JP2000305731A - 自動コンフィギュレーション方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】ドキュメント処理用コンピュータ周辺機器のコ
ンフィギュレーション（環境設定）を，周辺機器の能力
が最大となる適切な値に自動的に設定するコンフィギュ
レーション方法及び装置を提供する。 【解決手段】コンピュータ周辺機器のドライバによっ
て、そのインストラクションを一時記憶するステップ
（Ｅ１）、記憶されたそのインストラクションからコン
ピュータドキュメントの内容を解析するステップ（Ｅ
３）、そのドキュメントの内容に応じてそのコンピュー
タ周辺機器の適当なコンフィギュレーションを選択する
ステップ（Ｅ８）、そして、そのドライバに関連するコ
ンフィギュレーション記憶手段にこの選択されたコンフ
ィギュレーションを登録するステップ（Ｅ９）と、を含
む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータドキ
ュメントを処理するコンピュータ周辺機器の自動コンフ
ィギュレーション方法及び装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】コンピュータシステムは一般的に、一つ
又はそれ以上の周辺処理機器を有しており、この装置
は、コンピュータドキュメントの処理及び、特に、コン
ピュータデータの獲得、送受信、或いは表示が可能なコ
ンピューティングツールとして認識され得る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これらの周辺機器は、
一般的に、その製造時にも、初期設定では、コンピュー
タシステムの中央部によっても、ユーザとこのコンピュ
ータシステムの間の対話によっても、パラメータがセッ
トされる、パラメタライザブルな動作モデルを有する。

【０００４】例えば、プリンタを搭載した周辺機器とい
う、特別なケースにおいても、そのコンフィギュレーシ
ョンは、とりわけ、用いられるインクや用紙、要求され
る解像度或いはプリント速度を考慮して行われる。

【０００５】更には、このコンフィギュレーションは、
処理されるドキュメントの特徴、そして特に、ドキュメ
ントのプリントに関する場合は、そのグラフィックコン
テンツにも考慮して行われることが望ましい。

【０００６】もし、周辺機器の最良な利用を望むのであ
れば、膨大な数のパラメータを、その一つ一つについ
て、その周辺機器によって提供される可能性のある全て
の値の中から、適切な値を設定しなければならない。

【０００７】そのようなコンフィギュレーションをドキ
ュメントを処理する際にいちいち行うのは煩雑である。

【０００８】その上、コンピュータシステムの通常のユ
ーザには、あまりアクセスしやすいものではない。

【０００９】また、特に、周辺処理機器は、コンピュー
タドキュメントを処理する能力を最大限させるようには
利用されるものではなく、非常に多くの場合、全てのド
キュメントは、全てのドキュメントに対して中程度の処
理品質を提供するようなベーシックコンフィギュレーシ
ョンを変更することなく、一様に処理されるものであ
る。

【００１０】本発明は、これらの欠点を除去することを
目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にあっては、第１の態様として、コンピュー
タドキュメント処理用のコンピュータ周辺機器の自動コ
ンフィギュレーション方法であって、このコンピュータ
ドキュメント処理は、前記コンピュータ周辺機器用のコ
ンフィギュレーション記憶手段と関連した前記コンピュ
ータ周辺機器のドライバによる、インストラクションの
翻訳ステップを含む。

【００１２】本発明によれば、このコンピュータコンフ
ィギュレーション方法は、前記インストラクションを一
時的に記憶する一時記憶ステップと、前記記憶されたイ
ンストラクションからコンピュータドキュメントの内容
を解析する解析ステップと、前記ドキュメントの内容に
応じて、前記コンピュータ周辺機器の適当なコンフィギ
ュレーションを選択する選択ステップと、前記ドライバ
と関連するコンフィギュレーション記憶手段に前記選択
されたコンフィギュレーションを登録する登録ステップ
と、を含み、前記一時記憶ステップ、解析ステップ、選
択ステップ、及び登録ステップは、前記ドライバによる
インストラクションの翻訳ステップの前に実行すること
を特徴とする。

【００１３】このコンフィギュレーション方法によれ
ば、この周辺機器のドライバによってインストラクショ
ンが翻訳される、つまり、この周辺機器によって読取可
能で実行されるように変換される前に、周辺処理機器の
コンフィギュレーションを変更することができる。

【００１４】このコンフィギュレーションの変更は、後
者が、コンピュータドキュメントの処理を初期化した直
後にユーザに対して明らかにされる。

【００１５】これにより、処理されるべきドキュメント
の内容に対してドライバのコンフィギュレーションを適
用するためにドライバによって効果的に受信されるであ
ろうインストラクションから、直接ドキュメントの内容
を考慮することができる。

【００１６】本発明によれば、適当なコンフィギュレー
ションを選択する選択ステップの前に、付加的データを
獲得する獲得ステップを更に有することは好適である。

【００１７】このように、周辺機器のドライバのコンフ
ィギュレーションを、処理すべきドキュメントの内容か
らだけでなく、周辺機器の動作状態、そしてまた、ユー
ザの要求によって決まる、他の所定のパラメータに従っ
ても、変更することができる。

【００１８】実際には、獲得ステップは、少なくとも使
用される印刷用インクのタイプと用紙のタイプの中か
ら、前記周辺機器の動作パラメータを読み取ることによ
って実行してもよい。

【００１９】これにより、時間によって変化しない、或
いは、単にそれほど頻繁には変化しない多数のパラメー
タを予め登録することができる。

【００２０】この実施形態によれば、ユーザは、各新し
い処理にこれらのパラメータを参照しなければならない
という事態を回避することができる。

【００２１】他の実施の形態において、そして、おそら
くは、先に記述したものに対する追加として、獲得ステ
ップは、少なくとも、ドラフト動作モード、印刷用イン
クのタイプ、及び用紙のタイプの中から、前記周辺機器
の動作パラメータを、ユーザに対して問い合わせること
によって実行される。

【００２２】この実施の形態によれば、より大きな周辺
機器の動作上の自由度を実現できる。

【００２３】本発明の他の好適な形態によれば、一時記
憶ステップは、コンピュータドキュメントのページ毎に
グループ化されたインストラクションを記憶するため適
用される。

【００２４】この特徴によれば、処理すべきドキュメン
トの各ページの内容に従って、周辺機器に必要に応じて
異なるコンフィギュレーションを適用できるような、処
理部内に処理すべきドキュメントを小さく分割すること
ができる。

