JP2000302084A - ゴムボートカバー - Google Patents
ゴムボートカバーInfo
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- JP2000302084A JP2000302084A JP11112600A JP11260099A JP2000302084A JP 2000302084 A JP2000302084 A JP 2000302084A JP 11112600 A JP11112600 A JP 11112600A JP 11260099 A JP11260099 A JP 11260099A JP 2000302084 A JP2000302084 A JP 2000302084A
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- rubber boat
- rubber
- silicone resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴムボートの使用に際し、その行動力を低下
させることなく安全且つ経済性に優れた使用を可能とす
る機械的強度、収納性に優れた持運びし易いゴムボート
カバーの提供。 【解決手段】 気胴状ゴムボートを保護するカバーに於
いて、基布を気胴状ゴムボートの底面及びドーナツ円周
部の内側までを覆うものに形成し、且つ基布上にシリコ
ン樹脂を塗装すると共に、一定量のすさを積層させたも
のとなすほか、ドーナツ円周部の外表面の適所に対し帯
状となした弾性体を補強用に貼着した構成とする。ま
た、仕上げ用としてシリコン樹脂と上すさを凡そ3:1
の割合で混入混合させたものを更に表面上に被覆塗装し
たり、帯状弾性体を自転車タイヤとなしたりする。
させることなく安全且つ経済性に優れた使用を可能とす
る機械的強度、収納性に優れた持運びし易いゴムボート
カバーの提供。 【解決手段】 気胴状ゴムボートを保護するカバーに於
いて、基布を気胴状ゴムボートの底面及びドーナツ円周
部の内側までを覆うものに形成し、且つ基布上にシリコ
ン樹脂を塗装すると共に、一定量のすさを積層させたも
のとなすほか、ドーナツ円周部の外表面の適所に対し帯
状となした弾性体を補強用に貼着した構成とする。ま
た、仕上げ用としてシリコン樹脂と上すさを凡そ3:1
の割合で混入混合させたものを更に表面上に被覆塗装し
たり、帯状弾性体を自転車タイヤとなしたりする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴムボートに装着す
るゴムボートカバーに関する。
るゴムボートカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、気胴状のボート本体にエアを
注入してなるゴムボートが、エアーを抜いて折り畳み、
保管、運搬に便利であることから、フィッシングボート
として用いられている。
注入してなるゴムボートが、エアーを抜いて折り畳み、
保管、運搬に便利であることから、フィッシングボート
として用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フィッシングボートは、ボート本体部分をチューブ素材
で形成し、このチューブ素材に耐候性、耐摩耗性のある
ものを使用するものの、揚陸時の地面との摩擦、また岩
や石などとの接触、特に牡蠣殻との接触による破損は否
めず、耐久性に優れたものではなかった。また、これを
解消すべく衝撃吸収性及び伸縮性の優れた強靱な素材を
用いた場合には、持ち運び難くまた収納性が著しく劣る
ことになり、フィッシングボートとしての行動力を低下
させるほか、コスト面でも割高になるという欠点があっ
た。
フィッシングボートは、ボート本体部分をチューブ素材
で形成し、このチューブ素材に耐候性、耐摩耗性のある
ものを使用するものの、揚陸時の地面との摩擦、また岩
や石などとの接触、特に牡蠣殻との接触による破損は否
めず、耐久性に優れたものではなかった。また、これを
解消すべく衝撃吸収性及び伸縮性の優れた強靱な素材を
用いた場合には、持ち運び難くまた収納性が著しく劣る
ことになり、フィッシングボートとしての行動力を低下
