JP2000306349A - ヘッドの位置決め方法及び装置 - Google Patents
ヘッドの位置決め方法及び装置Info
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- JP2000306349A JP2000306349A JP11110431A JP11043199A JP2000306349A JP 2000306349 A JP2000306349 A JP 2000306349A JP 11110431 A JP11110431 A JP 11110431A JP 11043199 A JP11043199 A JP 11043199A JP 2000306349 A JP2000306349 A JP 2000306349A
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- arm
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡便で低コストで、ヘッドの位置誤差を非常に
小さくすることができ、高い精度でヘッドを目標位置に
設定することができるようにすること。 【解決手段】情報を記録するディスク1aと、ディスク
1aに対して情報の書き込み/読み出しを行うヘッド3
と、ヘッド3が先端に固定されるアーム6aと、アーム
6aの根本でヘッド3の位置決めをする第一の位置決め
機構7aと、アーム6aのヘッド3の近傍でヘッド3の
位置決めをする第二の位置決め機構4aと、アーム6a
の変位を計測し第一の位置決め機構7aにフィードバッ
クするセンサ8aを搭載したガイドアーム9aと、ガイ
ドアーム9aの位置決めをするガイドアーム位置決め手
段11aとを備え、センサ8aからの出力に基づき第二
の位置決め機構4aを制御する。
小さくすることができ、高い精度でヘッドを目標位置に
設定することができるようにすること。 【解決手段】情報を記録するディスク1aと、ディスク
1aに対して情報の書き込み/読み出しを行うヘッド3
と、ヘッド3が先端に固定されるアーム6aと、アーム
6aの根本でヘッド3の位置決めをする第一の位置決め
機構7aと、アーム6aのヘッド3の近傍でヘッド3の
位置決めをする第二の位置決め機構4aと、アーム6a
の変位を計測し第一の位置決め機構7aにフィードバッ
クするセンサ8aを搭載したガイドアーム9aと、ガイ
ドアーム9aの位置決めをするガイドアーム位置決め手
段11aとを備え、センサ8aからの出力に基づき第二
の位置決め機構4aを制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
における磁気ヘッド等のヘッドの位置決めを行うために
必要となるサーボトラックパターンを、磁気ディスク等
のディスク上に書き込む際に必要となるヘッドの高精度
の位置決めの方法及び装置に関する。
における磁気ヘッド等のヘッドの位置決めを行うために
必要となるサーボトラックパターンを、磁気ディスク等
のディスク上に書き込む際に必要となるヘッドの高精度
の位置決めの方法及び装置に関する。
【0002】磁気ディスク装置(DE)は、高密度化が
進展し、そのトラック幅は2μmから1μmに達しよう
としている。このため情報の読み書きをする磁気ヘッド
を所望のトラック上に位置決めするために、非常に高い
精度を要する。
進展し、そのトラック幅は2μmから1μmに達しよう
としている。このため情報の読み書きをする磁気ヘッド
を所望のトラック上に位置決めするために、非常に高い
精度を要する。
【0003】磁気ヘッドの位置決めは、サーボパターン
を読み出し、ヘッドの変位信号をヘッドを移動するボイ
スコイルモータ(VCM)にフィードバックして行って
いる。しかし、これでは今後のさらに微細なトラック幅
に対応できないため、ヘッドアームの先端に設けたさら
に高精度の微動機構に変位信号をフィードバックする二
重サーボ系によって、高精度の位置決めを行うピギーバ
ックヘッドが考案されている。
を読み出し、ヘッドの変位信号をヘッドを移動するボイ
スコイルモータ(VCM)にフィードバックして行って
いる。しかし、これでは今後のさらに微細なトラック幅
に対応できないため、ヘッドアームの先端に設けたさら
に高精度の微動機構に変位信号をフィードバックする二
重サーボ系によって、高精度の位置決めを行うピギーバ
ックヘッドが考案されている。
【0004】特に、本発明は、このような二重サーボ制
御可能なヘッドを位置決めする際に必要となるサーボト
ラックパターンを書き込むためのヘッドの位置決め方法
及び装置に関する。
御可能なヘッドを位置決めする際に必要となるサーボト
ラックパターンを書き込むためのヘッドの位置決め方法
及び装置に関する。
【0005】
【従来の技術】磁気ディスク装置において、磁気ヘッド
を位置決めするためのサーボトラックパターンを磁気デ
ィスクに書き込むために、従来は、磁気ヘッドを搭載し
たヘッドアームを外部からプッシュピンによって駆動
し、プッシュピンを搭載したガイドアームを高精度に位
置決めすることによってヘッドアームを所定の位置に高
精度に位置決めする方法とそれに基づくサーボトラック
パターンの書き込み装置(Servo Track Writer:ST
W)が使用されている。
を位置決めするためのサーボトラックパターンを磁気デ
ィスクに書き込むために、従来は、磁気ヘッドを搭載し
たヘッドアームを外部からプッシュピンによって駆動
し、プッシュピンを搭載したガイドアームを高精度に位
置決めすることによってヘッドアームを所定の位置に高
精度に位置決めする方法とそれに基づくサーボトラック
パターンの書き込み装置(Servo Track Writer:ST
W)が使用されている。
【0006】ところが、ガイドアームとヘッドアームと
をプッシュピンによって結合して位置決めをすると、両
者の機械的な結合による連成振動や両者の摩擦による振
動などによってヘッドアームに振動が発生し、書き込ま
れるサーボトラックパターンの位置ずれが発生し、この
書き込まれるサーボトラックパターンの位置ずれが無視
できなくなってきた。また、プッシュピン方式のサーボ
トラックパターンの書き込み装置(STW)では、ピギ
ーバックヘッドのような二重のサーボ方式のヘッドを有
効に活用することができないものであった。これは、ヘ
ッド近傍にある高精度の微動機構を位置決めするための
サーボ信号が得られないからである。
をプッシュピンによって結合して位置決めをすると、両
者の機械的な結合による連成振動や両者の摩擦による振
動などによってヘッドアームに振動が発生し、書き込ま
れるサーボトラックパターンの位置ずれが発生し、この
書き込まれるサーボトラックパターンの位置ずれが無視
できなくなってきた。また、プッシュピン方式のサーボ
トラックパターンの書き込み装置(STW)では、ピギ
ーバックヘッドのような二重のサーボ方式のヘッドを有
効に活用することができないものであった。これは、ヘ
ッド近傍にある高精度の微動機構を位置決めするための
サーボ信号が得られないからである。
【0007】プッシュピンの代わりにガイドアームにヘ
ッドアームの位置を検出するセンサを搭載し、ヘッドア
ームにセンサの検出対象となるターゲットを付設して、
両者の変位量を検出して、両者の位置関係が一定になる
ようヘッドアームの位置を制御する非機械的方法が提案
されている。
ッドアームの位置を検出するセンサを搭載し、ヘッドア
ームにセンサの検出対象となるターゲットを付設して、
両者の変位量を検出して、両者の位置関係が一定になる
ようヘッドアームの位置を制御する非機械的方法が提案
されている。
【0008】特願平3−325850号(特開平5−2
74833号公報)「磁気ディスク位置決め信号書き込
み装置」において、このような装置が開示されている。
しかし、この装置の目的は、サーボトラックパターンの
位置精度を高めることではなく、ヘッドアームを把持す
るクランプ機構を挿入する開口を小さくし、磁気ディス
クを防塵することであった。
74833号公報)「磁気ディスク位置決め信号書き込
み装置」において、このような装置が開示されている。
しかし、この装置の目的は、サーボトラックパターンの
位置精度を高めることではなく、ヘッドアームを把持す
るクランプ機構を挿入する開口を小さくし、磁気ディス
クを防塵することであった。
【0009】また、特願平6−252302号(特開平
8−124335号公報)「サーボ情報書き込み方法及
び書き込み装置」において、機械的な結合を要しない方
法と装置が開示されている。すなわち、磁気ヘッドなど
に光の反射状態が変化する記録層を設けた変位検出用パ
ターンを記録し、光ピックアップで磁気ヘッドの変位を
検出し、その出力で磁気ヘッドを位置決めして、サーボ
トラックパターンを書き込む方法と装置が開示されてい
る。
8−124335号公報)「サーボ情報書き込み方法及
び書き込み装置」において、機械的な結合を要しない方
法と装置が開示されている。すなわち、磁気ヘッドなど
に光の反射状態が変化する記録層を設けた変位検出用パ
ターンを記録し、光ピックアップで磁気ヘッドの変位を