【００２５】特に実際的には、ドキュメントが、スクリ
ーン上に表現されるのか、或いは、プリントによって記
録媒体上に表現されるのかが問題となる場合、一時記憶
ステップは、グラフィックインストラクションを記憶す
るために適用され、前記解析ステップは、次のサブステ
ップ、すなわち、オープングラフィック関数が存在する
か否かを調べるステップと、クローズグラフィック関数
が存在するか否かを調べるステップと、ビットマップ表
現が存在するか否かを調べるステップと、テキスト関数
が存在するか否かを調べるステップと、を含む。

【００２６】本発明の他の好適な特徴によれば、選択ス
テップは、ドキュメントの内容によって決まる前記周辺
機器用の予め登録された一連のコンフィギュレーション
の中から、前記適当なコンフィギュレーションを選択す
るために適用される。

【００２７】このように、ドキュメントの内容に特にう
まく合致した、例示的な予め登録されたコンフィギュレ
ーションを適用することによって、コンフィギュレーシ
ョンが、比較的簡単に実施される。

【００２８】これにより、周辺機器によって提供され
る、処理すべきドキュメントの内容に対して、そのコン
フィギュレーションを十分にうまく適用する為の能力を
把握している周辺機器の製造者によって提供されたデー
タから、この適当なコンフィギュレーションを、予め登
録することができる。

【００２９】本発明の特に有利な実施の形態において
は、周辺機器の動作パラメータ或いは、ユーザの要求を
考慮することができ、選択ステップは、ドキュメントの
内容と、前記獲得ステップで獲得された付加的データと
によって決まる、前記周辺機器用の予め登録された一連
のコンフィギュレーションの中から、前記適当なコンフ
ィギュレーションを選択するために、適用されることを
特徴とする。

【００３０】実際には、ドキュメントが、スクリーン上
に表現されるのか、或いは、プリントによって記録媒体
上に表現されるのかが問題となる場合、予め登録された
一連のコンフィギュレーションは、少なくとも、ドラフ
ト動作モード用の一つのコンフィギュレーションと、イ
メージ処理用の一つのコンフィギュレーションと、グラ
フィック処理用の一つのコンフィギュレーションと、テ
キスト処理用の一つのコンフィギュレーションと、を含
む。

【００３１】このようにドキュメントの処理は、その内
容としてのグラフィックに対しても適用される。

【００３２】有利な実施の形態においては、予め登録さ
れた一連のコンフィギュレーションは、ドラフト動作モ
ード用の一つのコンフィギュレーションと、イメージ処
理用の一つのコンフィギュレーションと、グラフィック
処理用の一つのコンフィギュレーションと、テキスト処
理用の一つのコンフィギュレーションと、を備えたいく
つかのサブセットを含み、該各サブセットは、使用され
る印刷用インクと用紙のタイプの単一の組み合わせ毎に
定義される。

【００３３】このように、所定の周辺機器ごとに、使用
される印刷用インクと用紙のタイプの取りうる組み合わ
せの数に応じて、非常に多数のコンフィギュレーション
が可能となる。

【００３４】本発明の他の様相によれば、本発明はま
た、コンピュータドキュメント処理用のコンピュータ周
辺機器の自動コンフィギュレーション装置であって、前
記コンピュータドキュメント処理は、前記コンピュータ
周辺機器用のコンフィギュレーション記憶手段と関連し
た前記コンピュータ周辺機器のドライバによる、インス
トラクションの翻訳ステップを含む。

【００３５】本発明においては、この自動コンフィギュ
レーション装置は、前記インストラクションを一時的に
記憶する一時記憶手段と、前記記憶されたインストラク
ションからコンピュータドキュメントの内容を解析する
解析手段と、前記ドキュメントの内容に応じて、前記コ
ンピュータ周辺機器の適当なコンフィギュレーションを
選択する選択手段と、前記ドライバと関連するコンフィ
ギュレーション記憶手段に前記選択されたコンフィギュ
レーションを登録する登録手段と、を含む。

【００３６】本発明の実際の実施の形態においては、周
辺処理機器は、プリンタか、或いはファクシミリ装置で
ある。

【００３７】本発明は、また、本発明に係るコンフィギ
ュレーション装置、或いは、本発明に係るコンフィギュ
レーション方法を実現する為に適用される手段、を含む
コンピュータ、プリンタ及びデータ獲得システムに関す
る。本発明は、また、少なくとも一つのコンピュータ
と、そのネットワークを介して該コンピュータに接続さ
れたコンピュータドキュメントを処理する周辺機器とを
含むコンピュータ通信ネットワークであって、前記コン
ピュータが、本発明に係るコンフィギュレーション装置
を含むものに関する。

【００３８】本発明はまた、例えば、ディスケットやコ
ンパクトディスクのような情報媒体上のコンピュータプ
ログラムであって、本発明に係るコンフィギュレーショ
ン方法を実現することを特徴とするもの、及び、データ
処理システムによって読み取られるものである、例え
ば、ディスケットやコンパクトディスクのようなメモリ
であって、処理システムによるその実行が、本発明に係
る自動コンフィギュレーション方法を実現するような、
プログラムのインストラクションを保持することを特徴
とするもの、に関する。

【００３９】更に、一般的には、本発明は、また、本発
明に係るコンフィギュレーション方法を実現するための
ソフトウェアコード部を含むコンピュータプログラム製
品に関する。

【００４０】この装置、このコンピュータ、このデータ
獲得システム、このネットワーク、このコンピュータプ
ログラム、及びこのメモリの利点は、上に簡単に示した
方法の利点と全く同一である。

【００４１】

【発明の実施の態様】まず、図１を参照して、本発明を
適用した通信ネットワークについて説明する。このネッ
トワーク１は、例えば、イーサネット（登録商標）のよ
うな、特定のタイプのネットワーク１６によって、相互
に接続されたコンピュータ１０、１１、１２を含む。

【００４２】周辺処理機器は、様々タイプのドキュメン
ト処理を実行するためにこれらのコンピュータに接続す
ることができる。

【００４３】例えば、プリンタ１３、１４がこれにあた
る。

【００４４】もちろん、ネットワーク１には他の周辺処
理機器、ファクシミリ装置や、モデムや、スキャナ、プ
リンタに含められ或いは接続された電子ホワイトボード
や、更に一般的にコンピュータデータの入力或いは表示
用のいかなる装置を接続することもできる。

