JP2000301922A - 水陸両用自動車 - Google Patents

水陸両用自動車

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JP2000301922A
JP2000301922A JP11115564A JP11556499A JP2000301922A JP 2000301922 A JP2000301922 A JP 2000301922A JP 11115564 A JP11115564 A JP 11115564A JP 11556499 A JP11556499 A JP 11556499A JP 2000301922 A JP2000301922 A JP 2000301922A
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JP
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vehicle body
car body
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sides
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JP11115564A
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Etsuo Sumiyoshi
悦雄 住吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車としての基本性能を一切損なわない水
陸両用自動車。 【解決手段】 車体Cの両側に配した前後に伸縮可能な
一対のフロート10により浮力を得る水陸両用自動車に
して、車体の屋根上の収容位置とフロート下端が車輪T
の下方に達する使用位置との間でフロートを連続的に移
動させる手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は陸上の走行と水上
の航行を可能とする水陸両用自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような水陸両用自動車は例えば軍
用のものを中心として古くから公知であり、陸上を走行
するための車輪を船舶に設けた構成よりなった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】浮力を得ると同時に流
体の抵抗を軽減することに重点を置いた船舶の形状と、
障害物を避けながら道路上を走行し、最低限のスペース
に駐車できることに重点を置いた自動車の形状は自ずか
ら異なる。よって、船舶の形状を有する従来技術の水陸
両用自動車は水上の航行には適しても、道路上の走行に
は必ずしも適さず、岸辺を走行することはできても一般
公道や況んや市街地を走行する用途には適さなかった。
【0004】即ち、浮力を得ると同時に流体の抵抗を軽
減することに重点を置いた船舶においては前後に長い形
状を採用することが望ましいが、これを自動車に採用し
た場合は前後長が長くなり、ホイールベースが長過ぎる
か、前後のオーバーハングが長過ぎる結果となり回動性
及び最小回転寸法に影響を及ぼした。次に、水上では流
体抵抗を軽減するために車輪の船底からの突出は極力少
ないことが望ましいが、陸上では最低地上高が少なくな
り過ぎ凹凸箇所の走行に支障を来した。又、いかにも船
といった外観の自動車を市街地で走行させることには違
和感が多過ぎるといった問題も無視できない。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の従来技
術の問題点に鑑みて創作されたものであり、船舶として
の基本性能を備えながら陸上では通常の自動車として走
行可能な水陸両用自動車を提供することを目的とする。
即ち、この発明の水陸両用自動車は車体の両側に配した
前後に伸縮可能な一対のフロートにより浮力を得る水陸
両用自動車にして、車体の屋根上の収容位置とフロート
下端が車輪の下方に達する使用位置との間でフロートを
連続的に移動させる手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の水陸両用自動車
の具体的実施例を添付図面に基づいて説明する。図1乃
至図12はこの発明の第1実施例を示す図である。この
実施例においてはフロートが上下に走行可能なレールを
車体の両側に設けると共に、フロートが一定限度下降し
た段階でフロートの前後に外挿されるべき枠体を車体の
前後に設け、この枠体を下降させることにより挿入され
たフロートを使用位置まで下降させる構成としている。
【0007】図中符号10はフロートである。このフロ
ート10はフロート内より進退する内装フロート10
A、10Bを前後に内装した構成よりなり、縮小時には
