ、ピリミジニルエトキシ、ピリミジニルプロポキシ、
ピリミジニルブトキシ、ピリミジニルペントキシ、チエ
ニルメトキシ、チエニルエトキシ、チエニルプロポキ
シ、チエニルブトキシ、チエニルペントキシ、フリルメ
トキシ、フリルブトキシ、チアゾリルメトキシ、チアゾ
リルブトキシ、オキサゾリルメトキシ、オキサゾリルエ
トキシ、オキサゾリルブトキシ、イソキサゾリルメトキ
シ、イソキサゾリルエトキシ、イソキサゾリルプロポキ
シ、又はイソキサゾリルブトキシを挙げることができ、
好適にはヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式複素
芳香環C1-C6アルキルオキシ基であり、更に好適にはヘ
テロ原子を1若しくは2個有する単環式複素芳香環C1-C
4アルキルオキシ基であり、更に好適にはヘテロ原子を
1個有する単環式複素芳香環C1-C2アルキルオキシ基で
あり、最適にはピリジルメトキシ、ピリミジニルメトキ
シ、チエニルメトキシ、フリルメトキシ、チアゾリルメ
トキシ、オキサゾリルメトキシ、ピリジルエトキシ、又
はチエニルエトキシである。
【0064】置換分αが単環式複素芳香環C1-C6カルボ
ニルアルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に後述する
置換分βを1乃至3個有していてもよい。)を示す場
合、「単環式複素芳香環カルボニルアルキルオキシ」、「C
1-C6」及び「置換分βを1乃至3個有していてもよい」と
は前述したものと同義である。当該単環式複素芳香環カ
ルボニルアルキルオキシ部分としては、例えばピリジル
カルボニルオキシ、2-ピリジル-2-オキソエトキシ、3-
ピリジル-3-オキソプロポキシ、4-ピリジル-4-オキソブ
トキシ、5-ピリジル-5-オキソペントキシ、6-ピリジル-
6-オキソヘキシルオキシ、ピリミジニルカルボニルオキ
シ、2-ピリミジニル-2-オキソエトキシ、3-ピリミジニ
ル-3-オキソプロポキシ、4-ピリミジニル-4-オキソブト
キシ、5-ピリミジニル-5-オキソペントキシ、チエニル
カルボニルオキシ、2-チエニル-2-オキソエトキシ、3-
チエニル-3-オキソプロポキシ、4-チエニル-4-オキソブ
トキシ、5-チエニル-5-オキソペントキシ、フリルカル
ボニルオキシ、4-フリル-4-オキソブトキシ、チアゾリ
ルカルボニルオキシ、4-チアゾリル-4-オキソブトキ
シ、オキサゾリルカルボニルオキシ、2-オキサゾリル-2
-オキソエトキシ、4-オキサゾリル-4-オキソブトキシ、
イソキサゾリルカルボニルオキシ、2-イソキサゾリル-2
-オキソエトキシ、3-イソキサゾリル-3-オキソプロポキ
シ、又は4-イソキサゾリル-4-オキソブトキシを挙げる
ことができ、好適にはヘテロ原子を1若しくは2個有す
る単環式複素芳香環C1-C6カルボニルアルキルオキシ基
であり、更に好適にはヘテロ原子を1若しくは2個有す
る単環式複素芳香環C1-C4カルボニルアルキルオキシ基
であり、更に好適にはヘテロ原子を1個有する単環式複
素芳香環C1-C2カルボニルアルキルオキシ基であり、最
適にはピリジルカルボニルオキシ、2-ピリジル-2-オキ
ソエトキシ、ピリミジニルカルボニルオキシ、チエニル
カルボニルオキシ、2-チエニル-2-オキソエトキシ、フ
リルカルボニルオキシ、チアゾリルカルボニルオキシ、
又はオキサゾリルカルボニルオキシである。
【0065】置換分αがC7-C16アリールオキシアルキル
基(アリール上に後述する置換分βを1乃至3個有して
いてもよい。)を示す場合、「C7-C16」、「アリールオキシ
アルキル」及び「置換分βを1乃至3個有していてもよ
い」とは前述したものと同義である。当該C7-C16アリー
ルオキシアルキル部分としては、例えばフェノキシメチ
ル、ナフチルオキシメチル、フェノキシ-1-エチル、フ
ェノキシ-2-エチル、ナフチルオキシエチル、フェノキ
シブチル、ナフチルオキシブチル、フェノキシヘキシ
ル、又はナフチルオキシヘキシルを挙げることができ、
好適にはフェノキシC1-C6アルキル基であり、更に好適
にはフェノキシC1-C4アルキル基であり、更に好適には
フェノキシC1-C2アルキル基であり、最適にはフェノキ
シメチル、若しくは1-フェノキシエチルである。
【0066】置換分αがC8-C22アラルキルオキシアルキ
ル基(アリール上に後述する置換分βを1乃至3個有し
ていてもよい。)を示す場合、「C8-C22」、「アラルキルオ
キシアルキル」及び「置換分βを1乃至3個有していても
よい」とは前述したものと同義である。当該C8-C22アラ
ルキルオキシアルキル部分としては、例えばベンジルオ
キシメチル、ベンジルオキシエチル、フェネチルオキシ
メチル、フェネチルオキシエチル、ナフチルメチルオキ
シメチル、ナフチルメチルオキシエチル、ナフチルエチ
ルオキシメチル、ナフチルエチルオキシエチル、ベンジ
ルオキシブチル、ナフチルメチルオキシブチル、ベンジ
ルオキシヘキシル、又はナフチルメチルオキシヘキシル
を挙げることができ、好適にはフェニルC1-C6アルキル
オキシC1-C6アルキル基であり、更に好適にはフェニルC
1-C4アルキルオキシC1-C4アルキル基であり、より更に
好適にはC1-C2アルキルをそれぞれ独立して2個有する
フェニルC1-C2アルキルオキシC1-C2アルキル基であり、
更に好適にはベンジルオキシメチル、又は1-(ベンジル
オキシ)エチルであり、最適にはベンジルオキシメチル
である。
【0067】置換分αがC2-C11カルボキシアルコキシ基
を示す場合、「C2-C11」、「カルボキシアルコキシ」とは前
述したものと同義である。当該C2-C11カルボキシアルコ
キシ基としては、例えばカルボキシメトキシ、カルボキ
シエトキシ、カルボキシプロポキシ、カルボキシブトキ
シ、カルボキシペントキシ、カルボキシヘキシルオキ
シ、カルボキシヘプチルオキシ、カルボキシオクチルオ
キシ、カルボキシノニルオキシ、又はカルボキシデシル
オキシを挙げることができ、好適にはC2-C5カルボキシ
アルコキシ基であり、更に好適にはC2-C3カルボキシア
ルコキシ基であり、最適にカルボキシメトキシ基であ
る。
【0068】置換分βがC1-C6アルキル基を示す場合、
「C1-C6」、「アルキル」とは前述したC1-C20アルキルのう
ち炭素数1乃至6のものをいう。当該C1-C6アルキル基
としては置換分αの定義において述べたアルキル基の炭
素数1乃至6のものと同様の基を挙げることができ、好
適にはC1-C4アルキル基であり、更に好適にはC1-C2アル
キル基である。
【0069】置換分βがC1-C6アルコキシ基を示す場
合、前述したC1-C10アルコキシのうち炭素数1乃至6の
ものをいう。当該C1-C6アルコキシ基としては置換分α
の定義において述べたアルキル基の炭素数1乃至6のも
のと同様の基を挙げることができ、好適にはC1-C4アル
コキシ基であり、更に好適にはC1-C2アルコキシ基であ
る。
【0070】置換分βがC1-C6アルキルチオ基を示す場
合、「C1-C6」及び「アルキルチオ基」とは前述したものと
同義である。当該アルキルチオ基としては、例えばメチ
ルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチ
オ、ブチルチオ、イソブチルチオ、s-ブチルチオ、t-
ブチルチオ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、メチル
ブチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオ、又はジ
メチルブチルチオを挙げることができ、好適にはC1-C4
アルキルチオ基であり、更に好適にはC1-C2アルキルチ
オ基である。
【0071】置換分βがハロゲン原子を示す場合、当該
ハロゲン原子としては置換分αの定義で述べたハロゲン
原子と同様の原子を挙げることができ、好適にはフッ素
原子、塩素原子、又は臭素原子であり、更に好適にはフ
ッ素原子、又は塩素原子であり、最適には塩素原子であ
る。
【0072】置換分βがC1-C4アルキレンジオキシ基を
示す場合、「C1-C4」及び「アルキレンジオキシ基」とは前
述したものと同義である。当該C1-C4アルキレンジオキ
シ基としては、例えばメチレンジオキシ、エチリデンジ
オキシ、ジメチレンジオキシ、イソプロピレンジオキ
シ、トリメチレンジオキシ、又はテトラメチレンジオキ
シを挙げることができ、好適にはC1-C2アルキレンジオ
キシ基であり、更に好適にはメチレンジオキシである。
【0073】置換分βがC1-C6アルカノイル基を示す場
合、「C1-C6」及び「アルカノイル基」とは前述したものと
同義である。当該C1-C6アルカノイル基としてはRの定
義において述べたアルカノイル基と同様の基を挙げるこ
とができ、好適にはC2-C5アルカノイル基であり、更に
好適にはC2-C3アルカノイル基であり、最適にはアセチ
ルである。
【0074】置換分βがC2-C7アルコキシカルボニルア
ミノ基を示す場合、「C1-C6」及び「アルコキシ」とは前述
したものと同義である。当該C1-C6アルコキシを有する
アルコキシカルボニルアミノ基としては、例えばメトキ
シカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロ
ポキシカルボニルアミノ、イソプロポキシカルボニルア
ミノ、ブトキシカルボニルアミノ、イソブトキシカルボ
ニルアミノ、s-ブトキシカルボニルアミノ、t-ブトキ
シカルボニルアミノ、ペントキシカルボニルアミノ、イ
ソペントキシカルボニルアミノ、メチルブトキシカルボ
ニルアミノ、ネオペントキシカルボニルアミノ、ヘキシ
ルオキシカルボニルアミノ、又はジメチルブトキシカル
ボニルアミノを挙げることができ、好適にはC2-C5アル
コキシカルボニルアミノ基であり、更に好適にはC2-C3
アルコキシカルボニルアミノ基である。
【0075】従って、RがC7-C11アリールアミノカルボ
ニル基(アリール上に置換分βを1乃至3個有していて
もよい。)を示す場合、置換分βを有する当該基として
は、例えばメチルフェニルアミノカルボニル、ジメチル
フェニルアミノカルボニル、エチルフェニルアミノカル
ボニル、t-ブチルフェニルアミノカルボニル、メトキシ
フェニルアミノカルボニル、エトキシフェニルアミノカ
ルボニル、メチルチオフェニルアミノカルボニル、エチ
ルチオフェニルアミノカルボニル、フルオロフェニルア
ミノカルボニル、ジフルオロフェニルアミノカルボニ
ル、クロロフェニルアミノカルボニル、ジクロロフェニ
ルアミノカルボニル、ブロモフェニルアミノカルボニ
ル、メチレンジオキシフェニルアミノカルボニル、ニト
ロフェニルアミノカルボニル、シアノフェニルアミノカ
ルボニル、アセチルフェニルアミノカルボニル、カルバ
モイルフェニルアミノカルボニル、t-ブトキシカルバモ
イルフェニルアミノカルボニル、メチルナフチルアミノ
カルボニル、メトキシナフチルアミノカルボニル、メチ
ルチオナフチルアミノカルボニル、フルオロナフチルア
ミノカルボニル、クロロナフチルアミノカルボニル、メ
チレンジオキシナフチルアミノカルボニル、ニトロナフ
チルアミノカルボニル、シアノナフチルアミノカルボニ
ル、アセチルナフチルアミノカルボニル、カルバモイル
ナフチルアミノカルボニル、又はt-ブトキシカルバモイ
ルナフチルアミノカルボニルを挙げることができ、好適
にはフェニルアミノカルボニル基(アリール上に置換分
βを1乃至3個有していてもよい。)であり、更に好適
にはフェニルアミノカルボニル基(アリール上に置換分
βを1若しくは2個有していてもよい。)であり、最適
にはフェニルアミノカルボニル基(アリール上に置換分
βを1個有していてもよい。)である。
【0076】置換分αがC1-C20アルキル基(置換分βを
1乃至3個有していてもよい。)を示す場合、置換分β
を有する当該基としては、例えばメトキシメチル、メト
キシエチル、メトキシブチル、メトキシオクチル、メト
キシアイコシル、メチルチオメチル、メチルチオブチ
ル、フルオロメチル、フルオロブチル、フルオロヘキシ
ル、クロロメチル、クロロブチル、クロロヘキシル、ジ
フルオロメチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエ
チル、ニトロメチル、ニトロブチル、ニトロヘキシル、
シアノメチル、シアノブチル、シアノヘキシル、アセチ
ルメチル、アセチルブチル、又はアセチルヘキシルを挙
げることができ、好適にはC1-C10アルキル基(置換分β
を1乃至3個有していてもよい。)であり、更に好適に
はC1-C6アルキル基(置換分βを1乃至3個有していても
よい。)であり、最適にはC1-C2アルキル基(置換分βを
1乃至3個有していてもよい。)である。
【0077】置換分αがC2-C20不飽和炭化水素基(置換
分βを1乃至3個有していてもよい。)を示す場合、置
換分βを有する当該基としては、例えばメトキシエテニ
ル、メトキシブテニル、メトキシオクテニル、メトキシ
アイコセニル、メチルチオブテニル、フルオロブテニ
ル、フルオロヘキセニル、クロロブテニル、クロロヘキ
セニル、トリフルオロエテニル、ニトロブテニル、ニト
ロヘキセニル、シアノブテニル、シアノヘキセニル、ア
セチルブテニル、又はアセチルヘキセニルを挙げること
ができ、好適にはC2-C10不飽和炭化水素基(置換分βを
1乃至3個有していてもよい。)であり、更に好適には
1個の二重結合を有するC2-C10不飽和炭化水素基(置換
分βを1個有していてもよい。)であり、最適には1個
の二重結合を有するC2-C6不飽和炭化水素基(置換分βを
1個有していてもよい。)である。
【0078】置換分αがC6-C10アリール基(置換分βを
1乃至3個有していてもよい。)を示す場合、置換分β
を有する当該基としては、例えばメチルフェニル、ジメ
チルフェニル、エチルフェニル、t-ブチルフェニル、メ
トキシフェニル、エトキシフェニル、メチルチオフェニ
ル、エチルチオフェニル、フルオロフェニル、ジフルオ
ロフェニル、クロロフェニル、ジクロロフェニル、ブロ
モフェニル、メチレンジオキシフェニル、ニトロフェニ
ル、シアノフェニル、アセチルフェニル、カルバモイル
フェニル、t-ブトキシカルバモイルフェニル、メチルナ
フチル、メトキシナフチル、メチルチオナフチル、フル
オロナフチル、クロロナフチル、メチレンジオキシナフ
チル、ニトロナフチル、シアノナフチル、アセチルナフ
チル、カルバモイルナフチル、又はt-ブトキシカルバモ
イルナフチルを挙げることができ、好適にはC6-C10アリ
ール基(置換分βを1若しくは2個有していてもよい。)
であり、更に好適にはC6-C10アリール基(置換分βを1
個有していてもよい。)であり、特に好適にはフェニル
基(置換分βを1個有していてもよい。)である。
【0079】置換分αが単環式複素芳香環基(置換分β
を1乃至3個有していてもよい。)を示す場合、置換分
βを有する当該基としては、例えばメチルピリジル、メ
トキシピリジル、メチルチオピリジル、フルオロピリジ
ル、クロロピリジル、ブロモピリジル、メチレンジオキ
シピリジル、ニトロピリジル、シアノピリジル、アセチ
ルピリジル、カルバモイルピリジル、メチルチエニル、
メトキシチエニル、メチルチオチエニル、フルオロチエ
ニル、クロロチエニル、ブロモチエニル、メチレンジオ
キシチエニル、ニトロチエニル、シアノチエニル、アセ
チルチエニル、カルバモイルチエニル、メチルチアゾリ
ル、メトキシチアゾリル、メチルチオチアゾリル、フル
オロチアゾリル、クロロチアゾリル、ブロモチアゾリ
ル、メチレンジオキシチアゾリル、ニトロチアゾリル、
シアノチアゾリル、アセチルチアゾリル、カルバモイル
チアゾリル、フェニルチアゾリル、メチルオキサゾリ
ル、メトキシオキサゾリル、メチルチオオキサゾリル、
フルオロオキサゾリル、クロロオキサゾリル、ブロモオ
キサゾリル、メチレンジオキシオキサゾリル、ニトロオ
キサゾリル、シアノオキサゾリル、アセチルオキサゾリ
ル、又はカルバモイルオキサゾリルを挙げることがで
き、好適にはヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式
複素芳香環基(置換分βを1乃至3個有していてもよ
い。)であり、更に好適にはヘテロ原子を1若しくは2
個有する単環式複素芳香環基(置換分βを1若しくは2
個有していてもよい。)であり、最適にはヘテロ原子を
1若しくは2個有する単環式複素芳香環基(置換分βを
1個有していてもよい。)である。
【0080】置換分αがC7-C16アラルキル基(アリール
上に置換分βを1乃至3個有していてもよく、アルキル
上に置換分として水酸基を1個有していてもよい。)を
示す場合、置換分β又は水酸基を有する当該基として
は、例えばメチルベンジル、メトキシベンジル、メチル
チオベンジル、フルオロベンジル、クロロベンジル、メ
チレンジオキシベンジル、ニトロベンジル、シアノベン
ジル、アセチルベンジル、カルバモイルベンジル、t-ブ
トキシカルバモイルベンジル、メチルナフチルメチル、
メトキシナフチルメチル、メチルチオナフチルメチル、
フルオロナフチルメチル、クロロナフチルメチル、メチ
レンジオキシナフチルメチル、ニトロナフチルメチル、
シアノナフチルメチル、アセチルナフチルメチル、カル
バモイルナフチルメチル、t-ブトキシカルバモイルナフ
チルメチル、メチル-1-フェネチル、メチル-2-フェネチ
ル、メチルフェニルブチル、メトキシフェニルブチル、
メチルチオフェニルブチル、フルオロフェニルブチル、
クロロフェニルブチル、メチレンジオキシフェニルブチ
ル、ニトロフェニルブチル、シアノフェニルブチル、ア
セチルフェニルブチル、カルバモイルフェニルブチル、
t-ブトキシカルバモイルフェニルブチル、フェニル(ヒ
ドロキシ)メチル、メチルフェニル(ヒドロキシ)メチ
ル、メトキシフェニル(ヒドロキシ)メチル、メチルチオ
フェニル(ヒドロキシ)メチル、フルオロフェニル(ヒド
ロキシ)メチル、クロロフェニル(ヒドロキシ)メチル、
メチレンジオキシフェニル(ヒドロキシ)メチル、ニトロ
フェニル(ヒドロキシ)メチル、シアノフェニル(ヒドロ
キシ)メチル、アセチルフェニル(ヒドロキシ)メチル、
カルバモイルフェニル(ヒドロキシ)メチル、t-ブトキシ
カルバモイルフェニル(ヒドロキシ)メチル、ナフチル
(ヒドロキシ)メチル、メチルナフチル(ヒドロキシ)メチ
ル、メトキシナフチル(ヒドロキシ)メチル、メチルチオ
ナフチル(ヒドロキシ)メチル、フルオロナフチル(ヒド
ロキシ)メチル、クロロナフチル(ヒドロキシ)メチル、
メチレンジオキシナフチル(ヒドロキシ)メチル、ニトロ
ナフチル(ヒドロキシ)メチル、シアノナフチル(ヒドロ
キシ)メチル、アセチルナフチル(ヒドロキシ)メチル、
カルバモイルナフチル(ヒドロキシ)メチル、t-ブトキシ
カルバモイルナフチル(ヒドロキシ)メチル、フェニル
(ヒドロキシ)エチル、メチルフェニル(ヒドロキシ)エチ
ル、メトキシフェニル(ヒドロキシ)エチル、メチルチオ
フェニル(ヒドロキシ)エチル、フルオロフェニル(ヒド
ロキシ)エチル、クロロフェニル(ヒドロキシ)エチル、
メチレンジオキシフェニル(ヒドロキシ)エチル、ニトロ
フェニル(ヒドロキシ)エチル、シアノフェニル(ヒドロ
キシ)エチル、アセチルフェニル(ヒドロキシ)エチル、
カルバモイルフェニル(ヒドロキシ)エチル、又はt-ブト
キシカルバモイルフェニル(ヒドロキシ)エチルを挙げる
ことができ、好適にはC7-C16アラルキル基(アリール上
に置換分βを1若しくは2個有していてもよく、アルキ
ル上に置換分として水酸基を1個有していてもよい。)
であり、更に好適にはC7-C16アラルキル基(アリール上
に置換分βを1個有していてもよく、アルキル上に置換
分として水酸基を1個有していてもよい。)であり、更
に好適にはフェニルC1-C6アルキル基(フェニル上に置換
分βを1個有していてもよく、アルキル上に置換分とし
て水酸基を1個有していてもよい。)であり、最適には
フェニルC1-C4アルキル基(フェニル上に置換分βを1個
有していてもよく、アルキル上に置換分として水酸基を
1個有していてもよい。)である。
【0081】置換分αがC7-C16アラルキルカルボニル基
(アリール上に置換分βを1乃至3個有していてもよ
い。)を示す場合、置換分βを有する当該基としては、
例えば、メチルベンゾイル、メトキシベンゾイル、メチ
ルチオベンゾイル、フルオロベンゾイル、クロロベンゾ
イル、メチレンジオキシベンゾイル、ニトロベンゾイ
ル、シアノベンゾイル、アセチルベンゾイル、カルバモ
イルベンゾイル、t-ブトキシカルバモイルベンゾイル、
メチルベンジルカルボニル、メトキシベンジルカルボニ
ル、メチルチオベンジルカルボニル、フルオロベンジル
カルボニル、クロロベンジルカルボニル、メチレンジオ
キシベンジルカルボニル、ニトロベンジルカルボニル、
シアノベンジルカルボニル、アセチルベンジルカルボニ
ル、カルバモイルベンジルカルボニル、又はt-ブトキシ
カルバモイルベンジルカルボニルを挙げることができ、
好適にはC7-C16アラルキルカルボニル基(アリール上に
置換分βを1若しくは2個有していてもよい。)であ
り、更に好適にはC7-C16アラルキルカルボニル基(アリ
ール上に置換分βを1個有していてもよい。)であり、
更に好適にはフェニルC1-C6アルキルカルボニル基(フェ
ニル上に置換分βを1個有していてもよい。)であり、
最適にはフェニルC1-C4アルキルカルボニル基(フェニル
上に置換分βを1個有していてもよい。)である。
【0082】置換分αがC6-C10アリールオキシ基(置換
分βを1乃至3個有していてもよい。)を示す場合、置
換分βを有する当該基としては、例えばメチルフェノキ
シ、ジメチルフェノキシ、エチルフェノキシ、t-ブチル
フェノキシ、メトキシフェノキシ、エトキシフェノキ
シ、メチルチオフェノキシ、エチルチオフェノキシ、フ
ルオロフェノキシ、ジフルオロフェノキシ、クロロフェ
ノキシ、ジクロロフェノキシ、ブロモフェノキシ、メチ
レンジオキシフェノキシ、ニトロフェノキシ、シアノフ
ェノキシ、アセチルフェノキシ、カルバモイルフェノキ
シ、t-ブトキシカルバモイルフェノキシ、メチルナフチ
ルオキシ、メトキシナフチルオキシ、メチルチオナフチ
ルオキシ、フルオロナフチルオキシ、クロロナフチルオ
キシ、メチレンジオキシナフチルオキシ、ニトロナフチ
ルオキシ、シアノナフチルオキシ、アセチルナフチルオ
キシ、カルバモイルナフチルオキシ、又はt-ブトキシカ
ルバモイルナフチルオキシを挙げることができ、好適に
はC6-C10アリールオキシ基(置換分βを1若しくは2個
有していてもよい。)であり、更に好適にはC6-C10アリ
ールオキシ基(置換分βを1個有していてもよい。)であ
り、最適にはフェノキシ基(置換分βを1個有していて
もよい。)である。
【0083】置換分αがC7-C16アラルキルオキシ基(ア
リール上に置換分βを1乃至3個有していてもよく、ア
ルキル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
い。)を示す場合、置換分β若しくは水酸基を有する当
該基としては、例えばメチルベンジルオキシ、メトキシ
ベンジルオキシ、メチルチオベンジルオキシ、2-フルオ
ロベンジルオキシ、3-フルオロベンジルオキシ、4-フル
オロベンジルオキシ、クロロベンジルオキシ、メチレン
ジオキシベンジルオキシ、ニトロベンジルオキシ、シア
ノベンジルオキシ、アセチルベンジルオキシ、カルバモ
イルベンジルオキシ、t-ブトキシカルバモイルベンジル
オキシ、メチルナフチルメトキシ、メトキシナフチルメ
トキシ、メチルチオナフチルメトキシ、フルオロナフチ
ルメトキシ、クロロナフチルメトキシ、メチレンジオキ
シナフチルメトキシ、ニトロナフチルメトキシ、シアノ
ナフチルメトキシ、アセチルナフチルメトキシ、カルバ
モイルナフチルメトキシ、t-ブトキシカルバモイルナフ
チルメトキシ、メチルフェニル-1-エトキシ、メチルフ
ェニル-2-エトキシ、メチルフェニルブトキシ、メトキ
シフェニルブトキシ、メチルチオフェニルブトキシ、フ
ルオロフェニルブトキシ、クロロフェニルブトキシ、メ
チレンジオキシフェニルブトキシ、ニトロフェニルブト
キシ、シアノフェニルブトキシ、アセチルフェニルブト
キシ、カルバモイルフェニルブトキシ、t-ブトキシカル
バモイルフェニルブトキシ、又はフェニル(ヒドロキシ)
エトキシを挙げることができ、好適にはC7-C16アラルキ
ルオキシ基(アリール上に置換分βを1若しくは2個有
していてもよく、アルキル上に置換分として水酸基を1
個有していてもよい。)であり、更に好適にはC7-C16
ラルキルオキシ基(アリール上に置換分βを1個有して
いてもよく、アルキル上に置換分として水酸基を1個有
していてもよい。)であり、更に好適にはC7-C14アラル
キルオキシ基(アリール上に置換分βを1個有していて
もよく、アルキル上に置換分として水酸基を1個有して
いてもよい。)であり、最適にはフェニルC1-C4アルキル
オキシ基(フェニル上に置換分βを1個有していてもよ
く、アルキル上に置換分として水酸基を1個有していて
もよい。)である。
【0084】置換分αがC7-C16アリールカルボニルアル
キルオキシ基(アリール上に置換分βを1乃至3個有し
ていてもよい。)を示す場合、置換分βを有する当該基
としては、例えばメチルベンゾイルオキシ、メトキシベ
ンゾイルオキシ、メチルチオベンゾイルオキシ、フルオ
ロベンゾイルオキシ、クロロベンゾイルオキシ、メチレ
ンジオキシベンゾイルオキシ、ニトロベンゾイルオキ
シ、シアノベンゾイルオキシ、アセチルベンゾイルオキ
シ、カルバモイルベンゾイルオキシ、t-ブトキシカルバ
モイルベンゾイルオキシ、メチルナフチルカルボニルオ
キシ、メトキシナフチルカルボニルオキシ、メチルチオ
ナフチルカルボニルオキシ、フルオロナフチルカルボニ
ルオキシ、クロロナフチルカルボニルオキシ、メチレン
ジオキシナフチルカルボニルオキシ、ニトロナフチルカ
ルボニルオキシ、シアノナフチルカルボニルオキシ、ア
セチルナフチルカルボニルオキシ、カルバモイルナフチ
ルカルボニルオキシ、t-ブトキシカルバモイルナフチル
カルボニルオキシ、メチルフェナシルオキシ、メトキシ
フェナシルオキシ、メチルチオフェナシルオキシ、フル
オロフェナシルオキシ、クロロフェナシルオキシ、メチ
レンジオキシフェナシルオキシ、ニトロフェナシルオキ
シ、シアノフェナシルオキシ、アセチルフェナシルオキ
シ、カルバモイルフェナシルオキシ、t-ブトキシカルバ
モイルフェナシルオキシ、3-メチルフェニル-3-オキソ
プロポキシ、3-メトキシフェニル-3-オキソプロポキ
シ、3-メチルチオフェニル-3-オキソプロポキシ、3-フ
ルオロフェニル-3-オキソプロポキシ、3-クロロフェニ
ル-3-オキソプロポキシ、3-メチレンジオキシフェニル-
3-オキソプロポキシ、3-ニトロフェニル-3-オキソプロ
ポキシ、3-シアノフェニル-3-オキソプロポキシ、3-ア
セチルフェニル-3-オキソプロポキシ、3-カルバモイル
フェニル-3-オキソプロポキシ、又は3-t-ブトキシカル
バモイルフェニル-3-オキソプロポキシを挙げることが
できる。好適にはC7-C16アリールカルボニルアルキルオ
キシ基(アリール上に置換分βを1若しくは2個有して
いてもよい。)であり、更に好適にはC7-C16アリールカ
ルボニルアルキルオキシ基(アリール上に置換分βを1
個有していてもよい。)であり、更に好適にはC7-C14
リールカルボニルアルキルオキシ基(アリール上に置換
分βを1個有していてもよい。)であり、最適にはフェ
ニルC1-C4カルボニルアルキルオキシ基(フェニル上に置
換分βを1個有していてもよい。)である。
【0085】置換分αが単環式複素芳香環C1-C6アルキ
ルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換分βを1乃至3
個有していてもよく、アルキル上に置換分として水酸基
を1個有していてもよい。)を示す場合、置換分β若し
くは水酸基を有している当該基としては、例えばメチル
ピリジルメトキシ、フェニルピリジルメトキシ、フェニ
ル(メチル)ピリジルメトキシ、2-ピリジル-2-ヒドロキ
シエトキシ、メチルチエニルメトキシ、フェニルチエニ
ルメトキシ、フェニル(メチル)チエニルメトキシ、2-チ
エニル-2-ヒドロキシエトキシ、メチルチアゾリルメト
キシ、フェニルチアゾリルメトキシ、フェニル(メチル)
チアゾリルメトキシ、2-チアゾリル-2-ヒドロキシエト
キシ、メチルオキサゾリルメトキシ、フェニルオキサゾ
リルメトキシ、フェニル(メチル)オキサゾリルエトキ
シ、2-オキサゾリル-2-ヒドロキシエトキシ、メチルイ
ソキサゾリルメトキシ、又はジメチルイソキサゾリルメ
トキシを挙げることができ、好適にはヘテロ原子を1若
しくは2個有する単環式複素芳香環C1-C6アルキルオキ
シ基(単環式複素芳香環上に置換分βを1乃至3個有し
ていてもよく、アルキル上に置換分として水酸基を1個
有していてもよい。)であり、更に好適にはヘテロ原子
を1若しくは2個有する単環式複素芳香環C1-C6アルキ
ルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換分βを1若しく
は2個有していてもよく、アルキル上に置換分として水
酸基を1個有していてもよい。)であり、更に好適には
ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式複素芳香環C1
-C4アルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換分βを
1若しくは2個有していてもよく、アルキル上に置換分
として水酸基を1個有していてもよい。)であり、更に
好適にはヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式複素
芳香環C1-C2アルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に置
換分βを1若しくは2個有していてもよく、アルキル上
に置換分として水酸基を1個有していてもよい。)であ
り、最適にはメチルチエニルメトキシ、2-チエニル-2-
ヒドロキシエトキシ、フェニルチアゾリルメトキシ、又
はフェニル(メチル)オキサゾリルエトキシである。
【0086】置換分αが単環式複素芳香環C1-C6カルボ
ニルアルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換分β
を1乃至3個有していてもよい。)を示す場合、置換分
βを有している当該基としては、例えばメチルピリジル
カルボニルオキシ、フェニルピリジルカルボニルオキ
シ、フェニル(メチル)ピリジルカルボニルオキシ、2-
(メチルピリジル)-2-オキソエトキシ、メチルチエニル
カルボニルオキシ、フェニルチエニルカルボニルオキ
シ、フェニル(メチル)チエニルカルボニルオキシ、2-
(メチルチエニル)-2-オキソエトキシ、メチルチアゾリ
ルカルボニルオキシ、フェニルチアゾリルカルボニルオ
キシ、フェニル(メチル)チアゾリルカルボニルオキシ、
2-(メチルチアゾリル)-2-オキソエトキシ、メチルオキ
サゾリルカルボニルオキシ、フェニルオキサゾリルカル
ボニルオキシ、2-[フェニル(メチル)オキサゾリル]-2-
オキソエトキシ、2-オキサゾリル-2-オキソエトキシ、
メチルイソキサゾリルカルボニルオキシ、又はジメチル
イソキサゾリルカルボニルオキシを挙げることができ、
好適にはヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式複素
芳香環C1-C6カルボニルアルキルオキシ基(単環式複素芳
香環上に置換分βを1乃至3個有していてもよい。)で
あり、更に好適にはヘテロ原子を1若しくは2個有する
単環式複素芳香環C1-C6カルボニルアルキルオキシ基(単
環式複素芳香環上に置換分βを1若しくは2個有してい
てもよい。)であり、更に好適にはヘテロ原子を1若し
くは2個有する単環式複素芳香環C1-C4カルボニルアル
キルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換分βを1若し
くは2個有していてもよい。)であり、更に好適にはヘ
テロ原子を1若しくは2個有する単環式複素芳香環C1-C
2カルボニルアルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に置
換分βを1若しくは2個有していてもよい。)であり、
最適にはメチルチエニルカルボニルオキシ、2-(メチル
チエニル)-2-オキソエトキシ、フェニルチアゾリルカル
ボニルオキシ、又は2-[フェニル(メチル)オキサゾリル]
-2-オキソエトキシである。
【0087】置換分αがC7-C16アリールオキシアルキル
基(アリール上に置換分βを1乃至3個有していてもよ
い。)を示す場合、置換分βを有する当該基としては、
例えば、メチルフェノキシメチル、ジメチルフェノキシ
メチル、エチルフェノキシメチル、t-ブチルフェノキシ
メチル、メトキシフェノキシメチル、エトキシフェノキ
シメチル、メチルチオフェノキシメチル、エチルチオフ
ェノキシメチル、フルオロフェノキシメチル、ジフルオ
ロフェノキシメチル、クロロフェノキシメチル、ジクロ
ロフェノキシメチル、ブロモフェノキシメチル、メチレ
ンジオキシフェノキシメチル、ニトロフェノキシメチ
ル、シアノフェノキシメチル、アセチルフェノキシメチ
ル、カルバモイルフェノキシメチル、t-ブトキシカルバ
モイルフェノキシメチル、メチルナフチルオキシメチ
ル、メトキシナフチルオキシメチル、メチルチオナフチ
ルオキシメチル、フルオロナフチルオキシメチル、クロ
ロナフチルオキシメチル、メチレンジオキシナフチルオ
キシメチル、ニトロナフチルオキシメチル、シアノナフ
チルオキシメチル、アセチルナフチルオキシメチル、カ
ルバモイルナフチルオキシメチル、t-ブトキシカルバモ
イルナフチルオキシメチル、メチルフェノキシブチル、
ジメチルフェノキシブチル、エチルフェノキシブチル、
t-ブチルフェノキシブチル、メトキシフェノキシブチ
ル、エトキシフェノキシブチル、メチルチオフェノキシ
ブチル、エチルチオフェノキシブチル、フルオロフェノ
キシブチル、ジフルオロフェノキシブチル、クロロフェ
ノキシブチル、ジクロロフェノキシブチル、ブロモフェ
ノキシブチル、メチレンジオキシフェノキシブチル、ニ
トロフェノキシブチル、シアノフェノキシブチル、アセ
チルフェノキシブチル、カルバモイルフェノキシブチ
ル、又はt-ブトキシカルバモイルフェノキシブチルを挙
げることができ、好適にはC7-C16アリールオキシアルキ
ル基(アリール上に置換分βを1若しくは2個有してい
てもよい。)であり、更に好適にはC7-C16アリールオキ
シアルキル基(アリール上に置換分βを1個有していて
もよい。)であり、更に好適にはC7-C14アリールオキシ
アルキル基(アリール上に置換分βを1個有していても
よい。)であり、更に好適にはフェノキシC1-C4アルキル
基(フェニル上に置換分βを1個有していてもよい。)で
あり、最適にはフェノキシC1-C2アルキル基(フェニル上
に置換分βを1個有していてもよい。)である。
【0088】置換分αがC8-C22アラルキルオキシアルキ
ル基(アリール上に置換分βを1乃至3個有していても
よい。)を示す場合、置換分βを有する当該基として
は、例えばメチルベンジルオキシメチル、メチルベンジ
ルオキシエチル、メチルナフチルメトキシメチル、メチ
ルベンジルオキシブチル、メチルベンジルオキシヘキシ
ル、メチルナフチルメトキシヘキシル、メトキシベンジ
ルオキシメチル、メトキシベンジルオキシエチル、メト
キシナフチルメトキシメチル、メトキシベンジルオキシ
ブチル、メトキシベンジルオキシヘキシル、メトキシナ
フチルメトキシヘキシル、クロロベンジルオキシメチ
ル、クロロベンジルオキシエチル、クロロナフチルメト
キシメチル、クロロベンジルオキシブチル、クロロベン
ジルオキシヘキシル、又はクロロナフチルメトキシヘキ
シルを挙げることができ、好適にはC8-C22アラルキルオ
キシアルキル基(アリール上に置換分βを1若しくは2
個有していてもよい。)であり、更に好適にはC8-C22
ラルキルオキシアルキル基(アリール上に置換分βを1
個有していてもよい。)であり、更に好適にはC8-C18
ラルキルオキシアルキル基(アリール上に置換分βを1
個有していてもよい。)であり、更に好適にはフェニルC
1-C4アルキルオキシC1-C4アルキル基であり、最適には
フェニルC1-C2ルキルオキシC1-C2アルキル基である。
【0089】以上より、Aが置換分αを1乃至3個有し
ていてもよいC6-C10アリール基又は置換分αを1乃至3
個有していてもよい複素芳香環基を示す場合、当該基と
しては、例えばフェニル、メチルフェニル、ジメチルフ
ェニル、エチルフェニル、ブチルフェニル、s-ブチル
フェニル、t-ブチルフェニル、ヘキシルフェニル、プロ
ペニルフェニル、(メチルプロペニル)フェニル、ブテニ
ルフェニル、(メチルブテニル)フェニル、(トリフルオ
ロメチル)フェニル、(ジトリフルオロメチル)フェニ
ル、(ペンタフルオロエチル)フェニル、メトキシフェニ
ル、ジメトキシフェニル、トリメトキシフェニル、エト
キシフェニル、ジエトキシフェニル、ブトキシフェニ
ル、ヘキシルオキシフェニル、フルオロフェニル、ジフ
ルオロフェニル、トリフルオロフェニル、クロロフェニ
ル、ジクロロフェニル、トリクロロフェニル、ブロモフ
ェニル、ジブロモフェニル、ヨードフェニル、ヒドロキ
シフェニル、ジヒドロキシフェニル、ビフェニル、ピリ
ジルフェニル、チエニルフェニル、フリルフェニル、ピ
ロリルフェニル、ピリミジルフェニル、ベンジルフェニ
ル、(メチルベンジル)フェニル、(メトキシベンジル)フ
ェニル、(フルオロベンジル)フェニル、(クロロベンジ
ル)フェニル、フェネチルフェニル、(メチルフェネチ
ル)フェニル、(メトキシフェネチル)フェニル、(フルオ
ロフェネチル)フェニル、(クロロフェネチル)フェニ
ル、フェニル(ヒドロキシ)メチルフェニル、フェニル
(ヒドロキシ)エチルフェニル、(ナフチルメチル)フェニ
ル、(ナフチルエチル)フェニル、ベンゾイルフェニル、
フェノキシフェニル、(メチルフェノキシ)フェニル、
(メトキシフェノキシ)フェニル、(フルオロフェノキシ)
フェニル、(クロロフェノキシ)フェニル、(シクロプロ
ピルメトキシ)フェニル、(シクロペンチルメトキシ)フ
ェニル、(シクロヘキシルメトキシ)フェニル、ベンジル
オキシフェニル、(メチルベンジルオキシ)フェニル、
(メトキシベンジルオキシ)フェニル、(2-フルオロベン
ジルオキシ)フェニル、(3-フルオロベンジルオキシ)フ
ェニル、(4-フルオロベンジルオキシ)フェニル、(クロ
ロベンジルオキシ)フェニル、(ベンジルオキシ)(メチ
ル)フェニル、4-ベンジルオキシ-2-フルオロフェニル、
4-ベンジルオキシ-3-フルオロフェニル、3-ベンジルオ
キシ-2-フルオロフェニル、3-ベンジルオキシ-4-フルオ
ロフェニル、3-ベンジルオキシ-5-フルオロフェニル、3
-ベンジルオキシ-6-フルオロフェニル、(1-フェネチル
オキシ)フェニル、(2-フェネチルオキシ)フェニル、(メ
チル-1-フェネチルオキシ)フェニル、(メチル-2-フェネ
チルオキシ)フェニル、(クロロフェネチルオキシ)フェ
ニル、(2-ヒドロキシ-2-フェネチルオキシ)フェニル、
(フェニルプロピルオキシ)フェニル、(メチルフェニル
プロピルオキシ)フェニル、(クロロフェニルプロピルオ
キシ)フェニル、(フェナシルオキシ)フェニル、(3-フェ
ニル-3-オキソプロポキシ)フェニル、(4-フェニル-4-
オキソブトキシ)フェニル、[フェニル(ヒドロキシ)エト
キシ]フェニル、(ピリジルメトキシ)フェニル、(ピリジ
ルエトキシ)フェニル、(ピリミジルメトキシ)フェニ
ル、(ピリミジルエトキシ)フェニル、(チエニルメトキ
シ)フェニル、(メチルチエニルメトキシ)フェニル、(チ
エニルエトキシ)フェニル、(2-オキソ-2-チエニルエト
キシ)フェニル、[チエニル(ヒドロキシ)エトキシ]フェ
ニル、4-チエニルメトキシ-2-フルオロフェニル、4-チ
エニルメトキシ-3-フルオロフェニル、3-チエニルメト
キシ-2-フルオロフェニル、3-チエニルメトキシ-4-フル
オロフェニル、3-チエニルメトキシ-5-フルオロフェニ
ル、3-チエニルメトキシ-6-フルオロフェニル、(フリル
メトキシ)フェニル、(フリルエトキシ)フェニル、(ピロ
リルメトキシ)フェニル、(ピロリルエトキシ)フェニ
ル、(チアゾリルメトキシ)フェニル、[(フェニルチアゾ
リル)メトキシ]フェニル、(ジメチルチアゾリルメトキ
シ)フェニル、(チアゾリルエトキシ)フェニル、(オキサ
ゾリルメトキシ)フェニル、(ジメチルオキサゾリルメト
キシ)フェニル、(オキサゾリルエトキシ)フェニル、(フ
ェニルオキサゾリルエトキシ)フェニル、[フェニル(メ
チル)オキサゾリルエトキシ]フェニル、(ジメチルオキ
サゾリルエトキシ)フェニル、(イソキサゾリルメトキ
シ)フェニル、(ジメチルイソキサゾリルメトキシ)フェ
ニル、(イソキサゾリルエトキシ)フェニル、(ジメチル
イソキサゾリルエトキシ)フェニル、(ピリミジニルメト
キシ)フェニル、(2-オキソ-2-チエニルエトキシ)フェニ
ル、(フェノキシメチル)フェニル、(メチルフェノキシ
メチル)フェニル、(メトキシフェノキシメチル)フェニ
ル、(クロロフェノキシメチル)フェニル、(フェノキシ
エチル)フェニル、(メチルフェノキシエチル)フェニ
ル、(クロロフェノキシエチル)フェニル、(フェノキシ
プロピル)フェニル、(ベンジルオキシメチル)フェニ
ル、(ベンジルオキシエチル)フェニル、(フェネチルオ
キシメチル)フェニル、(フェネチルオキシエチル)フェ
ニル、ベンジルカルボニルフェニル、(2-メチルフェニ
ル-2-オキソエトキシ)フェニル、(2-メトキシフェニル-
2-オキソエトキシ)フェニル、(2-クロロフェニル-2-オ
キソエトキシ)フェニル、フェネチルカルボニルフェニ
ル、(ナフチルメチルカルボニル)フェニル、(ナフチル
エチルカルボニル)フェニル、(ベンジルオキシ)(メチ
ル)フェニル、(ベンジルオキシ)(メトキシ)フェニル、
(ベンジルオキシ)(フルオロ)フェニル、(ベンジルオキ
シ)(クロロ)フェニル、(メチル)(チエニルメトキシ)フ
ェニル、(メトキシ)(チエニルメトキシ)フェニル、(ク
ロロ)(チエニルメトキシ)フェニル、(メチル)(チアゾリ
ルメトキシ)フェニル、(メトキシ)(チアゾリルメトキ
シ)フェニル、(クロロ)(チアゾリルメトキシ)フェニ
ル、(カルボキシルメトキシ)フェニル;ナフチル、メチ
ルナフチル、ジメチルナフチル、エチルナフチル、ブチ
ルナフチル、s-ブチルナフチル、t-ブチルナフチル、
ヘキシルナフチル、プロペニルナフチル、メチルプロペ
ニルナフチル、ブテニルナフチル、メチルブテニルナフ
チル、(トリフルオロメチル)ナフチル、ジ(トリフルオ
ロメチル)ナフチル、(ペンタフルオロエチル)ナフチ
ル、メトキシナフチル、ジメトキシナフチル、トリメト
キシナフチル、エトキシナフチル、ジエトキシナフチ
ル、ブトキシナフチル、ヘキシルオキシナフチル、フル
オロナフチル、ジフルオロナフチル、トリフルオロナフ
チル、クロロナフチル、ジクロロナフチル、トリクロロ
ナフチル、ブロモナフチル、ジブロモナフチル、ヨード
ナフチル、ヒドロキシナフチル、ジヒドロキシナフチ
ル、フェニルナフチル、ピリジルナフチル、チエニルナ
フチル、フリルナフチル、ピロリルナフチル、ピリミジ
ルナフチル、ベンジルナフチル、(メチルベンジル)ナフ
チル、(メトキシベンジル)ナフチル、(フルオロベンジ
ル)ナフチル、(クロロベンジル)ナフチル、フェネチル
ナフチル、(メチルフェネチル)ナフチル、(メトキシフ
ェネチル)ナフチル、(フルオロフェネチル)ナフチル、
(クロロフェネチル)ナフチル、フェニル(ヒドロキシ)メ
チルナフチル、フェニル(ヒドロキシ)エチルナフチル、
(ナフチルメチル)ナフチル、(ナフチルエチル)ナフチ
ル、フェノキシナフチル、(メチルフェノキシ)ナフチ
ル、(メトキシフェノキシ)ナフチル、(フルオロフェノ
キシ)ナフチル、(クロロフェノキシ)ナフチル、(シクロ
プロピルメトキシ)ナフチル、(シクロペンチルメトキ
シ)ナフチル、(シクロヘキシルメトキシ)ナフチル、ベ
ンジルオキシナフチル、(メトキシベンジルオキシ)ナフ
チル、(フルオロベンジルオキシ)ナフチル、(クロロベ
ンジルオキシ)ナフチル、(フェネチルオキシ)ナフチ
ル、(メチルフェネチルオキシ)ナフチル、(クロロフェ
ネチルオキシ)ナフチル、(フェニルプロピルオキシ)ナ
フチル、(メチルフェニルプロピルオキシ)ナフチル、
(クロロフェニルプロピルオキシ)ナフチル、(ピリジル
メトキシ)ナフチル、(ピリジルエトキシ)ナフチル、(ピ
リミジルメトキシ)ナフチル、(ピリミジルエトキシ)ナ
フチル、(チエニルメトキシ)ナフチル、(チエニルエト
キシ)ナフチル、(フリルメトキシ)ナフチル、(フリルエ
トキシ)ナフチル、(ピロリルメトキシ)ナフチル、(ピロ
リルエトキシ)ナフチル、(チアゾリルメトキシ)ナフチ
ル、(ジメチルチアゾリルメトキシ)ナフチル、(チアゾ
リルエトキシ)ナフチル、(オキサゾリルメトキシ)ナフ
チル、(ジメチルオキサゾリルメトキシ)ナフチル、(オ
キサゾリルエトキシ)ナフチル、(ジメチルオキサゾリル
エトキシ)ナフチル、(イソオキサゾリルメトキシ)ナフ
チル、(ジメチルイソオキサゾリルメトキシ)ナフチル、
(イソオキサゾリルエトキシ)ナフチル、(ジメチルイソ
オキサゾリルエトキシ)ナフチル、(フェノキシメチル)
ナフチル、(メチルフェノキシメチル)ナフチル、(メト
キシフェノキシメチル)ナフチル、(クロロフェノキシメ
チル)ナフチル、(フェノキシエチル)ナフチル、(メチル
フェノキシエチル)ナフチル、(クロロフェノキシエチ
ル)ナフチル、(フェノキシプロピル)ナフチル、(ベンジ
ルオキシメチル)ナフチル、(ベンジルオキシエチル)ナ
フチル、(フェネチルオキシメチル)ナフチル、(フェネ
チルオキシエチル)ナフチル、ベンジルカルボニルナフ
チル、(メチルベンジルカルボニル)ナフチル、(メトキ
シベンジルカルボニル)ナフチル、(クロロベンジルカル
ボニル)ナフチル、フェネチルカルボニルナフチル、(ナ
フチルメチルカルボニル)ナフチル、(ナフチルエチルカ
ルボニル)ナフチル、(ベンジルオキシ)(メチル)ナフチ
ル、(ベンジルオキシ)(メトキシ)ナフチル、(ベンジル
オキシ)(フルオロ)ナフチル、(ベンジルオキシ)(クロ
ロ)ナフチル、(メチル)(チエニルメトキシ)ナフチル、
(メトキシ)(チエニルメトキシ)ナフチル、(クロロ)(チ
エニルメトキシ)ナフチル、(メチル)(チアゾリルメトキ
シ)ナフチル、(メトキシ)(チアゾリルメトキシ)ナフチ
ル、(クロロ)(チアゾリルメトキシ)ナフチル;ピリジ
ル、メチルピリジル、メトキシピリジル、ジメトキシピ
リジル、プロペニルピリジル、ヘキシルオキシピリジ
ル、フルオロピリジル、ジフルオロピリジル、クロロピ
リジル、ジクロロピリジル、ヒドロキシピリジル、フェ
ニルピリジル、チエニルピリジル、ベンジルピリジル、
(メチルベンジル)ピリジル、フェネチルピリジル、(シ
クロヘキシルメトキシ)ピリジル、ベンジルオキシピリ
ジル、(クロロベンジルオキシ)ピリジル、(クロロベン
ジルオキシ)ピリジル、フェネチルオキシピリジル、(ピ
リジルメトキシ)ピリジル、(ピリジルエトキシ)ピリジ
ル、(チエニルメトキシ)ピリジル、(チエニルエトキシ)
ピリジル、(チエニルプロポキシ)ピリジル、(フェノキ
シメチル)ピリジル、(フェノキシ-1-エチル)ピリジル、
(フェノキシ-2-エチル)ピリジル、(メチルベンジルオキ
シ)ピリジル;チエニル、メチルチエニル、メトキシチ
エニル、ジメトキシチエニル、プロペニルチエニル、ヘ
キシルオキシチエニル、フルオロチエニル、ジフルオロ
チエニル、クロロチエニル、ジクロロチエニル、ヒドロ
キシチエニル、フェニルチエニル、ベンジルチエニル、
(メチルベンジル)チエニル、フェネチルチエニル、(シ
クロヘキシルメトキシ)チエニル、ベンジルオキシチエ
ニル、(クロロベンジルオキシ)チエニル、(クロロベン
ジルオキシ)チエニル、フェネチルオキシチエニル、ピ
リジルメトキシチエニル、(ピリジルエトキシ)チエニ
ル、(チエニルメトキシ)チエニル、(チエニルエトキシ)
チエニル、(チエニルプロポキシ)チエニル、(フェノキ
シメチル)チエニル、(フェノキシエチル)チエニル、(メ
チルベンジルオキシ)チエニル;ベンゾチエニル、クロ
ロベンゾチエニル、フルオロベンゾチエニル、メチルベ
ンゾチエニル、ヒドロキシベンゾチエニル、メトキシベ
ンゾチエニル、ヘキシルオキシチエニル、ベンジルオキ
シベンゾチエニル、(シクロヘキシルメトキシ)ベンゾチ
エニル、(クロロベンジルオキシ)ベンゾチエニル、フェ
ネチルベンゾチエニル、フェネチルオキシベンゾチエニ
ル、(フェニルプロポキシ)ベンゾチエニル、(フェノキ
シメチル)ベンゾチエニル、(フェノキシエチル)ベンゾ
チエニル、(クロロベンジルオキシ)ベンゾチエニル、
(メチルトリメトキシ)ベンゾチエニル、(メチルベンジ
ル)ベンゾチエニル、(メチルベンジルオキシ)ベンゾチ
エニル、ジクロロベンゾチエニル、ジフルオロベンゾチ
エニル、ジメトキシベンゾチエニル、(ベンジルオキシ
メトキシ)ベンゾチエニル、(ピリジルメトキシ)ベンゾ
チエニル、(ピリジルエトキシ)ベンゾチエニル、(チエ
ニルメトキシ)ベンゾチエニル、(チエニルエチル)ベン
ゾチエニル、(アリル)ベンゾチエニル;キノリル、クロ
ロキノリル、フルオロキノリル、メチルキノリル、ヒド
ロキシキノリル、メトキシキノリル、ヘキシルオキシ、
ベンジルオキシキノリル、(シクロヘキシルメトキシ)キ
ノリル、(クロロベンジルオキシ)キノリル、フェネチル
キノリル、フェネチルオキシキノリル、(フェニルプロ
ポキシ)キノリル、(フェノキシメチル)キノリル、(フェ
ノキシエチル)キノリル、(クロロベンジルオキシ)キノ
リル、(メチルトリメトキシキノリル)、(メチルベンジ
ル)キノリル、(メチルベンジルオキシ)キノリル、ジク
ロロキノリル、ジフルオロキノリル、ジメトキシキノリ
ル、(ベンジルオキシメトキシ)キノリル、(ピリジルメ
トキシ)キノリル、(ピリジルエトキシ)キノリル、(チエ
ニルメトキシ)キノリル、(チエニルエチル)キノリル、
アリルキノリル;ベンゾフリル、クロロベンゾフリル、
フルオロベンゾフリル、メチルベンゾフリル、ヒドロキ
シベンゾフリル、メトキシベンゾフリル、ヘキシルオキ
シベンゾフリル、ベンジルオキシベンゾフリル、(シク
ロヘキシルメトキシ)ベンゾフリル、(クロロベンジルオ
キシ)ベンゾフリル、フェネチルベンゾフリル、フェネ
チルオキシベンゾフリル、(フェニルプロポキシ)ベンゾ
フリル、(フェノキシメチル)ベンゾフリル、(フェノキ
シエチル)ベンゾフリル、(クロロベンジルオキシ)ベン
ゾフリル、(メチルトリメトキシ)ベンゾフリル、(メチ
ルベンジル)ベンゾフリル、(ベンゾイル)ベンゾフリ
ル、(メチルベンジルオキシ)ベンゾフリル、ジメトキシ
ベンゾフリル、(ベンジルオキシメトキシ)ベンゾフリ
ル、(ピリジルメトキシ)ベンゾフリル、(ピリジルエト
キシ)ベンゾフリル、(チエニルメトキシ)ベンゾフリ
ル、(チエニルエチル)ベンゾフリル、アリルベンゾフリ
ル;2,3-ジヒドロベンゾフリル、クロロ-2,3-ジ
ヒドロベンゾフリル、フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾ
フリル、メチル-2,3-ジヒドロベンゾフリル、ヒドロ
キシ-2,3-ジヒドロベンゾフリル、メトキシ-2,3-
ジヒドロベンゾフリル、ヘキシルオキシ-2,3-ジヒド
ロベンゾフリル、ベンジルオキシ-2,3-ジヒドロベン
ゾフリル、(シクロヘキシルメトキシ)-2,3-ジヒドロ
ベンゾフリル、(クロロベンジルオキシ)-2,3-ジヒド
ロベンゾフリル、フェネチル-2,3-ジヒドロベンゾフ
リル、フェネチルオキシ-2,3-ジヒドロベンゾフリ
ル、(フェニルプロポキシ)-2,3-ジヒドロベンゾフリ
ル、(フェノキシメチル)-2,3-ジヒドロベンゾフリ
ル、(フェノキシエチル)-2,3-ジヒドロベンゾフリ
ル、(クロロベンジルオキシ)-2,3-ジヒドロベンゾフ