検出し、その出力で磁気ヘッドを位置決めして、サーボ
トラックパターンを書き込む方法と装置が開示されてい
る。
【0010】さらに、特願平7−116006号(特開
平8−315531号公報)「ディスク状記録媒体上の
ヘッド位置決め方法とサーボ情報書き込み方法、磁気デ
ィスク装置と磁気ディスク装置用サーボ情報書き込み装
置、変位検出用ミラー」において、高精度で位置決め可
能な光センサと磁気ヘッドを搭載したスライダとの間を
光学的に結合し、光センサとスライダとの増幅された変
位を検出して磁気ヘッドを位置決めする方法およびそれ
によりサーボ情報を書き込む方法と装置、および変位検
出用ミラーについて開示されている。
平8−315531号公報)「ディスク状記録媒体上の
ヘッド位置決め方法とサーボ情報書き込み方法、磁気デ
ィスク装置と磁気ディスク装置用サーボ情報書き込み装
置、変位検出用ミラー」において、高精度で位置決め可
能な光センサと磁気ヘッドを搭載したスライダとの間を
光学的に結合し、光センサとスライダとの増幅された変
位を検出して磁気ヘッドを位置決めする方法およびそれ
によりサーボ情報を書き込む方法と装置、および変位検
出用ミラーについて開示されている。
【0011】上記二つの発明の目的は、磁気ヘッドのア
クチュエータの機械的共振特性を劣化させることなく、
振動によるヘッド位置のずれを補正し、精度良くサーボ
情報を書き込むことである。
クチュエータの機械的共振特性を劣化させることなく、
振動によるヘッド位置のずれを補正し、精度良くサーボ
情報を書き込むことである。
【0012】さらに、このようなサーボ情報を書き込む
方法に関して特願平8−22326号(特開平9−21
3034号公報)および特願平8−287917号(特
開平10−134533号公報)がある。これらは磁気
ヘッドの微小な動きを検出するセンサを設けて磁気ヘッ
ド近傍の第二の微動機構にフィードバックして高い精度
で磁気ヘッドを位置決めしてサーボトラックパターンを
書き込む方法が提示されている。
方法に関して特願平8−22326号(特開平9−21
3034号公報)および特願平8−287917号(特
開平10−134533号公報)がある。これらは磁気
ヘッドの微小な動きを検出するセンサを設けて磁気ヘッ
ド近傍の第二の微動機構にフィードバックして高い精度
で磁気ヘッドを位置決めしてサーボトラックパターンを
書き込む方法が提示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の第二の(二
重の)微動機構をもつヘッドによる方法は、精度の高い
サーボトラックパターンを書き込むのに有効な方法であ
る。しかし、ヘッドの微小な高速の動きを検出するセン
サとその移動機構は非常に精度の高いものが必要であ
り、コストも高いものであった。このため、サーボトラ
ックパターンの書き込み装置(STW)の価格が高くな
り、結果として磁気ディスク装置の価格が高いものとな
っていた。
重の)微動機構をもつヘッドによる方法は、精度の高い
サーボトラックパターンを書き込むのに有効な方法であ
る。しかし、ヘッドの微小な高速の動きを検出するセン
サとその移動機構は非常に精度の高いものが必要であ
り、コストも高いものであった。このため、サーボトラ
ックパターンの書き込み装置(STW)の価格が高くな
り、結果として磁気ディスク装置の価格が高いものとな
っていた。
【0014】本発明は、簡便で低コストのヘッドの位置
決め方法及び装置を提供することを目的とする。
決め方法及び装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1中、1aはディスク、3はヘッド、4a
は第二の位置決め機構、6aはアーム、7aは第一の位
置決め機構、8aはセンサ、9aはガイドアーム、11
aはガイドアーム位置決め手段、12aは第二の位置決
め機構制御回路、13aは第一の位置決め機構制御回
路、14aはガイドアーム位置決め制御回路、16aは
調整回路、18はコンピュータである。
図である。図1中、1aはディスク、3はヘッド、4a
は第二の位置決め機構、6aはアーム、7aは第一の位
置決め機構、8aはセンサ、9aはガイドアーム、11
aはガイドアーム位置決め手段、12aは第二の位置決
め機構制御回路、13aは第一の位置決め機構制御回
路、14aはガイドアーム位置決め制御回路、16aは
調整回路、18はコンピュータである。
【0016】本発明は前記従来の課題を解決するため次
のように構成した。 (1):情報を記録するディスク1aと、前記ディスク
1aに対して情報の書き込み/読み出しを行うヘッド3
と、前記ヘッド3が先端に固定されるアーム6aと、前
記アーム6aの根本で前記ヘッド3の位置決めをする第
一の位置決め機構7aと、前記アーム6aの前記ヘッド
3の近傍で前記ヘッド3の位置決めをする第二の位置決
め機構4aと、前記アーム6aの変位を計測し前記第一
の位置決め機構7aにフィードバックするセンサ8aを
搭載したガイドアーム9aと、前記ガイドアーム9aの
位置決めをするガイドアーム位置決め手段11aとを備
え、前記センサ8aからの出力に基づき前記第二の位置
決め機構4aを制御する。
のように構成した。 (1):情報を記録するディスク1aと、前記ディスク
1aに対して情報の書き込み/読み出しを行うヘッド3
と、前記ヘッド3が先端に固定されるアーム6aと、前
記アーム6aの根本で前記ヘッド3の位置決めをする第
一の位置決め機構7aと、前記アーム6aの前記ヘッド
3の近傍で前記ヘッド3の位置決めをする第二の位置決
め機構4aと、前記アーム6aの変位を計測し前記第一
の位置決め機構7aにフィードバックするセンサ8aを
搭載したガイドアーム9aと、前記ガイドアーム9aの
位置決めをするガイドアーム位置決め手段11aとを備
え、前記センサ8aからの出力に基づき前記第二の位置
決め機構4aを制御する。
【0017】(2):前記(1)のヘッドの位置決め方
法において、前記第二の位置決め機構4aを制御する制
御情報は、前記ディスク1aに書き込まれたサーボトラ
ックパターンを前記ヘッド3から読み出して得られるヘ
ッド変位データと、前記センサ8aによる前記アーム変
位データとから、ヘッド変位が最小となるように生成し
たものとする。
法において、前記第二の位置決め機構4aを制御する制
御情報は、前記ディスク1aに書き込まれたサーボトラ
ックパターンを前記ヘッド3から読み出して得られるヘ
ッド変位データと、前記センサ8aによる前記アーム変
位データとから、ヘッド変位が最小となるように生成し
たものとする。
【0018】(3):前記(2)のヘッドの位置決め方
法において、前記第二の位置決め機構4aへの制御情報
の生成は、前記サーボトラックパターンの書き込み/読
み出しを行うトラックを前記ディスク1a中の複数の代
表的なトラックを選択して行う。
法において、前記第二の位置決め機構4aへの制御情報
の生成は、前記サーボトラックパターンの書き込み/読
み出しを行うトラックを前記ディスク1a中の複数の代
表的なトラックを選択して行う。
【0019】(4):前記(2)又は(3)のヘッドの
位置決め方法において、前記第二の位置決め機構4aへ
与える制御情報は、複数のディスク1aの表裏に対応す
る各々のヘッド3の第二の位置決め機構4aに別個に与
えるものとする。
位置決め方法において、前記第二の位置決め機構4aへ
与える制御情報は、複数のディスク1aの表裏に対応す
る各々のヘッド3の第二の位置決め機構4aに別個に与
えるものとする。
【0020】(5):情報を記録するディスク1aと、
前記ディスク1aに対して情報の読み書きを行うヘッド
3と、前記ヘッド3が先端に固定されるアーム6aと、
前記アーム6aの根本で前記ヘッド3の位置決めをする
第一の位置決め機構7aと、前記アーム6aの前記ヘッ
ド3の近傍で前記ヘッド3の位置決めをする第二の位置
決め機構4aと、前記アーム6aの変位を計測し前記第
一の位置決め機構7aにフィードバックするセンサ8a
を搭載したガイドアーム9aと、前記ガイドアーム9a
の位置決めをするガイドアーム位置決め手段11aとを
備え、前記センサ8aからの出力に基づき前記第二の位
置決め機構4aを制御して、サーボトラックパターンを
書き込むための前記ヘッド3の位置決めを行う装置構成
とする。
前記ディスク1aに対して情報の読み書きを行うヘッド
3と、前記ヘッド3が先端に固定されるアーム6aと、
前記アーム6aの根本で前記ヘッド3の位置決めをする
第一の位置決め機構7aと、前記アーム6aの前記ヘッ
ド3の近傍で前記ヘッド3の位置決めをする第二の位置
決め機構4aと、前記アーム6aの変位を計測し前記第
一の位置決め機構7aにフィードバックするセンサ8a
を搭載したガイドアーム9aと、前記ガイドアーム9a
の位置決めをするガイドアーム位置決め手段11aとを
備え、前記センサ8aからの出力に基づき前記第二の位
置決め機構4aを制御して、サーボトラックパターンを
書き込むための前記ヘッド3の位置決めを行う装置構成
とする。
【0021】(作用)前記構成に基づく作用を説明す
る。
る。
【0022】第一の位置決め機構7aでヘッド3が先端
