JP2000294068A - 超電導限流装置 - Google Patents

超電導限流装置

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JP2000294068A
JP2000294068A JP11097588A JP9758899A JP2000294068A JP 2000294068 A JP2000294068 A JP 2000294068A JP 11097588 A JP11097588 A JP 11097588A JP 9758899 A JP9758899 A JP 9758899A JP 2000294068 A JP2000294068 A JP 2000294068A
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JP
Japan
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current
current limiting
switch
breaker
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JP11097588A
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English (en)
Inventor
Masao Morita
正夫 守田
Shiro Nakamura
史朗 中村
Takashi Kakiuchi
隆 垣内
Seinosuke Uno
精之助 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮断器の数を減らすことによりコストを下げ
た超電導限流装置を提供する。 【解決手段】 複数台の限流器ユニット1、2に対して
それぞれ開閉器6a,6bを設け、これらを並列に接続
し一つの遮断器5aを直列に接続した超電導限流装置と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は超電導限流装置、
特に超電導限流装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はたとえば特開昭64−21837
号公報に示された従来の超電導限流装置の構成を示す図
である。
【0003】図において、1、2は限流器ユニット、1
a、2aは限流コイル、1b、2bは極低温容器、5
a、5bは遮断器、100aは遮断機5a、5bを所定
のタイミングで開閉制御する制御部である。図5に限流
器ユニット1のさらに詳しい図を示す。3a、3bは電
流リード、4は極低温冷媒である。超電導線である限流
コイル1aは極低温冷媒4中に納められ、電流リード3
aおよび3bを介して極低温部から常温部に接続されて
いる。通常、極低温部の熱負荷は構造材(図示していな
い)の伝導による熱侵入、熱放射(図示していない)、電
流リード3aおよび3bからの伝導による熱侵入であ
る。
【0004】基幹系統や負荷系統の電流値は通常数千A
(アンペア)程度である。このような系統に接続された超
電導限流装置においては、大電流を流す必要があるた
め、電流リード3aおよび3bの断面積が大きくなりそ
れらからの極低温部への熱侵入が最も大きくなる場合が
ある。なお、限流器ユニット2も同様である。
【0005】次に動作について説明する。図4に示した
超電導限流装置は通常系統に直列に接続され、たとえば
遮断器5aが閉、遮断器5bが開の状態で使用される。
つまり、限流コイル1aに電流が流れ、限流コイル2a
には電流が流れていない状態である。通常運転状態で
は、限流コイル1aは電気抵抗がゼロであるので、直列
に挿入されていても系統に悪影響をおよぼさない。
【0006】次に、短絡事故等により系統に過大な電流
が流れようとする場合、限流コイル1aに過大な電流が
流れようとするが、限流コイル1aが有する臨界電流値
に達すると限流コイル1aが超電導破壊(クエンチ)を起
こしてしまい、大きな電気抵抗を有するようになる。こ
の電気抵抗で系統に流れる短絡電流を抑制できる。
【0007】一方、クエンチした大きな電気抵抗を有す
る限流コイル1aに電流が流れるので限流コイル1aの
ジュール損失が非常に大きくなり、限流コイル1aの温
度が上昇する。
【0008】通常、短絡時には数サイクル後に遮断器5
aが開となり、再び数百ms(ミリ秒)後に再投入され
る。このときには限流コイル1aの温度はまだ高く、超
電導状態になっていない。そこで従来技術では再投入の
際には、超電導状態である限流コイル1bに繋がれた遮
断器5bを投入する。それにより、超電導状態の限流コ
イル1bが系統に接続される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の超電導限流装置
は以上のように構成されているので、非常に高価な遮断
器が複数台必要であるという問題点があった。また、電
流リードから極低温部への熱侵入が大きく冷媒を多く消
費するという問題点があった。
【0010】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、遮断器の数を減らすことによりコストを
下げ、また電流リードから極低温部への熱侵入を低減で
きるようにした超電導限流装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は、複数台の限流器ユニットに対してそれぞれ開閉
器を設け、これらを並列に接続し一つの遮断器を直列に
接続したことを特徴とする超電導限流装置にある。
【0012】またこの発明は、一つの極低温容器内に限
流コイルを複数並列に接続して設け、極低温部と常温部
をつなぐ電流リード内に上記限流コイルを個々に接続、
切り離しをする開閉器機構を設けたことを特徴とする超
電導限流装置にある。
【0013】またこの発明は、上記開閉器機構が上記複
数の電流コイルを切り替えて外部に接続する1つの切替
開閉器からなることを特徴とする超電導限流装置にあ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1はこの発明の一実施の形態による超電導限流装置の
構成を示す図である。図1において、1、1a、1b、
2、2a、2bは従来と同様である。6a、6bは開閉
器である。並列に接続された開閉器6a、6bに対し
て、遮断器5aが1台それらに対して直列に接続されて
いる。開閉器6a、6bは遮断器5aに比べて安価であ
る。100は遮断機5aおよび開閉器6a、6bを所定
のタイミングで開閉制御する制御部である。
【0015】次に動作について説明する。通常の運転状
態では開閉器6aあるいは6bの片方を閉状態にしてお
き、一方を開状態にしておく。遮断器5aは閉状態であ
る。以後の説明のため、ここでは開閉器6aが閉、6b
が開の状態で運転されているとする。
【0016】短絡事故等により系統に過大な電流が流れ
ようとする場合、限流コイル1aに過大な電流が流れよ
うとするが、限流コイル1aが有する臨界電流値に達す
ると超電導破壊(クエンチ)を起こしてしまい、大きな電
