JP2000292788A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000292788A
JP2000292788A JP11102875A JP10287599A JP2000292788A JP 2000292788 A JP2000292788 A JP 2000292788A JP 11102875 A JP11102875 A JP 11102875A JP 10287599 A JP10287599 A JP 10287599A JP 2000292788 A JP2000292788 A JP 2000292788A
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light
crystal display
display device
polarization
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JP11102875A
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English (en)
Inventor
Ikuo Hiyama
郁夫 檜山
Masaya Adachi
昌哉 足立
Makoto Tsumura
津村  誠
Shoichi Hirota
昇一 廣田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力や重量等を増加させず、陰極線管で
得られる高いピーク輝度に匹敵する高いピーク輝度を得
ることが可能な液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶層9と、液晶層9の表示面側及び光
入射面側に配置され、液晶層9への入射光の偏光状態を
変調する複数の電極5、6と、液晶層9の表示面側及び
光入射面側に配置された第1偏光選択手段10、11及
び第2偏光選択手段12とを有する液晶表示素子1、及
び、液晶表示素子1の背面側に配置され、入射光を発生
する光反射板14を有する照明装置2を備えた液晶表示
装置であって、第1偏光選択手段10、11は光反射型
偏光選択手段10と光吸収型偏光選択手段11とからな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
わり、特に、ピーク輝度(白色を表示したときの明る
さ)を向上させ、表示画像の高輝度化を図ることが可能
な液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置は、大別すると、
TFT(薄膜トランジスタ)を用いたアクティブマトリ
クス駆動によるTN(ツイストネマチック)液晶表示装
置と、マルチプレックス駆動のSTN(スーパーツイス
テッドネマチック)液晶表示装置の2つの方式がある。
いずれの方式も、一対のガラス基板間に液晶層を保持さ
せ、一対のガラス基板の外側面にそれぞれ偏光板を配置
した液晶表示素子を用いており、液晶層を直線偏光が透
過する際にその偏光状態を変調し、表示が行われるもの
である。また、IPS(inplane sentch
ing)モードのようにガラス基板面内に電界を印加し
た表示を行う方式も適用されている。
【0003】これらの液晶表示装置は、その用途によっ
て要求される輝度レベルが決められるが、特に、ノート
パソコンの表示部に用いた場合、輝度レベルの要求だけ
でなく、薄型化、軽量化、低消費電力化が合わせて要求
される。
【0004】液晶表示装置で明るさの向上を実現するた
めには、コレステリック液晶を用いて、偏光変換を行っ
たものが特開平3−45906に開示されている。ま
た、偏光変換に用いる反射型偏光板に関する技術手段と
しては、米国特許明細書第5486949号や米国特許
明細書第5122905号に開示ものがある。この他
に、コレステリックフィルタを直視型バックライトに適
用した技術手段としては、特開平7−36032号に開
示のものがある。
【0005】近年、液晶表示装置、特に、カラー液晶表
示装置の技術の進歩は目覚ましく、陰極線管(CRT)
に劣らぬ表示品質のものが数多く見られるようになっ
た。液晶表示装置は、CRTにない低消費電力化、薄型
化、軽量化の特長によって利用範囲を拡大してきた。し
かしながら、液晶表示装置は、ピーク輝度、動画表示性
能(高速応答性)、色再現性等において、CRTに匹敵
する画質を得ることが難しい。この場合、ピーク輝度と
は、画面の一部を白表示した時の明るさであり、例えば
CRTで画面全体の15%を白表示したときと、画面全
体を白表示したときとの明るさとを比較した場合、CR
Tは、前者が約4倍明るくできると言われている。従っ
て、CRTは、太陽光が波しぶきで反射するような部分
的な高輝度表示に最適なもので、より迫力のある画像を
得ることができる。
【0006】一方、液晶表示装置は、ピーク輝度を高め
ることができないため、テレビジョンの表示部や動画表
示装置の表示部に用いることが難しいといわれている。
例えば、前述のように4倍の明るさを実現するために
は、液晶表示装置のバックライトの明るさを4倍程度上
げざるを得ない。しかしながら、バックライトの輝度を
上げることは、ピーク輝度だけを上げることにならず、
表示画面全体の輝度を上げることになる。また、バック
ライトの輝度を上げるためには、その分、消費電力が増
加するだけでなく、ランプ、インバータ等も増やす必要
があり、コスト、厚み、重量の増加を招く。さらに、熱
の発生も増大し、表示性能そのものを低下させかねな
い。
【0007】また、液晶表示装置においては、広視野角
化を実現するための開発も行われており、液晶表示素子
の表面に蛍光体板を配置して高輝度、広視野角を図った
液晶表示装置がWO97/40147、特開昭59−7
8382号、特開平2―131220号、特開平8―3
6158号等に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】既知の液晶表示装置
は、光反射型偏光板として働くコレステリック液晶等を
用いて反射光を再利用することにより、高輝度化、低消
費電力化を図っているものであり、表示画面全体の明る
さを向上させるものである。一方、CRTは、表示画像
のピーク輝度を高めることができるため、太陽光が波し
ぶきで反射するような部分的な高輝度表示を行うのに最
適である。
【0009】このように、消費電力や重量等を増加させ
ずに、CRTのようにピーク輝度を向上させることが、
液晶ディスプレイにも期待されている。
【0010】ちなみに、CRTにおいては、パソコン用
のモニタとして使用中のピーク輝度を測定した結果、表
示画面全体を白表示したときと、表示画面の約10%に
当たる正方形の範囲を白表示(残り黒表示)したときの
明るさを比較した場合、それぞれ110cd/m2 、1
70cd/m2 であって、約1.5倍以上の明るさの違
いがあることが分かった。
【0011】このように、既知の液晶表示装置は、消費
電力や重量等を増加させずに、CRTなみにピーク輝度
を向上させることができないものであった。
【0012】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、消費電力や重量等を増加
させずに、陰極線管で得られる高いピーク輝度に匹敵す
る高いピーク輝度を得ることが可能な液晶表示装置を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による液晶表示装置は、液晶層の表示面側及
び光入射側に面側に第1偏光選択手段及び第2偏光選択
手段を配置した液晶表示素子、及び、液晶表示素子の背