に固定されるアーム6aの根本で前記ヘッド3の位置決
めをし、第二の位置決め機構4aで前記ヘッド3の近傍
で前記ヘッド3の位置決めをし、ガイドアーム9aのセ
ンサ8aで前記アーム6aの変位を計測し前記第一の位
置決め機構7aにフィードバックし、ガイドアーム位置
決め手段11aで前記ガイドアーム9aの位置決めを
し、前記センサ8aからの出力に基づき前記第二の位置
決め機構4aを制御する。このため、ヘッドの位置誤差
を非常に小さくすることができ、高い精度でヘッドを目
標位置に設定することができる。
に固定されるアーム6aの根本で前記ヘッド3の位置決
めをし、第二の位置決め機構4aで前記ヘッド3の近傍
で前記ヘッド3の位置決めをし、ガイドアーム9aのセ
ンサ8aで前記アーム6aの変位を計測し前記第一の位
置決め機構7aにフィードバックし、ガイドアーム位置
決め手段11aで前記ガイドアーム9aの位置決めを
し、前記センサ8aからの出力に基づき前記第二の位置
決め機構4aを制御する。このため、ヘッドの位置誤差
を非常に小さくすることができ、高い精度でヘッドを目
標位置に設定することができる。
【0023】また、前記第二の位置決め機構4aを制御
する制御情報は、前記ディスク1aに書き込まれたサー
ボトラックパターンを前記ヘッド3から読み出して得ら
れるヘッド変位データと、前記センサ8aによる前記ア
ーム変位データとから、ヘッド変位が最小となるように
生成したものとする。このため、比例補正量だけで補正
しきれない量をも補正することができる。
する制御情報は、前記ディスク1aに書き込まれたサー
ボトラックパターンを前記ヘッド3から読み出して得ら
れるヘッド変位データと、前記センサ8aによる前記ア
ーム変位データとから、ヘッド変位が最小となるように
生成したものとする。このため、比例補正量だけで補正
しきれない量をも補正することができる。
【0024】さらに、前記第二の位置決め機構4aへの
制御情報の生成は、前記サーボトラックパターンの書き
込み/読み出しを行うトラックを前記ディスク1a中の
複数の代表的なトラックを選択して行う。このため、補
正量の算出のためのサーボトラックパターンの書き込
み、読み出しはサーボトラックパターン全体の書き込み
時間に影響を与えるほど長くならないようにすることが
できる。
制御情報の生成は、前記サーボトラックパターンの書き
込み/読み出しを行うトラックを前記ディスク1a中の
複数の代表的なトラックを選択して行う。このため、補
正量の算出のためのサーボトラックパターンの書き込
み、読み出しはサーボトラックパターン全体の書き込み
時間に影響を与えるほど長くならないようにすることが
できる。
【0025】また、前記第二の位置決め機構4aへ与え
る制御情報は、複数のディスク1aの表裏に対応する各
々のヘッド3の第二の位置決め機構4aに別個に与える
ものとする。このため、個々のヘッドによってヘッド変
位をキャンセルする最適な補正量が異なっても、補正を
行うことができる。
る制御情報は、複数のディスク1aの表裏に対応する各
々のヘッド3の第二の位置決め機構4aに別個に与える
ものとする。このため、個々のヘッドによってヘッド変
位をキャンセルする最適な補正量が異なっても、補正を
行うことができる。
【0026】さらに、第一の位置決め機構7aでヘッド
3が先端に固定されるアーム6aの根本で前記ヘッド3
の位置決めをし、第二の位置決め機構4aで前記ヘッド
3の近傍で前記ヘッド3の位置決めをし、ガイドアーム
9aのセンサ8aで前記アーム6aの変位を計測し前記
第一の位置決め機構7aにフィードバックし、ガイドア
ーム位置決め手段11aで前記ガイドアーム9aの位置
決めをし、前記センサ8aからの出力に基づき前記第二
の位置決め機構4aを制御して、サーボトラックパター
ンを書き込むための前記ヘッド3の位置決めを行う装置
構成とする。このため、ヘッドの位置誤差を非常に小さ
くすることができ、高い精度でヘッドを目標位置に設定
することができるヘッドの位置決め装置を提供すること
ができる。
3が先端に固定されるアーム6aの根本で前記ヘッド3
の位置決めをし、第二の位置決め機構4aで前記ヘッド
3の近傍で前記ヘッド3の位置決めをし、ガイドアーム
9aのセンサ8aで前記アーム6aの変位を計測し前記
第一の位置決め機構7aにフィードバックし、ガイドア
ーム位置決め手段11aで前記ガイドアーム9aの位置
決めをし、前記センサ8aからの出力に基づき前記第二
の位置決め機構4aを制御して、サーボトラックパター
ンを書き込むための前記ヘッド3の位置決めを行う装置
構成とする。このため、ヘッドの位置誤差を非常に小さ
くすることができ、高い精度でヘッドを目標位置に設定
することができるヘッドの位置決め装置を提供すること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明は、ヘッドアームの変位を
検出するセンサ出力に基づいて、ヘッド近傍の第二の微
動機構にヘッドの位置ずれを補正する信号を印加するこ
とにより、ヘッドの位置変位を抑制し、高い精度でヘッ
ドを位置決めすることができるものである。
検出するセンサ出力に基づいて、ヘッド近傍の第二の微
動機構にヘッドの位置ずれを補正する信号を印加するこ
とにより、ヘッドの位置変位を抑制し、高い精度でヘッ
ドを位置決めすることができるものである。
【0028】以下、図面に基づいて、本発明の実施の形
態を説明する。 (1):サーボトラックパターンの書き込み装置構成の
説明 図2はサーボトラックパターン書き込みの説明図であ
る。図2において、サーボトラックパターンを書き込む
ためのヘッドの位置決め装置には、磁気ディスク1、ス
ピンドルモータ2、ヘッド3、微動機構4、ターゲット
5、ヘッドアーム6、VCM7、光センサ8、STWガ
イドアーム9、エンコーダ10、VCM11、微動機構
駆動制御回路12、VCM駆動制御回路13、VCM駆
動制御回路14、光センサ出力処理回路15、ゲイン調
整回路16、位置検出回路17、コンピュータ18、減
算部21、22が設けてある。また、コンピュータ18
には、目標位置生成部19、補正量調整テーブル20が
設けてある。
態を説明する。 (1):サーボトラックパターンの書き込み装置構成の
説明 図2はサーボトラックパターン書き込みの説明図であ
る。図2において、サーボトラックパターンを書き込む
ためのヘッドの位置決め装置には、磁気ディスク1、ス
ピンドルモータ2、ヘッド3、微動機構4、ターゲット
5、ヘッドアーム6、VCM7、光センサ8、STWガ
イドアーム9、エンコーダ10、VCM11、微動機構
駆動制御回路12、VCM駆動制御回路13、VCM駆
動制御回路14、光センサ出力処理回路15、ゲイン調
整回路16、位置検出回路17、コンピュータ18、減
算部21、22が設けてある。また、コンピュータ18
には、目標位置生成部19、補正量調整テーブル20が
設けてある。
【0029】磁気ディスク1は、情報を磁気的に記録す
る記録媒体である。スピンドルモータ2は、磁気ディス
ク1を回転駆動するものである。ヘッド3は、磁気ディ
スク1に対して情報を読み書きするものである。微動機
構4は、ヘッド3の近傍に設けられた応答が速い第二の
微動機構である。ターゲット5は、ヘッドアーム6の位
置変位を光センサ8で検出するために設けられた検出パ
ターン(被検出体)である。ヘッドアーム6は、先端に
設けたヘッド3をVCM7で位置決めするためのアーム
である。VCM7は、ヘッド3を位置決めするための第
一の微動機構である。光センサ8は、ターゲット5を検
出してヘッドアーム6の位置変位を検出するものであ
る。STWガイドアーム9は、光センサ8を搭載しVC
M11で駆動されるものである。エンコーダ10は、S
TWガイドアーム9の位置をナノメータ程度の高い精度
で検出するものである。VCM11は、STWガイドア
ーム9を駆動する微動機構である。
る記録媒体である。スピンドルモータ2は、磁気ディス
ク1を回転駆動するものである。ヘッド3は、磁気ディ
スク1に対して情報を読み書きするものである。微動機
構4は、ヘッド3の近傍に設けられた応答が速い第二の
微動機構である。ターゲット5は、ヘッドアーム6の位
置変位を光センサ8で検出するために設けられた検出パ
ターン(被検出体)である。ヘッドアーム6は、先端に
設けたヘッド3をVCM7で位置決めするためのアーム
である。VCM7は、ヘッド3を位置決めするための第
一の微動機構である。光センサ8は、ターゲット5を検
出してヘッドアーム6の位置変位を検出するものであ
る。STWガイドアーム9は、光センサ8を搭載しVC
M11で駆動されるものである。エンコーダ10は、S
TWガイドアーム9の位置をナノメータ程度の高い精度
で検出するものである。VCM11は、STWガイドア
ーム9を駆動する微動機構である。
【0030】微動機構駆動制御回路12は、第二の微動
機構4の駆動制御を行うものである。VCM駆動制御回
路13は、VCM7の駆動制御を行うものである。VC
M駆動制御回路14は,VCM11の駆動制御を行うも
のである。光センサ出力処理回路15は、光センサ出力
