JP2000293569A - ポートフォリオの提示方法、提示装置、提示システム及びコンピュータプログラムの記憶媒体 - Google Patents

ポートフォリオの提示方法、提示装置、提示システム及びコンピュータプログラムの記憶媒体

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JP2000293569A
JP2000293569A JP9699599A JP9699599A JP2000293569A JP 2000293569 A JP2000293569 A JP 2000293569A JP 9699599 A JP9699599 A JP 9699599A JP 9699599 A JP9699599 A JP 9699599A JP 2000293569 A JP2000293569 A JP 2000293569A
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computer
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Shinichi Takeda
武田伸一
Akihiro Arita
有田明弘
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RG Asset Management Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い収益を得る確率の高い最適なポートフォ
リオを探索する方法を提案する。 【解決手段】 予め定めた運用期間に対して複数の金融
商品を組み合わせてポートフォリオを提示する方法にお
いて、当該商品に関わる市場価格の変動シナリオを前も
って系統的に複数設定する設定工程と、前記変動シナリ
オを表す第1のパラメータと、市場の特性を表す第2の
パラメタとを用いて、前記複数の変動シナリオの各々に
対して、将来における損益シミュレーションを行うシミ
ュレーション工程と、前工程において絞り込まれたポー
トフォリオの集合から、最適ポートフォリオを構成する
最適化工程と、前記変動シナリオの全部または一部のシ
ナリオとともに、最適ポートフォリオとして提示する提
示工程とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポートフォリオ(p
ortfolio)の提示方法、及びその装置、さらにはシステ
ムに関し、特に、ポートフォリオの最適化を行う方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポートフォリオの最適化を行う方法とし
て、「ポートフォリオ選択論」(portfolio selection)
に基づく有効フロンティアを用いた手法が知られてい
る。有効フロンティアとは、様々な期待収益の水準を与
えられた条件として、対応する分散もしくはボラティリ
ティ(volatility)を最小化していくことによって求めら
れるポートフォリオの集合である。便宜上、この手法を
「ボラティリティ最小化法」と呼ぶ。
【0003】上述のポートフォリオ選択論においてはボ
ラティリティをもってリスクという概念にあてている。
しかし投資家の立場からすると、目標とするリターンを
下回ることこそがリスクであるという考え方も有り得
る。このような立場に立って、リスクとして下方部分積
率等の統計量に着目した下方リスクモデルが知られてい
る。下方リスクモデルに基づくポートフォリオ最適化法
を便宜的に「下方リスク最小化法」と呼ぶことにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ボラティリティ最
小化法、下方リスク最小化法においては、リスクをどの
ように捉えるかの違いはあるものの、期待リターンおよ
びリスクという二つのパラメタによってポートフォリオ
を評価するという点では同じである。どちらの手法を用
いる場合においても、市場において価格変動する資産を
組入れたポートフォリオを構成しようとする場合、将来
の市場価格の予測を行う必要がある。しかし、市場変動
の予測精度が高くなければ、得られる最適ポートフォリ
オが投資家の希望と合致したものであるかどうかは疑わ
しい。
【0005】そのため、特に数年程度の短期間の投資を
行う際には、上記最適化法を適用する場合、それらの方
法によって求めた最適ポートフォリオの中からポートフ
ォリオを選択した後、基本的に買持ち(buy and hold)
戦略を用いて運用し、一定期間(例えば半年もしくは1
年)毎に組入れ資産の調整を行うということが行われ
る。すなわち、運用期間中の市場の変化を一定期間毎に
ポートフォリオに織り込んで行くことによって、損益特
性の変化に対処することになる。
【0006】このような、一定期間毎の最適化の連続的
適用が、投資期間全体を通した最適化になっているとは
一般には言えない。言い換えると、特に数年程度の短期
間の運用に際しては、運用期間と既存最適化技法との間
にミスマッチが存在している。
【0007】本発明の発明者たちは、ダウンサイドリス
クに対処しつつ、投資終了時における超過リターンを最
大化する新たな最適化技法の導入が必要であると考え
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の目的
は、従来の技法とは異なり、ポートフォリオの最適化
を、ある種のミニ・マックス戦略を用いて行う方法を導
入することにある。
【0009】本発明においては、従来の技法とは異な
り、組み入れるべき金融商品の売買もしくは契約・解約
の時期をも考慮したポートフォリオを、運用期間の期初
において構成する方法を導入する。
【0010】而して、上記課題を達成するための本発明
の、予め定めた運用期間に対して複数の金融商品を組み
合わせてポートフォリオを提示する方法は、当該商品に
