JP2000287844A - 電気湯沸かし器 - Google Patents
電気湯沸かし器Info
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Abstract
て、確実にかつ短時間で沸騰を検知して、蒸気量を抑制
することを目的とする。 【解決手段】 液体を収容する容器1内の液体を加熱ま
たは保温する加熱手段2と、容器1内の温度を検知する
温度検知手段3の検知温度により沸騰したことを検出す
る沸騰検知手段4を設け、温度検知手段4はその出力部
に急激な温度変化を吸収する遅延回路を設けて温度検知
手段の急激な温度変化を吸収させるようにした電気湯沸
かし器。
Description
た液体を加熱・保温する電気湯沸かし器の湯沸かしに関
するものである。
のようなものであった。すなわち、有底筒状の容器に、
容器内の液体を加熱・保温する加熱手段(加熱を行う第
1の加熱手段および加熱・保温する第2の加熱手段で構
成される)が当接されている。さらに、容器に当接され
た温度検知手段が容器内の温度を検知し、この検知温度
を直接電気信号に変換された値によって以下のような動
作を行っている。すなわち、自動湯沸しを行う境界温度
以下を検知すると、前記加熱手段を駆動して湯沸かしを
開始させる。その後前記温度検知手段の入力により所定
の温度上昇勾配より温度勾配が緩やかになったことを沸
騰検知手段が検知して沸騰と判定し加熱手段の駆動を停
止させていた。
うな従来の構成では、沸騰を確実に検知してかつ沸騰時
間を短時間で終了させることが困難になってきた。
で、高ワットのヒータを使用したものが主要となってき
たために、容器内の対流によるセンサーの揺動が一段と
大きくなってきた。
るが、水温の揺らぎに対して温度検知手段が追従して揺
れながら上昇する。このような状況で所定の単位温度
(〓T)毎に上昇する時間(T)を測定し、この時間があ
る基準値よりも長くなったときに沸騰を検知する従来の
構成のままでは、図のT4のような長い時間を計時するこ
とがあり、これによって沸騰と誤検知してしまうことが
あった。
と判断する基準値をより長く設定(ここではT4以上)し
てやる必要があるために沸騰時間が長くなり、多量の蒸
気を発生させてしまい、壁の近くで使用されると壁など
を傷めてしまうという問題を起こすこともあった。
に本発明は、液体を収容する容器と、前記容器内の液体
を加熱または保温する加熱手段と、前記容器内の温度を
検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の検知温度
により沸騰したことを検出する沸騰検知手段を設け、前
記温度検知手段はその出力部に急激な温度変化を吸収す
る遅延回路を設けたものである。
検知温度を電気的になまらしてやることで安定した温度
上昇勾配を沸騰検知手段に供給するよう構成したもので
ある。
1記載の発明は、液体を収容する容器と、前記容器内の
液体を加熱または保温する加熱手段と、前記容器内の温
度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の検知
温度により沸騰したことを検出する沸騰検知手段を設
け、前記温度検知手段はその出力部に急激な温度変化を
吸収する遅延回路を設けたものである。
段が温度を入力するとき以外は遅延回路を切断する切断
手段を設けたものである。
段の入力により所定の温度低下を検知すると遅延回路を
リセットするリセット手段を設けたものである。
されるとリセット手段を駆動させる電源検知手段を設け
たものである。
直後には所定の時間だけ沸騰検知手段の駆動を禁止する
よう構成したものである。
知温度を電気的になまらしてやることで、スムーズで滑
らかに安定した温度上昇勾配を沸騰検知手段に供給でき
るので短時間で安定した沸騰検知を簡単な構成で実現す
ることができる。
延回路を切り離した形での温度入力を行うことができる
ので急激な温度変化の検知が必要な処理(例えば温度低
下検知)のときには、従来と同等の機能を実現させるこ
とができる。
安定した上昇勾配を検知できる反面、一度到達している
温度から下がったときにはそれに追随させるのに不向き
なサンプルホールド的構成となってしまう。そこで温度
低下を検知した際には、遅延回路を強制的にリセットす
ることで、サンプルホールドレベルを下げてやることで
急激な温度変化があった際にもそれに追随した安定した
沸騰検知を行わせることができる。
