JP2000306332A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体

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JP2000306332A JP2000039265A JP2000039265A JP2000306332A JP 2000306332 A JP2000306332 A JP 2000306332A JP 2000039265 A JP2000039265 A JP 2000039265A JP 2000039265 A JP2000039265 A JP 2000039265A JP 2000306332 A JP2000306332 A JP 2000306332A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の装置から受信したデータが不正に複製さ
れるのを効果的に防止する。 【解決手段】 CPU11は、EMDサーバからインターネッ
トを介して転送されてきた音楽データをHDD21に記録
するとき、不揮発性メモリ34に記憶されている固定鍵
を用いて、EMDサーバと相互認証処理を行い、通信用鍵
を共有する。EMDサーバは、通信用鍵で暗号化して音楽
データをパーソナルコンピュータ1に転送する。CPU1
1は、転送を受けた暗号化されている音楽データをHDD
21に記録するとともに、通信用鍵を不揮発性メモリ3
4に記憶されている保存用鍵で暗号化して、HDD21に
記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びにプログラム格納媒体に関し、特に、通信
路の途中でデータ漏洩し、複製されるのを防止すること
ができるようにした、情報処理装置および方法、並びに
プログラム格納媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、デジタル技術の普及にともない、
音楽データ、画像データなどの各種のデータがデジタル
的に記録媒体に記録または再生されるようになってき
た。その結果、複数回コピーしても、画質あるいは音質
が劣化しないデータを得ることが可能となってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにデジタル技術が発達してくると、次のような問題が
発生する。
【0004】(1) 例えば、コンパクトディスク(C
D)からパーソナルコンピュータのハードディスクにデ
ジタル音楽データをコピーする場合、CDからの音楽デー
タが、そのまま、あるいは圧縮符号化されてハードディ
スクに記録されるので、例えば、インターネットなどの
ネットワークを介して複製を違法に大量に配布すること
ができてしまう。
【0005】(2) CDからパーソナルコンピュータの
ハードディスクにデジタル音楽データをコピーする場
合、そのコピーの回数に制限がないため、複製が大量に
配布されてしまう。
【0006】(3) パーソナルコンピュータのハード
ディスク内のデジタル音楽データを、例えば、ポータブ
ルデバイスなどの外部の機器に移す場合、移した後もハ
ードディスク内に元のデジタル音楽データが残るので、
複製が大量に配布できてしまう恐れがある。
【0007】(4) 上記した(3)の問題を防止する
ために、デジタル音楽データを外部の機器に移した後
に、データの送り元としてのハードディスクのデータを
消去するように(いわゆる、音楽データをムーブするよ
うに)パーソナルコンピュータのソフトウェアを作成し
ておけばよいが、例えば、ムーブの前にハードディスク
の内容を別の記録媒体へバックアップしておき、ムーブ
の後に、バックアップしたデータをハードディスクにリ
ストアすれば、結局、ムーブしたはずのデータがハード
ディスクに残ってしまうことになる。
【0008】(5) パーソナルコンピュータが、ハー
ドディスク内のデジタル音楽データをポータブルデバイ
スなどの外部の機器に移す場合、外部機器がどのような
機器であるかを確認しないため、違法な機器にデジタル
音楽データが渡されてしまう恐れがある。
【0009】(6) ポータブルデバイスなどの外部の
機器から、パーソナルコンピュータにデジタル音楽デー
タを渡す場合、そのパーソナルコンピュータを制御して
いるソフトウェアがどのようなソフトウェアであるかを
確認しないため、違法なソフトウェアに対してデジタル
音楽データが渡されてしまう恐れがある。
【0010】(7) CDより再生された音楽データをパ
ーソナルコンピュータで取り扱うとき、複数の曲が同一
か否かを判断するために、曲データに含まれるISRC(In
ternational Standard Recording Code)を使用するこ
とが可能であるが、CDによっては、ISRCデータを含んで
いないものがある。この場合、複数の曲が同一であるか
否かを判定することができなくなる。
【0011】(8) 以上のような各機能は、パーソナ
ルコンピュータ上で、ソフトウェアの制御により実現さ
れるため、そのソフトウェアが改竄されると、システム
の作成者が意図しない動作を行わせることができてしま
う。
【0012】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ハードディスク内のデジタル音楽データを
外部の機器に渡す場合に、音楽データが漏洩し、不正に
複製されるのを防止するようにするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、他の装置との間でデータを授受する授受手段
と、所定の固定鍵と保存用鍵を保持する保持手段と、他
の装置との間でデータを授受するとき、保持手段に保持
されている固定鍵を利用して、他の装置と相互認証処理
を行い、通信用鍵を生成する認証手段と、通信用鍵を、
保存用鍵で暗号化する暗号化手段と、授受手段により受
信された、通信用鍵で暗号化されているデータを、暗号
化手段により暗号化された通信用鍵と対応させて蓄積す
る蓄積手段とを含むことを特徴とする。
【0014】情報処理装置は、蓄積手段に蓄積されてい
る通信用鍵を、保存用鍵を用いて復号する暗号鍵復号手
段と、暗号鍵復号手段により復号された通信用鍵を用い
て、蓄積手段に蓄積されているデータを復号するデータ
復号手段とをさらに設けることができる。
【0015】請求項3に記載の情報処理方法は、他の装
置との間でデータを授受する授受ステップと、所定の固
定鍵と保存用鍵を保持する保持ステップと、他の装置と
の間でデータを授受するとき、保持ステップの処理で保
持された固定鍵を利用して、他の装置と相互認証処理を
行い、通信用鍵を生成する認証ステップと、通信用鍵
を、保存用鍵で暗号化する暗号化ステップと、授受ステ
ップの処理で受信された、通信用鍵で暗号化されている
データを、暗号化ステップの処理で暗号化された通信用
鍵と対応させて蓄積する蓄積ステップとを含むことを特
徴とする。
【0016】請求項4に記載のプログラム格納媒体のプ
ログラムは、他の装置との間でデータを授受する授受ス
テップと、所定の固定鍵と保存用鍵を保持する保持ステ
ップと、他の装置との間でデータを授受するとき、保持
ステップの処理で保持された固定鍵を利用して、他の装
置と相互認証処理を行い、通信用鍵を生成する認証ステ
ップと、通信用鍵を、保存用鍵で暗号化する暗号化ステ
ップと、授受ステップの処理で受信された、通信用鍵で
暗号化されているデータを、暗号化ステップの処理で暗
号化された通信用鍵と対応させて蓄積する蓄積ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0017】請求項1に記載の情報処理装置、請求項3
に記載の情報処理方法、および請求項4に記載のプログ
ラム格納媒体においては、他の装置との間でデータを授
受するとき保持されている固定鍵を利用して、他の装置
との間で相互認証処理が行われ、通信用鍵が生成され
る。通信用鍵は、保存用鍵で暗号化され、通信用鍵で暗
号化されているデータとともに蓄積される。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るコンテンツ
データ管理システムの一実施の形態を示す図である。パ
ーソナルコンピュータ1は、ローカルエリアネットワー
クまたはインターネットなどから構成されるネットワー
ク2に接続されている。パーソナルコンピュータ1は、
EMD(Elecrical Music Distribution)サーバ4−1乃
至4−3から受信した、または後述するCD(Compact Di
sc)から読み取った楽音のデータ(以下、コンテンツと
称する)を、所定の圧縮の方式(例えば、ATRAC3(商
標))に変換するとともにDES(Data Encryption Stand
ard)などの暗号化方式で暗号化して記録する。
【0019】パーソナルコンピュータ1は、暗号化して
記録しているコンテンツに対応して、コンテンツの利用
条件を示す利用条件のデータを記録する。
【0020】利用条件のデータは、例えば、その利用条
件のデータに対応するコンテンツを同時に利用すること
ができるポータブルデバイス(Portable Device(PDと
も称する))の台数(後述する、いわゆるチェックアウ
トできるPDの台数)を示す。利用条件のデータに示され
る数だけコンテンツをチェックアウトしたときでも、パ
ーソナルコンピュータ1は、そのコンテンツを再生でき
る。
【0021】または、利用条件のデータは、コピーする
ことができることを示す。コンテンツをポータブルデバ
イス6−1乃至6−3にコピーしたとき、パーソナルコ
ンピュータ1は記録しているコンテンツを再生できる。
コンテンツの、ポータブルデバイス6−1乃至6−3に
記憶させることができる回数は、制限される場合があ
る。この場合、コピーできる回数は、増えることがな
い。
【0022】または、利用条件のデータは、他のパーソ
ナルコンピュータに移動することができるなどを示す。
ポータブルデバイス6−1乃至6−3にコンテンツを移
動させた後、パーソナルコンピュータ1が記録している
コンテンツは使用できなくなる(コンテンツが削除され
るか、または利用条件が変更されて使用できなくな
る)。
【0023】利用条件のデータの詳細は、後述する。
【0024】パーソナルコンピュータ1は、暗号化して
記録しているコンテンツを、コンテンツに関連するデー
タ(例えば、曲名、または再生条件など)と共に、USB
(Universal Sirial Bus)ケーブル7−1を介して、接
続されているポータブルデバイス6−1に記憶させると
ともに、ポータブルデバイス6−1に記憶させたことに
対応して、記憶させたコンテンツに対応する利用条件の
データを更新する(以下、チェックアウトと称する)。
より詳細には、チェックアウトしたとき、パーソナルコ
ンピュータ1が記録している、そのコンテンツに対応す
る利用条件のデータのチェックアウトできる回数は、1
減らされる。チェックアウトできる回数が0のとき、対
応するコンテンツは、チェックアウトすることができな
い。
【0025】パーソナルコンピュータ1は、暗号化して
記録しているコンテンツを、コンテンツに関連するデー
タと共に、USBケーブル7−2を介して、接続されてい
るポータブルデバイス6−2に記憶させるとともに、ポ
ータブルデバイス6−2に記憶させたことに対応して、
記憶させたコンテンツに対応する利用条件のデータを更
新する。パーソナルコンピュータ1は、暗号化して記録
しているコンテンツを、コンテンツに関連するデータと
共に、USBケーブル7−3を介して、接続されているポ
ータブルデバイス6−3に記憶させるとともに、ポータ
ブルデバイス6−3に記憶させたことに対応して、記憶
させたコンテンツに対応する利用条件のデータを更新す
る。
【0026】また、パーソナルコンピュータ1は、USB
ケーブル7−1を介して、接続されているポータブルデ
バイス6−1にパーソナルコンピュータ1がチェックア
ウトしたコンテンツを、ポータブルデバイス6−1に消
去させて(または、使用できなくさせて)、消去させた
コンテンツに対応する利用条件のデータを更新する(以
下、チェックインと称する)。より詳細には、チェック
インしたとき、パーソナルコンピュータ1が記録してい
る、対応するコンテンツの利用条件のデータのチェック
アウトできる回数は、1増やされる。
【0027】パーソナルコンピュータ1は、USBケーブ
ル7−2を介して、接続されているポータブルデバイス
6−2にパーソナルコンピュータ1がチェックアウトし
たコンテンツを、ポータブルデバイス6−2に消去させ
て(または、使用できなくさせて)、消去させたコンテ
ンツに対応する利用条件のデータを更新する。パーソナ
ルコンピュータ1は、USBケーブル7−3を介して、接
続されているポータブルデバイス6−3にパーソナルコ
ンピュータ1がチェックアウトしたコンテンツを、ポー
タブルデバイス6−3に消去させて(または、使用でき
なくさせて)、消去させたコンテンツに対応する利用条
件のデータを更新する。
【0028】パーソナルコンピュータ1は、図示せぬ他
のパーソナルコンピュータがポータブルデバイス6−1
にチェックアウトしたコンテンツをチェックインできな
い。パーソナルコンピュータ1は、他のパーソナルコン
ピュータがポータブルデバイス6−2にチェックアウト
したコンテンツをチェックインできない。パーソナルコ
ンピュータ1は、他のパーソナルコンピュータがポータ
ブルデバイス6−3にチェックアウトしたコンテンツを
チェックインできない。
【0029】EMD登録サーバ3は、パーソナルコンピュ
ータ1がEMDサーバ4−1乃至4−3からコンテンツの
取得を開始するとき、パーソナルコンピュータ1の要求
に対応して、ネットワーク2を介して、パーソナルコン
ピュータ1とEMDサーバ4−1乃至4−3との相互認証
に必要な認証鍵をパーソナルコンピュータ1に送信する
とともに、EMDサーバ4−1乃至4−3に接続するため
のプログラムをパーソナルコンピュータ1に送信する。
【0030】EMDサーバ4−1は、パーソナルコンピュ
ータ1の要求に対応して、ネットワーク2を介して、コ
ンテンツに関連するデータ(例えば、曲名、または再生
制限など)と共に、パーソナルコンピュータ1にコンテ
ンツを供給する。EMDサーバ4−2は、パーソナルコン
ピュータ1の要求に対応して、ネットワーク2を介し
て、コンテンツに関連するデータと共に、パーソナルコ
ンピュータ1にコンテンツを供給する。EMDサーバ4−
3は、パーソナルコンピュータ1の要求に対応して、ネ
ットワーク2を介して、コンテンツに関連するデータと
共に、パーソナルコンピュータ1にコンテンツを供給す
る。
【0031】EMDサーバ4−1乃至4−3のそれぞれが
供給するコンテンツは、同一または異なる圧縮の方式で
圧縮されている。EMDサーバ4−1乃至4−3のそれぞ
れが供給するコンテンツは、同一または異なる暗号化の
方式で暗号化されている。
【0032】WWW(World Wide Web)サーバ5−1は、
パーソナルコンピュータ1の要求に対応して、ネットワ
ーク2を介して、コンテンツを読み取ったCD(例えば、
CDのアルバム名、またはCDの販売会社など)、およびCD
から読み取ったコンテンツに対応するデータ(例えば、
曲名、または作曲者名など)をパーソナルコンピュータ
1に供給する。WWWサーバ5−2は、パーソナルコンピ
ュータ1の要求に対応して、ネットワーク2を介して、
コンテンツを読み取ったCD、およびCDから読み取ったコ
ンテンツに対応するデータをパーソナルコンピュータ1
に供給する。
【0033】ポータブルデバイス6−1は、パーソナル
コンピュータ1から供給されたコンテンツ(すなわち、
チェックアウトされたコンテンツ)を、コンテンツに関
連するデータ(例えば、曲名、または再生制限など)と
共に記憶する。ポータブルデバイス6−1は、コンテン
ツに関連するデータに基づいて、記憶しているコンテン
ツを再生し、図示せぬヘッドフォンなどに出力する。
【0034】例えば、コンテンツに関連するデータとし
て記憶されている、再生制限としての再生回数を超えて
再生しようとしたとき、ポータブルデバイス6−1は、
対応するコンテンツの再生を停止する。コンテンツに関
連するデータとして記憶されている再生制限としての、
再生期限を過ぎた後に再生しようとしたとき、ポータブ
ルデバイス6−1は、対応するコンテンツの再生を停止
する。
【0035】使用者は、コンテンツを記憶したポータブ
ルデバイス6−1をパーソナルコンピュータ1から取り
外して、持ち歩き、記憶しているコンテンツを再生させ
て、コンテンツに対応する音楽などをヘッドフォンなど
で聴くことができる。
【0036】ポータブルデバイス6−2は、パーソナル
コンピュータ1から供給されたコンテンツを、コンテン
ツに関連するデータと共に記憶する。ポータブルデバイ
ス6−2は、コンテンツに関連するデータに基づいて、
記憶しているコンテンツを再生し、図示せぬヘッドフォ
ンなどに出力する。使用者は、コンテンツを記憶したポ
ータブルデバイス6−2をパーソナルコンピュータ1か
ら取り外して、持ち歩き、記憶しているコンテンツを再
生させて、コンテンツに対応する音楽などをヘッドフォ
ンなどで聴くことができる。
【0037】ポータブルデバイス6−3は、パーソナル
コンピュータ1から供給されたコンテンツを、コンテン
ツに関連するデータと共に記憶する。ポータブルデバイ
ス6−3は、コンテンツに関連するデータに基づいて、
記憶しているコンテンツを再生し、図示せぬヘッドフォ
ンなどに出力する。使用者は、コンテンツを記憶したポ
ータブルデバイス6−3をパーソナルコンピュータ1か
ら取り外して、持ち歩き、記憶しているコンテンツを再
生させて、コンテンツに対応する音楽などをヘッドフォ
ンなどで聴くことができる。
【0038】以下、ポータブルデバイス6−1乃至6−
3を個々に区別する必要がないとき、単にポータブルデ
バイス6と称する。
【0039】図2は、パーソナルコンピュータ1の構成
を説明する図である。CPU(CentralProcessing Unit)
11は、各種アプリケーションプログラム(詳細につい
ては後述する)や、OS(Operating System)を実際に実
行する。ROM(Read-only Memory)12は、一般的に
は、CPU11が使用するプログラムや演算用のパラメー
タのうちの基本的に固定のデータを格納する。RAM(Ran
dom-Access Memory)13は、CPU11の実行において使
用するプログラムや、その実行において適宜変化するパ
ラメータを格納する。これらはCPUバスなどから構成さ
れるホストバス14により相互に接続されている。
【0040】ホストバス14は、ブリッジ15を介し
て、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interfac
e)バスなどの外部バス16に接続されている。
【0041】キーボード18は、CPU11に各種の指令
を入力するとき、使用者により操作される。マウス19
は、ディスプレイ20の画面上のポイントの指示や選択
を行うとき、使用者により操作される。ディスプレイ2
0は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)な
どから成り、各種情報をテキストやイメージで表示す
る。HDD(Hard Disk Drive)21は、ハードディスクを
駆動し、それらにCPU11によって実行するプログラム