関わる市場価格の変動シナリオを前もって系統的に複数
設定する設定工程と、前記変動シナリオを表す第1のパ
ラメータと、市場の特性を表す第2のパラメタとを用い
て、前記複数の変動シナリオの各々に対して、将来にお
ける損益シミュレーションを行うことによって探索すべ
きポートフォリオの集合を絞り込むシミュレーション工
程と、前工程において絞り込まれたポートフォリオの集
合から、最適ポートフォリオを構成する、ポートフォリ
オ最適化工程と、前記変動シナリオの全部または一部の
シナリオについての、損益シミュレーション結果ととも
に、最適ポートフォリオを提示する提示工程とを具備す
ることを特徴とする。
【0011】上述のようなシナリオを考慮することによ
り、将来の損益を実際に計算できるようになり、投資家
にとって望ましい損益特性を持つポートフォリオの集合
を抜き出すことが可能となる。
【0012】例えば、ダウンサイドリスクに対処したけ
れば、上述のいかなるシナリオにおいても、目標となる
収益を下回らないポートフォリオのみの集合を定め、そ
の中から最適ポートフォリオを選択すればよい。
【0013】本発明の好適な一態様である請求項2に拠
れば、前記複数の変動シナリオは、対象となる金融商品
の将来における、売買時期、契約時期、解約時期を考慮
して前もって設定する。上記要素を考慮することによ
り、シミュレーション精度が向上する。
【0014】本発明の好適な一態様である請求項3に拠
れば、前記提示工程において、損益特性が前もって設定
した特性値以上のシミュレーション結果のみが提示され
る。ユーザが目的とするポートフォリオを得ることがで
きる。
【0015】最適なポートフォリオはユーザによって設
定された方が使い勝手がよい。そこで、本発明の好適な
一態様である請求項4に拠れば、前記提示工程におい
て、ユーザによって所定の閾値条件を設定する工程と、
損益シミュレーション結果の内、損益特性が前記閾値条
件に合致するものを提示する工程とを更に具備すること
を特徴とする。
【0016】本発明の好適な一態様である請求項5に拠
れば、前記変動シナリオは、金利、株価、商品価格及び
または為替レート等、市場価格の変動を考慮することを
特徴とする。
【0017】本発明の好適な一態様である請求項6に拠
れば、前記設定工程は、個々の変動シナリオを、過去の
市場価格データに基づいて、運用期間経過時点における
市場価格の、基本となる複数の基本変化シナリオ(例え
ば後述の第3図乃至第5図)と、運用期間内における市
場価格の複数の変化過程シナリオ(例えば後述の第6図
乃至第7図)として構成する工程とを具備し、前記シミ
ュレーション工程は、前記複数の基本変化シナリオと複
数の変化過程シナリオとの全ての組み合わせを将来にお
ける市場価格の空間として損益を算出することを特徴と
する。
【0018】本発明の好適な一態様である請求項7に拠
れば、前記設定工程は、対象となる金融商品の将来にお
ける、売買時期、契約時期、解約時期を、当該金融商品
の特性に合わせて、運用期間を所定の間隔で分割するこ
とによって細分化する工程を有し、前記シミュレーショ
ン工程は、前記工程において細分化された可能なすべて
の運用期間に対して、全ての変動シナリオの各々につい
て損益を計算する工程を具備することを特徴とする。
【0019】本発明の好適な一態様である請求項8に拠
れば、前記設定工程は、期待すべきポートフォリオの損
益特性に関する制御を行うための制約条件集合であっ
て、市場価格を変数とする関数を用いた第1の制約条件
集合と、取り得る損益に関する第2の制約条件集合とを
与える工程を具備し、前記シミュレーション工程は、前
記第1,第2の制約条件集合の部分集合を、前記細分化
された運用期間の各々に対してそれぞれ適用することを
特徴とする。
【0020】本発明の好適な一態様である請求項9に拠
れば、前記シミュレーション工程は、変動シナリオのす
べてにおいて、一定以上で、かつ、最大の期待値を持つ
ようなポートフォリオを求める方法として、線形計画法
を適用することを特徴とする。
【0021】本発明の好適な一態様である請求項10に
拠れば、前記最適化工程は、変動シナリオ毎に得られた
ポートフォリオから最終的なポートフォリオに集約する
方法として、各シナリオ毎のポートフォリオを組み入れ
資産とするポートフォリオを導入し、このポートフォリ
オのボラティリティを最小にすることによって有効フロ
ンティアを求めることを特徴とする。
【0022】本発明の好適な一態様である請求項11に
拠れば、前記設定工程は、対象となる金融商品の将来に
おける、売買時期、契約時期、解約時期を、当該金融商
品の特性に合わせて、運用期間を所定の間隔で分割する
ことによって細分化する工程と、有効フロンティアを求
めるために必要な、各変動シナリオに対応するポートフ
ォリオに対する分散共分散行列に関して、市場の過去デ
ータを用いて、多変量正規分布の仮定のもとでサンプル
・パスを発生させて、前記細分化した期間毎の平均、分
散、相関係数を求め、それらを用いて上記分散共分散行
列を前もって求めてデータベースとして記憶する工程と
を具備することを特徴とする。
【0023】本発明の好適な一態様である請求項12に
拠れば、前記提示工程は所定の表示装置にシミュレーシ
ョン結果を評価可能に表示することを特徴とする。
【0024】本発明の好適な一態様である請求項13に
拠れば、前記提示工程は、シミュレーション結果をプロ
グラムインタフェースを介して所定のプログラムに転送
することを特徴とする。
【0025】本発明の好適な一態様である請求項14に
拠れば、前記提示工程は、期初に設定する運用期間中の
ポートフォリオのタイムテーブルと、前記基本シナリオ
と、パス・シナリオと、シナリオで想定している金融商
品の変化幅とその過去データのヒストストグラムと、シ
ナリオ毎の期待収益の表の少なくともいずれかの1つを
表示する工程を含むことを特徴とする。
【0026】本発明の上記目的はプログラム記憶媒体を