からヘッドアーム6の位置変位データを出力するもので
ある。ゲイン調整回路16は、光センサ出力処理回路1
5の出力に補正量調整テーブル20によって定められた
係数を乗じて微動機構駆動制御回路12に印加するもの
である。位置検出回路17は、エンコーダ10の出力に
よりSTWガイドアーム9の位置を検出するものであ
る。目標位置生成部19は、ヘッド3の目標位置データ
を出力するものである。補正量調整テーブル20は、タ
ーゲット5位置において観測されたヘッドアーム6の変
位に基づくヘッド3の変位をキャンセルするための補正
量を格納するものである。減算部21、22は、減算処
理を行うものである。
機構4の駆動制御を行うものである。VCM駆動制御回
路13は、VCM7の駆動制御を行うものである。VC
M駆動制御回路14は,VCM11の駆動制御を行うも
のである。光センサ出力処理回路15は、光センサ出力
からヘッドアーム6の位置変位データを出力するもので
ある。ゲイン調整回路16は、光センサ出力処理回路1
5の出力に補正量調整テーブル20によって定められた
係数を乗じて微動機構駆動制御回路12に印加するもの
である。位置検出回路17は、エンコーダ10の出力に
よりSTWガイドアーム9の位置を検出するものであ
る。目標位置生成部19は、ヘッド3の目標位置データ
を出力するものである。補正量調整テーブル20は、タ
ーゲット5位置において観測されたヘッドアーム6の変
位に基づくヘッド3の変位をキャンセルするための補正
量を格納するものである。減算部21、22は、減算処
理を行うものである。
【0031】(2):ヘッドの位置決めの説明 磁気ディスク装置は、磁気ディスク1、スピンドルモー
タ2、磁気ヘッド3、磁気ヘッド3の近傍の第二の微動
機構4、ヘッドアーム6、第一の微動機構であるVCM
7、VCM駆動制御回路13などから構成されている。
この磁気ディスク装置の磁気ディスク1上に、予めヘッ
ド3の位置決め用にサーボトラックパターンを書き込む
必要がある。
タ2、磁気ヘッド3、磁気ヘッド3の近傍の第二の微動
機構4、ヘッドアーム6、第一の微動機構であるVCM
7、VCM駆動制御回路13などから構成されている。
この磁気ディスク装置の磁気ディスク1上に、予めヘッ
ド3の位置決め用にサーボトラックパターンを書き込む
必要がある。
【0032】サーボトラックパターンの書き込み装置
(STW)のガイドアーム9は、VCM11により駆動
され、その位置はエンコーダ10あるいはレーザ測長機
などの位置センサによってナノメータ程度の高い精度で
検出される。コンピュータ18の目標位置生成部19か
らの目標位置データとエンコーダ10の位置検出回路1
7による実際位置データの差異がVCM駆動制御回路1
4にサーボフィードバックされ、STWガイドアーム9
は高精度に目標位置に位置決めされる。このため、ST
Wガイドアーム9に振動などによる位置ずれが発生して
も、エンコーダ10からの位置データが目標位置データ
との差異となってサーボフィードバックされ、目標位置
に絶えず位置決めされる。
(STW)のガイドアーム9は、VCM11により駆動
され、その位置はエンコーダ10あるいはレーザ測長機
などの位置センサによってナノメータ程度の高い精度で
検出される。コンピュータ18の目標位置生成部19か
らの目標位置データとエンコーダ10の位置検出回路1
7による実際位置データの差異がVCM駆動制御回路1
4にサーボフィードバックされ、STWガイドアーム9
は高精度に目標位置に位置決めされる。このため、ST
Wガイドアーム9に振動などによる位置ずれが発生して
も、エンコーダ10からの位置データが目標位置データ
との差異となってサーボフィードバックされ、目標位置
に絶えず位置決めされる。
【0033】一方、磁気ディスク装置のヘッドアーム6
の位置変位は、STWガイドアーム9に搭載された光セ
ンサ8がヘッドアーム6上に形成されたターゲット5を
検出して求められる。光センサ出力処理回路15によっ
て、ヘッドアーム6の変位データが出力され、コンピュ
ータ18内の目標位置生成部19からの目標位置データ
との差異が第一の微動機構であるVCM7へのVCM駆
動制御回路13にサーボフィードバックされてSTWガ
イドアーム9に対して一定位置に位置決めされる。この
際、目標位置生成部19からの目標位置データは「0」
である。つまり、ヘッドアーム6は、光センサ8からの
出力(ヘッドアーム6の変位データ)が「0」になるよ
うに(つまり、STWガイドアーム9とヘッドアーム6
との間に変位がないように)サーボフィードバック制御
されることになる。
の位置変位は、STWガイドアーム9に搭載された光セ
ンサ8がヘッドアーム6上に形成されたターゲット5を
検出して求められる。光センサ出力処理回路15によっ
て、ヘッドアーム6の変位データが出力され、コンピュ
ータ18内の目標位置生成部19からの目標位置データ
との差異が第一の微動機構であるVCM7へのVCM駆
動制御回路13にサーボフィードバックされてSTWガ
イドアーム9に対して一定位置に位置決めされる。この
際、目標位置生成部19からの目標位置データは「0」
である。つまり、ヘッドアーム6は、光センサ8からの
出力(ヘッドアーム6の変位データ)が「0」になるよ
うに(つまり、STWガイドアーム9とヘッドアーム6
との間に変位がないように)サーボフィードバック制御
されることになる。
【0034】STWガイドアーム9とヘッドアーム6と
に位置ずれ(変位)が発生すると光センサ出力処理回路
15から変位データが出力され、目標変位データとの差
異となってサーボフィードバックされ、ヘッドアーム6
はSTWガイドアーム9に対して絶えず同一位置に位置
決めされることになる。
に位置ずれ(変位)が発生すると光センサ出力処理回路
15から変位データが出力され、目標変位データとの差
異となってサーボフィードバックされ、ヘッドアーム6
はSTWガイドアーム9に対して絶えず同一位置に位置
決めされることになる。
【0035】光センサ8がモニターしているのは、ヘッ
ドアーム6上に形成されたターゲット5である。そし
て、ヘッド3そのものはさらに先端に固定されている。
このため、ターゲット5の変位が「0」になるようにヘ
ッドアーム6のVCM7にサーボフィードバックをかけ
ても、ターゲット5の変位以上のヘッドの変位が発生す
る。このままでは、ヘッド3の位置を高い精度で保つこ
とが困難である。そこで、ヘッドアーム6の変位データ
にゲイン調整回路16によって、補正量調整テーブル2
0によって定められた係数を乗じた量を第二の微動機構
4の微動機構駆動制御回路12に印加して、ヘッド位置
を補正する。これによれば、ターゲット5の位置におい
て観測されたヘッドアーム6の変位に基づくヘッド3の
変位がキャンセルされるから、より高い精度でヘッド3
の位置を目標位置に保ことができる。
ドアーム6上に形成されたターゲット5である。そし
て、ヘッド3そのものはさらに先端に固定されている。
このため、ターゲット5の変位が「0」になるようにヘ
ッドアーム6のVCM7にサーボフィードバックをかけ
ても、ターゲット5の変位以上のヘッドの変位が発生す
る。このままでは、ヘッド3の位置を高い精度で保つこ
とが困難である。そこで、ヘッドアーム6の変位データ
にゲイン調整回路16によって、補正量調整テーブル2
0によって定められた係数を乗じた量を第二の微動機構
4の微動機構駆動制御回路12に印加して、ヘッド位置
を補正する。これによれば、ターゲット5の位置におい
て観測されたヘッドアーム6の変位に基づくヘッド3の
変位がキャンセルされるから、より高い精度でヘッド3
の位置を目標位置に保ことができる。
【0036】(3):ヘッド変位信号とその補正方法の
説明 図3はヘッド変位信号とその補正方法の説明図である。
図3において、図3(a)はヘッドアームの変位、すな
わち光センサ8によって検出されたターゲット5の変位
である。磁気ディスク1の回転などに起因するヘッドア
ーム6の揺らぎが光センサ8によって検出され、変位が
絶えず「0」になるよう、ヘッドアーム6のVCM7に
フィードバックされる。
説明 図3はヘッド変位信号とその補正方法の説明図である。
図3において、図3(a)はヘッドアームの変位、すな
わち光センサ8によって検出されたターゲット5の変位
である。磁気ディスク1の回転などに起因するヘッドア
ーム6の揺らぎが光センサ8によって検出され、変位が
絶えず「0」になるよう、ヘッドアーム6のVCM7に
フィードバックされる。
【0037】図3(b)はヘッドの推定される変位であ
る。これは、図3(a)のヘッドアームの変位とほぼ同
じ波形である。しかし、ヘッドアーム6の先端にある分
だけ振幅が大きく、また、ターゲット5からヘッド3ま
での部材(サスペンションなど)の捩れなどにより、若
干の変形が発生する可能性がある。
る。これは、図3(a)のヘッドアームの変位とほぼ同
じ波形である。しかし、ヘッドアーム6の先端にある分
だけ振幅が大きく、また、ターゲット5からヘッド3ま
での部材(サスペンションなど)の捩れなどにより、若
干の変形が発生する可能性がある。
【0038】図3(c)はヘッド変位補正信号である。