【００４５】これらの周辺機器は、ネットワーク１に対
し、プリンタ１４のように直接にでも、プリンタ１３の
ようにコンピュータ１１を介してでも、同様に問題なく
接続することができる。周辺機器をネットワーク１やコ
ンピュータに接続するための接続方法は、慣習的にコン
ピュータネットワークに適したタイプ、すなわち、シリ
アル、パラレル、或いはＳＣＳＩ（Small Computer Sim
ple Interface）である。

【００４６】この第１ネットワーク１は、コンピュータ
２０，２１，２２及び周辺処理機器としてのプリンタ２
３，２４をも含む第２ネットワークに接続されてもよ
い。

【００４７】２つのネットワーク１，２の２つのコンピ
ュータ１２，２２は、それぞれモデム１５，２５に接続
されている。これらのモデムは、互いに、ネットワーク
３によって、かつ、これに限定されるものではないが、
２つのネットワーク１，２に共通なアクセスプロバイダ
に設けられたスイッチ４を介して、接続されている。

【００４８】この構成により、２つのネットワーク１，
２が相互に通信し、第１ネットワークのユーザは、第２
ネットワークの要素、特に、周辺機器を、まるで、それ
らの機器が物理的に第１ネットワークに属しているかの
ように、利用することができる。

【００４９】例えば、第１ネットワークのコンピュータ
１１に格納されたドキュメントは、第１ネットワークの
プリンタ１３や１４だけでなく、第２ネットワークのプ
リンタ２３や２４においても、プリントできる。

【００５０】次に、これまでに述べた通信ネットワーク
１，２のコンピュータ１０，１１，１２，２０，２１，
２２のうちの一つ又はそれ以上に含まれ得る、自動コン
フィギュレーション装置の構成について、説明しよう。

【００５１】図２に示された自動コンフィギュレーショ
ン装置３０は、コンピュータドキュメントの処理用のコ
ンピュータ周辺機器の環境設定を可能とする。

【００５２】以下の説明においては、コンフィギュレー
ションされている周辺機器はプリンタ３１であるものと
するが、これに限定されるわけではない。

【００５３】既知の方法において、プリンタ３１は、ド
ライバ３２によって制御される。このドライバ３２は、
プロセッサを含むコンピュータシステム例えば、コンピ
ュータに備えられたソフトウェアモジュールである、こ
のモジュールは、一連の基本動作を行うためのオペレー
ションソフトウェアを処理する他のシステムとの間の通
信に従事する。

【００５４】ドライバ３２は、ここでは、ハイレベルの
ソフトウェアアプリケーションによって要求される複雑
な動作を、プリンタによって実行されうる一連の基本動
作に、変換する。従って、ドライバは、一連の指示の翻
訳を実行する。例えばグラフィックインストラクション
マネージャ３３によって送信されたグラフィックインス
トラクションを、プリンタ３１によって解読可能な一連
のコードに翻訳する。

【００５５】ドライバ３２のコンフィギュレーション
は、この翻訳の各パラメータの値を設定することに相当
する。これらのパラメータは、例えば、テキストの文字
群を、プリンタ３１によって形成されうる連続したドッ
トに変換したり、ドキュメントのカラーパレットを、プ
リンタ３１のカラーパレットに変換したりする。

【００５６】そして、ドライバ３２のこのコンフィギュ
レーションは、プリンタ３１用のコンフィギュレーショ
ン格納手段に格納される。

【００５７】コンフィギュレーション装置は、指示、こ
こではグラフィックインストラクションの一時記憶手段
３５を含む。

【００５８】これらの指示には、例えば、「線を引
く」、「楕円を描く」、「ビットマップ表現を描く」と
いうものがある。

【００５９】これらの一時記憶手段３５は、プリントさ
れるコンピュータドキュメントのページによってグルー
プ化された指示を格納するように構成されている。

【００６０】例えば、ウィンドウズ（登録商標）に管理
されたコンピュータシステムにおいては、アプリケーシ
ョンによって送信されたグラフィックインストラクショ
ンは、グラフィックインストラクションのマネージャ
（ウィンドウズ（登録商標）では、ＧＤＩと呼ばれる）
によって受信され、各ファイルがドキュメントページに
対応するような、ＥＭＦファイル（エンハンスト・メタ
ファイル）に格納される。

【００６１】そのドキュメントについて存在するＥＭＦ
ファイルを全て参照するような索引を作るべく、そし
て、アプリケーションがそのドキュメントのプリントを
開始した際にパラメータ化されたドライバ３２のコンフ
ィギュレーションを格納すべく、ＳＰＬファイル（スプ
ールファイル）も生成される。

【００６２】このように、ウィンドウズ（登録商標）に
おいては、コンフィギュレーション格納手段３４は、Ｓ
ＰＬファイルに組み込まれている。

【００６３】従来から、プリントマネージャ３６（ウィ
ンドウズ（登録商標）においてはプリントプロセッサ）
は、ＥＭＦファイルに格納されたグラフィックインスト
ラクションを検索し、ブロック毎に、グラフィックイン
ストラクションマネージャ３３に送信する。グラフィッ
クインストラクションマネージャ３３は、今度は、ドラ
イバ３２にそれらを転送する。

【００６４】ドライバ３２は、それらの指示を、ＳＰフ
ァイルに格納されたコンフィギュレーションから、コー
ド形式に変換する。

【００６５】コードは、次にプリンタ３１に送信する目
的で、グラフィックインストラクションマネージャ３３
に返される。その結果、プリンタ３１は、そのドキュメ
ントの実際のプリントを行うことができる。

【００６６】もちろん、ＥＭＦファイル内のグラフィッ
クインストラクション用の一時記憶部を有しないプリン
トシステムにおいては、本発明に係るコンフィギュレー
ション装置は、アプリケーションからのグラフィックイ
ンストラクションを格納する特別な手段を含むことにな
る。

【００６７】本発明によれば、コンフィギュレーション
装置は、これらの格納された指示からコンピュータドキ
ュメントの内容を解析する手段をも含む。

【００６８】この解析手段は、プリントマネージャ３６
（ウィンドウズ（登録商標）では、プリントプロセッ
サ）に組み込まれている方が望ましい。

【００６９】格納された指示がグラフィックインストラ
クションであれば、解析手段は、オープングラフィック
関数、クローズグラフィック関数、ビットマップ表現、
及びテキスト関数が、存在するか否かを調べるために用
いられる。