させるほか、コスト面でも割高になるという欠点があっ
た。
【0004】本発明は上記従来技術の欠点を解消しよう
とするものであり、既存のゴムボートをそのまま使用す
るにあたり、その行動力を低下させることなく安全且つ
経済性に優れた使用を可能とするゴムボートカバーを提
供することにある。
とするものであり、既存のゴムボートをそのまま使用す
るにあたり、その行動力を低下させることなく安全且つ
経済性に優れた使用を可能とするゴムボートカバーを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、気胴状ゴムボートを保護するカバーの基
布に於いて、底面及びドーナツ円周部の内側までを覆う
ものに形成し、且つ基布上にシリコン樹脂を塗装すると
共に、一定量のすさを積層させたものとなすほか、ドー
ナツ円周部の外表面の適所に対し帯状となした弾性体を
補強用に貼着した構成とする。この際、仕上げ用として
シリコン樹脂と上すさを凡そ3:1の割合で混入混合さ
せたものを更に表面上に被覆塗装したりする。また、帯
状の弾性体を自転車タイヤとなし、これを適当長さに切
断しながらカバーの底面やドーナツ円周部の外周面に対
し、適当間隔で直列或いは並列する状態に貼着させた
り、基布をコード入りナイロンシートとなしたりする。
に、本発明は、気胴状ゴムボートを保護するカバーの基
布に於いて、底面及びドーナツ円周部の内側までを覆う
ものに形成し、且つ基布上にシリコン樹脂を塗装すると
共に、一定量のすさを積層させたものとなすほか、ドー
ナツ円周部の外表面の適所に対し帯状となした弾性体を
補強用に貼着した構成とする。この際、仕上げ用として
シリコン樹脂と上すさを凡そ3:1の割合で混入混合さ
せたものを更に表面上に被覆塗装したりする。また、帯
状の弾性体を自転車タイヤとなし、これを適当長さに切
断しながらカバーの底面やドーナツ円周部の外周面に対
し、適当間隔で直列或いは並列する状態に貼着させた
り、基布をコード入りナイロンシートとなしたりする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明のゴムボートカ
バーの一例を示す使用状態に於ける平面図、図2は図1
に於ける側面図、図3は図1に於ける底面図である。
の形態を詳細に説明する。図1は本発明のゴムボートカ
バーの一例を示す使用状態に於ける平面図、図2は図1
に於ける側面図、図3は図1に於ける底面図である。
【0007】図4は図1に於けるX−X線断面図であ
り、該図に示す如く、本発明のゴムボートカバー1は、
ゴムボート本体2の底床部からドーナツ円周部の凡そ3
/5〜7/10までを覆うものとなし、また、該カバー
1は図5に示す如く積層構造からなるものであり、且つ
その外表面には複数個の帯状弾性体3が一部露出状態に
取付けられている。
り、該図に示す如く、本発明のゴムボートカバー1は、
ゴムボート本体2の底床部からドーナツ円周部の凡そ3
/5〜7/10までを覆うものとなし、また、該カバー
1は図5に示す如く積層構造からなるものであり、且つ
その外表面には複数個の帯状弾性体3が一部露出状態に
取付けられている。
【0008】上記積層構造体は、基布4、シリコン樹脂
5及び下すさ5aの多層からなるものである。即ち、使
用時に外側になる基布4の少なくとも片面全体にシリコ
ン樹脂5を被覆塗装し、該被覆面上に一定量の下すさ5
aを均一に付着させる。本発明は上記構成のほかに更に
仕上げ用として、その上へ上すさ5bを混入混在させた
シリコン樹脂6を塗布して多層にすることが出来る。
5及び下すさ5aの多層からなるものである。即ち、使
用時に外側になる基布4の少なくとも片面全体にシリコ
ン樹脂5を被覆塗装し、該被覆面上に一定量の下すさ5
aを均一に付着させる。本発明は上記構成のほかに更に
仕上げ用として、その上へ上すさ5bを混入混在させた
シリコン樹脂6を塗布して多層にすることが出来る。
【0009】基布4は周知のシート部材でよく、合成樹
脂系繊維としてポリエステル系繊維、ポリオレフィン系
繊維、ナイロン系繊維からなるものが用いられる。これ
らの内では、成型加工性、機械的強度の点からコード入
りナイロン系シートが好ましい。具体的には、このコー