や情報を記録または再生させる。
【0042】ドライブ22は、装着されている磁気ディ
スク41、光ディスク42(CDを含む)、光磁気ディス
ク43、または半導体メモリ44に記録されているデー
タまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプ
ログラムを、インターフェース17、外部バス16、ブ
リッジ15、およびホストバス14を介して接続されて
いるRAM13に供給する。
【0043】USBポート23−1には、USBケーブル7−
1を介して、ポータブルデバイス6−1が接続される。
USBポート23−1は、インターフェース17、外部バ
ス16、ブリッジ15、またはホストバス14を介し
て、HDD21、CPU11、またはRAM13から供給された
データ(例えば、コンテンツまたはポータブルデバイス
6−1のコマンドなどを含む)をポータブルデバイス6
−1に出力する。
【0044】USBポート23−2には、USBケーブル7−
2を介して、ポータブルデバイス6−2が接続される。
USBポート23−2は、インターフェース17、外部バ
ス16、ブリッジ15、またはホストバス14を介し
て、HDD21、CPU11、またはRAM13から供給された
データ(例えば、コンテンツまたはポータブルデバイス
6−2のコマンドなどを含む)をポータブルデバイス6
−2に出力する。
【0045】USBポート23−3には、USBケーブル7−
3を介して、ポータブルデバイス6−3が接続される。
USBポート23−3は、インターフェース17、外部バ
ス16、ブリッジ15、またはホストバス14を介し
て、HDD21、CPU11、またはRAM13から供給された
データ(例えば、コンテンツまたはポータブルデバイス
6−3のコマンドなどを含む)をポータブルデバイス6
−3に出力する。
【0046】IEC(Internationl Electrotechnical Com
mission)60958端子24aを有する音声入出力インタフ
ェース24は、デジタル音声入出力、あるいはアナログ
音声入出力のインタフェース処理を実行する。スピーカ
45は、音声入出力インタフェース24から供給された
音声信号を基に、コンテンツに対応する所定の音声を出
力する。
【0047】これらのキーボード18乃至音声入出力イ
ンタフェース24は、インターフェース17に接続され
ており、インターフェース17は、外部バス16、ブリ
ッジ15、およびホストバス14を介してCPU11に接
続されている。
【0048】通信部25は、ネットワーク2が接続さ
れ、CPU11、またはHDD21から供給されたデータ(例
えば、登録の要求、またはコンテンツの送信要求など)
を、所定の方式のパケットに格納して、ネットワーク2
を介して、送信するとともに、ネットワーク2を介し
て、受信したパケットに格納されているデータ(例え
ば、認証鍵、またはコンテンツなど)をCPU11、RAM1
3、またはHDD21に出力する。
【0049】半導体ICとして、一体的に形成され、パー
ソナルコンピュータ1に装着されるアダプタ26のCPU
32は、外部バス16、ブリッジ15、およびホストバ
ス14を介してパーソナルコンピュータ1のCPU11と
共働し、各種の処理を実行する。RAM33は、CPU32が
各種の処理を実行する上において必要なデータやプログ
ラムを記憶する。不揮発性メモリ34は、パーソナルコ
ンピュータ1の電源がオフされた後も保持する必要があ
るデータを記憶する。ROM36には、パーソナルコンピ
ュータ1から、暗号化されているプログラムが転送され
てきたとき、それを復号するプログラムが記憶されてい
る。RTC(Real Time Clock)35は、計時動作を実行
し、時刻情報を提供する。
【0050】通信部25およびアダプタ26は、外部バ
ス16、ブリッジ15、およびホストバス14を介して
CPU11に接続されている。
【0051】以下、USBポート23−1乃至23−3を
個々に区別する必要がないとき、単に、USBポート23
と称する。以下、USBケーブル7−1乃至7−3を個々
に区別する必要がないとき、単にUSBケーブル7と称す
る。
【0052】次に、ポータブルデバイス6の構成を図3
を参照して説明する。電源回路52は、乾電池51から
供給される電源電圧を所定の電圧の内部電力に変換し
て、CPU53乃至表示部67に供給することにより、ポ
ータブルデバイス6全体を駆動させる。
【0053】USBコントローラ57は、USBコネクタ56
を介して、パーソナルコンピュータ1とUSBケーブル7
を介して接続された場合、パーソナルコンピュータ1か
ら転送されたコンテンツを含むデータを、内部バス58
を介して、CPU53に供給する。
【0054】パーソナルコンピュータ1から転送される
データは、1パケット当たり64バイトのデータから構成
され、12Mbit/secの転送レートでパーソナルコンピュー
タ1から転送される。
【0055】ポータブルデバイス6に転送されるデータ
は、ヘッダおよびコンテンツから構成される。ヘッダに
は、コンテンツID、ファイル名、ヘッダサイズ、コンテ
ンツ鍵、ファイルサイズ、コーデックID、ファイル情報
などが格納されていると共に、再生制限処理に必要な再
生制限データ、開始日時、終了日時、回数制限、および
再生回数カウンタなどが格納されている。コンテンツ
は、ATRAC3などの符号化方式で符号化され、暗号化され
ている。
【0056】ヘッダサイズは、ヘッダのデータ長(例え
ば、33バイトなど)を表し、ファイルサイズは、コンテ
ンツのデータ長(例えば、33,636,138バイトなど)を表
す。
【0057】コンテンツ鍵は、暗号化されているコンテ
ンツを復号するための鍵であり、パーソナルコンピュー
タ1とポータブルデバイス6との相互認証の処理で生成
されたセッション鍵(一時鍵)を基に暗号化された状態
で、パーソナルコンピュータ1からポータブルデバイス
6に送信される。
【0058】ポータブルデバイス6がUSBケーブル7を
介してパーソナルコンピュータ1のUSBポート23に接
続されたとき、ポータブルデバイス6とパーソナルコン
ピュータ1とは、相互認証の処理を実行する。この相互
認証の処理は、例えば、チャレンジレスポンス方式の認
証の処理である。ちなみに、ポータブルデバイス6のDS
P59は、チャレンジレスポンス方式の認証の処理を行
うとき、暗号解読(復号)の処理を実行する。
【0059】チャレンジレスポンス方式とは、例えば、
パーソナルコンピュータ1が生成するある値(チャレン
ジ)に対して、ポータブルデバイス6がパーソナルコン
ピュータ1と共有している秘密鍵を使用して生成した値
(レスポンス)で応答する方式である。チャレンジレス
ポンス方式の相互認証の処理においては、パーソナルコ
ンピュータ1が生成する値は認証の処理毎に毎回変化す
るので、例えば、ポータブルデバイス6が出力した、秘
密鍵を使用して生成された値が読み出されて、いわゆ
る、なりすましの攻撃を受けても、次の相互認証の処理
では、相互認証に使用される値が異なるので、パーソナ
ルコンピュータ1は不正を検出できる。
【0060】コンテンツIDは、コンテンツに対応した、
コンテンツを特定するためのIDである。
【0061】コーデックIDは、コンテンツの符号化方式
に対応したIDであり、例えば、コーデックID”1”は、
ATRAC3に対応し、コーデックID”0”は、MP3(MPEG(Mo
vingPicture Experts Group) Audio Layer-3)に対応す
る。
【0062】ファイル名は、コンテンツに対応するパー
ソナルコンピュータ1が記録しているコンテンツファイ
ル(後述する)をASCII(American National Standard C
odefor Information Interchange)コードに変換したデ
ータであり、ファイル情報は、コンテンツに対応する曲
名、アーティスト名、作詞者名、または作曲者名などを
ASCIIコードに変換したデータである。
【0063】再生制限データは、コンテンツの再生が可
能な期間(すなわち、開始日時または終了日時)または
回数制限(再生の回数の制限)が設定されているか否か
を示すデータである。再生制限データには、回数制限が
設定されているとき、”1”が割り当てられ、再生が可
能な期間が設定されているとき、”2”が割り当てら
れ、回数制限および再生が可能な期間がいずれも設定さ
れていないとき(いわゆる、買い取りで購入されたと
き)、”0”が割り当てられる。
【0064】開始日時および終了日時は、再生制限デー
タが”2”であるとき、再生可能期間の範囲を示すデー
タである。例えば、開始日時が”00040F”であ
り、終了日時が”00070F”であるとき、対応する
コンテンツは、2000年4月15日から2000年7
月15日まで、再生が可能である。
【0065】同様に、回数制限および再生回数カウンタ
は、再生制限データが”1”または”2”であるとき、
回数制限は、そのコンテンツに対応して予め設定された
再生可能な回数であり、再生回数カウンタは、そのコン
テンツの再生の処理を実行したときCPU53により更新
される、コンテンツが再生された回数を示す。例えば、
回数制限が”02”であるとき、そのコンテンツの再生
可能な回数は2回であり、再生回数カウンタが”01”
であるとき、そのコンテンツが再生された回数は1回で
ある。
【0066】例えば、再生制限データが”2”であり、
開始日時が”00040F”であり、終了日時が”00
070F”であり、回数制限が”02”であるとき、ポ
ータブルデバイス6は、対応するコンテンツを、200
0年4月15日から2000年7月15日までの期間に
おいて、1日2回ずつ繰り返し再生できる。
【0067】例えば、再生制限データが”1”であり、
開始日時が”000000”であり、終了日時が”00
0000”であり、回数制限が”0a”であり、再生回
数カウンタが”05”であるとき、対応するコンテンツ
は、再生可能な期間の制限がなく、再生可能な回数が1
0回であり、再生された回数が5回である。
【0068】ポータブルデバイス6が、パーソナルコン
ピュータ1からコンテンツと共にコンテンツの書き込み
命令を受信した場合、ROM55からRAM54に読み出した
メインプログラムを実行するCPU53は、書き込み命令
を受け取り、フラッシュメモリコントローラ60を制御
して、パーソナルコンピュータ1から受信したコンテン
ツをフラッシュメモリ61に書き込ませる。
【0069】フラッシュメモリ61は、約64MByteの記
憶容量を有し、コンテンツを記憶する。また、フラッシ
ュメモリ61には、所定の圧縮方式で圧縮されているコ
ンテンツを伸張するための再生用コードが予め格納され
ている。
【0070】なお、フラッシュメモリ61は、ポータブ
ルデバイス6にメモリカードとして着脱可能とすること
ができる。
【0071】使用者による、図示せぬ再生/停止ボタン
の押し下げ操作に対応した再生命令が操作キーコントロ
ーラ62を介してCPU53に供給されると、CPU53は、
フラッシュメモリコントローラ60に、フラッシュメモ
リ61から、再生用コードとコンテンツとを読み出さ
せ、DSP59に転送させる。
【0072】DSP59は、フラッシュメモリ61から転
送された再生用コードに基づいてコンテンツをCRC(Cyc
lic Redundancy Check)方式で誤り検出をした後、再生
して、再生したデータ(図3中においてD1で示す)をデ
ィジタル/アナログ変換回路63に供給する。
【0073】DSP59は、内部に設けられた図示せぬ発
信回路とともに一体に構成され、外付けされた水晶で成
る発信子59AからのマスタークロックMCLKを基に、コ
ンテンツを再生するとともに、マスタークロックMCLK、
マスタークロックMCLKを基に内部の発振回路で生成した
所定の周波数のビットクロックBCLK、並びにフレーム単
位のLチャンネルクロックLCLK、およびRチャンネルク
ロックRCLKからなる動作クロックLRCLKをディジタルア
ナログ変換回路63に供給する。
【0074】DSP59は、コンテンツを再生するとき、
再生用コードに従って上述の動作クロックをディジタル
アナログ変換回路63に供給して、コンテンツを再生し
ないとき、再生用コードに従って動作クロックの供給を
停止して、ディジタルアナログ変換回路63を停止させ
て、ポータブルデバイス6全体の消費電力量を低減す
る。
【0075】同様に、CPU53およびUSBコントローラ5
7も、水晶でなる発振子53Aまたは57Aがそれぞれ
外付けされ、発振子53Aまたは57Aからそれぞれ供
給されるマスタークロックMCLKに基づき、所定の処理を
実行する。
【0076】このように構成することで、ポータブルデ
バイス6は、CPU53,DSP59,USBコントローラ57
等の各回路ブロックに対してクロック供給を行うための
クロック発生モジュールが不要となり、回路構成を簡素
化すると共に小型化することができる。
【0077】ディジタルアナログ変換回路63は、再生
したコンテンツをアナログの音声信号に変換して、これ
を増幅回路64に供給する。増幅回路64は、音声信号
を増幅して、ヘッドフォンジャック65を介して、図示
せぬヘッドフォンに音声信号を供給する。
【0078】このように、ポータブルデバイス6は、図
示せぬ再生/停止ボタンが押圧操作されたとき、CPU5
3の制御に基づいてフラッシュメモリ61に記憶されて
いるコンテンツを再生するとともに、再生中に再生/停
止ボタンが押圧操作されたとき、コンテンツの再生を停
止する。
【0079】ポータブルデバイス6は、停止後に再度再
生/停止ボタンが押圧操作されたとき、CPU53の制御
に基づいて停止した位置からコンテンツの再生を再開す
る。再生/停止ボタンが押圧操作により再生を停止して
操作が加わることなく数秒間経過したとき、ポータブル
デバイス6は、自動的に電源をオフして消費電力を低減
する。
【0080】因みに、ポータブルデバイス6は、電源が
オフになった後に再生/停止ボタンが押圧操作されたと
き、前回の停止した位置からコンテンツを再生せず、1
曲目から再生する。
【0081】また、ポータブルデバイス6のCPU53
は、LCDコントローラ68を制御して、表示部67に、
再生モードの状態(例えば、リピート再生、イントロ再
生など)、イコライザ調整(すなわち、音声信号の周波
数帯域に対応した利得の調整)、曲番号、演奏時間、再
生、停止、早送り、早戻しなどの状態、音量および乾電
池51の残量等の情報を表示させる。
【0082】さらに、ポータブルデバイス6は、EEPROM
68に、フラッシュメモリ80に書き込まれているコン
テンツの数、それぞれのコンテンツが書き込まれている
フラッシュメモリ61のブロック位置、およびその他種
々のメモリ蓄積情報等のいわゆるFAT(File Allocation
Table)を格納する。
【0083】因みに、本実施の形態においては、コンテ
ンツは、64KByteを1ブロックとして扱われ、1曲のコ
ンテンツに対応したブロック位置がFATに格納される。
【0084】フラッシュメモリ61にFATが格納される
場合、例えば、1曲目のコンテンツがCPU53の制御に
よりフラッシュメモリ61に書き込まれると、1曲目の
コンテンツに対応するブロック位置がFATとしてフラッ
シュメモリ61に書き込まれ、次に、2曲目のコンテン
ツがフラッシュメモリ61に書き込まれると、2曲目の
コンテンツに対応するブロック位置がFATとしてフラッ
シュメモリ61(1曲目と同一の領域)に書き込まれ
る。
【0085】このように、FATは、フラッシュメモリ6
1へのコンテンツの書き込みの度に書き換えられ、更
に、データの保護の為、同一のデータがリザーブ用に2
重に書き込まれる。
【0086】FATがフラッシュメモリ61に書き込まれ
ると、1回のコンテンツの書き込みに対応して、フラッ
シュメモリ61の同一の領域が2回書き換えられるの
で、少ないコンテンツの書き込みの回数で、フラッシュ
メモリ61に規定されている書き換えの回数に達してし
まい、フラッシュメモリ61の書き換えができなくなっ
てしまう。
【0087】そこで、ポータブルデバイス6は、FATをE
EPROM68に記憶させて、1回のコンテンツの書き込み
に対応するフラッシュメモリ61の書き換えの頻度を少
なくしている。
【0088】書き換えの回数の多いFATをEEPROM68に
記憶させることにより、FATをフラッシュメモリ61に
記憶させる場合に比較して、ポータブルデバイス6は、
コンテンツの書き込みができる回数を数十倍以上に増や
すことができる。更に、CPU53は、EEPROM68にFATを
追記するように書き込ませるので、EEPROM68の同一の
領域の書き換えの頻度を少なくして、EEPROM68が短期
間で書き換え不能になることを防止する。
【0089】ポータブルデバイス6は、USBケーブル7
を介してパーソナルコンピュータ1に接続されたとき
(以下、これをUSB接続と称する)、USBコントローラ5
7からCPU53に供給される割り込み信号に基づき、USB
接続されたことを認識する。
【0090】ポータブルデバイス6は、USB接続された
ことを認識すると、パーソナルコンピュータ1からUSB
ケーブル7を介して規定電流値の外部電力の供給を受け
るとともに、電源回路52を制御して、乾電池51から
の電力の供給を停止させる。
【0091】CPU53は、USB接続されたとき、DSP59
のコンテンツの再生の処理を停止させる。これにより、
CPU53は、パーソナルコンピュータ1から供給される
外部電力が規定電流値を超えてしまうことを防止して、
規定電流値の外部電力を常時受けられるように制御す
る。
【0092】このようにCPU53は、USB接続されると、
乾電池51から供給される電力からパーソナルコンピュ
ータ1から供給される電力に切り換えるので、電力単価
の安いパーソナルコンピュータ1からの外部電力が使用
され、電力単価の高い乾電池51の消費電力が低減さ
れ、かくして乾電池51の寿命を延ばすことができる。
【0093】なお、CPU53は、パーソナルコンピュー
タ1からUSBケーブル7を介して外部電力の供給を受け
たとき、DSP59の再生処理を停止させることにより、D
SP59からの輻射を低減させ、その結果としてパーソナ
ルコンピュータ1を含むシステム全体の輻射を一段と低
減させる。
【0094】図4は、CPU11の所定のプログラムの実
行等により実現される、パーソナルコンピュータ1の機
能の構成を説明するブロック図である。コンテンツ管理
プログラム111は、EMD選択プログラム131、チェ
ックイン/チェックアウト管理プログラム132、暗号
方式変換プログラム135、圧縮方式変換プログラム1
36、暗号化プログラム137、利用条件変換プログラ
ム139、利用条件管理プログラム140、認証プログ
ラム141、復号プログラム142、PD用ドライバ14
3、購入用プログラム144、および購入用プログラム
145などの複数のプログラムで構成されている。
【0095】コンテンツ管理プログラム111は、例え
ば、シャッフルされているインストラクション、または
暗号化されているインストラクションなどで記述され
て、その処理内容を外部から隠蔽し、その処理内容の読
解が困難になる(例えば、使用者が、直接、コンテンツ
管理プログラム111を読み出しても、インストラクシ
ョンを特定できないなど)ように構成されている。
【0096】EMD選択プログラム131は、コンテンツ
管理プログラム111がパーソナルコンピュータ1にイ
ンストールされるとき、コンテンツ管理プログラム11