【００７０】コンフィギュレーション装置は、また、プ
リントマネージャ３６内に、適当なコンフィギュレーシ
ョンを選択する手段に供給される付加的データを獲得す
る獲得手段を含む。

【００７１】例えば、プリンタとしては、この獲得手段
は、使用される印刷用インクのタイプや、プリンタに載
置される用紙のタイプといった、ドキュメントから独立
した、プリンタの動作パラメータ、を読み出すために用
いられる。

【００７２】付加的データについては、余り時間超過と
ならなければ、ユーザ３７が、特別な記憶領域に格納し
てもよい もちろん、獲得手段は、ドキュメントのプリントが初期
化されるたびに、プリンタの動作パラメータをユーザ３
７に問い合わせてもよい。

【００７３】この場合、付加的データは、また、プリン
タのドラフトの動作モードを選択するか否かといった情
報を含んでいてもよい。

【００７４】コンフィギュレーション装置は、また、プ
リントマネージャ３６において、ドキュメントの内容に
応じたプリンタの適当なコンフィギュレーションを選択
する手段を含む。

【００７５】この選択手段は、予め登録されたこのプリ
ンタ３１用の一連のコンフィギュレーション３８を用い
て動作する。これらのコンフィギュレーション３８は、
ドキュメントの内容に依存し、望ましくは、上述した獲
得手段によって獲得された付加的データにも依存する。

【００７６】このように、実際には、ドキュメントをプ
リントするために、この予め登録された一連のコンフィ
ギュレーション３８は、ドラフトの動作モード用の一つ
のコンフィギュレーションと、グラフィック処理用の一
つのコンフィギュレーションと、テキスト処理用の一つ
のコンフィギュレーションとに、印刷用インクのタイプ
と使用される用紙のタイプの、必要となりうるコンフィ
ギュレーションの数だけ積算されたものを含む。

【００７７】コンフィギュレーション装置は、また、ド
ライバ３２に関連したコンフィギュレーション格納手段
３４に、選択したコンフィギュレーションを入力する手
段をも含む。

【００７８】この入力手段は、また、プリントマネージ
ャ３６に組み込まれ、ウィンドウズ（登録商標）におけ
るＳＰＬファイル内に記憶されたコンフィギュレーショ
ンを、そのドキュメントのプリントに特に適した選択さ
れたコンフィギュレーションに置き換えることを可能と
する。

【００７９】コンフィギュレーション装置の、全ての上
述した手段は、図３に示すコンピュータ１１に組み込ま
れる。

【００８０】更に正確に言えば、コンフィギュレーショ
ン装置は、マイクロプロセッサ５０（ＣＰＵ）、コンピ
ュータドキュメントの処理用周辺機器の自動的なコンフ
ィギュレーションのためのプログラムを格納するために
用いられるリードオンリメモリ（ＲＯＭ）５１、そし
て、このプログラムの実行中に変更される変数を記憶す
るレジスタを含む、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）
に組み込まれる。

【００８１】このマイクロプロセッサ５０は、コンピュ
ータ１１に内蔵されるが、このコンピュータ１１は、ド
キュメントを処理し、特に、それらをプリントできるよ
うに、インプット／アウトプットカード６０を用いて、
様々な周辺機器、例えば、プリンタ１３や、ファクシミ
リ装置１７に接続され得る。

【００８２】このコンピュータ１１は、ネットワーク１
を介してドキュメントの転送及び配信を行うために、そ
して、情報の送受信を行うために、通信ネットワーク１
６に接続される、通信インタフェース６１を含む。コン
ピュータ１１は、このネットワーク１６によって、他の
プリンタ１４に接続できる。

【００８３】コンピュータ１１は、また、ハードディス
ク５６といったドキュメント記憶手段を含むか、或い
は、それぞれが、ディスケット７や、コンパクトディス
ク（ＣＤ−ＲＯＭ）８や、ＰＣカード９といった取り外
し可能なドキュメント記憶手段と共に用いられる、ディ
スクドライブ５７、ＣＤ−ＲＯＭドライブ５８、又は、
ＰＣカードドライブ５９と共に用いられる。

【００８４】これらの、固定、或いは、取り外し可能な
記憶手段は、また、本発明に係るコンフィギュレーショ
ン方法のコードを含む。このコードは、マイクロプロセ
ッサ５０によって一度読み出されれば、ハードディスク
５６に記憶されるであろう。

【００８５】一形態によれば、コンフィギュレーション
装置に本発明を実行させるプログラムは、リードオンリ
メモリ５１に記憶されうる。

【００８６】第２の形態としては、そのプログラムを、
通信ネットワーク１６によって予め記述されたものとし
て、記憶するために、受け取ることができる。

【００８７】コンピュータ１１は、また、例えば、ユー
ザ３７がキーボード５４やマウス５５や他のいずれかの
手段を使用する際の補助のためのインタフェースとして
提供される、スクリーン５３を有する 中央部５０は、本発明の実現に関連する指示を実行す
る。パワーアップ時には、不揮発性メモリ、例えばリー
ドオンリメモリ５１に記憶された、本発明に関するプロ
グラムと手続きは、ランダムアクセスメモリ５２に送信
される。このランダムアクセスメモリ５２は、本発明の
実行可能なコード及び本発明の実施に必要な変数を含む
であろう。

【００８８】従って、ランダムアクセスメモリ５２は、
グラフィックインストラクションを一時記憶し、ドライ
バ３２のコンフィギュレーションを記憶するためのレジ
スタを含む。

【００８９】リードオンリメモリ５１は、ドキュメント
の内容に応じて自動的にドライバをコンフィギュレーシ
ョンする為に、実行すべきプログラムのコードと同様
に、あらかじめ登録された千連のコンフィギュレーショ
ン３８を記憶することができる。

【００９０】コンフィギュレーションバス６２により、
コンピュータ１１の様々なサブエレメントやそれらに対
して接続されるものの間の通信が可能になる。バス２
は、この表現に限定されるものではない。特に、マイク
ロプロセッサ５０は、いかなるサブエレメントに対し
て、直接、或いは、他のサブエレメントを介して、指示
を通信することができる。