リル、(メチルトリメトキシ)-2,3-ジヒドロベンゾフ
リル、(メチルベンジル)-2,3-ジヒドロベンゾフリ
ル、(メチルベンジルオキシ)-2,3-ジヒドロベンゾフ
リル、ジクロロ-2,3-ジヒドロベンゾフリル、ジフル
オロ-2,3-ジヒドロベンゾフリル、ジメトキシ-2,
3-ジヒドロベンゾフリル、(ベンジルオキシメトキシ)-
2,3-ジヒドロベンゾフリル、(ピリジルメトキシ)-
2,3-ジヒドロベンゾフリル、(ピリジルエトキシ)-
2,3-ジヒドロベンゾフリル、(チエニルメトキシ)-
2,3-ジヒドロベンゾフリル、(チエニルエチル)-2,
3-ジヒドロベンゾフリル、アリル-2,3-ジヒドロベ
ンゾフリルを挙げることができる。本発明の前記一般式
(I)を有する2-メルカプトカルボン酸誘導体には、その
基本構造に於いて、及び置換分αがカルボキシアルコキ
シ基を示す場合にカルボキシル基が存在する。このカル
ボキシル基は、常法に従って薬理上許容されるエステル
にすることができる。前記一般式(I)を有する2-メルカ
プトカルボン酸誘導体の薬理上許容されるエステルは、
医学的に使用され、薬理上受け入れられるものであれば
特に限定はない。
【0090】本発明の前記一般式(I)を有する2-メルカ
プトカルボン酸誘導体のエステル残基としては、例えば
炭素数1乃至6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のア
ルキル基、炭素数7乃至19個を有するアラルキル基、
炭素数1乃至6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のア
ルカノイルオキシが置換した炭素数1乃至5個を有する
直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1乃至6
個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキルオキシカ
ルボニルオキシが置換した炭素数1乃至5個を有する直
鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数5乃至7個
を有するシクロアルキルカルボニルオキシが置換した炭
素数1乃至5個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアル
キル基、炭素数5乃至7個を有するシクロアルキルオキ
シカルボニルオキシが置換した炭素数1乃至5個を有す
る直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数6乃至
10個を有するアリールカルボニルオキシが置換した炭
素数1乃至5個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアル
キル基、炭素数6乃至10個を有するアリールオキシカ
ルボニルオキシが置換した炭素数1乃至5個を有する直
鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基および5位に置換分
として炭素数1乃至6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖
状のアルキルを有する2-オキソ-1,3-ジオキソレン-
4-イルメチル基を挙げることができる。
【0091】ここに、炭素数1乃至4個を有する直鎖状
若しくは分枝鎖状のアルキル基および炭素数1乃至6個
を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基は、例え
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、s-ブチル、t-ブチル、ペンチル、メチル
ブチル、ジメチルプロピル、エチルプロピル、ヘキシ
ル、メチルペンチル、ジメチルブチル、エチルブチル、
又はトリメチルプロピルであり、好適には炭素数1乃至
4個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基であ
り、更に好適にはメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル又はイソブチルであり、最適にはメチル又
はエチルである。
【0092】炭素数7乃至19個を有するアラルキル基
は、例えばベンジル、フェネチル、フェニルプロピル、
フェニルブチル、ナフチルメチル又はジベンジルであ
り、好適にはベンジルである。
【0093】炭素数5乃至7個を有するシクロアルキル
基は、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロ
ヘプチルであり、好適にはシクロヘキシルである。
【0094】炭素数6乃至10個を有するアリール基
は、例えばフェニル又はナフチルであり、好適にはフェ
ニルである。
【0095】好適なエステル残基の具体例は、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、t-ブチル、ベンジル、アセトキシメチル、1-(アセ
トキシ)エチル、プロピオニルオキシメチル、プロピオ
ニルオキシエチル、ブチリルオキシメチル、ブチリルオ
キシエチル、イソブチリルオキシエチル、バレリルオキ
シメチル、バレリルオキシエチル、イソバレリルオキシ
メチル、イソバレリルオキシエチル、ピバロイルオキシ
メチル、ピバロイルオキシエチル、メトキシカルボニル
オキシメチル、メトキシカルボニルオキシエチル、エト
キシカルボニルオキシメチル、エトキシカルボニルオキ
シエチル、プロポキシカルボニルオキシメチル、プロポ
キシカルボニルオキシエチル、イソプロポキシカルボニ
ルオキシメチル、イソプロポキシカルボニルオキシエチ
ル、ブトキシカルボニルオキシメチル、ブトキシカルボ
ニルオキシエチル、イソブトキシカルボニルオキシメチ
ル、イソブトキシカルボニルオキシエチル、t-ブトキシ
カルボニルオキシメチル、t-ブトキシカルボニルオキシ
エチル、シクロペンタンカルボニルオキシメチル、シク
ロペンタンカルボニルオキシエチル、シクロヘキサンカ
ルボニルオキシメチル、シクロヘキサンカルボニルオキ
シエチル、シクロペンチルオキシカルボニルオキシメチ
ル、シクロペンチルオキシカルボニルオキシエチル、シ
クロヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、シクロヘ
キシルオキシカルボニルオキシエチル、ベンゾイルオキ
シメチル、ベンゾイルオキシエチル、フェノキシカルボ
ニルオキシメチル、フェノキシカルボニルオキシエチル
又は5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソレン-4-イ
ルメチルであり、更に好適にはメチル又はエチルであ
る。
【0096】前記一般式(I)を有する2-メルカプトカル
ボン酸誘導体のカルボキシル基は、常法に従って金属塩
にすることができる。そのような塩としては、例えばリ
チウム、ナトリウム、カリウムのようなアルカリ金属
塩;カルシウム、バリウム、マグネシウムのようなアル
カリ土類金属塩;アルミニウム塩;等を挙げることがで
きる。好適にはアルカリ金属塩である。
【0097】また、本発明の前記一般式(I)の2-メルカ
プトカルボン酸誘導体がピリジル基、又はキノリル基等
の塩基部を有する場合は塩にすることができる。このよ
うな塩としては、例えば、フッ化水素酸、塩酸、臭化水
素酸、ヨウ化水素酸のようなハロゲン化水素酸塩;硝酸
塩、過塩素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩;メタ
ンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタン
スルホン酸のような低級アルカンスルホン酸の塩;ベン
ゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸等のようなア
リールスルホン酸塩;グルタミン酸、アスパラギン酸等
のようなアミノ酸の塩;又はフマール酸、コハク酸、ク
エン酸、酒石酸、シュウ酸、マレイン酸のようなカルボ
ン酸の塩等の有機酸を挙げることができる。
【0098】本発明の化合物には種々の異性体も含まれ
る。例えば、前記一般式(I)の2-メルカプトカルボン酸
誘導体の2位の炭素は不斉炭素であり、また、置換基上
にも不斉炭素がある場合があるため光学活性体が存在す
る。更に炭素鎖上に二重結合を有するものは、幾何異性
も存在する。本発明は、これらの異性体のすべてを含む
ものである。
【0099】更に本発明は、前記一般式(I)の2-メルカ
プトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容される
エステル類又はそれらの薬理学上許容される塩が溶剤和
物(例えば水和物)を形成する場合には、これらもすべ
て含むものである。
【0100】更に本発明は、生体内において代謝されて
前記一般式(I)の2-メルカプトカルボン酸誘導体若しく
はその薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬理
学上許容される塩となる化合物、いわゆるプロドラッグ
もすべて含むものである。前記一般式(I)を有する2-メ
ルカプトカルボン酸誘導体において、好適には、 (1)AがC6-C10アリール基(置換分αを1若しくは2個
有していてもよい。)又は複素芳香環基(置換分αを1若
しくは2個有していてもよい。)で表される2-メルカプ
トカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエ
ステル類又はそれらの薬理学上許容される塩。 (2)AがC6-C10アリール基(置換分αを1若しくは2個
有していてもよい。)又はヘテロ原子を1若しくは2個
有する複素芳香環基(置換分αを1若しくは2個有して
いてもよい。)で表される2-メルカプトカルボン酸誘導
体若しくはその薬理学上許容されるエステル類又はそれ
らの薬理学上許容される塩。 (3)AがC6-C10アリール基(置換分αを1若しくは2個
有していてもよい。)又はヘテロ原子を1個有する複素
芳香環基(置換分αを1個有していてもよい。)で表され
る2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学
上許容されるエステル類又はそれらの薬理学上許容され
る塩。 (4)AがC6-C10アリール基(置換分αを1個有していて
もよい。)又はヘテロ原子を1個有する複素芳香環基(置
換分αを1個有していてもよい。)で表される2-メルカ
プトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容される
エステル類又はそれらの薬理学上許容される塩。 (5)AがC6-C10アリール基(置換分αを1個有していて
もよい。)で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若
しくはその薬理学上許容されるエステル類又はそれらの
薬理学上許容される塩。 (6)Aがヘテロ原子を1個有する複素芳香環基(置換分
αを1個有していてもよい。)で表される2-メルカプト
カルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエス
テル類又はそれらの薬理学上許容される塩。 (7)Xが結合手、酸素原子又は硫黄原子で表される2-
メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容
されるエステル類又はそれらの薬理学上許容される塩。 (8)Xが結合手、又は酸素原子で表される2-メルカプ
トカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエ
ステル類又はそれらの薬理学上許容される塩。 (9)Xが結合手で表される2-メルカプトカルボン酸誘
導体若しくはその薬理学上許容されるエステル類又はそ
れらの薬理学上許容される塩。 (10)Xが酸素原子で表される2-メルカプトカルボン
酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステル類又
はそれらの薬理学上許容される塩。 (11)W及びYが、それぞれ独立して結合手又はC1-C
15アルキレン基(但し、-W-X-Y-基はメチレン基を示さな
い。)で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若し
くはその薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬
理学上許容される塩。 (12)W及びYが、それぞれ独立して結合手又はC1-C
10アルキレン基(但し、-W-X-Y-基はメチレン基を示さな
い。)で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若し
くはその薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬
理学上許容される塩。 (13)W及びYが、それぞれ独立して結合手又はC1-C8
アルキレン基(但し、-W-X-Y-基はメチレン基を示さな
い。)で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若し
くはその薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬
理学上許容される塩。 (14)W及びYが、それぞれ独立して結合手又はC1-C6
アルキレン基(但し、-W-X-Y-基はメチレン基を示さな
い。)で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若し
くはその薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬
理学上許容される塩。 (15)Rが水素原子、又はC1-C6アルカノイル基で表さ
れる2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理
学上許容されるエステル類又はそれらの薬理学上許容さ
れる塩。 (16)Rが水素原子、又はC1-C4アルカノイル基で表さ
れる2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理
学上許容されるエステル類又はそれらの薬理学上許容さ
れる塩。 (17)Rが水素原子、又はC1-C2アルカノイル基で表さ
れる2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理
学上許容されるエステル類又はそれらの薬理学上許容さ
れる塩。 (18)Rが水素原子で表される2-メルカプトカルボン
酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステル類又
はそれらの薬理学上許容される塩。 (19)置換分αが、(i)C1-C10アルキル基(置換分βを
1乃至3個有していてもよい。)、(ii)C2-C10不飽和炭
化水素基(置換分βを1個有していてもよい。)、(iii)C
1-C10アルコキシ基、(iv)ハロゲン原子、(v)水酸基、(v
i)C6-C10アリール基(置換分βを1若しくは2個有して
いてもよい。)、(vii)単環式複素芳香環基、(viii)C7-C
16アラルキル基(アリール上に置換分βを1若しくは2
個有していてもよく、アルキル上に置換分として水酸基
を1個有していてもよい。)、(ix)C 7-C16アラルキルカ
ルボニル基(置換分βを1若しくは2個有していてもよ
い。)、(x)C6-C10アリールオキシ基(置換分βを1若し
くは2個有していてもよい。)、(xi)C6-C12シクロアル
キルアルキルオキシ基、(xii)C7-C16アラルキルオキシ
基(アリール上に置換分βを1若しくは2個有していて
もよく、アルキル上に置換分として水酸基を1個有して
いてもよい。)、(xiii)C7-C16アリールカルボニルアル
キルオキシ基(アリール上に置換分βを1若しくは2個
有していてもよい。)、(xiv)単環式複素芳香環C1-C6
ルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換分βを1若
しくは2個有していてもよく、アルキル上に置換分とし
て水酸基を1個有していてもよい。)、(xv)単環式複素
芳香環C1-C6カルボニルアルキルオキシ基(単環式複素芳
香環上に置換分βを1若しくは2個有していてもよ
い。)、(xvi)C7-C16アリールオキシアルキル基(アリー
ル上に置換分βを1個有していてもよい。)、(xvii)C8-
C22アラルキルオキシアルキル基(アリール上に置換分β
を1個有していてもよい。)、又は(xviii)C2-C9カルボ
キシアルコキシ基で表される2-メルカプトカルボン酸
誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステル類又は
それらの薬理学上許容される塩。 (20)置換分αが、(i)C1-C10アルキル基、(ii)C2-C10
不飽和炭化水素基、(iii)C1-C10アルコキシ基、(iv)ハ
ロゲン原子、(v)水酸基、(vi)C6-C10アリール基(置換分
βを1個有していてもよい。)、(vii)単環式複素芳香環
基、(viii)フェニルC1-C4アルキル基(フェニル上に置換
分βを1若しくは2個有していてもよく、アルキル上に
置換分として水酸基を1個有していてもよい。)、(ix)
フェニルC1-C4カルボニルアルキル基(フェニル上に置換
分βを1若しくは2個有していてもよい。)、(x)フェノ
キシ基(フェニル上に置換分βを1若しくは2個有して
いてもよい。)、(xi)C6-C10シクロアルキルアルキルオ
キシ基、(xii)フェニルC1-C6アルキルオキシ基(フェニ
ル上に置換分βを1若しくは2個有していてもよく、ア
ルキル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
い。)、(xiii)フェニルC 1-C6カルボニルアルキルオキシ
基(フェニル上に置換分βを1若しくは2個有していて
もよい。)、(xiv)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単
環式複素芳香環C1-C6アルキルオキシ基(単環式複素芳香
環上に置換分βを1若しくは2個有していてもよく、ア
ルキル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
い。)、(xv)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式
複素芳香環C1-C6カルボニルアルキルオキシ基(単環式複
素芳香環上に置換分βを1若しくは2個有していてもよ
い。)、(xvi)フェノキシC1-C6アルキル基(フェニル上に
置換分βを1個有していてもよい。)、(xvii)フェニルC
1-C6アルキルオキシC1-C6アルキル基(フェニル上に置換
分βを1個有していてもよい。)、又は(xviii)C2-C7
ルボキシアルコキシ基で表される2-メルカプトカルボ
ン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステル類
又はそれらの薬理学上許容される塩。 (21)置換分αが、(i)C1-C6アルキル基、(ii)C1-C8
ルコキシ基、(iii)ハロゲン原子、(iv)水酸基、(v)フェ
ニル基(置換分βを1個有していてもよい。)、(vi)フェ
ニルC1-C4アルキル基(フェニル上に置換分βを1個有し
ていてもよく、アルキル上に置換分として水酸基を1個
有していてもよい。)、(vii)フェニルC1-C4カルボニル
アルキル基(フェニル上に置換分βを1個有していても
よい。)、(viii)フェノキシ基(置換分βを1個有してい
てもよい。)、(ix)C6-C10シクロアルキルアルキルオキ
シ基、(x)フェニルC1-C6アルキルオキシ基(フェニル上
に置換分βを1若しくは2個有していてもよく、アルキ
ル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
い。)、(xi)フェニルC1-C6カルボニルアルキルオキシ基
(フェニル上に置換分βを1若しくは2個有していても
よい。)、(xii)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環
式複素芳香環C1-C4アルキルオキシ基(単環式複素芳香環
上に置換分βを1若しくは2個有していてもよく、アル
キル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
い。)、(xiii)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環
式複素芳香環カルボニルC1-C4アルキルオキシ基(単環式
複素芳香環上に置換分βを1若しくは2個有していても
よい。)、(xiv)フェノキシC1-C4アルキル基、(xv)フェ
ニルC1-C4アルキルオキシC1-C4アルキル基、又は(xvi)C
2-C5カルボキシアルコキシ基で表される2-メルカプト
カルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエス
テル類又はそれらの薬理学上許容される塩。 (22)置換分αが、(i)C1-C4アルキル基、(ii)C1-C6
ルコキシ基、(iii)ハロゲン原子、(iv)水酸基、(v)フェ
ニル基、(vi)フェニルC1-C4アルキル基(アルキル上に置
換分として水酸基を1個有していてもよい。)、(vii)フ
ェニルC1-C4カルボニルアルキル基、(viii)フェノキシ
基、(ix)C6-C10シクロアルキルアルキルオキシ基、(x)
フェニルC1-C4アルキルオキシ基(フェニル上に置換分β
を1個有していてもよく、アルキル上に置換分として水
酸基を1個有していてもよい。)、(xi)フェニルC1-C4
ルボニルアルキルオキシ基(フェニル上に置換分βを1
個有していてもよい。)、(xii)ヘテロ原子を1若しくは
2個有する単環式複素芳香環C1-C4アルキルオキシ基(単
環式複素芳香環上に置換分βを1若しくは2個有してい
てもよく、アルキル上に置換分として水酸基を1個有し
ていてもよい。)、(xiii)ヘテロ原子を1若しくは2個
有する単環式複素芳香環カルボニルC1-C4アルキルオキ
シ基(単環式複素芳香環上に置換分βを1若しくは2個
有していてもよい。)、(xiv)フェニルC1-C4アルキルオ
キシC1-C4アルキル基、又は(xv)C2-C5カルボキシアルコ
キシ基で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若し
くはその薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬
理学上許容される塩。 (23)置換分αが、(i)C1-C2アルキル基、(ii)C1-C6
ルコキシ基、(iii)塩素原子、(iv)水酸基、(v)フェニル
C1-C4アルキル基(アルキル上に置換分として水酸基を1
個有していてもよい。)、(vi)フェニルC1-C4カルボニル
アルキル基、(vii)フェニルC1-C4アルキルオキシ基(フ
ェニル上に置換分βを1個有していてもよく、アルキル
上に置換分として水酸基を1個有していてもよい。)、
(viii)フェニルC1-C4カルボニルアルキルオキシ基、又
は(ix)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式複素芳
香環C1-C4アルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換
分βを1個有していてもよい。)で表される2-メルカプ
トカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエ
ステル類又はそれらの薬理学上許容される塩。 (24)置換分αが、(i)フェニル基、(ii)フェニルC1-C
4アルキル基(アルキル上に置換分として水酸基を1個有
していてもよい。)、(iii)フェニルC1-C4カルボニルア
ルキル基、(iv)フェノキシ基、(v)C6-C10シクロアルキ
ルアルキルオキシ基、(vi)フェニルC1-C4アルキルオキ
シ基(フェニル上に置換分βを1個有していてもよく、
アルキル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
い。)、(vii)フェニルC1-C4カルボニルアルキルオキシ
基(フェニル上に置換分βを1個有していてもよい。)、
(viii)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式複素芳
香環C1-C4アルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換
分βを1若しくは2個有していてもよく、アルキル上に
置換分として水酸基を1個有していてもよい。)、(ix)
ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式複素芳香環カ
ルボニルC1-C4アルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に
置換分βを1若しくは2個有していてもよい。)、又は
(x)フェニルC1-C4アルキルオキシC1-C4アルキル基で表
される2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬
理学上許容されるエステル類又はそれらの薬理学上許容
される塩。 (25)置換分αが、(i)フェニルC1-C4アルキル基(アル
キル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
い。)、(ii)フェニルC1-C4カルボニルアルキル基、(ii
i)フェニルC1-C4アルキルオキシ基(フェニル上に置換分
βを1個有していてもよく、アルキル上に置換分として
水酸基を1個有していてもよい。)、(iv)フェニルC1-C4
カルボニルアルキルオキシ基、又は(v)ヘテロ原子を1
若しくは2個有する単環式複素芳香環C1-C4アルキルオ
キシ基(単環式複素芳香環上に置換分βを1個有してい
てもよい。)で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体
若しくはその薬理学上許容されるエステル類又はそれら
の薬理学上許容される塩。 (26)置換分αが、(i)フェニルC1-C4アルキルオキシ
基(フェニル上に置換分βを1個有していてもよく、ア
ルキル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
い。)、(ii)フェニルC1-C4カルボニルアルキルオキシ
基、又は(iii)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環
式複素芳香環C1-C4アルキルオキシ基(単環式複素芳香環
上に置換分βを1個有していてもよい。)で表される2-
メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容
されるエステル類又はそれらの薬理学上許容される塩。 (27)置換分αが、(i)フェニルC1-C2アルキルオキシ
基(フェニル上に置換分βを1個有していてもよい。)、
(ii)フェニルC1-C2カルボニルアルキルオキシ基、又は
(iii)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式複素芳
香環C1-C2アルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換
分βを1個有していてもよい。)で表される2-メルカプ
トカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエ
ステル類又はそれらの薬理学上許容される塩。 (28)置換分βが、(i)C1-C6アルキル基、(ii)C1-C6
アルコキシ基、(iii)C1-C 6アルキルチオ基、(iv)ハロゲ
ン原子、(v)C1-C4アルキレンジオキシ基、(vi)ニトロ
基、(vii)シアノ基、(viii)C1-C6アルカノイル基、又は
(ix)フェニル基で表される2-メルカプトカルボン酸誘
導体若しくはその薬理学上許容されるエステル類又はそ
れらの薬理学上許容される塩。 (29)置換分βが、(i)C1-C6アルキル基、(ii)C1-C6
アルコキシ基、(iii)ハロゲン原子、(iv)ニトロ基、(v)
シアノ基、又は(vi)フェニル基で表される2-メルカプ
トカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエ
ステル類又はそれらの薬理学上許容される塩。 (30)置換分βが、(i)C1-C4アルキル基、(ii)C1-C4
アルコキシ基、(iii)ハロゲン原子、又は(iv)フェニル
基で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくは
その薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬理学
上許容される塩。 (31)置換分βが、(i)C1-C2アルキル基、(ii)C1-C2
アルコキシ基、又は(iii)ハロゲン原子で表される2-メ
ルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容さ
れるエステル類又はそれらの薬理学上許容される塩。 また、前記一般式(I)を有する2-メルカプトカルボン酸
誘導体において、(1)乃至(6)からAを選択し、
(7)乃至(10)からXを選択し、(11)乃至(14)
からW及びYを選択し、(15)乃至(18)からRを選
択し、(19)乃至(27)からαを選択し、(28)乃
至(31)からβを選択して組み合わせた化合物も好適
である。例えば、前記一般式(I)を有する2-メルカプ
トカルボン酸誘導体において、次の化合物も好適であ
る。 (32)Aが、C6-C10アリール基(置換分αを1若しくは
2個有していてもよい。)又はヘテロ原子を1若しくは
2個有する複素芳香環基(置換分αを1若しくは2個有
していてもよい。)を示し;Xが、結合手、酸素原子又
は硫黄原子を示し;W及びYが、それぞれ独立して結合
手又はC1-C10アルキレン基(但し、-W-X-Y-基はメチレン
基を示さない。)を示し;Rが、水素原子、又はC1-C4
アルカノイル基を示し;置換分αが、(i)C1-C10アルキ
ル基、(ii)C2-C10不飽和炭化水素基、(iii)C1-C 10アル
コキシ基、(iv)ハロゲン原子、(v)水酸基、(vi)C6-C10
アリール基(置換分βを1個有していてもよい。)、(vi
i)単環式複素芳香環基、(viii)フェニルC1-C 4アルキル
基(フェニル上に置換分βを1若しくは2個有していて
もよく、アルキル上に置換分として水酸基を1個有して
いてもよい。)、(ix)フェニルC1-C4カルボニルアルキル
基(フェニル上に置換分βを1若しくは2個有していて
もよい。)、(x)フェノキシ基(フェニル上に置換分βを
1若しくは2個有していてもよい。)、(xi)C6-C10シク
ロアルキルアルキルオキシ基、(xii)フェニルC1-C6アル
キルオキシ基(フェニル上に置換分βを1若しくは2個
有していてもよく、アルキル上に置換分として水酸基を
1個有していてもよい。)、(xiii)フェニルC1-C6カルボ
ニルアルキルオキシ基(フェニル上に置換分βを1若し
くは2個有していてもよい。)、(xiv)ヘテロ原子を1若
しくは2個有する単環式複素芳香環C1-C6アルキルオキ
シ基(単環式複素芳香環上に置換分βを1若しくは2個
有していてもよく、アルキル上に置換分として水酸基を
1個有していてもよい。)、(xv)ヘテロ原子を1若しく
は2個有する単環式複素芳香環C1-C6カルボニルアルキ
ルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換分βを1若しく
は2個有していてもよい。)、(xvi)フェノキシC1-C6
ルキル基(フェニル上に置換分βを1個有していてもよ
い。)、(xvii)フェニルC1-C6アルキルオキシC1-C6アル
キル基(フェニル上に置換分βを1個有していてもよ
い。)、又は(xviii)C2-C7カルボキシアルコキシ基を示
し;置換分βが、(i)C1-C6アルキル基、(ii)C1-C6アル
コキシ基、(iii)ハロゲン原子、(iv)ニトロ基、(v)シア
ノ基、又は(vi)フェニル基で表される2-メルカプトカ
ルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステ
ル類又はそれらの薬理学上許容される塩。 (33)Aが、C6-C10アリール基(置換分αを1若しくは
2個有していてもよい。)又はヘテロ原子を1個有する
複素芳香環基(置換分αを1個有していてもよい。)を示
し;Xが、結合手、又は酸素原子を示し;W及びYが、
それぞれ独立して結合手又はC1-C8アルキレン基(但し、
-W-X-Y-基はメチレン基を示さない。)を示し;Rが水
素原子を示し;置換分αが、(i)C1-C4アルキル基、(ii)
C1-C6アルコキシ基、(iii)ハロゲン原子、(iv)水酸基、
(v)フェニル基、(vi)フェニルC1-C4アルキル基(アルキ
ル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
い。)、(vii)フェニルC1-C4カルボニルアルキル基、(vi
ii)フェノキシ基、(ix)C6-C10シクロアルキルアルキル
オキシ基、(x)フェニルC1-C4アルキルオキシ基(フェニ
ル上に置換分βを1個有していてもよく、アルキル上に
置換分として水酸基を1個有していてもよい。)、(xi)
フェニルC1-C4カルボニルアルキルオキシ基(フェニル上
に置換分βを1個有していてもよい。)、(xii)ヘテロ原
子を1若しくは2個有する単環式複素芳香環C1-C 4アル
キルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換分βを1若し
くは2個有していてもよく、アルキル上に置換分として
水酸基を1個有していてもよい。)、(xiii)ヘテロ原子
を1若しくは2個有する単環式複素芳香環カルボニルC1
-C4アルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換分βを
1若しくは2個有していてもよい。)、(xiv)フェニルC1
-C4アルキルオキシC1-C4アルキル基、又は(xv)C2-C5
ルボキシアルコキシ基を示し;置換分βが、(i)C1-C4
ルキル基、(ii)C1-C4アルコキシ基、(iii)ハロゲン原
子、又は(iv)フェニル基で表される2-メルカプトカル
ボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステル
類又はそれらの薬理学上許容される塩。 (34)Aが、C6-C10アリール基(置換分αを1個有して
いてもよい。)を示し;Xが結合手を示し;W及びY
が、それぞれ独立して結合手又はC1-C6アルキレン基(但
し、-W-X-Y-基はメチレン基を示さない。)を示し;R
が水素原子を示し;置換分αが、(i)フェニルC1-C4アル
キルオキシ基(フェニル上に置換分βを1個有していて
もよく、アルキル上に置換分として水酸基を1個有して
いてもよい。)、(ii)フェニルC1-C4カルボニルアルキル
オキシ基、又は(iii)ヘテロ原子を1若しくは2個有す
る単環式複素芳香環C1-C4アルキルオキシ基(単環式複素
芳香環上に置換分βを1個有していてもよい。)を示
し;置換分βが、(i)C1-C2アルキル基、(ii)C1-C2アル
コキシ基、又は(iii)ハロゲン原子で表される2-メルカ
プトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容される
エステル類又はそれらの薬理学上許容される塩。更に、
前記一般式(I)を有する2-メルカプトカルボン酸誘導体
において、次の化合物も好適である。 (35) Aは後述する置換分αを1乃至3個有してい
てもよい炭素数6乃至10個を有するアリール基又は後
述する置換分αを1乃至3個有していてもよい酸素原
子、窒素原子及び硫黄原子からなる群から選択されるヘ
テロ原子を1乃至3個有する複素芳香環基を示し、Xは
結合手、酸素原子、硫黄原子,又は-NH-基を示し、W及
びYは、それぞれ独立して結合手又は直鎖状若しくは分
枝鎖状の炭素数1乃至20個を有するアルキレン基を示
し、但し、-W-X-Y-基はメチレン基を示さない。
【0101】Rは水素原子、炭素数1乃至6個を有する
アルカノイル基、又は後述する置換分βを1乃至3個有
していてもよい炭素数6乃至10個を有するアリールを
有するアリールアミノカルボニル基を示し、置換分α
は、(i)後述する置換分β(但し、アルキル基を除く。)
を1乃至3個有していてもよい直鎖状若しくは分枝鎖状
の炭素数1乃至20個を有するアルキル基、(ii)後述す
る置換分β(但し、アルキル基を除く。)を1乃至3個有
していてもよい直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数2乃至
20個を有し1乃至3個の二重結合を有する不飽和炭化
水素基、(iii)直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数1乃至
10個を有するアルコキシ基、(iv)ハロゲン原子、(v)
水酸基、(vi)後述する置換分βを1乃至3個有していて
もよい炭素数6乃至10個を有するアリール基、(vii)
酸素原子、窒素原子及び硫黄原子からなる群から選択さ
れるヘテロ原子を1乃至3個有する5若しくは6員単環
式複素芳香環基、(viii)後述する置換分βを1乃至3個
有していてもよい炭素数6乃至10個を有するアリール
及び置換分として水酸基を1個有していてもよい直鎖状
若しくは分枝鎖状の炭素数1乃至6個を有するアルキル
を有するアラルキル基、(ix)後述する置換分βを1乃至
3個有していてもよい炭素数6乃至10個を有するアリ
ールオキシ基、(x)炭素数3乃至6個を有するシクロア
ルキル及び直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数1乃至6個
を有するアルキルを有するシクロアルキルアルキルオキ
シ基、(xi)後述する置換分βを1乃至3個有していても
よい炭素数6乃至10個を有するアリール及び直鎖状若
しくは分枝鎖状の炭素数1乃至6個を有するアルキルを
有するアラルキルオキシ基、(xii)酸素原子、窒素原子
及び硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子を1
乃至3個有する5若しくは6員単環式複素芳香環及び直
鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数1乃至6個を有するアル
キルを有する単環式複素芳香環アルキルオキシ基、(xii
i)後述する置換分βを1乃至3個有していてもよい炭素
数6乃至10個を有するアリール及び直鎖状若しくは分
枝鎖状の炭素数1乃至6個を有するアルキルを有するア
リールオキシアルキル基、(xiv)後述する置換分βを1
乃至3個有していてもよい炭素数6乃至10個を有する
アリール及び直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数1乃至6
個を有するアルキルをそれぞれ独立して2個有するアリ
ールアルキルオキシアルキル基、又は(xv)後述する置換
分βを1乃至3個有していてもよい炭素数6乃至10個
を有するアリール及び直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数
1乃至6個を有するアルキルを有するアリールアルキル
カルボニル基を示し、置換分βは、(i)直鎖状若しくは
分枝鎖状の炭素数1乃至6個を有するアルキル基、(ii)
直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数1乃至6個を有するア
ルコキシ基、(iii)直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数1
乃至6個を有するアルキルチオ基、(iv)ハロゲン原子、
(v)炭素数1乃至4個を有するアルキレンジオキシ基、
(vi)ニトロ基、(vii)シアノ基、(viii)炭素数1乃至6
個を有するアルカノイル基、(ix)カルバモイル基、又は
(x)直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数1乃至6個を有す
るアルコキシを有するアルコキシカルボニルアミノ基で
表される2-メルカプトカルボン酸誘導体、その薬理学
上許容される塩又はその薬理学上許容されるエステル
類。本発明の前記一般式(I)を有する2−メルカプトカ
ルボン酸誘導体の具体例としては、例えば下記表に記載
する化合物を挙げることができる。なお、表1乃至表1
6において、略号は以下の基を示す。Ac:アセチル、Bf
ur:ベンゾフリル、Bimid:ベンゾイミダゾリル、Bn:
ベンジル、Boxa:ベンゾオキサゾリル、Bthi:ベンゾチ
エニル、Bthiz:ベンゾチアゾリル、Bz:ベンゾイル、c
He:シクロヘキシル、dHBfur:ジヒドロベンゾフラン、
Et:エチル、Fur:フリル、Ind:インドリル、Isox:イ
ソオキサゾリル、Me:メチル、Np:ナフチル、Oxa:オ
キサゾリル、Ph:フェニル、Pym:ピリミジニル、Pyr:
ピリジル、Pyz:ピラジニル、Quin:キノリル、Thi:チ
エニル、Thiz:チアゾリル。
【0102】
【化3】
【0103】
【表1】 Xは
単結合を示す ─────────────────────────────── 例示 化合物 A環上の置換基 A W-X-Y R 番号 ─────────────────────────────── 1-1 4-Cl Ph (CH2)3 H 1-2 4-PhCH2O Ph (CH2)3 H 1-3 4-Cl Ph (CH2)4 H 1-4 4-PhCH2O Ph (CH2)4 H 1-5 H Ph (CH2)5 H 1-6 2-Cl Ph (CH2)5 H 1-7 3-Cl Ph (CH2)5 H 1-8 4-Cl Ph (CH2)5 H 1-9 4-Br Ph (CH2)5 H 1-10 4-I Ph (CH2)5 H 1-11 4-F Ph (CH2)5 H 1-12 4-CH3 Ph (CH2)5 H 1-13 4-CF3 Ph (CH2)5 H 1-14 4-OH Ph (CH2)5 H 1-15 4-MeO Ph (CH2)5 H 1-16 4-Me(CH2)4CH2O Ph (CH2)5 H 1-17 4-cHexCH2O Ph (CH2)5 H 1-18 4-Ph Ph (CH2)5 H 1-19 4-PhO Ph (CH2)5 H 1-20 4-PhCH2O Ph (CH2)5 H 1-21 4-(2-MeOBnO) Ph (CH2)5 H 1-22 4-(3-MeOBnO) Ph (CH2)5 H 1-23 4-(4-MeOBnO) Ph (CH2)5 H 1-24 3-PhCH2O Ph (CH2)5 H 1-25 2-PhCH2O Ph (CH2)5 H 1-26 4-(4-ClPhCH2O) Ph (CH2)5 H 1-27 4-(4-MePhCHMeO) Ph (CH2)5 H 1-28 4-PhCH2CH2O Ph (CH2)5 H 1-29 4-PhCH2CH2CH2O Ph (CH2)5 H 1-30 4-PhOCH2 Ph (CH2)5 H 1-31 4-PhOCHMe Ph (CH2)5 H 1-32 4-PhCH2OCH2 Ph (CH2)5 H 1-33 4-PhCH2CH2 Ph (CH2)5 H 1-34 4-PhCH2CHOH Ph (CH2)5 H 1-35 4-PhCH2C=O Ph (CH2)5 H 1-36 4-PhCH(Me)O Ph (CH2)5 H 1-37 4-(4-FPhCH2O) Ph (CH2)5 H 1-38 3,4-F2 Ph (CH2)5 H 1-39 3,4-(CH3O)2 Ph (CH2)5 H 1-40 4-PhCH2O,3-F Ph (CH2)5 H 1-41 4-PhCH2O,3-MeO Ph (CH2)5 H 1-42 4-Cl Ph (CH2)6 H 1-43 4-Cl Ph (CH2)7 H 1-44 4-(2-PyrCH2O) Ph (CH2)5 H 1-45 4-(3-PyrCH2O) Ph (CH2)5 H 1-46 4-(4-PyrCH2O) Ph (CH2)5 H 1-47 4-(2-PymCH2O) Ph (CH2)5 H 1-48 4-(4-PymCH2O) Ph (CH2)5 H 1-49 4-(2-PyzCH2O) Ph (CH2)5 H 1-50 4-(2-ThiCH2O) Ph (CH2)5 H 1-51 4-(3-ThiCH2O) Ph (CH2)5 H 1-52 4-(2-ThiCH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-53 4-(3-ThiCH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-54 4-(2-FurCH2O) Ph (CH2)5 H 1-55 4-(2-FurCH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-56 4-(3-FurCH2O) Ph (CH2)5 H 1-57 4-(4-ThizCH2O) Ph (CH2)5 H 1-58 4-(5-ThizCH2O) Ph (CH2)5 H 1-59 4-(2-ThizCH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-60 4-(4-ThizCH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-61 4-(5-ThizCH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-62 4-(2-OxaCH2O) Ph (CH2)5 H 1-63 4-(4-OxaCH2O) Ph (CH2)5 H 1-64 4-(5-OxaCH2O) Ph (CH2)5 H 1-65 4-(5-Me-2-Me-4-OxaCH2O) Ph (CH2)5 H 1-66 4-(5-Me-2-Me-4-OxaCH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-67 4-(5-Me-2-Me-4-ThizCH2O) Ph (CH2)5 H 1-68 4-(5-Me-2-Me-4-ThizCH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-69 4-(3-Me-5-Me-4-IsoxCH2O) Ph (CH2)5 H 1-70 4-(2-PyrCH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-71 4-(3-PyrCH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-72 4-(4-PyrCH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-73 2-F,4-(PhCH2O) Ph (CH2)5 H 1-74 2-F,4-(2-ThiCH2O) Ph (CH2)5 H 1-75 3-Cl-4-(2-ThizCH2O) Ph (CH2)5 H 1-76 3-Me-4-(PhCH2O) Ph (CH2)5 H 1-77 3-Me-4-(2-ThiCH2O) Ph (CH2)5 H 1-78 3-Me-4-(2-ThizCH2O) Ph (CH2)5 H 1-79 3-MeO-4-(2-ThiCH2O) Ph (CH2)5 H 1-80 3-MeO-4-(2-ThizCH2O) Ph (CH2)5 H 1-81 4-(CH2=CH-CH2) Ph (CH2)5 H 1-82 4-(Me-CH=CH) Ph (CH2)5 H 1-83 4-[Me-C(Me)=CH-CH2] Ph (CH2)5 H 1-84 4-[CH2=CH-CH(Me)] Ph (CH2)5 H 1-85 4-(1-NpCH2) Ph (CH2)5 H 1-86 4-(2-NpCH2) Ph (CH2)5 H 1-87 4-(2-ThizCH2O) Ph (CH2)5 H 1-88 4-(5-ThizCH2O) Ph (CH2)5 H 1-89 4-(2-MeOBnO) Ph (CH2)5 H 1-90 4-(3-MeOBnO) Ph (CH2)5 H 1-91 4-(4-MeOBnO) Ph (CH2)5 H 1-92 2-(BzCH2O) Ph (CH2)5 H 1-93 3-(BzCH2O) Ph (CH2)5 H 1-94 4-(BzCH2O) Ph (CH2)5 H 1-95 2-(2-OH-2-Ph-CH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-96 3-(2-OH-2-Ph-CH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-97 4-(2-OH-2-Ph-CH2CH2O) Ph (CH2)5 H 1-98 2-[(2-Thi)C=O-CH2O] Ph (CH2)5 H 1-99 3-[(2-Thi)C=O-CH2O] Ph (CH2)5 H 1-100 4-[(2-Thi)C=O-CH2O] Ph (CH2)5 H 1-101 2-[2-OH-2-(2-Thi)-CH2CH2O] Ph (CH2)5 H 1-102 3-[2-OH-2-(2-Thi)-CH2CH2O] Ph (CH2)5 H 1-103 4-[2-OH-2-(2-Thi)-CH2CH2O] Ph (CH2)5 H 1-104 4-[5-(2-Me)Thi-CH2O] Ph (CH2)5 H 1-105 4-[2-(4-[2-Ph-5-Me]Oxa)-CH2CH2O] Ph (CH2)5 H 1-106 4-[4-(2-Ph)Thiz-CH2O] Ph (CH2)5 H 1-107 4-[2-(3-Me)Thi-CH2O] Ph (CH2)5 H 1-108 2-(HOOC-CH2O) Ph (CH2)5 H 1-109 3-(HOOC-CH2O) Ph (CH2)5 H 1-110 4-(HOOC-CH2O) Ph (CH2)5 H 1-111 2-Bz Ph (CH2)5 H 1-112 3-Bz Ph (CH2)5 H 1-113 4-Bz Ph (CH2)5 H 1-114 4-(2-MeO-PhO) Ph (CH2)5 H 1-115 4-(3-MeO-PhO) Ph (CH2)5 H 1-116 4-(4-MeO-PhO) Ph (CH2)5 H 1-117 4-Cl Ph (CH2)3 Ac 1-118 4-PhCH2O Ph (CH2)3 Ac 1-119 4-Cl Ph (CH2)4 Ac 1-120 4-PhCH2O Ph (CH2)4 Ac 1-121 H Ph (CH2)5 Ac 1-122 4-Cl Ph (CH2)5 Ac 1-123 4-OH Ph (CH2)5 Ac 1-124 4-MeO Ph (CH2)5 Ac 1-125 4-Me(CH2)4CH2O Ph (CH2)5 Ac 1-126 4-cHexCH2O Ph (CH2)5 Ac 1-127 4-Ph Ph (CH2)5 Ac 1-128 4-PhO Ph (CH2)5 Ac 1-129 2-PhCH2O Ph (CH2)5 Ac 1-130 4-(4-ClPhCH2O) Ph (CH2)5 Ac 1-131 4-(4-MePhCHMeO) Ph (CH2)5 Ac 1-132 4-PhCH2CH2O Ph (CH2)5 Ac 1-133 4-PhCH2CH2CH2O Ph (CH2)5 Ac 1-134 4-PhOCH2 Ph (CH2)5 Ac 1-135 4-PhCH2OCH2 Ph (CH2)5 Ac 1-136 4-PhCH2CH2 Ph (CH2)5 Ac 1-137 4-PhCH2CHOH Ph (CH2)5 Ac 1-138 4-PhCH2C=O Ph (CH2)5 Ac 1-139 4-Cl Ph (CH2)6 Ac 1-140 4-Cl Ph (CH2)7 Ac 1-141 4-(4-PyrCH2O) Ph (CH2)5 Ac 1-142 4-(2-ThiCH2O) Ph (CH2)5 Ac 1-143 4-(2-ThiCH2CH2O) Ph (CH2)5 Ac 1-144 4-(2-FurCH2O) Ph (CH2)5 Ac 1-145 4-(4-ThizCH2O) Ph (CH2)5 Ac 1-146 4-(2-PyrCH2CH2O) Ph (CH2)5 Ac 1-147 4-Cl Ph (CH2)3 CONHPh 1-148 4-PhCH2O Ph (CH2)3 CONHPh 1-149 4-Cl Ph (CH2)4 CONHPh 1-150 4-PhCH2O Ph (CH2)4 CONHPh 1-151 H Ph (CH2)5 CONHPh 1-152 4-Cl Ph (CH2)5 CONHPh 1-153 4-OH Ph (CH2)5 CONHPh 1-154 4-MeO Ph (CH2)5 CONHPh 1-155 4-Me(CH2)4CH2O Ph (CH2)5 CONHPh 1-156 4-cHexCH2O Ph (CH2)5 CONHPh 1-157 4-Ph Ph (CH2)5 CONHPh 1-158 4-PhO Ph (CH2)5 CONHPh 1-159 2-PhCH2O Ph (CH2)5 CONHPh 1-160 4-(4-ClPhCH2O) Ph (CH2)5 CONHPh 1-161 4-(4-MePhCHMeO) Ph (CH2)5 CONHPh 1-162 4-PhCH2CH2O Ph (CH2)5 CONHPh 1-163 4-PhCH2CH2CH2O Ph (CH2)5 CONHPh 1-164 4-PhOCH2 Ph (CH2)5 CONHPh 1-165 4-PhCH2OCH2 Ph (CH2)5 CONHPh 1-166 4-PhCH2CH2 Ph (CH2)5 CONHPh 1-167 4-PhCH2CHOH Ph (CH2)5 CONHPh 1-168 4-PhCH2C=O Ph (CH2)5 CONHPh 1-169 4-Cl Ph (CH2)6 CONHPh 1-170 4-Cl Ph (CH2)7 CONHPh 1-171 4-(4-PyrCH2O) Ph (CH2)5 CONHPh 1-172 4-(2-ThiCH2O) Ph (CH2)5 CONHPh 1-173 4-(2-ThiCH2CH2O) Ph (CH2)5 CONHPh 1-174 4-(2-FurCH2O) Ph (CH2)5 CONHPh 1-175 4-(4-ThizCH2O) Ph (CH2)5 CONHPh 1-176 4-(2-PyrCH2CH2O) Ph (CH2)5 CONHPh 1-177 4-(2-FPhCH2O) Ph (CH2)5 H 1-178 4-(3-FPhCH2O) Ph (CH2)5 H ───────────────────────────────