面側に配置した光反射板付の照明装置を備えるもので、
第1偏光選択手段が光反射型偏光板と光吸収型偏光板と
からなっている手段を具備する。
【0014】既知の液晶表示装置においては、表示画面
に黒色表示が行われる場合、液晶表示素子への入射光が
第1偏光選択手段で吸収され、黒色表示が行われるもの
で、例えば、表示画面の黒表示の一部に白色表示を行う
場合、照明装置から出射される光の殆んどが第1偏光選
択手段で吸収されるため、白色表示のピーク輝度を大き
くすることができない。
【0015】これに対し、前記手段においては、液晶層
の表示面側に光反射型偏光板を配置することにより、表
示画面の黒色表示を行う部分に対する液晶表示素子から
の出射光が光反射型偏光板で反射された後、液晶表示素
子を通して照明装置に入射され、照明装置の光反射板で
反射され、この反射光が再度表示画面の黒色表示を行う
部分に当たると、前述の光反射と同様の光反射が繰り返
し実行され、このような光反射が行われる際に、散乱光
の一部が表示画面の白色表示を行う部分に当たると、光
反射型偏光板を透過した本来の透過光と重なり合って表
示面側に出射されるので、白色表示が行われる部分の明
るさが向上し、白色表示を行う部分のピーク輝度を大き
くすることができる。
【0016】この場合、照明装置の光反射板として、反
射型偏光選択手段からの反射光をその偏光状態を変えず
に反射させ、液晶表示素子に再入射させる特性のものを
用いれば、光反射型偏光板からの反射光が照明装置の光
反射板で反射されたとき、同一の偏光状態で液晶表示素
子に入射されるため、反射光の損失を殆んど生じない状
態で光の再利用が可能になる。
【0017】ところで、反射光が照明装置の光反射板で
反射するとき、反射光の偏光状態が乱れ、その偏光状態
が完全な無偏光状態になった場合、反射光は、液晶表示
素子の第2偏光選択手段の入射側偏光板において50%
以上吸収され、光利用効率が著しく低下するようになる
が、液晶表示素子と照明装置との間に第2光反射型偏光
板を配置すれば、照明装置の光反射板で反射光の偏光状
態が一定に維持できない場合においても、不適当な偏光
状態にある反射光を第2光反射型偏光板で反射させ、照
明装置に入射させ、再度光反射板で反射させることによ
り、偏光状態を適当な偏光状態にすることができ、光利
用効率を向上させ、白色表示を行う部分のピーク輝度を
向上させることが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明による液晶表示装置の第1
の実施の形態における断面構成図である。
【0020】図1において、1は液晶表示素子、2はバ
ックライト、3は第1透明基板、4は第2透明基板、5
は第1透明電極、6は第2透明電極、7は第1配向膜、
8は第2配向膜、9は液晶層、10は反射型偏光板、1
1は第1吸収型偏光板、12は第2吸収型偏光板、13
は導光体、14は光反射板、15はランプ、16はラン
プカバー、17は光拡散板、18はプリズムシートであ
る。
【0021】そして、第1透明基板3は、一方の面に第
1透明電極5を、その上にラビング処理を施した第1配
向膜7を形成したもので、他方の面に各偏光透過軸が平
行になるように配置した反射型偏光板10を、その上に
第1吸収型偏光板11を形成したものである。第2透明
基板4は、一方の面に第2透明電極6を、その上にラビ
ング処理を施した第2配向膜8を形成したもので、他方
の面に第2吸収型偏光板12を形成したものである。第
1透明基板3の一方の面及び第2透明基板4の一方の面
との間に液晶層9を介在配置させ、全体として液晶表示
素子1を形成している。なお、図1に図示が省略されて
いるが、第1透明電極5は、画素毎に能動スイッチとと
て働く薄膜トランジスタ(TFT)が配置形成されてい
る。この場合、液晶表示素子1は、第1透明電極5と第
2透明電極6との間の電圧が無印加時に白色表示が行わ
れるノーマリーホワイトの表示モードで動作するもので
ある。
【0022】また、導光体13は、透明なアクリル樹脂
からなるもので、相対する一側面から他側面に至るにし
たがって順次厚みが異なるように構成されている。導光
体13は、裏面に沿うように光反射板14が配置され、
前面に光拡散板17とプリズムシート18とが重なり合
うように配置され、厚みの厚い一つの側面の全長に沿っ
て冷陰極型蛍光ランプ15が配置され、冷陰極型蛍光ラ
ンプ15を覆うようにランプカバー16が設けられてい
る。光拡散板17が導光体13の光出射面に沿って配置
され、その上に指向性を持たせるため、プリズムシート
18が光拡散板17上に配置され、正面側輝度を向上さ
せ、全体としてエッジライト方式バックライト2が形成
されている。
【0023】ここで、第1の実施の形態における液晶表
示装置の動作について説明する。
【0024】なお、図1に図示されている液晶表示装置
は、説明を判り易くするために、液晶表示素子1の左半
分が白色表示(第1透明電極5と第2透明電極6との間
の電位差が0の状態)が行われる部分であり、右半分が
黒色表示(第1透明電極5と第2透明電極6との間に所
定の電位差が加えられている状態)が行われる部分であ
るとしている。
【0025】まず、第1の実施の形態の動作の説明に先
立って、その動作原理について述べると、既知の液晶表
示装置は、表示画面の黒色表示を行う部分の出射光を出
射側吸収型偏光板において吸収することにより黒色表示
を行っていたのに対し、第1の実施の形態の液晶表示装
置は、表示画面の黒色表示を行う部分の出射光を出射側
反射型偏光板において反射させ、この反射光を照明装置
の光反射板で再反射させ、その反射光を表示画面の白色
表示を行う部分の出射光に重ね合わせて出射させるよう
にしている、すなわち、本来、出射側偏光板の吸収光を
再利用することにより、白色表示を行う部分のピーク輝
度を向上させているものである。この場合、出射側偏光
板には、反射型偏光板と吸収型偏光板とが用いられる。
【0026】次に、第1の実施の形態の動作について述
べると、白色表示が行われる部分においては、バックラ
イト2から出射された出射光19は第2吸収型偏光板1
2において一方の直線偏光成分のみが透過され、第2吸
収型偏光板12の透過光19’は液晶層9において90
°旋光され、反射型偏光板10及び第1吸収型偏光板1
1の偏光透過方向と同一の直線偏光になり、この直線偏
光19”は反射型偏光板10及び第1吸収型偏光板11
を通り、出射光として出射する。これに対し、黒色表示
が行われる部分においては、バックライト2から出射さ
れた出射光20は、第2吸収型偏光板12において一方
の直線偏光成分のみが透過され、第2吸収型偏光板12
の透過光20’は液晶層9を変調を受けずに透過する。
このとき、液晶層9の透過光20’は反射型偏光板10
の透過直線偏光成分と直交する直線偏光であるので、液
晶層9の透過光20’は反射型偏光板10で反射され、
反射直線偏光21となる。反射型偏光板10の反射直線
偏光21は液晶層9を変調を受けずに透過し、液晶層9
を透過した反射直線偏光21は、その偏光軸が第2吸収
型偏光板12の偏光透過軸と平行であるため、殆んど吸
収されずに第2吸収型偏光板12を透過し、バックライ
ト2に入射される。バックライト2に入射された反射直
線偏光21は、一部分がプリズムシート18及び光拡散
板17で反射されるとともに大部分が光反射板14で反
射され、再反射直線偏光22になる。この再反射直線偏
光22は、第2吸収型偏光板12において第2吸収型偏
光板12の偏光透過軸と平行な直線偏光成分だけが透過
され、第2吸収型偏光板12を透過した再反射直線偏光
22’は液晶層9を変調を受けずに透過する。このと
き、液晶層9を透過した再反射直線偏光22’は、黒色
表示を行っている画素に隣接する画素が白色表示を行っ