これは、ヘッドに現れる図3(b)のような変位をキャ
ンセルするものである。すなわち、図3(a)のヘッド
アームの変位波形をもとに、図3(c)のヘッドの変位
補正信号を作成する。
これは、ヘッドに現れる図3(b)のような変位をキャ
ンセルするものである。すなわち、図3(a)のヘッド
アームの変位波形をもとに、図3(c)のヘッドの変位
補正信号を作成する。
【0039】図3(d)は補正後のヘッド変位である。
これは、図3(c)のヘッドの変位補正信号を微動機構
駆動制御回路12に印加〔図3(b)−図3(c)とな
るように印加〕すれば、図3(d)のようにヘッド3の
変位は減少しほぼ「0」となる。
これは、図3(c)のヘッドの変位補正信号を微動機構
駆動制御回路12に印加〔図3(b)−図3(c)とな
るように印加〕すれば、図3(d)のようにヘッド3の
変位は減少しほぼ「0」となる。
【0040】(4):ヘッド位置の補正量生成の説明 補正量調整テーブル20における補正量の生成は、もっ
とも単純には、ヘッドアーム6の変位x(t)とそれに
よるヘッド3の変位y(t)とが、次の関係にあると想
定する。
とも単純には、ヘッドアーム6の変位x(t)とそれに
よるヘッド3の変位y(t)とが、次の関係にあると想
定する。
【0041】y(t)=αx(t) 補正量調整テーブル20にαを設定し、図2のゲイン調
整回路16にα倍のゲインを与えればよい。ただし、こ
のαは、ヘッドアーム6の回転中心からターゲット5お
よびヘッド3までの距離の比であり、ヘッド機構の設計
値から与えられるものである。すなわち、それぞれの変
位は、単純に回転中心からの距離に比例すると考える。
整回路16にα倍のゲインを与えればよい。ただし、こ
のαは、ヘッドアーム6の回転中心からターゲット5お
よびヘッド3までの距離の比であり、ヘッド機構の設計
値から与えられるものである。すなわち、それぞれの変
位は、単純に回転中心からの距離に比例すると考える。
【0042】(高精度の補正量生成の説明)しかしなが
ら、ターゲット5からヘッド3までの部材の変形などが
想定されるので、さらに高い精度の補正を考慮する必要
がある。このような場合の補正量の生成方法を説明す
る。
ら、ターゲット5からヘッド3までの部材の変形などが
想定されるので、さらに高い精度の補正を考慮する必要
がある。このような場合の補正量の生成方法を説明す
る。
【0043】まず、サーボトラックパターンを磁気ディ
スク1に書き込む。続いてヘッド3をSTWで固定した
状態でサーボトラックパターンの読出しと光センサ8出
力の観測を行う。ここで得られるサーボ復調信号(すな
わちヘッド3の変位)をYi(t)、光センサ8出力
(すなわちヘッドアーム6の変位)をXi(t)とす
る。
スク1に書き込む。続いてヘッド3をSTWで固定した
状態でサーボトラックパターンの読出しと光センサ8出
力の観測を行う。ここで得られるサーボ復調信号(すな
わちヘッド3の変位)をYi(t)、光センサ8出力
(すなわちヘッドアーム6の変位)をXi(t)とす
る。
【0044】この、Yi(t)、Xi(t)は、回転毎
に異なるから、I回の回転を繰り返して、平均値Y
(t)、X(t)を求める。ただし、iはi回目の回転
を示している。しかる後、次の式でN(t)2 を最小に
するαを求める(最小二乗法)。
に異なるから、I回の回転を繰り返して、平均値Y
(t)、X(t)を求める。ただし、iはi回目の回転
を示している。しかる後、次の式でN(t)2 を最小に
するαを求める(最小二乗法)。
【0045】N(t)2 ={Y(t)−αX(t)}2 補正量調整テーブル20に、上記で求めたαとN(t)
を設定する。これによって、繰り返し性のある誤差N
(t)が補正される。
を設定する。これによって、繰り返し性のある誤差N
(t)が補正される。
【0046】このように、補正量調整テーブル20に、
αだけでなく、比例補正量だけで補正しきれない量を設
定するのは、ヘッドの変位の殆どがヘッドアームの変位
に比例する成分と考えることができるが、空気の流れや
振動によるサスペンション(ヘッドアームに比べ柔体で
ある)の捩れなどによって、距離に比例しないヘッドの
変位も考えられるからである。
αだけでなく、比例補正量だけで補正しきれない量を設
定するのは、ヘッドの変位の殆どがヘッドアームの変位
に比例する成分と考えることができるが、空気の流れや
振動によるサスペンション(ヘッドアームに比べ柔体で
ある)の捩れなどによって、距離に比例しないヘッドの
変位も考えられるからである。
【0047】a)補正量調整テーブルを生成する系の説
明 図4は補正量調整テーブルを生成する系の説明図であ
る。図4において、ヘッドの補正量を生成する系には、
磁気ヘッド3、微動機構4、ターゲット5、ヘッドアー
ム6、VCM7、STWガイドアーム9、微動機構駆動
制御回路12、VCM駆動制御回路13、光センサ出力
処理回路15、ゲイン調整回路16、コンピュータ1
8、減算部21、ヘッドアーム回転軸23、サスペンシ
ョン24、増幅器31、サーボ復調回路32が設けてあ
る。また、コンピュータ18には、目標位置生成部1
9、補正量調整テーブル20、最適補正量演算部33が
設けてある。
明 図4は補正量調整テーブルを生成する系の説明図であ
る。図4において、ヘッドの補正量を生成する系には、
磁気ヘッド3、微動機構4、ターゲット5、ヘッドアー
ム6、VCM7、STWガイドアーム9、微動機構駆動
制御回路12、VCM駆動制御回路13、光センサ出力
処理回路15、ゲイン調整回路16、コンピュータ1
8、減算部21、ヘッドアーム回転軸23、サスペンシ
ョン24、増幅器31、サーボ復調回路32が設けてあ
る。また、コンピュータ18には、目標位置生成部1
9、補正量調整テーブル20、最適補正量演算部33が
設けてある。
【0048】磁気ヘッド3は、磁気ディスクに対して情
報を読み書きするものである。微動機構4は、磁気ヘッ
ド3の近傍に設けられた応答が速い第二の微動機構であ
る。ターゲット5は、ヘッドアーム6の位置変位を光セ
ンサで検出するために設けられた検出パターン(被検出
体)である。ヘッドアーム6は、先端に設けた磁気ヘッ
ド3をVCM7で位置決めするためのアームである。V
CM7は、磁気ヘッド3を位置決めするための第一の微
動機構である。STWガイドアーム9は、光センサを搭
載し図示しないVCMで駆動されるものである。
報を読み書きするものである。微動機構4は、磁気ヘッ
ド3の近傍に設けられた応答が速い第二の微動機構であ
る。ターゲット5は、ヘッドアーム6の位置変位を光セ
ンサで検出するために設けられた検出パターン(被検出
体)である。ヘッドアーム6は、先端に設けた磁気ヘッ
ド3をVCM7で位置決めするためのアームである。V
CM7は、磁気ヘッド3を位置決めするための第一の微
動機構である。STWガイドアーム9は、光センサを搭
載し図示しないVCMで駆動されるものである。
【0049】微動機構駆動制御回路12は、第二の微動
機構4の駆動制御を行うものである。VCM駆動制御回
路13は、VCM7の駆動制御を行うものである。光セ
ンサ出力処理回路15は、光センサ出力からヘッドアー
ム6の位置変位データを出力するものである。ゲイン調
整回路16は、光センサ出力処理回路15の出力に補正
量調整テーブル20によって定められた係数を乗じて
(又は更に、繰り返し性のある誤差N(t)を加えて)
微動機構駆動制御回路12に印加するものである。目標
位置生成部19は、磁気ヘッド3の目標位置データを出
力するものである。補正量調整テーブル20は、ターゲ
ット5位置において観測されたヘッドアーム6の変位に
基づく磁気ヘッド3の変位をキャンセルするための補正
量を格納するものである。減算部21は、目標位置生成
部19の出力から光センサ出力処理回路15の出力を減
算した出力をVCM駆動制御回路13に印加するもので
ある。ヘッドアーム回転軸23は、ヘッドアーム6の回
転中心となるものである。サスペンション24は、ヘッ
ドアーム6の先端に設けられヘッド3が固定されるもの
である。増幅器31は、磁気ヘッド3からの出力を増幅
するものである。サーボ復調回路32は、磁気ヘッド3
の変位であるサーボ復調信号を出力するものである。最
適補正量演算部33は、最適の補正量の演算を行うもの
である。
機構4の駆動制御を行うものである。VCM駆動制御回
路13は、VCM7の駆動制御を行うものである。光セ
ンサ出力処理回路15は、光センサ出力からヘッドアー
ム6の位置変位データを出力するものである。ゲイン調
整回路16は、光センサ出力処理回路15の出力に補正
量調整テーブル20によって定められた係数を乗じて
(又は更に、繰り返し性のある誤差N(t)を加えて)
微動機構駆動制御回路12に印加するものである。目標
位置生成部19は、磁気ヘッド3の目標位置データを出
力するものである。補正量調整テーブル20は、ターゲ
ット5位置において観測されたヘッドアーム6の変位に
基づく磁気ヘッド3の変位をキャンセルするための補正
量を格納するものである。減算部21は、目標位置生成
部19の出力から光センサ出力処理回路15の出力を減
算した出力をVCM駆動制御回路13に印加するもので