た温度レベルは保持するまでは沸騰検知手段を駆動させ
ないよう構成するため確実に沸騰を検知することができ
る。
よい、品質の高い電気湯沸かし器を提供することができ
る。
の図面で説明する。図1は、本発明の一実施例を示す電
気湯沸かし器のブロック図で、1は液体を収容する容
器,2は容器1に当接し容器内の液体を加熱する第1の
加熱手段と、同様に容器内の液体を加熱・保温する第1
の加熱手段よりもワット出力の小さな第2の加熱手段を
総称した加熱手段を示している。
容器内の液体の温度を検知する温度検知素子3aとその抵
抗値を電気信号に変換するための基準抵抗3b,この電気
信号を判定可能なデジタル信号への変換を行うAD変換
器3cで基本構成されている。さらに温度検知手段3は、
抵抗3d,コンデンサ3eを前記温度検知素子3aと前記AD変
換器3cの間に介して前記温度検知素子3aの入力を安定し
たものにする遅延(CR)回路を構成している。このCRに
より温度検知素子3aの急激な変化を吸収してやることに
なるが、CRの時定数を大きくするほど温度検知手段の
入力をより安定したものにできる反面、沸騰と同時に温
度上昇勾配が緩やかになるところでもなかなか緩やかに
なり難くなるので、バランスを取ることが重要になる
(本実施例ではこの時定数を約6秒に設定することで安
定した沸騰検知を実現している)。
段3の入力を本実施例では、約30〜120 ℃の範囲を単位
温度幅(本実施例では約0.5 ℃)の温度刻みにし、この
単位温度上昇するごとの時間を測定し、その時間を判定
することで沸騰を検知するものである。
入力などによって強制的にオンさせて湯沸かしを開始さ
せる加熱開始手段、7は現在の動作をブザーなどの音と
LEDなどの光によって表示させる表示手段である。制
御手段5は沸騰検知手段4の出力や前記温度検知手段3
の出力および前記加熱開始手段6の出力によって湯沸か
しの開始を行わせると同時に表示手段7を制御するよう
に構成されている。
4の動作を具体的に実現するマイクロコンピュータに記
憶されたプログラムのフローチャートを示したもので、
これにより動作を説明する。
の手段によって湯沸かしが開始されると、加熱手段2を
駆動して湯沸しを開始する(ステップS1)。つぎに、温
度検知手段3の検知温度が沸騰検知測定を開始させる検
知開始温度(本実施例では約80℃とする)以上になった
かどうかを判定する(ステップS2)。この検知開始温度
は特に制限しなくても沸騰検知させることは可能であ
る。
と、温度上昇を測定するカウンタの値をクリアした後で
計時を開始する(ステップS3,S4)。そして、ステップ
S5で前記単位温度幅上昇を検知するとその時点まで計時
していたカウンタの値を、ステップS6でN倍(本実施例
では2倍とする)した値を基準値1として記憶させて、
ステップS7で前記カウンタの値をクリアして、次の前記
単位温度幅上昇する時間の測定を行う(ステップS8,S
9)。ステップS9で単位温度幅上昇を検知すると、まだ
沸騰を検知する緩やかな温度勾配を検知できていないと
いうことなので次の単位温度幅上昇を検知するためにス
テップS7に戻ってカウンタの値をクリアする所から再度
測定を行う。
されない時には、カウンタのその時の値とステップS6で
設定された基準値1とを比較し、基準値1の方が大きけ
ればステップS8に戻って計時を継続させる(ステップS1
0)。ステップS10 でカウンタの値の方が大きければ温度
上昇勾配が緩やかになり沸騰を検知したとみなして、ス
テップS11で加熱手段2を停止させて、保温動作に移行
する。
う基準値1の値を単位温度上昇時間の2倍程度の短い時
間に設定することが可能なため、沸騰時間を短くかつ安
定して行うことができる。
手段と記載しているが、これは前記第1の加熱手段はも
ちろんのこと、第2の加熱手段と併用した加熱によるも
のであっても同様の効果が得られる。
手段を停止させる構成にしているが、沸騰検知後もカル
キ除去のために一定時間(2〜3分)沸騰状態を維持さ
せるなどの延長を行った後で加熱手段を停止させるよう
構成することも可能である。
抵抗3bを1つで制御する構成にしているが、より高精度
な温度検知を必要とするときや、プログラム構成の簡略
化を行うためなどに複数の基準抵抗を切り替えて検知す
るよう構成することもできる。この際は、基準抵抗のグ
ランド側を回路から切り離せる構成にして、必要なとき
に必要な基準抵抗だけ接続するよう構成する。
て図3、図4および図5を参照しながら説明する。な