ド入りナイロン系シート表面をサンドペーパーなどで擦
り粗面となして使用するものとし、これにより後述する
シリコン樹脂との接着を強固となし、シートからシリコ
ン樹脂が剥離し難くなる。
脂系繊維としてポリエステル系繊維、ポリオレフィン系
繊維、ナイロン系繊維からなるものが用いられる。これ
らの内では、成型加工性、機械的強度の点からコード入
りナイロン系シートが好ましい。具体的には、このコー
ド入りナイロン系シート表面をサンドペーパーなどで擦
り粗面となして使用するものとし、これにより後述する
シリコン樹脂との接着を強固となし、シートからシリコ
ン樹脂が剥離し難くなる。
【0010】この際、上記シート4表面上に一定寸法と
なした帯状弾性体3が適宜箇所に貼着される。該弾性体
3は、天然ゴム、或いはSBR、ウレタン等の合成ゴム
の単独使用、若しくはこれらゴムを適宜配合したものが
使用可能であり、本発明に於いてはその形状や寸法など
から、一般の自転車タイヤが良好である。この場合廃棄
処分された自転車タイヤを使用するとコストが低下す
る。該タイヤ3は、適宜寸法に切断して使用すればよ
く、通常長さ寸法40cm程度に切断し、その溝による
凹凸状湾曲面を外側へ向けて接着する。接着には周知の
接着剤を用いればよく、樹脂系、合成ゴム系等の合成接
着剤を使用する。該タイヤ3の貼着は、図2及び図3に
示す如く、ゴムボートの船体側周面及び船底に相当する
部分に対し、特に密集して取付けるようになされる。具
体的には、船体側部の中央付近の全周囲、且つ船底の全
周囲及びその長手方向に対し適宜間隔で接着するのであ
り、仕上がり時のカバーの総重量、デザイン等を考慮し
て適宜に配置貼着するものとする。
なした帯状弾性体3が適宜箇所に貼着される。該弾性体
3は、天然ゴム、或いはSBR、ウレタン等の合成ゴム
の単独使用、若しくはこれらゴムを適宜配合したものが
使用可能であり、本発明に於いてはその形状や寸法など
から、一般の自転車タイヤが良好である。この場合廃棄
処分された自転車タイヤを使用するとコストが低下す
る。該タイヤ3は、適宜寸法に切断して使用すればよ
く、通常長さ寸法40cm程度に切断し、その溝による
凹凸状湾曲面を外側へ向けて接着する。接着には周知の
接着剤を用いればよく、樹脂系、合成ゴム系等の合成接
着剤を使用する。該タイヤ3の貼着は、図2及び図3に
示す如く、ゴムボートの船体側周面及び船底に相当する
部分に対し、特に密集して取付けるようになされる。具
体的には、船体側部の中央付近の全周囲、且つ船底の全
周囲及びその長手方向に対し適宜間隔で接着するのであ
り、仕上がり時のカバーの総重量、デザイン等を考慮し
て適宜に配置貼着するものとする。
【0011】シリコン樹脂5は、塗料用、シーリング基
材、粘・接着剤用ベースポリマーとして周知のアクリル
シリコン系反応樹脂、変性シリコン樹脂を用い、特に好
ましくは弾性接着剤の特殊シリコン変性ポリマーを使用
する。このシリコン樹脂5の塗膜厚みは、通常凡そ1m
m〜3mm程度となされる。
材、粘・接着剤用ベースポリマーとして周知のアクリル
シリコン系反応樹脂、変性シリコン樹脂を用い、特に好
ましくは弾性接着剤の特殊シリコン変性ポリマーを使用
する。このシリコン樹脂5の塗膜厚みは、通常凡そ1m
m〜3mm程度となされる。
【0012】而して、上記シリコン樹脂5の塗膜上に一
定量の下すさ5aを均一に付着させるのである。この下
すさ5a及び後述する上すさ5bには、材質を麻とする
糸状体のものを使用する。該下すさ5aは、長さ2cm
〜6cm程度、嵩密度0.02g/cm3〜0.08g
/cm3程度のものを使用し、被覆シリコン樹脂5の表
面に通常10.0g/m2〜50.0g/m2、好まし
くは15.0g/m2〜35.0g/m2の割合で均一
に付着させるようになすのである。該下すさ5aは量が
多ければ多いほど後述する耐久性、強靱性のあるものと
なるが、反面、柔軟性が低下して持ち運びや収納性に不
便なものとなることから、m2当りの上限は50g程度
を限度とするのである。これに対し、下限はm2当り1
0g程度とするのであり、それはこれ以下にすると、期
待する強度が得られないからである。
定量の下すさ5aを均一に付着させるのである。この下
すさ5a及び後述する上すさ5bには、材質を麻とする