たいるとすれば、白色表示を行っている部分の直線偏光
19”に重なり合い、直線偏光19”と直線偏光22’
とを合わせた偏光成分となる。この直線偏光19”と直
線偏光22’とを合わせた偏光成分は、反射型偏光板1
0及び第1吸収型偏光板11を通り、出射光として出射
する。
【0027】このように、第1の実施の形態の液晶表示
装置によれば、黒色表示が行われる部分の画素に隣接し
た白色表示が行われる部分の画素は、出射光に再反射直
線偏光22’が重なり合った分だけ、白色表示が行われ
る部分の輝度を高め、その部分の明るさを向上させるこ
とができる。なお、表示画面の全体に白色表示が行われ
る場合、反射型偏光板10からの反射直線偏光21がな
いため、明るさは向上しない。また、図1において、液
晶表示装置の右半分が中間調表示が行われる場合であっ
ても、液晶層9の透過光20’の中で、反射型偏光板1
0の偏光透過軸に平行する直線偏光成分は反射型偏光板
10を透過してしまうが、反射型偏光板10の偏光透過
軸に直交する直線偏光成分は、反射型偏光板10で反射
して反射直線偏光21になるので、前記動作と同様な動
作により、隣接する白色表示を行っている部分の画素に
重畳され、明るさの向上に寄与する。
【0028】また、第1の実施の形態の液晶表示装置に
おいては、カラーフィルタを配置していないが、よく知
られているように、第1透明基板3側にカラーフィルタ
を配置すれば、カラー表示を行うことが可能な液晶表示
装置にすることができる。さらに、カラーフィルタは、
出射側反射型偏光板の表示面側に配置することが好まし
い。
【0029】また、カラーフィルタを配置せずに、赤色
(R)、緑色(G)、青色(B)の光源を時分割的に点
灯するフィールドシーケンシャル方式のバックライトに
も適用できることはいうまでもない。
【0030】次いで、図2(a)、(b)、(c)は、
図1の液晶表示装置に用いられる反射型偏光板10の各
構成例を示すもので、(a)は等方性媒体と一軸異方性
媒体とを交互に多数積層した構成例、(b)は屈折率の
異なる2種の透明媒体を波形状に交互に多数積層した構
成例、(c)はピッチの異なるコレステリック液晶高分
子を積層した構成例である。
【0031】まず、図2(a)に図示される反射型偏光
板10は、等方性媒体23Aと一軸異方性媒体23Bと
を交互に多数積層して構成したもので、反射型偏光板1
0に入射された入射光24は、反射型偏光板10の偏光
透過軸に平行な直線偏光成分24Hだけが積層部分を透
過して出射面側に出力され、それに直交する直線偏光成
分24Cが積層部分で反射され、反射光として入射面側
から出力される。
【0032】また、図2(b)に図示される反射型偏光
板10は、屈折率の異なる2種の透明媒体を波形状に交
互に多数積層して構成したもので、前述の反射型偏光板
10と同様に、反射型偏光板10に入射された入射光2
4は、反射型偏光板10の偏光透過軸に平行な直線偏光
成分24Hだけが波形状の部分を透過して出射面側に出
力され、それに直交する直線偏光成分24Cが波形状の
部分で反射され、反射光として入射面側から出力され
る。
【0033】さらに、図2(c)に図示される反射型偏
光板10は、例えば、アジア ディスプレイ95 ダイ
ジェスト 第735頁に開示されているもので、内部で
ピッチを変化させたコレステリック液晶高分子層25A
に1/4波長板25Bを重ね合わせて構成したもので、
コレステリック液層高分子を可視波長域で特性反射を示
すようにしているものである。反射型偏光板10に入射
された入射光24は、一方回りの円偏光成分24Lだけ
がコレステリック液晶高分子層25Aを透過し、次いで
1/4波長板25Bを透過して出射面側に出力され、逆
回りの円偏光成分24Rがコレステリック液晶高分子層
25Aで反射され、反射光として入射面側から出力され
る。
【0034】次に、図3は、本発明による液晶表示装置
の第2の実施の形態における断面構成図である。
【0035】図3において、10Aはコレステリック
層、10Bは第1位相差板、10Cは第2位相差板であ
り、その他、図1に示された構成要素と同じ構成要素に
ついては同じ符号を付けている。
【0036】そして、反射型偏光板10は、右回りのコ
レステリック層10Aと、コレステリック層10Aの一
面に装着配置された1/4波長板として働く第1位相差
板10Bと、コレステリック層10Aの他面に装着配置
された1/4波長板として働く第2位相差板10Cとか
らなっている。
【0037】この第2の実施の形態は、図1に図示され
た第1の実施の形態における反射型偏光板10として、
図2(c)に図示された反射型偏光板10と同じ型の反
射型偏光板を用いた例を示すもので、反射型偏光板10
を除いた他の構成は第1の実施の形態の構成と同じであ
る。このため、第2の実施の形態の構成については、こ
れ以上の説明を省略する。
【0038】また、第2の実施の形態の動作時におい
て、液晶層9を透過した直線偏光19”、20’、2
2’が反射型偏光板10にそれぞれ入射されたとき、直
線偏光19”、22’は第2位相差板10Cにおいて左
回りの円偏光成分になり、直線偏光20’は第2位相差
板10Cにおいて右回りの円偏光成分になる。このと
き、左回りの円偏光成分はコレステリック層10Aを透
過し、透過した左回りの円偏光成分は第1位相差板10
Bにおいて直線偏光になり、第1位相差板10Bから出
力される。また、右回りの円偏光成分はコレステリック
層10Aで反射され、反射した右回りの円偏光成分は第
2位相差板10Cにおいて直線偏光になり、反射型偏光
板10から出力されるものである。
【0039】そして、第2の実施の形態の動作について
は、前記反射型偏光板10における動作を除けば、第1
の実施の形態の動作と同じであるので、これ以上の説明
は省略する。
【0040】なお、第2の実施の形態に用いる反射型偏
光板10は、第1位相差板10B及び第2位相差板10
Cの軸を90°変えることによって、コレステリック層
10Aを左回りのコレステリック層10Aとして働かせ
ることも可能である。
【0041】この第2の実施の形態においても、第1の
実施の形態と同様に、白色表示が行われる部分の輝度を
高め、その部分の明るさを向上させることができる。
【0042】続く、図4は、本発明による液晶表示装置
の第3の実施の形態における断面構成図である。
【0043】図4において、13’は導光体であり、そ
の他、図1に示された構成要素と同じ構成要素について
は同じ符号を付けている。
【0044】そして、導光体13’は、裏面側に微細な
溝が多数形成されており、それらの溝のピッチや深さを
適宜変化させるようにしているものである。
【0045】この第3の実施の形態は、図1に図示され
た第1の実施の形態における導光体13を用いる代わり
に導光体13’を用いている例を示すもので、導光体1
3’を除いた他の構成は第1の実施の形態の構成と同じ
である。このため、第3の実施の形態の構成について
も、これ以上の説明を省略する。
【0046】また、第3の実施の形態の動作時におい
て、第2吸収型偏光板12を透過した反射直線偏光21
がバックライト2に入射されたとき、その反射直線偏光
21の大部分が光反射板14で反射される際に、導光体
13’の裏面側に微細な溝が多数形成され、裏面側に塗
布されている白色インクの影響が少なくなるので、光反
射板14で再反射された直線偏光の偏光状態が維持され
る。このとき、バックライト2から出射される再反射直
線偏光22は、第2吸収型偏光板12の偏光透過軸と平
行方向の直線偏光成分が支配的であるので、殆んど吸収
されることなく第2吸収型偏光板12を透過するように
なる。
【0047】そして、第3の実施の形態の動作について
