JP2000288011A - ヒューム吸引用遮光保護面 - Google Patents

ヒューム吸引用遮光保護面

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JP2000288011A
JP2000288011A JP11100218A JP10021899A JP2000288011A JP 2000288011 A JP2000288011 A JP 2000288011A JP 11100218 A JP11100218 A JP 11100218A JP 10021899 A JP10021899 A JP 10021899A JP 2000288011 A JP2000288011 A JP 2000288011A
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JP
Japan
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fume
joint
light
shielding protection
welding
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Pending
Application number
JP11100218A
Other languages
English (en)
Inventor
Komei Yokoi
康名 横井
Yuji Nagai
裕次 永井
Yoshinobu Ito
義展 伊藤
Masami Kato
雅美 加藤
Toshiaki Kato
利明 加藤
Koichi Kume
光一 久米
Takashi Yokoi
隆志 横井
Haruo Totani
春夫 戸谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anlet Co Ltd
Original Assignee
Anlet Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒュームを効率よく回収すると共に使い勝手
に優れたヒューム吸引用遮光保護面を提供すること。 【解決手段】 遮光保護面の面部2に設けた取付金具4
に、アーク溶接時に発生するヒュームを吸入するための
内径20〜40mm程度の所定長さの吸入管5を前方に
突出するように取り付けると共に、同吸入管5の先端部
にノズル7を設け、吸入管5のグリップ6が設けられた
排出側に、任意の方向に回転及び傾動自在に構成したボ
ールジョイント9の一方を取り付け、そのボールジョイ
ントの他方に、ヒューム回収機に連結された耐熱性ホー
スを接続するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーク溶接時に発
生するヒュームを回収するヒューム回収機に接続して用
いる専用の遮光保護面に関する。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接作業において溶接作業者の
目、顔を保護するために、手持ち式の遮光保護面や頭部
着用式の遮光保護面が一般的に使用されていることは公
知のことである。これらの遮光保護面の利用と併せて、
溶接ワークから発生するヒュームを回収するために、固
定式の吸入フードを備えたファン式ヒューム回収機が用
いられている場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の遮光保護面を使
用して手動式又は半自動式アーク溶接作業を行う場合に
おけるヒューム回収機の吸入フードは、溶接ワークの近
くに固定設置する構造とされている。このため、溶接部
の位置が進行移動するときにはその吸入フードの位置を
適時に調整しないと、ヒュームの回収が十分に行われな
い。しかるに、溶接作業中に吸入フードの位置を度々変
更することは、作業者にとって非常に面倒で煩わしいも
のである。また、ヒュームの拡散を少なくするためには
大風量の性能をもつファン式ヒューム回収機を設置する
必要があるので、大きな設置スペースを要すると共に設
備コストが高くつくという不都合があった。加えて、ヒ
ュームはじん肺をひきおこす要因ともなるために、労働
安全衛生の観点からもこれを効率よく回収する何らかの
対策が要望されていた。
【0004】この発明の目的は、ヒュームを効率よく回
収すると共に使い勝手に優れたヒューム吸引用遮光保護
面を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のヒューム吸引用遮光保護面は、顔面を覆う面
部のほぼ中央に溶接作業者の目を保護する遮光レンズを
配置した遮光保護面であって、該面部に設けた取付金具
に、アーク溶接時に発生するヒュームを吸入するための
内径20〜40mm程度の所定長さの吸入管を前方に突
出するように取り付けると共に、同吸入管の先端部にノ
ズルを設け、該吸入管のグリップが設けられた排出側
に、継手本体の凹部に中空の可動継手部に形成された球
形部を係合して両者を相対的に任意の方向に回転及び傾
動自在に構成したボールジョイントの継手本体若しくは
可動継手部を取り付け、該ボールジョイントの可動継手
部若しくは継手本体に、ヒューム回収機に連結された内
径20〜40mm程度の耐熱性ホースを接続するように