提供することによっても達成される。
【0027】本発明の好適な一態様である請求項15
の、コンピュータにより読取可能なコンピュータプログ
ラムを記憶するプログラム記憶媒体は、請求項1乃至1
4に記載の設定工程をコンピュータ上において実行する
ための第1のプログラムコードを記憶する。
【0028】本発明の好適な一態様である請求項15
の、コンピュータにより読取可能なコンピュータプログ
ラムを記憶するプログラム記憶媒体は、請求項1乃至1
4に記載のシミュレーション工程をコンピュータ上にお
いて実行するための第2プログラムコードを記憶する。
【0029】本発明の好適な一態様である請求項17
の、コンピュータにより読取可能なコンピュータプログ
ラムを記憶するプログラム記憶媒体は、
【0030】請求項1乃至14に記載の、シミュレーシ
ョン工程をコンピュータ上において実行するための第2
プログラムコードと、提示工程をコンピュータ上におい
て実行するための第3プログラムコードとを記憶する。
【0031】本発明の好適な一態様である請求項18
の、コンピュータにより読取可能なコンピュータプログ
ラムを記憶するプログラム記憶媒体は、請求項1乃至1
4に記載の、設定工程をコンピュータ上において実行す
るための第1のプログラムコードと、シミュレーション
工程をコンピュータ上において実行するための第2プロ
グラムコードと、提示工程をコンピュータ上において実
行するための第3プログラムコードとを記憶する。
【0032】本発明は上記方法を実現した装置によって
も例えば請求項19のように構成されることにより達成
できる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明では、例えば金利に対する
市場変動に対しては、市場価格を点で予想することをせ
ず、価格変動の空間を設定するシナリオ構成法LMI(Lat
ticing Method of Interest rate curve by historical
volatility)を導入する。これによって、空間内のあ
らゆる価格変動に対して損益を計算でき、将来における
期待リターンを定量的に把握することが可能となる。
【0034】LMIの導入によって様々な市場価格変動シ
ナリオの下において期待リターンを計算することか可能
となったために、実施形態では、いかなるシナリオの下
においても与えられた損益の下限を下回ることがないよ
うなポートフォリオの集合を線形計画法によって求める
ことが可能となった。さらに、上記ポートフォリオ集合
において期待リターンを最大化するため2次計画法を用
いて最適解を計算する。
【0035】本実施形態の上記二段階の最適化によるポ
ートフォリオ最適化法をMPMS(combining Multiple opt
imal Portfolios in Multiple Scenarios)と名づけ
る。
【0036】本実施形態は、組み入れ資産の保有期間を
細分化することによって、以下のような性質のうちのい
くつかを持つ資産の存在を仮定できれば、第1図に示す
ように有効フロンティアの改善が期待できるという洞察
に基づく。
【0037】1) 期待収益の符号が異なり、かつ、ボ
ラティリティがほぼ等しい資産が存在する。 2) 期待収益がほぼ等しいにもかかわらず、ボラティ
リティが低い資産が存在する。 3) 期待収益が高いにもかかわらず、ボラティリティ
がほぼ等しい資産が存在する。
【0038】有効フロンティアを求めるためには、組み
入れ資産に対する期待収益を与える必要がある。しか
し、運用期間中の将来の市場価格の変化を常に的確に予
想することは困難である。そこで実施形態では、市場価
格の変動シナリオを導入して将来の市場価格変動の空間
設定を行い、その空間内すべてにおいて収益特性の良い
ポートフォリオの集合を絞り込み、絞り込まれた集合の
中から最適なポートフォリオを探索するというアプロー
チを採る。
【0039】市場価格変動シナリオは、運用期間経過時
点における市場価格の複数の変化シナリオ(基本シナリ
オ)、および運用期間内における市場価格の複数の変化
過程シナリオ(パス・シナリオ)という二種類のシナリ
オを、過去の市場価格データから構成する。本実施形態
では、両者の組みを市場価格変動シナリオとし、すべて
の市場価格変動シナリオの集合を、運用期間における市
場価格変動の空間として設定する。より具体的に、どの
ようにして系統的にシナリオ空間を設定するかは、ポー
トフォリオに組み込むべき金融資産の特性に合わせて決
定すべき問題であるが、恣意性をできる限り排除するた
め、シナリオ設定は系統的な方法によって行うことが必
要である。
【0040】最終的に求めるポートフォリオは、以下の
ように二段階の最適化によって求める。
【0041】第一段階で、すべてのシナリオに対して、
一定以上、かつ、最大の期待収益をもつポートフォリオ
を線形計画法を用いて探索する。ここで、すべてのシナ
リオに対して一定以上という条件が重要で、これによっ
てシナリオによって想定されている範囲内において、市
場価格のすべての変動に対して、求めるポートフォリオ
によって大きな損失を被る可能性を低減させる。
【0042】第二段階として、第一段階で得られたシナ
リオ毎の最適ポートフォリオを組み入れ資産とするポー
トフォリオを導入し、このポートフォリオのボラティリ
ティを最小化する問題を2次計画法によって解くことに
よって、有効フロンティアを求める。その際、最適化の
計算に必要な、各シナリオに対応するポートフォリオに
対する分散共分散行列は、市場の過去データを用いて、
多変量正規分布の仮定のもとでサンプル・パスを発生さ
せて、細分化した組み入れ資産毎の平均、分散、相関係
数を求めておき、それらを用いて別途求めておく。
【0043】
【実施例1】第2図は、上記実施形態を更に具体化した
本発明の第1の実施例のシステム構成を示す。
【0044】即ち、実施例の、最適ポートフォリオを計
