JP2000292423A - 尿量及び尿成分測定方法 - Google Patents

尿量及び尿成分測定方法

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JP2000292423A
JP2000292423A JP11098927A JP9892799A JP2000292423A JP 2000292423 A JP2000292423 A JP 2000292423A JP 11098927 A JP11098927 A JP 11098927A JP 9892799 A JP9892799 A JP 9892799A JP 2000292423 A JP2000292423 A JP 2000292423A
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urine
container
measuring
measurement
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JP11098927A
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Masayuki Yokoi
正之 横井
Takeshi Okano
剛 岡野
Yoshitaka Izumoto
義隆 伊豆本
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便、正確、かつ、安全な尿量及び尿成分測
定方法を提供する。 【解決手段】 畜尿容器に畜尿された尿の量及び尿成分
を測定する尿量及び尿成分測定方法であって、前記畜尿
容器に畜尿された尿の一部を測定容器に移す工程、及
び、移された尿を保持した前記測定容器を吸光度測定器
に掛ける工程からなることを特徴とする尿量及び尿成分
測定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、臨床検
査等の分野において、被験者の尿量及び尿成分を測定す
ることができる尿量及び尿成分測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】尿は生体成分及びその代謝産物を豊富に
含むことから、生体の異常をスクリーニングするには好
適な材料であり、例えば、医療・保健分野においては畜
尿を行い、尿に含有される成分を調べて、健康状態のチ
ェック、病態の把握に用い、病気の早期発見や治療に役
立てることが行われている。臨床検査の分野において、
従来、被験者の尿を検査するためには、先ず、畜尿袋等
に尿を蓄えたうえ、その尿を別の容器に移し、尿を試薬
と反応させた後、測定用の容器に移し、尿成分を測定し
ていた。
【0003】特開昭60−93344号公報には、畜尿
袋から別の容器に移した尿を、更にその容器から測定用
の容器に移し、電極による測定を行う方法が開示されて
いる。しかし、このような方法では、作業は非常に煩わ
しいため、1検体を検査するのに時間がかかり、多量の
検体を処理する病院等では、多検体を迅速かつ正確に検
査するのは困難であった。更に、このような方法では、
検査実施者が検体に接触する機会も多いため、検査実施
者が感染症に感染する危険性も高いという問題点もあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、簡便、正確、かつ、安全な尿量及び尿成分測定方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、畜尿容器に畜
尿された尿の量及び尿成分を測定する尿量及び尿成分測
定方法であって、前記畜尿容器に畜尿された尿の一部を
測定容器に移す工程、及び、移された尿を保持した前記
測定容器を吸光度測定器に掛ける工程からなる尿量及び
尿成分測定方法である。以下に、本発明を詳述する。
【0006】本発明は、畜尿容器に畜尿された尿の量及
び尿成分を測定する尿量及び尿成分測定方法に関する。
本発明で用いられる尿としては特に限定されず、例え
ば、ヒト、その他の哺乳類の尿等が挙げられる。
【0007】本発明においては、先ず、畜尿容器に尿を
畜尿する。畜尿するための畜尿容器としては液体を収容
することができれば特に限定されず、例えば、カメ、バ
ッグ等が挙げられる。このうち、運搬の容易な点から、
バッグが好ましい。畜尿容器の材料としても特に限定さ
れず、例えば、ガラス、プラスチック等が挙げられる。
また、畜尿容器は尿を溜めるのに充分な容量を有してい
ることが必要である。畜尿期間は特に限定されず、一日
であることが好ましい。
【0008】本発明では、次いで、上記畜尿容器に畜尿
された尿の一部を測定容器に移す。上記測定容器として
は、その材料は透明であれば特に限定されず、例えば、
ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラ
スチック材料;ガラス;その他の透明な材料等が挙げら
れる。
【0009】上記測定容器の外形は、吸光度測定器のセ
ル設置場所に収まればよく、例えば、汎用の分光光度計
のセル設置場所や自動分析装置のサンプル設置場所の形
状が挙げられる。このような形状としては、例えば、底
面が1辺1cmである四角柱や底面が直径1cmの円柱
が挙げられる。
【0010】上記測定容器の高さとしては、吸光度測定
器のセル設置場所に収まればよく、例えば、汎用の分光
光度計のセル設置場所や自動分析装置のサンプル設置場
所に収まる高さとしては2〜20cmが好ましく、より
好ましくは3〜10cmである。本発明で用いる上記測
定容器は直接吸光度測定器に設置できるので、上記測定
容器が吸光度測定用のセルの役割を果たす。このため、
尿の分注作業を省略でき、検査が迅速に行えるととも
に、検査実施者が尿に接触する機会を減らすことができ
る。
【0011】上記測定容器は耐圧性を有することが好ま
しい。これにより、測定容器内を減圧できるので、採血
