JP2000304230A - 焼却炉の排気構造 - Google Patents

焼却炉の排気構造

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JP2000304230A
JP2000304230A JP11112777A JP11277799A JP2000304230A JP 2000304230 A JP2000304230 A JP 2000304230A JP 11112777 A JP11112777 A JP 11112777A JP 11277799 A JP11277799 A JP 11277799A JP 2000304230 A JP2000304230 A JP 2000304230A
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JP
Japan
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exhaust
incinerator
blower
duct
air
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JP11112777A
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Shiro Kato
史郎 加藤
Akira Sato
昭 佐藤
Yoshinaga Watanabe
良長 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼排気の低温化を図るとともに、円滑な排
気作用により焼却炉の運転の効率化が可能な排気構造を
提供する。 【解決手段】 焼却炉の燃焼室から排出される排気を大
気中に放出する排気筒10内に送風ダクト21を挿入し
た送風機20を設け、送風ダクト21の空気の吐出口2
2を排気方向に沿って開口し、送風ダクト21の空気の
吐出口22に近接した位置で、排気筒10の周壁に空気
取り入れ孔11を開設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、可燃性廃棄物を
焼却処理する焼却炉の排気構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、可燃性廃棄物を焼却処理する焼
却炉は、廃棄物が投入される炉本体内に燃焼室を形成し
て構成される。また、建築廃材などの産業廃棄物を焼却
処理する焼却炉では、燃焼排ガス中の有害物質や異臭を
取り除くために高温処理することが必要とされ、二次燃
焼室を設けて排ガスを燃焼処理する手段などが行われて
いる。そして、炉本体内に燃焼に必要な空気を供給する
送風機を設け、この送風機の運転で給気するとともに、
排気を排気筒から大気中に放出するように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる構成の焼却炉で
は、有害物質の除去のための高温処理は800度以上が
必要とされ、その排気は極めて高温となるためにそのま
ま大気中に放出することができず、冷却手段を用いて排
気温度を200度以下に低温下することが求められてい
る。
【0004】この発明は、新規構成の焼却炉の排気構造
を提供して燃焼排気の低温化を図るとともに、円滑な排
気作用により焼却炉の運転の効率化が可能な排気構造を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1に記載の焼却炉の排気構造は、焼却炉の燃
焼室から排出される排気を大気中に放出する排気筒内に
送風ダクトを挿入した送風機を設け、送風ダクトの空気
の吐出口を排気方向に沿って開口し、送風ダクトの空気
の吐出口に近接した位置で、排気筒の周壁に空気取り入
れ孔を開設したことを特徴とするものである。このよう
に構成することにより、送風機の運転で排気方向に沿っ
て空気を排気筒内に噴出し、強制的な排気を図るととも
に、空気取り入れ孔から排気筒内に空気を吸引して混合
し、排気の低温化を図ることができる。
【0006】また、請求項2に記載の焼却炉の排気構造
は、排気筒の内側に、空気取り入れ孔との間に間隔を形
成する隔壁体を設けるものである。このように構成する
ことにより、排気の流れと空気取り入れ孔から吸引され
る空気の流れを隔壁体で整流し、円滑な排気作用と混合
作用を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面の実施例を用いて具体的に説明する。図1は、この
発明に基づく焼却炉の排気構造の実施例であり、焼却炉
の燃焼室から排出される排気を大気中に放出する排気筒
10の主要部を示している。排気筒10の中途に、排気
筒10内に送風ダクト21を挿入した送風機20が設け
られ、送風ダクト21の空気の吐出口22は排気方向に
沿って開口されている。送風ダクト21の空気の吐出口
22に近接した位置で、排気筒10の周壁に空気取り入
れ孔11が開設され、空気取り入れ孔11は、排気筒1
0の周壁に同一の高さ位置に所定の間隔で複数形成され
ている。
【0008】この排気筒10は、複数の円筒部材を連結
して所定の長さ、すなわち排気を所定の高さに導出する
十分な長さに形成され、上端に近接した位置に送風ダク
ト21が挿入される円筒部材13に、下端に近接した位
置に空気取り入れ孔11を開設した円筒部材14が連結
される。この連結箇所の内側には、下端を円筒部材14
の内周面に当接し、上方に従って絞った筒状の隔壁体1
5が設けられ、この隔壁体15と空気取り入れ孔11と
の間に間隔が形成されている。