【００９１】ここで、図４乃至６を参照して、本装置に
よって実行される自動コンフィギュレーション方法につ
いて、説明しよう。

【００９２】ユーザが、プリンタ、例えば、ドキュメン
トが記憶されているコンピュータに対してローカルに接
続されたプリンタによるドキュメントのプリントを初期
化する際、そのグラフィックインストラクションは、ド
ライバ３２によりこれらのグラフィックインストラクシ
ョンを変換する意図で、グラフィックインストラクショ
ンマネージャ３３を用いて、プリンタ３１のドライバ３
２へ、アプリケーションによって、送信される。

【００９３】このステップの前に、本発明に係るコンフ
ィギュレーション方法は、グラフィックインストラクシ
ョンの一時記憶ステップＥ１を含む。

【００９４】ウィンドウズ（登録商標）においては、こ
のステップは、ＥＭＦファイルにグラフィックインスト
ラクションを記憶することによって実行される。これら
のファイルは、このように、バッファメモリを形成す
る。このバッファメモリにより、プリント中、特に、ド
ライバが、それに対して送信したグラフィックインスト
ラクションを処理する間、アプリケーションを開放する
ことができる。

【００９５】グラフィックインストラクションは、こう
してコンピュータドキュメントのページごとにグループ
化される。

【００９６】コンピュータドキュメントの内容の解析ス
テップＥ３は、次に、ＥＭＦファイル３５に記憶された
インストラクションから実行される。

【００９７】最初のファイルが選択ステップＥ２で選択
され、その内容が解析され、それから、テストステップ
Ｅ４で、最後のファイルか否かチェックされる。

【００９８】ここでのチェックが否定的であれば、選択
ステップＥ５で次のファイルが選択され、前記ステップ
Ｅ３及びＥ４が繰り返し行われる。

【００９９】図５に詳細に示されているように、解析ス
テップＥ３はそれ自体の中に、フラグＧＲＡ、ＩＭ、及
びＴＥＸが、初期値、例えば０に初期化されるような、
初期化ステップＥ３０を含む。

【０１００】ステップＥ３１では、まず、ＥＭＦファイ
ルに、カーブ、直線、円弧などのタイプのオープングラ
フィック関数が存在するか否かをチェックする。

【０１０１】このチェックに対する応答が肯定的であれ
ば、ステップＥ３２で、フラグＧＲＡの値が、それを示
す値、例えば値１に変更される。

【０１０２】その応答が何であっても、次に、ステップ
Ｅ３３において、ＥＭＦファイルに、円、矩形、ポリゴ
ンなどのタイプのクローズグラフィック関数が存在する
か否かをチェックする。

【０１０３】このチェックに対する応答が肯定的であれ
ば、ステップＥ３４において、フラグＧＲＡの値が、そ
れを示す値、例えば値１に変更される。

【０１０４】その応答が何であっても、次に、ステップ
Ｅ３５において、ＥＭＦファイルに、イメージが存在す
ることを示すビットマップ表現が存在するか否かをチェ
ックする。

【０１０５】このチェックに対する応答が肯定的であれ
ば、ステップＥ３６において、フラグＩＭの値が、それ
を示す値、例えば値１に変更される。

【０１０６】その応答が何であっても、最後に、ステッ
プＥ３７において、ＥＭＦファイルに、テキストが存在
するか否かをチェックする。

【０１０７】このチェックに対する応答が肯定的であれ
ば、ステップＥ３８において、フラグＴＥＸの値が、そ
れを示す値、例えば値１に変更される。

【０１０８】各ＥＭＦファイルの内容は、このように、
プリンタによって描かれなければならないグラフィック
関数を確定するために、自動的に解析される。

【０１０９】テストステップＥ６においては、付加的デ
ータがコンフィギュレーションの選択に必要か否かをチ
ェックすることができる。これは、例えば、予め登録さ
れたコンフィギュレーションが、使用される用紙のタイ
プ及び使用される印刷用インクのタイプによって決まる
場合である。

【０１１０】ステップＥ７において、これらの付加的デ
ータは、次に、そのプリンタにおいて使用される用紙の
タイプ及び使用される印刷用インクのタイプを特定のメ
モリから読み取ることによって、或いは、ユーザに対し
て、このタイプのインクと用紙かどうか、ドラフトクオ
リティプリントモードの選択をする可能性があるかを問
い合わせることによって、獲得される。このドラフトク
オリティプリントモードによれば、クオリティは低い
が、より早いドキュメントのプリントを行うことができ
る。

【０１１１】本発明に係る自動コンフィギュレーション
方法は、次に、ドキュメントの内容に応じたプリンタ３
１の適当なコンフィギュレーションを選択するステップ
Ｅ８を含む。

【０１１２】この例では、適当なコンフィギュレーショ
ンは、本プリンタ用に予め登録された一連のコンフィギ
ュレーションの中から選択される。この一連のコンフィ
ギュレーションは、ドキュメントの内容及び、前記獲得
ステップＥ７で獲得された付加的データによって決ま
る。

【０１１３】このように、予め登録された一連のコンフ
ィギュレーションは、インクと用紙の各組み合わせごと
に、少なくとも一つのドラフト動作モード用のコンフィ
ギュレーションと、一つのイメージ処理用のコンフィギ
ュレーションと、一つのグラフィック処理用のコンフィ
ギュレーションと、一つのテキスト処理用のコンフィギ
ュレーションと、を含む。

【０１１４】図６に示されるように、このコンフィギュ
レーションの選択は、インクと用紙の固定の組み合わせ
ごとに以下のように段階的に、行われる。

【０１１５】まず、最初に、ステップＥ８０で、ユーザ
がドラフトプリントモードを要求したかどうかチェック
する。

【０１１６】もし、要求したのであれば、ドラフトコン
フィギュレーションが、ステップＥ８１で選択される。
これにより、中間的な画質のプリントを実現できる。こ
れは、一般的に白黒プリントで行われる。

【０１１７】要求しなければ、選択処理を継続し、ステ
ップＥ８２で、フラグＩＭが、１であるかどうかチェッ
クされる。すなわち、ドキュメントがイメージを含むか
いなかをチェックすることになる。

【０１１８】フラグＩＭが１であれば、ステップＥ８３
で、イメージ処理用のコンフィギュレーションか、或い
は、ビットマップコンフィギュレーションが選択され
る。このコンフィギュレーションは一般的に、高解像度
カラープリントを提供する。これにより、適当なイメー
ジの再生を行うことができる。