自動車の車体Cの全長程度、伸長時には車体の全長を超
える長さに可変する(図4乃至図6参照)。そして、こ
の実施例においてはフロート10に対し内装フロート1
0A、10Bが水密に進退する構成とすることにより、
伸長時に最大の浮力を得られるようにしている。
【0008】フロート10は車体Cの両側に一対用意さ
れ、車体の屋根の両端部より車体両側下方に向かって延
長された前後2本のレール1、1に沿って車体の下方と
屋根端間を上下に走行する。図12はこのレール1の一
例を示す図である。このレール10は車体内に埋め込ま
れ、レールの底部と開口に設けたフランジ2間をフロー
ト10の軸受け3に軸支される双輪4、4が走行するこ
とによりフロートを上下走行自在に支持する。尚、フロ
ート10のレール1、1上の走行は適宜動力機構による
他、手動によってもよい。
【0009】上記のフロート10はレール1、1に沿っ
て車体の屋根に移動して陸上走行時は屋根上に載置固定
される(図1及び図7参照)。
【0010】次いで、水上航行時は先ずフロート10を
レール1、1に沿って車体C両側を下方に向かって移動
し(図2、図3、図5及び図8参照)、一定限度下降し
た段階で前後の内装フロート10A、10Bが伸長して
車体Cの前後に設けた枠体11、11に挿入される(図
5及び図9参照)。図11はこの枠体11の一例を示す
図である。この枠体11は内装フロート10A又は10
Bが挿入・貫通可能なロ字状の形状からなり、車体Cに
取り付けられる取り付け座13に対して回動するベース
14(図1乃至図10においては図示を省略)に昇降自
在に設けられることにより、車体Cに対して回動及び昇
降自在に設けられる。尚、この実施例においては、枠体
11の支柱12に螺合される螺子杆15をベース14か
ら垂設して適宜動力機構により正逆転することにより枠
体の昇降機構としている。
【0011】内装フロート10A、10Bが枠体11、
11に挿入された後は、上記の昇降機構によりフロート
10下端が自動車の車輪Tの下方に達する使用位置まで
枠体が下降される(図6及び図10参照)。
【0012】以上の水上航行時においては、先ず陸上に
おいてフロート10を一定限度下降させると同時に、車
体側に閉止された前後の枠体11、11を回動してフロ
ート側に開放し(図8参照)、伸長した内装フロート1
0A、10Bを枠体に挿入する。この段階においては、
フロート下端は車輪の上方に位置して自動車は陸上走行
可能なので、そのまま岸辺から水中に乗り入れる。そし
て、水深がフロート10の喫水以上に達したと判断した
時点で、フロートを使用位置まで下降させることにより
相対的に自動車をフロートに対して上昇させ、水上航行
に移行する。一方、水上航行から陸上走行に移行するに
は、岸辺に近づきフロート10下端が水底に達した段階
でフロートを上昇させて車輪Tを水底に接地させること
により相対的に自動車をフロートに対して下降させ、車
輪による走行に切り換える。
【0013】尚、図13に示すようにヒンジ部を車体の
底面に設けた自動車のリアゲートRを水面に対し平行に
開放可能としてと、人間が乗ったり船外エンジン(図示
せず)を取り付け可能にしてもよい。又、図面において
はワンボックスカーを例示したが、屋根部と後方のレー
ル部分のフレームを残して車体を開放した形式のもので
あってもよいことは勿論である。
【0014】図14乃至図16はこの発明の第2実施例
を示す図である。この実施例においては一端をフロート
に軸止した揺動部材を車体の両側に設けることによりフ
ロートを車体の収容位置と使用位置との間で揺動自在と
し、揺動されるフロートは収容位置において上面が車体
の屋根面と一致するように揺動部材に対する角度が規制
されると共に、一定限度下降した位置から使用位置との
間において側面が車体の側面と一致するように揺動部材
に対する角度が規制される構成としている。
【0015】図中符号10、10A、10Bはフロート
及び内装フロートであり、これらの構成は前記第1実施
例の場合と共通するのでその説明は第1実施例のものを
援用する。フロート10は車体の両則に揺動自在に軸止
される揺動部材20を介して車体Cの両側に一対用意さ
れ、適宜動力機構による揺動部材の揺動により車体の収
容位置と使用位置との間で揺動自在とされる。揺動部材
20はこの実施例では一枚のプレート状のものを想定し
ているが(図16参照)、複数個のアーム状のものによ
り構成してもよいことは勿論である。
【0016】上記のフロート10は陸上走行時において
は揺動部材20の揺動軌跡に沿って収容位置である車体
の屋根に移動して屋根上に載置固定され(図14参
照)、水上航行時においては同じく下端が自動車の車輪
Tの下方に達する使用位置で車体の側面に密接される
(図15参照)。この場合、フロート10は収容位置に
おいて上面が車体Cの屋根面と一致するように、又、使
用位置においては側面が車体の側面と一致するように揺