1には含まれず、後述するEMDの登録の処理において、
ネットワーク2を介して、EMD登録サーバ3から受信さ
れる。EMD選択プログラム131は、EMDサーバ4−1乃
至4−3のいずれかとの接続を選択して、購入用アプリ
ケーション115、または購入用プログラム144若し
くは142に、EMDサーバ4−1乃至4−3のいずれか
との通信(例えば、コンテンツを購入するときの、コン
テンツのダウンロードなど)を実行させる。
【0097】チェックイン/チェックアウト管理プログ
ラム132は、チェックインまたはチェックアウトの設
定、およびコンテンツデータベース114に記録されて
いる利用条件ファイル162−1乃至162−Nに基づ
いて、コンテンツファイル161−1乃至161−Nに
格納されているコンテンツをポータブルデバイス6−1
乃至6−3のいずれかにチェックアウトするか、または
ポータブルデバイス6−1乃至6−3に記憶されている
コンテンツをチェックインする。
【0098】チェックイン/チェックアウト管理プログ
ラム132は、チェックインまたはチェックアウトの処
理に対応して、コンテンツデータベース114に記録さ
れている利用条件ファイル162−1乃至162−Nに
格納されている利用条件のデータを更新する。
【0099】コピー管理プログラム133は、コンテン
ツデータベース114に記録されている利用条件ファイ
ル162−1乃至162−Nに基づいて、コンテンツフ
ァイル161−1乃至161−Nに格納されているコン
テンツをポータブルデバイス6−1乃至6−3のいずれ
かにコピーするか、またはポータブルデバイス6−1乃
至6−3からコンテンツをコンテンツデータベース11
4にコピーする。
【0100】移動管理プログラム134は、コンテンツ
データベース114に記録されている利用条件ファイル
162−1乃至162−Nに基づいて、コンテンツファ
イル161−1乃至161−Nに格納されているコンテ
ンツをポータブルデバイス6−1乃至6−3のいずれか
に移動するか、またはポータブルデバイス6−1乃至6
−3からコンテンツをコンテンツデータベース114に
移動する。
【0101】暗号方式変換プログラム135は、ネット
ワーク2を介して、購入用アプリケーションプログラム
115がEMDサーバ4−1から受信したコンテンツの暗
号化の方式、購入用プログラム144がEMDサーバ4−
2から受信したコンテンツの暗号化の方式、または購入
用プログラム145がEMDサーバ4−3から受信したコ
ンテンツの暗号化の方式を、コンテンツデータベース1
14が記録しているコンテンツファイル161−1乃至
161−Nに格納されているコンテンツと同一の暗号化
の方式に変換する。
【0102】また、暗号方式変換プログラム135は、
ポータブルデバイス6−1または6−3にコンテンツを
チェックアウトするとき、チェックアウトするコンテン
ツを、ポータブルデバイス6−1または6−3が利用可
能な暗号化方式に変換する。
【0103】圧縮方式変換プログラム136は、ネット
ワーク2を介して、購入用アプリケーションプログラム
115がEMDサーバ4−1から受信したコンテンツの圧
縮の方式、購入用プログラム144がEMDサーバ4−2
から受信したコンテンツの圧縮の方式、または購入用プ
ログラム145がEMDサーバ4−3から受信したコンテ
ンツの圧縮の方式を、コンテンツデータベース114が
記録しているコンテンツファイル161−1乃至161
−Nに格納されているコンテンツと同一の圧縮の方式に
変換する。
【0104】また、圧縮方式変換プログラム136は、
ポータブルデバイス6−1または6−3にコンテンツを
チェックアウトするとき、チェックアウトするコンテン
ツを、ポータブルデバイス6−1または6−3が利用可
能な圧縮の方式に変換する。
【0105】暗号化プログラム137は、例えばCDから
読み取られ、録音プログラム113から供給されたコン
テンツ(暗号化されていない)を、コンテンツデータベ
ース114が記録しているコンテンツファイル161−
1乃至161−Nに格納されているコンテンツと同一の
暗号化の方式で暗号化する。
【0106】圧縮/伸張プログラム138は、例えばCD
から読み取られ、録音プログラム113から供給された
コンテンツ(圧縮されていない)を、コンテンツデータ
ベース114が記録しているコンテンツファイル161
−1乃至161−Nに格納されているコンテンツと同一
の符号化の方式で符号化する。圧縮/伸張プログラム1
38は、符号化されているコンテンツを伸張(復号)す
る。
【0107】利用条件変換プログラム139は、ネット
ワーク2を介して、購入用アプリケーションプログラム
115がEMDサーバ4−1から受信したコンテンツの利
用条件を示すデータ(いわゆる、Usage Rule)、購入用
プログラム144がEMDサーバ4−2から受信したコン
テンツの利用条件を示すデータ、または購入用プログラ
ム145がEMDサーバ4−3から受信したコンテンツの
利用条件を示すデータを、コンテンツデータベース11
4が記録している利用条件ファイル162−1乃至16
2−Nに格納されている利用条件データと同一のフォー
マットに変換する。
【0108】また、利用条件変換プログラム139は、
ポータブルデバイス6−1または6−3にコンテンツを
チェックアウトするとき、チェックアウトするコンテン
ツに対応する利用条件のデータを、ポータブルデバイス
6−1または6−3が利用可能な利用条件のデータに変
換する。
【0109】利用条件管理プログラム140は、コンテ
ンツのコピー、移動、チェックイン、またはチェックア
ウトの処理を実行する前に、コンテンツデータベース1
14に記録されている利用条件ファイル162−1乃至
162−Nに格納されている利用条件のデータに対応す
るハッシュ値(後述する)を基に、利用条件のデータの
改竄を検出する。利用条件管理プログラム140は、コ
ンテンツのコピー、移動、チェックイン、またはチェッ
クアウトの処理に伴う、コンテンツデータベース114
に記録されている利用条件ファイル162−1乃至16
2−Nに格納されている利用条件のデータを更新に対応
して、利用条件のデータに対応するハッシュ値を更新す
る。
【0110】認証プログラム141は、コンテンツ管理
プログラム111と購入用アプリケーションプログラム
115との相互認証の処理、およびコンテンツ管理プロ
グラム111と購入用プログラム144との相互認証の
処理を実行する。また、認証プログラム141は、EMD
サーバ4−1と購入用アプリケーションプログラム11
5との相互認証の処理、EMDサーバ4−2と購入用プロ
グラム144との相互認証の処理、およびEMDサーバ4
−3と購入用プログラム145との相互認証の処理で利
用される認証鍵を記憶している。
【0111】認証プログラム141が相互認証の処理で
利用する認証鍵は、コンテンツ管理プログラム111が
パーソナルコンピュータ1にインストールされたとき、
認証プログラム141に記憶されておらず、表示操作指
示プログラム112により登録の処理が正常に実行され
たとき、EMD登録サーバ3から供給され、認証プログラ
ム141に記憶される。
【0112】復号プログラム142は、コンテンツデー
タベース114が記録しているコンテンツファイル16
1−1乃至161−Nに格納されているコンテンツをパ
ーソナルコンピュータ1が再生するとき、コンテンツを
復号する。
【0113】PD用ドライバ143は、ポータブルデバイ
ス6−2に所定のコンテンツをチェックアウトすると
き、またはポータブルデバイス6−2から所定のコンテ
ンツをチェックインするとき、ポータブルデバイス6−
2にコンテンツまたはポータブルデバイス6−2に所定
の処理を実行させるコマンドを供給する。
【0114】PD用ドライバ143は、ポータブルデバイ
ス6−1に所定のコンテンツをチェックアウトすると
き、またはポータブルデバイス6−1から所定のコンテ
ンツをチェックインするとき、デバイスドライバ116
−1にコンテンツ、またはデバイスドライバ116−1
に所定の処理を実行させるコマンドを供給する。
【0115】PD用ドライバ143は、ポータブルデバイ
ス6−3に所定のコンテンツをチェックアウトすると
き、またはポータブルデバイス6−3から所定のコンテ
ンツをチェックインするとき、デバイスドライバ116
−2にコンテンツ、またはデバイスドライバ116−2
に所定の処理を実行させるコマンドを供給する。
【0116】購入用プログラム144は、いわゆる、プ
ラグインプログラムであり、コンテンツ管理プログラム
111と共にインストールされ、EMD登録サーバ3から
ネットワーク2を介して供給され、または所定のCDに記
録されて供給される。購入用プログラム144は、パー
ソナルコンピュータ1にインストールされたとき、コン
テンツ管理プログラム111の有する所定の形式のイン
ターフェースを介して、コンテンツ管理プログラム11
1とデータを送受信する。
【0117】購入用プログラム144は、例えば、シャ
ッフルされているインストラクション、または暗号化さ
れているインストラクションなどで記述されて、その処
理内容を外部から隠蔽し、その処理内容の読解が困難に
なる(例えば、使用者が、直接、購入用プログラム14
4を読み出しても、インストラクションを特定できない
など)ように構成されている。
【0118】購入用プログラム144は、ネットワーク
2を介して、EMDサーバ4−2に所定のコンテンツの送
信を要求するとともに、EMDサーバ4−2からコンテン
ツを受信する。また、購入用プログラム144は、EMD
サーバ4−2からコンテンツを受信するとき、課金の処
理を実行する。
【0119】購入用プログラム145は、コンテンツ管
理プログラム111と共にインストールされるプログラ
ムであり、ネットワーク2を介して、EMDサーバ4−3
に所定のコンテンツの送信を要求するとともに、EMDサ
ーバ4−3からコンテンツを受信する。また、購入用プ
ログラム145は、EMDサーバ4−3からコンテンツを
受信するとき、課金の処理を実行する。
【0120】表示操作指示プログラム112は、フィル
タリングデータファイル181、表示データファイル1
82、画像ファイル183−1乃至183−K、または
履歴データファイル184を基に、ディスプレイ20に
所定のウィンドウの画像を表示させ、キーボード18ま
たはマウス19への操作を基に、コンテンツ管理プログ
ラム111にチェックインまたはチェックアウトなどの
処理の実行を指示する。
【0121】フィルタリングデータファイル181は、
コンテンツデータベース114に記録されているコンテ
ンツファイル161−1乃至161−Nに格納されてい
るコンテンツそれぞれに重み付けをするためのデータを
格納して、HDD21に記録されている。
【0122】表示データファイル182は、コンテンツ
データベース114に記録されているコンテンツファイ
ル161−1乃至161−Nに格納されているコンテン
ツに対応するデータを格納して、HDD21に記録されて
いる。
【0123】画像ファイル183−1乃至183−K
は、コンテンツデータベース114に記録されているコ
ンテンツファイル161−1乃至161−Nに対応する
画像、または後述するパッケージに対応する画像を格納
して、HDD21に記録されている。
【0124】以下、画像ファイル183−1乃至183
−Kを個々に区別する必要がないとき、単に、画像ファ
イル183と称する。
【0125】履歴データファイル184は、コンテンツ
データベース114に記録されているコンテンツファイ
ル161−1乃至161−Nに格納されているコンテン
ツがチェックアウトされた回数、チェックインされた回
数、その日付などの履歴データを格納して、HDD21に
記録されている。
【0126】表示操作指示プログラム112は、登録の
処理のとき、ネットワーク2を介して、EMD登録サーバ
3に、予め記憶しているコンテンツ管理プログラム11
1のIDを送信するとともに、EMD登録サーバ3から認証
用鍵およびEMD選択プログラム131を受信して、コン
テンツ管理プログラム111に認証用鍵およびEMD選択
プログラム131を供給する。
【0127】録音プログラム113は、所定のウィンド
ウの画像を表示させて、キーボード18またはマウス1
9への操作を基に、ドライブ22に装着された光ディス
ク42であるCDからコンテンツの録音時間などのデータ
を読み出す。
【0128】録音プログラム113は、CDに記録されて
いるコンテンツの録音時間などを基に、ネットワーク2
を介して、WWWサーバ5−1または5−2にCDに対応す
るデータ(例えば、アルバム名、またはアーティスト名
など)またはCDに記録されているコンテンツに対応する
データ(例えば、曲名など)の送信を要求するととも
に、WWWサーバ5−1または5−2からCDに対応するデ
ータまたはCDに記録されているコンテンツに対応するデ
ータを受信する。
【0129】録音プログラム113は、受信したCDに対
応するデータまたはCDに記録されているコンテンツに対
応するデータを、表示操作指示プログラム112に供給
する。
【0130】また、録音の指示が入力されたとき、録音
プログラム113は、ドライブ22に装着された光ディ
スク42であるCDからコンテンツを読み出して、コンテ
ンツ管理プログラム111に出力する。
【0131】コンテンツデータベース114は、コンテ
ンツ管理プログラム111から供給された所定の方式で
圧縮され、所定の方式で暗号化されているコンテンツ
を、コンテンツファイル161−1乃至161−Nのい
ずれかに格納する(HDD21に記録する)。コンテンツ
データベース114は、コンテンツファイル161−1
乃至161−Nにそれぞれ格納されているコンテンツに
対応する利用条件のデータを、コンテンツが格納されて
いるコンテンツファイル161−1乃至161−Nにそ
れぞれ対応する利用条件ファイル162−1乃至162
−Nのいずれかに格納する(HDD21に記録する)。
【0132】コンテンツデータベース114は、コンテ
ンツファイル161−1乃至161−Nまたは利用条件
ファイル162−1乃至162−Nをレコードとして記
録してもよい。
【0133】例えば、コンテンツファイル161−1に
格納されているコンテンツに対応する利用条件のデータ
は、利用条件ファイル162−1に格納されている。コ
ンテンツファイル161−Nに格納されているコンテン
ツに対応する利用条件のデータは、利用条件ファイル1
62−Nに格納されている。
【0134】なお、利用条件ファイル162−1乃至1
62−Nに記録されているデータは、後述する期限デー
タベースに記録されているデータ、または曲データベー
スに記録されているデータに対応する。すなわち、コン
テンツデータベース114は、後述する期限データベー
スおよび曲データベースを包含して、構成されている。
【0135】以下、コンテンツファイル161−1乃至
161−Nを個々に区別する必要がないとき、単に、コ
ンテンツファイル161と称する。以下、利用条件ファ
イル162−1乃至162−Nを個々に区別する必要が
ないとき、単に、利用条件ファイル162と称する。
【0136】購入用アプリケーションプログラム115
は、EMD登録サーバ3からネットワーク2を介して供給
され、または所定のCD-ROMに記録されて供給される。購
入用アプリケーションプログラム115は、ネットワー
ク2を介して、EMDサーバ4−1に所定のコンテンツの
送信を要求するとともに、EMDサーバ4−1からコンテ
ンツを受信して、コンテンツ管理プログラム111に供
給する。また、購入用アプリケーションプログラム11
5は、EMDサーバ4−1からコンテンツを受信すると
き、課金の処理を実行する。
【0137】次に、表示データファイル82に格納され
ているデータとコンテンツデータベースに格納されてい
るコンテンツファイル161−1乃至161−Nとの対
応付けについて説明する。
【0138】コンテンツファイル161−1乃至161
−Nのいずれかに格納されているコンテンツは、所定の
パッケージに属する。パッケージは、より詳細には、オ
リジナルパッケージ、マイセレクトパッケージ、または
フィルタリングパッケージのいずれかである。
【0139】オリジナルパッケージは、1以上のコンテ
ンツが属し、EMDサーバ4−1乃至4−3におけるコン
テンツの分類(例えば、いわゆるアルバムに対応す
る)、または一枚のCDに対応する。コンテンツは、いず
れかのオリジナルパッケージに属し、複数のオリジナル
パッケージに属することができない。また、コンテンツ
が属するオリジナルパッケージは、変更することができ
ない。使用者は、オリジナルパッケージに対応する情報
の一部を編集(情報の追加、または追加した情報の変
更)することができる。
【0140】マイセレクトパッケージは、使用者が任意
に選択した1以上のコンテンツが属する。マイセレクト
パッケージにいずれのコンテンツが属するかは、使用者
が任意に編集することができる。コンテンツは、1以上
のマイセレクトパッケージに同時に属することができ
る。また、コンテンツは、いずれのマイセレクトパッケ
ージに属しなくともよい。
【0141】フィルタリングパッケージには、フィルタ
リングデータファイル181に格納されているフィルタ
リングデータを基に選択されたコンテンツが属する。フ
ィルタリングデータは、EMDサーバ4−1乃至4−3ま
たはWWWサーバ5−1若しくは5−2などからネットワ
ーク2を介して供給され、または所定のCDに記録されて
供給される。使用者は、フィルタリングデータファイル
181に格納されているフィルタリングデータを編集す
ることができる。
【0142】フィルタリングデータは、所定のコンテン
ツを選択する、またはコンテンツに対応する重みを算出
する基準となる。例えば、今週のJ−POP(日本のポ
ップス)ベストテンに対応するフィルタリングデータを
利用すれば、パーソナルコンピュータ1は、今週の日本
のポップス1位のコンテンツ乃至今週の日本のポップス
10位のコンテンツを特定することができる。
【0143】フィルタリングデータファイル181は、
例えば、過去1月間にチェックアウトされていた期間が
長い順にコンテンツを選択するフィルタリングデータ、
過去半年間にチェックアウトされた回数が多いコンテン
ツを選択するフィルタリングデータ、または曲名に”
愛”の文字が含まれているコンテンツを選択するフィル
タリングデータなどを含んでいる。
【0144】このようにフィルタリングパッケージのコ
ンテンツは、コンテンツに対応するコンテンツ用表示デ
ータ221(コンテンツ用表示データ221に使用者が
設定したデータを含む)、または履歴データ184など
と、フィルタリングデータとを対応させて選択される。
【0145】ドライバ117は、コンテンツ管理プログ
ラム111などの制御の基に、音声入出力インターフェ
ース24を駆動して、外部から供給されたデジタルデー
タであるコンテンツを入力してコンテンツ管理プログラ
ム111に供給するか、若しくはコンテンツ管理プログ
ラム111を介してコンテンツデータベース114から
供給されたコンテンツをデジタルデータとして出力する
か、または、コンテンツ管理プログラム111を介して
コンテンツデータベース114から供給されたコンテン
ツに対応するアナログ信号を出力する。
【0146】図5は、表示操作指示プログラム112を
起動させたとき、操作指示プログラム112がディスプ
レイ20に表示させる表示操作指示ウィンドウの例を示
す図である。
【0147】表示操作指示ウィンドウには、録音プログ