【０１１９】フラグＭ１が１でなければ、選択処理を継
続し、え８４において、フラグＧＲＡが１であるか否か
チェックする。つまり、ドキュメントが図を含む否かを
チェックする。

【０１２０】フラグＧＲＡが１であれば、ステップＥ８
５において、イメージ処理用に用いられるものよりも低
解像度の、グラフィック処理用のコンフィギュレーショ
ンが選択される。

【０１２１】フラグＧＲＡが１でなければ、選択処理を
継続し、ステップＥ８６で、フラグＴＥＸが１であるか
否かチェックする。つまり、ドキュメントがテキストを
含むか否かチェックする。

【０１２２】フラグＴＥＸが１であれば、テキストのプ
リントに適当なコンフィギュレーションが選択される。

【０１２３】フラグＴＥＸが１でなければ、フラグＧＲ
Ａ、ＩＭ、ＴＥＸのいずれも１でなければ、最低限のコ
ンフィギュレーションが選択される。このコンフィギュ
レーションは、ドラフトコンフィギュレーション或いは
他の所定のコンフィギュレーションとすることができ
る。

【０１２４】これは、ドキュメントに何も含まれていな
い場合か、あるいは、例えば、そのドキュメントがカラ
ー変更の対象となるような文字を全く含まないのに、
「文字を青でプリントする」と指示する場合等のよう
に、非現実のアプリケーションに関するグラフィックイ
ンストラクションを含む場合に相当する。

【０１２５】実際には、選択されたコンフィギュレーシ
ョンは、ドライバ３２の様々なコンフィギュレーション
パラメータに適応されるべき一連の値、という形式をと
る。

【０１２６】図４を参照すると、ステップＥ９では、こ
の選択されたコンフィギュレーションは、ドライバ３２
に関連するコンフィギュレーション記憶手段３４に、つ
まりウィンドウズ（登録商標）下ではＳＰＬファイル
に、それを登録することによって適用される。

【０１２７】実際には、新しいコンフィギュレーション
のこのような登録は、様々なパラメータの値を変化させ
ることになる。プリンタ３１の動作及びドライバ３２に
よるコードの生成は、ここでいう、様々なパラメータに
よって決まる。

【０１２８】従来からのプリント続行ステップＥ１０
は、その後、つまり、上記した一時記憶ステップＥ１、
解析ステップＥ３、選択ステップＥ８、及び登録ステッ
プＥ９、の後に、実行される。

【０１２９】このように、グラフィックインストラクシ
ョンは、ブロック単位で、ＥＭＦファイルから、グラフ
ィックインストラクションマネージャ３３に、プリント
マネージャ３６によって、送られる。

【０１３０】そして、グラフィックインストラクション
マネージャ３３は、これらのインストラクションをドラ
イバ３２に送る。そこでは、このインストラクション
を、予めメモリ３４に登録された新しいコンフィギュレ
ーションを用いて、プリンタ３１によって読取可能なコ
ードに、変換することができる。

【０１３１】従って、本発明によれば、グラフィックイ
ンストラクションを、プリンタドライバによる変更前
に、的確にインターセプトすることにより、ドキュメン
トの内容に応じて前記ドライバを環境設定することがで
きる。

【０１３２】プリント時にアプリケーションによって生
成されたグラフィックインストラクションを直接解析す
ることによって、このドキュメントの内容に更に、容易
にアクセスできるようになった。

【０１３３】本発明によれば、従って、ドライバのコン
フィギュレーションを、それ上での直接の動作なしに、
自動的に変更することができる。

【０１３４】所定のコンピュータにより、ローカルにで
も、通信ネットワークを介してでも、アクセス可能な各
プリンタについて、一連の予め登録されたコンフィギュ
レーションを、そのコンピュータ上に、記憶することが
できる。

【０１３５】他の実施の形態においては、本発明に係る
コンフィギュレーション装置３０は、プリンタ、例え
ば、図１に示す通信ネットワーク１のプリンタ１４に、
部分的に、或いは全体として、組み込まれる。

【０１３６】記憶、解析、選択、及び登録の全ての手段
は、プリンタ１４に組み込まれ、グラフィックインスト
ラクションがそれ自身プリンタに組み込まれたドライバ
によって実際に翻訳される前に、プリントマネージャに
よって送信されたグラフィックインストラクションを処
理するために用いられてもよい。

【０１３７】もちろん、上記実施の形態に対して、本発
明の範囲を逸脱することなく、多くの変更を加えること
が可能である。

【０１３８】ここで、周辺処理機器は、ファクシミリ装
置や、モデムや、或いはスキャナであってもよい。

【０１３９】各プリンタごとに予め登録されたコンフィ
ギュレーションの数は、異なるものであってもよい。

【０１４０】さらに、解析ステップは、一つのタイプの
グラフィックインストラクションの存在を明らかにする
フラグを変化するステップだけでなく、他のステップを
含んでいてもよい。例えば、記録媒体のサイズに対す
る、ドキュメントに存在するイメージ（画素であらわし
たもの）やグラフィックのサイズの比などの、比を計算
するステップを含んでもよく、その場合、選択ステップ
においては、フラグの値と、これらの比の値の両方を考
慮に入れて、処理が行われる。

【０１４１】このように、用紙のサイズに対するイメー
ジサイズの比が所定の値以下であれば、フラグＩＭの値
が１であることを無視してもよい（つまり、イメージコ
ンフィギュレーションは選択されないことになる）。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明を実現するのに適したコンピュ
ータ通信ネットワークを示す図である。

