JP2000307907A - 撮像装置および写真撮影装置 - Google Patents

撮像装置および写真撮影装置

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JP2000307907A
JP2000307907A JP11112765A JP11276599A JP2000307907A JP 2000307907 A JP2000307907 A JP 2000307907A JP 11112765 A JP11112765 A JP 11112765A JP 11276599 A JP11276599 A JP 11276599A JP 2000307907 A JP2000307907 A JP 2000307907A
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JP
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solid
film
imaging device
image pickup
wiring member
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JP11112765A
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English (en)
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Fumio Hata
文夫 畑
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のスチル・カメラに固体撮像素子を装着
可能とする。 【解決手段】 固体撮像素子1の電極部3に、可撓性の
配線部材6が接続され、固体撮像素子1の受光部と配線
部材6の表面とが同一平面内にあるように、固体撮像素
子1と配線部材6とを配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置および写真
撮影装置に係わり、特に固体撮像素子を利用したディジ
タル・スチル・カメラ等の写真撮影装置の実装構造、お
よびその写真撮影装置に好適に用いられる撮像装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CCD、CMOSセンサなどの固
体撮像素子を利用したディジタル・スチル・カメラが普
及しているが、その多くは従来の銀塩フィルムを用いる
スチル・カメラとは撮影レンズ等の互換性のないもので
ある。
【0003】既存の銀塩フィルムを用いるカメラのフィ
ルム装填箇所に固体撮像素子を配置すれば、既存のカメ
ラ及び撮影レンズを利用したディジタル・スチル・カメ
ラを構成することも可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
固体撮像素子の構造では以下の理由で、既存の銀塩フィ
ルムを用いるカメラのフィルム装填箇所に固体撮像素子
を配置することが困難であった。以下、図4に沿って説
明する。
【0005】まず、セラミックパッケージ10に気密封
止された固体撮像素子1では、受光部2及び電極部3の
上に電気配線のワイヤ12を通すための空間14と保護
ガラス11の厚さ分の距離が必要である。例えば、ワイ
ヤ12を通す空間14を0.3mm程度、保護ガラス1
1の厚さを0.3mm程度とすると、合計で0.6mm
程度となる。なお、13はワイヤ12と接続されるリー
ド線、20は支持体、24は基準面、30は入射光線で
ある。
【0006】一方、図5に示す通り、銀塩フィルム23
を用いるカメラでは、撮影レンズ21のピント位置にフ
ィルム23の乳剤面を配置するための基準面24が設け
られている。前記の気密封止された固体撮像素子では、
この基準面24に保護ガラス11の表面を押しあてて
も、受光部2と基準面24は一致せず、両者の間隔は前
述の様に0.6mm程度になる。一般的に、この間隔の
許容値は撮像画面対角線長の1/1000程度とされ、
35mmフィルムを用いるカメラでは0.04mm程度
である。従って気密封止タイプの固体撮像素子ではピン
ト合わせができず、既存のカメラにそのまま装着するこ
とは困難である。
【0007】このような不都合を解消するため、図6に
示すようにリレーレンズ27を設けて受光部2に結像さ
せる方式もあるが、カメラが大きく、重くなり、かつ撮
影レンズの全光束を利用できないために暗くなる、など
の欠点があり広く用いられるまでには至っていない。
【0008】本発明は、上記の撮像装置の課題を解決
し、従来の銀塩フィルムを使用するカメラを大きく改造
することなしに、これに装着可能な撮像装置および写真
撮影装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、固
体撮像素子の電極部に、可撓性の配線部材が接続され、
該固体撮像素子の受光部と該配線部材の表面とが同一平
面内にあるように、該固体撮像素子と該配線部材とを配
置したことを特徴とする。
【0010】本発明の写真撮影装置は、上記本発明の撮
像装置を用いた写真撮影装置であって、前記配線部材の
表面が支持体による支持面であり、前記固体撮像素子の
受光部が被写体の結像面となるように配置されてなるこ
とを特徴とする。
【0011】本発明は、ICの薄型実装材料として広く
用いられているTAB(Tape Automated Bonding)フィ
ルム、フレキシブル配線基板(Flexible Print Circui
t;以下、FPCと記する。)等の可撓性の配線部材を
利用するものである。いずれの材料を用いる場合でも、
その可撓性を利用して、固体撮像素子の受光部と、実装
構造の基準位置(配線部材の表面、カメラに用いた場合
には支持体による支持面となる)とを同一平面内に配置
し、既存カメラのフィルム装填箇所にそのまま置くこと
が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は本発明の撮像装置の第1の実施
例を示す断面図である。図1において、1はCCD、C
MOSなどの固体撮像素子で、一般的には0.3〜0.