ラム113を起動させるためのボタン201、EMD選択
プログラム131を起動させるためのボタン202、チ
ェックインまたはチェックアウトの処理の設定を行うフ
ィールドを表示させるためのボタン203、マイセレク
トパッケージを編集するためフィールドを表示させるた
めのボタン204等が配置されている。
【0148】ボタン205が選択されているとき、フィ
ールド211には、オリジナルパッケージに対応するデ
ータが表示される。ボタン206が選択されていると
き、フィールド211には、マイセレクトパッケージに
対応するデータが表示される。ボタン207が選択され
ているとき、フィールド211には、フィルタリングパ
ッケージに対応するデータが表示される。
【0149】フィールド211に表示されるデータは、
パッケージに関するデータであり、例えば、パッケージ
名称、またはアーティスト名などである。
【0150】例えば、図5においては、パッケージ名
称”ファースト”およびアーティスト名”A太郎”、お
よびパッケージ名称”セカンド”およびアーティスト
名”A太郎”などがフィールド211に表示される。
【0151】フィールド212には、フィールド211
で選択されているパッケージに属するコンテンツに対応
するデータが表示される。フィールド212に表示され
るデータは、例えば、曲名、演奏時間、またはチェック
アウト可能回数などである。
【0152】例えば、図5においては、パッケージ名
称”セカンド”に対応するパッケージが選択されている
ので、パッケージ名称”セカンド”に対応するパッケー
ジに属するコンテンツに対応する曲名”南の酒場”およ
びチェックアウト可能回数(例えば、8分音符の1つが
チェックアウト1回に相当し、8分音符が2つでチェッ
クアウト2回を示す)、並びに曲名”北の墓場”および
チェックアウト可能回数(8分音符が1つでチェックア
ウト1回を示す)などがフィールド212に表示され
る。
【0153】このように、フィールド212に表示され
るチェックアウト可能回数としての1つの8分音符は、
対応するコンテンツが1回チェックアウトできることを
示す。
【0154】フィールド212に表示されるチェックア
ウト可能回数としての休符は、対応するコンテンツがチ
ェックアウトできない(チェックアウト可能回数が0で
ある。(ただし、パーソナルコンピュータ1はそのコン
テンツを再生することができる。))ことを示す。ま
た、フィールド212に表示されるチェックアウト可能
回数としてのト音記号は、対応するコンテンツのチェッ
クアウトの回数に制限が無い(何度でも、チェックアウ
トできる)ことを示している。
【0155】なお、チェックアウト可能回数は、図5に
示すように所定の図形(例えば、円、星、月などでもよ
い)の数で表示するだけでなく、数字等で表示してもよ
い。
【0156】また、表示操作指示ウィンドウには、選択
されているパッケージまたはコンテンツに対応付けられ
ている画像等(図4の画像ファイル183−1乃至18
3−Kのいずれかに対応する)を表示させるフィールド
208が配置されている。ボタン209は、選択されて
いるコンテンツを再生する(コンテンツに対応する音声
をスピーカ45に出力させる)とき、クリックされる。
【0157】ボタン205が選択され、フィールド21
1に、オリジナルパッケージに対応するデータが表示さ
れている場合、フィールド212に表示されている所定
のコンテンツの曲名を選択して、消去の操作をしたと
き、表示操作指示プログラム112は、コンテンツ管理
プログラム111に、選択されている曲名に対応する、
コンテンツデータベース114に格納されている所定の
コンテンツを消去させる。
【0158】録音プログラム113が表示させるウィン
ドウのボタン(後述するボタン255)が選択されて
(アクティブにされて)いる場合、CDから読み出した
コンテンツがコンテンツデータベース114に記録され
たとき、表示操作指示プログラム112は、表示操作指
示ウィンドウに、予め指定されているポータブルデバイ
ス6−1乃至6−3のいずれかに記憶されているコンテ
ンツの曲名を表示するフィールド213を表示する。
【0159】録音プログラム113が表示させるウィン
ドウのボタンが選択されている場合、CDから読み出し
たコンテンツがコンテンツデータベース114に記録さ
れたとき、表示操作指示プログラム112は、コンテン
ツ管理プログラム111に、コンテンツデータベース1
14に記録した、CDから読み出したコンテンツを予め
指定されているポータブルデバイス6−1乃至6−3の
いずれかにチェックアウトさせる。
【0160】フィールド213にはコンテンツの曲名に
対応させて、フィールド213の最も左に、そのコンテ
ンツがパーソナルコンピュータ1にチェックインできる
か否かを示す記号が表示される。例えば、フィールド2
13の最も左に位置する“○”は、コンテンツの曲名に
対応するコンテンツがパーソナルコンピュータ1にチェ
ックインできる(すなわち、パーソナルコンピュータ1
からチェックアウトされた)ことを示している。フィー
ルド213の最も左に位置する“×”は、コンテンツの
曲名に対応するコンテンツがパーソナルコンピュータ1
にチェックインできない(すなわち、パーソナルコンピ
ュータ1からチェックアウトされていない、例えば、他
のパーソナルコンピュータからチェックアウトされた)
ことを示している。
【0161】表示操作指示プログラム112が表示操作
指示ウィンドウにフィールド213を表示させたとき、
表示操作指示プログラム112は、表示操作指示ウィン
ドウに、予め指定されているポータブルデバイス6−1
乃至6−3のいずれかに記憶されているコンテンツが属
するポータブルパッケージ(ポータブルデバイス6−1
乃至6−3のいずれかに記憶されているコンテンツが属
するパーケージ)の名称を表示するフィールド214、
フィールド213を閉じるためのボタン210、および
チェックインまたはチェックアウトを実行させるボタン
215を表示する。
【0162】更に、表示操作指示プログラム112が表
示操作指示ウィンドウにフィールド213を表示させた
とき、表示操作指示プログラム112は、表示操作指示
ウィンドウに、フィールド212で選択された曲名に対
応するコンテンツのチェックアウトを設定するボタン2
16、フィールド213で選択された曲名に対応するコ
ンテンツのチェックインを設定するボタン217、フィ
ールド213に表示されたコンテンツ名に対応する全て
のコンテンツのチェックインを設定するボタン218、
およびチェックインまたはチェックアウトの設定を取り
消すボタン219を配置させる。
【0163】ボタン216乃至219の操作によるチェ
ックインまたはチェックアウトの設定だけでは、パーソ
ナルコンピュータ1は、チェックインまたはチェックア
ウトの処理を実行しない。
【0164】ボタン216乃至219の操作によるチェ
ックインまたはチェックアウトの設定をした後、ボタン
215がクリックされたとき、表示操作指示プログラム
112は、コンテンツ管理プログラム111にチェック
インまたはチェックアウトの処理を実行させる。すなわ
ち、ボタン215がクリックされたとき、表示操作指示
プログラム112は、チェックインまたはチェックアウ
トの設定に基づき、コンテンツ管理プログラム111
に、ポータブルデバイス6−1乃至6−3のいずれかに
コンテンツを送信させるか、またはチェックインに対応
する所定のコマンド(例えば、ポータブルデバイス6−
1乃至6−3のいずれかが記憶している所定のコンテン
ツを消去させるコマンドなど)を送信させるとともに、
送信したコンテンツまたはコマンドに対応する利用条件
ファイル162に格納されている利用条件のデータを更
新させる。
【0165】チェックインまたはチェックアウトが実行
されたとき、表示操作指示プログラム112は、送信し
たコンテンツまたは送信されたコマンドに対応して、履
歴データファイル184に格納されている履歴データを
更新する。履歴データは、チェックインまたはチェック
アウトされたコンテンツを特定する情報、またはそのコ
ンテンツがチェックインまたはチェックアウトされた日
付、そのコンテンツがチェックアウトされたポータブル
デバイス6−1乃至6−3の名称などから成る。
【0166】チェックインまたはチェックアウトの設定
の処理は短時間で実行できるので、使用者は、チェック
インまたはチェックアウトの処理の実行後の状態を迅速
に知ることができ、時間のかかるチェックインまたはチ
ェックアウトの処理の回数を減らして、チェックインま
たはチェックアウトに必要な時間全体(設定および実行
を含む)を短くすることができる。
【0167】図6は、録音プログラム113がディスプ
レイ20に表示させるウィンドウの例を説明する図であ
る。例えば、WWWサーバ5−2から受信したCDの情報を
基に、録音プログラム113は、フィールド251
に、”アシンクロナイズド”などのCDのタイトルを表示
する。WWWサーバ5−2から受信したCDの情報を基に、
録音プログラム113は、フィールド252に、例え
ば、”クワイ”などのアーティスト名を表示する。
【0168】WWWサーバ5−2から受信したCDの情報を
基に、録音プログラム113は、フィールド253の曲
名を表示する部分に、例えば、”ヒート”,”プラネッ
ト”,”ブラック”,”ソウル”などの曲名を表示す
る。同様に、録音プログラム113は、フィールド25
3のアーティストを表示する部分に、例えば、”クワ
イ”などのアーティスト名を表示する。
【0169】録音プログラム113が所定のCDの情報を
受信した後、録音プログラム113は、HDD21の所定
のディレクトリにCDの情報を格納する。
【0170】ボタン254などがクリックされて、CDの
情報の取得の指示を受けたとき、録音プログラム113
は、始めに、HDD21の所定のディレクトリを検索す
る。録音プログラム113は、そのディレクトリにCDの
情報が格納されているとき、図示せぬダイアログボック
スを表示して、使用者にディレクトリに格納されている
CDの情報を利用するか否かを選択させる。
【0171】録音プログラム113が表示させるウィン
ドウに配置されているコンテンツの録音の開始を指示す
るボタン256がクリックされたとき、録音プログラム
113は、ドライブ22に格納されているCDからコンテ
ンツを読み出して、CDから読み出したコンテンツをCDの
情報と共にコンテンツ管理プログラム111に供給す
る。コンテンツ管理プログラム111の圧縮/伸張プロ
グラム138は、録音プログラム113から供給された
コンテンツを所定の圧縮の方式で圧縮して、暗号化プロ
グラム137は、圧縮されたコンテンツを、暗号化す
る。また、利用条件変換プログラム139は、圧縮さ
れ、暗号化されたコンテンツに対応する利用条件のデー
タを生成する。
【0172】コンテンツ管理プログラム111は、圧縮
され、暗号化されたコンテンツを利用条件のデータと共
に、コンテンツデータベース114に供給する。
【0173】コンテンツデータベース114は、コンテ
ンツ管理プログラム111から受信したコンテンツに対
応するコンテンツファイル161および利用条件ファイ
ル162を生成して、コンテンツファイル161にコン
テンツを格納するとともに、利用条件ファイル162に
利用条件のデータを格納する。
【0174】コンテンツ管理プログラム111は、コン
テンツデータベース114にコンテンツおよびコンテン
ツに対応する利用条件のデータが格納されたとき、録音
プログラム113から受信したCDの情報および利用条件
のデータを表示操作指示プログラム112に供給する。
【0175】表示操作指示プログラム112は、録音の
処理でコンテンツデータベース114に格納されたコン
テンツに対応する利用条件のデータおよびCDの情報を基
に、表示データファイル182に格納する表示用のデー
タを生成する。
【0176】録音プログラム113が表示させるウィン
ドウには、更に、CDから読み出したコンテンツをコンテ
ンツデータベース114に記録したとき、自動的に、CD
から読み出したコンテンツをポータブルデバイス6−1
乃至6−3のいずれかにチェックアウトさせるか否かの
設定を行うボタン255が配置されている。
【0177】例えば、ボタン255がクリックされたと
き、録音プログラム113は、ポータブルデバイス6−
1乃至6−3のリストを示すプルダウンメニューを表示
する。使用者が、そのプルダウンメニューからポータブ
ルデバイス6−1乃至6−3のいずれかを選択したと
き、パーソナルコンピュータ1は、選択されたポータブ
ルデバイス6−1乃至6−3のいずれかに、自動的に、
CDから記録したコンテンツをチェックアウトする。使用
者が、そのプルダウンメニューから”チェックアウトし
ない”を選択した場合、パーソナルコンピュータ1は、
CDからコンテンツを記録したとき、チェックアウトしな
い。
【0178】このように、録音プログラム113が表示
させるウィンドウのボタン255をアクティブにしてお
くだけで、CDから読み出したコンテンツがコンテンツ
データベース114に記録されたとき、パーソナルコン
ピュータ1は、予め指定されているポータブルデバイス
6−1乃至6−3のいずれかに、CDから読み出したコ
ンテンツをチェックアウトさせることができる。
【0179】次に、図7のフローチャートを参照して、
コンテンツ管理プログラム111、表示操作指示プログ
ラム112、録音プログラム113、およびコンテンツ
データベース114を実行するCPU11による、ドライ
ブ22に装着されたCDから再生したコンテンツをHDD2
1に転送し、コピーする場合の処理について説明する。
使用者がキーボード18またはマウス19を操作して、
インタフェース17を介してCPU11に対してドライブ
22に装着されたCD(図示せず)から再生されたコンテ
ンツをHDD21に転送、コピーする指令を入力すると、
録音プログラム113は、ステップS11において、イ
ンタフェース17を介してディスプレイ20にコピーす
るコンテンツを選択するための、例えば、図6に示すGU
I(Graphical User Interface)を表示させる。
【0180】具体的には、例えば、録音プログラム11
3は、ドライブ22に装着されたCDのTOC(Table Of Co
ntents)を読み込み、そのCDに含まれるコンテンツの情
報を得て、ディスプレイ20に表示させる。または、録
音プログラム113は、CDに含まれている各コンテンツ
毎のISRC(International Standard Recording Code)
を読み出し、そのコンテンツの情報を得て、ディスプレ
イ20に表示させる。あるいはまた、ボタン254がク
リックされたとき、録音プログラム113は、ネットワ
ーク2を介してWWWサーバ5−1または5−2にアクセ
スし、TOCを用いて、そのCDのコンテンツの情報を得
て、コンテンツに対応する曲名などをフィールド253
に表示させる。
【0181】使用者は、ディスプレイ20のGUIを利用
してキーボード18またはマウス19を操作し、フィー
ルド253に表示されている曲名に対応するチェックボ
ックスをクリックするなどして、コピーするコンテンツ
を選択する。
【0182】次に、ステップS12において、録音プロ
グラム113は、利用条件管理プログラム140に、HD
D21に格納されている期限データベース(図4に示す
コンテンツデータベース114の利用条件ファイル16
2−1乃至162−Nに対応する)をチェックさせる。
この期限データベースチェック処理の詳細は、図8のフ
ローチャートに示されている。
【0183】ステップS31において利用条件管理プロ
グラム140は、アダプタ26のCPU32と共働して、
期限データベース全体のハッシュ値を計算し、ステップ
S32において、その計算された値と、前回保存してお
いたハッシュ値と比較する。
【0184】なお、期限データベースにデータが何ら記
録されていないとき、利用条件管理プログラム140
は、ハッシュ値を計算しない。
【0185】すなわち、HDD21には、期限データベー
スが形成されており、この期限データベースには、図9
に示すように、HDD21に記録されているコンテンツ
(コンテンツ)を管理する管理情報として、過去に記録
されたことのあるコンテンツのISRCとコピー日時が対応
して記憶されている。この例においては、アイテム1乃
至アイテム3の3つのアイテムについて、それぞれのIS
RCとコピー日時が記憶されている。この期限データベー
スに記録されている全てのコンテンツのISRCとコピー日
時に基づいた期限データベース全体のハッシュ値が、後
述するように、ステップS38において、アダプタ26
のCPU32により計算され、不揮発性メモリ34に記憶
されている。ハッシュ値は、データに対してハッシュ関
数を適用して得られた値である。
【0186】ハッシュ関数は、任意の長さのメッセージ
を固定長に短く圧縮した値にマップする一方向性の関数
であり、圧縮したデータからもとのデータを求める逆変
換が困難な性質を持つものである。また、ハッシュ値同
士の衝突が起こりにくく、即ち、例えば違う二つのメッ
セージに対して同じ値を付けることを困難にするもので
ある。ハッシュ関数は、メッセージが通信途中で改竄さ
れなかったことを確証するためのチェックサムとして用
いられたり、ディジタル署名の中で用いられたりする。
ハッシュ関数の例としては、SHA(Secure Hash Algorit
hm),MD(Message Digest)5などがある。
【0187】利用条件管理プログラム140は、ステッ
プS31において、CPU32が実行したのと同様にハッ
シュ値を計算する。そして、ステップS32において、
利用条件管理プログラム140は、CPU32に、不揮発
性メモリ34に記憶されているハッシュ値の読み出しを
要求し、転送を受けたハッシュ値と、ステップS31
で、いま自分自身が計算したハッシュ値とを比較する。
【0188】ステップS33において、利用条件管理プ
ログラム140は、ステップS31でいま計算したハッ
シュ値と、不揮発性メモリ34に記憶されている前回の
期限データベースのハッシュ値とが一致するか否かを判
定し、一致しない場合には、期限データベースが改竄さ
れたものと判定し、利用条件管理プログラム140は、
ステップS34において、例えば、録音プログラム11
3に「期限データベースが改竄されたので、コピーがで
きません」といったメッセージを発生させ、インタフェ
ース17を介してディスプレイ20に出力させ、表示さ
せ、以後、処理を終了させる。すなわち、この場合に
は、CDに記録されているコンテンツを再生し、HDD21
にコピーする処理が禁止される。
【0189】ステップS31で計算したハッシュ値と、
前回のハッシュ値とが一致する場合には、ステップS3
5に進み、利用条件管理プログラム140は、録音プロ
グラム113に、ステップS11で指定されたコピーす
るコンテンツとして選択されたコンテンツ(選択された
コンテンツ)のISRCをCDから取得させる。CDにISRCが記
録されていない場合、利用条件管理プログラム140
は、録音プログラム113に、そのCDのTOCのデータを
読み出させ、そのデータにハッシュ関数を適用するなど
して、例えば、58ビットなどの適当な長さのデータを
得て、これをISRCに代えて用いる。
【0190】ステップS36において、利用条件管理プ
ログラム140は、ステップS35で取得したISRC(す
なわち、選択されたコンテンツ)が期限データベース
(図9)に登録されているか否かを判定する。ISRCが期