【図２】図２は、本発明の一実施の形態に係るコンピュ
ータコンフィギュレーション装置を示す図である。

【図３】図３は、本発明に係るコンフィギュレーション
方法を実行するのに適したコンピュータの概略図であ
る。

【図４】図４は、本発明の一実施の形態に係る自動コン
フィギュレーション方法を示すフローチャートである。

【図５】図５は、図４に示されたコンフィギュレーショ
ン方法の解析ステップを詳細に示す動作フローチャート
である。

【図６】図６は、図４に示されたコンフィギュレーショ
ン方法の適当なコンフィギュレーションを選択するステ
ップを詳細に説明する動作フローチャートである。

Claims (31)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】コンピュータドキュメント処理用のコンピ
   ュータ周辺機器（３１）の自動コンフィギュレーション
   方法であって、 前記コンピュータドキュメント処理は、前記コンピュー
   タ周辺機器（３１）用のコンフィギュレーション記憶手
   段（３４）と関連した前記コンピュータ周辺機器（３
   １）のドライバ（３２）による、インストラクションの
   翻訳ステップ（Ｅ１０）を含み、 本方法は、 前記インストラクションを一時的に記憶する一時記憶ス
   テップ（Ｅ１）と、 前記記憶されたインストラクションからコンピュータド
   キュメントの内容を解析する解析ステップ（Ｅ３）と、 前記ドキュメントの内容に応じて、前記コンピュータ周
   辺機器の適当なコンフィギュレーションを選択する選択
   ステップ（Ｅ８）と、 前記ドライバ（３２）と関連するコンフィギュレーショ
   ン記憶手段（３４）に前記選択されたコンフィギュレー
   ションを登録する登録ステップ（Ｅ９）と、 を含み、 前記一時記憶ステップ（Ｅ１）、解析ステップ（Ｅ
   ３）、選択ステップ（Ｅ８）、及び登録ステップ（Ｅ
   ９）は、前記ドライバ（３２）による、インストラクシ
   ョンの翻訳ステップ（Ｅ１０）の前に実行することを特
   徴とする自動コンフィギュレーション方法。
2. 【請求項２】適当なコンフィギュレーションを選択する
   選択ステップ（Ｅ８）の前に、付加的データを獲得する
   獲得ステップ（Ｅ７）を更に有することを特徴とする請
   求項１に記載の自動コンフィギュレーション方法。
3. 【請求項３】前記獲得ステップ（Ｅ７）は、少なくとも
   使用される印刷用インクのタイプと用紙のタイプの中か
   ら、前記周辺機器（３１）の動作パラメータを読み取る
   ことによって実行されることを特徴とする請求項２に記
   載の自動コンフィギュレーション方法。
4. 【請求項４】前記獲得ステップ（Ｅ７）は、少なくと
   も、ドラフト動作モード、印刷用インクのタイプ、及び
   用紙のタイプの中から、前記周辺機器（３１）の動作パ
   ラメータを、ユーザ（３７）に対して問い合わせること
   によって実行されることを特徴とする請求項２又は３に
   記載の自動コンフィギュレーション方法。
5. 【請求項５】前記一時記憶ステップ（Ｅ１）は、コンピ
   ュータドキュメントのページ毎にグループ化されたイン
   ストラクションを記憶するため適用されることを特徴と
   する請求項１乃至４のいずれか一つに記載の自動コンフ
   ィギュレーション方法。
6. 【請求項６】前記一時記憶ステップ（Ｅ１）は、グラフ
   ィックインストラクションを記憶するために適用され、
   前記解析ステップ（Ｅ３）は、次のサブステップ、すな
   わち、 オープングラフィック関数が存在するか否かを調べるス
   テップ（Ｅ３１）と、 クローズグラフィック関数が存在するか否かを調べるス
   テップ（Ｅ３３）と、 ビットマップ表現が存在するか否かを調べるステップ
   （Ｅ３５）と、 テキスト関数が存在するか否かを調べるステップ（Ｅ３
   ７）と、 を含むことを特徴とする請求項１乃至５のいずれか一つ
   に記載の自動コンフィギュレーション方法。
7. 【請求項７】前記選択ステップ（Ｅ８）は、ドキュメン
   トの内容によって決まる前記周辺機器（３１）用の予め
   登録された一連のコンフィギュレーション（３８）の中
   から、前記適当なコンフィギュレーションを選択するた
   めに適用されることを特徴とする請求項１乃至６のいず
   れか一つに記載の自動コンフィギュレーション方法。
8. 【請求項８】前記選択ステップ（Ｅ８）は、ドキュメン
   トの内容と、前記獲得ステップ（Ｅ７）で獲得された付
   加的データとによって決まる、前記周辺機器（３１）用
   の予め登録された一連のコンフィギュレーション（３
   ８）の中から、前記適当なコンフィギュレーションを選
   択するために、適用されることを特徴とする請求項２乃
   至４のいずれか一つに記載の自動コンフィギュレーショ
   ン方法。
9. 【請求項９】前記予め登録された一連のコンフィギュレ
   ーション（３８）は、少なくとも、ドラフト動作モード
   用の一つのコンフィギュレーションと、イメージ処理用
   の一つのコンフィギュレーションと、グラフィック処理
   用の一つのコンフィギュレーションと、テキスト処理用
   の一つのコンフィギュレーションと、を含むことを特徴
   とする請求項８に記載の自動コンフィギュレーション方
   法。
10. 【請求項１０】 前記予め登録された一連のコンフィギ
    ュレーション（３８）は、ドラフト動作モード用の一つ
    のコンフィギュレーションと、イメージ処理用の一つの
    コンフィギュレーションと、グラフィック処理用の一つ
    のコンフィギュレーションと、テキスト処理用の一つの
    コンフィギュレーションと、を備えたいくつかのサブセ
    ットを含み、 該各サブセットは、使用される印刷用インクと用紙のタ
    イプの単一の組み合わせ毎に定義されることを特徴とす
    る請求項８に記載の自動コンフィギュレーション方法。
11. 【請求項１１】コンピュータドキュメント処理用のコン
    ピュータ周辺機器（３１）の自動コンフィギュレーショ
    ン装置であって、 前記コンピュータドキュメント処理は、前記コンピュー
    タ周辺機器（３１）用のコンフィギュレーション記憶手
    段（３４）と関連した前記コンピュータ周辺機器（３
    １）のドライバ（３２）による、インストラクションの
    翻訳ステップ（Ｅ１０）を含み、 本装置は、 前記インストラクションを一時的に記憶する一時記憶手
    段（３５）と、 前記記憶されたインストラクションからコンピュータド
    キュメントの内容を解析する解析手段（３６）と、 前記ドキュメントの内容に応じて、前記コンピュータ周
    辺機器の適当なコンフィギュレーションを選択する選択
    手段（３６）と、 前記ドライバ（３２）と関連するコンフィギュレーショ