6mm程度の厚さのシリコン・ウエハーで作成され、所
定の大きさに切り出されている。固体撮像素子1の表面
には光電変換を行う受光部2が二次元状に形成されてお
り、その上には必要に応じてカラーフィルタ(不図示)
やマイクロレンズ2aが形成される。
【0013】この様な固体撮像素子では、入射光線30
が受光部2で光電変換され、その結果得られる電気信号
が素子上の電極部3に現れる。電気信号を素子の外部へ
導くには、電極部3の上に金属のバンプ(突起)4を接
合し、さらにそのバンプ4に金属製のインナーリード
(配線材)5を接合する。
【0014】多くの場合、電極部3はアルミニウムの薄
膜、バンプ4は金、インナーリード5は銅箔に金メッキ
をしたものが用いられ、その接合には超音波や熱を加え
ながら圧接する方法が行なわれる。
【0015】通常、バンプ4の厚みは0.02mm程
度、インナーリード5は0.04mm程度である。イン
ナーリード5は変形し易いため、予め配線部材となるポ
リイミド製のTABフィルム6に固定してあり、インナ
ーリードの先端と電極部3の相対位置が組立時に変化し
ないよう考慮されている。また、TABフィルム6上の
インナーリード5を保護するために、レジスト層7が塗
布されることが多い。
【0016】TABフィルム6の厚さは0.05mm、
レジスト7はTABフィルムと同様ポリイミド製で、厚
さは0.02mm前後のものが多用される。
【0017】次に、TABフィルム6の入射光線側の表
面と、素子上の受光部2が同一平面内に配置されるよ
う、裏打板9を作り、これを素子1及びTABフィルム
6の裏面側に接着・固定する。そして裏打板9は圧板2
5及び板バネ26により押圧される。これにより、図3
に示すようにTABフィルム6の表面を基準面24に押
しあて(TABフィルム6の表面は支持体20による支
持面となる)受光部2にピントが合う薄型の撮像装置を
構成することができる。このとき、電極部3及びインナ
ーリード5を外力や湿度から保護する目的で封止樹脂8
を塗布することもできる。カメラの全体構成は図5に示
したものと同じである。 (第2の実施例)図2は本発明の撮像装置の第2の実施
例を示す断面図である。本実施例は配線部材として、ポ
リイミドフィルム等を支持体に用いるFPC10を用い
たものである。この場合、導体配線10aとバンプ4と
の接続を異方性導電接着剤11で行なえば、電気的接続
と電極部3の封止が一工程で完了するという利点もあ
る。
【0018】以上説明した各実施例では撮像装置が薄型
に構成できるので、既存カメラの圧板25と基準面24
の間に装着することができ、大きな改造を行なわずにこ
れをディジタル・スチル・カメラとして利用することが
できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の銀塩フィルムを用いるスチル・カメラに、その大
きさ、重さを損なうことなく、かつ、撮影レンズの光束
を無駄にすることなしに、固体撮像素子を装着すること
が可能になる。その結果、従来までに広く普及している
カメラ、及び撮影レンズを利用して、より簡便にディジ
タル画像の入力装置、即ち、ディジタル・スチル・カメ
ラを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の第1の実施例を示す断面図
である。
【図2】本発明の撮像装置の第2の実施例を示す断面図
である。
【図3】本発明の利用形態を示す断面図である。
【図4】従来の撮像装置の断面図である。
【図5】従来の銀塩フィルムを使用するカメラの断面図
である。
【図6】従来の撮像装置の利用方法を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 固体撮像素子 2 受光部 2a マイクロレンズ 3 電極部 4 バンプ 5 インナーリード 6 TABフィルム 7 レジスト 8 封止樹脂 9 裏打板 10 FPC 10a 導体配線 11 異方性導電接着剤 20 支持体 21 撮像レンズ 22 シャッター 24 基準面 25 圧板 26 板バネ 30 入射光線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子の電極部に、可撓性の配線
    部材が接続され、 該固体撮像素子の受光部と該配線部材の表面とが同一平
    面内にあるように、該固体撮像素子と該配線部材とを配
    置したことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記可撓性の配線部材として、TABを
    用いた請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記可撓性の配線部材として、フレキシ
    ブル配線板を用いた請求項1に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの撮像装置を用
    いた写真撮影装置であって、前記配線部材の表面が支持
    体による支持面であり、前記固体撮像素子の受光部が被
    写体の結像面となるように配置されてなる写真撮影装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR100594150B1 (ko) * 2004-10-18 2006-06-28 삼성전자주식회사 카메라 모듈의 떨림 보정 장치
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