算し、カスタマに提示するためのコンピュータ装置は基
本的に周知のワークステーションもしくは高速のパソコ
ンにより構成される。
【0045】後述するように、最適ポートフォリオをシ
ミュレーションして求めるには、種々のデータベースが
前もって必要であり、そのデータベースに基づいてシミ
ュレーションを行い、ユーザに提示するアプリケーショ
ン・プログラムが必要である。
【0046】第2図において、複数のワークステーショ
ンがネットワークに接続されている。サーバワークステ
ーションには、上記データベースを形成するためのデー
タベースアプリケーション・プログラムがインストール
されている。このサーバワークステーションにはデータ
ベースが接続され、上記データベースアプリケーション
・プログラムが作成したデータベースを記憶する。
【0047】クライアントワークステーションには、最
適化ポートフォリオのシミュレーションを行うシミュレ
ーションアプリケーション・プログラムとユーザにシミ
ュレーション結果を提示するプログラムとがインストー
ルされている。サーバ側においては、サーバワークステ
ーションとクライアントワークステーションとは高速バ
スにより接続されている。
【0048】ホスト側のワークステーションは、複数の
カスタマのためのクライアントワークステーションから
のデータ処理要求にサービスを行うために、ネットワー
ク(例えばインターネット)を介してこれらクライアン
トワークステーションに接続されてる。カスタマ側のワ
ークステーションには、基本的には提示アプリケーショ
ン・プログラムがインストールされていればよい。カス
タマ側では、提示アプリケーション・プログラムは個々
のカスタマが入力するユーザデータ(そのユーザ固有の
最適化指針のためのデータ)を入力し、最適ポートフォ
リオなどを出力表示できればよい。高速処理を望むカス
タマに対しては、シミュレーションアプリケーション・
プログラムを更にインストールする。カスタマにデータ
ベースを設置しないのは、後述するようにデータベース
が実施形態では最も重要であるから、そのような重要デ
ータを拡散させないためである。もちろん、データ保全
が厳格なカスタマにはデータベースを設置してもよい。
【0049】各ワークステーションにおいて、シミュレ
ーションプログラムや提示プログラムはモジュール化さ
れており、どのような変動シナリオを用いるべきかが決
定されたならば、そのシナリオのパラメータは周知にプ
ログラムインタフェースを介して、そのシナリオパラメ
ータを必要とするプログラムモジュールに送られる。
【0050】かくして、本実施形態のシステムは、機密
性と拡張性と保守性とが両立されている。
【0051】以下では、説明の便宜上、データベースの
設定アプリケーション・プログラムとシミュレーション
アプリケーション・プログラムと、ポートフォリオの提
示アプリケーション・プログラムとが1つのワークステ
ーションにインストールされたシステムを前提にして、
金利スワップを構成要素とするポートフォリオの最適化
について説明する。
【0052】〈ステップ0:スワップの細分化の定義〉
運用期間をT、M種類の金利スワップの期間をmj(j=1...
M)、Tの最小単位期間をτ(ただし、Tおよびmjはτで割
り切れるものとする)として、M種類の金利スワップに
対して、
【0053】[数1]
【0054】によりnj(j=1…M)通りの金利スワップ開
始および解約のタイミングを設定して金利スワップを細
分化する。ただし、mj<Tのときはスワップの満期後はL
IBORでロールするものとする。さらに、スワップの固定
金利受けと固定金利払いの2通りを考慮して、ポートフ
ォリオの可能な構成要素となるスワップを全部で以下の
N通りとする。
【0055】[数2]
【0056】以下のような具体例で説明する。例えば、
1年から10年まで各年限の金利スワップがあり、運用
期間2年として以下のようなルールを適用することを考
える。
【0057】(i) 2年超の金利スワップ: 2年後に解
約 (ii) 1年の金利スワップ: 1年後から余資をLIBOR(Lo
ndon Inter-bank Offered Rate)でロール(乗り換え) スワップの解約時期を、例えば3ヵ月ごととすれば、2
年(=24ヶ月)超の金利スワップはそれぞれ8種類の
スワップに細分化でき、1年(=12ヶ月)の金利スワ
ップの場合は4種類のスワップに細分化できる。スワッ
プの開始時期についても同様のタイミングを想定するこ
とができる。さらに、スワップは固定受けと固定払いの
別があるから、投資期間2年としたときに投資対象とな
る金利スワップの種類は全部で以下のように668通りに
細分化される。
【0058】 1年スワップ (4 + 3 + 2 + 1)×2 = 20 2年スワップ (8 + 7 + 6 + 5 + 4 + 3 + 2 + 1)×2 = 72 3年スワップ (8 + 7 + 6 + 5 + 4 + 3 + 2 + 1)×2 = 72 4年スワップ (8 + 7 + 6 + 5 + 4 + 3 + 2 + 1)×2 = 72 5年スワップ (8 + 7 + 6 + 5 + 4 + 3 + 2 + 1)×2 = 72 6年スワップ (8 + 7 + 6 + 5 + 4 + 3 + 2 + 1)×2 = 72 7年スワップ (8 + 7 + 6 + 5 + 4 + 3 + 2 + 1)×2 = 72 8年スワップ (8 + 7 + 6 + 5 + 4 + 3 + 2 + 1)×2 = 72 10年スワップ (8 + 7 + 6 + 5 + 4 + 3 + 2 + 1)×2 = 72 かくして、20 + 72 + 72 + 72 + 72 + 72 + 72 + 72 +
72 = 668通りとなる。
【0059】〈ステップ1:シナリオ設定〉 (A)基本シナリオ
【0060】運用期間経過後に金利カーブの形状がどの
ように変化しているかを設定する。