は、前記バックライト2における動作を除けば、第1の
実施の形態の動作と同じであるので、これ以上の説明は
省略する。
【0048】この場合、第3の実施の形態においては、
バックライト2から出射される再反射直線偏光22の偏
光状態が良好になるので、第1の実施の形態や第2の実
施の形態のものに比べて、白色表示が行わている部分の
画素の明るさを増大させることができる。
【0049】続いて、図5は、本発明による液晶表示装
置の第4の実施の形態における断面構成図であり、図6
及び図7は、第4の実施の形態の液晶表示装置に用いら
れる第2反射型偏光板を含む部分における光反射の状態
を表す説明図である。
【0050】図5乃至図7において、26は第2反射型
偏光板、27は第3位相差板であり、その他、図1に図
示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を
付けている。
【0051】そして、第2反射型偏光板26は、第3位
相差板27と重ね合わせにされ、液晶表示素子1とバッ
クライト2との間に配置される。
【0052】この第4の実施の形態は、図1に図示され
た第1の実施の形態において、液晶表示素子1とバック
ライト2との間に新たに第2反射型偏光板26と第3位
相差板27とを重ね合わせたものを配置しているもの
で、第2反射型偏光板26と第3位相差板27とを重ね
合わせたものを配置した以外の構成は、第1の実施の形
態の構成と同じである。このため、第4の実施の形態の
構成についても、これ以上の説明を省略する。
【0053】ここで、第4の実施の形態に用いられる第
2反射型偏光板26と第3位相差板27とを重ね合わせ
たものを配置した部分の動作を図6及び図7を用いて説
明する。
【0054】この場合、図6に図示されている第2反射
型偏光板26は、図2(a)または(b)に図示されて
いるタイプのものであり、また、図6に図示されている
第2反射型偏光板26は、図2(c)に図示されている
タイプのものである。
【0055】始めに、図6に示されるように、バックラ
イト2から出力された無偏光の出射光28は、第2反射
型偏光板26において一方の直線偏光281 だけが透過
し、それに直交する他方の直線偏光282 が反射する。
このとき、他方の直線偏光282 は、1/4波長板とし
て働く第3位相差板27において一方回りの円偏光28
3 に変換される。次いで、一方回りの円偏光283 は、
バックライト2の光反射板14で反射され、一方回りの
円偏光283 に対して逆回りの円偏光284 になって再
出射される。再出射された逆回りの円偏光284 は、第
3位相差板27において他方の直線偏光282 と直交す
る直線偏光、すなわち一方の直線偏光281 に変換さ
れ、第2反射型偏光板26を透過して出力される。
【0056】このように、図6に図示された第2反射型
偏光板26を用いている第4の実施の形態によれば、最
初にバックライト2から出力された出射光28は、光反
射板14やその他の部材の吸収損失によって少し減少す
るものの、殆んど全ての出射光28が直線偏光281
変換され、第2反射型偏光板26から出射されるように
なる。
【0057】次に、図7に示されるように、バックライ
ト2から出力された無偏光の出射光29は、第2反射型
偏光板26において一方回りの円偏光291 だけが透過
し、一方回りの円偏光291 に対して逆回りの円偏光2
2 が反射する。このとき、一方回りの円偏光29
1 は、1/4波長板として働く第3位相差板27におい
て一方の直線偏光293 に変換され、第3位相差板27
から出射され、逆回りの円偏光292 は、バックライト
2の光反射板14で反射され、一方回りの円偏光291
に変換されて再出射される。次いで、再出射された一方
回りの円偏光291は、そのまま第2反射型偏光板26
を透過した後、第3位相差板27において一方の直線偏
光293 に変換され、第3位相差板27から出射され
る。
【0058】このように、図7に図示された第2反射型
偏光板26を用いている第4の実施の形態においても、
最初にバックライト2から出力された出射光29は、光
反射板14やその他の部材の吸収損失によって少し減少
するものの、殆んど全ての出射光29が直線偏光293
に変換され、第2反射型偏光板26から出射されるよう
になる。
【0059】そして、第4の実施の形態における動作に
ついては、第2反射型偏光板26と第3位相差板27と
を重ね合わせたものを配置した部分の動作を除けば、第
1の実施の形態の動作と同じであるので、これ以上の説
明は省略する。
【0060】この第4の実施の形態においては、バック
ライト2からの出射光28、29の殆んど全てが液晶表
示素子1に入射されるので、液晶表示素子1への入射光
が増大し、その分、白色表示が行わている部分の画素の
明るさを増大させることができる。
【0061】なお、第4の実施の形態において、バック
ライト2の光反射板14として偏光維持型のものを用い
た場合には第3位相差板27を用いる必要がなくなる。
【0062】次いで、図8、図9、図10は、本発明に
用いられるバックライト2の導光体13及び光反射板1
4の第1乃至第3構成例を示す部分断面図である。
【0063】図8乃至図10において、30Aは鏡面
部、30Bは傾斜面、30Cは出射面、30Dは溝ピッ
チ、30Eは傾斜角、30Fは溝の深さであり、その
他、図1に図示された構成要素と同じ構成要素について
は同じ符号を付けている。
【0064】まず、図8に図示された第1構成例におい
ては、導光体13の裏面にそれぞれ鏡面反射が行われる
平坦な鏡面部30A及び微細な傾斜面30Bが設けられ
ているもので、傾斜面30Bの形成領域を鏡面部30A
の形成領域に比べて小さくしている。この場合、傾斜面
30Bは、導光体13から光を出射させるために設けた
もので、光源(図示なし)からの出射光311 が傾斜面
30Bに入射されると、傾斜面30Bで反射され、出射
光312 として導光体13から出射される。また、鏡面
部30Aは、導光体13内の伝播光を全反射させながら
伝播させるためのもので、光源(図示なし)からの出射
光311 が鏡面部30Aに入射されると、鏡面部30A
で全反射され、反射光313 として出射面30Cに入射
される。このとき、出射面30Cへの反射光313 の入
射角が全反射角以上であれば、出射面30Cにおいても
全反射し、導光体13内を伝播し、出射面30Cへの反
射光313 の入射角が全反射角以下であって場合、出射
面30Cで屈折して出射面30Cから出射される。な
お、第1構成例における各部の寸法の一例としては、溝
ピッチ30Dが200μm、傾斜角30Eが40°、溝
の深さ30Fが10μmに選ばれている。
【0065】次に、図9に図示された第2構成例におい
ては、導光体13の裏面にそれぞれ鏡面反射が行われる
微小な傾斜角度を有する鏡面部30A及び微細な傾斜面
30Bが設けられているもので、傾斜面30Bの形成領
域を鏡面部30Aの形成領域に比べて小さくしている。
この場合においても、傾斜面30Bは、導光体13から
光を出射させるために設けたもので、光源(図示なし)
からの出射光311 が傾斜面30Bに入射されると、傾
斜面30Bで反射され、出射光312 として導光体13
から出射される。また、鏡面部30Aは、導光体13内
の伝播光を全反射させながら伝播させるためのもので、
光源(図示なし)からの出射光311 が鏡面部30Aに
入射されると、鏡面部30Aで全反射され、反射光31
3 として出射面30Cに入射される。このとき、出射面
30Cへの反射光313 の入射角が全反射角以上であれ
ば、出射面30Cにおいても全反射し、導光体13内を
伝播し、出射面30Cへの反射光313 の入射角が全反
射角以下であって場合、出射面30Cで屈折して出射面