糸状体のものを使用する。該下すさ5aは、長さ2cm
〜6cm程度、嵩密度0.02g/cm3〜0.08g
/cm3程度のものを使用し、被覆シリコン樹脂5の表
面に通常10.0g/m2〜50.0g/m2、好まし
くは15.0g/m2〜35.0g/m2の割合で均一
に付着させるようになすのである。該下すさ5aは量が
多ければ多いほど後述する耐久性、強靱性のあるものと
なるが、反面、柔軟性が低下して持ち運びや収納性に不
便なものとなることから、m2当りの上限は50g程度
を限度とするのである。これに対し、下限はm2当り1
0g程度とするのであり、それはこれ以下にすると、期
待する強度が得られないからである。
【0013】仕上げ用に最上面に塗布するシリコン樹脂
6は、上すさ5b(長さ1cm〜3cm程度、嵩密度
0.01g/cm3〜0.03g/cm3程度)と通常
3:1程度の割合で均一に混合しておき、これを被覆塗
装するのである。この際、両者の混合割合は上記に限定
されるものではないが、上すさ5bの混入量が多過ぎる
と塗布し難いものとなる。
6は、上すさ5b(長さ1cm〜3cm程度、嵩密度
0.01g/cm3〜0.03g/cm3程度)と通常
3:1程度の割合で均一に混合しておき、これを被覆塗
装するのである。この際、両者の混合割合は上記に限定
されるものではないが、上すさ5bの混入量が多過ぎる
と塗布し難いものとなる。
【0014】本発明でゴムボートカバー1はゴムボート
のドーナツ円周部の凡そ3/5〜7/10程度を被覆す
るようになされるのであり、而してその開放端部付近に
は適当間隔で複数個の孔7を穿設し、各孔7にハトメ8
を嵌着すると共に、閉じロープ9が順次通され、両端を
引っ張ってカバー1の開放端側を絞り、ゴムボート本体
2に密着するよう緊締するものとする。この閉じロープ
9は耐水性、耐久性の点からマニラロープを用いるのが
好ましい。
のドーナツ円周部の凡そ3/5〜7/10程度を被覆す
るようになされるのであり、而してその開放端部付近に
は適当間隔で複数個の孔7を穿設し、各孔7にハトメ8
を嵌着すると共に、閉じロープ9が順次通され、両端を
引っ張ってカバー1の開放端側を絞り、ゴムボート本体
2に密着するよう緊締するものとする。この閉じロープ
9は耐水性、耐久性の点からマニラロープを用いるのが
好ましい。
【0015】また、ボートのオール取付部2’はゴムボ
ートカバー1から外方へ露出するようになされる。具体
的にはオール取付部2’と対応するカバー1に切り口1
0を穿設し、そこから露出するものとする。この際、該
切り口10付近に上記弾性体3を設けて補強しても良い
し、該弾性体3に上記切り口10を設けても良い。
ートカバー1から外方へ露出するようになされる。具体
的にはオール取付部2’と対応するカバー1に切り口1
0を穿設し、そこから露出するものとする。この際、該
切り口10付近に上記弾性体3を設けて補強しても良い
し、該弾性体3に上記切り口10を設けても良い。
【0016】11は、ベロ状シートである。該ベロ状シ
ート11は、アンカー用や繋留用のロープを取付けるた
めのもので、通常1辺7cm程度の三角形状となし、そ
の中央に孔7を穿設してハトメ8を嵌着させて、該カバ
ー1の適所に取付けてある。
ート11は、アンカー用や繋留用のロープを取付けるた
めのもので、通常1辺7cm程度の三角形状となし、そ
の中央に孔7を穿設してハトメ8を嵌着させて、該カバ
ー1の適所に取付けてある。
【0017】本発明に於いて、ゴムボートカバー1の内
面側もシリコン樹脂5を被覆塗装したものは、その撥水
性によりカバー1の耐久性を増すものとなる。而して、
上記の如く積層して構成される好ましいゴムボートカバ
ーの肉厚は凡そ1mm〜4mm程度となされるのであ
り、且つその総重量は2人乗り用で凡そ1.0kg〜
4.0kg程度となされる。
面側もシリコン樹脂5を被覆塗装したものは、その撥水
性によりカバー1の耐久性を増すものとなる。而して、
上記の如く積層して構成される好ましいゴムボートカバ
ーの肉厚は凡そ1mm〜4mm程度となされるのであ
り、且つその総重量は2人乗り用で凡そ1.0kg〜
4.0kg程度となされる。
【0018】次に上記のように構成した本発明品の使用