お、第1の実施例で説明したものと同一構成部材には同
一番号を用い、その説明を省略する。
あり、第1の実施例と異なる点は、前記温度検知手段3
を構成する遅延回路のコンデンサ3eの動作を切断する切
断手段8を設け、前記沸騰検知手段4が前記温度検知手
段3の出力を読み込みに行くときのみ接続するよう構成
した点である。
知手段4および制御手段5および切断手段8の動作を具
体的に実現するマイクロコンピュータに記憶されたプロ
グラムのフローチャートを示したもので、図4は全体の
動作、図5は温度検知の動作をそれぞれ示している。こ
れにより動作を説明する。
と、まず図5に示す温度検知処理を行う(ステップS2
1)。その動作は、ステップS61において切断手段8を
オフしてコンデンサ3eを接続した状態で、ステップS62
でその入力が安定する時間待機させる(本実施例では約
2ms)。その後沸騰検知用の温度入力(温度入力1)を
行い(ステップS63)、前記切断手段8をオンして前記
コンデンサ3eを回路から切断する(ステップS64)。
する(ステップS65)。ここで単位温度上昇を検知する
と、ステップS66でスタートf(フラグ)の設定状態を
判断する。このスタートfは前記検知開始温度に達した
かどうかを判断するもので図4に示す動作の中でセット
・リセットされる。
記検知開始温度に達しているのでステップS65で前記単
位温度上昇が検知されていればその時のカウンタ値を比
較値1に記憶し(ステップS67)、ステップS68でカウ
ンタをクリアして次の単位温度上昇の計時を開始する
(ステップS69)。スタートfがセットされていなけれ
ばまだ前記検知開始温度に達していないので、比較値1
への記憶は行わずにカウンタをクリアして次の単位温度
上昇の計時を開始する。一方ステップS65で単位温度幅
上昇を検知されない時にはカウンタの計時を継続させる
(ステップS69)。
値(本実施例では 0.7秒とする)より小さいかどうかを
判断し小さければ容器内に水がないと判断して空炊きモ
ードの処理に移行する(後述)。ステップS70で前記所
定値以上の時にはステップS71にて動作モード等の判定
用の温度入力(温度入力2)を読み込むのに安定する時
間(本実施例では約1ms)待機後、前記温度入力2を入
力し比較値2に記憶させる(ステップS72,73)。
理に戻る。ステップS22では、比較値2の値により第1
の所定温度(本実施例では約90℃とする)以上かどうか
を判断しモードの分岐を行わせる。ここで第1の所定温
度以上の時はステップS40以降の保温モードの動作を行
う。一方、第1の所定温度未満の時には、前記スタート
fをリセットし(ステップS23)、表示手段7を湯沸か
し時の表示にして加熱手段2を駆動して湯沸しを開始す
る(ステップS24)。
するために一度単位温度幅上昇するまで前記温度入力2
を読み込み、上昇を検知した時点でカウンタをクリアし
ておく(ステップS25,26)。
行い、その結果に基づいて前記検知開始温度以上になっ
たかどうかを判定する(ステップS29)。ここで、検知
開始温度未満の時は検知開始温度以上になるまで待機す
る。一方で、ステップS29で検知開始温度以上を検知す
ると、前記単位温度上昇の測定時間を記憶する比較値1
の値をリセットしてかつ前記スタートfをセットする
(ステップS30)。次に再度前記温度検知処理を行い
(ステップS32)、前記比較値1に値が設定されるまで
前記温度検知処理を繰り返す(ステップS34)。ステッ
プS34で比較値1に値ができると、その値を基に前記基
準値1を設定する(ステップS35)。
い、前記単位温度幅上昇を測定中のカウンタの値とステ
ップS35で設定された基準値1とを比較し、基準値1の
方が大きければステップS37に戻って前記温度検知処理
を継続させる(ステップS39)。ステップS39でカウンタ
の値の方が大きければ沸騰を検知したとみなして、ステ
ップS40以降の保温モードの処理に移行する。
フし、保温時の表示を行う(S40,S41)。次に、加熱
開始手段6が入力されたかどうかを判断し(ステップS
43)、入力があればステップS23に戻り再度湯沸かしモ
ードの処理を行う。ステップS43で入力がなければ前記
温度検知処理を行い、その検知した比較値2の値によっ
て前記第1の所定温度未満ならステップS23に戻って再
度湯沸かしモードを行う。一方、第1の所定温度以上な
らば第2の所定温度(本実施例では約95℃とする)と比
較し、第2の所定温度未満なら前記第2の加熱手段を通