30Cから出射される。
【0066】次いで、図10に図示された第3構成例に
おいては、導光体13の裏面にそれぞれ鏡面反射が行わ
れる平坦な鏡面部30A及び微細な傾斜面30Bが設け
られ、同時に、光反射板14の形状も導光体13の裏面
の形状に合わせて屈曲されているもので、傾斜面30B
の形成領域を鏡面部30Aの形成領域に比べて小さくし
ている。この場合においても、傾斜面30Bは、導光体
13から光を出射させるために設けたもので、光源(図
示なし)からの出射光311 が傾斜面30Bに入射され
ると、傾斜面30Bで反射され、出射光312 として導
光体13から出射される。また、鏡面部30Aは、導光
体13内の伝播光を全反射させながら伝播させるための
もので、光源(図示なし)からの出射光311 が鏡面部
30Aに入射されると、鏡面部30Aで全反射され、反
射光313 として出射面30Cに入射される。このと
き、出射面30Cへの反射光313 の入射角が全反射角
以上であれば、出射面30Cにおいても全反射し、導光
体13内を伝播し、出射面30Cへの反射光313 の入
射角が全反射角以下であって場合、出射面30Cで屈折
して出射面30Cから出射される。さらに、第3構成例
においては、光反射板14の形状を導光体13の裏面の
形状に合うように屈曲しているので、傾斜面30Bの透
過光314 があっても、その透過光314 が光反射板1
4によって全反射し、傾斜面30Bの反射光とともに出
射光312 として導光体13から出射される。
【0067】第1乃至第3構成例において、導光体13
の裏面に設ける鏡面部30Aと傾斜部30Bは、それら
の溝ピッチ30D、傾斜角30E、溝の深さ30Fを場
所に係わりなくそれぞれ一定にしてもよく、光源からの
距離に応じて順次変化させるようにしてもよい。この場
合、溝ピッチ30Dは500μm以下、傾斜角30Eは
30°乃至50°、溝の深さ30Fは50μm以下であ
ることが好適である。また、導光体13の裏面の微細構
造は、凹凸いずれの構造であってもよく、曲面状の構造
であってもよい。
【0068】続く、図11は、本発明による液晶表示装
置の第5の実施の形態における断面構成図である。
【0069】図11において、31はカラーフィルタで
あり、その他、図1に示された構成要素と同じ構成要素
については同じ符号を付けている。
【0070】そして、カラーフィルタ31は、赤色フィ
ルタ、青色フィルタ、緑色フィルタからなるもので、第
1透明基板3の一方の面に形成され、その上に反射型偏
光板10が装着配置されている。
【0071】この第5の実施の形態は、図1に図示され
た第1の実施の形態に用いられている反射型偏光板10
を第1透明基板3の他方の面側に配置しているのでな
く、一方の面側にカラーフィルタ31とともに配置して
いる例を示すもので、カラーフィルタ31を配置してい
る点及び反射型偏光板10の配置個所を変更している点
を除いた他の構成は第1の実施の形態の構成と同じであ
る。このため、第5の実施の形態の構成については、こ
れ以上の説明を省略する。
【0072】一般に、液晶表示装置における第1透明基
板(ガラス基板)3は、厚みが0.7mm程度であり、
表示画像の高精細表示時に、反射型偏光板10を第1透
明基板3の他方の面側に配置した場合、反射型偏光板1
0で反射される光がカラーフィルタ31を往復する際に
異なる色のフィルタを通るようになり、このとき透過光
が吸収されるので、全部の光がカラーフィルタ31を透
過しない。
【0073】このため、第5の実施の形態においては、
反射型偏光板10をカラーフィルタ31よりも液晶層9
側に配置するようにしたもので、反射型偏光板10で反
射される光がカラーフィルタ31を透過しないので、第
1透明基板3の厚みが殆んど無視できる広い視角を有す
る表示画像が形成できる。
【0074】そして、第4の実施の形態における動作に
ついては、反射型偏光板10の配置個所の変更に伴う動
作及びカラーフィルタ31において所望の色の光を発生
させる動作を除けば、第1の実施の形態の動作と同じで
あるので、これ以上の説明は省略する。
【0075】この第5の実施の形態によれば、第1の実
施の形態と同様に白色表示が行われている部分の画素の
明るさを増大させることができるもので、特に、カラー
表示を行うときに好適なものである。
【0076】次に、図12は、本発明による液晶表示装
置の第6の実施の形態における断面構成図である。
【0077】図12において、図1及び図2(c)に示
された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付
けている。
【0078】この第6の実施の形態は、図11に図示さ
れた第5の実施の形態における反射型偏光板10として
図2(c)に図示された反射型偏光板10を用いている
例を示すもので、反射型偏光板10のタイプを変更して
いる点を除いた他の構成は第5の実施の形態の構成と同
じである。このため、第6の実施の形態の構成について
は、これ以上の説明を省略する。
【0079】そして、第6の実施の形態の動作について
は、第5の実施の形態の動作と同じであるので、これ以
上の説明は省略する。
【0080】この第6の実施の形態によれば、第5の実
施の形態と同様に白色表示が行われている部分の画素の
明るさを増大させることができる。
【0081】次いで、図13は、本発明による液晶表示
装置の第7の実施の形態における断面構成図である。
【0082】図13において、31’は反射型カラーフ
ィルタ、31’Rは赤色フィルタ、31’Bは青色フィ
ルタ、31’Gは緑色フィルタであり、その他、図11
に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号
を付けている。
【0083】この第7の実施の形態は、図11に図示さ
れた第5の実施の形態がカラーフィルタ31として吸収
型カラーフィルタを用いているのに対し、赤色フィルタ
31’R、青色フィルタ31’B、緑色フィルタ31’
Gからなる反射型カラーフィルタ31’を用いている例
を示すもので、カラーフィルタのタイプを変更している
点を除いた他の構成は第5の実施の形態の構成と同じで
ある。このため、第7の実施の形態の構成については、
これ以上の説明を省略する。
【0084】この第7の実施の形態の動作において、黒
色表示を行う部分への入射光20’は第5の実施の形態
のものと同様に反射型偏光板10で反射され、反射型カ
ラーフィルタ31’に入射されることはないが、白色表
示を行う部分への入射光19’は反射型偏光板10を通
して反射型カラーフィルタ31’に入射される。このと
き、赤色フィルタ31’Rは赤色の光だけを透過して他
の色の光を反射し、青色フィルタ31’Bは青色の光だ
けを透過して他の色の光を反射し、緑色フィルタ31’
Gは緑色の光だけを透過して他の色の光を反射する。赤
色フィルタ31’R、青色フィルタ31’B、緑色フィ
ルタ31’Gでそれぞれ反射された反射光19’R、1
9’B、19’C、22’R、22’B、22’Cは、
反射型偏光板10で反射された21と同様にバックライ
ト2の光反射板14で反射される。
【0085】そして、第7の実施の形態の動作について
は、反射型カラーフィルタ31’における異色の光を反
射させる点の動作を除けば、第5の実施の形態の動作と
同じであるので、これ以上の説明は省略する。
【0086】この第7の実施の形態によれば、第5の実
施の形態と同様に白色表示が行われている部分の画素の
明るさを増大させることができるもので、特に、カラー
表示を行うときに好適なものであり、カラーフィルタ3
1として吸収型カラーフィルタを用いたものに比べ、カ
ラーフィルタ31における光損失を低減し、その分、高