ある。ヘッドアーム回転軸23は、ヘッドアーム6の回
転中心となるものである。サスペンション24は、ヘッ
ドアーム6の先端に設けられヘッド3が固定されるもの
である。増幅器31は、磁気ヘッド3からの出力を増幅
するものである。サーボ復調回路32は、磁気ヘッド3
の変位であるサーボ復調信号を出力するものである。最
適補正量演算部33は、最適の補正量の演算を行うもの
である。
【0050】上記ヘッドの補正量を生成する系におい
て、磁気ヘッド3近傍の第二の微動機構4は、ヘッドア
ーム6の先端に形成されており、その先端にサスペンシ
ョン24があって、その先端に磁気ヘッド3が固定され
ている。微動機構4としては、ピエゾ素子が想定されて
おり、1nm程の分解能をもち、サーボ帯域は2kHz
以上が確保できるので、ヘッドアーム6の変位に基づく
磁気ヘッド3の変位をキャンセルするよう微動させるこ
とができる。光センサ出力からのヘッドアーム変位デー
タは、ヘッドアーム6の第一の微動機構であるVCM7
のVCM駆動制御回路13にフィードバックされ、ST
Wガイドアーム9の位置に追随して位置決めされる。ヘ
ッドアーム変位データは、補正量調整テーブル20によ
って、適正な補正量に変換され、ゲイン調整回路16に
与えられ、微動機構駆動制御回路12にフィードバック
され、ヘッド変位を補正する。
て、磁気ヘッド3近傍の第二の微動機構4は、ヘッドア
ーム6の先端に形成されており、その先端にサスペンシ
ョン24があって、その先端に磁気ヘッド3が固定され
ている。微動機構4としては、ピエゾ素子が想定されて
おり、1nm程の分解能をもち、サーボ帯域は2kHz
以上が確保できるので、ヘッドアーム6の変位に基づく
磁気ヘッド3の変位をキャンセルするよう微動させるこ
とができる。光センサ出力からのヘッドアーム変位デー
タは、ヘッドアーム6の第一の微動機構であるVCM7
のVCM駆動制御回路13にフィードバックされ、ST
Wガイドアーム9の位置に追随して位置決めされる。ヘ
ッドアーム変位データは、補正量調整テーブル20によ
って、適正な補正量に変換され、ゲイン調整回路16に
与えられ、微動機構駆動制御回路12にフィードバック
され、ヘッド変位を補正する。
【0051】b)フローチャートによる補正量の生成の
説明 図5はヘッド位置補正量の設定処理フローチャートであ
る。以下、図4の処理S1〜処理S7に従って説明す
る。
説明 図5はヘッド位置補正量の設定処理フローチャートであ
る。以下、図4の処理S1〜処理S7に従って説明す
る。
【0052】S1:磁気ヘッド3により、サーボトラッ
クパターンを磁気ディスクに書き込み、処理S2に移
る。
クパターンを磁気ディスクに書き込み、処理S2に移
る。
【0053】S2:STWにより、磁気ヘッド3を固定
し、処理S3に移る。
し、処理S3に移る。
【0054】S3:光センサからの光センサ出力と磁気
ヘッド3からのサーボトラックパターンの読み出しを行
い、処理S4に移る。
ヘッド3からのサーボトラックパターンの読み出しを行
い、処理S4に移る。
【0055】S4:サーボ復調回路32からヘッド変位
データYi(t)を得ると共に光センサ出力処理回路1
5からヘッドアーム変位データXi(t)を得る。上記
処理S3と処理S4の処理をI回繰り返し、処理S5に
移る。
データYi(t)を得ると共に光センサ出力処理回路1
5からヘッドアーム変位データXi(t)を得る。上記
処理S3と処理S4の処理をI回繰り返し、処理S5に
移る。
【0056】S5:最適補正量演算部33は、ヘッド変
位データとヘッド変位データのI回の平均値Y(t)と
X(t)求め、処理S6に移る。
位データとヘッド変位データのI回の平均値Y(t)と
X(t)求め、処理S6に移る。
【0057】S6:最適補正量演算部33は、N(t)
2 ={Y(t)−αX(t)}2 を最小にするαとN
(t)を算出し、処理S7に移る。
2 ={Y(t)−αX(t)}2 を最小にするαとN
(t)を算出し、処理S7に移る。
【0058】S7:最適補正量演算部33は、補正量調
整テーブル20に前記算出したαとN(t)を設定す
る。
整テーブル20に前記算出したαとN(t)を設定す
る。
【0059】c)トラック位置による補正量の説明 トラック位置(磁気ディスクの外周から内周までの)に
よって、α、N(t)が変化することも想定される。こ
れは、振動や空気などの外乱がトラック位置で異なるか
らである。そこで、外周から内周にかけての代表的なト
ラックで同様の補正量を求めて、補正量調整テーブル2
0に設定することが必要になる。
よって、α、N(t)が変化することも想定される。こ
れは、振動や空気などの外乱がトラック位置で異なるか
らである。そこで、外周から内周にかけての代表的なト
ラックで同様の補正量を求めて、補正量調整テーブル2
0に設定することが必要になる。
【0060】まず、調整補正量を求めるトラック番号を
セットし、外側のトラックからサーボ情報の書き込みと
読み出しを行い、前述と同様に補正量αとN(t)を求
める。同様のことを内側のトラックに向けて行い、各ト
ラックに対応するαとN(t)を求め、補正量調整テー
ブル20に設定する。なお、補正量αとN(t)は、内
側のトラックから外側のトラックへ求めるようにしても
よい。
セットし、外側のトラックからサーボ情報の書き込みと
読み出しを行い、前述と同様に補正量αとN(t)を求
める。同様のことを内側のトラックに向けて行い、各ト
ラックに対応するαとN(t)を求め、補正量調整テー
ブル20に設定する。なお、補正量αとN(t)は、内
側のトラックから外側のトラックへ求めるようにしても
よい。
【0061】図6は複数トラックに対するヘッド位置補
正量の設定処理フローチャートである。以下、図6の処
理S11〜処理S13に従って説明する。
正量の設定処理フローチャートである。以下、図6の処
理S11〜処理S13に従って説明する。
【0062】S11:コンピュータ18は、調整補正量
を求めるトラック番号kを設定し、処理S12に移る。
を求めるトラック番号kを設定し、処理S12に移る。
【0063】S12:コンピュータ18は、外側(ある
いは内側)トラックから図5の処理により、補正量αk
とNk(t)を算出し、処理S13に移る。
いは内側)トラックから図5の処理により、補正量αk
とNk(t)を算出し、処理S13に移る。
【0064】S13:コンピュータ18は、補正量調整
テーブル20に各トラックに対応する補正量αkとNk
(t)を記憶させる。
テーブル20に各トラックに対応する補正量αkとNk
(t)を記憶させる。
【0065】d)補正量調整テーブルの説明 図7は補正量調整テーブルの説明図である。図7におい
て、9トラックと該トラックに対応したαとN(t)の
設定領域が示されている。
て、9トラックと該トラックに対応したαとN(t)の
設定領域が示されている。
【0066】補正量の算出のためのサーボトラックパタ
ーンの書き込み、読み出しはサーボトラックパターン全
体の書き込み時間に影響を与えるほど長くなってはいけ
ない。そのため、補正量を算出するトラックは図7のよ
うに、最外側、1/8中間、1/4中間、3/8中間、
中間、5/8中間、3/4中間、7/8中間、最内側の
9トラックぐらいが、所要時間と補正量調整テーブルの
メモリ容量の兼ね合いから適当である。
ーンの書き込み、読み出しはサーボトラックパターン全
体の書き込み時間に影響を与えるほど長くなってはいけ
ない。そのため、補正量を算出するトラックは図7のよ
うに、最外側、1/8中間、1/4中間、3/8中間、
中間、5/8中間、3/4中間、7/8中間、最内側の
9トラックぐらいが、所要時間と補正量調整テーブルの
メモリ容量の兼ね合いから適当である。
【0067】例えば、トラックの回転数を7200RP
Mとすれば、8.3ms/回転なので、9トラック分の
書き込み/読み出しの所要時間(読み出しの平均化も含
む)と処理時間は、高々10〜20秒であるから、サー
ボトラックパターン全体のおよその書き込み時間10分
に比較しても、十分無視できる時間となる。
Mとすれば、8.3ms/回転なので、9トラック分の
書き込み/読み出しの所要時間(読み出しの平均化も含
む)と処理時間は、高々10〜20秒であるから、サー
ボトラックパターン全体のおよその書き込み時間10分
に比較しても、十分無視できる時間となる。
【0068】各トラックに対応する補正量N(t)の各
時間番号(0〜m−1)に対応する値がメモリに格納さ
れている。例えば、時間番号m=100k(10万)、
補正量が8ビットで表現されるとすれば(例えば、分解
能0.5nm×256=128nmで補正量としては十
分である)、1Mビットのメモリ容量で十分である。
時間番号(0〜m−1)に対応する値がメモリに格納さ
れている。例えば、時間番号m=100k(10万)、
補正量が8ビットで表現されるとすれば(例えば、分解
能0.5nm×256=128nmで補正量としては十
分である)、1Mビットのメモリ容量で十分である。
【0069】直径3.5インチのディスクでは、100
00〜20000トラックがあるので、前述の9トラッ