【0061】対象としている金利カーブのグリッドポイ
ントの両端(例えば1ヶ月LIBORレートと10年スワッ
プレート)とを、それぞれ、短期金利の代表および長期
金利の代表として着目する。短期金利が不変、下落、上
昇の3通りの変化の可能性があると想定し、その各々に
対して、長期金利が不変、下落、上昇の3通りの変化の
可能性があると考えると、長短両金利の変化パターンは
3×3=9通りの変化パターンを有することになる。こ
れらの9通りの変化パターンをもとに基本シナリオを構
成する。金利の上昇、下落の幅はヒストリカル・ボラテ
ィリティの2倍にとれば通常十分である。
【0062】第3図乃至第5図に基本シナリオの例、即
ち、運用期間を2年とした場合のアメリカ・ドルでの運
用の例を示す。同図に示されたシナリオを、シナリオ1
(S1)からシナリオ9(S9)として示す。1ヶ月LIBORレー
トと10年スワップレートの間の各グリッドポイントの
変化は以下のようにして求める。
【0063】1ヶ月LIBORレートの変化幅をΔ1M、10
年スワップレートの変化幅をΔ10Y、1ヶ月LIBORレート
のボラティリティをσ1M、10年スワップレートの直近
1年のボラティリティをσ1M、σ10Y、現在のx年スワッ
プレートをRx、Tを運用年数とするとき、現時点からT
年経過後のx年スワップレートRx Tを以下の式によって
与える。ただし、以下の式でSは通常S=2とする。
【0064】[数3] ただし、
【0065】[数4]
【0066】(B)金利パス・シナリオ Tを運用年数とし、運用開始時点のx年スワップレート
をRx 0、現時点からT年経過後のx年スワップレーをRx T
とすると、t年(0≦t≦T)経過後のx年スワップレ
ートをRx tは以下の式によって与える。
【0067】[数5]
【0068】ここでvはパス形状を規定するパラメータ
で、ここでは、v=0.2、またはv=1、またはv=5の3通り
のシナリオを設定する。第6図,第7図において、アメ
リカ・ドルの1ヵ月LIBORを例にとって示す。第6図は基
本的シナリオにおいて金利が上昇の場合を、第7図は金
利が下落する場合の金利の変化過程を示している。
【0069】かくして、金利変動シナリオは、基本シナ
リオがp通りで、金利シナリオがq通りの場合には、全
部でp×q通り、第3図乃至第7図の例では9×3=2
7通りを与える。上記変動シナリオは全て前もって生成
されデータベースに記憶される。
【0070】〈ステップ2:期待収益を最大にするポー
トフォリオの決定〉このステップ2は、各シナリオに対
して期待収益を最大にするポートフォリオを求めるもの
である。すべてのシナリオにおいて、一定以上で、か
つ、なるべく大きな期待値を持つようなポートフォリオ
を線形計画法により求める。
【0071】具体的には、ポートフォリオの期待すべき
損益特性に対する制御を行うため、(1)市場価格を変
数とする関数(デュアレーション等)を用いた制約条件
集合、および、(2)取り得る損益に関する制御を行う
ための制約条件集合を定義しておき、上で細分化した各
スワップに対する予め設定しておいた適用ルールに従っ
て、それらの制約条件集合の部分集合を満たすスワップ
のみからなるポートフォリオを対象として、以下のよう
な線形計画問題を解く。即ち以下の[数6]乃至[数1
3]の制約条件のもとで、目的関数[数14]を最大化
する線形計画問題をすべてのシナリオk = 1,...,Kに対
して解く。
【0072】[数6] ...
【0073】[数7]
【0074】...
【0075】[数8]
【0076】[数9]
【0077】[数10]
【0078】[数11]
【0079】[数12]
【0080】[数13]
【0081】[数14]
【0082】ここで、 k:シナリオ (=1,...,K) i:細分化されたスワップ (=1,...,N) T:運用期間 t:運用開始からの相対的な時点 (0 < t ≦T) Pi (t,k):シナリオkに対する時点tにおける細分化され
たスワップiの期待収益率 α(t,k):正の定数 xi:細分化されたスワップiに対する組入れ比率 di(t):細分化されたスワップiに対する時点tにおけ
るデュアレーションで、tがスワップiのスタート時よ
り前の時点を表わす場合、di(t)=0 d(t), d’(t):正の定数 δ(i):iが奇数のときδ(i)=1、iが偶数のときδ(i)
=0 ε:小さい正の定数 M:正の定数
【0083】である。尚、途中で解がないことが判明し
た場合には、定数α(t,k)の値を若干小さくして、はじ
めからやり直すという手順を再帰的に行うことによっ
て、各シナリオkに対する期待値μk [数15] を求める。尚、この制約条件も前もって生成されてデー
タベースに記憶される。
【0084】〈ステップ3:最適ポートフォリオの分散
共分散行列〉このステップ3は、シナリオ毎の最適ポー
トフォリオに対する分散共分散行列を求めるものであ
る。市場の過去データを用いて、多変量正規分布の仮定
のもとでサンプル・パスを発生させて、細分化した組み
入れ資産毎の平均、分散、相関係数を求め、それらを用
いてステップ2で求めたシナリオ毎の最適ポートフォリ
オに従って、全シナリオK通りに対する最適ポートフォ
リオに対する分散共分散行列V(K次元正方行列)を求め
る。
【0085】〈ステップ4:有効フロンティア〉ステッ
プ4では、シナリオ毎の最適ポートフォリオを組み入れ
資産とする有効フロンティアを求めるものである。目標
とする期待値μhを以下のように、ある定数 c+1通り
の水準に設定し、
【0086】[数16] ただし、
【0087】[数17]
【0088】これらに対して、以下のラグランジュ関数
L(y)を最小にするK次元ポートフォリオベクトルy、す
なわち有効フロンティアを2次計画法を用いて求める。
【0089】[数18]
【0090】ここで、Vはステップ3において求めた各
シナリオに対する最適ポートフォリオにおける分散共分