【0104】
【化4】
【0105】
【表2】 Xは単結合
を示す ───────────────────────────── 例示 化合物 A環上の置換基 A W-X-Y R 番号 ───────────────────────────── 2-1 6-Cl 2-Np (CH2)3 H 2-2 6-PhCH2O 2-Np (CH2)3 H 2-3 6-Cl 2-Np (CH2)4 H 2-4 6-PhCH2O 2-Np (CH2)4 H 2-5 H 2-Np (CH2)5 H 2-6 4-Cl 2-Np (CH2)5 H 2-7 6-Cl 2-Np (CH2)5 H 2-8 7-Cl 2-Np (CH2)5 H 2-9 6-Br 2-Np (CH2)5 H 2-10 6-I 2-Np (CH2)5 H 2-11 6-F 2-Np (CH2)5 H 2-12 6-CH3 2-Np (CH2)5 H 2-13 6-CF3 2-Np (CH2)5 H 2-14 6-OH 2-Np (CH2)5 H 2-15 6-MeO 2-Np (CH2)5 H 2-16 6-Me(CH2)5CH2O 2-Np (CH2)5 H 2-17 6-cHexMeO 2-Np (CH2)5 H 2-18 6-Ph 2-Np (CH2)5 H 2-19 6-PhO 2-Np (CH2)5 H 2-20 6-PhCH2O 2-Np (CH2)5 H 2-21 4-PhCH2O 2-Np (CH2)5 H 2-22 7-PhCH2O 2-Np (CH2)5 H 2-23 8-PhCH2O 2-Np (CH2)5 H 2-24 6-(4-ClPhCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-25 6-(4-MePhCHMeO) 2-Np (CH2)5 H 2-26 6-PhCH2CH2O 2-Np (CH2)5 H 2-27 6-PhCH2CH2CH2O 2-Np (CH2)5 H 2-28 6-PhOCH2 2-Np (CH2)5 H 2-29 6-PhOCHMe 2-Np (CH2)5 H 2-30 6-PhCH(Me)O 2-Np (CH2)5 H 2-31 6,7-Cl2 2-Np (CH2)5 H 2-32 6,7-F2 2-Np (CH2)5 H 2-33 6,7-(CH3O)2 2-Np (CH2)5 H 2-34 6-PhCH2O-7-F 2-Np (CH2)5 H 2-35 6-PhCH2O-7-CH3O 2-Np (CH2)5 H 2-36 6-Cl 2-Np (CH2)6 H 2-37 6-Cl 2-Np (CH2)7 H 2-38 6-(2-PyrCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-39 6-(3-PyrCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-40 6-(4-PyrCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-41 6-(2-ThiCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-42 6-(3-ThiCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-43 6-(2-FurCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-44 6-(3-FurCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-45 6-(2-ThizCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-46 6-(4-ThizCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-47 6-(5-ThizCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-48 6-(2-ThizCH2CH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-49 6-(4-ThizCH2CH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-50 6-(5-ThizCH2CH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-51 6-(2-OxaCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-52 6-(4-OxaCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-53 6-(5-OxaCH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-54 6-(2-PyrCH2CH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-55 6-(3-PyrCH2CH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-56 6-(4-PyrCH2CH2O) 2-Np (CH2)5 H 2-57 6-(CH2=CH-CH2) 2-Np (CH2)5 H 2-58 6-(Me-CH=CH) 2-Np (CH2)5 H 2-59 6-[Me-C(Me)=CH-CH2] 2-Np (CH2)5 H 2-60 6-[CH2=CH-CH(Me)] 2-Np (CH2)5 H 2-61 H 2-Np (CH2)5 Ac 2-62 6-CH3 2-Np (CH2)5 Ac 2-63 6-CF3 2-Np (CH2)5 Ac 2-64 6-PhCH2O 2-Np (CH2)5 Ac 2-65 6-Cl 2-Np (CH2)5 Ac 2-66 6-(4-PyrCH2O) 2-Np (CH2)5 Ac 2-67 H 2-Np (CH2)5 CONHPh 2-68 6-CH3 2-Np (CH2)5 CONHPh 2-69 6-CF3 2-Np (CH2)5 CONHPh 2-70 6-PhCH2O 2-Np (CH2)5 CONHPh 2-71 6-Cl 2-Np (CH2)5 CONHPh 2-72 6-(4-PyrCH2O) 2-Np (CH2)5 CONHPh ─────────────────────────────
【0106】
【化5】
【0107】
【表3】 Xは単結合を示
す ─────────────────────────── 例示 化合物 A環上の置換基 A W-X-Y R 番号 ─────────────────────────── 3-1 5-Cl 2-Pyr (CH2)5 H 3-2 H 2-Pyr (CH2)5 H 3-3 H 3-Pyr (CH2)5 H 3-4 4-PhCH2O 2-Pyr (CH2)5 H 3-5 5-PhCH2O 2-Pyr (CH2)5 H 3-6 4-Cl 2-Thi (CH2)5 H 3-7 5-Cl 2-Thi (CH2)5 H 3-8 4-PhCH2O 2-Thi (CH2)5 H 3-9 5-PhCH2O 2-Thi (CH2)5 H 3-10 H 2-Fur (CH2)5 H 3-11 H 3-Fur (CH2)5 H 3-12 H 3-Pyr (CH2)5 Ac 3-13 5-Cl 2-Pyr (CH2)5 Ac 3-14 5-PhCH2O 2-Pyr (CH2)5 Ac 3-15 5-Cl 2-Thi (CH2)5 Ac 3-16 5-PhCH2O 2-Thi (CH2)5 Ac 3-17 H 3-Fur (CH2)5 Ac 3-18 H 3-Pyr (CH2)5 CONHPh 3-19 5-Cl 2-Pyr (CH2)5 CONHPh 3-20 5-PhCH2O 2-Pyr (CH2)5 CONHPh 3-21 5-Cl 2-Thi (CH2)5 CONHPh 3-22 5-PhCH2O 2-Thi (CH2)5 CONHPh 3-23 H 3-Fur (CH2)5 CONHPh ───────────────────────────
【0108】
【化6】
【0109】
【表4】 Xは
単結合を示す ──────────────────────────────── 例示 化合物 A環上の置換基 A W-X-Y R 番号 ──────────────────────────────── 4-1 H 2-Bthi (CH2)5 H 4-2 H 3-Bthi (CH2)5 H 4-3 H 2-Quin (CH2)5 H 4-4 7-Cl 3-Quin (CH2)5 H 4-5 H 2-Bfur (CH2)5 H 4-6 6-Me 3-Bfur (CH2)5 H 4-7 5-PhCH2O 2-Bthi (CH2)5 H 4-8 6-PhCH2O 3-Bthi (CH2)5 H 4-9 6-PhCH2O 2-Quin (CH2)5 H 4-10 7-PhCH2O 3-Quin (CH2)5 H 4-11 5-PhCH2O 2-Bfur (CH2)5 H 4-12 6-PhCH2O 3-Bfur (CH2)5 H 4-13 H 2,3-dHBfur-5-yl (CH2)5 H 4-14 H 3-Bthi (CH2)5 Ac 4-15 H 2-Quin (CH2)5 Ac 4-16 H 2-Bfur (CH2)5 Ac 4-17 H 2,3-dHBfur-5-yl (CH2)5 Ac 4-18 H 3-Bthi (CH2)5 CONHPh 4-19 H 2-Quin (CH2)5 CONHPh 4-20 H 2-Bfur (CH2)5 CONHPh 4-21 H 2,3-dHBfur-5-yl (CH2)5 CONHPh 4-22 2-Bz 5-Bfur (CH2)5 H ────────────────────────────────
【0110】
【化7】
【0111】
【表5】 ─────────────────────────────── 例示 A環上の 化合物 置換基 A W X Y R 番号 ─────────────────────────────── 5-1 4-Cl Ph - O (CH2)4 H 5-2 4-Br Ph - O (CH2)4 H 5-3 4-I Ph - O (CH2)4 H 5-4 4-F Ph - O (CH2)4 H 5-5 4-CH3 Ph - O (CH2)4 H 5-6 4-CF3 Ph - O (CH2)4 H 5-7 4-OH Ph - O (CH2)4 H 5-8 4-MeO Ph - O (CH2)4 H 5-9 4-Me(CH2)5CH2O Ph - O (CH2)4 H 5-10 4-cHexCH2O Ph - O (CH2)4 H 5-11 4-Ph Ph - O (CH2)4 H 5-12 4-PhO Ph - O (CH2)4 H 5-13 4-PhCH2O Ph - O (CH2)4 H 5-14 3-PhCH2O Ph - O (CH2)4 H 5-15 2-PhCH2O Ph - O (CH2)4 H 5-16 4-(4-ClPhCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-17 4-(4-MePhCHMeO) Ph - O (CH2)4 H 5-18 4-PhCH2CH2O Ph - O (CH2)4 H 5-19 4-PhCH2CH2CH2O Ph - O (CH2)4 H 5-20 4-PhOCH2 Ph - O (CH2)4 H 5-21 4-PhOCHMe Ph - O (CH2)4 H 5-22 4-PhCH(Me)O Ph - O (CH2)4 H 5-23 3,4-Cl2 Ph - O (CH2)4 H 5-24 3,4-F2 Ph - O (CH2)4 H 5-25 3,4-(CH3O)2 Ph - O (CH2)4 H 5-26 4-PhCH2O,3-F Ph - O (CH2)4 H 5-27 4-PhCH2O,3-CH3O Ph - O (CH2)4 H 5-28 4-Cl Ph - O (CH2)6 H 5-29 4-F Ph - O (CH2)6 H 5-30 4-I Ph - O (CH2)6 H 5-31 4-Ph Ph - O (CH2)6 H 5-32 4-Cl Ph CH2 O (CH2)4 H 5-33 H Ph CH2 O (CH2)5 H 5-34 4-(2-PyrCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-35 4-(3-PyrCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-36 4-(4-PyrCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-37 4-(2-ThiCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-38 4-(3-ThiCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-39 4-(2-FurCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-40 4-(3-FurCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-41 4-(2-ThizCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-42 4-(4-ThizCH2eO) Ph - O (CH2)4 H 5-43 4-(5-ThizCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-44 4-(2-OxaCH2eO) Ph - O (CH2)4 H 5-45 4-(4-OxaCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-46 4-(5-OxaCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-47 4-(2-PyrCH2CH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-48 4-(3-PyrCH2CH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-49 4-(4-PyrCH2CH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-50 4-(CH2=CH-CH2) Ph - O (CH2)4 H 5-51 4-(Me-CH=CH) Ph - O (CH2)4 H 5-52 4-[Me-C(Me)=CH-CH2] Ph - O (CH2)4 H 5-53 4-[CH2=CH-CH(Me)] Ph - O (CH2)4 H 5-54 4-Cl Ph - O (CH2)4 Ac 5-55 4-I Ph - O (CH2)4 Ac 5-56 4-Ph Ph - O (CH2)4 Ac 5-57 4-PhCH2O Ph - O (CH2)4 Ac 5-58 4-(4-ClPhCH2O) Ph - O (CH2)4 Ac 5-59 4-Cl Ph - O (CH2)6 Ac 5-60 4-F Ph - O (CH2)6 Ac 5-61 4-I Ph - O (CH2)6 Ac 5-62 4-Ph Ph - O (CH2)6 Ac 5-63 4-Cl Ph CH2 O (CH2)4 Ac 5-64 H Ph CH2 O (CH2)5 Ac 5-65 4-PhCH2O,2-Me Ph - O (CH2)4 H 5-66 3-(2-ThiCH2O) Ph - O (CH2)4 H 5-67 3-Me-4-(PhCH2O) Ph - O (CH2)4 H ───────────────────────────────
【0112】
【化8】
【0113】
【表6】 ─────────────────────────────── 例示 A環上の 化合物 置換基 A W X Y R 番号 ─────────────────────────────── 6-1 6-Cl 2-Np - O (CH2)4 H 6-2 4-Br 2-Np - O (CH2)4 H 6-3 7-I 2-Np - O (CH2)4 H 6-4 6-F 2-Np - O (CH2)4 H 6-5 6-CH3 2-Np - O (CH2)4 H 6-6 6-CF3 2-Np - O (CH2)4 H 6-7 6-OH 2-Np - O (CH2)4 H 6-8 6-MeO 2-Np - O (CH2)4 H 6-9 6-Me(CH2)5CH2O 2-Np - O (CH2)4 H 6-10 6-cHexCH2O 2-Np - O (CH2)4 H 6-11 6-Ph 2-Np - O (CH2)4 H 6-12 6-PhO 2-Np - O (CH2)4 H 6-13 6-PhCH2O 2-Np - O (CH2)4 H 6-14 7-PhCH2O 2-Np - O (CH2)4 H 6-15 4-PhCH2O 2-Np - O (CH2)4 H 6-16 6-(4-ClPhCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-17 6-(4-MePhCHMeO) 2-Np - O (CH2)4 H 6-18 6-PhCH2CH2O 2-Np - O (CH2)4 H 6-19 6-PhCH2CH2CH2O 2-Np - O (CH2)4 H 6-20 6-PhOCH2 2-Np - O (CH2)4 H 6-21 6-PhOCHMe 2-Np - O (CH2)4 H 6-22 6-PhCH(Me)O 2-Np - O (CH2)4 H 6-23 H 2-Np - O (CH2)4 H 6-24 6,7-Cl2 2-Np - O (CH2)4 H 6-25 6,7-F2 2-Np - O (CH2)4 H 6-26 6,7-(CH3O)2 2-Np - O (CH2)4 H 6-27 6-PhCH2O,3-F 2-Np - O (CH2)4 H 6-28 6-PhCH2O,7-CH3O 2-Np - O (CH2)4 H 6-29 6-Cl 2-Np - O (CH2)6 H 6-30 6-F 2-Np - O (CH2)6 H 6-31 H 1-Np - O (CH2)6 H 6-32 6-Ph 2-Np - O (CH2)6 H 6-33 6-Cl 2-Np CH2 O (CH2)4 H 6-34 H 2-Np CH2 O (CH2)5 H 6-35 6-(2-PyrCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-36 6-(3-PyrCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-37 6-(4-PyrCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-38 6-(2-ThiCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-39 6-(3-ThiCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-40 6-(2-FurCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-41 6-(3-FurCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-42 6-(2-ThizCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-43 6-(4-ThizCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-44 6-(5-ThizCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-45 6-(2-OxaCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-46 6-(4-OxaCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-47 6-(5-OxaCH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-48 6-(2-PyrCH2CH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-49 6-(3-PyrCH2CH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-50 6-(4-PyrCH2CH2O) 2-Np - O (CH2)4 H 6-51 6-(CH2=CH-CH2) 2-Np - O (CH2)4 H 6-52 6-(Me-CH=CH) 2-Np - O (CH2)4 H 6-53 6-[Me-C(Me)=CH-CH2] 2-Np - O (CH2)4 H 6-54 6-[CH2=CH-CH(Me)] 2-Np - O (CH2)4 H 6-55 H 2-Np - O (CH2)4 Ac 6-56 H 1-Np - O (CH2)6 Ac ───────────────────────────────
【0114】
【化9】
【0115】
【表7】 ────────────────────────── 例示 A環上の 化合物 置換基 A W X Y R 番号 ────────────────────────── 7-1 H 2-Pyr - O (CH2)4 H 7-2 H 3-Pyr - O (CH2)4 H 7-3 H 4-Pyr - O (CH2)4 H 7-4 4-Cl 2-Thi - O (CH2)4 H 7-5 H 3-Thi - O (CH2)4 H 7-6 H 2-Pyr - O (CH2)4 Ac 7-7 H 2-Thi - O (CH2)4 Ac ──────────────────────────
【0116】
【化10】
【0117】
【表8】 ────────────────────────────────── 例示 化合物 A環上の置換基 A W X Y R 番号 ────────────────────────────────── 8-1 H 2-Bthi - O (CH2)4 H 8-2 H 3-Bthi - O (CH2)4 H 8-3 H 2-Quin - O (CH2)4 H 8-4 4-Cl 3-Quin - O (CH2)4 H 8-5 H 2-Bfur - O (CH2)4 H 8-6 4-Me 3-Bfur - O (CH2)4 H 8-7 H 2,3-dHBfur-5-yl - O (CH2)4 H 8-8 H 3-Bthi - O (CH2)4 Ac 8-9 H 2-Quin - O (CH2)4 Ac 8-10 H 2-Bfur - O (CH2)4 Ac 8-11 H 2,3-dHBfur-5-yl - O (CH2)4 Ac ────────────────────────────────── 上記表において、 (1)好適には例示化合物番号 1-1、1-2、1-3、1-4、1-5、1-6、1-7、
1-8、1-11、1-13、1-14、1-15、1-1
6、1-17、1-18、1-19、1-20、1-21、
1-22、1-24、1-26、1-27、1-28、1-2
9、1-30、1-31、1-32、1-33、1-34、
1-35、1-36、1-37、1-38、1-40、1-4
1、1-42、1-43、1-44、1-45、1-46、
1-47、1-48、1-49、1-50、1-51、1-5
2、1-53、1-54、1-56、1-57、1-58、
1-59、1-62、1-63、1-65、1-67、1-6
9、1-70、1-71、1-73、1-74、1-76、
1-77、1-78、1-79、1-80、1-83、1-8
7、1-90、1-94、1-97、1-99、1-10
0、1-102、1-103,1-104、1-105、1
-106、1-107、1-108、1-110、1-11
1、1-112、1-113、1-114、1-115、2
-4、2-5、2-7、2-11、2-13、2-20、2-
21、2-22、2-23、2-26、2-28、2-3
4,2-35、2-38、2-39、2-40、2-41、
2-42、2-43、2-44、2-45、2-46、2-4
7、2-51、2-52、2-53、2-63、2-64、
2-66、2-70、2-72、3-1、3-3、3-4、3
-5、3-6、3-7、3-8、3-9、3-13、3-1
4、3-15、3-16、3-18、3-19、3-20、
3-21、3-22、4-1、4-3、4-4、4-6、4-
8、4-9、4-12、4-13、4-19、4-20、4-
21、4-22、5-1、5-3、5-6、5-11、5-1
2、5-13、5-14、5-15、5-16、5-18、
5-20、5-26、5-27、5-28、5-29、5-3
0、5-31、5-32、5-33、5-34、5-35、
5-36、5-37、5-38、5-39、5-40、5-4
1、5-42、5-43、5-44、5-45、5-46、
5-47、5-57、5-59、5-60、5-61、5-6
3、5-65、5-66、5-67、6-1、6-4、6-
5、6-6、6-12、6-13、6-14、6-18、6-
20、6-23、6-27、6-28、6-31、6-3
3、6-35、6-36、6-38、6-39、6-40、
6-42、6-43、6-44、6-46、7-1、7-2、
7-3、7-4、7-5、8-1、8-3、8-5、8-7の
化合物。 (2)更に好適には例示化合物 1-1、1-2、1-3、1-4、1-5、1-6、1-7、
1-8、1-14、1-15、1-16、1-17、1-1
8、1-19、1-20、1-24、1-26、1-27、
1-28、1-29、1-30、1-31、1-32、1-3
3、1-34、1-35、1-36、1-37、1-42、
1-43、1-44、1-45、1-46、1-48、1-5
0、1-51、1-52、1-54、1-57、1-69、
1-70、1-73、1-74、1-87、1-90、1-9
4、1-97、1-100、1-103、1-104、1-
105、1-106、1-107、1-110、1-11
3、1-114、2-5、2-20、2-41 3-3、3-7、4-3、4-13、4-22、5-1、5-
3、5-11、5-13、5-14、5-16、5-28、
5-29、5-30、5-31、5-32、5-33、5-6
5、5-66、5-67、6-13、6-23、6-31の
化合物。 (3)特に好適には例示化合物番号 1-1、1-4、1-5、1-7、1-8、1-16、1-2
0、1-24、1-26、1-28、1-30、1-35、
1-37、1-44、1-45、1-46、1-50、1-5
1、1-52、1-54、1-57、1-70、1-73、
1-74、1-87、1-94、1-99、1-104、1-
107、2-20、3-7、4-3、4-13、4-19、
5-1、5-13、5-14、5-66、の化合物。 (4)最適には7-(4-ベンジルオキシフェニル)-2-
メルカプトヘプタン酸(例示化合物番号1-20)、7-
(5-クロロチエン-2-イル)-2-メルカプトヘプタン
酸、2-メルカプト-7-〔4-(2-フェネチルオキシ)
フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号3-7)、6-
(4-ベンジルオキシフェニル)-2-メルカプトヘキサ
ン酸(例示化合物番号1-4)、6-(4-ベンジルオキ
シフェノキシ)-2-メルカプトヘキサン酸(例示化合物
番号5-13)、2-メルカプト-7-〔4-(4-チアゾリ
ルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1
-57)、2-メルカプト-7-〔4-(2-チエニルメトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1-5
0)、2-メルカプト-7-〔4-(2-ピリジルメトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1-4
4)、2-メルカプト-7-〔4-(2-ピリジルエトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1-7
0)、2-メルカプト-7-〔4-(3-チエニルメトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸(化合物整理番号1-5
1)、2-メルカプト-7-〔4-(2-チアゾリルメトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1-8
7)、2-メルカプト-7-(4-フェナシルオキシフェニ
ル)ヘプタン酸(例示化合物番号1-94)、6-(3-
ベンジルオキシフェノキシ)-2-メルカプトヘキサン酸
(例示化合物番号5-14)、2-メルカプト-7-〔4-
(5-メチル-2-チエニルメトキシ)フェニル〕ヘプタン
酸(例示化合物番号1-104)、7−〔4−(4−フ
ルオロベンジルオキシ)フェニル〕−2−メルカプトヘ
プタン酸(例示化合物番号1−37)、2−メルカプト
−7−〔2−フルオロ−4−(フェニルメトキシ)フェ
ニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1−73)、2−メ
ルカプト−7−〔2−フルオロ−4−(2−チエニルメ
トキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1−7
4)である。
【0118】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(I)で示される化
合物は、例えば、以下に示す製法等で製造することがで
きる。
【0119】A法
【0120】
【化11】 上記式中、A、W、X、及びYは、前述したものと同意
義を示す。
【0121】A1工程 本工程は、対応するチアゾリジン-2,4-ジオン化合物
(II)を水性条件下で塩基の存在下加水分解することによ
り一般式(I)で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体
のうちRが水素原子である2-メルカプトカルボン酸(II
I)を製造する方法である。
【0122】使用される塩基は、例えばリチウム、カリ
ウム、ナトリウム等のアルカリ金属類の水酸化物;炭酸
水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属重
炭酸塩;炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリ金
属炭酸塩;アンモニア等を挙げることができる。
【0123】使用される溶媒は、反応に影響を与えなけ
れば特に制限されるものではなく例えば水;メタノー
ル、エタノール、プロパノール等のアルコール類;ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;
ジメチルスルホキシド等のようなスルホキシド類;又は
水とこれら有機溶媒との混合溶剤が好適に用いられる。
【0124】反応温度は、氷冷下乃至加熱還流下で好適
に行われる。
【0125】反応時間は反応試薬、反応温度、反応量等
により異なるが、通常0.5時間乃至10時間である。
【0126】反応は、好適には水及びアルコール類の溶
剤中1時間乃至6時間で、氷冷下乃至加熱還流下で行わ
れる。
【0127】B法
【0128】
【化12】 上記式中、A、W、X、及びYは、前述したものと同意
義を示す。R’は前述したエステル残基を示し、R’’
は前述したRが炭素数1乃至6個を有するアルカノイル
基、若しくは置換分βを1乃至3個有していてもよい炭
素数6乃至10個を有するアリールを有するアリールア
ミノカルボニル基を示す場合のこれらの基、又はEtOC(=
S)、若しくは(H2N)2C等のSH基の保護基を示す。Lは脱
離基を示す。
【0129】Lの「脱離基」は、通常、求核置換反応に
おいて脱離する基であれば特に限定はないが、当該基と
しては、例えば塩素原子、臭素原子、若しくはヨウ素原
子のようなハロゲン原子;メタンスルホニルオキシ、若
しくはエタンスルホニルオキシのような炭素数1乃至4
個を有するアルカンスルホニルオキシ基;又はベンゼン
スルホニルオキシ、若しくはトルエンスルホニルオキシ
のようなアリール部分に炭素数1乃至3個を有するアル
キルを1乃至3個有していてもよい炭素数6乃至10個
を有するアリールスルホニルオキシ基を挙げることがで
きる。好適にはハロゲン原子であり、更に好適には臭素
原子、又はヨウ素原子である。
【0130】B法は、対応する部位にハロゲン等の置換
基を有するカルボン酸エステル(IV)をチオ酢酸カリウム
等の保護された硫黄求核種(R’’S-)と反応させて、
得られた保護された2-メルカプト置換エステル誘導体
(V)を水性条件下で塩基の存在下加水分解させ、2-メル
カプトカルボン酸誘導体(VI)又は(III)を得る方法であ
る。
【0131】B1工程 本工程は、化合物(IV)と、R’’S-で示される硫黄求核
種と反応させる工程である。
【0132】化合物(IV)は、一般式A-W-X-Y-CH2-COOR’
で示される化合物、例えばN-ブロモコハク酸とを、常
法に従って反応させてL基を導入することにより得られ
る。
【0133】化合物(IV)と求核種との反応溶媒は、特に
制限はないが、好適にはジメチルホルムアミド等の極性
溶媒である。
【0134】反応温度は、氷冷下乃至室温である。
【0135】反応時間は、特に制限はないが、通常、
0.5乃至数時間である。
【0136】B2工程 本工程は、対応する2-メルカプトカルボン酸エステル
誘導体(V)を水性条件下で塩基の存在下加水分解するこ
とにより2-メルカプトカルボン酸誘導体(VI)又は(III)
を製造する方法である。
【0137】反応は前述したA1工程と同様に行われ
る。
【0138】C法
【0139】
【化13】 上記式中、A、W、X、Y、L及びR’は、前述したも
のと同意義を示す。
【0140】C法は、対応する一般式(VII)で示される
1,3-ジチアン-2-カルボン酸エステルと一般式A-W-X
-Y-Lで表される化合物を反応させ、一般式(VIII)で示さ
れる化合物を合成し、得られた化合物(VIII)の保護基を
除去し、得られたケトン誘導体(α位にケトンを有す
る)を還元し、一般式(IX)で示される化合物を合成し、
得られた化合物(IX)のα位に保護されたチオール基を導
入し、次いで加水分解し、化合物(III)を製造する方法
である。 C1工程 本工程は対応する一般式(VII)で示される1,3-ジチア
ン-2-カルボン酸エステルをリチウム、カリウム、ナト
リウム等のアルカリ金属等のアルコラート;又は水素化
リチウム、水素化カリウム、水素化ナトリウム等のアル
カリ金属水素化物で処理することにより得られる活性誘
導体と、一般式A-W-X-Y-Lで表される化合物を反応さ
せ、一般式(VIII)で示される化合物を合成する工程であ
る。
【0141】活性誘導体の調製に用いる溶媒としては、
例えば、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸ト
リアミド、テトラヒドロフラン、エチルエーテル、ジオ
キサン、トルエン、メタノール、エタノール等の溶媒で
ある。
【0142】反応温度は、氷冷下乃至室温である。
【0143】反応時間は、使用する化合物、試薬の種
類、反応温度、反応量等により異なるが、通常0.5乃
至数時間である。
【0144】上記製法で得られた活性誘導体と、一般式
A-W-X-Y-Lで示される化合物との反応は、通常、活性体
を含む反応混合物に、一般式A-W-X-Y-Lで示される化合
物を添加して行う。
【0145】ここで用いる反応溶媒は、上記活性誘導体
の調製に用いる溶媒を用いることができる。
【0146】反応温度は、氷冷下乃至室温である。
【0147】反応時間は、使用する化合物、試薬の種
類、反応温度、反応量等により異なるが通常、0.5乃
至数時間である。
【0148】上記Lで示される脱離基は、前述の脱離基
Lと同様のものであるが、好適にはヨウ素原子である。 C2工程 C2工程はC1工程で得られた化合物(VIII)の保護基を
除去し、得られたケトン誘導体(α位にケトンを有す
る)を還元し、一般式(IX)で示される化合物を得る工程
である。
【0149】化合物(VIII)の保護基の除去は、溶媒中、
N-ブロモコハクイミドと反応させることにより行う。
【0150】反応溶媒は、アセトニトリル、テトラヒド
ロフラン等の極性溶媒と水との混合溶媒が用いられる。
【0151】反応温度は、氷冷下乃至室温である。
【0152】反応時間は、特に制限はないが、通常、
0.5乃至数時間である。
【0153】上記反応により、得られるケトン誘導体
は、通常は単離しないで、そのまま還元処理を行い、一
般式(IX)で示される化合物に誘導する。
【0154】還元は、常法に従って、例えば、メタノー
ル、エタノール等の溶媒中、水素化金属類、例えば、水
素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素ナトリウム等の還元
剤を用いて行われる。
【0155】反応温度は、氷冷下乃至室温である。
【0156】反応時間は、特に制限はないが、通常、
0.5乃至数時間である。 C3工程 この工程は、前記C2工程で得られた化合物(IX)のα位
に保護されたチオール基を導入し、次いで加水分解する
工程である。
【0157】チオール基の導入は、先ず、化合物(IX)の
α位のヒドロキシル基を、活性化剤、例えばメシルクロ
リド、トシルクロリド等、スルホン酸のハロゲン化物を
用いて化合物(IX)に脱離基を導入し、次いでチオ酢酸カ
リウム、チオ酢酸ナトリウム等と反応させることにより
行う。
【0158】反応溶媒は、特に制限はないが、好適には
塩化メチレン、トルエン、ジメチルホルムアミド等であ
る。
【0159】反応温度は、氷冷下乃至室温である。
【0160】反応時間は、特に制限はないが、通常、
0.5乃至数時間である。
【0161】加水分解は、上記製法で得られた反応生成
物を、常法に従って、例えば、水、メタノール、テトラ
ヒドロフラン等又はこれらの混合溶媒中、塩基の存在
下、例えば、アルカリ金属類の水酸化物、重炭酸塩、炭
酸塩の存在下行うことができる。
【0162】反応温度は、氷冷下乃至室温である。
【0163】反応時間は、特に制限はないが、通常、
0.5乃至数時間である。
【0164】また、一般式(I)で示される2-メルカプト
カルボン酸誘導体を水性溶媒中で該金属の水酸化物と接
触させることにより、その塩を得ることができる。本発
明の一般式(I)で示される2-メルカプトカルボン酸誘導
体は、下記一般式(II)で示される化合物から製造するこ
とができる。
【0165】
【化14】 (式中、A、W、X、Yは前記と同意義を示す。) この化合物群は本発明の一般式(I)で示される化合物群
の出発原料として有用であり、またこれらの化合物自体
が血糖低下作用、脂質低下作用等を示し、糖尿病、高脂
血症等の予防剤及び/又は治療剤となる。
【0166】本発明の一般式(I)で示される化合物の合
成に用いられる一般式(II)で示される化合物としては次
に例示する化合物を挙げることができる。
【0167】
【表9】 Xは単結合を示す ────────────────────────── 例示 化合物 A環上の置換基 A W-X-Y 番号 ────────────────────────── 9-1 4-Cl Ph (CH2)3 9-2 4-PhCH2O Ph (CH2)3 9-3 4-Cl Ph (CH2)4 9-4 4-PhCH2O Ph (CH2)4 9-5 H Ph (CH2)5 9-6 2-Cl Ph (CH2)5 9-7 3-Cl Ph (CH2)5 9-8 4-Cl Ph (CH2)5 9-9 4-Br Ph (CH2)5 9-10 4-I Ph (CH2)5 9-11 4-F Ph (CH2)5 9-12 4-CH3 Ph (CH2)5 9-13 4-CF3 Ph (CH2)5 9-14 4-OH Ph (CH2)5 9-15 4-MeO Ph (CH2)5 9-16 4-Me(CH2)4CH2O Ph (CH2)5 9-17 4-cHexCH2O Ph (CH2)5 9-18 4-Ph Ph (CH2)5 9-19 4-PhO Ph (CH2)5 9-20 4-PhCH2O Ph (CH2)5 9-21 4-(2-MeOBnO) Ph (CH2)5 9-22 4-(3-MeOBnO) Ph (CH2)5 9-23 4-(4-MeOBnO) Ph (CH2)5 9-24 3-PhCH2O Ph (CH2)5 9-25 2-PhCH2O Ph (CH2)5 9-26 4-(4-ClPhCH2O) Ph (CH2)5 9-27 4-(4-MePhCHMeO) Ph (CH2)5 9-28 4-PhCH2CH2O Ph (CH2)5 9-29 4-PhCH2CH2CH2O Ph (CH2)5 9-30 4-PhOCH2 Ph (CH2)5 9-31 4-PhOCHMe Ph (CH2)5 9-32 4-PhCH2OCH2 Ph (CH2)5 9-33 4-PhCH2CH2 Ph (CH2)5 9-34 4-PhCH2CHOH Ph (CH2)5 9-35 4-PhCH2C=O Ph (CH2)5 9-36 4-PhCH(Me)O Ph (CH2)5 9-37 4-(4-FPhCH2O) Ph (CH2)5 9-38 3,4-F2 Ph (CH2)5 9-39 3,4-(CH3O)2 Ph (CH2)5 9-40 4-PhCH2O,3-F Ph (CH2)5 9-41 4-PhCH2O,3-CH3O Ph (CH2)5 9-42 4-Cl Ph (CH2)6 9-43 4-Cl Ph (CH2)7 9-44 4-(2-PyrCH2O) Ph (CH2)5 9-45 4-(3-PyrCH2O) Ph (CH2)5 9-46 4-(4-PyrCH2O) Ph (CH2)5 9-47 4-(2-PymCH2O) Ph (CH2)5 9-48 4-(4-PymCH2O) Ph (CH2)5 9-49 4-(2-PyzCH2O) Ph (CH2)5 9-50 4-(2-ThiCH2O) Ph (CH2)5 9-51 4-(3-ThiCH2O) Ph (CH2)5 9-52 4-(2-ThiCH2CH2O) Ph (CH2)5 9-53 4-(3-ThiCH2CH2O) Ph (CH2)5 9-54 4-(2-FurCH2O) Ph (CH2)5 9-55 4-(2-FurCH2CH2O) Ph (CH2)5 9-56 4-(3-FurCH2O) Ph (CH2)5 9-57 4-(4-ThizCH2O) Ph (CH2)5 9-58 4-(5-ThizCH2O) Ph (CH2)5 9-59 4-(2-ThizCH2CH2O) Ph (CH2)5 9-60 4-(4-ThizCH2CH2O) Ph (CH2)5 9-61 4-(5-ThizCH2CH2O) Ph (CH2)5 9-62 4-(2-OxaCH2O) Ph (CH2)5 9-63 4-(4-OxaCH2O) Ph (CH2)5 9-64 4-(5-OxaCH2O) Ph (CH2)5 9-65 4-(5-Me-2-Me-4-OxaCH2O) Ph (CH2)5 9-66 4-(5-Me-2-Me-4-OxaCH2CH2O) Ph (CH2)5 9-67 4-(5-Me-2-Me-4-ThizCH2O) Ph (CH2)5 9-68 4-(5-Me-2-Me-4-ThizCH2CH2O) Ph (CH2)5 9-69 4-(3-Me-5-Me-4-IsoxCH2O) Ph (CH2)5 9-70 4-(2-PyrCH2CH2O) Ph (CH2)5 9-71 4-(3-PyrCH2CH2O) Ph (CH2)5 9-72 4-(4-PyrCH2CH2O) Ph (CH2)5 9-73 2-F,4-(PhCH2O) Ph (CH2)5 9-74 2-F,4-(2-ThiCH2O) Ph (CH2)5 9-75 3-Cl,4-(2-ThizCH2O) Ph (CH2)5 9-76 3-Me,4-(PhCH2O) Ph (CH2)5 9-77 3-Me,4-(2-ThiCH2O) Ph (CH2)5 9-78 3-Me,4-(2-ThizCH2O) Ph (CH2)5 9-79 3-MeO,4-(2-ThiCH2O) Ph (CH2)5 9-80 3-MeO,4-(2-ThizCH2O) Ph (CH2)5 9-81 4-(CH2=CH-CH2) Ph (CH2)5 9-82 4-(Me-CH=CH) Ph (CH2)5 9-83 4-[Me-C(Me)=CH-CH2] Ph (CH2)5 9-84 4-[CH2=CH-CH(Me)] Ph (CH2)5 9-85 4-(1-NpCH2) Ph (CH2)5 9-86 4-(2-NpCH2) Ph (CH2)5 9-87 3-MeO,4-(2-ThizCH2O) Ph (CH2)5 9-88 BzCH2O Ph (CH2)5 9-89 Ph(OH)CHCH2O Ph (CH2)5 9-90 4-[(2-Thi)C=OCH2O] Ph (CH2)5 9-91 4-[2-(5-Me-Thi)CH2O] Ph (CH2)5 9-92 4-[4-(5-Me-2-Ph-Isox)CH2O] Ph (CH2)5 9-93 4-[4-(2-Ph)-ThizCH2O] Ph (CH2)5 9-94 4-[2-(3-Me)-ThiCH2O] Ph (CH2)5 9-95 4-(HO2CCH2O) Ph (CH2)5 9-96 4-Bz Ph (CH2)5 9-97 4-(2-MeO-PhO) Ph (CH2)5 9-98 4-[(2-Thi)(OH)CHCH2O] Ph (CH2)5 9-99 4-(2-ThizCH2O) Ph (CH2)5 9-100 4-[2-(5-Me-2-Ph-4-Oxa)CH2CH2O] Ph (CH2)5 9-101 4-(2-FPhCH2O) Ph (CH2)5 9-102 4-(3-FPhCH2O) Ph (CH2)5 ──────────────────────────
【0168】