構成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の作用及び効果】遮光保護面に設けたノズルは、
溶接作業者の溶接部に対応する動作に合わせて常にヒュ
ームの発生箇所の近くに移動するので、ヒュームは発生
箇所で効率よく回収される。そして、溶接作業者の溶接
姿勢がいろいろ変化したときに、ボールジョイントの継
手本体と可動継手部とが相対的に回転するため、グリッ
プに連結された耐熱性ホースの曲げや捩れが生じにくく
なる。
【0007】このヒューム吸引用遮光保護面は、ヒュー
ムの発生した箇所の近くでヒュームの回収を行うことが
できるので回収効率が高く、労働安全衛生の観点からも
良好な作業環境維持に寄与する。加えて、溶接作業者の
溶接姿勢に応じてボールジョイントの継手本体と可動継
手部とが相対的に回転して遮光保護面に連結された耐熱
性ホースの曲げや捩れが抑制されるため、遮光保護面を
軽快に取り扱うことができて作業性が著しく向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
図面に基づいて説明する。図1は手持ち式のヒューム吸
引用遮光保護面の斜視図、図2は吸入管の先端部回りの
斜視図、図3はボールジョイント部分の一部を破断した
正面図、図4は頭部着用式のヒューム吸引用遮光保護面
の斜視図、図5は図1の手持ち式のヒューム吸引用遮光
保護面の使用状態を示す説明図である。
【0009】図1において、1は手持ち式のヒューム吸
引用遮光保護面である。この遮光保護面1には、溶接作
業者の顔面と前頭部を覆う面部2のほぼ中央に溶接作業
者の目を保護する遮光レンズ3又は液晶レンズを配置
し、その下部2aに取付金具4をビス等で締め付けて固
定する。その取付金具4には、アーク溶接時に発生する
ヒュームを吸入するための耐熱性ゴムホース等からなる
吸入管5を取り付け、該吸入管5の下方に延びる縦管部
5aの一部をバンドで巻いてグリップ6とする。その吸
入管5は良好な溶接作業性を得るために、内径20〜4
0mm程度のものを用いるのが好ましい。
【0010】上記吸入管5は、面部2から前方へ水平方
向に所定長さだけ突出するように設けられている。図2
に示すように、その吸入管5の先端部5bには、先端が
少しラッパ状に拡げられたパイプ又は先端を斜めに切断
したパイプからなるノズル7を挿入してクランプ8で締
め付けて固定する。このノズル7の先端部5bからの突
出する長さは、溶接材料・溶接条件等を考慮して適宜調
整するものとする。
【0011】前記縦管部5aのグリップ6より下方の排
出側には、ボールジョイント9が取り付けられている。
図3に示すように、そのボールジョイント9は、前記縦
管部5aとの接続部10aを備えた継手本体10内の球
状の凹部10bに、中空の可動継手部11に形成した球
形部11aを係合させて、その球形部11aに外嵌めさ
れたキャップ12を前記継手本体10に螺着し、継手本
体10と可動継手部11の両者を相対的に任意の方向に
回転自在及び小角度x内で傾動自在に構成されている。
そして、そのボールジョイント9の可動継手部11に
は、図5に例示する1000〜2000(mmAq)の比較的真空
力の高いルーツブロワー式ヒューム回収機aの吸気口に
連結された内径20〜40mm程度の柔軟な耐熱性ホー
スbを接続するように設ける。
【0012】図4には、頭部着用式のヒューム吸引用遮
光保護面101を示す。この遮光保護面101は、面部
102の上部に頭部装着バンド115を設ける以外につ
いては、上述した遮光保護面101の構成と変わるとこ
ろがないので、それに付した符号を百番台の符号として
記載し、その説明を省略する。
【0013】つぎに、かかる構成になる手持ち式のヒュ
ーム吸引用遮光保護面1の使用方法について説明する。
図5に示すように、遮光保護面1は作業者によりグリッ
プ6を握られて使用され、自身の目をアーク光やスパッ
ターから保護するために溶接ワークwの溶接部に対応す
るように移動される。しかして、その溶接動作に追随す
るように遮光保護面1の前方に設けられたノズル7は常
にヒュームcの発生箇所の近くに移動するため、ヒュー
ムcは周囲に拡散することなく速やかに吸入される。
【0014】このヒューム吸引用遮光保護面によれば、
ヒュームを吸入するノズルが溶接作業者の動作に従って
常にヒュームの発生箇所の近くに移動する結果、ヒュー
ムの回収は、上述した従来の遮光保護面と固定式吸入フ
ードによる方法による場合に比較してより効率的に行わ
れる。
【0015】また、ヒューム吸引用遮光保護面1の縦管
部5aには、ボールジョイント9を介してヒューム回収
機aに連結された耐熱性ホースbを接続する構成として
いるので、溶接作業者の溶接姿勢に応じてボールジョイ
ント9の継手本体10と可動継手部11とが相対的に回
転して耐熱性ホースbの曲げや捩れが抑制される。
【0016】かかるヒューム吸引用遮光保護面1を使用
して溶接作業を行う場合の作業性を評価するために、以
下の実験を行った。その実験方法は、面部2からノズル
7の先端までの長さを40cmとし、その面部2の上部
を吊り下げた状態でノズル7の先端を左右各々45°ず
つ回転させたときの捻りトルクを各条件下において計測
するものであり、そのデータを表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1の結果から、本発明のヒューム吸引用