散行列、m’はm'= (μ1,...,μk,...,μK) で表され
るベクトル、1’は要素がすべて1からなるK次元ベクト
ル、λ1、λ2、λj (j = 3,...,J)はJ個の制約条件に対
するラグランジュ乗数、fj、gjはj番目の制約条件を定
める関数、ajは定数ベクトルである。
【0091】〈表示の態様〉上記におけるポートフォリ
オ最適化法を適用することによって得られる情報を顧客
に表示するため、運用期間中のポートフォリオのタイム
テーブルを第8図のようなポジション表によって表わ
す。
【0092】上記ポートフォリオ最適化法を適用するこ
とによってファンドを設定する場合、どのような価格変
動シナリオのもとに、ファンド全体の期待収益がどのよ
うに見込めるのかに関する表示を表示装置に行う。その
表示態様として、表示装置の画面の大きさが許せば例え
ば第9図のように表示する。第9図において、404
は、どの国の通過の金利スワップを利用して円ベースの
期待収益を求めるかを指定するダイアログの表示であ
る。このダイアログの詳細を第10図に示す。第10図
の例では、米ドル建ての金利スワップが使用されるべき
ことが指定されている。第11図は、第9図の400の
部分を拡大したものであって、この400は2年後の金
利形状変化の基本シナリオを示す表示領域である。この
例では9通りの基本シナリオが示されている。
【0093】また、第12図は、金利パスシナリオの例
を示す表示領域で、第9図の表示領域401に対応す
る。前述したように、この実施形態では、金利パスシナ
リオに対して、[数]式のように、v=0.2、またはv=1、
またはv=5の3通りのシナリオを設定しているので、第
12図のように、3つのシナリオが表示されている。ま
た、第13図は、第9図の表示領域402を拡大して示
したもので、この領域402は、1ヶ月LIBORの金利変
化を2年分の過去データについてグラフとして表した。
同じく、第14図は、第9図の表示領域403を拡大し
て示したもので、この領域403は、10年スワップレ
ートの変化を2年分の過去データについてグラフとして
表した。
【0094】第15図は、S1乃至S9(フィールド50
1)の9つのシナリオに対する期待収益のシミュレーシ
ョン結果を示す。フィールド502は各シナリオの大ま
かな形状を示す言葉を格納し、503は1ヶ月LIBORの
変化幅(2σ)を、504は10年スワップの変化幅
(2σ)を、そして、504乃至510は、シナリオ別
の収益(キャピタルゲイン)と期間利回りとを示す。
【0095】
【実施例2】上記実施例1は、外部で直接シミュレーシ
ョンを行わせることも可能にしている。実施例2は、複
数のファンド運用者が1つのネットワークを介してファ
ンド運用システムを共有する(互いのセキュリティを確
保することを前提として)場合には便利である。しか
し、実際には、ファンドの購入者であるカスタマにとっ
て上記実施例1によって提供される情報の多くは不必要
なものである。シミュレーションは複雑な操作を必要と
し、そのうちの多くの操作はファンドの購入者にとって
は不要であるからである。この結果、カスタマに対して
は図9のみを提示し、図8(ポジション表)を行わない
ように実施例1を修正してもよい。この理由は、ファン
ドの実際の運用者の立場からすると、シミュレーション
のアルゴリズムを重視するファンド運用システムの開発
者の立場とは異なり、シミュレーションの最終結果とし
てのポジション表が重要である。これは、仮に将来の売
買を含むポジション表が外部(特に市場参加者)に漏れ
た場合、競合者は当方側の特定のポジションをとること
が確信を持って知られてしまからである。
【0096】そこで、実施例2は、カスタマの要望にあ
わせてシミュレーションの各種パラメタを変更するなど
のカストマイズは行うことはするものの、しかし、シミ
ュレーションは内部(ファンドの運用者)でのみ限定し
て行うようにするものである。
【0097】しかし、常にポジション表を提示しないよ
うにすることは、本システムの有効性に対する信頼度を
得られないことにつながりかねない。そこで実施例2で
は、ポジション表の提示は原則的には禁止されるもので
あるが、ファンド購入者の認証が可能な限り行われるこ
とを前提とした上で、特定の場合にのみファンド購入者
に(即ち、外部に)ポジション表を提示するシステムを
提案する。その特定の場合とは、
【0098】a:契約開始前において 過去のある時点をファンドの運用開始時点として本シミ
ュレーションを適用してポジション表を作成し、それに
従って売買を行ったと仮定して、カスタマ側で損益の計
算してもらうことによって、本発明の有効性を確認して
もらうために、図8を提示する場合。
【0099】b: 契約後において 要請があれば運用期間中の過去分のポジションをカスタ
マに提示する。
【0100】a,bでは、ポジション表を渡す相手のカ
スタマの認証が特に重要である。従って、実施例2はそ
のカスタマを認証するためのダイアログとプロトコル
(不図示ではあるが、このようなダイアログやプロトコ
ルそのものは周知である)を有する。実施例2のシステ
ムは、更に、上記過去の時点及び期間を入力するダイア
ログをも有する。
【0101】このようなダイアログを有する実施例2
は、ファンド購入者としてのカスタマから、本システム
の有用性を確実且つ効率的に認識してもらうことができ
る。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
超過収益が得られる確率を向上させたポートフォリオを
最適化することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 好適な実施形態を適用した結果、有効フロン
ティアが改善した様子を示す図。。
【図2】 実施形態のシステム構成を示す図。
【図3】 実施形態の基本シナリオの一例を説明する
図。
【図4】 実施形態の基本シナリオの一例を説明する