クの補正量から内挿によって補正量を求める方法もあ
る。また、このテーブル内の補正量が大きく異ならない
なら、一番近いトラックの補正量を用いる方法もある。
いずれにしても、補正量の状況に応じて、最適な方法を
とればよい。
00〜20000トラックがあるので、前述の9トラッ
クの補正量から内挿によって補正量を求める方法もあ
る。また、このテーブル内の補正量が大きく異ならない
なら、一番近いトラックの補正量を用いる方法もある。
いずれにしても、補正量の状況に応じて、最適な方法を
とればよい。
【0070】一般に磁気ディスク装置(DE)には、複
数のディスクがあり、ヘッドはディスクの表裏に対応し
ているので、ディスク枚数の2倍の個数のヘッドがあ
る。個々のヘッドによってヘッド変位をキャンセルする
最適な補正量が微妙に異なる。そこで、個々のヘッド毎
に補正量調整テーブルとゲイン調整回路とを設けること
が必要になるが、基本的な内容はこれまで記述したこと
と変わらない。すなわち、同一のヘッドアーム位置にお
いて、知られているスタッガード方式によってサーボト
ラックパターンを各ヘッド毎に各ディスクに順次書き込
み、その後、同様に、順次読み出して各ヘッドのヘッド
位置データを得て、補正量を算出すれば良い。
数のディスクがあり、ヘッドはディスクの表裏に対応し
ているので、ディスク枚数の2倍の個数のヘッドがあ
る。個々のヘッドによってヘッド変位をキャンセルする
最適な補正量が微妙に異なる。そこで、個々のヘッド毎
に補正量調整テーブルとゲイン調整回路とを設けること
が必要になるが、基本的な内容はこれまで記述したこと
と変わらない。すなわち、同一のヘッドアーム位置にお
いて、知られているスタッガード方式によってサーボト
ラックパターンを各ヘッド毎に各ディスクに順次書き込
み、その後、同様に、順次読み出して各ヘッドのヘッド
位置データを得て、補正量を算出すれば良い。
【0071】なお、ヘッドの違いによる補正量に変化が
少ないときは、一つのヘッドの補正量調整テーブルを用
いることもできる。また、トラックの違いによる補正量
の変化が少ないときは、一つのトラックの補正量調整テ
ーブルとすることもできる。さらに、補正量として、比
例補正量αと時間番号mに対応する補正量N(t)を用
いる代わりに、補正量N(t)に比例補正量αに対応す
る補正値を加えた値を補正量調整テーブルに設定してお
くこともできる(αの設定が不要になる)。
少ないときは、一つのヘッドの補正量調整テーブルを用
いることもできる。また、トラックの違いによる補正量
の変化が少ないときは、一つのトラックの補正量調整テ
ーブルとすることもできる。さらに、補正量として、比
例補正量αと時間番号mに対応する補正量N(t)を用
いる代わりに、補正量N(t)に比例補正量αに対応す
る補正値を加えた値を補正量調整テーブルに設定してお
くこともできる(αの設定が不要になる)。
【0072】(5):サーボトラックパターンの書き込
み処理の説明 図8はサーボトラックパターンの書き込み処理フローチ
ャートである。以下、図8の処理S21〜処理S30に
従って磁気ディスク装置(DE)をセットしてからサー
ボ情報の書き込みを終了するまでの流れを説明する。
み処理の説明 図8はサーボトラックパターンの書き込み処理フローチ
ャートである。以下、図8の処理S21〜処理S30に
従って磁気ディスク装置(DE)をセットしてからサー
ボ情報の書き込みを終了するまでの流れを説明する。
【0073】S21:サーボトラックパターンの書き込
み装置(STW)に磁気ディスク装置をセットし、処理
S22に移る。
み装置(STW)に磁気ディスク装置をセットし、処理
S22に移る。
【0074】S22:コンピュータ18は、スピンドル
モータ2で磁気ディスクを一定回転させ、処理S23に
移る。
モータ2で磁気ディスクを一定回転させ、処理S23に
移る。
【0075】S23:コンピュータ18は、磁気ディス
クに、クロック信号を記録するための調整を行い、処理
S24に移る。
クに、クロック信号を記録するための調整を行い、処理
S24に移る。
【0076】S24:コンピュータ18は、ヘッドアー
ム6を磁気ディスクの外周側ストッパへ移動し、処理S
25に移る。
ム6を磁気ディスクの外周側ストッパへ移動し、処理S
25に移る。
【0077】S25:コンピュータ18は、STWガイ
ドアーム9を磁気ディスクの外周側へ移動し、ヘッドア
ーム6のターゲット5を光センサ8で検出してサーボを
ロックし、処理S26に移る。
ドアーム9を磁気ディスクの外周側へ移動し、ヘッドア
ーム6のターゲット5を光センサ8で検出してサーボを
ロックし、処理S26に移る。
【0078】S26:コンピュータ18は、補正量算出
のためのサーボトラックパターンの書き込み、読み出
し、補正量の設定を行い(補正量算出の対象となる全ト
ラックで実施する)、処理S27に移る。
のためのサーボトラックパターンの書き込み、読み出
し、補正量の設定を行い(補正量算出の対象となる全ト
ラックで実施する)、処理S27に移る。
【0079】S27:コンピュータ18は、STWガイ
ドアーム9をサーボトラックパターンの書き込みの先頭
トラックへ位置付し、処理S28に移る。
ドアーム9をサーボトラックパターンの書き込みの先頭
トラックへ位置付し、処理S28に移る。
【0080】S28:コンピュータ18は、対応するト
ラックの補正量を使用し、ヘッドの微動機構4を制御し
つつ、サーボトラックパターンの書き込みを行い、処理
S29に移る。
ラックの補正量を使用し、ヘッドの微動機構4を制御し
つつ、サーボトラックパターンの書き込みを行い、処理
S29に移る。
【0081】S29:コンピュータ18は、全トラック
のサーボトラックパターンの書き込みが終了したかどう
か判断する。この判断で全トラックのサーボトラックパ
ターンの書き込みが終了した場合はこの処理を終了し、
書き込みが終了していない場合は処理S30に移る。
のサーボトラックパターンの書き込みが終了したかどう
か判断する。この判断で全トラックのサーボトラックパ
ターンの書き込みが終了した場合はこの処理を終了し、
書き込みが終了していない場合は処理S30に移る。
【0082】S30:コンピュータ18は、STWガイ
ドアーム9により、ヘッドを移動/整定し、処理S28
に戻る。
ドアーム9により、ヘッドを移動/整定し、処理S28
に戻る。
【0083】以上、実施の形態で説明したように、本発
明によれば、センサによってヘッドアームの変位を検出
し、STWガイドアーム9に追随して、移動するようヘ
ッドアームをサーボ制御する非接触型のサーボトラック
パターンの書き込み方法において、ヘッドの位置を補正
するようヘッド近傍の微動機構にセンサの出力に基づく
補正信号を印加するため、磁気ヘッドの位置誤差を非常
に小さくすることができ、高い精度で磁気ヘッドを目標
位置に設定することができる。
明によれば、センサによってヘッドアームの変位を検出
し、STWガイドアーム9に追随して、移動するようヘ
ッドアームをサーボ制御する非接触型のサーボトラック
パターンの書き込み方法において、ヘッドの位置を補正
するようヘッド近傍の微動機構にセンサの出力に基づく
補正信号を印加するため、磁気ヘッドの位置誤差を非常
に小さくすることができ、高い精度で磁気ヘッドを目標
位置に設定することができる。
【0084】この結果、サーボトラックパターンの位置
精度を高くすることができ、磁気ディスク装置のトラッ
ク密度を向上させることができる。すなわち、2000
0TPI(1インチ当たり2万トラック)以上の高密度
化を実現することができる。
精度を高くすることができ、磁気ディスク装置のトラッ
ク密度を向上させることができる。すなわち、2000
0TPI(1インチ当たり2万トラック)以上の高密度
化を実現することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1):第一の位置決め機構でヘッドが先端に固定され
るアームの根本で前記ヘッドの位置決めをし、第二の位
置決め機構で前記ヘッドの近傍で前記ヘッドの位置決め
をし、ガイドアームのセンサで前記アームの変位を計測
し前記第一の位置決め機構にフィードバックし、ガイド
アーム位置決め手段で前記ガイドアームの位置決めを
し、前記センサからの出力に基づき前記第二の位置決め
機構を制御するため、ヘッドの位置誤差を非常に小さく
することができ、高い精度でヘッドを目標位置に設定す
ることができる。
のような効果がある。 (1):第一の位置決め機構でヘッドが先端に固定され
るアームの根本で前記ヘッドの位置決めをし、第二の位
置決め機構で前記ヘッドの近傍で前記ヘッドの位置決め
をし、ガイドアームのセンサで前記アームの変位を計測
し前記第一の位置決め機構にフィードバックし、ガイド
アーム位置決め手段で前記ガイドアームの位置決めを
し、前記センサからの出力に基づき前記第二の位置決め
機構を制御するため、ヘッドの位置誤差を非常に小さく
することができ、高い精度でヘッドを目標位置に設定す
ることができる。
【0086】(2):第二の位置決め機構を制御する制
御情報は、ディスクに書き込まれたサーボトラックパタ