限データベースに登録されていない場合には、そのコン
テンツはまだHDD21に記録されていないことになるの
で、ステップS37に進み、利用条件管理プログラム1
40は、そのコンテンツのISRCと現在の日時とを期限デ
ータベースに登録する。なお、利用条件管理プログラム
140は、この現在の日時として、CPU32から転送を
受けた、アダプタ26のRTC35が出力する値を利用す
る。そして、ステップS38において、利用条件管理プ
ログラム140は、その時点における期限データベース
のデータを読み出し、アダプタ26のCPU32に転送す
る。CPU32は、転送されてきたデータのハッシュ値を
計算し、不揮発性メモリ34に保存してする。上述した
ように、このようにして保存されたハッシュ値が、ステ
ップS32において、前回保存しておいたハッシュ値と
して利用される。
【0191】次に、ステップS39において、利用条件
管理プログラム140は、選択されたコンテンツが期限
データベースに登録されていないことを表す未登録のフ
ラグを設定する。このフラグは、後述する図7のステッ
プS13において、選択されたコンテンツが期限データ
ベースに登録されているか否かの判定を行うときに用い
られる。
【0192】ステップS36において、選択されたコン
テンツのISRCが期限データベースに登録されていると判
定された場合、その選択されたコンテンツは、少なくと
も一度、HDD21に登録されたことがあるコンテンツで
あるということになる。そこで、この場合、ステップS
40に進み、利用条件管理プログラム140は、期限デ
ータベースに登録されているその選択されたコンテンツ
の登録日時より、現在の日時(アダプタ26のRTC35
が出力した現在の日時)が48時間以上経過しているか
否かを判定する。現在時刻が、登録日時より、既に48
時間以上経過している場合には、HDD21に、少なくと
も一度は記録したことがあるが、既に、その時から48
時間以上経過しているので、そのコンテンツを再度コピ
ーさせたとしても、コンテンツの大量のコピーは実質的
に不可能なので、この場合には、HDD21へのコピーが
許容される。そこで、ステップS41に進み、利用条件
管理プログラム140は、期限データベースの日時を、
過去の登録日時から現在の日時(RTC35の出力する日
時)に変更させる。そして、ステップS38に戻り、利
用条件管理プログラム140は、再び、期限データベー
ス全体のハッシュ値をCPU32に計算させ、不揮発性メ
モリ34に保存させるとともに、ステップS39におい
て、そのコンテンツに対して未登録のフラグを設定す
る。
【0193】一方、ステップS40において、現在時刻
が登録日時より、まだ48時間以上経過していないと判
定された場合、その選択されたコンテンツのHDD21へ
のコピーが禁止される。そこで、この場合には、ステッ
プS42に進み、利用条件管理プログラム140は、そ
の選択されたコンテンツに対応して登録済みのフラグを
設定する。
【0194】ステップS40の処理により、所定の時間
が経過しなければ、コンテンツの新たなコピーを生成で
きないので、不正でない通常の使用を目的としたコンテ
ンツのコピーの生成を不当に妨げることなく、例えば、
不正な販売または配布などに必要な大量のコンテンツの
コピーの生成は、実質的に不可能となる。なお、ステッ
プS40においては、判定の基準は48時間以上の経過
としたが、48時間に限らず、例えば、12時間乃至1
68時間のいずれかの時間であればよい。
【0195】以上のようにして、期限データベースチェ
ック処理により、選択されたコンテンツがHDD21に登
録されているか否かを表すフラグが設定される。
【0196】図7に戻り、ステップS13においてコピ
ー管理プログラム133は、選択されたコンテンツが期
限データベースに登録済みであるか否かを、上述したフ
ラグから判定する。選択されたコンテンツが登録済みで
ある場合には、ステップS14に進み、コピー管理プロ
グラム133は、録音プログラム113に、例えば、
「この曲は一度コピーされてからまだ48時間以上経過
していないので、コピーすることができません」のよう
なメッセージをディスプレイ20に表示させる。これに
より、使用者は、そのコンテンツをHDD21にコピーす
ることができない理由を知ることができる。
【0197】ステップS13において、選択したコンテ
ンツが期限データベースに登録されていないと判定され
た場合、ステップS15に進み、録音プログラム113
は、ドライブ22を制御し、そこに装着されているCDか
らコンテンツを読み出させる。このコンテンツには、図
10に示すように、所定の位置にウォータマークコード
が挿入されている。録音プログラム113は、ステップ
S16において、コンテンツに含まれているウォータマ
ークコードを抽出し、そのウォータマークコードがコピ
ー禁止を表しているいるか否かをステップS17におい
て判定する。ウォータマークコードがコピー禁止を表し
ている場合には、ステップS18に進み、コピー管理プ
ログラム133は、録音プログラム113に例えば、
「コピーは禁止されています」のようなメッセージをイ
ンタフェース17を介してディスプレイ20に表示さ
せ、コピー処理を終了させる。
【0198】これに対して、ステップS17において、
ウォータマークがコピー禁止を表していないと判定され
た場合、ステップS19に進み、録音プログラム113
は、コンテンツを、圧縮/伸張プログラム138に、例
えば、ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)3
(商標)などの方式で、ソフトウェア処理により圧縮さ
せる。ステップS20において、録音プログラム113
は、暗号化プログラム137に、予め設定され、メモリ
13に記憶されている暗号鍵を用いて、例えば、DES(D
ata Encryption Standard)方式、FEAL(Fast Encriphe
rment Algotithm)方式などの暗号化方法により、コン
テンツを暗号化させる。暗号鍵は、この他、例えば、ソ
フトウェアにより発生した乱数、あるいはアダプタ26
のCPU32により発生させた乱数に基づいて生成したも
のを用いることもできる。このように、パーソナルコン
ピュータ1だけではなく、それに付随して装着されたハ
ードウェアとしてのアダプタ26のCPU32と、共働し
て暗号化処理を実行するようにすることで、解読がより
困難となる暗号化を行うことが可能となる。
【0199】次に、ステップS21において、録音プロ
グラム113は、暗号化されたデータを、コンテンツデ
ータベース114に転送し、1つのファイル(コンテン
ツファイル161として)としてファイル名を付けてHD
D21に保存させる。あるいはまた、1つのファイルの一
部として、そのファイル名の位置情報(例えば、先頭か
らのバイト数)を与えて保存するようにしてもよい。
【0200】この保存処理と、上記した圧縮符号化処理
および暗号化処理とは別々に行うようにしてもよいし、
同時に平行的に行うようにしてもよい。
【0201】さらに、ステップS22において、録音プ
ログラム113は、暗号化プログラム137に、予め定
められている不揮発性メモリ34に記憶されている保存
用鍵を使って、上述したDES方式、FEAL方式などの方式
で、コンテンツを暗号化した暗号鍵を暗号化させ、HDD
21の曲データベース(図4に示すコンテンツデータベ
ース114の利用条件ファイル162−1乃至162−
Nに対応する)に保存する。
【0202】ステップS23において、録音プログラム
113は、保存したファイルに関する情報、暗号化され
た暗号鍵、そのコンテンツの情報、使用者がGUIを介し
て入力した曲名の情報の要素を組にしてHDD21の曲デ
ータベースに登録する(利用条件ファイル162−1乃
至162−Nとして記録する)。そして、ステップS2
4において、録音プログラム113は、CPU32に、曲
データベース全体のハッシュ値を計算させ、不揮発性メ
モリ34に保存させる。
【0203】このようにして、例えば、図11に示すよ
うな曲データベースが、HDD21上に登録される。この
例においては、アイテム1乃至アイテム3のファイル
名、暗号化された暗号鍵、曲名、長さ、再生条件(開始
日時、終了日時、回数制限)、再生回数カウンタ、再生
時課金条件、コピー条件(回数)、コピー回数カウン
タ、およびコピー条件(SCMS)が記録されている。
【0204】例えば、SDMI(Secure Digital Music Ini
tiative)が規定する方式では、CDからコピーしたコン
テンツに対応して、そのコンテンツがチェックアウトで
きる回数は、3回に設定される。
【0205】CDからHDD21にコンテンツが複製されて
一定期間が経過すると、再びコンテンツを複製すること
ができるようにしたので、ユーザの個人の使用の範囲と
される、数回の複製が可能となる。一方、個人の使用の
範囲を超えて、例えば、大量に複製しようとすると、莫
大な時間が必要とされ、現実的に不可能になる。また、
例えば、パーソナルコンピュータ1が故障して、HDD2
1に記録されていたコンテンツが消去された場合におい
ても、一定期間の経過後、消去されたコンテンツを再び
複製し、HDD21に記録することができる。
【0206】また、例えば、ネットワーク2を介してHD
D21に記録されている期限データベースの内容を共有
することもできる。
【0207】以上においては、ISRCに対応して複製され
た日時が記憶されている場合を例として説明したが、コ
ンテンツやCDを識別する情報であれば、他のもの(例え
ば、曲名、アルバム名、それらの組み合わせなど)を利
用することもできる。
【0208】次に、図12乃至図14のフローチャート
を参照して、表示操作指示プログラム112およびコン
テンツ管理プログラム111を実行するCPU11および
メインプログラムを実行するCPU52による、HDD21か
らポータブルデバイス6のフラッシュメモリ61(例え
ば、メモリースティック(商標))に、コンテンツを移
動する処理およびチェックアウトの処理について説明す
る。
【0209】始めに、コンテンツの移動の処理について
説明する。ステップS51において、移動管理プログラ
ム134は、利用条件管理プログラム140に、曲デー
タベース全体のハッシュ値を計算させ、ステップS52
で、前回CPU32に計算させ、不揮発性メモリ34に保
存しておいたハッシュ値と比較する。両者が一致しない
場合、移動管理プログラム134は、ステップS53に
進み、表示操作指示プログラム112に、例えば、「曲
データベースが改竄された恐れがあります」のようなメ
ッセージをディスプレイ20に表示させた後、処理を終
了させる。この場合の処理は、図8のステップS31乃
至ステップS34の処理と同様の処理である。この場合
においては、HDD21からポータブルデバイス6へのコ
ンテンツの移動が実行されないことになる。
【0210】次に、ステップS54において、移動管理
プログラム134は、HDD21に形成されている曲デー
タベース(コンテンツデータベース114に含まれる)
から、そこに登録されているコンテンツの情報を読み出
し、表示操作指示プログラム112に、選択のためのGU
Iとしてディスプレイ20に表示させる。使用者は、こ
の選択のためのGUIに基づいて、HDD21からポータブル
デバイス6へ移動させるコンテンツを、図5のフィール
ド212に表示される曲名、ボタン216などをクリッ
クして選択する。次に、ステップS55において、移動
管理プログラム134は、ステップS54で選択された
選択されたコンテンツの再生条件、コピー条件、再生時
課金条件などを調べる。この処理の詳細は、図15のフ
ローチャートを参照して後述する。
【0211】次に、ステップS56において、パーソナ
ルコンピュータ1の認証プログラム141とポータブル
デバイス6のCPU53との間において、相互認証処理が
行われ、通信用鍵が共有される。
【0212】例えば、ポータブルデバイス6のフラッシ
ュメモリ61(または、EEPROM68)には、マスター鍵
KMが予め記憶されており、パーソナルコンピュータ1
のRAM13(または、HDD21の所定のファイル)には、
個別鍵KPとIDが予め記憶されているものとする。CPU5
3は、認証プログラム141から、RAM13に予め記憶
されているIDの供給を受け、そのIDと自分自身が有する
マスター鍵KMにハッシュ関数を適用して、RAM13に記
憶されているパーソナルコンピュータ1の個別鍵と同一
の鍵を生成する。このようにすることで、パーソナルコ
ンピュータ1とポータブルデバイス6の両方に、共通の
個別鍵が共有されることになる。この個別鍵を用いてさ
らに、一時的な通信用鍵を生成することができる。
【0213】あるいはまた、パーソナルコンピュータ1
のRAM13にIDとマスター鍵KMPを予め記憶させておく
とともに、ポータブルデバイス6のフラッシュメモリ6
1にもポータブルデバイス6のIDとマスター鍵KMMを記
憶させておく。そして、それぞれのIDとマスター鍵をお
互いに他方に送信することで、他方は一方から送信され
てきたIDとマスター鍵にハッシュ関数を適用して、他方
の個別鍵を生成する。そして、その個別鍵から、一時的
な通信用鍵をさらに生成するようにする。
【0214】なお、認証の方法としては、例えば、IOS
(International Organization forStandardization)
9798−2を利用することができる。
【0215】相互認証が正しく行われなかったとき、処
理は終了されるが、正しく行われたとき、さらに、ステ
ップS57において、移動管理プログラム134は、コ
ンテンツデータベース114に、選択されたコンテンツ
のファイル名を曲データベースから読み出させ、そのフ
ァイル名のコンテンツ(例えば、図7のステップS20
の処理で暗号化されている)をHDD21から読み出す。
ステップS58において、移動管理プログラム134
は、ステップS57で読み出したデジタルデータである
コンテンツの圧縮符号化方式(ステップS19の処
理)、暗号化方式(ステップS20の処理)、フォーマ
ット(例えば、ヘッダの方式など)などをポータブルデ
バイス6のものに変換する処理を実行する。この変換処
理の詳細は、図17のフローチャートを参照して後述す
る。
【0216】ステップS59において、移動管理プログ
ラム134は、PD用ドライバ143に、ステップS58
で変換したコンテンツを、USBポート23を介してポー
タブルデバイス6に転送させる。ステップS60におい
て、ポータブルデバイス6のCPU53は、USBコネクタ5
6を介してこの伝送されてきたコンテンツを受信する
と、そのコンテンツを、そのままフラッシュメモリ61
に記憶させる。
【0217】ステップS61において、移動管理プログ
ラム134は、さらに、利用条件変換プログラム139
に、曲データベースに登録されているその選択されたコ
ンテンツの再生条件(開始日時、終了日時、回数制限な
ど)を、ポータブルデバイス6が管理している形式に変
換する。ステップS62において、移動管理プログラム
134は、さらに、利用条件変換プログラム139に、
選択されたコンテンツの曲データベース中に登録されて
いるコピー条件中のSCMS情報を、ポータブルデバイス6
の管理する形式に変換させる。そして、ステップS63
において、移動管理プログラム134は、PD用ドライバ
143に、ステップS61で変換した再生条件と、ステ
ップS62で変換したSCMS情報を、ポータブルデバイス
6に転送させる。ポータブルデバイス6のCPU53は、
転送を受けた再生条件とSCMS情報を、フラッシュメモリ
61に保存する。
【0218】ステップS64において、移動管理プログ
ラム134はまた、PD用ドライバ143に、選択された
コンテンツの曲データベース中に登録されている再生条
件、再生時課金条件、コピー条件などを、CPU11が曲
データベース中で扱っている形式のまま、ポータブルデ
バイス6に転送させ、フラッシュメモリ61に保存させ
る。
【0219】ステップS65において、移動管理プログ
ラム134は、コンテンツデータベース114に、選択
されたコンテンツの暗号化されている暗号鍵を曲データ
ベースから読み出させ、ステップS66において、復号
プログラム142に、その暗号鍵をRAM13に保存され
ている保存用鍵で復号させ、暗号化プログラム137に
通信用鍵で暗号化させる。そして、通信用鍵で暗号化し
た暗号鍵を、移動管理プログラム134は、PD用ドライ
バ143に、ポータブルデバイス6へ転送させる。
【0220】ポータブルデバイス6のCPU53は、ステ
ップS67で、パーソナルコンピュータ1から転送され
てきた暗号鍵を相互認証処理で共有した通信用鍵を用い
て復号し、自分自身の保存用鍵を用いて暗号化し、既に
保存したデータと関連付けて、フラッシュメモリ61に
保存する。
【0221】CPU53は、暗号鍵の保存が完了すると、
ステップS68において、パーソナルコンピュータ1に
対して暗号鍵を保存したことを通知する。パーソナルコ
ンピュータ1の移動管理プログラム134は、ポータブ
ルデバイス6からこの通知を受けると、ステップS69
において、コンテンツデータベース114に、そのコン
テンツに対応するコンテンツファイル161を削除させ
るとともに、曲データベースからそのコンテンツの要素
の組(すなわち、利用条件ファイル162)を削除させ
る。すなわち、これにより、コピーではなく、移動(ム
ーブ)が行われることになる。そして、ステップS70
において、移動管理プログラム134は、アダプタ26
のCPU32に、曲データベースのデータを転送し、全体
のハッシュ値を計算させ、不揮発性メモリ34に保存さ
せる。このハッシュ値が、上述したステップS52にお
いて、前回保存しておいたハッシュ値として用いられる
ことになる。
【0222】次に、パーソナルコンピュータ1からポー
タブルデバイス6にコンテンツをチェックアウトする処
理について説明する。パーソナルコンピュータ1からポ
ータブルデバイス6にコンテンツをチェックアウトする
処理は、図12乃至図14のパーソナルコンピュータ1
からポータブルデバイス6へコンテンツを移動させる場
合と同様の処理である。すなわち、チェックアウトの処
理は、パーソナルコンピュータ1においてチェックイン
/チェックアウト管理プログラム132により実行さ
れ、図14のステップS69において、コンテンツを削
除する処理に代えて、曲データベースに記録されてい
る、チェックアウトされたコンテンツのチェックアウト
した回数(またはチェックアウトできる回数)を更新す
る処理を実行することを除いて、移動の場合の処理と基
本的に同様の処理となるので、その処理の詳細の説明は
省略する。
【0223】次に、コンテンツ管理プログラム111を
実行するCPU11による、図12のステップS55にお
ける選択されたコンテンツの再生条件などのチェック処
理について図15のフローチャートを参照して説明す
る。ステップS81において、移動管理プログラム13
4は、コンテンツデータベース114に、曲データベー
スから、各種の条件を読み出させる。移動管理プログラ
ム134は、ステップS82において、ステップS81
で読み出した各種条件のうち、コピー回数がコピー制限
回数を既に過ぎているか否かを判定する。コピー回数
が、コピー制限回数を既にすぎている場合には、それ以
上コピーを許容する訳にはいかないので、ステップS8
3に進み、移動管理プログラム134は、表示操作指示
プログラム112に、例えば、「既にコピー回数がコピ