図。
【図5】 実施形態の基本シナリオの一例を説明する
図。
【図6】 実施形態の金利パスシナリオの一例を説明す
る図。
【図7】 実施形態の金利パスシナリオの一例を説明す
る図。
【図8】 実施形態における、運用期間中のポートフォ
リオのタイムテーブルをスワップポジションによって示
した図。
【図9】 ポートフォリオ最適化によって得た各種情報
の表示の一例を示す図。
【図10】 最適化ポートフォリオを得るための通貨を
指定するダイアログを説明する図。
【図11】 9通りの基本シナリオの表示例を示す図。
【図12】 金利変化の速度シナリオの一例を説明する
図。
【図13】 金利変化の度数分布の一例を説明する図。
【図14】 金利変化の度数分布の一例を説明する図。
【図15】 各種シナリオに対する期待収益の表示例を
示す図。
【図16】 実施形態の処理手順を表すフローチャート
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田伸一 香港, セントラル, ウインダム スト リート, ウインダム プレース, 24エ フ, ユニット ビー, アールジー ア セット マネジメント カンパニー リミ テッド 香港支店内 (72)発明者 有田明弘 香港, セントラル, ウインダム スト リート, ウインダム プレース, 24エ フ, ユニット ビー, アールジー ア セット マネジメント カンパニー リミ テッド 香港支店内 Fターム(参考) 5B049 AA02 BB46 EE01 EE32 EE41

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定めた運用期間に対して複数の金融
    商品を組み合わせてポートフォリオを提示する方法にお
    いて、 当該商品に関わる市場価格の変動シナリオを前もって系
    統的に複数設定する設定工程と、 前記変動シナリオを表す第1のパラメータと、市場の特
    性を表す第2のパラメータとを用いて、前記複数の変動
    シナリオの各々に対して、将来における損益シミュレー
    ションを行うことによって探索すべきポートフォリオの
    集合を絞り込むシミュレーション工程と、 前工程において絞り込まれたポートフォリオの集合か
    ら、最適ポートフォリオを構成する最適化工程と、 前記変動シナリオの全部または一部のシナリオについて
    の、損益シミュレーション結果とともに、最適ポートフ
    ォリオを提示する提示工程とを具備することを特徴とす
    るポートフォリオ提示方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の変動シナリオは、対象となる
    金融商品の将来における、売買時期、契約時期、解約時
    期を考慮して前もって設定することを特徴とする請求項
    1に記載のしたポートフォリオ提示方法。
  3. 【請求項3】 前記提示工程において、損益特性が前も
    って設定した特性値以上のシミュレーション結果のみを
    提示することを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに
    記載のポートフォリオ提示方法。
  4. 【請求項4】 前記提示工程において、 ユーザによって所定の閾値条件を設定する工程と、 損益シミュレーション結果の内、損益特性が前記閾値条
    件に合致するものを提示する工程とを更に具備すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のポート
    フォリオ提示方法。
  5. 【請求項5】 前記変動シナリオは、金利、株価、商品
    価格及びまたは為替レート等、市場において価格変動す
    る要因を考慮することを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載のポートフォリオ提示方法。
  6. 【請求項6】 前記設定工程は、個々の変動シナリオ
    を、 過去の市場価格データに基づいて、 運用期間経過時点における市場価格の、基本となる複数
    の基本変化シナリオと、 運用期間内における市場価格の複数の変化過程シナリオ
    として構成する工程とを具備し、 前記シミュレーション工程は、前記複数の基本変化シナ
    リオと複数の変化過程シナリオとの全ての組み合わせを
    将来における市場価格の空間として損益を算出すること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のポート
    フォリオ提示方法。
  7. 【請求項7】 前記設定工程は、 対象となる金融商品の将来における、売買時期、契約時
    期、解約時期を、当該金融商品の特性に合わせて、運用
    期間を所定の間隔で分割することによって細分化する工
    程を有し、 前記シミュレーション工程は、 前記工程において細分化された可能なすべての運用期間
    に対して、全ての変動シナリオの各々について損益を計
    算する工程を具備することを特徴とする請求項6に記載
    のポートフォリオ提示方法。
  8. 【請求項8】 前記設定工程は、 期待すべきポートフォリオの損益特性に関する制御を行
    うための制約条件集合であって、市場価格を変数とする
    関数を用いた第1の制約条件集合と、取り得る損益に関
    する第2の制約条件集合とを与える工程を具備し、 前記シミュレーション工程は、 前記第1,第2の制約条件集合の部分集合を、前記細分
    化された運用期間の各々に対してそれぞれ適用すること
    を特徴とする請求項7に記載のポートフォリオ提示方
    法。
  9. 【請求項9】 前記シミュレーション工程は、 変動シナリオのすべてにおいて、一定以上で、かつ、最
    大の期待値を持つようなポートフォリオを求める方法と