ーンをヘッドから読み出して得られるヘッド変位データ
と、センサによるアーム変位データとから、ヘッド変位
が最小となるように生成したものとするため、比例補正
量だけで補正しきれない量をも補正することができる。
御情報は、ディスクに書き込まれたサーボトラックパタ
ーンをヘッドから読み出して得られるヘッド変位データ
と、センサによるアーム変位データとから、ヘッド変位
が最小となるように生成したものとするため、比例補正
量だけで補正しきれない量をも補正することができる。
【0087】(3):第二の位置決め機構への制御情報
の生成は、サーボトラックパターンの書き込み/読み出
しを行うトラックをディスク中の複数の代表的なトラッ
クを選択して行うため、補正量の算出のためのサーボト
ラックパターンの書き込み、読み出しはサーボトラック
パターン全体の書き込み時間に影響を与えるほど長くな
らないようにすることができる。
の生成は、サーボトラックパターンの書き込み/読み出
しを行うトラックをディスク中の複数の代表的なトラッ
クを選択して行うため、補正量の算出のためのサーボト
ラックパターンの書き込み、読み出しはサーボトラック
パターン全体の書き込み時間に影響を与えるほど長くな
らないようにすることができる。
【0088】(4):第二の位置決め機構へ与える制御
情報は、複数のディスクの表裏に対応する各々のヘッド
の第二の位置決め機構に別個に与えるものとするため、
個々のヘッドによってヘッド変位をキャンセルする最適
な補正量が異なっても、補正を行うことができる。
情報は、複数のディスクの表裏に対応する各々のヘッド
の第二の位置決め機構に別個に与えるものとするため、
個々のヘッドによってヘッド変位をキャンセルする最適
な補正量が異なっても、補正を行うことができる。
【0089】(5):第一の位置決め機構でヘッドが先
端に固定されるアームの根本で前記ヘッドの位置決めを
し、第二の位置決め機構で前記ヘッドの近傍で前記ヘッ
ドの位置決めをし、ガイドアームのセンサで前記アーム
の変位を計測し前記第一の位置決め機構にフィードバッ
クし、ガイドアーム位置決め手段で前記ガイドアームの
位置決めをし、前記センサからの出力に基づき前記第二
の位置決め機構を制御して、サーボトラックパターンを
書き込むための前記ヘッドの位置決めを行う装置構成と
するため、ヘッドの位置誤差を非常に小さくすることが
でき、高い精度でヘッドを目標位置に設定することがで
きるヘッドの位置決め装置を提供することができる。
端に固定されるアームの根本で前記ヘッドの位置決めを
し、第二の位置決め機構で前記ヘッドの近傍で前記ヘッ
ドの位置決めをし、ガイドアームのセンサで前記アーム
の変位を計測し前記第一の位置決め機構にフィードバッ
クし、ガイドアーム位置決め手段で前記ガイドアームの
位置決めをし、前記センサからの出力に基づき前記第二
の位置決め機構を制御して、サーボトラックパターンを
書き込むための前記ヘッドの位置決めを行う装置構成と
するため、ヘッドの位置誤差を非常に小さくすることが
でき、高い精度でヘッドを目標位置に設定することがで
きるヘッドの位置決め装置を提供することができる。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態におけるサーボトラックパターン書
き込みの説明図である。
き込みの説明図である。
【図3】実施の形態におけるヘッド変位信号とその補正
方法の説明図である。
方法の説明図である。
【図4】実施の形態における補正量調整テーブルを生成
する系の説明図である。
する系の説明図である。
【図5】実施の形態におけるヘッド位置補正量の設定処
理フローチャートである。
理フローチャートである。
【図6】実施の形態における複数トラックに対するヘッ
ド位置補正量の設定処理フローチャートである。
ド位置補正量の設定処理フローチャートである。
【図7】実施の形態における補正量調整テーブルの説明
図である。
図である。
【図8】実施の形態におけるサーボトラックパターンの
書き込み処理フローチャートである。
書き込み処理フローチャートである。
1a ディスク 3 ヘッド 4a 第二の位置決め機構 6a アーム 7a 第一の位置決め機構 8a センサ 9a ガイドアーム 11a ガイドアーム位置決め手段 12a 第二の位置決め機構制御回路 13a 第一の位置決め機構制御回路 14a ガイドアーム位置決め制御回路 16a 調整回路 18 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 5/596 G11B 5/596 19/14 501 19/14 501F (72)発明者 中沢 正男 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5D042 LA01 MA01 MA05 MA12 MA15 5D096 NN08 WW03 5H303 AA22 BB02 BB09 CC01 CC05 DD01 DD19 EE03 EE07 FF04 FF06 FF20 GG11 GG20 HH01 HH07 HH09 KK02 KK22 MM05
Claims (5)
- 【請求項1】情報を記録するディスクと、 前記ディスクに対して情報の書き込み/読み出しを行う
ヘッドと、 前記ヘッドが先端に固定されるアームと、 前記アームの根本で前記ヘッドの位置決めをする第一の
位置決め機構と、 前記アームの前記ヘッドの近傍で前記ヘッドの位置決め
をする第二の位置決め機構と、 前記アームの変位を計測し前記第一の位置決め機構にフ
ィードバックするセンサを搭載したガイドアームと、 前記ガイドアームの位置決めをするガイドアーム位置決
め手段とを備え、 前記センサからの出力に基づき前記第二の位置決め機構
を制御することを特徴としたヘッドの位置決め方法。 - 【請求項2】前記第二の位置決め機構を制御する制御情
報は、前記ディスクに書き込まれたサーボトラックパタ
ーンを前記ヘッドから読み出して得られるヘッド変位デ
ータと、前記センサによる前記アーム変位データとか
ら、ヘッド変位が最小となるように生成したものである
ことを特徴とした請求項1記載のヘッドの位置決め方
法。 - 【請求項3】前記第二の位置決め機構への制御情報の生
成は、前記サーボトラックパターンの書き込み/読み出
しを行うトラックを前記ディスク中の複数の代表的なト
ラックを選択して行うことを特徴とした請求項2記載の
ヘッドの位置決め方法。 - 【請求項4】前記第二の位置決め機構へ与える制御情報
は、複数のディスクの表裏に対応する各々のヘッドの第
二の位置決め機構に別個に与えるものであることを特徴
とした請求項2又は3記載のヘッドの位置決め方法。 - 【請求項5】情報を記録するディスクと、 前記ディスクに対して情報の読み書きを行うヘッドと、 前記ヘッドが先端に固定されるアームと、 前記アームの根本で前記ヘッドの位置決めをする第一の
位置決め機構と、 前記アームの前記ヘッドの近傍で前記ヘッドの位置決め
をする第二の位置決め機構と、 前記アームの変位を計測し前記第一の位置決め機構にフ
ィードバックするセンサを搭載したガイドアームと、 前記ガイドアームの位置決めをするガイドアーム位置決
め手段とを備え、 前記センサからの出力に基づき前記第二の位置決め機構
を制御して、サーボトラックパターンを書き込むための
前記ヘッドの位置決めを行うことを特徴としたヘッドの
位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11110431A JP2000306349A (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | ヘッドの位置決め方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11110431A JP2000306349A (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | ヘッドの位置決め方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000306349A true JP2000306349A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14535577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11110431A Withdrawn JP2000306349A (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | ヘッドの位置決め方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000306349A (ja) |
-
1999
- 1999-04-19 JP JP11110431A patent/JP2000306349A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060704 |