例及び作用を説明する。ゴムボート2に本発明のカバー
1を装着するには、該カバー1の内側にゴムボート2本
体を取り入れると共に、ボートのオール取付部2’を切
り口10から外表面に突出させた状態となしてから、ゴ
ムボートのドーナツ円周部にエアーを注入していく。注
入が終わると、カバー1の開放端部付近に設けた閉じロ
ープ9を絞るのであり、これによりカバー1はドーナツ
円周部の凡そ3/5〜7/10程度までを覆った形状に
装着される。
例及び作用を説明する。ゴムボート2に本発明のカバー
1を装着するには、該カバー1の内側にゴムボート2本
体を取り入れると共に、ボートのオール取付部2’を切
り口10から外表面に突出させた状態となしてから、ゴ
ムボートのドーナツ円周部にエアーを注入していく。注
入が終わると、カバー1の開放端部付近に設けた閉じロ
ープ9を絞るのであり、これによりカバー1はドーナツ
円周部の凡そ3/5〜7/10程度までを覆った形状に
装着される。
【0019】接岸や停泊などの一時繋留では、カバー1
の外表面上に取付けたベロ状シート11のハトメ8に繋
留用ロープやアンカー用ロープを通して、バランスを考
えながら行うのである。
の外表面上に取付けたベロ状シート11のハトメ8に繋
留用ロープやアンカー用ロープを通して、バランスを考
えながら行うのである。
【0020】揚陸の際は、カバー1をボートに装着させ
たまま引きずり上げればよく、この際、カバー1の外表
面に適当間隔で貼着した帯状弾性体3が地面と接するの
であり、直接カバー表面と接触するのを回避するものと
なる。また、接岸時に岸壁面や他船と接触しても、上記
弾性体や一定内厚に付着しているすさがカバー1の強靱
性を発揮させるものとなる。尚、使用後は、カバー1に
真水をかけて海水や汚れを落とし陰干しにした後、適宜
大きさに折り畳んで収納する。
たまま引きずり上げればよく、この際、カバー1の外表
面に適当間隔で貼着した帯状弾性体3が地面と接するの
であり、直接カバー表面と接触するのを回避するものと
なる。また、接岸時に岸壁面や他船と接触しても、上記
弾性体や一定内厚に付着しているすさがカバー1の強靱
性を発揮させるものとなる。尚、使用後は、カバー1に
真水をかけて海水や汚れを落とし陰干しにした後、適宜
大きさに折り畳んで収納する。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成するものであっ
て、ボートのドーナツ円周部の内側深くまでを覆う構成
であり、シリコン樹脂を外表面に塗布し、且つすさの一
定量を均一に付着させ、またカバー外表面に帯状弾性体
を貼着させたものとなしてあることから、強靱性と耐久
性の優れた製品となる。本発明品の試作結果は、その強
靱性により耐久性が向上し、従来品に比べて約3〜4倍
の長期間の使用を可能とすることが出来た。
て、ボートのドーナツ円周部の内側深くまでを覆う構成
であり、シリコン樹脂を外表面に塗布し、且つすさの一
定量を均一に付着させ、またカバー外表面に帯状弾性体
を貼着させたものとなしてあることから、強靱性と耐久
性の優れた製品となる。本発明品の試作結果は、その強
靱性により耐久性が向上し、従来品に比べて約3〜4倍
の長期間の使用を可能とすることが出来た。
【図1】図1は本発明のゴムボートカバーの使用状態に
於ける平面図である。
於ける平面図である。
【図2】図2は図1に於ける側面図である。
【図3】図3は図1に於ける底面図である。
【図4】図4は図1のX−X線断面図である。
【図5】図5は本発明のゴムボートカバーの積層状態を
示す図である。
示す図である。
1 ゴムボートカバー 3 タイヤ 4 基布 5、6 シリコン樹脂 5a 下すさ 5b 上すさ 9 閉じロープ 11 ベロ状シート
Claims (4)
- 【請求項1】 気胴状ゴムボートを保護するカバーの基
布に於いて、気胴状ゴムボートの底面及びドーナツ円周
部の内側までを覆うものに形成し、且つ基布上にシリコ
ン樹脂を塗装すると共に、一定量のすさを積層させたも
のとなすほか、ドーナツ円周部の外表面の適所に対し帯
状となした弾性体を補強用に貼着したことを特徴とする
ゴムボートカバー。 - 【請求項2】 仕上げ用としてシリコン樹脂と上すさを
凡そ3:1の割合で混入混合させたものを更に表面上に