【表10】 Xは単結合を示す ──────────────────────── 例示 化合物 A環上の置換基 A W-X-Y 番号 ──────────────────────── 10-1 6-Cl 2-Np (CH2)3 10-2 6-PhCH2O 2-Np (CH2)3 10-3 6-Cl 2-Np (CH2)4 10-4 6-PhCH2O 2-Np (CH2)4 10-5 H 2-Np (CH2)5 10-6 4-Cl 2-Np (CH2)5 10-7 6-Cl 2-Np (CH2)5 10-8 7-Cl 2-Np (CH2)5 10-9 6-Br 2-Np (CH2)5 10-10 6-I 2-Np (CH2)5 10-11 6-F 2-Np (CH2)5 10-12 6-CH3 2-Np (CH2)5 10-13 6-CF3 2-Np (CH2)5 10-14 6-OH 2-Np (CH2)5 10-15 6-MeO 2-Np (CH2)5 10-16 6-Me(CH2)5CH2O 2-Np (CH2)5 10-17 6-cHexMeO 2-Np (CH2)5 10-18 6-Ph 2-Np (CH2)5 10-19 6-PhO 2-Np (CH2)5 10-20 6-PhCH2O 2-Np (CH2)5 10-21 4-PhCH2O 2-Np (CH2)5 10-22 7-PhCH2O 2-Np (CH2)5 10-23 8-PhCH2O 2-Np (CH2)5 10-24 6-(4-ClPhCH2O) 2-Np (CH2)5 10-25 6-(4-MePhCHMeO) 2-Np (CH2)5 10-26 6-PhCH2CH2O 2-Np (CH2)5 10-27 6-PhCH2CH2CH2O 2-Np (CH2)5 10-28 6-PhOCH2 2-Np (CH2)5 10-29 6-PhOCHMe 2-Np (CH2)5 10-30 6-PhCH(Me)O 2-Np (CH2)5 10-31 6,7-Cl2 2-Np (CH2)5 10-32 6,7-F2 2-Np (CH2)5 10-33 6,7-(CH3O)2 2-Np (CH2)5 10-34 6-PhCH2O-7-F 2-Np (CH2)5 10-35 6-PhCH2O-7-CH3O 2-Np (CH2)5 10-36 6-Cl 2-Np (CH2)6 10-37 6-Cl 2-Np (CH2)7 10-38 6-(2-PyrCH2O) 2-Np (CH2)5 10-39 6-(3-PyrCH2O) 2-Np (CH2)5 10-40 6-(4-PyrCH2O) 2-Np (CH2)5 10-41 6-(2-ThiCH2O) 2-Np (CH2)5 10-42 6-(3-ThiCH2O) 2-Np (CH2)5 10-43 6-(2-FurCH2O) 2-Np (CH2)5 10-44 6-(3-FurCH2O) 2-Np (CH2)5 10-45 6-(2-ThizCH2O) 2-Np (CH2)5 10-46 6-(4-ThizCH2O) 2-Np (CH2)5 10-47 6-(5-ThizCH2O) 2-Np (CH2)5 10-48 6-(2-ThizCH2CH2O) 2-Np (CH2)5 10-49 6-(4-ThizCH2CH2O) 2-Np (CH2)5 10-50 6-(5-ThizCH2CH2O) 2-Np (CH2)5 10-51 6-(2-OxaCH2O) 2-Np (CH2)5 10-52 6-(4-OxaCH2O) 2-Np (CH2)5 10-53 6-(5-OxaCH2O) 2-Np (CH2)5 10-54 6-(2-PyrCH2CH2O) 2-Np (CH2)5 10-55 6-(3-PyrCH2CH2O) 2-Np (CH2)5 10-56 6-(4-PyrCH2CH2O) 2-Np (CH2)5 10-57 6-(CH2=CH-CH2) 2-Np (CH2)5 10-58 6-(Me-CH=CH) 2-Np (CH2)5 10-59 6-[Me-C(Me)=CH-CH2] 2-Np (CH2)5 10-60 6-[CH2=CH-CH(Me)] 2-Np (CH2)5 ────────────────────────
【0169】
【表11】 Xは単結合を示す ─────────────────────── 例示 化合物 A環上の置換基 A W-X-Y 番号 ─────────────────────── 11-1 5-Cl 2-Pyr (CH2)5 11-2 H 2-Pyr (CH2)5 11-3 H 3-Pyr (CH2)5 11-4 4-PhCH2O 2-Pyr (CH2)5 11-5 5-PhCH2O 2-Pyr (CH2)5 11-6 4-Cl 2-Thi (CH2)5 11-7 5-Cl 2-Thi (CH2)5 11-8 4-PhCH2O 2-Thi (CH2)5 11-9 5-PhCH2O 2-Thi (CH2)5 11-10 H 2-Fur (CH2)5 11-11 H 3-Fur (CH2)5 11-12 2-Bz 5-Bfur (CH2)5 ───────────────────────
【0170】
【表12】 Xは単結合を示
す ──────────────────────────── 例示 化合物 A環上の置換基 A W-X-Y 番号 ──────────────────────────── 12-1 H 2-Bthi (CH2)5 12-2 H 3-Bthi (CH2)5 12-3 H 2-Quin (CH2)5 12-4 7-Cl 3-Quin (CH2)5 12-5 H 2-Bfur (CH2)5 12-6 6-Me 3-Bfur (CH2)5 12-7 5-PhCH2O 2-Bthi (CH2)5 12-8 6-PhCH2O 3-Bthi (CH2)5 12-9 6-PhCH2O 2-Quin (CH2)5 12-10 7-PhCH2O 3-Quin (CH2)5 12-11 5-PhCH2O 2-Bfur (CH2)5 12-12 6-PhCH2O 3-Bfur (CH2)5 12-13 H 2,3-dHBfur-5-yl (CH2)5 ────────────────────────────
【0171】
【表13】 ───────────────────────────── 例示 化合物 A環上の置換基 A W X Y 番号 ───────────────────────────── 13-1 4-Cl Ph - O (CH2)4 13-2 4-Br Ph - O (CH2)4 13-3 4-I Ph - O (CH2)4 13-4 4-F Ph - O (CH2)4 13-5 4-CH3 Ph - O (CH2)4 13-6 4-CF3 Ph - O (CH2)4 13-7 4-OH Ph - O (CH2)4 13-8 4-MeO Ph - O (CH2)4 13-9 4-Me(CH2)5CH2O Ph - O (CH2)4 13-10 4-cHexCH2O Ph - O (CH2)4 13-11 4-Ph Ph - O (CH2)4 13-12 4-PhO Ph - O (CH2)4 13-13 4-PhCH2O Ph - O (CH2)4 13-14 3-PhCH2O Ph - O (CH2)4 13-15 2-PhCH2O Ph - O (CH2)4 13-16 4-(4-ClPhCH2O) Ph - O (CH2)4 13-17 4-(4-MePhCHMeO) Ph - O (CH2)4 13-18 4-PhCH2CH2O Ph - O (CH2)4 13-19 4-PhCH2CH2CH2O Ph - O (CH2)4 13-20 4-PhOCH2 Ph - O (CH2)4 13-21 4-PhOCHMe Ph - O (CH2)4 13-22 4-PhCH(Me)O Ph - O (CH2)4 13-23 3,4-Cl2 Ph - O (CH2)4 13-24 3,4-F2 Ph - O (CH2)4 13-25 3,4-(CH3O)2 Ph - O (CH2)4 13-26 4-PhCH2O,3-F Ph - O (CH2)4 13-27 4-PhCH2O,3-CH3O Ph - O (CH2)4 13-28 4-Cl Ph - O (CH2)6 13-29 4-F Ph - O (CH2)6 13-30 4-I Ph - O (CH2)6 13-31 4-Ph Ph - O (CH2)6 13-32 4-Cl Ph CH2 O (CH2)4 13-33 H Ph CH2 O (CH2)5 13-34 4-(2-PyrCH2O) Ph - O (CH2)4 13-35 4-(3-PyrCH2O) Ph - O (CH2)4 13-36 4-(4-PyrCH2O) Ph - O (CH2)4 13-37 4-(2-ThiCH2O) Ph - O (CH2)4 13-38 4-(3-ThiCH2O) Ph - O (CH2)4 13-39 4-(2-FurCH2O) Ph - O (CH2)4 13-40 4-(3-FurCH2O) Ph - O (CH2)4 13-41 4-(2-ThizCH2O) Ph - O (CH2)4 13-42 4-(4-ThizCH2eO) Ph - O (CH2)4 13-43 4-(5-ThizCH2O) Ph - O (CH2)4 13-44 4-(2-OxaCH2O) Ph - O (CH2)4 13-45 4-(4-OxaCH2O) Ph - O (CH2)4 13-46 4-(5-OxaCH2O) Ph - O (CH2)4 13-47 4-(2-PyrCH2CH2O) Ph - O (CH2)4 13-48 4-(3-PyrCH2CH2O) Ph - O (CH2)4 13-49 4-(4-PyrCH2CH2O) Ph - O (CH2)4 13-50 4-(CH2=CH-CH2) Ph - O (CH2)4 13-51 4-(Me-CH=CH) Ph - O (CH2)4 13-52 4-[Me-C(Me)=CH-CH2] Ph - O (CH2)4 13-53 4-[CH2=CH-CH(Me)] Ph - O (CH2)4 13-54 4-PhCH2O,2-Me Ph - O (CH2)4 13-55 4-PhCH2O,3-Me Ph - O (CH2)4 13-56 3-(2-ThiCH2O) Ph - O (CH2)4 ─────────────────────────────
【0172】
【表14】 ──────────────────────────── 例示 化合物 A環上の置換基 A W X Y 番号 ──────────────────────────── 14-1 6-Cl 2-Np - O (CH2)4 14-2 4-Br 2-Np - O (CH2)4 14-3 7-I 2-Np - O (CH2)4 14-4 6-F 2-Np - O (CH2)4 14-5 6-CH3 2-Np - O (CH2)4 14-6 6-CF3 2-Np - O (CH2)4 14-7 6-OH 2-Np - O (CH2)4 14-8 6-MeO 2-Np - O (CH2)4 14-9 6-Me(CH2)5CH2O 2-Np - O (CH2)4 14-10 6-cHexCH2O 2-Np - O (CH2)4 14-11 6-Ph 2-Np - O (CH2)4 14-12 6-PhO 2-Np - O (CH2)4 14-13 6-PhCH2O 2-Np - O (CH2)4 14-14 7-PhCH2O 2-Np - O (CH2)4 14-15 4-PhCH2O 2-Np - O (CH2)4 14-16 6-(4-ClPhCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-17 6-(4-MePhCHMeO) 2-Np - O (CH2)4 14-18 6-PhCH2CH2O 2-Np - O (CH2)4 14-19 6-PhCH2CH2CH2O 2-Np - O (CH2)4 14-20 6-PhOCH2 2-Np - O (CH2)4 14-21 6-PhOCHMe 2-Np - O (CH2)4 14-22 6-PhCH(Me)O 2-Np - O (CH2)4 14-23 H 2-Np - O (CH2)4 14-24 6,7-Cl2 2-Np - O (CH2)4 14-25 6,7-F2 2-Np - O (CH2)4 14-26 6,7-(CH3O)2 2-Np - O (CH2)4 14-27 6-PhCH2O,3-F 2-Np - O (CH2)4 14-28 6-PhCH2O,7-CH3O 2-Np - O (CH2)4 14-29 6-Cl 2-Np - O (CH2)6 14-30 6-F 2-Np - O (CH2)6 14-31 H 1-Np - O (CH2)6 14-32 6-Ph 2-Np - O (CH2)6 14-33 6-Cl 2-Np CH2 O (CH2)4 14-34 H 2-Np CH2 O (CH2)5 14-35 6-(2-PyrCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-36 6-(3-PyrCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-37 6-(4-PyrCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-38 6-(2-ThiCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-39 6-(3-ThiCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-40 6-(2-FurCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-41 6-(3-FurCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-42 6-(2-ThizCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-43 6-(4-ThizCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-44 6-(5-ThizCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-45 6-(2-OxaCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-46 6-(4-OxaCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-47 6-(5-OxaCH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-48 6-(2-PyrCH2CH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-49 6-(3-PyrCH2CH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-50 6-(4-PyrCH2CH2O) 2-Np - O (CH2)4 14-51 6-(CH2=CH-CH2) 2-Np - O (CH2)4 14-52 6-(Me-CH=CH) 2-Np - O (CH2)4 14-53 6-[Me-C(Me)=CH-CH2] 2-Np - O (CH2)4 14-54 6-[CH2=CH-CH(Me)] 2-Np - O (CH2)4 ────────────────────────────
【0173】
【表15】 ──────────────────────── 例示 A環上の 化合物 置換基 A W X Y 番号 ──────────────────────── 15-1 H 1-Pyr - O (CH2)4 15-2 H 2-Pyr - O (CH2)4 15-3 H 3-Pyr - O (CH2)4 15-4 4-Cl 1-Thi - O (CH2)4 15-5 H 2-Thi - O (CH2)4 ────────────────────────
【0174】
【表16】 ───────────────────────────────── 例示 A環上の 化合物 置換基 A W X Y 番号 ───────────────────────────── 16-1 H 2-Bthi - O (CH2)4 16-2 H 3-Bthi - O (CH2)4 16-3 H 2-Quin - O (CH2)4 16-4 4-Cl 3-Quin - O (CH2)4 16-5 H 2-Bfur - O (CH2)4 16-6 4-Me 3-Bfur - O (CH2)4 16-7 H 2,3-dHBfur-5-yl - O (CH2)4 ───────────────────────────── 上記表において、 (1)好適には例示化合物番号 9-1、9-2、9-3、9-4、9-5,9-6、9-7、
9-8、9-11、9-13、9-14、9-15、9-1
6、9-17、9-18、9-19、9-20、9-21、
9-22、9-24、9-26、9-27、9-28、9-2
9、9-30、9-31、9-32、9-33、9-34、
9-35、9-36、9-37、9-38、9-40、9-4
1、9-42、9-43、9-44、9-45、9-46、
9-47、9-48、9-49、9-50、9-51、9-5
2、9-53、9-54、9-56、9-57、9-58、
9-59、9-62、9-63、9-65、9-67、9-6
9、9-70、9-71、9-73、9-74、9-76、
9-77、9-78、9-79、9-80、9-83、9-8
7、9-88、9-89、9-90、9-91、9-92、
9-93、9-94、9-95、9-96、9-97、9-9
8、9-99、9-100、10-4、10-5、10-
7、10-11、10-13、10-20、10-21、1
0-22、10-23、10-26、10-28、10-3
4,10-35、10-38、10-39、10-40、1
0-41、10-42、10-43、10-44、10-4
5、10-46、10-47、10-51、10-52、1
0-53、10-63、10-64、10-66、10-7
0、10-72、10-73、10-76、10-77、1
0-78、11-1、11-3、11-4、11-5、11-
6、11-7、11-8、11-9、11-12、12-
1、12-3、12-4、12-6、12-8、12-9、
12-12、12-13、13-1、13-3、13-6、
13-11、13-12、13-13、13-14、13-
15、13-16、13-18、13-20、13-26、
13-27、13-28、13-29、13-30、13-
31、13-32、13-33、13-34、13-35、
13-36、13-37、13-38、13-39、13-
40、13-41、13-42、13-43、13-44、
13-45、13-46、13-47、13-54、13-
55、13-56、14-1、14-4、14-5、14-
6、14-12、14-13、14-14、14-18、1
4-20、14-23、14-27、14-28、14-3
1、14-33、14-35、14-36、14-38、1
4-39、14-40、14-42、14-43、14-4
4、14-46、15-1、15-2、15-3、15-
4、15-5、16-1、16-3、16-5、16-7の
化合物。 (2)更に好適には例示化合物 9-1、9-2、9-3、9-4、9-5、9-6、9-7、
9-8、9-14、9-15、9-16、9-17、9-1
8、9-19、9-20、9-22、9-24、9-26、
9-27、9-28、9-29、9-30、9-31、9-3
2、9-33、9-34、9-35、9-36、9-37、
9-42、9-43、9-44、9-45、9-46、9-4
8、9-50、9-51、9-52、9-54、9-57、
9-69、9-70、9-73、9-74、9-88、9-8
9、9-90、9-91、9-93、9-94、9-95、
9-96、9-97、9-98、9-99、9-100、1
0-5、10-20、10-41、11-7、11-12、
12-3、12-13、13-1、13-3、13-11、
13-13、13-14、13-16、13-28、13-
29、13-30、13-31、13-32、13-33、
13-54、13-55、13-56、14-13、14-
23、14-31、の化合物。 (3)特に好適には例示化合物番号 9-4、9-5、9-7、9-8、9-16、9-20、9-
26、9-28、9-30、9-35、9-37、9-4
4、9-45、9-46、9-50、9-51、9-52、
9-54、9-57、9-70、9-73、9-74、9-8
8、9-91、9-99、10-20、11-7、12-
3、12-13、13-1、13-13、13-14の化合
物。 (4)最適には5-〔5-(4-ベンジルオキシフェニ
ル)ペンチル〕チアゾリジン-2,4-ジオン(例示化合
物番号9-20)、5-〔5-(5-クロロチエン-2-イル)
ペンチル〕チアゾリジン-2,4-ジオン、5-[5-〔4
-(2-フェネチルオキシ)フェニル〕ペンチル]チアゾ
リジン-2,4-ジオン(例示化合物番号11-7)、5-
〔4-(4-ベンジルオキシフェニル)ブチル〕チアゾリ
ジン-2,4-ジオン(例示化合物番号9-4)、5-〔5
-[4-(4-チアゾリルメトキシ)フェニル]ペンチ
ル〕チアゾリジン-2,4-ジオン(例示化合物番号9-
57)、5-[5-〔4-(2-ピリジルメトキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリジン-2,4-ジオン(例示化合
物番号9-44)、5-[5-〔4-(2-ピリジルエトキ
シ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン-2,4-ジオン
(例示化合物番号9-70)、5-[5-〔4-(2-チエ
ニルエトキシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリン-2,
4-ジオン(例示化合物番号9-52)、5-[5-〔4-
(3-チエニルメトキシ)フェニル]ペンチル〕チアゾ
リジン-2,4-ジオン(化合物整理番号9-51)、5-
[5-〔4-(2-チアゾリルメトキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン-2,4-ジオン(例示化合物番号9-9
9)、5-〔5-(4-フェナシルオキシフェニル)ペン
チル〕チアゾリジン-2,4-ジオン(例示化合物番号9
-88)、5-〔4-(3-ベンジルオキシフェノキシ)ブ
チル〕チアゾリジン-2,4-ジオン(例示化合物番号1
3-14)、5-[5-〔4-(5-メチル-2-チエニルメト
キシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン-2, 4-ジオ
ン(例示化合物番号9−91)、5−[5−〔4−(4
−フルオロベンジルオキシ)フェニル〕ペンチル]チア
ゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9−3
7)、5−[5−〔2−フルオロ−4−(フェニルメト
キシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジ
オン(例示化合物番号9−73)、5−[5−〔2−フ
ルオロ−4−(2−チエニルメトキシ)フェニル〕ペン
チル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号
9−74)である。上記一般式(II)を有する化合物は、
常法に従って、下記製法により合成することができる。
D法
【0175】
【化15】 上記式中、A、W、及びXは、前述したものと同意義を
示し、Y’は結合手又は直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素
数1乃至19個を有するアルキレン基を示す。
【0176】但し、-W-X-Y’-基は結合手を示さない。
【0177】D法は、対応するアルデヒド誘導体とチア
ゾリジン-2,4-ジオン誘導体(X)を縮合反応させて化
合物(XI)を得た後、還元して化合物(XII)を得る方法で
ある。 D1工程 D1工程は、チアゾリジン(X)と上記一般式A-W-X-Y’-C
HOで示されるアルデヒド誘導体とを反応させる工程であ
る。
【0178】より具体的には、チアゾリジン(X)と上記
一般式A-W-X-Y’-CHOで示される所望のアルデヒド誘導
体とを、適宜な溶媒に溶解させ、ディーン-スターク装
置を用いて加熱還流下、水分を除去しながら反応を行う
方法である。
【0179】溶媒としては、不活性であれば特に制限は
ないが、好適には水と共沸し易いベンゼン、トルエン等
である。
【0180】ピペリジン酢酸塩等の存在下、反応を行う
とより容易に反応が進行する。
【0181】反応時間は、反応量等により異なるが、通
常、0.5乃至20時間である。
【0182】D2工程は、D1工程で得られた化合物(X
I)の二重結合を適宜な溶媒中遷移金属塩-有機配位化合
物の存在下、還元剤を用いて還元し、チアゾリジンジオ
ン化合物(XII)を得る方法である。
【0183】溶媒は、反応に不活性であれば特に制限は
ないが、例えば水;メタノール、エタノール、プロパノ
ール等のアルコール類;ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類;ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸ト
リアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド等の
ようなスルホキシド類;又は水とこれら有機溶媒との混
合溶剤が好適に用いられる。
【0184】遷移金属塩としては、例えばニッケル、コ
バルト、銅等のハロゲン化物を挙げることができる。好
適には塩化コバルトである。
【0185】有機配位化合物としては、遷移金属塩と有
機配位化合物を形成するものであれば良いが、好適に
は、例えばジメチルグリオキシム、ジエチルグリオキシ
ム、ジフェニルグリオキシムである。
【0186】水素化ホウ素金属としては、水素化ホウ素
リチウム、水素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素ナトリ
ウム等である。
【0187】上記還元の反応温度は、通常、氷冷下乃至
室温である。
【0188】反応時間は、化合物(IV)の使用量、反応温
度等により異なり特に制限されるものではないが、通常
0.5乃至20時間である。 E法
【0189】
【化16】 上記式中、A、W、X、Y、及びLは、前述したものと
同意義を示し,Lは好適にはハロゲン原子を示す。
【0190】E法は、チアゾリジン-2,4-ジオン(X)
の3位と5位のプロトンを塩基により引き抜いて化合物
(XIII)を調製し、対応する一般式A-W-X-Y-Lで示される
活性誘導体、好適にはハロゲン化物と化合物(XIII)を反
応させてチアゾリジン-2,4-ジオン誘導体(II)を得る
方法である。
【0191】E1工程 E1工程で化合物(X)から化合物(XIII)の合成は、通常
適宜な溶媒中、塩基と反応させて行う。
【0192】塩基としては、LDA、n-ブチルリチウ
ム等であり、好適にはLDAである。
【0193】溶媒は、反応に不活性であれば特に制限は
ないが、好適には非プロトン性溶媒であり、より好適に
はエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等
のエーテル類、ヘキサメチルリン酸アミド等である。
【0194】反応温度は、氷冷乃至室温である。
【0195】E2工程 化合物(II)は上記E1工程で得られる反応生成物をその
まま一般式A-W-X-Y-Lで示される活性誘導体、好適には
ハロゲン化物と反応させることにより得られる。反応
は、上記E1工程の反応生成物の懸濁液に氷冷下、一般
式A-W-X-Y-Lで示される活性誘導体を滴下又は一度に添
加して行う。
【0196】前記の各工程によって得られた目的化合物
は、反応終了後、必要に応じて常法、例えばカラムクロ
マトグラフィー、再結晶法、再沈殿法などによって精製
することができる。
【0197】例えば、適宜反応液を中和し、次いで反応
液に溶剤を加えて抽出し、抽出液より溶剤を留去する。
得られた残分をシリカゲル等を用いたカラムクロマトグ
ラフィーに付すことによって精製し、目的化合物の純品
を得ることができる。
【0198】また、反応液より溶剤をある程度留去し、
再結晶法により精製することにより、目的化合物の塩を
得ることができる。
【0199】尚、上記製法において特に示した以外に
も、必要な場合には置換基等に保護基を導入して反応を
進め、適時該保護基を除去してもよい。 例えば、置換
分αにカルボキシ基が存在する場合に該カルボキシ基を
エステル基として保護して反応を進め、適時保護基を除
去する場合が挙げられる。本発明の前記一般式(I)を有
する2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理
学上許容されるエステル類又はそれらの薬理学上許容さ
れる塩及び前記一般式(II)を有するチアゾリジンジオン
化合物は、種々の形態で投与される。その投与形態とし
ては特に限定はなく、各種製剤形態、患者の年齢、性別
その他の条件、疾患の程度等に応じて決定される。例え
ば錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、シロップ剤、液剤、懸濁
剤、乳剤、顆粒剤およびカプセル剤の場合には経口投与
される。また注射剤の場合には単独であるいはぶどう
糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与さ
れ、更には必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下若し
くは腹腔内投与される。坐剤の場合には直腸内投与され
る。好適には経口投与である。 これらの各種製剤は、
常法に従って主薬に賦形剤、結合剤、崩壊剤、潤沢剤、
溶解剤、矯味矯臭、コーティング剤等既知の医薬製剤分
野において通常使用しうる既知の補助剤を用いて製剤化
することができる。
【0200】錠剤の形態に成形するに際しては、担体と
してこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例えば
乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ぶどう糖、尿素、澱粉、
炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸等
の賦形剤;水、エタノール、プロパノール、単シロッ
プ、ぶどう糖液、澱粉液、ゼラチン溶液、カルボキシメ
チルセルロース、セラック、メチルセルロース、リン酸
カリウム、ポリビニルピロリドン等の結合剤、乾燥澱
粉、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、ラミナラン
末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナ
トリウム、ステアリン酸モノグリセリド、澱粉、乳糖等
の崩壊剤;白糖、ステアリン、カカオバター、水素添加
油等の崩壊抑制剤;第4級アンモニウム塩基、ラウリル
硫酸ナトリウム等の吸収促進剤;グリセリン、澱粉等の
保湿剤;澱粉、乳糖、カオリン、ベントナイト、コロイ
ド状ケイ酸等の吸着剤;精製タルク、ステアリン酸塩、
硼酸末、ポリエチレングリコール等の滑沢剤等が例示で
きる。更に錠剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、
例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィルムコ
ーティング錠あるいは二重錠、多層錠とすることができ
る。
【0201】丸剤の形態に成形するに際しては、担体と
してこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例えば
ぶどう糖、乳糖、澱粉、カカオ脂、硬化植物油、カオリ
ン、タルク等の賦形剤;アラビアゴム末、トラガント
末、ゼラチン、エタノール等の結合剤;又はラミナラン
カンテン等の崩壊剤等が例示できる。
【0202】坐剤の形態に成形するに際しては、担体と
してこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例えば
ポリエチレングリコール、カカオ脂、高級アルコール、
高級アルコールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセ
ライド等を挙げることができる。
【0203】注射剤として調製される場合には、液剤お
よび懸濁剤は殺菌され、且つ血液と等張であるのが好ま
しく、これら液剤、乳剤および懸濁剤の形態に成形する
に際しては、希釈剤としてこの分野において慣用されて
いるものを全て使用でき、例えば水、エチルアルコー
ル、プロピレングリコール、エトキシ化イソステアリル
アルコール、ポリオキシ化イソステアリルアルコール、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等を挙
げることができる。なお、この場合、等張性の溶液を調
製するに十分な量の食塩、ぶどう糖、あるいはグリセリ
ンを医薬製剤中に含有せしめてもよく、また通常の溶解
補助剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加してもよい。
【0204】更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、
風味剤、甘味剤等や他の医薬品を含有せしめてもよい。
【0205】上記医薬製剤中に含まれる有効成分化合物
の量は、特に限定されず広範囲に適宜選択されるが、通
常全組成物中1〜70重量%、好ましくは1〜30重量
%含まれる量とするのが適当である。
【0206】その投与量は、症状、年令、体重、投与方
法および剤型等によって異なるが、通常は成人に対して
1日、下限として0.001mg(好ましくは0.01mg、更に好
ましくは0.1mg)であり、上限として2、000mg(好ましく
は200mg、更に好ましくは20mg)を1回乃至数回投与す
ることができる。
【0207】
【実施例】次に、実施例にて本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0208】なお、実施例中、カラムクロマトグラフィ
ーの用語は、特に断らない限り、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーを意味する。 実施例1 7−(4−クロロフェニル)−2−メルカプ
トヘプタン酸(例示化合物番号1−8) 1)5−〔5−(4−クロロフェニル)ペンチル〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9−8) ジイソプロピルアミン 12mlのテトラヒドロフラン
(THF)溶液 100mlを、氷−メタノールで冷却
し、1.6M n−ブチルリチウム 50mlを滴下し
た。10分後、チアゾリジン−2,4−ジオン 4.5
gをHMPA 14mlに溶解した溶液を滴下した。反応
液を室温に戻し、1時間撹拌した。再び反応液を、氷−
メタノールで冷却し、ヨウ化5−(4−クロロフェニ
ル)ペンチル 5.5gを一度に加え、反応液を室温に
戻し、1時間撹拌した。次いで希塩酸で反応液を酸性と
した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナト
リウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を留去後、残分をカラムクロマトグラフィー
に付し、クロロホルムで溶出させた。該当するフラクシ
ョンを濃縮乾固すると、標記化合物 2.17gが淡黄
色アメ状物として得られた(収率40%)。
【0209】1H−NMR(89.55MHz, δppm,CDC
3):1.8-1.3(6H,m), 2.3-1.8(2H,m), 2.57(2H,pst,J
=7Hz), 4.25(1H,dd,J=5Hz,J=8Hz), 7.10(2H,psd,J=9H
z), 7.23(2H,psd,J=9Hz), 8.91(1H,brs) 2)7−(4−クロロフェニル)−2−メルカプトヘプ
タン酸 1)で得られた5−〔5−(4−クロロフェニル)ペン
チル〕チアゾリジン−2,4−ジオン 2.1gをエタ
ノール 7.5mlに溶解し、10N−NaOH7.5ml
を加え、窒素雰囲気下、加熱還流した。1.5時間後、
反応液を水で希釈し、エーテルで洗浄した。水層を希塩
酸で酸性にした後、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去後、残分をカラ
ムクロマトグラフィーに付し、クロロホルムで溶出させ
た。該当するフラクションを濃縮乾固すると、標記化合
物 1.4gが淡黄色アメ状物として得られた(収率7
1%)。
【0210】1H−NMR(89.55MHz, δppm,CDC
3):2.1-1.2(8H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.57(2H,ps
t,J=7Hz), 3.30(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 7.10(2H,psd,J=9
Hz), 7.21(2H,psd,J=9Hz), 8.80(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz, δppm,CDCl3):27.
0,28.5,30.9,35.0,40.7,128.4,129.7,131.4,140.8,179.
1 実施例2 5−(4−クロロフェニル)−2−メルカプト
ペンタン酸(例示化合物番号1−1) 実施例1と同様にしてヨウ化3−(4−クロロフェニル)
プロピル 3.9gより標記化合物 0.77gが淡黄
色アメ状物として得られた(収率23%)。
【0211】1H−NMR(89.55MHz, δppm,CDC
3):1.5-2.1(4H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.61(2H,
m), 3.30(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 7.10(2H,psd,J=9Hz),
7.21(2H,psd,J=9Hz), 8.39(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz, δppm,CDCl3):28.
7,34.5,34.6,40.7,128.6,129.8,131.8,139.9,178.6 実施例3 7−(4−ベンジルオキシフェニル)−2−
メルカプトヘプタン酸(例示化合物番号1−20) 1)5−〔5−(4−ベンジルオキシフェニル)ペンチ
リデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 5−(4−ベンジルオキシフェニル)ペンタナール 1
8.0gとチアゾリジン−2,4−ジオン 8.0gと
ピペリジン酢酸塩 0.5gをトルエン 300mlに加
え、ディーン−スターク装置を用い一晩加熱還流した。
次いで溶媒を留去し、残分をカラムクロマトグラフィー
に付し、クロロホルムで溶出させた。該当するフラクシ
ョンを濃縮乾固すると、標記化合物 12.5gが黄色
固体として得られた(収率51%)。
【0212】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.59(4H,m), 2.22(2H,m), 2.57(2H,pst,J=7Hz),
6.89(2H,psd,J=9Hz), 7.01(1H,t,J=8Hz), 7.04(2H,ps
d,J=9Hz), 7.39(5H,m) 2)5−〔5−(4−ベンジルオキシフェニル)ペンチ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9
−20) 水 50mlに塩化コバルト(CoCl2)6水和物
0.4g、ジメチルグリオキシム 4.0g及び1N−
NaOHを15滴加え、さらに室温で水素化ホウ素ナト
リウム 5.5gを加えた。この溶液に、1)で得られ
た5−(5−(4−ベンジルオキシフェニル)ペンチリ
デン)チアゾリジン−2,4−ジオン 12.5gをT
HF 60mlとDMF 30mlに溶解した溶液を、氷冷
下、滴下した。滴下終了後、反応液を室温に戻し一晩撹
拌した。反応液を希塩酸で酸性とした後、酢酸エチルで
抽出した(×3)。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液
で洗浄した後(×3)、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。次いで溶媒を留去後、残分をカラムクロマトグラフ
ィーに付し、1%メタノール/クロロホルムで溶出させ
た。該当するフラクションを濃縮乾固し、石油エーテル
で洗浄すると、標記化合物 9.5gが無色粉末として
得られた(収率76%)。
【0213】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-1.7(6H,m), 1.7-2.3(2H,m), 2.54(2H,t,J=7
Hz), 4.23(1H,dd,J=5Hz,J=8Hz),5.03(2H,s), 6.92(2H,p
sd,J=9Hz), 7.04(2H,psd,J=9Hz), 7.37(5H,m), 8.9(1H,
brs) 3)7−(4−ベンジルオキシフェニル)−2−メルカ
プトヘプタン酸 2)で得られた5−〔5−(4−ベンジルオキシフェニ
ル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン 8.5
gをエタノール 30mlに溶解し、10N−NaOH
30mlを加え、窒素雰囲気下、加熱還流した。1.5時
間後、反応液を水で希釈し、エーテルで洗浄した。水層
を希塩酸で酸性にした後、水層を酢酸エチルで抽出し、
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去
後、残分をカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホ
ルムで溶出させた。該当するフラクションを濃縮乾固
し、石油エーテルで洗浄すると、標記化合物 6.35
gが無色粉末として得られた(収率81%)。
【0214】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.3-2.1(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.54(2H,t,
J=7Hz), 3.31(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.03(2H,s), 6.91
(2H,psd,J=9Hz), 7.04(2H,psd,J=9Hz), 7.3-7.5(5H,m),
8.18(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
0, 28.6, 31.3, 34.8, 35.1, 40.8, 70.2, 114.8, 127.
4, 127.8, 128.5, 129.2, 134.9, 137.4, 157.0, 178.8 実施例4 7−(4−ベンジルオキシフェニル)−2−
メルカプトヘプタン酸(例示化合物番号1−20) 1)2−〔5−(4−ベンジルオキシフェニル)ペンチ
ル〕−1,3−ジチアン−2−カルボン酸エチルエステ
油性水素化ナトリウム(60%) 576mgをジメチル
ホルムアミド 20mlに懸濁し、氷冷下、1,3−ジチ
アン−2−カルボン酸エチルエステル 2.31gのテ
トラヒドロフラン溶液 5mlを滴下した。室温で30分
間攪拌後、5−(4−ベンジルオキシフェニル)1−ヨ
ードペンタン 4.8gのジメチルホルムアミド溶液
5mlを滴下し、室温で1時間攪拌した.反応混合物を氷
水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を1N塩
酸、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧下に溶媒を留去し、残分をカラムクロマトグ
ラフィーに付した。ヘキサン-酢酸エチル(20:1)
で溶出させると、標記化合物3.55gが得られた(収
率67%)。
【0215】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.31(3H,t,J=7Hz), 1.05-1.82(8H,m), 1.82-2.2
0(2H,m), 2.35-2.70(4H,m), 3.10-3.50(2H,m), 4.24(2
H,q,J=7Hz,J=14Hz), 5.03(2H,s), 6.88(2H,d,J=9Hz),
7.09(2H,d,J=9Hz), 7.23-7.56(5H,m) 2)7−(4−ベンジルオキシフェニル)−2−ヒドロ
キシヘプタン酸エチルエステル 1)で得られた2−〔5−(4−ベンジルオキシフェニ
ル)ペンチル〕−1,3−ジチアン−2−カルボン酸エ
チルエステル 2.41gをアセトニトリル20mlに溶
解し、氷冷下、N−ブロモコハク酸イミド 7.7g溶
液(アセトニトリル 40ml−水 10ml)を滴下し、
同温で30分間攪拌した。反応混合物にヘキサン−塩化
メチレン(1:1) 150mlを加え、6%亜硫酸水素
ナトリウム、飽和重曹水、飽和食塩水の順で洗浄し、有
機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留
去し、残分をカラムクロマトグラフィーに付した。クロ
ロホルムで溶出させると、5−(4−ベンジルオキシフ
ェニル)−2−オキソヘプタン酸エチルエステル 1.
88gが油状物として得られた(収率98%)。この油
状物 1.78gをエタノール 30mlに溶解し、氷冷
下、水素化ホウ素ナトリウム 220mgを少量ずつ加
え、30分間攪拌し、さらに室温で1時間攪拌した.反
応混合物に1N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、減圧下に溶媒を留去し、残分をカラムクロマトグラ
フィーに付した。クロロホルムで溶出させると、標記化
合物1.5gが油状物として得られた(収率84%)。
【0216】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.29(3H,t,J=7Hz), 1.05-1.90(8H,m), 2.52(2H,
t,J=6Hz,J=9Hz), 4.08-4.2(1H,m), 4.24(2H,q,J=14Hz,J
=7Hz), 5.11(2H,s), 6.78-7.09(2H,m), 7.20-7.56(7H,
m) 3)7−(4−ベンジルオキシフェニル)−2−メルカ
プトヘプタン酸 2)で得られた7−(4−ベンジルオキシフェニル)−
2−ヒドロキシヘプタン酸エチルエステル 1.5gを
塩化メチレン 20mlに溶解し、トリエチルアミン 5
50mgを加え、氷冷下、メシルクロリド 530mgを滴
下した。室温で1時間攪拌後、反応混合物に5%クエン
酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒
を留去した。残分をジメチルホルムアミド 20mlに溶
解し、氷冷下、チオ酢酸カリウム530mgを加え、室温
で1時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去し、残分をメタ
ノール 10ml、テトラヒドロフラン 10mlに溶解
し、4N水酸化ナトリウム 4mlを加え、室温で2時間
攪拌した。反応混合物を塩酸で酸性とし、酢酸エチルで
抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去し、残分をカラム
クロマトグラフィーに付した。1%メタノール−クロロ
ホルムで溶出させると、標記化合物1.1gが得られた
(収率76%)。 実施例5 8−(4−クロロフェニル)−2−メルカプト
オクタン酸(例示化合物番号1−42) 1)5−〔6−(4−クロロフェニル)ヘキシリデン〕チ
アゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、6−(4−クロロフェニ
ル)ヘキサナール 1.7gより標記化合物 1.45
gが得られた(収率58%)。
【0217】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.10-1.90(6H,m), 2.05-2.40(2H,m), 2.59(2H,
t,J=7Hz), 7.03(1H,t,J=8Hz), 6.95-7.36(4H,m) 2)5−〔6−(4−クロロフェニル)ヘキシル〕チアゾ
リジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9−42) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔6
−(4−クロロフェニル)ヘキシリデン〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 1.35gより、標記化合物 0.8
6gが得られた(収率63%)。
【0218】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.10-1.80(8H,m), 1.80-2.30(2H,m), 2.58(2H,
t,J=7Hz), 4.26(1H,dd,J=6Hz,J=9Hz), 7.03-7.36(4H,
m), 9.35(1H,bs) 3)8−(4−クロロフェニル)−2−メルカプトオクタ
ン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔6
−(4−クロロフェニル)ヘキシル〕チアゾリジン−2,
4−ジオン 0.75gより標記化合物 0.54gが
得られた(収率78%)。
【0219】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.05-2.05(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.58(2H,
t,J=8Hz), 3.34(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 7.04-7.35(4H,m) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
1, 28.8, 31.1, 35.1, 35.2, 40.8, 128.4, 129.7, 13
1.3, 141.0, 179.6 実施例6 6−(4−クロロフェニル)−2−メルカプ
トヘキサン酸(例示化合物番号1−3) 1)5−〔4−(4−クロロフェニル)ブチリデン〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−(4−クロロフェニ
ル)ブタナール 1.17gより標記化合物 0.68
gが得られた(収率38%)。
【0220】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.66-2.07(2H,m), 2.07-2.41(2H,m), 2.65(2H,
t,J=7Hz), 6.95-7.33(5H,m) 2)5−〔4−(4−クロロフェニル)ブチル〕チアゾリ
ジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9−3) 実施例3の2)と同様に、1)で得られた5−〔4−
(4−クロロフェニル)ブチリデン〕チアゾリジン−2,
4−ジオン 1.23gより標記化合物 0.64gが
得られた(収率52%)。
【0221】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-1.79(4H,m), 1.80-2.40(2H,m), 2.60(2H,
t,J=8Hz), 4.26(1H,dd,J=5Hz,J=9Hz), 7.02-7.30(4H,m) 3)6−(4−クロロフェニル)−2−メルカプトヘキ
サン酸 実施例3の3)と同様にして、5−〔4−(4−クロロ
フェニル)ブチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン
0.62gより標記化合物 0.41gが得られた(収
率73%)。
【0222】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.24-2.03(6H,m), 2.12(1H,d,J=9Hz), 2.61(2H,
t,J=7Hz), 3.35(1H,dt,J=7Hz, J=9Hz), 7.04-7.31(4H,
m) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):26.