ー制限回数に達しています」のようなメッセージをディ
スプレイ20に表示させ、処理を終了させる。ステップ
S82において、コピー回数がコピー制限回数を過ぎて
いないと判定された場合、ステップS84に進み、現在
日時が再生終了日時を過ぎているか否かの判定が行われ
る。現在日時としては、アダプタ26のRTC35より出
力されたものが用いられる。これにより、使用者が、パ
ーソナルコンピュータ1の現在時刻を意図的に過去の値
に修正したものが用いられるようなことが防止される。
移動管理プログラム134は、この現在日時をCPU32
から提供を受けて、ステップS84の判断を自ら行う
か、または、ステップS81で、曲データベースから読
み出した再生条件をアダプタ26のCPU32に供給し、C
PU32に、ステップS84の判定処理を実行させる。
【0224】現在日時が再生終了日時を過ぎている場
合、ステップS85に進み、移動管理プログラム134
は、コンテンツデータベース114に、選択されたコン
テンツをHDD21から消去させるとともに、曲データベ
ースから、その選択されたコンテンツの情報を消去させ
る。ステップS86において、移動管理プログラム13
4は、CPU32に、曲データベースのハッシュ値を計算
させ、それを不揮発性メモリ34に保存させる。以後、
処理は終了される。従って、この場合、コンテンツの移
動が実行されない。
【0225】ステップS84において、現在日時が、再
生終了日時を過ぎていないと判定された場合、ステップ
S87に進み、移動管理プログラム134は、その選択
されたコンテンツの再生時課金条件(例えば、再生1回
当たりの料金)が曲データベース中に登録されているか
否かを判定する。再生時課金条件が登録されている場合
には、移動管理プログラム134は、ステップS88に
おいて、PD用ドライバ143に、ポータブルデバイス6
と通信させ、ポータブルデバイス6に課金機能が存在す
るか否かを判定する。ポータブルデバイス6に課金機能
が存在しない場合には、選択されたコンテンツをポータ
ブルデバイス6に転送する訳にはいかないので、ステッ
プS89において、移動管理プログラム134は、表示
操作指示プログラム112に、例えば、「転送先が課金
機能を有しておりません」のようなメッセージをディス
プレイ20に表示させ、コンテンツの移動処理を終了さ
せる。
【0226】ステップS87において再生時課金条件が
登録されていないと判定された場合、または、ステップ
S88において、ポータブルデバイス6に課金機能が存
在すると判定された場合、ステップS90に進み、移動
管理プログラム134は、選択されたコンテンツに関
し、例えば、再生制限回数などのその他の再生条件が登
録されているか否かを判定する。その他の再生条件が登
録されている場合には、ステップS91に進み、移動管
理プログラム134は、ポータブルデバイス6に、その
再生条件を守る機能が存在するか否かを判定する。ポー
タブルデバイス6が、その再生条件を守る機能を有して
いない場合には、ステップS92に進み、移動管理プロ
グラム134は、表示操作指示プログラム112に、例
えば、「転送先の装置が再生条件を守る機能を有してお
りません」のようなメッセージをディスプレイ20に表
示させ、処理を終了させる。
【0227】ステップS90において、再生条件が登録
されていないと判定された場合、またはステップS91
において、ポータブルデバイス6が再生条件を守る機能
を有していると判定された場合、再生条件等のチェック
処理が終了され、図12のステップS56に戻る。
【0228】図16は、ポータブルデバイス6が管理し
ている(守ることが可能な)再生条件の例を表してい
る。図16に示す再生情報は、例えば、EEPROM68に記
憶されている。この例においては、アイテム1乃至アイ
テム3の各コンテンツについて、再生開始日時と再生終
了日時が登録されているが、再生回数は、アイテム2に
ついてのみ登録されており、アイテム1とアイテム3に
ついては登録されていない。従って、アイテム2のコン
テンツが選択されたコンテンツとされた場合、再生回数
の再生条件は守ることが可能であるが、アイテム1また
はアイテム3のコンテンツが選択されたコンテンツとさ
れた場合、再生回数の条件は守ることができないことに
なる。
【0229】次に、図17のフローチャートを参照し
て、コンテンツ管理プログラム111を実行するCPU1
1による、図12のステップS58におけるフォーマッ
ト変換処理の詳細について説明する。ステップS101
において、移動管理プログラム134は、コンテンツデ
ータベース114に記録されている選択されたコンテン
ツのフォーマット(例えば、再生条件、使用条件、コピ
ー条件などを含むヘッダなどの方式)を調べる。ステッ
プS102において、移動管理プログラム134は、相
手先の機器(今の場合、ポータブルデバイス6)に設定
することが可能な条件を調べる。すなわち、移動管理プ
ログラム134は、ポータブルデバイス6のCPU53に
設定可能な条件を問い合わせ、その回答を得る。ステッ
プS103において移動管理プログラム134は、曲デ
ータベース中に登録されているフォーマットの条件のう
ち、相手先の機器に設定可能な条件をステップS102
で調べた条件に基づいて決定する。
【0230】ステップS104において、移動管理プロ
グラム134は、設定可能な条件が存在するか否かを判
定し、設定可能な条件が存在しない場合には、ステップ
S105に進み、コンテンツをポータブルデバイス6に
移動する処理を禁止する。すなわち、この場合には、曲
データベース中に登録されている条件をポータブルデバ
イス6が守ることができないので、そのようなポータブ
ルデバイス6には、コンテンツを移動することが禁止さ
れるのである。
【0231】ステップS104において設定可能な条件
が存在すると判定された場合、ステップS106に進
み、移動管理プログラム134は、利用条件変換プログ
ラム139に、その条件を相手先の機能フォーマットの
条件(例えば、ポータブルデバイス6に転送する際、ヘ
ッダに格納される条件)に変換させる。そして、ステッ
プS107において、移動管理プログラム134は、変
換した条件を相手先の機器に設定する。その結果、ポー
タブルデバイス6は、設定された条件に従って(その条
件を守って)、コンテンツを再生することが可能とな
る。
【0232】次に、図18乃至図20のフローチャート
を参照して、コンテンツ管理プログラム111を実行す
るCPU11およびメインプログラムを実行するCPU53に
よる、HDD21からポータブルデバイス6にコンテンツ
をコピーする場合の処理について説明する。この図18
乃至図20のステップS111乃至ステップS127の
処理は、コピー管理プログラム133により実行され、
図12乃至図14のHDD21からポータブルデバイス6
へコンテンツを移動させる場合のステップS51乃至ス
テップS67の処理と同様の処理である。すなわち、こ
の場合においても、曲データベースの改竄がチェックさ
れた後、選択されたコンテンツの再生条件とのチェック
処理が行われる。さらに、ポータブルデバイス6と、パ
ーソナルコンピュータ1との間の相互認証処理の後、コ
ンテンツが、パーソナルコンピュータ1のHDD21から
ポータブルデバイス6のフラッシュメモリ61に転送さ
れ、保存される。その後、ステップS128において、
コピー管理プログラム133は、曲データベースのコピ
ー回数カウンタを1だけインクリメントする。そして、
ステップS129において、コピー管理プログラム13
3は、CPU32に、曲データベース全体のハッシュ値を
計算させ、その値を不揮発性メモリ34に保存させる。
【0233】次に、図21のフローチャートを参照し
て、コンテンツ管理プログラム111を実行するCPU1
1およびメインプログラムを実行するCPU53による、
ポータブルデバイス6からHDD21にコンテンツを移動
する処理およびチェックインの処理について説明する。
【0234】始めに、コンテンツの移動の処理について
説明する。ステップS161において、移動管理プログ
ラム134は、ポータブルデバイス6のCPU53に対し
てフラッシュメモリ61に記憶されているコンテンツの
情報の読み出しを要求する。CPU53は、この要求に対
応して、フラッシュメモリ61に記憶されているコンテ
ンツの情報をパーソナルコンピュータ1に送信する。移
動管理プログラム134は、この情報に基づいて、ディ
スプレイ20に、フラッシュメモリ61に記憶されてい
るコンテンツを選択するためのGUIを表示させる。使用
者は、キーボード18またはマウス19を操作して、そ
のGUIに基づいて、ポータブルデバイス6からHDD21
(コンテンツデータベース114)に移動させるコンテ
ンツを指定する。
【0235】ステップS162において、移動管理プロ
グラム134は、認証プログラム141に、CPU53と
の間において、相互認証処理を実行させ、通信用鍵を共
有させる。この処理は、図12のステップS56におけ
る場合と同様の処理である。
【0236】次に、ステップS163において、CPU5
3は、フラッシュメモリ61に記憶されている暗号化さ
れている選択されたコンテンツを読み出し、パーソナル
コンピュータ1に転送する。移動管理プログラム134
は、ステップS164において、ポータブルデバイス6
から転送されてきたコンテンツを、1つのファイルとし
てファイル名を付けて、コンテンツデータベース114
(HDD21)に保存する。この保存は、例えば、1つの
ファイルの一部として、ファイル名の位置情報(例え
ば、先頭からのバイト数)を与えて行うようにすること
もできる。
【0237】ステップS165において、CPU53は、
フラッシュメモリ61に記憶されている選択されたコン
テンツの暗号化されている暗号鍵を読み出し、それを自
分自身の保存用鍵で復号し、さらに通信用鍵で暗号化し
た後、パーソナルコンピュータ1に転送する。この暗号
鍵は、例えば、図14のステップS67の処理でフラッ
シュメモリ61に保存されていたものである。
【0238】ステップS166において、移動管理プロ
グラム134は、ポータブルデバイス6から暗号鍵の転
送を受けると、復号プログラム142に、それを通信用
鍵で復号させ、暗号化プログラム137に、自分自身の
保存用鍵で暗号化させる。ステップS167で、移動管
理プログラム134は、コンテンツデータベース114
に、ステップS164で保存したコンテンツのファイル
名、そのコンテンツの情報、使用者がGUIを介して入力
した曲名、ステップS166で暗号化した暗号鍵など
を、HDD21の曲データベースに登録させる。そして、
ステップS168において、移動管理プログラム134
は、利用条件管理プログラム140に、その曲データベ
ース全体のハッシュ値をCPU32に計算させ、不揮発性
メモリ34に保存させる。
【0239】ステップS169において、移動管理プロ
グラム134は、ポータブルデバイス6に対して暗号鍵
が保存されたことを通知し、そのコンテンツの削除を要
求する。CPU53は、パーソナルコンピュータ1から、
そのコンテンツの削除が要求されてきたとき、ステップ
S170において、フラッシュメモリ61に記憶されて
いるそのコンテンツを削除する。
【0240】次に、ポータブルデバイス6からパーソナ
ルコンピュータ1にコンテンツをチェックインする処理
について説明する。ポータブルデバイス6からパーソナ
ルコンピュータ1にコンテンツをチェックインする処理
は、図21のポータブルデバイス6からパーソナルコン
ピュータ1へコンテンツを移動させる場合と同様の処理
である。すなわち、チェックインの処理は、パーソナル
コンピュータ1においてチェックイン/チェックアウト
管理プログラム132により実行され、図21のステッ
プS162乃至S166の処理が省略される。また、パ
ーソナルコンピュータ1は、図21のステップS167
において、曲データベースに記録されている、チェック
インされたコンテンツのチェックアウトできる回数を更
新する処理を実行して、ステップS170の処理の後、
コンテンツファイルの削除を確認することを除いて、移
動の場合の処理と基本的に同様の処理となるので、その
処理の詳細の説明は省略する。
【0241】なお、ポータブルデバイス6のフラッシュ
メモリ61がメモリカードとして着脱可能であるとき、
パーソナルコンピュータ1は、チェックインの処理にお
いて、図21のステップS162の相互認証の処理を実
行する。
【0242】また、前述のように、所定のパーソナルコ
ンピュータからチェックアウトされたコンテンツが、該
パーソナルコンピュータにのみチェックインできるよう
になっており、チェックイン処理の前処理として、選択
されたコンテンツが、チェックインを行うPCからチェ
ックアウトされたかを判断し、該PCからチェックアウ
トされたものではないと判断されたらば、チェックイン
を行わないように処理するステップが存在する。例え
ば、図5のフィールド213の×がついたコンテンツを
チェックインしようとした場合がそれにあたる。
【0243】次に、コンテンツ管理プログラム111を
実行するCPU11およびメインプログラムを実行するCPU
53による、ポータブルデバイス6からHDD21へコン
テンツをコピーする場合の処理について、図22のフロ
ーチャートを参照して説明する。この図22に示すステ
ップS181乃至ステップS188の処理は、図21の
ポータブルデバイス6からHDD21へコンテンツを移動
させる場合の処理におけるステップS161乃至ステッ
プS168の処理と同様の処理である。すなわち、コピ
ー処理の場合は、コピー管理プログラム133により実
行され、図21のステップS169,S170の処理が
省略される点を除いて、移動の場合の処理と基本的に同
様の処理となるので、その説明は省略する。
【0244】次に、図23のフローチャートを参照し
て、EMDサーバ4およびコンテンツ管理プログラム11
1を実行するCPU11による、EMDサーバ4から転送を受
けたコンテンツをHDD21にコピーする処理について説
明する。ステップS201において、購入用プログラム
144は、図5に示すボタン202がクリックされて、
使用者からEMDサーバ4へのアクセスが指令されたと
き、通信部25を制御し、ネットワーク2を介してEMD
サーバ4にアクセスさせる。EMDサーバ4は、このアク
セスに対応して、自分自身が保持しているコンテンツの
曲番号、曲名、各情報などの情報を、ネットワーク2を
介してパーソナルコンピュータ1に転送する。購入用プ
ログラム144は、通信部25を介して、この情報を取
得したとき、表示操作指示プログラム112に、それを
インタフェース17を介してディスプレイ20に表示さ
せる。使用者は、ディスプレイ20に表示されたGUIを
利用して、ステップS202において、コピーを希望す
るコンテンツを指定する。この指定情報は、ネットワー
ク2を介してEMDサーバ4に転送される。ステップS2
03において、購入用プログラム144は、EMDサーバ
4との間において、ネットワーク2を介して相互認証処
理を実行し、通信用鍵を共有する。
【0245】パーソナルコンピュータ1とEMDサーバ4
との間で行われる相互認証処理は、例えば、ISO 97
98−3で規定される公開鍵と秘密鍵を用いて行うよう
にすることができる。この場合、パーソナルコンピュー
タ1は、自分自身の秘密鍵とEMDサーバ4の公開鍵を予
め有しており、EMDサーバ4は、自分自身の秘密鍵を有
し、相互認証処理が行われる。パーソナルコンピュータ
1の公開鍵は、EMDサーバ4から転送したり、あるいは
パーソナルコンピュータ1に予め配布されている証明書
(certificate)をパーソナルコンピュータ1からEMDサ
ーバ4に転送し、その証明書をEMDサーバ4が確認し、
公開鍵を得るようにしてもよい。さらに、ステップS2
04において、購入用プログラム144は、EMDサーバ
4との間において課金に関する処理を実行する。この課
金の処理の詳細は、図24のフローチャートを参照して
後述する。
【0246】次に、ステップS205において、EMDサ
ーバ4は、パーソナルコンピュータ1に対して、ステッ
プS202で指定された、暗号化されているコンテンツ
をネットワーク2を介してパーソナルコンピュータ1に
転送する。このとき、時刻情報も適宜転送される。ステ
ップS206において、購入用プログラム144は、コ
ンテンツデータベース114に、転送を受けたコンテン
ツにファイル名を付けてHDD21に1つのコンテンツフ
ァイル161として保存させる。ステップS207にお
いて、EMDサーバ4は、さらに、そのコンテンツの暗号
鍵をステップS203でパーソナルコンピュータ1と共
有した通信用鍵を用いて暗号化し、パーソナルコンピュ
ータ1へ転送する。
【0247】購入用プログラム144は、ステップS2
08において、復号プログラム142に、EMDサーバ4
より転送を受けた暗号鍵を単独で、またはアダプタ26
のCPU32と共同して通信用鍵を用いて復号させ、暗号
化プログラム137に、復号して得られた暗号鍵を自分
自身の保存用鍵で暗号化させる。ステップS209にお
いて、購入用プログラム144は、コンテンツデータベ
ース114に、そのコンテンツのファイル名、コンテン
ツの情報、使用者が入力した曲名、暗号化された暗号鍵
を組にして、HDD21の曲データベースに登録させる。
さらに、ステップS210において、購入用プログラム
144は、その曲データベース全体のハッシュ値をCPU
32に計算させ、不揮発性メモリ34に保存させる。
【0248】なお、ステップS205においてEMDサー
バ4は、コンテンツとともに、時刻データをパーソナル
コンピュータ1に送信する。この時刻データは、パーソ
ナルコンピュータ1からアダプタ26に転送される。ア
ダプタ26のCPU32は、パーソナルコンピュータ1よ
り転送されてきた時刻データを受信すると、ステップS
211において、RTC35の時刻を修正させる。このよ
うにして、相互認証の結果、正しい装置と認識された外
部の装置から得られた時刻情報に基づいて、アダプタ2
6のRTC35の時刻情報を修正するようにしたので、ア
ダプタ26を常に正しい時刻情報を保持することが可能
となる。
【0249】次に、図24のフローチャートを参照し
て、EMDサーバ4およびコンテンツ管理プログラム11
1を実行するCPU11による、図23のステップS20
4における課金に関する処理の詳細について説明する。
ステップS221において、購入用プログラム144
は、ステップS201でEMDサーバ4から伝送されてき
た価格情報の中から、ステップS202で指定された選
択されたコンテンツの価格情報を読み取り、これをHDD
21上の課金ログに書き込む。図25は、このような課
金ログの例を表している。この例においては、使用者
は、アイテム1乃至アイテム3を、EMDサーバ4からコ
ピーしており、アイテム1とアイテム2の領域は50円
とされ、アイテム3の料金は60円とされている。その
時点における課金ログのハッシュ値も、CPU32により
計算され、不揮発性メモリ34に登録されている。
【0250】次に、ステップS222において、購入用
プログラム144は、ステップS221で書き込んだ課
金ログをHDD21から読み出し、これをネットワーク2
を介してEMDサーバ4に転送する。EMDサーバ4は、ステ
ップS223において、パーソナルコンピュータ1から
転送を受けた課金ログに基づく課金計算処理を実行す
る。すなわち、EMDサーバ4は、内蔵するデータベース