輝度化を図ることができる。
【0087】前記第1乃至第8の実施の形態において
は、いずれも、液晶層9にツインネマッチック(TN)
液晶を用い、ノーマリーホワイトの表示モードで動作す
る例を挙げているが、偏光を制御する表示モードであれ
ば、横電界の印加によって動作するのTN液晶、STN
液晶、MVA方式等を用いた表示モードを採用すること
もできる。
【0088】続く、図14は、本発明による液晶表示装
置の第8の実施の形態における断面構成図である。
【0089】図14において、32は誘電体多層膜、3
3は螢光体膜、33Rは赤色螢光体、33Bは青色螢光
体、33Gは緑色螢光体であり、その他、図1に示され
た構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けて
いる。
【0090】そして、螢光体膜33は、赤色螢光体33
R、青色螢光体33B、緑色螢光体33Gからなってお
り、誘電体多層膜32とともに液晶表示素子1の表示面
側に配置される。この場合に用いられる液晶表示素子1
は、第1透明電極5と第2透明電極6との間の電圧が無
印加時に黒色表示が行われるノーマリーブラックの表示
モードで動作するものである。
【0091】この第8の実施の形態は、図1に図示され
た第1の実施の形態における液晶表示素子1の表示面側
に、誘電体多層膜32及び螢光体膜33をこの順に配置
するとともに、第1の実施の形態で用いられている拡散
板17を省いた例を示すもので、誘電体多層膜32及び
螢光体膜33を配置し、拡散板17を省略している点を
除いた他の構成は第1の実施の形態の構成と同じであ
る。このため、第8の実施の形態の構成については、こ
れ以上の説明を省略する。
【0092】この第8の実施の形態の動作において、液
晶表示素子1の表示面から出射された出射光19”は、
誘電体多層膜32を通して螢光体膜33の赤色螢光体3
3R、青色螢光体33B、緑色螢光体33Gのいずれか
に入射される。このとき、赤色螢光体33Rは入射光に
応答して表裏両面に赤色光を発生し、青色螢光体33B
は入射光に応答して表裏両面に青色光を発生し、緑色螢
光体33Gは入射光に応答して表裏両面に緑色光を発生
する。赤色螢光体33Rの裏面に発生した赤色光、青色
螢光体33Bの裏面に発生した青色光、緑色螢光体33
Gの裏面に発生した緑色光は、誘電体多層膜32により
反射され、再度赤色螢光体33R、青色螢光体33B、
緑色螢光体33Gに出射光19”とともに入射される。
【0093】そして、第8の実施の形態の動作について
は、誘電体多層膜32及び螢光体膜33において赤色
光、青色光、緑色光を発生させる点の動作を除けば、第
1の実施の形態の動作と殆んど同じであるので、これ以
上の説明は省略する。
【0094】この第8の実施の形態によれば、第1の実
施の形態と同様に白色表示が行われている部分の画素の
明るさを増大させることができるとともに、螢光体膜3
3において赤色光、青色光、緑色光を発生させているの
で、明るい表示画像を持ったカラー表示を行うことがで
きる。
【0095】続く、図15は、本発明による液晶表示装
置の第9の実施の形態における断面構成図である。
【0096】図15において、図14及び図2(c)に
示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を
付けている。
【0097】この第9の実施の形態は、図14に図示さ
れた第8の実施の形態における反射型偏光板10として
図2(c)に図示された反射型偏光板10を用いている
例を示すもので、反射型偏光板10のタイプを変更して
いる点を除いた他の構成は第8の実施の形態の構成と同
じである。このため、第9の実施の形態の構成について
は、これ以上の説明を省略する。
【0098】そして、第9の実施の形態の動作について
は、第8の実施の形態の動作と同じであるので、これ以
上の説明は省略する。
【0099】この第9の実施の形態によれば、第9の実
施の形態と同様に白色表示が行われている部分の画素の
明るさを増大させることができるとともに、螢光体膜3
3において赤色光、青色光、緑色光を発生させているの
で、明るい表示画像を持ったカラー表示を行うことがで
きる。
【0100】続いて、図16は、本発明による液晶表示
装置の第10の実施の形態における断面構成図である。
【0101】図16において、図14及び図4に示され
た構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けて
いる。
【0102】この第10の実施の形態は、図14に図示
された第8の実施の形態におけるバックライト2とし
て、図4に図示された第3の実施の形態におけるバック
ライト2を用いている例を示すもので、バックライト2
のタイプを変更している点を除いた他の構成は第8の実
施の形態の構成と同じである。このため、第10の実施
の形態の構成については、これ以上の説明を省略する。
【0103】そして、第10の実施の形態の動作につい
ては、バックライト2の動作が第3の実施の形態におけ
るバックライト2の動作と同じであり、それ以外の動作
が第8の実施の形態の動作と同じであるので、これ以上
の説明は省略する。
【0104】この第10の実施の形態によれば、第8の
実施の形態と同様に白色表示が行われている部分の画素
の明るさを増大させることができるとともに、螢光体膜
33において赤色光、青色光、緑色光を発生させている
ので、明るい表示画像を持ったカラー表示を行うことが
できる。
【0105】次いで、図17は、本発明による液晶表示
装置の第11の実施の形態における断面構成図である。
【0106】図17において、図14及び図5に示され
た構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けて
いる。
【0107】この第11の実施の形態は、図14に図示
された第8の実施の形態における液晶表示素子1とバッ
クライト2との間に、図5に図示された第4の実施の形
態において用いている第2反射型偏光板26と第3位相
差板27とを重ね合わせたものを配置した例を示すもの
で、第2反射型偏光板26と第3位相差板27とを重ね
合わせたものを配置している点を除いた他の構成は第8
の実施の形態の構成と同じである。このため、第11の
実施の形態の構成については、これ以上の説明を省略す
る。
【0108】そして、第11の実施の形態の動作につい
ては、第2反射型偏光板26と第3位相差板27とを重
ね合わせたものを配置した点の動作が第4の実施の形態
における動作と同じであり、それ以外の動作が第8の実
施の形態の動作と同じであるので、これ以上の説明は省
略する。
【0109】この第11の実施の形態によれば、液晶表
示素子1とバックライト2との間に第2反射型偏光板2
6を配置したことにより、バックライト2から出射され
る出射光を殆んど全部有効に利用することができるだけ
でなく、第8の実施の形態と同様に白色表示が行われて
いる部分の画素の明るさを増大させることができ、か
つ、螢光体膜33において赤色光、青色光、緑色光を発
生させているため、明るい表示画像を持ったカラー表示
を行うことができる。
【0110】前記第9乃至第11の実施の形態において
は、いずれも、液晶層9にツインネマッチック(TN)
液晶を用い、ノーマリーブラックの表示モードで動作す
る例を挙げているが、偏光を制御する表示モードであれ
ば、横電界の印加によって動作するのTN液晶、STN
液晶、MVA方式等を用いた表示モードを採用すること
もできる。
【0111】ここにおいて、前記第1乃至第11の実施
の形態に用いられるバックライト2について述べると、
バックライト2の冷陰極螢光ランプ15は、例えば、管