7, 30.7, 34.9, 40.6, 125.8, 128.4, 129.7, 131.5, 1
78.7 実施例7 7−(2−クロロフェニル)−2−メルカプ
トヘプタン酸(例示化合物番号1−6) 1)5−〔5−(2−クロロフェニル)ペンチリデン〕
チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして5−(2−クロロフェニ
ル)ペンタナール 4.0gより標記化合物 2.6g
が得られた(収率44%)。
【0223】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.66(4H,m), 2.26(2H,m), 2.26(2H,m), 2.75(2
H,pst,J=7Hz), 7.04(1H,t,J=7Hz), 7.1-7.4(4H,m), 9.0
4(1H,brs) 2)5−〔5−(2−クロロフェニル)ペンチル〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9−6) 実施例3の2)と同様にして5−〔5−(2−クロロフ
ェニル)ペンチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン
2.5gより標記化合物 2.0gが得られた(収率
80%)。1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDCl
3):1.66(4H,m), 2.26(2H,m), 2.75(2H,m), 7.04(1H,
t,J=7Hz), 7.1-7.4(4H,m), 9.04(1H,brs) 3)7−(2−クロロフェニル)−2−メルカプトヘプ
タン酸 実施例3の3)と同様にして5−〔5−(2−クロロフ
ェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン
1.9gより標記化合物 1.2gが得られた(収率7
0%)。
【0224】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-2.1(8H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.72(2H,t,
J=8Hz), 3.29(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 7.0-7.5(4H,m), 8.
95(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
0, 28.7, 29.4, 33.4, 35.1, 40.8, 126.7, 127.2, 12
9.4, 130.3, 133.9, 139.5, 179.3 実施例8 7−(3−クロロフェニル)−2−メルカプ
トヘプタン酸(例示化合物番号1−7) 1)5−〔5−(3−クロロフェニル)ペンチリデン〕
チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして5−(3−クロロフェニ
ル)ペンタナール 4.0gより標記化合物 2.3g
が黄色固体として得られた(収率39%)。
【0225】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.62(4H,m), 2.22(2H,m), 2.61(2H,pst,J=7Hz),
7.02(1H,t,J=7Hz), 7.0-7.3(4H,m), 8.65(1H,brs) 2)5−〔5−(3−クロロフェニル)ペンチル〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9−7) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔5
−(3−クロロフェニル)ペンチリデン〕チアゾリジン
−2,4−ジオン 2.2gより、標記化合物1.6g
が淡黄色アメ状物として得られた(収率73%)。
【0226】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-1.8(6H,m), 2.4-1.8(2H,m), 2.58(2H,t,J=7
Hz), 4.26(1H,dd,J=5Hz,J=8Hz),7.0-7.3(4H,m), 9.05(1
H,brs) 3) 7−(3−クロロフェニル)−2−メルカプトヘ
プタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔5
−(3−クロロフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 1.5gより、標記化合物 1.0g
が無色アメ状物として得られた(収率73%)。
【0227】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-2.1(8H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.09(1H,d,
J=9Hz), 2.57(2H,t,J=7Hz), 3.28(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz),
7.4-6.9(4H,m), 8.7(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
0, 28.6, 30.8, 35.4, 40.7, 125.9, 126.6, 128.5, 12
9.5, 134.1, 144.5,177.9 実施例9 2−メルカプト−7−フェニルヘプタン酸
(例示化合物番号1−5) 1)5−(5−フェニルペンチリデン)チアゾリジン−
2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−フェニルペンタナー
ル 3.6gより、標記化合物 2.65gが黄色固体
として得られた(46%)。
【0228】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.64(4H,m), 2.24(2H,m), 2.63(2H,pst,J=7Hz),
7.03(1H,t,J=7Hz), 7.1-7.4(5H,m), 9.15(1H,brs) 2)5−(5−フェニルペンチル)チアゾリジン−2,
4−ジオン(例示化合物番号9−5) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−(5
−フェニルペンチリデン)チアゾリジン−2,4−ジオ
ン 2.5gより標記化合物 2.2gが淡黄色アメ状
物として得られた(収率87%)。
【0229】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.3-1.8(6H,m), 1.8-2.4(2H,m), 2.67(2H,t,J=8
Hz), 4.30(1H,dd,J=5Hz,J=9Hz),7.1-7.4(5H,m), 8.86(1
H,brs) 3)2−メルカプト−7−フェニルヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、5−(5−フェニルペン
チル)チアゾリジン−2,4−ジオン 2.0gより、
標記化合物1.22gが無色アメ状物として得られた
(収率67%)。
【0230】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-2.1(8H,m), 2.09(1H,d,9Hz), 2.61(2H,t,J=
7Hz), 3.31(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 7.1-7.4(5H,m), 8.21
(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
1, 28.7, 31.1, 35.1, 35.840.8, 125.7, 128.4, 142.
4, 178.9 実施例10 9−(4−クロロフェニル)−2−メルカプ
トノナン酸(例示化合物番号1−43) 1)5−〔7−(4−クロロフェニル)ヘプチリデン〕チ
アゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、7−(4−クロロフェニ
ル)ヘプタナール 1.52gより、標記化合物 1.
13gが得られた(収率52%)。
【0231】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.10-1.90(8H,m), 2.05-2.39(2H,m), 2.59(2H,
t,J=7Hz), 7.04(1H,t,J=8Hz), 6.95-7.38(4H,m) 2)5−〔7−(4−クロロフェニル)ヘプチル〕チアゾ
リジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9−43) 実施例3の2)と同様にして、5−〔7−(4−クロロ
フェニル)ヘプチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジオ
ン 1.08gより、標記化合物 0.68gが得られ
た(収率63%)。
【0232】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.10-1.79(10H,m), 1.79-2.40(2H,m), 2.57(2H,
t,J=7Hz), 4.26(1H,dd,J=6Hz, J=9Hz), 7.03-7.36(4H,
m) 3)9−(4−クロロフェニル)−2−メルカプトノナン
実施例3の3)と同様にして、5−〔7−(4−クロロ
フェニル)ヘプチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン
0.65gより、標記化合物 0.42gが得られた
(収率70%)。
【0233】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.05-2.10(12H,m), 2.10(1H,d,J=9Hz), 2.58(2
H,t,J=8Hz), 3.34(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 7.04-7.36(4H,
m) 実施例11 7−(5−クロロチエン−2−イル)−2−
メルカプトヘプタン酸(例示化合物番号3−7) 1)5−〔5−(5−クロロチエン−2−イル)ペンチリ
デン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−(5−クロロチエン
−2−イル)ペンタナール 3.10gより、標記化合
物 1.84gが得られた(収率40%)。
【0234】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.39-1.94(4H,m), 2.14-2.37(2H,m), 2.76(2H,
t,J=6Hz), 6.55(1H,d,J=4Hz), 6.72(1H,d,J=4Hz), 7.03
(1H,t,J=8Hz) 2)5−〔5−(5−クロロチエン−2−イル)ペンチ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号1
1−7) 実施例3の2)と同様にして、5−〔5−(5−クロロ
チエン−2−イル)ペンチリデン〕チアゾリジン−2,
4−ジオン 1.8gより、標記化合物 1.27gが
得られた(収率70%)。
【0235】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-1.73(6H,m), 1.78-2.35(2H,m), 2.74(2H,t,
J=7Hz), 4.28(1H,dd,J=5Hz, J=8Hz), 6.54(1H,d,J=4H
z), 6.72(1H,d,J=4Hz) 3)7−(5−クロロチエン−2−イル)−2−メルカプ
トヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、5−〔5−(5−クロロ
チエン−2−イル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−
ジオン 1.33gより、標記化合物 0.82gが無
職油状物として得られた(収率66%)。
【0236】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.24-2.00(8H,m), 2.13(1H,d,J=9Hz), 2.72(2H,
t,J=7Hz), 3.35(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 6.56(1H,d,J=4H
z), 6.71(1H,d,J=4Hz) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):26.
9, 28.3, 30.1, 31.1, 34.9, 40.7, 123.4, 125.6, 14
4.1, 179.2 実施例12 7−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メ
ルカプトヘプタン酸(例示化合物番号1−14) 1)5−〔5−(4−ヒドロキシフェニル)ペンチルリ
デン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−(4−ヒドロキシフ
ェニル)ペンタナール3.5gより、標記化合物 1.
5gが黄色固体として得られた(収率27%)。
【0237】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD3
OD):1.57(4H,m), 2.23(2H,m), 2.53(2H,pst,J=7H
z), 6.71(2H,psd,J=8Hz), 6.92(1H,t,J=8Hz), 6.92(1H,
t,J=8Hz), 7.05(2H,psd,J=8Hz) 2)5−〔5−(4−ヒドロキシフェニル)ペンチル〕
チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9−1
4) 実施例3の2)と同様にして、5−〔5−(4−ヒドロ
キシフェニル)ペンチルリデン〕チアゾリジン−2,4
−ジオン 1.4gより、標記化合物 1.23gが無
色結晶として得られた(収率86%)。
【0238】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD3
OD):1.2-1.7(6H,m), 1.7-2.3(2H,m), 2.51(2H,t,J=
7Hz), 4.39(1H,dd,J=5Hz,J=8Hz),6.70(2H,psd,J=9Hz),
6.95(2H,psd,J=9Hz) 3)7−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メルカプト
ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、5−〔5−(4−ヒドロ
キシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオ
ン 1.1gより、標記化合物 0.75gが無色固体
として得られた(収率75%)。
【0239】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-2.1(8H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.52(2H,t,
J=7Hz), 3.37(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.65(2H,brs), 6.7
6(2H,psd,J=9Hz), 7.01(2H,psd,J=9Hz) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
1, 28.6, 31.3, 34.8, 35.2, 40.8, 115.2, 129.4, 13
4.7, 153.5, 178.4 実施例13 2−メルカプト−7−(4−メトキシフェ
ニル)ヘプタン酸(例示化合物番号1−15) 1)5−〔5−(4−メトキシフェニル)ペンチリデン〕
チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−(4−メトキシフェ
ニル)ペンタナール 2.1gより、標記化合物 1.
84gが得られた(収率58%)。
【0240】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.40-1.85(4H,m), 2.06-2.40(2H,m), 2.57(2H,
t,J=7Hz), 3.78(3H,s), 6.83(2H,d,J=9Hz), 6.88(1H,t,
J=8Hz), 7.10(2H,d,J=9Hz) 2)5−〔5−(4−メトキシフェニル)ペンチル〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9−15) 実施例3の2)と同様にして、5−〔5−(4−メトキ
シフェニル)ペンチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 1.75gより、標記化合物 1.31gが得ら
れた(収率74%)。
【0241】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-1.83(6H,m), 1.83-2.40(2H,m), 2.57(2H,
t,J=7Hz), 3.78(3H,s), 4.26(1H,dd,J=6Hz,J=9Hz), 6.8
4(2H,d,J=9Hz), 7.10(2H,d,J=9Hz) 3)2−メルカプト−7−(4−メトキシフェニル)ヘプ
タン酸 実施例3の3)と同様にして、5−〔5−(4−メトキ
シフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン
1.05gより、標記化合物 0.76gが白色固体
として得られた(収率79%)。
【0242】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.15-2.10(8H,m), 2.10(1H,d,J=9Hz), 2.57(2H,
t,J=8Hz), 3.32(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.78(3H,s), 6.8
3(2H,d,J=9Hz), 7.10(2H,d,J=9Hz) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
0, 28.6, 31.3, 34.8, 35.1, 40.8, 55.3, 113.8, 129.
2, 134.6, 157.7, 179.2 実施例14 7−(4−ヘキシルオキシフェニル)−2
−メルカプトヘプタン酸(例示化合物番号1−16) 1)5−〔5−(4−ヘキシルオキシフェニル)ペンチ
リデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−(4−ヘキシルオキ
シフェニル)ペンタナール 3.5gより、標記化合物
2.17gが黄色固体として得られた(収率45
%)。
【0243】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):0.91(3H,pst), 1.2-1.9(12H,m), 2.25(2H,m),
2.58(2H,pst,J=7Hz), 3.94(2H,t,J=6Hz), 6.86(2H,psd,
J=9Hz), 6.9-7.2(3H,m), 8.87(1H,brs) 2)5−〔5−(4−ヘキシルオキシフェニル)ペンチ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9
−16) 実施例3の2)と同様にして、5−〔5−(4−ヘキシ
ルオキシフェニル)ペンチリデン〕チアゾリジン−2,
4−ジオン 2.1gより、標記化合物 2.0gが無
色粉末として得られた(収率94%)。
【0244】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):0.90(3H,pst,J=7Hz), 1.2-2.3(8H,m), 2.54(2H,
t,J=7Hz), 3.92(2H,t,J=6Hz), 4.23(1H,dd,J=5,8Hz),
6.82(2H,psd,J=9Hz), 7.03(2H,psd,J=9Hz), 9.41(1H,br
s) 3)7−(4−ヘキシルオキシフェニル)−2−メルカ
プトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、5−〔5−(4−ヘキシ
ルオキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−
ジオン 1.9gより、標記化合物 1.4gが無色粉
末として得られた(収率79%)。
【0245】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):0.90(3H,pst), 1.2-2.1(16H,m), 2.08(1H,d,J=9
Hz), 2.53(2H,t,J=7Hz), 3.31(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.
92(2H,t,J=6Hz), 6.82(2H,psd,J=9Hz), 7.02(2H,psd,J=
9Hz), 8.32(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):14.
0, 22.6, 25.8, 27.1, 28.6, 29.4, 31.3, 31.6, 34.9,
35.1, 40.9, 68.2,114.5, 128.3, 129.2, 134.4, 157.
3, 179.0 実施例15 2−メルカプト−7−(4−フェノキシフ
ェニル)ヘプタン酸(例示化合物番号1−19) 1)5−〔5−(4−フェノキシフェニル)ペンチリデ
ン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−(4−フェノキシフ
ェニル)ペンタナール2.8gより、標記化合物 1.
8gが黄色固体として得られた(収率46%)。
【0246】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.62(4H,m), 2.24(2H,m), 2.61(2H,pst,J=7Hz),
6.9-7.4(10H,m), 8.46(1H,brs) 2)5−〔5−(4−フェノキシフェニル)ペンチル〕
チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9−1
9) 実施例3の2)と同様にして、5−〔5−(4−フェノ
キシフェニル)ペンチリデン〕チアゾリジン−2,4−
ジオン 1.5gより、標記化合物 1.2gが無色ア
メ状物として得られた(収率80%)。
【0247】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-1.8(6H,m), 1.9-2.3(2H,m), 2.59(2H,t,J=5
Hz), 4.25(1H,dd,J=5Hz,J=8Hz),6.8-7.5(9H,m) 3)2−メルカプト−7−(4−フェノキシフェニル)
ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、5−〔5−(4−フェノ
キシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオ
ン 1.5gより、標記化合物 1.2gが無色アメ状
物として得られた(収率80%)。
【0248】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.3-2.1(8H,m), 2.11(1H,d,J=9Hz), 2.58(2H,t,
J=8Hz), 3.29(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.4(1H,brs), 6.8-
7.5(9H,m) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
3, 28.8, 31.4, 35.2, 35.5, 41.1, 118.6, 119.1, 12
3.0, 129.7, 129.8, 137.8, 155.2, 175.8 実施例16 7−(2,3−ジヒドロベンゾフラン−5
−イル)−2−メルカプトヘプタン酸(例示化合物番号
4−13) 1)5−〔5−(2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−
イル)ペンチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−(2,3−ジヒドロ
ベンゾフラン−5−イル)ペンタナール 2.22gよ
り、標記化合物 1.26gが得られた(収率38
%)。
【0249】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.40-1.85(4H,m), 2.10-2.41(2H,m), 2.57(2H,
t,J=7Hz), 3.19(2H,t,J=9Hz), 4.56(2H,t,J=9Hz), 6.70
(1H,d,J=8Hz), 6.86-7.11(3H,m) 2)5−〔5−(2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イ
ル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化
合物番号12−13) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔5
−(2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル)ペンチリ
デン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 1.20gよ
り、標記化合物 0.91gが得られた(収率75
%)。
【0250】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.10-1.80(6H,m), 1.80-2.40(2H,m), 2.54(2H,
t,J=7Hz), 3.18(2H,t,J=9Hz), 4.25(1H,dd,J=6Hz, J=9H
z), 4.54(2H,t,J=9Hz), 6.69(1H,d,J=8Hz), 6.91(1H,d,
J=8Hz), 7.00(1H,s) 3)7−(2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル)−
2−メルカプトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、5−〔5−(2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン−5−イル)ペンチル〕チアゾリジン
−2,4−ジオン 0.9gより、標記化合物0.69
gが無色油状物として得られた(収率84%)。
【0251】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.10-2.10(8H,m), 2.10(1H,d,J=9Hz), 2.54(2H,
t,J=8Hz), 3.06-3.46(3H,m), 4.52(2H,t,J=9Hz), 6.68
(1H,d,J=8Hz), 6.90(1H,d,J=8Hz), 6.99(1H,s) 実施例17 2−メルカプト−7−〔4−(2−フェネ
チルオキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1
−28) 1)5−[5−〔4−(2−フェネチルオキシ)フェニ
ル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(2−フェネ
チルオキシ)フェニル〕ペンタナール 23.4gよ
り、標記化合物 15.85gが黄色固体として得られ
た(収率50%)。
【0252】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.61(4H,m), 2.25(2H,m), 2.58(2H,pst,J=7Hz),
3.08(2H,t,J=7Hz), 4.15(2H,t,J=7Hz), 6.80(2H,psd,J
=9Hz), 6.9-7.2(3H,m), 7.28(5H,m), 8.32(1H,brs) 2)5−[5−〔4−(2−フェネチルオキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化
合物番号9−28) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(2−フェネチルオキシ)フェニル〕ペンチリ
デン]チアゾリジン−2,4−ジオン 15.85gよ
り、標記化合物 10.3gが淡黄色固体として得られ
た(収率65%)。
【0253】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-1.7(6H,m), 2.3-1.7(2H,m), 2.54(2H,t,J=7
Hz), 3.08(2H,t,J=7Hz), 4.0-4.4(3H,m), 6.83(2H,psd,
J=9Hz), 7.02(2H,psd,J=9Hz), 7.28(5H,m), 8.25(1H,br
s) 3)2−メルカプト−7−〔4−(2−フェネチルオキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(2−フェネチルオキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 9.0gより、標
記化合物 5.8gが得られた(収率69%) 1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDCl3):1.2-
2.1(8H,m), 2.07(1H,d,J=9Hz), 2.53(2H,t,J=7Hz), 3.0
7(2H,t,J=7Hz), 3.25(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 4.14(2H,t,
J=7Hz), 6.83(2H,psd,J=9Hz), 7.03(2H,psd,J=9Hz), 7.
27(5H,m), 8.05(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
1, 28.6, 31.3, 34.8, 35.2, 35.9, 40.7, 68.8, 114.
6, 126.5, 128.5, 129.0, 129.2, 134.7, 138.4, 157.
0, 178.4 実施例18 2−メルカプト−7−(2−ナフチル)ヘ
プタン酸(例示化合物番号2−5) 1)5−〔5−(2−ナフチル)ペンチリデン〕チアゾ
リジン−2,4−ジオン実施例3の1)と同様にして、
5−(2−ナフチル)ペンタナール 2.46gより、標
記化合物 2.8gが得られた(収率78%)。
【0254】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.95(4H,m), 2.05-2.40(2H,m), 2.78(2H,
t,J=7Hz), 7.00(1H,t,J=8Hz), 7.20-7.50(3H,m), 7.60
(1H,brs), 7.65-7.90(3H,m) 2)5−〔5−(2−ナフチル)ペンチル〕チアゾリジ
ン−2,4−ジオン(例示化合物番号10−5) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔5
−(2−ナフチル)ペンチリデン〕チアゾリジン−2,
4−ジオン 2.8gより、標記化合物 2.1gが得
られた(収率75%)。
【0255】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.25-2.25(8H,m), 2.75(2H,t,J=7), 4.20(1H,d
d,J=4Hz,8Hz), 7.20-7.55(3H,m),7.58(1H,brs), 7.65-
7.90(3H,m) 3)2−メルカプト−7−(2−ナフチル)ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔5
−(2−ナフチル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−
ジオン 2.08gより、標記化合物 1.2gが無色
固体として得られた(収率63%)。
【0256】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.25-2.05(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.76(2H,
t,J=8Hz), 3.33(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 7.20-7.50(3H,
m), 7.59(1H,brs), 7.65-7.90(3H,m), 7.80(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.0
4, 28.61, 30.88, 35.00, 35.87, 40.74, 124.99, 125.
81, 126.24, 127.33, 127.54, 127.76, 131.93, 133.5
5, 139.90, 179.12 実施例19 2−メルカプト−7−〔4−(3−フェニ
ルプロポキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号
1−29) 1)5−[5−〔4−(3−フェニルプロポキシ)フェニ
ル〕ペンチリデン}−チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(3−フェニ
ルプロポキシ)フェニル〕ペンタナール 2.96gよ
り、標記化合物 2.25gが得られた(収率57
%)。
【0257】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.38-1.87(4H,m), 1.90-2.40(4H,m), 2.57(2H,
t,J=7Hz), 2.82(2H,t,J=8Hz), 3.95(2H,t,J=6Hz), 6.81
(2H,d,J=8Hz), 6.92-7.18(3H,m), 7.23(5H,s) 2)5−[5−〔4−(3−フェニルプロポキシ)フェ
ニル〕ペンチル]−チアゾリジン−2,4−ジオン(例
示化合物番号9−29) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(3−フェニルプロポキシ)フェニル〕ペンチリ
デン]−チアゾリジン−2,4−ジオン 2.2gよ
り、標記化合物 1.43gが得られた(収率65
%)。
【0258】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.10-1.85(8H,m), 1.85-2.35(4H,m), 2.56(2H,
t,J=7Hz), 2.81(2H,t,J=8Hz), 3.94(2H,t,J=6Hz), 4.25
(1H,dd,J=5Hz,J=9Hz), 6.81(2H,d,J=8Hz), 7.08(2H,d,J
=8Hz), 7.23(5H,s) 3)2−メルカプト−7−〔4−(3−フェニルプロポ
キシ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(3−フェニルプロポキシ)フェニル〕ペンチ
リデン]−チアゾリジン−2,4−ジオン 1.33g
より、標記化合物 0.82gが白色固体として得られ
た(収率66%)。
【0259】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.10-1.95(8H,m), 1.95-2.22(3H,m), 2.54(2H,
t,J=8Hz), 2.80(2H,t,J=8Hz), 3.30(1H,dt,J=7Hz,J=9H
z), 3.92(2H,t,J=6Hz), 6.68-7.40(9H,m) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
0, 28.5, 30.9, 31.2, 32.2, 34.8, 35.1, 40.7, 67.0,
114.5, 125.8, 128.3, 128.4, 129.2, 134.5, 141.5,
157.1, 179.1 実施例20 2−メルカプト−7−(4−ビフェニリ
ル)ヘプタン酸(例示化合物番号1−18) 1)5−〔5−(4−ビフェニリル)ペンチリデン〕チ
アゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−(4−ビフェニリ
ル)ペンタナール 5.4gより、標記化合物 3.2
gが黄色固体として得られた(収率52%)。
【0260】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.66(4H,m), 2.26(2H,m), 2.68(2H,pst,J=7Hz),
7.03(1H,t,J=8Hz), 7.1-7.7(9H,m), 9.25(1H,brs) 2)5−〔5−(4−ビフェニリル)ペンチル〕チアゾ
リジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9−18) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔5
−(4−ビフェニリル)ペンチリデン〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 3.8gより、標記化合物3.1gが
無色固体として得られた(収率82%)。
【0261】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.8-1.8(6H,m), 1.8-2.3(2H,m), 2.65(2H,t,J=8
Hz), 4.24(1H,dd,J=4Hz,J=8Hz),7.1-7.6(9H,m), 9.10(1
H,brs) 3)2−メルカプト−7−(4−ビフェニリル)ヘプタ
ン酸 実施例4の3)と同様にして、2)で得られた5−〔5
−(4−ビフェニリル)ペンチル〕チアゾリジン−2,
4−ジオン 3.0gより、標記化合物 1.74gが
無色固体として得られた(収率63%)。
【0262】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-2.0(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.64(2H,t,
J=8Hz), 3.31(1H,dt,J=8Hz,J=9Hz), 7.2-7.6(9H,m), 9.
18(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
1, 28.7, 31.0, 35.1, 35.4, 40.8, 127.0, 128.7, 12
8.8, 138.7, 141.1, 141.6, 179.2 実施例21 6−(4−ベンジルオキシフェニル)−2
−メルカプトヘキサン酸(例示化合物番号1−4) 1)5−〔4−(4−ベンジルオキシフェニル)ブチリ
デン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−(4−ベンジルオキ
シフェニル)ブタナール 22.6gより、標記化合物
18.5gが黄色固体として得られた(収率58
%)。
【0263】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.84(2H,q,J=7Hz), 2.17(2H,pst,J=7Hz), 2.61
(2H,pst,J=7Hz), 5.04(2H,s), 6.8-7.2(5H,m), 7.38(5
H,m), 9.10(1H,brs) 2)5−〔4−(4−ベンジルオキシフェニル)ブチ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9
−4) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔4
−(4−ベンジルオキシフェニル)ブチリデン〕チアゾ
リジン−2,4−ジオン 18.5gより、標記化合物
12.0gが無色固体として得られた(収率65
%)。
【0264】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.3-2.3(6H,m), 2.61(2H,t,J=7Hz), 4.23(1H,d
d,J=5Hz,J=8Hz), 5.03(2H,s), 6.90(2H,psd,J=9Hz), 7.
06(2H,psd,J=9Hz), 7.38(5H,m), 8.90(1H,brs) 3)6−(4−ベンジルオキシフェニル)−2−メルカ
プトヘキサン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔4
−(4−ベンジルオキシフェニル)ブチル〕チアゾリジ
ン−2,4−ジオン 9.0gより、標記化合物 6.
2gが無色粉末として得られた(収率74%)。
【0265】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.3-2.0(6H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.56(2H,t,
J=7Hz), 3.33(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.03(2H,s), 6.88
(2H,psd,J=9Hz), 7.08(2H,psd,J=9Hz), 7.38(5H,m), 8.
75(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):26.
8, 30.9, 34.7, 35.0, 40.7, 70.2, 114.9, 127.4, 12
7.8, 128.5, 129.2, 134.5, 137.3, 157.1, 178.8 実施例22 7−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチ
ル)−2−メルカプトヘプタン酸(例示化合物番号2−
20) 1)5−〔5−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチル)
ペンチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−(6−ベンジルオキ
シ−2−ナフチル)ペンタナール 4.4gより、標記
化合物 4.11gが無色固体として得られた(収率6
9%)。
【0266】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.45-1.95(4H,m), 2.10-2.40(2H,m), 2.77(2H,
t,J=7Hz), 5.17(2H,s), 6.97(1H,t,J=7Hz), 7.10-7.80
(11H,m) 2)5−〔5−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチル)
ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物
番号10−20) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔5
−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチル)ペンチリデ
ン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 4.06gより、
標記化合物 3.97gが無色固体として得られた(収
率97%)。
【0267】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.25-2.20(8H,m), 2.73(2H,t,J=7Hz), 4.20(1H,
dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.16(2H,s),7.10-7.80(11H,m) 3)7−(6―ベンジルオキシ−2−ナフチル)−2−
メルカプトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔5
−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチル)ペンチル〕チ
アゾリジン−2,4−ジオン 3.92gより、標記化
合物 1.4gが無色固体として得られた(収率38
%)。
【0268】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.15-2.00(8H,m), 2.07(1H,d,J=9Hz), 2.73(2H,
t,J=7Hz), 3.32(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.15(2H,s), 6.7
0(1H,brs), 7.10-7.75(11H,m) 13C−NMR(22.49MHz, δppm,CDCl3):27.
04, 28.61, 30.99, 35.06, 35.65, 40.69, 70.00, 107.
17, 118.93, 126.13,126.68, 127.49, 127.76, 127.92,
128.52, 128.89, 129.17, 132.85, 136.97,137.73, 15
6.20, 178.85 実施例23 2−メルカプト−7−[4−〔1−(4−
メチルフェニル)エトキシ〕フェニル]ヘプタン酸(例
示化合物番号1−27) 1)5−[5−[4−〔1−(4−メチルフェニル)エ
トキシ〕フェニル]ペン チリデン]チアゾリジン−2,
4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−[4−〔1−(4−
メチルフェニル)エトキシ〕フェニル]ペンタナール
4.2gより、標記化合物 2.6gが黄色アメ状物と
して得られた(収率46%)。
【0269】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.3-1.8(4H,m), 1.60(3H,d,J=6Hz), 2.19(2H,
m), 2.31(3H,s), 2.51(2H,m), 5.23(1H,q,J=6Hz), 6.76
(2H,psd,J=9Hz), 6.9-7.3(7H,m), 9.02(1H,brs) 2)5−[5−[4−〔1−(4−メチルフェニル)エ
トキシ〕フェニル]ペン チル]チアゾリジン−2,4−
ジオン(例示化合物番号9−27) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−[4−〔1−(4−メチルフェニル)エトキシ〕フェ
ニル]ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン
2.6gより、標記化合物 2.2gが無色アメ状物と
して得られた(収率65%)。
【0270】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-1.7(6H,m), 1.59(3H,d,J=6Hz), 1.7-2.2(2
H,m), 2.31(3H,s), 2.48(2H,t,J=7Hz), 4.22(1H,dd,J=4
Hz,J=8Hz), 5.22(1H,q,J=6Hz), 6.79(2H,psd,J=9Hz),6.
94(2H,psd,J=9Hz), 7.14(2H,psd,J=8Hz), 7.25(2H,psd,
J=8Hz), 8.52(1H,brs) 3)2−メルカプト−7−[4−〔1−(4−メチルフ
ェニル)エトキシ〕フェ ニル]ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−[4−〔1−(4−メチルフェニル)エトキシ〕フェ
ニル]ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン2.2
gより、標記化合物 1.48gが無色アメ状物として
得られた(収率72%))。
【0271】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-2.0(8H,m), 1.59(3H,d,J=6Hz), 2.06(1H,d,
J=9Hz), 2.31(3H,s), 2.48(2H,pst,J=8Hz), 3.30(1H,d
t,J=8,9Hz), 5.23(1H,q,J=6Hz), 6.79(2H,psd,J=8Hz),
6.94(2H,psd,J=8Hz), 7.13(2H,psd,J=8Hz), 7.22(2H,ps
d,J=8Hz), 8.24(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):21.
1, 24.4, 27.0, 28.6, 31.2, 34.8, 35.1, 40.8, 76.0,
115.9, 125.5, 129.1, 129.2, 134.5, 136.9, 140.5,
156.2, 179.0 実施例24 7−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)フ
ェニル〕−2−メルカプトヘプタン酸(例示化合物番号
1−26) 1)5−[5−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)フェニ
ル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(4−クロロ
ベンジルオキシ)フェニル〕ペンタナール 3.05g
より、標記化合物 1.71gが得られた(収率42
%)。
【0272】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.35-1.86(4H,m), 2.06-2.37(2H,m), 2.57(2H,
t,J=7Hz), 5.00(2H,s), 6.82-7.15(4H,m), 7.35(4H,s) 2)5−[5−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)フェ
ニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示
化合物番号9−26) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)フェニルcペンチ
リデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.70gよ
り、標記化合物 1.46gが得られた(収率85
%)。
【0273】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.15-1.88(6H,m), 1.88-2.32(2H,m), 2.55(2H,
t,J=7Hz), 4.24(1H,dd,J=5Hz,J=9Hz), 5.00(2H,s), 6.8
6(2H,d,J=9Hz), 7.09(2H,d,J=9Hz), 7.35(4H,s) 3)7−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)フェニル〕
−2−メルカプトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.35gより、
標記化合物 0.94gが白色固体として得られた(収
率74%)。
【0274】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.15-2.00(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.55(2H,
t,J=8Hz), 3.32(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 4.99(2H,s), 6.8
6(2H,d,J=9Hz), 7.09(2H,d,J=9Hz), 7.34(4H,s) 実施例25 2−メルカプト−7−〔4−(フェノキシ
メチル)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1−3
0) 1)5−[5−〔4−(フェノキシメチル)フェニル〕
ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(フェノキシ
メチル)フェニル〕ペンタナール 4.3gより、標記
化合物 3.46gが黄色固体として得られた(収率5
5%)。
【0275】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.63(4H,m), 2.25(2H,m), 2.64(2H,pst,J=7Hz),
5.03(2H,s), 6.8-7.5(10H,m),9.01(1H,brs) 2)5−[5−〔4−(フェノキシメチル)フェニル〕
ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物
番号9−30) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(フェノキシメチル)フェニル〕ペンチリデ
ン]チアゾリジン−2,4−ジオン 3.2gより、標
記化合物 2.5gが無色固体として得られた(収率7
8%)。
【0276】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-1.8(6H,m), 1.8-2.3(2H,m), 2.62(2H,t,J=8
Hz), 4.24(1H,dd,J=4Hz,J=8Hz),5.02(2H,s), 6.8-7.5(9
H,m), 8.71(1H,brs) 3)2−メルカプト−7−〔4−(フェノキシメチル)
フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(フェノキシメチル)フェニル〕ペンチル]チ
アゾリジン−2,4−ジオン 2.0gより、標記化合
物 1.33gが無色粉末として得られた(収率72
%)。
【0277】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-2.0(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.61(2H,t,
J=8Hz), 3.36(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.02(2H,s), 6.8-
7.5(9H,m), 7.61(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
1, 28.7, 31.0, 35.1, 35.5, 40.7, 70.0, 115.0, 120.
9, 127.7, 128.6, 129.4, 134.5, 142.3, 159.0, 178.6 実施例26 5−〔4−(ベンジルオキシ)フェニル〕
−2−メルカプトペンタン酸(例示化合物番号1−2) 1)5−[3−〔4−(ベンジルオキシ)フェニル〕プ
ロピリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、3−〔4−(ベンジルオ
キシ)フェニル〕プロパナール 3.73gより、標記
化合物 2.5gが黄色固体として得られた(収率48
%)。
【0278】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):2.52(2H,pst,J=7Hz), 2.78(2H,pst,J=7Hz), 5.0
3(2H,s), 6.8-7.2(5H,m), 7.37(5H,m), 9.20(1H,brs) 2)5−[3−〔4−(ベンジルオキシ)フェニル〕プ
ロピル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番
号9−2) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[3
−〔4−(ベンジルオキシ)フェニル〕プロピリデン]
チアゾリジン−2,4−ジオン 2.4gより、標記化
合物 2.0gが無色固体として得られた(収率83
%)。
【0279】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.5-2.3(4H,m), 2.61(2H,t,J=7Hz), 4.26(1H,d
d,J=5Hz,J=8Hz), 5.04(2H,s), 6.90(2H,psd,J=9Hz), 7.
06(2H,psd,J=9Hz), 7.39(5H,m), 8.82(1H,brs) 3)2−メルカプト−5−〔4−(ベンジルオキシ)フ
ェニル〕ペンタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[3
−〔4−(ベンジルオキシ)フェニル〕プロピル]チア
ゾリジン−2,4−ジオン 1.8gより、標記化合物
1.2gが無色粉末として得られた(72%)。
【0280】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.5-2.1(4H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.58(2H,t,
J=7Hz), 3.33(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.03(2H,s), 7.05
(2H,psd,J=9Hz), 7.38(5H,m), 8.75(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):29.
0, 34.4, 34.6, 40.7, 70.2, 114.9, 127.4, 127.9, 12
8.5, 129.2, 133.9,137.2, 157.2, 178.8 実施例27 2−メルカプト−7−〔4−(1−フェネ
チルオキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1
−36) 1)5−[5−〔4−(1−フェネチルオキシ)フェニ
ル〕ペンチリデン]チア ゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(1−フェネ
チルオキシ)フェニル〕ペンタナール 3.5gより、
標記化合物 2.6gが黄色アメ状物として得られた
(収率55%%)。
【0281】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.4-1.8(4H,m), 1.61(3H,d,J=6Hz), 2.19(2H,
m), 2.54(2H,pst,J=7Hz), 5.25(1H,q,J=6Hz), 6.77(2H,
psd,J=9Hz), 6.94(3H,m), 7.33(5H,m) 2)5−[5−〔4−(1−フェネチルオキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリ ジン−2,4−ジオン(例示化
合物番号9−36) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(1−フェネチルオキシ)フェニル〕ペンチリ
デン]チアゾリジン−2,4−ジオン 2.5gより、
標記化合物 1.8gが無色アメ状物として得られた
(収率72%)。
【0282】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-1.7(6H,m), 1.61(3H,d,J=6Hz), 1.7-2.2(2
H,m), 2.49(2H,t,J=7Hz), 4.22(1H,dd,J=4Hz,J=8Hz),
5.22(1H,q,J=6Hz), 6.73(2H,psd,J=9Hz), 6.98(2H,psd,
J=9Hz), 7.33(5H,m), 8.56(1H,brs) 3)2−メルカプト−7−〔4−(1−フェネチルオキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(1−フェネチルオキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.7gより、標
記化合物 1.1gが淡黄色アメ状物として得られた
(収率70%)。
【0283】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-2.0(8H,m), 1.59(3H,d,J=6Hz), 2.06(1H,d,
J=9Hz), 2.48(2H,pst,J=8Hz), 3.30(1H,dt,J=8Hz,J=9H
z), 5.25(1H,q,J=6Hz), 6.78(2H,psd,J=9Hz), 6.98(2H,
psd,J=9Hz), 7.33(5H,m), 7.83(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):24.
4, 27.0, 28.6, 31.2, 34.8, 35.1, 40.7, 76.1, 115.
8, 125.5, 127.3, 128.5, 129.1, 134.5, 143.5, 156.
1, 178.6 実施例28 7−(4−シクロヘキシルメトキシフェニ
ル)−2−メルカプトヘプタン酸(例示化合物番号1−
17) 1)5−〔5−(4−シクロヘキシルメトキシフェニ
ル)ペンチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−(4−シクロヘキシ
ルメトキシフェニル)ペンタナール 6.2gより、標
記化合物 5.8gが得られた(収率69%)。
【0284】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):0.8-2.30(17H,m), 2.54(2H,t,J=7Hz), 3.72(2H,
d,J=6Hz), 6.86(2H,d,J=9Hz), 7.06(2H,d,J=9Hz) 2)5−〔5−(4−シクロヘキシルメトキシフェニル)
ペンチル〕チアゾリジン−2,4(例示化合物番号9−
17) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔5
−4−(シクロヘキシルメトキシフェニル)ペンチリデ
ン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 5.8gより、標
記化合物 4.87gが無色固体として得られた(収率
84%)。
【0285】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):0.80-2.30(19H,m), 2.54(2H,t,J=7Hz), 3.72(2
H,d,J=6Hz), 4.25(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 6.80(2H,d,J=9
Hz), 7.06(2H,d,J=9Hz) 3)7−(4−シクロヘキシルメトキシフェニル)−2−
メルカプトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔5
−(4−シクロヘキシルメトキシフェニル)ペンチル〕
チアゾリジン−2,4−ジオン 2.2gより、標記化
合物 1.2gが無色固体として得られた(収率58
%)。
【0286】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):0.8-2.05(19H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.53(2H,
t,J=7Hz), 3.32(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.72(2H,d,J=6H
z), 6.80(2H,d,J=9Hz), 7.06(2H,d,J=9Hz), 8.65(1H,br
s) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):25.8
4, 26.60, 27.09, 28.55, 29.96, 31.37, 34.84, 35.1
1, 37.76, 40.80, 73.58, 114.37, 129.17, 134.26, 15
7.45, 179.28 実施例29 6−(4−クロロフェノキシ)−2−メル
カプトヘキサン酸(例示化合物番号5−1) 1)5−〔4−(4−クロロフェノキシ)ブチリデン〕
チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−(4−クロロフェノ
キシ)ブタナール 4.0gより、標記化合物 4.3
gが得られた(収率67%)。
【0287】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.70-2.20(2H,m), 2.25-2.60(2H,m), 3.95(2H,
t,J=6Hz), 6.80(2H,d,J=9Hz), 7.23(2H,d,J=9Hz), 7.06
(1H,t,J=8Hz) 2)5−〔4−(4−クロロフェノキシ)ブチル〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号13−1) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔4
−(4−クロロフェノキシ)ブチリデン〕チアゾリジン
−2,4−ジオン 4.2gより、標記化合物2.0g
が得られた(収率47%)。
【0288】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.40-2.30(6H,m), 3.90(2H,t,J=6Hz), 4.28(1H,
dd,J=4Hz,J=9Hz), 6.77(2H,d,J=9Hz), 7.20(2H,d,J=9H
z) 3)6−(4−クロルフェノキシ)−2−メルカプトヘ
キサン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔4
−(4−クロロフェノキシ)〕ブチル〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 2.0gより、標記化合物0.85g
が無色固体として得られた(収率46%)。
【0289】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.45-2.10(6H,m), 2.12(1H,d,J=9Hz), 3.40(1H,
dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.90(2H,t,J=6Hz), 5.20(1H,brs),
6.80(1H,d,J=9Hz), 7.23(1H,d,J=9Hz) 実施例30 6−(4−ヨードフェノキシ)−2−メル
カプトヘキサン酸(例示化合物番号5−3) 1)5−〔4−(4−ヨードフェノキシ)ブチリデン〕
チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−(4−ヨードフェノ
キシ)ブタナール 7.0gより、標記化合物 4.8
gが得られた(収率51%)。 2)5−〔4−(4−ヨードフェノキシ)ブチル〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号13−3) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔4
−(4−ヨードフェノキシ)ブチリデン〕チアゾリジン
−2,4−ジオン 4.8gより、標記化合物3.0g
が得られた(収率62%)。
【0290】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.50-2.40(6H,m), 3.92(2H,t,J=6Hz), 4.30(1H,
dd,J=4Hz,J=9Hz), 6.65(2H,d,J=9Hz), 7.55(2H,d,J=9H
z), 9.25(1H,brs) 3)6−(4−ヨードフェノキシ)−2−メルカプトヘ
キサン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔4
−(4−ヨードフェノキシ)ブチル〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 2.8gより、標記化合物 1.8g
が無色固体として得られた(収率69%)。
【0291】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.45-2.10(6H,m), 2.12(1H,d,J=9Hz), 3.35(1H,
dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.90(2H,t,J=6Hz), 6.65(1H,d,J=9H
z), 7.54(1H,d,J=9Hz) 実施例31 2−メルカプト−6−(4−フェニルフェ
ノキシ)ヘキサン酸(例示化合物番号5−11) 1)5−〔4−(4−フェニルフェノキシ)ブチリデ
ン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−(4−フェニルフェ
ノキシ)ブタナール4.5gより、標記化合物 3.3
gが得られた(収率52%)。 2)5−〔4−(4−フェニルフェノキシ)ブチル〕チ
アゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号13−1
1) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔4
−(4−フェニルフェノキシ)ブチリデン〕チアゾリジ
ン−2,4−ジオン 3.3gより、標記化合物 2.
0gが得られた(収率60%)。
【0292】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.45-2.45(6H,m), 3.96(2H,t,J=6Hz), 4.31(1H,
dd,J=4Hz,J=9Hz), 6.75-7.40(9H,m) 3)2−メルカプト−6−(4−フェニルフェノキシ)
ヘキサン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔4
−(4−フェニルフェノキシ)ブチル〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 2.0gより、標記化合物1.5gが
白色固体として得られた(収率81%)。
【0293】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.40-2.10(6H,m), 2.14(1H,d,J=9Hz), 3.40(1H,
dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.95(2H,t,J=6Hz), 6.75-7.40(9H,
m), 8.50(1H,brS) 実施例32 6−(4−ベンジルオキシフェノキシ)−
2−メルカプトヘキサン酸(例示化合物番号5−13) 1)5−〔4−(4−ベンジルオキシフェノキシ)ブチ
リデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−(4−ベンジルオキ
シフェノキシ)ブタナール 2.3gより、標記化合物
2.1gが得られた(収率67%)。
【0294】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.70-2.55(4H,m), 3.92(2H,t,J=5Hz), 5.00(2H,
s), 6.70-7.05(4H,m), 7.08(1H,t,J=8Hz), 7.25-7.50(5
H,m) 2)5−〔4−(4−ベンジルオキシフェノキシ)ブチ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号1
3−13) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔4
−(4−ベンジルオキシフェノキシ)ブチリデン〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン 2.1gより、標記化合物
1.6gが無色固体として得られた(収率75%)。
【0295】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.45-2.40(6H,m), 3.92(2H,t,J=6Hz), 4.28(1H,
dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.00(2H,s),6.70-7.05(4H,m), 7.25-
7.50(5H,m) 3)6−(4−ベンジルオキシフェノキシ)−2−メル
カプトヘキサン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔4
−(4−ベンジルオキシフェノキシ)ブチル〕チアゾリ
ジン−2,4−ジオン 1.5gより、標記化合物
1.1gが無色固体として得られた(収率79%)。
【0296】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.45-2.10(6H,m), 2.12(1H,d,J=9Hz), 3.36(1H,
dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.90(2H,t,J=6Hz), 5.00(2H,s), 6.7
0-7.05(4H,m), 7.25-7.50(5H,m), 8.00(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):23.9
5, 28.82, 34.84, 40.74, 68.11, 70.76, 115.46, 115.