電し、第2の所定温度以上の場合はそのままステップS
40に戻る(ステップS43〜S47)。
示したものであるが、その他に前記した空炊きに移行し
た際にはステップS53以降の処理を行う。すなわち、前
記表示手段7を空炊きモード時の表示に変更して、前記
加熱手段2を停止させる(ステップS53,54)。そして
加熱開始手段6の入力待ちを行い、入力があるとステッ
プS23に移行して湯沸かしを開始させるように構成して
いる(ステップS56)。
期間毎に電源モニタを行い電源がオフされたかどうかの
確認も行っている(ステップS27,S31,S36,S42,
S55)。そしてここで電源オフが確認されると、ステッ
プS51で全ての負荷をオフして電源が復帰するまで待機
させる。電源が復帰すると前記ステップS21からの処理
を行う。
成する抵抗3d、コンデンサ3eは、前述のように時定数が
大きく電圧を上げる方向(温度上昇)は安定する反面、
電圧を下げる方向(温度低下)はコンデンサ3eの蓄えら
れた電荷を放電するのに時間を要してしまい急激な温度
変化に対応できないものである。したがって、本実施例
のような構成にすることで沸騰検知は遅延回路を接続し
た構成で検知を行うので、沸騰時間を短くかつ安定して
行うことができると同時に、沸騰検知以外の温度検知に
ついては、遅延回路を切り離した構成で検知を行うので
従来と同様の検知が可能なために、急激な温度変化の検
知が必要なものについても的確に安定して検知すること
が可能となる。
ンド側を回路から切り離す制御として構成しているが、
コンデンサのプラス側を切り離す構成に手も同様な効果
を得ることができる。
いる時間を約2mS程度としているが、この時間は長いほ
ど温度入力は安定するので可能な限り長くしてやること
で安定したものにできる。
1(遅延回路接続時)で行っているが、温度入力2に基
づいて行うことも可能である。
て図6および図7を参照しながら説明する。なお、第2
の実施例で説明したものと同一構成部材には同一番号を
用い、その説明を省略する。
あり、第2の実施例と異なる点は、前記温度検知手段3
を構成する遅延回路のコンデンサ3eと並列に接続され、
コンデンサ3eに蓄えられた電荷を放電するよう構成され
た放電抵抗3fと、その放電抵抗3fを制御するリセット手
段9を設け、前記制御手段5が温度低下を検知すると、
このリセット手段を駆動するよう構成した点である。
4および制御手段5および切断手段8およびリセット手
段9の動作を具体的に実現するマイクロコンピュータに
記憶されたプログラムの温度検知処理の動作を示してお
り、これにより動作説明をする。なお、全体の動作は、
図4と同じなのでここでは説明を省略する。
知処理に動作が移行すると以下のような動作(図7)を
行う。
断手段8をオフしてコンデンサ3eを接続した状態で、か
つリセット手段9をオフ状態にして放電抵抗3fは回路
から切り離した状態で、ステップS83でその入力が安定
する時間待機させる(本実施例では約2ms)。その後前
記温度入力1を行い(ステップS84)、前記切断手段8
をオンして前記コンデンサ3eを回路から切断する(ステ
ップS85)。
する(ステップS86)。ここで単位温度上昇を検知する
と、ステップS87で前記スタートfの設定状態を判断す
る。このスタートfがセットされていれば、前記検知開
始温度に達しているのでステップS86で前記単位温度上
昇が検知されていればその時のカウンタ値を比較値1に
記憶し(ステップS88)、ステップS89でカウンタをク
リアして次の単位温度上昇の計時を開始する(ステップ
S90)。スタートfがセットされていなければまだ前記
検知開始温度に達していないので、比較値1への記憶は
行わずにカウンタをクリアして次の単位温度上昇の計時
を開始する。一方ステップS86で、単位温度幅上昇を検
知されない時にはカウンタの計時を継続させる(ステッ
プS90)。
前記所定値より小さいかどうかを判断し小さければ容器
内に水がないと判断して前記空炊きモードの処理に移行
する。ステップS91で前記所定値以上の時にはステップ
S92にて前記温度入力2を読み込むのに安定する時間
(本実施例では約1ms)待機後、前記温度入力2を入力
し比較値2に記憶させる(ステップS93,94)。
測定し記憶されている基準値2(後述)を比較し、基準
値2よりも比較値2のほうが所定の温度(本実施例で
は、約2度とする)以上低いと判断すると、計時してい
る前記カウンタの値をクリアして、前記スタートfをリ