    して、線形計画法を適用することを特徴とする請求項1
    乃至8のいずれかに記載のポートフォリオ提示方法。
  10. 【請求項10】 前記最適化工程は、 変動シナリオ毎に得られたポートフォリオから最終的な
    ポートフォリオに集約する方法として、各シナリオ毎の
    ポートフォリオを組み入れ資産とするポートフォリオを
    導入し、このポートフォリオのボラティリティを最小に
    することによって有効フロンティアを求めることを特徴
    とする請求項9に記載のポートフォリオ提示方法。
  11. 【請求項11】 前記設定工程は、 対象となる金融商品の将来における、売買時期、契約時
    期、解約時期を、当該金融商品の特性に合わせて、運用
    期間を所定の間隔で分割することによって細分化する工
    程と、 有効フロンティアを求めるために必要な、各変動シナリ
    オに対応するポートフォリオに対する分散共分散行列に
    関して、市場の過去データを用いて、多変量正規分布の
    仮定のもとでサンプル・パスを発生させて、前記細分化
    した期間毎の平均、分散、相関係数を求め、それらを用
    いて上記分散共分散行列を前もって求めてデータベース
    として記憶する工程とを具備することを特徴とする、請
    求項10に記載のポートフォリオ提示方法。
  12. 【請求項12】 前記提示工程は所定の表示装置にシミ
    ュレーション結果を評価可能に表示することを特徴とす
    る請求項1乃至11のいずれかに記載のポートフォリオ
    提示方法。
  13. 【請求項13】 前記提示工程は、シミュレーション結
    果をプログラムインタフェースを介して所定のプログラ
    ムに転送することを特徴とする請求項1乃至12のいず
    れかに記載のポートフォリオ提示方法。
  14. 【請求項14】 前記提示工程は、 期初に設定する運用期間中のポートフォリオのタイムテ
    ーブルと、前記基本シナリオと、パス・シナリオと、シ
    ナリオで想定している金融商品の変化幅とその過去デー
    タのヒストストグラムと、シナリオ毎の期待収益の表の
    少なくともいずれかの1つを表示する工程を含むことを
    特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載のポート
    フォリオ提示方法。
  15. 【請求項15】 コンピュータにより読取可能なコンピ
    ュータプログラムを記憶するプログラム記憶媒体であっ
    て、 請求項1乃至14に記載の設定工程をコンピュータ上に
    おいて実行するための第1のプログラムコードを記憶す
    るプログラム記憶媒体。
  16. 【請求項16】 コンピュータにより読取可能なコンピ
    ュータプログラムを記憶するプログラム記憶媒体であっ
    て、 請求項1乃至14に記載のシミュレーション工程をコン
    ピュータ上において実行するための第2プログラムコー
    ドを記憶するプログラム記憶媒体。
  17. 【請求項17】 コンピュータにより読取可能なコンピ
    ュータプログラムを記憶するプログラム記憶媒体であっ
    て、 請求項1乃至14に記載の、シミュレーション工程をコ
    ンピュータ上において実行するための第2プログラムコ
    ードと、提示工程をコンピュータ上において実行するた
    めの第3プログラムコードとを記憶するプログラム記憶
    媒体。
  18. 【請求項18】 コンピュータにより読取可能なコンピ
    ュータプログラムを記憶するプログラム記憶媒体であっ
    て、 請求項1乃至14に記載の、設定工程をコンピュータ上
    において実行するための第1のプログラムコードと、シ
    ミュレーション工程をコンピュータ上において実行する
    ための第2プログラムコードと、提示工程をコンピュー
    タ上において実行するための第3プログラムコードとを
    記憶するプログラム記憶媒体。
  19. 【請求項19】 予め定めた運用期間に対して複数の金
    融商品を組み合わせてポートフォリオを提示するポート
    フォリオ提示装置において、 前もって系統的に複数設定されたところの、当該商品に
    関わる市場価格の変動シナリオを記憶する記憶手段と、 前記変動シナリオを表す第1のパラメータと、市場の特
    性を表す第2のパラメタとを用いて、前記複数の変動シ
    ナリオの各々に対して、将来における損益シミュレーシ
    ョンを行うシミュレーション手段と、 前記変動シナリオの全部または一部のシナリオについて
    の、損益シミュレーション結果をポートフォリオとして
    提示する提示手段とを具備することを特徴とするポート
    フォリオ提示装置。
  20. 【請求項20】 前記記憶手段を有する第1のコンピュ
    ータ装置と、 請求項19記載のシミュレーション手段と提示手段とを
    具備する第2のコンピュータ装置とがネットワークを介
    して結合されたポートフォリオ提示システム。
  21. 【請求項21】 ポジション表を外部に提示することを
    禁止する手段を更に具備することを特徴とする請求項1
    9に記載のポートフォリオ提示装置。
  22. 【請求項22】 相手方を認証する手段を更に具備する
    ことを特徴とする請求項19または21に記載のポート
    フォリオ提示装置。
  23. 【請求項23】 相手方を認証する手段と、 ポジション表を外部に提示することを禁止する手段と、 所定の条件満足時に前記禁止手段を不能にする手段とを
    更に具備することを特徴とする請求項19または21に
    記載のポートフォリオ提示装置。
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