89, 127.49, 127.87, 128.52, 137.30, 153.01, 153.2
8, 178.80 実施例33 6−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)
フェノキシ〕−2−メルカプトヘキサン酸(例示化合物
番号5−16) 1)5−[4−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)フ
ェノキシ〕ブチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−〔4−(4−クロロ
ベンジルオキシ)フェノキシ〕ブタナール 4.5gよ
り、標記化合物 3.0gが得られた(収率50%)。
【0297】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3−CD3OD(1:1)):1.80-2.20(2H,m), 2.25-
2.60(2H,m), 3.94(2H,t,J=6Hz), 5.00(2H,s), 6.87(4H,
s), 7.03(1H,t,J=8Hz), 7.37(4H,s) 2)5−[4−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)フ
ェノキシ〕ブチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例
示化合物番号13−16) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[4
−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)フェノキシ〕ブ
チリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 3.0gよ
り、標記化合物 2.5gが得られた(収率83%)。
【0298】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3−CD3OD):1.45-2.30(6H,m), 3.94(2H,t,J=6H
z), 4.35(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.00(2H,s),6.87(4H,
s), 7.37(4H,s) 3)6−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)フェノキ
シ〕−2−メルカプトヘキサン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[4
−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)フェノキシ〕ブ
チル]チアゾリジン−2,4−ジオン 2.5gより、
標記化合物 1.40gが微黄色固体として得られた
(収率60%)。
【0299】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.45-2.20(6H,m), 3.20-3.40(1H,m), 3.92(2H,
t,J=6Hz), 4.98(2H,s), 6.85(4H,s), 7.36(4H,s) 実施例34 2−メルカプト−6−(2−ナフチルオキ
シ)ヘキサン酸(例示化合物番号6−23) 1)5−〔4−(2−ナフチルオキシ)ブチリデン〕チ
アゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−(2−ナフチルオキ
シ)ブタナール 5.1gより、標記化合物 2.9g
が得られた(収率39%)。
【0300】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.35-2.20(4H,m), 4.07(2H,t,J=6Hz), 7.00-7.5
0(5H,m), 7.55-7.90(3H,m) 2)5−〔4−(2−ナフチルオキシ)ブチル〕チアゾ
リジン−2,4−ジオン(例示化合物番号14−23) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔4
−(2−ナフチルオキシ)ブチリデン〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 2.9gより、標記化合物1.6gが
得られた(収率55%)。
【0301】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.35-2.40(6H,m), 4.07(2H,t,J=6Hz), 4.27(1H,
dd,J=4Hz,J=9Hz), 7.00-7.50(4H,m), 7.55-7.85(3H,m) 3)2−メルカプト−6−(2−ナフチルオキシ)ヘキ
サン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔4
−(2−ナフチルオキシ)ブチル〕チアゾリジン−2,
4−ジオン 1.6gより、標記化合物 1.2gが白
色固体として得られた(収率81%)。
【0302】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.35-2.15(6H,m), 2.14(1H,d,J=9Hz), 3.38(1H,
dt,J=7Hz,J=9Hz), 4.07(2H,t,J=6Hz), 7.00-7.50(4H,
m), 7.55-7.85(3H,m) 実施例35 8−(4−クロロフェノキシ)−2−メル
カプトオクタン酸(例示化合物番号5−28) 1)5−〔6−(4−クロロフェノキシ)ヘキシリデ
ン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、6−(4−クロロフェノ
キシ)ヘキサナール2.4gより、標記化合物 1.8
gが得られた(収率52%)。
【0303】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.40-2.00(6H,m), 2.05-2.10(2H,m), 3.94(2H,
t,J=6Hz), 6.80(2H,d,J=9Hz), 7.06(1H,t,J=8Hz), 7.24
(2H,d,J=9Hz) 2)5−〔6−(4−クロロフェノキシ)ヘキシル〕チ
アゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号13−2
8) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔6
−(4−クロロフェノキシ)ヘキシリデン〕チアゾリジ
ン−2,4−ジオン 1.7gより、標記化合物 1.
45gが得られた(収率85%)。
【0304】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.25-2.45(10H,m), 3.94(2H,t,J=6Hz), 4.43(1
H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 6.86(2H,d,J=9Hz), 7.24(2H,d,J=9
Hz) 3)8−(4−クロロフェノキシ)−2−メルカプトオ
クタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔6
−(4−クロロフェノキシ)ヘキシル〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 1.45gより、標記化合物0.62
gが白色固体として得られた(収率46%)。
【0305】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD3
OD):1.25-2.00(10H,m), 3.20-3.45(1H,m), 3.93(2
H,t,J=6Hz), 6.86(2H,d,J=9Hz), 7.24(2H,d,J=9Hz) 実施例36 8−(4−ヨードフェノキシ)−2−メル
カプトオクタン酸(例示化合物番号5−30) 1)5−〔6−(4−ヨードフェノキシ)ヘキシリデ
ン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、6−(4−ヨードフェノ
キシ)ヘキサナール5.25gより、標記化合物 2.
55gが得られた(収率32%)。 2)5−〔6−(4−ヨードフェノキシ)ヘキシル〕チ
アゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号13−3
0) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔6
−(4−ヨードフェノキシ)ヘキシリデン〕チアゾリジ
ン−2,4−ジオン 2.55gより、標記化合物
2.5gが無色固体として得られた(収率75%)。 3)8−(4−ヨードフェノキシ)−2−メルカプトオ
クタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔6
−(4−ヨードフェノキシ)ヘキシル〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 2.5gより、標記化合物1.9gが
無色固体として得られた(収率81%)。
【0306】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.30-2.00(10H,m), 2.14(1H,d,J=9Hz), 3.36(1
H,dt,J=9Hz,J=7Hz), 3.90(2H,t,J=6Hz), 6.65(2H,d,J=9
Hz), 7.55(2H,d,J=9Hz), 7.70(1H,brs) 実施例37 8−(4−フルオロフェノキシ)−2−メ
ルカプトオクタン酸(例示化合物番号5−29) 1)5−〔6−(4−フルオロフェノキシ)ヘキシリデ
ン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、6−(4−フルオロフェ
ノキシ)ヘキサナール10.2gより、標記化合物
5.23gが得られた(収率36%)。 2)5−〔6−(4−フルオロフェノキシ)ヘキシル〕
チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号13−
29) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔6
−(4−フルオロフェノキシ)ヘキシリデン〕チアゾリ
ジン−2,4−ジオン 5.23gより、標記化合物
2.2gが得られた(収率46%)。
【0307】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.25-2.45(10H,m), 3.90(2H,t,J=6Hz), 4.25(1
H,dd,J=4Hz,9Hz), 6.65-7.10(4H,m) 3)8−(4−フルオロフェノキシ)−2−メルカプト
オクタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔6
−(4−フルオロフェノキシ)ヘキシル〕チアゾリジン
−2,4−ジオン 2.2gより、標記化合物1.6g
が無色固体として得られた(収率79%)。
【0308】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.25-2.00(10H,m), 2.14(1H,d,J=9Hz), 3.36(1
H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.90(2H,t,J=6Hz), 6.65―7.10(4
H,m), 8.00(1H,brs) 実施例38 2−メルカプト−8−(1−ナフチルオキ
シ)オクタン酸(例示化合物番号6−31) 1)5−〔6−(1−ナフチルオキシ)ヘキシリデン〕
チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、6−(1−ナフチルオキ
シ)ヘキサナール 5.1gより、標記化合物 5.2
gが得られた(収率72%)。
【0309】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.50-2.40(8H,m), 4.14(2H,t,J=6Hz), 6.80(1H,
dd,J=3.6Hz), 7.08(1H,t,J=8Hz), 7.30-7.60(4H,m), 7.
75-7.85(1H,m), 8.20-8.35(1H,m) 2)5−〔6−(1−ナフチルオキシ)ヘキシル〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号14−3
1) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔6
−(1−ナフチルオキシ)ヘキシリデン〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 5.2gより、標記化合物4.0gが
得られた(収率76%)。
【0310】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.35-2.30(10H,m), 4.13(2H,t,J=6Hz), 4.25(1
H,dd,J=4Hz,9Hz), 6.80(1H,dd,J=3Hz,J=6Hz), 7.30-7.6
0(4H,m), 7.75-7.85(1H,m), 8.20-8.35(1H,m) 3)2−メルカプト−8−(1−ナフチルオキシ)オク
タン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔6
−(1−ナフチルオキシ)ヘキシル〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 4.0gより、標記化合物 1.9g
が得られた(収率51%)。
【0311】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.25-2.10(10H,m), 2.10(1H,d,J=9Hz), 3.35(1
H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 4.11(2H,t,J=6Hz), 6.79(1H,dd,J=
3Hz,6Hz),7.25-7.60(4H,m),7.70-7.85(1H,m),8.15-8.40
(1H,m) 実施例39 2−メルカプト−8−(4−フェニルフェ
ノキシ)オクタン酸(例示化合物番号5−31) 1)5−〔6−(4−フェニルフェノキシ)ヘキシリデ
ン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、6−(4−フェニルフェ
ノキシ)ヘキサナール6.9gより、標記化合物 3.
7gが得られた(収率37%)。
【0312】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.45-2.00(6H,m), 2.05-2.45(2H,m), 4.00(2H,
t,J=6Hz), 6.95(2H,t,J=6Hz), 7.06(1H,t,J=8Hz), 7.20
-7.65(7H, m) 2)5−〔6−(4−フェニルフェノキシ)ヘキシル〕
チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号13−
31) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔6
−(4−フェニルフェノキシ)ヘキシリデン〕チアゾリ
ジン−2,4−ジオン 3.5gより、標記化合物
3.3gが得られた(収率94%)。
【0313】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.25-2.30(10H,m), 3.97(2H,t,J=6Hz), 4.24(1
H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 6.95(2H,d,J=9Hz),7.20-7.65(7H,
m) 3)2−メルカプト−8−(4−フェニルフェノキシ)
オクタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔6
−(4−フェニルフェノキシ)ヘキシル〕チアゾリジン
−2,4−ジオン 3.3gより、標記化合物1.7g
が得られた(収率55%)。
【0314】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.25-2.10(10H,m), 2.1(1H,d,J=9Hz), 3.35(1H,
dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.97(2H,t,J=6Hz), 6.95(2H,d,J=9H
z), 7.15-7.65(7H,m) 実施例40 6−(4−クロロベンジルオキシ)−2−
メルカプトヘキサン酸(例示化合物番号5−32) 1)5−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)ブチリデ
ン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−(4−クロロベンジ
ルオキシ)ブタナール7.0gより、標記化合物 4.
0gが得られた(収率39%)。
【0315】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.65-2.10(2H,m), 2.20-2.53(2H,m), 3.50(2H,
t,J=6Hz), 4.45(2H,s), 7.05(2H,t,J=7Hz), 7.15-7.40
(4H,m), 9.05(1H,brs) 2)5−〔4−(4−クロロベンジルオキシ)ブチル〕
チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号13−
32) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔4
−(4−クロロベンジルオキシ)ブチリデン〕チアゾリ
ジン−2,4−ジオン 4.0gより、標記化合物
2.1gが無色油状物として得られた(収率52%)。
【0316】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.30-2.25(6H,m), 3.47(2H,t,J=6Hz), 4.24(1H,
dd,J=4Hz,J=9Hz), 4.43(2H,s),7.15-7.45(4H,m) 3)6−(4−クロロベンジルオキシ)−2−メルカプ
トヘキサン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔4
−(4−クロロベンジルオキシ)ブチル〕チアゾリジン
−2,4−ジオン 1.60gより、標記化合物 0.
8gが無色油状物として得られた(収率54%)。
【0317】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.40-2.25(6H,m), 2.12(1H,d,J=9Hz), 3.35(1H,
dt,J=9Hz,J=7Hz), 3.46(2H,t,J=6Hz), 4.45(2H,s), 7.1
5-7.40(4H,m), 8.22(1H,brs) 実施例41 7−(ベンジルオキシ)−2−メルカプト
ヘプタン酸(例示化合物番号5−33) 1)5−〔5−(ベンジルオキシ)ペンチリデン〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−(ベンジルオキシ)
ペンタナール 4.0gより、標記化合物 3.5gが
得られた(収率58%)。
【0318】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-2.35(8H,m), 3.47(2H,t,J=6Hz), 4.24(1H,
dd,J=4Hz,J=9Hz), 4.50(2H,s),7.15-7.40(5H,m) 2)5−〔5−(ベンジルオキシ)ペンチル〕チアゾリ
ジン−2,4−ジオン(例示化合物番号13−33) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔5
−(ベンジルオキシ)ペンチリデン〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 3.28gより、標記化合物1.9g
が得られた(収率58%)。 3)7−(ベンジルオキシ)−2−メルカプトヘプタン
実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔5
−(ベンジルオキシ)ペンチル〕チアゾリジン−2,4
−ジオン 1.8gより、標記化合物 1.0gが得ら
れた(収率61%)。
【0319】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-2.25(8H,m), 2.12(1H,d,J=9Hz), 3.35(1H,
dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.46(2H,t,J=6Hz), 4.50(2H,s), 6.0
0(1H,brs), 7.15-7.40(5H,m) 実施例42 2−メルカプト−7−(3−ピリジル)ヘ
プタン酸(例示化合物番号3−3) 1)2−アセチルチオ−7−(3−ピリジル)ヘプタン
酸メチルエステル(例示化合物番号3−18のメチルエ
ステル) 7−(3−ピリジル)ヘプタン酸 2.5g、塩化チオ
ニル 3.1ml及びDMF 4滴の溶液を塩酸ガスが出
なくなるまで緩やかに加熱還流した。さらに室温で、N
BS 2.4g、四塩化炭素 6ml及び濃HBr 2滴
を加え緩やかに2時間加熱還流した後、反応液を減圧下
に濃縮し、氷冷下、ゆっくりとメタノールを加え室温で
30分攪拌した。溶媒を留去して得られた残分を重曹水
で中和後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた
2−ブロモ−7−(3−ピリジル)ヘプタン酸メチルエ
ステル 3.6gとチオ酢酸カリウム 1.44gのD
MF 5mlの溶液を室温で2時間攪拌後、反応液に水を
加え酢酸エチルで抽出した。重曹水、水で洗浄後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残
分をカラムクロマトグラフィーにより、20%酢酸エチ
ル/n−ヘキサンの流分から標記化合物 1.76gが
無色油状物として得られた(収率49%)。
【0320】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-2.00(8H,m),2.35(3H,s),2.62(2H,t,J=7H
z),3.73(3H,s),4.19(1H,t,J=7Hz),7.20(1H,dd,J=5Hz,J=
8Hz),7.50(1H,dt,J=2Hz,J=8Hz),8.45-8.50(2H,m) 2)2−メルカプト−7−(3−ピリジル)ヘプタン酸 1)で得られた2−アセチルチオ−7−(3−ピリジ
ル)ヘプタン酸メチルエステル 1.7gとNaOH
0.7gのメタノール 4ml及び水 4ml溶液を、窒素
雰囲気下2時間加熱還流した。溶媒を留去し、10%H
Clで中和した後酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し
た。残分はカラムクロマトグラフィーにより、2%メタ
ノール−クロロホルムの流分より標記化合物 1.2g
が得られた(収率87%)。
【0321】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.25-2.10(8H, m), 2.65(2H,t,J=7Hz), 3.37(1
H,t,J=7Hz), 7.31(1H,dd,J=5Hz,J=8Hz), 7.65(1H,dt,J=
2Hz,J=8Hz), 8.35-8.55(2H,m), 9.72(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
04, 28.44, 30.61, 32.73, 35.65, 41.61, 123.97, 13
7.89, 138.86, 144.88, 147.53, 176.47 実施例43 7−(4−ベンジルオキシフェニル)−2
−メルカプトヘプタン酸エチルエステル(例示化合物番
号1−20のエチルエステル) 7−(4−ベンジルオキシフェニル)−2−メルカプト
ヘプタン酸 1gをエタノール 20mlに溶解し、濃
硫酸1滴加え、窒素雰囲気下、2時間加熱還流した。反
応液を減圧下に濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和重曹水、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧下に溶媒を留去すると、標記化合物 1.
06gが油状物として得られた(収率98%)。
【0322】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.2-2.1(8H,m), 1.27(3H,t,J=7Hz), 2.02(1H,d,
J=9Hz), 2.54(2H,t,J=7Hz), 3.29(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz),
4.19(2H,q,J=7Hz), 5.03(2H,s), 6.89(2H,psd,J=9Hz),
6.99(2H,psd,J=9Hz), 7.2-7.5(5H,m) 実施例44 2−メルカプト−7−〔4−(4−チアゾ
リルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号
1−57) 1)5−[5−〔4−(4−チアゾリルメトキシ)フェ
ニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示
化合物番号9−57) 5−〔5−(4−ヒドロキシフェニル)ペンチル〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン 2.0gのDMF 100ml溶液に60%NaH 5
73mgを加え、室温で1時間撹拌した後、4−ブロモ
メチルチアゾ−ル 1.4gを加え、50℃で1時間撹
拌した。反応液を氷水に注ぎ、10%HCl水で酸性と
して酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は水洗、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残分をカラ
ムクロマトグラフィーに付すると、0.5%メタノール
/クロロホルムの流分より、標記化合物 2.06gが
得られた(収率76%)。
【0323】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3−CD3OD):1.20-2.30(8H,m), 2.57(2H,t,J=7H
z), 4.23(1H,dd,J=4,9Hz), 5.24(2H,d,J=1Hz), 6.90(2
H,d,J=9Hz), 7.11(2H,d,J=9Hz), 7.43(1H,dd,J=1,2Hz),
8.88(1H,d,J=2Hz) 2)2−メルカプト−7−〔4−(4−チアゾリルメト
キシ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(4−チアゾリルメトキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.9gとNaO
H 2.0gの50%エタノール水 12mlを、窒素
気流中2時間加熱還流した。濃HClで中和し、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は水洗、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を留去した。残分をカラムクロマト
グラフィーに付すると、クロロホルムの流分より、標記
化合物 1.4gが無色固体として得られた(収率79
%)。
【0324】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.15-2.05(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.54(2H,
t,J=7Hz), 3.34(1H,dt,J=7,9Hz), 5.25(2H,d,J=1Hz),
6.88(2H,d,J=9Hz), 7.08(2H,d,J=9Hz), 7.40(1H,dd,J=
1,2Hz), 8.65(1H,brs), 8.89(1H,d,J=2Hz) 13C−NMR(22.49MHz, δppm,CDCl3):27.
09, 28.55, 31.21, 34.84, 35.22, 40.85, 66.10, 114.
76, 116.00, 129.28,135.29, 153.55, 156.48, 177.77 実施例45 2−メルカプト−7−〔4−(2−チエニ
ルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1
−50) 1)5−[5−〔4−(2−チエニルメトキシ)フェニ
ル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(2−チエニ
ルメトキシ)フェニル〕ペンタナール 4.0gより、
標記化合物 1.92gが得られた(収率36%) 1H−NMR(89.55MHz, δppm、CDCl3):1.10
-1.85(6H,m),2.00-2.40(2H,m),2.40-2.70(2H,m),5.20(2
H,s),6.89(2H,d,J=9Hz),7.10(2H,d,J=9Hz),6.90-7.15(2
H,m),7.32(1H,dd,J=1,5Hz) 2) 5−[5−〔4−(2−チエニルメトキシ)フェ
ニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示
化合物番号9−50) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(2−チエニルメトキシ)フェニル〕ペンチリ
デン]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.74gよ
り、標記化合物 1.12gが得られた(収率64
%)。
【0325】1H−NMR(89.55MHz, δppm、CD
Cl3):1.20-2.30(8H,m),2.55(2H,t,J=7Hz),4.26(1H,
dd,J=4,9Hz),5.20(2H,d,J=1Hz),6.89(2H,d,J=9Hz),6.90
-7.15(2H,m),7.10(2H,d,J=9Hz),7.32(1H,dd,J=1,5Hz),
8.50(1H,brs) 3)2−メルカプト−7−〔4−(2−チエニルメトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(2−チエニルメトキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.73gより、
標記化合物 1.3gが無色固体として得られた(収率
80.5%)。
【0326】1H−NMR(89.55MHz, δppm,CD
Cl3):1.20-2.05(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.54(2
H,t,J=7Hz), 3.34(1H,dt,J=7,9Hz), 5.18(2H,d,J=1Hz),
6.80-7.15(2H,m), 6.88(2H,d,J=9Hz), 7.08(2H,d,J=9H
z),7.30(1H,dd,J=1,5Hz), 8.15(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz, δppm,CDCl3):27.
04, 28.55, 31.26, 34.84, 35.06, 40.74, 65.18, 114.
92, 126.03, 126.62,126.73, 129.28, 135.24, 139.57,
156.48, 179.07 実施例46 2−メルカプト−7−〔4−(2−ピリジ
ルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1
−44) 1)5−[5−〔4−(2−ピリジルメトキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化
合物番号9−44) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 2.3gと塩化2−ピコリル塩酸塩 1.3gを
反応させることにより、標記化合物 1.29gが黄色
固体として得られた(収率43%)。
【0327】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.18-1.76(6H,m), 1.76-2.28(2H,m), 2.54(2
H,t,J=7Hz), 4.23(1H,dd,J=4Hz,J=8Hz), 5.22(2H,s),
6.90(2H,psd,J=9Hz), 7.0-7.35(2H,m), 7.56(1H,psd,J=
8Hz),7.66(1H,m), 8.60(1H,m) 2)2−メルカプト−7−〔4−(2−ピリジルメトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(2−ピリジルメトキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.2gより標記
化合物 0.97gが無色固体として得られた(収率8
8%)。
【0328】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD3
OD):1.18-1.96(8H,m), 2.55(2H,t,J=7Hz), 3.37(1
H,t,J=7Hz), 5.13(2H,s), 6.91(2H,psd,J=9Hz), 7.10(2
H,psd,J=9Hz), 7.36(1H,m), 7.57(1H,psd,J=8Hz), 7.86
(1H,m), 8.52(1H,m) 実施例47 2−メルカプト−7−〔4−(3−ピリジ
ルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1
−45) 1)5−[5−〔4−(3−ピリジルメトキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化
合物番号9−45) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 2.5gと塩化3−ピコリル塩酸塩 1.7gよ
り、標記化合物 1.71gが無色固体として得られた
(収率52%)。
【0329】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.18-1.76(6H,m), 1.76-2.28(2H,m), 2.55(2H,
t,J=7Hz), 4.23(1H,dd,J=4Hz,J=8Hz), 5.06(2H,s), 6.8
9(2H,psd,J=9Hz), 7.07(2H,psd,J=9Hz), 7.40(1H,dd,J=
5Hz,J=8Hz), 7.81(1H,dt,J=8Hz,J=2Hz), 8.59(1H,dd,J=
2Hz,J=5Hz), 8.70(1H,d,J=2Hz) 2)2−メルカプト−7−〔4−(3−ピリジルメトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(3−ピリジルメトキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.6gより、標
記化合物 1.1gが無色固体として得られた(収率8
0%)。
【0330】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.15-2.20(8H,m), 2.55(2H,t,J=7Hz), 3.36(1H,
t,J=7Hz), 5.07(2H,s), 6.89(2H,psd,J=9Hz), 7.07(2H,
psd,J=9Hz), 7.40(1H,dd,J=5Hz,J=8Hz), 7.87(1H,dt,J=
8Hz,J=2Hz), 8.59(1H,dd,J=2Hz,J=5Hz), 8.70(1H,d,J=2
Hz) 実施例48 2−メルカプト−7−〔4−(4−ピリジ
ルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1
−46) 1)5−[5−〔4−(4−ピリジルメトキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化
合物番号9−46) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 1.8gと塩化4−ピコリル塩酸塩 1.2gと
反応させることにより、標記化合物 1.31gが無色
固体として得られた(収率52%)。
【0331】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.23-1.78(6H,m), 1.78-2.28(2H,m), 2.55(2H,
t,J=7Hz), 4.22(1H,dd,J=4Hz,J=8Hz), 5.10(2H,s), 6.8
7(2H,psd,J=9Hz), 7.08(2,psd,J=9Hz), 7.43(2H,psd,J=
6Hz), 8.56(2H,psd,J=6Hz) 2)2−メルカプト−7−〔4−(4−ピリジルメトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(4−ピリジルメトキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.2gより、標
記化合物 0.9gが無色固体として得られた(収率8
0%)。
【0332】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.18-2.16(8H,m), 2.55(2H,t,J=7Hz), 3.36(1H,
t,J=7Hz), 5.09(2H,s), 6.86(2H,psd,J=9Hz), 7.04(2,p
sd,J=9Hz), 7.44(2H,psd,J=6Hz), 8.63(2H,psd,J=6Hz) 実施例49 2−メルカプト−7−〔4−(2−ピリジ
ルエトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1
−70) 1)5−[5−〔4−(2−ピリジルエトキシ)フェニ
ル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして5−〔4−(2−ピリジル
エトキシ)フェニル〕ペンタナール 5.0gより、標
記化合物 2.6gが黄色固体として得られた(収率3
9%)。
【0333】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.41-1.87(4H,m), 2.23(2H,m), 2.55(2H,t,J=7H
z), 3.29(2H,t,J=7Hz), 4.33(2H,t,J=7Hz), 6.83(2H,ps
d,J=9Hz), 6.85-7.38(5H,m), 7.62(1H,m), 8.57(1H,m) 2)5−[5−〔4−(2−ピリジルエトキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化
合物番号9−70) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(2−ピリジルエトキシ)フェニル〕ペンチリ
デン]チアゾリジン−2,4−ジオン 2.5gより、
標記化合物 2.2gが無色油状物で得られた(収率8
8%)。
【0334】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3−CD3OD):1.18-1.74(6H,m), 1.74-2.23(2H,
m), 2.53(2H,t,J=7), 3.28(2H,t,J=7), 4.29(3H,m), 6.
79(2H,psd,J=9), 7.02(2H,psd,J=9), 7.11-7.35(2H,m),
7.66(1H,m), 8.59(1H,m) 3) 2−メルカプト−7−〔4−(2−ピリジルエト
キシ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(2−ピリジルエトキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 2.0gより、標
記化合物 1.4gが無色油状物として得られた(収率
75%)。
【0335】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.18-2.16(8H,m), 2.50(2H,t,J=7Hz), 3.30(3H,
m), 4.29(2H,t,J=7Hz), 6.79(2H,psd,J=9Hz), 7.02(2H,
psd,J=9Hz), 7.11-7.42(2H,m), 7.71(1H,m), 8.62(1H,
m) 実施例50 2−メルカプト−7−〔4−(2−チエニ
ルエトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1
−52) 1)5−[5−〔4−(2−チエニルエトキシ)フェニ
ル〕ペンチリデン]チアゾリン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(2−チエニ
ルエトキシ)フェニル〕ペンタナール 4.7gより、
標記化合物 3.7gが黄色固体として得られた(収率
58%)。
【0336】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.75(4H,m), 2.02-2.40(2H,m), 2.40-2.80
(2H,m), 3.29(2H,t,J=7Hz), 4.16(2H,t,J=7Hz), 6.7-7.
31(8H,m) 2)5−[5−〔4−(2−チエニルエトキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリン−2,4−ジオン(例示化合
物番号9−52) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(2−チエニルエトキシ)フェニル〕ペンチリ
デン]チアゾリン−2,4−ジオン 2.5gより、標
記化合物 1.8gが微黄色あめ状物として得られた
(収率72%)。
【0337】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-1.70(6H,m), 1.75-2.28(2H,m), 2.54(2H,
t,J=7Hz), 3.29(2H,t,J=7Hz), 4.17(3H,m), 6.70-7.21
(7H,m) 3)2−メルカプト−7−〔4−(2−チエニルエトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(2−チエニルエトキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリン−2,4−ジオン 1.4gより、標記
化合物 1.0gが微黄色あめ状物として得られた(収
率77%)。
【0338】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.18-2.05(8H,m), 2.07(1H,d,J=9Hz), 2.54(2H,
t,J=7Hz), 3.37(3H,m), 4.17(2H,t,J=7Hz), 6.75-7.28
(7H,m) 実施例51 2−メルカプト−7−〔4−(1−フェノ
キシエチル)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号1
−31) 1)5−[5−〔4−(1−フェノキシエチル)フェニ
ル〕ペンチリデン]チアゾリン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(1−フェノ
キシエチル)フェニル〕ペンタナール 2.71gよ
り、標記化合物 2.82gが得られた(収率77
%)。
【0339】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-2.30(6H,m), 1.60(3H,d,J=7Hz), 2.57(2H,
t,J=7Hz), 5.28(1H,q,J=7Hz), 5.28(1H,q,J=7Hz), 6.70
-7.40(10H,m) 2)5−[5−〔4−(1−フェノキシエチル)フェニ
ル〕ペンチリデン]チアゾリン−2,4−ジオン(例示
化合物番号9−31) 実施例3の2)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(1−フェノキシエチル)フェニル〕ペンチリ
デン]チアゾリン−2,4−ジオン 2.82gより、
標記化合物 1.82gが得られた(収率64%)。
【0340】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-2.30(8H,m), 1.60(3H,d,J=7Hz), 2.57(2H,
t,J=7Hz), 4.23(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.28(1H,q,J=7H
z), 6.70-7.00(3H,m), 700-7.40(6H,m) 3)2−メルカプト−7−〔4−(1−フェノキシエチ
ル)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(1−フェノキシエチル)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリン−2,4−ジオン 1.5gより、標記
化合物 1.0gが無色固体として得られた(収率59
%)。
【0341】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-2.05(8H,m), 1.61(3H,d,J=7Hz), 2.07(1H,
d,J=9Hz), 2.57(2H,t,J=7Hz), 3.34(1H,dt,J=7Hz,J=9H
z), 5.28(1H,q,J=7Hz), 6.70-7.00(3H,m), 7.00-7.40(6
H,m) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):24.3
3, 27.04, 28.66, 30.99, 35.06, 35.43, 40.69, 75.8
0, 115.95, 120.55,125 実施例52 2−メルカプト−7−(2−キノリル)ヘ
プタン酸(例示化合物番号4−3) 1)2−アセチルチオ−7−(2−キノリル)ヘプタン
酸メチルエステル(例示化合物番号4−19のメチルエ
ステル) 実施例42の1)と同様にして、7−(2−キノリル)
ヘプタン酸 3.59gより、標記化合物 1.5gが
無色油状物として得られた(収率32%)。
【0342】1H−NMR(89.55MHz,δppm, CDC
3):1.30-2.05(8H, m), 2.34(3H, s), 2.97(2H, t,
J=8Hz), 3.71(3H, s), 4.19(1H,t, J=7Hz), 7.27(1H,
d, J=8Hz), 7.35-7.85(3H, m), 8.03(1H, d, J=8Hz),
8.06(1H, d, J=8Hz) 2)2−メルカプト−7−(2−キノリル)ヘプタン酸 実施例42の2)と同様にして、1)で得られた2−ア
セチルチオ−7−(2−キノリル)ヘプタン酸メチルエ
ステル 1.5gより標記化合物 0.96gが微黄色
油状物として得られた(収率76%)。
【0343】1H−NMR(89.55MHz,δppm, CDC
3):1.30-2.15(8H, m), 3.06(2H, t, J=8Hz), 3.42
(1H, t, J=7Hz), 7.35(1H, d, J=8Hz), 7.40-7.90(3H,
m), 8.18(1H, d, J=8Hz), 8.28(1H, d, J=8Hz), 9.05(1
H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,CDCl3):27.09, 28.93,
29.96, 35.87,37.49, 41.77, 121.69, 126.40, 126.84,
127.49,130.41, 138.11,145.91, 162.60, 176.35 実施例53 2−メルカプト−7−〔4−(3−チエニ
ルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(化合物整理番号1
−51) 1)5−[5−〔4−(3−チエニルメトキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリ ジン−2,4−ジオン(化合物
整理番号9−51) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 2.0gと3−クロロメチルチオフェン1.05
gを反応させることにより、標記化合物 1.57gが
微黄色固体として得られた(収率58%)。
【0344】1H−NMR(89.55MHz,δppm, CDC
3−CD3OD):1.20-2.30(8H,m), 2.55(2H,t,J=7H
z), 4.26(1H,dd,J=4Hz,9Hz), 5.04(2H,s), 6.89(2H,d,J
=9Hz), 7.10(2H,d,J=9Hz), 7.05-7.40(3H,m), 8.50(1H,
brs) 2)2−メルカプト−7−〔4−(3−チエニルメトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(3−チエニルメトキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.57gより、
標記化合物 1.05gが無色固体として得られた(収
率77%)。
【0345】1H−NMR(89.55MHz,δppm, CDC
3):1.20-2.05(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.55(2H,
t,J=7Hz), 3.34(1H,dt,J=7Hz,9Hz), 5.04(2H,s), 6.87
(2H,d,J=9Hz), 7.08(2H,d,J=9Hz), 7.10-7.40(3H,m),
7.80(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm, CDCl3):27.0
4, 28.55, 31.26, 34.84, 35.06, 40.74, 65.78, 114.7
0, 122.93, 126.13,127.00, 129.22, 134.96, 138.21,
156.80, 178.95 実施例54 7−(4−ベンジルオキシメチルフェニ
ル)−2−メルカプトヘプタン酸(化合物整理番号1−
32) 1)5−〔5−(4−ベンジルオキシメチルフェニル)
ペンチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−ベンジルオキシメチ
ルフェニルペンタナール 3.36gより、標記化合物
1.88gが得られた(収率41%)。 2)5−〔5−(4−ベンジルオキシメチルフェニル)
ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(化合物整理
番号9−32) 実施例3の2)と同様にして、2)で得られた5−〔5
−(4−ベンジルオキシメチルフェニル)ペンチリデ
ン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 1.85gより、
標記化合物 1.34gが得られた(収率72%)。
【0346】1H−NMR(89.55MHz,δppm、CDC
3):1.15-2.25(8H,m), 2.61(2H,t,J=7Hz), 4.22(1H,
dd,J=9Hz,5Hz), 4.51(2H,s), 4.56(2H,s), 7.14(2H,d,J
=9Hz), 7.31(2H,d,J=9Hz), 7.34(5H,s) 3)7−(4−ベンジルオキシメチルフェニル)−2−
メルカプトヘプタン酸実施例3の3)と同様にして、
2)で得られた5−〔5−(4−ベンジルオキシメチル
フェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン
1.32gより、標記化合物 0.92gが得られた
(収率75%)。
【0347】1H−NMR(89.55MHz,δppm、CDC
3):1.20-2.05(8H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.60(2H,
t,J=8Hz), 3.32H,dt,J=9Hz,J=7Hz), 4.52(2H,s), 4.55
(2H,s), 7.13(2H,d,J=8Hz), 7.28(2H,d,J=8Hz), 7.33(5
H,s) 実施例55 7−〔4−(2−フリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−メルカプトヘプタン酸(化合物整理番号1−
54) 1)5−[5−〔4−(2−フリルメトキシ)フェニ
ル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 1)実施例3の1)と同様にして、2−(フラニルメト
キシフェニル)ペンタナール 3.7gより、標記化合
物 1.74gが得られた(収率34%)。 2)5−[5−〔4−(2−フリルメトキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(化合物
整理番号9−54) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔5
−(2−フラニルメトキシフェニル)ペンチリデン〕チ
アゾリジン−2,4−ジオン 1.72gより、標記化
合物 0.8gが得られた(収率46%)。
【0348】1H−NMR(89.55MHz,δppm、CDC
3):1.20-1.88(6H,m), 1.88-2.35(2H,m), 2.56(2H,
t,J=7Hz), 4.28(1H,dd,J=8Hz,5Hz), 4.99(2H,s), 6.40
(1H,m), 6.89(2H,d,J=9Hz), 7.10(2H,d,J=9Hz), 7.45(1
H,m) 3)7−〔4−(2−フラニルメトキシ)フェニル〕−
2−メルカプトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(2−フラニルメトキシ)フェニル〕ペンチ
ル]−2,4−チアゾリジンジオン 1.78gより、
標記化合物 0.5gが得られた(収率73%)。
【0349】1H−NMR(89.55MHz,δppm、CDC
3):1.15-2.10(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.56(2H,
t,J=7Hz), 3.33(1H,dt,J=9Hz,J=7Hz), 4.97(2H,s), 6.4
0(2H,m), 6.89(2H,d,J=9Hz), 7.10(2H,d,J=9Hz), 7.45
(1H,m) 実施例56 7−〔4−(2−フェネチル)フェニル〕
−2−メルカプトヘプタン酸(化合物整理番号1−3
3) 1)5−[5−〔4−(2−フェネチル)フェニル〕ペ
ンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(2−フェネ
チル)フェニル〕ペンタナール 2.7gより標記化合
物 2.51gが得られた(収率68%)。 2)5−[5−〔4−(2−フェネチル)フェニル〕ペ
ンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(化合物整理番
号9−33) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(2−フェネチル)フェニル〕ペンチリデン]
チアゾリジン−2,4−ジオン 2.4gより標記化合
物 1.46gが得られた(収率61%)。
【0350】1H−NMR(89.55MHz,δppm、CDC
3):1.20-2.35(8H,m), 2.58(2H,t,J=7Hz), 2.89(4H,
s), 4.24(1H,dd,J=9Hz,J=5Hz),7.00-7.32(9H,m) 3)7−〔4−(2−フェネチル)フェニル〕−2−メ
ルカプトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5-[5−
〔4−(2−フェネチル)フェニル〕ペンチル]チアゾ
リジン−2,4−ジオンより、標記化合物が得られた。
【0351】1H−NMR(89.55MHz,δppm、CDC
3):1.15-2.02(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.58(2H,
t,J=8Hz), 2.89(4H,s), 3.32(1H,dt,J=9Hz,J=7Hz), 7.0
4-7.35(9H,m) 13C−NMR(22.49MHz,δppm、CDCl3):27.
0, 28.6, 31.1, 35.0, 35.3, 37.5, 37.9, 40.7, 125.
8, 128.3, 139.1, 139.9, 141.9, 179.3 実施例57 7−〔4−(1−ヒドロキシ−2−フェネ
チル)フェニル〕−2−メルカプトヘプタン酸(例示化
合物番号1−34) 1)5−[5−[4−〔1−(t−ブチルジメチルシリ
ル)オキシ−2−フェネチル〕フェニル]ペンチル]チア
ゾリジン−2,4−ジオン 5−[4−〔1−(t−ブチルジメチルシリル)オキシ−
2−フェネチル〕フェニル]ペンタナール 6.0gよ
り、実施例3の1)と同様にして5−[5−[4−〔1
−(t−ブチルジメチルシリル)オキシ−2−フェネチ
ル〕フェニル]ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−
ジオン 6.31gが得られた(収率84%)。この化
合物5.83gより実施例3の2)と同様にして標記化
合物 4.8gが得られた(収率82%)。 2) 5−[5−〔4−(1−ヒドロキシ−2−フェネ
チル)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジ
オン(例示化合物番号9−34) 上記1)で得られた化合物2.5gに1Mテトラブチル
アンモニウムフルオリド(TBAF)THF溶液を20
mlを加え、室温で24時間攪拌した。反応液を水で希釈
し、酢酸エチル抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去
し、残分をカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン
−酢酸エチル(5:1)で溶出する部分より、標記化合
物 1.52gが得られた(収率79%)。
【0352】1H−NMR(89.55MHz,δppm、CDC
3):1.20-2.35(8H,m), 2.61(2H,t,J=7Hz), 3.01(2H
d,J=7Hz), 4.22(1H,dd,J=9Hz,J=5Hz), 4.88(1H,t,J=7H
z), 7.08-7.36(9H,m) 3) 7−〔4−(1−ヒドロキシ−2−フェネチル)フ
ェニル〕−2−メルカプトヘプタン酸 2)で得られた5−[5−〔4−(1−ヒドロキシ−2
−フェネチル)フェニル]ペンチル]チアゾリジン−
2,4−ジオン 1.2gより実施例3の3)と同様に
して標記化合物 0.85gが得られた(収率76%)。
【0353】1H−NMR(89.55MHz,δppm、CDC
3):1.20-2.00(8H,m), 2.07(1H,d,J=9Hz), 2.60(2H,
t,J=8Hz), 3.02(2H,d,J=7Hz), 3.30(1H,dt,J=9Hz,J=7H
z), 4.86(1H,t,J=7Hz), 5.15(2H,bs), 7.08-7.40(9H,m) 実施例58 7−(4−フェニルアセチルフェニル)−
2−メルカプトヘプタン酸(化合物整理番号1−35) 1) 5−〔5−(4−フェニルアセチルフェニル)ペン
チル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号
9−35) 実施例57の2)で得られた5−[5−〔4−(1−ヒ
ドロキシ−2−フェネチル)フェニル〕ペンチル]チア
ゾリジン−2,4−ジオン 0.8gを塩化メチレン
10mlに溶解し、PCC 0.6gを加え、室温で1時
間攪拌した。反応液をセライトを通してろ過し、減圧下
で溶媒を留去後、残分をカラムクロマトグラフィーに付
すると、ヘキサン−酢酸エチル(5:1)で溶出する部
分より標記化合物 0.49gが得られた(収率62
%)。
【0354】1H−NMR(89.55MHz,δppm、CDC
3):1.20-2.35(8H,m), 2.67(2H,t,J=8Hz), 4.24(1H,
dd,J=9Hz,J=5Hz), 4.28(2H,s),7.23(2H,d,J=9Hz), 7.29
(5H,s), 7.95(2H,d,J=9Hz) 2)7−(4−フェニルアセチルフェニル)−2−メルカ
プトヘプタン酸 上記1)で得られた5−〔5−(4−フェニルアセチル
フェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン
0.46gより、実施例3の3)と同様にして標記化合
物 0.28gが得られた(収率65%)。
【0355】1H−NMR(89.55MHz,δppm、CDC
3):1.20-2.00(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.65(2H,
t,J=8Hz), 3.30(1H,dt,J=9Hz,J=7Hz), 4.26(2H,s), 7.2
3(2H,d,J=9Hz), 7.29(5H,s), 7.93(2H,d,J=9Hz) 実施例59 7−〔4−(3,5−ジメチル−4−イソ
オキサゾリルメトキシ)フェニル〕−2−メルカプトヘ
プタン酸(例示化合物番号1−69) 1)5−[5−〔4−(3,5−ジメチル−4−イソオ
キサゾリルメトキシ)フ ェニル〕ペンチル]チアゾリジ
ン−2,4−ジオン(例示化合物番号9−69) 実施例44の1)と同様にして5−〔5−(4−ヒドロ
キシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオ
ン 2.0gと4−クロロメチル−3,5−ジメチルイ
ソオキサゾ−ル 1.15gを反応させることにより、
標記化合物 2.46gが微黄色油状物として得られた
(収率88%)。
【0356】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-2.30(8H,m), 2.28(3H,s), 2.39(3H,s), 2.
57(2H,t,J=7Hz), 4.26(1H,dd,J=5Hz,8Hz), 4.76(2H,s),
6.85(2H,d,J=9Hz), 7.10(2H,d,J=9Hz), 8.55(1H,brs) 2)7−〔4−(3,5−ジメチル−4−イソオキサゾ
リルメトキシ)フェニル〕−2−メルカプトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして1)で得られた5−[5−
〔4−(3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリルメト
キシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジ
オン 2.32gより、標記化合物 0.92gが無色
油状物として得られた(収率42%)。
【0357】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-2.05(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.28(3H,
s), 2.39(3H,s), 2.57(2H,t,J=7Hz), 3.34(1H,dt,J=7H
z,9Hz), 4.76(2H,s), 6.85(2H,d,J=9Hz), 7.10(2H,d,J=
9Hz), 7.65(1H,brs) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):10.0
8, 11.11, 27.04, 28.55, 31.26, 34.84, 35.11, 40.7
4, 59.65, 110.47, 114.86, 129.38, 135.56, 156.41,
159.78, 167.42, 178.20 実施例60 2−メルカプト−7−〔4−(2−チアゾ
リルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号
1−87) 1)5−[5−〔4−(2−チアゾリルメトキシ)フェ
ニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示
化合物番号9−99) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 2gと2−チアゾリルメチルメタンスルフォネー
ト 1.1gより5−[5−〔4−(2−チアゾリルメ
トキシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−
ジオン 1.4gが黄色固体として得られた(収率65
%)。
【0358】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.23-1.78(6H,m), 1.78-2.28(2H,m), 2.55(2
H,t,J=7Hz), 4.25(1H,dd,J=5Hz,J=8Hz), 5.37(2H,s),
6.90(2H,d,J=9Hz), 7.08(2H,d,J=9Hz), 7.36(1H,d,J=3H
z), 7.80(1H,d,J=3Hz) 2)2−メルカプト−7−〔4−(2−チアゾリルメト
キシ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(2−チアゾリルメトキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.3gより2−
メルカプト−7−〔4−(2−チアゾリルメトキシ)フ
ェニル〕ヘプタン酸 0.89gが黄色固体として得ら
れた(収率73%)。
【0359】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.23-1.98(8H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.55(2H,
t,J=7Hz), 3.38(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.37(2H,s), 6.9
0(2H,d,J=9Hz), 7.08(2H,d,J=9Hz), 7.36(1H,d,J=3Hz),
7.80(1H,d,J=3Hz) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
20, 28.64, 31.31, 34.91, 35.31, 40.99, 67.20, 114.