【0009】この排気筒10では、図中の点線矢印に示
すように燃焼排気が流通し、送風機20の運転で、吐出
口22から排気方向に沿って空気が排気筒10内に噴出
される。燃焼排気は隔壁体15の内側に沿って上昇し、
空気取り入れ孔11から隔壁体15との間隔内に空気が
吸引され、これらの空気が排気と混合して上昇し、排気
筒10の上端の排気口から排出される。したがって、こ
れらの空気との混合で排気温度が低温化され、この低温
化した排気が排気口から大気中へ放出される。
【0010】図2は、この排気筒10を焼却炉に取り付
けた状態を示す実施例である。この焼却炉は、建築廃材
などの産業廃棄物を焼却処理するもので、炉本体30内
に燃焼室を形成し、炉本体30の側壁に、炉本体30内
へ焼却対象の廃棄物を投入するためのドア31と、焼却
後の不燃物や残留物を取り出すためのドア32が設けら
れ、これらのドア31、32を開くと炉本体30内へ通
じる開口が側壁に形成され、炉本体30の周壁には冷却
用ウォータージャケット33が形成され、ウォータージ
ャケット33に接続した水タンク34が設けられてい
る。炉本体30内へ燃焼空気を供給する送風機35が設
けられ、炉本体30の上部には二次燃焼室38が形成さ
れている。
【0011】図3に示すように、二次燃焼室38には、
炉本体30内の燃焼室から生じる燃焼排ガスとともに、
ウォータージャケット33から生じる蒸気(図中点線矢
印)が導入され、これらをオイルバーナー37で燃焼処
理することで一層の高温処理化を図り、排ガス中の有害
物質や異臭を完全に取り除くことができるように構成さ
れている。二次燃焼室38の排気は排気塔39に収集さ
れ、上記の構成の排気筒10が排気塔39内に下端を開
口して設けられている。
【0012】この焼却炉では、炉本体30から生じた燃
焼排ガスが二次燃焼室38で燃焼処理され、この高温の
排気が排気塔39内に集められる。そして、上記した排
気構造により、送風機20の運転で強制的な排気が行わ
れるとともに、排気は新たな空気と混合して低温化さ
れ、排気筒10の排気口から大気中へ放出される。
【0013】なお、この発明の焼却炉の排気構造は、図
面の実施例に限定されるものではなく、排気筒10の周
壁に、空気取り入れ孔11を高さを変えて複数段に形成
しても良く、送風機20にて強制的に排気する構造であ
るから、排気筒10を垂直に立ち上げるもののほか、横
方向へ排気を導出する構造とすることもでき、他の冷却
手段(例えば水冷手段)と併用することも可能である。
さらに、図2に示した焼却炉のほか、様々なタイプの焼
却炉に適用することができるものである。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上のように構成され、送風
機20により供給される空気と空気取り入れ孔11から
吸引される空気とを混合して排気温度が低温化され、炉
本体30から生じる燃焼排ガスを高温処理する焼却炉に
用いた場合でも、十分な冷却効果を得ることができるも
のである。
【0015】また、送風機20の運転で強制的な排気を
行うことにより円滑な排気作用が実現されるとともに、
炉本体30内へ燃焼空気を供給する送風機への負荷が大
きく軽減され、両送風機の運転で極めて効率の良い運転
を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の主要部の断面図。
【図2】この発明の排気構造を焼却炉に適用した全体構
成図。
【図3】焼却炉の燃焼方法を説明するための断面図。
【符号の説明】
10 排気筒 11 空気取り入れ孔 15 隔壁体 20 送風機 21 送風ダクト 22 吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077880 中原 康敏 埼玉県熊谷市大字肥塚697番地3 (72)発明者 加藤 史郎 埼玉県岩槻市大字掛194番地 (72)発明者 佐藤 昭 埼玉県岩槻市大野島1141番地1 (72)発明者 渡辺 良長 埼玉県岩槻市大野島850番地 Fターム(参考) 3K065 AA24 AB01 AC01 BA06 HA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉の燃焼室から排出される排気を大
    気中に放出する排気筒(10)内に送風ダクト(21)
    を挿入した送風機(20)を設け、送風ダクト(21)
    の空気の吐出口(22)を排気方向に沿って開口し、送
    風ダクト(21)の空気の吐出口(22)に近接した位
    置で、排気筒(10)の周壁に空気取り入れ孔(11)
    を開設したことを特徴とする焼却炉の排気構造。
  2. 【請求項2】 排気筒(10)の内側に、空気取り入れ
    孔(11)との間に間隔を形成する隔壁体(15)を設
    けた請求項1に記載の焼却炉の排気構造。
JP11112777A 1999-04-20 1999-04-20 焼却炉の排気構造 Pending JP2000304230A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006011083A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Funai Electric Co Ltd 投影装置
KR102288622B1 (ko) * 2020-01-30 2021-08-11 린나이코리아 주식회사 가스보일러용 벤츄리장치

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