径が2.6mm、長さが約290mmのものであり、発
光のピーク波長は390nm、強度が半分になる半値幅
は約28nmである。導光体13は、例えば、屈折率
1.49で、290mm×225mmの大きさを有し、
入射面の厚さが3.5mm、端面の厚さが1.5mmで
ある。導光体13裏面には、冷陰極螢光ランプ15から
の距離に応じて変化するように白色インクを印刷してい
る。この白色インクの印刷により、冷陰極螢光ランプ1
5からの出射光が均一になり、導光体13から出射され
る。
【0112】この場合、冷陰極螢光ランプ15からの発
光については、発光のピーク波長が500nm以下で、
半値幅が50nm以下にすることが望ましい。すなわ
ち、発光のピーク波長については、通常、赤色光の波長
が略630nm、緑色光の波長が略550nm、青色光
の波長が略450nmであるので、500nm以下、例
えば、波長が略450nmの波長の青色光の発光を用い
て、波長が略550nmの緑色光及び波長が略630n
mの赤色光を発光させることが可能になるためである。
また、発光の半値幅については、50nm以下のものを
用いた場合、表示画像のコントラストを高めることがで
きるためである。
【0113】
【発明の効果】以上のように、本発明による液晶表示装
置によれば、液晶層の表示面側に光反射型偏光板を配置
することにより、表示画面の黒色表示を行う部分に対す
る液晶表示素子からの出射光が光反射型偏光板で反射さ
れた後、液晶表示素子を通して照明装置に入射され、次
いで照明装置の光反射板で反射され、この反射光が再度
表示画面の黒色表示を行う部分に当たると、前述の光反
射と同様の光反射が繰り返し実行されるもので、このよ
うな光反射が行われる際に、散乱光の一部が表示画面の
白色表示を行う部分に当たると、光反射型偏光板を透過
した本来の透過光と重なり合って表示面側に出射される
ので、白色表示が行われる部分の画素の明るさが向上
し、白色表示を行う部分の画素のピーク輝度を大きくす
ることができ、消費電力や重量等を増加させずに、陰極
線管に匹敵するピーク輝度を得ることができるという効
果がある。
【0114】また、本発明による液晶表示装置によれ
ば、液晶層の表示面側に第1光反射型偏光板を配置する
とともに、液晶表示素子と照明装置との間に第2光反射
型偏光板を配置することにより、第1光反射型偏光板に
おいて前記機能が達成されるだけでなく、第2光反射型
偏光板において照明装置から出射された出射光が第2光
反射型偏光板と照明装置の光反射板との間で反射される
ことにより、その出射光の殆んど全部が液晶表示素子側
に入射されるので、白色表示が行われる部分の画素の明
るさがより向上し、白色表示を行う部分の画素のピーク
輝度をさらに大きくすることができ、消費電力や重量等
を増加させずに、陰極線管に匹敵するピーク輝度を得る
ことができるという効果がある。
【0115】この場合、照明装置の光反射板として、反
射型偏光選択手段からの反射光をその偏光状態を変えず
に反射させ、液晶表示素子に再入射させる特性のものを
用いれば、光反射型偏光板からの反射光が照明装置の光
反射板で反射されたとき、同一の偏光状態で液晶表示素
子に入射されるため、反射光の損失を殆んど生じない状
態で光の再利用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の第1の実施の形態
における断面構成図である。
【図2】図1の液晶表示装置に用いられる反射型偏光板
の各構成例を示す断面構成図である。
【図3】本発明による液晶表示装置の第2の実施の形態
における断面構成図である。
【図4】本発明による液晶表示装置の第3の実施の形態
における断面構成図である。
【図5】本発明による液晶表示装置の第4の実施の形態
における断面構成図である。
【図6】第4の実施の形態の液晶表示装置に用いられる
第2反射型偏光板を含む部分における光反射の状態を表
す説明図である。
【図7】第4の実施の形態の液晶表示装置に用いられる
第2反射型偏光板を含む部分における光反射の状態を表
す説明図である。
【図8】本発明に用いられるバックライトの導光板及び
光反射板の第1構成例を示す部分断面図である。
【図9】本発明に用いられるバックライトの導光板及び
光反射板の第2構成例を示す部分断面図である。
【図10】本発明に用いられるバックライトの導光板及
び光反射板の第3構成例を示す部分断面図である。
【図11】本発明による液晶表示装置の第5の実施の形
態における断面構成図である。
【図12】本発明による液晶表示装置の第6の実施の形
態における断面構成図である。
【図13】本発明による液晶表示装置の第7の実施の形
態における断面構成図である。
【図14】本発明による液晶表示装置の第8の実施の形
態における断面構成図である。
【図15】図15は、本発明による液晶表示装置の第9
の実施の形態における断面構成図である。
【図16】本発明による液晶表示装置の第10の実施の
形態における断面構成図である。
【図17】本発明による液晶表示装置の第11の実施の
形態における断面構成図である。
【符号の説明】
1 液晶表示素子 2 バックライト 3 第1透明基板 4 第2透明基板 5 第1透明電極 6 第2透明電極 7 第1配向膜 8 第2配向膜 9 液晶層 10 反射型偏光板 10A コレステリック層 10B 第1位相差板 10C 第2位相差板 11 第1吸収型偏光板 12 第2吸収型偏光板 13、13’ 導光体 14 光反射板 15 ランプ 16 ランプカバー 17 光拡散板 18 プリズムシート 23A 等方性媒体 23B 一軸異方性媒体 25A コレステリック液晶高分子層 25B 1/4波長板 26 第2反射型偏光板 27 第3位相差板 30A 鏡面部 30B 傾斜面 30C 出射面 30D 溝ピッチ 30E 傾斜角 30F 溝の深さ 31 カラーフィルタ 31’ 反射型カラーフィルタ 31R、31’R 赤色フィルタ 31B、31’B 青色フィルタ 31G、31’G 緑色フィルタ 32 誘電体多層膜 33 螢光体膜 33R 赤色螢光体 33B 青色螢光体 33G 緑色螢光体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/66 102 H04N 5/66 102A (72)発明者 津村 誠 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 廣田 昇一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA05 BA06 BA07 BB03 BC22 2H091 FA02Y FA07X FA11X FA14X FA14Z FA21Z FA23Z FA31Z FA41Z FA43X FD01 FD06 GA11 HA07 HA10 HA18 LA03 LA11 LA16 LA17 LA30 5C058 AA09 AB03 AB05 BA05 BA08 5G435 AA03 BB16 EE25 FF05 FF15

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶層と、前記液晶層への入射光の偏光
    状態を変調する複数の電極と、前記液晶層の表示面側及
    び光入射面側に配置された第1偏光選択手段及び第2偏
    光選択手段とを有する液晶表示素子、及び、前記液晶表
    示素子の背面側に配置され、前記入射光を発生する光反
    射板を有する照明装置を備えた液晶表示装置において、
    前記第1偏光選択手段は、光反射型偏光選択手段と光吸
    収型偏光選択手段とからなっていることを特徴とする液
    晶表示装置。
  2. 【請求項2】 液晶層と、前記液晶層への入射光の偏光