69, 119.71, 129.23,135.66, 141.86, 155.67, 167.89,
177.47 実施例61 2−メルカプト−7−〔4−(3−メトキ
シベンジルオキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物
番号1−90) 1)5−[5−〔4−(3−メトキシベンジルオキシ)
フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
(例示化合物番号9−22) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 1.5gと3−メトキシベンジルメシレ−ト
1.28gを反応させることにより5−[5−〔4−
(3−メトキシベンジルオキシ)フェニル〕ペンチル]
チアゾリジン−2,4−ジオン 1.54gが微黄色固
体として得られた(収率72%)。
【0360】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-2.30(8H, m), 2.55(2H, t, J=7Hz), 3.81
(3H, s), 4.26(1H, dd, J=4Hz, J=9Hz), 5.00(3H, s),
6.85(2H, d, J=9Hz), 7.10(2H, d, J=9Hz), 6.80-7.40
(4H, m), 8.60(1H, brs) 2)2−メルカプト−7−〔4−(3−メトキシベンジ
ルオキシ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(3−メトキシベンジルオキシ)フェニル〕ペ
ンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.54gよ
り2−メルカプト−7−〔4−(3−メトキシベンジル
オキシ)フェニル〕ヘプタン酸 0.84gが無色油状
物として得られた(収率58%)。
【0361】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.20-2.05(8H, m), 2.08(1H, d, J=9Hz), 2.5
4(2H, t, J=7Hz), 3.34(1H, dt, J=7Hz, J=9Hz), 3.81
(3H, s), 5.00(2H, s), 6.85(2H, d, J=9Hz), 7.10(2H,
d,J=9Hz), 6.80-7.40(4H, m) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.0
4, 28.55, 31.26, 34.84, 35.06, 40.69, 55.21, 70.0
0, 112.86, 113.46,114.76, 119.63, 129.22, 129.55,
134.86, 138.86, 156.91, 159.83, 178.80 実施例62 6−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチル
オキシ)−2−メルカプトヘキサン酸(例示化合物番号
6−13) 1)5−〔4−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチルオ
キシ)ブチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−(6−ベンジルオキ
シ−2−ナフチルオキシ)ブタナ−ル 2.0gより5
−〔4−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチルオキシ)
ブチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 1.01
gが得られた(収率39%)。 1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDCl3):1.50-
2.25(4H,m), 4.10(2H,t,J=6Hz), 5.16(2H,s), 6.90-7.7
5(12H,m) 2)5−〔4−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチルオ
キシ)ブチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化
合物番号14−13) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔4
−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチルオキシ)ブチリ
デン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 1.01gよ
り、5−〔4−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチルオ
キシ)ブチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン 0.8
gが無色固体として得られた(収率79%)。
【0362】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.50-2.30(6H,m), 4.10(2H,t,J=6Hz), 4.25(1H,
dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.16(2H,s),7.05-7.75(11H,m) 3)6−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチルオキシ)
−2−メルカプトヘキサン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔4
−(6−ベンジルオキシ−2−ナフチルオキシ)ブチ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオン 0.7gより6−
(6−ベンジルオキシ−2−ナフチルオキシ)−2−メ
ルカプトヘキサン酸 0.22gが無色固体として得ら
れた(収率33%)。
【0363】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.30-2.00(6H,m), 2.14(1H,d,J=9Hz), 3.38(1
H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 4.10(2H,t,J=6Hz),5.16(2H,s), 6.
90-7.60(11H,m) 実施例63 2−メルカプト−7−(4−フェナシルオ
キシフェニル)ヘプタン酸(例示化合物番号1−94) 1)5−〔5−(4−フェナシルオキシフェニル)ペン
チル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号
9−88) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 2.0gと臭化フェナシル 1.57gを反応さ
せることにより5−〔5−(4−フェナシルオキシフェ
ニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン 1.
77gが微黄色油状物として得られた(収率62%)。
【0364】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.20-2.30(8H,m), 2.55(2H,t,J=7Hz), 4.26(1
H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.25(2H,s),6.85(2H,d,J=9Hz), 7.
10(2H,d,J=9Hz), 7.40-7.75(3H,m), 7.90-8.10(2H,m),
8.60(1H,brs) 2)2−メルカプト−7−(4−フェナシルオキシフェ
ニル)ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−〔5
−(4−フェナシルオキシフェニル)ペンチル〕チアゾ
リジン−2,4−ジオン 1.77gより2−メルカプ
ト−7−〔4−(3−メトキシベンジルオキシ)フェニ
ル〕ヘプタン酸0.83gが無色油状物として得られた
(収率50%)。
【0365】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.20-2.05(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.54(2
H,t,J=7Hz), 3.34(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.24(2H,s),
6.85(2H,d,J=9Hz), 7.10(2H,d,J=9Hz), 7.40-7.75(3H,
m), 7.90-8.10(2H,m) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
04, 28.50, 31.15, 34.84, 35.06, 40.69, 71.09, 114.
70, 128.14, 128.79,129.33, 133.77, 134.69, 135.61,
156.15, 178.58, 194.84 実施例64 2−メルカプト−7−〔4−(4−ピリミ
ジニルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番
号1−48) 1)5−[5−〔4−(4−ピリミジニルメトキシ)フ
ェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例
示化合物番号9−48) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 1.3gと4−クロロメチルピリミジン0.6g
を反応させることにより5−[5−〔4−(4−ピリミ
ジニルメトキシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−
2,4−ジオン 1.19gが無色固体として得られた
(収率69%)。
【0366】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.20-2.30(8H,m), 2.57(2H,t,J=7Hz), 4.26(1
H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.16(2H,s),6.88(2H,d,J=9Hz), 7.
12(2H,d,J=9Hz), 7.65(1H,dd,J=1Hz,J=5Hz), 8.75(1H,
d,J=5Hz), 9.16(1H,d,J=1Hz) 2)2−メルカプト−7−〔4−(4−ピリミジニルメ
トキシ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(4−ピリミジニルメトキシ)フェニル〕ペン
チル]チアゾリジン−2,4−ジオン 0.67gより
2−メルカプト−7−〔4−(4−ピリミジニルメトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸 0.39gが無色固体とし
て得られた(収率62%)。
【0367】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3−CD3OD):1.20-2.05(8H,m), 2.56(2H,t,J=7
Hz), 3.30(1H,t,J=7Hz), 5.16(2H,s), 6.88(2H,d,J=9H
z), 7.12(2H,d,J=9Hz), 7.65(1H,dd,J=1Hz,J=5Hz), 8.7
5(1H,d,J=5Hz),9.16(1H,d,J=1Hz) 13C−NMR(22.49MHz, δppm,CDCl3−CD3
OD):27.14, 28.66, 31.37, 34.89, 35.49, 41.02,
69.30, 114.65, 118.60, 129.60,135.99, 155.93, 157.
50, 158.04, 166.98, 175.76 実施例65 2−メルカプト−7−〔4−(2−ヒドロ
キシ−2−フェネチルオキシ)フェニル〕ヘプタン酸
(例示化合物番号1−97) 実施例63の2)で得た2−メルカプト−7−(4−フ
ェナシルオキシフェニル)ヘプタン酸 60mgをエタ
ノール 5mlに溶解し、氷冷下、水素化ホウ素ナトリ
ウム 7mgを少量ずつ加え、30分間撹拌した。反応
液の溶媒を留去後、希塩酸を加え酢酸エチルで抽出し、
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去
後、残分はシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、1%メタノール−クロロホルムの流分より、2−メ
ルカプト−7−〔4−(2−ヒドロキシ−2−フェネチ
ルオキシ)フェニル〕ヘプタン酸 56mgが無色油状
物として得られた(収率93%)。
【0368】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.20-2.05(8H,m), 2.06(1H,d,J=9Hz), 2.54(2
H,t,J=7Hz), 3.30(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.85-4.15(2H,
m), 5.10(1H,dd,J=4Hz,J=8Hz), 6.85(2H,d,J=9Hz), 7.1
0(2H,d,J=9Hz), 7.20-7.50(5H,m) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):27.
04, 28.50, 31.21, 34.78, 35.06, 40.69, 72.60, 73.4
1, 114.54, 126.24,128.08, 128.46, 129.28, 135.24,
139.62, 156.48, 178.80 実施例66 6−(3−ベンジルオキシフェノキシ)−
2−メルカプトヘキサン酸(例示化合物番号5−14) 1)5−〔4−(3−ベンジルオキシフェノキシ)ブチ
リデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−(3−ベンジルオキ
シフェノキシ)ブタナ−ル 2.5gより5−〔4−
(3−ベンジルオキシフェノキシ)ブチリデン〕チアゾ
リジン−2,4−ジオン 2.0gが得られた(収率5
9%)。
【0369】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.40-2.55(4H,m), 3.95(2H,t,J=6Hz), 5.05(2
H,s), 6.40-6.60(3H,m), 6.95-7.50(7H,m) 2)5−〔4−(3−ベンジルオキシフェノキシ)ブチ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号1
3−14) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔4
−(3−ベンジルオキシフェノキシ)ブチリデン〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン 2.0gより、5−〔4−
(3−ベンジルオキシフェノキシ)ブチル〕チアゾリジ
ン−2,4−ジオン 1.1gが無色固体として得られ
た(収率55%)。
【0370】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.40-2.05(6H,m), 3.95(2H,t,J=6Hz), 4.30(1
H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.05(2H,s),6.40-6.60(3H,m), 7.0
5-7.50(6H,m), 8.35(1H,brs) 3)6−(3−ベンジルオキシフェノキシ)−2−メル
カプトヘキサン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔4
−(3−ベンジルオキシフェノキシ)ブチル〕チアゾリ
ジン−2,4−ジオン 0.8gより6−(3−ベンジ
ルオキシフェノキシ)−2−メルカプトヘキサン酸
0.45gが無色固体として得られた(収率60%)。
【0371】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.45-2.05(6H,m), 2.15(1H,d,J=9Hz), 3.34(1
H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.95(2H,t,J=6Hz), 5.05(2H,s),
6.40-6.70(3H,m), 7.05-7.55(6H,m) 実施例67 6−(4−ベンジルオキシ−2−メチルフ
ェノキシ)−2−メルカプトヘキサン酸(例示化合物番
号5−65) 1)5−〔4−(4−ベンジルオキシ−2−メチルフェ
ノキシ)ブチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−(4−ベンジルオキ
シ−2−メチルフェノキシ)ブタナ−ル 1.9gより
5−〔4−(4−ベンジルオキシ−2−メチルフェノキ
シ)ブチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 1.
8gが得られた(収率70%)。
【0372】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.70-2.55(4H,m), 2.20(3H,s), 3.95(2H,t,J=
6Hz), 5.00(2H,s), 6.60-6.90(3H,m), 7.11(1H,t,J=8H
z), 7.20-7.55(5H,m), 8.95(1H,brs) 2)5−〔4−(4−ベンジルオキシ−2−メチルフェ
ノキシ)ブチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示
化合物番号13−54) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔4
−(4−ベンジルオキシ−2−メチルフェノキシ)ブチ
リデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 1.8gよ
り、5−〔4−(4−ベンジルオキシ−2−メチルフェ
ノキシ)ブチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン 0.
94gが得られた(収率52%)。
【0373】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.45-2.25(6H,m), 2.20(3H,s), 3.95(2H,t,J=
6Hz), 4.26(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz),5.00(2H,s), 6.60-6.9
0(3H,m), 7.20-7.55(5H,m), 8.55(1H,brs) 3)6−(4−ベンジルオキシ−2−メチルフェノキ
シ)−2−メルカプトヘキサン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔4
−(4−ベンジルオキシ−2−メチルフェノキシ)ブチ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオン 0.94gより6
−(4−ベンジルオキシ−2−メチルフェノキシ)−2
−メルカプトヘキサン酸 0.51gが得られた(収率
58%)。
【0374】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.45-2.05(6H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.20(3
H,s), 3.36(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz),3.93(2H,t,J=6Hz), 5.
00(2H,s), 6.60-6.85(3H,m), 7.20-7.55(5H,m) 実施例68 6−(4−ベンジルオキシ−3−メチルフ
ェノキシ)−2−メルカプトヘキサン酸(例示化合物番
号5−67) 1)5−〔4−(4−ベンジルオキシ−3−メチルフェ
ノキシ)ブチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、4−(4−ベンジルオキ
シ−3−メチルフェノキシ)ブタナ−ル 1.0gより
5−〔4−(4−ベンジルオキシ−3−メチルフェノキ
シ)ブチリデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 0.
92gが得られた(収率80%)。
【0375】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.70-2.60(4H,m), 2.24(3H,s), 3.95(2H,t,J=
6Hz), 5.03(2H,s), 6.60-6.90(3H,m), 7.10(1H,t,J=8H
z), 7.20-7.55(5H,m) , 9.30(1H,brs) 2)5−〔4−(4−ベンジルオキシ−3−メチルフェ
ノキシ)ブチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示
化合物番号13−55) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔4
−(4−ベンジルオキシ−3−メチルフェノキシ)ブチ
リデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 0.8gよ
り、5−〔4−(4−ベンジルオキシ−3−メチルフェ
ノキシ)ブチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン 0.
5gが得られた(収率62%)。
【0376】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CD
Cl3):1.45-2.25(6H,m), 2.24(3H,s), 3.95(2H,t,J=
6Hz), 4.27(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz),5.03(2H,s), 6.60-6.9
0(3H,m), 7.20-7.55(5H,m), 8.90(1H,brs) 3)6−(4−ベンジルオキシ−3−メチルフェノキ
シ)−2−メルカプトヘキサン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔4
−(4−ベンジルオキシ−3−メチルフェノキシ)ブチ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオン 0.5gより6−
(4−ベンジルオキシ−3−メチルフェノキシ)−2−
メルカプトヘキサン酸 0.24gが無色固体として得
られた(収率51%)。
【0377】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.45-2.05(6H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.24(3H,
s), 3.36(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz),3.94(2H,t,J=6Hz), 5.03
(2H,s), 6.60-6.85(3H,m), 7.20-7.55(5H,m) 実施例69 2−メルカプト−7−[4−〔2−(2−
チエニル)−2−オキソエトキシ〕フェニル]ヘプタン
(例示化合物番号1−100) 1)5−[5−[4−〔2−(2−チエニル)−2−オ
キソエトキシ〕フェニル]ペンチル]チアゾリジン−
2,4−ジオン(例示化合物番号9−90) 実施例44の1)と同様にして5−〔5−(4−ヒドロ
キシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオ
ン 2.0gと2−(ブロモアセチル)チオフェン
1.6gを反応させることにより、5−[5−[4−
〔2−(2−チエニル)−2−オキソエトキシ〕フェニ
ル]ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.4
6gが無色固体として得られた(収率51%)。
【0378】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-2.30(8H,m), 2.53(2H,t,J=7Hz), 4.23(1H,
dd,J=4Hz,J=8Hz), 5.07(2H,s),6.85(2H,d,J=9Hz), 7.10
(2H,d,J=9Hz), 7.14(1H,dd,J=4Hz,J=5Hz), 7.69(1H,dd,
J=1Hz,J=5Hz), 7.95(1H,dd,J=1Hz,J=4Hz), 9.29(1H,br
s) 2)2−メルカプト−7−[4−〔2−(2−チエニ
ル)−2−オキソエトキシ〕フェニル]ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして1)で得られた5−[5−
[4−〔2−(2−チエニル)−2−オキソエトキシ〕
フェニル]ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
1.38gより、2−メルカプト−7−[4−〔2−
(2−チエニル)−2−オキソエトキシ〕フェニル]ヘ
プタン酸 0.62gが微黄色固体として得られた(収
率48%)。
【0379】1H−NMR(89.55MHz,δppm, CDC
3):1.20-2.05(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.54(2H,
t,J=7Hz), 3.34(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.06(2H,s), 6.8
5(2H,d,J=9Hz), 7.10(2H,d,J=9Hz), 7.14(1H,dd,J=4Hz,
J=5Hz), 7.69(1H,dd,J=1Hz,J=5Hz), 7.95(1H,dd,J=1Hz,
J=4Hz) 13C−NMR(22.49MHz, δppm, CDCl3):27.
04, 28.55, 31.21, 34.84, 35.06, 40.74, 71.74, 114.
65, 128.19, 129.44,133.23, 134.59, 135.83, 140.65,
156.04, 178.85, 188.60 実施例70 2−メルカプト−7−[4−〔2−ヒドロ
キシ−2−(2−チエニル)エトキシ〕フェニル]ヘプ
タン酸(例示化合物番号1−103) 実施例65と同様にして、実施例69の2)で得た2−
メルカプト−7−[4−〔2−(2−チエニル)−2−
オキソエトキシ〕フェニル]ヘプタン酸 70mgより
2−メルカプト−7−[4−〔2−ヒドロキシ−2−
(2−チエニル)エトキシ〕フェニル]ヘプタン酸 4
8mgが無色油状物として得られた(収率68%)。
【0380】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.20-2.05(8H,m), 2.07(1H,d,J=9Hz), 2.54(2H,
t,J=7Hz), 3.30(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 4.00-4.20(2H,
m), 5.35(1H,dd,J=4Hz,J=7Hz), 6.85(2H,d,J=9Hz), 7.1
0(2H,d,J=9Hz), 7.00-7.20(2H,m), 7.28(1H,dd,J=1Hz,J
=5Hz) 13C−NMR(22.49MHz,δppm,CDCl3):26.9
8, 28.50, 31.21, 34.78, 35.00, 40.69, 68.86, 72.9
8, 114.59, 124.67,125.16, 126.73, 129.33, 135.40,
142.93, 156.31, 178.90 実施例71 2−メルカプト−7−〔4−(5−メチル
−2−チエニルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示
化合物番号1−104) 1)5−[5−〔4−(5−メチル−2−チエニルメト
キシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジ
オン(例示化合物番号9−91) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 1.5gと2−クロロメチル−5−メチルチオフ
ェン 1.2gを反応させることにより5−[5−〔4
−(5−メチル−2−チエニルメトキシ)フェニル〕ペ
ンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン1.15gが微
黄色油状物として得られた(収率55%)。
【0381】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.25-1.80(6H,m), 1.80-2.30(2H,m), 2.46(3H,
s), 2.55(2H,t,J=7Hz), 4.26(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.0
9(2H,s), 6.60-6.66(1H,m), 6.82-6.93(3H,m), 7.10(2
H,d,J=9Hz), 8.96(1H,brs) 2)2−メルカプト−7−〔4−(5−メチル−2−チ
エニルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(5−メチル−2−チエニルメトキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン1.13
gより2−メルカプト−7−〔4−(5−メチル−2−
チエニルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸 0.69g
が微黄色固体として得られた(収率65%)。
【0382】1H−NMR(89.55MHz, δppm, CD
Cl3):1.20-1.95(8H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.46(3
H,s), 2.54(2H,t,J=7Hz), 3.34(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz),
5.09(2H,s), 6.60-6.67(1H,m), 6.82-6.98(3H,m), 7.10
(2H,d,J=9Hz) 実施例72 2−メルカプト−7−〔3−(2−チエニ
ルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号5
−66) 1)5−[5−〔3−(2−チエニルメトキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化
合物番号13−56) 実施例44の1)と同様にして5−〔5−(3−ヒドロ
キシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオ
ン 1.15gと2−クロロメチルチオフェン0.6g
を反応させることにより、5−[5−〔3−(2−チエ
ニルメトキシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−
2,4−ジオン 0.7gが微黄色固体として得られた
(収率45%)。
【0383】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.70(6H,m), 1.85-1.95(1H,m), 2.10-2.20
(1H,m), 2.59(2H,t,J=8Hz), 4.26(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz),
5.21(2H,s), 7.00(1H,dd,J=3Hz,J=5Hz), 7.10(1H,dd,J
=1Hz,J=3Hz), 7.32(1H,dd,J=1Hz,J=5Hz), 7.99(1H,brs) 2)2−メルカプト−7−〔3−(2−チエニルメトキ
シ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして1)で得られた5−[5−
〔3−(2−チエニルメトキシ)フェニル〕ペンチル]
チアゾリジン−2,4−ジオン 0.2gより、2−メ
ルカプト−7−〔3−(2−チエニルメトキシ)フェニ
ル〕ヘプタン酸0.125gが微黄色固体として得られ
た(収率67%)。
【0384】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.25-1.55(4H,m), 1.55-1.80(3H,m), 1.85-2.00
(1H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.56(2H,t, J=8Hz), 3.30
(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.18(2H,s), 6.70-6.85(3H,m),
6.98(1H,dd,J=3Hz,J=5Hz), 7.08(1H,dd,J=1Hz,J=3Hz),
7.29(1H,dd,J=1Hz,J=5Hz),7.18(1H,t,J=8Hz) 13C−NMR(100MHz,δppm,CDCl3):27.03,
28.56, 30.89, 34.97, 35.73, 40.74, 64.82, 111.87,
115.18, 121.31,126.00, 126.62, 129.11, 139.25, 14
3.99, 158.15, 179.43 実施例73 2−メルカプト−7−[4−〔2−(5−
メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕
フェニル]ヘプタン酸(例示化合物番号1−105) 1)5−[5−[4−〔2−(5−メチル−2−フェニ
ル−4−オキサゾリル)エトキシ〕フェニル]ペンチリ
デン]チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−[4−〔2−(5−
メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕
フェニル]ペンタナール 5.0gより5−[5−[4
−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
ル)エトキシ〕フェニル]ペンチリデン]チアゾリジン
−2,4−ジオン 4.0gが黄色の固体として得られ
た(収率63%)。
【0385】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.32-1.60(4H,m), 2.22(2H,m), 2.37(3H,s), 2.
51(2H,t,J=7Hz), 2.97(2H,t,J=7Hz), 4.23(1H,t,J=7H
z), 6.82(2H,d,J=9Hz), 7.00-7.08(3H,m), 7.39-7.44(3
H,m), 7.95-7.99(2H,m) 2)5−[5−[4−〔2−(5−メチル−2−フェニ
ル−4−オキサゾリル)エトキシ〕フェニル]ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9
−100) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−[4−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキ
サゾリル)エトキシ〕フェニル]ペンチリデン]チアゾ
リジン−2,4−ジオン 4.0gより、5−[5−
[4−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサ
ゾリル)エトキシ〕フェニル]ペンチル]チアゾリジン
−2,4−ジオン 3.0gが無色固体として得られた
(収率74%)。
【0386】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.32-1.60(6H,m), 1.87(1H,m), 2.12(1H,m), 2.
37(3H,s), 2.51(2H,t,J=7Hz), 2.97(2H,t,J=7Hz), 4.20
-4.25(3H,m), 6.82(2H,d,J=9Hz), 7.05(2H,d,J=9Hz),
7.39-7.44(3H,m), 7.95-7.99(2H,m) 3)2−メルカプト−7−[4−〔2−(5−メチル−
2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕フェニ
ル]ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−[4−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキ
サゾリル)エトキシ〕フェニル]ペンチル]チアゾリジ
ン−2,4−ジオン 2.5gより2−メルカプト−7
−[4−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキ
サゾリル)エトキシ〕フェニル]ヘプタン酸 1.6g
が無色固体として得られた(収率67%)。
【0387】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.22-1.51(4H,m), 1.53-1.61(2H,m), 1.72(1H,
m), 1.92(1H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.37(3H,s), 2.52
(2H,t,J=7Hz), 2.98(2H,t,J=7Hz), 3.31(1H,dt,J=7Hz,J
=9Hz), 4.21(2H,t,J=7Hz), 6.81(2H,d,J=9Hz), 7.04(2
H,d,J=9Hz), 7.39-7.44(3H,m), 7.95-7.99(2H,m) 13C−NMR(100MHz,δppm,CDCl3):10.41,
26.30, 27.23, 28.65, 31.40, 34.93, 35.35, 40.91, 6
6.72, 114.31, 125.90, 127.23, 128.56, 129.07, 129.
84, 132.38, 134.51, 145.02, 156.56, 159.37, 177.17 実施例74 2−メルカプト−7−〔4−(2−フェニ
ル−4−チアゾリルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸
(例示化合物番号1−106) 1)5−[5−〔4−(2−フェニル−4−チアゾリル
メトキシ)フェニル〕ペンチリデン]チアゾリジン−
2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(2−フェニ
ル−4−チアゾリルメトキシ)フェニル〕ペンタナール
3.9gより5−[5−〔4−(2−フェニル−4−
チアゾリルメトキシ)フェニル〕ペンチリデン]チアゾ
リジン−2,4−ジオン 3.0gが黄色固体として得
られた(収率59%)。
【0388】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.32-1.65(4H,m), 2.22(2H,m), 2.56(2H,t,J=7H
z), 5.25(2H,d,J=1Hz), 6.94(2H,d,J=9Hz), 7.00-7.08
(3H,m), 7.31(1H,d,J=1Hz), 7.41-7.48(3H,m), 8.01-7.
91(2H,m) 2)5−[5−〔4−(2−フェニル−4−チアゾリル
メトキシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4
−ジオン(例示化合物番号9−93) 実施例3の2)と同様にして、5−[5−〔4−(2−
フェニル−4−チアゾリルメトキシ)フェニル〕ペンチ
リデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 3.0gより
5−[5−〔4−(2−フェニル−4−チアゾリルメト
キシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジ
オン 2.1gが無色固体として得られた(収率69
%)。
【0389】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.32-1.65(6H,m), 1.89(1H,m), 2.12(1H,m), 2.
56(2H,t,J=7Hz), 4.24(1H,dd,J=5Hz,J=9Hz), 5.25(2H,
d,J=1Hz), 6.94(2H,d,J=9Hz), 7.08(2H,d,J=9Hz), 7.31
(1H,d,J=1Hz), 7.41-7.48(3H,m), 7.91-8.01(2H,m) 3)2−メルカプト−7−〔4−(2−フェニル−4−
チアゾリルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(2−フェニル−4−チアゾリルメトキシ)フ
ェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
2.0gより2−メルカプト−7−〔4−(2−フェニ
ル−4−チアゾリルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸
1.4gが無色固体として得られた(収率75%)。
【0390】1H−NMR(400MHz, δppm, CDC
3):1.22-1.51(4H,m), 1.53-1.61(2H,m), 1.73(1H,
m), 1.92(1H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.55(2H,t, J=7H
z), 3.31(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.25(2H,d,J=1Hz), 6.9
3(2H,d,J=9Hz), 7.08(2H,d,J=9Hz), 7.31(1H,d,J=1Hz),
7.41-7.48(3H,m), 7.91-8.00(2H,m) 13C−NMR(100MHz,δppm,CDCl3):27.20,
28.66, 31.37, 34.95, 35.22, 40.82, 66.43, 114.54,
115.74, 126.49,128.82, 129.16, 130.03, 133.19, 13
4.98, 153.48, 156.32, 168.53, 178.04 実施例75 7−(3−ベンジルオキシフェニル)−2
−メルカプトヘプタン酸(例示化合物番号1−24) 1)5−〔5−(3−ベンジルオキシフェニル)ペンチ
リデン〕チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−(3−ベンジルオキ
シフェニル)ペンタナール 3.95gより5−〔5−
(3−ベンジルオキシフェニル)ペンチリデン〕チアゾ
リジン−2,4−ジオン 4.96gが得られた(収率
92%)。
【0391】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.50-1.70(4H,m), 2.21(2H,q,J=7Hz), 2.60(2H,
t,J=8Hz), 5.05(2H,s), 6.75-6.85(3H,m), 7.01(1H,t,J
=8Hz), 7.20(1H,t,J=8Hz), 7.25-7.45(5H,m) 2)5−〔5−(3−ベンジルオキシフェニル)ペンチ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化合物番号9
−24) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−〔5
−(3−ベンジルオキシフェニル)ペンチリデン〕チア
ゾリジン−2,4−ジオン 4.96gより、5−〔5
−(3−ベンジルオキシフェニル)ペンチル〕チアゾリ
ジン−2,4−ジオン 2.8gが無色油状物として得
られた(収率56%)。
【0392】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.70(6H,m), 1.85-1.95(1H,m), 2.10-2.20
(1H,m), 2.58(2H,t,J=8Hz), 4.25(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz),
5.05(2H,s), 6.75-6.85(3H,m), 7.19(1H,t,J=8Hz), 7.
25-7.45(5H,m), 8.32(1H,brs) 3)7−(3−ベンジルオキシフェニル)−2−メルカ
プトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−〔5
−(3−ベンジルオキシフェニル)ペンチル〕チアゾリ
ジン−2,4−ジオン 2.07gより7−(3−ベン
ジルオキシフェニル)−2−メルカプトヘプタン酸
1.3gが無色油状物として得られた(収率67%)。
【0393】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.55(4H,m), 1.55-1.80(3H,m), 1.85-2.00
(1H,m), 2.08(1H,d,J=9Hz), 2.58(2H,t, J=8Hz), 3.33
(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.05(2H,s), 6.75-6.85(3H,m),
7.19(1H,t,J=8Hz), 7.25-7.45(5H,m) 13C−NMR(100MHz,δppm,CDCl3):27.02,
28.54, 30.88, 34.96, 35.72, 40.70, 69.80, 111.71,
115.01, 120.96,127.33, 127.72, 128.37, 129.07, 13
6.97, 143.95, 158.62, 179.20 実施例76 2−メルカプト−7−〔6−(2−チエニ
ルメトキシ)−2−ナフチル〕ヘプタン酸(例示化合物
番号2−41) 1)5−[5−〔6−(2−チエニルメトキシ)−2−
ナフチル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオ
実施例3の1)と同様にして、5−〔6−(2−チエニ
ルメトキシ)−2−ナフチル〕ペンタナール 3.58
gより5−[5−〔6−(2−チエニルメトキシ)−2
−ナフチル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジ
オン 3.72gが得られた(収率80%)。
【0394】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.40-1.95(4H,m), 2.23(2H,q,J=8Hz), 2.76(2H,
t,J=7Hz), 5.32(2H,s), 6.90-7.80(10H,m), 8.90(1H,br
s) 2)5−[5−〔6−(2−チエニルメトキシ)−2−
ナフチル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
(例示化合物番号10−41) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔6−(2−チエニルメトキシ)−2−ナフチル〕ペ
ンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン3.67g
より、5−[5−〔6−(2−チエニルメトキシ)−2
−ナフチル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
2.62gが無色固体として得られた(収率71
%)。
【0395】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.35-1.65(4H,m), 1.65-1.75(2H,m), 1.85-1.95
(1H,m), 2.10-2.20(1H,m), 2.74(2H,t,J=8Hz), 4.26(1
H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.33(2H,s), 7.02(1H,dd,J=4Hz,J=
5Hz), 7.10-7.35(4H,m), 7.53(1H,s), 7.67(2H,t,J=9H
z),8.10(1H,brs) 3)2−メルカプト−7−〔6−(2−チエニルメトキ
シ)−2−ナフチル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔6−(2−チエニルメトキシ)−2−ナフチル〕ペ
ンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.65gよ
り2−メルカプト−7−〔6−(2−チエニルメトキ
シ)−2−ナフチル〕ヘプタン酸 1.18gが無色固
体として得られた(収率76%)。
【0396】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.60(4H,m), 1.65-1.80(3H,m), 1.85-2.00
(1H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.73(2H,t,J=8Hz), 3.34(1
H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.32(2H,s), 7.02(1H,dd,J=4Hz,J=
5Hz), 7.10-7.35(4H,m), 7.53(1H,s), 7.67(2H,t,J=9H
z) 13C−NMR(100MHz,δppm,CDCl3):27.14,
28.67, 31.11, 35.10, 35.72, 40.72, 65.00, 107.20,
118.92, 126.13,126.18, 126.70, 126.74, 126.85, 12
7.79, 128.91, 129.24, 132.66, 137.81, 139.10, 155.
65, 178.73 実施例77 7−(2−ベンゾイルベンゾフラン−5−
イル)−2−メルカプトヘプタン酸(例示化合物番号4
−22) 1)5−[5−[2−[〔1−(tert−ブチルジメ
チルシリル)オキシ−1−フェニル〕メチル]ベンゾフ
ラン−5−イル]ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジ
オン リチウムジイソプロピルアミドの代わりにリチウムヘキ
サメチルジシラジドを使用し実施例1の1)と同様にし
て、ヨウ化5−[2−[〔1−(tert−ブチルジメ
チルシリル)オキシ−1−フェニル〕メチル]ベンゾフ
ラン−5−イル]ペンチル 6.9gより5−[5−
[2−[〔1−(tert−ブチルジメチルシリル)オ
キシ−1−フェニル〕メチル]ベンゾフラン−5−イ
ル]ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン 4.9
gが淡黄色アメ状物として得られた(収率73%)。
【0397】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):0.06(3H,s), 0.08(3H,s), 0.92(9H,s), 1.34-1.
58(4H,m), 1.64(2H,m), 1.90(1H,m), 2.13(1H,m), 2.66
(2H,t,J=8Hz), 4.24(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.86(1H,s),
6.45(1H,d,J=2Hz), 7.04(1H,dd,J=2Hz,J=8Hz), 7.25-7.
41(5H,m), 7.46(2H,m),8.28(1H,brs) 2)5−[5−[2−〔(1−ヒドロキシ−1−フェニ
ル)メチル〕ベンゾフラン−5−イル]ペンチル]チア
ゾリジン−2,4−ジオン 5−[5−[2−[〔1−(tert−ブチルジメチルシリ
ル)オキシ−1−フェニル〕メチル]ベンゾフラン−5
−イル]ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
4.9gと1Mフッ化テトラブチルアンモニウム−TH
F溶液 20mlを室温で1時間撹拌した。溶媒を留去
して得られた残分をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付しクロロホルムで溶出する部分より、5−[5−
[2−〔(1−ヒドロキシ−1−フェニル)メチル〕ベ
ンゾフラン−5−イル]ペンチル]チアゾリジン−2,
4−ジオン 3.8gが無色アメ状物として得られた
(収率定量的)。
【0398】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.36-1.56(4H,m), 1.64(2H,m), 1.86(1H,m), 2.
11(1H,m), 2.66(2H,t,J=8Hz), 4.21(1H,dd,J=4Hz,J=9H
z), 5.92(1H,s), 6.66(1H,d,J=2Hz), 7.04(1H,dd,J=2H
z,J=8Hz), 7.27-7.47(5H,m), 7.48(2H,m), 8.73(1H,br
s) 3)5−〔5−(2−ベンゾイルベンゾフラン−5−イ
ル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示化
合物番号11−12) 5−[5−[2−〔(1−ヒドロキシ−1−フェニル)
メチル〕ベンゾフラン−5−イル]ペンチル]チアゾリ
ジン−2,4−ジオン 2.5gとピリジニウムクロロ
クロメート 2.6gおよび酢酸ナトリウム 1.0g
の塩化メチレン懸濁液を室温で、1時間撹拌した。反応
液にエーテルを加え、シリカゲルを通してろ過後、濾液
の溶液を留去して得られた残分を、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付した。クロロホルムで溶出させ該
当するフラクションより5−〔5−(2−ベンゾイルベ
ンゾフラン−5−イル)ペンチル〕チアゾリジン−2,
4−ジオン 0.75gが淡黄色アメ状物として得られ
た(収率30%)。
【0399】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.36-1.68(6H,m), 1.92(1H,m), 2.16(1H,m), 2.
73(2H,t,J=8Hz), 4.27(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 7.31(1H,d
d,J=2Hz,J=9Hz), 7.46-7.55(5H,m), 7.64(1H,t,J=8Hz),
8.04(2H,d,J=8Hz)、8.47(1H,brs) 4)7−(2−ベンゾイルベンゾフラン−5−イル)−
2−メルカプトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、3)で得られた5−〔5
−(2−ベンゾイルベンゾフラン−5−イル)ペンチ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオン 0.75gより、
7−(2−ベンゾイルベンゾフラン−5−イル)−2−
メルカプトヘプタン酸 0.39gが淡黄色アメ状物と
して得られた(収率57%)。
【0400】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.34-1.54(4H,m), 1.63-1.79(3H,m), 1.93(1H,
m), 2.11(1H,d,J=9Hz), 2.72(2H,t,J=8Hz), 3.34(1H,d
t,J=7Hz,J=9Hz), 7.32(1H,d,J=9Hz), 7.47-7.55(5H,m),
7.63(1H,m), 8.04(2H,d,J=8Hz) 13C−NMR(100MHz,δppm,CDCl3):27.00,
28.46, 31.43, 34.99, 35.51, 40.65, 112.07, 116.46,
122.04, 126.92, 128.35, 129.27, 129.29, 132.69, 1
37.08, 138.16, 152.15, 154.53, 178.58, 184.27 実施例78 2−メルカプト−7−〔4−(3−メチル
−2−チエニルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示
化合物番号1−107) 1)5−[5−〔4−(3−メチル−2−チエニルメト
キシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,ジオン
(例示化合物番号9−94) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 1.5gと2−クロロメチル−3−メチルチオフ
ェン 1.2gを反応させることにより5−[5−〔4
−(3−メチル−2−チエニルメトキシ)フェニル〕ペ
ンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン1.11gが微
黄色油状物として得られた(収率53%)。
【0401】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.80(6H,m), 1.86-1.98(1H,m), 2.10-2.24
(1H,m), 2.26(3H,s), 2.55(2H,t,J=7Hz), 4.25(1H,dd,J
=4Hz,J=9Hz), 5.10(2H,s), 6.85(1H,d,J=5Hz), 6.90(2
H,d,J=9Hz), 7.08(2H,d,J=9Hz), 7.23(1H,d,J=5Hz), 8.
55(1H,brs) 2)2−メルカプト−7−〔4−(3−メチル−2−チ
エニルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(3−メチル−2−チエニルメトキシ)フェニ
ル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン1.10
gより2−メルカプト−7−〔4−(3−メチル−2−
チエニルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸 0.70g
が微黄色固体として得られた(収率68%)。
【0402】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.68(6H,m), 1.68-1.80(1H,m), 1.88-2.00
(1H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.26(3H,s), 2.55(2H,t,J=
7Hz), 3.34(1H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.09(2H,s), 6.85(1
H,d,J=5Hz), 6.90(2H,d,J=9Hz), 7.08(2H,d,J=9Hz), 7.
23(1H,d,J=5Hz) 実施例79 7−(4−カルボキシメトキシフェニル)
−2−メルカプトヘプタン酸(例示化合物番号1−11
0) 1)5−〔5−(4−メトキシカルボニルメトキシフェ
ニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジオン(例示
化合物番号9−95) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 1.5gとブロモ酢酸メチル 1.10gを反応
させることにより5−〔5−(4−メトキシカルボニル
メトキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−
ジオン 0.96gが微黄色油状物として得られた(収
率51%)。
【0403】1H−NMR(400MHz, δppm, CDC
3):1.30-1.80(6H,m), 1.88-2.00(1H,m), 2.12-2.25
(1H,m), 2.55(2H,t,J=7Hz), 3.81(3H,s), 4.27(1H,dd,J
=4Hz,J=9Hz), 4.62(2H,s), 6.82(1H,d,J=8Hz), 7.08(2
H,d,J=8Hz), 8.56(1H,brs) 2)7−(4−カルボキシメトキシフェニル)−2−メ
ルカプトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−〔5
−(4−メトキシカルボニルメトキシフェニル)ペンチ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオン 0.96gより7
−(4−カルボキシメトキシフェニル)−2−メルカプ
トヘプタン酸0.61gが無色固体として得られた(収
率71%)。
【0404】1H−NMR(400MHz,δppm,CD3
D):1.25-1.73(7H,m), 1.80-1.93(1H,m), 1.88-2.00
(1H,m), 2.53(2H,t,J=7Hz), 4.61(2H,s), 6.83(1H,d,J=
8Hz), 7.08(2H,d,J=8Hz) 実施例80 7−(4−ベンゾイルフェニル)−2−メ
ルカプトヘプタン酸(例示化合物番号1−113) 1)5−[5−〔4−(1−メトキシメトキシ−1−フ
ェニルメチル)フェニル〕ペンチリデン]チアゾリジン
−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(1−メトキ
シメトキシ−1−フェニルメチル)フェニル〕ペンタナ
ール 4.6gより5−[5−〔4−(1−メトキシメ
トキシ−1−フェニルメチル)フェニル〕ペンチリデ
ン]チアゾリジン−2,4−ジオン 3.56gが微黄
色油状物として得られた(収率59%)。
【0405】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.55-1.70(4H,m), 2.22(2H,q,J=8Hz), 2.60(2H,
t,J=8Hz), 3.41(3H,s), 4.68(2H,s), 5.71(1H,s), 7.00
(1H,t,J=8Hz), 7.11(2H,d,J=8Hz), 7.20-7.40(7H,m) 2)5−[5−〔4−(2−メトキシフェノキシ)フェ
ニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(1−メトキシメトキシ−1−フェニルメチ
ル)フェニル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−
ジオン 3.56gより、5−[5−〔4−(1−メト
キシメトキシ−1−フェニルメチル)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 2.65gが微黄
色油状物として得られた(収率74%)。
【0406】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.70(6H,m), 1.85-1.95(1H,m), 2.05-2.15
(1H,m), 2.58(2H,t,J=8Hz), 3.41(3H,s), 4.24(1H,dd,J
=4Hz,J=9Hz), 4.68(2H,s), 5.71(1H,s), 7.11(2H,d,J=8
Hz), 7.20-7.40(7H,m), 8.07(1H,brs) 3)5−〔5−(4−ベンゾイルフェニル)ペンチル〕
チアゾリジン−2,4− ジオン(例示化合物番号9−9
6) 2)で得られた5−[5−〔4−(1−メトキシメトキ
シ−1−フェニルメチル)フェニル〕ペンチル]チアゾ
リジン−2,4−ジオン 1.31gに酢酸20mlお
よび48%臭化水素酸 30mlを加え、120℃で2
時間加熱した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。得られた5−
[5−〔4−(1−ヒドロキシ−1−フェニルメチル)
フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
を、直ちに実施例58の1)と同様に酸化し5−〔5−
(4−ベンゾイルフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−
2,4−ジオン 0.77gが無色油状物として得られ
た(収率66%)。
【0407】1H−NMR(400MHz, δppm, CDC
3):1.30-1.70(6H,m), 1.85-1.95(1H,m), 2.10-2.20
(1H,m), 2.70(2H,t,J=8Hz), 4.27(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz),
7.27(2H,d,J=8Hz), 7.48(2H,t,J=8Hz), 7.58(1H,t,J=8
Hz), 7.74(2H,d,J=8Hz), 7.79(2H,d,J=8Hz), 8.27(1H,b
rs) 4)7−(4−ベンゾイルフェニル)−2−メルカプト
ヘプタン酸 実施例3の3)と同等にして、3)で得られた5−〔5
−(4−ベンゾイルフェニル)ペンチル〕チアゾリジン
−2,4−ジオン 0.77より7−(4−ベンゾイル
フェニル)−2−メルカプトヘプタン酸 0.33gが
無色油状物として得られた(収率46%)。
【0408】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.55(4H,m), 1.60-1.80(3H,m), 1.90-2.00
(1H,m), 2.11(1H,d,J=9Hz), 2.69(2H,t,J=8Hz), 3.34(1
H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 7.27(2H,d,J=8Hz), 7.48(2H,t,J=8
Hz), 7.58(1H,t,J=8Hz), 7.74(2H,d,J=8Hz), 7.79(2H,
d,J=8Hz) 13C−NMR(100MHz,δppm,CDCl3):27.09,
28.65, 30.81, 35.09, 35.85, 40.67, 128.15, 128.25,
129.90, 130.31, 132.14, 135.11, 137.78, 147.61, 1
78.02, 196.48 実施例81 2−メルカプト−7−〔4−(2−メトキ
シフェノキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合物番号
1−114) 1)5−[5−〔4−(2−メトキシフェノキシ)フェ
ニル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(2−メトキ
シフェノキシ)フェニル〕ペンタナール 1.45gよ
り5−[5−〔4−(2−メトキシフェノキシ)フェニ
ル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン
1.31gが無色油状物として得られた(収率67
%)。
【0409】1H−NMR(89.55MHz,δppm,CDC
3):1.45-1.75(4H,m), 2.24(2H,q, J=7Hz), 2.59(2
H,t,J=8Hz), 3.85(3H,s), 6.87(2H,d,J=8Hz), 7.10(2H,
d,J=8Hz), 6.80-7.15(5H,m) 2)5−[5−〔4−(2−メトキシフェノキシ)フェ
ニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(例示
化合物番号9−97) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(2−メトキシフェノキシ)フェニル〕ペンチ
リデン]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.31gよ
り、5−[5−〔4−(2−メトキシフェノキシ)フェ
ニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン 0.