動部材20に対する角度が規制されなければならない。
更に、陸上走行から水上航行及び水上航行から陸上走行
に移行する場合は前記した第1実施例のようにフロート
10は一定限度下降した位置になければならないので、
この位置から使用位置に至る間においてもフロートの側
面が車体Cの側面と一致するように揺動部材20に対す
る角度が規制されなければならない。尚、角度の規制手
段については特に図示はしないがリンク機構やサーボ機
構等が想定し得る。
【0017】上記の実施例において、水上航行時は、先
ず陸上において揺動部材20の揺動によりフロート10
を一定限度下降させる(図14参照)。この段階におい
ては、フロート下端は車輪の上方に位置して自動車は陸
上走行可能なので、そのまま岸辺から水中に乗り入れ
る。そして、水深がフロート10の喫水以上に達したと
判断した時点で、揺動部材20を更に揺動させてフロー
トを使用位置まで下降させることにより相対的に自動車
をフロートに対して上昇させ、水上航行に移行する。一
方、水上航行から陸上走行に移行するには、岸辺に近づ
きフロート10下端が水底に達した段階でフロートを上
昇させて車輪Tを水底に接地させることにより相対的に
自動車をフロートに対して下降させ、車輪による走行に
切り換える。
【0018】
【発明の効果】以上の発明は次の特有の効果を奏する。 陸上走行時は水上航行に必要な部材であるフロートは
車体の屋根上に載置・収容されるので通常の自動車と何
ら変わりはなく、自動車としての基本性能を一切損なわ
ずに水陸両用自動車を実現できる。 同様に、屋根に載置したフロート以外は通常の自動車
と同様の外観を呈しているので、違和感が無い。 車体の屋根上の収容位置とフロート下端が車輪の下方
に達する使用位置との間でフロートが連続的に移動する
ので、陸上走行から水上航行及び水上航行から陸上走行
に移行が容易である。 水深に応じてフロートの位置を調節することにより車
輪を水底に接地させるかフロートによる浮力を得るかの
選択を自在に行えるので、座礁のおそれがない水陸両用
自動車が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例の水陸両用自動車の陸
上走行時の側面図。
【図2】 同上、フロートを下降させている状態の側面
図。
【図3】 同上、フロートを下降させ、枠体を回動させ
ている状態の側面図。
【図4】 同上、フロートを下降させ、枠体を閉止した
状態の側面図。
【図5】 同上、内装フロートを枠体に挿入した状態の
側面図。
【図6】 同上、水上航行時の側面図。
【図7】 同上、陸上走行時の背面図。
【図8】 同上、フロートを下降させ、枠体を閉止した
状態の背面図。
【図9】 同上、内装フロートを枠体に挿入した状態の
背面図。
【図10】 同上、水上航行時の背面図。
【図11】 同上、枠体の斜視図。
【図12】 同上、レール及びフロートの要部の一部切り
欠き平面図。
【図13】 同上、リアゲートを設けた場合の水上航行時
の側面図。
【図14】 この発明の第2実施例の水陸両用自動車のフ
ロートを下降させている状態の背面図。
【図15】 同上、水上航行時の背面図。
【図16】 同上、フロートを下降させている状態の側面
図。
【符号の説明】
C 車体 T 車輪 1 レール 10 フロート 11 枠体 20 揺動部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の両側に配した前後に伸縮可能な一
    対のフロートにより浮力を得る水陸両用自動車にして、
    車体の屋根上の収容位置とフロート下端が車輪の下方に
    達する使用位置との間でフロートを連続的に移動させる
    手段を備えたことを特徴とする水陸両用自動車。
  2. 【請求項2】 フロートが上下に走行可能なレールを車
    体の両側に設けると共に、フロートが一定限度下降した
    段階でフロートの前後に外挿されるべき枠体を車体の前
    後に設け、この枠体を下降させることにより挿入された
    フロートを使用位置まで下降させる請求項1記載の水陸
    両用自動車。
  3. 【請求項3】 一端をフロートに軸止した揺動部材を車
    体の両側に設けることによりフロートを車体の収容位置
    と使用位置との間で揺動自在とし、揺動されるフロート
    は収容位置において上面が車体の屋根面と一致するよう
    に揺動部材に対する角度が規制されると共に、一定限度
    下降した位置から使用位置との間において側面が車体の
    側面と一致するように揺動部材に対する角度が規制され
    る請求項1記載の水陸両用自動車。
JP11115564A 1999-04-22 1999-04-22 水陸両用自動車 Pending JP2000301922A (ja)

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