セットする(ステップS96,S97)。さらに前記リセッ
ト手段9をオンして前記放電抵抗3fを接続すると同時に
前記切断手段8をオフして前記コンデンサ3eを接続して
コンデンサ3eの電荷の放電を第2の所定時間(本実施例
では約5秒とする)行う(ステップS98,S99)。第2
の所定時間経過すると、リセット手段9をオフすると同
時に切断手段8をオンして、放電抵抗3fとコンデンサ3e
を回路から切り離してやる(ステップS100)。そして、
比較値2の値を次回の基準値2として記憶させる(ステ
ップS101)。一方、ステップS95で温度低下を検知され
なければ、ステップS101に直接移行する。以上で温度検
知処理が終わり、図4に示す全体の動作に戻ることにな
る。
うに水の追加による温度低下を検知したときにも、コン
デンサ3eに蓄えられた電荷を放電してやることで、前記
温度検知素子3aの検知温度を正確に沸騰検知手段に伝え
ることができ、さらにステップS97でスタートfをリセ
ットしているので、図4の湯沸かし中のどの位置に戻っ
たとしてもステップS25に戻るよう構成されているた
め、沸騰検知動作の最初から行うようになっているため
に確実に沸騰検知させる事ができるのである。
ことで前記第2の所定時間を短くすることができる。
て図8,図9を参照しながら説明する。なお、第3の実
施例で説明したものと同一構成部材には同一番号を用
い、その説明を省略する。
あり、第3の実施例と異なる点は、電源検知手段10を設
けた点である。この電源検知手段10は交流電源10a と交
流電源から生成される直流電源10b とこの直流電源を安
定化させるコンデンサ10c で電源を構成している。さら
に前記交流電源10a の片側を抵抗10d,10e,10f で減衰
させ、さらにダイオード10g,10hで上限および下限をク
リップすることで、直流電源+(ダイオードのVf)から
グランド−(ダイオードのVf)間で方形波を生成する。
一方電源がオフされると、交流電源10a からの供給はな
くなるが、コンデンサ10c に蓄えられた電荷によって直
流電源10b はしばらくの間その電位を維持する。この時
には、直流電源10b の電圧を抵抗10e,10fで分圧された
直流電圧が出力されることになる。この差を検知するの
が判定手段10i である。そして判定手段10i は、電源の
オフが検知されると前記リセット手段9をオンしかつ前
記切断手段8をオフする。
4および制御手段5および切断手段8およびリセット手
段9および電源検知手段10の動作を具体的に実現するマ
イクロコンピュータに記憶されたプログラムの動作を示
しており、これにより動作説明をする。なお、温度検知
処理動作は図7と同じなのでここでは説明を省略する。
と、ステップS111で前記リセット手段9をオフ状態にし
てコンデンサ3eの放電を禁止する。
ップS112)。その動作は実施例4で説明した通りであ
る。この温度検知処理が終了するとステップS113では、
前記比較値2の値により前記第1の所定温度以上かどう
かを判断しモードの分岐を行わせる。ここで第1の所定
温度以上の時は、ステップS131以降の保温モードの動作
を行う。一方、第1の所定温度未満の時には、前記スタ
ートfをリセットし(ステップS114)、前記表示手段7
を湯沸かし時の表示にして前記加熱手段2を駆動して湯
沸しを開始する(ステップS115)。
するために一度単位温度幅上昇するまで前記温度入力2
を読み込み、上昇を検知した時点でカウンタをクリアし
ておく(ステップS116,S117)。
行い、その結果に基づいて前記検知開始温度以上になっ
たかどうかを判定する(ステップS120)。ここで、検知
開始温度未満の時は検知開始温度以上になるまで待機す
る。一方で、ステップS120で検知開始温度以上を検知す
ると、前記単位温度上昇の測定時間を記憶する比較値1
の値をリセットしてかつ前記スタートfをセットする
(ステップS121)。次に再度前記温度検知処理を行い
(ステップS123)、前記比較値1に値が設定されるまで
前記温度検知処理を繰り返す(ステップS125)。ステッ
プS125で比較値1に値ができると、その値を基に前記基
準値1を設定する(ステップS126)。
い、前記単位温度幅上昇を測定中のカウンタ値とステッ
プS126で設定された基準値1とを比較し、基準値1の方
が大きければステップS128に戻って前記温度検知処理を
継続させる(ステップS130)。ステップS130でカウンタの