9gが淡黄色油状物として得られた(収率68%)。
【0410】1H−NMR(400MHz, δppm, CDC
3):1.30-1.70(6H,m), 1.85-1.95(1H,m), 2.10-2.20
(1H,m), 2.57(2H,t,J=8Hz), 3.85(3H,s), 4.26(1H,dd,J
=4Hz,J=9Hz), 6.87(2H,d,J=8Hz), 7.09(2H,d,J=8Hz),
6.85-7.15(4H,m), 8.18(1H,brs) 3)2−メルカプト−7−〔4−(2−メトキシフェノ
キシ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(2−メトキシフェノキシ)フェニル〕ペンチ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン 0.9gより2−
メルカプト−7−〔4−(2−メトキシフェノキシ)フ
ェニル〕ヘプタン酸 0.455gが淡黄色油状物とし
て得られた(収率54%)。
【0411】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.55(4H,m), 1.55-1.80(3H,m), 1.85-2.00
(1H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.56(2H,t,J=8Hz), 3.33(1
H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 3.85(3H,s), 6.87(2H,d,J=8Hz),
7.09(2H,d,J=8Hz), 6.85-7.15(4H,m) 13C−NMR(100MHz,δppm,CDCl3):27.12,
28.62, 31.25, 35.00, 35.13, 40.67, 56.02, 112.70,
117.32, 120.45,120.99, 124.30, 129.24, 136.57, 14
5.50, 151.14, 155.63, 178.20 実施例82 7−〔4−(4−フルオロベンジルオキ
シ)フェニル〕−2−メルカプトヘプタン酸(例示化合
物番号1−37) 1)5−[5−〔4−(4−フルオロベンジルオキシ)
フェニル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオ
実施例3の1)と同様にして、5−〔4−(4−フルオ
ロベンジルオキシ)フェニル〕ペンタナール6.7gよ
り、5−[5−〔4−(4−フルオロベンジルオキシ)
フェニル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオ
ン 6.08gが微黄色固体として得られた(収率67
%)。
【0412】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.50-1.70(4H,m), 2.23(2H,dt,J=7Hz,J=8Hz),
2.58(2H,t,J=7Hz), 5.00(2H,s),6.89(2H,d,J=9Hz), 7.0
2(1H,t,J=8Hz), 7.07(2H,t,J=9Hz), 7.08(2H,d,J=9Hz),
7.40(2H,dd,J=5Hz,J=9Hz), 8.28(1H,brs) 2)5−[5−〔4−(4−フルオロベンジルオキシ)
フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
(例示化合物番号9−37) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(4−フルオロベンジルオキシ)フェニル〕ペ
ンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン6.08g
より、5−[5−〔4−(4−フルオロベンジルオキ
シ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオ
ン 4.0gが無色固体として得られた(収率65
%)。
【0413】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.70(6H,m), 1.85-1.95(1H,m), 2.10-2.20
(1H,m),2.55(2H,t,J=8Hz), 4.26(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz),
5.00(2H,s), 6.88(2H,d,J=9Hz), 7.07(2H,t,J=9Hz), 7.
08(2H,d,J=9Hz), 7.40(2H,dd,J=6Hz,J=9Hz), 8.09(1H,b
rs) 3)7−〔4−(4−フルオロベンジルオキシ)フェニ
ル〕−2−メルカプトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔4−(4−フルオロベンジルオキシ)フェニル〕ペ
ンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン 2.1gよ
り、7−〔4−(4−フルオロベンジルオキシ)フェニ
ル〕−2−メルカプトヘプタン酸 1.56gが無色固
体として得られた(収率79%)。
【0414】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.65(6H,m), 1.65-1.80(1H,m), 1.85-2.00
(1H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.55(2H,t,J=8Hz), 3.33(1
H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 4.99(2H,s), 6.88(2H,d,J=8Hz),
7.06(2H,t,J=9Hz), 7.08(2H,d,J=8Hz), 7.40(2H,dd,J=5
Hz,J=9Hz) 13C−NMR(100MHz,δppm,CDCl3):27.12,
28.60, 31.36, 34.88, 35.13, 40.66, 69.39, 114.59,
115.39(d,JFC=21.6Hz), 129.22, 129.24(d,JFC=8.3Hz),
132.87(d,JFC=3.3Hz), 134.94, 156.62,162.33(d,JFC=
246Hz), 178.15 実施例83 2−メルカプト−7−〔2−フルオロ−4
−(ベンジルオキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例示化合
物番号1−73) 1)5−[5−〔2−フルオロ−4−(ベンジルオキ
シ)フェニル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−
ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔2−フルオロ−4
−(ベンジルオキシ)フェニル〕ペンタナール 3.4
3gより、標記化合物 3.16gが黄色油状物として
得られた(収率68%)。
【0415】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.50-1.70(4H,m), 2.20-2.30(2H,m), 2.59(2H,
t,J=7Hz), 5.03(2H,s), 6.66-6.73(2H,m), 6.94-7.12(2
H,m), 7.31-7.45(5H,m), 8.32(1H,brs) 2)5−[5−〔2−フルオロ−4−(ベンジルオキ
シ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオ
(例示化合物番号9−73) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔2−フルオロ−4−(ベンジルオキシ)フェニル〕
ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン3.1g
より、標記化合物 2.10gが微黄色油状物として得
られた(収率67%)。
【0416】1H−NMR(400MHz,δppm,CDCl3):1.3
4-1.70(6H,m), 1.86-1.98(1H,m), 2.10-2.23(1H,m), 2.
56(2H,t,J=7Hz), 4.26(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.03(2H,
s), 6.62-6.73(2H,m), 7.04(1H,t,J=8Hz), 7.30-7.44(5
H,m), 8.11(1H,brs) 3)2−メルカプト−7−〔2−フルオロ−4−(ベン
ジルオキシ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔2−フルオロ−4−(ベンジルオキシ)フェニル〕
ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.1gよ
り、標記化合物 0.76gが無色固体として得られた
(収率74%)。
【0417】1H−NMR(400MHz,δppm,CDCl3):
1.30-1.62(6H,m), 1.69-1.79(1H,m), 1.89-1.99(1H,m),
2.09(1H,d,J=9Hz), 2.56(2H,t,J=7Hz), 3.33(1H,dt,J=
7Hz,J=9Hz), 5.02(2H,s), 6.63-6.74(2H,m), 7.04(1H,
t,J=8Hz), 7.30-7.48(5H,m) 実施例84 2−メルカプト−7−〔2−フルオロ−4
−(2−チエニルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸(例
示化合物番号1−74) 1)5−[5−〔2−フルオロ−4−(2−チエニルメ
トキシ)フェニル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,
4−ジオン 実施例3の1)と同様にして、5−〔2−フルオロ−4
−(2−チエニルメトキシ)フェニル〕ペンタナール
1.64gより、標記化合物 1.39gが黄色油状物
として得られた(収率63%)。
【0418】1H−NMR(400MHz,δppm,CDCl3):
1.50-1.70(4H,m), 2.21-2.29(2H,m), 2.59(2H,t,J=7H
z), 5.18(2H,s), 6.66-6.73(2H,m), 7.00-7.14(4H,m),
7.33(1H,psd,J=1Hz), 8.30(1H,brs) 2)5−[5−〔2−フルオロ−4−(2−チエニルメ
トキシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−
ジオン(例示化合物番号9−74) 実施例3の2)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔2−フルオロ−4−(2−チエニルメトキシ)フェ
ニル〕ペンチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン
1.39gより、標記化合物 0.87gが微黄色油状
物として得られた(収率62%)。
【0419】1H−NMR(400MHz,δppm,CDCl3):
1.31-1.68(6H,m), 1.87-1.97(1H,m), 2.11-2.21(1H,m),
2.57(2H,t,J=7Hz), 4.25(1H,dd,J=4Hz,J=9Hz), 5.18(2
H,s), 6.64-6.72(2H,m), 6.97-7.12(3H,m),7.34(1H,ps
d,J=1Hz) 3)2−メルカプト−7−〔2−フルオロ−4−(2−
チエニルメトキシ)フェニル〕ヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、2)で得られた5−[5
−〔2−フルオロ−4−(2−チエニルメトキシ)フェ
ニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン 0.
85gより、標記化合物 0.57gが無色固体として
得られた(収率72%)。
【0420】1H−NMR(400MHz,δppm,CDCl3):
1.32-1.67(6H,m), 1.69-1.79(1H,m), 1.88-1.98(1H,m),
2.09(1H,d,J=9Hz), 2.56(2H ,t,J=7Hz), 3.33(1H,dt,J
=7Hz,J=9Hz), 5.17(2H,s), 6.64-6.70(2H,m), 7.00-7.1
2(3H,m), 7.34(1H,psd,J=1Hz) 実施例85 7−〔4−(2−フルオロベンジルオキ
シ)フェニル〕−2−メルカプトヘプタン酸(例示化合
物番号1−177) 1)5−[5−〔4−(2−フルオロベンジルオキシ)
フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
(例示化合物番号9−101) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 1.18gと塩化2−フルオロベンジル0.7g
を反応させることにより、5−[5−〔4−(2−フル
オロベンジルオキシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジ
ン−2,4−ジオン 1.2gが無色固体として得られ
た(収率73%)。
【0421】1H−NMR(400MHz,δppm,C
DCl3):1.30-1.70(6H,m), 1.85-1.95(1H,m), 2.10-
2.20(1H,m), 2.55(2H ,t,J=8Hz), 4.26(1H,dd,J=4Hz,J=
9Hz), 5.11(2H,s), 6.91(2H,d,J=8Hz), 7.05-7.15(1H,
m), 7.08(2H,d,J=8Hz), 7.16(1H,t,J=7Hz), 7.25-7.35
(1H,m), 7.51(1H,t,J=7Hz), 8.09(1H,brs) 2)7−〔4−(2−フルオロベンジルオキシ)フェニ
ル〕−2−メルカプトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(2−フルオロベンジルオキシ)フェニル〕ペ
ンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.2gより
7−〔4−(2−フルオロベンジルオキシ)フェニル〕
−2−メルカプトヘプタン酸 0.67gが無色固体と
して得られた(収率60%)。
【0422】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.65(6H,m),1.65-1.80(1H,m),1.85-2.00(1
H,m),2.09(1H,d,J=9Hz), 2.55(2H,t,J=8Hz),3.33(1H,d
t,J=7Hz,J=9Hz),5.11(2H,s),6.90(2H,d,J=8Hz), 7.05-
7.15(1H,m),7.08(2H,d,J=8Hz),7.15(1H,t,J=7Hz),7.25-
7.35(1H,m), 7.51(1H,t,J=7Hz) 13C−NMR(100MHz,δppm,CDCl3):27.11,
28.60, 31.35, 34.88, 35.10, 40.73, 63.72(d,JFC=5.0
Hz), 114.58, 115.23(d,JFC=21.6Hz), 124.15(d,JFC=4.
1Hz), 124.30(d,JFC=14.9Hz), 129.22, 129.48(d,JFC=
8.3Hz), 129.60(d,JFC=4.1Hz), 134.99, 156.56, 160.2
9(d,JFC=246Hz), 178.81 実施例86 7−〔4−(3−フルオロベンジルオキ
シ)フェニル〕−2−メルカプトヘプタン酸(例示化合
物番号1−178) 1)5−[5−〔4−(3−フルオロベンジルオキシ)
フェニル〕ペンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
(例示化合物番号9−102) 実施例44の1)と同様にして、5−〔5−(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンチル〕チアゾリジン−2,4−ジ
オン 1.84gと塩化3−フルオロベンジル1.1g
を反応させることにより5−[5−〔4−(3−フルオ
ロベンジルオキシ)フェニル〕ペンチル]チアゾリジン
−2,4−ジオン 1.6gが無色固体として得られた
(収率63%)。
【0423】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.70(6H,m), 1.85-1.95(1H,m), 2.10-2.20
(1H,m), 2.55(2H ,t,J=8Hz), 4.26(1H,dd,J=4Hz,J=9H
z), 5.04(2H,s), 6.88(2H,d,J=8Hz), 7.00(1H,dt,J=2H
z,J=8Hz), 7.08(2H,d,J=8Hz), 7.13-7.20(2H,m), 7.34
(1H,dt,J=6Hz,J=8Hz), 8.25(1H,brs) 2)7−〔4−(3−フルオロベンジルオキシ)フェニ
ル〕−2−メルカプトヘプタン酸 実施例3の3)と同様にして、1)で得られた5−[5
−〔4−(3−フルオロベンジルオキシ)フェニル〕ペ
ンチル]チアゾリジン−2,4−ジオン 1.42gよ
り7−〔4−(3−フルオロベンジルオキシ)フェニ
ル〕−2−メルカプトヘプタン酸 1.1gが無色固体
として得られた(収率83%)。
【0424】1H−NMR(400MHz,δppm,CDC
3):1.30-1.65(6H,m), 1.65-1.80(1H,m), 1.85-2.00
(1H,m), 2.09(1H,d,J=9Hz), 2.55(2H,t,J=8Hz), 3.33(1
H,dt,J=7Hz,J=9Hz), 5.03(2H,s), 6.88(2H,d,J=8Hz),
7.00(1H,dt,J=2Hz,J=8Hz), 7.08(2H,d,J=8Hz), 7.13-7.
20(2H,m), 7.34(1H,dt,J=6Hz,J=8Hz) 13C−NMR(100MHz,δppm,CDCl3):27.12,
28.60, 31.34, 34.87, 35.13, 40.66, 69.24(d,JFC=1.7
Hz), 114.14(d,J FC=22.4Hz), 114.60, 114.64(d,JFC=2
1.6Hz), 122.62(d,JFC=2.5Hz), 129.24, 129.99(d,JFC=
8.3Hz), 135.04, 139.79(d,JFC=7.5Hz), 156.51, 162.8
6(d,JFC=246Hz), 178.12試験例(血糖低下作用) マウスでの血糖低下作用を以下の各方法で試験した。
【0425】(1)ddy系雄マウスを用いた試験法 24時間絶食したddy系雄マウス(5〜6週齢)を使
用した。試験化合物は等モルの炭酸水素ナトリウムと共
に蒸留水に加え、溶解しないものに関しては懸濁剤とし
て1%ツイーン80を添加し、0.5mmol/10ml/kgの用
量で経口投与又は静脈投与した。血糖値の測定は化合物
の投与0.5、1及び2時間後に行い、各時点で5〜6匹ずつ
から採血してその血糖値を自動分析装置(日立自動分析
装置7070型、日立(株))を用いて測定した。
【0426】本発明の一般式(I)で示される化合物の
血糖低下作用試験の結果は表17に示すとおりであっ
た。
【0427】
【表17】 ──────────────────────────────────── マウス血糖値(mg/dl) ────────────────── 実施例 投与方法 懸濁剤 0hr 0.5hr 1hr 番号 0.5mmol/kg ──────────────────────────────────── 1 po. − 118.2±8.9 85.0±7.4 97.5±5.9 2 po. − 118.6±7.6 93.2±7.2 105.0±6.1 3 po. tween 80 122.0±7.6 92.0±4.3 109.0±6.0 8 po. − 119.2±1.1 93.0±8.5 109.2±6.9 9 po. − 117.3±7.6 92.3±5.7 107.7±7.0 9 iv. − 119.0±8.9 51.8±8.7 72.8±9.7 12 iv. − 119.0±10.3 72.0±8.0 87.7±5.8 14 po. tween 80 121.3±8.7 90.0±5.2 100.7±3.7 17 po. tween 80 117.0±8.9 87.5±6.7 100.5±8.0 21 po. tween 80 117.2±8.4 93.2±5.5 106.3±9.2 ─────────────────────────────────── po.:経口投与、iv.:静脈投与 表17の結果から明らかなように、本発明の化合物は優
れた血糖低下作用を有している。(2)自然発症糖尿病マウス(kk−Ay)を用いた試
験法 自然発症糖尿病マウス(kk−Ay)(9〜10週齢)の
雄を使用した。試験化合物は等モルの炭酸水素ナトリウ
ムと共に蒸留水に加え、溶解しないものに関しては懸濁
剤として1%ツイーン80を添加するか、又は炭酸水素
ナトリウムを加えずに蒸留水に加え、懸濁剤として0.5
%CMCを添加し、50μmol/10ml/kgの用量(但し、実
施例番号78の化合物の場合においては、20μmol/10m
l/kgである。)で2〜4週間連続経口投与した。血糖値の
測定はマウスの尾先端部(約1mm)を切断し、2〜3滴の
血液を血液中ブドウ糖測定用試験紙(タイデックス、エ
イムス社製)に滴下後、血糖測定器(タイド、エイムス社
製)を用いて行った。
【0428】本発明の一般式(I)で示される化合物の
血糖低下作用試験の結果は表18に示すとおりであっ
た。
【0429】
【表18】 ───────────────────────────────── KK−Ayマウス血糖値(mg/dl) ─────────────── 実施例 懸濁剤 投与量mg/kg 投与前 1週目 2週目 番号 ────────────────────────────────── 1 − 13.6 486.7 355.0 317.2 3 tween 80 17.2 468.3 323.4 247.5 11 13.9 431.0 321.7 226.0 17 − 17.9 447.3 346.2 265.8 21 − 16.5 465.0 330.7 272.0 22 − 19.7 464.0 348.7 282.7 32 tween 80 17.3 474.0 330.7 272.0 44 tween 80 17.6 473.3 298.3 279.3 45 tween 80 17.5 504.0 312.7 249.3 46 tween 80 17.3 454.0 271.7 252.0 49 tween 80 18.0 456.0 303.3 277.7 53 tween 80 17.5 455.7 262.3 236.0 60 tween 80 17.6 473.7 342.0 243.3 63 tween 80 18.6 449.7 245.7 223.0 66 tween 80 17.3 465.3 287.3 229.3 69 tween 80 18.9 468.0 420.0 285.0 71 tween 80 18.2 524.0 297.3 269.7 72 tween 80 17.5 487.3 345.3 287.3 75 tween 80 17.2 488.0 367.0 299.3 78 CMC 7.3 496.3 441.7 391.0 ────────────────────────────────── 表18の結果から明らかなように、本発明の化合物は優
れた血糖低下作用を有している。
【0430】一般式(II)で示されるチアゾリジン化合物
についても上記と同様にして血糖低下作用試験を行っ
た。
【0431】その結果、一般式(II)で示されるチアゾリ
ジン化合物も優れた血糖低下作用を示した。 製剤例 本発明の化合物を有効成分とする薬剤は、例えば次の方
法により製造することができる。
【0432】製剤例1. 散剤 7−(4−クロロベンジルオキシフェニル)−2−メルカ
プトヘプタン酸(実施例1) 5g、乳糖 895g及び
トウモロコシデンプン 100gをブレンダーで混合す
ると、散剤が得られる。
【0433】製剤例2. 顆粒剤 7−(4−クロロベンジルオキシフェニル)−2−メルカ
プトヘプタン酸(実施例1) 5g、乳糖 865g及び
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 100gを混
合した後、10%ヒドロキシプロピルセルロース水溶液
300gを加えて練合する。これを押し出し造粒機を
用いて造粒し、乾燥すると顆粒剤が得られる。
【0434】製剤例3. カプセル剤 7−(4−クロロベンジルオキシフェニル)−2−メルカ
プトヘプタン酸(実施例1) 5g、乳糖 115g、ト
ウモロコシデンプン 58g及びステアリン酸マグネシ
ウム 2gをV型混合機を用いて混合した後、3号カプ
セルに180mgずつ充填するとカプセル剤が得られ
る。
【0435】
【発明の効果】本発明の前記一般式(I)を有する2-メル
カプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容され
るエステル類又はそれらの薬理学上許容される塩は、優
れたインスリン抵抗性改善作用、血糖低下作用、抗炎症
作用、免疫調節作用、過酸化脂質生成抑制作用、PPA
R活性化作用を有し、糖尿病、高脂血症、肥満症、耐糖
能不全、脂肪肝、糖尿病合併症(例えば、網膜症、腎
症、神経症、冠動脈疾患等である。)、動脈硬化症、心
血管性疾患(例えば、虚血性心疾患等である。)、アテ
ローム性動脈硬化症又は虚血性心疾患により惹起される
細胞損傷(例えば、脳卒中により惹起される脳損傷等で
ある。)、炎症性疾患(例えば、骨関節炎、疼痛、発
熱、リウマチ性関節炎、炎症性腸炎、自己免疫疾患、膵
炎等である。)の疾病等(特に糖尿病及び高脂血症)の予
防剤及び/又は治療剤として有用である。
【0436】更に、上記新規な誘導体の合成中間体とし
て有用であり、上記作用を有し、かつ、上記疾病の予防
剤及び/又は治療剤として有用であるチアゾリジンジオ
ン誘導体化合物を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/381 A61K 31/381 31/42 31/42 31/421 31/421 31/425 31/425 31/426 31/426 31/44 31/44 31/47 31/47 31/506 31/506 A61P 3/04 A61P 3/04 3/06 3/06 3/10 3/10 9/10 9/10 29/00 29/00 37/02 37/02 C07C 323/52 C07C 323/52 327/32 327/32 333/08 333/08 C07D 213/30 C07D 213/30 213/55 213/55 215/12 215/12 215/18 215/18 215/20 215/20 261/12 261/12 263/36 263/36 277/24 277/24 277/34 277/34 307/42 307/42 307/79 307/79 307/80 307/80 333/16 333/16 333/28 333/28 333/32 333/32 333/60 333/60 333/64 333/64 (72)発明者 布沢 哲二 富山県中新川郡上市町横法音寺55番地 富 士化学工業株式会社内 (72)発明者 菅原 智且 富山県中新川郡上市町横法音寺55番地 富 士化学工業株式会社内 (72)発明者 森口 幸栄 富山県中新川郡上市町横法音寺55番地 富 士化学工業株式会社内 (72)発明者 遠藤 武 富山県中新川郡上市町横法音寺55番地 富 士化学工業株式会社内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 [式中、 AはC6-C10アリール基(後述する置換分αを1乃至3個
    有していてもよい。)又は複素芳香環基(後述する置換分
    αを1乃至3個有していてもよい。)を示す。Xは結合
    手、酸素原子、硫黄原子,又は-NH-基を示す。W及びY
    は、それぞれ独立して結合手又はC1-C20アルキレン基を
    示す。但し、-W-X-Y-基はメチレン基を示さない。Rは
    水素原子、C1-C6アルカノイル基、又はC7-C11アリール
    アミノカルボニル基(アリール上に後述する置換分βを
    1乃至3個有していてもよい。)を示す。置換分αは、
    (i)C1-C20アルキル基(後述する置換分βを1乃至3個有
    していてもよい。)、(ii)C2-C20不飽和炭化水素基(後述
    する置換分βを1乃至3個有していてもよい。)、(iii)
    C1-C10アルコキシ基、(iv)ハロゲン原子、(v)水酸基、
    (vi)C6-C10アリール基(後述する置換分βを1乃至3個
    有していてもよい。)、(vii)単環式複素芳香環基(後述
    する置換分βを1乃至3個有していてもよい。)、(vii
    i)C7-C16アラルキル基(アリール上に後述する置換分β
    を1乃至3個有していてもよく、アルキル上に置換分と
    して水酸基を1個有していてもよい。)、(ix)C7-C16
    ラルキルカルボニル基(アリール上に後述する置換分β
    を1乃至3個有していてもよい。)、(x)C6-C10アリール
    オキシ基(後述する置換分βを1乃至3個有していても
    よい。)、(xi)C4-C12シクロアルキルアルキルオキシ
    基、(xii)C7-C16アラルキルオキシ基(アリール上に後述
    する置換分βを1乃至3個有していてもよく、アルキル
    上に置換分として水酸基を1個有していてもよい。)、
    (xiii)C7-C16アリールカルボニルアルキルオキシ基(ア
    リール上に後述する置換分βを1乃至3個有していても
    よい。)、(xiv)単環式複素芳香環C1-C6アルキルオキシ
    基(単環式複素芳香環上に後述する置換分βを1乃至3
    個有していてもよく、アルキル上に置換分として水酸基
    を1個有していてもよい。)、(xv)単環式複素芳香環C1-
    C6カルボニルアルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に
    後述する置換分βを1乃至3個有していてもよい。)、
    (xvi)C7-C16アリールオキシアルキル基(アリール上に後
    述する置換分βを1乃至3個有していてもよい。)、(xv
    ii)C8-C22アラルキルオキシアルキル基(アリール上に後
    述する置換分βを1乃至3個有していてもよい。)、又
    は(xviii)C2-C11カルボキシアルコキシ基を示す。置換
    分βは、(i)C1-C6アルキル基、(ii)C1-C6アルコキシ
    基、(iii)C1-C6アルキルチオ基、(iv)ハロゲン原子、
    (v)C1-C4アルキレンジオキシ基、(vi)ニトロ基、(vii)
    シアノ基、(viii)C1-C6アルカノイル基、(ix)カルバモ
    イル基、(x)C2-C7アルコキシカルボニルアミノ基、又は
    (xi)フェニル基を示す。]で表される2-メルカプトカ
    ルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステ
    ル類又はそれらの薬理学上許容される塩。
  2. 【請求項2】請求項1において、 AがC6-C10アリール基(置換分αを1若しくは2個有し
    ていてもよい。)又はヘテロ原子を1若しくは2個有す
    る複素芳香環基(置換分αを1若しくは2個有していて
    もよい。)で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若
    しくはその薬理学上許容されるエステル類又はそれらの
    薬理学上許容される塩。
  3. 【請求項3】請求項1において、 AがC6-C10アリール基(置換分αを1若しくは2個有し
    ていてもよい。)又はヘテロ原子を1個有する複素芳香
    環基(置換分αを1個有していてもよい。)で表される2
    -メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許
    容されるエステル類又はそれらの薬理学上許容される
    塩。
  4. 【請求項4】請求項1において、 AがC6-C10アリール基(置換分αを1個有していてもよ
    い。)又はヘテロ原子を1個有する複素芳香環基(置換分
    αを1個有していてもよい。)で表される2-メルカプト
    カルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエス
    テル類又はそれらの薬理学上許容される塩。
  5. 【請求項5】請求項1において、 AがC6-C10アリール基(置換分αを1個有していてもよ
    い。)で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若しく
    はその薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬理
    学上許容される塩。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5から選択されるいずれか1
    項において、 Xが結合手、又は酸素原子で表される2-メルカプトカ
    ルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステ
    ル類又はそれらの薬理学上許容される塩。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5から選択されるいずれか1
    項において、 Xが結合手で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体
    若しくはその薬理学上許容されるエステル類又はそれら
    の薬理学上許容される塩。
  8. 【請求項8】請求項1乃至5から選択されるいずれか1
    項において、 Xが酸素原子で表される2-メルカプトカルボン酸誘導
    体若しくはその薬理学上許容されるエステル類又はそれ
    らの薬理学上許容される塩。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8から選択されるいずれか1
    項において、 W及びYが、それぞれ独立して結合手又はC1-C10アルキ
    レン基(但し、-W-X-Y-基はメチレン基を示さない。)で
    表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその
    薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬理学上許
    容される塩。
  10. 【請求項10】請求項1乃至8から選択されるいずれか
    1項において、 W及びYが、それぞれ独立して結合手又はC1-C8アルキ
    レン基(但し、-W-X-Y-基はメチレン基を示さない。)で
    表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその
    薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬理学上許
    容される塩。
  11. 【請求項11】請求項1乃至8から選択されるいずれか
    1項において、 W及びYが、それぞれ独立して結合手又はC1-C6アルキ
    レン基(但し、-W-X-Y-基はメチレン基を示さない。)で
    表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその
    薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬理学上許
    容される塩。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11から選択されるいずれ
    か1項において、 Rが水素原子、又はC1-C4アルカノイル基で表される2-
    メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容
    されるエステル類又はそれらの薬理学上許容される塩。
  13. 【請求項13】請求項1乃至11から選択されるいずれ
    か1項において、 Rが水素原子で表される2-メルカプトカルボン酸誘導
    体若しくはその薬理学上許容されるエステル類又はそれ
    らの薬理学上許容される塩。
  14. 【請求項14】請求項1乃至13から選択されるいずれ
    か1項において、 置換分αが、(i)C1-C10アルキル基、(ii)C2-C10不飽和
    炭化水素基、(iii)C1-C 10アルコキシ基、(iv)ハロゲン
    原子、(v)水酸基、(vi)C6-C10アリール基(置換分βを1
    個有していてもよい。)、(vii)単環式複素芳香環基、(v
    iii)フェニルC1-C 4アルキル基(フェニル上に置換分βを
    1若しくは2個有していてもよく、アルキル上に置換分
    として水酸基を1個有していてもよい。)、(ix)フェニ
    ルC1-C4カルボニルアルキル基(フェニル上に置換分βを
    1若しくは2個有していてもよい。)、(x)フェノキシ基
    (フェニル上に置換分βを1若しくは2個有していても
    よい。)、(xi)C6-C10シクロアルキルアルキルオキシ
    基、(xii)フェニルC1-C6アルキルオキシ基(フェニル上
    に置換分βを1若しくは2個有していてもよく、アルキ
    ル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
    い。)、(xiii)フェニルC1-C6カルボニルアルキルオキシ
    基(フェニル上に置換分βを1若しくは2個有していて
    もよい。)、(xiv)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単
    環式複素芳香環C1-C6アルキルオキシ基(単環式複素芳香
    環上に置換分βを1若しくは2個有していてもよく、ア
    ルキル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
    い。)、(xv)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式
    複素芳香環C1-C6カルボニルアルキルオキシ基(単環式複
    素芳香環上に置換分βを1若しくは2個有していてもよ
    い。)、(xvi)フェノキシC1-C6アルキル基(フェニル上に
    置換分βを1個有していてもよい。)、(xvii)フェニルC
    1-C6アルキルオキシC1-C6アルキル基(フェニル上に置換
    分βを1個有していてもよい。)、又は(xviii)C2-C7
    ルボキシアルコキシ基で表される2-メルカプトカルボ
    ン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステル類
    又はそれらの薬理学上許容される塩。
  15. 【請求項15】請求項1乃至13から選択されるいずれ
    か1項において、 置換分αが、(i)C1-C6アルキル基、(ii)C1-C8アルコキ
    シ基、(iii)ハロゲン原子、(iv)水酸基、(v)フェニル基
    (置換分βを1個有していてもよい。)、(vi)フェニルC1
    -C4アルキル基(フェニル上に置換分βを1個有していて
    もよく、アルキル上に置換分として水酸基を1個有して
    いてもよい。)、(vii)フェニルC1-C4カルボニルアルキ
    ル基(フェニル上に置換分βを1個有していてもよ
    い。)、(viii)フェノキシ基(置換分βを1個有していて
    もよい。)、(ix)C6-C10シクロアルキルアルキルオキシ
    基、(x)フェニルC1-C6アルキルオキシ基(フェニル上に
    置換分βを1若しくは2個有していてもよく、アルキル
    上に置換分として水酸基を1個有していてもよい。)、
    (xi)フェニルC1-C6カルボニルアルキルオキシ基(フェニ
    ル上に置換分βを1若しくは2個有していてもよ
    い。)、(xii)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式
    複素芳香環C1-C4アルキルオキシ基(単環式複素芳香環上
    に置換分βを1若しくは2個有していてもよく、アルキ
    ル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
    い。)、(xiii)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環
    式複素芳香環カルボニルC1-C4アルキルオキシ基(単環式
    複素芳香環上に置換分βを1若しくは2個有していても
    よい。)、(xiv)フェノキシC1-C4アルキル基、(xv)フェ
    ニルC1-C4アルキルオキシC1-C4アルキル基、又は(xvi)C
    2-C5カルボキシアルコキシ基で表される2-メルカプト
    カルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエス
    テル類又はそれらの薬理学上許容される塩。
  16. 【請求項16】請求項1乃至13から選択されるいずれ
    か1項において、 置換分αが、(i)C1-C4アルキル基、(ii)C1-C6アルコキ
    シ基、(iii)ハロゲン原子、(iv)水酸基、(v)フェニル
    基、(vi)フェニルC1-C4アルキル基(アルキル上に置換分
    として水酸基を1個有していてもよい。)、(vii)フェニ
    ルC1-C4カルボニルアルキル基、(viii)フェノキシ基、
    (ix)C6-C10シクロアルキルアルキルオキシ基、(x)フェ
    ニルC1-C4アルキルオキシ基(フェニル上に置換分βを1
    個有していてもよく、アルキル上に置換分として水酸基
    を1個有していてもよい。)、(xi)フェニルC1-C4カルボ
    ニルアルキルオキシ基(フェニル上に置換分βを1個有
    していてもよい。)、(xii)ヘテロ原子を1若しくは2個
    有する単環式複素芳香環C1-C 4アルキルオキシ基(単環式
    複素芳香環上に置換分βを1若しくは2個有していても
    よく、アルキル上に置換分として水酸基を1個有してい
    てもよい。)、(xiii)ヘテロ原子を1若しくは2個有す
    る単環式複素芳香環カルボニルC1-C4アルキルオキシ基
    (単環式複素芳香環上に置換分βを1若しくは2個有し
    ていてもよい。)、(xiv)フェニルC1-C4アルキルオキシC
    1-C4アルキル基、又は(xv)C2-C5カルボキシアルコキシ
    基で表される2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくは
    その薬理学上許容されるエステル類又はそれらの薬理学
    上許容される塩。
  17. 【請求項17】請求項1乃至13から選択されるいずれ
    か1項において、 置換分αが、(i)C1-C2アルキル基、(ii)C1-C6アルコキ
    シ基、(iii)塩素原子、(iv)水酸基、(v)フェニルC1-C4
    アルキル基(アルキル上に置換分として水酸基を1個有
    していてもよい。)、(vi)フェニルC1-C4カルボニルアル
    キル基、(vii)フェニルC1-C4アルキルオキシ基(フェニ
    ル上に置換分βを1個有していてもよく、アルキル上に
    置換分として水酸基を1個有していてもよい。)、(vii
    i) フェニルC1-C4カルボニルアルキルオキシ基、又は(i
    x)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式複素芳香環
    C1-C4アルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換分β
    を1個有していてもよい。)で表される2-メルカプトカ
    ルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステ
    ル類又はそれらの薬理学上許容される塩。
  18. 【請求項18】請求項1乃至13から選択されるいずれ
    か1項において、 置換分αが、(i)フェニルC1-C4アルキルオキシ基(フェ
    ニル上に置換分βを1個有していてもよく、アルキル上
    に置換分として水酸基を1個有していてもよい。)、(i
    i)フェニルC1-C4カルボニルアルキルオキシ基、又は(ii
    i)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環式複素芳香環
    C1-C4アルキルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換分β
    を1個有していてもよい。)で表される2-メルカプトカ
    ルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステ
    ル類又はそれらの薬理学上許容される塩。
  19. 【請求項19】請求項1乃至18から選択されるいずれ
    か1項において、 置換分βが、(i)C1-C6アルキル基、(ii)C1-C6アルコキ
    シ基、(iii)ハロゲン原子、(iv)ニトロ基、(v)シアノ
    基、又は(vi)フェニル基で表される2-メルカプトカル
    ボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステル
    類又はそれらの薬理学上許容される塩。
  20. 【請求項20】請求項1乃至18から選択されるいずれ
    か1項において、 置換分βが、(i)C1-C4アルキル基、(ii)C1-C4アルコキ
    シ基、(iii)ハロゲン原子、又は(iv)フェニル基で表さ
    れる2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬理
    学上許容されるエステル類又はそれらの薬理学上許容さ
    れる塩。
  21. 【請求項21】請求項1乃至18から選択されるいずれ
    か1項において、 置換分βが、(i)C1-C2アルキル基、(ii)C1-C2アルコキ
    シ基、又は(iii)ハロゲン原子で表される2-メルカプト
    カルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエス
    テル類又はそれらの薬理学上許容される塩。
  22. 【請求項22】請求項1において、 Aが、C6-C10アリール基(置換分αを1若しくは2個有
    していてもよい。)又はヘテロ原子を1若しくは2個有
    する複素芳香環基(置換分αを1若しくは2個有してい
    てもよい。)を示し;Xが、結合手、酸素原子又は硫黄
    原子を示し;W及びYが、それぞれ独立して結合手又は
    C1-C10アルキレン基(但し、-W-X-Y-基はメチレン基を示
    さない。)を示し;Rが、水素原子、又はC1-C4アルカ
    ノイル基を示し;置換分αが、(i)C1-C10アルキル基、
    (ii)C2-C10不飽和炭化水素基、(iii)C1-C 10アルコキシ
    基、(iv)ハロゲン原子、(v)水酸基、(vi)C6-C10アリー
    ル基(置換分βを1個有していてもよい。)、(vii)単環
    式複素芳香環基、(viii)フェニルC1-C 4アルキル基(フェ
    ニル上に置換分βを1若しくは2個有していてもよく、
    アルキル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
    い。)、(ix) フェニルC1-C4カルボニルアルキル基(フェ
    ニル上に置換分βを1若しくは2個有していてもよ
    い。)、(x)フェノキシ基(フェニル上に置換分βを1若
    しくは2個有していてもよい。)、(xi)C6-C10シクロア
    ルキルアルキルオキシ基、(xii)フェニルC1-C6アルキル
    オキシ基(フェニル上に置換分βを1若しくは2個有し
    ていてもよく、アルキル上に置換分として水酸基を1個
    有していてもよい。)、(xiii) フェニルC1-C 6カルボニ
    ルアルキルオキシ基(フェニル上に置換分βを1若しく
    は2個有していてもよい。)、(xiv)ヘテロ原子を1若し
    くは2個有する単環式複素芳香環C1-C6アルキルオキシ
    基(単環式複素芳香環上に置換分βを1若しくは2個有
    していてもよく、アルキル上に置換分として水酸基を1
    個有していてもよい。)、(xv)ヘテロ原子を1若しくは
    2個有する単環式複素芳香環C1-C6カルボニルアルキル
    オキシ基(単環式複素芳香環上に置換分βを1若しくは
    2個有していてもよい。)、(xvi)フェノキシC1-C6アル
    キル基(フェニル上に置換分βを1個有していてもよ
    い。)、(xvii)フェニルC1-C6アルキルオキシC1-C6アル
    キル基(フェニル上に置換分βを1個有していてもよ
    い。)、又は(xviii)C2-C7カルボキシアルコキシ基を示
    し;置換分βが、(i)C1-C6アルキル基、(ii)C1-C6アル
    コキシ基、(iii)ハロゲン原子、(iv)ニトロ基、(v)シア
    ノ基、又は(vi)フェニル基で表される2-メルカプトカ
    ルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステ
    ル類又はそれらの薬理学上許容される塩。
  23. 【請求項23】請求項1おいて、 Aが、C6-C10アリール基(置換分αを1若しくは2個有
    していてもよい。)又はヘテロ原子を1個有する複素芳
    香環基(置換分αを1個有していてもよい。)を示し;X
    が、結合手、又は酸素原子を示し;W及びYが、それぞ
    れ独立して結合手又はC1-C8アルキレン基(但し、-W-X-Y
    -基はメチレン基を示さない。)を示し;Rが水素原子
    を示し;置換分αが、(i)C1-C4アルキル基、(ii)C1-C6
    アルコキシ基、(iii)ハロゲン原子、(iv)水酸基、(v)フ
    ェニル基、(vi)フェニルC1-C4アルキル基(アルキル上に
    置換分として水酸基を1個有していてもよい。)、(vii)
    フェニルC1-C4カルボニルアルキル基、(viii)フェノキ
    シ基、(ix)C6-C10シクロアルキルアルキルオキシ基、
    (x)フェニルC1-C4アルキルオキシ基(フェニル上に置換
    分βを1個有していてもよく、アルキル上に置換分とし
    て水酸基を1個有していてもよい。)、(xi)フェニルC1-
    C4カルボニルアルキルオキシ基(フェニル上に置換分β
    を1個有していてもよい。)、(xii)ヘテロ原子を1若し
    くは2個有する単環式複素芳香環C1-C 4アルキルオキシ
    基(単環式複素芳香環上に置換分βを1若しくは2個有
    していてもよく、アルキル上に置換分として水酸基を1
    個有していてもよい。)、(xiii)ヘテロ原子を1若しく
    は2個有する単環式複素芳香環カルボニルC1-C4アルキ
    ルオキシ基(単環式複素芳香環上に置換分βを1若しく
    は2個有していてもよい。)、(xiv)フェニルC1-C4アル
    キルオキシC1-C4アルキル基、又は(xv)C2-C5カルボキシ
    アルコキシ基を示し;置換分βが、(i)C1-C4アルキル
    基、(ii)C1-C4アルコキシ基、(iii)ハロゲン原子、又は
    (iv)フェニル基で表される2-メルカプトカルボン酸誘
    導体若しくはその薬理学上許容されるエステル類又はそ
    れらの薬理学上許容される塩。
  24. 【請求項24】請求項1において、 Aが、C6-C10アリール基(置換分αを1個有していても
    よい。)を示し;Xが結合手を示し;W及びYが、それ
    ぞれ独立して結合手又はC1-C6アルキレン基(但し、-W-X
    -Y-基はメチレン基を示さない。)を示し;Rが水素原
    子を示し;置換分αが、(i)フェニルC1-C4アルキルオキ
    シ基(フェニル上に置換分βを1個有していてもよく、
    アルキル上に置換分として水酸基を1個有していてもよ
    い。)、(ii)フェニルC1-C4カルボニルアルキルオキシ
    基、又は(iii)ヘテロ原子を1若しくは2個有する単環
    式複素芳香環C1-C4アルキルオキシ基(単環式複素芳香環
    上に置換分βを1個有していてもよい。)を示し;置換
    分βが、(i)C1-C2アルキル基、(ii)C1-C2アルコキシ
    基、又は(iii)ハロゲン原子で表される2-メルカプトカ
    ルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエステ
    ル類又はそれらの薬理学上許容される塩。
  25. 【請求項25】請求項1において、 Aは後述する置換分αを1乃至3個有していてもよい炭
    素数6乃至10個を有するアリール基又は後述する置換
    分αを1乃至3個有していてもよい酸素原子、窒素原子
    及び硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子を1
    乃至3個有する複素芳香環基を示し、 Xは結合手、酸素原子、硫黄原子,又は-NH-基を示し、 W及びYは、それぞれ独立して結合手又は直鎖状若しく
    は分枝鎖状の炭素数1乃至20個を有するアルキレン基
    を示し、 但し、-W-X-Y-基はメチレン基を示さない。Rは水素原
    子、炭素数1乃至6個を有するアルカノイル基、又は後
    述する置換分βを1乃至3個有していてもよい炭素数6
    乃至10個を有するアリールを有するアリールアミノカ
    ルボニル基を示し、 置換分αは、(i)後述する置換分β(但し、アルキル基を
    除く。)を1乃至3個有していてもよい直鎖状若しくは
    分枝鎖状の炭素数1乃至20個を有するアルキル基、(i
    i)後述する置換分β(但し、アルキル基を除く。)を1乃
    至3個有していてもよい直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素
    数2乃至20個を有し1乃至3個の二重結合を有する不
    飽和炭化水素基、(iii)直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素
    数1乃至10個を有するアルコキシ基、(iv)ハロゲン原
    子、(v)水酸基、(vi)後述する置換分βを1乃至3個有
    していてもよい炭素数6乃至10個を有するアリール
    基、(vii)酸素原子、窒素原子及び硫黄原子からなる群
    から選択されるヘテロ原子を1乃至3個有する5若しく
    は6員単環式複素芳香環基、(viii)後述する置換分βを
    1乃至3個有していてもよい炭素数6乃至10個を有す
    るアリール及び置換分として水酸基を1個有していても
    よい直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数1乃至6個を有す
    るアルキルを有するアラルキル基、(ix)後述する置換分
    βを1乃至3個有していてもよい炭素数6乃至10個を
    有するアリールオキシ基、(x)炭素数3乃至6個を有す
    るシクロアルキル及び直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数
    1乃至6個を有するアルキルを有するシクロアルキルア
    ルキルオキシ基、(xi)後述する置換分βを1乃至3個有
    していてもよい炭素数6乃至10個を有するアリール及
    び直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数1乃至6個を有する
    アルキルを有するアラルキルオキシ基、(xii)酸素原
    子、窒素原子及び硫黄原子からなる群から選択されるヘ
    テロ原子を1乃至3個有する5若しくは6員単環式複素
    芳香環及び直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数1乃至6個
    を有するアルキルを有する単環式複素芳香環アルキルオ
    キシ基、(xiii)後述する置換分βを1乃至3個有してい
    てもよい炭素数6乃至10個を有するアリール及び直鎖
    状若しくは分枝鎖状の炭素数1乃至6個を有するアルキ
    ルを有するアリールオキシアルキル基、(xiv)後述する
    置換分βを1乃至3個有していてもよい炭素数6乃至1
    0個を有するアリール及び直鎖状若しくは分枝鎖状の炭
    素数1乃至6個を有するアルキルをそれぞれ独立して2
    個有するアラルキルオキシアルキル基、又は(xv)後述す
    る置換分βを1乃至3個有していてもよい炭素数6乃至
    10個を有するアリール及び直鎖状若しくは分枝鎖状の
    炭素数1乃至6個を有するアルキルを有するアリールア
    ルキルカルボニル基を示し、 置換分βは、(i)直鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数1乃
    至6個を有するアルキル基、(ii)直鎖状若しくは分枝鎖
    状の炭素数1乃至6個を有するアルコキシ基、(iii)直
    鎖状若しくは分枝鎖状の炭素数1乃至6個を有するアル
    キルチオ基、(iv)ハロゲン原子、(v)炭素数1乃至4個
    を有するアルキレンジオキシ基、(vi)ニトロ基、(vii)
    シアノ基、(viii)炭素数1乃至6個を有するアルカノイ
    ル基、(ix)カルバモイル基、又は(x)直鎖状若しくは分
    枝鎖状の炭素数1乃至6個を有するアルコキシを有する
    アルコキシカルボニルアミノ基で表される2-メルカプ
    トカルボン酸誘導体若しくはその薬理学上許容されるエ
    ステル類又はそれらの薬理学上許容される塩。
  26. 【請求項26】請求項1乃至25より選択される1項に
    記載の2-メルカプトカルボン酸誘導体若しくはその薬
    理学上許容されるエステル類又はそれらの薬理学上許容
    される塩を有効成分として含有する医薬。
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FR2827859A1 (fr) * 2001-07-30 2003-01-31 Lipha Derives 4-(arylthio) - ou 4-(heteroarylthio) -butyrique dans la preparation de medicaments destines au traitement du diabete
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