    状態を変調する複数の電極と、前記液晶層の表示面側及
    び光入射面側に配置された第1偏光選択手段及び第2偏
    光選択手段とを有する液晶表示素子、及び、前記液晶表
    示素子の背面側に配置され、前記入射光を発生する光反
    射板を有する照明装置を備えた液晶表示装置において、
    前記第1偏光選択手段は、光反射型偏光選択手段と光吸
    収型偏光選択手段とからなり、前記照明装置の光反射板
    は、前記反射型偏光選択手段からの反射光を、その偏光
    状態を変えずに反射させて前記液晶表示素子に再入射さ
    せるものであることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 液晶層と、前記液晶層への入射光の偏光
    状態を変調する複数の電極と、前記液晶層の表示面側及
    び光入射面側に配置された第1偏光選択手段及び第2偏
    光選択手段とを有する液晶表示素子、及び、前記液晶表
    示素子の背面側に配置され、前記入射光を発生する光反
    射板を有する照明装置を備えた液晶表示装置において、
    前記第1偏光選択手段は、第1光反射型偏光選択手段と
    光吸収型偏光選択手段とからなり、前記液晶表示素子と
    前記照明装置との間に第2反射型偏光選択手段を配置し
    ていることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 液晶層と、前記液晶層への入射光の偏光
    状態を変調する複数の電極と、前記液晶層の表示面側及
    び光入射面側に配置された第1偏光選択手段及び第2偏
    光選択手段とを有する液晶表示素子、及び、前記液晶表
    示素子の背面側に配置され、前記入射光を発生する光反
    射板を有する照明装置を備えた液晶表示装置において、
    前記第1偏光選択手段は、第1光反射型偏光選択手段と
    光吸収型偏光選択手段とからなり、前記液晶表示素子と
    前記照明装置との間に第2反射型偏光選択手段を配置
    し、前記照明装置の光反射板は、前記第1及び第2反射
    型偏光選択手段からの反射光を、その偏光状態を変えず
    に反射させて前記液晶表示素子に再入射させるものであ
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記液晶表示素子は、色選択手段を具備
    していることを特徴とする請求項1乃至4に記載の液晶
    表示装置。
  6. 【請求項6】 前記液晶表示素子は、前記液晶層と前記
    第1反射型偏光選択手段との間に色選択手段を配置して
    いることを特徴とする請求項1乃至4に記載の液晶表示
    装置。
  7. 【請求項7】 前記色選択手段は、反射型色選択手段で
    あることを特徴とする請求項5乃至6に記載の液晶表示
    装置。
  8. 【請求項8】 液晶層と、前記液晶層への入射光の偏光
    状態を変調する複数の電極と、前記液晶層の表示面側及
    び光入射面側に配置された第1偏光選択手段及び第2偏
    光選択手段とを有する液晶表示素子、及び、前記液晶表
    示素子の背面側に配置され、前記入射光を発生する光反
    射板を有する照明装置を備えた液晶表示装置において、
    前記第1偏光選択手段は、光反射型偏光選択手段と光吸
    収型偏光選択手段とからなり、前記液晶表示素子の表示
    面側に前記入射光により発光する蛍光体板を配置してい
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 液晶層と、前記液晶層への入射光の偏光
    状態を変調する複数の電極と、前記液晶層の表示面側及
    び光入射面側に配置された第1偏光選択手段及び第2偏
    光選択手段とを有する液晶表示素子、及び、前記液晶表
    示素子の背面側に配置され、前記入射光を発生する光反
    射板を有する照明装置を備えた液晶表示装置において、
    前記第1偏光選択手段は、光反射型偏光選択手段と光吸
    収型偏光選択手段とからなり、前記液晶表示素子の表示
    面側に前記入射光により発光する蛍光体板を配置し、前
    記照明装置の光反射板は、前記反射型偏光選択手段から
    の反射光を、その偏光状態を変えずに反射させて前記液
    晶表示素子に再入射させるものであることを特徴とする
    液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 液晶層と、前記液晶層への入射光の偏
    光状態を変調する複数の電極と、前記液晶層の表示面側
    及び光入射面側に配置された第1偏光選択手段及び第2
    偏光選択手段とを有する液晶表示素子、及び、前記液晶
    表示素子の背面側に配置され、前記入射光を発生する光
    反射板を有する照明装置を備えた液晶表示装置におい
    て、前記第1偏光選択手段は、第1光反射型偏光選択手
    段と光吸収型偏光選択手段とからなり、前記液晶表示素
    子の表示面側に前記入射光により発光する蛍光体板を配
    置し、前記液晶表示素子と前記照明装置との間に第2反
    射型偏光選択手段を配置していることを特徴とする液晶
    表示装置。
  11. 【請求項11】 液晶層と、前記液晶層への入射光の偏
    光状態を変調する複数の電極と、前記液晶層の表示面側
    及び光入射面側に配置された第1偏光選択手段及び第2
    偏光選択手段とを有する液晶表示素子、及び、前記液晶
    表示素子の背面側に配置され、前記入射光を発生する光
    反射板を有する照明装置を備えた液晶表示装置におい
    て、前記第1偏光選択手段は、第1光反射型偏光選択手
    段と光吸収型偏光選択手段とからなり、前記液晶表示素
    子の表示面側に前記入射光により発光する蛍光体板を配
    置し、前記液晶表示素子と前記照明装置との間に第2反
    射型偏光選択手段を配置し、前記照明装置の光反射板
    は、前記第1及び第2反射型偏光選択手段からの反射光
    を、その偏光状態を変えずに反射させて前記液晶表示素
    子に再入射させるものであることを特徴とする液晶表示
    装置。
  12. 【請求項12】 前記液晶表示素子は、ノーマリーブラ
    ックの表示モードのものであることを特徴とする請求項
    8乃至11に記載の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 前記照明装置が発生する光は、スペク
    トル半値幅が50nm以下のものであることを特徴とす
    る請求項8乃至12に記載の液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 前記照明装置が発生する光は、スペク
    トル半値幅が50nm以下のものであり、前記蛍光体板
    は、赤、緑、青の三原色を発光するものであることを特
    徴とする請求項8乃至13に記載の液晶表示装置。
  15. 【請求項15】 前記照明装置が発生する光は、スペク
    トルのピーク波長が500nm以下のものであることを
    特徴とする請求項8乃至14に記載の液晶表示装置。
  16. 【請求項16】 前記液晶表示素子と前記蛍光体板との
    間に、前記蛍光体の発光を反射し、前記液晶表示素子か
    らの投射光を透過する光反射手段を配置していることを
    特徴とする請求項8乃至15に記載の液晶表示装置。
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