値の方が大きければ沸騰を検知したとみなして、ステッ
プS131以降の保温モードの処理に移行する。
をオフし、保温時の表示動作を行う(S131,S132)。次
に加熱開始手段6が入力されたかどうかを判断し(ステ
ップS134)、入力があればステップS114に戻り再度湯沸
かしモードを行う。ステップS134で入力がなければ前記
温度検知処理を行い、その検知した比較値2の値によっ
て前記第1の所定温度未満ならステップS114に戻って再
度湯沸かしモードの処理を行う。一方、第1の所定温度
以上ならば前記第2の所定温度と比較し、第2の所定温
度未満なら第2の加熱手段を通電し、第2の所定温度以
上の場合はそのままステップS131に戻る(ステップS135
〜S138)。以上が、基本的な電気湯沸かし器の動作を示
したものである。また、空炊き移行時事の処理は前記し
た内容と同様なので省略する。
期間毎に電源モニタを行い電源がオフされたかどうかの
確認も行っている(ステップS118,S122,S127,S13
3)。そしてここで前記方法で電源オフが確認される
と、ステップS139で全ての負荷をオフすると同時にリセ
ット手段9をオンし、かつ切断手段8をオフ状態にして
電源が復帰するまで待機させる。電源が復帰すると前記
ステップS111からの処理を行う。
にも温度低下を想定してコンデンサ3eに蓄えられた電荷
を放電するので、電源オフ時に水の追加をおこない、ま
だコンデンサ3eに蓄えられた電荷を自然に放電しきれな
いような短時間で電源を再オンしたときでも確実に放電
してやることで、確実に温度上昇勾配を得られるように
できる。
デンサ3eを放電させるよう構成しているが、瞬時的な電
圧低下(瞬停)などを考慮すると電源オフからしばらく
して行うほうが望ましく、そのためにコンデンサ10c の
容量を増やしてマイコンの瞬停耐量を延ばすよう構成し
てやることも可能である。
て図10を参照しながら説明する。なお、第4の実施例で
説明したものと同一構成部材には同一番号を用い、その
説明を省略する。
4および制御手段5および切断手段8およびリセット手
段9および電源検知手段10の動作を具体的に実現するマ
イクロコンピュータに記憶されたプログラムの動作を示
しており、これにより動作説明をする。なお、温度検知
処理動作は図7と同じなのでここでは説明を省略する。
と、電源f(フラグ)をセットする(ステップS151)。
このフラグは電源投入直後に湯沸かしを開始されたもの
かどうかを判断するもので、一度保温動作に入るとリセ
ットされるよう構成してある。次にステップS152でリセ
ット手段9をオフ状態にしてコンデンサ3eの放電を禁止
する。
テップS153)。その動作は実施例4で説明した通りであ
る。この温度検知処理が終了すると ステップS154で
は、前記比較値2の値により前記第1の所定温度以上か
どうかを判断しモードの分岐を行わせる。ここで第1の
所定温度以上の時は、ステップS176以降の保温モードの
動作を行う。一方、第1の所定温度未満の時には、前記
スタートfをリセットし(ステップS155)、表示手段7
を湯沸かし時の表示にして加熱手段2を駆動して湯沸し
を開始する(ステップS156)。
ているかどうかを判断する。電源fがセットされていれ
ば、ステップS159で切断手段8をオフしてコンデンサ3e
への充電を行わせ、第1の所定時間(本実施例では約5
秒とする)待機させる。一方、電源fがセットされてい
なければこの処理を行わず次のステップに移行する。
するために一度単位温度幅上昇するまで前記温度入力2
を読み込み、上昇を検知した時点でカウンタをクリアし
ておく(ステップS161,S162)。
行い、その結果に基づいて前記検知開始温度以上になっ
たかどうかを判定する(ステップS165)。ここで、検知
開始温度未満の時は検知開始温度以上になるまで待機す
る。一方で、ステップS165で検知開始温度以上を検知す
ると、前記単位温度上昇の測定時間を記憶する比較値1
の値をリセットしてかつ前記スタートfをセットする
(ステップS166)。次に再度前記温度検知処理を行い
(ステップS168)、前記比較値1に値が設定されるまで
前記温度検知処理を繰り返す(ステップS170)。ステッ
プS170で比較値1に値ができると、その値を基に前記基
準値1を設定する(ステップS171)。
い、前記単位温度幅上昇を測定中のカウンタの値とステ
ップS175で設定された基準値1とを比較し、基準値1の