    ン記憶手段（３４）に前記選択されたコンフィギュレー
    ションを登録する登録手段（３６）と、 を含むことを特徴とする自動コンフィギュレーション装
    置。
12. 【請求項１２】適当なコンフィギュレーションを選択す
    る選択手段（３６）に提供されるべき付加的データを獲
    得する獲得手段（３６）を更に有することを特徴とする
    請求項１１に記載の自動コンフィギュレーション装置。
13. 【請求項１３】前記獲得手段（３６）は、少なくとも使
    用される印刷用インクのタイプと用紙のタイプの中か
    ら、前記周辺機器（３１）の動作パラメータを読み取る
    ために適用されることを特徴とする請求項１２に記載の
    自動コンフィギュレーション装置。
14. 【請求項１４】前記獲得手段（３６）は、少なくとも、
    ドラフト動作モード、印刷用インクのタイプ、及び用紙
    のタイプの中から、前記周辺機器（３１）の動作パラメ
    ータを、ユーザ（３７）に対して問い合わせるために適
    用されることを特徴とする請求項１２又は１３に記載の
    自動コンフィギュレーション装置。
15. 【請求項１５】前記一時記憶手段（３５）は、コンピュ
    ータドキュメントのページ毎にグループ化されたインス
    トラクションを記憶するため適用されることを特徴とす
    る請求項１１乃至１４のいずれか一つに記載の自動コン
    フィギュレーション装置。
16. 【請求項１６】前記一時記憶手段（３５）は、グラフィ
    ックインストラクションを記憶するために適用され、前
    記解析手段（３６）は、オープングラフィック関数、ク
    ローズグラフィック関数、ビットマップ表現、及びテキ
    スト関数が存在するか否かを調べるために適用されるこ
    とを特徴とする請求項１１乃至１５のいずれか一つに記
    載の自動コンフィギュレーション装置。
17. 【請求項１７】前記選択手段（３６）は、ドキュメント
    の内容によって決まる、前記周辺機器（３１）用の予め
    登録された一連のコンフィギュレーション（３８）と共
    に動作することを特徴とする請求項１１乃至１６のいず
    れか一つに記載の自動コンフィギュレーション装置。
18. 【請求項１８】前記選択手段（３６）は、ドキュメント
    の内容と、前記獲得手段（３６）で獲得された付加的デ
    ータとによって決まる、前記周辺機器（３１）用の予め
    登録された一連のコンフィギュレーション（３８）と共
    に動作することを特徴とする請求項１２乃至１４のいず
    れか一つに記載の自動コンフィギュレーション装置。
19. 【請求項１９】前記予め登録された一連のコンフィギュ
    レーション（３８）は、少なくとも、ドラフト動作モー
    ド用の一つのコンフィギュレーションと、イメージ処理
    用の一つのコンフィギュレーションと、グラフィック処
    理用の一つのコンフィギュレーションと、テキスト処理
    用の一つのコンフィギュレーションと、を含むことを特
    徴とする請求項１８に記載の自動コンフィギュレーショ
    ン装置。
20. 【請求項２０】前記予め登録された一連のコンフィギュ
    レーション（３８）は、ドラフト動作モード用の一つの
    コンフィギュレーションと、イメージ処理用の一つのコ
    ンフィギュレーションと、グラフィック処理用の一つの
    コンフィギュレーションと、テキスト処理用の一つのコ
    ンフィギュレーションと、を備えたいくつかのサブセッ
    トを含み、 該各サブセットは、使用される印刷用イン
    クと用紙のタイプの単一の組み合わせ毎に定義されるこ
    とを特徴とする請求項１８に記載の自動コンフィギュレ
    ーション装置。
21. 【請求項２１】マイクロプロセッサ（５０）と、コンピ
    ュータドキュメントの処理用の周辺機器の自動環境設定
    を行うためのプログラムを格納するために適用されるリ
    ードオンリメモリ（５１）と、該プログラムの実行中に
    変更される変数を記憶するためのレジスタを含むランダ
    ムアクセスメモリ（５２）と、に組み込まれることを特
    徴とする請求項１１乃至２０のいずれか一つに記載の自
    動コンフィギュレーション装置。
22. 【請求項２２】前記周辺処理機器（３１）はプリンタで
    あることを特徴とする請求項１１乃至２０のいずれか一
    つに記載の自動コンフィギュレーション装置。
23. 【請求項２３】前記周辺処理機器（３１）は、ファクシ
    ミリ装置であることを特徴とする請求項１１乃至２０の
    いずれか一つに記載の自動コンフィギュレーション装
    置。
24. 【請求項２４】請求項１乃至１０のいずれか一つに係る
    自動コンフィギュレーション方法を実現するために適用
    される手段を含むことを特徴とするコンピュータ。
25. 【請求項２５】請求項１１乃至２３のいずれか一つに記
    載のコンフィギュレーション装置（３０）を含むことを
    特徴とするコンピュータ。
26. 【請求項２６】少なくともコンピュータ（１０，１１，
    １２，２０，２１，２２）と、ネットワーク（１６，２
    ６）を介して該コンピュータに接続されたコンピュータ
    ドキュメントを処理する周辺機器（１３，１４，２３，
    ２４）とを含むコンピュータ通信ネットワーク（１，
    ２）であって、 前記コンピュータ（１０，１１，１２，２０，２１，２
    ２）が、請求項１１乃至２３のいずれか一つに記載のコ
    ンフィギュレーション装置（３０）を含むことを特徴と
    するコンピュータ通信ネットワーク（１，２）。
27. 【請求項２７】コンピュータドキュメントを形成するデ
    ータを獲得するためのシステムであって、請求項１乃至
    １０のいずれか一つに係る自動コンフィギュレーション
    方法を実現するために適用される手段を含むことを特徴
    とするシステム。
28. 【請求項２８】コンピュータドキュメントを形成するデ
    ータを獲得するためのシステムであって、請求項１１乃
    至２３のいずれか一つに係る自動コンフィギュレーショ
    ン装置（３０）を含むことを特徴とするシステム。
29. 【請求項２９】請求項１乃至１０のいずれか一つに係る
    自動コンフィギュレーション方法を実現するために適用
    される手段を含むことを特徴とするプリンタ。
30. 【請求項３０】請求項１１乃至２３のいずれか一つに係
    る自動コンフィギュレーション装置を含むことを特徴と
    するプリンタ。
31. 【請求項３１】請求項１乃至１０のいずれか一つに係る
    自動コンフィギュレーション方法を実現するための、ソ
    フトウェアコード部を含むことを特徴とするコンピュー
    タプログラム製品。