気抵抗を有するようになる。この電気抵抗で系統に流れ
る短絡電流を抑制できる。
【0017】一方、クエンチした限流コイル1aに電流
が流れるので限流コイル1aのジュール損失が非常に大
きくなり、限流コイル1aの温度が上昇する。
【0018】短絡時には制御部100の制御により、数
サイクル後に遮断器5aが開となり、続いて開閉器6a
が開となる。その後、開閉器6bを閉状態しておく。遮
断器5aが再び数百ms後に再投入されるときには超電
導状態である限流コイル1bに繋がれた開閉器6bが
閉、6aが開状態になっているので、電気抵抗がゼロの
限流コイル1bが接続される状態となり通常運転が再開
される。
【0019】実施の形態2 図2はこの発明の別の実施の形態による超電導限流装置
の構成を示す図である。図2において、上記実施の形態
と同一符号で示す部分は同一もしくは相当部分を示す。
7a、7bは内部に開閉器機構である開閉器70a、7
0bの機能を持った電流リード、10は極低温容器、4
は極低温冷媒、3aは電流リードである。
【0020】次に動作について説明する。通常の運転状
態では電流リード7aまたは7bの片方を閉状態にして
おき、一方を開状態にしておく。遮断器5aは閉状態で
ある。以後の説明のため、ここでは電流リード7aが
閉、7bが開の状態で運転されているとする。電流リー
ドに電流を通電するためには電気的に接続されている必
要があるが、電気的に接続を行うと熱的にも接続され極
低温部への熱侵入が大きくなり、極低温冷媒4の消費量
が増大する。
【0021】極低温部への熱侵入を低減するためには温
度差のある常温部と極低温部を結ぶ電流リード7aおよ
び7bで熱的に切り離してやればよい。本実施の形態の
ように2回路以上の並列回路の内1回路の電流リードを
使用する(この場合電流リード7a)場合には、使用しな
い電流リード7bを電気的に切り離すことにより、熱的
にも切り離すことが可能である。したがって、電流リー
ド7aおよび7b内に開閉器70a、70bの機構を取
り入れることにより、使用しない電流リードの熱侵入を
低減できる。それにより、極低温部への熱侵入を低減で
きる。
【0022】実施の形態3 図3はこの発明のさらに別の実施の形態による超電導限
流装置の構成を示す図である。図3において、上記実施
の形態と同一符号で示す部分は同一もしくは相当部分を
示す。図3において、8は内部に開閉器機構である切替
開閉器80の機能を持った電流リードである。81a、
81bが固定端子、82が可動端子である。実施の形態
2では電流リードを別々に取り付けたが、一つの電流リ
ード8の内部に切換開閉器80を設けても実施の形態2
と同様の効果を奏する。また、使用する電流リードの本
数を減らすことができ、コストの低減につながる。
【0023】なお上記各実施の形態では限流器ユニッ
ト、開閉器、あるいは限流コイル等が2つのもについて
それぞれ説明したが、これらが3つ以上の場合でも本発
明を同様に適用でき、相当の効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
台の限流器ユニットにそれぞれ開閉器を設けそれらを並
列に接続し、それらに一つの遮断器を接続したので、遮
断器を1台しか用いないので低コストとなる。
【0025】またこの発明によれば、一つの極低温容器
に限流コイルを2回路以上並列に接続し、極低温部と常
温部をつなぐ電流リード内に断路器の機構を設けたの
で、電流リードからの極低温部への熱侵入が少なくな
る。
【0026】またこの発明によれば、一つの極低温容器
に限流コイルを2回路以上並列に接続し、極低温部と常
温部をつなぐ電流リード内に切替開閉器の機構を設けた
ので電流リードからの極低温部への熱侵入が少なくな
る。また1つの切替開閉器で切り替えを行うので、開閉
器の個数および電流リードの本数を減らすことができ低
コストになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態による超電導限流装
置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の別の実施の形態による超電導限流
装置を示す構成図である。
【図3】 この発明のさらに別の実施の形態による超電
導限流装置を示す構成図である。
【図4】 従来の超電導限流装置の構成を示す構成図で
ある。
【図5】 従来の限流器ユニットの構成を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1,2 限流器ユニット、1a,2a 限流コイル、1
b,2b,10 極低温容器、3a,7a,7b,8
電流リード、4 極低温冷媒、5a 遮断器、6a,6
b,70a,70b 開閉器、流リード、80 切替開
閉器、81a,81b 固定端子、82 可動端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 史朗 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 垣内 隆 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 宇野 精之助 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 Fターム(参考) 5G034 AA20 AB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の限流器ユニットに対してそれぞ
    れ開閉器を設け、これらを並列に接続し一つの遮断器を
    直列に接続したことを特徴とする超電導限流装置。
  2. 【請求項2】 一つの極低温容器内に限流コイルを複数
    並列に接続して設け、極低温部と常温部をつなぐ電流リ
    ード内に上記限流コイルを個々に接続、切り離しをする
    開閉器機構を設けたことを特徴とする超電導限流装置。
  3. 【請求項3】 上記開閉器機構が上記複数の電流コイル
    を切り替えて外部に接続する1つの切替開閉器からなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の超電導限流装置。
JP11097588A 1999-04-05 1999-04-05 超電導限流装置 Pending JP2000294068A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7193336B1 (en) * 2002-10-23 2007-03-20 Mueller Otward M Switchable low-loss cryogenic lead system
KR100763163B1 (ko) * 2005-12-02 2007-10-08 엘에스산전 주식회사 재폐로 동작이 가능한 초전도 한류 시스템
FR3056033A1 (fr) * 2016-09-14 2018-03-16 Inst Supergrid Protection d'un reseau hvdc

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