方が大きければステップS173に戻って前記温度検知処理
を継続させる(ステップS175)。ステップS175でカウン
タの値の方が大きければ沸騰を検知したとみなして、ス
テップS176以降の保温モードの処理に移行する。
9に示す内容と同様なので省略する。 また、空炊き時
の処理および電源オフ時の処理についても図9と同様な
ので省略する。
のコンデンサ3eが温度検知素子3aと基準抵抗3bの分圧ま
で電荷が蓄えられていない間は正確な温度上昇勾配は得
られないので沸騰検知処理を行わせないよう構成するこ
とで安定した沸騰検知を行わせることができる。
度検知手段の検知温度を電気的にならしてやることで、
スムーズで滑らかに安定した温度上昇勾配を沸騰検知手
段に供給できるので、温度センサーの揺らぎによる影響
を削除して、短時間で安定した沸騰を検知することがで
き、蒸気の噴出量も少なく抑えることを簡単な構成で実
現することができる。
判断する処理以外にはこの遅延回路を切り離した形での
温度入力を行う構成とするため、例えば水を追加される
ことによる温度低下を確実に検知でき、それによって保
温中の場合は湯沸かしへの移行が、また湯沸かし中なら
ば沸騰検知の判断する条件を再設定するなどの対応を確
実に行うことができる。
る温度低下を検知した際には、遅延回路をリセットする
ことで、温度上昇勾配を安定させることができ、よって
正確に沸騰検知を行わせることができる。
に水が追加されて再度電源オンしたときにも温度上昇勾
配を安定させることができ、よって確実に沸騰を検知す
ることが簡単な構成で実現することができる。
時には遅延回路が安定した動きをするまで沸騰検知手段
を駆動させないよう構成するため確実に沸騰を検知する
ことが実現することができる。
よい、品質の高い電気湯沸かし器を提供することができ
る。
ック図
チャート
ック図
チャート
すフローチャート
ック図
すフローチャート
ック図
ャート
動作を示すフローチャート
図
Claims (5)
- 【請求項1】 液体を収容する容器と、前記容器内の液
体を加熱または保温する加熱手段と、前記容器内の温度
を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の検知温
度により沸騰したことを検出する沸騰検知手段を設け、
前記温度検知手段はその出力部に急激な温度変化を吸収
する遅延回路を設けたことを特徴とする電気湯沸かし
器。 - 【請求項2】 沸騰検知手段が温度を入力するとき以外
は遅延回路を切断する切断手段を設けたことを特徴とす
る請求項1記載の電気湯沸かし器。 - 【請求項3】 温度検知手段の入力により所定の温度低
下を検知すると遅延回路をリセットさせるリセット手段
を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電気
湯沸かし器。 - 【請求項4】 電源がオフされるとリセット手段を駆動
させる電源検知手段を設けたことを特徴とする請求項1
〜3いずれか1項に記載の電気湯沸かし器。 - 【請求項5】 電源投入直後には所定の時間だけ沸騰検
知手段の駆動を禁止することを特徴とする請求項1〜4
いずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
Priority Applications (1)
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JP10393999A JP4103237B2 (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 電気湯沸かし器 |
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JP2000287844A true JP2000287844A (ja) | 2000-10-17 |
JP4103237B2 JP4103237B2 (ja) | 2008-06-18 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP4103237B2 (ja) |
-
1999
- 1999-04-12 JP JP10393999A patent/JP4103237B2/ja not_active Expired - Fee Related
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