用のホルダー等を用いて真空採尿することができ、この
ため、検査実施者が尿に接触する危険性を減らすことが
でき、検査実施者を感染症への感染の危険から守ること
ができる。
【0012】上記測定容器に移す尿の一部としては特に
限定されず、好ましくは0.5〜100mLである。1
00mLを超えると一般に用いられる分光光度計を用い
た測定が困難になる。本発明では一定量の尿を測定容器
に移することができるため、尿量を測定することもでき
る。
【0013】本発明では、次いで、移された尿を保持し
た上記測定容器を吸光度測定器に掛ける。吸光度測定器
としては、分光光度計が挙げられ、例えば、日立分光光
度計U−3200形(日立製作所社製)、日立自動分析
装置7170形(日立製作所社製)、日立自動分析装置
7600形(日立製作所社製)等が挙げられる。
【0014】本発明では移された尿を保持した上記測定
容器をそのまま吸光度測定器に掛ける。本発明では上記
測定容器が反応容器とセルを兼ねることができるため、
尿を上記測定容器内に保持したまま吸光度測定器で測定
することが可能となる。これにより、畜尿袋から別の容
器に移した尿を、更にその容器から測定用の容器に移す
という、煩わしい作業を省くことができ、多検体を迅速
に処理することが可能である。更に、検査実施者が検体
に接触する機会を減らすことができ、検査実施者が感染
症に感染する危険性を減少させることができる。
【0015】本発明では、上記測定容器内に、あらかじ
め試薬を格納してもよい。これにより、試薬を格納した
測定容器内に尿の一部を移すことにより尿に吸光度変化
を生じさせ、目的とする尿中成分を測定することができ
る。また、畜尿容器内に、あらかじめ試薬を格納しても
よい。これにより、畜尿と平行して尿に吸光度変化を生
じさせ、目的とする尿中成分を測定することができる。
上記試薬としては、例えば、ブロモチモールブルー等の
尿pH測定用試薬、グルコース測定用試薬等が挙げられ
る。
【0016】本発明の尿量及び尿成分測定方法が用いら
れる場所は特に限定されず、例えば、多くの検体の処理
を行う機関で用いられる。このような機関としては、例
えば、検査機関、病院等の医療機関、保健所、研究機関
等が挙げられる。
【0017】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0018】ポリスチレン製採尿管(高さ100mm;
口径15mm;底面一辺10mmの正方形)を用意し、
管内に試薬としてブロモチモールブルー(尿pH測定用
試薬、関東化学社製)1mLを入れた。その後、真空打
栓機VS−150A(共和真空社製)を用い、0.25
気圧で上記採尿管にゴム栓を打栓し、図1に示すよう
な、尿7mLを採取できる容器を得た。
【0019】畜尿袋に24時間畜尿したNo.1、2、
3の検体から、テルモ社製ホルダー及び22Gの採血用
針を用い、畜尿袋に採血針で孔を開け、上記の容器内に
7mLの尿を採取した。次いで、尿が入った上記容器を
日立分光光度計U−3200形(日立製作所社製)に設
置し、700nmの吸収を測定したところ、それぞれ下
記の表1に示すような結果が得られた。
【0020】
【表1】
【0021】上記の測定方法で得られた結果より、3検
体ともアルカリ性であることが判った。
【0022】実施例2 ポリスチレン製採尿管(高さ100mm;口径15m
m;底面一辺10mmの正方形)を用意し、その管内に
試薬としてグルコース−E試薬(尿中グルコース測定試
薬、国際試薬社製)1mLを入れた。その後、真空打栓
機VS−150A(共和真空社製)を用い、0.25気
圧で上記採尿管にゴム栓を打栓し、図1に示すような、
尿7mLを採取できる容器を得た。
【0023】畜尿袋に24時間畜尿したNo.1、2、
3の検体から、テルモ社製ホルダー及び22Gの採血用
針を用い、畜尿袋に採血針で孔を開け、上記の容器内に
7mLの尿を採取した。次いで、尿が入った上記容器を
日立分光光度計U−3200形(日立製作所社製)に設
置し、505nmの吸収を測定したところ、それぞれ下
記の表2に示すような結果が得られた。
【0024】
【表2】
【0025】上記の測定方法より、3検体とも尿中グル
コース量が測定できることが判った。
【0026】
【発明の効果】本発明の尿量及び尿成分測定方法によれ
ば、簡便、かつ、安全に尿量及び尿成分を測定すること
ができる。これにより、多くの検体数を迅速に処理をす
ることができ、更に、検査実施者が尿に接触することを
回避し、検査実施者が感染症に感染する危険性を減らす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる畜尿袋及び採尿容器を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 畜尿袋 2 採尿容器 21 採尿管 22 ゴム栓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G045 AA15 AA16 BB55 CB03 DA31 DB03 FA29 GC10 HA02 HA10 2G059 AA01 BB13 CC02 CC16 DD12 EE01 FF12 HH02 HH06 KK10 PP02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畜尿容器に畜尿された尿の量及び尿成分
    を測定する尿量及び尿成分測定方法であって、前記畜尿
    容器に畜尿された尿の一部を測定容器に移す工程、及
    び、移された尿を保持した前記測定容器を吸光度測定器
    に掛ける工程からなることを特徴とする尿量及び尿成分
    測定方法。
JP11098927A 1999-04-06 1999-04-06 尿量及び尿成分測定方法 Pending JP2000292423A (ja)

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