に、パーソナルコンピュータ1の使用者から伝送されて
きた課金ログを追加更新する。そして、ステップS22
4において、EMDサーバ4は、その課金ログについて直
ちに決裁するか否かを判定し、直ちに決裁する場合に
は、ステップS225に進み、EMDサーバ4は、決裁に
必要な商品名、金額などを決裁サーバ(図示せず)に転
送する。そして、ステップS226において、決裁サー
バは、パーソナルコンピュータ1の使用者に対する決裁
処理を実行する。ステップS224において、決裁は直
ちには行われないと判定された場合、ステップS225
とS226の処理はスキップされる。すなわち、この処
理は、例えば、月に1回など、定期的にその後実行され
る。
【0251】次に、図26と図27のフローチャートを
参照して、コンテンツ管理プログラム111を実行する
CPU11による、音声入出力インタフェース24のIEC60
958端子24aから入力された、図示せぬCDプレーヤな
どからの再生されたコンテンツを、HDD21にコピーす
る場合の処理について説明する。ステップS241にお
いて、使用者は、CDプレーヤのIEC60958出力端子を、パ
ーソナルコンピュータ1の音声入出力インタフェース2
4のIEC60958端子24aに接続する。ステップS242
において、使用者は、キーボード18またはマウス19
を操作し、CDプレーヤからコピーするコンテンツの曲名
(または、コンテンツに対応する番号)を入力する。そ
して、ステップS243において使用者は、CDプレーヤ
のボタンを操作し、CDプレーヤの再生を開始させる。CD
プレーヤとパーソナルコンピュータ1との間に制御信号
を送受する線が接続されている場合には、パーソナルコ
ンピュータ1のキーボード18またはマウス19を介し
て再生開始指令を入力することで、CDプレーヤにCDの再
生を開始させることも可能である。
【0252】CDプレーヤにおいて、CDの再生が開始され
ると、ステップS244において、CDプレーヤから出力
されたコンテンツが、IEC60958端子24aを介してパー
ソナルコンピュータ1に転送されてくる。ステップS2
45において、コピー管理プログラム133は、IEC609
58端子24aを介して入力されてくるデータから、SCMS
(Serial Copy Management System)データを読み取
る。このSCMSデータには、コピー禁止、コピー1回限り
可能、コピーフリーなどのコピー情報が含まれている。
そこで、ステップS246において、CPU11は、SCMS
データがコピー禁止を表しているか否かを判定し、コピ
ー禁止を表している場合には、ステップS247に進
み、コピー管理プログラム133は、表示操作指示プロ
グラム112に、例えば、「コピーが禁止されていま
す」といったメッセージをディスプレイ20に表示さ
せ、コピー処理を終了する。すなわち、この場合には、
HDD21へのコピーが禁止される。
【0253】コピー管理プログラム133は、ステップ
S246において、ステップS245で読み取ったSCMS
情報がコピー禁止を表していないと判定した場合、ステ
ップS248に進み、ウォータマークコードを読み出
し、そのウォータマークがコピー禁止を表しているか否
かをステップS249において判定する。ウォータマー
クコードがコピー禁止を表している場合には、ステップ
S247に進み、上述した場合と同様に、所定のメッセ
ージが表示され、コピー処理が終了される。
【0254】ステップS249において、ウォータマー
クがコピー禁止を表していないと判定された場合、ステ
ップS250に進み、期限データベースチェック処理が
行われる。期限データベースチェックの結果、選択され
たコンテンツが既に登録されていれば、ステップS25
1,S252の処理で、処理が終了される。この処理
は、図7のステップS13,S14の処理と同様の処理
である。
【0255】選択されたコンテンツがまだHDD21に登
録されていないコンテンツであれば、ステップS253
乃至S258で、その登録処理が実行される。このステ
ップS253乃至ステップS258の処理は、ステップ
S257において、IEC60958端子24aから供給されて
くるSCMS情報も曲データベースに登録される点を除き、
図7のステップS19乃至ステップS24の処理と同様
の処理であるので、その説明は省略する。
【0256】次に、図28と図29のフローチャートを
参照して、コンテンツ管理プログラム111を実行する
CPU11による、コンテンツをHDD21からIEC60958端子
24aに出力(再生)する場合の処理について説明す
る。ステップS271乃至ステップS273において、
図18のステップS111乃至S113における場合と
同様に、曲データベース全体のハッシュ値が計算され、
前回保存しておいたハッシュ値と一致するか否かが判定
され、曲データベースの改竄のチェック処理が行われ
る。曲データベースの改竄が行われていないと判定され
た場合、ステップS274に進み、表示操作指示プログ
ラム112は、コンテンツ管理プログラム111を介し
て、コンテンツデータベース114に、HDD21の曲デ
ータベースにアクセスさせ、そこに登録されている曲の
情報を読み出させ、ディスプレイ20に表示させる。使
用者は、その表示を見て、キーボード18またはマウス
19を適宜操作して、再生出力するコンテンツを選択す
る。ステップS275において、表示操作指示プログラ
ム112は、選択されたコンテンツの再生条件等のチェ
ック処理を実行する。この再生条件等のチェック処理の
詳細は、図30のフローチャートを参照して後述する。
【0257】次に、ステップS276において、表示操
作指示プログラム112は、コンテンツ管理プログラム
111を介して、コンテンツデータベース114に、ス
テップS274において選択されたコンテンツの暗号鍵
を曲データベースから読み出させ、復号プログラム14
2に保存用鍵で復号させる。ステップS277におい
て、表示操作指示プログラム112は、コンテンツ管理
プログラム111を介して、コンテンツデータベース1
14に、選択されたコンテンツのSCMS情報を曲データベ
ースから読み出させ、IEC60958端子24aから出力する
SCMS情報を、SCMSシステムの規則に従って決定する。例
えば、再生回数に制限があるような場合、再生回数は1
だけインクリメントされ、新たなSCMS情報とされる。ス
テップS278において、表示操作指示プログラム11
2はさらに、コンテンツ管理プログラム111を介し
て、コンテンツデータベース114に、選択されたコン
テンツのISRCを曲データベースから読み出させる。
【0258】次に、ステップS279において、表示操
作指示プログラム112は、コンテンツ管理プログラム
111を介して、コンテンツデータベース114に、曲
データベースから選択されたコンテンツファイル名を読
み出させ、そのファイル名を基に、そのコンテンツをHD
D21から読み出させる。表示操作指示プログラム11
2はさらに、コンテンツ管理プログラム111を介し
て、コンテンツデータベース114に、そのコンテンツ
に対応する暗号鍵を曲データベースから読み出させ、復
号プログラム142に、保存用鍵で復号させ、復号した
暗号鍵を用いて、暗号化されているコンテンツを復号す
る。圧縮/伸張プログラム138は、さらに、そのコン
テンツの圧縮符号を復号(伸張)する。ステップS28
0において、表示操作指示プログラム112は、ドライ
バ117に、ステップS279で、復号したデジタルデ
ータであるコンテンツを、ステップS277で決定した
SCMS情報、並びにステップS278で読み出したISRC情
報とともに、IEC60958の規定に従って、IEC60958端子2
4aから出力させる。さらにまた、表示操作指示プログ
ラム112は、例えば、図示せぬリアルプレーヤ(商
標)などのプログラムを動作させ、デジタルデータであ
るコンテンツをアナログ化させ、音声入出力インタフェ
ース24のアナログ出力端子から出力させる。
【0259】ステップS281において、表示操作指示
プログラム112は、コンテンツ管理プログラム111
を介して、コンテンツデータベース114に、曲データ
ベース中の再生回数カウンタの値を1だけインクリメン
トさせる。そして、ステップS282において、選択さ
れたコンテンツに再生時課金条件が付加されているか否
かを判定する。再生時課金条件が付加されている場合に
は、ステップS283に進み、表示操作指示プログラム
112は、コンテンツ管理プログラム111を介して、
コンテンツデータベース114に、対応する料金を課金
ログに書き込ませ、ステップS284において、表示操
作指示プログラム112は、利用条件管理プログラム1
40に、曲データベース全体のハッシュ値をCPU32に
計算させ、不揮発性メモリ34に記憶させる。ステップ
S282において、選択されたコンテンツに再生時課金
条件が付加されていないと判定された場合、ステップS
283とステップS284の処理はスキップされる。
【0260】次に、図30のフローチャートを参照し
て、コンテンツ管理プログラム111を実行するCPU1
1による、図28のステップS275の再生条件等のチ
ェック処理の詳細について説明する。ステップS301
において、表示操作指示プログラム112は、コンテン
ツ管理プログラム111を介して、コンテンツデータベ
ース114に、曲データベースの各種条件を読み出させ
る。ステップS302において利用条件管理プログラム
140は、読み出した条件のうち、再生回数が制限回数
を過ぎているか否かを判定し、過ぎている場合には、ス
テップS303に進み、コンテンツ管理プログラム11
1を介して、コンテンツデータベース114に、選択さ
れたコンテンツをHDD21から削除させるとともに、曲
データベースから選択されたコンテンツの情報を削除さ
せる。ステップS304において、表示操作指示プログ
ラム112はさらに、利用条件管理プログラム140
に、曲データベースの新たなハッシュ値をCPU32に計
算させ、そのハッシュ値を不揮発性メモリ34に保存さ
せる。この場合、再生出力は禁止される。
【0261】ステップS302において、再生回数が制
限回数を過ぎていないと判定された場合、ステップS3
05に進み、利用条件管理プログラム1402は、再生
終了日時が現在日時を過ぎているか否かを判定する。再
生終了日時が現在日時を過ぎている場合には、上述した
場合と同様にステップS303において、選択されたコ
ンテンツをHDD21から削除させるとともに、曲データ
ベースからも削除させる。そして、ステップS304に
おいて、新たな曲データベースのハッシュ値が計算さ
れ、保存される。この場合にも、再生出力は禁止され
る。
【0262】ステップS305において、再生終了日時
が現在日時を過ぎていないと判定された場合は、ステッ
プS306に進み、CPU32は、その選択されたコンテ
ンツに対して再生時課金条件が付加されているか否かを
判定する。再生時課金条件が付加されている場合には、
ステップS307に進み、表示操作指示プログラム11
2は、再生時課金条件が付加されている旨のメッセージ
と料金を、ディスプレイ20に表示させる。ステップS
306において、再生時課金条件が付加されていないと
判定された場合、ステップS307の処理はスキップさ
れる。
【0263】次に、図31と図32のフローチャートを
参照して、コンテンツ管理プログラム111を実行する
CPU11およびメインプログラムを実行するCPU53によ
る、HDD21からポータブルデバイス6経由でコンテン
ツを出力(再生)する場合の処理について説明する。ス
テップS321乃至ステップS325において、曲デー
タベースの改竄チェックと選択されたコンテンツの指
定、並びに選択されたコンテンツの再生条件等のチェッ
ク処理が行われる。その処理は、図28のステップS2
71乃至ステップS275の処理と同様の処理であるの
で、その説明は省略する。
【0264】ステップS326において、ポータブルデ
バイス6とパーソナルコンピュータ1の間で相互認証処
理が実行され、相互の間で、通信用鍵が共有される。ス
テップS327において、表示操作指示プログラム11
2は、ポータブルデバイス6に対して、これから送る暗
号化されているコンテンツを再生するように命令する。
ステップS328において、表示操作指示プログラム1
12は、ステップS324で、コンテンツ管理プログラ
ム111を介してコンテンツデータベース114に、指
定された選択されたコンテンツのファイル名を曲データ
ベースから読み出させ、そのファイル名のコンテンツを
HDD21から読み出させる。表示操作指示プログラム1
12は、ステップS329において、コンテンツ管理プ
ログラム111に、コンテンツの圧縮符号化方式、暗号
化方式、フォーマットなどをポータブルデバイス6の方
式のものに変換する処理を実行させる。そして、ステッ
プS330において、表示操作指示プログラム112
は、暗号化プログラム137に、ステップS329にお
いて変換したコンテンツを通信用鍵で暗号化させ、ポー
タブルデバイス6に転送する。
【0265】ステップS331において、ポータブルデ
バイス6のCPU53は、ステップS327において、パ
ーソナルコンピュータ1から転送されてきた命令に対応
して、転送を受けた各データを通信用鍵で復号し、再生
出力する。ステップS332において、表示操作指示プ
ログラム112は、コンテンツ管理プログラム111を
介してコンテンツデータベース114に、曲データベー
スの再生回数カウントを1だけインクリメントさせる。
さらに、ステップS333において、表示操作指示プロ
グラム112は、選択されたコンテンツに再生時課金条
件が付加されているか否かを判定し、付加されている場
合には、ステップS334において、コンテンツ管理プ
ログラム111を介してコンテンツデータベース114
に、その料金を課金ログに書き込ませ、ステップS33
5において、CPU32に、曲データベース全体のハッシ
ュ値を新たに計算させ、保存させる。選択されたコンテ
ンツに再生時課金条件が付加されていない場合には、ス
テップS334,ステップS335の処理はスキップさ
れる。
【0266】本発明においては、コンテンツが不正に複
製されるのを防止するために、各種の工夫が凝らされて
いる。例えば、CPU11を動作させるプログラムは、そ
の実行順序が毎回変化するような、いわゆるタンパーレ
ジスタントソフトウェアとされている。
【0267】さらに、上述したように、CPU11の機能
の一部は、ハードウェアとしてのアダプタ26に分担さ
れ、両者が共働して各種の処理を実行するようになされ
ている。これにより、より安全性を高めることが可能と
なっている。
【0268】例えば、上述したように、曲データベース
のハッシュ値は、曲データベース自体に保存されるので
はなく、アダプタ26の不揮発性メモリ34に保存され
る。すなわち、図8のステップS32,S33などの前
回保存しておいたハッシュ値との比較処理において、比
較対象とされる過去のハッシュ値は、不揮発性メモリ3
4に記憶されているものとされる。これにより、例え
ば、他の記録媒体にコピーまたは移動させる前に、HDD
21に保存されているコンテンツを含む記録内容の全て
をバックアップしておき、HDD21から、そこに保存さ
れているコンテンツを他の記録媒体にコピーまたは移動
した後、HDD21にバックアップしておいた記録内容に
含まれるコンテンツを再びリストアするようにすること
で、利用条件を無視して、実質的に際限なく、コピーま
たは移動ができてしまうようなことが防止される。
【0269】例えば、図33に示すように、HDD21に
コンテンツA,Bが保存されている場合、不揮発性メモ
リ34には、コンテンツAとコンテンツBの情報に対応
するハッシュ値が保存されている。この状態において、
HDD21のコンテンツA,Bを含む記録データの一部ま
たは全部を他の記録媒体271にバックアップしたとす
る。その後、HDD21に保存されているコンテンツAと
コンテンツBのうち、コンテンツAを他の記録媒体27
2に移動させた場合、その時点において、HDD21に記
録されているコンテンツは、コンテンツBだけとなるの
で、不揮発性メモリ34のハッシュ値も、コンテンツB
に対応するハッシュ値に変更される。
【0270】従って、その後、記録媒体271にバック
アップしておいたHDD21のコンテンツA,Bを含む記
録データの一部または全部をHDD21にリストアして、H
DD21に、再びコンテンツAとコンテンツBを保存させ
たとしても、不揮発性メモリ34には、コンテンツBの
情報から演算されたハッシュ値が記憶されており、コン
テンツAとコンテンツBの情報から演算されたハッシュ
値は記憶されていない。これにより、その時点におい
て、HDD21に記憶されているコンテンツAとコンテン
ツBに基づくハッシュ値が、不揮発性メモリ34に記憶
されている過去のハッシュ値と一致しないことになり、
曲データベースが改竄されたことが検出される。その結
果、以後、HDD21に保存されているコンテンツAとコ
ンテンツBの利用が制限されてしまうことになる。
【0271】さらに、上述したように、アダプタ26
は、RTC35を内蔵しており、このRTC35の値は、正し
い認証結果が得られた他の装置(例えば、EMDサーバ
4)から転送されてきた時刻データに基づいて、その時
刻情報を修正する。そして、現在日時としては、パーソ
ナルコンピュータ1が管理するものではなく、RTC35
が出力するものが利用される。従って、使用者が、パー
ソナルコンピュータ1の現在時刻を故意に過去の時刻に
修正し、再生条件としての再生終了日時の判定を免れる
ようなことができなくなる。
【0272】また、アダプタ26は、暗号化されて転送
されてきたプログラムをROM36に予め記憶されている
プログラムに従って復号し、実行するように構成するこ
とで、より安全性が高められている。次に、この点につ
いて、図34のフローチャートを参照して説明する。
【0273】すなわち、パーソナルコンピュータ1は、
アダプタ26に対して、所定の処理を実行させたいと
き、ステップS351において、アダプタ26に実行さ
せるべきプログラムをRAM13に予め記憶されている暗
号鍵を用いて暗号化してアダプタ26に転送する。アダ
プタ26のROM36には、パーソナルコンピュータ1か
ら転送されてきた、暗号化されているプログラムを復号
し、実行するためのプログラムが予め記憶されている。
CPU32は、このROM36に記憶されているプログラムに
従って、パーソナルコンピュータ1から転送されてきた
暗号化されているプログラムをステップS352におい
て復号する。そして、ステップS313において、CPU
32は、復号したプログラムをRAM33に展開し、ステ
ップS354において、そのプログラムを実行する。
【0274】例えば、上述したように、パーソナルコン
ピュータ1のCPU11は、HDD21の曲データベースのハ
ッシュ値をアダプタ26に計算させるとき、曲データベ
ースのデータを暗号鍵で暗号化してアダプタ26のCPU
32に転送する。CPU32は、転送されてきた曲データ
ベースのデータに対してハッシュ関数を適応し、ハッシ
ュ値を計算する。そして、計算されたハッシュ値を不揮
発性メモリ34に記憶させる。あるいは、そのハッシュ
値を、CPU32は、予め記憶されている過去のハッシュ
値と比較し、比較結果をパーソナルコンピュータ1のCP
U11に転送する。
【0275】図35は、アダプタ26の内部のより具体
的な構成を表している。アダプタ26は、半導体ICとし
て形成される。アダプタ26は、図2に示したインタフ