被覆塗装したことを特徴とする請求項1記載のゴムボー
トカバー。 - 【請求項3】 帯状の弾性体は自転車タイヤとなし、こ
れを適当長さに切断しながらカバーの底面やドーナツ円
周部の外周面に対し、適当間隔で直列或いは並列する状
態に貼着させたことを特徴とする請求項1又は2記載の
ゴムボート。 - 【請求項4】 基布をコード入りナイロンシートとなし
たことを特徴とする請求項1,2又は3記載のゴムボー
トカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11112600A JP3028313B1 (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | ゴムボ―トカバ― |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11112600A JP3028313B1 (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | ゴムボ―トカバ― |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3028313B1 JP3028313B1 (ja) | 2000-04-04 |
JP2000302084A true JP2000302084A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14590802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11112600A Expired - Lifetime JP3028313B1 (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | ゴムボ―トカバ― |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028313B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003011994A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Daiwa Gravure Co Ltd | 収納袋 |
GB2457504A (en) * | 2008-02-18 | 2009-08-19 | Tactronics Group Europ Ltd | An inflatable boat with a protective shell attached to its underside |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7735435B2 (en) | 2006-05-24 | 2010-06-15 | Diamond Power International, Inc. | Apparatus for cleaning a smelt spout of a combustion device |
-
1999
- 1999-04-20 JP JP11112600A patent/JP3028313B1/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003011994A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Daiwa Gravure Co Ltd | 収納袋 |
GB2457504A (en) * | 2008-02-18 | 2009-08-19 | Tactronics Group Europ Ltd | An inflatable boat with a protective shell attached to its underside |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3028313B1 (ja) | 2000-04-04 |
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