遮光保護面はボールジョイントを備えていない遮光保護
面に比較すると、捻りトルクが50〜67%程度少ない
ことが確かめられた。このことから、本発明のヒューム
吸引用遮光保護面によれば、溶接作業性が向上し、作業
者の負担が著しく軽減されると言うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手持ち式のヒューム吸引用遮光保護面の斜視図
【図2】吸入管の先端部回りの斜視図
【図3】ボールジョイント部分の一部を破断した正面図
【図4】頭部着用式のヒューム吸引用遮光保護面の斜視
【図5】図1の手持ち式のヒューム吸引用遮光保護面の
使用状態を示す説明図
【符号の説明】
1→手持ち式のヒューム吸引用遮光保護面 101→頭部着用式のヒューム吸引用遮光保護面 2、102→面部 3、103→遮光レンズ 4、104
→取付金具 5、105→吸入管 5b、105b→先端部 6、10
6→グリップ 7、107→ノズル 9、109→ボールジョイント 1
0→継手本体 10b→凹部 11→可動継手部 11a→球形部 a→ルーツブロワー式ヒューム回収機 b→耐熱性ホー
ス c→ヒューム w→溶接ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 義展 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字ホの割 160番地の1 株式会社アンレット内 (72)発明者 加藤 雅美 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字ホの割 160番地の1 株式会社アンレット内 (72)発明者 加藤 利明 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字ホの割 160番地の1 株式会社アンレット内 (72)発明者 久米 光一 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字ホの割 160番地の1 株式会社アンレット内 (72)発明者 横井 隆志 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字ホの割 160番地の1 株式会社アンレット内 (72)発明者 戸谷 春夫 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字ホの割 160番地の1 株式会社アンレット内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔面を覆う面部のほぼ中央に溶接作業者
    の目を保護する遮光レンズを配置した遮光保護面であっ
    て、該面部に設けた取付金具に、アーク溶接時に発生す
    るヒュームを吸入するための内径20〜40mm程度の
    所定長さの吸入管を前方に突出するように取り付けると
    共に、同吸入管の先端部にノズルを設け、該吸入管のグ
    リップが設けられた排出側に、継手本体の凹部に中空の
    可動継手部に形成された球形部を係合して両者を相対的
    に任意の方向に回転及び傾動自在に構成したボールジョ
    イントの継手本体若しくは可動継手部を取り付け、該ボ
    ールジョイントの可動継手部若しくは継手本体に、ヒュ
    ーム回収機に連結された内径20〜40mm程度の耐熱
    性ホースを接続するように構成したことを特徴とするヒ
    ューム吸引用遮光保護面。
JP11100218A 1999-04-07 1999-04-07 ヒューム吸引用遮光保護面 Pending JP2000288011A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100126969A1 (en) * 2008-05-19 2010-05-27 Charles Klangos System and Method for Weld Removal, Cutting, and Gouging With Vacuum Removal of Byproducts

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100126969A1 (en) * 2008-05-19 2010-05-27 Charles Klangos System and Method for Weld Removal, Cutting, and Gouging With Vacuum Removal of Byproducts
US8592710B2 (en) * 2008-05-19 2013-11-26 Weldvac, Llc System and method for weld removal, cutting, and gouging with vacuum removal of byproducts
US8872056B2 (en) 2008-05-19 2014-10-28 Charles Klangos Method for weld removal, cutting, and gouging with vacuum removal of byproducts

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031224