ェース31、CPU32、RAM33、不揮発性メモリ34、
RTC35、ROM36以外に、RAM33に対する書き込みと
読み出しを制御するRAMコントローラ301、並びに論
理回路302を有している。論理回路302は、例え
ば、暗号化されているコンテンツを解読した後、解読し
たデータをアダプタ26から直接出力するような場合の
処理のために用いられる。
【0276】これらのインタフェース31乃至ROM3
6、RAMコントローラ301、並びに論理回路302
は、半導体IC内に一体的に組み込まれ、外部からは分解
できないように構成されている。
【0277】水晶振動子311は、アダプタ26が各種
の処理を実行する上において、基準となるクロックを生
成するとき用いられる。発振回路312は、RTC35を
動作させるための発振回路である。バッテリ313は、
発振回路312、不揮発性メモリ34、およびRTC35
に対してバックアップ用の電力を供給している。アダプ
タ26のその他の回路には、パーソナルコンピュータ1
の電源供給回路321からの電力が供給されている。
【0278】不揮発性メモリ34は、書き込み消去可能
なROMで構成することも可能であるが、バッテリ313
からのバックアップ電源でバックアップされるRAMで構
成する場合には、例えば、図36に示すように、不揮発
性メモリ34の上に保護アルミニウム層351を形成
し、さらに、その保護アルミニウム層351と同一平面
上となるように、不揮発性メモリ34にバッテリ313
からの電力を供給する電源パターン352を形成するよ
うにすることができる。このようにすると、例えば、不
揮発性メモリ34を改竄すべく、保護アルミニウム層3
51を削除しようとすると、同一平面上の電源パターン
352も削除されてしまい、不揮発性メモリ34に対す
る電力の供給が断たれ、内部に記憶されているデータが
消去されてしまうことになる。このように構成すること
で、タンパーレジスト性をより高めることができる。
【0279】さらに、図37に示すように、不揮発性メ
モリ34に対するデータの書き込みまたは読み出しのた
めの配線401−1乃至401−3は、対応する位置
で、上下(深さ)方向に重なりあうように形成されてい
る。これにより、より下層の配線401−3からデータ
を読み出すためには、上方の配線401−1,401−
2を除去しなければならず、複数の配線401−1,4
01−2,401−3から同時にデータを読み取ること
ができなくなる。
【0280】さらにまた、不揮発性メモリ34は、配線
401−1乃至401−3を冗長に形成するようにする
ことができる。例えば、不揮発性メモリ34内部に形成
される配線401−1乃至401−3が不揮発性メモリ
34を構成するトランジスタなどの素子を結合すると
き、その経路は、例え、直線的に結合が可能であって
も、直線的には形成されず、所定の長さとなるように形
成される。このようにすることで、配線401−1乃至
401−3の長さは、本来必要な長さ以上の長さとな
り、配線に必要な最短の長さの場合に比較して大きな寄
生容量を有することとなる。
【0281】不揮発性メモリ34からデータを読み出す
ために設計されている専用の回路(半導体ICとしてのア
ダプタ26に内蔵されている)は、その寄生容量にマッ
チングしたインピーダンスを設定することで、不揮発性
メモリ34が記憶しているデータを正常に読み出すこと
ができる。しかしながら、不揮発性メモリ34に記憶さ
れているデータを読み出すべく、プローブを配線401
−1乃至401−3に接続させると、その寄生容量とプ
ローブによる合成の容量が影響して、データを正常に読
み出すことが困難になる。
【0282】以上においては、記録媒体として、ポータ
ブルデバイス6を用いる場合を例として説明したが、本
発明は、その他の記録媒体にデータを移転またはコピー
する場合にも応用することが可能である。
【0283】また、コンテンツは、曲のデータまたは音
声データなどの楽音データ以外に、画像データ、その他
のデータとすることもできる。
【0284】以上のように、本発明によれば、次のよう
な効果を奏することができる。
【0285】(1) HDD21に暗号化してデータを記
録するとともに、暗号鍵も保存用鍵で暗号化した上でHD
D21に記録するようにしたので、HDD21に記録されて
いるコンテンツをコピーしても、これを復号することが
できないので、複製が大量に配布されることを防止する
ことができる。
【0286】(2) 所定の曲を1回コピーしたとき、
一定時間(上記例の場合、48時間)の間、その曲をコ
ピーすることができないようするために、その曲と録音
日時を曲データベース上に登録するようにしたので、そ
のコピー回数を制限することができ、複製を大量に配布
することを防止することができる。
【0287】さらにデータベースを更新する度に、デー
タのハッシュ値を計算し保存するようにしたので、デー
タベースの改竄を防止することが容易となる。
【0288】(3) 外部の装置にコンテンツを渡した
ら、HDD21上のコンテンツを消去するようにしたの
で、HDD21内に元のデジタルデータであるコンテンツ
が残らず、その複製を大量に配布することが防止され
る。
【0289】(4) HDD21内に曲データベースを設
け、全体のハッシュ値を毎回チェックするようにしたの
で、HDD21の内容をムーブの直前にバックアップし、
ムーブ直後にバックアップしたデータをHDD21にリス
トアするようにしたとしても、送り元のデータを確実に
消去することが可能となる。
【0290】(5) パーソナルコンピュータ1が外部
の機器にデータを渡すとき、その前に相互認証処理を行
うようにしたので、不正な機器にデータを渡してしまう
ようなことが防止される。
【0291】(6) 外部機器から、パーソナルコンピ
ュータ1に対してデータを渡す前に、パーソナルコンピ
ュータ1のソフトウェアが正当なものであるか否かを相
互認証により確認するようにしたので、不正なソフトウ
ェアに対してコンテンツを渡してしまうようなことが防
止される。
【0292】(7) 曲の同一性の判定にISRCを用い、
ISRCが取得できないときは、TOCを用いるようにしたの
で、ISRCが取得できなくとも、曲の同一性を判定するこ
とが可能になる。
【0293】(8) パーソナルコンピュータ1におけ
るソフトウェア機能のうち、所定の部分をパーソナルコ
ンピュータ1に外付けされるアダプタ26に負担させる
ようにしたので、パーソナルコンピュータ1のソフトウ
ェアを解析しただけでは、全体としてどのような処理と
なっているのかが判らないので、ソフトウェアを改竄を
して、意図する機能を持たせるようなことが困難とな
る。
【0294】なお、アダプタ26が実行する処理は、セ
キュアなプログラムでCPU11が実行するようにしても
よい。この場合において、例えば、同一な値を有する保
存用鍵は、保存用鍵が必要になった時点で、コンテンツ
管理プログラム111により生成される。同様に、ハッ
シュ値は、コンテンツ管理プログラム111により隠蔽
されて保存される。
【0295】また、アダプタ26が実行する処理が、セ
キュアなプログラムでCPU11により実行されるとき、
パーソナルコンピュータ1は、アダプタ26のRTC35
が供給する現在時刻に代えて、ネットワーク2に接続さ
れている特定のサーバ(例えば、EMD登録サーバ3)か
ら現在時刻のデータをダウンロードして、その現在時刻
を基に、判定の処理を実行する。また、この場合におい
て、パーソナルコンピュータ1は、所定の時間間隔で現
在時刻を記憶して、記憶している時刻より以前の時刻が
設定されたとき、エラーの表示を行い、時刻の設定を受
け付けないようにしてもよい。
【0296】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば
汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム格納
媒体からインストールされる。
【0297】コンピュータにインストールされ、コンピ
ュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格
納するプログラム格納媒体は、図2に示すように、磁気
ディスク41(フロッピディスクを含む)、光ディスク
42(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DV
D(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク
43(MD(Mini-Disc)を含む)、若しくは半導体メモ
リ44などよりなるパッケージメディア、または、プロ
グラムが一時的若しくは永続的に格納されるROM12
や、HDD21などにより構成される。プログラム格納媒
体へのプログラムの格納は、必要に応じて通信部25な
どのインタフェースを介して、ローカルエリアネットワ
ークまたはインターネットなどのネットワーク2、デジ
タル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利
用して行われる。
【0298】なお、本明細書において、プログラム格納
媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記
載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろ
ん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的ある
いは個別に実行される処理をも含むものである。
【0299】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0300】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の情報処理
装置、請求項3に記載の情報処理方法、および請求項4
に記載のプログラム格納媒体によれば、固定鍵を利用し
て行われた相互認証処理により、通信用鍵が生成され、
その通信用鍵を、保存用鍵で暗号化して、通信用鍵で暗
号化されているデータに対応して、蓄積するようにした
ので、蓄積されているデータのコピーが行われたとして
も、それを利用することを実質的に防止することができ
るとともに、他の装置との間でデータを授受する際にデ
ータがコピーされたとしても、それが利用されるのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテンツデータ管理システムの
一実施の形態を示す図である。
【図2】パーソナルコンピュータ1の構成を説明する図
である。
【図3】ポータブルデバイス6の構成を説明する図であ
る。
【図4】パーソナルコンピュータ1の機能の構成を説明
するブロック図である。
【図5】表示操作指示ウィンドウの例を示す図である。
【図6】録音プログラム113がディスプレイ20に表
示させるウィンドウの例を説明する図である。
【図7】コンパクトディスクからHDD21にコンテンツ
をコピーする場合の処理を説明するフローチャートであ
る。
【図8】図7のステップS12の期限データベースチェ
ック処理を説明するフローチャートである。
【図9】期限データベースの例を示す図である。
【図10】ウォータマークを説明する図である。
【図11】曲データベースの例を示す図である。
【図12】HDD21からポータブルデバイス6へコンテ
ンツを移動する動作を説明するフローチャートである。
【図13】HDD21からポータブルデバイス6へコンテ
ンツを移動する動作を説明するフローチャートである。
【図14】HDD21からポータブルデバイス6へコンテ
ンツを移動する動作を説明するフローチャートである。
【図15】図12のステップS55の選択されたコンテ
ンツの再生条件などのチェック処理を説明するフローチ
ャートである。
【図16】ポータブルデバイス6が管理している再生条
件を説明する図である。
【図17】図12のステップS58のフォーマット変換
処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図18】HDD21からポータブルデバイス6へコンテ
ンツをコピーする場合の動作を説明するフローチャート
である。
【図19】HDD21からポータブルデバイス6へコンテ
ンツをコピーする場合の動作を説明するフローチャート
である。
【図20】HDD21からポータブルデバイス6へコンテ
ンツをコピーする場合の動作を説明するフローチャート
である。
【図21】ポータブルデバイス6からHDD21へコンテ
ンツを移動する場合の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図22】ポータブルデバイス6からHDD21へコンテ
ンツをコピーする場合の動作を説明フローチャートであ
る。
【図23】EMDサーバ4からHDD21へコンテンツをコピ
ーする場合の処理を説明するフローチャートである。
【図24】図23のステップS204の課金に関する処
理の詳細を説明するフローチャートである。
【図25】課金ログを説明する図である。
【図26】図2のパーソナルコンピュータ1のIEC60958
端子24aからHDD21へコンテンツをコピーする場合
の処理を説明するフローチャートである。
【図27】図2のパーソナルコンピュータ1のIEC60958
端子24aからHDD21へコンテンツをコピーする場合
の処理を説明するフローチャートである。
【図28】HDD21からIEC60958端子24aにコンテン
ツを出力する場合の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図29】HDD21からIEC60958端子24aにコンテン
ツを出力する場合の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図30】図28のステップS275の再生条件などの
チェック処理を説明するフローチャートである。
【図31】HDD21からポータブルデバイス6経由でコ
ンテンツを出力する場合の動作を説明するフローチャー
トである。
【図32】HDD21からポータブルデバイス6経由でコ
ンテンツを出力する場合の動作を説明するフローチャー
トである。
【図33】不揮発性メモリ34の機能を説明する図であ
る。
【図34】アダプタ26の動作を説明するフローチャー
トである。
【図35】アダプタ26の内部の構成を示す図である。
【図36】不揮発性メモリ34の内部の構成例を示す図
である。
【図37】不揮発性メモリ34の内部の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 2 ネットワーク,
3 EMD登録サーバ,6−1乃至6−3 ポータブルデ
バイス, 11 CPU, 12 ROM, 13RAM, 2
1 HDD, 24 音声入出力インターフェース, 2
4a IEC60958端子, 26 アダプタ, 32 CP
U, 33 RAM, 34 不揮発性メモリ, 35 RT
C, 36 ROM, 41 磁気ディスク, 42 光デ
ィスク,43 光磁気ディスク, 44 半導体メモ
リ, 53 CPU, 54 RAM,55 ROM, 59 D
SP, 61 フラッシュメモリ, 111 コンテンツ
管理プログラム, 112 表示操作指示プログラム,
113 録音プログラム, 114 コンテンツデー
タベース, 131 EMD選択プログラム, 132
チェックイン/チェックアウト管理プログラム, 13
3 コピー管理プログラム, 134 移動管理プログ
ラム, 135 暗号方式変換プログラム, 136
圧縮方式変換プログラム, 137 暗号化プログラ
ム, 138圧縮/伸張プログラム, 139 利用条
件変換プログラム, 140 利用条件管理プログラ
ム, 141 認証プログラム, 142 復号プログ
ラム,143 PD用ドライバ, 144 購入用プログ
ラム, 145 購入用プログラム, 181 フィル
タリングデータファイル, 182 表示データファイ
ル, 183 画像ファイル, 184 履歴データフ
ァイル, 351 保護アルミニュウム層, 352
電源パターン, 401−1乃至401−3配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 充 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 江面 裕一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の装置との間でデータを授受する授受
    手段と、 所定の固定鍵と保存用鍵を保持する保持手段と、 前記他の装置との間でデータを授受するとき、前記保持
    手段に保持されている前記固定鍵を利用して、前記他の
    装置と相互認証処理を行い、通信用鍵を生成する認証手
    段と、 前記通信用鍵を、前記保存用鍵で暗号化する暗号化手段
    と、 前記授受手段により受信された、前記通信用鍵で暗号化
    されているデータを、前記暗号化手段により暗号化され
    た前記通信用鍵と対応させて蓄積する蓄積手段とを含む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記蓄積手段に蓄積されている前記通信
    用鍵を、前記保存用鍵を用いて復号する暗号鍵復号手段
    と、 前記暗号鍵復号手段により復号された前記通信用鍵を用
    いて、前記蓄積手段に蓄積されているデータを復号する
    データ復号手段とをさらに含むことを特徴とする請求項
    1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 他の装置との間でデータを授受する授受
    ステップと、 所定の固定鍵と保存用鍵を保持する保持ステップと、 前記他の装置との間でデータを授受するとき、前記保持
    ステップの処理で保持された前記固定鍵を利用して、前
    記他の装置と相互認証処理を行い、通信用鍵を生成する
    認証ステップと、 前記通信用鍵を、前記保存用鍵で暗号化する暗号化ステ
    ップと、 前記授受ステップの処理で受信された、前記通信用鍵で
    暗号化されているデータを、前記暗号化ステップの処理
    で暗号化された前記通信用鍵と対応させて蓄積する蓄積
    ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  4. 【請求項4】 他の装置との間でデータを授受する授受
    ステップと、 所定の固定鍵と保存用鍵を保持する保持ステップと、 前記他の装置との間でデータを授受するとき、前記保持
    ステップの処理で保持された前記固定鍵を利用して、前
    記他の装置と相互認証処理を行い、通信用鍵を生成する
    認証ステップと、 前記通信用鍵を、前記保存用鍵で暗号化する暗号化ステ
    ップと、 前記授受ステップの処理で受信された、前記通信用鍵で
    暗号化されているデータを、前記暗号化ステップの処理
    で暗号化された前記通信用鍵と対応させて蓄積する蓄積
    ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み
    取り可能なプログラムが格納されているプログラム格納
    媒体。
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